JP2001235046A - 緊急遮断弁 - Google Patents

緊急遮断弁

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JP2001235046A
JP2001235046A JP2000042871A JP2000042871A JP2001235046A JP 2001235046 A JP2001235046 A JP 2001235046A JP 2000042871 A JP2000042871 A JP 2000042871A JP 2000042871 A JP2000042871 A JP 2000042871A JP 2001235046 A JP2001235046 A JP 2001235046A
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cylinder
valve body
fluid pressure
piston
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JP2000042871A
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Masahiro Iwasaki
正博 岩崎
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁箱1内の流通抵抗を低減するとともにコン
パクト化を図る。 【解決手段】 弁箱1を筒状とし、その弁箱1内に筒軸
方向に移動自在に弁体6を設け、その弁体6の弁座7と
の当接部下流外側に流通路8を形成する。弁箱1が筒状
で、弁体外周に流通路8があれば、流体は弁箱1の筒軸
方向に流れ、その流れは円滑である。弁体6外面と弁箱
1内面間にシリンダアクチュエーターを形成する。この
シリンダアクチュエーターの加圧室11(11a、11
b)に管路内の流体圧を印加したり、逆に、その加圧室
を開放することにより、弁体6と一体のピストン9を動
かすことによって弁体6を弁座7に接離して弁Vの緊急
遮断及び開放を行う。そのピストン9(弁体6)の移動
はパイロット弁V1 による下流側圧の検出動作によって
行う。パイロット弁V2 は弁Vと別の場所に設置でき、
遮断弁Vはパイロット弁を内蔵したものに比べれば、コ
ンパクトになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震等により配
管が破損した際、管路内を流れる流体圧の変動に基づき
管路を遮断する緊急遮断弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地震や山崩れ等による水道配管の破損時
に管路を緊急遮断して水を確保したり、特開平10−9
421号公報等に記載の、地震災害時などに用いられる
非常用貯水槽と水道本管とを接続する管路に設けられる
緊急遮断弁として、図13に示すようなものが従来より
実用化されている。この緊急遮断弁は、管路を遮断する
遮断機構50と、管路内を流れる流体の過流速を感知し
て遮断機構50を制御する過流速感知機構51とから成
る。
【0003】遮断機構50は、バタフライ弁52の弁体
53をウェイト54の下降に伴い閉止方向に回転させる
ものであり、ウェイト54は、平常時には電磁ロック5
5aにより上昇位置に保持されている。また、管路の急
激な遮断によるウォーターハンマー現象を防止するた
め、ウェイト54の落下速度を調整するダンパ55bが
設けられている。
【0004】過流速感知機構51は、管路に設置したオ
リフィス56の前後の差圧を検出し、その差圧が設定値
を越えた場合、差圧スイッチ57により電磁ロック55
aを解除するものである。
【0005】この緊急遮断弁には、閉止したバタフライ
弁52を復帰させる場合や、作動確認試験等を行う場合
に使用する開閉装置58が設けられている。
【0006】また、過流速感知機構51として、図14
に示すように、オリフィス56に代えて、感知レバー5
9で管路内の流速を感知して、流速が設定値を越えた場
合、制御装置60の指令によりバタフライ弁52を閉止
するようにしたものもある。
【0007】さらに、上記特開平10−9421号公報
及び特開平11−287342号公報等には、管路内の
流体圧をパイロット弁で検出して緊急遮断弁を開閉する
技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
バタフライ型緊急遮断弁では、バタフライ弁52の側方
にウェイト54など弁体53の駆動手段が張り出すこ
と、及びオリフィス56や感知レバー59の検出精度を
