JP2021123324A - 車両処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両処理装置(10)からの情報を容易に視認することができる技術を提供することにある。【解決手段】敷設面(G)に起立した車両処理装置(10)は、前記敷設面(G)の車両(C)に対して相対的に前後して走行可能な本体部(11)と、前記本体部(11)の上部に設けられた表示部(40)とを備え、前記表示部(40)の表示面が前方であって水平方向に対し斜め下に向けられて表示される機能を有していることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両処理装置に関し、特に、自動車などの車両を洗浄する処理機能を有する洗車装置に適用して有効な技術に関する。
実開平2−78455号公報(以下、特許文献1)には、表示装置を備えた洗車機が記載されている。この表示装置は、多数のLEDをマトリクス状に配列し、種々の情報をドットパターンにより発光表示するものである。
実開平2−78455号公報
特許文献1に記載のような表示部(表示装置)は、本体部(洗車機本体)の上部前面にその表示面を露出させて備え付けられている。しかしながら、この表示面が水平方向に向いている、すなわち高い位置で敷設面桿向に向いているため、敷設面(地面)に停車している車両(自動車)内のドライバーからは視認されにくい。
本発明の一目的は、車両処理装置からの情報を容易に視認することができる技術を提供することにある。
(解決項1)
敷設面に起立し、前記敷設面の車両に対して相対的に前後して走行可能な本体部と、
前記本体部の上部に設けられた表示部と、を備え、
前記表示部の表示面が前方であって水平方向に対し斜め下に向けられて表示される機能を有する、
ことを特徴とする車両処理装置。
(解決項2)
前記本体部の後方であって前記表示部よりも低い位置で、前記本体部とは別に前記敷設面に設けられた別体表示部を備え、
前記別体表示部の表示面が、前方であって水平方向に向けられ、
前記表示部と前記別体表示部との表示を連動させる機能を有する、
解決項1記載の車両処理装置。
(解決項3)
前記本体部に設けられ、前方であって水平方向に対して斜め下を撮像可能なカメラを備え、
前記カメラで前記本体部に近づく車両を撮像しながら前記表示部に車両を表示させる機能を有する、
解決項1または2記載の車両処理装置。
(解決項4)
前記表示部よりも低い位置で前記本体部に設けられ、通過しようとする車両を検出可能なセンサを備え、
前記センサで車両を検出して前記表示部の表示を切り替える機能を有する、
解決項1〜3のいずれか一項に記載の車両処理装置。
(解決項5)
前記本体部の前方であって前記表示部よりも低い位置で、前記本体部とは別に前記敷設面に設けられた別体センサを備え、
前記別体センサで車両を検出して前記表示部の表示を切り替える機能を有する、
解決項1〜4のいずれか一項に記載の車両処理装置。
(解決項6)
前記表示部の表示面を覆う黒色半透明のカバーを備える、
解決項1〜5のいずれか一項に記載の車両処理装置。
(解決項7)
前記本体部は、上部前方に設けられた回動部を有し、
前記表示部は、前記回動部に設けられ、
前記表示部の表示面が前方であって水平方向に対して斜め下に向くよう前記回動部を回動させる機能を有する、
解決項1〜6のいずれか一項に記載の車両処理装置。
本発明の一効果は、車両処理装置からの情報を容易に視認できることである。
本発明の一実施形態に係る車両処理装置の平面図である。 図1に示す車両処理装置の側面図である 図1に示す車両処理装置の制御系の概略図である。 図1に示す車両処理装置の別体表示部の表示形態を説明する図である。 図1に示す車両処理装置の本体表示部の表示形態を説明する図である。 図1に示す車両処理装置の使用状態を説明する側面図である。 本発明の他の実施様態に係る車両処理装置の正面図である。 図7に示す車両処理装置の使用状態を説明する側面図である。
以下の本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態では、車両、例えば自動車を洗浄する洗浄機能を有する洗車装置(車両処理装置)に適用した場合について、図面を参照して説明する。図1および図2は、それぞれ本実施形態に係る洗車装置10の平面図および側面図である。洗車装置10は、所定位置で停車した車両Cに対して洗浄処理や乾燥処理など洗車に付随した処理を行う機能を有している。なお、図1および図2では、部材の位置関係の理解を容易にするために、一部を透視した状態で示している。
