JP2997216B2 - 三方弁 - Google Patents

三方弁

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JP2997216B2
JP2997216B2 JP8286886A JP28688696A JP2997216B2 JP 2997216 B2 JP2997216 B2 JP 2997216B2 JP 8286886 A JP8286886 A JP 8286886A JP 28688696 A JP28688696 A JP 28688696A JP 2997216 B2 JP2997216 B2 JP 2997216B2
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正博 岩崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三方弁、その一
使用態様である圧力感知式パイロット弁及びそのパイロ
ット弁を使用した、地震災害時などに用いられる非常用
貯水槽と水道本管とを切断する管路等に設置して、それ
らの流路の変更を行う流路切換弁装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】三方弁は、流れの方向を切換える場合に
使用するものであり、その一態様として、図11、12
に示すものがある。この弁Vは、同図に示すように、弁
室100内壁に、対向して第1ポート101及び第2ポ
ート102を形成するとともに、その両ポート101、
102の間に第3ポート103を形成し、前記第1、第
2ポート101、102の開口縁を第1、第2弁座10
1a、102aとして、その両弁座101a、102a
に、弁棒105を介し弁体104を選択的に当接させて
(図11の実線と鎖線の状態)、第1ポート101と第
3ポート103、第2ポート102と第3ポート103
を選択的に連通して流れ方向を切換える。
【0003】また、この三方弁Vは圧力感知式パイロッ
ト弁として使用され、このパイロット弁は非常用貯水槽
(タンク)設備における流路切換弁装置に採用されてい
る。すなわち、従来より、例えば地震等の災害発生時に
地域住民の生活水を確保したり、消火用水などとするた
めに、道路や校庭あるいは公園の地下等に非常用貯水槽
(タンク)が埋設されている。
【0004】この非常用貯水槽設備は、一般に、図10
に示すように、水道本管Sにバイパス管Pを設けて、そ
のバイパス管Pに貯水タンク(槽)Tを介設し、バイパ
ス管Pの流出入側にそれぞれ緊急遮断弁1、1を設ける
とともに、バイパス管Pの間の水道本管Sに緊急開放弁
2を設けたものである。図中、3は消火栓、4は手動ポ
ンプ、5は空気弁である。
【0005】そして、平常時は、緊急遮断弁1、1を開
放し、緊急開放弁2を閉じ、水をa、b、c、dの矢印
のごとく流して、貯水タンクT内に貯水するとともに、
その貯水タンクT内に水が停滞しないようにして腐敗を
防止している。一方、地震等の非常時(緊急時)には、
緊急遮断弁1、1を閉じ、緊急開放弁2を開放し、水道
本管Sの流れを確保するとともに、貯水タンクTを水道
本管Sから断ち切って、サイホン現象による貯水タンク
Tからの水の流出を防ぎ、その水を確保する。
【0006】この非常用貯水槽設備において、上記緊急
遮断弁1、緊急開放弁2を、水道本管Sの水圧でもって
制御する技術が種々に開発されており、例えば、登録実
用新案第3018335号公報にその一例が開示されて
いる。また、その同様な従来技術として、図13に示す
ように、緊急遮断弁1及び緊急開放弁2に2個のパイロ
ット弁6、7を付設したものがある。
【0007】その従来技術は、例えば緊急遮断弁1の場
合について説明すると、バイパス管Pに介設した緊急遮
断弁1に2個の復帰用及び遮断用パイロット弁6、7が
付設され、そのパイロット弁6、7は、それぞれダイヤ
フラム6a、7a、そのダイヤフラムを押すばね6b、
7b、ダイヤフラムに弁棒を介して連動する弁体6c、
7c及びその弁座6d、7dなどから成る。そして、水
道圧が所要圧以上である平常時は、図13(a)に示す
ように、両パイロット弁6、7はその水道圧が印加さ
れ、ダイヤフラム6a、7aはばね6b、7bを圧縮状
態で、弁体6cは弁座6dから離れるとともに弁体7c
が弁座7dに圧接して緊急遮断弁1のシリンダ弁11a
に水道圧を印加しない。このため、シリンダ弁11a
は、その内外圧がP1 >P2 となり、弁座12から離れ
て、遮断弁1は開放状態となっている。
【0008】一方、地震等により、水道圧が低下してば
ね6b、7bの付勢力より低くなると、同図(b)に示
すように、両パイロット弁6、7は、ばね6b、7bの
