JPH10231735A - エンジン - Google Patents
エンジンInfo
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- JPH10231735A JPH10231735A JP4878497A JP4878497A JPH10231735A JP H10231735 A JPH10231735 A JP H10231735A JP 4878497 A JP4878497 A JP 4878497A JP 4878497 A JP4878497 A JP 4878497A JP H10231735 A JPH10231735 A JP H10231735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- camshaft
- auxiliary
- engine body
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1824—Number of cylinders six
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】補機駆動用プーリと補機との間に掛け渡された
ベルトの交換を容易に行うことができるエンジンを得
る。 【解決手段】エンジンはクランク軸13とカムシャフト
16の後端がエンジン本体12の後部で連結される。カ
ムシャフト16の前端がエンジン本体12の前部から前
方に突出し、エンジン本体12から突出したカムシャフ
ト16の前端に補機を駆動する補機駆動用機器プーリ2
1が設けられる。エンジン本体の前部に補機を駆動する
補機駆動用プーリを設け、エンジン本体から突出したカ
ムシャフトの前端と補機駆動用プーリの軸を連結しても
よい。或は、エンジン本体の後部でクランク軸と後部が
連結された補助軸をクランク軸と平行にエンジン本体に
設け、補助軸の前端がエンジン本体の前部から突出さ
せ、突出した補助軸の前端に補機を駆動する補機駆動用
プーリを設けることもできる。
ベルトの交換を容易に行うことができるエンジンを得
る。 【解決手段】エンジンはクランク軸13とカムシャフト
16の後端がエンジン本体12の後部で連結される。カ
ムシャフト16の前端がエンジン本体12の前部から前
方に突出し、エンジン本体12から突出したカムシャフ
ト16の前端に補機を駆動する補機駆動用機器プーリ2
1が設けられる。エンジン本体の前部に補機を駆動する
補機駆動用プーリを設け、エンジン本体から突出したカ
ムシャフトの前端と補機駆動用プーリの軸を連結しても
よい。或は、エンジン本体の後部でクランク軸と後部が
連結された補助軸をクランク軸と平行にエンジン本体に
設け、補助軸の前端がエンジン本体の前部から突出さ
せ、突出した補助軸の前端に補機を駆動する補機駆動用
プーリを設けることもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク軸とカム
シャフトを有する4サイクル方式のエンジンに関する。
更に詳しくはクランク軸とカムシャフトの後端がエンジ
ン本体の後部で連結されたエンジンに関するものであ
る。
シャフトを有する4サイクル方式のエンジンに関する。
更に詳しくはクランク軸とカムシャフトの後端がエンジ
ン本体の後部で連結されたエンジンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、一般にこの種のエン
ジン1はピストンの上下運動をコンロッド2によりクラ
ンク軸3の回転運動に変換させている。燃焼室への燃料
の供給方式により2サイクルエンジンと4サイクルエン
ジンが知られており、4サイクルエンジンには通常バル
ブシステムが搭載される。図示しないが、このシステム
におけるバルブは、コイルスプリングの力により閉じる
ように構成され、このバルブを開放させることにより、
4サイクルのうち吸気行程及び排気行程を行い、開放さ
れたバルブから燃焼室とシリンダ内のガス交換を行うこ
とができるようになっている。バルブを押して開かせる
装置はクランク軸3の回転をギヤ4又はチェーン若しく
はタイミングベルトによりカムシャフト6に伝達し、カ
ムシャフト6に設けられた略卵形のカム6aがシャフト
6とともに回転することにより図示しないロッカアーム
を介してバルブを開閉させるようになっている。なお、
このカムシャフトの設けられる位置によりバルブシステ
ムを分類することができ、いわゆるシリンダ上方にカム
シャフトが設けられるオーバヘッドカムシャフト方式や
オーバヘッドバルブ方式等が知られている。
