JP2003084919A - ディスクアレイ装置の制御方法およびディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置の制御方法およびディスクアレイ装置

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JP2003084919A
JP2003084919A JP2001270940A JP2001270940A JP2003084919A JP 2003084919 A JP2003084919 A JP 2003084919A JP 2001270940 A JP2001270940 A JP 2001270940A JP 2001270940 A JP2001270940 A JP 2001270940A JP 2003084919 A JP2003084919 A JP 2003084919A
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充 井上
Kazuhisa Fujimoto
和久 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ結合型のディスクアレイ装置におい
て、スイッチの入出力ポート数を増加させること無しに
内部パスの使用効率を改善し装置スループットを向上さ
せるとともに、性能の異なるホストI/Fのサポートを
容易にする。 【解決手段】 ホストインタフェース部4又はディスク
インタフェース部6と共有メモリ部7とをスイッチ部8
にて1対1に接続する構成とする。接続するホストイン
タフェース部4又はディスクインタフェース部6の数に
比較しより多くのパケットバッファをスイッチ部8に持
たせ、接続するホストインタフェース部4又はディスク
インタフェース部6の数に比較し多くのアクセス要求を
スイッチ部8が常に保持出来るようにする。またパケッ
トバッファによりホストインタフェース部4と共有メモ
リ部7との速度差を吸収し、性能の異なるホストインタ
フェース部4の接続を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクアレイ技
術に関し、特に、ディスクサブシステム、ディスクアレ
イ装置等を構成するディスクアレイ制御装置等における
共有メモリのアクセスパスの構成および制御等に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクサブシステムはコンピュー
タの2次記憶装置として広く使用されているが、主記憶
のI/O性能に比較し常に3〜4桁程度I/O性能が低
く、従来からこの差を縮める努力が行われてきた。サブ
システムのI/O性能を向上させるための方法として
は、複数の磁気ディスク装置を並列動作させデータを複
数の磁気ディスクに分散記憶させるディスクアレイ方式
が知られている。
【0003】ディスクアレイ方式では、複数のディスク
装置を並列に動作させることで、I/O性能及びシーケ
ンシャルアクセス時のスループット性能を向上すること
ができるが、複数のディスクと同時にデータ転送を行う
必要があるため、装置性能を引き上げるためにはディス
ク装置とホスト側I/F部を接続するディスクアレイ制
御装置の内部パスにも高いデータ転送性能が求められ
る。
【0004】図7は、本発明の参考技術であるディスク
アレイ制御装置を含むディスクアレイ装置を示す概念図
である。図7に示す参考技術のディスクアレイ制御装置
200は、チャネルI/F回路120およびプロセッサ
110を備え、ホストコンピュータ300との間におけ
るデータの授受を制御するホストインタフェース部22
0、ディスクI/F回路150およびプロセッサ140
を備え、複数のディスクドライブ500との間における
データの授受を制御するディスクインタフェース部23
0、装置の制御情報及びディスクドライブに書き込むデ
ータを一時記憶する共有メモリ部240、が共通バス2
10で接続され構成されている(以下このような形態の
ディスクアレイを共有バス接続ディスクアレイと仮称す
る)。
【0005】このような構成のため、共有バス接続ディ
スクアレイでは一般的に共通バス210のスループット
がシステム性能のボトルネックとなる。通常、バスはデ
ータバス幅と動作周波数によりスループットが決定され
るが、共有バスは近年この何れもが限界に近づいて来た
ため、共有バス接続ディスクアレイのシステム性能の向
上は頭打ちになってきている。
【0006】このため、特開平10−333836号公
報では共有バス接続ディスクアレイに代わる物として、
ホストコンピュータに接続される複数のインタフェース
部と、複数の磁気ディスク装置に接続されるインタフェ
ース部を、スイッチを用いた相互結合網を介して複数の
共有メモリ部に接続する構成とし、各ホスト側インタフ
ェース部および磁気ディスク側インタフェース部は相互
結合網のスイッチを経由して共有メモリ部のアクセスを
行う技術(以下このような形態のディスクアレイをスタ
ーネット接続ディスクアレイと仮称する)が開示されて
いる。
【0007】スターネット接続ディスクアレイは、共有
メモリ部とスイッチとの接続パス(メモリ接続パス)の
物理本数が共有バス接続ディスクアレイに比較し多いた
め、物理ピン数の制約等のネックから接続パス1本の転
送スループットは共有バスに比べ大きく出来ないもの
の、装置当りの接続パスの本数が共有バス接続ディスク
アレイに比較し極めて大きいため、装置全体としての限
界転送スループットは大きく、システム性能の向上が可
能となっている。また、ホスト側のインタフェース部、
磁気ディスク側のインタフェース部、あるいは共有メモ
リ部の増設により、前記接続パスの本数も増加するた
め、機能部位の増設に比例してシステム性能が向上する
ため、スケーラブルなアーキテクチャであると言える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ホストコンピュータ側
の急速な性能向上、ネットワークの高速化に伴いディス
クアレイシステムの性能に対する市場要求もより厳しい
ものとなって来ている。これに対して、共有バス接続デ
ィスクアレイでは、共有バスの性能ネックによりシステ
ム性能の向上が困難な状況となりつつあり、市場要求を
満たすことが出来ない。一方、上述の通りスターネット
接続ディスクアレイでは、接続パス本数を多くすること
