JP2003087011A - 誘電体デュプレクサおよび通信装置 - Google Patents

誘電体デュプレクサおよび通信装置

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JP2003087011A
JP2003087011A JP2002114867A JP2002114867A JP2003087011A JP 2003087011 A JP2003087011 A JP 2003087011A JP 2002114867 A JP2002114867 A JP 2002114867A JP 2002114867 A JP2002114867 A JP 2002114867A JP 2003087011 A JP2003087011 A JP 2003087011A
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impedance
terminal
inner conductor
hole
dielectric
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JP2002114867A
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Katsuto Kuroda
克人 黒田
Yasumasa Ishihara
甚誠 石原
Hideyuki Kato
英幸 加藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Priority to US10/180,250 priority patent/US20030001690A1/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • H01P1/2136Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using comb or interdigital filters; using cascaded coaxial cavities

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各端子に接続する回路素子とのインピーダン
ス整合を行う手段を備える誘電体デュプレクサを構成す
る。 【解決手段】 略直方体形状の誘電体ブロック1には、
内面に内導体31〜36をそれぞれ形成した内導体形成
孔21〜26を設けており、外面には外導体5を形成す
る。内導体形成孔21〜25の一方の開口面付近には、
内導体非形成部41〜45をそれぞれ設けて開放端と
し、対向する端面を短絡面とし、複数の誘電体共振器を
構成する。内導体36は、外導体非形成部71を設けて
外導体5から離間し開放端が形成されており、出力端子
61の機能を兼ねる。また、外面には、外導体非形成部
72、73を備えて離間した入力端子62およびアンテ
ナ端子63を形成する。入力端子62はステップ孔状の
励振孔82の内面電極に導通し、アンテナ端子63はス
トレート孔状の励振孔83の内面電極に導通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に移動体通信
用のRF回路に使用される誘電体デュプレクサおよびそ
れを備えた通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、誘電体デュプレクサを備えた通信
装置は図13に示す素子で構成される。図13の(a)
は従来の通信装置のブロック図であり、図13の(b)
は整合回路を挿入した従来の通信装置のブロック図であ
る。図13において、DPXはデュプレクサ、ANTは
アンテナ、PAは電力増幅器、LNAはローノイズアン
プである。
【0003】一般に高周波信号における伝送線路のイン
ピーダンス系は50Ωを標準としている。このため、通
常、誘電体デュプレクサについてもこの標準インピーダ
ンス系に合わせるように構成されている。
【0004】図13の(a)に示すように、一般に携帯
型通信装置では、誘電体デュプレクサDPXのTX端子
には電力増幅器PAが接続され、ANT端子にはアンテ
ナANTが接続され、RX端子にはローノイズアンプL
NAが接続されることが多い。電力増幅器PAで増幅さ
れた信号は、デュプレクサDPXを介して、アンテナA
NTに送信され、アンテナANTから外部に発信され
る。また、アンテナANTで受信された信号は、デュプ
レクサDPXを介してローノイズアンプLNAに伝送さ
れ、増幅されて後段の回路へと伝送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の誘電体デュプレクサおよびこれを備えた通信装置