付勢力により、その弁体6cが弁座6dに当接するとと
もに、弁体7cは弁座7dから離れて、水道圧がシリン
ダ11内に印加される(P1 ≒P2 )。このとき、緊急
遮断弁1の弁座径D1 とシリンダ11の径D2 にはD1
<D2 の関係があり、π/4・D1 2・P1 <π/4・D
2 2・P2 +W(シリンダ弁11aの重量)となるため、
シリンダ弁11aは弁座12に当接して管路Pを閉じ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記三方弁Vは、弁体
104が第1弁座101a又は第2弁座102aから離
れるとき、図12に示すように、弁体104が両弁座1
01a、102aから離れて、第3ポート103が第
1、第2ポート101、102の両者に連通する状態が
必ず生じる。このため、この三方弁Vを圧力感知式パイ
ロット弁とし使用すると、その第1ポート101から両
ポート102、103への連通状態は、流れ方向の切換
え動作がなされていない不安定状態となる。このことは
切換動作の信頼性の点から問題である。例えば、上述の
非常用貯水槽設備において、緊急遮断弁1及び緊急開放
弁2の切換えが確実になされないことであり、信頼性の
問題が生じる。とくに、水道本管Pの水圧変動がゆっく
りであったり、切換え設定圧付近で、一時的に停滞する
と、上述不安定状態が生じる。
【0010】また、上述の非常用貯水槽設備において、
2個のパイロット弁6、7を付設することは、設置スペ
ースも広く必要であり、その導圧管tの配管が複雑とな
るうえ、コスト的にも高いものとなる。また、2個の弁
6、7ゆえに故障発生率も高いものとなっている。
【0011】さらに、両パイロット弁6、7の設定圧に
相関をとる必要があり、その調整が煩雑であって、調整
に不具合があると、所要の動作がなされない。すなわ
ち、両パイロット弁6、7の設定圧を5kg/cm2
すべきところを、復帰用パイロット弁6の設定圧のみ
が、ばね6bの押圧が弱くて4kg/cm2 に調整され
て低すぎるという不揃いが生じていると、管路Pが通常
圧より設定圧(5kg/cm2 )に下がると、遮断用パ
イロット弁7は正常に作動(閉から開へ)して管路Pの
圧力水をシリンダ11内へ供給する。しかし、復帰用パ
イロット弁6は、水圧が設定圧の4kg/cm2 に下が
っておらず作動しない(開いたままの)ため、圧力水が
供給されても、その圧力水は、ほぼそのまま外部へ排出
されることになる。このため、シリンダ11内の圧力は
若干上がるにしても所定の圧力にはならないので、シリ
ンダ弁11aは弁座12に確実に圧接せず、遮断弁1
は、完全には閉鎖せず、上流側の水は弁1の下流側へ漏
れ続くことになる。
【0012】また、このとき、シリンダ11の圧力は、
圧力水の供給と排出の差異により決まるが、管路Pの流
体圧(水圧)、流量、バルブ(シリンダ弁11)開度、
などが変化するため、弁1の開度なども一定せず、不安
定となり、下流側への漏れ量も安定したものとならず、
配管系としては著しく不安定で不具合なものとなる。こ
の様な不安定状態は、両弁6、7の導圧管tの配管長さ
に差がある場合や、洩れがある場合も起るおそれがあ
る。このため、両弁6、7の設定圧はその導圧管tの長
さ・洩れを考慮する必要があり、その調整は煩雑であ
る。
【0013】一方、遮断用パイロット弁7の設定圧が低
すぎると、例えば4kg/cm2 であると、管路Pの水
圧が5kg/cm2 に下がり、復帰用パイロット弁6が
閉じても、遮断用パイロット弁7は作動しない(開かな
い)ため、圧力水はシリンダ11内に供給されず、この
場合も、遮断弁1は閉鎖せず、不安定な開放状態とな
る。
【0014】なお、上記両不安定状態は、管路Pの水圧
がさらに下がり、4kg/cm2 になると、その時点
で、復帰用パイロット弁6又は遮断用パイロット弁7は
作動し(閉鎖又は開放し)、圧力水が全てシリンダ11
に印加されて、遮断弁1は安定して確実に閉鎖する。
【0015】この発明は、上記実情の下、上述の三方弁
において、2方向に流れが生じて流れ方向の切換え動作
がなされていない不安定状態をなくすことを第1の課題
とする。また、非常用貯水槽設備における流路切換弁装
置等において、パイロット圧による流路切換を確実に行
い得るようにすることを第2の課題、さらに、パイロッ
ト弁間の相関をとる調整を無くし、複雑で長い導圧配管
を極力なくして圧力調整が容易で、かつ故障の少ないパ
イロット弁とすることを第3の課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、この発明は、上述の三方弁において、上記弁
体25を、その移動方向の中程で分割して、一方の分割
弁体が一方の弁座から離れるとき、他方の分割弁体は他