により装置としてのスループット性能の向上が可能であ
ると言える。
【0009】しかしスターネット接続ディスクアレイで
あっても、実際には実装上の問題により接続パスの本数
は制限されるため、接続パス数の増加のみでは更なる性
能向上には限界がある。また、インタフェース側とスイ
ッチおよびスイッチと共有メモリ部の間で1対1接続の
パスを使用するとしても動作周波数限界は存在するた
め、接続パス1本当りの性能向上も限界がある。従っ
て、限られた接続パス本数の中で装置内部パスのスルー
プットを向上することが必要となる。
【0010】スターネット接続ディスクアレイは、複数
の接続パスが同時に動作することで装置全体としての内
部パススループットの向上を狙ったものであるが、一般
にディスクアレイでは複数のホスト側インタフェース部
及び複数のディスク側インタフェース部からの共有メモ
リ部へのアクセス要求は、必ずしも複数の共有メモリ部
にきれいに分散する物では無く、アクセス要求が集中し
た共有メモリ部へのメモリ接続パスにはスイッチ(相互
結合網)上でアクセス待ちが発生する一方、アクセス要
求が無かった共有メモリ部へのメモリ接続パスはアクセ
ス要求が発生するまでの間動作しないことになる。この
ため、ある時刻において同時に動作していないメモリ接
続パスが存在し、これがスターネット接続ディスクアレ
イの内部パススループットを制限する要因となってい
る。
【0011】上記技術的課題の改善のため、スターネッ
ト接続ディスクアレイでは、ホスト側インタフェース部
及びディスク側インタフェース部とスイッチとの間の接
続パスの本数を、スイッチと共有メモリ部との間のメモ
リ接続パスの本数に比べ多くする提案がなされている
が、この方法はスイッチと共有メモリ部との間のメモリ
接続パスが同時に使用される割合が向上する一方、同時
に使用可能な接続パスの本数はスイッチと共有メモリ部
との間のメモリ接続パスの本数で決定されるため、装置
の最大スループットの改善と言う意味では改善効果が低
いと言わざるを得ない。従って、ホスト側インタフェー
ス部及びディスク側インタフェース部との接続パスの本
数をむやみに増加させること無しに、スイッチと共有メ
モリ部との間の同時に動作するメモリ接続パスの本数を
増加させることが、改善すべき第1の課題である。
【0012】また、近年のシステムのオープン化に伴
い、ディスクアレイにもマルチプラットホーム対応が強
く求められている。すなわちファイバーチャネルに代表
されるスループットが100MB/sに達する高速I/
Fとスループットが十数MB/s程度であるメインフレ
ーム系チャネルやSCSI(Small Computer System In
terface )チャネル等の低速I/Fを一台のディスクア
レイ装置上でサポートする要求が強く、しかもこれらを
短期間に同時に開発しなくてはならない。このために
は、今後衰退が予想される旧I/F用のホストインタフ
ェースボードの新規開発は行わず、旧機種用のホストイ
ンタフェースボードを装置のシステム性能に影響を与え
ること無くそのまま使用することが出来ることが有効で
ある。通常スターネット接続ディスクアレイを新機種に
する場合、性能向上の手段として接続パスの転送スルー
プットを向上させることが多いが、上記内容の実現のた
めには、旧ホストインタフェースボードを使用する場合
にホスト側インタフェース部、ディスク側インタフェー
ス部とスイッチを接続するパスの物理I/F及び動作周
波数を旧機種の数値に設定する一方、スイッチと共有メ
モリ部を接続するメモリ接続パスの転送スループットを
向上させることが必要となる。このため、ホスト側イン
タフェース部、ディスク側インタフェース部とスイッチ
を接続するパスとスイッチと共有メモリ部を接続するメ
モリ接続パスの転送スループットが異なる状態で動作出
来るようにすることが解決すべき第2の課題である。
【0013】本発明の第1の目的は、スイッチ結合手段
と共有メモリ部との間の接続パスの利用状況を改善する
ことで、接続パスの本数を必要以上に増加させることな
く、ホストインタフェース部、ディスクインタフェース
部、共有メモリ部間のデータ転送スループットの高いデ
ィスクアレイ装置を提供することである。
【0014】また、本発明の第2の目的は、ホストイン
タフェース部、ディスクインタフェース部とスイッチ結
合手段との間の接続パスと、スイッチ結合手段と共有メ
モリ部との間の接続パスにそれぞれ異なる転送スループ
ットを持たせることを実現することで、複数の異なるホ
ストI/Fチャネルを容易にサポート出来るディスクア
レイ装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、スターネッ
ト接続ディスクアレイにおいて、スイッチ結合部とホス
トインタフェース部、及びディスクインタフェース部を
物理的に接続する接続パスの本数に比較し、より多くの
データパケットを一時的に保持する機能をスイッチ結合
部に持たせ、ホストインタフェース、ディスクインタフ
ェース側は、スイッチ結合部が保持可能なデータパケッ
トの数だけデータパケットをスイッチ結合部側に保持さ
せる様に動作する。
【0016】すなわち、ホストインタフェース、ディス
クインタフェースはスイッチ結合部と制御線で通信しな
がら、スイッチ結合部が保持可能な範囲で複数のデータ
パケットを1本の接続パスでスイッチ結合部に送信す
る。一方、スイッチ結合部側は保持している複数のデー
タパケットの中から、アービトレーションにより使用可
能な共有メモリ部との接続パスへのアクセス要求を示す
パケットを選び出し、共有メモリ部と通信する動作を行
う。このようにすることにより、スイッチ結合部でアー
ビトレーションを受けるデータパケットの数を増加させ
ることが可能であり、ホストインタフェース部及びディ
スクインタフェース部とスイッチ結合部間の接続パスの
本数を、スイッチ結合部と共有メモリ部との間の接続パ
スの本数に比べ多くした場合と同等の効果が得られ、ス
イッチ結合部と共有メモリ部との間の接続パスが同時動
作する割合を向上させ装置スループットを引き上げるこ
とが可能となる。
【0017】また、ホストインタフェース部及びディス
クインタフェース部がおのおの複数の外部インタフェー
スを有しそれぞれの外部インタフェースが並列して動作
する場合、アクセスを要する共有メモリ部は外部インタ
フェース毎に異なる可能性が高い。従ってこの場合、上
