JP2003097741A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

Info

Publication number
JP2003097741A
JP2003097741A JP2001288766A JP2001288766A JP2003097741A JP 2003097741 A JP2003097741 A JP 2003097741A JP 2001288766 A JP2001288766 A JP 2001288766A JP 2001288766 A JP2001288766 A JP 2001288766A JP 2003097741 A JP2003097741 A JP 2003097741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball valve
screw
lock
handle
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001288766A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Nakamura
雅英 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuwa Gas Kiki KK
Original Assignee
Mitsuwa Gas Kiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuwa Gas Kiki KK filed Critical Mitsuwa Gas Kiki KK
Priority to JP2001288766A priority Critical patent/JP2003097741A/ja
Publication of JP2003097741A publication Critical patent/JP2003097741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 ボールバルブにおいて、ボール弁のシー
ル性能を高め、ハンドルの回転トルクを小さくする。更
に、ロック機構において、ロック時にハンドルを変形さ
せたり、シール性能に悪い影響が出ないようにする。 【解決手段】 ボール弁シート39を流体の出側に装着
し、ボール弁34の中心をコイルスプリング45、シリ
ンダー44によりボール弁シート39側に押圧してシー
ル性能を高める。更に、ロック機構52において、ロッ
クねじ孔53には奥の方にのみロック雌ねじ54を切設
し、ロック時にロックねじ56は一定量突き出た後は空
回りをしてそれ以上ハンドル46側に突き出ないように
する。更に、キャップねじ孔71内の雌ねじ72は左ね
じでキャップねじ73内の雌ねじ75は右ねじとなし、
このキャップねじ73内の雌ねじ75のピッチは雌ねじ
72よりも粗く設定してキャップねじ73が共回りする
のを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールバルブに関
し、更に詳しくは、バルブ本体内に形成された流路の入
側と出側がバルブ本体内において直角に交わり、この直
角に交わった部分にボール弁を組み込み、このボール弁
の開閉をバルブ本体の外からハンドルを用いて行うよう
に構成したボールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールバルブの場合、ボール弁シート
は、ボール弁の入側と出側に設けられていて、ボール弁
とボール弁シートはグリースを塗布したメタルタッチの
場合と、フッ素樹脂等の弾性ボール弁シートを装着した
場合とがある。
【0003】図12は、従来のボールバルブにおいて、
内部の流路が直角に交わり、この直角に交った部分にボ
ール弁を組み込んだ構成であって、ガス栓(元栓)とし
て用いられるものの例である。この図12において、1
00はバルブ本体、101はバルブ本体100内に形成
された流路であって、この流路101は、入側流路(配
管接続口)102と出側流路(配管接続口)103がバ
ルブ本体100内において直角に交わる構成となってい
て、この直角に交わる部分にはボール弁室104が形成
され、このボール弁室104には、内部に入側バルブ流
路107と出側バルブ流路108が直角に交わるL型の
開閉流路106を形成したボール弁105が組み込まれ
ている。そして、このボール弁105はキャップ113
側に形成したボール弁シート装着部109のボール弁シ
ート111と出側流路103の入口に形成したボール弁
シート装着部110のボール弁シート112間に押圧さ
れていて、キャップ113をねじ込むことによりボール
弁105とボール弁シート111、112間に圧力を加
えて密着圧を高め、シール性を担保する構成となってい
