JP2003098228A - 半導体試験装置、半導体試験方法、及び半導体装置 - Google Patents

半導体試験装置、半導体試験方法、及び半導体装置

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JP2003098228A
JP2003098228A JP2001292839A JP2001292839A JP2003098228A JP 2003098228 A JP2003098228 A JP 2003098228A JP 2001292839 A JP2001292839 A JP 2001292839A JP 2001292839 A JP2001292839 A JP 2001292839A JP 2003098228 A JP2003098228 A JP 2003098228A
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Sadakazu Tanaka
完和 田中
Yasuhiko Fukushima
康彦 福島
Arahiro Tokawa
新浩 東川
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の冗長構成を有する半導体装置の冗
長解析を行うのにあたって、冗長構成毎に解析の設定を
変更する必要がなく、テスト時間を短縮する。 【解決手段】 不良解析部108として、パターン比較
部107から送られてくる不良情報Aを切り換えるセレ
クタ110と、切り換えられた不良情報を取り込み一時
的に蓄積するプリキャッチRAM120,121,12
2,・・・(第1の記憶手段)と、これらのプリキャッチ
RAMから転送される不良情報を記憶して不良解析のた
めに使用する不良解析メモリ130,131,132,
・・・(第2の記憶手段)を備える。そして、各プリキャ
ッチRAMと各不良解析メモリの組を、半導体装置1の
冗長構成の種類以上の複数組備え、不良情報を冗長構成
毎に切り換えて各プリキャッチRAMに送出し、各不良
解析メモリにおいて不良情報を解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種類の冗長
構成を備えた半導体装置、特に冗長構成の異なる複数の
メモリを搭載している半導体装置の不良情報を検出する
半導体試験装置及び半導体試験方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】システムLSI化された半導体装置で
は、様々なメモリ構成が搭載されているものが多く、例
えばDRAM、SRAM等が1つの半導体装置に混在す
る。上記の様な場合、それぞれのメモリに対してその冗
長構成も異なったものになっている。従来、メモリを搭
載した半導体装置の冗長解析を行うのに既存の半導体試
験装置を使用してテストパターン実行中の冗長解析を行
っているが、上記の様な複数種類のメモリが搭載された
半導体装置では各メモリの冗長構成毎に解析の設定を変
更する必要があり、このことがオーバーヘッドとなって
テスト時間が長くなっている。
【0003】図8は従来の半導体試験装置の冗長解析ユ
ニットを示す要部構成図である。図において、冗長解析
ユニットである不良解析部300は、テストパターン走
行中に図示しないパターン比較部から送られてくる不良
情報Aを取り込み一時的に蓄積するプリキャッチRAM
310と、このプリキャッチRAM310から転送され
る不良情報を記憶して不良解析のために使用する不良解
析メモリ320を備えている。そして、プリキャッチR
AM310にパターン走行中の不良情報Aを取り込み、
パターン切替え時にプリキャッチRAM310の内容を
不良解析メモリ320に転送し、不良解析メモリ320
での解析は次のパターンの走行中に行うという動作(0
タイム処理と呼ばれる)を各メモリパターンで繰り返し
ている。しかしながら、従来の半導体試験装置ではプリ
キャッチRAM310と不良解析メモリ320が1組し
かなく、プリキャッチRAM310と不良解析メモリ3
20を独立に設定できない。そのため、冗長構成の異な
る複数のメモリを搭載した半導体装置では解析の設定変
更時には0タイム処理ができない。
【0004】図9は従来の不良解析処理の一例を示すフ
ロー図である。ここで、被試験装置である半導体装置は
冗長構成の異なる(冗長構成R1,R2)2つのメモリ
を備え、冗長構成R1ではパターンP1,P2,P3の
3パターン、冗長構成R2ではパターンP4,P5,P
6の3パターン、合計6種類のテストパターンで試験す
ることとする。
【0005】まず、プリキャッチRAM310及び不良
解析メモリ320において冗長構成R1の解析の設定を
行う。次に、テストパターンP1の実行を行い、実行時
の不良情報をプリキャッチRAM310で取り込み、パ
