JP2000151213A - デュプレックスフィルタ - Google Patents
デュプレックスフィルタInfo
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- JP2000151213A JP2000151213A JP11264391A JP26439199A JP2000151213A JP 2000151213 A JP2000151213 A JP 2000151213A JP 11264391 A JP11264391 A JP 11264391A JP 26439199 A JP26439199 A JP 26439199A JP 2000151213 A JP2000151213 A JP 2000151213A
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- JP
- Japan
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- resonance
- duplex filter
- capacitor
- resonator
- filter according
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】信号を受信して送信する2つの共振器を直列に
連結して阻止帯域における減衰特性と通過帯域における
低い挿入損失を具現し、小型に製作できるデュプレック
スフィルタを提供する。 【解決手段】 本発明のデュプレックスフィルタは信号
が入出力される入出力端に接続される第1共振器と第2共
振器が直列に連結され、インダクタ及びキャパシタを第
1共振器と第2共振器とにそれぞれ直列に連結したり、一
端を共振器に連結したりして他端を接地させる。第1共
振器及び第2共振器は内部電極が形成された共振ホール
を含む誘電体ブロックとして分離型にも、一体型にも形
成することができる。
連結して阻止帯域における減衰特性と通過帯域における
低い挿入損失を具現し、小型に製作できるデュプレック
スフィルタを提供する。 【解決手段】 本発明のデュプレックスフィルタは信号
が入出力される入出力端に接続される第1共振器と第2共
振器が直列に連結され、インダクタ及びキャパシタを第
1共振器と第2共振器とにそれぞれ直列に連結したり、一
端を共振器に連結したりして他端を接地させる。第1共
振器及び第2共振器は内部電極が形成された共振ホール
を含む誘電体ブロックとして分離型にも、一体型にも形
成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュプレックスフ
ィルタ(duplex filter)に関し、特に無線通信におい
て、信号を受信して送信する2つの共振器を直列に連結
して阻止帯域における減衰特性と通過帯域における低い
挿入損失を具現するのみならず、小型軽量に製作できる
デュプレックスフィルタに関する。
ィルタ(duplex filter)に関し、特に無線通信におい
て、信号を受信して送信する2つの共振器を直列に連結
して阻止帯域における減衰特性と通過帯域における低い
挿入損失を具現するのみならず、小型軽量に製作できる
デュプレックスフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、中軌道衛星を用いて地球の全域を
カバーする移動通信システムに対する研究が盛んに行わ
れており、これにより衛星携帯電話サービスを目の前に
置いている。その代表的なシステム中の一つがICO(Inte
rmediate Circular Orbit)として、英国のICO社が主軸
になって、12個の衛星を用いた全地球的なネットワーク
(network)を構成し、これを介して現在の地上波が達し
にくいところにおいても衛星を用いた移動通信システム
を自由に使用することができる。このIC0用の衛星携帯
電話端末機は現在250g未満の小型軽量化を目指して開発
されているが、フィルタ部品であるデュプレックスも且
つ上記小型軽量化を満たさなければならない。しかも、
衛星を用いた信号の送受信は、その電波が地上波と比べ
て非常に弱いので、地上移動通信システムより挿入損失
が小さなければならない。
カバーする移動通信システムに対する研究が盛んに行わ
れており、これにより衛星携帯電話サービスを目の前に
置いている。その代表的なシステム中の一つがICO(Inte
rmediate Circular Orbit)として、英国のICO社が主軸
になって、12個の衛星を用いた全地球的なネットワーク
(network)を構成し、これを介して現在の地上波が達し
にくいところにおいても衛星を用いた移動通信システム
を自由に使用することができる。このIC0用の衛星携帯
電話端末機は現在250g未満の小型軽量化を目指して開発
されているが、フィルタ部品であるデュプレックスも且
つ上記小型軽量化を満たさなければならない。しかも、
衛星を用いた信号の送受信は、その電波が地上波と比べ
て非常に弱いので、地上移動通信システムより挿入損失
が小さなければならない。
【0003】一般的に、電波をフィルタリング(filteri
ng)するフィルタとしては、導波管フィルタ、ストリッ
プライン(strip line)フィルタ、誘電体共振器フィルタ
などのような様々なフィルタが使用されたが、これらの
中で、移動通信端末機の場合、小型軽量化が可能で、フ
ィルタリング特性に優れた誘電体共振器フィルタが一番
広く用いられている。殆どの移動通信端末機の場合、双
方向通信を目的としているので、一つのアンテナポート
(antenna port)と連結されて受信端及び送信端のフィ
ルタリングを同時に行うデュプレックス誘電体フィルタ
を用いるが、このようなデュプレックス誘電体フィルタ
を構成する方法は、分離型の共振器を用いる方法と、1
つの誘電体ブロック(block)に多数の共振器を形成した
一体型の誘電体共振器を用いる方法とがある。
ng)するフィルタとしては、導波管フィルタ、ストリッ
プライン(strip line)フィルタ、誘電体共振器フィルタ
などのような様々なフィルタが使用されたが、これらの
中で、移動通信端末機の場合、小型軽量化が可能で、フ
ィルタリング特性に優れた誘電体共振器フィルタが一番
広く用いられている。殆どの移動通信端末機の場合、双
方向通信を目的としているので、一つのアンテナポート
(antenna port)と連結されて受信端及び送信端のフィ
ルタリングを同時に行うデュプレックス誘電体フィルタ
を用いるが、このようなデュプレックス誘電体フィルタ
を構成する方法は、分離型の共振器を用いる方法と、1
つの誘電体ブロック(block)に多数の共振器を形成した
一体型の誘電体共振器を用いる方法とがある。
【0004】このような二つの誘電体共振器の場合、共
振器の構造に多少の差が存在するが、基本的に共振器を
伝送線路へ連結して共振器間のカップリング(coupling)
をインダクタ(inductor)Lとキャパシタ(capacitor)C受
動素子、もしくはその他の方法を用いて調節する方式を
使用する。
振器の構造に多少の差が存在するが、基本的に共振器を
伝送線路へ連結して共振器間のカップリング(coupling)
をインダクタ(inductor)Lとキャパシタ(capacitor)C受
動素子、もしくはその他の方法を用いて調節する方式を
使用する。
【0005】図1には、上記した従来のデュプレックス
フィルタの等価回路図が示されている。図面に示すよう
に、受信端側の共振器R1と送信端側の共振器R2とは、そ
