JP2001349464A - 弁装置 - Google Patents
弁装置Info
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Abstract
使用する弁装置の装置高さを縮小すると共に、弁の操作
を管路に供給されている水圧のみを利用して行い得る弁
装置を供給する。 【解決手段】管路内部を流通する流体の移動方向と平行
に摺動できるピストンにより、管路内径とほぼ同等の透
孔を閉鎖或いは開放する形式を採用し、ピストンを収容
したシリンダ内のピストンの一部によって分割された二
つの内部空間に、それぞれ送水元側の水圧を加え、送水
先側の水圧が所定の圧力より低下した場合、それを利用
して一方の内部空間の圧力を減圧させて、ピストンの摺
動制御を行わしめ、送水の遮断及び開放を制御する。
Description
に装着すべき流水検知装置、圧力調整弁、仕切弁或いは
一斉開放弁などとして使用することができる弁装置に関
するものである。
は、従来から各種の形式が提案されており、その弁装置
の弁体の動きは、概ね流体の流動方向に対して直角であ
るのが一般的である。そのような場合、弁体の操作手段
は流体の流動方向にほぼ直角に突出せしめられた回動杆
或いは駆動杆などによって、手動、電動など形式で操作
されている。
動杆などの操作手段は、主として管路の軸線から直角に
突出する事になり、配管スペースの制約がある施工現場
において、弁装置の空間占有率は極めて高い物にならざ
るを得ず、例えば管路を地下に設置する場合は、その中
心線を操作手段に合わせて深く設置するか、或いは管路
を曲折する事などによって弁装置をより深い位置に設置
する等の工夫が必要となり、管路の埋設深度を浅くして
省スペースを達成することが難しいという問題があっ
た。
部の弁体を管路と平行に移動させ、弁装置の外形寸法を
管路の外形寸法に適合させることにより、これまでの管
路から突出していた操作手段を除去する。その為に従来
の略円盤状の弁体とそれによって閉鎖されていた弁座
を、シリンダとピストンに置き換え、ピストンの摺動が
直接に流体の遮断及び導通を司るようにする。
体がピストンの内部を通過して送給されるようにして、
弁装置全体の外形寸法を大ならしめずに流量を確保する
手段を講じる。本発明における弁装置の外形寸法は、最
大でも、接続される管路のフランジの直径寸法を上回ら
ないように案出された。
して使用する場合の基本的構成を説明すると、1は内腔
2を有するピストンでその一端に弁体3が固定され、弁
体3に近接する開口部4がピストン1の内腔2からピス
トン1の外部へ向かって開口している。5はピストン1の
他端に設けられた内腔2の開放端である。更にピストン
1の略中央には、ピストン1の軸線に対して直角にその
外周縁から突出する円周状の突出縁6が突設されてお
り、突出縁6の先端にはその全周に渡ってシール7が施
されている。
リンダで、その内部空間の内壁には前記ピストン1の突
出縁6先端のシール7が密接し、シリンダ8の弁体3を
有する端部はシリンダの円孔10(図2参照)を貫通し
て突出し、シリンダ8の円孔10を有する端部の反対側
は無底にされて開放端部11を形成している。ピストン
1が挿入されたシリンダ8は中空円筒状の被覆筒12に
液密的に収容され、被覆筒12の一方の開口はピストン
1の弁体3で閉鎖される透孔13が穿設された蓋体14
で閉鎖され、被覆筒12の他方の開口はシリンダ8の開
放端部11を閉鎖するとともにピストン1の開放端5の
液密的な摺動を許す貫通孔15が穿設された底板16に
よって閉鎖されている。
縁6により二つの部分に分割され、分割されたうちの突
出縁6の図中左方にある第一の内部空間9aは第一の通
水孔17を、また右方にある第二の内部空間9bは第二
の通水孔18を備えており、それら通水孔は二つの内部
空間を別々に装置外部へ開放している。被覆筒12、蓋
体14、底板16は、それぞれ液密的に固定されてお
り、シリンダ8の第一の内部空間9aには底板16とピ
ストン1の突出縁6の間にスプリングSが張設され、ピ
ストン1を蓋体14方向へ付勢している。底板16の貫
通孔15にはそれに連続して縮径孔21が穿設されると
共に、縮径孔21から底板16の外側面へ向けて、第一
の通孔22が穿設されている。また底板16にはその外
側面から第一の内部空間9aへ開口する第二の通孔23
が、更に蓋体14の透孔13から蓋体14の外側面に向
けては第三の通孔24が穿設されている。
Bは、本発明装置が設置されるべき管路の一部で、管路
Aは送水元側、管路Bは送水先側を示している。加え
