JP2003090457A - 制御弁の作動診断装置 - Google Patents

制御弁の作動診断装置

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JP2003090457A JP2001282197A JP2001282197A JP2003090457A JP 2003090457 A JP2003090457 A JP 2003090457A JP 2001282197 A JP2001282197 A JP 2001282197A JP 2001282197 A JP2001282197 A JP 2001282197A JP 2003090457 A JP2003090457 A JP 2003090457A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体や弁軸に働く軸方向の荷重を検出するこ
とにより、制御弁の作動診断を運転途中で行うことがで
きるようにする。 【解決手段】 制御弁1の弁ハウジング2を、弁箱3、
弁体ガイド4および支持フレーム5から構成し、弁体ガ
イド4内には弁体7を摺動可能に設ける。支持フレーム
5には、弁体7を常時閉弁方向に付勢するスプリング9
と、圧力室14内に空気圧が給排されることによりヨー
ク16、弁軸22等を介して弁体7を開弁方向に駆動す
る空気圧作動式のアクチュエータ10とを設ける。そし
て、ヨーク16の底部16Aと弁軸22との間には荷重
検出手段としての軸力センサ25を設け、この軸力セン
サ25により弁軸22の軸方向に付加される引張り力ま
たは圧縮力を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば流体の流れ
を制御するのに好適に用いられる制御弁の作動診断装置
に関し、特に、運転途中においても制御弁の故障診断を
行い得るようにした制御弁の作動診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、火力発電所、原子力発電所等に
おいては、複数の制御弁を用いて作動流体(例えば、蒸
気または高温の水等)の流量制御を行うと共に、その圧
力制御等も行う構成としている。
【0003】そして、この種の従来技術による制御弁
は、制御対象となった作動流体の流入口、流出口を有し
該流入口、流出口間には弁座が設けられた弁ハウジング
と、該弁ハウジング内に摺動可能に設けられ前記弁座に
離,着座することにより前記流入口、流出口間を連通,
遮断する弁体と、該弁体から離間して前記弁ハウジング
に設けられ指令信号に従って該弁体を開,閉弁方向に駆
動する弁駆動手段と、該弁駆動手段と弁体との間に設け
られ該弁駆動手段による駆動力を前記弁体に伝達する駆
動力伝達手段と、前記弁体の開度を指令する指令信号を
前記弁駆動手段に対して出力する指令手段と、前記弁体
の開度を検出する開度検出手段等とを備えている。
【0004】この場合、前記弁駆動手段は、例えば弁体
を常時閉弁方向に向けて付勢するスプリングと、外部か
ら供給される空気等の気体圧により前記弁体を該スプリ
ングの付勢力に抗して開弁方向に駆動するアクチュエー
タとからなり、このアクチュエータは、指令手段から出
力される指令信号に対応した空気圧等が供給されること
により、この空気圧に応じて増減される駆動力を発生す
る。
【0005】そして、前記弁体を全閉するための指令信
号が出力されるときには、アクチュエータに供給される
空気圧は最小の圧力となるために、弁体はスプリングに
よって閉弁位置へと付勢され、全閉状態に保持される。
また、弁体を全開するための指令信号が出力されるとき
には、アクチュエータに供給される空気圧は最大の圧力
となるため、アクチュエータはスプリングの付勢力に抗
して弁体を開弁方向に駆動し、これによって弁体は全開
位置まで移動される。
【0006】一方、前記弁体の開度を中間開度に設定す
るための指令信号が出力されるときには、アクチュエー
タに供給される空気圧は指令信号に対応した中間の圧力
となるために、このときの空気圧に応じた駆動力でアク
チュエータは弁体をスプリングに抗して駆動し、これに
よって弁体は、前記空気圧による開弁方向の力とスプリ
ングの付勢力(閉弁方向の力)とがバランスした中間の
開度位置へと移動されるものである。
【0007】また、開度検出手段は、前記弁体の開度
(全閉状態を含む)を逐次検出し、前記指令手段による
指令信号に対応した開度をもって弁体の開,閉弁制御が
行われているか否かを判別できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあっては、弁体の開度が指令手段による指令信
号に対応した開度となっているか否かを、例えば弁ハウ
ジング等に設けた開度検出手段により検出しているに過
ぎないため、制御弁の作動診断(故障診断)を運転途中
で行うのが難しいという問題がある。
【0009】即ち、弁ハウジング内に摺動可能に設けた
弁体は、制御弁の作動に従って開,閉を繰返すうちに弁
体の摺動面等が徐々に摩耗、損傷され、カジリ等が発生
することがある。しかし、このような状態でも損傷箇所
が小さい間は、指令信号に従って弁体の開,閉弁制御が
行われるため、開度検出手段を用いただけでは弁体のカ
ジリ等を早期に検出できないという問題がある。
【0010】また、弁体の閉弁時に弁座との間に微小な
異物等を噛込んだ場合にも、開度検出手段からの開度信
号だけでは異物の噛込みを検出することが難しく、弁体
の締切り(閉弁状態)不良を早期に発見できないという
問題がある。
【0011】また、弁ハウジングと弁軸との間に設ける
シール部材についてもシール不良が発生すると、弁ハウ
ジング内を流れる流体が外部に漏洩する等の虞れがあ
る。しかし、このようなシール不良も開度検出手段を用
いるだけでは発見することができないという問題があ
る。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、弁体や弁軸に働く軸方
向の荷重等を検出することにより、制御弁の監視診断等
を運転途中で行うことができ、弁体のカジリ、異物噛込
み、シール不良等を早期に判別できるようにした制御弁
の作動診断装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する構成は、流体の流入