においては、次のような解決すべき課題があった。
【0006】通信装置に用いられ、デュプレクサに接続
される素子は、必ずしもそのインピーダンスが50Ωと
は限らず、通常はこれから外れたものが多い。携帯型通
信機器は電池を電源としているので、デュプレクサの入
力端子(TX端子)に接続される携帯型通信機器用の電
力増幅器PAの電源電圧は3〜6V程度と低く設定され
ている。このため、アンテナからの発信出力を大きくす
るには、出力インピーダンスを低くしなければならな
い。例えば、2W程度の飽和電力を得るために必要な出
力インピーダンスは2〜6Ω程度となる。しかし、出力
インピーダンスが2〜6Ωの電力増幅器PAを直接デュ
プレクサに接続すると、デュプレクサの入力インピーダ
ンスが50Ωであるため、インピーダンス整合せずに、
信号が反射して損失を生じる。
【0007】このため、図13の(b)に示すように電
力増幅器PAとデュプレクサDPXとの間にインピーダ
ンス整合を行う整合回路を挿入し、2〜6Ω伝送系を5
0Ω伝送系に変換して信号を伝送する。しかし、整合回
路自身にも損失は存在するとともに、整合回路を挿入す
ることにより、電力増幅器と整合回路間、および整合回
路とデュプレクサ間での伝送損失も新たに発生する。ま
た、整合回路を配置するスペースが新たに必要となり、
現状よりも少なからず装置が大型化してしまう。
【0008】一方、デュプレクサの出力端子(RX端
子)に接続するローノイズアンプLNAは、通常、入力
インピーダンスが100Ω程度であり、デュプレクサD
PXとの間に整合が必要となる。この場合においても、
整合回路を挿入するが、前述のような各種の損失が発生
するため、低損失に信号を伝送することが難しい。
【0009】この発明の目的は、デュプレクサに接続す
る各回路素子とデュプレクサとのインピーダンス整合
を、新たな回路素子を用いずに容易に行う誘電体デュプ
レクサおよびこれを備えた通信装置を構成することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力端子、
前記出力端子および前記アンテナ端子の少なくともいず
れかにおける反射係数の絶対値が、通過帯域において、
インピーダンス50Ωを基準として0.33以上1.0
0以下となる構造を備えた誘電体デュプレクサを構成す
る。これにより、誘電体デュプレクサに接続する回路素
子との整合を行う。
【0011】また、この発明は、入力端子における入力
インピーダンスが25Ω以下となるように誘電体デュプ
レクサを構成する。これにより、前段の低インピーダン
ス回路素子との整合を行う。
【0012】また、この発明は、出力端子における出力
インピーダンスが100Ω以上となるように誘電体デュ
プレクサを構成する。これにより、後段の高インピーダ
ンス回路素子との整合を行う。
【0013】また、この発明は、アンテナ端子における
入出力インピーダンスが25Ω以下または100Ω以上
となるように誘電体デュプレクサを構成する。これによ
り、アンテナとの整合を行う。
【0014】また、この発明は、入力端子または出力端
子の少なくとも一方に導通する内面電極を形成した励振
孔を備え、該励振孔の形状および該励振孔と該励振孔に
隣接する内導体形成孔との距離を設定することにより、
励振孔と該励振孔に隣接する内導体形成孔との相互容量
を設定し、当該相互容量により前記入力インピーダンス
または出力インピーダンスを定めたことを特徴とする。
【0015】また、この発明は、入力端子または出力端
子の少なくとも一方に、前記内導体形成孔の内導体が導
通し、当該内導体形成孔の形状および該内導体形成孔と
前記外導体との距離を設定することにより、該内導体形
成孔からなる共振器の自己容量を設定し、当該自己容量
により前記入力インピーダンスまたは出力インピーダン
スを定めたことを特徴とする。
【0016】また、この発明は、入力端子または出力端
子の形状および形成位置により、該入力端子または出力
端子に容量性結合する内導体との結合容量を設定し、当
該結合容量により前記入力インピーダンスまたは出力イ
ンピーダンスを定めたことを特徴とする。
【0017】また、この発明は、前記誘電体デュプレク
サを備えて通信装置を構成する。
【0018】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係る誘電体デュ
プレクサの構成について、図1を参照して説明する。図
1は誘電体デュプレクサの外観斜視図である。図1にお
いて、1は誘電体ブロック、21〜26は内導体形成
孔、31〜36は内導体、41〜45は内導体非形成
部、5は外導体、61は出力端子(RX端子)、62は
入力端子(TX端子)、63はアンテナ端子(ANT端
子)、71〜73は外導体非形成部、82、83は励振
孔である。
