JP2003090709A - 撮像光学機構、撮像装置、液滴着弾位置測定装置、及び液滴着弾位置測定方法 - Google Patents

撮像光学機構、撮像装置、液滴着弾位置測定装置、及び液滴着弾位置測定方法

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JP2003090709A
JP2003090709A JP2001281692A JP2001281692A JP2003090709A JP 2003090709 A JP2003090709 A JP 2003090709A JP 2001281692 A JP2001281692 A JP 2001281692A JP 2001281692 A JP2001281692 A JP 2001281692A JP 2003090709 A JP2003090709 A JP 2003090709A
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Yasunobu Murofushi
康信 室伏
Yoshihiro Uehara
良浩 上原
Masahiro Kanai
正博 金井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に高速で移動する物体について、異なる2
方向からの画像を同時に撮像することができる撮像光学
機構、撮像装置、液滴着弾位置測定装置、及び液滴着弾
位置測定方法を提供する。 【解決手段】 撮像デバイス1を備えた撮像装置に装備
される撮像光学ユニットは、撮像対象物体6を少なくと
も2つ以上の異なる方向から撮像するための複数のレン
ズ4、4と、各レンズ4、4の光軸5上に各々配置され
た複数のミラー2、2と、撮像デバイス1の撮像面の直
前に配置されたミラー3とを具備し、各ミラー2、2、
3を、撮像対象物体6を少なくとも2つ以上の方向から
見た2つ以上の像が、撮像デバイス1の撮像面上の2つ
以上の異なった領域に結像されるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速で移動する物
体のモニタに有効な撮像光学機構、撮像装置、液滴着弾
位置測定装置、及び液滴着弾位置測定方法に関し、特
に、インクジェットプリンティングにおけるノズルヘッ
ドから吐出される液滴の軌跡、液滴の着弾位置、液滴の
体積の測定に有効であり、インクジェットプリンタの製
造を行う場合の画像印刷の性能評価に利用可能な撮像光
学機構、撮像装置、液滴着弾位置測定装置、及び液滴着
弾位置測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平11−105307
号公報に記載されているように、インクジェットプリン
ティングにおいて、ノズル口から吐出されて空中を飛翔
する液滴の速度、液滴の吐出方向、液滴の体積を直接測
定するシステムが提案されている。
【0003】前記公報記載の技術は、ノズル口から吐出
される液滴を照明手段により照明して前記液滴を撮像す
る手段と、吐出から一定時間経過したときに撮像された
画像中の前記液滴の位置を特定する手段と、前記ノズル
口の位置及び前記画像中の前記液滴位置関係に基づい
て、前記液滴の吐出方向、速さ、体積を算出する画像処
理ソフトを備え、前記撮像手段により、前記ノズル口か
ら吐出される液滴を2方向から撮像することを特徴とし
たものである。即ち、撮像手段としては、CCDカメラ
を1方向の撮像に対して1台配置する構成としたことを
特徴としている。つまり、2方向の撮像のためには、C
CDカメラが2台必要となる構成となっている。
【0004】また、前記公報には、撮像手段としてCC
Dカメラを1台とした場合に関しても記述されている。
CCDカメラが1台の場合は、CCDカメラを回動させ
て、ノズル口から吐出される液滴を順次、2方向から撮
像するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例(特開平11−105307号公報)において
は次のような問題点があった。
【0006】撮像対象の物体が特に高速で飛翔する場
合、物体を2台のCCDカメラを用いて2方向から同時
に撮像することは、制御上困難である。従来例では イ
ンクジェットプリンティングにおける液滴の撮像につい
て記述されているが、液滴は10m/sec前後の速度
で飛翔し、体積は10-153前後であることは既知であ
る。2台のCCDカメラを同期させてシャッタを切り撮
像する場合、数百μsecのズレが生じるのは,制御
上、やむを得ないことである。
【0007】例えば、2台のCCDカメラでの同期撮像
に関して、2台のCCDカメラ間で100μsecのズ
レが生じたと仮定する。液滴が10m/secの速度で
飛翔しているとすると、100μsecのズレ時間で、
液滴が1mm移動してしまうことになる。更に、液滴の
体積は4×10-153で、液滴径は約20μmであると
する。約φ20μmの液滴を精度よく観察するために
は、数十倍の倍率の光学系をCCDカメラの撮像入射軸
上に配置することが必須であるが、例えば10倍率の光
学系を配置した場合を考える。
【0008】現状で製品化されているCCDカメラは、
サイズ1/4インチのもので撮像エリア10mm角以
下、また、最小サイズの1/6インチのもので撮像エリ
ア5mm角以下である。現在製品化されているCCDカ
メラでは、例えばサイズ1/4インチでは一つの画素の
大きさが約6.4μmであり、サイズが1/6インチで
は一つの画素の大きさが約4.5μmである。10倍率
の光学系は、配置することにより、CCDカメラの撮像
エリアが比例関係で小さくなる。つまり、サイズ1/4
インチのCCDカメラの撮像エリアが1mm以下に、ま
た、サイズ1/6インチのCCDカメラの撮像エリアが
0.5mm以下となる。
【0009】従来技術では、ノズルから吐出された飛翔
している液滴が、2台のCCDカメラの同期ズレにより