れぞれインダクタL及びキャパシタCを介して伝送路線に
接続される。受信端側の伝送線路と送信端側の伝送線路
とは、それぞれ受信端子及び送信端子に接続され、その
間にはアンテナ端子が形成されている。共振器は1/4λ
の誘電体共振器として接地されている。従って、上記デ
ュプレックスフィルタは反射型モード(mode)のフィルタ
として作用する。そこで、共振点における共振器のイン
ピーダンス(impedance)が最小となって通過帯域を形成
する。
フィルタの等価回路図が示されている。図面に示すよう
に、受信端側の共振器R1と送信端側の共振器R2とは、そ
れぞれインダクタL及びキャパシタCを介して伝送路線に
接続される。受信端側の伝送線路と送信端側の伝送線路
とは、それぞれ受信端子及び送信端子に接続され、その
間にはアンテナ端子が形成されている。共振器は1/4λ
の誘電体共振器として接地されている。従って、上記デ
ュプレックスフィルタは反射型モード(mode)のフィルタ
として作用する。そこで、共振点における共振器のイン
ピーダンス(impedance)が最小となって通過帯域を形成
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、伝送線路は
両端において互いに異なる電気的な位相を有する。従っ
て、入力端と受信端及びアンテナ端が互いに電気的に孤
立しなければならない。このような電気的な孤立のため
には、伝送線路の長さが電気的にλ/4になければならな
い。言い換えて、伝送線路を用いてデュプレックスフィ
ルタを形成するためには、伝送線路の長さが一定のサイ
ズ以上を保持しなければならない。そこで、このような
伝送線路が採択されたデュプレックすフィルタを小型に
製造することは不可能なことであった。また、上記のデ
ュプレックスフィルタで一定の幅を有する帯域幅を形成
するためには、上記のような共振器を多数個使用しなけ
ればならないが、複数個の共振器を使用する場合には、
通過帯域の外郭で減衰特性が向上する反面、挿入損失が
増加するフィルタの特性が低下する課題があった。本発
明は、上記の課題を解決するためのもので、信号を受信
して送信する2つの共振器を直列に連結して阻止帯域に
おける減衰特性と通過帯域における低い挿入損失を具現
し、小型に製作できるデュプレックスフィルタを提供す
ることを目的とする。
両端において互いに異なる電気的な位相を有する。従っ
て、入力端と受信端及びアンテナ端が互いに電気的に孤
立しなければならない。このような電気的な孤立のため
には、伝送線路の長さが電気的にλ/4になければならな
い。言い換えて、伝送線路を用いてデュプレックスフィ
ルタを形成するためには、伝送線路の長さが一定のサイ
ズ以上を保持しなければならない。そこで、このような
伝送線路が採択されたデュプレックすフィルタを小型に
製造することは不可能なことであった。また、上記のデ
ュプレックスフィルタで一定の幅を有する帯域幅を形成
するためには、上記のような共振器を多数個使用しなけ
ればならないが、複数個の共振器を使用する場合には、
通過帯域の外郭で減衰特性が向上する反面、挿入損失が
増加するフィルタの特性が低下する課題があった。本発
明は、上記の課題を解決するためのもので、信号を受信
して送信する2つの共振器を直列に連結して阻止帯域に
おける減衰特性と通過帯域における低い挿入損失を具現
し、小型に製作できるデュプレックスフィルタを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の第1態様によるデュプレックスフィル
タは、信号が入出力される入出力端と、上記入出力端に
接続される第1共振手段及び上記第1共振手段に直列に連
結されるインダクタを含む第1フィルタリング部と、上
記第1共振手段と直列に連結され上記入出力端に接続さ
れる第2共振手段及び第2共振手段に直列に連結されるキ
ャパシタを含む第2フィルタリング部と、上記第1フィル
タリング部のインダクタと上記第2フィルタリング部の
キャパシタ間に接続されるアンテナ端から構成される。
上記第1共振手段及び第2共振手段は、それぞれ印刷回路
基板に実装され、前面の開放面を除いた全面が導電性物
質で塗布され、その内部に前面と後面を貫通する共振ホ
ール(hole)が形成され、上記共振ホールの内部には導電
性物質が塗布されて内部電極を形成する第1誘電体ブロ
ックと第2誘電体ブロックとからなり、インダクタとキ
ャパシタはそれぞれ第1誘電体ブロックの内部電極及び
第2誘電体ブロックの内部電極に電気的に接続される。
また、上記第1共振手段及び第2共振手段の前面の開放面
を除いた全面が導電性物質で塗布され、その内部に全面
と後面とを互いに平行に貫通する2つの共振ホールが形
成され、上記共振ホールの内部には導電性物質が塗布さ
れて内部電極を形成する一体型の誘電体ブロックに形成
することもでき、この場合には上記誘電体ブロックの全
面の開放面の2つの共振ホール中、一つの共振ホールの
周囲に共振周波数を調整する電極パターン(pattern)を
形成するか、上記誘電体ブロックの後面側に切開されて
上記2つの共振ホールの長さを互いに異なるようにする
誘電体ブロックの長手方向に端差を形成して共振周波数
を調整することもできる。
ために、本発明の第1態様によるデュプレックスフィル
タは、信号が入出力される入出力端と、上記入出力端に
接続される第1共振手段及び上記第1共振手段に直列に連
結されるインダクタを含む第1フィルタリング部と、上
記第1共振手段と直列に連結され上記入出力端に接続さ
れる第2共振手段及び第2共振手段に直列に連結されるキ
ャパシタを含む第2フィルタリング部と、上記第1フィル
タリング部のインダクタと上記第2フィルタリング部の
キャパシタ間に接続されるアンテナ端から構成される。
上記第1共振手段及び第2共振手段は、それぞれ印刷回路
基板に実装され、前面の開放面を除いた全面が導電性物
質で塗布され、その内部に前面と後面を貫通する共振ホ
ール(hole)が形成され、上記共振ホールの内部には導電
性物質が塗布されて内部電極を形成する第1誘電体ブロ
ックと第2誘電体ブロックとからなり、インダクタとキ
ャパシタはそれぞれ第1誘電体ブロックの内部電極及び
第2誘電体ブロックの内部電極に電気的に接続される。
また、上記第1共振手段及び第2共振手段の前面の開放面
を除いた全面が導電性物質で塗布され、その内部に全面
と後面とを互いに平行に貫通する2つの共振ホールが形
成され、上記共振ホールの内部には導電性物質が塗布さ
れて内部電極を形成する一体型の誘電体ブロックに形成
することもでき、この場合には上記誘電体ブロックの全
面の開放面の2つの共振ホール中、一つの共振ホールの
周囲に共振周波数を調整する電極パターン(pattern)を
形成するか、上記誘電体ブロックの後面側に切開されて
上記2つの共振ホールの長さを互いに異なるようにする
誘電体ブロックの長手方向に端差を形成して共振周波数
を調整することもできる。
【0008】本発明の第2態様によるデュプレックスフ
ィルタは信号が入出力される入出力端と、上記入出力端
にそれぞれ接続され、互いに直列に連結される第1共振
手段及び第2共振手段と、一端が第1共振手段に連結され
他端が接地されるインダクタと、一端が第2共振手段に
連結されて他端が接地されるキャパシタと、上記第1共
振手段と第2共振手段との間に接続されるアンテナ端か
ら構成される。上記第1共振手段と第2共振手段は、それ
ぞれ印刷回路基板に実装され、前面の開放面を除いた全
面が導電性物質で塗布され、その内部に前面と後面とを
貫通する共振ホールが形成され上記共振ホールの内部に
