JP2003307584A - 気水分離装置 - Google Patents

気水分離装置

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JP2003307584A
JP2003307584A JP2002112245A JP2002112245A JP2003307584A JP 2003307584 A JP2003307584 A JP 2003307584A JP 2002112245 A JP2002112245 A JP 2002112245A JP 2002112245 A JP2002112245 A JP 2002112245A JP 2003307584 A JP2003307584 A JP 2003307584A
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Hideo Komita
秀雄 小見田
Shinichi Morooka
慎一 師岡
Tetsuzo Yamamoto
哲三 山本
Yasushi Yamamoto
泰 山本
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Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】沸騰水型原子炉の気水分離器または蒸気乾燥器
の気液分離性能を改善する。 【解決手段】気水分離器56は、鉛直軸周りに旋回流を
生じさせる分離器旋回羽根41と、分離器旋回羽根の外
側を覆い軸を鉛直にして配置された筒状部43aと、筒
状部の内面に沿って上昇する液膜を上方から外側に排出
させるピックオフリング45と、を具備し、蒸気乾燥器
19は、複数の屈曲部を経て上方に向かい屈曲部の側壁
に複数の穴14を有する曲がり流路13と、曲がり流路
の外側側面を覆ってほぼ鉛直方向に延びその下部の側面
に排水穴111を有する周囲管12と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉の
内部に配置されて、気液混合状態の気液二相流を分離す
る気水分離装置に関するもので、気水分離性能を向上さ
せた気水分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の沸騰水型原子炉の原子
炉圧力容器51の内部を示す断面図である。原子炉圧力
容器51の中央部よりやや下部に多数本の燃料集合体を
具備する炉心52が配置されている。この炉心52の下
方には多数の制御棒案内管53が設けられ、炉心52の
側面周囲を取り囲むシュラウド54の上端開口はシュラ
ウドヘッド55で閉塞されている。シュラウドヘッド5
5には気水分離器56のスタンドパイプ57が立設さ
れ、気水分離器56の上には矩形平型の蒸気乾燥器58
が配置されている。
【0003】原子炉圧力容器51の下部には制御棒案内
管53の内面をガイドとして炉心52内の制御棒を駆動
する制御棒駆動機構59が設けられている。原子炉圧力
容器51の内側とシュラウド54の外側との間の底部に
は複数台のインターナルポンプ60が設置されている。
【0004】炉心52は多数本の燃料集合体の下部が炉
心支持板61により、上部が上部格子板62によりそれ
ぞれ支持され、全体がシュラウド54により包囲されて
いる。原子炉圧力容器51には,蒸気乾燥器58で乾燥
された蒸気をタービンへと送る主蒸気管65が接続して
いる。また、給水管66により原子炉圧力容器51内に
流入した冷却材はインターナルポンプ60により強制循
環される。原子炉圧力容器51は支持スカート63を介
してペデスタルに固定される。また原子炉圧力容器1の
上端開口は上蓋64により気密に閉塞されている。
【0005】図16は原子炉圧力容器51内に設置され
る従来の気水分離器56の断面図である。気水分離器5
6は、スタンドパイプ57の上方に設けられ気液二相流
に旋回作用を与える旋回羽根(ここでは「分離器旋回羽
根」とも呼ぶ)41と、この旋回羽根の上方に設けられ
た気液二相流の気水分離を行う気水分離手段として軸方
向に通常は3段に連なる気水分離ステージ42a、42
b、42cとからなる。気水分離ステージ42a、42
b、42cは旋回筒43a、43b、43cとその外側
に位置する外筒44a、44b、44cの二重筒構造で
あり、各外筒44a、44b、44cの上部には、鉤状
に成型されたピックオフリング45a、45b、45c
がある。
【0006】次にこの気水分離器56の作用について説