方の弁座に当接しているようにしたのである(請求項
1)。
【0017】このようにすれば、第2ポートが第1、第
3ポートに共に連通する状態がなくなり、流れ方向の切
換え(ON−OFF)が明確となる。
【0018】請求項2記載の発明は、上記発明の一方の
分割弁体が一方の弁座から離れるとき、他方の分割弁体
は他方の弁座に当接している考えの具体的態様であり、
上記弁室内に挿入した弁棒に、上記分割弁体を摺動自在
に嵌挿するとともに、両分割弁体間にばねを介設して離
れる方向に付勢し、前記弁棒には分割弁体の離れる方向
の摺動を制限する係止部をそれぞれ設け、この両係止部
の間隔(両分割弁体が摺動し得る間隙)は上記両弁座の
間隔よりも広く設定されている構成としたのである。
【0019】このようにすれば、両分割弁体はばねによ
りその係止部に制限されるまで移動し、その両者の離れ
間隔は両弁座の間隔より広くなっている。このため、一
方の分割弁体がその弁座に当接し、他方の分割弁体がそ
の弁座から離れている状態から、他方の分割弁体がその
弁座に当接するときには、一方の分割弁体はその弁座へ
の当接状態を維持する。すなわち、両分割弁体が弁座か
ら共に離れる状態はなくなり、さらに、弁棒が動けば、
一方の分割弁体は係止部によって弁座から離れてそのポ
ートを開放する。
【0020】請求項3に記載の発明は、上記第2の課題
を達成するために、上記三方弁を圧力感知式パイロット
弁に採用したものであり、上記弁室をなす弁箱に上記弁
棒が挿入されたシリンダを取付け、このシリンダ内に、
前記弁棒と連動するダイヤフラムを設けて、そのダイヤ
フラムにパイロット圧を印加するとともに、前記ダイヤ
フラムをパイロット圧の反印加方向に付勢するばねを設
け、パイロット圧が設定値を越えたことにより、パイロ
ット圧又は前記ばねによりダイヤフラムを介して前記弁
棒をその軸方向に動かして上記弁体を両弁座から交互に
接離する構成としたのである。
【0021】このように構成する圧力感知式パイロット
弁は、ばねの付勢力の調整によって、弁体が弁座に接離
するパイロット圧を調節する。この調整圧が、第1ポー
トと第2ポートの流路の開閉と、第2ポートと第3ポー
トの流路の開閉の切換え圧となる。すなわち、ばねの付
勢力の調整によって、両流路の開閉切換えを同時に行い
得る。このため、その両流路を、上記復帰用及び遮断用
パイロット弁の開閉流路とすれば、その両弁の作用を一
つの弁によって行い得る(後述の発明の実施の形態参
照)。
【0022】請求項4記載の発明は、上記各発明におい
て、上記弁室をなす弁箱を、第1のポートを有する第1
のピースと、第2、第3のポートを有する第2のピース
とに分割し、第2のピースは、第2ポートの対向面が開
放されて、その開放面に第1のピースが当接されて締結
されたものである構成としたのである。
【0023】このようにすれば、各ピースの製造が容易
となり、両ピースはシールを介在してボルト締めすれ
ば、弁箱となり、その組立ても容易である。また、弁体
も第1、第2弁座間を直線的に動いてその動き方向にお
いて弁座に圧接して開閉することとなり、その動作も確
実で、かつシール性もよいものとなる。
【0024】請求項5及び6記載の発明は、上記第3の
課題を達成するために、上記圧力感知式パイロット弁を
使用した流路切換弁装置に係るものであり、その請求項
5記載の発明は、水道本管に非常用貯水槽を介設したバ
イパス管を設け、その水道本管とバイパス管の間に、そ
の連通を開閉して、水道本管の流れをバイパス管を通し
た状態と通さない状態にする流路切換弁を設けた非常貯
水槽設備において、上記流路切換弁に請求項3又は4記
載の圧力感知式パイロット弁を付設し、上記水道本管の
水圧を上記パイロット圧として、前記パイロット弁によ
り前記流路切換弁を動作させるようにしたものである。
【0025】その流路切換弁を動作させる構成として
は、例えば、図13の遮断弁1であれば、第1ポート又
は第3ポートに管路圧を導入し、第2ポートはシリンダ
11に接続して、第3ポート又は第1ポートは解放した
構成とし、パイロット圧(管路圧)により、弁体を移動
させて、両弁座を開閉して、シリンダ11内への管路圧
の印加を切換え、流路切換弁を動作させる(後述の実施
の形態参照)。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項5記載発明
において、図13の遮断弁1及び開閉弁2を一つの弁で
なし得るようにしたものであり、その両弁1、2の作用
をなす流路切換弁を下記の構成(A)とし、その流路切
換弁の第1、第4ポートにバイパス管又は水道本管、第
2、第3ポートに水道本管又はバイパス管を接続し、流
路切換弁の下記シリンダ内のピストンを上記パイロット