は導電性物質が塗布されて内部電極を形成する第1誘電
体ブロックと第2誘電体ブロックとからなり、インダク
タとキャパシタはそれぞれ第1誘電体ブロックの内部電
極及び第2誘電体ブロックの内部電極にそれぞれ電気的
に接続される。上記インダクタとキャパシタは印刷回路
基板に形成された接地電極に接続される。また、上記第
1共振手段及び第2共振手段を前面の開放面を除いた全面
が導電性物質で塗布され、その内部に前面と後面とを互
いに平行に貫通する2の共振ホールが形成され、上記共
振ホールの内部には導電性物質が塗布されて内部電極を
形成する一体型誘電体ブロックに形成することもでき、
この場合には上記誘電体ブロックの前面の開放面の2つ
の共振ホールのいずれかの共振ホールの周囲に共振周波
数を調整する電極パターンを形成するか、上記誘電体ブ
ロックの後面側に切開され上記2つの共振ホールの長さ
を互いに異なるようにする誘電体ブロックの長手方向に
端差を形成して共振周波数を調整することもできる。
ィルタは信号が入出力される入出力端と、上記入出力端
にそれぞれ接続され、互いに直列に連結される第1共振
手段及び第2共振手段と、一端が第1共振手段に連結され
他端が接地されるインダクタと、一端が第2共振手段に
連結されて他端が接地されるキャパシタと、上記第1共
振手段と第2共振手段との間に接続されるアンテナ端か
ら構成される。上記第1共振手段と第2共振手段は、それ
ぞれ印刷回路基板に実装され、前面の開放面を除いた全
面が導電性物質で塗布され、その内部に前面と後面とを
貫通する共振ホールが形成され上記共振ホールの内部に
は導電性物質が塗布されて内部電極を形成する第1誘電
体ブロックと第2誘電体ブロックとからなり、インダク
タとキャパシタはそれぞれ第1誘電体ブロックの内部電
極及び第2誘電体ブロックの内部電極にそれぞれ電気的
に接続される。上記インダクタとキャパシタは印刷回路
基板に形成された接地電極に接続される。また、上記第
1共振手段及び第2共振手段を前面の開放面を除いた全面
が導電性物質で塗布され、その内部に前面と後面とを互
いに平行に貫通する2の共振ホールが形成され、上記共
振ホールの内部には導電性物質が塗布されて内部電極を
形成する一体型誘電体ブロックに形成することもでき、
この場合には上記誘電体ブロックの前面の開放面の2つ
の共振ホールのいずれかの共振ホールの周囲に共振周波
数を調整する電極パターンを形成するか、上記誘電体ブ
ロックの後面側に切開され上記2つの共振ホールの長さ
を互いに異なるようにする誘電体ブロックの長手方向に
端差を形成して共振周波数を調整することもできる。
【0009】
【本発明の実施の形態】本発明のフィルタは、共振器と
して図2に示すような誘電体共振器を使用する。上記共
振器は前面34を除いた外部表面が塗布物質で塗布された
大略六面体の誘電体ブロック36からなっており、その内
部は前面と後面とを貫通し、内部表面が導電物質で塗布
された共振ホール35が形成されている。上記共振器は、
λ/4共振器であって、各周波数によって異なる役割を果
たす。このような共振器を用いる長所は共振器その自体
がλ/4の電気的な長さを持っているので、デュプレック
スフィルタに適用する場合、受信端、送信端及びアンテ
ナ端が自然に、電気的に孤立されるということである。
一方、誘電体ブロックからなる共振器はブロックに電極
パターンを形成するような様々な方法により電気的な長
さをλ/4に調整し得るようになる。そこで、誘電体ブロ
ックのサイズを減少させた状態においても電極パターン
を形成することによってλ/4の電気的な長さを形成でき
るようになって、フィルタに適用したとき、全体的なフ
ィルタのサイズを減少させ得るようになる。
して図2に示すような誘電体共振器を使用する。上記共
振器は前面34を除いた外部表面が塗布物質で塗布された
大略六面体の誘電体ブロック36からなっており、その内
部は前面と後面とを貫通し、内部表面が導電物質で塗布
された共振ホール35が形成されている。上記共振器は、
λ/4共振器であって、各周波数によって異なる役割を果
たす。このような共振器を用いる長所は共振器その自体
がλ/4の電気的な長さを持っているので、デュプレック
スフィルタに適用する場合、受信端、送信端及びアンテ
ナ端が自然に、電気的に孤立されるということである。
一方、誘電体ブロックからなる共振器はブロックに電極
パターンを形成するような様々な方法により電気的な長
さをλ/4に調整し得るようになる。そこで、誘電体ブロ
ックのサイズを減少させた状態においても電極パターン
を形成することによってλ/4の電気的な長さを形成でき
るようになって、フィルタに適用したとき、全体的なフ
ィルタのサイズを減少させ得るようになる。
【0010】図3に各周波数における上記λ/4共振器の
等価回路図が示されている。図面に示したように、周波
数fが共振周波数f0より高いときには(f>f0)、共振器が
キャパシタCの役割を果たして周波数fが共振周波数f0と
同様なとき(f=f0)には共振器がLC並列共振回路の役割を
果たし、周波数fが共振周波数f0より小さいとき(f<f0)
には共振器がインダクタの役割を果たす。
等価回路図が示されている。図面に示したように、周波
数fが共振周波数f0より高いときには(f>f0)、共振器が
キャパシタCの役割を果たして周波数fが共振周波数f0と
同様なとき(f=f0)には共振器がLC並列共振回路の役割を
果たし、周波数fが共振周波数f0より小さいとき(f<f0)
には共振器がインダクタの役割を果たす。
【0011】一方、図4から図7にはLC並列共振回路とL
C直列共振回路に対する特性曲線が示されている。先
ず、図4に示したLC並列共振回路においては、図5に示
すように、共振周波数f0で利得(gain)が最下となる通過
特性を保持する反面に、図6及び図7に示したLC直列共
振回路においては共振周波数f0で利得が最大となる反射
特性を有する。
C直列共振回路に対する特性曲線が示されている。先
ず、図4に示したLC並列共振回路においては、図5に示
すように、共振周波数f0で利得(gain)が最下となる通過
特性を保持する反面に、図6及び図7に示したLC直列共
振回路においては共振周波数f0で利得が最大となる反射
特性を有する。
【0012】図8は、λ/4共振器RとキャパシタCが直列
に連結されたフィルタを示し、図9は図8に示したフィ
ルタの等価回路図であり、図10はその特性曲線を示す
グラフである。周波数fが共振周波数f0と同じ(f=f0)と
きには、図3に示したように、1/4λ共振器がLC並列共
振回路を形成するので、等価回路図が図9に示すように
LC並列共振回路とキャパシタCの直列連結となり、周波
数fが共振周波数mより小さい(f<f0)ときには、共振器が
インダクタLの役割を果たして等価回路図がインダクタL
とキャパシタCとの直列連結となる。そこで、共振周波
数(f0)においては利得が最小となり、共振周波数f0より
低い特定の周波数f0sにおいては利得が最大となって、
図10のような特性曲線が得られることになる。
に連結されたフィルタを示し、図9は図8に示したフィ
ルタの等価回路図であり、図10はその特性曲線を示す
グラフである。周波数fが共振周波数f0と同じ(f=f0)と
きには、図3に示したように、1/4λ共振器がLC並列共
振回路を形成するので、等価回路図が図9に示すように
LC並列共振回路とキャパシタCの直列連結となり、周波
数fが共振周波数mより小さい(f<f0)ときには、共振器が
インダクタLの役割を果たして等価回路図がインダクタL
とキャパシタCとの直列連結となる。そこで、共振周波
