JP2003133811A - 誘電体デュプレクサおよび通信装置 - Google Patents

誘電体デュプレクサおよび通信装置

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JP2003133811A
JP2003133811A JP2001324057A JP2001324057A JP2003133811A JP 2003133811 A JP2003133811 A JP 2003133811A JP 2001324057 A JP2001324057 A JP 2001324057A JP 2001324057 A JP2001324057 A JP 2001324057A JP 2003133811 A JP2003133811 A JP 2003133811A
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Japan
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filter
inner conductor
antenna
input
band
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JP2001324057A
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Soichi Nakamura
聡一 中村
Hirobumi Miyamoto
博文 宮本
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • H01P1/2136Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using comb or interdigital filters; using cascaded coaxial cavities

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方のフィルタが帯域阻止フィルタである、
伝送特性の優れた誘電体デュプレクサを構成する。 【解決手段】 略直方体形状の誘電体ブロック1の内部
に、内面に内導体を形成した内導体形成孔2a〜2g,
10a,10bを形成する。また、誘電体ブロックの外
面には略全体に外導体4を形成し、所定の位置に入出力
電極5,6およびアンテナ側入出力電極7,8を形成す
る。これにより、一つの誘電体ブロック1に、帯域阻止
フィルタと帯域通過フィルタとを形成する。アンテナ側
入出力電極7と、アンテナANTとの間に、C−L−C
のπ型のπ/2位相回路を挿入し、アンテナ側入出力電
極8にアンテナANTを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に移動体通信
に使用される誘電体デュプレクサ、高周波モジュールお
よびそれを備えた通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘電体デュプレクサの構成につい
て、図7を参照して説明する。
【0003】図7は誘電体デュプレクサの外観斜視図で
ある。図7において、51は誘電体ブロック、52a〜
52fは内面に内導体を備えた内導体形成孔、54は外
導体、55は入出力電極、56,58は外導体非形成
部、57はアンテナ側入出力電極、59はアンテナ励振
孔として作用する内導体形成孔である。
【0004】略直方体形状の誘電体ブロック51には、
内面に内導体53a〜53fをそれぞれ形成した内導体
形成孔52a〜52fを設けており、外面には全面に外
導体54を形成している。内導体形成孔52a〜52f
の一方の端面(図における右奥面)付近の内面には、内
導体53a〜53fと外導体54とをそれぞれ離間する
内導体非形成部を設けて開放端とし、これに対向する他
方の端面(図における左手前面)を短絡端としてそれぞ
れ誘電体共振器を構成している。また、内導体形成孔5
9を内導体形成孔52a〜52fの軸方向と同じ軸方向
に貫通形成している。