明する。核分裂反応の熱により沸騰した冷却材は水
(液)と蒸気が混合した気液二相流となって、通常20
0〜300本配置される気水分離器56に流量配分され
て、スタンドパイプ57を上昇する。図16に示すよう
に、スタンドパイプ57内で冷却材は環状流と呼ばれる
流動状態になっている。すなわち、スタンドパイプ57
の内壁面を液膜48が覆い、この液膜48の内部は液滴
49と蒸気50が混合した流れになっている。
【0007】スタンドパイプ57を上昇した気液二相流
は、スタンドパイプ57直上に配置された旋回羽根41
によって強制的に遠心力を付与されて旋回流となる。こ
のとき沸騰水型原子炉の通常運転下で冷却材の気液密度
比はおおよそ1:21であるから、旋回作用を受ける気
液二相流の気相と液相にかかる遠心力には有意な差が生
じる。よって低密度の蒸気は最下段の気水分離ステージ
42aの中心側に位置し、また高密度の液体はこの気水
分離ステージ42aの旋回筒43aの内壁面に沿って液
膜48を形成し、ともに旋回しながら上昇する。
【0008】この液膜48は自重に抗して中心側の高速
旋回流のせん断力で旋回筒43a内面を上方に輸送さ
れ、ほぼその液膜48の厚みに等しく設計されたスリッ
ト幅をもつスリットとしてのピックオフリング45aで
捕捉され、二重円筒43a、44aで挟まれる狭いアニ
ュラス部を重力により流下する。この流路の途中には多
量の気泡の混入を防止するオリフィスとしてのブレイク
ダウンリング47が設けられており、緩速度にて炉心上
部のダウンカマ部へ放出され、周囲の液体に混入する。
【0009】一方、最下段の気水分離ステージ42aに
おいて捕捉されなかった液相は、大半がその上段の気水
分離ステージ42B,42cにおいてピックオフリング
45b、45cにより捕捉される。
【0010】なお、この気水分離器56を通過する気液
二相流から取り除かれる湿分のうち約9割が最下段の気
水分離ステージ42aにおいて除去されるように、かつ
気水分離器56の出口においては気液二相流のうち水の
質量分率10%以下に抑えるように設計されている。ま
た気水分離器56を通過した蒸気は、気水分離器56の
上方に設置された蒸気乾燥器58により、さらに湿分が
除去される。なお、従来の沸騰水型原子炉の気水分離器
については、例えば特開2000−155191号公報
に記載されている。
【0011】図17は、従来の蒸気乾燥器58の断面図
である。気水分離器から出てくる蒸気は10%の湿分を
含んでおり、これを0.1%以下に抑える機能をもって
いる。蒸気乾燥器58内には、並行波形板70が設けら
れており、蒸気71は波形板70の間を通る間に進行方
向が変わり、蒸気中の水分が遠心力により波形板70の
表面に当たり付着する。これらの挙動を波形板70上で
複数回繰返すことにより、水分が除去される。波形板7
0に付着した水滴は、開口部内に入り、重力で落下し、
ドレン管73より排出される。
【0012】蒸気乾燥器の分離効率は、流速が遅いほど
良く、かつ圧力損失も小さくなるので通過面積をできる
だけ大きくとっているために蒸気乾燥器の形状・寸法が
大きくなっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の沸騰水型原子炉
における冷却材の循環方式は、ジェットポンプまたはイ
ンターナルポンプを用いた強制循環方式が採用されてい
る。近年、故障原因の削減やコスト削減のためにこれら
の機器を設置しない自然循環方式が検討されている。自
然循環方式では、燃料集合体で発生させた蒸気の浮力を
駆動力としており、大きな駆動力を確保するために長尺
の円管を燃料集合体上部に設置する構造となっている。
この長尺の円管を設置すると、原子炉圧力容器が長くな
り、重心位置が上部に移動し耐震設計上好ましくなく、
またコストアップにもなることから、原子炉圧力容器の
長さを短くする要求がある。
【0014】本発明では、気水分離器および/または蒸
気乾燥器の気液分離性能を改善し、気水分離器および/
または蒸気乾燥器形状をコンパクト化できる気水分離装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、請求項1の発明は、沸騰水型原子炉
の炉心の上方に配置され、前記炉心で発生した気液二相
流の蒸気と液とを分離して蒸気の比率が比較的高い気液
二相流を上方に排出する気水分離器と、この気水分離器
の上方に配置され、前記蒸気の比率が比較的高い気液二
相流の蒸気と液とをさらに分離して蒸気の比率がさらに
