JP2003089390A - ジェット推進艇 - Google Patents

ジェット推進艇

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JP2003089390A
JP2003089390A JP2001284060A JP2001284060A JP2003089390A JP 2003089390 A JP2003089390 A JP 2003089390A JP 2001284060 A JP2001284060 A JP 2001284060A JP 2001284060 A JP2001284060 A JP 2001284060A JP 2003089390 A JP2003089390 A JP 2003089390A
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • B63H11/10Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water having means for deflecting jet or influencing cross-section thereof
    • B63H11/107Direction control of propulsive fluid
    • B63H11/11Direction control of propulsive fluid with bucket or clamshell-type reversing means

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リバースバケットの操作ケーブルをジェット
推進機の上方に沿って配置する必要のないジェット推進
艇を提供する。 【解決手段】 ジェット推進10は、左右の支持ブラ
ケット35,36のうちの一方(左側の支持ブラケット
35)とステアリングノズル30との間の間隔42に中
間レバー50を配置するとともに、この中間レバー50
を左支持ブラケット(支持ブラケット)35にスイング
自在に取付け、この中間レバー50を介してリバースバ
ケット40に操作ケーブル41を連結し、この操作ケー
ブル41の前端41aを操作レバー60に取付けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、艇尾に水を噴射す
るジェットノズルを設け、このジェットノズルにステア
リングノズルを付設し、このステアリングノズルの後方
にリバースバケットを上下方向にスイング自在に取付け
たジェット推進機に関する。 【0002】 【従来の技術】ジェット推進艇として、例えば特許31
21333「水噴射推進装置」が知られている。以下、
この特許公報に示す第3図を次図に再掲(但し、符号は
振り直す)してジェット推進艇を詳しく説明する。 【0003】図14は従来のジェット推進艇の要部を示
す側面図である。ジェット推進艇100は、船尾にジェ
ット推進機101を備え、ジェット推進機101の後方
にステアリングノズル102を上下の支軸103,10
3で左右方向にスイング自在に備え、ステアリングノズ
ル102の後方にリバースバケット104を左右の支軸
105,105で上下方向にスイング自在に備える。 【0004】ジェット推進艇100を推進する際には、
操作ケーブル106を操作することによりリバースバケ
ット104を支軸105,105を中心にしてステアリ
ングノズル102の上方の推進位置P3に矢印の如くス
イング移動する。これにより、ステアリングノズル10
2の出口102aから水ジェットを後方に噴射してジェ
ット推進艇100を推進することができる。 【0005】一方、ジェット推進艇100を後進する場
合には、操作ケーブル106を操作することによりリバ
ースバケット104を支軸105,105を中心にして
ステアリングノズル102の出口102a側の後進位置
P4、すなわち図示の位置までスイングする。これによ
り、ステアリングノズル102の出口102aから噴射
した水ジェットを矢印の如く前方に導いて後進する。な
お、リバースバケット104を推進位置P3及び後進位
置P4に保持する手段として引張ばね107を採用して
いる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図14のジェ
ット推進艇100ではリバースバケット104を操作す
る操作ケーブル106をジェット推進機101の上方に
沿って配置する必要がある。このため、ジェット推進機
101の上方に操作ケーブル106を配置するための収
容空間108を確保する必要があり、そのことがジェッ
ト推進艇100の重心を下げる妨げになっている。 【0007】そこで、本発明の目的は、リバースバケッ
トの操作ケーブルをジェット推進機の上方に沿って配置
する必要がないジェット推進艇を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、艇尾に水を噴射するジェットノ
ズルを設け、このジェットノズルにステアリングノズル
を付設し、このステアリングノズルの下方を艇体に着脱
可能なライドプレートで覆い、このライドプレートの左
右に一対の支持ブラケットを設け、これら一対の支持ブ
ラケットにリバースバケットを上下にスイング自在に取
付けたジェット推進機であって、前記一対の支持ブラケ
ットのうちの一方とステアリングノズルとの間の間隔に
中間レバーを配置するとともに、この中間レバーを一方
の支持ブラケットにスイング自在に取付け、この中間レ
バーを介して前記リバースバケットに操作ケーブルを連
結することにより、この操作ケーブルで中間レバーを操