【0019】略直方体形状の誘電体ブロック1には、内
面に内導体31〜36をそれぞれ形成した、中間で内径
の異なるステップ孔構造の内導体形成孔21〜26を設
けている。また、内導体形成孔21〜26と同じ軸方向
に、それぞれ内面電極が形成された励振孔82,83が
設けられており、励振孔82はステップ孔構造であり、
励振孔83はストレート孔構造である。励振孔82は内
導体形成孔21と内導体形成孔22との間に設けられて
おり、励振孔83は内導体形成孔23と内導体形成孔2
4との間に設けられている。
【0020】また、誘電体ブロック1の外面には外導体
5を形成している。内導体形成孔21〜25の内径の広
い側の開口面付近には、内導体非形成部41〜45をそ
れぞれ設けている。これにより、内導体31〜35と外
導体5とを離間して開放端とし、対向する他方の開口面
(図における下面)を短絡面として、各内導体31〜3
5、誘電体ブロック1、および外導体5でそれぞれ誘電
体共振器を構成している。また、内面電極を備えた励振
孔82は隣接する内導体形成孔21,22から構成され
る各共振器にそれぞれインターディジタル結合してお
り、内面電極を備えた励振孔83は隣接する内導体形成
孔23,24から構成される各共振器にそれぞれインタ
ーディジタル結合している。
【0021】内導体形成孔26には、内導体非形成部が
設けられておらず、他の内導体形成孔21〜25の開放
端側の面(図における上面)から、実装面(図における
左手前面)にかけて、外導体非形成部71が設けられて
いる。これにより、内導体36の開放端が形成されてい
る。この内導体形成孔61の開放端に設けられた電極が
誘電体デュプレクサの出力端子61を兼ねている。
【0022】また、外面には、内導体形成孔21〜26
の短絡面から実装面にかけて外導体非形成部72、73
を備えて外導体5から離間した入力端子62およびアン
テナ端子63を形成している。入力端子62は励振孔8
2内の内面電極に導通しており、アンテナ端子63は励
振孔83内の内面電極に導通している。
【0023】この状態で、内導体形成孔22、23から
なる二つの共振器と入力端子62とアンテナ端子63と
で誘電体フィルタを構成し、内導体形成孔24〜26か
らなる三つの共振器と出力端子61とアンテナ端子63
とで誘電体フィルタを構成している。また、内導体形成
孔21からなる共振器はトラップ共振器として作用す
る。このように、二段の誘電体フィルタとトラップ共振
器からなるフィルタを送信側フィルタ、三段の誘電体フ
ィルタを受信側フィルタとすることにより誘電体デュプ
レクサを構成している。
【0024】励振孔82とこれに隣接する内導体32か
らなる共振器との結合はインターディジタル結合であ
り、図2に示すように等価的にZrなるインピーダンス
を有する伝送線路とみなすことができる。これは一種の
1/4波長変成器(インピーダンス変換器)である。図
2において、R22は内導体形成孔22による共振器、
82′は励振孔82による素子である。Zinは入力端
子62からみた入力インピーダンス、Zfinは内導体
32からなる共振器からみた入力インピーダンス、Zr
は1/4波長変成器のインピーダンスである。これらの
インピーダンス間では、 Zr=(Zin×Zfin)1/2 が成り立ち、ZinとZfinとの間でインピーダンス
変換が行われる。したがって、入力インピーダンスZi
nは Zin=Zr2 /Zfin となる。
【0025】ここで、励振孔82の径が大きくするか、
長円状の長径を長くするか、または励振孔82と隣接す
る内導体32からなる共振器との間を狭めれば相互容量
が大きくなり、Zrは小さくなる。
【0026】図3は、励振孔と隣接する共振器との相互
インピーダンスZrと入力インピーダンスZinとの関
係を示した図である。図3に示すように、内導体32か
らなる共振器からみた入力インピーダンスZfinが一
定で、相互インピーダンスZrが低下していくと、入力
インピーダンスZinも低下していく。
【0027】このようにして、誘電体デュプレクサの送
信側フィルタを低入力インピーダンスとすることができ
る。
【0028】このようにして、入力インピーダンスが2
5Ω以下となるように、前述のように送信側フィルタを
構成することで、インピーダンス50Ωを基準として、
入力端子側の反射係数は−0.33以下(絶対値では
0.33以上)となる。これにより、電力増幅器などの
低出力インピーダンス回路素子へ直接接続しても、低損
失で信号を伝送することができる。
【0029】一方、出力端子61においては、出力端子
61が受信側フィルタを構成する内導体36からなる共
振器の開放端を兼ねており、受信側フィルタの出力イン
ピーダンスがそのまま出力端子61の出力インピーダン
スとなる。
【0030】図4に出力端子61とこれに導通する内導