口と流出口を有し、該流入口と流出口との間には弁座が
設けられた弁ハウジングと、該弁ハウジング内に摺動可
能に設けられ、前記弁座に離,着座することにより前記
流入口と流出口との間を連通,遮断する弁体と、該弁体
から離間して前記弁ハウジングに設けられ、指令信号に
従って該弁体を開,閉弁方向に駆動する弁駆動手段と、
該弁駆動手段と弁体との間に設けられ、該弁駆動手段に
よる駆動力を前記弁体に伝達する駆動力伝達手段と、前
記弁体の開度を指令する指令信号を前記弁駆動手段に対
して出力する指令手段と、前記駆動力伝達手段に設けら
れ、前記駆動力伝達手段に付加される荷重を検出する荷
重検出手段とを備え、前記指令手段による指令信号およ
び前記荷重検出手段による荷重検出信号に従って前記弁
体の動きが正常であるか否かを診断する構成としてい
る。
【0014】このように構成することにより、指令手段
からの指令信号に従って弁体の開度を可変に制御してい
る間に、駆動力伝達手段に付加される荷重を荷重検出手
段によって検出でき、このときの荷重検出信号を指令信
号、開度検出信号と比較することにより弁体の動きが正
常であるか異常であるかを早期に判別することができ
る。
【0015】また、請求項2の発明によると、弁体の開
度を検出する開度検出手段と、該開度検出手段から出力
される開度検出信号、荷重検出手段からの荷重検出信号
および指令手段からの指令信号がそれぞれ入力されるコ
ントロールユニットとを備え、該コントロールユニット
は、前記指令手段による指令信号、前記開度検出手段に
よる開度検出信号および前記荷重検出手段による荷重検
出信号に従って前記弁体の動きが正常であるか否かを判
別する構成としている。
【0016】このように構成することにより、コントロ
ールユニットは荷重検出信号と指令信号、開度検出信号
とを比較しつつ、弁体の動きが正常であるか異常である
かを自動的に判別することができる。
【0017】また、請求項3の発明によると、弁ハウジ
ングは、弁体を軸方向に摺動変位可能にガイドする筒状
の弁体ガイドを有し、荷重検出手段は、前記弁体と弁体
ガイドとの間に発生する摺動抵抗を荷重として検出して
なる構成としている。
【0018】これにより、荷重検出手段を用いて弁体と
弁体ガイドとの間の摺動抵抗を検出でき、例えば弁体の
摺動面にカジリ等が発生しているときには摺動抵抗が大
きくなるので、これを早期に判別することができる。
【0019】また、請求項4の発明によると、駆動力伝
達手段は弁体と一体に変位する弁軸を有し、荷重検出手
段は、該弁軸と弁ハウジングとの間を封止するシール部
材の摺動抵抗を荷重として検出してなる構成としてい
る。
【0020】これにより、荷重検出手段を用いてシール
部材の摺動抵抗を検出でき、例えば摺動抵抗が小さいと
きにはシール部材の締め代が低下し、流体の漏洩等が発
生し易い状態にあるとして判別できる。また、摺動抵抗
が大きくなったときにはシール部材が硬化し、弁体の閉
止力が小さくなっていると判別することができる。
【0021】一方、請求項5の発明によると、弁駆動手
段は、弁体の開,閉弁方向のうちいずれか一方向に向け
て前記弁体を付勢するスプリングと、外部から供給され
る気体圧により前記弁体を該スプリングの付勢力に抗し
て他方向に駆動するアクチュエータとからなり、荷重検
出手段は、該アクチュエータに給排される気体圧の変動
を検出してなる構成としている。
【0022】この場合には、荷重検出手段から出力され
る荷重検出信号の波形変化により、アクチュエータに給
排する気体圧の変動状態を検出でき、例えば気体圧供給
系統の異常等を早期に判別することができる。
【0023】また、請求項6の発明によると、荷重検出
手段は、スプリングの付勢力を検出してなる構成として
いる。これにより、例えばスプリングの付勢力で弁体を
閉弁状態に保持する場合に、荷重検出信号の検出値に従
ってスプリングの付勢力を検出でき、弁体の閉止力(締
切り力)が適正な大きさであるか否かを判別することが
できる。
【0024】さらに、請求項7の発明によると、荷重検
出手段は、弁体を予め決められた開度に保持した状態で
弁ハウジングの流入口から流出口に向けて流れる流体の
圧力変動を検出してなる構成としている。この場合に
は、荷重検出手段から出力される荷重検出信号の波形に
より、弁ハウジング内を流れる流体の流れが円滑である
か、圧力変動等が生じているか否かを判別することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
制御弁の作動診断装置を添付図面の図1ないし図11に
従って詳細に説明する。
【0026】図中、1は本実施の形態で採用した制御弁
を示し、該制御弁1は、後述の弁ハウジング2、弁体
7、駆動機構8、弁軸22およびグランドパッキン23
等により構成されている。
【0027】2は制御弁1の外殻を構成する弁ハウジン
グで、該弁ハウジング2は、制御対象となる流体の流路
途中に配設される弁箱3と、後述の弁体ガイド4および
支持フレーム5とから大略構成され、弁箱3内には制御
対象の流体として高温の給水等が流通するものである。
【0028】そして、弁箱3は、前記給水の流入口3A
および流出口3Bと、該流入口3Aと流出口3Bとの間
に位置し後述の弁体ガイド4が嵌合される貫通穴3Cが
穿設された仕切壁部3Dと、該仕切壁部3Dの貫通穴3
Cと上,下で対向し貫通穴3Cよりも大径に形成された
筒状開口部3Eとを有している。
【0029】4は弁箱3内に設けられた筒状の弁体ガイ
ドで、該弁体ガイド4は、筒状開口部3E側から弁箱3
内に挿入される。そして、弁体ガイド4は、その一端側
が貫通穴3Cに嵌合され、他端側が後述の蓋部5Aに嵌
合することにより弁箱3内に位置決めされている。ま
た、弁体ガイド4の内周面は後述する弁体7用の摺動面
4Aとなり、該摺動面4Aの下端側には弁体7が離着座
する環状の弁座4Bが一体形成されている。
【0030】また、弁体ガイド4には、弁座4Bよりも
僅かに上側となる位置に径方向の流通穴4C,4Cが穿
設されている。そして、これらの流通穴4Cは弁体7に
より開,閉され、これによって弁箱3は流入口3Aと流
出口3Bとの間が連通,遮断されるものである。
【0031】5は弁箱3の筒状開口部3Eに設けられた
支持フレームで、該支持フレーム5の一端側は、筒状開
口部3Eを上側から閉塞する蓋部5Aとなり、該蓋部5
