JP2003096721A - 着雪防止型標識 - Google Patents

着雪防止型標識

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JP2003096721A
JP2003096721A JP2001291944A JP2001291944A JP2003096721A JP 2003096721 A JP2003096721 A JP 2003096721A JP 2001291944 A JP2001291944 A JP 2001291944A JP 2001291944 A JP2001291944 A JP 2001291944A JP 2003096721 A JP2003096721 A JP 2003096721A
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JP
Japan
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snow
support member
snow accretion
prevention type
display plate
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JP2001291944A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Muraki
則行 村木
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SENDAI ENJI KK
Original Assignee
SENDAI ENJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示板に雪が付着することがない着雪防止型
標識を提供することを目的としている。 【構成】 表示板100と、この表示板100を支持す
る支持部材200とを具備しており、前記表示板100
は、風によって振動するように、支持部材200の横支
柱220に対して揺動可能に取り付けられており、かつ
前記表示板100は、下向きに約5°傾斜した状態で支
持部材200の横支柱220に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路等に設置
される道路標識や看板等の標識、詳しくは雪が表示板に
付着しない着雪防止型標識に関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路には、高速道路の維持管理を適
切かつ迅速に行うために地点を示す道路標識であるキロ
ポストが中央分離帯や路肩に設置されている。中央分離
帯に設置されるキロポストは、上り車線からも下り車線
からも視認することができるように、2つの表示板が設
けられている。すなわち、このキロポストは、基点から
の距離が表示された2つの表示板と、この表示板を支持
する支持部材とを有している。支持部材は、中央分離帯
等に立設される縦支柱と、この縦支柱の先端に水平に連
結された横支柱とから構成される。前記表示板は、前記
横支柱の先端に垂直に取り付けられている。また、路肩
に設置されるキロポストは、そのキロポストが設置され
た側の車線からのみ視認できればよいので、支持部材
は、先端が水平方向に湾曲したものが用いられる。この
支持部材の先端に設置された側の車線に向かって表示板
が取り付けられるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
キロポストでは、豪雪地帯にあっては、表示板に雪が付
着してしまい、基点からの距離の表示を視認することが
できなくなることがあった。特に、2つの表示板が取り
付けられる中央分離帯に設置されるタイプのキロポスト
では、2つの表示板の間にも雪が付着するので、より雪
が付着しやすくなっている。
【0004】現状では、縦支柱の高さは1.5mである
ので、さらに1m高い縦支柱を用いてみたが、雪が表示
板に付着する程度は1.5mの場合とほぼ同程度であっ
た。また、表示板を下向きに約5°傾斜させて支持部材
に取り付けてみたが、これでも雪の付着はほぼ同程度で
あった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、表示板に雪が付着することがない着雪防止型
標識を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る着雪防止型
標識は、表示板と、この表示板を支持する支持部材とを
具備しており、前記表示板は、風によって振動するよう
に、支持部材に対して揺動可能に取り付けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る着雪防止型標識の概略的側面図、図2は本発明の
第1の実施の形態に係る着雪防止型標識に用いられる表
示板の図面であって、同図(A)は概略的背面図、同図
(B)は概略的正面図、図3は本発明の第1の実施の形
態に係る着雪防止型標識の要部の概略的拡大側面図、図
4は本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型標識の
作用を示す要部の概略的拡大側面図、図5は本発明の第
1の実施の形態に係る着雪防止型標識の作用を示す要部
の概略的拡大側面図、図6は本発明の第2の実施の形態
に係る着雪防止型標識の要部の概略的拡大側面図、図7
は本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型標識の要
部の概略的拡大側面図、図8は本発明の実施の形態に係
る着雪防止型標識の支持部材の形状を変更した着雪防止
型標識の概略的側面図、図9は本発明の実施の形態に係
る着雪防止型標識の支持部材の形状を変更した着雪防止