1mm移動してしまうということは、CCDカメラの撮
像エリアから撮像対象の液滴が外れてしまうことが大い
に考えられる。つまり、ノズルから吐出された飛翔して
いる液滴を、2台のCCDカメラを同期させて撮像する
と、一方のCCDカメラは液滴画像を撮像できるが、他
方のCCDカメラには液滴画像が撮像されていないこと
が有り得るのである。
【0010】また、2台のCCDカメラを同期させて、
1mm移動してしまう液滴を撮像する手法として、サイ
ズ1/2インチのCCDを用いることも考えられる。し
かし、同じ画素数のCCDを用いた場合、液滴径が20
μmに対して、サイズ1/2インチのCCDカメラでの
撮像では、測定誤差が約±10μmとなり精度的に不十
分である。
【0011】また、1台のCCDカメラを回動し、順
次、液滴を撮像するシステムに関しては、一つの液滴に
対して、液滴の飛翔時間とCCDカメラの撮像エリアと
の関係から考えても、2方向から撮像することは無理で
あり、1方向からの撮像しかできない。一方向からの撮
像では、液滴の吐出方向、液滴の体積を精度よく算出す
ることは不可能である。
【0012】従って、従来技術は、物体の高速現象の観
察、計測において、精度的に不向きで確実にモニタでき
ない場合があるという課題がある。更に、2台のCCD
カメラを設置して液滴を撮像するためには、また、1台
のCCDカメラを回動させて液滴を撮像するためには、
大きな設置スペースが必要となる課題がある。更に、コ
スト高となるという課題が挙げられる。
【0013】本発明の目的は、特に高速で移動する物体
について、異なる2方向からの画像を同時に撮像するこ
とができる撮像光学機構、撮像装置、液滴着弾位置測定
装置、及び液滴着弾位置測定方法を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像デバイス
を備えた撮像装置に装備される撮像光学機構において、
物体を少なくとも2つ以上の異なる方向から撮像するた
めの複数のレンズと、前記各レンズの光軸上に各々配置
された複数のミラーと、前記撮像デバイスの撮像面の前
面側に配置されたミラーとを具備し、前記各ミラーを、
前記物体を前記少なくとも2つ以上の方向から見た2つ
以上の像が、前記撮像デバイスの撮像面上の2つ以上の
異なった領域に結像されるように配置したことを特徴と
する。
【0015】また、本発明は、撮像デバイスを備えた撮
像装置において、物体を少なくとも2つ以上の異なる方
向から撮像するための複数のレンズと、前記各レンズの
光軸上に各々配置された複数のミラーと、前記撮像デバ
イスの撮像面の前面側に配置されたミラーとを具備し、
前記各ミラーを、前記物体を前記少なくとも2つ以上の
方向から見た2つ以上の像が、前記撮像デバイスの撮像
面上の2つ以上の異なった領域に結像されるように配置
したことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、物体を少なくとも2つ以
上の異なる方向から撮像するための複数のレンズ、前記
各レンズの光軸上に各々配置された複数のミラー、前記
撮像デバイスの撮像面の前面側に配置されたミラーを具
備し、前記各ミラーを、前記物体を前記少なくとも2つ
以上の方向から見た2つ以上の像が、前記撮像デバイス
の撮像面上の2つ以上の異なった領域に結像されるよう
に配置した構造を有する撮像装置と、液滴を吐出するノ
ズル口を有するヘッドと、前記ヘッドを三次元的に動作
させる駆動機構と、光を発生する光発生手段と、前記光
源から発生した光をシート状のシート光に変光する変光
手段とを備えた液滴着弾位置測定装置において、前記撮
像装置により、前記ヘッドの前記ノズル口から吐出され
た前記液滴が前記シート光を通過する際に発生する反射
光又は透過屈折光を撮像し、前記撮像装置により撮像し
た画像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測
定する測定手段を具備したことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、物体を少なくとも2つ以
上の異なる方向から撮像するための複数のレンズ、前記
各レンズの光軸上に各々配置された複数のミラー、前記
撮像デバイスの撮像面の前面側に配置されたミラーを具
備し、前記各ミラーを、前記物体を前記少なくとも2つ
以上の方向から見た2つ以上の像が、前記撮像デバイス
の撮像面上の2つ以上の異なった領域に結像されるよう
に配置した構造を有する撮像装置と、液滴を吐出するノ
ズル口を有するヘッドと、前記ヘッドを三次元的に動作
させる駆動機構と、光を発生する光発生手段と、前記光
源から発生した光をシート状のシート光に変光する変光
手段とを備えた液滴着弾位置測定装置の液滴着弾位置測
定方法において、前記撮像装置により、前記ヘッドの前
記ノズル口から吐出された前記液滴が前記シート光を通
過する際に発生する反射光又は透過屈折光を撮像し、前
記撮像装置により撮像した画像に基づき、前記液滴の飛
翔方向及び着弾位置を測定することを特徴とする。
【0018】また、本発明の撮像光学機構は、図1を参
照し説明すると、撮像デバイス(1)を備えた撮像装置
に装備される撮像光学機構において、物体(6)を少な
くとも2つ以上の異なる方向から撮像するための複数の
レンズ(4)と、前記各レンズの光軸(5)上に各々配
置された複数のミラー(2)と、前記撮像デバイスの撮
像面の前面側に配置されたミラー(3)とを具備し、前
記各ミラーを、前記物体を前記少なくとも2つ以上の方
向から見た2つ以上の像が、前記撮像デバイスの撮像面
上の2つ以上の異なった領域に結像されるように配置し
たものである。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]次に、本発明の