作してリバースバケットをスイングさせるように構成し
たことを特徴とする。 【0009】支持ブラケットとステアリングノズルとの
間の間隔に中間レバーを配置し、この中間レバーを介し
てリバースバケットに操作ケーブルを連結した。これに
より、操作ケーブルをジェット推進機の側面に沿って配
置することができるので、リバースバケットの操作ケー
ブルをジェット推進機の上方に沿って配置する必要はな
い。 【0010】さらに、ライドプレートの左右に一対の支
持ブラケットを設け、一方の支持ブラケットとステアリ
ングノズルとの間の間隔に中間レバーを配置すること
で、一対の支持ブラケット間の間隔を広く確保すること
ができる。このため、リバースバケットの幅を広く設定
することができる。加えて、一対の支持ブラケット間の
間隔を広くできるので、リバースバケットの支持部を強
固に形成するスペースを確保することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る備えたジェット推進機
の側面図である。ジェット推進艇10は、艇体11の前
部12に燃料タンク14を取付け、この燃料タンク14
の後方にエンジン15を設け、このエンジン15の後方
にジェット推進機室16を設け、このジェット推進機室
16でかつ艇尾11aにジェット推進機20を備える。 【0012】また、ジェット推進艇10は、ジェット推
進機20の後部をジェットノズル24で構成し、このジ
ェットノズル24にステアリングノズル30を付設し、
このステアリングノズル30の下方を艇体11に着脱自
在のライドプレート34で覆い、このライドプレート3
4の左右に左右の(一対の)支持ブラケット35,36
を設け、これら左右の支持ブラケット35,36にリバ
ースバケット40を上下にスイング自在に備え、シート
17の前方で且つ燃料タンク14の上方に操舵ハンドル
18を備え、操舵ハンドル18の下方にリバースバケッ
ト用の操作レバー60を備える。 【0013】ジェット推進機20は、艇底13の吸込口
13aから後方へ延びたハウジング21を有し、このハ
ウジング21内にインペラ22を回転自在に取り付け、
インペラ22をエンジン15の駆動軸23に連結したも
のである。 【0014】ステアリングノズル30は、ハウジング2
1の後端(すなわち、ジェットノズル24の出口)に左
右方向にスイング自在に取付けた部材である。このステ
アリングノズル30に操作ケーブルを介して操舵ハンド
ル18を連結することで、操舵ハンドル18を操作して
ステアリングノズル30を左右方向にスイングさせるこ
とができる。 【0015】リバースバケット40は、ライドプレート
34の左右の支持ブラケット35,36にスイング自在
に取付けた部材である。リバースバケット40をステア
リングノズル30の上方の推進位置P1に配置すること
で、ジェット推進艇10の推進を可能とし、リバースバ
ケット40をステアリングノズル30の後方の後進位置
P2に配置することで、ジェット推進艇10の後進を可
能とすることができる。このリバースバケット40に操
作ケーブル41を介して操作レバー60を連結する。よ
って、操作レバー60を操作してリバースバケット40
を上下方向にスイングすることができる。 【0016】このジェット推進艇10を推進する際に
は、リバースバケット40をステアリングノズル30の
上方の推進配置P1に配置する。次に、燃料タンク14
からエンジン15に燃料を供給してエンジン15を駆動
し、このエンジン15の駆動力を駆動軸23を介してイ
ンペラ22に伝える。 【0017】エンジン15の駆動力を介してインペラ2
2に伝えることで、インペラ22を回転して艇底13の
吸込口13aから水を吸引し、吸引した水をハウジング
21の後端、すなわちジョイントノズル24の出口25
を通してステアリングノズル30の出口31から噴射水
を噴射して推進する。 【0018】図2は本発明に係るジェット推進艇の要部
を示す側面図であり、ジェット推進機20の後部のジェ
ットノズル24にステアリングノズル30を付設し、こ
のステアリングノズル30の下方を艇体11に着脱自在
のライドプレート34で覆い、このライドプレート34
の左右側にそれぞれ左右の支持ブラケット35,36を
設け、これら左右の支持ブラケット35,36にリバー
スバケット40を上下方向にスイング自在に備えた状態
を示す。 【0019】このジェット推進艇10は、左右の支持ブ
ラケット35,36のうちの一方(左支持ブラケット3
5)とステアリングノズル30との間の間隔42に中間
レバー50を配置するとともに、この中間レバー50を
左支持ブラケット35にスイング自在に取付け、この中
間レバー50を介してリバースバケット40に操作ケー
ブル41を連結し、この操作ケーブル41の前端41a
を操作レバー60に取付けたものである。 【0020】操作レバー60を支軸61を中心にして上
下方向にスイング移動することにより、操作ケーブル4
1を操作して中間レバー50を支持ボルト51を軸にス
イング移動させる。中間レバー50がスイング移動する
ことで、リバースバケット40を支持ボルト43を軸に
上下方向にスイングさせることができる。これにより、
リバースバケット40をステアリングノズル30の上方
の推進位置P1と、ステアリングノズル30の後方の後
進位置P2(図示の位置)とに移動することができる。 【0021】図3は本発明に係るジェット推進艇の要部
を示す分解側面図である。左支持ブラケット35は、ラ
イドプレート34の後端34aから後方に向けて上り勾
配で形成し、上端前部35aに支持ボルト51を介して
中間レバー50の下端部50a近傍を回転自在に取付