(概略構成)
洗車装置10は、本体部11を備えている。本体部11は、敷設面G(地面)に起立し、敷設面Gの車両Cに対して相対的に前後して走行可能に設けられている。洗車装置10では、本体部11が車両Cに対して多くの処理を行う機能を有している。なお、位置関係として、本体部11の前方が図1中の下方向および図2中の右方向、本体部11の後方が図1中の上方向および図2中の左方向となる。
また、洗車装置10は、軌条部12を備えている。軌条部12は、敷設面Gに敷かれている。軌条部12は、本体部11を走行させる機能を有している。軌条部12は、例えば、本体部11の右側および左側に敷設面Gに敷設される一対のレールである。なお、本体部11が図2中のレール左端を定位置(本体部待機位置)としていた場合、レール右端に至るまでの過程が往行、レール左端に戻る過程が復行となる。
また、洗車装置10は、受付部13を備えている。受付部13は、図2に示すように、本体部11の前方であって軌条部12の先に、本体部11とは別に敷設面Gに起立して設けられている。受付部13は、料金受付部と、キー入力部(例えば、コース選択、スタート、取消など)と、案内音声部とを備えて構成されており、車両Cのドライバーからの指示を受け付ける機能を有している。
また、洗車装置10は、ゲート部14を備えている。ゲート部14は、図2に示すように、本体部11の前方であって軌条部12と受付部13との間に、本体部11とは別に敷設面Gに設けられている。ゲート部14は、遮断桿を備えて構成されており、本体部11側への進行の許可を与える機能を有している。
また、洗車装置10は、別体表示部15を備えている。別体表示部15は、本体部11の後方であって、本体部11とは別に敷設面Gに設けられている。別体表示部15は、車両Cのドライバーに向けて案内などの表示をする機能を有している。
このような洗車装置10によれば、例えば、車両Cのドライバーにより受付部13で受付がされるとゲート部14が開き、別体表示部15によって車両Cを停車位置に停車(進入)するよう促される。停車した車両Cに対して、軌条部12上を走行する本体部によって洗車が行われる。洗車が終了すると、別体表示部15によって車両Cを退出(出車)するよう促される。
(具体的構成)
本体部11は、外観が門型(一対の脚部とこれらに掛かる上部)で敷設面Gに起立して設けられている。より具体的には、本体部11は、一対の脚部のそれぞれの底に車輪を備えており、これら車輪が一対のレール(軌条部12)上に設けられる。このような門型の本体部11は、左右一対のレール間で停車した車両Cを跨ぐようにレール上を前後に走行(往復移動)する。なお、本実施形態の説明に用いる前後方向は、本体部11が前後する方向、すなわちレールの延在方向である。
また、洗車装置10は、本体部11に走行モータ20を備えている。走行モータ20は、本体部11の車輪を介して走行させる機能を有している。また、本体部11は、走行エンコーダ21を備えている。走行エンコーダ21は、本体部11が単位距離走行する毎にパルス出力する機能を有している。このため、洗車装置10は、レール上を走行する本体部11の位置情報を把握することができる。
また、洗車装置10は、本体部11に回転ブラシ22、23、23を備えている。回転ブラシ22、23、23は、車両Cへ噴射された液体と共に車両Cをブラッシングするので洗浄ブラシでもある。回転ブラシ22は、本体部11の上部に設けられるトップブラシであり、上部の延在する方向(車幅方向に相当する)に沿った回転軸を有している。トップブラシ22は、本体部11の走行に伴って昇降動作しながら回転し、主に車両Cの上面をブラッシングする機能を有している。また、回転ブラシ23、23は、本体部11の一対の脚部のそれぞれに設けられるサイドブラシであり、脚部の延在する方向(車高方向に相当する)に沿った回転軸を有している。一対のサイドブラシ23は、本体部11の走行に伴って開閉動作(接離動作)しながら回転し、主に車両Cの側面および前後面をブラッシングする機能を有している。