ジン1はピストンの上下運動をコンロッド2によりクラ
ンク軸3の回転運動に変換させている。燃焼室への燃料
の供給方式により2サイクルエンジンと4サイクルエン
ジンが知られており、4サイクルエンジンには通常バル
ブシステムが搭載される。図示しないが、このシステム
におけるバルブは、コイルスプリングの力により閉じる
ように構成され、このバルブを開放させることにより、
4サイクルのうち吸気行程及び排気行程を行い、開放さ
れたバルブから燃焼室とシリンダ内のガス交換を行うこ
とができるようになっている。バルブを押して開かせる
装置はクランク軸3の回転をギヤ4又はチェーン若しく
はタイミングベルトによりカムシャフト6に伝達し、カ
ムシャフト6に設けられた略卵形のカム6aがシャフト
6とともに回転することにより図示しないロッカアーム
を介してバルブを開閉させるようになっている。なお、
このカムシャフトの設けられる位置によりバルブシステ
ムを分類することができ、いわゆるシリンダ上方にカム
シャフトが設けられるオーバヘッドカムシャフト方式や
オーバヘッドバルブ方式等が知られている。
【0003】また、図示しないが、エンジン1には発電
用のオルタネータや冷却水を循環させるためのウオータ
ポンプ等の補機が備えられ、これらの補機はカムシャフ
ト6と同様にクランク軸3の回転運動が伝達されて駆動
するように構成される。従来、この補機への伝達はプー
リ7を介して行われ、この補機駆動用プーリ7はエンジ
ン本体1aの前方に突出したクランク軸3に設けてい
る。このようにクランク軸3に直接補機駆動用プーリ7
を設け、補機との間にベルトを掛け渡すことによりクラ
ンク軸3の回転により補機を駆動し、冷却水をエンジン
内部に循環させてオーバヒートを防止し、また、バッテ
リの充電をするようになっている。また、クーラユニッ
トを備えた場合にはこのプーリ7を介してクーリングユ
ニットのコンプレッサを駆動することにより車室内を快
適な空調に保っている。
用のオルタネータや冷却水を循環させるためのウオータ
ポンプ等の補機が備えられ、これらの補機はカムシャフ
ト6と同様にクランク軸3の回転運動が伝達されて駆動
するように構成される。従来、この補機への伝達はプー
リ7を介して行われ、この補機駆動用プーリ7はエンジ
ン本体1aの前方に突出したクランク軸3に設けてい
る。このようにクランク軸3に直接補機駆動用プーリ7
を設け、補機との間にベルトを掛け渡すことによりクラ
ンク軸3の回転により補機を駆動し、冷却水をエンジン
内部に循環させてオーバヒートを防止し、また、バッテ
リの充電をするようになっている。また、クーラユニッ
トを備えた場合にはこのプーリ7を介してクーリングユ
ニットのコンプレッサを駆動することにより車室内を快
適な空調に保っている。
【0004】一方、エンジン前方にはエンジンから冷却
水が奪った熱を外部に放出するためのラジエータ9が設
けられ、エンジン本体1aの前方に突出したクランク軸
3の先端にはこのラジエータ9により冷却水から有効に
その熱を放散させるためのファン8が設けられる。この
ファン8はクランク軸3が回転することにより回転し、
車両が停車状態であってもラジエータ9に常に外気を通
過させることにより有効にその熱を放散させるようにな
っている。また、ラジエータ9とファン8の間にはファ
ンシュラウド5が設けられ、ファン8により発生する風
がラジエータ9の外部に漏れることを防止している。
水が奪った熱を外部に放出するためのラジエータ9が設
けられ、エンジン本体1aの前方に突出したクランク軸
3の先端にはこのラジエータ9により冷却水から有効に
その熱を放散させるためのファン8が設けられる。この
ファン8はクランク軸3が回転することにより回転し、
車両が停車状態であってもラジエータ9に常に外気を通
過させることにより有効にその熱を放散させるようにな
っている。また、ラジエータ9とファン8の間にはファ
ンシュラウド5が設けられ、ファン8により発生する風
がラジエータ9の外部に漏れることを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のエンジン1では、補機駆動用プーリ7と補機との間に
掛け渡されたベルトの交換が困難である問題点があっ
た。即ち、補機駆動用プーリ7はエンジン本体1aの前
方に突出したクランク軸3に設けられ、更にその先端に
ファン8が設けられることから必然的にベルト交換の際
にはファン8の外周面を越えさせることにより行わなけ
ればならない不具合がある。特にファンシュラウド5が
取付けられている場合にはこのファンシュラウド5を予
め取り外す作業が必要になり、その作業が煩雑である不