第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】(1)構成の説明 図1は本発明の第1実施形態の撮像光学ユニット(物体
撮像用光学系)の構成を示す斜視図である。図1におい
て、1がCCDカメラ(撮像デバイス)、2が第一のミ
ラー、3が第二のミラー、4が倍率化レンズ、5が撮像
の光軸、6が撮像対象の物体を表す。
【0021】撮像光学ユニットにおいて、撮像対象の物
体6における任意の2面の撮像の光軸を5とすると、撮
像部位は倍率化レンズ4を介して適切な画像の大きさに
倍率化され、更に、第一のミラー2で光路が変更され
る。そして、変更された光路に対応した光学像が、CC
Dカメラ1の撮像面直前に配置された第二のミラー3に
よって、撮像デバイスの撮像面上の2つの異なった領域
に結像されるものである。
【0022】即ち、撮像光学ユニットは、物体を少なく
とも2つの異なる方向から撮像するための複数の倍率化
レンズ4、4と、各倍率化レンズ4、4の光軸上に配置
された複数の第一のミラー2と、CCDカメラ1の撮像
面直前に配置された第二のミラー3とを具備し、各ミラ
ー2、3を、物体を少なくとも2つの方向から見た2つ
以上の像が、CCDカメラ1の撮像面上の2つの異なっ
た領域に結像されるように配置したものである。
【0023】図2は本発明の第1実施形態の、図1に示
した構成を有する撮像光学ユニット10を組み込んで試
作したインクジェットプリンティングの液滴着弾位置を
評価するための液滴着弾位置測定装置である。液滴着弾
位置測定装置は、CCDカメラ(撮像デバイス)1、レ
ンズユニット(整光レンズ)7、レーザ本体9、撮像光
学ユニット10、Xステージ15、Yステージ16、Z
ステージ17、回転用機構部(θステージ)18、あお
り(チルト)機構部19、レーザ変位計20を備えてい
る。図中8はノズル口を有するヘッドである。
【0024】ヘッド8は、鉛直方向に液滴を吐出するこ
とができる。また、ヘッド8は、Xステージ15、Yス
テージ16、Zステージ17により、3次元的に動作さ
せることが可能である。Xステージ15、Yステージ1
6、Zステージ17の位置分解能は、0.1μmであ
る。更に、ヘッド8は、回転用機構部18と、あおり
(チルト)用機構19によって、回転方向、高さの平行
度を0.1μmの精度で位置決め可能である。
【0025】位置決めの方法は、1/4サイズのCCD
カメラ1によりヘッド8のノズル口を撮像し、前もって
決めた任意のモニタ上の原点の位置へ各軸マニアル動作
にて動作させ、最後は画像処理による原点アライメント
機構により、原点とノズル口中心点を0.1μm以下の
精度でアライメントする。高さ方向の平行度は、精度
0.1μm以下のレーザ変位計20により、ノズル口下
面とレーザ変位計20までの3点の距離を測長し、モニ
タ上に3点の距離を表示し、マニアル動作にて平行度を
出す。前記操作により、ヘッド8のノズル口の位置は、
X−Y−Z−θ−高さ方向において、0.1μm以下で
位置決めされる。
【0026】ヘッド8の鉛直方向には、直交する2本の
幅4mm、厚さ10μmのシート状のレーザ光(以下シ
ート光)12がレイアウトされ、2本のシート光12の
交点中心とモニタ上の原点の位置が一致するように、組
立時に位置調整されている。レーザとしては、CCDカ
メラ1との相性が良く、短波長であり、精度的にも良い
波長532nmのYAG2倍高調波のグリーンレーザを
用いた。レーザ本体9から発射されたレーザ光は、ファ
イバケーブルにより2方向に分光され、2つのレンズユ
ニット7により2本のシート光12に変光され、分光さ
れた2本のシート光12が直交するように行路を変えて
いる。
【0027】インクはブラックインクを用いた(ブラッ
クインクは特性上、光の吸収が多く透過しづらいため、
反射光を捕らえることになる)。シート光を液滴が通過
する際に発生する反射光の場合は、捕らえることが可能
な光の光量が微量であるため、撮像光学ユニット10に
組み込まれるミラーの光を反射する表面は、反射率が良
好なものが望ましい。本実験においては、表面に銀を蒸
着したミラーを用いて実施した。
【0028】(2)動作の説明 次に、本発明の第1実施形態の動作について図1〜図6
を参照して詳細に説明する。
【0029】図3は、ヘッド8のノズル口11から吐出
された飛翔する液滴を観測する方法を示す説明図であ
る。ノズル口11より吐出された液滴は、レーザ本体9
を光源とする幅4mm、厚さ10μmのシート光12を
通過する。CCDカメラ1で撮像する画像は、シート光
を液滴が通過する際に発生する反射光または透過屈折光
である。
【0030】図4は、前記各構成要素により構成された
図2の液滴着弾位置評価装置(実験装置)により撮像さ
れた画像を示す説明図である。左上の白点は、左側から
撮像したノズル口の像であり、右上の白点は、右側から
撮像したノズル口の像であり、左下の白点は、左側から
撮像した液滴の像であり、右下の白点は、右側から撮像
した液滴の像である。なお、ノズル口の像は、液滴の像
を撮る前に撮っておき、これらの像を画像処理により同
一の写真に含ませている。すなわち、ノズル口に斜め下
方からハロゲン光を照射してノズルの像を撮像した後
に、ノズル口をZ方向上方に移動する。そして、ノズル
口から液滴を吐出して、吐出された液滴を撮像してい
る。この場合、ノズル口の画像と液滴の画像は略同一の
高さに形成されるが、画像合成時に高さを異ならせてい
る。座標算出手段は、左上の白点と左下の白点の横軸方
向の座標の差と、右上の白点と右下の横軸方向の座標の
差を算出する。この2つの差によりノズル口を鉛直方向
(Z軸方向)から見たときのノズル口の座標に対する液
滴の座標の二次元的なずれ(XY平面上のずれ)を算出
することができる。なお、図3の例は、ノズルの座標と
液滴の座標が良く揃っている場合の例である。
【0031】図6は、本実験においてヘッド8のノズル
口中心を(0、0)の原点とし、任意の液滴吐出打数目
の液滴着弾位置座標を画像処理ソフトにより演算し求め