体36からなる共振器R36の等価回路を示す。図4に
おいて、Zoutは出力端子61の出力インピーダン
ス、Zfoutは受信側フィルタの出力インピーダンス
である。
【0031】フィルタの出力インピーダンスZfout
は、 Zfout=4×Za×Qe/π(=Zout) と表される。ここで、Zaは出力端子61と直接結合す
る内導体36からなる共振器R36の自己インピーダン
ス、Qeはフィルタの外部Qである。
【0032】すなわち、内導体36からなる共振器R3
6の自己インピーダンスZaを大きくすることにより、
出力端子61の出力インピーダンスを大きくすることが
できる。
【0033】共振器R36の自己インピーダンスZaを
大きくするには、その共振器R36の自己容量を小さく
すればよい。すなわち、共振器を構成する内導体36と
外導体5との距離を大きくとることや、内導体形成孔2
6の内径を小さくすることで、自己インピーダンスZa
を大きくすることができる。
【0034】ここで一例として、本実施形態に係るフィ
ルタにおいて、比帯域を40、Qeを約20で設計した
場合、 Zout≒25.5×Za で表される。
【0035】一般に、このような小型の誘電体フィルタ
の場合、共振器の自己インピーダンスは5〜15Ω程度
であるので、出力インピーダンスZoutは130〜3
80Ω程度となる。このように、出力端子61に導通す
る共振器の構造を変化させることで出力インピーダンス
を100Ω以上の値にすることができる。これにより、
誘電体デュプレクサの受信側フィルタを高出力インピー
ダンスとすることができる。
【0036】このようにして、出力インピーダンスが1
00Ω以上となるように、前述のように受信側フィルタ
を構成することにより、インピーダンス50Ωを基準と
して、出力端子側の反射係数は+0.33以上となる。
これにより、LNA等の高入力インピーダンス回路素子
へ直接に接続しても、低損失に信号を伝送することがで
きる。
【0037】また、励振孔83はストレート孔構造であ
り、その内径を調整することでアンテナ端子の入出力イ
ンピーダンスに整合するように設定することができる。
【0038】通常、アンテナの特性インピーダンスは5
0Ωに設定されているが、これはアンテナを構成する素
子が本来有するインピーダンスではなく、50Ωに変換
されたものである場合も存在する。このように50Ωに
変換する場合には変換回路による損失が発生する。そこ
で、アンテナ端子およびこれに結合する共振器の構造を
変えることにより、所望の入出力インピーダンスを得
る。
【0039】これにより、アンテナの利得が大きくなる
インピーダンスで接続でき、送受信時の効率を上げるこ
とができる。
【0040】また、誘電体デュプレクサに接続する回路
素子のインピーダンスが25Ω以下または100Ω以上
であっても、励振孔の形状または共振器の形状を変化さ
せることにより、入力インピーダンスおよび出力インピ
ーダンスが整合することができる。言い換えれば、反射
係数の絶対値が0.33から1.00の間となるように
誘電体デュプレクサの構成を変化させることにより、入
出力端子の前後に接続するインピーダンスが25Ω以下
または100Ω以上の回路素子との間で直接に低損失で
信号を伝送することができる。
【0041】この誘電体デュプレクサを用いることによ
り、図5に示すような通信装置を構成することができ
る。図5は通信装置のブロックであり、図5において、
DPXはデュプレクサ、PAは電力増幅器、ANTはア
ンテナ、LNAはローノイズアンプである。
【0042】ここで、電力増幅器PAの出力インピーダ
ンスは25Ω以下であり、ローノイズアンプLNAの入
力インピーダンスは100Ω以上である。また、アンテ
ナの入出力インピーダンスは50Ωである。
【0043】電力増幅器PAにより増幅された信号はデ
ュプレクサDPXにおいて必要な周波数帯域の信号のみ
を有する送信波にされる。送信波はアンテナANTに伝
送され発信される。また、アンテナANTで受信した信
号はデュプレクサDPXにおいて後段の回路において必
要な周波数帯の信号のみに濾波され、ローノイズアンプ
LNAに伝送される。ローノイズアンプLANでは、受
信波を増幅して後段の回路に伝送する。このような通信
装置におけるデュプレクサに図1の誘電体デュプレクサ
を用いることにより、電力増幅器PAと誘電体デュプレ
クサDPX間、および誘電体デュプレクサDPXとロー
ノイズアンプLNA間に整合回路を挿入しなくても、そ
れぞれの素子間のインピーダンス整合が行われる。これ
により信号の受信感度を向上することができる。
【0044】このように整合回路を用いずに構成するこ
とにより、低損失で小型の通信装置を構成することがで
きる。
【0045】次に、第2の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成について、図6を参照して説明する。図6
