JP2003095285A - 再封可能な包装袋。 - Google Patents
再封可能な包装袋。Info
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- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
Abstract
に再接着可能熱接着部を加圧することにより簡単に再封
することができる再封可能な包装袋を提供することであ
る。 【解決手段】 基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層
体からなり熱接着部により形成された包装袋において、
前記熱接着部が再接着可能熱接着部とされるか、ないし
は前記熱接着部の内側に再接着可能熱接着部が形成さ
れ、再接着可能熱接着部において積層体の熱接着性樹脂
層の基材層側ないしは内面に感熱粘着剤層が形成された
構成からなり、再接着可能熱接着部を剥離して開封した
際に、剥離した面に感熱粘着剤層が露出するので、再接
着可能熱接着部を加圧することにより再封できる包装袋
である。
Description
取り出した後に、取り出し口を加圧して再封することの
できる包装袋に関する。
なように開封部を再封できるようにしたプラスチックフ
ィルムからなる包装袋としては、開封される口部にプラ
スチック製のファスナーを取り付けた構成のものが知ら
れているが、ファスナーを取り付けた再封できる包装袋
は、ファスナーをプラスチックフィルムに熱接着して取
り付ける工程が煩雑でありコストアップになるという欠
点がある。
口部を粘着剤を使用して再封できるようにした包装袋と
しては、実開平6−65241号に示されているよう
な、包装袋の外面に粘着剤層を設け粘着剤層面に離型紙
を貼着したもの、ないしは特開平8−207940号に
示されているような、再封テープを包装袋の外面に剥離
可能に貼着したもの等が知られているが、前者の包装袋
では粘着剤層及び離型紙を設ける領域および位置を再封
する際の包装袋に残っている内容物の量に適応するよう
に設けるのが困難であるし、後者の包装袋では再封する
際に再封テープをいちいち剥がして貼りつける手間がか
かるという欠点がある。また、包装袋の取扱中に、粘着
剤層面に貼られた離型紙が剥離したり、再封シールが脱
落したりするおそれがあるという欠点を有している。
着可能熱接着部を剥離させて開封して内容物を取り出し
た後に、再接着可能熱接着部を加圧することにより簡単
に再封できる包装袋を提供することである。
とを有する積層体からなり熱接着部により形成された包
装袋において、前記熱接着部の一部が再接着可能熱接着
部とされ、再接着可能熱接着部が積層体の熱接着性樹脂
層の基材層側ないしは内面に感熱粘着剤層が形成され熱
接着された構成とすることにより、再接着可能熱接着部
を剥離させることにより、熱接着性樹脂層の基材層側に
感熱粘着剤層が形成されている場合は、熱接着されてい
る熱接着性樹脂層の一方が破断して感熱粘着剤層が露出
した状態となり、また熱接着性樹脂層の内面に感熱粘着
剤層が形成されている場合は、熱接着されている感熱粘
着剤層にて剥離して感熱粘着剤層が露出した状態となる
ので、剥離した再接着可能熱接着部を加圧することより
露出した感熱粘着剤層により再接着可能熱接着部が接着
して袋を再封することができる。
からなり熱接着部により形成された包装袋において、前
記熱接着部の内側に再接着可能熱接着部が形成され、再
接着可能熱接着部が積層体の熱接着性樹脂層の内面に感
熱粘着剤層が形成され加熱により粘着性を発現させた構
成とすることにより、熱接着部を切り取った後に、再接
着可能熱接着部を剥離させて開封し内容物を取り出すこ
とができ、且つ剥離した再接着可能熱接着部に感熱粘着
剤層が露出した状態となるので、再接着可能熱接着部を
加圧することにより接着させて袋を再封することができ
る。
可能熱接着部と熱接着部との間に開封手段が形成された
構成とすることにより、開封手段により熱接着部を切り
取り再接着可能熱接着部を剥離することにより簡単に開
封できる。
着剤層が水性エマルジョンタイプの感熱粘着剤組成物に
より形成された構成とすることにより、積層体の基材層
ないしは熱接着性樹脂層に形成された感熱粘着剤層に粘
着性がないので、感熱粘着剤層を形成してロール状に巻
き取ることが可能であり、再封可能な包装袋の製造が容
易となる。また、形成された感熱粘着剤層に有機溶剤が
残留しないので、包装袋に収納される内容物に残留溶剤
が吸着して内容物を変質させる等の問題が発生すること
がない。
着剤層が、水溶性樹脂からなる海とラジカル重合性単量
体の乳化重合により得られたガラス転移温度が−20℃
以下の樹脂からなる島との海島構造を有し、前記感熱粘