高い流れを排出する蒸気乾燥器と、を有する気水分離装
置であって、前記気水分離器は、鉛直軸周りに旋回流を
生じさせる分離器旋回羽根と、前記分離器旋回羽根の外
側を覆い軸を鉛直にして配置された筒状部と、この筒状
部の内面に沿って上昇する液膜を上方から外側に排出さ
せるピックオフリングと、を具備し、前記蒸気乾燥器
は、複数の屈曲部を経て上方に向かい前記屈曲部の側壁
に複数の穴を有する曲がり流路と、前記曲がり流路の外
側側面を覆ってほぼ鉛直方向に延びその下部の側面に排
水穴を有する周囲管と、を具備すること、を特徴とす
る。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の気水分離装置において、前記曲がり流路の内側に沿っ
て流れる液膜を前記穴に導くように前記曲がり流路の内
側に沿って液膜ガイドを設けたことを特徴とする。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の気水分離装置において、前記排水穴の外側から下方に
延びる排水管を有し、この排水管の下端は、前記沸騰水
型原子炉の通常運転時に前記気水分離器の外側に形成さ
れる水位より下方で開口していること、を特徴とする。
【0018】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
の気水分離装置において、前記曲がり流路は曲がり管に
よって形成されていることを特徴とする。また、請求項
5の発明は、請求項1に記載の気水分離装置において、
前記曲がり流路は折れ曲がった板によって形成されてい
ることを特徴とする。
【0019】また、請求項6の発明は、沸騰水型原子炉
の炉心の上方に配置され、前記炉心で発生した気液二相
流の蒸気と液とを分離して蒸気の比率が比較的高い気液
二相流を上方に排出する気水分離器と、この気水分離器
の上方に配置され、前記蒸気の比率が比較的高い気液二
相流の蒸気と液とをさらに分離して蒸気の比率がさらに
高い流れを排出する蒸気乾燥器と、を有する気水分離装
置であって、前記気水分離器は、鉛直軸周りに旋回流を
生じさせる旋回羽根と、前記旋回羽根の外側を覆い軸を
鉛直にして配置された筒状部と、この筒状部の内面に沿
って上昇する液膜を上方から外側に排出させるピックオ
フリングと、を具備し、前記蒸気乾燥器は、前記気水分
離器の上方に鉛直方向に延びる外筒と、この外筒の内部
に配置されて鉛直軸周りに旋回流を生じさせる乾燥器旋
回羽根と、前記外筒の内周に沿って設けられ落下液膜が
通るためのドレンチャンネルと、を具備すること、を特
徴とする。
【0020】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
の気水分離装置において、前記分離器旋回羽根下面に沿
って流れる液膜を前記外筒の内面に案内するガイドを具
備すること、を特徴とする。
【0021】また、請求項8の発明は、沸騰水型原子炉
の炉心の上方を覆うシュラウドヘッドと、このシュラウ
ドヘッドの上に立設された複数のスタンドパイプと、こ
れら複数のスタンドパイプのそれぞれの上端部に取り付
けられてそれぞれの内部に旋回羽根を有する複数の気水
分離器と、を有する気水分離装置において、前記シュラ
ウドヘッドとスタンドパイプの接続部付近に旋回流発生
機構を有すること、を特徴とする。
【0022】また、請求項9の発明は、請求項8に記載
の気水分離装置において、前記シュラウドヘッドとスタ
ンドパイプの接続部付近には絞り部を有し、前記旋回流
発生機構が前記絞り部に設けられていること、特徴とす
る。
【0023】また、請求項10の発明は、請求項8に記
載の気水分離装置において、前記旋回流発生機構は壁面
に設けられた溝または突起の少なくとも一方であるこ
と、特徴とする。
【0024】また、請求項11の発明は、沸騰水型原子
炉の炉心の上方に配置され、前記炉心で発生した気液二
相流の蒸気と液とを分離して蒸気の比率が比較的高い気
液二相流を上方に排出する気水分離器と、この気水分離
器の上方に配置され、前記蒸気の比率が比較的高い気液
二相流の蒸気と液とをさらに分離して蒸気の比率がさら
に高い流れを上方に排出する蒸気乾燥器と、を有する気
水分離装置であって、前記気水分離器は、鉛直軸周りに
旋回流を生じさせる分離器旋回羽根と、前記分離器旋回
羽根の外側を覆い軸を鉛直にして配置された多孔質体円
筒と、この多孔質体円筒外側に環状の液下降流路を有す
ること、を特徴とする。
【0025】また、請求項12の発明は、沸騰水型原子
炉の炉心の上方に配置され、前記炉心で発生した気液二
