JP2003096694A - 古紙再生用添加剤及び再生紙の製造方法 - Google Patents

古紙再生用添加剤及び再生紙の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 古紙を原料とする再生紙の嵩高性及び吸油性
を向上させると共に、抄紙工程における装置の汚れや再
生紙の汚れを低減し得る古紙再生用添加剤、並びに再生
紙の製造方法を提供すること。 【解決手段】 (a)一般式(I) 【化1】 (R1はC1〜C4のアルキレン基、R2、R3はH又はC1
〜C3のアルキル基、nは1〜3の整数)で表される化
合物に対し、C10〜C24の脂肪族モノカルボン酸を1.5
〜3.3倍モル反応させて得られたアミド化物又はその
塩と、(b)特定の非イオン性界面活性剤やカチオン性
ポリマーなどを、重量比99:1ないし60:40の割
合で含む古紙再生用添加剤、及びこの添加剤を、(a)
成分と(b)成分との合計量が古紙パルプに対して0.
03〜8重量%になるように添加する再生紙の製造方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、古紙再生用添加剤
及び再生紙の製造方法に関する。さらに詳しくは、本発
明は、古紙を原料とする再生紙の嵩高性及び吸油性を向
上させ得ると共に、抄紙工程における装置の汚れや再生
紙の汚れを低減し得る古紙再生用添加剤、並びにこの古
紙再生用添加剤を用いた再生紙の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、資源の有効利用、環境保護などの
観点から古紙の再利用の重要性が増加している。古紙の
再生は、通常、回収された後、離解して古紙パルプスラ
リーとし、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸
ナトリウム等のアルカリ剤、脱墨剤及び過酸化水素、次
亜塩素酸塩等の漂白剤を添加し、古紙パルプからインキ
を脱離させ、次いで脱離インキをフローテーションによ
り古紙パルプスラリーから分離する方法が採用されてい
る。古紙を原料とする再生紙にはいくつかの問題点があ
るが、中でも嵩高性の低下は最大の問題点であった。こ
れは、古紙のパルプ繊維はバージンパルプの繊維に比べ
て短繊維化しているため、再生紙の崇高性が低くなるた
めである。再生紙の嵩高性を向上する方法として、パル
プに架橋剤を反応させる方法が開示されている(特開平
4−185791号公報、特開平4−185792号公
報)。しかしながら、これらの方法は、架橋後の解繊時
に繊維が短繊維化し、嵩高性の向上が十分ではない。
【0003】また架橋剤を使用しないで、嵩高性を向上
させる方法も提案されている。例えばジ長鎖アルキル型
四級アンモニウム塩を含有する添加剤を使用する方法
(特開昭63−165597号公報)、ジアルキル型四
級アンモニウム塩及びグリセリンと水又は炭素数4以下
の脂肪族アルコールを含有する添加剤を使用する方法
(特開平4−100995号公報)、ラノリン及びラノ
リン誘導体を含有する添加剤を使用する方法(特開昭5
3−147803号公報)、カチオン性オリゴマーを含
有する添加剤を使用する方法(特開昭63−25140
9号公報)、ポリアミド誘導体を含有する添加剤を使用
する方法(特開昭51−38600号公報)が開示され
ている。さらに脂肪酸及び脂肪酸エステルのポリオキシ
アルキレン付加物からなる添加剤を使用する方法(特開
平11−200284号公報)、油脂又は糖アルコール
系非イオン性界面活性剤を用いた添加剤を使用する方法
(特開平11−200283号公報)、四級アンモニウ
ム塩、アルキルアミン及びベタイン型両性界面活性剤と
非イオン性界面活性剤とを併用した添加剤を使用する方
法(特開平11−269799号公報)が開示されてい
る。しかしながら、これらの添加剤を使用する方法にお
いては、再生紙の嵩高性の向上については充分に満足し
得るものではなかった。さらに架橋剤や添加剤を使用し