また、洗車装置10は、本体部11に噴出器24、25、26を備えている。噴出器24、25、26は、門型の本体部11の形状に合わせてアーチ状となるように配管されており、噴出口から所望の液体を噴出させることができる。第1噴出器24は、前後方向においてトップブラシ22よりも前で本体部11に設けられる。第1噴出器24は、本体部11の走行に伴って、洗浄液として水またはシャンプー(泡状のものを含む)を選択的に車両Cへ噴出させる機能を有している。また、第2噴出器25は、前後方向においてトップブラシ22とサイドブラシ23との間で本体部11に設けられる。第2噴出器25は、本体部11の走行に伴って、コーティング液としてワックスまたは撥水剤を選択的に車両Cへ噴出させる機能を有している。また、第3噴出器26は、前後方向においてサイドブラシ23よりも後ろで本体部11に設けられる。第3噴出器26は、本体部11の走行に伴って、洗浄液として水を車両Cへ噴出させる機能を有している。
また、洗車装置10は、本体部11に送風ノズル27、28、28を備えている。送風ノズル27は、本体部11の上部に設けられるトップノズルであり、送風機と連通されている。送風ノズル27は、洗浄によって濡れた状態の車両Cに対して、高圧空気を吹き付けて水分を除去するために、本体部11の走行に伴って昇降動作しながら送風し、主に車両Cの上面、前面、後面を乾燥させる機能を有している。また、送風ノズル28、28は、本体部11の一対の脚部のそれぞれに設けられるサイドノズルであり、送風機と連通されている。一対のサイドノズル28は、洗浄によって濡れた状態の車両Cに対して、高圧空気を吹き付けて水分を除去するために、本体部11の走行に伴って開閉動作しながら送風し、主に車両Cの側面を乾燥させる機能を有している。
また、洗車装置10は、本体部11に車両検出センサ30を備えている。車両検出センサ30は、例えば、複数の発光素子から構成される発光部31と、これと対をなす複数の受光素子から構成される受光部32を備える透過型の光電センサである。本体部11では、一方の脚部の内側に発光部31が設けられ、他方の脚部の内側に受光部32が設けられている。車両検出センサ30は、車両Cの形状を検出するために、車両Cを跨ぐ本体部11の走行に伴って発光部31と受光部32との間で形成された光軸の通光または遮光を検出する機能を有している。すなわち、洗車装置10は、本体部11の位置データと車両検出センサ30の検出データを解析することで、車両Cの車形(輪郭)を検出する機能を有している。
また、洗車装置10は、本体部11に表示部40(本体表示部ともいう。)を備えている。表示部40は、本体部11の上部に設けられたフルドットパネルである。表示部40(フルドットパネル)は、例えば、マトリクス配置されたLEDによって構成され、車両Cのドライバーの他、周辺のドライバーや通行人などの他者にも情報を発信する機能を有している。表示部40は、本体部11の上部に設けられているので、広範囲に表示をすることができる。
そして、表示部40の表示面が前方であって水平方向に対して斜め下に向くように表示部40が固定されて本体部11の上部前側に設けられている。したがって、洗車装置10は、表示部40の表示面がその方向に指向して表示される機能を有している。これにより、表示部40が設けられている本体部11の高さ位置よりも低い敷設面G側にいる車両Cのドライバーなどに向けて表示部40の視認性を向上させることができる。また、洗車装置10は、本体部11に表示部40の表示面を覆う黒色半透明のカバーを備えている。これにより、太陽光の反射を防止し、表示部40の視認性をより向上させることができる。
表示部40を走行可能な本体部11の上部に単に設けただけでは、天空からの太陽光により見えづらく、特に、本体部11が走行しているとより見えづらくなってしまう。そこで、本実施形態では、表示部40の表示面を前方斜め下に向けることや、更に、表示面を黒色半透明カバーで覆うことによって、敷設面Gにいる車両Cのドライバーなどのユーザへの視認性を向上させている。
また、洗車装置10は、車両Cを検出可能なセンサとして車両検出センサ30を備えている。車両検出センサ30は、表示部40よりも低い位置で本体部11に設けられ、通過しようとする車両Cを検出する機能を有している。車両検出センサ30は門型の脚部内側に設けられているため、この位置で車両Cが検出される場合、車両Cのドライバーは表示部40の表示を見ることができない。そこで、洗車装置10は、車両検出センサ30で車両Cを検出して表示部40の表示を切り替える機能を有することで、車両Cのドライバー以外の他者に向けて表示することができる。これにより、表示部40からの情報を他者に対しても視認させることができ、表示部40を有効に利用することができる。
また、洗車装置10は、本体部11にカメラ41を備えている。カメラ41は、本体部11に設けられ、前方であって水平方向に対して斜め下を撮像可能に構成されている。洗車装置10は、本体部11に近づく車両Cをカメラ41で撮像しながら表示部40に車両Cを表示させる機能を有している。これにより、停車位置に車両Cを停車させる際に、車両Cの進行状況を視認させることができる。
