JPH06129403A - バルブポジショナ - Google Patents

バルブポジショナ

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JPH06129403A
JPH06129403A JP28289892A JP28289892A JPH06129403A JP H06129403 A JPH06129403 A JP H06129403A JP 28289892 A JP28289892 A JP 28289892A JP 28289892 A JP28289892 A JP 28289892A JP H06129403 A JPH06129403 A JP H06129403A
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JP
Japan
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valve
signal
valve opening
air pressure
start signal
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Application number
JP28289892A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kimura
惇 木村
Akira Inoue
晃 井上
Hiroshi Hayashi
寛 林
Tsuyoshi Nishijima
剛志 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調節弁の操作部を診断する診断機能を有する
ように改良されたバルブボジショナを提供するにある。 【構成】 弁リフト検出装置により検出された調節弁の
弁開度信号と入力信号が示す目標弁開度とを一致させる
ように先の調節弁の操作部に空気圧を供給することによ
り先の空気圧に応じて先の調節弁の弁開度制御を行うバ
ルブポジショナに係り、先の操作部への空気供給経路に
設けられこの空気供給経路を開閉する電磁弁と、診断す
べきスタート信号を発生するスタート信号発生手段と、
先のスタート信号により先の電磁弁を一定時間だけ閉成
動作させるための電磁弁駆動手段と、先の電磁弁の閉成
時の先の弁開度信号を受けてその弁開度値があらかじめ
設定された設定値以下に低下したときに異常信号を出力
する異常判定手段とを具備するするようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントなどに設けら
れ各種流体の流量制御を行う調節弁に用いられるバルブ
ボジショナに係り、特に調節弁の弁開度を入力信号に基
づいて制御する機能のほかに調節弁の操作部を診断する
診断機能をも有するように改良されたバルブボジショナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は実開昭63−173503号に開
示されている従来のバルブボジショナの構成を示す構成
図である。以下、これについて説明する。このトップガ
イド型単座調節弁は、プロセス流体(被制御流体)1の
流量を制御する本体部2と、本体部2に弁プラグ3をそ
の軸方向に往復移動させるダイヤフラム式の操作部4と
から構成されており、さらに入力信号Iに応じて弁開度
を調整するバルブボジショナ30が付加されている。
【0003】本体部2は上流側通路10にあるプロセス
流体1が仕切り壁11の中央部においてシートリング1
2がはめ込まれた開口部を通って下流側通路13に抜け
るように構成されている。
【0004】そして、弁プラグ3がガイドリング14に
沿って上下動することにより、開口部の開度が変化して
プロセス流体1の流量が制御される。弁プラグ3の上部
ロッド3aは本体上蓋15のプラグ挿通孔16にグラン
ドパッキン17を介して摺動自在に挿通されており、ロ
ッド3aの上端は操作部4のステム18とステムコネク
タ19を介して連結されている。
【0005】ステム18はスプリング20により下方に
付勢されると共にその上端がダイヤフラム21に固定さ
れており、ダイヤフラムケース22の圧力室23内の圧
力に応じて上下動する。
【0006】圧力室23の内部圧力が増大すればステム
18が上方に引き上げられ、ステムコネクタ19を介し
て連結される弁プラグ3も上方に移動して本体部2に設
けられた開口部の弁開度が大きくなる。逆に、圧力室2
3の内部圧力が減少すれば、弁開度プラグ3が下方に移
動して弁開度が小さくなる。
【0007】圧力室23の圧力調整はバルブポジショナ
30によって行われる。バルブポジショナ30は弁開度
を示す信号を入力端子7から入力し、ステム18の上下