は誘電体デュプレクサの外観斜視図である。図6におい
て、1は誘電体ブロック、21〜26は内導体形成孔、
31〜36は内導体、41〜46は内導体非形成部、5
は外導体、64は出力端子(RX端子)、62は入力端
子(TX端子)、63はアンテナ端子(ANT端子)、
72〜74は外導体非形成部、82〜84は励振孔であ
る。
【0046】図6において、内導体形成孔26の内部に
は、他の内導体形成孔21〜25と略同様に内導体非形
成部46が設けられていている。この内導体36、誘電
体ブロック1および外導体5が共振器を構成している。
また、短絡面から実装面にかけて外導体非形成部74が
設けられて、出力端子64が構成されている。この出力
端子64は、励振孔84の内面電極に導通している。励
振孔84は、内導体形成孔21〜26の軸方向と同じ軸
方向にストレート孔構造で設けられている。また、励振
孔84は内導体形成孔25,26の間に設けられてお
り、内導体形成孔25,26からなる共振器にインター
ディジタル結合している。内導体形成孔26からなる共
振器は励振孔84に結合してトラップ共振器として作用
する。他の構成は図1に示した誘電体デュプレクサと同
じである。
【0047】これにより、内導体形成孔22,23から
なる二つの共振器と、内導体形成孔21からなるトラッ
プ共振器と、入力端子62と、アンテナ端子63とによ
って、二段の共振器と一つのトラップ共振器とによる送
信側フィルタを構成している。また、内導体形成孔2
4,25からなる二つの共振器と、内導体形成孔26か
らなるトラップ共振器と、出力端子64と、アンテナ端
子63とによって、二段の共振器と一つのトラップ共振
器とによる受信側フィルタを構成している。これら送信
側フィルタと受信側フィルタとで誘電体デュプレクサを
構成している。
【0048】ここで、励振孔82の径を大きくするか、
長円状の長径を長くするか、または励振孔82と隣接す
る内導体形成孔22からなる共振器との間を狭めること
で、入力インピーダンスを低くすることができる。ま
た、励振孔84はストレート孔構造であり、その内径を
小さくすることにより、出力端子64の出力インピーダ
ンスを高くすることができる。
【0049】このような構造とすることにより、入力端
子62における入力インピーダンスが、外部接続する低
インピーダンス回路素子の出力インピーダンスに整合す
るように構成している。これにより、この二つの素子間
には、整合回路を設けずともインピーダンス整合するこ
とができる。
【0050】なお、出力端子64は、励振孔84の内径
を小さくすることで、その出力インピーダンスを高くす
ることができる。
【0051】この誘電体デュプレクサを用いることによ
り、図7に示すような通信装置を構成することができ
る。図7は通信装置のブロック図であり、デュプレクサ
DPXとローノイズアンプLNAとの間に整合回路が挿
入されたものであり、他の構成は図5に示した通信装置
と同じである。このような通信装置では、例えば、デュ
プレクサDPXの受信側に必要な通過特性を得るため
に、図1に示した出力端子や内導体形成孔の構造をとる
ことができない。しかし、図7に示すように出力端子と
後段のローノイズアンプLNA(高インピーダンス回路
素子)との間に整合回路を設ければよく、デュプレクサ
DPXと電力増幅器PAとの間には整合回路は必要がな
いので、図13の(b)に示した従来の通信装置と比較
して、構成回路素子数を減らすことができ、小型化する
ことができる。また、入力端子の前段に整合回路が挿入
されていないため、この整合回路の挿入による損失の発
生を防ぐことができる。
【0052】次に、第3の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成について、図8を参照して説明する。図8
は誘電体デュプレクサの外観斜視図である。図8におい
て、1は誘電体ブロック、21〜26は内導体形成孔、
31〜36は内導体、41〜45は内導体非形成部、5
は外導体、61は出力端子(RX端子)、65は入力端
子(TX端子)、63はアンテナ端子(ANT端子)、
71,73,75は外導体非形成部、83,85は励振
孔である。
【0053】図8に示した誘電体デュプレクサは、短絡
面から実装面にかけて外導体非形成部75が設けられ
て、出力端子65が構成されている。この出力端子65
は、ストレート孔構造である励振孔85の内面電極に導
通している。励振孔85は内導体形成孔21,22の間
に設けられている。その他の構成については図1に示し
た誘電体デュプレクサと同じである。
【0054】このような構造とすることにより、出力端
子61は内導体36に導通しているので、前述のように
出力インピーダンスを高くすることができる。これによ