て、図中Pは設定圧力にしたがって作動するパイロット
弁を示している。更に、C1は第一の通孔22からスト
レーナ、逆止弁及びバルブ25を介して送水元側の水を
シリンダ8の第一の内部空間9aに送給する流路、C2
は前記第一の内部空間9aの水をパイロット弁Pを介し
て送水先側の第三の通孔24に送給する流路である。ま
た、第一の通孔22から流路C1に取り込まれた水は分
岐されて、第二の通孔18に供給され、シリンダ8の第
二の内部空間9bを満たしている。
ストン1の突出縁6により二つの内部空間9a及び9b
に分割されており、その一方の第一の内部空間9aにの
みスプリングSが張設されているので、ピストン1は第
一の内部空間9aを拡大し、第二の内部空間9bを縮小
する方向に僅かに付勢される事になる。それにより、パ
イロット弁Pが閉鎖されて二つの内部空間9aと9bの
圧力が均等に保たれている場合或いは二つの内部空間に
全く水圧が加えられていない場合に、ピストン1は図中
右方へ摺動させられ、その結果、ピストン1の端部の弁
体3が蓋体14の透孔13を閉鎖し、送水元側の水は流
動を阻止される状態となり、装置初動の際の安全が確保
される。
左側が送水元側、右側が送水先側であり、本発明による
弁装置によって送水は遮断されている状態である。今仮
に、送水元側の水圧を20Kg/平方cm、送水先側の
水圧を5Kg/平方cmとし、送水先側の水圧が所定の
数値より下降したときにのみ弁装置が開となって送水先
側への送水が行われるように定めるものとする。
1、及び貫通孔15を経てピストン1の内腔2、開口部
4そしてシリンダ8と被覆筒12及び蓋体14によって
形成された内腔12’に到達する。蓋体14の透孔13
はピストン1の弁体3によって閉鎖されている。
の通孔22から流路C1を通じて底板16の第二の通孔
23へ送給され、最終的にシリンダ8の第一の内部空間
9aを満たす事になる。また、シリンダ8の第二の内部
空間9bに対しても、流路C1から分岐された水が供給
されるので、シリンダ8の第一の内部空間9aと第二の
内部空間9bは同圧の水で満たされることになる。
連続する第一の通水孔17は流路C2を通じ且つパイロ
ット弁Pを介して蓋体14の第三の通孔24に接続さ
れ、第三の通孔24は蓋体14の透孔13に開口して、
送水先側の管路Bに接続されている。この実施例の説明
におけるパイロット弁Pの設定圧は5Kg/平方cmで
あり、管路B内の水圧がその圧力以下に降下するとパイ
ロット弁Pが開き、第一の内部空間9a、第一の通水孔
17、流路C2、パイロット弁P、流路C2、第三の通
孔24と言う一連の水の流れが発生して、第一の内部空
間9a内の水圧の低下が導き出される。
を助けるための部品図で、図1からピストン1、流路C
1及び流路C2を取り去った状態で示されている。図3
及び図4は本発明弁装置の閉鎖状態及び開放状態のそれ
ぞれを示す概念図であるが、図3の閉鎖状態において、
管路B側の圧力が5Kg/平方cm以下に降下すると、
パイロット弁Pが開きシリンダ8の第一の内部空間9a
内の水を、第一の通水孔17及び流路C2を介して蓋体
14の第三の通孔24から管路Bへ送り込む。シリンダ
8の第一の内部空間9aと第二の内部空間9bにはそれ
ぞれ管路A側の20Kg/平方cmの圧力を有する水が
供給され続けるが、パイロット弁Pを介して減圧され続
ける第一の内部空間9a内の水圧は低下し、第二の内部
空間9b内の水の圧力がピストン1の突出縁6を図中左
方へ押圧移動させる。その結果、ピストン1の弁体3に
よって閉鎖されていた蓋体14の透孔13が開放され、
管路Aから被覆筒12の内腔12’に供給されている水
は管路B側に迅速に流入する。その状態における概念図
の部品配置は図4に示す通りである。
力が高まると、その圧力の上昇が流路C2を介してパイ
ロット弁Pに伝えられ、その圧力が5Kg/平方cmを
上回るとパイロット弁Pが閉じる。それによってシリン
ダ8の第一の内部空間9a内の圧力低下が止まり、第一
の内部空間9a内と第二の内部空間9b内の水の圧力が
均等になると、管路A側が高圧、管路B側が低圧である
ので、ピストン1の受圧面が受ける送水元側の水圧によ
りピストン1は図中右方へ摺動して、その弁体3が蓋体
14の透孔13を閉鎖して、送水先側への送水が停止さ
れる。
水先側の水圧が設定値を下回った場合に、送水元側の水
を送水先側に供給し、送水先側の水圧が設定値を上回っ
た場合に、送水元側からの水の供給を停止する操作が確
保できる。また、本発明構造によると、流路C1及び流
路C2を、第一の通孔22、第二の通孔23、第一の通