型標識の概略的側面図である。
【0008】本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止
型標識は、高道道路等に設置されるいわるキロポストで
あって、表示板100と、この表示板100を支持する
支持部材200とを備えており、前記表示板100は、
風によって振動するように、支持部材200に対して揺
動可能に取り付けられている。
【0009】前記表示板100の表面側には、例えば基
点からの距離を表示する数字(図2(B)においては、
基点からの距離が130.5kmであることを示す『1
30.5』が記載されている。)が描かれている。ま
た、この表示板100の裏面側には、横バー110が取
り付けられている。
【0010】この横バー110の中央には、表示板10
0の裏面側に向かって突出する表示板支持部材120が
取り付けられている。この表示板支持部材120は、後
述する連結アーム130に取り付けられると、表示板1
00が鉛直線との間に約5°の角度をもって下向きに傾
斜するようになっている。
【0011】一方、支持部材200は、中央分離帯に立
設される丸型ポールである縦支柱210と、この縦支柱
210の先端に水平に取り付けられる丸型ポールである
横支柱220とを有している。従って、この支持部材2
00は、図1に示すように、全体として略T字形状に形
成されている。かかる支持部材200の横支柱220の
先端に前記表示板100が取り付けられるのである。
【0012】横支柱220と表示板100とは、表示板
100が風によって振動するように連結アーム130に
よって連結されている。具体的には、図3等に示すよう
に、連結アーム130と表示板支持部材120は、ボル
ト・ナット160によって連結されているが、強固に固
定されているのではなく、遊びがあるように取り付けら
れているのである。このため、前記表示板100は、風
によって振動するように、支持部材200に対して揺動
可能に取り付けられることになる。
【0013】しかも、連結アーム130は、ボルトが貫
通する部分より表示板100側に長めに形成されている
ため、表示板100の図3に示す矢印B方向への振動
は、連結アーム130の先端が表示板100の裏面側に
当接することで規制されるようになっている(図4参
照)。また、表示板100の図3に示す矢印A方向への
振動は、連結アーム130に表示板100の上縁部が当
接することで規制されるようになっている(図5参
照)。従って、この表示板100が振動する範囲は、一
定の範囲に限定されるのである。また、表示板100
は、下向きに傾斜している。
【0014】また、連結アーム130の後端側、すなわ
ち表示板100から離れた側には、横支柱220に取り
付けるための環状部140が形成されている。この環状
部140が横支柱220に嵌合されることによって、表
示板100が支持部材200に取り付けられることにな
る。
【0015】上述した構成の着雪防止型標識の作用につ
いて説明する。着雪防止型標識を設置した周囲に吹く風
或いは道路を走行する自動車が巻き起こす風が、表示板
100に当たることによって、表示板100は振動して
いることになる。降雪時、雪が表示板100や横支柱2
20に付着しようとしても、振動している表示板100
の振動により、雪は振り払われることになる。従って、
雪は表示板100や横支柱220には付着しない。特
に、風が強ければ表示板100は振動によって連結アー
ム130に当接するので、この当接に起因する振動によ
っても雪の付着が防止される。
【0016】実験の結果では、気温が−9.1℃、風速
が4.5m/sの吹雪状態の昼間において、従来の道路
標識では表示板に雪が付着して書かれた文字を視認でき
ない状態であっても、この着雪防止型標識であれば表示
板100に雪が付着せず、文字も良好に視認できた。同
様に、気温−1.2℃、風速3.4m/sの吹雪状態の
昼間でも同様の結果を得ることができた。さらに、気温
−6.4℃、風速3m/sの降雪状態の昼間でも同様の
結果であった。
【0017】また、表示板100は下向きに傾斜した状
態で支持部材200に取り付けられているので、道路を
走行する自動車のドライバーから視認しやすいという利
点がある。
【0018】次に、本発明の第2の実施の形態に係る着
雪防止型標識について図6を参照しつつ説明する。この
本発明の第2の実施の形態に係る着雪防止型標識が第1
の実施の形態に係るものと相違する点は、表示板100
の連結アーム130に対する取り付け方と、それに基づ
く表示板100の振動の方向である。
【0019】第1の実施の形態に係る着雪防止型標識に
おける表示板100は上下方向に振動したが、この着雪
防止型標識における表示板100は左右方向に振動する
のである。このため、表示板支持部材120の先端部
と、連結アーム130の下端部とは、縦方向のボルト・
ナット150によって遊びがあるように連結されてい
る。このため、表示板100は、前記ボルト・ナット1
50を支点として左右方向に振動するのである。このよ
うに、左右方向に振動する表示板100であっても、雪
の付着は上下方向の振動と略同等に防止される。
【0020】次に、本発明の第3の実施の形態に係る着
雪防止型標識について図7を参照しつつ説明する。この
本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型標識が第
1、第2の実施の形態に係るものと相違する点は、表示
板100の連結アーム130に対する取り付け方と、そ
れに基づく表示板100の振動の方向である。
【0021】この第3の実施の形態に係る着雪防止型標
識では、表示板100は、上下方向のみならず左右方向
にも振動するようになっているのである。このため、表
示板支持部材120の先端部には球体121が、連結ア
ーム130の下端部には前記球体121を包み込むよう
になった保持部131がそれぞれ設けられている。いわ