具合もある。この点を解消するために、ファンシュラウ
ド5の内壁の一部にベルトをくぐらせる程度の凹部を形
成する「内燃機関のファンシュラウドの構造」が提案さ
れている(実開昭54−22639)。しかし、この
「内燃機関のファンシュラウドの構造」であっても、フ
ァンシュラウド5を取り外すことなくベルトを交換する
だけであり、ベルト交換の際には依然としてファン8の
外周面にベルトを越えさせることが必要であり、未だ解
決すべき問題点が残存していた。本発明の目的は、補機
駆動用プーリと補機との間に掛け渡されたベルトの交換
を容易に行うことができるエンジンを提供することにあ
る。
のエンジン1では、補機駆動用プーリ7と補機との間に
掛け渡されたベルトの交換が困難である問題点があっ
た。即ち、補機駆動用プーリ7はエンジン本体1aの前
方に突出したクランク軸3に設けられ、更にその先端に
ファン8が設けられることから必然的にベルト交換の際
にはファン8の外周面を越えさせることにより行わなけ
ればならない不具合がある。特にファンシュラウド5が
取付けられている場合にはこのファンシュラウド5を予
め取り外す作業が必要になり、その作業が煩雑である不
具合もある。この点を解消するために、ファンシュラウ
ド5の内壁の一部にベルトをくぐらせる程度の凹部を形
成する「内燃機関のファンシュラウドの構造」が提案さ
れている(実開昭54−22639)。しかし、この
「内燃機関のファンシュラウドの構造」であっても、フ
ァンシュラウド5を取り外すことなくベルトを交換する
だけであり、ベルト交換の際には依然としてファン8の
外周面にベルトを越えさせることが必要であり、未だ解
決すべき問題点が残存していた。本発明の目的は、補機
駆動用プーリと補機との間に掛け渡されたベルトの交換
を容易に行うことができるエンジンを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、クランク軸13とカムシャフト16
の後端がエンジン本体12の後部で連結されたエンジン
の改良である。その特徴ある構成はカムシャフト16の
前端がエンジン本体12の前部から前方に突出し、エン
ジン本体12から突出したカムシャフト16の前端に補
機を駆動する補機駆動用プーリ21が設けられたところ
にある。エンジン本体12の前部から前方に向かって突
出したカムシャフト16の前端近傍にはベルトを掛け渡
す際に障害となるファンやファンシュラウド等の他の部
材が存在せず、エンジン本体12から突出したカムシャ
フト16の前端に補機を駆動するための補機駆動用プー
リ21を設けることにより、補機との間に容易にVベル
トを掛け渡すことができる。
図1に示すように、クランク軸13とカムシャフト16
の後端がエンジン本体12の後部で連結されたエンジン
の改良である。その特徴ある構成はカムシャフト16の
前端がエンジン本体12の前部から前方に突出し、エン
ジン本体12から突出したカムシャフト16の前端に補
機を駆動する補機駆動用プーリ21が設けられたところ
にある。エンジン本体12の前部から前方に向かって突
出したカムシャフト16の前端近傍にはベルトを掛け渡
す際に障害となるファンやファンシュラウド等の他の部
材が存在せず、エンジン本体12から突出したカムシャ
フト16の前端に補機を駆動するための補機駆動用プー
リ21を設けることにより、補機との間に容易にVベル
トを掛け渡すことができる。
【0007】請求項2に係る発明は、図3に示すよう
に、クランク軸13とカムシャフト16の後端がエンジ
ン本体12の後部で連結されたエンジンの改良である。
その特徴ある構成は、エンジン本体12の前部に補機を
駆動する補機駆動用プーリ21が設けられ、カムシャフ
ト16の前端がエンジン本体12の前部から前方に突出
し、エンジン本体12から突出したカムシャフト16の
前端と補機駆動用プーリ21の軸21aがギヤ22、チ
ェーン又はベルトにより連結されたところにある。エン
ジン本体12の前方に向かって突出したカムシャフト1
6に補機駆動用プーリ21が取付けられる程度の空間が
存在しない場合に、空間が存在するエンジン本体12の
前部に別途補機駆動用プーリ21を設け、エンジン本体
12から突出したカムシャフト16の前端と補機駆動用
プーリ21の軸をギヤ、チェーン又はベルトにより連結
することにより、補機との間に容易にVベルトを掛け渡
すことができる補機駆動用プーリ21を確実に取付ける
ことができる。
に、クランク軸13とカムシャフト16の後端がエンジ
ン本体12の後部で連結されたエンジンの改良である。
その特徴ある構成は、エンジン本体12の前部に補機を