また、洗車装置10は、別体表示部15を備えている。別体表示部15は、図2に示すように、本体部11の後方であって表示部40よりも低い位置で、本体部11とは別に敷設面Gに設けられている。別体表示部15の表示面は、表示部40よりも低い位置において、水平方向前方へ向けられている。別体表示部15は、車両Cのドライバーに対して案内などの表示をすることができる。そこで、洗車装置10は、表示部40と別体表示部15との表示を連動させる機能を有している。例えば、車両Cのドライバーに対して進入を促す場合、表示部40では映像を表示し、これと連動して別体表示部15では文字を表示することで、視認性が向上することとなり、ドライバーが洗車装置10からの情報を容易に理解することができる。
また、洗車装置10は、別体センサ42、43を備えている。別体センサ42、43は、図2に示すように、本体部11の前方であって表示部40よりも低い位置で、本体部11とは別に敷設面Gに設けられている。別体センサ42、43は、所定の位置における車両Cを検出する機能を有しており、車両検出センサともいえる。
洗車装置10では、別体センサ42が受付部13に設けられている。別体センサ42は、例えば、反射型の赤外線センサや、反射型の超音波センサから構成されている。受付部13の別体センサ42によれば、受付部13での受付位置に車両Cが停車していることを検出することができる。
また、洗車装置10では、別体センサ43が一対のレール間(軌条部12)で敷設面G上に設けられている。例えば、別体センサ43は、待機位置にいる本体部11の前であって、車両Cが洗浄処理などを受けるための最適な位置、すなわち停車位置に設けられたタイヤ検出センサである。このタイヤ検出センサが発光部および受光部から構成される透過型の光電センサの場合(例えば、特開2020-132031号公報参照)、発光部は一方のレール側、受光部は他方のレール側に設けられる。なお、タイヤ検出センサは、反射式の光電センサ、超音波センサ、タイヤ踏圧で変形する圧力スイッチ、光ファイバーなど検出媒体に限定はない。
そして、洗車装置10は、別体センサ42、43で車両Cを検出して表示部40の表示を切り替える機能を有している。表示部40は、別体センサ42によって車両Cが検出されていなければドライバー以外の他者に対して広告を表示する一方、車両Cが検出されることで表示を切り替えて洗車希望のドライバーに対して処理案内を表示することができる。また、表示部40は、別体車両センサ43で車両Cが検出されていなければ車両Cのドライバーに前進を促す表示をし、車両Cが検出されることで表示を切り替えてドライバーに対して停止などの案内を表示することができる。なお、これら表示部40の表示と連動させて別体表示部15でも表示させることができる。
ここで、洗車装置10の制御系について図面を用いて説明する。図3は、洗車装置10の制御系の概略図である。図3に示すように、洗車装置10は、制御部50、51を備えており、これら制御部50、51によって、前述した表示部40と別体表示部15との表示を連動させるなどの種々の処理機能が実行される。
制御部50は、洗車制御ボード52と、表示制御ボード53とを備えており、本体部11に内蔵されている。また、制御部51は、受付制御ボード54を備えており、受付部13に内蔵されている。これら制御ボードは、マイクロコンピュータを備えており、それぞれがシリアル伝送用のケーブルで接続されている。また、洗車装置10は、処理機能を実行させるためのデータや、表示部40で表示されるデータなどを保存するためのメモリ(不図示)を備えている。なお、メモリは、各制御ボードで共有してもよいし、各制御ボードにひとつずつ内蔵させてもよい。
洗車制御ボード52は、伝送ケーブルを介して受付制御ボード54より伝送される洗車要求信号に基づき、接続される各要素(回転ブラシ、噴出器など)の動作を制御する。受付制御ボード54は、ゲート部14、別体表示部15、表示部40および別体センサ43を制御する。また、受付制御ボード54は、受付部13で車両Cが選択した洗車コースを受信すると、これに基づいて洗車制御ボード52へ洗車処理を行うよう要求信号を出力する。