ターンP1からパターンP2の切り換え時にプリキャッ
チRAM310の内容を不良解析メモリ320に転送す
る。不良解析メモリ320でのパターンP1の不良解析
は、パターンP2を実行し、実行時の不良情報をプリキ
ャッチRAM310に取り込んでいる時に行う(0タイ
ム処理)。
【0006】次に、テストパターンP2の実行を行い、
実行時の不良情報をプリキャッチRAM310で取り込
み、パターンP2からパターンP3の切り換え時にプリ
キャッチRAM310の内容を不良解析メモリ320に
転送する。不良解析メモリ320でのパターンP2の不
良解析は、パターンP3を実行し、実行時の不良情報を
プリキャッチRAM310に取り込んでいる時に行う
(0タイム処理)。
【0007】更に、テストパターンP3の実行を行い、
実行時の不良情報をプリキャッチRAM310で取り込
み、更に、プリキャッチRAM310の内容を不良解析
メモリ320に転送する。そして、不良解析メモリ32
0でのパターンP3の不良解析を行った後、プリキャッ
チRAM310及び不良解析メモリ320にて冗長構成
R2の解析の設定を行う。
【0008】その後、冗長構成R2に関するテストパタ
ーンP4,P5,P6の実行を行い、それぞれ不良解析
を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来、
複数種類の冗長構成を有する半導体装置の冗長解析を行
うのにあたって、冗長構成毎に解析の設定を変更する必
要があり、このことがオーバーヘッドとなってテスト時
間が長くなる問題があった。また、従来の半導体試験装
置ではプリキャッチRAMと不良解析メモリが1組しか
なく、プリキャッチRAMと不良解析メモリを独立に設
定できないので、複数の冗長構成を有する半導体装置で
は解析の設定変更時には0タイム処理ができない。0タ
イム処理の理想形は、一番最後に実施するテストパター
ンの解析以外は0タイム処理することなのであるが、例
えば図9の場合は、テストパターン3の解析処理と、プ
リキャッチRAMと不良解析メモリの解析の設定変更に
おいて、0タイム処理ができず、この処理時間がテスト
時間のロス(Tloss)となる問題があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、複数種類の冗長構成を有
する半導体装置の冗長解析を行うのにあたって、冗長構
成毎に解析の設定を変更する必要がなく、テスト時間を
短縮することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
種類の冗長構成を備えた半導体装置の不良情報を検出す
る半導体試験装置であって、上記不良情報を取り込み一
時的に蓄積する第1の記憶手段と、上記第1の記憶手段
から転送される不良情報を記憶して不良解析のために使
用する第2の記憶手段を備え、上記第1の記憶手段及び
上記第2の記憶手段の組を、上記半導体装置の冗長構成
の種類以上の複数組持つことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記不良情報を上記半導体装置の冗長構成毎に切り
換えて上記第1の記憶手段に送出するセレクタを備えた
ことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、複数種類の冗長構成を
備えた半導体装置の不良情報を検出する半導体試験装置
であって、上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第
1の記憶手段と、上記第1の記憶手段から転送される不
良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の記憶
手段を備え、上記第1の記憶手段を1個、上記第2の記
憶手段を上記半導体装置の冗長構成の種類以上の複数個
持つことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記第1の記憶手段からの不良情報を上記半導体装
置の冗長構成毎に切り換えて上記第2の記憶手段に送出
するセレクタを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、複数種類の冗長構成を
備えた半導体装置の不良情報を検出する半導体試験装置
であって、上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第
1の記憶手段と、上記第1の記憶手段から転送される不
良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の記憶
手段を備え、上記第1の記憶手段及び上記第2の記憶手
段を、上記半導体装置の冗長構成の試験ごとに独立して