弁を介しての上記パイロット圧の印加によって動かし、
上記水道本管の水圧が高い平常時は、前記流路切換弁の
第1、第3弁座からそれぞれ弁体が離れるとともに、第
2弁座に弁体が当接し、上記水圧が低い非常時には、第
1、第3弁座にそれぞれ弁体が当接するとともに、第2
弁座から弁体が離れるようにしたものである。
【0027】構成(A)「弁箱内に同一軸上をスライド
する弁棒を設け、この弁棒を横切る仕切壁をその弁棒の
軸方向の3個所に設けて、前記弁箱内を前記軸方向に順
々に第1、第2、第3、第4の4室に分割し、その各室
にそれぞれポートを形成し、前記各仕切壁に前記弁棒が
貫通する連通孔を形成して、前記第1室と第2室の連通
孔周縁に第1弁座、第2室と第3室の連通孔周縁に第2
弁座、第3室と第4室の連通孔周縁に第3弁座をそれぞ
れ設け、前記弁棒には前記各弁座に接離してその連通孔
を開閉する弁体をそれぞれ設けて、その各弁体は、第1
及び第3弁座に当接する際、第2弁座から離れ、第2弁
座に当接する際には第1及び第3弁座から離れるように
なっており、前記弁箱に上記弁棒が挿入されたシリンダ
を設けるとともに、このシリンダ内に、弁棒に連動した
ピストンを設ける」。
【0028】このように構成する流路切換弁装置は、例
えば圧力感知式パイロット弁のパイロットポート及び第
1ポートに水道本管の水圧を導入し、第2ポートを流路
切換弁のシリンダに接続するとともに、第3ポートを外
部に開放する(後述の実施形態参照)。このように配管
すると、パイロット弁によって、その上記作用により、
シリンダ内に水道本管の水圧が適宜に印加され、流路切
換弁は、そのピストンを介して、弁棒が自動的に動き、
上記の二通りの状態が択一的になされて、平常時又は非
常時の作用がなされる。とくに、この流路切換弁は、一
時的な水圧低下によって、非常時状態になっても、水圧
が戻れば、自動的に平常時状態に復帰して、貯留槽内に
水が流通するため、水が停滞して腐敗することもない。
【0029】
【発明の実施の形態】この発明を圧力感知式パイロット
弁V1 に採用した一実施形態を図1乃至図6に示し、そ
の図において、20は弁箱であって、第1ポート(口)
21aを有する第1のピース(分割体)20aと、第2
ポート(口)21b及び第3ポート(口)21cを有す
る第2のピース(分割体)20bとから成り、後述のシ
リンダ30の一部をなす蓋部20cとともに、Oリング
21を介在してボルト22により締付けられて、各ピー
ス20a、20b及び蓋部20cが一体となっている。
ボルト22は周囲等間隔位置に適宜数設ける。
【0030】第2のピース20bはその中央下部に円筒
状凹部が形成されており、この凹部開口を第1のピース
20aで塞ぐことにより、その凹部が弁室27となる。
この弁室27に、下方から第1ポート21aが開口し、
上方から第2ポート21bが開口し、側方から第3ポー
ト21cが開口しており、その第1ポート21aと第2
ポート21bの開口縁に第1弁座26a、第2弁座26
bがそれぞれ形成される。
【0031】弁箱20(弁室27)の中央には弁棒23
が挿入され、この弁棒23は、第2ピース20bの摺動
孔24にOリング24aを介して摺動自在に嵌められて
いる。弁棒23には弁体25が摺動自在に嵌挿されてお
り、この弁体25の上下面のゴムシート28a、28b
が弁体25の移動に従って上記弁座26a、26bに交
互に接離する。すなわち、弁体25の上下動によって、
第1、第2ポート21a、21bが選択的に開閉され
る。
【0032】弁体25は中程で分割されて、その両分割
弁体25a、25b間にはOリング押え28cを介在し
てコイルばね28が介設されており、このばね28によ
り両分割弁体25a、25bは離れる方向に付勢されて
いる。弁棒23の先端にはナット29aがねじ込まれ
て、弁体25の弁棒23からの抜け止めをしている。ま
た、弁棒23の中程には径段差29bが形成されて、弁
体25のそれ以上の移動を阻止している。すなわち、ナ
ット29aと段差29bにより、弁体25との係止部が
形成され、この係止部29a、29bによって、分割弁
体25a、25bの離れ方向の摺動が規制される。
【0033】この両係止部29a、29bの間隙は第
1、第2弁座26a、26bの間隔よりも広く設定され
ている。このため、図3に示すように、一方の分割弁体
25bがその弁座26bに当接し、他方の分割弁体25
aがその弁座26aから離れている状態から、図5に示
すように他方の分割弁体25aがその弁座26aに当接
するときには、図4に示すように一方の分割弁体25b
はその弁座26bへの当接状態を必ず維持する。すなわ
ち、両分割弁体25a、25bが弁座26a、26bか
ら共に離れる状態はなくなり、さらに、弁棒23が動け