【0005】一方、外面には、内導体形成孔52a〜5
2fの配列方向の端面から実装基板に対向する実装面
(図における下面)にかけて外導体54から外導体非形
成部56により離間した入出力電極55を形成してい
る。また、内導体形成孔52cと52dとの間に、内導
体形成孔52a〜52fの短絡面から実装面にかけて、
外導体54から外導体非形成部58により離間し、内導
体形成孔59の内導体に導通するアンテナ側入出力電極
57を形成している。
【0006】この状態で、内導体形成孔52a〜52c
からなる部分と内導体形成孔52d〜52fからなる部
分は、各内導体による共振器同士が結合した帯域通過型
の三段の誘電体フィルタとしてそれぞれ作用する。この
ようにして、一方を送信側フィルタ、他方を受信側フィ
ルタとする誘電体デュプレクサを構成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の誘電体デュプレクサにおいては、以下に示す解決
すべき課題があった。
【0008】従来の誘電体デュプレクサにおいて、送信
側フィルタ、受信側フィルタの両方が帯域通過型フィル
タである場合には、送信側フィルタ、受信側フィルタ、
双方の通過帯域におけるアンテナ側入出力電極からみた
インピーダンスは略無限大となり、誘電体デュプレクサ
として機能する。
【0009】しかし、図8に示す等価回路で表されるよ
うな、一方のフィルタが帯域阻止フィルタであった場合
には、図9に示すように、他方のフィルタの通過帯域で
のインピーダンスは略ゼロとなる。図9は、受信側フィ
ルタ(帯域通過フィルタ)の受信帯域(通過帯域)にお
ける、アンテナから送信側フィルタ(帯域阻止フィル
タ)をみたインピーダンスを表したスミスチャートであ
る。これは、800MHz帯の通信システム(受信フィ
ルタの通過帯域は、810MHz〜828MHz)での
インピーダンスを示したものであり、A点は810MH
zでのインピーダンス、B点は828MHzでのインピ
ーダンスである。
【0010】図9に示すように、アンテナから送信側フ
ィルタをみたインピーダンスが略ゼロとなり、アンテナ
からみた送信側フィルタは、受信帯域において等価的に
短絡となる。よって、アンテナからの受信信号が送信側
フィルタに入力してしまい、デュプレクサとして動作し
ない。
【0011】このような課題を解決すべく、図10に示
すような構造を備える誘電体デュプレクサが考案され
た。
【0012】図10は誘電体デュプレクサの三面図の部
分図であり、(a),(c)はそれぞれ内導体形成孔の
開口面を表し、(b)は実装面である底面を表した図で
ある。また、この図は誘電体デュプレクサを構成する一
方のフィルタである帯域阻止フィルタ部を示したもので
ある。図10において、61は誘電体ブロック、62a
〜62d,70,71は内導体形成孔、64は外導体、
66,68は外導体非形成部、67は入出力電極、69
はアンテナ側入出力電極である。
【0013】図10に示す誘電体デュプレクサにおいて
は、誘電体ブロック61の一方の面(図10の(a))
から、これに対向する他方の面(図10の(c))にか
けて、内面に内導体を形成した内導体形成孔62a〜6
2d,70,71を設けている。内導体形成孔62a,
62c,62d,70,71は途中で径の異なるステッ
プ構造であり、内導体形成孔62bはストレート構造で
ある。誘電体ブロック61の外面には、略全面に外導体
64を形成しており、一方の面(図10の(a))から
実装面である底面(図10の(b))にかけて、外導体
非形成部66,68をそれぞれ設けて、入出力電極67
およびアンテナ側入出力電極69を形成している。内導
体形成孔70,71は、それぞれ入出力電極67、およ
びアンテナ側入出力電極69に導通している。内導体形
成孔62cは、入出力電極67、アンテナ側入出力電極
69が形成された面(図10の(a))付近の内面に内
導体非形成部を設けて共振器の開放端とし、内導体形成
孔62a,62dは、これに対向する面(図10の
(c))付近の内面に内導体非形成部を設けてそれぞれ
が構成する共振器の開放端としている。
【0014】内導体形成孔62a〜62d,70,71