記手段は更に有効となる。
【0018】また、本発明ではホストインタフェース部
とスイッチ結合部との接続パスの動作周波数をホストイ
ンタフェース部の種類に応じて変更可能な機能をスイッ
チ結合部に持たせる。スイッチ結合部にはデータパケッ
トを一時的に保持する機能を有するため、上記機能と組
み合わせることにより、ホストインタフェース部とスイ
ッチ結合部との間の接続パスと、スイッチ結合部と共有
メモリ部との間の接続パスの転送スループットが異なる
状態で動作させることが可能となり、装置スループット
の向上を妨げること無く低速接続パスを有する旧ホスト
インタフェースボードをそのまま接続することが可能と
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態である制御
方法を実施するディスクアレイ制御装置を含むディスク
アレイ装置の構成の一例を示した概念図である。
【0021】本実施の形態のディスクアレイ装置は、デ
ィスクアレイを構成する複数のディスクドライブ5と、
これらを制御するディスクアレイ制御装置1とを含んで
いる。
【0022】ディスクアレイ制御装置1は複数のホスト
コンピュータ(ホストCPU3)とのホストインタフェ
ース部4、複数のディスクドライブ5とのディスクイン
タフェース部6、装置の制御情報及びディスクドライブ
5に書き込むデータを一時記憶する共有メモリ部7、ス
イッチ部8、により構成されている。
【0023】ホストインタフェース部4、ディスクイン
タフェース部6とスイッチ部8はそれぞれ独立した複数
のパス9(以下、Mパス9と呼ぶ。)で1対1に接続さ
れ、同じくスイッチ部8と共有メモリ部7とはそれぞれ
独立した複数のパス10(以下、Sパス10と呼ぶ。)
で接続されており、ホストインタフェース部4、ディス
クインタフェース部6はスイッチ部8を経由して共有メ
モリ部7のアクセスを行うようになっている。
【0024】本実施の形態では、スイッチ部8に接続し
ているホストインタフェース部4、ディスクインタフェ
ース部6、は各2個、共有メモリ部7の数量は4個であ
るが、この数値は異なるものであっても本発明を実施す
る上で問題とはならない。ただし本実施の形態の通り、
スイッチ部8に接続するホストインタフェース部4とデ
ィスクインタフェース部6の合計数とスイッチ部8に接
続する共有メモリ部7の個数が同一である場合の方が本
発明の効果は大きいと言える。
【0025】ホストインタフェース部4は、ホストイン
タフェース部4を制御する2個のプロセッサ(CHP)
11、CHP11の指示によりホストCPU3と共有メ
モリ部7間又はCHP11と共有メモリ部7間のデータ
転送を行う2個のチャネルI/F回路12、チャネルI
/F回路12とスイッチ部8の間の通信制御を行う共有
メモリアクセス制御部13から構成され、2つのチャネ
ルI/F回路12と共有メモリアクセス制御部13は専
用パスで1対1に接続されている。
【0026】ディスクインタフェース部6は、ディスク
インタフェース部6を制御する2個のプロセッサ(DK
P)14、DKP14の指示により複数のディスクドラ
イブ5と共有メモリ部7との間又はDKP14と共有メ
モリ部7との間のデータ転送を行う2個のディスクI/
F回路15、ディスクI/F回路15とスイッチ部8の
間の通信制御を行う共有メモリアクセス制御部13から
構成され、2つのディスクI/F回路15と共有メモリ
アクセス制御部13は専用パスで1対1に接続されてい
る。
【0027】スイッチ部8は、ホストインタフェース部
4又はディスクインタフェース部6からのMパス9経由
で送信される共有メモリアクセス要求を解析し、同時に
発行可能なアクセス要求を選択してSパス10経由で共
有メモリ部7にアクセス要求を発行する様になってい
る。本実施の形態ではこのスイッチ部8が1本のMパス
9から同時に複数のアクセス要求を受け付け出来ること
が一つの特徴であるが、これを実現するためのスイッチ
部8の構成説明は図3を使用して後述する。
【0028】共有メモリ部7は、SパスI/F部16,
メモリ制御部17,複数のメモリモジュール18の順に
接続され構成されており、スイッチ部8を経由して送ら
れてくるアクセス要求を解析してメモリモジュール18
へのデータの読み書きを行う。
【0029】ホストCPU3からディスクアレイ制御装
置1へのデータの読み出し時は、その要求がチャネルI
/F回路12経由でまずCHP11に伝わる。次にCH
P11はチャネルI/F回路12,共有メモリアクセス
制御部13,スイッチ部8を経由して共有メモリ部7上
の制御情報を読み出し、共有メモリ部7上に要求データ
が存在するかを確認する。要求データが共有メモリ部7
に存在する場合には、CHP11は制御情報の読み出し
と同一の経路で共有メモリ部7上の読み出し対象データ
を読み出し、ホストCPU3に送信する。要求データが
存在しない場合、CHP11はディスクドライブ5上の
対象データを読み出し、共有メモリ部7に書き込む指示
を共有メモリ部7を介してある1つのディスクインタフ
ェース部6のDKP14に伝える。指示を受けたDKP
14は、ディスクドライブ5と共有メモリ部7間のデー
タ転送を行うディスクI/F回路15を使用して該当デ
ータを共有メモリ部7に転送する。転送終了後、DKP
14は共有メモリ部7を介して要求元のCHP11に共
有メモリ部7へのデータ転送終了を報告する(これらの
通信はチャネルI/F回路12又はディスクI/F回路
15,共有メモリアクセス制御部13,スイッチ部8,
共有メモリ部7の経路で行われる)。
【0030】データ転送終了の報告を受けてCHP11
は、チャネルI/F回路12,共有メモリアクセス制御
部13,スイッチ部8を経由して共有メモリ部7上の当
該データを読み出し、ホストCPU3への要求データの
送信を行う。
【0031】ホストCPU3からディスクアレイ制御装
置1へのデータの書き込み時は、その要求がチャネルI
/F回路12経由でまずCHP11に伝わる。次にCH
P11はチャネルI/F回路12,共有メモリアクセス
制御部13,スイッチ部8を経由して共有メモリ部7に
当該データを書き込む。また同様にしてCHP11は共
有メモリ部7に当該データを書き込んだことを共有メモ
リ部7を介してある1つのディスクインタフェース部6
のDKP14に伝える。またこの時点でホストCPU3
に対し書き込み終了通知を発行する。通知を受けたDK