た結果を示す説明図である。
【0032】図5は、ヘッド8のノズル口の位置と液滴
のばらつきを示す説明図である。23は観察したノズル
口、21はノズル口23の原点、22は液滴の反射光を
撮像した画像から求めた液滴、24は液滴22の原点を
示している。互いの原点のずれが着弾位置のばらつきに
なる。
【0033】以上説明したように、本発明の第1実施形
態によれば、インクジェットプリンティングにおけるヘ
ッドのノズル口から吐出される液滴の着弾位置測定に関
して、一台のCCDカメラ(撮像デバイス)1の異なる
2つの領域に、同時に撮像した液滴画像を取り込むこと
ができ、ノズル口から吐出された液滴の飛翔方向や着弾
位置を確実に且つ信頼性高く測定することができる。
【0034】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0035】(1)構成の説明 本発明の第2実施形態の物体撮像用光学系の構成(図
1)、撮像光学ユニット10を組み込んで試作したイン
クジェットプリンティングの液滴着弾位置測定装置の構
成(図2)は、第1実施形態と同様である。詳細は第1
実施形態で説明したので省略する。
【0036】(2)動作の説明 次に、本発明の第2実施形態の動作について図2、図7
を参照して詳細に説明する。
【0037】本発明の第2実施形態では、液滴着弾位置
測定装置において、レーザを500mWのHe−Neレ
ーザに変えて実験を行った。He−Neレーザは、安定
した出力波形をもち、輝度の安定化を図ることができ、
確実な実験を行うことができる。また、He−Neレー
ザは、コスト的にも有利な最も流通しているレーザであ
るため、利点が大きい。また、He−Neレーザは、当
然、入手性も良く、入手で問題になることはない。He
−Neレーザをレンズユニット7により幅4mm、厚さ
10μmのシート光に整光した後、シート光を液滴が通
過する際の透過屈折光を捕らえた。
【0038】本実験においては、インクはマゼンダイン
クを用いた(マゼンダインクは特性上、光の透過が多い
ため、インクを透過屈折した光を捕らえることにな
る)。また、本実験においては、撮像光学ユニット10
内のミラーとして、表面にアルミニウムを蒸着したミラ
ーを用いて実施した。測定結果を図7に示す。図7はC
CDカメラ1にて撮像したノズル口と液滴の画像を示す
説明図である。
【0039】以上説明したように、本発明の第2実施形
態によれば、第1実施形態と同様に、一台のCCDカメ
ラ(撮像デバイス)1の異なる2つの領域に、同時に撮
像した液滴画像を取り込むことができ、ノズル口から吐
出された液滴の飛翔方向や着弾位置を確実且つ信頼性高
く測定することができる。
【0040】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0041】(1)構成の説明 本発明の第3実施形態の物体撮像用光学系の構成(図
1)、撮像光学ユニット10を組み込んで試作したイン
クジェットプリンティングの液滴着弾位置測定装置の構
成(図2)は、第1実施形態と同様である。詳細は第1
実施形態で説明したので省略する。
【0042】(2)動作の説明 次に、本発明の第3実施形態の動作について図2、図8
を参照して詳細に説明する。
【0043】本発明の第3実施形態では、着弾位置測定
装置において、レーザを500mWのHe−Neレーザ
に変えて実験を行った。He−Neレーザをレンズユニ
ット7により幅4mm、厚さ10μmのシート光に整光
した後、シート光を液滴が通過する際の透過屈折光を捕
らえた。
【0044】本実験においては、ノズル口から連続して
吐出される飛翔中の液滴画像を撮像した。つまり、モニ
タには、液滴を吐出するノズル口の画像と、連続して撮
像された2つの液滴画像が表示される。液滴の吐出周波
数は10000Hzで、液滴を連続吐出した。インクは
第2実施形態と同様にマゼンタインクを用いた。また、
本実験においては、撮像光学ユニット10内のミラーと
して、表面にアルミニウムを蒸着したミラーを用いて実
施した。測定結果を図8に示す。図8はCCDカメラ1
にて撮像したノズル口と液滴の画像を示す説明図であ
る。なお、図8に示す像において、左上の白点は、左側
から撮像したノズル口の像であり、右上の白点は、右側
から撮像したノズル口の像であり、左中央の白点は、左
側から撮像した第1の液滴の像であり、右中央下の白点
は、右側から撮像した第1の液滴の像であり、左下の白
点は、左側から撮像した第2の液滴の像であり、右下の
白点は、右側から撮像した第2の液滴の像である。な
お、ノズル口の像、第1の液滴の像及び第2の液滴の像
は別々に撮っておき、これらの像を画像処理により同一
の写真に含ませている。すなわち、ノズル口に斜め下方
からハロゲン光を照射してノズルの像を撮像した後に、
ノズル口をZ方向上方に移動する。そして、ノズル口か
ら第1の及び第2の液滴を連続して吐出して、吐出され
た液滴を撮像している。この場合、ノズル口の画像並び
に第1及び第2の液滴の画像は略同一の高さに形成され
るが、画像合成時に高さを異ならせている。座標算出手
段は、左上の白点と左中央の白点の横軸方向の座標の差
と、右上の白点と右中央の横軸方向の座標の差を算出す
る。この2つの差によりノズル口を鉛直方向(Z軸方
向)から見たときのノズル口の座標に対する第1の液滴
の座標の二次元的なずれ(XY平面上のずれ)を算出す
ることができる。同様に、座標算出手段は、左上の白点
と左下の白点の横軸方向の座標の差と、右上の白点と右
下の横軸方向の座標の差を算出する。この2つの差によ
りノズル口を鉛直方向(Z軸方向)から見たときのノズ
ル口の座標に対する第2の液滴の座標の二次元的なずれ
(XY平面上のずれ)を算出することができる。なお、
図8の例は、ノズルの座標と第1及び第2の液滴の座標
が良く揃っている場合の例である。
【0045】以上説明したように、本発明の第3実施形
態によれば、撮像光学ユニット10が、高速且つ連続す
