JP3634582B2 - 道路標識柱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型の道路標識柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路網が発達し道路が整備されにつれて、行き先などを詳しく表示した大型の道路標識柱が多くなっている。
【0003】
この種の大型の道路標識柱は、文字や図形等の表示を施した一枚の大型の金属製標識板を用い、その裏面に沿って補強を兼ねた細長い溝型金具を縦又は横に固定し、この金具を介して支柱に取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、標識板が大型になればそれだけ重くなり、支柱へ取付ける際の作業性が悪くなる。また、大型の標識板の裏面に沿って補強を兼ねた細長い溝型金具を縦又は横に鋲打ちやネジ止め等により固定せねばならないので、非常に手間がかかりコスト高になる。
【0005】
また、標識板が大型になればそれだけ面積が広くなり、使用中に風圧を強く受け、特に台風などの強風の場合には、表示板が傾いたり破損したりすることがある。さらに、強風に耐えるように支柱径やその基礎サイズを大きくして補強せねばならず、取付けコストが高くなる。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するもので、その目的とするところは、比較的軽くて支柱への取付け作業が容易で、しかも風圧を低減させ支柱径やその基礎サイズを小さくして取付けコストを低減できる大型の道路標識柱を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明では、大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の表面に、文字や図形等の表示を施した金属又は合成樹脂製の表示板が複数枚取付けられ、複数枚の表示板の全体の面積は大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の面積より狭く、且つ個々の表示板が所望の位置に配置されて、全体としてまとまった意味を表す表示となされた標識板が、支柱に取付けられ、上記各表示板は、その裏面に奥広がりの溝型部材が固定され、前記溝型部材の溝の端からボルトのボルト頭を通し、当該ボルトを溝の適当な位置に係止すると共に、このボルトのボルト軸を金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部に通し、この通したボルト軸にナットを締結することにより、各表示板が金属メッシュパネル又はパンチングメタル板に固定されている構成とした(請求項1の発明)。
【0008】
また、本発明では、大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の表面に、文字や図形等の表示を施した金属又は合成樹脂製の表示板が複数枚取付けられ、複数枚の表示板の全体の面積は大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の面積より狭く、且つ個々の表示板が所望の位置に配置されて、全体としてまとまった意味を表す表示となされた標識板が、支柱に取付けられた道路標識柱であって、
【0009】
上記各表示板は、その裏面に奥広がりの溝型部材が固定され、前記溝型部材の溝の端からボルトのボルト頭を通し、当該ボルトを溝の適当な位置に係止すると共に、このボルトのボルト軸を金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部に通し、この通したボルト軸に補強を兼ねた細長い金具を当ててナットを締結することにより、各表示板が金属メッシュパネル又はパンチングメタル板に固定されると共に、この金具を介して支柱に取付けられている構成とした(請求項2の発明)。
【0010】
【作用】
金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の表面に、金属又は合成樹脂製の表示板を複数枚取付けて標識板を構成すると、標識板が全体として比較的軽くなる。
【0011】
また、標識板を構成する各表示板は、その裏面に固定された奥広がりの溝型部材にボルト頭を係止し、補強を兼ねた細長い金具とともに金属メッシュパネル又はパンチングメタル板にナット締めされるので、上記補強を兼ねた細長い金具を固定する手間が不要となる。
【0012】
さらに、各表示板が存在しない金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部は風をよく通すので、標識板の受ける風圧が低減される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例を参照しながら、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明に用いる標識板の一例を示す正面図である。図1において、11は大型の金属メッシュパネルである。この金属メッシュパネル11に代えて金属パンチングメタル板を用いることができる。金属材料としては、防錆性の良好なステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、アルミニウムなどが好適に用いられる。
【0014】
上記金属メッシュパネル11の表面には、文字や図形等の表示12を施したアルミニウム製の表示板13が複数枚(図では5枚に分割されている)取付けられている。これ等の各表示板13は、アルミニウム板の表面に所望の文字及び図形の反射シートを貼付けて作製されているが、反射シートに代えて反射塗料等を用いることができる。
【0015】
なお、表示板13はアルミニウム板に限定されるものではなく、ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼などの金属板や合成樹脂板が使用できる。
、
【0016】