は、誘電体ブロック61の底面から天面にかけて二列に
形成されている。ここで、内導体形成孔62a,70,
62c,62dからなる共振器は、内導体形成孔62a
と内導体形成孔70、および内導体形成孔62cと内導
体形成孔62dがそれぞれインターディジタル結合して
一段の帯域阻止フィルタを構成している。これら一段の
帯域阻止フィルタは、内導体形成孔70と内導体形成孔
62dとの間において、電気角π/2でインターディジ
タル結合して、全体として、二段構成の帯域阻止フィル
タを構成している。
【0015】ここで、内導体形成孔71からなる共振器
は、内導体形成孔62dからなる共振器に電気角π/2
でインターディジタル結合することにより、π/2位相
回路として機能する。よって、アンテナ側入出力電極6
9から帯域阻止フィルタ側を見たときの、この帯域阻止
フィルタで阻止される帯域、すなわちもう一方のフィル
タの通過帯域でのインピーダンスを、略無限大にまであ
げることができ、デュプレクサとして動作させることが
できる。
【0016】しかし、このような構造とすることで、次
の課題が発生する。すなわち、内導体形成孔62dによ
る共振器は、前記のように、内導体形成孔62c,7
0,71による三つの共振器とインターディジタル結合
するため、内導体形成孔を高さ方向に二段にする必要が
あるが、二段にすることで、誘電体ブロック61自体の
高さを高くしなければならない。
【0017】また、二段にすることにより、一段構造の
ときに比べ、共振器一段当たりの高さ方向の占有部分が
小さくなり、無負荷Qが劣化してしまうため、挿入損失
が大きくなってしまう。
【0018】また、送信側フィルタにとっての受信帯域
のように、相手側の通過帯域での位相の幅が、図11に
示すように変化する。
【0019】これは、フィルタを構成する内導体形成孔
からなる共振器の数が多いため、それだけ周波数特性を
有する素子が多いことによるものである。図11は、ア
ンテナ側入出力電極からみた受信帯域での送信側フィル
タのインピーダンスを表したスミスチャートであり、8
00MHz帯の通信システム(受信フィルタの通過帯域
は、810MHz〜828MHz)でのインピーダンス
を示したものである。A点は810MHzでのインピー
ダンス、B点は828MHzでのインピーダンスであ
る。図11に示すように、受信帯域内の周波数の幅に応
じて位相の幅θに広がりがあるため、受信帯域内の全て
の周波数帯域に亘って、受信側フィルタが良好なマッチ
ングをとることができず、挿入損失を悪化させてしま
う。
【0020】また、誘電体ブロック自体が大きくなるた
め、その分の材料費を加算することとなり、コストが増
加してしまう。
【0021】この発明の目的は、一方のフィルタが帯域
阻止フィルタであり、容易にアンテナとのマッチングを
行うことができる、簡素な構造の誘電体デュプレクサお
よびこれを備えた通信装置を構成することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、誘電体ブロ
ックに、一方をアンテナ側入出力電極とする二つの入出
力電極をそれぞれ備える、二つのフィルタを構成し、少
なくとも一方を帯域阻止フィルタとし、誘電体ブロック
の外部で、帯域阻止フィルタのアンテナ側入出力電極と
アンテナとの間に位相回路を設け、アンテナ側から見た
帯域阻止フィルタのアンテナ側入出力電極が等価的に略
開放となるように位相回路で位相をシフトさせるように
して、誘電体デュプレクサを構成する。
【0023】また、この発明は、二つのフィルタの一方
を帯域阻止フィルタ、他方を帯域通過フィルタとし、帯
域通過フィルタのアンテナ側入出力電極にアンテナを接
続して、誘電体デュプレクサを構成する。
【0024】また、この発明は、誘電体デュプレクサを
構成する帯域阻止フィルタを、インターディジタル結合
する複数の共振器により構成する。
【0025】また、この発明は、複数の誘電体フィルタ
を備えた誘電体ブロックと位相回路とを一つのベース基
板に装着して誘電体デュプレクサを構成する。
【0026】また、この発明は、前記誘電体デュプレク
サを備えて通信装置を構成する。