設定することを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、複数種類の冗長構成を
備えた半導体装置の不良情報を検出する半導体試験方法
であって、上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第
1の記憶手段と、上記第1の記憶手段から転送される不
良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の記憶
手段との組を、上記半導体装置の冗長構成の種類以上の
複数組備え、上記不良情報を上記半導体装置の冗長構成
毎に切り換えて上記第1の記憶手段に送出し、上記第2
の記憶手段において不良情報を解析することを特徴とす
る。
【0017】請求項7の発明は、複数種類の冗長構成を
備えた半導体装置の不良情報を検出する半導体試験方法
であって、上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第
1の記憶手段を1個、上記第1の記憶手段から転送され
る不良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の
記憶手段を上記半導体装置の冗長構成の種類以上の複数
個備え、上記第1の記憶手段からの不良情報を上記半導
体装置の冗長構成毎に切り換えて上記第2の記憶手段に
送出して不良情報の解析を行うことを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、複数種類の冗長構成を
備えた半導体装置の不良情報を検出する半導体試験方法
であって、上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第
1の記憶手段と、上記第1の記憶手段から転送される不
良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の記憶
手段を備え、上記第1の記憶手段及び上記第2の記憶手
段を、上記半導体装置の冗長構成の試験ごとに独立して
設定して不良情報の転送及び不良情報の解析を行うこと
を特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項6から請求項8
の半導体試験方法によって試験された半導体装置であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よる半導体試験装置の概要を示すブロック構成図であ
る。図において、半導体試験装置100は、制御部10
1、タイミング発生部102、パターン発生部103、
波形整形部104、ドライバ105、レベル比較器10
6、パターン比較部107、不良解析部108より主要
構成されている。また、テストボード10は、上記半導
体試験装置100に電気的に接続され、被試験装置であ
る半導体装置1がセットされる。
【0021】半導体試験装置100の制御部101は、
CPU(中央演算処理)等のコンピュータシステムによ
り構成され、テストプログラムに従ってメモリを搭載し
た半導体装置1のテストを実行制御する。タイミング発
生部102は、半導体装置1をテストするための基準信
号を発生するものであり、テスト信号の周期、クロック
パルスの立上がり、立下がりのタイミングを発生する。
パターン発生部103は、テスト用のパターン信号を発
生するものであり、本発明の場合はメモリLSI用のテ
ストパターンを発生する。なお、論理LSI用のテスト
パターンを発生することもできる。波形整形部104
は、パターン発生部103から発生される論理“1”,
“0”のテストパターンをタイミング発生部102から
のタイミングエッジによって所定の波形モードに整形す
る。ドライバ105は、波形整形部104で波形整形さ
れたテストパターンを、テストボード10に搭載された
半導体装置1に供給するもので、図示しない論理振幅基
準電圧源で設定した振幅値を持った波形に電圧増幅す
る。レベル比較器106は、半導体装置1から出力され
るテスト出力信号を、図示しない比較基準電圧源で設定
した基準電圧と比較し、所定の論理レベル(Hレベルの
電圧、Lレベルの電圧)を有しているか判定する。パタ
ーン比較部107は、レベル比較器106からの出力パ
ターンをパターン発生器103から送出する期待値パタ
ーンと比較する。期待値としては、論理“1”,
“0”,高インピーダンス状態がある。比較はタイミン
グ発生部102からのストローブ信号のタイミングに基
づいて行われる。不良解析部108は、パターン比較部
107で半導体装置1からの出力パターンと期待値パタ
ーンが不一致の場合、その読み出したアドレスのメモリ
セルに不良があるものと判定し、不良発生毎に不良発生
アドレスとその時のテストパターンを記憶して解析す
る。
【0022】図2は実施の形態1による不良解析部10