動に伴って回動するレバー24により弁開度を検出し、
その値をフイードバックして実際の弁開度を入力信号の
指示する弁開度と一致させるべく操作部4の圧力室2
3、つまり空気室の圧力調整を行う。
【0008】このような調節弁において、操作部4はス
テム18と本体上蓋15に固定されたスプリングケース
25と、このスプリングケース25内に配設されステム
18を下方に付勢するスプリング20と、スプリングケ
ース25上に配設されたダイヤフラムケース22と、こ
のダイヤフラムケース22内にその周縁部を保持されて
配設されたダイヤフラム21などで構成され、このダイ
ヤフラム21にステム18の上端が連結されている。
【0009】そして、ダイヤフラムケース22とスプリ
ングケース25との連結部には、空気室23のシール性
を保ためにオーリング27を介在させてステム18を挿
通してなるガイドブッシュ26が配設され、その外周に
ガスケット28が装着されている。
【0010】なお、29はバルブポジショナ30から出
力する空気圧を空気室23に供給するための空気供給経
路としての配管である。次に、バルブポジショナ30の
基本的な構成について図7を用いて説明する。バルブポ
ジショナ30は、基本的には入力装置31と、制御演算
装置32、空気圧出力装置33、および弁リフト検出装
置34から構成されている。
【0011】空気圧出力装置33は、制御演算装置32
からの空気圧制御信号に基づいて出力空気圧を増加、減
少或いは保持する機能を有しており、その出力空気圧は
後述する電磁弁35を介して操作部4の圧力室23に導
かれている。したがって、出力空気圧が増加すれば弁開
度が増大し、出力空気圧が減少すれば弁開度も小さくな
る。
【0012】また、入力装置31は、コントローラ(図
示せず)から2本の伝送線(図示せず)を介して電流値
の変化として与えられる入力信号Iを制御演算装置32
に入力可能なように電圧値に変換する装置である。この
入力信号の電流値は、通常4〜20mAの値をとり、そ
の内容は目標値としての弁開度が示されると共にバルブ
ポジショナ30を動作させるための全回路電源をも与え
る。
【0013】弁リフト検出装置34は、ポテンショメー
タ或いはロータリーエンコーダなどにより構成されるも
のであり、弁リフトに伴って変化するレバー24の回転
角度から弁開度を検出し、これを電気信号に変換して出
力するものである。
【0014】制御演算装置32は、入力装置31からの
目標弁開度と弁リフト検出装置34からの測定弁開度と
を比較し、偏差が零に近づくように空気圧出力装置33
に対して空気圧制御信号を出力する。
【0015】すなわち、「目標弁開度>測定弁開度」の
関係にあれば、出力空気圧を増大させる空気圧制御信号
を出力し、「目標弁開度<測定弁開度」の関係にあれ
ば、出力空気圧を減少させる空気圧制御信号を出力し、
「目標弁開度=測定弁開度」の関係にあれば、出力空気
圧を保持する空気圧制御信号を出力する。
【0016】このように構成された入力装置31、制御
演算装置32、空気圧出力装置33、および弁リフト検
出装置34によって、調節弁6の弁開度は入力信号から
与えられる目標値としての弁開度に常に追従することに
なる。なお、制御演算装置32はマイクロコンピュータ
(CPU)により構成されている。
【0017】次に、バルブポジショナ30において、調
節弁6における操作部4のリークを検知するための構成
について説明する。なお、ここでは、制御演算装置32
にCPUを用い、この制御演算装置32に操作部4のリ
ークの異常判定に必要な処理機能を付加した場合として
説明する。
【0018】空気圧出力装置33から出力空気圧を操作
部4の圧力室23に供給する空気供給経路29には、そ
の出力空気圧を検出する圧力検出装置36が設けられる
と共に空気圧供給経路29を開閉する電磁弁35が設け
られている。また、圧力検出装置36で検出される空気
圧信号は電気信号として制御演算装置32に入力されて
いる。
【0019】一方、制御演算装置32には、スタート信
号発生器38が接続されており、この制御演算装置32
は操作部4の診断に際し、スタート信号発生器38から
出力される診断信号としてのスタート信号STが入力さ
れると、このスタート信号STによりタイマを作動させ
て一定のパルス信号を作り出し、このパルス信号を電磁
弁駆動信号として電磁弁35に出力し、これを一定時間
だけ閉成駆動する。
【0020】そして、電磁弁35の閉成時に圧力検出装
置36から出力される空気圧信号が入力されると、この
空気圧の値とあらかじめ設定された設定値との比較を行
い、これが設定値を越えたときは警報装置37に対して
異常信号を出力する。なお、図11は図7の模式図であ
る。
【0021】次に、図7に示すバルブポジショナ30の