【0027】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係る誘電体デュ
プレクサの構成について、図1、図2を参照して説明す
る。図1は誘電体デュプレクサの三面図および外部接続
を表した図であり、(a),(c)は内導体形成孔の開
口面を表した図、(b)は実装面である底面を表した図
である。図2はその等価回路図である。図1において、
1は誘電体ブロック、2a〜2g,10a,10bは内
面に内導体を形成した内導体形成孔、4は外導体、5は
送信側フィルタの入出力電極である入力電極、6は受信
側フィルタの入出力電極である出力電極、7は送信側フ
ィルタのアンテナ側入出力電極、8は受信側フィルタの
アンテナ側入出力電極、9a〜9dは外導体非形成部、
gは内導体非形成部であり、Lはインダクタ、C 1 ,C
2 はコンデンサ、ANTはアンテナである。
【0028】略直方体形状の誘電体ブロック1の内部に
は、内面に内導体を形成した内導体形成孔2a〜2g,
10a,10bが設けられている。内導体形成孔2a〜
2g,10a,10bは誘電体ブロック1の所定の面
(図1の(a))から、これに対向する他方の面(図1
の(c))にかけて、貫通して形成されている。内導体
形成孔2a〜2c,2e〜2g,10aは、途中で径の
異なるステップ孔形状で形成されている。内導体形成孔
2a,10aは、図1の(a)に示した面である開口面
側の内径が、図1の(c)に示した面である開口面側の
内径よりも大きく形成されており、内導体形成孔2b,
2c,2e〜2gは、図1の(c)に示した面である開
口面側の内径が、図1の(a)に示した面である開口面
側の内径よりも大きく形成されている。また、内導体形
成孔2d,10bは、ストレート孔形状で形成されてい
る。内導体形成孔2a,2c,2e〜2gはそれぞれ内
径の大きい側の開口面付近の内面に、それぞれ内導体非
形成部gを設け、それぞれが構成する共振器の開放端が
形成されている。また、内導体形成孔2bの一方の開口
面(図における下面)から実装面となる底面(図におけ
る正面)にかけて、内導体形成孔2bの内導体に導通す
るように入力電極5(送信側フィルタの入出力電極)が
形成されている。また、誘電体ブロック1の底面から右
側面にかけて、外導体非形成部9bを設けて、内導体形
成孔2gの内導体に結合する出力電極6(受信側フィル
タの入出力電極)が形成されている。また、内導体形成
孔10a,10bの一方の開口面(図における上面)か
ら底面にかけては、それぞれ外導体非形成部9c,9d
を設けて、内導体形成孔の内導体に導通するアンテナ側
入出力電極7,8が形成されている。
【0029】内導体形成孔2aからなる共振器と内導体
形成孔2bからなる共振器とは、インターディジタル結
合して、一段の帯域阻止フィルタを構成している。同様
に、内導体形成孔10aからなる共振器と内導体形成孔
2cからなる共振器についても一段の帯域阻止フィルタ
を構成している。これらの帯域阻止フィルタは、内導体
形成孔10aと内導体形成孔2bとが電気角π/2でイ
ンターディジタル結合しており、二段の帯域阻止フィル
タを構成している。
【0030】このような構造とすることにより、アンテ
ナ側入出力電極7から送信側フィルタを見た、受信信号
の周波数帯域でのインピーダンスはゼロとなり、等価的
に短絡となる。
【0031】一方、内導体形成孔2e〜2gのそれぞれ
からなる共振器は、コムライン結合して、三段の帯域通
過フィルタを構成しており、アンテナ側入出力電極8は
内導体形成孔10bを介し、内導体形成孔2eからなる
共振器に結合している。この帯域通過フィルタは、アン
テナ側入出力電極8から受信側フィルタを見た送信信号
の周波数帯域でのインピーダンスが無限大となり、等価
的に開放となる。
【0032】また、内導体形成孔2dの内導体は、両開
口面ともに、外導体4に導通しており、アース孔として
機能する。この内導体形成孔2dにより、前述の二つの
フィルタは電気的に分断されている。
【0033】送信側フィルタのアンテナ側入出力電極7
と受信側フィルタのアンテナ側入出力電極8との間に