る。
【0004】図12において、114はロック機構であ
って、このロック機構114は、ボール弁105を開閉
するハンドル115の回動範囲において、バルブ本体1
00側に設けられたロックねじ孔116内にロックねじ
117を図13(A)に示すようにねじ込み、ハンドル
ロック時にはこのロックねじ117の係合孔119aに
回転工具122(図13(B)参照)を係合させて弛
め、ハンドル115側のロック孔118にロックねじ1
17の頭部119を点線で示すように侵入させる構成で
ある。120は出側流路103の出口の所に取り付けら
れたユニオンナットであって、このユニオンナット12
0を用いてガスメータ(図示せず)の口金に直接接続す
ることができる。
【0005】なお、上記構成のボールバルブは、ガスメ
ータの取り付け部に用いられる配管と元栓兼用のものの
例であるが、その他、ボールバルブとしては、特開平1
0−160005号、実開平7−38828号公報にも
記載されているが、何れも2ヶのボール弁シート間にボ
ール弁を押圧してシールを行う方式となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成のボールバルブにおいては、ボール弁シート111、
112でボール弁105を押えつけているため、摩擦抵
抗が大きい(ハンドル115の回転トルクが大きい)と
云う欠点がある。また、万一火災等によりボールバルブ
が高温に晒されたときに、ボール弁シート111、11
2が溶融焼失する心配がある。そして、このボール弁シ
ート111、112が焼失してしまうと、ボール弁シー
ト装着部109、110とボール弁105との間に隙間
が発生し、この隙間から下流側にガスが漏れる心配があ
る。
【0007】又、上記したボールバルブの場合、そのロ
ック機構は、ロックねじ孔116内にロックねじ117
をねじ込んだ構成であることから、ハンドルロックのた
めに、図13(B)のように回転工具122を係合孔1
19aに係合し、このロックねじ117を弛めてその頭
部119をハンドル115側のロック孔118に侵入さ
せた際に、人によってはロックねじ117を弛め過ぎる
ことがあり、このように弛め過ぎがあると、ロックねじ
117の頭部119の段部121がハンドル115のロ
ック孔118の縁に裏から当り、ハンドル115が金属
の板材であることから、ハンドル115は矢印aに示す
ように押し上げられてときには変形することがある。そ
して、この変形時の応力がハンドル115からシャフト
115aを経由してボール弁105側に伝わり、不都合
を生じることもある。
【0008】本発明の第一の目的は、ハンドルの回転ト
ルクが小さくて済むボールバルブを提供することであ
る。更に第二の目的は、万一火災等によりボール弁シー
トが焼失してもシール性を担保することができるボール
バルブを提供することである。更に第三の目的は、ハン
ドルのロック時において、ハンドルに応力、変形を発生
させたり、ボール弁側に悪い影響が出ないロック機構を
持ったボールバルブを提供することである。更に第四の
目的は、ハンドルロック機構において、ロックねじ孔内
に取り付けるキャップねじにスリ割りのような回転工具
係合部を形成しないで済み、分解など悪戯が不可能なロ
ック機構を持ったボールバルブを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明においては、バルブ本体
内の入側と出側のガス流路が直角に交わっていてこの直
角に交わっている部分にボール弁室を形成すると共にこ
のボール弁室内に前記ガス流路の入側とは常時対向して
いて、出側とは閉又は開に対向自在のL型開閉流路を有
するボール弁を組み込み、このボール弁をバルブ本体の
外側からハンドルを用いて開閉する構成のボールバルブ
において、前記バルブ本体内のボール弁室の出側ガス流
路の入口にボール弁シート装着部を形成し、このボール
弁シート装着部にボール弁シートを装着すると共に、前
記ボール弁シート装着部の中心とボール弁の中心を結ぶ
中心線上であって、ガス栓本体側にボール弁を前記ボー
ル弁シート側に押圧するボール弁プレッシャーを設けた
ことを特徴とするものである。
【0010】更に、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載のボールバルブにおいて、ボール弁プレ
ッシャーを押圧調整ねじとシリンダーで構成したことを
特徴とするものである。
【0011】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1に記載のボールバルブにおいて、ボール弁プレ
ッシャーをスプリングとシリンダーで構成したことを特
徴とするものである。
【0012】上記第二、第三の目的を達成するため、請
求項4に記載の発明においては、ボール弁開閉用のハン
ドルの回動範囲において、バルブ本体側にロックねじ孔
を形成すると共に、このロックねじ孔には、奧側にのみ