着剤層を加熱することにより海と島が逆転して粘着性が
発現する構成とすることにより、感熱粘着剤層を加熱す
ることにより強い粘着性を発現させることができるの
で、再接着可能熱接着部を剥離させて開封した後に、再
接着可能熱接着部を再度加圧することにより強い強度で
再封することができる。
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態を示
す平面図、図2は図1のI−I断面図、図3は第1実施
例の熱接着部を切り取った状態の断面図、図4は第1実
施例の再接着可能熱接着部を剥離した状態の断面図、図
5は本発明の第2実施形態を示す平面図、図6は図5の
II−II断面図、図7は第2実施例の再接着可能熱接着部
を剥離した状態の断面図、図8は本発明の第3実施形態
を示す平面図であって、2,3,3',3",4は熱接着
部、5は再接着可能熱接着部、6は非熱接着部、7は切
目線、8は切欠、9は合掌熱接着部、11は基材層、12は
熱接着性樹脂層、13は感熱粘着剤層をそれぞれ表す。
とおりである。平面形状は、図1に示すように、基材層
11と熱接着性樹脂層12を有する積層体からなり、両側の
熱接着部2と底の熱接着部3と上端の熱接着部4により
形成された自立袋であって、上端の熱接着部4の内側に
一定幅の非熱接着部6を有するように再接着可能熱接着
部5が形成され、非熱接着部6における積層体に切目線
7が形成され、切目線7の両端に切欠8が形成された形
状である。第1実施形態では自立袋としているが袋の形
状は3方シール袋、4方シール袋としてもよく任意であ
る。
可能熱接着部5が形成された箇所の断面形状は、図2に
示すように、基材層11と熱接着性樹脂層12を有する積層
体からなり、熱接着部4においては積層体の熱接着性樹
脂層12同志が熱接着されており、再接着可能熱接着部5
においては積層体の熱接着性樹脂層12の内面に形成され
た感熱粘着剤層13により接着されており、熱接着部4と
再接着可能熱接着部5間に一定幅の非熱接着部6が形成
されている構成である。積層体の熱接着性樹脂層12面に
形成された感熱粘着剤層13が熱接着時の加熱により活性
化されて粘着性が発現した状態で接着しているものであ
る。
1に示す包装袋の熱接着部4を、切欠8の箇所から切目
線7に沿って積層体を引き裂いて切り取り、図3に示す
ように、再接着可能熱接着部5の外側に非熱接着部6を
有する状態とする。図3に示す状態から、非熱接着部6
の積層体を掴んで再接着可能熱接着部5を剥離させるこ
とにより、積層体の熱接着性樹脂層12同志を接着してい
る感熱粘着剤層13が層間で剥離して、図4に示すよう
に、再接着可能熱接着部5にて感熱粘着剤層13が露出し
た状態で開封することができる。開封した再接着可能熱
接着部5に感熱粘着剤層13が露出しているので、再接着
可能熱接着部5を加圧することにより再封することがで
きる。
とおりである。平面形状は、図6に示すように、基材層
11と熱接着性樹脂層12を有する積層体からなり、両側の
熱接着部2と底の熱接着部3'により形成された3方シー
ル袋であって、3方シール袋の上端に一定幅の非熱接着
部6を有するように再接着可能熱接着部5により密封さ
れた形状である。
能熱接着部5が形成された箇所の断面形状は、図6に示
すとおり、再接着可能熱接着部5に対応する領域におい
て、一方の積層体が基材層11と熱接着性樹脂層12間に感
熱粘着剤層13が積層された構成からなり、他方の積層体
が基材層11と熱接着性樹脂層12からなり、積層体の熱接
着性樹脂層12間が熱接着されて再接着可能熱接着部5が
形成されており、再接着可能熱接着部5の外側に一定幅
の非熱接着部6が形成されている構成である。一方の積
層体の基材層11と熱接着性樹脂層12間に形成された感熱
粘着剤層13は、再接着可能熱接着部5を形成する際の加
熱により活性化されて粘着力が発現した状態となってい
る。なお、第2実施形態においては、再接着可能熱接着
部5において一方の積層体のみに感熱粘着剤層13を形成
した構成としているが、他方の積層体にも感熱粘着剤層
13を形成した構成としてもよい。
熱接着部6を掴んで再接着可能熱接着部5を剥離させる
ことにより、図7に示すように、感熱粘着剤層13が形成
されている積層体の熱接着性樹脂層12が、感熱粘着剤層
13の非熱接着部6側の端縁にて破断した後、積層体の基
材層11と熱接着性樹脂層12が感熱粘着剤層13にて剥離し
てゆき、感熱粘着剤層13の内端にて熱接着性樹脂層12が
破断して、再接着可能熱接着部5に感熱粘着剤層13が露
出した状態となって開封することができる。開封した再
接着可能熱接着部5に感熱粘着剤層13が露出しているの
で、再接着可能熱接着部5を加圧することにより再封す
ることができる。
に示すとおりであって、基材層と熱接着性樹脂層を有す