ない方法として、物理的に繊維を毛羽立たせ、パルプの
嵩高性を向上させるといった方法がある。しかしなが
ら、この方法も嵩高性の向上が不十分であるうえに、煩
雑な操作の繰り返しが必要である。
【0004】また古紙を原料とする再生紙では,古紙中
の残インク、接着剤、樹脂等の汚れ原因物質である粘着
性異物を多く含み、抄紙装置への付着、紙の汚れなどの
品質低下をもたらすなどの問題が発生しやすく、これら
の問題の対応も必要である。また、古紙を原料とする再
生紙の有効な利用方法として、嵩高性を有すると共に、
人体からの油やマシンオイル、軽油などの吸油性を求め
られるクレープ紙、ティッシュペーパー、人体又は機械
等の油取り紙がある。再生紙の吸油性を向上させる方法
として、離解機によりパルプ原料を解繊し、繊維の撚れ
を起こし、さらに、これに水溶性高分子フィルムを積層
する方法が開示されている(特開平8−13381号公
報)。しかしながら、この方法は、作業が頻雑であると
共に、高分子系薬剤を多量に使用しており、再生紙が高
価になるのを免れないという欠点を有している。さら
に、拭き布の製法としてパルプの長繊維同士を機械的に
積層させる方法(特開平5−214654号公報)、油
取り紙の製造方法として紙の平面部にエンボス加工によ
り、凹凸を形成させ,吸油性を向上させる方法(特開平
11−322536号公報)が開示されているが、これ
らの方法においては、いずれも充分な吸液性を有するも
のは得られていないのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、古紙を原料とする再生紙の嵩高性及び吸油性
を向上させると共に、抄紙工程における装置の汚れや再
生紙の汚れを低減し得る古紙再生用添加剤、並びにこの
古紙再生用添加剤を用いた再生紙の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定のアミド
誘導体と特定の物質とを所定の割合で含むものが、古紙
再生用添加剤としてその目的に適合し得ること、そし
て、この古紙再生用添加剤を、古紙パルプに対して所定
の割合で添加することにより、抄紙工程での装置の汚れ
を低減し得る上、嵩高性及び吸油性が良好で、かつ汚れ
の少ない再生紙が得られることを見出した。本発明は、
かかる知見に基づいて完成したものである。
【0007】すなわち、本発明は、(1)(a)一般式
(I)
【化2】 (式中、R1は炭素数1〜4のアルキレン基、R2及びR
3は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアル
キル基、nは1〜3の整数を示す。)で表されるアミン
化合物に対し、炭素数10〜24の脂肪族モノカルボン
酸の中から選ばれる少なくとも一種を1.5〜3.3倍
モルの割合で反応させて得られたアミド化物又はその塩
と、(b)下記(イ)〜(ニ)の中から選ばれる少なく
とも一種とを、重量比99:1ないし60:40の割合
で含むことを特徴とする古紙再生用添加剤、(イ)炭素
数8〜22の炭化水素基又はアシル基を1個有し、分子
量200〜1,000のオキシアルキレン鎖を付加させ
てなる非イオン性界面活性剤、(ロ)分子量1,200
〜12,000のオキシエチレンオキシプロピレン共重
合体、(ハ)平均重合度300〜3,000のポリビニ
ルアルコール、(ニ)ポリジメチルジアリルアンモニウ
ム塩、エピクロルヒドリン−アルキルアミン付加重合
物、アリルアミン重合体の酸塩又は四級アンモニウム
塩、及びジシアンジアミド−ホルムアルデヒド縮合物の
中から選ばれる一種以上のカチオン性ポリマー、及び
(2)上記古紙再生用添加剤を、(a)成分と(b)成
分との合計量が古紙パルプに対して0.03〜8重量%
になるように添加することを特徴とする再生紙の製造方
法、を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の古紙再生用添加剤におい
ては、(a)成分として,脂肪族モノカルボン酸と脂肪
族アミン化合物を反応させて得られたアミド化物又はそ
