JP3497121B2 - 復元可能な標識柱 - Google Patents
復元可能な標識柱Info
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- JP3497121B2 JP3497121B2 JP2000226406A JP2000226406A JP3497121B2 JP 3497121 B2 JP3497121 B2 JP 3497121B2 JP 2000226406 A JP2000226406 A JP 2000226406A JP 2000226406 A JP2000226406 A JP 2000226406A JP 3497121 B2 JP3497121 B2 JP 3497121B2
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Description
する。より詳細には、本発明は、自動車が衝突して倒れ
ても復元させることができる標識柱に関する。
には、種々の交通標識が配置されている。交通標識は基
本的には、交通規制などを示す標示板と、標示板を支持
する標識柱とによって構成されている。このような交通
標識に自動車が衝突して交通標識が破損する事故が後を
絶たない。破損した交通標識を復旧するのには、多大な
費用と手間がかかる。また、交通標識が復旧されるまで
は、交通規制などに支障を来すという不都合もある。
車が衝突して倒れた交通標識を簡単かつ迅速に復旧する
ことができる標識柱を提供することを目的としている。
識柱は、円柱形又は多角柱形のパイプ部材で形成された
柱部分を備え、該柱部分の底壁が、柱部分の直径方向に
対向した母線に対してそれぞれ120°〜150°の角
度αをなした側面視でV形の形状を有しており、円柱形
又は多角柱形のパイプ部材で形成され、下端がベースプ
レートに固定された基部分を備え、該基部分の頂壁が、
柱部分の底壁と相補する形状を有しており、柱部分の内
部に設けられた隔壁、前記底壁、および前記頂壁の略中
央に形成された開口に、一端が前記ベースプレートに固
定されたワイヤが通されており、柱部分の内部に配置さ
れた棒部材の下端に設けられたフックに前記ワイヤを引
っかけることによって、前記ワイヤが前記棒部材に連結
されており、棒部材の上部に設けられた雌ねじにナット
が螺合され、ナットを締め付けることによって前記ワイ
ヤに一定の張力が導入されており、前記ナットと前記隔
壁との間にコイルバネが装着されていることを特徴とす
るものである。
求項1に記載された標識柱において、前記角度αが13
5°であることを特徴とするものである。
実施の形態について詳細に説明する。図1(a)におい
て全体として参照符号10で示される本発明の好ましい
実施の形態に係る標識柱は、柱部分20と、基部分40
とを備えている。なお、図1において、12はベースプ
レートを、14は車寄せを、16は標識板を、18はソ
ーラ回転灯をそれぞれ示している。
部材で形成されており、柱部分20の上端には、ボルト
等の固定部材によって標識が取付けられている。柱部分
20の底壁22は、図2に示されるように、柱部分20
の直径方向に対向した母線20a、20bに対してそれ
ぞれ角度αをなした側面視でV形の形状を有している。
底壁22の略中央には、開口22aが設けられている。
なお、図3は、柱部分20の底壁22の周辺を示した図
であって、図1(b)の線3−3から見た図である。
として円柱形のパイプ部材で形成されている。基部分4
0を形成するパイプ部材は、柱部分20を形成するパイ
プ部材の外径と略同等か或いは僅かに大きな外径を有し
ている(図面では、柱部分20のパイプ部材の外径より
も僅かに大きくなるように図示されている)。
に溶接などで固定されている。また、基部分40の頂壁
42は、柱部分20の底壁22と相補する形状を有して
いる。頂壁42の略中央には、開口42aが設けられて
いる。
4が設けられている。隔壁24の略中央には、開口24
aが設けられており、これにより、柱部分20の底壁2
2と基部分40の頂壁42とが当接するように柱部分2
0と基部分40とを合わせると、開口22a、24a、
42aが略一線上に配置されることとなる。
a、42aには、鋼製のワイヤ26が通されている。ワ
イヤ26の一端(即ち、下端)は、ベースプレート12
に固定されたリング44に取付けられている。一方、柱
部分20の内部には、鋼製の棒部材28が配置されてい
る。棒部材28の上端には、雌ねじ28aが切られてお
り、雌ねじ28aには、ナット30が螺合されている。
また、棒部材28の下端に設けられたフック28bに
は、ワイヤ26の他端(即ち、上端)が取付けられてい
る。
バネ32が配置されている。好ましくは、図4および図
5に示されるように、コイルバネ32の上端とナット3
0との間には、ワッシャ又はプレート34が介在されて
いる。
識柱10がどのようにして作動するかについて説明す
る。まず、標識柱10を設置するに際して、ナット30
を締め付け、ワイヤ26に一定の張力が作用するように
しておく。このような状態において、標識柱10に自動
車が衝突すると、図5に示されるように、柱部分20の
みが倒れ、柱部分20と基部分40とはワイヤ26で連
結された状態になる。この際、棒部材28は、図5にお
いて左方向に移動し、これによりコイルバネ32に圧縮
力が加えられて縮む(すなわち、コイルバネ32の長さ
は、H1からH2(<H1)になる)。標識柱10を復
元させる場合には、柱部分20に力Pを加える。する
と、コイルバネ32の復元力により、柱部分20は起立