数(f0)においては利得が最小となり、共振周波数f0より
低い特定の周波数f0sにおいては利得が最大となって、
図10のような特性曲線が得られることになる。
【0013】図11に示すように、λ/4共振器Rがイン
ダクタLと直列に連結されるときには、図12に示すよ
うに、周波数fが共振周波数f0のような場合にはLC並列
共振回路がインダクタLと直列に連結され、周波数fが共
振周波数f0より高い場合にはLC並列共振回路がキャパシ
タの役割を果たしてキャパシタCとインダクタLの直列連
結になる。従って、共振周波数f0においては利得が最小
となり、共振周波数f0より高い特定の周波数f0sにおい
ては利得が最大となって、図13の特性曲線が得られる
ようになる。
ダクタLと直列に連結されるときには、図12に示すよ
うに、周波数fが共振周波数f0のような場合にはLC並列
共振回路がインダクタLと直列に連結され、周波数fが共
振周波数f0より高い場合にはLC並列共振回路がキャパシ
タの役割を果たしてキャパシタCとインダクタLの直列連
結になる。従って、共振周波数f0においては利得が最小
となり、共振周波数f0より高い特定の周波数f0sにおい
ては利得が最大となって、図13の特性曲線が得られる
ようになる。
【0014】本発明においては、上記した概念を用いて
2つの共振器を直列に連結することによりデュプレック
スフィルタを製作した。つまり、2つの共振器とチップ
(chip)インダクタ及びチップキャパシタを1つずつ使用
してデュプレクス誘電体フィルタを構成する。このよう
なデュプレックス誘電体フィルタは通過型のモードの誘
電体フィルタで、共振点での共振器のインピーダンスが
最小となる。このような共振器を用いたデュプレックス
誘電体フィルタにおいては受信端及び送信端の2つの共
振器だけで所望の帯域を形成できるので、フィルタの小
型軽量化が可能であり、挿入損失を最初とすることがで
きるようになる。
2つの共振器を直列に連結することによりデュプレック
スフィルタを製作した。つまり、2つの共振器とチップ
(chip)インダクタ及びチップキャパシタを1つずつ使用
してデュプレクス誘電体フィルタを構成する。このよう
なデュプレックス誘電体フィルタは通過型のモードの誘
電体フィルタで、共振点での共振器のインピーダンスが
最小となる。このような共振器を用いたデュプレックス
誘電体フィルタにおいては受信端及び送信端の2つの共
振器だけで所望の帯域を形成できるので、フィルタの小
型軽量化が可能であり、挿入損失を最初とすることがで
きるようになる。
【0015】図14及び図15に上記構成に応じて製作
された本発明の実施の形態が示されている。一般的に2
つの共振器からなるデュプレックス誘電体フィルタにお
いては、一方の共振器が信号を受信する受信端であれ
ば、他方は信号を送信する送信端である。このような受
信端及び送信端はデュプレックス誘電体フィルタの構造
から確定されるものではなく、デュプレックス誘電体フ
ィルタの構造やこのフィルタが適用される製品によって
切り替わることができる。つまり、2つの共振器はそれ
ぞれ、信号の受信も送信もできる。本発明の詳細な説明
においては、説明の便宜のため、上記受信端及び送信端
を特徴づけて説明する。しかし、このような特定が本発
明の権利の範囲を限定するものではない。
された本発明の実施の形態が示されている。一般的に2
つの共振器からなるデュプレックス誘電体フィルタにお
いては、一方の共振器が信号を受信する受信端であれ
ば、他方は信号を送信する送信端である。このような受
信端及び送信端はデュプレックス誘電体フィルタの構造
から確定されるものではなく、デュプレックス誘電体フ
ィルタの構造やこのフィルタが適用される製品によって
切り替わることができる。つまり、2つの共振器はそれ
ぞれ、信号の受信も送信もできる。本発明の詳細な説明
においては、説明の便宜のため、上記受信端及び送信端
を特徴づけて説明する。しかし、このような特定が本発
明の権利の範囲を限定するものではない。
【0016】図14に示したように、本発明の第1実施
の形態においては、各共振器R1,R2、即ち受信端共振器R
1と送信端共振器R2が直列に接続されているので、共振
点でのインピーダンスが無限大となって阻止領域が形成
される。従って、受信端共振器R1の共振周波数が送信端
通過帯域の中心周波数と同様になり、送信端共振器R2の
共振周波数は受信端通過帯域の中心周波数で共振点を形
成するようになる。この際、各誘電体共振器R1,R2は一
方の端部が短絡され、他の端部は開放されているλ/4波
長の同軸型の共振器である。受信端にはインダクタが誘
電体共振器R1と直列に連結されているので、図12に示
すようにも、共振器はキャパシタンスの役割を果たし
て、共振器R1とインダクタLがLC直列共振回路と同様に
作用する。従って、最大利得が共振周波数より高い周波
数で発生することになり、その結果、共振周波数より高
い周波数で受信周波数帯域が形成される。この際、イン
ダクタLのインダクタンス値を調整することによって、
共振点が受信端の帯域と一致するように調整できる。
の形態においては、各共振器R1,R2、即ち受信端共振器R
1と送信端共振器R2が直列に接続されているので、共振
点でのインピーダンスが無限大となって阻止領域が形成
される。従って、受信端共振器R1の共振周波数が送信端
通過帯域の中心周波数と同様になり、送信端共振器R2の
共振周波数は受信端通過帯域の中心周波数で共振点を形
成するようになる。この際、各誘電体共振器R1,R2は一
方の端部が短絡され、他の端部は開放されているλ/4波
長の同軸型の共振器である。受信端にはインダクタが誘
電体共振器R1と直列に連結されているので、図12に示
すようにも、共振器はキャパシタンスの役割を果たし
て、共振器R1とインダクタLがLC直列共振回路と同様に
作用する。従って、最大利得が共振周波数より高い周波
数で発生することになり、その結果、共振周波数より高
い周波数で受信周波数帯域が形成される。この際、イン
ダクタLのインダクタンス値を調整することによって、
共振点が受信端の帯域と一致するように調整できる。
【0017】送信端共振器R2は上記と同様に、インダク
タLの役割を果たして共振器R2がキャパシタCとLC直列共
振回路を形成する。従って、最大利得が共振周波数より
低い周波数で発生することになり、その結果、共振周波
数よりも高い周波数で送信周波数帯域が形成される。こ
の際にも、キャパシタCのキャパシタンスを調整するこ
とによって、共振点を送信端の帯域と一致させることが
できる。共振器をλ/4共振器に限定するのは説明の便宜
のためである。λ/4共振器でない他の共振器を用いて本
発明のフィルタを形成するのは、本発明の属する技術分
野に従事する人であれば、誰でもできるはずである。
タLの役割を果たして共振器R2がキャパシタCとLC直列共
振回路を形成する。従って、最大利得が共振周波数より
低い周波数で発生することになり、その結果、共振周波
数よりも高い周波数で送信周波数帯域が形成される。こ
の際にも、キャパシタCのキャパシタンスを調整するこ
とによって、共振点を送信端の帯域と一致させることが
できる。共振器をλ/4共振器に限定するのは説明の便宜
のためである。λ/4共振器でない他の共振器を用いて本
発明のフィルタを形成するのは、本発明の属する技術分
野に従事する人であれば、誰でもできるはずである。
【0018】図16は、図14に示した各共振器の通過
特性及びデュプレックスの送受信端の特性を示すグラフ
である。図面に示したように、受信端共振器R1と送信端
共振器R2の共振周波数は、それぞれ2.0GHz及び2.185GHz
