JP2003097267A - 水冷エンジン - Google Patents

水冷エンジン

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JP2003097267A JP2001291438A JP2001291438A JP2003097267A JP 2003097267 A JP2003097267 A JP 2003097267A JP 2001291438 A JP2001291438 A JP 2001291438A JP 2001291438 A JP2001291438 A JP 2001291438A JP 2003097267 A JP2003097267 A JP 2003097267A
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哲也 小坂
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】シリンダブロック1の長手方向を前後方
向、その一方を前と見て、シリンダジャケット4に冷却
水を導入する水路3の入口11を、シリンダブロック1
の前端壁9にあけ、この前端壁9に冷却ファンを備えた
水ポンプ10を取り付け、上記水路3の入口11をこの
水ポンプ10の吐出口に臨ませた、水冷エンジンにおい
て、シリンダブロック1の後端部に調時伝動装置を配置
した。 【効果】調時伝動ケース8に妨げられることなく、水ポ
ンプ10を配置することができる。このため、水ポンプ
10に取り付けた冷却ファンの位置を低くすることもで
き、エンジンを搭載する機種の制約を受けにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、水冷エンジンとして、本発明と同
様、シリンダブロックの長手方向を前後方向、その一方
を前と見て、シリンダジャケットに冷却水を導入する水
路の入口を、シリンダブロックの前端壁にあけ、この前
端壁に冷却ファンを取り付けた水ポンプを取り付け、上
記水路の入口をこの水ポンプの吐出口に臨ませたものが
ある。従来、この種のエンジンでは、シリンダブロック
の前端部に調時伝動装置を配置しているため、この調時
伝動ケースの上方に水ポンプを取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、次
の問題がある。 《問題1》 エンジンを搭載する機種の制約が大きい。
調時伝動ケースの上方に水ポンプを取り付けているた
め、水ポンプの位置が高くなる。このため、水ポンプに
取り付けた冷却ファンの位置も高くなり、エンジンを搭
載する機種の制約が大きい。
【0004】《問題2》 各シリンダ壁の上下部分の暖
機や冷却が不均一になる場合がある。高い水ポンプの位
置に合わせて、シリンダジャケットに冷却水を導入する
水路の入口を高くし、この入口から水路を高いまま後向
きに延ばした場合、水路の出口が高くなり、そのシリン
ダジャケットの上部に臨む。この場合、脇水路の出口か
ら流出した冷却水の多くが、シリンダジャケットの下部
を通過しないままヘッドジャケットの上部に流入し、シ
リンダジャケットの下部で冷却水が停滞し、各シリンダ
壁の上下部分の暖機や冷却が不均一となる。このため、
暖機運転中は、各シリンダ壁の下寄りの部分が暖まりに
くく、ピストンが焼き付くおそれがある。また、通常運
転中は、各シリンダ壁の下寄りの部分が冷却不足とな
り、その下寄り部分とピストンリングとの間に隙間がで
き、ブローバイガスの漏れや燃焼室内へのオイル上がり
が起こりやすい。
【0005】《問題3》 水路抵抗が大きくなる場合が
ある。高い水ポンプの位置に合わせて、シリンダジャケ
ットに冷却水を導入する水路の入口を高くし、この入口
から水路を低い位置まで迂回させると、入口から水路が
下向きに折れ曲がる。このため、この場合には、水路抵
抗が大きくなる。
【0006】本発明の課題は、上記問題点を解決できる
水冷エンジンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)図7に
示すように、シリンダブロック(1)の長手方向を前後方
向、その一方を前と見て、シリンダジャケット(4)に冷
却水を導入する水路(3)の入口(11)を、シリンダブロ
ック(1)の前端壁(9)にあけ、この前端壁(9)に冷却フ
ァン(2)を備えた水ポンプ(10)を取り付け、上記水路
(3)の入口(11)をこの水ポンプ(10)の吐出口に臨ま
せた、水冷エンジンにおいて、図2に示すように、シリ
ンダブロック(1)の後端部に調時伝動装置(8)を配置し
た、ことを特徴とする水冷エンジン。
【0008】