ば、一方の分割弁体25a、25bは係止部29a、2
9bによって弁座26a、26bから離れてポート21
a又は21bを開放する。弁体25a、25bはその動
きがガイド27aによって規制されて円滑に動く。
【0034】上記蓋部20cには有蓋筒状体31がねじ
込まれてシリンダ30が形成されており、このシリンダ
30内に、ベロフラム(藤倉ゴム(株)商品名)などの
ダイヤフラム32が張設されている。このダイヤフラム
32はその周囲が第2ピース20bと蓋部20cに挾持
されてシリンダ30内を区画しており、その中央に、上
記弁棒23が貫通している。その貫通した弁棒23には
ピストン33及びリテーナ34がダイヤフラム32を介
在して固着されており、このため、ダイヤフラム32の
撓みに応じてピストン33を介し弁棒23が上下動す
る。
【0035】筒状体31内にはばね35が内装されてお
り、このばね35は下端がピストン33に、他端がばね
受け36に当接している(受けられている)。そのばね
受け36は、ボルト37のねじ込み量に応じて筒状体3
1内を移動してばね35を伸縮させる。このため、ボル
ト37のねじ込み量によって、ばね35の付勢力が調整
され、弁棒23の動き、すなわち、弁体25が弁座26
a、26bに接離するダイヤフラム32への印加圧を調
整し得る。その印加は、第2ピース20bに形成された
パイロットポート21dを通してなされる。
【0036】この圧力感知式パイロット弁V1 の実施形
態は以上の構成であり、図6に示すように、水道圧など
のパイロット圧pがダイヤフラム32に印加されている
状態において、その圧pが、ばね35による設定圧より
高い場合には、同図(a)のごとく、その圧pによっ
て、ダイヤフラム32は上方に撓んで、弁棒23も上昇
して弁体25は第2弁座26bに圧接し、第1ポート2
1aと第3ポート21cが連通し、第2ポート21bと
第3ポート21cとの間が閉じている(図3参照)。
【0037】この状態で、地震等の何らかの事情によ
り、水道本管Sの水圧などが下がってパイロット圧pが
低下し、ばね35による設定圧より低くなると、図4に
示す両分割弁体25a、25bがそれぞれ弁座26a、
26bに圧接している状態を経たのち、図6(b)のご
とく、ばね35により、ダイヤフラム32は下方に撓ん
で、弁棒23も下降して分割弁体25bは第2弁座26
bから離れ、第2ポート21bと第3ポート21cを連
通する(図5参照)。
【0038】この実施形態において、シリンダ30内の
ばね35側にパイロット圧pを印加し、ばね35は伸長
状態でピストン33を上方に付勢するようにしてもよ
い。このとき、ばね35の付勢力によって、分割弁体2
5aを第1弁座26aから離し、分割弁体25bを第2
弁座26bに圧接することとなる。
【0039】つぎに、上記圧力感知式パイロット弁V1
の実施形態を図10の非常用貯水槽設備に使用した実施
形態を図7乃至図10に示し、その図7及び図8は図1
3の遮断弁1(図7)及び開放弁2(図8)に採用した
ものであり、その弁1、2の構成は、前述と同一である
ため、その説明は省略する。
【0040】図7に示す遮断弁1の場合は、管路(バイ
パス管)Pの水圧をパイロット弁V1 のパイロットポー
ト21d及び第2ポート21bに導入し、第3ポート2
1cをシリンダ11に接続するとともに、第1ポート2
1aを開放する。
【0041】この弁装置は、平常時、同図(a)に示す
ように、水圧pによってダイヤフラム32は上方に撓ん
で弁体25を第2弁座26bに圧接し、第1弁座26a
が開放して、シリンダ11内は外部に開放状態となって
いる。このため、P1 >P2から、シリンダ弁11aは
上昇して、弁座12は開放し、遮断弁1は開放状態で、
管路Pには水道水が流通している。
【0042】一方、地震等によって、水圧pが低下し、
ばね35による設定圧以下になると、ばね35により、
同図(b)に示すように、ダイヤフラム32が下方に撓
んで、弁体25を第2弁座26bから離し、第1弁座2
6aに圧接する。このため、管路Pの水圧pは、第3ポ
ート21cからシリンダ11内に印加され、前述と同様
にして、シリンダ弁11aが下降して弁座12に圧接
し、管路Pを閉じる。
【0043】管路Pの水圧が戻り、上記設定圧以上とな
れば、ダイヤフラム32が上方に撓み、パイロット弁V
1 が同図(a)のように復帰して管路Pを開放する。
【0044】図8に示す開放弁2の場合は、管路(水道
本管)Sの水圧pをパイロット弁V1 のパイロットポー
ト21d及び第1ポート21aに導入し、第3ポート2
1cをシリンダ11に接続するとともに、第2ポート2
1bを開放する。
【0045】この弁装置は、前述の遮断弁1の場合と逆