である。図面には示されないが、上記受信端及び送信端
における共振器R1,R2、L及びC値によるLC直列共振回路
により、受信端においては高周波から低周波側ヘ減衰す
る曲線が形成され、送信端においては低周波から高周波
側へ減衰する曲線が形成される。上記受信端共振器R1及
び送信端共振器R2により形成される特性曲線と、LC直列
共振回路により形成される特性曲線により図面に示すよ
うなデュプレックス受信端及び送信端の特性曲線が形成
される。
特性及びデュプレックスの送受信端の特性を示すグラフ
である。図面に示したように、受信端共振器R1と送信端
共振器R2の共振周波数は、それぞれ2.0GHz及び2.185GHz
である。図面には示されないが、上記受信端及び送信端
における共振器R1,R2、L及びC値によるLC直列共振回路
により、受信端においては高周波から低周波側ヘ減衰す
る曲線が形成され、送信端においては低周波から高周波
側へ減衰する曲線が形成される。上記受信端共振器R1及
び送信端共振器R2により形成される特性曲線と、LC直列
共振回路により形成される特性曲線により図面に示すよ
うなデュプレックス受信端及び送信端の特性曲線が形成
される。
【0019】図16に示したグラフを観察してみれば、
デュプレックスの受信端特性曲線は共振器の共振周波数
を中心に、低周波側においては減衰が発生する反面、高
周波側においては殆ど発生しないことがわかる。また、
デュプレックスの送信端の特性曲線は共振器の共振周波
数を中心に、高周波側においては減衰が発生する反面、
低周波側においては減衰が殆ど発生しないことがわか
る。即ち、上記受信端の通過帯域が送信端の通過帯域よ
り高いデュプレックス誘電体フィルタを形成する。
デュプレックスの受信端特性曲線は共振器の共振周波数
を中心に、低周波側においては減衰が発生する反面、高
周波側においては殆ど発生しないことがわかる。また、
デュプレックスの送信端の特性曲線は共振器の共振周波
数を中心に、高周波側においては減衰が発生する反面、
低周波側においては減衰が殆ど発生しないことがわか
る。即ち、上記受信端の通過帯域が送信端の通過帯域よ
り高いデュプレックス誘電体フィルタを形成する。
【0020】図16に示した受信端の特性曲線と送信端
の特性曲線とによる受信端通過帯域と送信端通過帯域は
それぞれ、その上限及び下限が存在しない。双方向フィ
ルタであるデュプレックスフィルタは受信端と送信端と
のフィルタリングを同時に行わなければならないので、
一番問題となるのは、受信領域及び送信領域における干
渉が発生することである。本発明のデュプレックスフィ
ルタの一番重要な役割は、図16に示すように受信領域
の下限と送信領域の上限とを決定して受信領域と送信領
域との間に干渉を発生させないことである。つまり、上
記デュプレックスにより特定周波数以上及び以下の周波
数領域が、受信領域及び送信領域となる。本発明のデュ
プレックスフィルタが適用された製品の場合、受信領域
と送信領域との上限及び下限は、デュプレックスフィル
タその自体により決定されるのではない。外部から信号
が受信される場合、一応デュプレックスフィルタにより
信号がフィルタリングされ、特定の周波数(受信領域の
開始点)以上の周波数を有する信号が受信され、製品そ
の自体に装着された他の装置により所望の周波数帯域よ
りも高い周波数を有する信号が減衰され、つまり製品に
は特定の周波数帯域の信号のみが受信される。信号の送
信においても上記のような経路を経て信号が送信され
る。
の特性曲線とによる受信端通過帯域と送信端通過帯域は
それぞれ、その上限及び下限が存在しない。双方向フィ
ルタであるデュプレックスフィルタは受信端と送信端と
のフィルタリングを同時に行わなければならないので、
一番問題となるのは、受信領域及び送信領域における干
渉が発生することである。本発明のデュプレックスフィ
ルタの一番重要な役割は、図16に示すように受信領域
の下限と送信領域の上限とを決定して受信領域と送信領
域との間に干渉を発生させないことである。つまり、上
記デュプレックスにより特定周波数以上及び以下の周波
数領域が、受信領域及び送信領域となる。本発明のデュ
プレックスフィルタが適用された製品の場合、受信領域
と送信領域との上限及び下限は、デュプレックスフィル
タその自体により決定されるのではない。外部から信号
が受信される場合、一応デュプレックスフィルタにより
信号がフィルタリングされ、特定の周波数(受信領域の
開始点)以上の周波数を有する信号が受信され、製品そ
の自体に装着された他の装置により所望の周波数帯域よ
りも高い周波数を有する信号が減衰され、つまり製品に
は特定の周波数帯域の信号のみが受信される。信号の送
信においても上記のような経路を経て信号が送信され
る。
【0021】図15に示す半発明の第2実施の形態によ
るデュプレックス誘電体フィルタにおいては受信端共振
器R1と送信端共振器R2とがそれぞれ、入力端と出力端に
直接に連結され、受信端共振器R1及び送信端共振器R2は
互いに直列に連結される。受信端と受信端共振器R1との
間及び送信端と送信端共振器R2との間には、接地側にキ
ャパシタンスCとインダクタンスLがそれぞれ接続されて
マッチング(matching)を調節する。図面には、たとえ上
記キャパシタンスCとインダクタンスLがそれぞれ、受信
端と受信端共振器R1との間及び送信端と送信端共振器R2
との間に接続されているが、上記受信端共振器R1とアン
テナ端との間及び送信端共振器R2とアンテナ端との間に
接続されるのも勿論可能である。また、上記キャパシタ
ンスCとインダクタンスLがそれぞれ受信端共振器R1と送
信端共振器R2に直接接続されるのも勿論可能である。言
い換えて、上記キャパシタンスCとインダクタンスLは、
上記受信端共振器R1と送信端共振器R2に接続されるマッ
チング用のキャパシタンスC及びインダクタンスLとし
て、その接続位置はどこでも可能である。
るデュプレックス誘電体フィルタにおいては受信端共振
器R1と送信端共振器R2とがそれぞれ、入力端と出力端に
直接に連結され、受信端共振器R1及び送信端共振器R2は
互いに直列に連結される。受信端と受信端共振器R1との
間及び送信端と送信端共振器R2との間には、接地側にキ
ャパシタンスCとインダクタンスLがそれぞれ接続されて
マッチング(matching)を調節する。図面には、たとえ上
記キャパシタンスCとインダクタンスLがそれぞれ、受信
端と受信端共振器R1との間及び送信端と送信端共振器R2
との間に接続されているが、上記受信端共振器R1とアン
テナ端との間及び送信端共振器R2とアンテナ端との間に
接続されるのも勿論可能である。また、上記キャパシタ
ンスCとインダクタンスLがそれぞれ受信端共振器R1と送
信端共振器R2に直接接続されるのも勿論可能である。言
い換えて、上記キャパシタンスCとインダクタンスLは、
上記受信端共振器R1と送信端共振器R2に接続されるマッ
チング用のキャパシタンスC及びインダクタンスLとし
て、その接続位置はどこでも可能である。
【0022】一方の端部が短絡された伝送線路からなる
λ/4波長の共振器は、共振周波数においてインピーダン
スが無限大であり、共振周波数の2倍となる周波数にお
いてインピーダンスがゼロ(0)である。従って、挿入損
失が最小となる地点は、共振周波数の2倍となる周波数
において形成されるが、一般的なデュプレックスの場
合、送信端と受信端との周波数の差が共振周波数に比べ
て非常に小さいので、インピーダンスが無限大となる地
点とインピーダンスがゼロ、あるいは最小となる地点が
送信端と受信端周波数の差のほどで形成されるべきであ