駆動する補機駆動用プーリ21が設けられ、カムシャフ
ト16の前端がエンジン本体12の前部から前方に突出
し、エンジン本体12から突出したカムシャフト16の
前端と補機駆動用プーリ21の軸21aがギヤ22、チ
ェーン又はベルトにより連結されたところにある。エン
ジン本体12の前方に向かって突出したカムシャフト1
6に補機駆動用プーリ21が取付けられる程度の空間が
存在しない場合に、空間が存在するエンジン本体12の
前部に別途補機駆動用プーリ21を設け、エンジン本体
12から突出したカムシャフト16の前端と補機駆動用
プーリ21の軸をギヤ、チェーン又はベルトにより連結
することにより、補機との間に容易にVベルトを掛け渡
すことができる補機駆動用プーリ21を確実に取付ける
ことができる。
【0008】請求項3に係る発明は、クランク軸13と
カムシャフト16の後端がエンジン本体12の後部で連
結されたエンジンの改良である。その特徴ある構成は、
図示しないが、エンジン本体の後部でクランク軸と後部
が連結された補助軸がクランク軸と平行にエンジン本体
に設けられ、補助軸の前端がエンジン本体の前部から前
方に突出し、エンジン本体から突出した補助軸の前端に
補機を駆動する補機駆動用プーリが設けられたところに
ある。エンジン本体12の前部から前方に向かって突出
した補助軸の前端近傍にはベルトを掛け渡す際に障害と
なるファンやファンシュラウド等の他の部材が存在せ
ず、エンジン本体12から突出した補助軸の前端に補機
を駆動するための補機駆動用プーリ21を設けることに
より、補機との間に容易にVベルトを掛け渡すことがで
きる。
カムシャフト16の後端がエンジン本体12の後部で連
結されたエンジンの改良である。その特徴ある構成は、
図示しないが、エンジン本体の後部でクランク軸と後部
が連結された補助軸がクランク軸と平行にエンジン本体
に設けられ、補助軸の前端がエンジン本体の前部から前
方に突出し、エンジン本体から突出した補助軸の前端に
補機を駆動する補機駆動用プーリが設けられたところに
ある。エンジン本体12の前部から前方に向かって突出
した補助軸の前端近傍にはベルトを掛け渡す際に障害と
なるファンやファンシュラウド等の他の部材が存在せ
ず、エンジン本体12から突出した補助軸の前端に補機
を駆動するための補機駆動用プーリ21を設けることに
より、補機との間に容易にVベルトを掛け渡すことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1及び図2に示すように、
エンジン11は水冷式エンジンであり、内部に冷却水通
路(図示せず)が形成されたエンジン本体12を備え、
エンジン本体12はシリンダブロック12aと、このシ
リンダブロック12aの上面に取付けられたシリンダヘ
ッド12bとを有する。シリンダブロック12aの下部
にはクランク軸13が挿通され、このクランク軸13は
シリンダブロック12aの前端面から突出し、その先端
にはファン14が設けられる(図1)。なお、図示しな
いが、エンジン本体12の周囲には冷却水通路内に冷却
水を循環させるウォータポンプと発電用のオルタネータ
が設けられる。
基づいて詳しく説明する。図1及び図2に示すように、
エンジン11は水冷式エンジンであり、内部に冷却水通
路(図示せず)が形成されたエンジン本体12を備え、
エンジン本体12はシリンダブロック12aと、このシ
リンダブロック12aの上面に取付けられたシリンダヘ
ッド12bとを有する。シリンダブロック12aの下部
にはクランク軸13が挿通され、このクランク軸13は
シリンダブロック12aの前端面から突出し、その先端
にはファン14が設けられる(図1)。なお、図示しな
いが、エンジン本体12の周囲には冷却水通路内に冷却
水を循環させるウォータポンプと発電用のオルタネータ
が設けられる。
【0010】図1に示すように、シリンダブロック12
aにはバルブを押して開かせるカムシャフト16がクラ
ンク軸13と平行になるように設けられる。カムシャフ
ト16の後端はシリンダブロック12aの後端から突出
してその端部にはクランク軸13の回転が伝達される第
1ギヤ17が設けられる。また、この第1ギヤ17に対
応するクランク軸13後部には第2ギヤ18が設けら
れ、この第1及び第2ギヤ17,18の中間には補助ギ
ヤ19が第1及び第2ギヤ17,18と歯合するように
シリンダブロック12aの後部に枢支される。なお、シ
リンダブロック12a後部には第1、第2ギヤ17,1
8及び補助ギヤ19を覆うようにカバー12cが設けら
れる。このように第1、第2ギヤ17,18及び補助ギ