P14はディスクドライブ5と共有メモリ部7との間の
データ転送を行うディスクI/F回路15を使用してデ
ィスクI/F回路15,共有メモリアクセス制御部1
3,スイッチ部8,共有メモリ部7の経路を経由して該
当データを共有メモリ部7から読み出し、ディスクドラ
イブ5に書き込む。
【0032】図2は共有メモリアクセス制御部13の構
成の一例を示した概念図である。共有メモリアクセス制
御部13は1つのセレクタ30と1パケット分のアドレ
ス、コマンド、データを一時格納する2つのパケットバ
ッファ31と、スイッチ部8との間に設けられた1つの
パスI/F32と、これらを制御する1つのデータ転送
制御部33から構成される。セレクタ30の2つのポー
トはパケットバッファ31を経由してデータ線34でそ
れぞれ異なるチャネルI/F回路12又はディスクI/
F回路15に接続され、一方、セレクタ30の他の1つ
のポートはパスI/F32を経由してデータ線35でス
イッチ部8の1つのMパスポートと接続する。データ転
送制御部33は制御線36で2つのチャネルI/F回路
12又はディスクI/F回路15に接続され、一方、制
御線37及びMパス9の動作周波数をスイッチ部8に指
示するMODE線38でスイッチ部8内のMパス側制御
部47と接続する(データ線35、制御線37、MOD
E線38の1セットが1つのMパス9に相当する)。
【0033】データ転送制御部33は、2つのチャネル
I/F回路12又はディスクI/F回路15からのアク
セス要求のアービトレーションを行い、制御線37でス
イッチ部8との通信を取りながらセレクタ30を切替
え、スイッチ部8とのデータ転送を行う。そしてこの時
単純に1パケットの転送毎にセレクタ30を切り替える
のでは無く、制御線37の示す情報を元に可能な限り、
スイッチ部8に2パケット分の転送要求が保持される様
に制御を行う。
【0034】図3はスイッチ部8の構成の一例を示した
概念図である。スイッチ部8は大別してホストインタフ
ェース部4及びディスクインタフェース部6にMパス9
にて接続する4つのMパスポート部40と、共有メモリ
部7にSパス10にて接続する4つのSパスポート部4
1と、両者を接続するセレクタ部42と、複数のMパス
ポート部40間のアクセス要求からSパスポート部41
の使用権を調停するアービタ部43から構成される。
【0035】Mパスポート部40は1つのセレクタ44
と、1パケット分のアドレス、コマンド、データを一時
格納する2つのパケットバッファ45と、ホストインタ
フェース部4又はディスクインタフェース部6の共有メ
モリアクセス制御部13と接続される1つのパスI/F
46と、これらを制御する1つのMパス側制御部47か
ら構成される。セレクタ44の片方の1ポートはパスI
/F46を経由してデータ線35でチャネルI/F回路
12又はディスクI/F回路15に接続し、反対側の2
ポートは2つの異なるパケットバッファ45を経由して
データ線48でセレクタ部42のMパス側に接続してい
る。Mパスポート部40は制御線37及びMODE線3
8でホストインタフェース部4又はディスクインタフェ
ース部6内のデータ転送制御部33と接続する一方、S
パスREQ線50、SパスACK線51でアービタ部4
3と接続している。
【0036】Sパスポート部41は、共有メモリ部7の
SパスI/F部60と接続される1つのパスI/F52
とSパス側制御部53から構成され、パスI/F52は
データ線54でセレクタ部42に接続され、また共有メ
モリ部7のパスI/F68に接続され、Sパス側制御部
53は制御線55で共有メモリ部7のSパス制御部62
に接続している。
【0037】共有メモリアクセス制御部13からの1つ
のアクセス要求はアクセス先(ADR)及びアクセス内
容(CMD)、書き込みデータ(データ書き込みの場合
のみ)を含むデータパケットとしてMパス9を経由して
Mパスポート部40のパケットバッファ45の1つに書
き込まれる。Mパス側制御部47はこのパケットバッフ
ァ45内のADR/CMDを解析し、Sパス10の使用
要求(SパスREQ50a)をアービタ部43に発行す
る。
【0038】アービタ部43は4つのMパス側制御部4
7からのアクセス要求のアービトレーションを行い、セ
レクタ部42の切替え指示56、及び転送の対象となる
Mパスポート部40、Sパスポート部41に転送開始指
示(SパスACK51a)とアクセス内容通知57を行
う。アクセス内容通知57を受けたMパスポート部40
は制御線37でホストインタフェース部4又はディスク
インタフェース部6内のデータ転送制御部33と通信を
取り、アクセス内容通知57を受けたSパスポート部4
1は、制御線55で共有メモリ部7のSパス制御部62
と通信を取りながら1つの共有メモリアクセスを実行す
る。
【0039】各Mパスポート部40は2つのパケットバ
ッファ45を有するため、同時に2つのアクセスを受け
付けることが可能であり、制御線37による通信により
ホストインタフェース部4又はディスクインタフェース
部6内の共有メモリアクセス制御部13は可能な限り、
Mパスポート部40が2つのアクセス要求を保持するよ
うに動作する。このため上記アービトレーション時はM
パス9からの8つのアクセス要求で4つのSパス10を
競合する状態となるため、4つのSパス10が同時に使
用される確率が高く4つのSパス10の合計帯域が有効
に使用される様になっている。
【0040】またパケットバッファ45はMパス9とS
パス10の転送速度に差がある場合には、速度差を吸収
する緩衝バッファとして働く。本実施の形態ではMパス
9の動作速度として2段階設定を可能としており、共有
メモリアクセス制御部13のデータ転送制御部33は自
身が出力するMODE線38で動作速度をスイッチ部8
の側に通知する様になっている。スイッチ部8はMOD
E線38がLOWを示す場合はMパス側制御部47が高
速モード(Mパス9とSパス10が同速度)と判断し、
パスI/F46をSパス10と同一速度で動作させる一
方、HIGHを示す場合には低速モード(Mパス9がS
パス10の1/2の速度)と判断し、パスI/F46を
Sパス10の1/2の速度で動作させる様になっている
が、上記何れの場合でも、Mパスポート部40はパケッ
トバッファ45に1つ分のパケットが格納されてからア
ービタ部43にSパス使用要求を発行する様になってお
り、Sパス側へは常にSパス10の速度でデータパケッ