る積層体からなり、中央の合掌熱接着部9と下端の熱接
着部3"と上端の再接着可能熱接着部5に形成された形状
のピロータイプ袋である。再接着可能熱接着部5が形成
された箇所の断面形状は、図6に示す第2実施形態の再
接着可能熱接着部5と同じ構成であって、再接着可能熱
接着部5が形成された領域では、一方の積層体が基材層
と熱接着性樹脂層間に感熱粘着剤層が積層された構成で
あり、再接着可能熱接着部5を形成する際の加熱により
感熱粘着剤層が活性化されて粘着力が発現した状態とな
っており、他方の積層体が基材層と熱接着性樹脂層が積
層された構成である。第3実施形態のピロータイプ袋を
開封するには、再接着可能熱接着部5の内側の中央部の
積層体を掴んで再接着可能熱接着部5を内側から引き剥
がして簡単に開封することができ、開封した再接着可能
熱接着部5に、図7に示すように、感熱粘着剤層13が露
出した状態となるので、再接着可能熱接着部5を加圧す
ることにより再封することができる。
水性エマルジョンタイプの感熱粘着剤組成物を基材層な
いしは熱接着性樹脂層に塗布することより形成されるも
のであり、感熱粘着剤組成物を使用することにより粘着
性のない感熱粘着剤層を形成できるので、感熱粘着剤組
成物を塗布して乾燥した後にロール状に巻き取ることが
可能となり、感熱粘着剤層を形成する工程と他の工程を
別工程で実施することができる。水性エマルジョンタイ
プの感熱粘着剤組成物を使用することにより、形成され
た感熱粘着剤層に有機溶剤が残留することがないので、
残留した有機溶剤が袋に収納される内容物に吸着して内
容物を変質させてしまうという問題の発生を防止でき
る。
としては、例えば、特開平8−269420号公報、特
開平11−5959号公報等に記載されているような、
初期状態では非粘着性かまたは粘着性がきわめてひく
く、一定温度以上に加熱することにより粘着性を発現す
る感熱粘着剤組成物を使用することができる。
ているディレードタック型粘着剤組成物は、 (A) カル
ボキシル基を有する不飽和単量体3〜60重量%、疎水
性単量体40〜97重量%、その他の単量体0〜50重
量%を共重合させて得られるガラス転移温度が20℃以
上の樹脂であり、その5重量%以上が可溶化された樹脂
を含有する樹脂含有溶液、及び、 (B) ガラス転移温度
が−30℃以下の樹脂からなるアクリル系樹脂水性エマ
ルジョンからなり、前記各成分の不揮発分の重量比
(A) / (B) が15/85〜50/50であるディレ
ードタック型粘着剤組成物である。
おいて、カルボキシル基を有する不飽和単量体としては
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等であり、疎水
性単量体としてはメチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレ
ート、塩化ビニル、酢酸ビニル、エチレン、ブタジエン
等であり、その他の単量体としてはアクリルアミド、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、ジアセトンアクリル
アミド等である。また、ガラス転移温度が−30℃以下
の樹脂からなるアクリル系樹脂水性エマルジョンとして
はブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート等の単独重合体が使用され
る。
いる感熱粘着剤組成物は、 (A) 酸価1meq/g以上
の樹脂が塩基により中和された水溶性樹脂と、 (B) ラ
ジカル重合性単量体の乳化重合により得られたガラス転
移温度が−20℃以下の重合体、からなる水性エマルジ
ョン型粘着剤組成物であって、60℃未満の乾燥によっ
て成分 (A) が海となり成分 (B) が島となる海島構造
を備え、60℃以上の加熱処理により上記の海島構造が
逆転して、 (A) 成分が島となり (B) 成分が海となっ
て粘着性が発現する感熱粘着剤組成物である。なお、上
記の海島構造としては、海(連続層)が完全に連続して
おり島(不連続層)の全てが海中に独立して分散してい
る構造に限らず、海が部分的に途切れている状態及び島
の一部が互いに融合している状態等をも含むものであ
る。
成分としてはα,β−エチレン性不飽和カルボン酸単位
及び疎水性のラジカル重合性単量体単位を主構成単位と
する共重合体が好ましく使用され、α,β−エチレン性
不飽和カルボン酸としてはアクリル酸,メタクリル酸、
クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、無水マレイン酸等の1種又は2種以上が使用
される。ラジカル重合性単量体としては(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アク
