JPH061942U - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH061942U
JPH061942U JP4634692U JP4634692U JPH061942U JP H061942 U JPH061942 U JP H061942U JP 4634692 U JP4634692 U JP 4634692U JP 4634692 U JP4634692 U JP 4634692U JP H061942 U JPH061942 U JP H061942U
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JP
Japan
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valve
seat
seat ring
valve plug
pipe connection
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Pending
Application number
JP4634692U
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English (en)
Inventor
茂弘 川合
大島  博
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Publication of JPH061942U publication Critical patent/JPH061942U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートリテーナの位置決めが確実で、シート
リングをバルブプラグに確実に圧接することができるよ
うにする。 【構成】 弁本体31の上流側配管接続口38にテーパ
ねじ36と平行ねじ40を形成し、この平行ねじ部40
にシートリテーナ56を螺合してシートリング50をバ
ルブプラグ34に押し付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の被制御流体の流量制御を行なう制御弁に用いて好適な弁装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の弁装置に配管を接続する方法としては、フランジ方式とテーパ ねじ方式が一般的である。図5は配管用テーパねじを用いて配管を接続するよう にした弁装置の従来例を示すもので、これを簡単に説明すると、図中符号1で示 す弁装置は回転型弁を構成するもので、弁本体2内の流路3内に貫通孔5を有す る球状のバルブプラグ4を内装し、これを弁本体2の中心線と直交する弁軸6に よって回動させることによりシートリング7の開口面積を変化させ、開口面積に 応じた流量制御を行うようにしたものである。バルブプラグ4の外周面は、球心 をプラグ中心と一致させた球面とされ、シートリング7の着座面に密接されるこ とにより、球面着座部を形成している。この場合、シートリング7は、接続パイ プ8の内端面に形成された環状溝に嵌着されており、接続パイプ8を弁本体2の 一端開口部にねじ込むことにより、バルブプラグ4の球面着座部に圧接されてい る。接続パイプ8は、シートリング7の弁本体2内への装着を容易にするため弁 本体2とは別個に製作され、一端部が弁本体2の一端開口部に螺合されてビス9 により回転を防止されており、他端部内周面には不図示の配管が接続されるテー パねじ10が形成されている。そして、弁本体2の反接続パイプ側端部はテーパ ねじ12を有する配管接続口11とされている。 なお、13は弁軸6を駆動する弁操作装置である。
【0003】 図6は弁装置の他の従来例を示すもので、この弁装置15は両端にテーパねじ 16、17を有する配管接続口18、19がそれぞれ設けられた弁本体2の内部 中央にバルブプラグ4を配設し、円筒状に形成したシートリテーナ20を一方の 配管接続口18にねじ込んで、その内端面にてシートリング7をバルブプラグ4 の球面着座部に圧接するように構成したものである。このため、シートリテーナ 20の外周面には前記テーパねじ16に螺合するテーパねじ21が形成されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示した従来の回転型弁1にあっては、弁本体を2分割形 成する必要があるため、部品点数および組立工数が増加し、また小型化する上で 大きな制約を受けるという問題があった。一方、弁本体2の両端に配管接続口1 8、19を一体に設け、シートリテーナ20を配管接続口18にねじ込んだ図6 に示す従来の回転型弁15にあっては、テーパねじ16はあくまでも配管とのシ ールを目的とするものであるため、シートリテーナ20をテーパねじ16にねじ 込んでもシートリング7の位置決めが難しく、所望位置より手前側でテーパねじ 16、21同士が締まると、シートリング7をバルブプラグ4に圧接することが できず、またシートリング7が当たっても締まらない場合は、シートリテーナ2 1が軸線および径方向にガタ付いて緩み易く、いずれにしても液漏れを生じ弁の 閉止特性が低下するという問題があった。