相流の蒸気と液とを分離して蒸気の比率が比較的高い気
液二相流を上方に排出する気水分離器と、この気水分離
器の上方に配置され、前記蒸気の比率が比較的高い気液
二相流の蒸気と液とをさらに分離して蒸気の比率がさら
に高い流れを上方に排出する蒸気乾燥器と、を有する気
水分離装置であって、前記蒸気乾燥器は、鉛直にして配
置された多孔質体円筒を有し、この多孔質体円筒の内面
は、鉛直方向に複数の大径部と複数の小径部が相互に隣
接して複数の段を形成しており、前記大径部の上面に沿
って環状の天板が配置されていること、を特徴とする。
【0026】また、請求項13の発明は、請求項12に
記載の気水分離装置において、前記多孔質体円筒の内側
に、バッフル部材が配置されていて、このバッフル部材
は、前記大径部の鉛直方向位置に合うよ位置に水平板状
のバッフル板を有し、前記多孔質体円筒と前記バッフル
部材に挟まれた鉛直方向の流路が、内側と外側に曲がり
くねって形成されていること、を特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。ここで、従来技術と共通もし
くは類似の部分には同じ符号を付して、重複説明は省略
する。 [第1の実施の形態]図1、図2を参照して本発明に係
る気水分離装置の第1の実施の形態を説明する。図2に
示すように、本実施の形態の蒸気乾燥器19は、例えば
従来の気水分離器56の上に設置されている。蒸気乾燥
器19の詳細は図1を用いて説明する。本実施の形態の
蒸気乾燥器19の下部より気水分離器11からの二相流
が流入する。この二相流には多く液滴が含まれているの
で、さらに液滴を排除する必要がある。
【0028】気水分離器11からの二相流は、曲がり管
13に流入する。二相流はこの曲がり管の曲がり部で管
内面に衝突し、含まれる液滴は管内面に液膜15を形成
する。この液膜15は、曲がり管13に設けられた多数
の小穴14から、曲がり管13外部に排出される。曲が
り管13の外側にはほぼ鉛直に延びる周囲管12が配置
されている。小穴14から排出された水(液体)は、曲
がり管13と周囲管12の空間を降下し、下部に貯ま
り、水位16を形成する。この水は、周囲管12の下部
側面に設けられた排水穴111より排水される。このよ
うにして本発明の蒸気乾燥器19の上部より乾いた蒸気
17が排出される。なお、曲がり管13の代わりに、立
断面形状が図1と同様になる折れ曲がり板(波形板)を
用いることもできる。
【0029】[第2の実施の形態]図3を参照しながら
本発明に係る気水分離装置の第2の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は第1の実施の形態に類似している
が、第1の実施の形態おける蒸気乾燥器19の穴が開い
た曲がり管13の内側に、ガイド18を設置している。
他の構成は第1の実施の形態と同様である。曲がり管1
3の内面に形成された液膜15は、その近くを流れる蒸
気流により飛散され再度、蒸気流中に含まれてしまう。
また、全ての液膜が小穴14から排水されず、再び蒸気
流へ飛散されてしまう可能性がある。ガイド18を設置
することにより液膜を完全に小穴14から排水すること
が可能となる。
【0030】[第3の実施の形態]図4を参照して本発
明に係る気水分離装置の第3の実施の形態を説明する。
前述の第1、第2の実施の形態では、排水穴111より
排水はそのまま外部に排出される。それらの液体は、図
4の液体表面112へ落下し、その場合周囲の蒸気を巻
き込み、キャリアンダの増大につながる。第3の実施の
形態では、排水穴111に排水管110を連結し、その
先端を液体表面112へ挿入させる。他の構成は第1ま
たは第2の実施の形態と同様である。こうすることによ
り蒸気を巻き込む恐れが無くなり、キャリアンダを減少
させることができる。
【0031】[第4の実施の形態]図5、図6を参照し
て本発明に係る気水分離装置の第5の実施の形態を説明
する。この実施の形態における蒸気乾燥器19aは、例
えば従来の気水分離器56(図15、16)の上に設置
されている。気水分離器56から出てくる蒸気には液滴
が含まれており、さらに液滴を排除する必要がある。気
水分離器からの蒸気は、外筒24内に入り乾燥器旋回羽
根21に衝突する。その際質量が大きい液滴は乾燥器旋
回羽根21に衝突し液膜を形成する。また、乾燥器旋回
羽根21の影響で流れが回転し、この回転により液膜は
遠心力により最外周まで移動し、乾燥器旋回羽根21よ