の塩(アミド化物又はその塩を総称してアミド誘導体と
称す。)が用いられる。前記脂肪族モノカルボン酸は、
炭素数10〜24の脂肪族モノカルボン酸であり、具体
的には、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグ
ノセリン酸などの飽和脂肪族カルボン酸、パルミトレイ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エルカ酸
などの不飽和脂肪族カルボン酸が挙げられる。尚、前記
不飽和脂肪族モノカルボン酸は、分子中の不飽和結合の
数については特に制限はないが、通常不飽和結合1〜3
個を有するものが用いられる。
【0009】これらの脂肪族モノカルボン酸は、一種を
単独で用いてよいし、二種以上を組み合わせて用いても
よく、また、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、牛脂脂肪
酸、豚脂脂肪酸、大豆油脂肪酸、なたね油脂肪酸、トー
ル油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、カカオ油脂肪酸、ゴマ
油脂肪酸、トウモロコシ油脂肪酸、ヒマワリ油脂肪酸、
綿実油脂肪酸等の天然油脂由来の混合脂肪酸及びこれら
の水素添加物なども用いることができる。脂肪族モノカ
ルボン酸の炭素数が10未満では嵩高性及び吸油性の向
上効果が充分に発揮されず、また24を超えると添加剤
の取り扱いが困難となる。この脂肪族モノカルボン酸の
好ましい炭素数は、12〜22であり、特に14〜18
が好ましい。
【0010】また、前記脂肪族モノカルボン酸は、不飽
和脂肪族モノカルボン酸を20〜100重量%含むこと
で、添加剤の取り扱い性が良好になるとともに、嵩高性
および吸油性改善効果も向上する。不飽和モノカルボン
酸としては、炭素数16〜24のもの、例えばパルミト
レイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エル
カ酸およびこれらの不飽和モノカルボン酸を20〜10
0重量%含む天然の混合脂肪酸である大豆油脂肪酸、パ
ーム油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、カカオ油脂肪酸、ゴ
マ油脂肪酸、トウモロコシ油脂肪酸、ヒマワリ油脂肪
酸、綿実油脂肪酸、牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸等が挙げら
れる。より好ましくは、大豆油脂肪酸、オレイン酸、エ
ルカ酸である。一方、前記脂肪族モノカルボン酸と反応
させる脂肪族アミン化合物としては、一般式(I)
【0011】
【化3】
【0012】で表される化合物が用いられる。前記一般
式(I)において、R1は炭素数1〜4のアルキレン基
であり、その具体例としては、メチレン基、エチレン
基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン
基、ブチレン基が挙げられ、これらは一種又は二種以上
含まれていてもよい。R2およびR3は、それぞれ独立に
水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。炭素数
1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基等が挙げられる。nは1〜3の整数である。す
なわち本発明における一般式(I)で表されるアミン化
合物は、分子中に少なくとも3個のアミノ基を有する化
合物である。このような化合物以外では、嵩高性及び吸
油性の向上効果が期待できない。
【0013】本発明において、前記脂肪族モノカルボン
酸と一般式(I)で表されるアミン化合物を反応させて
アミド化物を得るには、該アミン化合物に対し、脂肪族
モノカルボン酸を1.5〜3.3倍モル、好ましくは
1.8〜3.1倍モル用い、これらを不活性ガス雰囲気
下に加熱し、生成水を反応系外に除去しながら反応させ