【0005】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、比較的構造が簡単でシートリテーナの位置決めが確実 で、シートリングをバルブプラグに確実に圧接することができるようにした弁装 置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る弁装置は、両端にテーパねじを有する 配管接続口が設けられた弁本体の内部にシートリングと、バルブプラグを配設し 、前記シートリングをシートリテーナによって前記バルブプラグに圧接した弁装 置において、前記配管接続口の奥方に平行ねじを前記テーパねじに同一ピッチで 連続して形成し、この平行ねじ部に前記シートリテーナを螺入するようにしたも のである。
【0007】
【作用】
本考案においては、シートリテーナを平行ねじ部にシートリングがバルブプラ グに当接する位置までねじ込むことができるため、シートリテーナの位置決めが 確実で、安定した保持力を確保し得る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る弁装置の一実施例を示す断面図、図2はバルブプラグ、弁 軸およびスタッドの斜視図、図3はシート状ガイドの断面図、図4(a)、(b )はバルブプラグの全開状態と全閉状態を示す図である。これらの図において、 回転型弁30は、流路32を形成する流路孔33が貫通形成された弁本体31、 この弁本体31の内部中央に配置され流路32を開閉制御する回転自在なバルブ プラグ34、このバルブプラグ34を外部から回転操作する弁軸35等を備えて いる。
【0009】 前記弁本体31の両端部はそれぞれテーパねじ36、37を有する配管接続口 38、39を形成しており、また例えば上流側の配管接続口38の奥側には平行 ねじ40が前記テーパねじ36に連続してかつテーパねじ36と同一ピッチで形 成されている。そして平行ねじ40の山径はテーパねじ36の奥側終端の山径と 等しい。
【0010】 前記バルブプラグ34は、略半球状で内部がくりぬかれた殻構造体からなる弁 体44と、弁体44の上下面にそれぞれ一体に設けられた円筒状の軸受部45、 46とで構成され、弁体44の外周面には弁軸35の回転方向に長い帯状の球面 着座部47がバルブプラグ34の球心を中心として一体に突出形成されると共に 、流量特性部(例:イコールパーセント特性)を形成する開口部48が前記球面 着座部47の一端部と重なるように形成されている。球面着座部47は、前記弁 本体31の上流側配管接続口38内に嵌合された筒状のシートリング50の内側 開口端面、すなわち着座面51に密接されており、その幅D(図2)は、着座面 51の内径A(図1)よりやや大きく(D>A)設定されている。また、バルブ プラグ34の上側軸受部45には前記弁軸35の内端35aが同軸に嵌合されて 溶接等により一体的に接合され、下側軸受部46は弁本体31の内底面中央部に 設けられた着座部52に嵌合固定されたスタッド53の上端部53a(図2)に 回転自在に嵌合軸支されている。
【0011】 前記シートリング50は筒状体に形成されて、前記弁本体31の上流側配管接 続口38の奥方に摺動自在に嵌挿され、その外周面で前記着座面51側とは反対 側端部にOリング54が嵌着されている。また、シートリング50の外周面には ばね受け用の段部55が全周に亙って突設されており、このばね受け用段部55 とシートリテーナ56との間にはシートスプリング57が介在され、このスプリ ング57の弾発力によってシートリング50を弁本体31の内方に付勢し、着座 面51をバルブプラグ34の球面着座部47に所定圧にて圧接している。
【0012】 前記シートリング50の抜けを防止する前記シートリテーナ56は円筒体から なり、外側端部が内側端部より大径に形成されてその外周面に前記上流側配管接 続口38のテーパねじ部36より平行ねじ部40にねじ込まれる平行ねじ59が 形成されている。一方、小径部の内周面には前記Oリング54が嵌着される環状 溝60が形成されている。
【0013】 前記弁軸35は、バルブプラグ34と共に回転型弁30の駆動系を形成するも ので、弁本体31の上面開口部61にガスケット62を介して嵌合され、不図示 のボルトによって締結固定された上蓋63の弁軸挿通孔64およびグランド孔6 5を貫通して上蓋63の上方へ突出している。そして、弁軸35の外端35bに は角頭部66が設けられている。角頭部66は、自動調整弁として使用される場 合、前記上蓋53の上方にヨークを介して設置されるアクチュエータ(図示せず )に連結され、手動操作される場合には弁駆動部としてのハンドル(図示せず) が取り付けられる。
【0014】 前記弁軸挿通孔64にはシート状ガイド67とOリング68がそれぞれ嵌挿さ れている。前記シート状ガイド67は、弁軸35の回転軸受を形成するもので、 図3に示すようにフッ素樹脂を基材とし、カーボン等をコンバインしたライニン グ材66Aでステンレス製多孔板67Bの内側をライニングしたもので、一部分 が切欠かれて開放するC字状とされ、内径が前記弁軸挿通孔64より若干小さく 設定されている。
【0015】 図1において、上蓋63の下面とバルブプラグ34の上面との間には弁軸35 のスラスト軸受を形成するワッシャ状軟質金属製(黄銅、アルミニウム等)の薄 板69が弁軸35に嵌挿されて介在されている。前記グランド孔65は、上蓋6 3の上面側に前記弁軸挿通孔64と同軸に連通して形成された大径孔からなり、 この孔65と前記弁軸35の隙間にグランド部品70およびパッキン、Oリング 等のシール部材71が嵌挿されている。
【0016】 さらに前記弁本体31の内底面で前記スタッド53の下流側には前記バルブプ ラグ34を図4(a)に示す全開位置と、(b)図に示す全閉位置に停止させる ストッパ72が上方に向かって一体に突設されている。ストッパ72は、バルブ プラグ34の半球割面の開放端面73、74に当接する高さを有するものであれ ばよい。