は、コンデンサC1 ,C2 とインダクタLとをπ型に結
合した、π/2位相回路が挿入されており、アンテナ
(ANT)は、受信側フィルタの入出力電極8に直接接
続している。
【0034】図3は、アンテナからみた受信帯域での送
信側フィルタのインピーダンスを表したスミスチャート
であり、800MHz帯の通信システム(受信フィルタ
の通過帯域は、810MHz〜828MHz)でのイン
ピーダンスを示したものである。A点は810MHzで
のインピーダンス、B点は828MHzでのインピーダ
ンスである。図3と図9とを比較して分かるように、位
相回路を挿入することにより、インピーダンスが増加
し、アンテナANTから見た送信側フィルタは、受信側
フィルタの通過帯域(受信信号の周波数帯域)におい
て、等価的に開放端となり、デュプレクサとして動作す
る。
【0035】また、図3と図10とを比較して分かるよ
うに、本実施形態に示した誘電体デュプレクサの方が、
帯域全体における位相の変化の幅が狭くなっている。
【0036】すなわち、フィルタを構成する共振器の数
を減らしたことにより、周波数特性を有する素子が減る
こととなり、位相の広がりを小さくすることができる。
これにより、受信帯域における位相のズレの影響を小さ
くすることができ、受信フィルタのマッチング性が改善
される。よって、受信フィルタの挿入損失を改善し、特
性の劣化を抑制することができる。
【0037】このように、送信側フィルタを帯域阻止フ
ィルタとし、受信側フィルタを帯域通過フィルタとす
る、誘電体ブロック外部に位相回路を接続した誘電体デ
ュプレクサを構成することができる。
【0038】このような構成とすることにより、送信側
フィルタを位相回路を備えない帯域除去フィルタで構成
でき、誘電体ブロックの外形寸法を小さくすることがで
きる。例えば、従来技術(上面から底面の方向へ二段状
の共振器を備えた誘電体デュプレクサ)では、外形寸法
が6.5mm×9.0mm×2.54mmであったもの
が、本実施形態のように構成すると誘電体ブロックの外
形寸法が5.6mm×9.0mm×1.94mmとな
り、実装面積、高さともに小さくすることができる。こ
こで、位相回路を構成する外部接続のチップコイルおよ
びチップコンデンサは、その外形寸法が1.0mm×
0.5mm×0.5mm程度であるため、この位相回路
分の実装面積を考慮しても、小型化することができる。
【0039】また、誘電体ブロック内の内導体形成孔が
誘電体ブロックの一方の側面から対向する他方の側面に
かけて一列に配列形成されているため、無負荷Qは低下
することなく、挿入損失の悪化を抑制することができ
る。例えば、従来品であれば0.80dBであった挿入
損失が、本実施形態の品では外部接続の位相回路での損
失も含めて0.69dBとすることができる。
【0040】また、二段にした内導体形成孔からなる位
相回転用の共振器を用いず、集中定数回路を用いること
により、周波数による影響が低減でき、相手帯域の位相
幅を狭くすることができる。
【0041】また、位相のズレについても、図11に示
すような従来品であれば位相幅が66°から、図3に示
すように、本実施形態の品では位相幅が19°に改善さ
れている。これにより、受信フィルタの挿入損失が1.
73dBから外部接続の位相回路での損失も含めて1.
39dBにすることが実験的に確認できた。
【0042】また、以下の点で、製造コストを低減する
ことができる。誘電体ブロックの外形寸法が小さくな
るため、その分材料費が低減する。誘電体ブロック内
に形成する内導体形成孔とその内導体からなる共振器の
数が減るため、金型代が低減する。同様に共振器の数
が減るため、加工費が低減する。
【0043】なお、本実施形態では、位相回路をC−L
−Cのπ型回路で構成したが、これに限るものではな
く、L−C−Lのπ型位相回路、コンデンサCの直列挿
入回路、インダクタLの並列接続回路等を用いてもよ
い。ここで、C−L−Cのπ型回路を用いれば、送信側
フィルタの阻止帯域および受信側フィルタの通過帯域の
高周波数領域の減衰特性を改善することができ、L−C
−Lのπ型位相回路を用いれば、低周波数領域側の減衰