8の一部を示すブロック構成図である。図において、不
良解析部108は、パターン比較部107から送られて
くる不良情報Aを切り換えるセレクタ110と、切り換
えられた不良情報を取り込み一時的に蓄積するプリキャ
ッチRAM120,121,122,・・・(第1の記憶
手段)と、これらのプリキャッチRAMから転送される
不良情報を記憶して不良解析のために使用する不良解析
メモリ130,131,132,・・・(第2の記憶手
段)を備えている。そして、上述の各プリキャッチRA
Mと各不良解析メモリの組を、被試験装置である半導体
装置1の冗長構成の種類以上の複数組備える。また、上
記セレクタ110は、テストパターン実行時に半導体装
置1の冗長構成毎にプリキャッチRAMへのパスを切り
換えてテストを行うもので、冗長構成毎にパスを切り換
える情報としてパターン発生部103が発生するアドレ
ス等の情報Bを使用する。
【0023】図3は実施の形態1による不良解析処理の
一例を示すフロー図である。ここで、被試験装置である
半導体装置1は種類の異なる冗長構成R1とR2を備
え、冗長構成R1ではパターンP1,P2,P3の3パ
ターン、冗長構成R2ではパターンP4,P5,P6の
3パターン、合計6種類のテストパターンで試験するこ
ととする。まず最初に、1組目のプリキャッチRAM1
20及び不良解析メモリ130に冗長構成R1の解析の
設定を行い、2組目のプリキャッチRAM121及び不
良解析メモリ131に冗長構成R2の解析の設定を行
う。また、セレクタ110において、不良情報の取り込
み先(パス)を冗長構成R1用のプリキャッチRAM1
20に切り換えておく。
【0024】次に、半導体試験装置100によりテスト
パターンの実行を行い、パターンP1の実行時の不良情
報をプリキャッチRAM120で取り込み、パターンP
1からパターンP2の切り換え時にプリキャッチRAM
120の内容を不良解析メモリ130に転送する。不良
解析メモリ130でのパターンP1の不良解析は、パタ
ーンP2を実行し、実行時の不良情報をプリキャッチR
AM120に取り込んでいる時に行う(0タイム処
理)。
【0025】そして、テストパターンP2の実行を行
い、パターンP2の実行時の不良情報をプリキャッチR
AM120で取り込み、パターンP2からパターンP3
の切り換え時にプリキャッチRAM120の内容を不良
解析メモリ130に転送する。不良解析メモリ130で
のパターンP2の不良解析は、パターンP3を実行し、
実行時の不良情報をプリキャッチRAM120に取り込
んでいる時に行う(0タイム処理)。
【0026】更に、テストパターンP3を実行し、実行
時の不良情報をプリキャッチRAM120で取り込み終
えると、セレクタ110は不良情報の取り込み先(パ
ス)を冗長構成R2用のプリキャッチRAM121に切
り換える。そして、冗長構成R2に対するパターンP4
を実行し、実行時の不良情報をプリキャッチRAM12
1で取り込む。そして、不良解析メモリ130でのパタ
ーンP3の不良解析は、パターンP4実行時の不良情報
をプリキャッチRAM121に取り込んでいる時に行う
(0タイム処理)。
【0027】以降、同様にして冗長構成R2に関するテ
ストパターンP4,P5,P6の実行を行い、それぞれ
の不良解析を行う。
【0028】以上のように実施の形態1によれば、複数
種類の冗長構成を備えた半導体装置の不良情報を検出す
るにあたって、不良情報を取り込み一時的に蓄積するプ
リキャッチRAMと、プリキャッチRAMから転送され
る不良情報を記憶して不良解析のために使用する不良解
析メモリの組を、冗長構成の種類以上の複数組持つよう
にしたので、冗長構成毎に解析の設定を変更する必要が
なく、テスト時間を短縮することができる。すなわち、
冗長構成毎に解析の設定変更を行わないので、図3の例
に挙げたパターン3の解析もパターン4の走行中に0タ
イム処理可能となり、テスト時間ロスをなくすことがで
き、0タイム処理の理想的なフローにすることができ
る。更に、セレクタには冗長構成の切り換え情報として
パターン発生部で生じるアドレス等の情報を用いるの
で、解析の設定変更に伴うテスト時間ロスをなくすこと
ができる。
【0029】実施の形態2.図4は実施の形態2による
冗長解析ユニットである不良解析部の一部を示すブロッ
ク構成図である。図において、不良解析部108は、パ
ターン比較部107から送られてくる不良情報Aを取り
込み一時的に蓄積するプリキャッチRAM123(第1
の記憶手段)と、プリキャッチRAM123からの不良
情報を切り換えるセレクタ111と、切り換えられて転
送される不良情報を記憶して不良解析のために使用する
不良解析メモリ133,134,135,・・・(第2の
記憶手段)を備えている。上記セレクタ111は、テス
トパターン実行時に半導体装置1の冗長構成毎に不良解