Aの中心側には後述の弁軸22が挿通される挿通穴5B
が穿設されている。また、支持フレーム5の他端側に
は、後述のダイヤフラム13を下側から支持する支持板
6がボルト等の手段を用いて取付けられている。
【0032】また、支持フレーム5の他端側には、支持
板6よりも下側に位置してガイド部5C,5C,…が設
けられ、該各ガイド部5Cは、後述の可動シェル12を
矢示A,B方向に移動可能(上,下動可能)にガイドす
るものである。
【0033】7は弁体ガイド4内に摺動可能に挿嵌され
た弁体で、該弁体7は、図2に示すように有蓋筒状体と
して形成され、その一端側は前記弁座4Bに離着座する
ことにより弁体ガイド4の各流通穴4Cを介して弁箱3
の流入口3Aと流出口3Bとの間を連通,遮断するもの
である。
【0034】また、弁体7には圧力逃がし穴7A,7
A,…が穿設され、これらの圧力逃がし穴7Aは、弁体
ガイド4と弁体7との間で圧力差が発生するのを防止
し、弁体7が滑らかに開,閉弁動作するのを補償するも
のである。
【0035】8は弁体7から離間して支持フレーム5の
他端側に設けられた弁駆動手段としての駆動機構で、該
駆動機構8は、後述のばね受18と支持板6との間に配
設され、弁体7を常時閉弁方向に付勢したスプリング9
と、後述する空気圧作動式のアクチュエータ10と、図
3に示す後述のポジショナ27等とにより構成されてい
る。
【0036】10は弁体7をスプリング9に抗して開弁
方向に駆動する空気圧作動式のアクチュエータで、該ア
クチュエータ10は、上,下の可動シェル11,12
と、外周側が該可動シェル11,12間に挟持して設け
られた可動隔壁としてのダイヤフラム13とからなり、
該ダイヤフラム13は上側の可動シェル11との間に圧
力室14を画成している。
【0037】ここで、可動シェル11,12は、支持フ
レーム5上の支持板6をダイヤフラム13と共に上,下
方向から取囲むように配設されている。そして、ダイヤ
フラム13は、その中央部側が支持板6に固着され、該
支持板6によって背面側から補強(バックアップ)され
ている。
【0038】また、下側の可動シェル12には、支持フ
レーム5の各ガイド部5Cが挿通される複数の挿通穴1
2A,12A,…が設けられ、これらの挿通穴12Aに
より可動シェル12は、支持フレーム5に対し各ガイド
部5Cに沿って上,下動可能に取付けられている。そし
て、可動シェル12は、その内周側端部が後述するヨー
ク16の外周側に固着され、このヨーク16と一体に矢
示A,B方向に移動(上,下動)するものである。
【0039】15は上側の可動シェル11に設けられた
気体圧の給排口で、該給排口15には後述の操作空気圧
配管38が接続され、これによってアクチュエータ10
の圧力室14内には気体圧としての空気圧が給排され
る。そして、圧力室14内の空気圧が最小の圧力になっ
ている間は、スプリング9により可動シェル11,12
およびヨーク16等が矢示A方向に付勢され、これによ
って弁体7は図1に示す如く閉弁状態に保持される。
【0040】一方、アクチュエータ10は、給排口15
から圧力室14内に操作空気圧が供給され、この空気圧
が増加するに応じて圧力室14内の容積を増大させる。
そして、この圧力室14内の空気圧により、可動シェル
11,12はヨーク16等と共にスプリング9の付勢力
に抗して矢示B方向に押動され、これによって弁体7は
図2に示す如く弁開度が増大されるものである。
【0041】16は支持フレーム5内に上,下動可能に
設けられた可動枠としてのヨークを示し、該ヨーク16
は有底枠状体として形成され、スプリング9を径方向外
側から覆う構成となっている。また、ヨーク16の底部
16A側には、後述の軸力センサ25が弁軸22と共に
取付けられ、ヨーク16は弁軸22と共に駆動力伝達手
段を構成するものである。
【0042】17はヨーク16の底部16Aに設けられ
た固定ボルト、18は該固定ボルト17に緩止めナット
19と一緒に螺合されたばね受で、該ばね受18は、固
定ボルト17に対する螺合位置を緩止めナット19と共
に変えることにより、スプリング9の付勢力を可変に調
節するものである。
【0043】20,21は支持フレーム5,ヨーク16
に設けられた工具挿入穴で、該工具挿入穴20,21に
は、固定ボルト17に対するばね受18および緩止めナ
ット19の螺合位置を変えるときに、例えばスパナ、レ
ンチ等の工具が挿入されるものである。
【0044】22はヨーク16と共に駆動力伝達手段を
構成する弁軸で、該弁軸22は、図2に示すように支持
フレーム5(蓋部5A)の挿通穴5B内に上,下動(軸
方向に摺動可能)に挿嵌され、その下端側は弁体ガイド
4内で弁体7に連結されている。また、弁軸22の上端
側は後述の軸力センサ25を介してヨーク16の底部1
6Aに連結されている。そして、弁軸22はヨーク16
の動きを弁体7に伝達し、弁体7を上,下に開,閉弁さ
せるものである。
【0045】23は支持フレーム5の蓋部5Aと弁軸2
2との間を封止するシール部材としてのグランドパッキ
ンで、該グランドパッキン23は、蓋部5Aの挿通穴5
B内に装着され、弁軸22の外周面に締め代をもって摺
接している。また、支持フレーム5の蓋部5Aには、グ
ランドパッキン23を抜止め状態に保持するグランド押
え24が着脱可能に取付けられている。
【0046】25はヨーク16の底部16Aと弁軸22
との間に設けられた荷重検出手段としての軸力センサ
で、該軸力センサ25は、例えばロードセル、歪みゲー
ジ等を用いて構成され、弁軸22に付加される荷重(例
えば、軸方向の引張り力と圧縮力)を図6ないし図11
に示すように検出するものである。
【0047】26は弁体7の開度を検出する開度検出手
段としての開度センサで、該開度センサ26は、例えば
光学式変位センサ等を用いて構成され、弁体7と一体に
変位するヨーク16または可動シェル11,12の動き
を、支持フレーム5または支持板6(ダイヤフラム1
3)に対する相対変位量として検出するものである。な
お、図1中では開度センサ26を可動シェル11に設け
た場合を例示しているものである。
【0048】27は制御弁1用のポジショナで、該ポジ
ショナ27は、図3に示すように弁ハウジング2の外側
に設けられ、例えばパイロット配管28、入力側の空気
圧配管29および出力側の空気圧配管30が接続されて