動作、特に操作部4のリーク検知に関する動作を図8に
示すフローチャート図、図9と図10のタイミングチャ
ート図を参照して説明する。ただし、図9はリークがあ
る場合を、図10はリークがない場合をそれぞれ示して
いる。
【0022】今、入力信号は一定に保持されているもの
とし、これに伴い弁開度は入力装置31、制御演算装置
32、空気圧出力装置33、および弁リフト検出装置3
4の動作によって一定になっているものとする(図8、
ステップ51、52)。このときの出力空気圧をP1
する(図9(a))。
【0023】ここで、操作部4のリークを検知するに際
し、図9に示す時刻t1においてスタート信号発生器3
8から図9(b)に示すスタート信号が制御演算装置3
2に入力されると、制御演算装置32はこのスタート信
号を取り込み、図9(c)に示すようにタイマをスター
トさせる(図8、ステップ53)。
【0024】これと同時にタイマの動作に伴いあらかじ
め決められた一定の時間間隔Tを有するパルス信号を電
磁弁駆動信号として電磁弁35に出力する。これによ
り、電磁弁35は図9(d)に示すように空気供給経路
29を閉成し(図8、ステップ54)、操作部4、つま
り圧力室23を封じ込める。
【0025】この封じ込め中、圧力室23のシール部に
おいてリークがない場合はその空気圧は図10(a)に
示すように僅かしか下がらないが、リークがある場合は
図9(a)に示すように時間と共に下がり、異常と認め
られない空気圧の範囲x、すなわち設定値P2まで下が
る。
【0026】したがって、制御演算装置32は圧力検出
装置36から出力された空気圧信号を入力とし、その値
とあらかじめ設定された規定値(設定値P2)との比較
判定を行うため(ステップ56、57)、時刻t3にお
いて圧力検出装置36からの測定値がその規定値以下に
なると、図9(e)、(f)に示すように一定の信号と
共に異常信号を出力し、この異常信号により警報装置3
7を作動させて警報を発する(ステップ57)。
【0027】さらに、リークが進んで規定値P2より低
い異常値P3まで下がると(t4)、これと同時に電磁弁
35を消勢して開成する。これにより、空気供給経路2
9の空気圧は診断前の定常運転値へ戻る。
【0028】そして、タイマは一定時間Tの経過後(t
5)、初期状態に復帰し、次の診断に備えることとな
る。一方、操作部4にリークがない場合は、タイマの動
作が一定時間経過した後(ステップ56)、これと同時
に電磁弁35を消勢して開成する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したバルブポジショナ30は、バルブの入力圧を検出
してこれを異常診断の信号として用いているが、バルブ
の圧力を検出するのに圧力検出装置(圧力計)36を必
要とし、このためコスト高になるという問題がある。こ
の他に2本の伝送線を介して伝送される4〜20mAの
入力信号Iでバルブポジショナ30の回路全体を駆動す
るので、供給される電力が限られ、圧力検出装置36に
供給する電力により、バルブポジショナ30の他の回路
に供給する電力配分が苦しくなる。特に、最近はバルブ
ポジショナに多くの機能が搭載される傾向にあるので、
この電力配分は大きな問題となる。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、弁リフト検出装置により検
出された調節弁の弁開度信号と入力信号が示す目標弁開
度とを一致させるように先の調節弁の操作部に空気圧を
供給することにより先の空気圧に応じて先の調節弁の弁
開度制御を行うバルブポジショナに係り、先の操作部へ
の空気供給経路に設けられこの空気供給経路を開閉する
電磁弁と、診断すべきスタート信号を発生するスタート
信号発生手段と、先のスタート信号により先の電磁弁を
一定時間だけ閉成動作させるための電磁弁駆動手段と、
先の電磁弁の閉成時の先の弁開度信号を受けてその弁開
度値があらかじめ設定された設定値以下に低下したとき
に異常信号を出力する異常判定手段とを具備するように
したものである。
【0031】
【作 用】電磁弁は調節弁の操作部への空気供給経路に
設けられこの空気供給経路を開閉する。一方、スタート
信号発生手段は診断すべきスタート信号を発生させる。
そして、電磁弁駆動手段は先のスタート信号により先の
電磁弁を一定時間だけ閉成動作させる。
【0032】この後、異常判定手段は先の電磁弁の閉成
時の弁リフト検出装置により検出された調節弁の弁開度
信号を受けてその弁開度値があらかじめ設定された設定
値以下に低下したときに異常信号を出力する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示す構成図で
ある。なお、図6から図11に示す従来のバルブポジシ