【発明の効果】(請求項1の発明)請求項1の発明は、
次の効果を奏する。 《効果1》 エンジンを搭載する機種の制約を受けにく
い。図2に示すように、シリンダブロック(1)の後端部
に調時伝動装置(8)を配置したため、調時伝動ケース
(8)に妨げられることなく、水ポンプ(10)を配置する
ことができる。このため、水ポンプ(10)に取り付けた
冷却ファン(2)の位置を低くすることもでき、エンジン
を搭載する機種の制約を受けにくい。
【0009】(請求項2の発明)請求項2の発明は、請
求項1の発明の効果に加え、次の効果を奏する。 《効果2》 各シリンダ壁の上下部分の暖機や冷却が均
一化される。図1に示すように、脇水路(3)の出口(5)
をシリンダジャケット(4)の下部に臨ませたため、脇水
路(3)の出口(5)から流出した冷却水は、シリンダジャ
ケット(4)の下部を通過した後、シリンダジャケット
(4)の上部に浮上し、各シリンダ壁(12)の上下部分の
暖機や冷却が均一化される。このため、暖機運転中は、
各シリンダ壁(12)の下寄り部分がその上寄り部分と同
様に暖まり、ピストン(24)の焼き付きが起こりにく
い。また、通常運転中は、各シリンダ壁(12)の上寄り
部分と同様にその下寄り部分も十分に冷却され、その下
寄り部分とピストンリングとの間に隙間ができにくく、
ブローバイガスの漏れや燃焼室内へのオイル上がりが起
こりにくい。
【0010】《効果3》 水路抵抗が小さくなる。図3
に示すように、水路(3)を前後方向に沿わせて設けるた
め、入口(11)から水路(3)を折り曲げる必要がなくな
り、水路抵抗が小さくなる。
【0011】(請求項3の発明)請求項3の発明は、請
求項1または請求項2の発明の効果に加え、次の効果を
奏する。 《効果4》 冷却ファンをシリンダブロックに接近させ
ることができる。図2に示すように、水ポンプ(10)の
入口水路(10a)をシリンダブロック(1)の前端壁(9)
内に形成したため、水ポンプ(10)の入口水路(10a)
がシリンダブロック(1)の前端壁(9)から前方に張り出
すおそれがなく、これに邪魔されることなく、冷却ファ
ン(2)をシリンダブロック(1)に接近させることができ
る。このため、エンジンの全長を短くすることができ
る。
【0012】(請求項4の発明)請求項4の発明は、請
求項1から請求項3のいずれかの発明の効果に加え、次
の効果を奏する。 《効果5》 冷却ファンをシリンダブロックに接近させ
ることができる。図2に示すように、バイパス水路(3)
を、シリンダヘッド(18)の前端部(30)内とシリンダ
ブロック(1)の前端壁(9)内とにわたって形成したた
め、バイパス水路(3)がシリンダブロック(1)の前端壁
(9)から前方に張り出すおそれがなく、これに邪魔され
ることなく、冷却ファン(2)をシリンダブロック(1)に
接近させることができる。
【0013】(請求項5の発明)請求項5の発明は、請
求項1から請求項4のいずれかの発明の効果に加え、次
の効果を奏する。 《効果6》 冷却ファンをシリンダブロックに接近させ
ることができる。図7に示すように、エア抜き通路(3
1)を、シリンダブロック(1)の前端壁(9)とシリンダ
ヘッド(18)の前端部(30)内とにわたって形成したた
め、エア抜き通路(31) がシリンダブロック(1)の前
端壁(9)から前方に張り出すおそれがなく、これに邪魔
されることなく、冷却ファン(2)をシリンダブロック
(1)に接近させることができる。
【0014】(請求項6の発明)請求項6の発明は、請
求項1から請求項5のいずれかの発明の効果に加え、次
の効果を奏する。 《効果7》 冷却ファンをシリンダブロックに接近させ
ることができる。図7に示すように、サーモスタットケ
ース(32)をシリンダヘッド(18)の横一側壁に取り付
けたため、サーモスタットケース(32) がシリンダヘ
ッド(18)の前端部から前方に張り出すおそれがなく、
これに邪魔されることなく、冷却ファン(2)をシリンダ
ブロック(1)に接近させることができる。
【0015】(請求項7の発明)請求項7の発明は、請
求項6の発明の効果に加え、次の効果を奏する。 《効果8》 温水パイプを接続したサーモスタットを用
いた場合でも、冷却ファンをシリンダブロックに接近さ
せることができる。図7に示すように、サーモスタット
ケース(32)に熱交換器(33)用の温水パイプ(34)を
接続したものを用いた場合、温水パイプ(34)がシリン
ダヘッド(18)の前端部から前方に張り出すおそれがな
く、これに邪魔されることなく、冷却ファン(2)をシリ
ンダブロック(1)に接近させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1から図7は本発明の実施形態を説明