トを送出することが可能で、Mパス9側の帯域が低い場
合でもSパス10側の帯域を浪費しない様になってい
る。また共有メモリ部7からデータを読み出す場合に
も、パケットバッファ45にリードデータが必要量分格
納されてからMパス9側にデータを送出するようになっ
ている。以上により、装置全体の転送スループットに悪
影響を与えること無くSパス10と異なる転送速度のM
パスI/Fを持つホストインタフェース部4又はディス
クインタフェース部6をMパスポート部40に接続する
ことが可能となっている。
【0041】図4は本実施の形態のディスクアレイ制御
装置1における共有メモリ部7の構成の一例を示す概念
図である。共有メモリ部7は大別してSパスI/F部6
0とメモリ部61から構成されている。SパスI/F部
60はスイッチ部8のSパスポート部41と接続するパ
スI/F68、Sパス制御部62、パケットバッファ6
3から構成されている。パスI/F68はデータ線35
でスイッチ部8のパスI/F52と接続する一方、パケ
ットバッファ63経由でデータ線64によりメモリ制御
部65に接続している。Sパス制御部62は制御線55
でスイッチ部8のSパス側制御部53と接続され制御線
55でSパス側制御部53と通信をしながらデータ線3
5を使用し、スイッチ部8とのデータ転送を行う。
【0042】メモリ部61はメモリ制御部65とメモリ
モジュール66から構成されている。メモリ制御部65
の内部にはADR/CMD解析部67があり、メモリ制
御部65はSパス10から送信されてきた、データパケ
ット内のアクセス先(ADR)及びアクセス内容(CM
D)をここで解析し、要求に従ってメモリモジュール6
6に対するデータの読み書きを実行する。
【0043】次に、共有メモリ部7へのアクセス時の動
作手順について説明する。共有メモリ部7へアクセスす
る場合、CHP11またはDKP14はそれぞれチャネ
ルI/F回路12又はディスクI/F回路15に共有メ
モリ部7へのアクセス開始の指示を発行する。
【0044】アクセス開始の指示を受けたチャネルI/
F回路12又はディスクI/F回路15は、制御線36
により共有メモリアクセス制御部13内のデータ転送制
御部33にアクセス開始を通知し、それとともにアクセ
ス先アドレス(以下ADR)、アクセス内容(以下CM
D)、書き込みデータ(以下DT(データ書き込みの場
合のみ存在))を送出する。
【0045】共有メモリアクセス制御部13は送られて
きたADR,CMD、DT(データ書き込みの場合の
み)の指示を発行したチャネルI/F回路12又はディ
スクI/F回路15に接続しているパケットバッファ3
1に格納する。
【0046】通常、2つのチャネルI/F回路12又は
ディスクI/F回路15からのアクセス要求は並列に発
行されるため、データ転送制御部33はこの2つのアク
セス要求のアービトレーションを行い、制御線37でス
イッチ部8との通信を取りながらセレクタ30を切替
え、スイッチ部8とのデータ転送を行う。そしてこの時
単純に1パケットの転送毎にセレクタ30を切り替える
のでは無く、以下に示す手順で制御線37の示す情報を
元に可能な限り、スイッチ部8に2パケット分の転送要
求が保持される様に制御を行う。
【0047】図5は1つの共有メモリアクセス制御部1
3が、2つの異なる共有メモリ部にデータ書き込みアク
セスを行う時の、アクセス動作を示したフローチャート
である。以下、図5を使用して、1つの共有メモリアク
セス制御部13がスイッチ部8の1つのMパス側制御部
47に並行して2つのアクセス要求を実行する動作を説
明する。
【0048】共有メモリアクセス制御部13内のデータ
転送制御部33は、まずアービトレーションにより2つ
のアクセス要求の発行順を決定する(本実施の形態で
は、1.共有メモリ部への書き込み、2.共有メモリ
部への書き込みのアクセス順に決定したとする。)。
【0049】次にデータ転送制御部33は制御線37の
1線を使用し、スイッチ部8のMパス側制御部47に1
stアクセスの開始を示す信号(MENT1)を発行す
る(ステップ601)。そして続いて1stアクセスの
ADR1、CMD1、DT1を送出する(ステップ60
2)。
【0050】次にデータ転送制御部33は制御線37の
他の1線を使用し、スイッチ部8のMパス側制御部47
に2ndアクセスの開始を示す信号(MENT2)を発
行する(ステップ603)。そして続いて2ndアクセ
スのADR2、CMD2、DT2を送出する(ステップ
604)。
【0051】スイッチ部8では、まずMパス側制御部4
7は共有メモリアクセス制御部13からのアクセス開始
信号(MENT1及びMENT2)に対応して送られて
くる、ADR、CMD、DTで構成されるデータパケッ
トをそれぞれに対応したパケットバッファ45に格納す
る。そして1st、2ndアクセス共それに対応するデ
ータパケットが受信完了した時点から、ADR/CMD
解析部で解析した結果を元にそれぞれのSパス10の使
用権のアービトレーション要求をアービタ部43に発行
し、アービタ部43がアービトレーションを実施する。
そしてアービトレーションにより1st又は2ndアク
セスのSパス使用権を要求元のMパス側制御部47に与
えることが決まったら、アービタ部43はそれぞれに対
応してセレクタ部42を切り替えると共にMパス側制御
部47に対し1stまたは2ndアクセスに対応したS
パスの使用権を得たことを示す信号(SパスACK51
a)を発行する。またアービタ部43はSパス側制御部
53に共有メモリ部7へのアクセス開始とCMD種別を
通知する(ステップ605a、605b)。なお、図5
では、まず1stアクセスが共有メモリへのアクセス
権を獲得し、続いて2ndアクセスが共有メモリへの
アクセス権を獲得したと仮定しており、以下この前提で
動作説明を行う。
【0052】共有メモリへのアクセス権を得たMパス
側制御部47は、1stアクセスのデータパケットをパ
ケットバッファ45からセレクタ部42を経由して共有
メモリに接続するSパスポート部41に送出する。S
パスポート部41は制御線55内の1線を使用し、共有
メモリへのアクセスの開始を示す信号(SENT1)
を発行する(ステップ606)。そして続いて1stア
クセスのADR1、CMD1、DT1を送出する(ステ
ップ607)。
【0053】続いて、共有メモリへのアクセス権を得
たMパス側制御部47は、2ndアクセスのデータパケ