いる。そして、ポジショナ27は、例えば空気圧縮機、
空気タンク等の圧気源31から減圧弁32、入力側の空
気圧配管29を介して供給される圧縮空気の空気量を、
パイロット配管28からのパイロット圧に対応して増減
させるように制御し、制御した空気圧を出力側の空気圧
配管30側に供給する。
【0049】これにより、ポジショナ27は、弁体7の
開度を後述する指令装置34からの指令信号(パイロッ
ト配管28からのパイロット圧)に従って図5に示す特
性線33の如く、例えば比例制御するものである。即
ち、制御弁1の弁体7は、ポジショナ27による空気圧
の制御により図5に示す特性線33の如く指令信号にほ
ぼ比例して弁開度が可変に制御されるものである。
【0050】34は弁体7の開度を指令する指令信号を
出力する指令手段としての指令装置で、該指令装置34
は、例えば4〜20mA(ミリアンペア)程度の範囲で
電流値が可変に設定される指令信号を後述の電空変換器
35およびコントロールユニット43等に出力するもの
である。
【0051】35は指令装置34からの指令信号をパイ
ロット圧に変換する電空変換器を示し、該電空変換器3
5は、圧気源31から減圧弁36を介して供給される低
圧の空気圧をパイロット配管28側にパイロット圧とし
て供給し、このときのパイロット圧を指令信号の電流値
等に比例して可変に調整するものである。なお、減圧弁
36の設定圧は、減圧弁32によりも十分に低い(例え
ば、1/10以下)圧力に設定されている。
【0052】37は空気圧配管30からの空気圧を増倍
して操作空気圧配管38側に供給するブースタリレー
で、該ブースタリレー37は、空気圧配管30からの空
気圧を増倍するために分岐配管39に接続され、該分岐
配管39は空気圧配管29からの空気圧をブースタリレ
ー37に補給するものである。
【0053】そして、制御弁1の駆動機構8は、操作空
気圧配管38、給排口15を介してブースタリレー37
側からの増倍された操作空気圧が、図1に示す圧力室1
4内へと供給され、圧力室14が拡縮されることにより
ヨーク16、弁軸22および弁体7を矢示A,B方向に
駆動するものである。
【0054】40,41,42はそれぞれ圧力センサを
示し、該圧力センサ40〜42のうち圧力センサ40は
操作空気圧配管38内の圧力を検出し、圧力センサ41
は空気圧配管30内の圧力を検出し、圧力センサ42は
パイロット配管28内のパイロット圧を検出するもので
ある。
【0055】43はマイクロコンピュータ等によって構
成されたコントロールユニットで、該コントロールユニ
ット43は、図4に示す如く入力側に軸力センサ25、
開度センサ26、圧力センサ40,41,42および指
令装置34等が接続され、出力側には、ディスプレイ等
の表示器44、印字機としてのプリンタ45および報知
装置46等が接続されている。
【0056】ここで、コントロールユニット43は、指
令装置34から出力される指令信号と、開度センサ26
から出力される弁体7の開度信号と、軸力センサ25か
ら出力される軸力信号とを図6ないし図11に示すよう
に表示器44を用いて表示させると共に、これらを必要
に応じてプリンタ45により印字させる。
【0057】また、コントロールユニット43は、後述
の如く軸力センサ25、開度センサ26および圧力セン
サ40,41,42からの検出信号により制御弁1の作
動状態が正常であるか、異常であるかを判定(故障診
断)し、異常と判定したときには、これを警報ランプ、
警報ブザーまたは音声合成装置等からなる報知装置46
を用いて報知するものである。なお、このときの診断結
果は、表示器44の画面上でも表示できるものである。
【0058】本実施の形態による制御弁1の作動診断装
置は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動に
ついて説明する。
【0059】まず、指令装置34から出力される指令信
号が、図5に示す信号値Sa 以下のときには、図3に示
す電空変換器35からパイロット配管28に出力される
パイロット圧は、例えば大気圧程度の低圧状態におかれ
る。
【0060】そして、制御弁1のポジショナ27は、こ
のときのパイロット圧に対応して空気圧配管30内を大
気圧に近い低い圧力状態に設定し、ブースタリレー37
を介した操作空気圧配管38内の圧力もほぼ大気圧状態
に設定される。これにより、駆動機構8のアクチュエー
タ10は、圧力室14内の空気圧が大気圧に近い最小の
圧力状態に保持される。
【0061】このため、駆動機構8はスプリング9によ
り可動シェル11,12およびヨーク16等が矢示A方
向に付勢され、このときの付勢力が軸力センサ25、弁
軸22を介して弁体7へと伝達されることにより、弁体
7は図1に示す如く弁体ガイド4の弁座4Bに着座して
閉弁状態に保持される。
【0062】次に、指令装置34から出力される指令信
号が、図5に示す信号値Sa より大きくなると、図3に
示す電空変換器35からパイロット配管28に出力され
るパイロット圧は、指令信号に従って比例的に増大し、
例えば大気圧よりも高い圧力状態に設定される。
【0063】そして、制御弁1のポジショナ27は、こ
のときのパイロット圧に対応して空気圧配管30内を大
気圧よりも高い圧力状態に設定し、ブースタリレー37
は空気圧配管30内の圧力に基づいて空気量を増倍させ
つつ、倍増した操作空気圧を操作空気圧配管38、給排
口15を介してアクチュエータ10の圧力室14内に供
給する。
【0064】この結果、アクチュエータ10は、給排口
15から供給される空気圧に応じて圧力室14内の容積
を増大させ、この圧力室14内の空気圧により、可動シ
ェル11,12をヨーク16等と共にスプリング9の付
勢力に抗して矢示B方向に押動する。そして、この矢示
B方向の駆動力(押動力)は軸力センサ25、弁軸22
を介して弁体7へと伝達される。
【0065】これによって、弁体7は図2に示す如く弁
体ガイド4の弁座4Bから離座して開度が増大される。
そして、弁体7が開弁した状態では、弁箱3の流入口3
Aから流出口3Bに向けて矢示C方向へと給水が流れ、
弁体7の開度に応じて給水の流量が制御される。
【0066】また、弁体7の開度は、図5に示す特性線
33に沿って増減するように制御され、指令信号の信号
値がSm まで増大したときには、弁体7が全開状態にお
かれるものである。