確保するためバタフライ弁52の前後に直管部分を設け
なければならないことから、非常に大きな据付スペース
を要するほか、電源を確保する必要もある。
【0009】また、上記前者の公開公報記載のパイロッ
ト弁型緊急遮断弁は、弁箱内の流体流路がアングル状で
流通抵抗が大きく、その抵抗を極力小さくする必要があ
る管路には介設できない。さらに、上記後者の公開公報
記載のパイロット弁型緊急遮断弁は、弁箱内にパイロッ
ト弁があり、大型化する問題がある。
【0010】この発明は、弁箱内の流体流路が直線状
で、かつコンパクトな緊急遮断弁とすることを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明は、まず、弁箱を筒状とし、その弁箱内に
筒軸方向に移動自在に弁体を設け、その弁体の弁座との
当接部下流側に流通路を形成することとしたのである。
弁箱が筒状で、弁体の弁座当接部下流側に流通路があれ
ば、流体は弁箱のほぼ筒軸方向に流れ、その流れは円滑
だからである。
【0012】つぎに、この発明は、弁体外面と弁箱内面
間にシリンダアクチュエーターを構成したのである。こ
のシリンダアクチュエーターの加圧室に流体圧を印加し
たり、逆に、その加圧室を開放することにより、弁体と
一体のピストンを動かすことによって弁体を弁座に接離
して弁の緊急遮断及び開放を行う。このようにすれば、
別置のパイロット弁から加圧室に流体圧を印加すること
により、弁開閉をすることができ、弁自体のコンパクト
化を図り得る。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、管
路に介設される筒状弁箱の流入口内側に弁座を形成する
とともに、弁箱内に前記弁座に接離する弁体を弁箱筒軸
方向に移動自在に嵌め込み、その弁体の前記弁座への当
接部下流側に流通路を形成し、前記弁箱の弁体移動部分
をシリンダとするとともに、弁体外面にそのシリンダ内
を摺動するピストンを前記流通路を保って設け、そのピ
ストンで仕切られるシリンダの両加圧室に管路内を流れ
る流体圧が印加されたパイロット弁を接続し、このパイ
ロット弁により、前記流体圧の変動に基づき、前記両加
圧室の一方に前記流体圧を印加するとともに他方を開放
して、前記弁体を弁座に接離する構成を採用し得る。
【0014】この構成において、上記弁箱に上記弁体の
移動方向に水密に貫通する指示杆を設け、この指示杆が
弁体とともに移動するようにすれば、この指示杆の移動
により弁開閉を確認できる。
【0015】また、上記両加圧室に、上記流体圧の印加
と開放を選択的に切換える手動切換弁を設ければ、その
切換弁の操作により、上記弁体を強制移動させて弁開閉
を行い得る。
【0016】さらに、上記流体圧の変動を上記弁体より
下流の流体圧の低下とし、その低下に基づき前記弁体を
弁座に当接して閉弁するようにすることができる。地震
等の緊急時は、一般に下流側の流体圧低下によってその
上流側の水を確保すべく閉弁するため、その下流側流体
圧の低下で作動するようにすることが好ましいからであ
る。なお、上述の非常用貯水槽設備にあっては、この場
合、下流側は、その貯水槽両側に設けた両緊急遮断弁と
もに水道本管側となる。
【0017】上記パイロット弁は上記弁体前後の差圧に
よって作動する差圧感知式とすれば、この緊急遮断弁を
流速感知型緊急遮断弁とすることができる。一般に、緊
急遮断弁の全開時の圧力損失係数は既知であり、そのた
め、発生する差圧と流速は一定の関係があって、一方が
決定されれば、他方は一義的に決定し得る。
【0018】
【実施例】一実施例を図1乃至図3に示し、この実施例
の緊急遮断弁の弁箱1は、流入口2及び流出口3となる
両端が縮径した円筒状で、その両端に接続用フランジ4
が設けられている。弁箱1はその軸方向中程で分割さ
れ、その分割体をボルト5により締結することにより形
成され、その中に、球面状の頭部6aを有する円筒状弁
体6がその筒軸方向に移動自在に設けられており、その
弁体6の筒部6b周縁が弁座7に接離することにより、
この緊急遮断弁Vは開閉する。
【0019】弁体6の外周には周方向等間隔のリブ8a
を介して円筒状ピストン9が一体に設けられ、この弁体
6とピストン9の間に流通路8が形成されている。ピス
トン9は弁箱1の円筒部内面にぴったり嵌まって筒軸方
向に移動自在となって、その弁箱1円筒部がシリンダ1
aとなり、このシリンダ1aとピストン9によってシリ
ンダアクチュエーターが構成されている。そのピストン
9の外面にはピストン9の一部をなす全周に亘る隔壁リ
ブ10が形成され、このリブ10がシリンダ1aの加圧
室11を左右に分割している。このため、この両加圧室
11a、11bの一方に流体圧を印加し、他方を外部に