ットをパケットバッファ45からセレクタ部42を経由
して共有メモリに接続するSパスポート部41に送出
する。Sパスポート部41は制御線55内の1線を使用
し、共有メモリへのアクセスの開始を示す信号(SE
NT2)を発行する(ステップ608)。そして続いて
2ndアクセスのADR2、CMD2、DT2を送出す
る(ステップ609)。
【0054】共有メモリのSパス制御部62は制御線
55内の1線からSENT1信号を受け取ると、次にデ
ータ線35を通して送られてくるADR1、CMD1、
DT1を受信しこれらをパケットバッファ63格納す
る。メモリ制御部ではADR1、CMD1を解析し、ア
クセスがデータ書き込みであることを判断し、データを
書き込むメモリモジュール66を決定し、DT1をメモ
リモジュール66に書き込む(ステップ610)。
【0055】メモリモジュール66へのデータ書き込み
が終了した後、Sパス制御部62はアクセス状況を示す
ステータス(STATUS1)を生成し、スイッチ部8
に送信する(ステップ611)。
【0056】同様に、共有メモリのSパス制御部62
は制御線55内の1線からSENT2信号を受け取る
と、次にデータ線35を通して送られてくるADR2、
CMD2、DT2を受信しこれらをパケットバッファ6
3格納する。メモリ制御部65ではADR2、CMD2
を解析し、アクセスがデータ書き込みであることを判断
し、データを書き込むメモリモジュール66を決定し、
DT2をメモリモジュール66に書き込む(ステップ6
12)。
【0057】メモリモジュール66へのデータ書き込み
が終了した後、Sパス制御部62はアクセス状況を示す
ステータス(STATUS2)を生成し、スイッチ部8
に送信する(ステップ613)。
【0058】共有メモリからのステータスを受信した
スイッチ部8は、SENT1をオフすると共にステータ
スをまずパケットバッファ45に格納する(ステップ6
14)。そしてMパス側制御部47は、2ndアクセス
側のステータス送信が行われていないこと(MREQ2
OFF 且つ MACK2 OFF)を確認した上で
制御線37の1線を使用し1stアクセスのステータス
を共有メモリアクセス制御部13内のデータ転送制御部
33に送信する許可要求を示す信号(MREQ1)を出
す(ステップ615)。これに対し、共有メモリアクセ
ス制御部13内のデータ転送制御部33は制御線37の
他の1線を使用し1stアクセスのステータスを受信可
能であることを示す信号(MACK1)を発行する(ス
テップ616)。
【0059】MACK1信号を受信したスイッチ部8は
1stアクセスのステータス(STATUS1)を共有
メモリアクセス制御部13内のデータ転送制御部33に
送信し、MREQ1をオフする(ステップ617、61
8)。1stアクセスのステータス(STATUS1)
を受信した共有メモリアクセス制御部13内のデータ転
送制御部33はMENT1信号及びMACK1信号をオ
フする(ステップ619、620)。1stアクセスの
ステータスを受信した共有メモリアクセス制御部13内
のデータ転送制御部33は、制御線36を使用して1s
tアクセスの要求を発行したチャネルI/F回路12又
はディスクI/F回路15にアクセスの終了を報告し、
これにより1stアクセス側のアクセスは終了する。
【0060】一方、共有メモリからのステータスを受
信したスイッチ部8は、SENT2をオフすると共にス
テータスをまずパケットバッファ45に格納する(ステ
ップ621)。次に1stアクセス側のステータス送信
の終了(MREQ1 OFF且つ MACK1 OF
F)を確認した後に制御線37の1線を使用し2ndア
クセスのステータスを共有メモリアクセス制御部13内
のデータ転送制御部33に送信する許可要求を示す信号
(MREQ2)を出す(ステップ622)。
【0061】これに対し、共有メモリアクセス制御部1
3内のデータ転送制御部33は制御線37の他の1線を
使用し2ndアクセスのステータスを受信可能であるこ
とを示す信号(MACK2)を発行する(ステップ62
3)。MACK2信号を受信したスイッチ部8は2nd
アクセスのステータス(STATUS2)を共有メモリ
アクセス制御部13内のデータ転送制御部33に送信
し、MREQ2をオフする(ステップ624、62
5)。2ndアクセスのステータス(STATUS2)
を受信した共有メモリアクセス制御部13内のデータ転
送制御部33はMENT2信号及びMACK2信号をオ
フする(ステップ626、627)。2ndアクセスの
ステータスを受信した共有メモリアクセス制御部13内
のデータ転送制御部33は、制御線36を使用して2n
dアクセスの要求を発行したチャネルI/F回路12又
はディスクI/F回路15にアクセスの終了を報告し、
これにより2ndアクセス側のアクセスは終了する。
【0062】図6は1つの共有メモリアクセス制御部1
3が、2つの異なる共有メモリ部に対しそれぞれデータ
書き込みアクセスとデータ読み出しアクセスを行う時
の、アクセス動作を示したフローチャートである。以
下、図6を使用して、1つの共有メモリアクセス制御部
13がスイッチ部8の1つのMパス側制御部47に並行
して2つのアクセス要求を実行する動作を説明する。
【0063】共有メモリアクセス制御部13内のデータ
転送制御部33は、まずアービトレーションにより2つ
のアクセス要求の発行順を決定する(本実施の形態(図
6)では1.共有メモリ部への書き込み、2.共有メ
モリ部からの読み出しのアクセス順に決定したとす
る。)。
【0064】次にデータ転送制御部33は制御線37の
1線を使用し、スイッチ部8のMパス側制御部47に1
stアクセスの開始を示す信号(MENT1)を発行す
る(ステップ701)。そして続いて1stアクセスの
ADR1、CMD1、DT1を送出する(ステップ70
2)。
【0065】次にデータ転送制御部33は制御線37の
他の1線を使用し、スイッチ部8のMパス側制御部47
に2ndアクセスの開始を示す信号(MENT2)を発
行する(ステップ703)。そして続いて2ndアクセ
スのADR2、CMD2を送出する(ステップ70
4)。
【0066】スイッチ部8では、まずMパス側制御部4
7は共有メモリアクセス制御部13からのアクセス開始
信号(MENT1及びMENT2)に対応して送られて
くる、ADR、CMD、DTで構成されるデータパケッ
トをそれぞれに対応したパケットバッファ45に格納す