リル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等が使用され
る。 (B)成分のラジカル重合性単量体の乳化重合によ
り得られたガラス転移温度が−20℃以下の重合体とし
ては、アクリル系単量体の乳化重合物、エチレン−ビニ
ルエステル系単量体の乳化重合物、共役ジエン系単量体
の乳化重合物を使用できる。アクリル系単量体としては
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸イソプ
ロピル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、
(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル等であり、エチレン−ビニルエステル系
単量体におけるビニルエステル系単量体としては酢酸ビ
ニル、ピロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ラウリン酸ビ
ニル等であり、共役ジエン系単量体としてはブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレン、イソブチレン等であ
る。
/m2 であり、10〜15g/m2とするのが好まし
い。基材層11に感熱粘着剤層13を形成するには、水性エ
マルジョンタイプの感熱粘着剤組成物をグラビア印刷す
ることにより部分的に形成することができる。グラビア
印刷により形成する場合は、40〜60μ深さのグラビ
ア印刷版を使用して2〜3回刷りすることにより形成す
ることができる。基材層11面ないしは熱接着性樹脂層12
面に5〜20g/m2 の厚さに感熱粘着剤層を形成する
ことにより、感熱粘着剤層13が形成された箇所を熱接着
して再接着可能熱接着部5を形成すると、再接着可能熱
接着部5を剥離して感熱粘着剤層13を露出させ、再接着
可能熱接着部5を再度加圧することにより200〜80
0g/15mm巾の接着強度を有する状態で封止するこ
とができる。
エチレンテレフタレート(PET)、2軸延伸ナイロン
(ON)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、金属酸
化物蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(VMP
ET)等の2軸延伸フイルムが使用できる。熱接着性樹
脂層13としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、線
状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)、未延伸ポリプロピレン(C
PP)等を使用することができる。熱接着性樹脂層13の
厚さとしては15〜50μmとするのが好ましい。基材
層/感熱粘着剤層/熱接着性樹脂層の構成の積層体の場
合は、熱接着性樹脂層を熱溶融押出しにより形成するこ
とにより、熱溶融押出しされたポリエチレン等からなる
層は比較的破断強度が弱くなるので、熱接着性樹脂層を
破断させて包装袋を開封するのが容易となる。
は下記の通りである。第1実施形態の場合は、基材層と
熱接着性樹脂層を積層した積層体を作製し、水性エマル
ジョンタイプの感熱粘着剤組成物を使用して、積層体の
熱接着性樹脂層面に積層体の流れ方向にストライプ状に
部分的な感熱粘着剤層を形成してロール状に巻き取り基
材層/熱接着性樹脂層/部分的な感熱粘着剤層からなる
積層体を作製する。この積層体の感熱粘着剤層が再接着
可能熱接着部にくるように熱接着することにより作製で
きる。また、第2実施形態の場合は、グラビア印刷方式
等により、水性エマルジョンタイプの感熱粘着剤組成物
を使用して、積層体の基材層の所定領域に部分的に塗布
し、低温で乾燥させて水分を揮散させ粘着性のない感熱
粘着剤層を形成してロール状に巻き取り、次いで、部分
的な感熱粘着剤層が形成された基材層面にポリエチレン
等からなる熱接着性樹脂層を熱溶融押出しにより積層し
て、基材層/部分的な感熱粘着剤層/熱接着性樹脂層か
らなる積層体を作製する。この積層体の部分的な感熱粘
着剤層が再接着可能熱接着部にくるように熱接着するこ
とにより作製できる。感熱粘着剤組成物を使用して感熱
粘着剤層を形成することより、粘着性のない状態で感熱
粘着剤層を形成できるのでロール状に巻き取ることが可
能となり加工が容易となるものである。
体からなり熱接着部により形成された包装袋において、
前記熱接着部の一部が再接着可能熱接着部とされ、再接
着可能熱接着部が積層体の熱接着性樹脂層の基材層側な
いしは内面に感熱粘着剤層が形成され熱接着された構成