また、表示制御ボード53は、洗車制御ボード52から伝送される洗車動作指示によって表示部40への表示内容を変更し、同じく、別体表示部15も洗車制御ボード52から伝送される洗車動作指示によって別体表示部15への表示内容を変更することができる。また、表示制御ボード53には車両Cを撮像するためのカメラ41が接続されている。このため、カメラ41にて撮像した車両Cのデータを表示制御ボード53へ伝送し、表示部40にリアルタイムで表示させることもできる。
(洗車手順)
洗車を希望するドライバーは、本体部11から所定位置離れた場所に設置してある受付部13に希望の洗車コースを選択する。次いで、受付部13が洗車コースを受け付けるとゲート部14のゲートを開くと共に、車両Cの進入を促すため、別体表示部15は車両Cのドライバーに向けて「前進」と表示する(図4(a))。
車両Cのドライバーが洗車装置10からの情報を容易に視認することができるよう、表示部40は別体表示部15と連動して車両Cの進入を促す表示を行うこともできる(図5(a))。洗車装置10では、表示部40が本体部11の上部前側にて所定角度下向きに傾けて設けられているため、本体部11の前方にいる車両Cのドライバーの視認性が確保されている。また、表示部40は、軌条部12として設けられた一対のレールの真ん中を車両Cが走行できるようにするよう案内する表示を行うこともできる(図5(b))。このように、車両Cのドライバーは表示部40と別体表示部15の両方を視認することができ、車両Cを容易に本体部11へ進入させることことができる。
表示部40および別体表示部15による進入案内に従った車両Cは、別体センサ43が設けられた位置(適正停車位置ともいう。)まで前進すると、別体センサ43によりタイヤが検出され、別体表示部15で「停止」(図4(b))を表示する。車両Cが適正停車位置に停止すると、本体部11が前方へ走行し始め、車両検出センサ30により車両Cの車形を検出しながら車両Cに対する各処理を開始する。洗浄処理や乾燥処理といった工程の進捗状況は、別体表示部15で表示する(図4(c))ことでドライバーに把握させることができ、また別体表示部15と連動させて表示部40で表示する(図5(c))ことで周囲の者にも把握させることができる。
また、本体部11による車両Cへの処理が行われている際に、受付部13の別体センサ42で車両C’が検出された場合、表示部40では、「検出中」を表示して洗車待ちのドライバーに把握させることができる(図5(d))。また、表示部40では、洗車待ちのドライバーがコース選択の参考となるように、車両Cに対する洗車コースの工程内容や、洗車シャンプーやコーティング剤の説明をする表示内容を表示させることもできる。また、表示部40では、洗車工程が一定期間経過すると進捗状況を案内したりおすすめの洗車コースや、洗車の割引情報といった内容を表示させることもできる(図5(e))。
車両Cに対する処理が終了すると、車両Cの退出を促すため別体表示部15は車両Cのドライバーに向けて「前進」と表示する。本体部11は、別体センサ43などにより車両Cが退出したことを判断し、待機位置にて待機することとなる。受付部13にて待機している車両C’がある場合、本体部11が待機位置に戻るといった準備が終了するまでの間、表示部40は、「しばらくお待ちください」といった待機の案内を表示することができる。
他方、受付部13にて待機している車両C’がいない場合、受付部13で受付操作が開始されるまでの間、表示部40は、通行車両や通行人などの他者へ向けて宣伝や案内を行う。なお、宣伝内容に関しては、ガソリンスタンドや洗車場に関わる宣伝である必要はなく、近隣の飲食店や商業施設などの行楽施設の宣伝でもよく、特に限定されない。
(第2実施形態)
前記第1実施形態に係る洗車装置10では、表示部40の表示面が前方であって水平方向に対して斜め下向きに固定された状態の場合について説明した。これに対して、第2実施形態に係る洗車装置10Aでは、表示部40Aの表示面が回動(傾斜)するように設けられており、水平方向から斜め下に向けられる場合について図面を参照して説明する。図7は実施形態に係る洗車装置10Aの正面図である。図8は洗車装置10Aの使用状態を説明する側面図である。
洗車装置10Aは、回動部60を備えている。回動部60は、本体部11の上部から前方へせり出すように設けられている。洗車装置10Aでは、回動部60に表示部40Aが設けられている。回動部60は、表示部40Aの表示面の向きを変化させる機能を有している。回動部60によって、洗車装置10Aは表示部40Aの表示面を前方であって水平方向から斜め下へ向くように回動させることができる。