雌ねじを切設し、前記ロックねじ孔内には先端側に前記
ロックねじ孔内の雌ねじに螺合させてロックねじをねじ
込み、前記ハンドルには、前記ロックねじに対向する位
置に前記ロックねじの頭部が侵入自在のロック孔を形成
したことを特徴とするものである。
【0013】上記第四の目的を達成するため、請求項5
に記載の発明においては、ボール弁開閉用のハンドルの
回動範囲において、バルブ本体側には左ねじ付のキャッ
プねじ孔を形成し、このキャップねじ孔には外周面に前
記キャップねじの左ねじに螺合する雄ねじを形成し、内
周面には前記キャップねじ孔内の左ねじよりピッチが粗
い雌ねじを形成し、更に、前記キャップねじの雌ねじに
は、先端側の外周面に雄ねじを形成し、頭部側をストレ
ートに形成すると共にこの頭部の端面に回転工具係合部
を形成したロックねじをねじ込んで取り付ける。更に、
前記ハンドルには、前記ロックねじに対向する位置に前
記ロックねじの頭部が侵入自在のロック孔を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記ボールバルブの場合、ボール弁室内におい
て、ボール弁は出側流路の入口に形成したボール弁シー
ト装着部に装着された1ヶのボール弁シートに対してボ
ール弁プレッシャーであるねじ圧又はスプリング等の弾
性圧で押し付けられているだけのため、ボール弁に作用
する摩擦は従来の2ヶのボール弁シートで押えていた時
に比較して、略1/2となる。よって、ハンドルの回転
トルクは小さくなり、又、ボール弁は、その中心一点で
ボール弁プレッシャーにより押しつけられていることか
ら、センターが出てボール弁シートになじみやすく、シ
ール性能が高まる。
【0015】次に、請求項4に記載の発明においては、
ハンドルのロック機構において、ロックねじは、ロック
に必要な量その頭部がハンドル側のロック孔に入ると、
いくら廻しても空回りを行い、それ以上突出(浮上)し
て来ないため、ハンドルに裏側から当ることがない。よ
って、ハンドルの変形や、バルブに悪い影響が出ない。
【0016】次に、請求項5に記載の発明においては、
あらかじめロックねじ(右ねじ)をキャップねじ内にね
じ込んでおき、ロックねじを左へ回すことによりこれを
本体側のキャップねじ(左ねじ)孔内にねじ込むことが
できる。そして、ロックねじ側のねじピッチは、キャッ
プねじ孔側のねじピッチより粗いため、ロック解除時に
ロックねじを右へ廻したとき、キャップねじが共回りす
ることがない。よって、ロック機構のキャップねじにス
リ割り等のような回転工具係合部を形成しないで本体側
のキャップねじ孔内にこのキャップねじの組み込みが可
能である。
【0017】本発明は、ガスメータの取付部分の配管に
用いられるガス栓(元栓)以外に、気体、液体用であっ
て、入側と出側が直角に交わる流路を有するボールバル
ブに適用が可能である。
【0018】
【実施例1】本実施例1は、バルブに作用する摩擦を低
減することにより、ハンドルの回転トルクが小さくて済
むように構成したボールバルブに関するもので、請求項
1及び2に記載の発明に対応している。以下この実施例
1を図1〜図3を基に詳細に説明する。図1は、ボール
バルブ1をハンドル19側から見た平面図、図2は左半
分を断面し、流体の出口側から見た正面図、図3はA−
A´線断面図である。
【0019】これら図1〜図3において、1はバルブ本
体であって、このバルブ本体1は、図3において、下方
に入側流体配管接続口2を形成し、右方に出側流体配管
接続口3を形成し、入側流路4と出側流路5はバルブ本
体1内において直角に交わり、この部分にボール弁室6
を形成した構成である。7は前記ボール弁室6内に組み
込まれたボール弁であって、このボール弁7内には、前
記入側流路4と出側流路5を結ぶ入側バルブ流路9と出
側バルブ流路10から成るL型の開閉流路8が形成され
ている。
【0020】11はバルブ本体1の出側流路5の入口に
形成されたボール弁シート装着部、12はこのボール弁
シート装着部11に装着されたリング状のフッ素樹脂製
ボール弁シートであって、ボール弁7はこのボール弁シ
ート12に回転自在に密着している。13はボール弁シ
ート11の反対側において、バルブ本体1に対してOリ
ング14、ねじ15により取り付けられた押えキャップ
であって、この押えキャップ13内の中心に形成したシ
リンダー組込み穴16には、ボール弁7に接するように
シリンダー17が出入り自在に組み込まれていて、この
シリンダー17は、押えキャップ13の外側から調整ね
じ18によりボール弁7側に押圧されていて、ボール弁
7をボール弁シート12に密着させ、併せてボール弁7
のセンター出しと、ボール弁7とボール弁シート12と
のなじみを図り、シール性を担保している。以上のシリ
ンダー17、調整ねじ18が本発明で云うところのボー
ル弁プレッシャーである。
【0021】19はバルブ本体1の外側において、入側