る物体の撮像にも有効であることを証明した。
【0046】[第4実施形態]次に、本発明の第4実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0047】(1)構成の説明 本発明の第4実施形態の物体撮像用光学系の構成(図
1)、撮像光学ユニット10を組み込んで試作したイン
クジェットプリンティングの液滴着弾位置測定装置の構
成(図2)は、第1実施形態と同様である。詳細は第1
実施形態で説明したので省略する。
【0048】(2)動作の説明 次に、本発明の第4実施形態の動作について図2、図7
を参照して詳細に説明する。
【0049】本発明の第4実施形態では、着弾位置測定
装置において、レーザを500mWのArレーザに変え
て実験を行った。Arレーザをレンズユニット7により
幅4mm、厚さ10μmのシート光に整光した後、シー
ト光を液滴が通過する際の反射光を捕らえた。インクは
ブラックインクを用いた(ブラックインクは特性上、光
の反射が多いため、インクに反射した光を捕らえること
になる)。
【0050】本実験においては、撮像光学ユニット10
内のミラーとして、表面に銀を蒸着したミラーを用いて
実施した。図7はCCDカメラ1にて撮像したノズル口
と液滴の画像を示す説明図である。測定結果を図7に示
す。第2実施形態でCCDカメラ1にて撮像した画像と
同様な画像を撮像することができた。
【0051】以上説明したように、本発明の第4実施形
態によれば、第1実施形態と同様に、一台のCCDカメ
ラ(撮像デバイス)1の異なる2つの領域に、同時に撮
像した液滴画像を取り込むことができ、ノズル口から吐
出された液滴の飛翔方向や着弾位置を確実且つ信頼性高
く測定することができる。
【0052】[第5実施形態]次に、本発明の第5実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0053】(1)構成の説明 本発明の第5実施形態の物体撮像用光学系の構成(図
1)、撮像光学ユニット10を組み込んで試作したイン
クジェットプリンティングの液滴着弾位置測定装置の構
成(図2)は、第1実施形態と同様である。詳細は第1
実施形態で説明したので省略する。
【0054】(2)動作の説明 次に、本発明の第5実施形態の動作について図2、図7
を参照して詳細に説明する。
【0055】本発明の第5実施形態では、着弾位置測定
装置において、光源を100Wのハロゲンランプに変え
て実験を行った。ハロゲンランプからの光をレンズユニ
ット7により幅4mm、厚さ10μmのシート光に整光
した後、シート光を液滴が通過する際の透過屈折光を捕
らえた。インクはイエローインクを用いた(イエローイ
ンクは特性上、光の透過が多いため、インクを透過屈折
した光を捕らえることになる)。
【0056】本実験においては、撮像光学ユニット10
内のミラーとして、表面にアルミニウムを蒸着したミラ
ーを用いて実施した。測定結果を図7に示す。第2実施
形態でCCDカメラ1にて撮像した画像と同様な画像を
撮像することができた。
【0057】以上説明したように、本発明の第5実施形
態によれば、第1実施形態と同様に、一台のCCDカメ
ラ(撮像デバイス)1の異なる2つの領域に、同時に撮
像した液滴画像を取り込むことができ、ノズル口から吐
出された液滴の飛翔方向や着弾位置を確実且つ信頼性高
く測定することができる。
【0058】[第6実施形態]次に、本発明の第6実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0059】(1)構成の説明 本発明の第6実施形態の物体撮像用光学系の構成(図
1)、撮像光学ユニット10を組み込んで試作したイン
クジェットプリンティングの液滴着弾位置測定装置の構
成(図2)は、第1実施形態と同様である。詳細は第1
実施形態で説明したので省略する。
【0060】(2)動作の説明 次に、本発明の第6実施形態の動作について図2、図7
を参照して詳細に説明する。
【0061】本発明の第6実施形態では、着弾位置測定
装置において、光源を100Wのハロゲンランプに変え
て実験を行った。ハロゲンランプからの光をレンズユニ
ット7により幅4mm、厚さ10μmのシート光に整光
した後、シート光を液滴が通過する際の透過屈折光を捕
らえた。インクはシアンインクを用いた(シアンインク
は特性上、光の透過が多いため、インクを透過屈折した
光を捕らえることになる)。
【0062】本実験においては、撮像光学ユニット10
内のミラーとして、表面にアルミニウムを蒸着したミラ
ーを用いて実施した。測定結果を図7に示す。第2実施
形態でCCDカメラ1にて撮像した画像と同様な画像を
撮像することができた。
【0063】以上説明したように、本発明の第6実施形
態によれば、第1実施形態と同様に、一台のCCDカメ
ラ(撮像デバイス)1の異なる2つの領域に、同時に撮
像した液滴画像を取り込むことができ、ノズル口から吐
出された液滴の飛翔方向や着弾位置を確実且つ信頼性高
く測定することができる。
【0064】[他の実施形態]上記実施形態では、撮像
デバイスをCCDカメラとしたが、C−MOSセンサ等
の電子カメラ、一次元ラインセンサを用いてもよい。
【0065】また、ミラーで赤外線領域の光を反射させ
る場合は、ミラーの反射膜として金を用いてもよい。
【0066】また、ミラーである特定波長の光のみを反
射させる場合やミラーの反射率を高める場合は、ミラー
の表面に誘電体多層膜を蒸着したものを用いてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物体を異なる方向から見た2つ以上の像が、撮像デバイ
スの撮像面上の2つ以上の異なった領域に結像されるよ
うに、撮像面直前にミラーを配置した構造を有する撮像
光学機構により、1台の撮像デバイスにより同時に2つ
以上の画像を取り込むことができる。これにより、従来