特性を改善することができる。また、L,Cの単体回路
では、位相の回転が十分でない場合もあるが、アンテナ
側入出力電極に導通する内導体形成孔の形状をステップ
孔等に変更すれば、伝送信号の共振周波数を変化させ
て、所望の特性を得ることができる。
【0044】なお、送信側フィルタを帯域通過フィルタ
とし、受信側フィルタを帯域阻止フィルタとすることも
できる。この場合には、送信側フィルタのアンテナ側入
出力電極と、アンテナに直接接続することにより、送信
側フィルタのアンテナ側入出力電極から受信側フィルタ
を見た、送信信号の周波数帯域でのインピーダンスが無
限大となり、等価的に開放となる。よって、デュプレク
サとして機能する。
【0045】次に、第2の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成について、図4を参照して説明する。
【0046】図4は誘電体デュプレクサの三面図および
外部接続を表した図であり、(a),(c)は内導体形
成孔の開口面を表した図、(b)は実装面である底面を
表した図である。図4において、1は誘電体ブロック、
2a〜2g,10a,10bは内面に内導体を形成した
内導体形成孔、4は外導体、5は送信側フィルタの入出
力電極である入力電極、6は受信側フィルタの入出力電
極である出力電極、7は送信側フィルタのアンテナ側入
出力電極、8は受信側フィルタのアンテナ側入出力電
極、9a〜9dは外導体非形成部、gは内導体非形成部
であり、L1 ,L2 はインダクタ、C1 ,C2 ,C3
4 はコンデンサ、ANTはアンテナである。
【0047】図4に示した誘電体デュプレクサは、送信
側フィルタとして、内導体形成孔2a〜2c,10aを
備える帯域阻止フィルタを構成し、受信側フィルタとし
て、内導体形成孔2e〜2g,10bを備える帯域阻止
フィルタを構成したものである。送信側フィルタである
内導体形成孔2a〜2c,10aを備える帯域阻止フィ
ルタは、第1の実施形態に示した誘電体デュプレクサの
帯域阻止フィルタと同じ構造である。一方、受信側フィ
ルタである内導体形成孔2e〜2g,10bを備える帯
域阻止フィルタは、内導体形成孔2a〜2c,10aを
備える帯域阻止フィルタに対して、アース孔となる内導
体形成孔2dの軸方向を対称軸にして鏡像となるように
構成されている。但し、内導体形成孔2e〜2g,10
bを、内導体形成孔2a〜2c,10aと、その内径お
よびステップ形状等を異ならせて、共振周波数をシフト
させることにより、送信側フィルタと受信側フィルタと
は、使用周波数帯域を異ならせている。
【0048】入力電極5、アンテナ側入出力電極7につ
いても、第1の実施形態に示したものと同じである。出
力電極6およびアンテナ側入出力電極8は、前述の内導
体形成孔の場合と同様に、入力電極5、アンテナ側入出
力電極7に対して、内導体形成孔2dの軸を対称に形成
されている。
【0049】送信側フィルタのアンテナ側入出力電極7
とアンテナ(ANT)との間には、コンデンサC1 ,C
2 とインダクタL1 とをπ型に結合した、π/2位相回
路が挿入されている。これにより、受信フィルタの使用
周波数帯域(受信周波数帯域)での、アンテナからみた
送信側フィルタは等価的に開放となる。また、受信側フ
ィルタのアンテナ側入出力電極8との間には、コンデン
サC3 ,C4 とインダクタL2 とをπ型に結合した、π
/2位相回路が挿入されている。これにより、送信側フ
ィルタの使用周波数帯域(送信周波数帯域)での、アン
テナからみた受信側フィルタは等価的に開放端となる。
よって、送信信号が送信側フィルタから受信側フィルタ
に直接伝送することなくアンテナに伝送され、アンテナ
からの受信信号が送信側フィルタに伝送されることなく
受信側フィルタに伝送され、誘電体デュプレクサとして
機能する。
【0050】次に、第3の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成について、図5を参照して説明する。
【0051】図5は誘電体デュプレクサの外観斜視図で
あり、(a)は上面を、(b)は下面を示した図であ