配管接続口2の反対側に取り付けられたハンドルであっ
て、このハンドル19の回転軸20の先端21は、ボー
ル弁7の係合溝22に係合していて、ボール弁7を回転
軸20を中心として図2のストッパー23に当るまで9
0°回転することができる。なお、図1〜図3はハンド
ル19が全開の状態である。
【0022】
【実施例2】本実施例2は、本発明に係るボールバルブ
をガス栓に適用した例であって、請求項3及び4に記載
の発明に対応しており、図4はこのガス栓をハンドル側
から見た正面図、図5はB−B´線断面図、図6は作用
の説明図、図7(A)はロック機構においてロック解除
状態、(B)はロック状態の説明図である。
【0023】これら図4、図5において、30はバルブ
本体であって、このバルブ本体30は、図5において、
左方に入側流体配管接続口31を形成し、下方に出側流
体配管接続口32を形成し、この入側流体配管接続口3
1と出側流体配管接続口32はバルブ本体30内におい
て直角に交わり、この部分にボール弁室33を形成した
構成である。34は前記ボール弁室33内に組み込まれ
たボール弁であって、このボール弁34内には、前記入
側流体配管接続口31と出側流体配管接続口32を結ぶ
入側バルブ流路36と出側バルブ開閉流路37から成る
L型の開閉流路35が形成されている。
【0024】38はバルブ本体30の出側流体配管接続
口32の入口に形成されたボール弁シート装着部、39
はこのボール弁シート装着部38に装着されたリング状
のフッ素樹脂製ボール弁シートであって、ボール弁34
はこのボール弁シート39に回転自在に密着している。
40はボール弁シート装着部38の反対側において、バ
ルブ本体30に対してOリング41、ねじ42により取
り付けられた押えキャップであって、この押えキャップ
40内の中心に形成したシリンダー組込み穴43には、
ボール弁34に接するようにシリンダー44が出入り自
在に組み込まれていて、このシリンダー44は、コイル
スプリング45によりボール弁34をボール弁シート3
9側に押し付けることにより、ボール弁34のセンター
出しと、ボール弁34とボール弁シート39とのシール
性を担保している。以上のシリンダー44とコイルスプ
リング45が本発明で云うところのボール弁プレッシャ
ーである。
【0025】46はバルブ本体30の外側において、入
側流体配管接続口31の反対側に取り付けられたハンド
ルであって、このハンドル46の回転軸47の先端48
は、ボール弁34の係合溝49に係合していて、ボール
弁34を回転軸47を中心として90°回転することが
できる。50は出側流体配管接続口32に取り付けられ
たユニオンナットであって、このユニオンナット50を
用いて出側配管接続口32にガスメータ(図示せず)の
口金を接続することにより、ガスメータが取り付けられ
る。なお、図4、図5はハンドル46が全閉の状態であ
る。
【0026】52はロック機構であって、このロック機
構52は、図5及び図7(A)に示すように、ハンドル
46の回動範囲においてバルブ本体30側に設けられて
いる。53はバルブ本体52に設けたロックねじ孔であ
って、このロックねじ孔53内には奥の方にのみ雌ねじ
54が切設してあり、孔の入口55は無ねじ状態であ
る。
【0027】56はロックねじであって、このロックね
じ56の雄ねじ57は前記雌ねじ54にねじ込んであ
り、この頭部58はハンドル46側に設けたロック孔6
0の裏に逃げていて、ロックに際してロックねじ56の
回転工具係合孔59に回転工具を係合させて回転する
と、ロックねじ56は図7(B)に示すように弛んで来
て頭部58がハンドル46のロック孔60内に侵入し、
同時にロックねじ56の雄ねじ57は雌ねじ54から無
ねじ部55側に外れ、いくら回転しても空転し、これ以
上の浮上はしない。この結果、ロックねじ56がハンド
ル46のロック孔60の縁に当り、裏からハンドル46
を押し出して変形させたりすることはない。
【0028】図6はボール弁プレッシャーの作用を示す
もので、中心線aから左は正常時、右はボール弁シート
39が火災等の熱で溶融し、灰61となって、ボール弁
34がコイルスプリング45、シリンダー44により押
し出されて、ボール弁34が直接ボール弁シート装着部
38に接し、シール性を担保している状態である。
【0029】
【実施例3】本実施例3は、請求項5に記載した発明に
対応しており、図8〜図10に基づいて詳細を説明す
る。但し、ロック機構以外のボールバルブの構成は、実
施例2と同一構成のため、図8〜図10には共通の符号
のみを付し、この符号の説明は実施例2の説明を援用す
る。70はロック機構であって、このロック機構70は
ハンドル46の回動範囲において、バルブ本体30側に
設けられた雌ねじ72を切設したキャップねじ孔71
と、このキャップねじ孔71の雌ねじ72にねじ込まれ
る雄ねじ74を外周に形成し、内面に雌ねじ75を切設
