JP3356917B2 - 緊急開放機能付き緊急遮断弁 - Google Patents

緊急開放機能付き緊急遮断弁

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JP3356917B2
JP3356917B2 JP18455795A JP18455795A JP3356917B2 JP 3356917 B2 JP3356917 B2 JP 3356917B2 JP 18455795 A JP18455795 A JP 18455795A JP 18455795 A JP18455795 A JP 18455795A JP 3356917 B2 JP3356917 B2 JP 3356917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの流路を有す
る緊急開放機能付き緊急遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐震貯水槽装置の一例として図8
に示すものがある。これは、水道本管1と貯水槽2とが
一対の枝管3,4により連通され、該両枝管3,4に常
時開放状態の緊急遮断弁5,6が介装されると共に、水
道本管1の両枝管接続部間に常時閉鎖状態の緊急開放弁
7が介装されている。
【0003】上記構成において、平常時は、水道本管1
内の水圧により両緊急遮断弁5,6が開放されると共
に、緊急開放弁7が閉鎖されており、水道本管1の上流
側から一方の枝管3を通って貯水槽2内に水道水が流入
すると共に、該貯水槽2内の水道水が他方の枝管4を通
って水道本管1の下流側に流出し、貯水槽2内の水道水
が死水にならないようになっている。また、震災発生時
などの緊急時には、水道本管1内の水圧が低下すること
により、両緊急遮断弁5,6が遮断されて、貯水槽2内
に一定量の水を確保することができると共に、緊急開放
弁7が開放されて、水道本管1の水流を確保して火災な
どに対応することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、緊急遮断弁5,6及び緊急開放弁7は、緊急時に1
つの流路を遮断または開放するだけの機能しかなく、こ
のため、耐震貯水槽装置には、2つの緊急遮断弁5,6
と1つの緊急開放弁7とを必要とし、部品点数が多く、
製作費が高くつくと共に、保守点検に手間と費用がかか
るという難点がある。
【0005】本発明は、上記難点に鑑み、2つの緊急遮
断弁と1つの緊急開放弁との機能を有する緊急開放機能
付き緊急遮断弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、弁箱内の中央部に形成した弁座の流通口
を開閉するための弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢
手段と、前記弁座より上流側の圧力を受圧して前記弁体
を前記付勢手段に抗して弁座から離間させる弁体開放手
段とを有し、前記弁箱内に流体流通方向に沿って仕切壁
を形成することにより、その弁箱内に流入側流路と流出
側流路とが形成され、前記仕切壁の弁体対向箇所に流入
側流路の上流側と流出側流路の下流側とを連通する連通
口が形成され、平常時に連通口を閉鎖して緊急時に連通
口を開放する補助仕切壁が弁体に設けられており、流入
側流路の上流側の圧力が低下した緊急時には、前記付勢
手段により弁体を弁座に当接させて前記流通口を閉鎖す
ることにより、前記流入側流路及び流出側流路の中央部
を遮断すると共に、前記補助仕切壁による連通口の閉鎖
状態を解除して、流入側流路の上流側と流出側流路の下
流側とを連通させるように構成したことを特徴としてい
る。
【0007】上記構成において、本発明の緊急開放機能
付き緊急遮断弁を耐震貯水槽装置に用いた場合の作用を
説明すると、平常時には、流入側流路の上流側の水圧を
受圧した弁体開放手段により弁体を付勢手段に抗して弁
座から離間させて流通口を開放すと共に、弁箱内の流入
側流路と流出側流路とを仕切る仕切壁に形成した連通口
が弁体に設けた補助仕切壁により閉鎖されており、水道
本管の上流側から流入側流路を通って貯水槽内に水道水
が流入すると共に、該貯水槽内の水道水が流出側流路を
通って水道本管の下流側に流出し、貯水槽内の水道水が
死水にならないようになっている。
【0008】また、震災発生時などの緊急時には、水道
本管内の水圧が低下することにより弁体開放手段の受圧
力が低下して、付勢手段により弁体を弁座に当接させて
前記流通口を閉鎖するため、流入側流路及び流出側流路
の中央部が遮断されて、貯水槽内に一定量の水を確保す
ることができると共に、補助仕切壁による連通口の閉鎖
状態が解除されるため、その連通口を通って流入側流路
の上流側と流出側流路の下流側とが連通され、水道本管
の水流を確保して火災などに対応することができる。
【0009】この場合、本発明の緊急開放機能付き緊急
遮断弁は、従来の2つの緊急遮断弁と1つの緊急開放弁
との機能を有しており、水道本管と貯水槽との間に介在
させることにより、耐震貯水槽装置を簡単に形成するこ
とができ、部品点数が少なくて済み、製作費が安くつく
と共に、保守点検に手間と費用がかからない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図7は本発明の実施の一形態であ
る緊急開放機能付き緊急遮断弁10を水道本管1と貯水
槽2との間に介在させることにより形成された耐震貯水
装置を示すものであって、前記緊急開放機能付き緊急遮
断弁10は、図1〜図5に示すように、弁箱11と、該
弁箱11内の中央部に形成した弁座12と、弁箱11の
中央上部に一体形成した上部シリンダー13内に昇降可
能に配設された弁体14と、該弁体14を下向きに付勢
するばね(付勢手段)15と、弁箱11の中央下部に一
体形成した下部シリンダー16内に昇降可能に配設され
て弁棒17を介して弁体14に一体連結されたピストン
(弁体開放手段)18とを備えている。
【0011】前記弁座12は、弁箱11内の中央部を横
断方向に仕切るものであって、弁体14に対向する水平
部12aに流通口19が形成されている。図2及び図4
に示すように、前記弁箱11内に水道水の流通方向に沿
って仕切壁20を形成することにより、流入側流路21