る。
λ/4波長の共振器は、共振周波数においてインピーダン
スが無限大であり、共振周波数の2倍となる周波数にお
いてインピーダンスがゼロ(0)である。従って、挿入損
失が最小となる地点は、共振周波数の2倍となる周波数
において形成されるが、一般的なデュプレックスの場
合、送信端と受信端との周波数の差が共振周波数に比べ
て非常に小さいので、インピーダンスが無限大となる地
点とインピーダンスがゼロ、あるいは最小となる地点が
送信端と受信端周波数の差のほどで形成されるべきであ
る。
【0023】そこで、これの実現のために、キャパシタ
ンスとインダクタンスを連結されインピーダンス整合を
形成する。受信端の場合、送信端の周波数帯域の共振器
を用いて送信端において阻止特性を確報し、インダクタ
を連結して共振周波数より高い送信端帯域においてイン
ピーダンスの最小点を形成して、挿入損失を最小化した
受信端通過帯域を形成可能であり、送信端の場合には受
信端帯域の共振周波数を有する共振器を用いて受信端に
おいて阻止特性を具現しキャパシタンスを連結して受信
端よりも低い送信端周波数帯域でインピーダンスの最小
点を形成して送信端の通過帯域を形成する。
ンスとインダクタンスを連結されインピーダンス整合を
形成する。受信端の場合、送信端の周波数帯域の共振器
を用いて送信端において阻止特性を確報し、インダクタ
を連結して共振周波数より高い送信端帯域においてイン
ピーダンスの最小点を形成して、挿入損失を最小化した
受信端通過帯域を形成可能であり、送信端の場合には受
信端帯域の共振周波数を有する共振器を用いて受信端に
おいて阻止特性を具現しキャパシタンスを連結して受信
端よりも低い送信端周波数帯域でインピーダンスの最小
点を形成して送信端の通過帯域を形成する。
【0024】以下、添付した図面を参照しながら上記等
価回路が実現される実際の誘電体フィルタを説明する。
価回路が実現される実際の誘電体フィルタを説明する。
【0025】図17は本発明によるデュプレックス誘電
体フィルタの一例を示す図面で、図18は共振器が実装
される基板を示す図面である。図17に示すように、上
記デュプレックス誘電体フィルタは分離型のデュプレッ
クス誘電体フィルタである。印刷回路基板9上には、そ
れぞれ受信端共振器1及び送信端共振器2が装着されてい
る。上記受信端共振器1及び送信端共振器2は、前面の開
放面4を除いた全面が導電性物質で塗布された、大略六
面体の誘電体ブロックからなっており、その内部には共
振ホール5が形成されている。図面には示しないが、上
記共振ホール5内部の内部表面には導電性物質が塗布さ
れた内部電極が形成されている。
体フィルタの一例を示す図面で、図18は共振器が実装
される基板を示す図面である。図17に示すように、上
記デュプレックス誘電体フィルタは分離型のデュプレッ
クス誘電体フィルタである。印刷回路基板9上には、そ
れぞれ受信端共振器1及び送信端共振器2が装着されてい
る。上記受信端共振器1及び送信端共振器2は、前面の開
放面4を除いた全面が導電性物質で塗布された、大略六
面体の誘電体ブロックからなっており、その内部には共
振ホール5が形成されている。図面には示しないが、上
記共振ホール5内部の内部表面には導電性物質が塗布さ
れた内部電極が形成されている。
【0026】上記受信端共振器1の共振ホール内部の内
部電極は印刷回路基板9に装着されたインダクタ7と電気
的に接続され、送信端共振器2の共振ホール内部の内部
電極はやはり、印刷回路基板9に装着されたキャパシタ8
と電気的に接続され、図14に示した等価回路を形成す
る。上記インダクタ7とキャパシタ8は電気的に接続され
ている。
部電極は印刷回路基板9に装着されたインダクタ7と電気
的に接続され、送信端共振器2の共振ホール内部の内部
電極はやはり、印刷回路基板9に装着されたキャパシタ8
と電気的に接続され、図14に示した等価回路を形成す
る。上記インダクタ7とキャパシタ8は電気的に接続され
ている。
【0027】受信端共振器1と送信端共振機2はそれぞ
れ、図18に示した印刷回路基板9の導電領域10上に実
装され、上記導電領域10を介して入力端子及び出力端子
に接続される。印刷回路基板9上に形成された上記受信
端共振器1と送信端共振器2との間の導電領域10には、ア
ンテナ端子が接続されて上記インダクタ7とキャパシタ8
に電気的に連結される。
れ、図18に示した印刷回路基板9の導電領域10上に実
装され、上記導電領域10を介して入力端子及び出力端子
に接続される。印刷回路基板9上に形成された上記受信
端共振器1と送信端共振器2との間の導電領域10には、ア
ンテナ端子が接続されて上記インダクタ7とキャパシタ8
に電気的に連結される。
【0028】図19は本発明の他の例によるデュプレッ
クス誘電体フィルタを示す図面で、図20は上記デュプ
レックス誘電体フィルタが実装される印刷回路基板19を
示す図面である。本実施の形態におけるデュプレックス
誘電体フィルタは、一体型のデュプレックス誘電体フィ
ルタである。図19に示すように、印刷回路基板19上に
はその内部に2つの共振ホール15が、大略平行に形成さ
れた大略六面体の誘電体ブロック11が装着されている。
上記誘電体ブロック11は、前面の開放面14を除いた全面
に導電性物質が塗布され、外部電極を形成しており、共
振ホール15の内部表面にも導電性物質が塗布され内部電
極を形成する。上記開放面14中、一つの共振ホール15の
周囲には上記共振ホール15の内部電極と接続される一定
のサイズの電極パターン16が形成されている。また、上
記印刷回路基板19にはチップインダクタ17及びチップキ
ャパシタ18のような手動素子が装着され、上記共振ホー
ル15の内部電極と連結され、上記チップインダクタ17と
チップキャパシタ18は印刷回路基板19上に形成された導
電領域20を介して互いに電気的に接続される。上記開放
面14に形成された電極パターン16は、該当共振ホール15
の長さを長くする役割を果たす。従って、上記電極パタ
ーン16の広さを調整することにより共振器の共振周波数
を調整し得るようになる。
クス誘電体フィルタを示す図面で、図20は上記デュプ
レックス誘電体フィルタが実装される印刷回路基板19を
示す図面である。本実施の形態におけるデュプレックス
誘電体フィルタは、一体型のデュプレックス誘電体フィ
ルタである。図19に示すように、印刷回路基板19上に
はその内部に2つの共振ホール15が、大略平行に形成さ
れた大略六面体の誘電体ブロック11が装着されている。
上記誘電体ブロック11は、前面の開放面14を除いた全面
に導電性物質が塗布され、外部電極を形成しており、共
振ホール15の内部表面にも導電性物質が塗布され内部電
極を形成する。上記開放面14中、一つの共振ホール15の
周囲には上記共振ホール15の内部電極と接続される一定
のサイズの電極パターン16が形成されている。また、上
記印刷回路基板19にはチップインダクタ17及びチップキ
ャパシタ18のような手動素子が装着され、上記共振ホー
ル15の内部電極と連結され、上記チップインダクタ17と
チップキャパシタ18は印刷回路基板19上に形成された導
電領域20を介して互いに電気的に接続される。上記開放
面14に形成された電極パターン16は、該当共振ホール15
の長さを長くする役割を果たす。従って、上記電極パタ
ーン16の広さを調整することにより共振器の共振周波数
を調整し得るようになる。
【0029】図21は本発明によるデュプレックスフィ
ルタのさらに他の例を示す図面である。上記例において
は、開放面24に電極パターンを形成する代わりに、誘電