け、上端後部35bにリバースバケット40を支持する
取付孔37を形成し、中央外側面にストッパ38を垂直
に形成したものである。 【0022】ストッパ38にリバースバケット40のス
トッパ片44を当接することにより、リバースバケット
40をリバース位置P2(図2に示す)に静止させるこ
とができる。また、取付孔37に取付ボルト45を差込
むことにより、リバースバケット40を上下方向にスイ
ング自在に取付けることができる。なお、右支持ブラケ
ット36は、左支持ブラケット35と同一構成であり、
同一構成部材に同一符号を付して説明を省略する。 【0023】中間レバー50は、下端部50aにジョイ
ント52を取付け、上端部50bから中央部50cに渡
ってガイド溝53をクランク状に形成し、このガイド溝
53にスライド部材55を移動自在に配置し、ガイド溝
53の上端53a側外側面に後進用ロックばね57を取
付け、ガイド溝53の下端53b側外側面に推進用ロッ
クばね58を取付けたものである。ジョイント52に操
作ケーブル41の後端41bを連結することで、中間レ
バー50を操作レバー60(図2に示す)に連結するこ
とができる。また、スライド部材55の通孔55aにリ
バースバケット40の取付ボルト45を差込み、取付ボ
ルト45の先端にナット45aをねじ結合することで、
リバースバケット40にスライド部材55を連結するこ
とができる。 【0024】後進用ロックばね57は、上端中央をボル
ト57aで中間レバー50に取付け、ボルト57aの両
側をそれぞれピン57b,57bに巻回し、ガイド溝5
3の上端53aに沿わせて、それぞれの端部を支持片5
0b,50cにスライド自在に支持したものである。こ
の後進用ロックばね57によれば、ガイド溝53の上端
53aまで移動したスライド部材55を挟持することが
できる。 【0025】推進用ロックばね58は、下端中央をボル
ト58aで中間レバー50に取付け、ボルト58aの両
側をそれぞれピン58bに巻回し、ガイド溝53の下端
53aに沿わせて、それぞれの端部を支持片50d,5
0eにスライド自在に支持したものである。この推進用
ロックばね58によれば、ガイド溝53の下端53aま
で移動したスライド部材55を挟持することができる。 【0026】中間レバー50の下端部50aにジョイン
ト52を介して操作ケーブル41を連結することで、操
作ケーブル41をジェット推進機20のハウジング21
の側壁に沿わせて配置することができる。このため、操
作ケーブル41をハウジング21の上方に配置する必要
がないので、ハウジン21グ上方に操作ケーブル41を
配置するための空間を設ける必要はない。このため、ジ
ェット推進艇10の高さを抑えることができるので、ジ
ェット推進艇10の重心位置を下げることができる。 【0027】リバースバケット40は、左右の側壁46
a,46bに渡って湾曲状の後壁47を連結し、左右の
側壁46a,46bにそれぞれ噴射口48a,48bを
形成し、左右の側壁46a,46bに支持ボルト43,
43を取付け、それぞれの支持ボルト43,43を左右
の支持ブラケット35,36の取付孔37,37に差込
むことで、左右の支持ブラケット35,36に上下方向
にスイング自在に支持し、取付ボルト45でスライド部
材55に連結したものである。この状態で、スライド部
材55はガイド溝53にスライド自在に支持される。 【0028】図4は本発明に係るジェット推進艇の要部
を示す分解平面図であり、ライドプレート34の左右
側、すなわちステアリングノズル30の左右側に、左右
の支持ブラケット35,36を設け、左右の支持ブラケ
ット35,36にリバースバケット40を左右の支持ボ
ルト43,43及びナット43a,43aで上下にスイ
ング自在に備え、リバースバケット40の左端部に収納
ポケット48を形成し、この収納ポケット48に中間レ
バー50の上端部50bを差込み、差込んだ中間レバー
50を取付ボルト45及びナット45aでリバースバケ
ット40に取付けた状態を示す。 【0029】中間レバー50を取付ボルト45で収納ポ
ケット48の取付孔48a,48aに取付ける際に、中
間レバー50の内外に各々スペーサ45b及びスライド
部材55を備える。これにより、中間レバー50と収納
ポケット48との隙間を好適に調整する。また、スライ
ド部材55の突起55bはガイド溝53にスライド自在
に間に嵌入する。 【0030】また、この図は、左支持ブラケット35と
ステアリングノズル30との間に、中間レバー50を配
置し、この中間レバー50を支持ボルト51で左支持ブ
ラケット35にスイング自在に取付け、中間レバー50
の下端部50aにジョイント52を介して操作ケーブル
41を連結することで、操作ケーブル41をハウジング
21の左側壁に沿わせて配置した状態を示す。図2に示
す操作レバー60で操作ケーブル41を操作し、リバー
スバケット40を左右の支持ボルト43,43を軸にし
て上下方向にスイングすることができる。 【0031】さらに、この図は、ステアリングノズル3
0の右側壁からアーム31を外側に延ばし、アーム31
の先端にジョイント32を介してステアリング用操作ケ
ーブル33をハウジング21の右側壁に沿わせて配置し
た状態を示す。図2に示す操舵ハンドル18でステアリ
ング用操作ケーブル33を操作し、ステアリングノズル
30を上下の支軸30a,30aを軸にして左右方向に
スイングすることができる。 【0032】図4に示すように、ライドプレート24の
左右に左右の支持ブラケット35,36を設け、左支持
ブラケット35とステアリングノズル30との間の間隔
に中間レバー50を配置することで、左右の支持ブラケ
ット35,36間の間隔を広く確保することができる。