水孔17、第二の通水孔18及び第三の通孔24にどの
ように接続するかによって使用者の望む各種の操作状況
が得られると共に、弁装置の管路A及び管路Bに対する
接続方向を選択使用する事とあわせて、圧力調整弁以外
の各種の弁装置が得られることは勿論である。
ストレーナ、逆止弁、バルブ、パイロット弁などを装置
要部とは別体に表示してあるが、これら部品を底板16
或いは蓋体14内に適宜埋設して、装置を被覆筒12の
外径寸法内に納めることも用意に実施できる。更に、説
明においては被覆筒12、蓋体14、底板16及びシリ
ンダ8がそれぞれ独立した部品として示されているが、
必要に応じて被覆筒12とその他の部品を適宜合体させ
て一体の部品として設計することも任意である。
ほぼ同等の直径の中に弁装置を完全に収容できる為、弁
装置の設置に関しての従来からの諸問題を完全に解決で
きると共に、構造が簡単で作動が確実な弁装置を安価に
提供する事ができ、弁装置の操作には管路A及び管路B
それぞれの内部にある流体の圧力を使用するだけである
ので、弁装置以外の付帯的な制御装置を最小限度に押さ
える事が出来る効果があり、その点も弁装置設置の際の
簡便性をより高めている効果がある。
た状態の説明的断面図である。
の概念図である。
の概念図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 流体の流動方向に平行に摺動することに
より流体送給の制御を行う中空のピストンの内腔を送給
すべき流体の流路として使用することを特徴とする弁装
置。 - 【請求項2】 一端に弁体を備え他端が開放端とされ更
に外側面に突出縁を形成された中空のピストンと、 前記突出縁を液密的に収容するシリンダと、 前記シリンダとピストンを収容する中空の被覆筒と、か
らなり、 前記ピストンの突出縁によって二つに仕切られたシリン
ダ内の二つの内部空間にそれぞれ独立して流体を供給或
いは排出できるようにする為の通孔及び通水孔を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の弁装置。 - 【請求項3】被覆筒の一端にピストンの弁体によって閉
鎖されるべき透孔を、また、他端にピストンの開放端に
向けて開口する貫通孔を設けたことを特徴とする請求項
2記載の弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166937A JP4547648B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349464A true JP2001349464A (ja) | 2001-12-21 |
JP4547648B2 JP4547648B2 (ja) | 2010-09-22 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102072330A (zh) * | 2010-11-12 | 2011-05-25 | 北京星达技术开发公司 | 高压气动阀 |
JP2014513251A (ja) * | 2011-03-31 | 2014-05-29 | コリア ニューマチック システム カンパニー,リミテッド | 二段エアコントロールバルブ |
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JPH0567873U (ja) * | 1991-08-22 | 1993-09-10 | 株式会社清水合金製作所 | 定流量弁 |
JPH0628442U (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-15 | 株式会社清水合金製作所 | 定流量弁 |
JPH08270806A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-15 | Koguma Kikai Kk | 自動圧力調整弁 |
JP2001235046A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Kurimoto Ltd | 緊急遮断弁 |
-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000166937A patent/JP4547648B2/ja not_active Expired - Fee Related
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