【0017】 このような構成において、バルブプラグ34は、弁軸35によって図4(a) 時計方向に最大角度回動されて開口部48がシートリング50の内側開口部と正 対一致すると、半球割面の反開口部側開放端面73がストッパ72の一側面に当 接して全開位置に停止され、図4(b)反時計方向に最大角度回動されてシート リング50を球面着座部47で完全に閉じると、開口部側開放端面74がストッ パ72の他側面に当接して全閉位置に停止する。 ここで、本考案においては上流側配管接続口38の奥側に平行ねじ部40をテ ーパねじ36に連続して設け、この平行ねじ部40にシートリテーナ56を螺入 してシートリング50をバルブプラグ34に押し付けるように構成したので、テ ーパねじ同士の螺合と異なりシートリテーナ56が、シートリング50がバルブ プラグ34に当たる前に締まったり、反対にシートリング50がバルブプラグ3 4に当たっても軸線および径方向にガタ付いて締まらないといったことがなく、 シートリング50をバルブプラグ34に確実に圧接することができる。したがっ て、液漏れを生じず、良好な弁の閉止特性を得ることができる。また、平行ねじ 部40はテーパねじ部36と同一ピッチであるため、シートリテーナ56の装着 も容易である。
【0018】 なお、本実施例は上流側配管接続口38側にシートリング50とシートリテー ナ56を組み込んだが、本考案はこれに特定されるものではなく、下流側配管接 続口39側に組み込んでもよいことは勿論である。また、バルブプラグ34の形 状としては本実施例のものに限らず、図5および図6に示した形状のものであっ てもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る弁装置によれば、弁本体の配管接続口にテー パねじ部と、このテーパねじ部と同一ピッチの平行ねじ部をテーパねじ部に連続 して形成し、この平行ねじ部にシートリテーナを螺入してシートリングをバルブ プラグに押し付けるように構成したので、シートリングの位置決めが確実で、シ ートリテーナが緩んだりすることがなく、良好な弁閉止特性を得ることができ、 また弁本体を分割形成しなくてもシートリングおよびシートリテーナの取付けが 容易であるという実用上優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る弁装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】バルブプラグ、弁軸およびスタッドの斜視図で
ある。
【図3】シート状ガイドの断面図である。
【図4】(a)、(b)はバルブプラグの全開状態と全
閉状態を示す図である。
【図5】弁装置の従来例を示す断面図である。
【図6】弁装置の他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
31 弁本体 34 バルブプラグ 35 弁軸 36、37 テーパねじ 38、39 配管接続口 40 平行ねじ 50 シートリング 56 シートリテーナ 59 平行ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にテーパねじを有する配管接続口が
    設けられた弁本体の内部にシートリングと、バルブプラ
    グを配設し、前記シートリングをシートリテーナによっ
    て前記バルブプラグに圧接した弁装置において、前記配
    管接続口の奥方に平行ねじを前記テーパねじに同一ピッ
    チで連続して形成し、この平行ねじ部に前記シートリテ
    ーナを螺入するようにしたことを特徴とする弁装置。
JP4634692U 1992-06-11 1992-06-11 弁装置 Pending JPH061942U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4634692U JPH061942U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 弁装置

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JP4634692U JPH061942U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 弁装置

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JPH061942U true JPH061942U (ja) 1994-01-14

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ID=12744584

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JP4634692U Pending JPH061942U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 弁装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016157630A1 (ja) * 2015-03-30 2018-01-25 アイシン精機株式会社 冷媒制御バルブ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340416A (en) * 1976-08-06 1978-04-13 Richards & Co B C Ball valve

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