このため、リバースバケット40の幅を広く設定するこ
とができるのでステアリングノズル30から噴射した水
ジェットをより一層効率よく前方に導くことが可能にな
る。 【0033】加えて、左右の支持ブラケット35,36
間の間隔を広くできるので、リバースバケット40の左
右の支持部40a,40bを強固に形成するスペースを
確保することができ、リバースバケット40の剛性をよ
り一層高めることができる。 【0034】図5は図2の5部拡大図であり、艇体11
に固定ブラケット65を取付け、この固定ブラケット6
5に支軸61を介して操作レバー60を上下方向にスイ
ング自在に取付けた状態を示す。操作レバー60は、略
V形の形状をなし上端に取手62を備え、上端から下方
に湾曲状の案内溝63を形成し、この案内溝63にロッ
ド66を差込み、差込んだロッド66を固定ブラケット
65に取付け、下端部にジョイント64を介して操作ケ
ーブル41の前端41aを連結したものである。 【0035】この操作レバー60によれば、取手62を
掴んで引上げることにより操作レバー60を上方にスイ
ングさせて操作ケーブル41を引上げ、リバースバケッ
ト40(図2に示す)を後進位置P2に移動することが
できる。一方、取手62を下方に押込むことにより操作
レバー60を下方にスイングさせて操作ケーブル41を
引下げ、リバースバケット40(図2に示す)を推進位
置P1に移動することができる。 【0036】取手62は凹部62aを備え、この凹部6
2aにロック部材67を嵌入することで取手62を図示
の位置に保持する。なお、取手62を上方に引上げる際
にはロックばね68のばね力に抗してロック部材67を
支軸67a軸にスイングさせることによりロックを解除
できる。 【0037】次に、ジェット推進艇10の作用を説明す
る。先ず、ジェット推進艇10のリバースバケットを推
進位置P1から後進位置P2まで移動する例を図6〜図
9に基づいて説明する。図6(a),(b)は本発明に
係るジェット推進艇の第1作用説明図であり、(b)は
(a)からリバースバケット40を外した状態を示す。
(a)はリバースバケット40を推進位置P1に配置し
た状態を示す。この状態において、操作レバー60を支
軸61を中心にして矢印の如く上方向にスイングするこ
とで、操作ケーブル41を矢印の如く操作して中間レバ
ー50を支持ボルト51を軸に矢印の如くスイングす
る。 【0038】(b)はガイド溝53の下端部53bにス
ライド部材55を配置し、このスライド部材55を推進
用ロックばね58で挟持した状態を示す。これにより、
スライド部材55をガイド溝53の下端53bと推進用
ロックばね58の突起部58cとの間に保持することに
より、中間レバー50を図示の位置に保持し、(a)に
示すリバースバケット40を推進位置P1に保持するこ
とができる。 【0039】ここで、ガイド溝53は、下端部53bか
ら部位53cまでの間(すなわち、角度θ1間)を支持
ボルト51を中心とした円弧状に形成しているので、中
間レバー50を矢印の如くスイングしても、リバース
バケット40及びスライド部材55は静止した状態を保
つ。よって、推進用ロックばね58がスライド部材55
から離れる方向に移動する。 【0040】図7(a),(b)は本発明に係るジェッ
ト推進艇の第2作用説明図である。(a)において、ガ
イド溝53の部位53cがスライド部材55まで到達す
ると、スライド部材55が推進用ロックばね58の突起
部58cに当接して、突起部58cを外側に押出す。こ
の状態から、中間レバー50を矢印の如くさらにスイ
ングすることにより、スライド部材55がガイド溝53
の上端部53aに向けて溝53に沿って移動し、リバー
スバケット40が支持ボルト43を軸にして矢印の如
くスイングする。 【0041】(b)において、操作ケーブル41を矢印
の如く操作して、中間レバー50を支持ボルト51を軸
にして矢印の如く継続してスイングすることで、リバ
ースバケット40の矢印方向へのスイングを継続す
る。 【0042】図8(a),(b)は本発明に係るジェッ
ト推進艇の第3作用説明図であり、(b)は(a)から
リバースバケット40を外した状態を示す。(a)にお
いて、スライド部材55がガイド溝53の部位53dに
到達した際に、リバースバケット40のストッパ片44
が左支持ブラケット35のストッパ38に当接して、リ
バースバケット40が後進位置P2に静止する。 【0043】(b)において、ガイド溝53は、部位5
3dから上端部53aまでの間(すなわち、角度θ2
間)を支持ボルト51を中心とした円弧状に形成してい
るので、この間で中間レバー50を矢印の如くスイン
グしても、リバースバケット40及びスライド部材55
は静止した状態を保つ。 【0044】図9(a),(b)は本発明に係るジェッ
ト推進艇の第4作用説明図であり、(b)は(a)から
リバースバケット40を外した状態を示す。(a)にお
いて、ガイド溝53の上端部53aがスライド部材55
に当接することにより中間レバー50が静止する。これ
により、リバースバケット40を後進位置P2に配置す
る操作を完了する。この状態において、スライド部材5
5をガイド溝53の上端部53aに当接し、かつリバー
スバケット40のストッパ片44を左支持ブラケット3
5のストッパ38に当接させることで、リバースバケッ
ト40を後進位置P2に保持することができる。 【0045】(b)はスライド部材55を後進用ロック
ばね57で挟持した状態を示す。スライド部材55を後
進用ロックばね57で挟持する際に、スライド部材55
で後進用ロックばね57を押し広げるので、操作レバー
60(図6に示す)にある程度の抵抗がかかり、運転者
はリバースバケット40が後進位置P2にセットされた