【0067】この場合、制御弁1には開度センサ26が
設けられ、該開度センサ26により弁体7の開度が、指
令装置34からの指令信号にほぼ比例して制御されてい
るか否かを判別することはできる。
【0068】また、パイロット配管28内のパイロット
圧が指令信号にほぼ比例して制御されているか否かにつ
いても、パイロット配管28の途中に設けた圧力センサ
42により検出することができる。
【0069】さらに、空気圧配管30内の圧力について
も圧力センサ41で検出でき、操作空気圧配管38内の
圧力についても同様に圧力センサ40で検出できるの
で、空気圧配管30、操作空気圧配管38内の圧力が前
記指令信号およびパイロット圧に対応して制御されてい
るか否かを判別することはできる。
【0070】しかし、このような開度センサ26、圧力
センサ40〜42による検出信号だけでは、例えば制御
弁1の作動診断(故障診断)を運転途中で行い、故障箇
所等を早期に発見するのは難しいのが実状である。
【0071】即ち、筒状の弁体ガイド4内に摺動可能に
設けた弁体7は、制御弁1の作動に従って開,閉を繰返
すうちに、弁体ガイド4の摺動面4Aと弁体7との間が
徐々に摩耗、損傷され、カジリ等が発生することがあ
る。しかし、このような状態でも損傷箇所が小さい間
は、前記指令信号に従って弁体7の開,閉弁制御が行わ
れるため、弁体7のカジリ等を早期に検出できない。
【0072】そこで、本実施の形態では、ヨーク16の
底部16Aと弁軸22との間に荷重検出手段としての軸
力センサ25を設け、該軸力センサ25により弁軸22
の軸方向に付加される引張り力または圧縮力を、図6な
いし図11に示すように検出する構成としている。
【0073】そして、図6に示す特性線51のように、
指令装置34から出力される指令信号を最小の信号値S
a と最大の信号値Sm との間でゆっくりと漸次増大させ
た場合に、開度センサ26から出力される開度検出信号
は、図6中の特性線52の如くゆっくりと指令信号にほ
ぼ対応して増大し、弁体7の開度が漸次大きくなってい
ることが確認された。
【0074】また、このときに弁体7は、弁軸22およ
びヨーク16共に図2に示す如く矢示B方向に持上げら
れ、軸力センサ25には、弁体ガイド4の摺動面4Aと
弁体7との間に働く摺動抵抗により引張り方向の軸力
(スラスト力)が作用する。このため、軸力センサ25
から出力される軸力検出信号は、図6中の特性線53の
如く引張り方向(正の方向)でほぼ一定の出力値となっ
て検出される。
【0075】しかし、弁体7の摺動面に摩耗、損傷等に
よるカジリが発生した場合には、図6中に例示した時間
tx の如く軸力検出信号が一時的に増大し、弁体ガイド
4と弁体7との間に働く摺動抵抗が部分的に大きくなっ
ていることを検出できる。
【0076】また、カジリ等が発生していない場合に
は、図6中に一点鎖線で示す特性線54のように軸力検
出信号は、特性線53と同様にほぼ一定の出力値を保つ
ことになる。このように、軸力センサ25を用いること
により、弁体7と弁体ガイド4との間に摩耗、損傷等に
よるカジリが発生しているか否かを早期に検出すること
ができる。
【0077】次に、図7に示す特性線61のように、指
令装置34から出力される指令信号を時間ta1で、最小
の信号値Sa と最大の信号値Sm との間の任意の信号値
Si(Sa <Si <Sm )から最小の信号値Sa まで低
下させた場合に、弁体7は僅かな時間遅れをもって全閉
側へとスプリング9により駆動される。
【0078】このため、開度センサ26から出力される
開度検出信号は、図7中の特性線62の如く時間ta1か
ら僅かに遅れて時間ta2〜ta3で全閉方向に変化する。
この場合、弁体7が閉弁時に弁座4Bとの間で異物を噛
込んだりしないときには、図7中に一点鎖線で示す特性
線63のように、開度検出信号は全閉位置まで完全に動
くことになる。
【0079】しかし、このときの異物が非常に小さい場
合には、特性線62,63間にほとんど差が生じないた
めに、開度センサ26から出力される開度検出信号によ
って異物噛込みの有無を判別することは難しいことが多
い。
【0080】これに対し、軸力センサ25から出力され
る軸力検出信号は、図7中の特性線64の如く弁体7が
閉弁方向に動き始める時間ta2〜ta3で、弁体ガイド4
の摺動面4Aと弁体7との間に働く静摩擦力f1 の影響
を受けて引張り方向(正の方向)から圧縮方向(負の方
向)へと大きく変化し、その後は動摩擦力f2 の影響を
受けて圧縮方向の軸力を出力する。
【0081】そして、時間ta3に達すると、弁体7は弁
座4Bとの間で異物を噛込むことにより、圧縮方向の力
f3 (異物噛込み力)を出力することになる。これによ
り、弁体7が閉弁時に弁座4Bとの間で異物等を噛込ん
でいるか否かを、例えば圧縮方向の力f3 として検出で
き、弁体7の締切り(閉弁状態)不良を早期に判別する
ことができる。
【0082】この場合、開度センサ26からの開度検出
信号(特性線62)が、時間ta3以降はほぼ一定の値と
なって弁体7の閉弁を検出しているのに、軸力センサ2
5からの軸力検出信号は、圧縮方向の力f3 を検出して
いるので、小さな異物であっても、異物噛込みの有無を
確実に判別することができる。
【0083】次に、図8に示す特性線71のように、指
令装置34から出力される指令信号を時間tb1で、最小
の信号値Sa と最大の信号値Sm との間の任意の信号値
Sj(Sa <Sj <Sm )から最小の信号値Sa まで低
下させた場合にも、弁体7は僅かな時間遅れをもって全
閉側へとスプリング9により駆動される。
【0084】そして、弁体7と一体に閉弁方向(図2中
の矢示A方向)に変位する弁軸22には、グランドパッ
キン23によって摺動抵抗が付加され、グランドパッキ
ン23の締め代(摩擦力)の大,小により弁体7が全閉
するまでの時間T1 ,T2 (T1 <T2 )に時間差が生
じることになる。
【0085】このため、開度センサ26から出力される
開度検出信号は、図8中に実線で示す特性線72の如く
グランドパッキン23の摩擦力が小さい場合には、全閉
するまでの時間T1 が短く、グランドパッキン23の摩
擦力が大きくなると、図8中に一点鎖線で示す特性線7
3のように全閉するまでの時間T2 が長くなる。
【0086】しかし、このような開度検出信号による時