り飛び散り、外筒24の内面に付着する。外筒24の内
面にはドレンチャンネル25が設けられている。
【0032】ドレンチャンネル25の詳細を図6に示
す。外筒24の内面に沿って保護カバー28が設けら
れ、これら外筒24と保護カバー28の間にドレンチャ
ンネル25が形成されている。外筒24と保護カバー2
8の間には、放射状の板27が設けられている。保護カ
バー28は周方向に連続しておらず、鉛直方向に延びる
スリットを形成して複数枚が円周方向に並べられてい
る。
【0033】外筒24の内面に付着した液滴は、ドレン
チャンネル25に沿って落下し、外筒24の下端に設け
られた排水口26から外筒24の外に排出される。この
作用が各乾燥器旋回羽根21においてなされ、乾いた蒸
気が外筒24の上端から排出される。
【0034】[第5の実施の形態]図7を参照して本発
明に係る気水分離装置の第5の実施の形態を説明する。
前述の第4の実施の形態の乾燥器旋回羽根21は、遠心
力で外筒内面へ飛び散る液膜もあるが、その一部は再度
蒸気流内に取り込まれ下流に流されるものもある。そこ
で第5の実施の形態では、乾燥器旋回羽根21の後縁部
にカバー210を設け、蒸気流内へ飛び散る液膜を捕集
しカバー210内を遠心力で最外周へ流し、外筒24の
内壁へ付着させる。その他の構成は第4の実施の形態と
ほぼ同様である。このような構成により、分離効率が上
昇し、乾燥器旋回羽根21の枚数を減らすことができ形
状をコンパクトにすることができる。
【0035】[第6の実施の形態]図8、9を参照して
本発明に係る気水分離装置の第6の実施の形態を説明す
る。この実施の形態は、スタンドパイプ57の入口をベ
ルマウス型32とし、そのベルマウスの曲面に旋回流を
発生するように羽根33を設けた例である。通常、二相
流圧損はボイド率(気相の体積存在割合)が高いほど圧
力損失が大きくなることが知られているが、このような
旋回流発生機構により、二相流が旋回して流入してくる
ため、気液が分離される。その結果、気液のスリップ比
(気相速度と液相速度の比)が上がり、ボイド率が下が
るので圧力損失が低減できる。
【0036】第6の実施の形態では、気水分離器の圧力
損失が低減し、気水分離性能が向上する。すなわち、原
子炉炉心からの気液二相流がシュラウド内に流れ込み、
その二相流を気水分離器を通すことによって水と蒸気に
分離するのであるが、従来の気水分離器の場合、シュラ
ウド部から、スタンドパイプに流入する部分、およびス
タンドパイプ部の圧力損失が大きい。ペットボトルの水
を排出する場合に、ペットボトル内の水に旋回成分を与
えると、水がより効率的に排出され、空気と置換される
のと同じ原理である。さらに、旋回羽根の上流で予備的
に気水分離されているので、旋回羽根による気水分離効
果も増大する。
【0037】なお、例えば前出の特開2000−155
191号公報ではスタンドパイプ内に旋回流発生要素を
設けているが、スタンドパイプ内部に設ける必要はな
く、本実施の形態のように入口部で旋回流のきっかけを
与えれば十分効果があり、スタンドパイプ部の圧力損失
を増加させることなく、さらに減少させることが可能で
ある。また、製造も容易である。
【0038】[第7の実施の形態]図10を参照して本
発明に係る気水分離装置の第7の実施の形態を説明す
る。この実施の形態は第6の実施の形態の変形であっ
て、スタンドパイプ57の入口を先細りのテーパー34
とし、テーパー部に溝35を設ける。
【0039】[第8の実施の形態]図11を参照して本
発明に係る気水分離装置の第8の実施の形態を説明す
る。この実施の形態は第6の実施の形態の変形であっ
て、スタンドパイプを取り付けるシュラウドヘッド55
に、旋回流を発生するように羽根33(あるいは溝)を
設ける。羽根、あるいは溝は、旋回流を与えるきっかけ
をつくればよいので、大きなものである必要はない。
【0040】[第9の実施の形態]図12を参照して本
発明に係る気水分離装置の第9の実施の形態を説明す
る。第6の実施の形態の変形である。旋回流は流路面積
が狭まると旋回力が強まることを利用して、図12によ
うに、入口部に絞り部37を設ける。他の構成は第9の
実施の形態と同様である。この構成により、さらにスタ
ンドパイプ57部分の気水分離が促進され、気水分離性
能が向上する[第10の実施の形態]図13を参照して
本発明に係る気水分離装置の第10の実施の形態を説明
する。この実施の形態では、原子炉圧力容器51(図1
5)内のシュラウドヘッド55に、スタンドパイプ57
上に設置された気水分離器入口管81、水・蒸気二相流