したキャップねじ73と、このキャップねじ73内の雌
ねじ75にねじ込まれる雄ねじ77を切設し、頭部78
をストレートに形成したロックねじ76とから成る。
【0030】そして、前記キャップねじ孔71の雌ねじ
72は左ねじで、キャップねじ73内の雌ねじ75は右
ねじであって、雌ねじ72のピッチに対して、雌ねじ7
5のピッチは粗く設定されている。このロック機構70
においては、図10(A)に示すように、キャップねじ
73内にロックねじ76を組み込んだ状態でバルブ本体
30のキャップねじ孔71にキャップねじ73をねじ込
む。ねじ込み方法は、キャップねじ73内にあらかじめ
ねじ込んだロックねじ76を左へ回せば、左ねじのキャ
ップねじ73はバルブ本体30側のキャップねじ孔71
内に進み螺着される。この状態でロックねじ76を右回
転すれば、ロックねじ76は沈む方向へ移動してロック
が解除される。ロックねじ76を右に回せばキャップね
じ73は弛める方向になるが、ロックねじ76(雌ねじ
75)のピッチがキャップねじ73(キャップねじ孔7
1)のピッチより粗いため、キャップねじ73(キャッ
プねじ孔71)側の回転トルクが大きく、更に螺着固定
されているため、キャップねじ73は共回りして弛むこ
とはない。
【0031】ロック機構70において、このように構成
することにより、キャップねじ73に回転工具の係合
部、例えば図11(B)に示すようにスリ割り78を入
れず、図11(A)に示すように回転工具の回転係合孔
80をロックねじ76の頭部78の端面に形成するだけ
で良くなり、キャップねじの組み込みが簡単になるばか
りでなく、キャップねじ73の加工が簡単になる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上に説明した構成と作用によ
り、次の効果を奏する。 1.請求項1に記載の発明によると、ボール弁シートの
反対側中心においてボール弁プレッシャーによりボール
弁をボール弁シート側に押圧しているため、ボール弁シ
ートに対してボール弁のセンター出しが行われてなじ
み、均圧でボール弁シートにボール弁が密着する。この
結果、シール性能が向上する。また、ボール弁はボール
弁シートに対して1ヶ所で密着しているだけのため、ボ
ール弁とボール弁シート間の摩擦が軽減され、ハンドル
の回転トルクは小さくて済み、開閉が楽である。因み
に、呼び径3/4のボールバルブの場合、従来品と比
べ、始動トルクは1/6.5、摺動トルクは1/2に軽
減することができた。更に、本発明ボールバルブの場
合、始動トルクと摺動トルクの差は認められなかった。
【0033】2.請求項2に記載の発明によると、ボー
ル弁をボール弁シートに対して調整ねじとシリンダーで
押圧しているため、押圧力の設定を任意に調整して、シ
ール性とハンドルの回転トルクのバランス調整を任意に
行うことができる。 3.請求項3に記載の発明によると、ボール弁をコイル
スプリングとシリンダーで押圧しているため、パッキン
が火災等で溶融焼失しても、コイルスプリングがボール
弁をボール弁シート装着部側に押し出してボール弁シー
ト装着部に隙間が発生するのを防止する。この結果、最
小限のシール性を担保できる。
【0034】4.請求項4に記載の発明によると、ハン
ドルのロック機構において、ロックねじを所定の量突き
出し、ロック状態となった後は空回りするように構成し
た。この結果、過度の突き出しによりハンドルに変形を
もたらしたり、ボール弁側に悪い影響が出るのを防止で
きる。 5.請求項5に記載の発明によると、左ねじと右ねじ及
びピッチ差によりキャップねじをキャップねじ孔内に組
み込んだり、ロックねじのみを回してロック状態又はロ
ック解除ができるため、キャップねじに対して特別に回
転工具係合用にスリ割り等を設ける必要がなく、分解な
ど悪戯されることがないと共にキャップねじの加工と組
み込みに手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に記載したボールバルブの外観を示す
平面図である。
【図2】図1に係るボールバルブの一部切欠側面図であ
る。
【図3】A−A´線断面図である。
【図4】実施例2に係るボールバルブの正面図である。
【図5】B−B´線断面図である。
【図6】実施例2に係るボールバルブの作用の説明図で
ある。
【図7】(A)はロック解除状態の説明図である。
(B)はロック状態の説明図である。
【図8】実施例3に係るボールバルブの正面図である。
【図9】C−C´線断面図である。
【図10】(A)はロック解除状態の説明図である。
(B)はロック状態の説明図である。
【図11】(A)は実施例3のロック機構においてキャ
ップねじにスリ割りがない状態の説明図である。(B)
は従来のロック機構において、キャップねじにスリ割り
が存在する状態の説明図である。
【図12】従来のボール弁シート2ヶでボール弁を押圧
するボールバルブの説明図である。