間T1 ,T2 を比較するだけでは、グランドパッキン2
3によるシール性(漏洩の有無)を判別することは難し
く、弁体7の閉止力(弁座4Bに対する締切り力)が規
定範囲に設定されているか否かを判別することは難し
い。
【0087】これに対し、軸力センサ25から出力され
る軸力検出信号は、図8中に実線で示す特性線74の如
く時間tb1を過ぎて弁体7が閉弁方向に動き始めたとき
に、グランドパッキン23による動摩擦抵抗としての摩
擦力F1 を直接的に検出して出力することができ、弁体
7が全閉位置に達したときには、弁閉止力F2 を直接的
に出力することができる。
【0088】また、グランドパッキン23が硬化した等
の理由で締め代が過大となったときには、図8中に一点
鎖線で示す特性線75のようにグランドパッキン23の
摩擦力F3 を軸力検出信号により出力することができ、
弁閉止力F4 も直接的に検出することができる。
【0089】そして、摩擦力F1 が基準値よりも小さく
なった場合には、グランドパッキン23の締め代が小さ
くなってシール性が低下し、弁軸22とグランドパッキ
ン23との間から流体漏れ(弁箱3内を流れる給水の漏
洩)が生じる可能性があるので、漏洩の発生を早期に診
断してグランドパッキン23の交換時期を、例えば報知
装置46等を用いて報知することができる。
【0090】また、弁閉止力F2 が予め決められた閉止
力の範囲にあるか否かを判別することにより、スプリン
グ9の付勢力が正規のばね力に設定されているか否かを
判定できる。
【0091】そして、スプリング9の付勢力を調節する
場合には、図1に示す工具挿入穴20,21から工具を
挿入し、固定ボルト17に対するばね受18および緩止
めナット19の螺合位置を変えることにより、付勢力の
調節作業を容易に行うことができる。
【0092】一方、特性線75による摩擦力F3 が過大
であると判別した場合にも、グランドパッキン23が経
時劣化等の理由で硬化している場合であるので、例えば
図4に示す表示器44、報知装置46等を用いてグラン
ドパッキン23の交換時期を報知することができる。
【0093】また、弁閉止力F4 が過小になっていると
判別されたときには、閉弁状態にある弁体7と弁座4B
との間で流体の漏洩が発生する虞れがあり、弁座4Bに
対する弁体7の締切り力が小さくなっているので、この
場合にも前述の如くスプリング9の付勢力を調節する作
業を早期に行うべきことを報知することができる。
【0094】次に、図9に示す特性線81のように、指
令装置34から出力される指令信号を時間tc1で、最小
の信号値Sa と最大の信号値Sm との間の任意の信号値
Sk2から信号値Sk1(Sa <Sk1<Sk2<Sm )まで低
下させた場合には、弁体7が僅かな時間遅れをもって閉
弁方向に駆動され、スプリング9の付勢力と圧力室14
内の空気圧とがバランスした中間の開度位置で弁体7は
停止する。
【0095】そして、開度センサ26から出力される開
度検出信号は、図9中に一点鎖線で示す特性線82のよ
うに本来は中間の開度位置でほぼ一定に保たれるはずで
ある。しかし、グランドパッキン23が硬化して弁軸2
2に付加される摺動抵抗(摩擦力)が過大になったとき
には、図9中に実線で示す特性線83の如く開度検出信
号が長い周期で振動し、弁体7は中間の開度付近でゆっ
くりと上,下動を続けることがある。
【0096】また、図3に示すポジショナ27、ブース
タリレー37等の異常で、駆動機構8の圧力室14内に
給排される空気圧が過剰(鋭敏)に反転されるような場
合には、図9中に二点鎖線で示す特性線84の如く開度
検出信号が短い周期で振動し、弁体7は中間の開度付近
で頻繁に上,下動を繰返すことになる。
【0097】そして、このような場合に開度センサ26
からの軸力検出信号は、図9中に実線で示す特性線85
に沿って長い周期で振動するときに、グランドパッキン
23の硬化によって摺動抵抗が過大になっていることを
検出して出力できる。また、軸力検出信号が二点鎖線で
示す特性線86のように短い周囲で振動するときには、
図3に示すポジショナ27、ブースタリレー37等が正
常に動作していないことを早期に判別できる。
【0098】次に、図10に示す特性線91のように、
指令装置34から出力される指令信号を、サインカーブ
(正弦波)を描くように変動させた場合には、開度検出
信号も特性線92のように中間の開度を上,下動するよ
うに変化し、指令信号にほぼ追従して変動する。
【0099】そして、このときに軸力検出信号も図10
中の特性線93のように指令信号に追従して変動する。
しかし、指令信号の変曲点に相当する時間td1,td2,
td3,td4の近辺では、軸力検出信号に揺らぎ(山形状
の小さな振動)が発生することがあった。
【0100】そこで、このような場合の操作空気圧(操
作空気圧配管38内の空気圧)の状態を調べてみると、
ブースタリレー37から操作空気圧配管38側に供給す
る空気圧に供給不足が発生したり、例えば操作空気圧配
管38等に失陥が生じている場合であることが確認され
た。
【0101】これにより、軸力検出信号を用いて操作空
気圧配管38側の操作空気圧不足等を早期に検出でき、
このような場合にも軸力センサ25からの検出信号によ
り、操作空気圧の不足等に対する迅速な対策を施すこと
ができる。
【0102】次に、図11に示す特性線101のよう
に、指令装置34から出力される指令信号を、最小の信
号値Sa と最大の信号値Sm との間の任意の信号値Sl
(Sa<Sl <Sm )に保った状態では、弁体7の開度
も信号値Sl に対応する中間の開度に保持され、開度検
出信号は特性線102の如くほぼ一定に保たれる。
【0103】そして、この場合に軸力検出信号も特性線
103の如く出力される。しかし、例えば時間te1,t
e2等で軸力検出信号がピーク状に変化する場合には、弁
体7が中間の開度にあるときに弁箱3内を流れる給水に
衝撃的な圧力変動等が発生しているとして検出でき、例
えば原子力発電所の主給水制御弁1を流れる給水の流れ
状態が、正常であるか否かを判別することができる。
【0104】即ち、図2に示すように弁体7が開弁した
した状態で、弁箱3の流入口3Aから流出口3Bに向け
て給水が矢示C方向へと連続的に流れている場合に、給
水の流れが円滑である間は弁体7、弁軸22等に働く軸
力は一定に保たれる。しかし、給水の流れが何らかの原