作用を行い、平常時、水圧pによってダイヤフラム32
は上方に撓んで弁体25を第2弁座26bに圧接し、第
1弁座26aが開放して、シリンダ11内には水圧pが
印加し、シリンダ弁11aが下降して弁座12に圧接
し、管路Sを閉じている。
【0046】一方、地震等によって、水圧pが低下し、
ばね35による設定圧以下になると、ばね35により、
同図(b)に示すように、ダイヤフラム32が下方に撓
んで、弁体25を第2弁座26bから離し、第1弁座2
6aに圧接する。このため、管路Sの水圧は、シリンダ
11内に印加されず、第3ポート21cを介して外部に
開放され、シリンダ弁11aが上昇して弁座12から離
れ、管路Sを開放する。
【0047】管路Sの水圧が戻り、上記設定圧以上とな
れば、ダイヤフラム32が上方に撓み、パイロット弁V
1 が同図(a)のように復帰して管路Sを閉じる。
【0048】図9は、図10における上記遮断弁1及び
開放弁2を1つの流路切換弁V2 によってなした実施形
態であり、その図において、40は弁箱であって、第1
ポート(口)41aと第2ポート(口)41bを有する
一方の分割体40aと、第3ポート(口)41cと第4
ポート(口)41dを有する他方の分割体40bと、一
方の分割体40aの蓋40cとから成り、両分割体40
aと40b、一方の分割体40aと蓋40cはそれぞれ
パッキング(シール)42を介在してボルト43により
一体化されている。ボルト43は周囲適宜位置に設け
る。
【0049】弁箱40の中央には弁棒44が挿入され、
この弁棒44は蓋40cと他方の分割体40b底面の軸
受45a、45bによって、その軸方向に移動自在に支
持されている。また、弁箱40内は、弁棒44を横切る
仕切り壁46a、46b、46cが設けられて、第1ポ
ート41aの第1室47a、第2ポート41bの第2室
47b、第3ポート41cの第3室47c、第4ポート
41dの第4室47dの4室に分割されている。
【0050】各仕切壁46a、46b、46cには弁棒
44が貫通する連通孔48a、48b、48cが形成さ
れて、その孔48a、48b、48cの周縁が第1、第
2、第3弁座49a、49b、49cとなっている。弁
棒44にはその弁座49a、49b、49cに接離する
弁体50a、50bが設けられており、同図実線に示す
ように、下側の弁体50bが第2弁座49bに当接して
いるときには、上側の弁体50aは第1弁座49aから
離れ、同図鎖線に示すように、下側の弁体50bが第2
弁座49bから離れて第3弁座49cに当接すると、上
側の弁体50aは第1弁座49aに当接するようになっ
ている。弁体50a、50bの弁座49a、49b、4
9cとの当接面にはシール51を設けて水密性を確保す
る。
【0051】弁箱40の蓋40cの上部は筒状となっ
て、その筒状部に有蓋筒がねじ込まれてシリンダ52が
形成されており、このシリンダ52内に弁棒44の上端
が挿入されて、その端にピストン53が固着されてい
る。このピストン53はばね54によって下方に押され
ている。ばね54は調節ねじ55によってばね受け56
を介して押圧されており、そのねじ55のねじ込み量に
よって付勢力が決定される。
【0052】シリンダ52のばね54の反対側に上記パ
イロット弁V1 の第3ポート21cが接続され、その管
路tに手動弁57a、57bが弁設されており、通常、
この一方の手動弁57aは開放され、他方の手動弁57
bは閉じている。パイロット弁V1 のパイロットポート
21d及び第1ポート21aには水道本管Sの圧力水が
導入され、第2ポート21bは開放している。
【0053】この接続状態において、平常時は、水道本
管S内の水圧も所定の値があり、その水圧がパイロット
弁V1 のシリンダ30内に印加し、同図実線のごとく、
ダイヤフラム32が上方に撓んで弁体25は第2弁座2
6bに圧接している。このため、第1ポート21aから
第3ポート21cを介して、水道本管Sの水圧がシリン
ダ52内に印加し、同図実線のごとく、ピストン53が
ばね54を圧縮して上動し(上死点位置)、弁棒44も
上方に位置して、弁体50bが第2弁座49bに当接す
るとともに、弁体50aが第1弁座49aから離れた状
態を維持する。この状態は、第1室47aと第2室47
b、第3室47cと第4室47dが連通したものであ
り、水道本管Sの水は、同図実線又は点線のごとく、第
1ポート41aと第2ポート41b又は第3ポート41
cと第4ポート41d間を流れ、貯水槽T内を通過す
る。
【0054】一方、地震等が生じた非常時には、水道本
管S内の水圧が低下する。この水圧低下により、同図鎖
線に示すように、パイロット弁V1 のダイヤフラム32
がばね35により下方に撓んで弁体25は第2弁座26
bから離れて第1弁座26aに圧接する。このため、シ