析メモリへのパスを切り換えてテストを行うもので、冗
長構成毎にパスを切り換える情報としてパターン発生部
103が発生するアドレス等の情報Bを使用する。
【0030】図5は実施の形態2による不良解析処理の
一例を示すフロー図である。ここで、被試験装置である
半導体装置1は種類の異なる冗長構成R1とR2を備
え、冗長構成R1ではパターンP1,P2,P3の3パ
ターン、冗長構成R2ではパターンP4,P5,P6の
3パターン、合計6種類のテストパターンで試験するこ
ととする。まず最初に、プリキャッチRAM123及び
不良解析メモリ133に冗長構成R1の解析の設定を行
い、不良解析メモリ134に冗長構成R2の解析の設定
を行う。また、セレクタ110において、不良情報の取
り込み先(パス)を冗長構成R1用の不良解析メモリ1
33に切り換えておく。
【0031】次に、半導体試験装置100によりテスト
パターンの実行を行い、パターンP1の実行時の不良情
報をプリキャッチRAM123で取り込み、パターンP
1からパターンP2の切り換え時にプリキャッチRAM
123の内容を不良解析メモリ133に転送する。不良
解析メモリ133でのパターンP1の不良解析は、パタ
ーンP2を実行し、実行時の不良情報をプリキャッチR
AM123に取り込んでいる時に行う(0タイム処
理)。
【0032】そして、テストパターンP2の実行を行
い、パターンP2の実行時の不良情報をプリキャッチR
AM123で取り込み、パターンP2からパターンP3
の切り換え時にプリキャッチRAM123の内容を不良
解析メモリ133に転送する。不良解析メモリ133で
のパターンP2の不良解析は、パターンP3を実行し、
実行時の不良情報をプリキャッチRAM123に取り込
んでいる時に行う(0タイム処理)。
【0033】更に、テストパターンP3を実行し、実行
時の不良情報をプリキャッチRAM123で取り込み終
えると、プリキャッチRAM123の内容を不良解析メ
モリ133に転送する。その後、プリキャッチRAM1
23の解析の設定を冗長構成R1から冗長構成R2に変
更すると共に、セレクタ111の不良情報の取り込み先
(パス)を冗長構成R2用の不良解析メモリ134に切
り換える。不良解析メモリ133でのパターンP3の不
良解析は、パターンP4を実行し、実行時の不良情報を
プリキャッチRAM123に取り込んでいる時に行う
(0タイム処理)。
【0034】以降、同様にして冗長構成R2に関するテ
ストパターンP4,P5,P6の実行を行い、それぞれ
の不良解析を行う。
【0035】以上のように実施の形態2によれば、複数
種類の冗長構成を備えた半導体装置の不良情報を検出す
るにあたって、不良情報を取り込み一時的に蓄積するプ
リキャッチRAMを1個、プリキャッチRAMから転送
される不良情報を記憶して不良解析のために使用する不
良解析メモリを、冗長構成の種類以上の複数個持つよう
にしたので、冗長構成毎に解析の設定を変更する必要が
なく、テスト時間を短縮することができる。実施の形態
1の構成に対して、冗長構成の解析の設定変更の際にプ
リキャッチRAMの設定が必要になるが、不良解析メモ
リの設定はロット処理の初回に1回行えばよいので、設
定変更によるテスト時間ロスは少なくすることができ
る。また、不良解析メモリは冗長構成の種類以上の数が
あるので、図5の例に挙げたパターン3の解析もパター
ン4の走行中に0タイム処理可能となり、テスト時間ロ
スをなくすことができる。
【0036】実施の形態3.図6は実施の形態3による
冗長解析ユニットである不良解析部の一部を示すブロッ
ク構成図である。図において、不良解析部108は、パ
ターン比較部107から送られてくる不良情報Aを取り
込み一時的に蓄積するプリキャッチRAM124(第1
の記憶手段)と、プリキャッチRAM124から転送さ
れる不良情報を記憶して不良解析のために使用する不良
解析メモリ136(第2の記憶手段)を備えている。そ
して、上記プリキャッチRAM124と不良解析メモリ
136の設定は、従来例(図8)と異なり、それぞれ独
立に設定することができる。
【0037】図7は実施の形態3による不良解析処理の
一例を示すステップ図である。ここで、プリキャッチR
AM124と不良解析メモリ136の解析の設定切り換
えを、図のような4つのフェーズに分けて説明する。な
お、冗長構成1及び2の切り換えに関係しない、パター
ン1,2及びパターン5,6は従来の図9のステップで
説明したのと同じである。なお、被試験装置である半導
体装置1は種類の異なる冗長構成R1とR2を備え、冗
長構成R1ではパターンP1,P2,P3の3パター
ン、冗長構成R2ではパターンP4,P5,P6の3パ
ターン、合計6種類のテストパターンで試験することと
する。
【0038】phase1では、半導体装置1の冗長構
成1に対して、テストパターンP3を実行し、実行時の