ば、ボールジョイントのような構造になっているのであ
る。保持部131に形成された開口部132は、表示板
支持部材120の径より大きく設定されているので、開
口部131の範囲で表示板100が振動するのである。
【0022】この第3の実施の形態に係る着雪防止型標
識のように、表示板100が上下及び左右方向に振動す
ることによって、上下方向或いは左右方向にのみ振動す
るものより、より高い着雪防止効果を期待することがで
きる。
【0023】なお、上述した実施の形態では、支持部材
200を縦支柱210と横支柱220とからなる全体と
して略T字形状であると説明したが、図8に示すよう
に、縦支柱210の先端を湾曲させて横支柱220に相
当するものとしたものであってもよい。
【0024】また、表示板100は下向きに傾斜した状
態で支持部材200に取り付けられるとしたが、垂直に
なったタイプであっても、雪が付着しない程度は下向き
に傾斜したタイプのものと略同等であることが実験で確
認されている。
【0025】また、本実施の形態では、中央分離帯に設
置されるタイプ、すなわち2つの表示板100が取り付
けられるタイプを挙げたが、路肩に設置されるタイプ、
すなわち、図9に示すように、1つの表示板100が取
り付けられるタイプにも適応することができるのはいう
までもない。また、既設のポール、例えばガードレール
のポール等に支持部材を取り付けることで設置すること
も可能である。
【0026】さらに、本実施の形態では、標識として道
路標識の一種であるキロポストを例に挙げたが、本発明
に係る着雪防止型標識はこれに限定されるものではな
い。例えば、速度標識等の交通規制用の標識、各種の道
路案内標識等の各種の道路標識を含むものであり、さら
に広くは看板等の標識を含むものである。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る着雪防止型標識は、表示板
と、この表示板を支持する支持部材とを具備しており、
前記表示板は、風によって振動するように、支持部材に
対して揺動可能に取り付けられている。
【0028】かかる着雪防止型標識であると、周囲に吹
く風或いは道路を走行する自動車が巻き起こす風が、表
示板に当たることによって、表示板100は常に振動し
ていることになる。このため、降雪時、雪が表示板や支
持部材に付着しようとしても、振動している表示板の振
動により、雪は振り払われることになる。従って、雪は
表示板等には付着しないのである。
【0029】また、本発明の実施の形態に係る着雪防止
型標識における表示板は、下向きに傾斜した状態で支持
部材に取り付けられている。
【0030】このため、表示板は、道路を走行する自動
車のドライバーから視認しやすいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型標
識の概略的側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型標
識に用いられる表示板の図面であって、同図(A)は概
略的背面図、同図(B)は概略的正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型標
識の要部の概略的拡大側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型標
識の作用を示す要部の概略的拡大側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る着雪防止型標
識の作用を示す要部の概略的拡大側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る着雪防止型標
識の要部の概略的拡大側面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る着雪防止型標
識の要部の概略的拡大側面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る着雪防止型標識の支
持部材の形状を変更した着雪防止型標識の概略的側面図
である。
【図9】本発明の実施の形態に係る着雪防止型標識の支
持部材の形状を変更した着雪防止型標識の概略的側面図
である。
【符号の説明】
100 表示板 200 支持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示板と、この表示板を支持する支持部
    材とを具備しており、前記表示板は、風によって振動す
    るように、支持部材に対して揺動可能に取り付けられて
    いることを特徴とする着雪防止型標識。
  2. 【請求項2】 前記表示板は、下向きに傾斜した状態で
    支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項
    1記載の着雪防止型標識。
JP2001291944A 2001-09-25 2001-09-25 着雪防止型標識 Pending JP2003096721A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270384A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 East Nippon Expressway Co Ltd 着雪防止型道路交通標識具
CN108951461A (zh) * 2018-07-05 2018-12-07 温州市华宏市政园林工程建设有限公司 一种市政工程施工用警示装置及其使用方法
JP2021123324A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 エムケー精工株式会社 車両処理装置

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