ることにより、目的のアミド化物を得る方法が用いられ
る。このようにして得られたアミド化物は、そのまま古
紙再生用添加剤の(a)成分として使用することができ
るが、無機酸あるいは有機酸と反応させて塩として使用
すると、取り扱いが容易になり、添加剤の(a)成分と
して使用し易くなる。使用する無機酸としては、塩酸、
硫酸、炭酸、硝酸、リン酸等が挙げられる。また、有機
酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、オクチル酸、
酪酸、シユウ酸、マロン酸、イタコン酸、アジピン酸、
コハク酸、セバシン酸、クエン酸、ヒドロキシ安息香
酸、リンゴ酸、ヒドロキシマロン酸、乳酸、サリチル
酸、ヒドロキシ吉草酸、アスパラギン酸、グルタミン
酸、タウリン、スルファミン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が挙
げられる。これらの中では、有機酸が好ましく、その中
でも蟻酸、酢酸およびプロピオン酸が特に好ましい。塩
として使用する場合、アミド化物の全アミン価を測り、
全アミン価と当量の有機酸または無機酸を添加して、ア
ミド化物の塩とするのがよい。
【0014】本発明の古紙再生用添加剤においては、
(b)成分として、下記(イ)〜(ニ)成分の中から選
ばれる少なくとも一種が用いられる。(イ)成分は、炭
素数8〜22の炭化水素基又はアシル基を1個有し、分
子量200〜1,000のオキシアルキレン鎖を付加さ
せてなる非イオン性界面活性剤である。この非イオン性
界面活性剤はアルキル基、アルケニル基又はアシル基の
炭素数が8〜22である脂肪族アルコールあるいはアル
キルフェノール、脂肪酸、ソルビタンアルキルエステ
ル、アルキルアミン、アルカノールアミドに分子量20
0〜1,000のオキシアルキレン鎖を付加させたもの
である。ポリオキシアルキレン基としては、オキシエチ
レン基単独又はオキシエチレン基とオキシプロピレン基
とを含むものを挙げることができる。オキシエチレン基
とオキシプロピレン基とを含む場合は、ランダム付加、
ブロック付加のいずれであってもよい。この非イオン性
界面活性剤の中で、炭化水素基又はアシル基の炭素数8
〜18であるポリオキシアルキレンアルキルエーテル、
ポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテル、ポリオ
キシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレ
ンソルビタンモノアルキルエステル、ポリオキシアルキ
レンアルキルアミン、ポリオキシアルキレンアルキルア
ミドなどが好ましい。
【0015】(ロ)成分は、分子量1,200〜12,
000のオキシエチレンオキシプロピレン共重合体であ
って、このものはエチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドとを共重合させて得られたものであり、オキシエチレ
ン鎖を10〜80重量%の範囲で含むブロック又はラン
ダム共重合体が好ましく、特にオキシエチレン鎖を35
〜80重量%の範囲で含むブロック共重合体が好適であ
る。(ハ)成分は、平均重合度300〜3,000のポ
リビニルアルコールであって、このポリビニルアルコー
ルは、ポリ酢酸ビニルのケン化物であり、好ましくは平
均重合度が1,500〜3,000、ケン化度が70〜
99モル%のものである。(ニ)成分は、ポリジメチル
ジアリルアンモニウム塩、エピクロルヒドリン−アルキ
ルアミン付加重合物、アリルアミン重合体の酸塩又は四
級アンモニウム塩及びジシアンジアミド−ホルムアルデ
ヒド縮合物の中から選ばれる一種以上のカチオン性ポリ
マー、好ましくは重量平均分子量5,000〜200,
000のカチオン性ポリマーである。
【0016】本発明の古紙再利用添加剤における前記
(a)成分と(b)成分の含有割合は、重量比で99:
1ないし60:40の範囲で選定される。この割合が上
記範囲を逸脱すると所望の性能を有する古紙再生用添加