不良情報をプリキャッチRAM124で取り込む。ph
ase2では、プリキャッチRAM124の内容を不良
解析メモリ136に転送し、不良解析メモリ136にお
いてパターン3走行時の不良解析を行う。phase3
では、プリキャッチRAM124のみの解析の設定変更
を行って冗長構成2のパターン4走行時の不良情報を取
り込む。その間、不良解析メモリ136では冗長構成1
で転送された分の解析を0タイム処理で行う。phas
e4では、不良解析メモリ136の解析の設定の変更を
行い、phase3でプリキャッチRAM124に取り
込まれた不良情報を転送する。このように、従来方式の
テスタと同等のシステム構成で0タイム処理を可能とす
る構成である。
【0039】以上のように実施の形態3によれば、プリ
キャッチRAMの設定と解析メモリの設定を独立して変
更することにより、テスト時間を短縮することができ
る。すなわち、図7の例において、パターン3の解析も
0タイム解析が可能となる。この方法では、解析の設定
変更は異なる冗長構成テスト毎に設定が必要となるの
で、実施の形態1及び実施の形態2ほどの時間ロス削減
の効果はないが、0タイム処理が可能となるので全体と
してテスト時間を少なくする効果はある。
【0040】
【発明の効果】請求項1,2,6,9の発明によれば、
複数種類の冗長構成を備えた半導体装置の不良情報を検
出するにあたって、不良情報を取り込み一時的に蓄積す
る第1の記憶手段と、第1の記憶手段から転送される不
良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の記憶
手段の組を、冗長構成の種類以上の複数組持つようにし
たので、冗長構成毎に解析の設定を変更する必要がな
く、テスト時間を短縮することができる。
【0041】請求項3,4,7,9の発明によれば、複
数種類の冗長構成を備えた半導体装置の不良情報を検出
するにあたって、不良情報を取り込み一時的に蓄積する
第1の記憶手段を1個、第1の記憶手段から転送される
不良情報を記憶して不良解析のために使用する第2の記
憶手段を、冗長構成の種類以上の複数個持つようにした
ので、冗長構成毎に解析の設定を変更する必要がなく、
テスト時間を短縮することができる。
【0042】請求項5,8,9の発明によれば、第1の
記憶手段の設定と第2の記憶手段との設定を独立して変
更することにより、テスト時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による半導体試験装置の概要を示す
ブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による不良解析部の
一部を示すブロック構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による不良解析処理
の一例を示すフロー図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による不良解析部の
一部を示すブロック構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による不良解析処理
の一例を示すフロー図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による不良解析部の
一部を示すブロック構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による不良解析処理
の一例を示すステップ図である。
【図8】 従来の半導体試験装置の不良解析部を示す要
部構成図である。
【図9】 従来の不良解析処理の一例を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】 1 半導体装置、100 半導体試験装置、101 制
御部、102 タイミング発生部、103 パターン発
生部、104 波形整形部、105 ドライバ、106
レベル比較器、107 パターン比較部、108 不
良解析部、110,111 セレクタ、120〜124
プリキャッチRAM(第1の記憶手段)、130〜1
36 不良解析メモリ(第2の記憶手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東川 新浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G132 AA08 AC03 AE06 AE08 AE14 AE18 AE19 AE23 AG01 AG11 AL06 AL09 5L106 AA01 AA02 DD24 DD25 GG05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の冗長構成を備えた半導体装置