とすることにより、再接着可能熱接着部を剥離させるこ
とにより、熱接着性樹脂層の基材層側に感熱粘着剤層が
形成されている場合は、熱接着されている熱接着性樹脂
層の一方が破断して感熱粘着剤層が露出した状態とな
り、また熱接着性樹脂層の内面に感熱粘着剤層が形成さ
れている場合は、熱接着されている感熱粘着剤層にて剥
離して感熱粘着剤層が露出した状態となるので、剥離し
た再接着可能熱接着部を加圧することより露出した感熱
粘着剤層により再接着可能熱接着部が接着して袋を再封
することができる。
からなり熱接着部により形成された包装袋において、前
記熱接着部の内側に再接着可能熱接着部が形成され、再
接着可能熱接着部が積層体の熱接着性樹脂層の内面に感
熱粘着剤層が形成され加熱により粘着性を発現させた構
成とすることにより、熱接着部を切り取った後に、再接
着可能熱接着部を剥離させて開封し内容物を取り出すこ
とができ、且つ剥離した再接着可能熱接着部に感熱粘着
剤層が露出した状態となるので、再接着可能熱接着部を
加圧することにより接着させて袋を再封することができ
る。
可能熱接着部と熱接着部との間に開封手段が形成された
構成とすることにより、開封手段により熱接着部を切り
取り再接着可能熱接着部を剥離することにより簡単に開
封できる。
着剤層が水性エマルジョンタイプの感熱粘着剤組成物に
より形成された構成とすることにより、積層体の基材層
ないしは熱接着性樹脂層に形成された感熱粘着剤層に粘
着性がないので、感熱粘着剤層を形成してロール状に巻
き取ることが可能であり、再封可能な包装袋の製造が容
易となる。また、形成された感熱粘着剤層に有機溶剤が
残留しないので、包装袋に収納される内容物に残留溶剤
が吸着して内容物を変質させる等の問題が発生すること
がない。
着剤層が、水溶性樹脂からなる海とラジカル重合性単量
体の乳化重合により得られたガラス転移温度が−20℃
以下の樹脂からなる島との海島構造を有し、前記感熱粘
着剤層を加熱することにより海と島が逆転して粘着性が
発現する構成とすることにより、感熱粘着剤層を加熱す
ることにより強い粘着性を発現させることができるの
で、再接着可能熱接着部を剥離させて開封した後に、再
接着可能熱接着部を再度加圧することにより強い強度で
再封することができる。
図。
態の断面図。
態の断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層
体からなり熱接着部により形成された包装袋において、
前記熱接着部の一部が再接着可能熱接着部とされ、前記
再接着可能熱接着部が積層体の熱接着性樹脂層の基材層
側ないしは内面に感熱粘着剤層が形成され熱接着された
構成からなることを特徴とする再封可能な包装袋。 - 【請求項2】 基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層
体からなり熱接着部により形成された包装袋において、
前記熱接着部の内側に再接着可能熱接着部が形成され、
前記再接着可能熱接着部が積層体の熱接着性樹脂層の内
面に感熱粘着剤層が形成され加熱により粘着性を発現さ
せた構成からなることを特徴とする再封可能な包装袋。 - 【請求項3】 前記再接着可能熱接着部と前記熱接着部
との間に開封手段が形成された構成からなることを特徴
とする請求項2記載の再封可能な包装袋。 - 【請求項4】 前記感熱粘着剤層が水性エマルジョンタ
イプの感熱粘着剤組成物により形成された構成からなる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の再封
可能な包装袋。 - 【請求項5】 前記感熱粘着剤層が、水溶性樹脂からな
る海とラジカル重合性単量体の乳化重合により得られた
ガラス転移温度が−20℃以下の樹脂からなる島との海
島構造を有し、前記感熱粘着剤層を加熱することにより
海と島が逆転して粘着性が発現する構成からなることを
特徴とする請求項4記載の再封可能な包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001289806A JP5230884B2 (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 再封可能な包装袋。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003095285A true JP2003095285A (ja) | 2003-04-03 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP5230884B2 (ja) |
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