剤が得られず、本発明の目的が達せられない。該(a)
成分と(b)成分の好ましい含有割合は、重量比で9
5:5ないし80:20の範囲で選定される。本発明の
古紙再生用添加剤は、水に分散して分散液とすることで
古紙パルプへの添加が容易となる。また本発明の添加剤
は、製紙工程において一般的に使用される添加薬剤、例
えばポリアクリルアミド、植物グァム等の紙力増強剤、
アルキルケテンダイマー、ロジン等のサイズ剤、ポリエ
チレンイミン、カチオン化ポリマー等の濾水性・歩留ま
り向上剤等と併用することも可能である。
【0017】また、本発明の再生紙の製造方法によれ
ば、前述の古紙再生用添加剤を、(a)成分と(b)成
分との合計量が古紙パルプに対して0.03〜8重量
%、好ましくは0.1〜5重量%になるように添加する
ことにより、抄紙工程での装置の汚れを低減し得る上、
嵩高性及び吸油性が良好で、かつ汚れの少ない再生紙を
容易に製造することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。 合成例1 攪拌機、冷却管、温度計および窒素導入管を備えた50
0ミリリットル容量の4つ口フラスコに、ステアリン酸
284.5g(1モル)およびジエチレントリアミン5
1.5g(0.5モル)を仕込み、窒素雰囲気下、18
0〜190℃で攪拌した。水を系外へ除去しながら、3
時間反応を行い、全アミン価76.8のアミド化物を得
た。
【0019】合成例2〜14 第1表に示す化合物を用いて、合成例1と同様に合成を
行い、アミド化物(a−1)〜(a−14)を合成し
た。
【0020】
【表1】
【0021】(注) 1)古紙再生用添加剤分散液調製時におけるアミド化物
の形態(遊離又は塩)を示す。なお、合成に用いた大豆
油脂肪酸、オレイン酸、エルカ酸の脂肪酸組成(重量
%)は、下記のとおりである。 大豆油脂肪酸:パルミチン酸(11.6%)、ステアリ
ン酸(4.2%)、オレイン酸(33.3%)、リノー
ル酸(42.2%)、リノレイン酸(7.2%)、その
他(1.5%) オレイン酸:パルミチン酸(2.0%)、ステアリン酸
(1.5%)、パルミトレイン酸(2.0%)、オレイ
ン酸(91.0%)、リノール酸(2.0%)、その他
(1.5%) エルカ酸:ステアリン酸(0.4%)、リノール酸
(0.4%)、リノレイン酸(2.7%)、アラキン酸
(0.4%)、ベヘン酸(1.0%)、エルカ酸(9
0.4%)、リグノセリン酸(2.0%)、その他
(2.7%)
【0022】実施例1 (1)添加剤分散液の調製 1リットル容量のビーカーに、アミド化物(a−1)6
0gの全アミン価当量の蟻酸3.8gを水355.12
gに溶解した蟻酸水溶液中にアミド化物(a−1)60
g及び第2表に示す化合物(b−1)6.38gを75
℃で混合し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)
で、5000rpmで5分間処理した後、加圧乳化機
(APV社製マントンゴーリン)により、40MPaで
2回処理し、アミド化物(a−1)15重量%、化合物
(b−1)1.5重量%を含む古紙再生用添加剤分散液
No.1を425.3g調製した。
【0023】(2)パルプスラリーの調製 水道水1リットルと脱墨古紙パルプ50.0gを2リッ
トル容量の離解機(熊谷理研(株)製パルパー)中に仕
込み、15分間離解を行い、パルプスラリーを得た。さ
らに、300ミリリットル容量のビーカー中、水道水
で、1.0重量%パルプスラリーを調製した。
【0024】(3)抄紙 上記(2)で得られたパルプスラリー120gに対し
て、上記(1)で得られた古紙再生用添加剤分散液N
o.1(固形分16.5重量%)を0.04g(添加剤
対パルプ0.5重量%)添加し、300ミリリットル容
量のビーカー中、径4.5cmのタービン羽根により、
250rpmで2分間撹拌した。その後、坪量約60g
/m2となるようにシートマシン(安田精機(株)製T
APPIスタンダードシートマシン)により抄紙し、プ
レス機(安田精機(株)製油圧プレス機)により、0.