各表示板13の大きさは、表示する文字及び図形の大きさよりやや広くなされ、大型の金属メッシュパネル11の面積と比べれば全体としてその面積は狭く、個々の表示板13の複数枚が所望の位置に配置されることにより、全体としてまとまった意味を表す標識板10が形成される。
【0017】
各表示板13を金属メッシュパネル11の表面に取付けて標識板10を形成するには、例えば、図2に側面図で示すように、個々の表示板13の裏面に、この表示板13の幅よりやや短い奥広がりの溝型部材14を鋲打ちやネジ止或いは接着剤により固定する。
【0018】
なお、図2において、上方の表示板13は「鰺ケ沢」の表示を示し、その直ぐ下の表示板13は「101」のルート表示を示す。その他の表示板13は図示されていない。
【0019】
そして、上記溝型部材14の溝に端からボルト15を通してボルト頭を適当な位置に係止する。その後、上記ボルト15のボルト軸を金属メッシュパネル11の開口部に通し、これに補強を兼ねた細長い金具21及び22を縦横に格子状に当て、この金具21及び22に設けられた孔にボルト15を通してナット16で締結する。この場合、細長い金具21及び22を、従来のように鋲打ちやネジ止め等により標識板に固定する工数は不要となる。
【0020】
上記補強を兼ねた細長い金具21及び22としては、例えば図2に示すように肉厚で帯状の金属板が使用されるが、これに限定されず、従来の一枚の大型の金属製標識板の裏面に固定されているような、補強を兼ねた細長い溝型金具を使用することができる。なお、上記細長い金具21及び22は縦横に格子状に当てずに縦方向又は横方向の一方向だけでもよい。
【0021】
こうして構成された標識板10を支柱に取付けるには、例えば、図2に示すように、道路の側方に立設された逆L型の支柱30の上方の水平部に溶接等により固定された取付金具31に、標識板10の補強を兼ねた細長い金具22をボルト32とナット33により締め付けて取付ける。
【0022】
標識板10を支柱に取付ける方法は上記の方法に限らず、公知の取付け方法、例えば補強を兼ねた細長い金具21及び22として溝型金具を使用し、この溝型金具の溝を利用して取付け金具(3リブ金具、Uバンド、平リブ用止金具)を用いてボルトで締めつける方法が適宜採用される。
【0023】
【発明の効果】
上述の通り、本発明の道路標識柱は、大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の表面に、文字や図形等の表示を施した金属又は合成樹脂製の表示板が複数枚取付けられてなる標識板を用いるので、比較的軽くなり高所での支柱への取付け作業が容易に行える。
【0024】
特に、上記標識板は、その裏面に固定された奥広がりの溝型部材にボルト頭を係止し、ボルト軸を上記金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部に通し、これに補強を兼ねた細長い金具を当ててナット締めされ、この金具を介して支柱に取付けると、標識板の裏側に補強を兼ねた細長い金具の取付ける工数が不要となり、標識板の製作コストが安くなる。
【0025】
さらに、表示板が存在しない金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部は風をよく通すので、標識板の受ける風圧が低減され、標識板が傾いたり破損したりすることが防止される。また、風圧が低減されることにより支柱径やその基礎サイズを小さくすることができ、取付けコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる標識板の一例を示す正面図である。
【図2】本発明の道路標識柱の一例をを示す側面図である。
【符号の説明】
10 標識板
11 大型の金属メッシュパネル
12 表示
13 表示板
14 奥広がりの溝型部材
15 ボルト
21、22 補強を兼ねた細長い金具
30 支柱
31 取付金具
32 ボルト
33 ナット
Claims (2)
- 大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の表面に、文字や図形等の表示を施した金属又は合成樹脂製の表示板が複数枚取付けられ、複数枚の表示板の全体の面積は大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の面積より狭く、且つ個々の表示板が所望の位置に配置されて、全体としてまとまった意味を表す表示となされた標識板が、支柱に取付けられ、上記各表示板は、その裏面に奥広がりの溝型部材が固定され、前記溝型部材の溝の端からボルトのボルト頭を通し、当該ボルトを溝の適当な位置に係止すると共に、このボルトのボルト軸を金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部に通し、この通したボルト軸にナットを締結することにより、各表示板が金属メッシュパネル又はパンチングメタル板に固定されていることを特徴とする道路標識柱。
- 大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の表面に、文字や図形等の表示を施した金属又は合成樹脂製の表示板が複数枚取付けられ、複数枚の表示板の全体の面積は大型の金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の面積より狭く、且つ個々の表示板が所望の位置に配置されて、全体としてまとまった意味を表す表示となされた標識板が、支柱に取付けられた道路標識柱であって、
上記各表示板は、その裏面に奥広がりの溝型部材が固定され、前記溝型部材の溝の端からボルトのボルト頭を通し、当該ボルトを溝の適当な位置に係止すると共に、このボルトのボルト軸を金属メッシュパネル又はパンチングメタル板の開口部に通し、この通したボルト軸に補強を兼ねた細長い金具を当ててナットを締結することにより、各表示板が金属メッシュパネル又はパンチングメタル板に固定されると共に、この金具を介して支柱に取付けられていることを特徴とする道路標識柱。
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