する図で、この実施形態では、水冷の縦型多気筒ディー
ゼルエンジンについて説明する。
【0017】このエンジンの概要は、次の通りである。
図2に示すように、シリンダブロック(1)の上部にシリ
ンダヘッド(18)を組み付け、その上部にヘッドカバー
(35)を組み付けている。シリンダブロック(1)の前端
壁(9)には冷却ファン(2)を備えた水ポンプ(10)を取
り付け、シリンダブロック(1)の後端部にはフライホイ
ル(37)を配置している。図3に示すように、シリンダ
ブロック(1)の右側壁にシリンダブロック(1)の前後方
向に沿う脇水路(3)を設け、ラジエータからの冷却水を
脇水路(3)を介してシリンダジャケット(4)に導入する
ようになっている。
【0018】水ポンプ(10)と脇水路(3)との関係は、
次の通りである。図3に示すように、脇水路(3)の入口
(11)を、シリンダブロック(1)の前端壁(9)にあけ、
図7に示すように、脇水路(3)の入口(11)を水ポンプ
(10)の吐出口に臨ませている。図2に示すように、シ
リンダブロック(1)の後端壁(36)とフライホイル(3
7)との間に調時伝動装置(8)を配置している。このよ
うに、シリンダブロック(1)の後端部に調時伝動装置
(8)を配置したため、調時伝動ケース(8)に妨げられる
ことなく、水ポンプ(10)を配置することができる。こ
のため、水ポンプ(10)に取り付けた冷却ファン(2)の
位置を低くすることもでき、エンジンを搭載する機種の
制約を受けにくい。調時伝動装置(8)はタイミングギヤ
トレインである。
【0019】脇水路(3)の構成は、次の通りである。図
1に示すように、シリンダブロック(1)の右側で、脇水
路(3)を上下一対の軸(6)(7)とともに配置するに当た
り、脇水路(3)と上下一対の軸(6)(7)とをシリンダジ
ャケット(4)とシリンダ壁(12)とに沿って上下に並べ
ている。このため、これらを幅方向に並べて配置する場
合に比べ、エンジンの幅寸法を小さくすることができ
る。脇水路(3)の上方の軸(6)は二次バランサ軸、脇水
路(3)の下方の軸(7)は動弁カム軸である。シリンダブ
ロック(3)の左側の軸(38)は他の二次バランサ軸であ
る。
【0020】また、図3に示すように、脇水路(3)はシ
リンダブロック(1)の全長にわたって形成され、全シリ
ンダ壁(12)の脇を通過する。この脇水路(3)には、複
数の出口(5)を設け、この複数の出口(5)を脇水路(3)
の両端部と中間部とに配置し、各出口(3)を各シリンダ
壁(12)の脇方向突出端面(15)に臨ませている。この
ため、全シリンダ壁(12)に向けて冷却水が均等に分配
され、全シリンダ壁(12)の暖機や冷却が均一化される
とともに、脇水路(3)の各出口(5)からシリンダジャケ
ット(4)に横向きに流入した冷却水が、各シリンダ壁
(12)の脇方向突出端面(15)に当たって前後に均等に
分流し、各シリンダ壁(12)の前後部分の暖機や冷却が
均一化される。また、脇水路(3)の隣り合う出口(5)
(5)間の肉壁(13)内に動弁装置のタペットガイド孔
(14)を設けている。このため、出口(5)とタペットガ
イド孔(14)とを幅方向に並べて配置する場合に比べ、
エンジンの横幅を小さくすることができる。
【0021】また、図1に示すように、脇水路(3)の出
口(5)はシリンダジャケット(4)の下部に臨ませてい
る。このため、脇水路(3)の出口(5)から流出した冷却
水は、シリンダジャケット(4)の下部を通過した後、シ
リンダジャケット(4)の上部に浮上し、各シリンダ壁
(12)の上下部分の暖機や冷却が均一化される。このた
め、暖機運転中は、各シリンダ壁(12)の下寄り部分が
その上寄り部分と同様に暖まり、ピストン(24)の焼き
付きが起こりにくい。また、通常運転中は、各シリンダ
壁(12)の上寄り部分と同様にその下寄り部分も十分に
冷却され、その下寄り部分とピストンリングとの間に隙
間ができにくく、ブローバイガスの漏れや燃焼室内への
オイル上がりが起こりにくい。
【0022】シリンダジャケット(4)の構成は、次の通
りである。図2〜図4に示すように、シリンダブロック
(1)では、隣接するシリンダ壁(12)(12)同士を連続
させている。この連続壁(16)にシリンダブロック(1)
の幅方向に沿うシリンダ間横断水路(17)を形成してい
る。このため、シリンダブロック(1)の幅方向を横方向
と見て、脇水路(3)の出口(5)からシリンダジャケット
(4)に横向きに流入した冷却水が、シリンダ間横断水路
(17)に押し込まれる。このため、冷却水がシリンダ間