ョナと同一の機能を有する部分には、同一の符号を付し
て適宜にその説明を省略する。
【0034】調節弁6の部分については従来と同一の構
成である。この調節弁6を駆動するバルブポジショナ6
0の基本構成について説明する。バルブポジショナ60
は、基本的には入力装置31と、制御演算装置61、空
気圧出力装置33、および弁リフト検出装置34から構
成されている。
【0035】空気圧出力装置33は、制御演算装置61
からの空気圧制御信号に基づいて出力空気圧を増加、減
少或いは保持する機能を有しており、その出力空気圧は
後述する電磁弁35を介して操作部4の圧力室23に導
かれている。したがって、出力空気圧が増加すれば弁開
度が増大し、出力空気圧が減少すれば弁開度も小さくな
る。
【0036】また、入力装置31は、コントローラ(図
示せず)から電流値の変化として与えられる入力信号I
を制御演算装置61に入力可能なように電圧値に変換す
る装置である。この入力信号の電流値は、通常4〜20
mAの値をとり、その内容は目標値としての弁開度が示
されている。
【0037】弁リフト検出装置34は、ポテンショメー
タ或いはロータリーエンコーダなどにより構成されるも
のであり、弁リフトに伴って変化するレバー24の回転
角度から弁開度を検出し、これを電気信号に変換して出
力するものである。
【0038】制御演算装置61は、入力装置31からの
目標弁開度と弁リフト検出装置34からの測定弁開度と
を比較し、偏差が零に近づくように空気圧出力装置33
に対して空気圧制御信号を出力する。
【0039】すなわち、「目標弁開度>測定弁開度」の
関係にあれば、出力空気圧を増大させる空気圧制御信号
を出力し、「目標弁開度<測定弁開度」の関係にあれ
ば、出力空気圧を減少させる空気圧制御信号を出力し、
「目標弁開度=測定弁開度」の関係にあれば、出力空気
圧を保持する空気圧制御信号を出力する。
【0040】このように構成された入力装置31、制御
演算装置61、空気圧出力装置33、および弁リフト検
出装置34によって、調節弁6の弁開度は入力信号から
与えられる目標値としての弁開度に常に追従することに
なる。なお、制御演算装置61はマイクロコンピュータ
(CPU)により構成されている。
【0041】次に、バルブポジショナ60において、調
節弁6における操作部4のリークを検知するための構成
について説明する。なお、ここでは、制御演算装置61
にCPUを用い、この制御演算装置61に操作部4のリ
ークの異常判定に必要な処理機能を付加した場合として
説明する。
【0042】空気圧出力装置33から出力空気圧を操作
部4の圧力室23に供給する空気供給経路29には、空
気圧供給経路29を開閉する電磁弁35が設けられてい
る。また、弁リフト検出装置34で検出される弁開度信
号は電気信号として制御演算装置61に入力されてい
る。
【0043】一方、制御演算装置61には、スタート信
号発生器38が接続されており、この制御演算装置61
は操作部4の診断に際し、スタート信号発生器38から
出力される診断信号としてのスタート信号STが入力さ
れると、このスタート信号STによりタイマを作動させ
て一定のパルス信号を作り出し、このパルス信号を電磁
弁駆動信号として電磁弁35に出力し、これを一定時間
だけ閉成駆動する。
【0044】そして、電磁弁35の閉成時に弁リフト検
出装置34で検出される弁開度信号が入力されると、こ
の弁開度信号の値とあらかじめ設定された設定値との比
較を行い、これが設定値を越えたときは警報装置37に
対して異常信号を出力する。なお、図5は図1の模式図
である。
【0045】次に、図1に示すバルブポジショナ60の
動作、特に操作部4のリーク検知に関する動作を図2に
示すフローチャート図、図3と図4のタイミングチャー
ト図を参照して説明する。ただし、図3はリークがある
場合を、図4はリークがない場合をそれぞれ示してい
る。
【0046】今、入力信号は一定に保持されているもの
とし、これに伴い弁開度は入力装置31、制御演算装置
61、空気圧出力装置33、および弁リフト検出装置3
4の動作によって一定になっているものとする(図2、
ステップ51、52)。このときの弁開度をV1とする
(図3(a))。
【0047】ここで、操作部4のリークを検知するに際
し、図3に示す時刻t1においてスタート信号発生器3
8から図3(b)に示すスタート信号が制御演算装置6
1に入力されると、制御演算装置61はこのスタート信
号を取り込み、図3(c)に示すようにタイマをスター
トさせる(図2、ステップ53)。
【0048】これと同時にタイマの動作に伴いあらかじ
め決められた一定の時間間隔Tを有するパルス信号を電
磁弁駆動信号として電磁弁35に出力する。これによ