体ブロック21の一部を切開して端差26を形成することに
よって実際の共振ホールの長さを調整して共振周波数を
制御することで、その以外の他の構造は図19に示す構
造と同様である。
ルタのさらに他の例を示す図面である。上記例において
は、開放面24に電極パターンを形成する代わりに、誘電
体ブロック21の一部を切開して端差26を形成することに
よって実際の共振ホールの長さを調整して共振周波数を
制御することで、その以外の他の構造は図19に示す構
造と同様である。
【0030】図22及び図23は、本発明によるデュプ
レックスフィルタのさらに他の例を示す図面である。図
22に示すように、印刷回路基板39上の導電領域40には
それぞれ受信端共振器31及び送信端共振器32が装着され
ている。上記受信端共振器31と送信端共振器32は、それ
ぞれ導電領域40を介してキャパシタ37とインダクタ38に
接続される。受信端共振器31と送信端共振器32との共振
ホールの内部の内部電極はそれぞれ、印刷回路基板39上
の受信端共振器31と送信端共振器32との間に形成された
導電領域に接続されるので、上記受信端共振器31と送信
端共振器32がアンテナ端に電気的に接続される。印刷回
路基板39の導電領域を介して受信端共振器31及び送信端
共振器32とに接続されるキャパシタ37とインダクタ38
は、基板39に形成された接地電極42に連結され、図15
に示す等価回路を形成することになる。
レックスフィルタのさらに他の例を示す図面である。図
22に示すように、印刷回路基板39上の導電領域40には
それぞれ受信端共振器31及び送信端共振器32が装着され
ている。上記受信端共振器31と送信端共振器32は、それ
ぞれ導電領域40を介してキャパシタ37とインダクタ38に
接続される。受信端共振器31と送信端共振器32との共振
ホールの内部の内部電極はそれぞれ、印刷回路基板39上
の受信端共振器31と送信端共振器32との間に形成された
導電領域に接続されるので、上記受信端共振器31と送信
端共振器32がアンテナ端に電気的に接続される。印刷回
路基板39の導電領域を介して受信端共振器31及び送信端
共振器32とに接続されるキャパシタ37とインダクタ38
は、基板39に形成された接地電極42に連結され、図15
に示す等価回路を形成することになる。
【0031】上記図14、図15、図19、図20、図
21、図22及び図23に示すデュプレックスフィルタ
の例においては、受信端共振器と送信端共振器とに接続
されるキャパシタとインダクタとして、主にチップキャ
パシタとチップインダクタを使用しているが、上記チッ
プキャパシタの代わりに、印刷回路基板上の導電領域間
に存在する寄生キャパシタを用いることもできる。従っ
て、実装される部品の数をより少なくすることができる
だけでなく、部品が実装される印刷回路基板の広さをよ
り小さくすることができることとなり、より小型化さ
れ、低コストのデュプレックスフィルタを製作可能にな
る。
21、図22及び図23に示すデュプレックスフィルタ
の例においては、受信端共振器と送信端共振器とに接続
されるキャパシタとインダクタとして、主にチップキャ
パシタとチップインダクタを使用しているが、上記チッ
プキャパシタの代わりに、印刷回路基板上の導電領域間
に存在する寄生キャパシタを用いることもできる。従っ
て、実装される部品の数をより少なくすることができる
だけでなく、部品が実装される印刷回路基板の広さをよ
り小さくすることができることとなり、より小型化さ
れ、低コストのデュプレックスフィルタを製作可能にな
る。
【0032】本発明の詳細な説明においては、誘電体ブ
ロックからなる共振器をそれぞれ受信端共振器及び送信
端共振器として表現したが、このような表現は説明の便
宜のためであり、本発明の権利範囲を制限するものでは
ない。また、共振を行う共振器も誘電体ブロックからな
るλ/4共振器に限定しているが、このような限定もやは
り説明の便宜のためのもので、他の形態の共振器も勿論
使用可能である。従って、本発明の権利範囲は、詳細な
説明に例示された一実施の形態により決定されるもので
なく、添付した特許請求の範囲により決定されるべきで
ある。
ロックからなる共振器をそれぞれ受信端共振器及び送信
端共振器として表現したが、このような表現は説明の便
宜のためであり、本発明の権利範囲を制限するものでは
ない。また、共振を行う共振器も誘電体ブロックからな
るλ/4共振器に限定しているが、このような限定もやは
り説明の便宜のためのもので、他の形態の共振器も勿論
使用可能である。従って、本発明の権利範囲は、詳細な
説明に例示された一実施の形態により決定されるもので
なく、添付した特許請求の範囲により決定されるべきで
ある。
【0033】
【発明の効果】上記したように、本発明によるデュプレ
ックス誘電体フィルタにおいては、入出力端と接続され
る一つの受信端共振器と、一つの送信端共振器とを直列
に連結し、簡単な等価回路を形成するデュプレックスフ
ィルタを構成する。このようなデュプレックスフィルタ
は、阻止帯域における減衰特性と通過帯域における低い
挿入損失を具現するだけでなく、小型及び軽量に製作可
能となる。
ックス誘電体フィルタにおいては、入出力端と接続され
る一つの受信端共振器と、一つの送信端共振器とを直列
に連結し、簡単な等価回路を形成するデュプレックスフ
ィルタを構成する。このようなデュプレックスフィルタ
は、阻止帯域における減衰特性と通過帯域における低い
挿入損失を具現するだけでなく、小型及び軽量に製作可
能となる。
【図1】従来のデュプレックスフィルタの等価回路図で
ある。
ある。
【図2】本発明のフィルタとして用いられるλ/4同軸共
振器を示す図面である。
振器を示す図面である。
【図3】図2に示した同軸共振器の等価回路図である。
【図4】LC並列共振回路を示す図面である。
【図5】図4に示した共振回路の特性曲線を示すグラフ
である。
である。
【図6】LC直列共振回路を示す図面である。
【図7】図6に示した共振回路の特性曲線を示すグラフ
である。
である。
【図8】λ/4同軸共振器がキャパシタと直列に連結され
た回路図である。
た回路図である。
【図9】図8の等回路図である。
【図10】図9に示した等価回路図の特性曲線を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図11】λ/4同軸共振器がインダクタと直列に連結さ
れた回路図である。
れた回路図である。
【図12】図11の等価回路図である。
【図13】図12に示した等価回路図の特性曲線を示す
グラフである。
グラフである。
【図14】本発明に係るデュプレックスフィルタの等価
回路図である。
回路図である。
【図15】本発明に係るデュプレックスフィルタの他の
等価回路図である。
等価回路図である。
【図16】図14の等価回路図に係るデュプレックス誘
電体フィルタの特性曲線を示すグラフである。
電体フィルタの特性曲線を示すグラフである。
【図17】本発明の一実施の形態に係るデュプレックス
誘電体フィルタを示す図面である。
誘電体フィルタを示す図面である。
【図18】図17に示した誘電体フィルタが実装される
基板を示す図面である。
基板を示す図面である。
【図19】本発明の他の実施の形態に係るデュプレック
ス誘電体フィルタを示す図面である。
ス誘電体フィルタを示す図面である。
【図20】図19に示した誘電体フィルタが実装される
基板を示す図面である。
基板を示す図面である。
【図21】本発明の更に他の実施の形態に係るデュプレ
ックス誘電体フィルタを示す図面である。
ックス誘電体フィルタを示す図面である。