技術の課題であった2台のカメラで物体を撮像する場合
の同期ズレの問題が解消され、同じ撮像タイミングの2
つ以上の画像を撮像することができる。
【0068】また、撮像デバイスにより同じ撮像タイミ
ングの2つ以上を画像を撮像できることによって、画像
処理ソフト等の手段により、物体(液滴)の飛翔方向や
体積、運動軌跡などを計測することができ、信頼性が高
く且つ高精度で物体(液滴)の特性評価を行うことがで
きる。
【0069】また、物体の大きさや撮像したい部位によ
っては、撮像デバイスの撮像面の問題や倍率化レンズの
フォーカス距離の問題が生じる場合があるが、ヘッドを
三次元的に駆動する駆動機構を備えることにより、換言
すれば、撮像光学機構を構成するレンズ又はミラーをヘ
ッドに対して相対的にX−Y−θ方向に動作させること
で、対応可能である。
【0070】また、撮像される物体によっては照明の種
類が限定され、ミラーの表面材質を選定しなければなら
ない場合がある。例えば、インクジェットプリンティン
グに用いられるインクの黒色は光の大半を吸収してしま
い、微量な光量の反射光を撮像することになる。そこ
で、光源としては、光量の大きな波長488nmのAr
レーザ、波長530nmのYAG2倍高調波レーザ、H
e−Neレーザを用いることで対応可能である。
【0071】また、Arレーザ、YAG2倍高調波レー
ザ、He−Neレーザの場合、分光反射率の関係から、
ミラー反射面はレーザの波長帯において最高反射率を有
する銀が望ましい。
【0072】また、インクジェットプリンティングで用
いられるマゼンダ色は、光を透過屈折する光量が大き
く、透過屈折光を撮像デバイスでとらえることになる
が、この場合の光源は、レーザ光源に比べて取り扱いが
容易で安価なハロゲンランプなどの光源を用いることで
対応可能である。ハロゲンランプなどの光には多種の波
長の光が混在しており、ミラーの表面には、広波長域で
良好な反射率を有するアルミニウムが適している。
【0073】また、赤外線領域の光では、ミラーの反射
膜としては金が良好である。
【0074】また、ミラーの表面に誘電体多層膜を蒸着
することで、ある特定波長のみを反射させることや、ミ
ラー表面の反射率を高めることも可能である。
【0075】本発明により、従来技術での課題であった
物体の2方向からの画像を同時に撮像することが困難で
あることを克服し、高精度で確実な物体のモニタが可能
である。特に、物体の高速現象を観察、計測することに
有効であり、例えばインクジェットプリンティングにお
ける液滴の吐出特性である着弾位置測定や速度測定、体
積測定おいては有効な手法となる。
【0076】また、1台の撮像デバイスで液滴画像のモ
ニタが可能であるため、装置の省スペース化、調整の容
易化、コストの軽減を図ることができる。
【0077】以上、本発明の効果をまとめると、特に高
速で移動する物体について、異なる2方向からの画像を
同時に撮像する場合に有効であり、物体の位置、速度、
大きさなどの特性を観察、評価することに適するという
効果がある。特にインクジェットプリンティングにおけ
るノズルから吐出されるインク液滴の飛翔中の撮像等に
有効であり、液滴の飛翔方向、液滴の体積等の画像印刷
に係わる性能評価を正確に行うことが可能であるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第6実施形態の物体撮像用光学
系の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1〜第6実施形態の液滴着弾位置測
定装置の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態のノズル口から吐出され
た飛翔する液滴を観測する方法を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態の撮像したノズル口と液
滴の画像を示す説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態の撮像したノズル口の位
置と液滴着弾位置のばらつきを示す説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態の液滴吐出回数と液滴着
弾位置座標を示す説明図である。
【図7】本発明の第2、第4、第5、第6実施形態の撮
像したノズル口と液滴の画像を示す説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態の撮像したノズル口と液
滴の画像を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮像デバイス 2 第一のミラー 3 第二のミラー 4 倍率化レンズ 5 撮像の光軸 6 撮像対象物体 7 レンズユニット(整光レンズ) 8 ノズル口を有するヘッド 9 レーザ本体 10 撮像光学ユニット 11 ノズル口 12 シート光 14 液滴 15 Xステージ 16 Yステージ 17 Zステージ 18 θステージ 19 チルト機構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 正博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EB08 EB36 KD10 2F065 AA03 AA07 BB05 BB22 CC00 FF05 GG05 HH05 JJ03 JJ26 KK03 LL04 LL12 MM03 PP12 TT02 UU07

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像デバイスを備えた撮像装置に装備さ
    れる撮像光学機構において、 物体を少なくとも2つ以上の異なる方向から撮像するた
    めの複数のレンズと、前記各レンズの光軸上に各々配置
    された複数のミラーと、前記撮像デバイスの撮像面の前