ことを感覚的に知ることができる。 【0046】次に、ジェット推進艇10のリバースバケ
ットを後進位置P2から推進位置P1まで移動する例を
図10〜図12に基づいて説明する。図10(a),
(b)は本発明に係るジェット推進艇の第5作用説明図
であり、(b)は(a)からリバースバケット40を外
した状態を示す。(a)において、操作レバー60を支
軸61を中心にして矢印の如く下方向にスイングするこ
とで、操作ケーブル41を矢印の如く操作して中間レバ
ー50を支持ボルト51を軸に矢印の如くスイングす
る。 【0047】(b)において、ガイド溝53は、上端部
53bから部位53dまでの間(すなわち、角度θ2
間)を支持ボルト51を中心とした円弧状に形成してい
るので、中間レバー50を矢印の如くスイングして
も、リバースバケット40及びスライド部材55は静止
した状態を保つ。よって、後進用ロックばね57がスラ
イド部材55から離れる方向に移動する。 【0048】図11(a),(b)は本発明に係るジェ
ット推進艇の第6作用説明図である。(a)において、
ガイド溝53の部位53dがスライド部材55まで到達
すると、スライド部材55が後進用ロックばね57から
外れる。この状態から、中間レバー50を矢印の如く
さらにスイングすることにより、スライド部材55がガ
イド溝53の下端部53bに向けて溝53に沿って移動
し、リバースバケット40が支持ボルト43を軸にして
矢印の如くスイングする。 【0049】(b)において、操作ケーブル41を矢印
の如く操作して、中間レバー50を支持ボルト51を軸
にして矢印の如く継続してスイングすることで、リバ
ースバケット40の矢印方向へのスイングを継続す
る。 【0050】図12(a),(b)は本発明に係るジェ
ット推進艇の第7作用説明図である。スライド部材55
がガイド溝53の部位53cに到達した際に、リバース
バケット40がストッパ(図示しない)に当接して、リ
バースバケット40が推進位置P1に静止する。 【0051】ガイド溝53は、部位53cから下端部5
3bまでの間(すなわち、角度θ1間)を支持ボルト5
1を中心とした円弧状に形成しているので、この間で中
間レバー50を矢印の如くスイングしても、リバース
バケット40及びスライド部材55は静止した状態を保
つ。 【0052】そして、ガイド溝53の上端部53aがス
ライド部材55に当接することにより中間レバー50が
静止する。これにより、図6(a)の状態になりリバー
スバケット40を後進位置P2に配置する操作を完了す
る。 【0053】このとき、図6(b)に示すようにスライ
ド部材55を推進用ロックばね58で挟持する。スライ
ド部材55を推進用ロックばね58で挟持する際に、ス
ライド部材55で推進用ロックばね58を押し広げるの
で、操作レバー60(図10に示す)にある程度の抵抗
がかかり、運転者はリバースバケット40が推進位置P
2にセットされたことを感覚的に知ることができる。 【0054】図13(a),(b)は本発明に係るジェ
ット推進艇を比較例と比較した説明図であり、(a)に
おいて従来技術を比較例として、(b)において実施形
態を実施例として示す。(a)において、リバースバケ
ット104を操作する操作ケーブル106をジェット推
進機101の上方に配置するため、操作ケーブル106
を収容する収容空間108をジェット推進機101の上
方に確保する必要がある。このため、ジェット推進艇1
00の重心を下げる妨げになる。 【0055】加えて、リバースバケット104を推進位
置P3及び後進位置P4に保持する手段として引張ばね
107を採用している。これにより、リバースバケット
104を推進位置P3と後進位置P4との間でスイング
する際に、引張ばね107のばね力が常時操作レバーに
作用する。このため、リバースバケット104の操作性
に改良の余地がある。 【0056】(b)において、リバースバケット40を
操作する操作ケーブル41をジェット推進機20の左側
壁に配置することができる。これにより、操作ケーブル
41を収容する収容空間をジェット推進機20の上方に
確保する必要はない。このため、ジェット推進艇10の
重心を下げる上で好ましいレイアウトである。 【0057】加えて、リバースバケット40を推進位置
P1及び後進位置P2に保持する手段として、それぞれ
推進位置用ロックばね58及び後進位置用ロックばね5
7を採用している。これにより、リバースバケット40
を推進位置P1と後進位置P2との間でスイングする際
に、ガイド溝53のうちの部位53c〜53d間の間隔
Sの間では各々のロックばね57、58のばね力を操作
レバー60(図2に示す)に作用させないようにでき
る。このため、リバースバケット40の良好な操作性を
得ることができる。 【0058】さらに、リバースバケット40を後進位置
P2に静止する際には、リバースバケット40のストッ
パ片44を左支持ブラケット35のストッパ38に当接
することができる。このため、リバースバケット40を
後進位置P2に確実に静止させることができる。 【0059】なお、前記実施形態では、左支持ブラケッ
ト35とステアリングノズル30との間の間隔42に中
間レバー50を配置し、この中間レバー50を左支持ブ
ラケット35にスイング自在に取付け、この中間レバー
50を介してリバースバケット40に操作ケーブル41
を連結した例について説明したが、これに限らないで、
右支持ブラケット36とステアリングノズル30との間
の間隔に中間レバー50を配置し、この中間レバー50
を右支持ブラケット36にスイング自在に取付け、この
中間レバー50を介してリバースバケット40に操作ケ