ヤ19が設けられることにより、カムシャフト16はエ
ンジン本体12の後部で連結され、クランク軸13の回
転をこの第1、第2ギヤ17,18及び補助ギヤ19を
介してカムシャフト16に伝達し、カムシャフト16が
回転することにより略卵形のカム16a,16aをシャ
フト16とともに回転させ、図示しないロッカアームを
介してバルブを開閉させるように構成される。
aにはバルブを押して開かせるカムシャフト16がクラ
ンク軸13と平行になるように設けられる。カムシャフ
ト16の後端はシリンダブロック12aの後端から突出
してその端部にはクランク軸13の回転が伝達される第
1ギヤ17が設けられる。また、この第1ギヤ17に対
応するクランク軸13後部には第2ギヤ18が設けら
れ、この第1及び第2ギヤ17,18の中間には補助ギ
ヤ19が第1及び第2ギヤ17,18と歯合するように
シリンダブロック12aの後部に枢支される。なお、シ
リンダブロック12a後部には第1、第2ギヤ17,1
8及び補助ギヤ19を覆うようにカバー12cが設けら
れる。このように第1、第2ギヤ17,18及び補助ギ
ヤ19が設けられることにより、カムシャフト16はエ
ンジン本体12の後部で連結され、クランク軸13の回
転をこの第1、第2ギヤ17,18及び補助ギヤ19を
介してカムシャフト16に伝達し、カムシャフト16が
回転することにより略卵形のカム16a,16aをシャ
フト16とともに回転させ、図示しないロッカアームを
介してバルブを開閉させるように構成される。
【0011】本発明の特徴ある構成は、カムシャフト1
6の前端がエンジン本体12の前部から前方に向かって
突出し、この突出したカムシャフト16の前端に補機を
駆動するための補機駆動用プーリ21が設けられたとこ
ろにある。本実施の形態における補機駆動用プーリ21
はベルトを掛け渡し可能に構成されたプーリであって、
ベルトが掛け渡される1列又は2列以上の溝が形成さ
れ、図示しない補機との間にVベルトが掛け渡されるよ
うになっている。
6の前端がエンジン本体12の前部から前方に向かって
突出し、この突出したカムシャフト16の前端に補機を
駆動するための補機駆動用プーリ21が設けられたとこ
ろにある。本実施の形態における補機駆動用プーリ21
はベルトを掛け渡し可能に構成されたプーリであって、
ベルトが掛け渡される1列又は2列以上の溝が形成さ
れ、図示しない補機との間にVベルトが掛け渡されるよ
うになっている。
【0012】このように構成された車両用エンジンで
は、エンジン本体12の前部から前方に向かって突出し
たカムシャフト16の前端に補機を駆動するための補機
駆動用プーリ21を設けるので、このプーリ21の周囲
にはベルトを掛け渡す際に障害となるファンやファンシ
ュラウド等の他の部材が存在しないことになる。従っ
て、このプーリ21と補機との間には容易にVベルトを
掛け渡すことができ、補機との間にVベルトを掛け渡し
てクランク軸13の回転により補機を駆動することによ
り、補機本来の機能を発揮させる。
は、エンジン本体12の前部から前方に向かって突出し
たカムシャフト16の前端に補機を駆動するための補機
駆動用プーリ21を設けるので、このプーリ21の周囲
にはベルトを掛け渡す際に障害となるファンやファンシ
ュラウド等の他の部材が存在しないことになる。従っ
て、このプーリ21と補機との間には容易にVベルトを
掛け渡すことができ、補機との間にVベルトを掛け渡し
てクランク軸13の回転により補機を駆動することによ
り、補機本来の機能を発揮させる。
【0013】なお、上記実施の形態ではカムシャフト1
6の後端とクランク軸13とを第1、第2ギヤ17,1
8及び補助ギヤ19により連結したが、ギヤの代わりに
スプロケット又はプーリを設けてチェーン又はタイミン
グベルトの他の連結部材により連結してもよい。また、
上記実施の形態では補機駆動用プーリ21をエンジン本
体12の前部から前方に向かって突出したカムシャフト
16の前端に設けたが、エンジン本体12から突出した
カムシャフト16に補機駆動用プーリ21が取付けられ
る程度の空間が存在しない場合には、図3に示すよう
に、空間が存在するエンジン本体12の前部に別途補機
駆動用プーリ21を設けてもよい。この場合には、エン
ジン本体12から突出したカムシャフト16の前端と補
機駆動用プーリ21の軸21aをギヤ22、チェーン又
はベルトにより連結することにより、補機との間に容易
にVベルトを掛け渡すことができる補機駆動用プーリ2
1を確実に取付けることができる。
6の後端とクランク軸13とを第1、第2ギヤ17,1
8及び補助ギヤ19により連結したが、ギヤの代わりに