と流出側流路22とが形成されており、また、前記仕切
壁20の弁座12の水平部12aより上方部分を切欠い
て連通口24が形成され、その連通口24は弁体14に
垂設した補助仕切壁25により閉鎖されるようになって
おり、平常時には、図2に矢印aで示すように、水道本
管1から水道水が流入側流路21及び流通口19を通っ
て貯水槽2に流入し、同図に矢印bで示すように、貯水
槽2から水道水が流出側流路22及び流通口19を通っ
て水道本管1に流出するようになっている。なお、補助
仕切壁25が連通口24よりも小さいため、その連通口
24を完全に塞ぐことができないが、要するに貯水槽2
内の水道水が入れ換わる状態を確保できればよく、問題
はない。
【0012】図1に示すように、前記下部シリンダー1
6は連通管27を介して流入側流路21の弁座12より
上流側に連通されており、平常時には、流入側流路21
の上流側から水道水が連通管27を通って下部シリンダ
ー16内に流入し、その水道水の水圧によりピストン1
8が押し上げられ、これによって、弁体14を弁座12
から離間させると共に、補助仕切壁25により連通口2
4を閉鎖するようになっている(図1及び図3参照)。
【0013】図1中、28は上部シリンダー13上のガ
イド筒29にボルト30止めされた高さ調整可能なばね
押さえ部材、31は弁棒17の上端部に設けたストライ
カーであって、ばね押さえ部材28の上端に固定した支
持枠32に設けたリミットスイッチなどからなる上限検
知器33または下限検知器34に当接することにより、
弁体14の上限と下限とを検知するようになっている。
35は支持枠32の上端に設けた弁棒用ストッパーね
じ、36は下部シリンダー16の底壁部に設けたピスト
ン用ストッパーねじである。また、図2中、37は弁箱
11の両端部に接続した略T字状の接続管であって、そ
の内部に前記仕切壁20に連続する仕切壁37aが形成
され、流入側流路21と流出側流路22とに連通するポ
ート38a〜38dが形成されている(図5参照)。
【0014】前記緊急開放機能付き緊急遮断弁10は、
従来の2つの緊急遮断弁と1つの緊急開放弁との機能を
有しており、水道本管1と貯水槽2との間に介在させる
ことにより、耐震貯水槽装置を簡単に形成することがで
きる。
【0015】上記構成において、平常時には、水道本管
1から流入側流路21に流入する水道水が連通管27を
通って下部シリンダー16内に流入し、その水圧により
ピストン18が押し上げられ、これによって、図1及び
図3に示すように、弁体14を弁座12から離間させて
流通口19が開放されると共に、連通口24が補助仕切
壁25により閉鎖されており、図2に矢印aで示すよう
に、水道本管1の上流側から水道水が流入側流路21及
び流通口19を通って貯水槽2内に流入すると共に、同
図に矢印bで示すように、貯水槽2内の水道水が流出側
流路22及び流通口19を通って水道本管1の下流側に
流出し、貯水槽2内の水道水が死水にならないようにな
っている。
【0016】また、震災発生時などの緊急時には、水道
本管1内の水圧が低下することによりピストン18の押
上力が低下するため、図6に示すように、弁体14がば
ね15により押し下げられて弁座12の水平部12aに
当接され、流通口19を閉鎖する。これにより、流入側
流路21及び流出側流路22の中央部が遮断されて、貯
水槽2内に一定量の水を確保することができると共に、
補助仕切壁25による連通口24の閉鎖状態が解除され
るため、その連通口24を通って流入側流路21の上流
側と流出側流路22の下流側とが連通され、水道本管1
の水流を確保して火災などに対応することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、従来の2つの緊急遮断
弁と1つの緊急開放弁との機能を有しており、例えば水
道本管と貯水槽との間に介在させることにより、耐震貯
水槽装置を簡単に形成することができ、部品点数が少な
くて済み、製作費が安くつくと共に、保守点検に手間と
費用がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である緊急開放機能付き
緊急遮断弁の縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】図1のC−C矢視図である。
【図5】図1のD−D矢視図である。
【図6】同弁の緊急時における縦断面図である。
【図7】同弁を水道本管と貯水槽との間に介在させた状
態の概略平面図である。
【図8】従来の耐震貯水槽を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 緊急開放機能付き緊急遮断弁 11 弁箱 12 弁座 14 弁体 15 ばね(付勢手段) 18 ピストン(弁体開放手段) 19 流通口 20 仕切壁 21 流入側流路 22 流出側流路 24 連通口 25 補助仕切壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内の中央部に形成した弁座の流通口
    を開閉するための弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢
    手段と、前記弁座より上流側の圧力を受圧して前記弁体
    を前記付勢手段に抗して弁座から離間させる弁体開放手
    段とを有し、前記弁箱内に流体流通方向に沿って仕切壁
    を形成することにより、その弁箱内に流入側流路と流出
    側流路とが形成され、前記仕切壁の弁体対向箇所に流入
    側流路の上流側と流出側流路の下流側とを連通する連通
    口が形成され、平常時に連通口を閉鎖して緊急時に連通
    口を開放する補助仕切壁が弁体に設けられており、流入
    側流路の上流側の圧力が低下した緊急時には、前記付勢
    手段により弁体を弁座に当接させて前記流通口を閉鎖す
    ることにより、前記流入側流路及び流出側流路の中央部
    を遮断すると共に、前記補助仕切壁による連通口の閉鎖
    状態を解除して、流入側流路の上流側と流出側流路の下
    流側とを連通させるように構成したことを特徴とする緊
    急開放機能付き緊急遮断弁。
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