ーブル41を連結することも可能である。 【0060】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、支持ブラケットとステアリングノズ
ルとの間の間隔に中間レバーを配置し、この中間レバー
を介してリバースバケットに操作ケーブルを連結した。
これにより、操作ケーブルをジェット推進機の側面に沿
って配置することができるので、リバースバケットの操
作ケーブルをジェット推進機の上方に沿って配置する必
要はない。このため、ジェット推進艇の重心を下げる上
で好ましいレイアウトを得ることができる。 【0061】さらに、ライドプレートの左右に一対の支
持ブラケットを設け、一方の支持ブラケットとステアリ
ングノズルとの間の間隔に中間レバーを配置すること
で、一対の支持ブラケット間の間隔を広く確保すること
ができる。このため、リバースバケットの幅を広く設定
することができるのでステアリングノズルから噴射した
水ジェットをより一層効率よく前方に導くことが可能に
なる。 【0062】加えて、一対の支持ブラケット間の間隔を
広くできるので、リバースバケットの支持部を強固に形
成するスペースを確保することができ、リバースバケッ
トの剛性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る備えたジェット推進機の側面図 【図2】本発明に係るジェット推進艇の要部を示す側面
図 【図3】本発明に係るジェット推進艇の要部を示す分解
側面図 【図4】本発明に係るジェット推進艇の要部を示す分解
平面図 【図5】図2の5部拡大図 【図6】本発明に係るジェット推進艇の第1作用説明図 【図7】本発明に係るジェット推進艇の第2作用説明図 【図8】本発明に係るジェット推進艇の第3作用説明図 【図9】本発明に係るジェット推進艇の第4作用説明図 【図10】本発明に係るジェット推進艇の第5作用説明
図 【図11】本発明に係るジェット推進艇の第6作用説明
図 【図12】本発明に係るジェット推進艇の第7作用説明
図 【図13】本発明に係るジェット推進艇を比較例と比較
した説明図 【図14】従来のジェット推進艇の要部を示す側面図 【符号の説明】 10…ジェット推進機、11…艇体、11a…艇尾、2
4…ジェットノズル、30…ステアリングノズル、34
…ライドプレート、35…左支持ブラケット(支持ブラ
ケット)、36…右支持ブラケット(支持ブラケッ
ト)、40…リバースバケット、41…操作ケーブル、
50…中間レバー。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年7月2日(2002.7.2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 艇尾に水を噴射するジェットノズルを設
け、このジェットノズルにステアリングノズルを付設
し、このステアリングノズルの下方を艇体に着脱可能な
ライドプレートで覆い、このライドプレートの左右に一
対の支持ブラケットを設け、これら一対の支持ブラケッ
トにリバースバケットを上下にスイング自在に取付けた
ジェット推進であって、 前記一対の支持ブラケットのうちの一方とステアリング
ノズルとの間の間隔に中間レバーを配置するとともに、
この中間レバーを一方の支持ブラケットにスイング自在
に取付け、この中間レバーを介して前記リバースバケッ
トに操作ケーブルを連結することにより、この操作ケー
ブルで中間レバーを操作してリバースバケットをスイン
グさせるように構成したことを特徴とするジェット推進
艇。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0001 【補正方法】変更 【補正内容】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、艇尾に水を噴射す
るジェットノズルを設け、このジェットノズルにステア
リングノズルを付設し、このステアリングノズルの後方
にリバースバケットを上下方向にスイング自在に取付け
たジェット推進に関する。 【手続補正3】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0008 【補正方法】変更 【補正内容】 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、艇尾に水を噴射するジェットノ
ズルを設け、このジェットノズルにステアリングノズル
を付設し、このステアリングノズルの下方を艇体に着脱
可能なライドプレートで覆い、このライドプレートの左
右に一対の支持ブラケットを設け、これら一対の支持ブ
ラケットにリバースバケットを上下にスイング自在に取
付けたジェット推進であって、前記一対の支持ブラケ
ットのうちの一方とステアリングノズルとの間の間隔に
中間レバーを配置するとともに、この中間レバーを一方
の支持ブラケットにスイング自在に取付け、この中間レ
バーを介して前記リバースバケットに操作ケーブルを連
結することにより、この操作ケーブルで中間レバーを操
作してリバースバケットをスイングさせるように構成し
たことを特徴とする。 【手続補正4】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0011 【補正方法】変更 【補正内容】 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るジェット推進艇の側面
図である。ジェット推進艇10は、艇体11の前部12
に燃料タンク14を取付け、この燃料タンク14の後方
にエンジン15を設け、このエンジン15の後方にジェ
ット推進機室16を設け、このジェット推進機室16で