スプロケット又はプーリを設けてチェーン又はタイミン
グベルトの他の連結部材により連結してもよい。また、
上記実施の形態では補機駆動用プーリ21をエンジン本
体12の前部から前方に向かって突出したカムシャフト
16の前端に設けたが、エンジン本体12から突出した
カムシャフト16に補機駆動用プーリ21が取付けられ
る程度の空間が存在しない場合には、図3に示すよう
に、空間が存在するエンジン本体12の前部に別途補機
駆動用プーリ21を設けてもよい。この場合には、エン
ジン本体12から突出したカムシャフト16の前端と補
機駆動用プーリ21の軸21aをギヤ22、チェーン又
はベルトにより連結することにより、補機との間に容易
にVベルトを掛け渡すことができる補機駆動用プーリ2
1を確実に取付けることができる。
【0014】更に、上記実施の形態では補機駆動用プー
リ21をエンジン本体12の前部から前方に向かって突
出したカムシャフト16の前端に設けたが、エンジン本
体の後部でクランク軸と後部が連結された補助軸をクラ
ンク軸と平行にエンジン本体に別途設け、この補助軸の
前端をエンジン本体の前部から前方に突出させ、この突
出した補助軸の前端に補機駆動用プーリを設けてもよ
い。この場合の補助軸の後端とクランク軸との連結はギ
ヤにより連結、又は補助軸の後端とクランク軸にスプロ
ケット若しくはプーリを設けてチェーン若しくはタイミ
ングベルトにより連結することが好ましい。
リ21をエンジン本体12の前部から前方に向かって突
出したカムシャフト16の前端に設けたが、エンジン本
体の後部でクランク軸と後部が連結された補助軸をクラ
ンク軸と平行にエンジン本体に別途設け、この補助軸の
前端をエンジン本体の前部から前方に突出させ、この突
出した補助軸の前端に補機駆動用プーリを設けてもよ
い。この場合の補助軸の後端とクランク軸との連結はギ
ヤにより連結、又は補助軸の後端とクランク軸にスプロ
ケット若しくはプーリを設けてチェーン若しくはタイミ
ングベルトにより連結することが好ましい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
ムシャフト又は補助軸の前端をエンジン本体の前部から
前方に突出させ、エンジン本体から突出したカムシャフ
ト又は補助軸の前端に補機を駆動する補機駆動用プーリ
を設けたので、このプーリの周囲にはベルトを掛け渡す
際に障害となるファンやファンシュラウド等の他の部材
は存在しないことになる。従って、このプーリと補機と
の間に容易にVベルトを掛け渡し又は取り外すことがで
きる。この結果、補機駆動用プーリと補機との間に掛け
渡されたベルトの交換を容易に行うことができる。ま
た、エンジン本体の前方に突出したクランク軸に補機駆
動用プーリを設けている従来品と同様に、補機駆動用プ
ーリをエンジン本体から前方に突出させたカムシャフト
又は補助軸の前端に設けるので、ベルトの掛け渡す位置
に大幅な変更を生じることがなく、本発明の実施にあた
り補機の配置を大幅に変更する必要はない。更に、エン
ジン本体の前部に別途補機駆動用プーリを設け、エンジ
ン本体から突出したカムシャフトの前端と補機駆動用プ
ーリの軸をギヤ、チェーン又はベルトにより連結すれ
ば、エンジン本体から突出したカムシャフトに補機駆動
用プーリが取付けられる程度の空間が存在しない場合で
あっても、補機との間に容易にVベルトを掛け渡すこと
ができる補機駆動用プーリを確実に取付けることができ
る。
ムシャフト又は補助軸の前端をエンジン本体の前部から
前方に突出させ、エンジン本体から突出したカムシャフ
ト又は補助軸の前端に補機を駆動する補機駆動用プーリ
を設けたので、このプーリの周囲にはベルトを掛け渡す
際に障害となるファンやファンシュラウド等の他の部材
は存在しないことになる。従って、このプーリと補機と
の間に容易にVベルトを掛け渡し又は取り外すことがで
きる。この結果、補機駆動用プーリと補機との間に掛け
渡されたベルトの交換を容易に行うことができる。ま
た、エンジン本体の前方に突出したクランク軸に補機駆
動用プーリを設けている従来品と同様に、補機駆動用プ
ーリをエンジン本体から前方に突出させたカムシャフト
又は補助軸の前端に設けるので、ベルトの掛け渡す位置
に大幅な変更を生じることがなく、本発明の実施にあた
り補機の配置を大幅に変更する必要はない。更に、エン
ジン本体の前部に別途補機駆動用プーリを設け、エンジ
ン本体から突出したカムシャフトの前端と補機駆動用プ
ーリの軸をギヤ、チェーン又はベルトにより連結すれ
ば、エンジン本体から突出したカムシャフトに補機駆動
用プーリが取付けられる程度の空間が存在しない場合で