    の不良情報を検出する半導体試験装置であって、 上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第1の記憶手
    段と、上記第1の記憶手段から転送される不良情報を記
    憶して不良解析のために使用する第2の記憶手段を備
    え、 上記第1の記憶手段及び上記第2の記憶手段の組を、上
    記半導体装置の冗長構成の種類以上の複数組持つことを
    特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 上記不良情報を上記半導体装置の冗長構
    成毎に切り換えて上記第1の記憶手段に送出するセレク
    タを備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体試
    験装置。
  3. 【請求項3】 複数種類の冗長構成を備えた半導体装置
    の不良情報を検出する半導体試験装置であって、 上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第1の記憶手
    段と、上記第1の記憶手段から転送される不良情報を記
    憶して不良解析のために使用する第2の記憶手段を備
    え、 上記第1の記憶手段を1個、上記第2の記憶手段を上記
    半導体装置の冗長構成の種類以上の複数個持つことを特
    徴とする半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の記憶手段からの不良情報を上
    記半導体装置の冗長構成毎に切り換えて上記第2の記憶
    手段に送出するセレクタを備えたことを特徴とする請求
    項3に記載の半導体試験装置。
  5. 【請求項5】 複数種類の冗長構成を備えた半導体装置
    の不良情報を検出する半導体試験装置であって、 上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第1の記憶手
    段と、上記第1の記憶手段から転送される不良情報を記
    憶して不良解析のために使用する第2の記憶手段を備
    え、 上記第1の記憶手段及び上記第2の記憶手段を、上記半
    導体装置の冗長構成の試験ごとに独立して設定すること
    を特徴とする半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 複数種類の冗長構成を備えた半導体装置
    の不良情報を検出する半導体試験方法であって、 上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第1の記憶手
    段と、上記第1の記憶手段から転送される不良情報を記
    憶して不良解析のために使用する第2の記憶手段との組
    を、上記半導体装置の冗長構成の種類以上の複数組備
    え、 上記不良情報を上記半導体装置の冗長構成毎に切り換え
    て上記第1の記憶手段に送出し、上記第2の記憶手段に
    おいて不良情報を解析することを特徴とする半導体試験
    方法。
  7. 【請求項7】 複数種類の冗長構成を備えた半導体装置
    の不良情報を検出する半導体試験方法であって、 上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第1の記憶手
    段を1個、上記第1の記憶手段から転送される不良情報
    を記憶して不良解析のために使用する第2の記憶手段を
    上記半導体装置の冗長構成の種類以上の複数個備え、 上記第1の記憶手段からの不良情報を上記半導体装置の
    冗長構成毎に切り換えて上記第2の記憶手段に送出して
    不良情報の解析を行うことを特徴とする請求項3に記載
    の半導体試験方法。
  8. 【請求項8】 複数種類の冗長構成を備えた半導体装置
    の不良情報を検出する半導体試験方法であって、 上記不良情報を取り込み一時的に蓄積する第1の記憶手
    段と、上記第1の記憶手段から転送される不良情報を記
    憶して不良解析のために使用する第2の記憶手段を備
    え、 上記第1の記憶手段及び上記第2の記憶手段を、上記半
    導体装置の冗長構成の試験ごとに独立して設定して不良
    情報の転送及び不良情報の解析を行うことを特徴とする
    半導体試験方法。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれか1項に
    記載の半導体試験方法によって試験された半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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