解放すれば、その加圧方向にピストン9は移動する。す
なわち、この両加圧室11a、11bの選択的な加圧に
よってピストン9が左右に動いて、この緊急遮断弁Vが
開閉される。図中、12は密封シールである。なお、弁
体6を移動させるために、加圧室11の受圧面積は口径
面積以上とする。
【0020】この緊急遮断弁Vにはパイロット弁(感圧
弁)V1 が付設され、この弁V1 は、遮断弁Vと同一の
ピットに設置してもよいが、遮断弁Vの設置個所が狭い
場合には、スペースのある別の個所に設置する。パイロ
ット弁V1 は、ポートブロック20の中央に弁体21を
上下方向に移動自在に有し、ポートブロック20には5
個のポート22a、22b、22c、22d、22eが
形成され、ポート22eは絞り弁23を介して外部に開
放されている。弁体21には筒状の環状溝21aと側面
から中央を通って下部に抜ける通路21bが形成され、
この溝21aにより、ポート22aとポート22b又は
22cが選択的に連通され、通路22bにより、ポート
22bが弁体21の下降に伴なって外部に連通される。
なお、ポート22aと22bの弁体21との接触部は環
状溝となっている。
【0021】また、ポートブロック20の各ポート22
a〜22dは上記緊急遮断弁Vの流入口2側のポート1
3a、流出口3側のポート13b及び加圧室11a、1
1bのそれぞれのポート13c、13dに導管19を介
してそれぞれ連通されている。
【0022】ポートブロック20の上面にはパッキング
25aを介在して弁箱25が設けられ、この弁箱25内
にピストン26が上下方向に移動自在に設けられてい
る。弁箱25のピストン26の下方はポート22dに連
通し、上方にはコイルばね27がばね受け28を介して
設けられている。このばね27はボルト29のねじ込み
度合でその付勢力が調整される。図中、26aはピスト
ン受けであり、ピストン26の必要以上の上昇を阻止す
る。
【0023】そのばね27の付勢力は、ポート13b、
22dを介した下流流体圧が正常な場合には、図1に示
すようにその流体圧によってピストン26が押し上げら
れ、地震等によって下流管に破損が生じて下流流体圧が
急激に下がった場合には図2に示すようにピストン26
が押し下げられるように設定する。
【0024】この実施例は以上のように構成されてお
り、つぎにその作用を説明すると、いま、図1矢印のご
とく、水がこの緊急遮断弁Vを介設した管路を流れてい
る状態において、その水流が正常な場合には、その正常
な下流側の水圧が、ポート13b、22dを通ってパイ
ロット弁V1 のピストン26下側に印加され、ばね27
に抗してピストン26が上昇し、そのピストン26に一
体の弁体21が上昇し、ポート22aがポート22b
に、ポート22cが22eにそれぞれ連通する。この連
通により、上流側の水圧はポート13a、22a、22
b、13cを通って加圧室11の左側室11aに印加さ
れ、一方、加圧室11の右側室11bはポート13d、
22c、22eを介して大気に開放される。このため、
弁体6は右側に移動して弁座7から離れ、開弁する。
【0025】この正常状態において、地震等により管路
の下流管が破損し、その下流圧が急激に下降する緊急状
態になると、図2に示すように、ポート13b、22d
を介してピストン26の下側の水圧も降下してピストン
26が下降する。このため、弁体21も下降し、ポート
22aはポート22cに、ポート22bはポート22e
にそれぞれ連通し、上流水圧が加圧室11の右側室11
bに印加されるとともに左側室11aが大気に開放さ
れ、弁体6は左方に移動して弁座7に当接して閉弁す
る。このとき、加圧室11の左側室11aの水圧は絞り
弁23の存在によって徐々に下降して、弁体6はゆっく
り弁座7に当接してウォータハンマーが防止される。こ
のようにして、緊急遮断弁Vが閉じ、その上流において
貯水される。
【0026】下流管が補修されて新たに水が別途から供
給され、下流側の水圧が正常になれば、その正常水圧が
ポート13b、22dを介してピストン26の下側に印
加されるため、ピストン26が上昇して弁体21が上昇
し、図1の状態に戻って弁体6が右側に移動して開弁す
る。すなわち、自動復帰する。
【0027】図4乃至図6には他の実施例を示し、この
実施例は、上記実施例において、緊急遮断弁Vの各ポー
ト13a〜13dと、パイロット弁V1 の各ポート22
a〜22dとの導管19間に手動切換弁40を常開の閉
止弁41を介して介設したものであり、図4に示すよう
に切換弁40が全てのポートの連通を阻止している場合
は、上述の実施例と同様な作用を行う。
【0028】この状態において、図5に示すように切換
弁40を切換えると、緊急遮断弁Vの流入口側ポート1