あっても、補機との間に容易にVベルトを掛け渡すこと
ができる補機駆動用プーリを確実に取付けることができ
る。
【図1】本発明のエンジンの側面図。
【図2】そのエンジンの斜視図。
【図3】本発明の別のエンジンの側面図。
【図4】従来例を示す図1に対応する側面図。
11 エンジン 12 エンジン本体 13 クランク軸 16 カムシャフト 21 補機駆動用プーリ 21a 軸 22 ギヤ
Claims (3)
- 【請求項1】 クランク軸(13)とカムシャフト(16)の後
端がエンジン本体(12)の後部で連結されたエンジンにお
いて、 前記カムシャフト(16)の前端が前記エンジン本体(12)の
前部から前方に突出し、 前記エンジン本体(12)から突出した前記カムシャフト(1
6)の前端に補機を駆動する補機駆動用プーリ(21)が設け
られたことを特徴とするエンジン。 - 【請求項2】 クランク軸(13)とカムシャフト(16)の後
端がエンジン本体(12)の後部で連結されたエンジンにお
いて、 前記エンジン本体(12)の前部に補機を駆動する補機駆動
用プーリ(21)が設けられ、 前記カムシャフト(16)の前端が前記エンジン本体(12)の
前部から前方に突出し、 前記エンジン本体(12)から突出した前記カムシャフト(1
6)の前端と前記補機駆動用プーリ(21)の軸(21a)がギヤ
(22)、チェーン又はベルトにより連結されたことを特徴
とするエンジン。 - 【請求項3】 クランク軸(13)とカムシャフト(16)の後
端がエンジン本体(12)の後部で連結されたエンジンにお
いて、 前記エンジン本体の後部で前記クランク軸と後部が連結
された補助軸が前記クランク軸と平行に前記エンジン本
体に設けられ、 前記補助軸の前端が前記エンジン本体の前部から前方に
突出し、 前記エンジン本体から突出した前記補助軸の前端に補機
を駆動する補機駆動用プーリが設けられたことを特徴と
するエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4878497A JPH10231735A (ja) | 1996-12-17 | 1997-03-04 | エンジン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33703896 | 1996-12-17 | ||
JP8-337038 | 1996-12-17 | ||
JP4878497A JPH10231735A (ja) | 1996-12-17 | 1997-03-04 | エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231735A true JPH10231735A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=26389108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4878497A Pending JPH10231735A (ja) | 1996-12-17 | 1997-03-04 | エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10231735A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003097266A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Kubota Corp | 水冷エンジン |
JP2003097267A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Kubota Corp | 水冷エンジン |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP4878497A patent/JPH10231735A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003097266A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Kubota Corp | 水冷エンジン |
JP2003097267A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Kubota Corp | 水冷エンジン |
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