り、誘電体デュプレクサの出力インピーダンスを、これ
に接続する高インピーダンス回路素子の入力インピーダ
ンスに整合することができる。このように、誘電体デュ
プレクサの出力端子61とこれに接続する回路素子との
間は、整合回路を設けずともインピーダンス整合するこ
とができる。
【0055】一方、入力端子65における入力インピー
ダンスは、励振孔85の内径を大きくすること、または
内導体形成孔22に近づけることで、低くすることがで
きる。
【0056】この誘電体デュプレクサを用いることによ
り、図9に示すような通信装置を構成することができ
る。図9は通信装置のブロック図であり、電力増幅器P
AとデュプレクサDPXとの間に整合回路が挿入された
ものであり、他の構成は図5に示す通信装置と同じであ
る。このような通信装置では、デュプレクサDPXの送
信側に必要な通過特性を得るために、図1に示すような
入力端子(TX端子)62や励振孔82の構造をとるこ
とができず、図8に示すような構造になる場合がある。
しかし、この場合にも、入力端子(TX端子)と、これ
に接続する電力増幅器PA(低インピーダンス回路素
子)との間に整合回路を設ければよく、出力端子(RX
端子)とこれに接続する高インピーダンス回路素子との
間には整合回路を設けなくてもよい。これにより、図1
3の(b)に示した従来の通信装置と比較して構成回路
素子数を減らすことができ、小型化することができる。
また、出力端子(RX端子)に接続する整合回路が挿入
されていないため、この整合回路の挿入による損失の発
生を防ぐことができる。
【0057】次に、第4の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成について、図10〜図12を参照して説明
する。
【0058】図10は誘電体デュプレクサの外観斜視図
である。図11はその誘電体デュプレクサの出力端子付
近の等価回路図である。図10において、1は誘電体ブ
ロック、21〜26は内導体形成孔、31〜36は内導
体、41〜46は内導体非形成部、5は外導体、66は
出力端子(RX端子)、65は入力端子(TX端子)、
63はアンテナ端子(ANT端子)、73,75,76
は外導体非形成部、83,85は励振孔である。
【0059】略直方体形状の誘電体ブロック1には、内
面に内導体31〜36をそれぞれ形成した、中間で内径
の異なるステップ孔構造の内導体形成孔21〜26が設
けられている。また、内導体形成孔21〜26と同じ軸
方向にそれぞれ内面電極が形成された励振孔83,85
がストレート孔構造で設けられており、励振孔83の内
径は励振孔85の内径よりも小さい。励振孔83は内導
体形成孔23と内導体形成孔24との間に設けられてお
り、励振孔85は内導体形成孔21と内導体形成孔22
との間に設けられている。
【0060】また、誘電体ブロック1の外面には外導体
5が形成されている。内導体形成孔21〜26の内径の
広い側の開口面付近には、内導体非形成部41〜46が
それぞれ設けられている。これらの内導体非形成部41
〜46が内導体31〜36の開放端である。対向する他
方の開口面(図における下面)は短絡面である。
【0061】このようにして、各内導体31〜36、誘
電体ブロック1、および外導体5でそれぞれ誘電体共振
器が構成されている。また、励振孔85は、隣接する内
導体形成孔21,22から構成される各共振器にそれぞ
れインターディジタル結合しており、励振孔83は、隣
接する内導体形成孔23,24から構成される各共振器
にそれぞれインターディジタル結合している。
【0062】また、外面には、短絡面から実装面にかけ
て外導体非形成部73,75が設けられて、アンテナ端
子63および入力端子65が構成されている。入力端子
65は励振孔85の内面電極に導通しており、アンテナ
端子63は励振孔83の内面電極に導通している。ま
た、内導体形成孔21〜26の配列端面(図における左
背面)から実装面にかけて外導体非形成部76が設けら
れて、出力端子66が構成されている。
【0063】この状態で、内導体形成孔22,23から
なる二つの共振器と入力端子65とアンテナ端子63と
で誘電体フィルタを構成し、内導体形成孔24〜26か
らなる三つの共振器と出力端子66とアンテナ端子63
とで誘電体フィルタを構成している。また、内導体形成
孔21からなる共振器はトラップ共振器として作用す
る。このように、二段の共振器と一つのトラップ共振器
からなるフィルタを送信側フィルタ、三段の共振器を受
信側フィルタとすることにより誘電体デュプレクサを構
成している。
【0064】この誘電体デュプレクサの出力端子66
は、図11の(a)に示すように内導体形成孔26から
なる共振器R26との間に結合容量Ceを発生する。
【0065】図11の(a)において、Zoutは出力