リンダ52内は第3ポート21c、第2ポート21bを
介して外部に開放され、同図鎖線のごとく、ばね54に
よりピストン53が下降し(下死点位置)、弁棒44も
下方に位置して、弁体50bが第2弁座49bから離れ
て第3弁座49cに当接するとともに、弁体50aが第
1弁座49aに当接する。この状態は、第2室47bと
第3室47cが連通し、第1、第4室47a、47dは
第2、第3室47b、47cから遮断されたものであ
り、水道本管Sの水は、同図実線又は点線のごとく、第
2ポート41bと第3ポート41cの間を流れ、貯水槽
T内の水は流出することがない。
【0055】この貯水槽Tの閉鎖状態で、水道本管Sの
水圧が上昇して所要の値に復帰すると、上述のごとく、
パイロット弁V1 を介してシリンダ52内にその水圧が
印加され、その所要の水圧によって、ピストン53が上
動されて同図実線に示す状態に復帰する。すなわち、水
道本管S内の水圧が、何らかの事情によって、一時的に
低下しても、貯水槽Tへの流水状態に自動的に復帰す
る。
【0056】なお、非常時には、一方の手動弁57aを
閉じ、他方の手動弁57bを開放することにより、上記
の貯水槽Tと水道本管Sとの遮断作用を行うこともでき
る。手動弁57a、57bは電磁弁ともし得る。
【0057】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、2方
向に流れが生じて流れ方向の切換え動作がなされていな
い不安定状態をなくしたので、例えば、圧力感知式パイ
ロット弁に採用すれば、その切換え動作が明確となった
ものにし得る。
【0058】また、非常用貯水槽設備における流路切換
弁用パイロット弁として、その復帰用及び遮断用などを
一つの弁で行い得るようにすれば、設定圧の調整が容易
で、かつ故障の少ないものとなる。さらに、弁の数を少
なくし得ることは、その導圧管の配管数も少なくなり、
コスト的にも有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力感知式パイロット弁の一実施形態の断面図
【図2】同実施形態の要部分解斜視図
【図3】同実施形態の作用説明図
【図4】同実施形態の作用説明図
【図5】同実施形態の作用説明図
【図6】同実施形態の作用説明図
【図7】同実施形態の一使用態様の作用説明図
【図8】同実施形態の他の使用態様の作用説明図
【図9】他の実施形態の断面図
【図10】非常用貯水槽設備の説明図
【図11】従来例の作用説明図
【図12】従来例の作用説明図
【図13】従来例の作用説明図
【符号の説明】
P バイパス管 p 水道圧(圧力水) S 水道本管 T 貯水槽(タンク) V1 パイロット弁 V2 流路切換弁 1 緊急遮断弁 2 緊急開放弁 11 シリンダ 11a シリンダ弁 12 弁座 20 弁箱 20a、20b、20c 弁箱分割ピース 21a 第1ポート 21b 第2ポート 21c 第3ポート 21d パイロットポート 23 弁棒 25 弁体 25a、25b 分割弁体 26a、26b 弁座 27 弁室 28 ばね 29a、29b 係止部(ナット、段部) 30 シリンダ 32 ダイヤフラム 35 ばね 40 弁箱 41a、41b、41c、41d ポート(口) 44 弁棒 46a、46b、46c 仕切壁 47a 第1室 47b 第2室 47c 第3室 47d 第4室 48a、48b、48c 連通孔 49a 第1弁座 49b 第2弁座 49c 第3弁座 50a、50b 弁体 52 シリンダ 53 ピストン 54 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室27内壁に、対向して第1ポート2
    1a及び第2ポート21bを形成するとともに、その両
    ポート21a、21bの間に第3ポート21cを形成
    し、前記第1、第2ポート21a、21bの開口縁を第
    1、第2弁座26a、26bとして、その両弁座26
    a、26bに弁体25を選択的に当接させて第1ポート
    21aと第3ポート21c、第2ポート21bと第3ポ
    ート21cを選択的に連通する三方弁において、 上記弁体25を、その移動方向の中程で分割して、一方
    の分割弁体25a、25bが一方の弁座26a、26b
    から離れるとき、他方の分割弁体25b、25aは他方
    の弁座26b、26aに当接しているようにしたことを
    特徴とする三方弁。
  2. 【請求項2】 上記弁室27内に挿入した弁棒23に、
    上記分割弁体25a、25bを摺動自在に嵌挿するとと
    もに、両分割弁体25a、25b間にばね28を介設し
    て離れる方向に付勢し、前記弁棒23には分割弁体25