し、柱部分20の底壁22が基部分40の頂壁42の凹
部に納まり、標識柱10は、図4に示される状態に復元
される。図6は、図3の矢印Qで示される方向に力が加
えられて標識柱10が倒れたときの状態を示した図であ
る。標識柱10の作動は、図5に関連して説明したもの
と同様である。
および基部分40の頂壁42のなす角度αを種々変えて
実験したが、αを120°〜150°にした場合(すな
わち、βを60°〜120°にした場合)に標識柱10
が容易に復元することが分かった。また、αを135°
にした場合(すなわち、βを90°にした場合)に標識
柱10が最も容易に復元することが分かった。
されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範
囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範
囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
0および基部分40が円柱形のパイプ部材で形成されて
いるが、柱部分20と基部分40の両方、又は一方を、
多角形横断面のパイプ部材で形成してもよい。
時間に容易かつ安価に復旧することができる。また、短
時間に容易かつ安価に交通標識を復旧することができる
ため、交通規制などに支障を来さないという効果も奏す
る。
いた交通標識の全体を示した図であって、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
面図である。
が加えられて倒れた状態を示した図である。
向に作用する力が加えられて倒れた状態を示した図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 復元可能な標識柱であって、 円柱形又は多角柱形のパイプ部材で形成された柱部分を
備え、該柱部分の底壁が、柱部分の直径方向に対向した
母線に対してそれぞれ120°〜150°の角度αをな
した側面視でV形の形状を有しており、 円柱形又は多角柱形のパイプ部材で形成され、下端がベ
ースプレートに固定された基部分を備え、該基部分の頂
壁が、柱部分の底壁と相補する形状を有しており、 柱部分の内部に設けられた隔壁、前記底壁、および前記
頂壁の略中央に形成された開口に、一端が前記ベースプ
レートに固定されたワイヤが通されており、 柱部分の内部に配置された棒部材の下端に設けられたフ
ックに前記ワイヤを引っかけることによって、前記ワイ
ヤが前記棒部材に連結されており、棒部材の上部に設け
られた雌ねじにナットが螺合され、ナットを締め付ける
ことによって前記ワイヤに一定の張力が導入されてお
り、前記ナットと前記隔壁との間にコイルバネが装着さ
れていることを特徴とする標識柱。 - 【請求項2】 前記角度αが、135°であることを特
徴とする請求項1に記載の標識柱。
Priority Applications (1)
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JP2000226406A JP3497121B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 復元可能な標識柱 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000226406A JP3497121B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 復元可能な標識柱 |
Publications (2)
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JP2002038432A JP2002038432A (ja) | 2002-02-06 |
JP3497121B2 true JP3497121B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=18720030
Family Applications (1)
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JP2000226406A Expired - Lifetime JP3497121B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 復元可能な標識柱 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3497121B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101471164B1 (ko) * | 2013-05-10 | 2014-12-11 | 한국철도기술연구원 | 표지판용 지주 조립체 |
WO2021101261A1 (ko) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | 휴인 주식회사 | 텐던에 의한 직립성이 향상된 다기능 목재지주 |
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2000
- 2000-07-27 JP JP2000226406A patent/JP3497121B2/ja not_active Expired - Lifetime
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