る。そして1st、2ndアクセス共それに対応するデ
ータパケットが受信完了した時点から、ADR/CMD
解析部で解析した結果を元にそれぞれのSパス10の使
用権のアービトレーション要求をアービタ部43に発行
し、アービタ部43がアービトレーションを実施する。
そしてアービトレーションにより1st又は2ndアク
セスのSパス使用権を要求元のMパス側制御部47に与
えることが決まったら、アービタ部43はそれぞれに対
応してセレクタ部42を切り替えると共にMパス側制御
部47に対し1stまたは2ndアクセスに対応したS
パス10の使用権を得たことを示す信号(SパスACK
51a)を発行する。またアービタ部43はSパス側制
御部53に共有メモリ部7へのアクセス開始とCMD種
別を通知する(ステップ705a、705b)。なお、
図6では、まず1stアクセスが共有メモリへのアク
セス権を獲得し、続いて2ndアクセスが共有メモリ
へのアクセス権を獲得したと仮定しており、以下この前
提で動作説明を行う。
【0067】共有メモリへのアクセス権を得たMパス
側制御部47は、1stアクセスのデータパケットをパ
ケットバッファ45からセレクタ部42を経由して共有
メモリに接続するSパスポート部41に送出する。S
パスポート部41は制御線55内の1線を使用し、共有
メモリへのアクセスの開始を示す信号(SENT1)
を発行する(ステップ706)。そして続いて1stア
クセスのADR1、CMD1、DT1を送出する(ステ
ップ707)。
【0068】続いて、共有メモリへのアクセス権を得
たMパス側制御部47は、2ndアクセスのデータパケ
ットをパケットバッファ45からセレクタ部42を経由
して共有メモリに接続するSパス側制御部53に送出
する。Sパス側制御部53は制御線55内の1線を使用
し、共有メモリへのアクセスの開始を示す信号(SE
NT2)を発行する(ステップ708)。そして続いて
2ndアクセスのADR2、CMD2を送出する(ステ
ップ709)。
【0069】共有メモリのSパス制御部62は制御線
55内の1線からSENT1信号を受け取ると、次にデ
ータ線35を通して送られてくるADR1、CMD1、
DT1を受信しこれらをパケットバッファ63に格納す
る。メモリ制御部65ではADR1、CMD1を解析
し、アクセスがデータ書き込みであることを認識し、デ
ータを書き込むメモリモジュール66を決定し、DT1
をメモリモジュール66に書き込む(ステップ71
0)。
【0070】メモリモジュール66へのデータ書き込み
が終了した後、Sパス制御部62はアクセス状況を示す
ステータス(STATUS1)を生成し、スイッチ部8
に送信する(ステップ711)。
【0071】同様に、共有メモリのSパス制御部62
は制御線55内の1線からSENT2信号を受け取る
と、次にデータ線35を通して送られてくるADR2、
CMD2を受信しこれらをパケットバッファ63に格納
する。メモリ制御部ではADR2、CMD2を解析しア
クセスがデータ読み出しであることを判断し、データを
読み出すメモリモジュール66を決定し、メモリモジュ
ール66から対象データを読み出す(ステップ71
2)。
【0072】Sパス制御部62はメモリモジュール66
から読み出したデータ(DT2)をスイッチ部8に送信
し、その後アクセス状況を示すステータス(STATU
S2)を生成し、スイッチ部8に送信する(ステップ7
13、714)。
【0073】共有メモリからのステータスを受信した
スイッチ部8は、SENT1をオフすると共にステータ
スをまずパケットバッファ45に格納する(ステップ7
15)。そしてMパス側制御部47は、2ndアクセス
側のステータス送信が行われていないこと(MREQ2
OFF 且つ MACK2 OFF)を確認した上で
制御線37の1線を使用し1stアクセスのステータス
を共有メモリアクセス制御部13内のデータ転送制御部
33に送信する許可要求を示す信号(MREQ1)を出
す(ステップ716)。
【0074】これに対し、共有メモリアクセス制御部1
3内のデータ転送制御部33は制御線37の他の1線を
使用し1stアクセスのステータスを受信可能であるこ
とを示す信号(MACK1)を発行する(ステップ71
7)。MACK1信号を受信したスイッチ部8は1st
アクセスのステータス(STATUS1)を共有メモリ
アクセス制御部13内のデータ転送制御部33に送信
し、MREQ1をオフする(ステップ718、71
9)。1stアクセスのステータス(STATUS1)
を受信した共有メモリアクセス制御部13内のデータ転
送制御部33はMENT1信号及びMACK1信号をオ
フする(ステップ720、721)。1stアクセスの
ステータスを受信した共有メモリアクセス制御部13内
のデータ転送制御部33は、制御線36を使用して1s
tアクセスの要求を発行したチャネルI/F回路12又
はディスクI/F回路15にアクセスの終了を報告し、
これにより1stアクセス側のアクセスは終了する。
【0075】一方、共有メモリからの読み出しデータ
(DT2)及びステータス(STATUS2)を受信し
たスイッチ部8は、SENT2をオフすると共に読み出
しデータ及びステータスをまずパケットバッファ45に
格納する(ステップ722)。次に1stアクセス側の
ステータス送信の終了(MREQ1 OFF 且つMA
CK1 OFF)を確認した後に制御線37の1線を使
用し2ndアクセスの読み出しデータ及びステータスを
共有メモリアクセス制御部13内のデータ転送制御部3
3に送信する許可要求を示す信号(MREQ2)を出す
(ステップ723)。
【0076】これに対し、共有メモリアクセス制御部1
3内のデータ転送制御部33は制御線37の他の1線を
使用し2ndアクセスの読み出しデータ及びステータス
を受信可能であることを示す信号(MACK2)を発行
する(ステップ724)。MACK2信号を受信したス
イッチ部8は2ndアクセスの読み出しデータ及びステ
ータス(STATUS2)を共有メモリアクセス制御部
13内のデータ転送制御部33に送信し、MREQ2を
オフする(ステップ725、726、727)。2nd
アクセスのステータス(STATUS2)を受信した共
有メモリアクセス制御部13内のデータ転送制御部33
はMENT2信号及びMACK2信号をオフする(ステ
ップ728、729)。2ndアクセスの読み出しデー
タ及びステータスを受信した共有メモリアクセス制御部