因で変動し衝撃圧等が発生した場合には、弁体7、弁軸
22等に働く軸力が瞬間的に変化し、例えば特性線10
3で示すように、時間te1,te2等で軸力検出信号がピ
ーク状に変化したものと推察することができる。
【0105】従って、本実施の形態によれば、軸力セン
サ25を用いて弁体7や弁軸22に働く軸方向の引張り
力、圧縮力等を検出することにより、制御弁1の監視、
作動診断等を運転途中で行うことができ、弁体7のカジ
リ、異物噛込み、シール不良等を早期に判別することが
できる。
【0106】また、弁軸22に対するグランドパッキン
23の摺動抵抗を、図8に示す摩擦力F1 ,F3 等とし
て検出でき、グランドパッキン23が摩耗してシール性
が低下しているか否か、またはグランドパッキン23が
硬化して摺動抵抗が増加し、スプリング9による弁体7
の閉止力が低下しているか否か等を、制御弁1の作動途
中で診断することができる。
【0107】さらに、ポジショナ27、ブースタリレー
37による操作空気圧の制御が正常であるか否か、弁箱
3内を流れる給水の状態が正常であるか否か等を、早期
に検出でき、異常発生時に速やか対処することができ
る。
【0108】なお、前記実施の形態では、原子力発電所
等で用いる制御弁1を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限るものではなく、例えば石油化学コンビナー
ト、化学プラントまたは精油所で用いる制御弁等、種々
の流体の流れを制御する制御弁に対しても適用でき、そ
の作動途中で故障診断を早期に行うことができるもので
ある。
【0109】また、前記実施の形態では、スプリング9
により弁体7を閉弁方向に付勢する形式の制御弁1を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば空
気圧等の気体圧を用いて弁体を閉弁方向に駆動し、弁体
を開弁させるときには気体圧を下げてスプリングにより
弁体を開弁方向に付勢する形式の制御弁に適用してもよ
い。
【0110】また、前記実施の形態では、弁箱3の流入
口3Aから流出口3Bに向けて矢示C方向へと給水が流
れる制御弁1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば図2に示す矢示C方向とは逆向きに流体
が流れる構成としてもよいものである。
【0111】さらに、前記実施の形態では、ばね受18
および緩止めナット19等を用いてスプリング9の付勢
力を可変に調節するものとして述べたが、必ずしもスプ
リングの付勢力を調節可能な構成とする必要はないもの
である。
【0112】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、弁体の開度を指令する指令信号を弁駆動手
段に対して出力する指令手段と、駆動力伝達手段に付加
される荷重を検出する荷重検出手段等とを備え、前記指
令手段による指令信号および前記荷重検出手段による荷
重検出信号に従って前記弁体の動きが正常であるか否か
を診断する構成としたので、指令手段からの指令信号に
従って弁体の開度を可変に制御している間に、駆動力伝
達手段に付加される荷重を荷重検出手段で検出でき、荷
重検出信号を指令信号と比較することにより弁体の動き
が正常であるか異常であるかを早期に診断して判別する
ことができる。従って、弁体や弁軸等に働く軸方向の荷
重等を検出することにより、制御弁の監視、作動診断等
を運転途中で行うことができ、弁体のカジリ、異物噛込
み、シール不良等を早期に判別することができる。
【0113】また、請求項2に記載の発明は、弁体の開
度を検出する開度検出手段と、コントロールユニットと
を備え、該コントロールユニットは、指令信号、開度検
出信号および荷重検出信号に従って前記弁体の動きが正
常であるか否かを判別する構成としているので、コント
ロールユニットを用いることにより、荷重検出信号と指
令信号、開度検出信号とを比較しつつ、弁体の動きが正
常であるか異常であるかを自動的に判別することができ
る。
【0114】また、請求項3に記載の発明によると、弁
ハウジングは、弁体を軸方向に摺動変位可能にガイドす
る筒状の弁体ガイドを有し、荷重検出手段は、前記弁体
と弁体ガイドとの間に発生する摺動抵抗を荷重として検
出する構成としているので、荷重検出手段を用いて弁体
と弁体ガイドとの間の摺動抵抗を検出でき、例えば弁体
の摺動面にカジリ等が発生しているときには摺動抵抗が
大きくなるので、これを早期に判別することができる。
【0115】また、請求項4に記載の発明によると、駆
動力伝達手段は弁体と一体に変位する弁軸を有し、荷重
検出手段は、該弁軸と弁ハウジングとの間を封止するシ
ール部材の摺動抵抗を荷重として検出する構成としてい
るので、荷重検出手段を用いてシール部材の摺動抵抗を
検出でき、例えば摺動抵抗が小さいときにはシール部材
の締め代が低下し、流体の漏洩等が発生し易い状態にあ
るとして判別できる。また、摺動抵抗が大きくなったと
きにはシール部材が硬化し、弁体の閉止力が小さくなっ
ていると判別することができる。
【0116】一方、請求項5に記載の発明によると、弁
駆動手段は、弁体の開,閉弁方向のうちいずれか一方向
に向けて前記弁体を付勢するスプリングと、外部から供
給される気体圧により前記弁体を該スプリングの付勢力
に抗して他方向に駆動するアクチュエータとからなり、
荷重検出手段は、該アクチュエータに給排される気体圧
の変動を検出する構成としているため、例えば荷重検出
手段から出力される荷重検出信号の波形変化により、ア
クチュエータに給排する気体圧の変動状態を検出でき、
例えば気体圧供給系統の異常等を早期に判別することが
できる。
【0117】また、請求項6に記載の発明は、荷重検出
手段を用いてスプリングの付勢力を検出する構成として
いるので、例えばスプリングの付勢力で弁体を閉弁状態
に保持する場合に、荷重検出信号の検出値に従ってスプ
リングの付勢力を検出でき、検出結果により弁体の閉止
力(締切り力)が適正な大きさであるか否かを判別する
ことができる。
【0118】さらに、請求項7に記載の発明は、弁体を
予め決められた開度に保持した状態で荷重検出手段によ
り弁ハウジング内を流れる流体の圧力変動を検出する構
成としているので、荷重検出手段から出力される荷重検
出信号の波形により、弁ハウジング内を流れる流体の流