【図13】(A)はロック解除の説明図である。(B)
はロック状態において、ロックねじでハンドルが裏から
押し上げられて変形している状態の説明図である。
【符号の説明】
1・30 バルブ本体 7・34 ボール弁 12・39 ボール弁シート 19・46 ハンドル 17 シリンダー 18 調整ねじ 45 コイルスプリング 50 ユニオンナット 52・70 ロック機構 53・71 ロックねじ孔 56・76 ロックねじ 60 ロック孔 73 キャップねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体内の入側と出側のガス流路が
    直角に交わっていてこの直角に交わっている部分にボー
    ル弁室を形成すると共にこのボール弁室内に前記ガス流
    路の入側とは常時対向していて、出側とは閉又は開に対
    向自在のL型開閉流路を有するボール弁を組み込み、こ
    のボール弁をバルブ本体の外側からハンドルを用いて開
    閉する構成のボールバルブにおいて、前記バルブ本体内
    のボール弁室の出側ガス流路の入口にボール弁シート装
    着部を形成し、このボール弁シート装着部にボール弁シ
    ートを装着すると共に、前記ボール弁シート装着部の中
    心とボール弁の中心を結ぶ中心線上であって、ガス栓本
    体側にボール弁を前記ボール弁シート側に押圧するボー
    ル弁プレッシャーを設けて成るボールバルブ。
  2. 【請求項2】 ボール弁プレッシャーを押圧調整ねじと
    シリンダーで構成して成る請求項1に記載のボールバル
    ブ。
  3. 【請求項3】 ボール弁プレッシャーをスプリングとシ
    リンダーで構成して成る請求項1に記載のボールバル
    ブ。
  4. 【請求項4】 ハンドルの回動範囲において、バルブ本
    体側にロックねじ孔を形成すると共に、このロックねじ
    孔には、奧側にのみ雌ねじが形成されていること、前記
    ロックねじ孔内には先端側に前記ロックねじ孔内の雌ね
    じに螺合させてロックねじがねじ込まれていること、前
    記ハンドルの閉位置において、前記ロックねじ孔に対向
    する位置には前記ロックねじの頭部が侵入自在のロック
    孔が形成されていること、を特徴とする請求項1又は2
    又は3に記載のボールバルブ。
  5. 【請求項5】 バルブ本体側には左ねじ付のキャップね
    じ孔が形成されていること、このキャップねじ孔には外
    周面に前記キャップねじの左ねじに螺合する雄ねじを形
    成し、内周面には前記キャップねじ孔内の左ねじよりピ
    ッチが粗い雌ねじを切設したキャップねじがねじ込まれ
    ていること、前記キャップねじの雌ねじには、先端側の
    外周面に雄ねじを切設し、頭部側をストレートに形成す
    ると共にこの頭部の端面に回転工具係合部を形成したロ
    ックねじがねじ込んで取り付けられていること、前記ハ
    ンドルの閉位置において、前記ロックねじに対向する位
    置には前記ロックねじを弛めたときにその頭部が侵入す
    るロック孔が形成されていること、を特徴とする請求項
    1又は2又は3に記載のボールバルブ。
JP2001288766A 2001-09-21 2001-09-21 ボールバルブ Pending JP2003097741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288766A JP2003097741A (ja) 2001-09-21 2001-09-21 ボールバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288766A JP2003097741A (ja) 2001-09-21 2001-09-21 ボールバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003097741A true JP2003097741A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19111356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001288766A Pending JP2003097741A (ja) 2001-09-21 2001-09-21 ボールバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003097741A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004099830A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Kuraray Co Ltd 無機有機複合材料およびその製造方法