に旋回力を与える旋回羽根82、水・蒸気二相旋回流8
5が通過する流路の外側に配置された多孔質体円筒8
3、旋回流路の端部にあって水膜を押し戻して蒸気のみ
を下流に流すピックオフリング84、多孔質体円筒83
の外側に排出された水を、気水分離器外部に導く排水路
86が構成されている。本実施の形態では、2段構成と
なっており、気水分離を2段のみならず多段で行うこと
で、蒸気中の水滴の排除までも行うことができる。
【0041】炉心52から水と蒸気の二相流となって気
水分離器入口管81に流入した冷却水は、固定翼である
旋回羽根82によって旋回力を与えられる。この旋回運
動の遠心力によって外側に押し出された水は、ピックオ
フリング84の外側が流路として閉じられて圧力が上昇
することと、自らが受ける重力、および多孔質体円筒8
3によって働く浸透圧ために、多孔質体の中とその外側
の環状の排水路86を下降し、排水出口87から排水さ
れる。上昇する蒸気の運動量は多孔質体円筒83によっ
て水に伝わりにくくなるため、多孔質体円筒83内と排
水路86における分離水の下降は円滑に行われ、蒸気流
への水の巻き込みも通常の管壁に比べ小さくなり、気水
分離器の気液分離性能が向上する。
【0042】[第11の実施の形態]図14を参照して
本発明に係る気水分離装置の第11の実施の形態を説明
する。この実施の形態は、前述の第10の実施の形態の
気水分離器のピックオフリング84の出口の下流側すな
わち上方に、多孔質体を用いたラビリンス流路で構成さ
れる蒸気乾燥部88を有する構成となっている。
【0043】前述の第10の実施の形態の気水分離器で
気水分離され、ピックオフリング84を通過した蒸気
は、その上部の、多孔質体薄肉部89、多孔質体厚肉部
810、および天板811が繰り返し積み上げられた多
層構造とバッフル板812によって構成されたラビリン
ス流路に導かれる。ラビリンス流路に沿って歪曲して流
れる蒸気流に含まれる水滴は、蒸気よりも慣性が大きい
ために、多孔質体厚肉部810の壁に衝突し捕獲され
る。多孔質体に集まった水は、天板811近傍で高く、
蒸気乾燥部排水口813近傍で低くなる多孔質内の圧力
分布によって、気水分離器蒸気乾燥部排水口813から
外部に排水される。
【0044】以上述べた本発明の各実施の形態によれ
ば、沸騰水型原子炉の気水分離ステージにおいて気液二
相流のうち液相を効率よく除去し、キャリーオーバ量を
低減させることができる。これにより気水分離ステージ
をコンパクト化できる。また、従来の蒸気乾燥器をなく
したり台数の減少することも可能になり、定期検査時の
蒸気乾燥器取り外し作業時間の短縮およびスペースの減
少も可能になる。さらに、原子炉圧力容器の長さを短く
することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、沸
騰水型原子炉の気水分離ステージにおいて気液二相流の
うち液相を効率よく除去しキャリーオーバ量を低減させ
ることができる。これにより気水分離ステージをコンパ
クト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気水分離装置の第1の実施形態の
蒸気乾燥器の立断面図。
【図2】図1の気水分離装置の立断面図。
【図3】本発明に係る気水分離装置の第2の実施形態の
蒸気乾燥器の立断面図。
【図4】本発明に係る気水分離装置の第3の実施形態の
気水分離器を中心に示す全体立断面図。
【図5】本発明に係る気水分離装置の第4の実施形態の
蒸気乾燥器の立断面図。
【図6】図5の蒸気乾燥器の部分斜視図。
【図7】本発明に係る気水分離装置の第5の実施形態の
乾燥器旋回羽根の立断面図。
【図8】本発明に係る気水分離装置の第6の実施形態の
スタンドパイプ入口付近の立断面図。
【図9】図8のスタンドパイプ入口付近の底面図。
【図10】本発明に係る気水分離装置の第7の実施形態
のスタンドパイプ入口付近の立断面図。
【図11】本発明に係る気水分離装置の第8の実施形態
のスタンドパイプ入口付近の底面斜視図。
【図12】本発明に係る気水分離装置の第9の実施形態
のスタンドパイプ入口付近の立断面図。
【図13】本発明に係る気水分離装置の第10の実施形
態の気水分離器の立断面図。
【図14】本発明に係る気水分離装置の第11の実施形
態の立断面図。
【図15】従来の沸騰水型原子炉の概略立断面図。
【図16】図15の気水分離器の拡大立断面図。
【図17】図15の蒸気乾燥器の拡大斜視図。
【符号の説明】
11…気水分離器からの二相流、12…周囲管、13…