れが円滑であるか、圧力変動等が生じているか否かを判
別でき、制御弁を作動したままで外部から流体の流れを
監視し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による作動診断装置が設け
られた制御弁の閉弁状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の制御弁を開弁状態で示す要部拡大断面図
である。
【図3】図1に示す制御弁の制御回路図である。
【図4】制御弁の作動診断装置を示す制御ブロック図で
ある。
【図5】指令信号と制御弁の弁開度との関係を示す特性
線図である。
【図6】弁体にカジリが発生した状態での指令信号、開
度検出信号および軸力検出信号をそれぞれ示す特性線図
である。
【図7】異物の噛込みが発生した状態での指令信号、開
度検出信号および軸力検出信号をそれぞれ示す特性線図
である。
【図8】グランドパッキンによる摩擦力が変化した状態
での指令信号、開度検出信号および軸力検出信号をそれ
ぞれ示す特性線図である。
【図9】グランドパッキンの硬化または操作空気圧が変
動する状態での指令信号、開度検出信号および軸力検出
信号をそれぞれ示す特性線図である。
【図10】操作空気圧が不足した状態での指令信号、開
度検出信号および軸力検出信号をそれぞれ示す特性線図
である。
【図11】制御弁内を流れる給水の圧力が変動した状態
での指令信号、開度検出信号および軸力検出信号をそれ
ぞれ示す特性線図である。
【符号の説明】
1 制御弁 2 弁ハウジング 3 弁箱 4 弁体ガイド 4A 摺動面 4B 弁座 5 支持フレーム 6 支持板 7 弁体 8 駆動機構(弁駆動手段) 9 スプリング 10 アクチュエータ 11,12 可動シェル 13 ダイヤフラム 14 圧力室 16 ヨーク 22 弁軸(駆動力伝達手段) 23 グランドパッキン(シール部材) 25 軸力センサ(荷重検出手段) 26 開度センサ(開度検出手段) 27 ポジショナ 28 パイロット配管 29,30 空気圧配管 31 圧気源 32,36 減圧弁 34 指令装置(指令手段) 35 電空変換器 37 ブースタリレー 38 操作空気圧配管 40,41,42 圧力センサ 43 コントロールユニット 44 表示器 46 報知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安東 博 兵庫県神戸市西区高塚台6丁目2番2号 エービービー株式会社西神事業所内 Fターム(参考) 2G024 AA15 BA27 CA06 CA11 DA15 EA01 EA08 FA02 FA14 2G075 AA02 CA15 DA15 DA18 EA01 FA11 FC14 GA34 3H065 AA04 CA01 CA07 3H066 AA04 BA31 BA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流入口と流出口を有し、該流入口
    と流出口との間には弁座が設けられた弁ハウジングと、 該弁ハウジング内に変位可能に設けられ、前記弁座に
    離,着座することにより前記流入口と流出口との間を連
    通,遮断する弁体と、 該弁体から離間して前記弁ハウジングに設けられ、指令
    信号に従って該弁体を開,閉弁方向に駆動する弁駆動手
    段と、 該弁駆動手段と弁体との間に設けられ、該弁駆動手段に
    よる駆動力を前記弁体に伝達する駆動力伝達手段と、 前記弁体の開度を指令する指令信号を前記弁駆動手段に
    対して出力する指令手段と、 前記駆動力伝達手段に設けられ、前記駆動力伝達手段に
    付加される荷重を検出する荷重検出手段とを備え、 前記指令手段による指令信号および前記荷重検出手段に
    よる荷重検出信号に従って前記弁体の動きが正常である
    か否かを診断する構成としてなる制御弁の作動診断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記弁体の開度を検出する開度検出手段
    と、該開度検出手段から出力される開度検出信号、前記
    荷重検出手段からの荷重検出信号および前記指令手段か
    らの指令信号がそれぞれ入力されるコントロールユニッ
    トとを備え、該コントロールユニットは、前記指令手段
    による指令信号、前記開度検出手段による開度検出信号
    および前記荷重検出手段による荷重検出信号に従って前
    記弁体の動きが正常であるか否かを判別する構成として
    なる請求項1に記載の制御弁の作動診断装置。
  3. 【請求項3】 前記弁ハウジングは、前記弁体を軸方向
    に摺動変位可能にガイドする筒状の弁体ガイドを有し、
    前記荷重検出手段は、前記弁体と弁体ガイドとの間に発
    生する摺動抵抗を荷重として検出してなる請求項1また
    は2に記載の制御弁の作動診断装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動力伝達手段は前記弁体と一体に
    変位する弁軸を有し、前記荷重検出手段は、該弁軸と弁
    ハウジングとの間を封止するシール部材の摺動抵抗を荷
    重として検出してなる請求項1または2に記載の制御弁
    の作動診断装置。
  5. 【請求項5】 前記弁駆動手段は、前記弁体の開,閉弁
    方向のうちいずれか一方向に向けて前記弁体を付勢する
    スプリングと、外部から供給される気体圧により前記弁
    体を該スプリングの付勢力に抗して他方向に駆動するア
    クチュエータとからなり、前記荷重検出手段は、該アク
    チュエータに給排される気体圧の変動を検出してなる請
    求項1または2に記載の制御弁の作動診断装置。
  6. 【請求項6】 前記荷重検出手段は、前記スプリングの
    付勢力を検出してなる請求項5に記載の制御弁の作動診
    断装置。
  7. 【請求項7】 前記荷重検出手段は、前記弁体を予め決
    められた開度に保持した状態で前記弁ハウジングの流入
    口から流出口に向けて流れる流体の圧力変動を検出して
    なる請求項1または2に記載の制御弁の作動診断装置。
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