回動部60は、可動部61と、固定部62と、回転軸63と、アーム64とを備えている。洗車装置10Aでは、一対のアーム64が本体部11の上面から前方へ延出するよう設けられている。固定部62は、アーム61の先端に固定して設けられている。可動部61は、この長手方向(アーム61の延在方向と直交方向、車幅方向)両側から一対の固定部62によって挟まれ、回転軸63を介して回動可能に構成されている。固定部62内部にはチルト機構(不図示)が設けられており、このチルト機構によって回転軸63を介して可動部61が回動(傾斜)される。
このような回動部60によって、洗車装置10Aでは、本体部11の上部(表示部40Aの高さ位置)よりも低い敷設面G側にいる車両Cのドライバーに向けて表示部40Aの表示面を向けることができる。したがって、洗車装置10と同様に、ドライバーなどは洗車装置10Aからの情報を容易に視認することができる。また、車両Cに対して本体部11が処理を施している場合は、受付部13で待機している次の車両C’のドライバーに対して、表示部40Aの表示面を前方であって水平方向に対して斜め下に向けるようにすることもできる。更に、洗車装置10Aは、洗車装置10と同様に、対象者によって、表示部40Aの表示面を向ける方向を変えると共に、表示部40Aの表示を切り替える機能も有している。
また、洗車装置10Aは、回動部60に噴出口70、71を備えている。噴出口70、71は、表示部40Aの表示面が水平方向前方に向く姿勢(水平姿勢)のとき、鉛直下に向くように回動部60に設けられている。噴出口70は、本体部11の走行に伴って、洗浄液としてシャンプー(泡状のものを含む)を車両Cへ噴出させる機能を有している。また、噴出口71は、本体部11の走行に伴って水を車両Cへ噴出させる機能を有している。
このため、洗車装置10Aは、車両検出センサ30を用いて解析された車両Cの形状に応じて、噴出器24、25、26の他にも、回動部60からシャンプーや水を車両Cに吹き付けることもできる。また、洗車装置10Aは、処理工程に伴って、その処理内容の説明(例えば、工程を図案化したもの)を表示部40Aに表示させることができる。
また、洗車装置10Aは、処理内容によって回転部60を回動させると共に、表示部40Aの表示を切り替える機能も有している。例えば、本体部11の往行では、回動部60を回動させた状態、すなわち表示部40Aの表示面が前方であって水平方向に対して斜め下に向いた状態で、噴出口70からシャンプーを噴出させ、表示部40Aではその旨の案内を表示することができる。そして、本体部11の復行では、回動部60を水平姿勢とした状態、すなわち表示部40Aの表示面が前方であって水平方向に向いた状態で、噴出口71から水を噴出させ、表示部40Aではその旨の案内を表示することができる。
また、洗車装置10Aは、表示部40Aの表示面を覆う黒色半透明のカバーを備えている。このため、洗車装置10Aでは、回動部60によって表示部40Aの表示面の角度が変わったとしても、太陽光の反射を防止し、表示部40Aの視認性をより向上させることができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、敷設面に停車した車両に対して本体部が移動する洗車装置(車両処理装置)を説明した。これに限らず、例えば、車両の車長方向に移動可能なキャリアに車両を搭乗させて、本体部に対して車両が移動する場合や、車両および本体部が共に移動する場合であってもよい。このため、本発明には、処理対象となる車両に対して本体部が相対移動する関係が含まれる。
10、10A 洗車装置(車両処理装置)
11 本体部
12 軌条部
13 受付部
14 ゲート部
15 別体表示部
20 走行モータ
21 走行エンコーダ
22、23 回転ブラシ
24、25、26 噴出器
27、28 送風ノズル
30 車両検出センサ
31 発光部
32 受光部
40、40A 表示部
41 カメラ
42、43 別体センサ
50、51 制御部
52 洗車制御ボード
53 表示制御ボード
54 受付制御ボード
60 回動部
61 可動部
62 固定部
63 回転軸
64 アーム
70、71 噴出口
C 車両
G 敷設面(地面)

Claims (1)

  1. 敷設面に起立し、前記敷設面の車両に対して相対的に前後して走行可能な本体部と、
    前記本体部の上部に設けられた表示部と、を備え、
    前記表示部の表示面が前方であって水平方向に対し斜め下に向けられて表示される機能を有する、
    ことを特徴とする車両処理装置。
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