3aが加圧室11の右側室11bのポート13dに連通
されるとともに、同左側室11aのポート13cが大気
に開放される。このため、弁体6は左方に動いて弁座7
に当接して閉弁する。すなわち、手動により強制的に閉
弁される。このとき、切換え当初は、図5のごとく、パ
イロット弁V1 の弁体21が上昇状態で、加圧室11の
右側室11bも大気に開放状態であるが、その右側室1
1bのポート22eからの減圧は絞り弁23により抑制
され、上流側水圧がその右側室11bに直接に印加され
るとともに、左側室11aが大気に開放されるため、ピ
ストン9すなわち弁体6は左方に動いて閉弁する。この
作用により、下流側水圧が低下すれば、図6に示すよう
にパイロット弁V1 のピストン26は下降し、弁体21
も下降する。この状態は、ポート22cがポート13a
に連通し、ポート22bがポート22eに連通し、加圧
室11の右側室11bに上流側の水圧が前述のように洩
れることなく印加され、左側室11aは全て大気に開放
されるため、閉弁状態が自己保持(ロック)される。
【0029】この状態で、手動切換弁40を図4の状態
に戻せば、下流水圧が正常である場合にはピストン26
が上昇してシリンダアクチュエーターが同図の状態にな
って開弁する。このようにして、この手動切換弁40に
より緊急遮断弁Vの強制開閉を行い得る。
【0030】図7乃至図10にはさらに他の実施例を示
し、この実施例は、開閉動作を指示するインジケータを
設けたものである。インジケータとなる指示杆45は、
弁箱1に弁体6の移動方向に水密に貫通し、その端が弁
体6に当接している。また、指示杆45はばね46によ
り弁体6側に押され、このため、弁体6と一体に動い
て、その弁体6の弁座7との接離、すなわち弁開閉を指
示する。
【0031】この実施例は、図7、8に示す手動切換弁
40が全てのポートの連通を阻止している状態では、図
1の実施例と同様に、正常時は図7、緊急時は図8のご
とく、弁体6が移動して弁開閉する。このとき、その弁
体6の動きに追従して指示杆45も動き、その弁開閉を
示す。また、図9、図10に示すように手動切換弁40
を切換えれば、上述の図4等で示した実施例と同様にし
て強制閉弁する。このときも同様に、弁体6に追従して
指示杆45が動き、その弁開閉を示す。
【0032】このインジケータと手動切換弁40の併用
は、指示杆45の動きを利用して(確認して)、切換弁
40により、強制開閉を行い得るものとなる。なお、手
動切換弁40は省略し得る。また、指示杆45はねじ込
み等によって弁体6に一体となったものとし得る。一体
となれば、ばね46は省略し得る。図中47はシール、
48はドレン用開閉弁である。
【0033】図11、図12にはさらに他の実施例を示
し、この実施例は、パイロット弁V 1 に差圧感知式パイ
ロット弁V2 を採用したものである。この差圧感知式パ
イロット弁V2 は、先のパイロット弁V1 のピストン2
6部分をダイヤフラム31に代えたものであり、そのダ
イヤフラム31を副板32で挟持し、その上側副板32
にばね受33を設け、ダイヤフラム31の水平状態は当
たり34に下側副板32が当たることによって維持す
る。また、流入口2側と流出口3側の水の差圧はかなり
小さい値となるため、ダイヤフラム31の受圧面積はそ
の小さな差圧で動き得る広いものとする。
【0034】この実施例も、上述の各実施例と同様に、
下流側の水圧変化によって緊急遮断弁Vの開閉作用を行
う。すなわち、ダイヤフラム31の表裏面には上下流側
の水圧がそれぞれ常時導びかれており、正常時、図11
のごとく、ダイヤフラム31裏面(下側)の上流側水圧
による力が下流側水圧による力とばね27の付勢力を加
えた力よりも小さく、ダイヤフラム31が水平状態(無
撓み状態)となる。このため、ポートブロック20の弁
体21は下降位置で、図1と同様に、加圧室11の左側
室11aに上流圧が印加され、ピストン9が右方に動
き、弁体6が弁座7から離れて開弁状態となる。
【0035】一方、緊急時には、図12のごとく、下流
側水圧が急激に低下し、ダイヤフラム31の表裏面にお
いて、その水圧力とばね27の付勢力を加えても、上流
側の水圧力より低くなり、ダイヤフラム31は上方に撓
む。このため、弁体21も上昇し、図2と同様に、上流
水圧が右側室11bに印加されるとともに左側室11a
が大気に開放され、弁体6は左方に移動して弁座7に当
接して閉弁する。
【0036】下流管が補修されて新たに水が別途から供
給され、下流側の水圧が正常になれば、上述と同様に、
その正常水圧がダイヤフラム31の上側に印加されるた
め、ダイヤフラム31が水平状態となり、図11の状態
に戻って弁体6が右側に移動して開弁する。すなわち、