    面側に配置されたミラーとを具備し、前記各ミラーを、
    前記物体を前記少なくとも2つ以上の方向から見た2つ
    以上の像が、前記撮像デバイスの撮像面上の2つ以上の
    異なった領域に結像されるように配置したことを特徴と
    する撮像光学機構。
  2. 【請求項2】 前記ミラーの表面に銀を蒸着したことを
    特徴とする請求項1記載の撮像光学機構。
  3. 【請求項3】 前記ミラーの表面にアルミニウムを蒸着
    したことを特徴とする請求項1記載の撮像光学機構。
  4. 【請求項4】 前記ミラーの表面に誘電体多層膜を蒸着
    したことを特徴とする請求項1記載の撮像光学機構。
  5. 【請求項5】 前記ミラーの反射膜に金を用いたことを
    特徴とする請求項1記載の撮像光学機構。
  6. 【請求項6】 撮像デバイスを備えた撮像装置におい
    て、 物体を少なくとも2つ以上の異なる方向から撮像するた
    めの複数のレンズと、前記各レンズの光軸上に各々配置
    された複数のミラーと、前記撮像デバイスの撮像面の前
    面側に配置されたミラーとを具備し、前記各ミラーを、
    前記物体を前記少なくとも2つ以上の方向から見た2つ
    以上の像が、前記撮像デバイスの撮像面上の2つ以上の
    異なった領域に結像されるように配置したことを特徴と
    する撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記ミラーの表面に銀を蒸着したことを
    特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記ミラーの表面にアルミニウムを蒸着
    したことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記ミラーの表面に誘電体多層膜を蒸着
    したことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記ミラーの反射膜に金を用いたこと
    を特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記撮像デバイスをCCDカメラとし
    たことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記撮像デバイスをC−MOSセンサ
    等の電子カメラとしたことを特徴とする請求項1記載の
    撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像デバイスを一次元ラインセン
    サとしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 物体を少なくとも2つ以上の異なる方
    向から撮像するための複数のレンズ、前記各レンズの光
    軸上に各々配置された複数のミラー、前記撮像デバイス
    の撮像面の前面側に配置されたミラーを具備し、前記各
    ミラーを、前記物体を前記少なくとも2つ以上の方向か
    ら見た2つ以上の像が、前記撮像デバイスの撮像面上の
    2つ以上の異なった領域に結像されるように配置した構
    造を有する撮像装置と、液滴を吐出するノズル口を有す
    るヘッドと、前記ヘッドを三次元的に動作させる駆動機
    構と、光を発生する光発生手段と、前記光源から発生し
    た光をシート状のシート光に変光する変光手段とを備え
    た液滴着弾位置測定装置において、 前記撮像装置により、前記ヘッドの前記ノズル口から吐
    出された前記液滴が前記シート光を通過する際に発生す
    る反射光又は透過屈折光を撮像し、 前記撮像装置により撮像した画像に基づき、前記液滴の
    飛翔方向及び着弾位置を測定する測定手段を具備したこ
    とを特徴とする液滴着弾位置測定装置。
  15. 【請求項15】 前記ミラーの表面に銀を蒸着したこと
    を特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置測定装置。
  16. 【請求項16】 前記ミラーの表面にアルミニウムを蒸
    着したことを特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置
    測定装置。
  17. 【請求項17】 前記ミラーの表面に誘電体多層膜を蒸
    着したことを特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置
    測定装置。
  18. 【請求項18】 前記ミラーの反射膜に金を用いたこと
    を特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置測定装置。
  19. 【請求項19】 前記撮像デバイスをCCDカメラとし
    たことを特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置測定
    装置。
  20. 【請求項20】 前記撮像デバイスをC−MOSセンサ
    の電子カメラとしたことを特徴とする請求項14記載の
    液滴着弾位置測定装置。
  21. 【請求項21】 前記撮像デバイスを一次元ラインセン
    サとしたことを特徴とする請求項14記載の液滴着弾位
    置測定装置。
  22. 【請求項22】 前記光発生手段をYAG2倍高調波レ
    ーザ発生手段としたことを特徴とする請求項14記載の
    液滴着弾位置測定装置。
  23. 【請求項23】 前記光発生手段をHe−Neレーザ発
    生手段としたことを特徴とする請求項14記載の液滴着
    弾位置測定装置。
  24. 【請求項24】 前記光発生手段をArレーザ発生手段
    としたことを特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置