端子66からみた出力インピーダンス、Zfoutは内
導体形成孔26からなる共振器R26からみた出力イン
ピーダンス、Lはこの共振器のインダクタンス成分であ
る。
【0066】結合容量Ceは、共振器R26のインダク
タンス成分Lとの組み合わせにより、図11の(b)に
示すように、Ce′にインピーダンス変換がなされる。
この場合、出力インピーダンスZout、Zfout、
結合容量Ceの関係は、共振周波数の角周波数をωとし
て、 Ce′=1/(ω×(Zout×(Zfout−Zou
t))1/2 ) で表される。
【0067】この式に基づいて、結合容量Ce′と出力
インピーダンスZoutとの関係を図12に示す。図1
2に示すように、結合容量Ce′を変化させることによ
り、出力インピーダンスZoutを任意に設定すること
ができる。すなわち、出力端子66の位置および形状に
より、出力端子66と内導体形成孔26からなる共振器
R26との間の結合容量Ceが定まり、これにより、出
力インピーダンスZoutを設定することができる。し
たがって、この出力インピーダンスZoutを、後段の
高インピーダンス回路素子に整合するように高く設定す
ることができる。
【0068】なお、出力インピーダンスZoutは前記
Zfoutより大きくすることはできないので、(0<
Zout<Zfout)の範囲で調整する。
【0069】入力端子65に接続する励振孔85につい
ては、第3の実施形態に励振孔85と同じである。この
ような構成であっても、出力端子66に接続する回路素
子のインピーダンスに整合するように、誘電体デュプレ
クサの出力インピーダンスを設定することができる。
【0070】なお、前述の実施形態においては、入力端
子、出力端子の構造、またはこれらの端子に導通する励
振孔や共振器の形状および位置を変えることにより、入
力インピーダンスおよび出力インピーダンスを調整して
いる。これらはアンテナ端子についても同様に適用する
ことができる。
【0071】また、前述の実施形態では、入力端子と出
力端子とを使い分けて説明したが、それぞれの端子に接
続する回路素子のインピーダンスに応じて、入力端子と
出力端子とを逆にした構造であってもよい。
【0072】
【発明の効果】この発明によれば、入力端子、前記出力
端子および前記アンテナ端子の少なくともいずれかにお
ける反射係数の絶対値が、通過帯域において、インピー
ダンス50Ωを基準として0.33以上1.00以下と
なる構造を備えたことにより、誘電体デュプレクサに接
続する素子とインピーダンス整合を行うことができ、低
損失に信号を伝送することができる。
【0073】また、この発明によれば、入力端子におけ
る入力インピーダンスが25Ω以下となるように誘電体
デュプレクサを構成することにより、前段の低インピー
ダンス回路素子とインピーダンス整合を行うことがで
き、整合回路を挿入することなく、低損失で信号を前段
の回路から入力することができる。
【0074】また、この発明によれば、出力端子におけ
る出力インピーダンスが100Ω以上となるように誘電
体デュプレクサを構成することにより、後段の高インピ
ーダンス回路素子とインピーダンス整合を行うことがで
き、整合回路を挿入することなく、低損失に信号を後段
の回路に出力することができる。
【0075】また、この発明によれば、アンテナ端子に
おける入出力インピーダンスが25Ω以下または100
Ω以上となるように誘電体デュプレクサを構成したこと
により、アンテナとインピーダンス整合を行うことがで
き、送信時の損失の低減および受信時の感度向上が可能
となる。
【0076】また、この発明によれば、入力端子または
出力端子の少なくとも一方に導通する内面電極を形成し
た励振孔を備え、該励振孔の形状および該励振孔と該励
振孔に隣接する内導体形成孔との距離を設定することに
より、所望の入力インピーダンスまたは出力インピーダ
ンスを容易に得ることができる。
【0077】また、この発明によれば、入力端子または
出力端子の少なくとも一方に、前記内導体形成孔の内導
体が導通し、当該内導体形成孔の形状および該内導体形
成孔と前記外導体との距離を設定することにより、所望
の入力インピーダンスまたは出力インピーダンスを容易
に得ることができる。
【0078】また、この発明によれば、入力端子または
出力端子の形状および形成位置により、入力端子または
出力端子に結合する内導体との容量結合を設定すること
ができ、所望の入力インピーダンスまたは出力インピー
ダンスを容易に得ることができる。
【0079】また、この発明によれば、前記誘電体デュ
プレクサを備えることにより、低損失で小型の通信装置
を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る誘電体デュプレクサの外
観斜視図