る。図5において、100は誘電体フィルタを備えた誘
電体ブロック、101はチップコンデンサ、102はチ
ップコイル、103はアンテナ端子、104は入力端
子、105は出力端子、110はベース基板である。
【0052】図5に示した誘電体ブロック100の構造
は、第1の実施形態で示した構造をしている。図5の
(a)に示すように、ベース基板110の一方の表面に
は実装回路を形成しており、誘電体ブロック100、チ
ップコンデンサ101、およびチップコイル102を装
着している。ここで、チップコンデンサ101およびチ
ップコイル102はπ型に実装されてπ/2位相回路を
構成しており、送信側フィルタのアンテナ側入出力電極
7、受信側フィルタのアンテナ側入出力電極8、および
ベース基板110に形成されたアンテナ端子103に接
続している。また、誘電体ブロック100の送信側フィ
ルタの入力電極はベース基板110に形成された入力端
子104へ、受信側フィルタの出力電極はベース基板1
10に形成された出力端子105へ接続している。この
ように、ベース基板110の表面に各素子を装着して、
全体として誘電体デュプレクサとして機能する高周波モ
ジュールを構成している。
【0053】このような構造とすることにより、ベース
基板上に装着された各素子を一体として一つのデュプレ
クサとして動作するため、更なる外部付加回路を設ける
必要がなくなる。
【0054】また、基板上の任意の位置に、任意のサイ
ズで入力端子、出力端子、およびアンテナ端子を形成す
ることができるため、設計の自由度が向上する。
【0055】なお、前述の実施形態に示した誘電体ブロ
ックに設けられた内導体形成孔を用いた各共振器の開放
端の構成は、開放端面となる端面付近の内導体形成孔内
部に内導体非形成部gを設けたものに限らない。開放端
面に外導体を形成せず、内導体形成孔の開口部を開放端
とした構成や、その開口部に、内導体に導通する結合電
極を形成した構成であってもよい。
【0056】次に、第4の実施形態に係る通信装置の構
成について、図6を参照して説明する。図6は通信装置
のブロック図である。図6において、ANTは送受信ア
ンテナ、DPXはデュプレクサ、BFa,BPFb,B
PFcはそれぞれ帯域通過フィルタ、AMPa,AMP
bはそれぞれ増幅回路、MIXa,MIXbはそれぞれ
ミキサ、OSCは発振器、DIVは分周器(シンセサイ
ザー)である。MIXaはDIVから出力される周波数
信号をIF信号で変調し、BPFaは送信周波数の帯域
のみを通過させ、AMPaはこれを電力増幅してDPX
を介しANTより送信する。AMPbはDPXから出力
される信号を増幅し、BPFbはからAMPbから出力
される信号のうち受信周波数帯域のみを通過させる。M
IXbはBPFcより出力される周波数信号と受信信号
とをミキシングして中間周波信号IFを出力する。
【0057】図6に示したデュプレクサDPXには、図
1、図4、図5に示した構造の誘電体デュプレクサを用
いることができる。このようにして優れた通信特性を有
する小型の通信装置を構成することができる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、アンテナから見た帯
域阻止フィルタのアンテナ側入出力電極が等価的に略開
放となるように位相をシフトさせる位相回路を、誘電体
ブロックの外部で、帯域阻止フィルタのアンテナ側入出
力電極とアンテナ間に設けることにより、優れた特性を
有する誘電体デュプレクサを小型で安価に構成すること
ができる。
【0059】また、この発明によれば、帯域阻止フィル
タをインターディジタル結合された複数の共振器のみで
構成することにより、低損失なフィルタを構成でき、優
れた特性を有する誘電体デュプレクサを構成することが
できる。
【0060】また、この発明によれば、複数の誘電体フ
ィルタを備えた誘電体ブロックと前記位相回路とを一つ
のベース基板に装着することにより、誘電体デュプレク
サを簡素な構造で構成することができ、かつ設計の自由
度が向上する。
【0061】また、この発明によれば、前記誘電体デュ
プレクサを備えることにより、優れた通信特性を有する