    a、25bの離れる方向の摺動を制限する係止部29
    a、29bをそれぞれ設け、この両係止部29a、29
    bの間隔は上記両弁座26a、26bの間隔よりも広く
    設定されていることを特徴とする請求項1記載の三方
    弁。
  3. 【請求項3】 上記弁室27をなす弁箱20に上記弁棒
    23が挿入されたシリンダ30を取付け、このシリンダ
    30内に、前記弁棒23と連動するダイヤフラム32を
    設けて、そのダイヤフラム32にパイロット圧を印加す
    るとともに、前記ダイヤフラム32をパイロット圧の反
    印加方向に付勢するばね35を設け、 パイロット圧が設定値を越えたことにより、パイロット
    圧又は前記ばね35によりダイヤフラム32を介して前
    記弁棒23をその軸方向に動かして上記弁体25を両弁
    座26a、26bに交互に接離することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の三方弁から成る圧力感知式パイロ
    ット弁。
  4. 【請求項4】 上記弁室27をなす弁箱20を、第1ポ
    ート21aを有する第1のピース20aと、第2、第3
    のポート21b、21cを有する第2のピース20bと
    に分割し、第2のピース20bは、第2ポート21bの
    対向面が開放されて、その開放面に第1のピース20a
    が当接されて締結されたものであることを特徴とする請
    求項1又は2記載の三方弁又は請求項3記載の圧力感知
    式パイロット弁。
  5. 【請求項5】 水道本管Sに非常用貯水槽Tを介設した
    バイパス管Pを設け、その水道本管Sとバイパス管Pの
    間に、その連通を開閉して、水道本管Sの流れをバイパ
    ス管Pを通した状態と通さない状態にする流路切換弁V
    2 を設けた非常用貯水槽設備において、 上記流路切換弁V2 に請求項3又は4記載の圧力感知式
    パイロット弁V1 を付設し、上記水道本管Sの水圧を上
    記パイロット圧として、前記パイロット弁V1により前
    記流路切換弁V2 を動作させるようにしたことを特徴と
    する非常用貯水槽設備における流路切換弁装置。
  6. 【請求項6】 上記流路切換弁V2 を下記の構成(A)
    とし、その流路切換弁V2 の第1、第4ポート41a、
    41dにバイパス管P又は水道本管S、第2、第3ポー
    ト41b、41cに水道本管S又はバイパス管Pを接続
    し、流路切換弁V2 の下記シリンダ52内のピストン5
    3を上記パイロット弁V1 を介しての上記パイロット圧
    の印加によって動かし、前記水道本管Sの水圧が高い平
    常時は、前記流路切換弁V2 の第1、第3弁座49a、
    49cからそれぞれ弁体50a、50bが離れるととも
    に、第2弁座49bに弁体50bが当接し、上記水圧が
    低い非常時には、第1、第3弁座49a、49cにそれ
    ぞれ弁体50a、50bが当接するとともに、第2弁座
    49bから弁体50bが離れるようにしたことを特徴と
    する請求項5記載の非常用貯水槽設備における流路切換
    弁装置。構成(A)「弁箱40内に同一軸上をスライド
    する弁棒44を設け、この弁棒44を横切る仕切壁46
    a、46b、46cをその弁棒44の軸方向の3個所に
    設けて、前記弁箱40内を前記軸方向に順々に第1、第
    2、第3、第4の4室47a、47b、47c、47d
    に分割し、その各室にそれぞれポート41a、41b、
    41c、41dを形成し、前記各仕切壁に前記弁棒44
    が貫通する連通孔48a、48b、48cを形成して、
    前記第1室47aと第2室47bの連通孔48a周縁に
    第1弁座49a、第2室47bと第3室47cの連通孔
    48b周縁に第2弁座49b、第3室47cと第4室4
    7dの連通孔48c周縁に第3弁座49cをそれぞれ設
    け、前記弁棒44には前記各弁座に接離してその連通孔
    を開閉する弁体50a、50bをそれぞれ設けて、その
    各弁体は、第1及び第3弁座49a、49cに当接する
    際、第2弁座49bから離れ、第2弁座49bに当接す
    る際には第1及び第3弁座49a、49cから離れるよ
    うになっており、前記弁箱40に上記弁棒44が挿入さ
    れたシリンダ52を設けるとともに、このシリンダ52
    内に、弁棒44に連動したピストン53を設ける」。
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