曲がり管、14…小穴、15…液膜、16…水位、17
…乾いた蒸気、18…ガイド、19…蒸気乾燥器、19
a…蒸気乾燥器、21…乾燥器旋回羽根、22…軸、2
3…スペーサ、24…外筒、25…ドレンチャンネル、
26…排水、27…板、28…保護カバー、29…液
膜、32…ベルマウス形入口流路、33…羽根、34…
テーパー型入口流路、35…溝、37…絞り部、41…
旋回羽根、42a,42b,42c…気水分離ステー
ジ、43a,43b,43c…旋回筒、44a,44
b,44c…外筒、45a,45b,45…ピックオフ
リング、48…液膜、49…液滴、50…蒸気、51…
原子炉圧力容器、52…炉心、53…制御棒案内管、5
4…シュラウド、55…シュラウドヘッド、56…気水
分離器、57…スタンドパイプ、58…蒸気乾燥器、5
9…制御棒駆動機構、60…インターナルポンプ、61
…炉心支持板、62…上部格子板、65…主蒸気管、6
6…給水管、70…波形板、71…蒸気、73…ドレン
管、81…気水分離器入口管、82…旋回羽根、83…
多孔質体円筒、84…ピックオフリング、86…排水
路、87…排水出口、88…蒸気乾燥部、89…多孔質
体薄肉部、110…排水管、111…排水穴、112…
液体表面、210…カバー、810…多孔質体厚肉部、
811…天板、812…バッフル板、813…蒸気乾燥
部排水口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 哲三 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 山本 泰 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4D076 BA16 BA17 BA19 CA11 CA12 CA16 CB03 CD26 CD27 FA20 HA20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸騰水型原子炉の炉心の上方に配置さ
    れ、前記炉心で発生した気液二相流の蒸気と液とを分離
    して蒸気の比率が比較的高い気液二相流を上方に排出す
    る気水分離器と、この気水分離器の上方に配置され、前
    記蒸気の比率が比較的高い気液二相流の蒸気と液とをさ
    らに分離して蒸気の比率がさらに高い流れを排出する蒸
    気乾燥器と、を有する気水分離装置であって、 前記気水分離器は、鉛直軸周りに旋回流を生じさせる分
    離器旋回羽根と、前記分離器旋回羽根の外側を覆い軸を
    鉛直にして配置された筒状部と、この筒状部の内面に沿
    って上昇する液膜を上方から外側に排出させるピックオ
    フリングと、を具備し、 前記蒸気乾燥器は、複数の屈曲部を経て上方に向かい前
    記屈曲部の側壁に複数の穴を有する曲がり流路と、前記
    曲がり流路の外側側面を覆ってほぼ鉛直方向に延びその
    下部の側面に排水穴を有する周囲管と、を具備するこ
    と、 を特徴とする気水分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の気水分離装置におい
    て、前記曲がり流路の内側に沿って流れる液膜を前記穴
    に導くように前記曲がり流路の内側に沿って液膜ガイド
    を設けたことを特徴とする気水分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の気水分離装置におい
    て、前記排水穴の外側から下方に延びる排水管を有し、
    この排水管の下端は、前記沸騰水型原子炉の通常運転時
    に前記気水分離器の外側に形成される水位より下方で開
    口していること、を特徴とする気水分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の気水分離装置におい
    て、前記曲がり流路は曲がり管によって形成されている
    ことを特徴とする気水分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の気水分離装置におい
    て、前記曲がり流路は折れ曲がった板によって形成され
    ていることを特徴とする気水分離装置。
  6. 【請求項6】 沸騰水型原子炉の炉心の上方に配置さ
    れ、前記炉心で発生した気液二相流の蒸気と液とを分離
    して蒸気の比率が比較的高い気液二相流を上方に排出す