35MPaで5分間プレス後、ドラム式ドライヤー(安
田精機(株)製ドライヤー)により105℃、80秒間
の乾燥を行い、再生紙を得た。
【0025】(4)再生紙の評価 (4−1)嵩高性 坪量と厚さより求めた密度により評価した。坪量はJI
S P 8124に従って求め、厚さは得られた再生紙
を4枚重ね合わせ、JIS式紙圧測定機(シチズン時計
(株)製 MEI−10)により異なる10箇所の厚さ
を測定し、その平均値より求めた。なお嵩高性の向上
は、ブランクに対する密度の低下率で評価した。密度は
小さくなるほど嵩高性は良好であり、ブランク(比較例
15)を100%とした時の密度を用いて、下記の基準
で評価を行った。 密度95.0%未満:○ 効果良好 密度95.0%以上:× 効果低い
【0026】(4−2)吸油性 再生紙の吸油性の評価は、ブランク(比較例15)に対
する吸油量増加値により行った。詳細は、作製した再生
紙を5.5×100mmの紙片に加工し、温度23℃,
相対湿度50%で、混合油(軽油:鉱物油重量比=8
0:20)30ミリリットルの入った100ミリリット
ル容量ビーカーに下端から5mm浸漬させ、1分後に紙
片が吸い上げた量(液面から、浸透した液の上端までの
距離(mm))を測定し、ブランクに対する吸油量の増
加率で評価した。吸油量は大きくなるほど吸油性は良好
であり、下記式および基準で評価を行った。 吸油量増加率(%)=[〔サンプルの吸油量(mm)−
ブランク吸油量(mm)〕/ブランク吸油量(mm)]
×100 吸油量増加率10%以上 :○ 効果良好 吸油量増加率10%未満 :× 効果低い これらの結果を第3表に示す。
【0027】(5)汚れ付着評価 粘着テープからクロロホルムにより粘着成分を抽出し、
抽出された粘着成分をクロロホルム+プロピレングリコ
ール+水(体積比2:2:1)の混合溶媒にて固形分2
重量%に調整し、人工汚れとした。厚さ1mmのポリエ
チレンシートを2×2cmに切りとり、105℃にて1
時間乾燥後、デシケーター中で放冷し、秤量した(重量
)。5重量%硫酸アルミニウム水溶液でpH4.5に
調整した1.0重量%パルプスラリー300gを300
ミリリットル容量のビーカー中に入れ、径4.5cmの
タービン羽根により300rpmで撹拌しながら60℃
に昇温した。昇温後、古紙再生用添加剤分散液No.1
を0.6g(対パルプ2.0重量%)添加し、さらに3
0分間撹拌後、人工汚れを5ミリリットル添加し、あら
かじめ秤量したポリエチレンシートをパルプスラリー中
に3枚入れ、3時間攪拌した。3時間後、ポリエチレン
シートを取出し、水ですすいだ後105℃にて1時間乾
燥後、デシケーターにて放冷し、ポリエチレンシートの
重量(重量)を測定し、下記の式により汚れ付着量を
求めた。 汚れ付着量(mg)=重量−重量 汚れ付着量(mg)を求め、その値により下記の基準で評価
を行った。 5mg未満 :○効果有り 5mg以上 :×効果なし この結果を第3表に示す。
【0028】実施例2〜11及び比較例1〜15 (1)添加剤分散液の調製 第3表に示す種類のアミド化物(a)(第1表に記載)
と化合物(b)(第2表に記載)とを、第3表に示す割
合で用い、実施例1(1)と同様にして、古紙再生用添
加剤分散液No.2〜No.24を調製した。また、ア
クリルアミド−アミノアクリレート共重合体(分子量約
2百万)を用い、実施例1(1)と同様にして古紙再生
用添加剤分散液No.25を調製した。 (2)パルプスラリーの調製 実施例1(2)と同様にして、1.0重量%のパルプスラ
リーを調製した。 (3)抄紙 第3表に示す古紙再生用添加剤分散液No.2〜No.