り、電磁弁35は図3(d)に示すように空気供給経路
29を閉成し(図2、ステップ54)、操作部4、つま
り圧力室23を封じ込める。
【0049】この封じ込め中、圧力室23のシール部に
おいてリークがない場合はその弁開度は図4(a)に示
すように僅かしか下がらないが、リークがある場合は図
3(a)に示すように時間と共に下がり、異常と認めら
れない弁開度の範囲x、すなわち設定値V2まで下が
る。
【0050】したがって、制御演算装置61は弁リフト
検出装置34から出力された弁開度信号を入力とし、そ
の値とあらかじめ設定された規定値(設定値V2)との
比較判定を行うため(ステップ62、63)、時刻t3
において弁リフト検出装置34からの測定値がその規定
値以下になると、図3(e)、(f)に示すように一定
の信号と共に異常信号を出力し、この異常信号により警
報装置37を作動させて警報を発する(ステップ5
7)。
【0051】さらに、リークが進んで規定値V2より低
い異常値V3まで下がると(t4)、これと同時に電磁弁
35を消勢して開成する。これにより、空気供給経路2
9の空気圧は診断前の定常運転値へ戻る。
【0052】そして、タイマは一定時間Tの経過後(t
5)、初期状態に復帰し、次の診断に備えることとな
る。一方、操作部4にリークがない場合は、タイマの動
作が一定時間経過した後(ステップ63)、これと同時
に電磁弁35を消勢して開成する(ステップ58)。
【0053】なお、制御演算装置61から警報装置37
に対して出力される異常信号は、図示を省略したコント
ローラ(集中管理室)に送り、このコントローラにおい
て警報を発するように構成することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、バルブポジショナが元々有してい
る弁リフト検出装置から出力される弁開度信号を用いて
操作部のシール部の微妙なリークを検出することができ
るので、新たに圧力検出装置を設ける必要がなく、この
ため安いコストでバルブポジショナを構成することがで
きる。
【0055】さらに、2本の伝送線を介して伝送される
僅かな電力の入力信号でバルブポジショナの回路全体を
駆動する際に、電力の節約が可能になり、バルブポジシ
ョナの他の回路で使用できる電力配分が大きくなる。こ
のため、本発明によれば、バルブポジショナに多くの機
能が搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示す実施例の動作を説明するフローチャ
ート図である。
【図3】図1に示す実施例の動作を説明する第1のタイ
ムチャート図である。
【図4】図1に示す実施例の動作を説明する第2のタイ
ムチャート図である。
【図5】図1に示す実施例の模式図である。
【図6】従来の調節弁の構成を示す縦断面図である。
【図7】従来のバルブポジショナの構成を示す構成図で
ある。
【図8】図7のバルブポジショナの動作を説明するフロ
ーチャート図である。
【図9】図7のバルブポジショナの動作を説明する第1
のタイムチャート図である。
【図10】図7のバルブポジショナの動作を説明する第
2のタイムチャート図である。
【図11】図7のバルブポジショナの模式図である。
【符号の説明】
4 操作部 6 調節弁 29 空気供給経路 30、60 バルブポジショナ 31 入力装置 32、61 制御演算装置 33 空気圧出力装置 34 弁リフト検出装置 35 電磁弁 36 圧力検出装置 37 警報装置 38 スタート信号発生器
フロントページの続き (72)発明者 西島 剛志 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁リフト検出装置により検出された調節弁
    の弁開度信号と入力信号が示す目標弁開度とを一致させ
    るように前記調節弁の操作部に空気圧を供給することに
    より前記空気圧に応じて前記調節弁の弁開度制御を行う
    バルブポジショナにおいて、前記操作部への空気供給経
    路に設けられこの空気供給経路を開閉する電磁弁と、診
    断すべきスタート信号を発生するスタート信号発生手段
    と、前記スタート信号により前記電磁弁を一定時間だけ
    閉成動作させるための電磁弁駆動手段と、前記電磁弁の
    閉成時の前記弁開度信号を受けてその弁開度値があらか
    じめ設定された設定値以下に低下したときに異常信号を
    出力する異常判定手段とを具備することを特徴とするバ
    ルブポジショナ。
JP28289892A 1992-10-21 1992-10-21 バルブポジショナ Pending JPH06129403A (ja)

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