かつ艇尾11aにジェット推進機20を備える。 【手続補正5】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0017 【補正方法】変更 【補正内容】 【0017】エンジン15の駆動力を介してインペラ2
2に伝えることで、インペラ22を回転して艇底13の
吸込口13aから水を吸引し、吸引した水をハウジング
21の後端、すなわちジェットノズル24の出口を通し
てステアリングノズル30の出口30bから噴射水を噴
射して推進する。 【手続補正6】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0019 【補正方法】変更 【補正内容】 【0019】このジェット推進艇10は、左右の支持ブ
ラケット35,36のうちの一方(左支持ブラケット3
5)とステアリングノズル30との間の間隔42(図4
参照)に中間レバー50を配置するとともに、この中間
レバー50を左支持ブラケット35にスイング自在に取
付け、この中間レバー50を介してリバースバケット4
0に操作ケーブル41を連結し、この操作ケーブル41
の前端41aを操作レバー60に取付けたものである。 【手続補正7】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0022 【補正方法】変更 【補正内容】 【0022】ストッパ38にリバースバケット40のス
トッパ片44を当接することにより、リバースバケット
40を後進位置P2(図2に示す)に静止させることが
できる。また、取付孔37に取付ボルト45を差込むこ
とにより、リバースバケット40を上下方向にスイング
自在に取付けることができる。なお、右支持ブラケット
36は、左支持ブラケット35と同一構成であり、同一
構成部材に同一符号を付して説明を省略する。 【手続補正8】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0024 【補正方法】変更 【補正内容】 【0024】後進用ロックばね57は、上端中央をボル
ト57aで中間レバー50に取付け、ボルト57aの両
側をそれぞれピン57b,57bに巻回し、ガイド溝5
3の上端53aに沿わせて、それぞれの端部を支持片5
,50にスライド自在に支持したものである。こ
の後進用ロックばね57によれば、ガイド溝53の上端
53aまで移動したスライド部材55を挟持することが
できる。 【手続補正9】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0025 【補正方法】変更 【補正内容】 【0025】推進用ロックばね58は、下端中央をボル
ト58aで中間レバー50に取付け、ボルト58aの両
側をそれぞれピン58bに巻回し、ガイド溝53の下端
53に沿わせて、それぞれの端部を支持片50d,5
0eにスライド自在に支持したものである。この推進用
ロックばね58によれば、ガイド溝53の下端53
で移動したスライド部材55を挟持することができる。 【手続補正10】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0026 【補正方法】変更 【補正内容】 【0026】中間レバー50の下端部50aにジョイン
ト52を介して操作ケーブル41を連結することで、操
作ケーブル41をジェット推進機20のハウジング21
の側壁に沿わせて配置することができる。このため、操
作ケーブル41をハウジング21の上方に配置する必要
がないので、ハウジング21上方に操作ケーブル41を
配置するための空間を設ける必要はない。このため、ジ
ェット推進艇10の高さを抑えることができるので、ジ
ェット推進艇10の重心位置を下げることができる。 【手続補正11】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0029 【補正方法】変更 【補正内容】 【0029】中間レバー50を取付ボルト45で収納ポ
ケット48の取付孔48,48に取付ける際に、中
間レバー50の内外に各々スペーサ45b及びスライド
部材55を備える。これにより、中間レバー50と収納
ポケット48との隙間を好適に調整する。また、スライ
ド部材55の突起55bはガイド溝53にスライド自在
に間に嵌入する。 【手続補正12】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0032 【補正方法】変更 【補正内容】 【0032】図4に示すように、ライドプレート34
左右に左右の支持ブラケット35,36を設け、左支持
ブラケット35とステアリングノズル30との間の間隔
42に中間レバー50を配置することで、左右の支持ブ
ラケット35,36間の間隔を広く確保することができ
る。このため、リバースバケット40の幅を広く設定す
ることができるのでステアリングノズル30から噴射し
た水ジェットをより一層効率よく前方に導くことが可能
になる。 【手続補正13】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0034 【補正方法】変更 【補正内容】 【0034】図5は図2の要部拡大図であり、艇体11
に固定ブラケット65を取付け、この固定ブラケット6
5に支軸61を介して操作レバー60を上下方向にスイ
ング自在に取付けた状態を示す。操作レバー60は、略
V形の形状をなし上端に取手62を備え、上端から下方
に湾曲状の案内溝63を形成し、この案内溝63にロッ
ド66を差込み、差込んだロッド66を固定ブラケット
65に取付け、下端部にジョイント64を介して操作ケ