25を、第3表に示す添加量でパルプスラリーに加えた
以外は、実施例1(3)と同様にして抄紙し、再生紙を
作製した。なお、比較例15は、古紙再生用添加剤分散
液を使用しなかったこと以外は、実施例1(3)と同様
にして抄紙し、再生紙を作製した。 (4)再生紙の評価 実施例1(4)と同様にして、再生紙の嵩高性及び吸油
性の評価を行った。結果を第3表に示す。 (5)汚れ付着評価 実施例1(5)と同様にして、汚れ付着の評価を行っ
た。結果を第3表に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】 (注) 1)ブランク(比較例15)を100%とした場合の%
を示す。
【0032】比較例1〜5は、アミド化物(a)のみで
あり、嵩高性及び吸油性は向上するが、汚れ付着性の改
善効果は向上しない。また、比較例6〜9は、アミド化
物(a)のみであり、汚れ付着性の改善効果は向上せ
ず、しかも、比較例6は、一般式(I)で示される化合
物の構造が異なるため、嵩高性および吸油性が向上しな
い。比較例7及び8は、一般式(I)で示される化合物
がアミノ基を2つしか有していないので、嵩高性及び吸
油性が向上しない。比較例9は、脂肪族モノカルボン酸
及び一般式(I)で示される化合物の反応モル比が、
1.5倍モルより少ないので、得られたアミド化物を使
用しても、嵩高性及び吸油性が向上しない。
【0033】比較例10は、アミド化物(a)及び化合
物(b)が用いられており、付着性の改善効果は向上し
たが、アミド化物(a)における脂肪族モノカルボン酸
のアルキル鎖長が本発明の範囲より短いので、嵩高性及
び吸油性が向上しない。比較例11〜13は、化合物
(b)のみであり、汚れ付着性の改善効果は向上した
が、嵩高性及び吸油性は向上しない。比較例14は、本
発明で使用したアミド化物(a)及び化合物(b)とは
異なるカチオン性ポリマーが用いられているので、嵩高
性、吸油性及び汚れ付着性の改善効果は、いずれも向上
しない。第1表に示したように使用するアミド化物が3
つ以上のアミノ基をもつ化合物から得られたものである
ことが重要であり、本発明の古紙再生用添加剤は、古紙
を原料とする再生紙の嵩高性及び吸油性を向上させるこ
とが分かる。また、本発明の古紙再生用添加剤は、汚れ
の付着性低減効果を向上させることも分かる。
【0034】
【発明の効果】本発明の古紙再生用添加剤は、古紙を原
料とする再生紙の嵩高性及び吸油性を向上させることが
できる。また、本発明の再生紙の製造方法によれば、抄
紙工程での汚れ原因物質である粘着性異物の装置への付
着を防止又は改善し、嵩高性及び吸油性に優れる再生紙
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 文昭 兵庫県神戸市西区美賀多台1−3−5501 Fターム(参考) 4L055 AA11 AC09 AG35 AG80 AG87 AG88 AH17 AH29 AH50 EA30 EA32 FA16 GA35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜4のアルキレン基、R2及びR
    3はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキ
    ル基、nは1〜3の整数を示す。)で表されるアミン化
    合物に対し、炭素数10〜24の脂肪族モノカルボン酸
    の中から選ばれる少なくとも一種を1.5〜3.3倍モ
    ルの割合で反応させて得られたアミド化物又はその塩
    と、(b)下記(イ)〜(ニ)の中から選ばれる少なく
    とも一種とを、重量比99:1ないし60:40の割合
    で含むことを特徴とする古紙再生用添加剤。 (イ)炭素数8〜22の炭化水素基又はアシル基を1個
    有し、分子量200〜1,000のオキシアルキレン鎖
    を付加させてなる非イオン性界面活性剤 (ロ)分子量1,200〜12,000のオキシエチレ
    ンオキシプロピレン共重合体 (ハ)平均重合度300〜3,000のポリビニルアル
    コール (ニ)ポリジメチルジアリルアンモニウム塩、エピクロ
    ルヒドリン−アルキルアミン付加重合物、アリルアミン
    重合体の酸塩又は四級アンモニウム塩、及びジシアンジ
    アミド−ホルムアルデヒド縮合物の中から選ばれる一種
    以上のカチオン性ポリマー
  2. 【請求項2】 (a)成分において、原料として用いら
    れる炭素数10〜24の脂肪族モノカルボン酸の中から
    選ばれる少なくとも一種が、炭素数16〜24の不飽和
    脂肪族モノカルボン酸20〜100重量%を含むもので
    ある請求項1記載の古紙再生用添加剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の古紙再生用添加剤
    を、(a)成分と(b)成分との合計量が古紙パルプに
    対して0.03〜8重量%になるように添加することを
    特徴とする再生紙の製造方法。
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