横断水路(17)をスムーズに通過し、シリンダボア間の
連続壁(16)の冷却性能が高い。
【0023】ヘッドジャケット(25)の構成は、次の通
りである。図5・図6に示すように、シリンダヘッド
(18)内にヘッドジャケット(25)を設け、シリンダヘ
ッド(18)の吸気ポート(19)と排気ポート(20)の間
にシリンダヘッド(18)の幅方向に沿うポート間横断水
路(21)を形成し、シリンダヘッド(18)の吸気分配手
段(22)側にヘッド吸気側水路(26)を、排気合流手段
(23)側にヘッド排気側水路(27)を、それぞれシリン
ダヘッド(18)の長手方向に沿わせて形成し、このヘッ
ド吸気側水路(26)とヘッド排気側水路(27)とをポー
ト間横断水路(21)で連通させている。
【0024】冷却水の流れは、次の通りである。図7に
示すように、脇水路(3)からシリンダジャケット(4)の
右側に流入した冷却水の一部は、ヘッド排気側水路(2
7)に浮上し、残部は、シリンダ間横断水路(17)に流
入する。シリンダヘッド(18)の右前隅角部(28)の右
側面にヘッドジャケット(25)の出口(25a)をあけて
いる。このため、シリンダ間横断水路(17)を脇水路
(3)側から他側に向かって横断した冷却水が、ヘッド吸
気側水路(26)に浮上し、浮上冷却水がこのヘッド吸気
側水路(26)を前向きに通過しながら、複数のポート間
横断水路(21)に分流し、分流冷却水が脇水路(3)側の
ヘッド排気側水路(27)で合流しながらこの水路(27)
を前向きに通過し、両水路(26)(27)を前向きに通過
した冷却水が合流してヘッドジャケット(25)の出口
(25a)から流出する。このように、冷却水がシリンダ
ブロック(1)内を横断し、シリンダヘッド(18)内を縦
横にくまなく巡回するため、エンジン全体の暖機と冷却
が均一化される。また、ポート間横断水路(21)を通過
する冷却水が、シリンダヘッド(18)一側の吸気分配手
段(22)側から他側の排気合流手段(23)側に向かうた
め、排気熱が吸気分配手段(22)側に伝わりにくく、吸
気の温度上昇を抑制することができる。このため、吸気
の充填効率が高い。尚、脇水路(3)をシリンダブロック
(1)の左側に配置し、シリンダヘッド(18)の左側面に
ヘッドジャケット(25)の出口(25a)をあけた場合に
は、冷却水の流れは、上記の流れと対称になる。
【0025】ヘッド排気側水路(27)の構成は、次の通
りである。図6(B)〜(E)に示すように、ヘッド排気側
水路(27)の天井壁下面(27a)をヘッド吸気側水路
(26)の天井壁下面(26a)よりも高くしている。この
ため、エンジンが左右に傾斜し、ヘッド排気側水路(2
7)が高くなり、その天井壁下面(27a)にエア溜まり
ができても、排気ポート(19)の天井壁が冷却水から露
出しにくく、その冷却を確保することができる。このた
め、いわゆるエンジンの左右傾斜性能が高い。また、シ
リンダヘッド(18)の長手方向に沿うヘッド排気側水路
(27)の天井壁下面(27a)を高くしているため、エン
ジンが前後に傾斜し、排気側水路(27)の前端部または
後端部が高くなり、その天井壁下面(27a)の前端部ま
たは後端部にエア溜まりができても、前端部または後端
部の排気ポート(19)の天井壁が冷却水から露出しにく
く、その冷却を確保することができる。このため、いわ
ゆるエンジンの前後傾斜性能が高い。
【0026】他の水路等の構成は、次の通りである。図
2に示すように、水ポンプ(10)の入口水路(10a)を
シリンダブロック(1)の前端壁(9)の壁肉内に形成して
いる。図7に示すように、サーモスタットケース(32)
から水ポンプ(10)に冷却水をバイパスするバイパス水
路(29)と、水ポンプ(10)からヘッドジャケット(2
5)にエアを抜くエア抜き通路(31)を、いずれもシリ
ンダブロック(1)の前端壁(9)の壁肉内とシリンダヘッ
ド(18)の前端部(30)内とにわたって形成している。
また、サーモスタットケース(32)をシリンダヘッド
(18)の右側面に取り付け、このサーモスタットケース
(32)に熱交換器(33)用の温水パイプ(34)を接続し
たものを用いている。このため、これらがシリンダブロ
ック(1)の前端壁(9)から前方に張り出すおそれがな
く、これらに邪魔されることなく、冷却ファン(2)をシ
リンダブロック(1)に接近させることができ、エンジン
の全長を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの縦断正面図
である。
【図2】図1のエンジンの縦断側面図である。
【図3】図1のエンジンのシリンダブロックの横断平面
図で、シリンダ中心軸線(2)を境界とする左右部分を異