【図22】本発明の更に他の実施の形態に係るデュプレ
ックス誘電体フィルタを示す図面である。
ックス誘電体フィルタを示す図面である。
【図23】図22に示した誘電体フィルタが実装される
基板を示す図面である。
基板を示す図面である。
1 : 誘電体ブロック 2 : 誘電体ブロック 4 : 開放面 5 : 共振ホール 7 : インダクタ 8 : キャパシタ 9 : 印刷回路基板 10 : 導電領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨーン、ヒエオク ジョーン 大韓民国、ソウル−シ、ドンギアク−ク、 サダングードング、シンドンガ アパート メント405−912 (72)発明者 キム、チュル ホ 大韓民国、キュングキ−ド、ヨンギン− シ、クスング−ミュウン、サングハ−リ、 インチュング−プリンス アパートメント 103−603 (72)発明者 ジュン、セオク タエク 大韓民国、キュングキ−ド、ヨンギン− シ、スジ−エウプ、プーングリン アパー トメント108−902
Claims (17)
- 【請求項1】 無線通信に用いられるデュプレックスフ
ィルタにおいて、信号が入力されて出力される入出力
端;上記入出力端に接続される第1共振手段及び上記第1
共振手段に直列に連結されるインダクタを含む第1フィ
ルタリング部;上記第1共振手段と直列に連結され、入出
力端に接続される第2共振手段及び上記第2共振手段に直
列に連結されるキャパシタを含む第2フィルタリング部;
及び上記第1フィルタリング部のインダクタと上記第2フ
ィルタリング部のキャパシタとの間に接続されるアンテ
ナ端からなることを特徴とするデュプレックスフィル
タ。 - 【請求項2】 上記第1共振手段及び第2共振手段が、そ
れぞれ印刷回路基板に実装され、前面の開放面を除いた
全面が導電性物質で塗布され、その内部に前面と後面と
を貫通する共振ホールが形成され、上記共振ホールの内
部には導電性物質が塗布され、内部電極を形成する誘電
体ブロックからなることを特徴とする請求項1記載のデ
ュプレックスフィルタ。 - 【請求項3】 上記第1共振手段及び第2共振手段が、前
面の開放面を除いた全面が導電性物質で塗布され、その
内部に前面と後面とを互いに平行に貫通する2つの共振
ホールが形成され、上記共振ホールの内部には導電性物
質が塗布されて内部電極を形成する一体型誘電体ブロッ
クからなることを特徴とする請求項1記載のデュプレッ
クスフィルタ。 - 【請求項4】 上記誘電体ブロックの前面開放面の2つ
の共振ホールのいずれかの共振ホールの周囲に共振周波
数を調整する電極パターンが形成されたことを特徴とす
る請求項3記載のデュプレックスフィルタ。 - 【請求項5】 上記誘電体ブロックの後面側に誘電体ブ
ロックの長手方向に端差が形成され、上記2つの共振ホ
ールの長さを異なるようにし、共振周波数を調整するこ
とを特徴とする請求項3記載のデュプレックスフィル
タ。 - 【請求項6】 上記キャパシタはチップキャパシタであ
ることを特徴とする請求項2記載のデュプレックスフィ
ルタ。 - 【請求項7】 上記キャパシタのキャパシタンスは印刷
回路基板上に発生する寄生キャパシタンスであることを
特徴とする請求項2記載のデュプレックスフィルタ。 - 【請求項8】 上記インダクタはチップインダクタであ
ることを特徴とする請求項2記載のデュプレックスフィ
ルタ。 - 【請求項9】 無線通信に用いられるデュプレックスフ
ィルタにおいて、信号が入力及び出力される入出力端;
上記入出力端に接続される第1共振手段;上記第1共振手
段に直列に接続された第2共振手段;一端が上記第1共振
手段に連結され、他端が接地されるインダクタ;一端が
上記第2共振手段に連結され、他端が接地されるキャパ
シタ;及び上記第1共振手段と第2共振手段との間に接続
されるアンテナ端からなるデュプレックスフィル夕。 - 【請求項10】 上記第1共振手段及び第2共振手段が、
それぞれ印刷回路基板に実装され、前面の開放面を除い
た全面が導電性物質で塗布され、その内部に前面と後面
とを貫通する共振ホールが形成され、上記共振ホールの
内部には導電性物質が塗布されて内部電極を形成する誘
電体ブロックからなることを特徴とする請求項9記載の
デュプレックスフィルタ。 - 【請求項11】 上記インダクタとキャパシタが印刷回
路基板の接地電極に接続されることを特徴とする請求項
10記載のデュプレックスフィルタ。 - 【請求項12】 上記第1共振手段及び第2共振手段が前
面の開放面を除いた全面が導電性物質で塗布され、その
内部に前面と後面とを互いに平行に貫通する2つの共振
ホールが形成され、上記共振ホールの内部には導電性物
質が塗布されて内部電極を形成する一体型誘電体ブロッ
クからなることを特徴とする請求項9記載のデュプレッ
クスフィルタ。 - 【請求項13】 上記誘電体ブロックの前面開放面の2
つの共振ホールのいずれかの共振ホールの周囲に共振周
波数を調整する電極パターンが形成されたことを特徴と
する請求項12記載のデュプレックスフィルタ。 - 【請求項14】 上記誘電体ブロックの後面側に誘電体
ブロックの長手方向に端差が形成され、上記2つの共振
ホールの長さを異なるようにし、共振周波数を調整する
ことを特徴とする請求項12記載のデュプレックスフィル
タ。 - 【請求項15】 上記キャパシタはチップキャパシタで
あることを特徴とする請求項10記載のデュプレックスフ
ィルタ。 - 【請求項16】 上記キャパシタのキャパシタンスは、
印刷回路基板上に発生する寄生キャパシタンスであるこ
とを特徴とする請求項10記載のデュプレックスフィル
タ。 - 【請求項17】 上記インダクタはチップインダクタで
あることを特徴とする請求項10記載のデュプレックスフ
ィルタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10690098P | 1998-11-03 | 1998-11-03 | |
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KR1998-50499 | 1998-11-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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JP11264391A Pending JP2000151213A (ja) | 1998-11-03 | 1999-09-17 | デュプレックスフィルタ |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009004779A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 電磁気バンドギャップ構造物及び印刷回路基板 |
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CN118281516A (zh) * | 2020-11-30 | 2024-07-02 | 江苏灿勤科技股份有限公司 | 一种能够适应小型化需求的低频介质滤波器 |
-
1999
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- 1999-09-17 JP JP11264391A patent/JP2000151213A/ja active Pending
Cited By (5)
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