    測定装置。
  25. 【請求項25】 前記光発生手段をハロゲンランプとし
    たことを特徴とする請求項14記載の液滴着弾位置測定
    装置。
  26. 【請求項26】 物体を少なくとも2つ以上の異なる方
    向から撮像するための複数のレンズ、前記各レンズの光
    軸上に各々配置された複数のミラー、前記撮像デバイス
    の撮像面の前面側に配置されたミラーを具備し、前記各
    ミラーを、前記物体を前記少なくとも2つ以上の方向か
    ら見た2つ以上の像が、前記撮像デバイスの撮像面上の
    2つ以上の異なった領域に結像されるように配置した構
    造を有する撮像装置と、液滴を吐出するノズル口を有す
    るヘッドと、前記ヘッドを三次元的に動作させる駆動機
    構と、光を発生する光発生手段と、前記光源から発生し
    た光をシート状のシート光に変光する変光手段とを備え
    た液滴着弾位置測定装置の液滴着弾位置測定方法におい
    て、 前記撮像装置により、前記ヘッドの前記ノズル口から吐
    出された前記液滴が前記シート光を通過する際に発生す
    る反射光又は透過屈折光を撮像し、前記撮像装置により
    撮像した画像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾位
    置を測定することを特徴とする液滴着弾位置測定方法。
  27. 【請求項27】 表面に銀を蒸着した前記ミラーを備え
    た前記撮像装置により撮像した画像に基づき、前記液滴
    の飛翔方向及び着弾位置を測定することを特徴とする請
    求項26記載の液滴着弾位置測定方法。
  28. 【請求項28】 表面にアルミニウムを蒸着した前記ミ
    ラーを備えた前記撮像装置により撮像した画像に基づ
    き、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測定することを
    特徴とする請求項26記載の液滴着弾位置測定方法。
  29. 【請求項29】 表面に誘電体多層膜を蒸着した前記ミ
    ラーを備えた前記撮像装置により撮像した画像に基づ
    き、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測定することを
    特徴とする請求項26記載の液滴着弾位置測定方法。
  30. 【請求項30】 反射膜に金を用いた前記ミラーを備え
    た前記撮像装置により撮像した画像に基づき、前記液滴
    の飛翔方向及び着弾位置を測定することを特徴とする請
    求項26記載の液滴着弾位置測定方法。
  31. 【請求項31】 CCDカメラを前記撮像デバイスとし
    て備えた前記撮像装置により撮像した画像に基づき、前
    記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測定することを特徴と
    する請求項26記載の液滴着弾位置測定方法。
  32. 【請求項32】 C−MOSセンサの電子カメラを前記
    撮像デバイスとして備えた前記撮像装置により撮像した
    画像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測定
    することを特徴とする請求項26記載の液滴着弾位置測
    定方法。
  33. 【請求項33】 一次元ラインセンサを前記撮像デバイ
    スとして備えた前記撮像装置により撮像した画像に基づ
    き、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測定することを
    特徴とする請求項26記載の液滴着弾位置測定方法。
  34. 【請求項34】 前記撮像装置により、前記ヘッドの前
    記ノズル口から吐出された前記液滴がYAG2倍高調波
    レーザから変光された前記シート光を通過する際に発生
    する反射光又は透過屈折光を撮像し、前記撮像装置によ
    り撮像した画像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾
    位置を測定することを特徴とする請求項26記載の液滴
    着弾位置測定方法。
  35. 【請求項35】 前記撮像装置により、前記ヘッドの前
    記ノズル口から吐出された前記液滴がHe−Neレーザ
    から変光された前記シート光を通過する際に発生する反
    射光又は透過屈折光を撮像し、前記撮像装置により撮像
    した画像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を
    測定することを特徴とする請求項26記載の液滴着弾位
    置測定方法。
  36. 【請求項36】 前記撮像装置により、前記ヘッドの前
    記ノズル口から吐出された前記液滴がArレーザから変
    光された前記シート光を通過する際に発生する反射光又
    は透過屈折光を撮像し、前記撮像装置により撮像した画
    像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置を測定す
    ることを特徴とする請求項26記載の液滴着弾位置測定
    方法。
  37. 【請求項37】 前記撮像装置により、前記ヘッドの前
    記ノズル口から吐出された前記液滴がハロゲンランプの
    光から変光された前記シート光を通過する際に発生する
    反射光又は透過屈折光を撮像し、前記撮像装置により撮
    像した画像に基づき、前記液滴の飛翔方向及び着弾位置
    を測定することを特徴とする請求項26記載の液滴着弾
    位置測定方法。
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