    る気水分離器と、この気水分離器の上方に配置され、前
    記蒸気の比率が比較的高い気液二相流の蒸気と液とをさ
    らに分離して蒸気の比率がさらに高い流れを排出する蒸
    気乾燥器と、を有する気水分離装置であって、 前記気水分離器は、鉛直軸周りに旋回流を生じさせる旋
    回羽根と、前記旋回羽根の外側を覆い軸を鉛直にして配
    置された筒状部と、この筒状部の内面に沿って上昇する
    液膜を上方から外側に排出させるピックオフリングと、
    を具備し、 前記蒸気乾燥器は、前記気水分離器の上方に鉛直方向に
    延びる外筒と、この外筒の内部に配置されて鉛直軸周り
    に旋回流を生じさせる乾燥器旋回羽根と、前記外筒の内
    周に沿って設けられ落下液膜が通るためのドレンチャン
    ネルと、を具備すること、 を特徴とする気水分離装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の気水分離装置におい
    て、前記分離器旋回羽根下面に沿って流れる液膜を前記
    外筒の内面に案内するガイドを具備すること、を特徴と
    する気水分離装置。
  8. 【請求項8】 沸騰水型原子炉の炉心の上方を覆うシュ
    ラウドヘッドと、このシュラウドヘッドの上に立設され
    た複数のスタンドパイプと、これら複数のスタンドパイ
    プのそれぞれの上端部に取り付けられてそれぞれの内部
    に旋回羽根を有する複数の気水分離器と、を有する気水
    分離装置において、 前記シュラウドヘッドとスタンドパイプの接続部付近に
    旋回流発生機構を有すること、を特徴とする気水分離装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の気水分離装置におい
    て、前記シュラウドヘッドとスタンドパイプの接続部付
    近には絞り部を有し、前記旋回流発生機構が前記絞り部
    に設けられていること、特徴とする気水分離装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の気水分離装置におい
    て、前記旋回流発生機構は壁面に設けられた溝または突
    起の少なくとも一方であること、特徴とする気水分離装
    置。
  11. 【請求項11】 沸騰水型原子炉の炉心の上方に配置さ
    れ、前記炉心で発生した気液二相流の蒸気と液とを分離
    して蒸気の比率が比較的高い気液二相流を上方に排出す
    る気水分離器と、この気水分離器の上方に配置され、前
    記蒸気の比率が比較的高い気液二相流の蒸気と液とをさ
    らに分離して蒸気の比率がさらに高い流れを上方に排出
    する蒸気乾燥器と、を有する気水分離装置であって、 前記気水分離器は、鉛直軸周りに旋回流を生じさせる分
    離器旋回羽根と、前記分離器旋回羽根の外側を覆い軸を
    鉛直にして配置された多孔質体円筒と、この多孔質体円
    筒外側に環状の液下降流路を有すること、 を特徴とする気水分離装置。
  12. 【請求項12】 沸騰水型原子炉の炉心の上方に配置さ
    れ、前記炉心で発生した気液二相流の蒸気と液とを分離
    して蒸気の比率が比較的高い気液二相流を上方に排出す
    る気水分離器と、この気水分離器の上方に配置され、前
    記蒸気の比率が比較的高い気液二相流の蒸気と液とをさ
    らに分離して蒸気の比率がさらに高い流れを上方に排出
    する蒸気乾燥器と、を有する気水分離装置であって、 前記蒸気乾燥器は、鉛直にして配置された多孔質体円筒
    を有し、この多孔質体円筒の内面は、鉛直方向に複数の
    大径部と複数の小径部が相互に隣接して複数の段を形成
    しており、前記大径部の上面に沿って環状の天板が配置
    されていること、を特徴とする気水分離装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の気水分離装置にお
    いて、前記多孔質体円筒の内側に、バッフル部材が配置
    されていて、このバッフル部材は、前記大径部の鉛直方
    向位置に合うよ位置に水平板状のバッフル板を有し、前
    記多孔質体円筒と前記バッフル部材に挟まれた鉛直方向
    の流路が、内側と外側に曲がりくねって形成されている
    こと、を特徴とする気水分離装置。
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