なる位置で切断した図である。
【図4】図3のシリンダブロックのIV−IV線断面図であ
る。
【図5】図1のエンジンのシリンダヘッドを説明する図
で、図5(A)は横断平面図、図5(B)は図5(A)のB−
B線断面図である。
【図6】図5のシリンダヘッドを説明する図で、図6
(A)は平面図、図6(B)は図6(A)のB−B線断面図、
図6(C)は図6(A)のC−C線断面図、図6(D)は図6
(A)のD−D線断面図、図6(E)は図6(A)のE−E線
断面図である。
【図7】図1のエンジンの冷却水の流れを示す模式斜視
図である。
【符号の説明】
(1)…シリンダブロック、(2)…冷却ファン、(3)…脇
水路、(4)…シリンダジャケット、(5)…脇水路の出
口、(9)…シリンダブロック端壁、(10)…水ポンプ、
(11)…脇水路の入口、(12)…シリンダ壁、(18)…
シリンダヘッド、(25)…ヘッドジャケット、(30)…
シリンダヘッドの前端部、(31)…エア抜き通路、(3
2)…サーモスタットケース、(33)…熱交換器、(3
4)…温水パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/10 F02F 1/10 D (72)発明者 山中 重善 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 Fターム(参考) 3G024 AA07 AA08 AA09 AA11 AA33 AA37 AA38 AA39 AA71 BA29 CA03 CA05 CA13 DA02 DA08 DA18 FA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック(1)の長手方向を前後
    方向、その一方を前と見て、シリンダジャケット(4)に
    冷却水を導入する水路(3)の入口(11)を、シリンダブ
    ロック(1)の前端壁(9)にあけ、この前端壁(9)に冷却
    ファン(2)を備えた水ポンプ(10)を取り付け、上記水
    路(3)の入口(11)をこの水ポンプ(10)の吐出口に臨
    ませた、水冷エンジンにおいて、 シリンダブロック(1)の後端部に調時伝動装置(8)を配
    置した、ことを特徴とする水冷エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した水冷エンジンにおい
    て、 前記水路(3)をシリンダブロック(1)の横一側壁で、前
    後方向に沿わせて設け、その水路(3)の出口(5)をシリ
    ンダジャケット(4)の下部に臨ませた、ことを特徴とす
    る水冷エンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した水冷
    エンジンにおいて、 水ポンプ(10)の入口水路(10a)をシリンダブロック
    (1)の前端壁(9)内に形成した、ことを特徴とする水冷
    エンジン。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    した水冷エンジンにおいて、 サーモスタットケース(32)から水ポンプ(10)に冷却
    水をバイパスするバイパス水路(29)を、シリンダヘッ
    ド(18)の前端部(30)内とシリンダブロック(1)の前
    端壁(9)内とにわたって形成した、ことを特徴とする水
    冷エンジン。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    した水冷エンジンにおいて、 水ポンプ(10)からヘッドジャケット(25)にエアを抜
    くエア抜き通路(31)を、シリンダブロック(1)の前端
    壁(9)内とシリンダヘッド(18)の前端部(30)内とに
    わたって形成した、ことを特徴とする水冷エンジン。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    した水冷エンジンにおいて、 サーモスタットケース(32)をシリンダヘッド(18)の
    横一側壁に取り付けた、ことを特徴とする水冷エンジ
    ン。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した水冷エンジンにおい
    て、 サーモスタットケース(32)に熱交換器(33)用の温水
    パイプ(34)を接続したものを用いた、ことを特徴とす
    る水冷エンジン。
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