通信装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る誘電体デュプレクサの三
面図および外部接続を表した図
【図2】第1の実施形態に係る誘電体デュプレクサの等
価回路図
【図3】第1の実施形態に係る誘電体デュプレクサのア
ンテナからみた受信帯域での送信側フィルタのインピー
ダンスを表したスミスチャート
【図4】第2の実施形態に係る誘電体デュプレクサの三
面図および外部接続を表した図
【図5】第3の実施形態に係る誘電体デュプレクサの外
観斜視図
【図6】第4の実施形態に係る通信装置のブロック図
【図7】従来の誘電体デュプレクサの外観斜視図
【図8】帯域阻止フィルタと帯域通過フィルタとを備え
たデュプレクサの等価回路図
【図9】図8に示したデュプレクサのアンテナからみた
受信帯域での送信側フィルタのインピーダンスを表した
スミスチャート
【図10】従来の他の誘電体デュプレクサの底面および
側面の部分図
【図11】従来の他の誘電体デュプレクサのアンテナか
らみた受信帯域での送信側フィルタのインピーダンスを
表したスミスチャート
【符号の説明】
1,51,61−誘電体ブロック 2a〜2g,52a〜52f,62a〜62d,10
a,10b,59,70,71−内導体形成孔 4,54,64−外導体 5−送信側フィルタの入出力電極 6−受信側フィルタの入出力電極 55−入出力電極 7,8,57,67,69−アンテナ側入出力電極 9a〜9d,56,58,66,68−外導体非形成部 100−誘電体フィルタを備えた誘電体ブロック 110−ベース基板 103−ベース基板110のアンテナ端子 104−ベース基板110の入力端子 105−ベース基板110の出力端子 101−チップコンデンサ 102−チップコイル C1 ,C2 ,C3 ,C4 −コンデンサ L,L1 ,L2 −インダクタ g−内導体非形成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体形状の誘電体ブロックの内部
    に、内面に内導体を形成した複数の内導体形成孔を備
    え、前記誘電体ブロックの外面に、前記複数の内導体形
    成孔のうち所定の内導体形成孔に設けられた内導体にそ
    れぞれ導通または結合する入出力電極と、外導体とを備
    えることにより、 前記誘電体ブロックに、一方をアンテナ側入出力電極と
    する二つの入出力電極をそれぞれ備える、二つのフィル
    タを構成し、 前記二つのフィルタのうち、少なくとも一方を帯域阻止
    フィルタとし、 前記誘電体ブロックの外部で、前記帯域阻止フィルタの
    アンテナ側入出力電極とアンテナとの間に位相回路を設
    け、アンテナ側から見た前記帯域阻止フィルタのアンテ
    ナ側入出力電極が等価的に略開放となるように該位相回
    路で位相をシフトさせるようにした誘電体デュプレク
    サ。
  2. 【請求項2】 前記二つのフィルタの一方を前記帯域阻
    止フィルタ、他方を帯域通過フィルタとし、 前記帯域通過フィルタのアンテナ側入出力電極にアンテ
    ナを接続するようにした請求項1に記載の誘電体デュプ
    レクサ。
  3. 【請求項3】 前記帯域阻止フィルタは、該帯域阻止フ
    ィルタのアンテナ側入出力電極と、他方の入出力電極と
    にそれぞれ導通する二つの内導体をインターディジタル
    結合させるとともに、該二つの内導体に他の二つの内導
    体形成孔の内導体をそれぞれインターディジタル結合さ
    せてなる、請求項1または請求項2に記載の誘電体デュ
    プレクサ。
  4. 【請求項4】 前記帯域阻止フィルタを少なくとも一つ
    備えた誘電体ブロックと、前記位相回路とが単一のベー
    ス基板上に装着されてなる請求項1〜3のいずれかに記
    載の誘電体デュプレクサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の誘電体
    デュプレクサを備えた通信装置。
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