【図2】第1の実施形態に係る誘電体デュプレクサの入
力端子部の等価回路図
【図3】励振孔と隣接する共振器との相互インピーダン
スZrと入力インピーダンスZinとの関係を示した図
【図4】第1の実施形態に係る誘電体デュプレクサの出
力端子部の等価回路図
【図5】第1の実施形態に係る通信装置のブロック図
【図6】第2の実施形態に係る誘電体デュプレクサの外
観斜視図
【図7】第2の実施形態に係る通信装置のブロック図
【図8】第3の実施形態に係る誘電体デュプレクサの外
観斜視図
【図9】第3の実施形態に係る通信装置のブロック図
【図10】第4の実施形態に係る誘電体デュプレクサの
外観斜視図
【図11】第4の実施形態に係る誘電体デュプレクサの
出力端子部の等価回路図
【図12】出力端子とこれに結合する共振器との間の結
合容量と出力インピーダンスの関係を示した図
【図13】従来の通信装置のブロック図
【符号の説明】
1−誘電体ブロック 21〜26−内導体形成孔 31〜36−内導体 41〜46−内導体非形成部 5−外導体 61,64,66−出力端子 62,65−入力端子 63−アンテナ端子 71〜76−外導体非形成部 82〜85−励振孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 英幸 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J006 HA04 HA12 HA15 HA27 JA01 JA12 KA06 KA11 LA07 NA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体形状の誘電体ブロックの内部
    に、該誘電体ブロックの一方の面から、それに対向する
    他方の面にかけて、それぞれの内面に内導体を形成した
    複数の内導体形成孔および内面電極を形成したアンテナ
    励振孔を設け、前記誘電体ブロックの外面に外導体、該
    外導体から離間した入力端子、出力端子および前記アン
    テナ励振孔の内面電極に導通するアンテナ端子を形成し
    た誘電体デュプレクサにおいて、 前記入力端子、前記出力端子および前記アンテナ端子の
    少なくともいずれかにおける反射係数の絶対値が、通過
    帯域において、インピーダンス50Ωを基準として0.
    33以上1.00以下となる構造を備えた誘電体デュプ
    レクサ。
  2. 【請求項2】 前記入力端子における入力インピーダン
    スが25Ω以下となる構造を備えた請求項1に記載の誘
    電体デュプレクサ。
  3. 【請求項3】 前記出力端子における出力インピーダン
    スが100Ω以上となる構造を備えた請求項1または請
    求項2に記載の誘電体デュプレクサ。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ端子における入出力インピ
    ーダンスが25Ω以下または100Ω以上となる構造を
    備えた請求項1〜3のいずれかに記載の誘電体デュプレ
    クサ。
  5. 【請求項5】 前記入力端子または出力端子の少なくと
    も一方に導通する内面電極を形成した励振孔を備え、 該励振孔の形状および該励振孔と該励振孔に隣接する内
    導体形成孔との距離を設定することにより、前記励振孔
    と該励振孔に隣接する内導体形成孔との相互容量を設定
    し、当該相互容量により前記入力インピーダンスまたは
    出力インピーダンスを定めたことを特徴とする請求項2
    に記載の誘電体デュプレクサ。
  6. 【請求項6】 前記入力端子または出力端子の少なくと
    も一方に、前記内導体形成孔の内導体が導通し、当該内
    導体形成孔の形状および該内導体形成孔と前記外導体と
    の距離を設定することにより、該内導体形成孔からなる
    共振器の自己容量を設定し、当該自己容量により前記入
    力インピーダンスまたは出力インピーダンスを定めたこ
    とを特徴とする請求項3記載の誘電体デュプレクサ。
  7. 【請求項7】 前記入力端子または出力端子の形状およ
    び形成位置により、該入力端子または出力端子に容量性
    結合する内導体との結合容量を設定し、当該結合容量に
    より前記入力インピーダンスまたは出力インピーダンス
    を定めたことを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載の誘電体デュプレクサ。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の誘
    電体デュプレクサを備えた通信装置。
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