自動復帰する。この実施例においても、手動切換弁4
0、インジケータ(指示杆45)を設けることができ
る。
【0037】上記各実施例は、弁体6が管軸(弁箱軸)
上を流れ方向上下に移動して遮断弁Vを開閉しているた
め、玉形弁と同様に口径と同じ流通面積を得るために
は、弁体6の移動ストロークは、口径の1/4あれば十
分である。なお、流体は水には限定されない。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上のように、弁箱内の流
体流路を直線状とするとともに、弁体外周にその流体圧
で作動するシリンダアクチュエーターを構成したので、
小型で円滑な流通が行われる緊急遮断弁を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略図
【図2】同実施例の概略作用図
【図3】図2のX−X線断面図
【図4】他の実施例の概略図
【図5】同実施例の概略作用図
【図6】同実施例の概略作用図
【図7】他の実施例の概略図
【図8】同実施例の作用概略図
【図9】同実施例の作用概略図
【図10】同実施例の作用概略図
【図11】他の実施例の概略図
【図12】同実施例の概略作用図
【図13】従来の緊急遮断弁の一例を示す斜視図
【図14】同上の他の例を示す概略断面図
【符号の説明】
V 緊急遮断弁 V1 、V2 パイロット弁 1 弁箱 1a 弁箱シリンダ 2 流入口 3 流出口 6 弁体 6a 弁体頭部 6b 弁体筒部 7 弁座 8 流通路 9 ピストン 11 加圧室 11a 加圧左側室 11b 加圧右側室 13a、13b、13c、13d ポート 20 ポートブロック 21 弁体 21b 弁体の流通路 22a、22b、22c、22d、22e ポート 23 絞り弁 25 弁箱 26 ピストン 27 ばね 31 ダイヤフラム 40 手動切換弁 45 指示杆
フロントページの続き Fターム(参考) 3H053 AA25 BA05 BA12 BC01 CA06 DA02 3H056 AA02 AA09 BB32 CA02 CB02 CB07 CB08 CB09 CC05 CD06 DD02 EE10 GG05 GG11 3H060 AA04 AA09 CC22 DA03 DC10 DD05 DD17 DF04 GG16 HH03 HH14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路に介設される筒状弁箱1の流入口2
    内側に弁座7を形成するとともに、前記弁箱1内に前記
    弁座7に接離する弁体6を弁箱1筒軸方向に移動自在に
    嵌め込み、その弁体6の前記弁座7への当接部下流側に
    流通路8を形成し、前記弁箱1の弁体6移動部分をシリ
    ンダ1aとするとともに、弁体6外面にそのシリンダ1
    a内を摺動するピストン9を前記流通路8を保って設
    け、そのピストン9で仕切られるシリンダ1aの両加圧
    室11a、11bに前記管路内を流れる流体圧を選択的
    に印加するパイロット弁V1 、V2 を接続し、このパイ
    ロット弁V1 、V2 により、前記流体圧の変動に基づ
    き、前記両加圧室の一方に前記流体圧を印加するととも
    に他方を開放して、前記弁体6を弁座7に接離する緊急
    遮断弁。
  2. 【請求項2】 上記弁箱1に上記弁体6の移動方向に水
    密に貫通する指示杆45を設け、この指示杆45は弁体
    6とともに移動し、その指示杆45の移動により弁開閉
    を確認できるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の緊急遮断弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記両加圧室
    11a、11bに、上記流体圧の印加と開放を選択的に
    切換える手動切換弁40を設けたことを特徴とする緊急
    遮断弁。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つにおい
    て、上記流体圧の変動を上記弁体6より下流の流体圧の
    低下とし、その低下に基づき前記弁体6を弁座7に当接
    して閉弁することを特徴とする緊急遮断弁。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一つにおい
    て、上記パイロット弁V2 を上記弁体6前後の差圧によ
    って作動する差圧感知式としたことを特徴とする緊急遮
    断弁。
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