ーブル41の前端41aを連結したものである。 【手続補正14】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0047 【補正方法】変更 【補正内容】 【0047】(b)において、ガイド溝53は、上端5
3aから部位53dまでの間(すなわち、角度θ2間)
を支持ボルト51を中心とした円弧状に形成しているの
で、中間レバー50を矢印の如くスイングしても、リ
バースバケット40及びスライド部材55は静止した状
態を保つ。よって、後進用ロックばね57がスライド部
材55から離れる方向に移動する。 【手続補正15】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0050 【補正方法】変更 【補正内容】 【0050】図12は本発明に係るジェット推進艇の第
7作用説明図である。スライド部材55がガイド溝53
の部位53cに到達した際に、リバースバケット40が
ストッパ(図示しない)に当接して、リバースバケット
40が推進位置P1に静止する。 【手続補正16】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0052 【補正方法】変更 【補正内容】 【0052】そして、ガイド溝53の上端部53aがス
ライド部材55に当接することにより中間レバー50が
静止する。これにより、図6(a)の状態になりリバー
スバケット40を推進位置P1に配置する操作を完了す
る。 【手続補正17】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0053 【補正方法】変更 【補正内容】 【0053】このとき、図6(b)に示すようにスライ
ド部材55を推進用ロックばね58で挟持する。スライ
ド部材55を推進用ロックばね58で挟持する際に、ス
ライド部材55で推進用ロックばね58を押し広げるの
で、操作レバー60(図10に示す)にある程度の抵抗
がかかり、運転者はリバースバケット40が推進位置
にセットされたことを感覚的に知ることができる。 【手続補正18】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】図面の簡単な説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るジェット推進艇の側面図 【図2】本発明に係るジェット推進艇の要部を示す側面
図 【図3】本発明に係るジェット推進艇の要部を示す分解
側面図 【図4】本発明に係るジェット推進艇の要部を示す分解
平面図 【図5】図2の要部拡大図 【図6】本発明に係るジェット推進艇の第1作用説明図 【図7】本発明に係るジェット推進艇の第2作用説明図 【図8】本発明に係るジェット推進艇の第3作用説明図 【図9】本発明に係るジェット推進艇の第4作用説明図 【図10】本発明に係るジェット推進艇の第5作用説明
図 【図11】本発明に係るジェット推進艇の第6作用説明
図 【図12】本発明に係るジェット推進艇の第7作用説明
図 【図13】本発明に係るジェット推進艇を比較例と比較
した説明図 【図14】従来のジェット推進艇の要部を示す側面図 【手続補正19】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】符号の説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【符号の説明】 10…ジェット推進、11…艇体、11a…艇尾、2
4…ジェットノズル、30…ステアリングノズル、34
…ライドプレート、35…左支持ブラケット(支持ブラ
ケット)、36…右支持ブラケット(支持ブラケッ
ト)、40…リバースバケット、41…操作ケーブル、
50…中間レバー。 【手続補正20】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図1 【補正方法】変更 【補正内容】 【図1】 【手続補正21】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図3 【補正方法】変更 【補正内容】 【図3】【手続補正22】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図4 【補正方法】変更 【補正内容】 【図4】 【手続補正23】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図9 【補正方法】変更 【補正内容】 【図9】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 艇尾に水を噴射するジェットノズルを設
    け、このジェットノズルにステアリングノズルを付設
    し、このステアリングノズルの下方を艇体に着脱可能な
    ライドプレートで覆い、このライドプレートの左右に一
    対の支持ブラケットを設け、これら一対の支持ブラケッ
    トにリバースバケットを上下にスイング自在に取付けた
    ジェット推進機であって、 前記一対の支持ブラケットのうちの一方とステアリング
    ノズルとの間の間隔に中間レバーを配置するとともに、
    この中間レバーを一方の支持ブラケットにスイング自在
    に取付け、この中間レバーを介して前記リバースバケッ
    トに操作ケーブルを連結することにより、この操作ケー
    ブルで中間レバーを操作してリバースバケットをスイン
    グさせるように構成したことを特徴とするジェット推進
    艇。
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