JP2006125616A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd ボールバルブ
CN100343565C (zh) * 2005-10-31 2007-10-17 沈新荣 动态平衡电动二通阀
JP2009502342A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 バイオフルイド テクノロジーズ,エルエルシー 医療用廃棄物処理システムアセンブリ
JP2014206213A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 株式会社鷺宮製作所 ボールバルブ
CN106051202A (zh) * 2016-08-12 2016-10-26 西玛克(厦门)阀门有限公司 一种多功能无摩擦固定短球阀及其使用方法
KR20170011334A (ko) * 2015-07-22 2017-02-02 와이.에스. 밸브 매뉴팩처링 컴퍼니., 리미티드. 정유량과 정압 배출이 가능한 유체밸브 구조

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004099830A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Kuraray Co Ltd 無機有機複合材料およびその製造方法
JP2006125616A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd ボールバルブ
JP4512921B2 (ja) * 2004-09-30 2010-07-28 旭有機材工業株式会社 ボールバルブ
JP2009502342A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 バイオフルイド テクノロジーズ,エルエルシー 医療用廃棄物処理システムアセンブリ
JP2012210432A (ja) * 2005-07-26 2012-11-01 Biofluid Technologies Llc 医療用廃棄物処理システムアセンブリ
CN100343565C (zh) * 2005-10-31 2007-10-17 沈新荣 动态平衡电动二通阀
JP2014206213A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 株式会社鷺宮製作所 ボールバルブ
KR20170011334A (ko) * 2015-07-22 2017-02-02 와이.에스. 밸브 매뉴팩처링 컴퍼니., 리미티드. 정유량과 정압 배출이 가능한 유체밸브 구조
KR102311913B1 (ko) 2015-07-22 2021-10-13 와이.에스. 밸브 매뉴팩처링 컴퍼니., 리미티드. 유체 밸브 구조를 위한 제어 손잡이 조립체
CN106051202A (zh) * 2016-08-12 2016-10-26 西玛克(厦门)阀门有限公司 一种多功能无摩擦固定短球阀及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0904506B1 (en) Seat ring and rotary valve
US20040112562A1 (en) Stopcock
JP2003097741A (ja) ボールバルブ
US2249982A (en) Valve
JPH07190244A (ja) ベローズシール回動弁
JP3044841U (ja) ガス栓
JP2518921Y2 (ja) 押し廻し式の流体用開閉コック
JPH06117574A (ja) バタフライ弁
KR200178562Y1 (ko) 유량 조절이 가능한 가스차단밸브
JP2004257471A (ja) 冷凍サイクルの圧力リリーフバルブ
JP2004084694A (ja) 偏芯バタフライ弁のシール構造
JP2001254850A (ja) ボールバルブ
JP2001090850A (ja) ボールバルブ
KR200216887Y1 (ko) 앵글 밸브
JPH0228308Y2 (ja)
JPS646443Y2 (ja)
JP3147934B2 (ja) ボール弁
JPS5911229Y2 (ja) 過流出防止弁付ガスコック
JP2001108118A (ja) ボールバルブ
JPS5927594Y2 (ja) ガス栓に用いるメクラ蓋
JPH0746852Y2 (ja)
JPS5940604Y2 (ja) バタフライ形制水弁におけるシ−ル装置
JPH0345006Y2 (ja)
JPH08334184A (ja) ボールバルブ
JPH061942U (ja) 弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050831