13内のデータ転送制御部33は、制御線36を使用し
て2ndアクセスの要求を発行したチャネルI/F回路
12又はディスクI/F回路15に読み出しデータを送
信した上でアクセスの終了を報告し、これにより2nd
アクセス側のアクセスは終了する。
【0077】以上、1つの共有メモリアクセス制御部1
3が、2つの異なる共有メモリ部に対しアクセスを行う
時のアクセス動作を、1stアクセス、2ndアクセス
共データ書き込みの場合と、1stアクセスがデータ書
き込み、2ndアクセスがデータ読み出しの場合、につ
いて説明したが、この他の組み合せの場合でも同様のア
クセス手順で接続しているスイッチ部8のMパス側制御
部47に並行して2パケット分の転送要求が保持される
様に動作する。
【0078】本実施の形態によれば、スイッチ部8のM
パス側制御部47は接続しているMパス9の数に比較し
より多くの共有メモリ部7のアクセス要求を保持する様
になるため、スイッチ部でアービトレーションを受ける
データパケットの数をMパス数に比較し増加させること
が可能となり、Mパスの実装数を増やすこと無しにスイ
ッチと共有メモリ部の間の接続パスが同時動作する割合
を向上させ装置スループットを引き上げることが可能と
なる。
【0079】また本実施の形態によれば、スイッチ部8
のMパス側制御部47でパケットバッファ45を用いて
Mパス9とSパス10の速度差を吸収するため、装置全
体の転送スループットに悪影響を与えること無くSパス
10と異なる転送速度のMパスI/Fを持つホストイン
タフェース部4又はディスクインタフェース部6をMパ
スポート部40に接続することが可能となる。
【0080】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0081】<1> 少なくともホストコンピュータと
の1つのホストインタフェース部と、複数の磁気ディス
ク装置及びそれに接続する少なくとも1つのディスクイ
ンタフェース部と、ホストコンピュータからのデータ及
び装置の制御情報を記憶する少なくとも1つの共有メモ
リ部からなり、前記ホストインタフェース部と、前記デ
ィスクインタフェース部と、前記共有メモリ部がスイッ
チ部を経由して相互に接続しているディスクアレイ制御
装置であって、前記スイッチ部は前記ホストインタフェ
ース部、及び前記ディスクインタフェース部に物理的に
接続しているアクセスパスの本数に比較し、より多くの
データパケットを一時的に保持することを特徴とするデ
ィスクアレイ制御装置。
【0082】<2> 項目<1>に記載のディスクアレ
イ制御装置であって、前記スイッチ部は一時保持してい
るデータパケットの中で、要求を受け付け可能な共有メ
モリ部へのアクセス要求であるデータパケットを選択し
て共有メモリ部へアクセスすることを特徴とするディス
クアレイ制御装置。
【0083】<3> 項目<1>に記載のディスクアレ
イ制御装置で、前記スイッチ部の各ホストインタフェー
ス部又はディスクインタフェース部との接続I/F部
に、物理的あるいは論理的に分割されているそれぞれ2
パケット分以上のデータパケットバッファを有すること
を特徴とするディスクアレイ制御装置。
【0084】<4> 項目<1>から<3>に記載のデ
ィスクアレイ制御装置であって、前記ホストインタフェ
ース部、及び前記ディスクインタフェース部が、それぞ
れ複数の外部インタフェースを有し、それぞれの外部と
のインタフェースが並列に動作することを特徴とするデ
ィスクアレイ制御装置。
【0085】<5> 少なくともホストコンピュータと
の1つのホストインタフェース部と、複数の磁気ディス
ク装置及びそれに接続する少なくとも1つのディスクイ
ンタフェース部と、ホストコンピュータからのデータ及
び装置の制御情報を記憶する少なくとも1つの共有メモ
リ部からなり、前記ホストインタフェース部と、前記デ
ィスクインタフェース部と、前記共有メモリ部がスイッ
チ部を経由して相互に接続しているディスクアレイ制御
装置であって、スイッチ部に接続するホストインタフェ
ース部の種別が複数あり、それぞれのホストインタフェ
ース部とスイッチ部を接続するアクセスパスの帯域幅が
異なることを特徴とするディスクアレイ制御装置で、ス
イッチ部のホストインタフェース側アクセスパスの動作
速度をホストインタフェース部の種別に合せ変更可能で
あることを特徴とするディスクアレイ制御装置。
【0086】<6> 項目<5>に記載のディスクアレ
イ制御装置であって、接続するホストインタフェース部
の種別をホストインタフェース部がスイッチ部に通知す
ることにより、スイッチ部が接続するアクセスパスの帯
域幅を切り替えることを特徴とするディスクアレイ制御
装置。
【0087】<7> 少なくともホストコンピュータと
の1つのホストインタフェース部と、複数の磁気ディス
ク装置及びそれに接続する少なくとも1つのディスクイ
ンタフェース部と、ホストコンピュータからのデータ及
び装置の制御情報を記憶する少なくとも1つの共有メモ
リ部からなり、前記ホストインタフェース部と、前記デ
ィスクインタフェース部と、前記共有メモリ部がスイッ
チ部を経由して相互に接続しているディスクアレイ制御
装置であって、前記スイッチ部と前記ホストインタフェ
ース部、及び前記ディスクインタフェース部に物理的に
接続しているアクセスパス1本当たりの帯域に比較し、
前記スイッチ部と前記共有メモリ部を接続しているアク
セスパス1本当たりの帯域が異なることを特徴とするデ
ィスクアレイ制御装置。
【0088】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、スイッチと共有メモリ
部と間の接続パスの利用状況を改善することで、接続パ
スの本数を必要以上に増加させることなく、ホストイン
タフェース部、ディスクインタフェース部、共有メモリ
部間のデータ転送スループットの高いディスクアレイ装
置を提供することができる、という効果が得られる。
【0090】本発明によれば、ホストインタフェース
部、ディスクインタフェース部とスイッチと間の接続パ
スと、スイッチと共有メモリ部との間の接続パスにそれ
ぞれ異なる転送スループットを持たせることが可能で、
複数の異なるホストI/Fチャネルを容易にサポート出
来るディスクアレイ装置を提供することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である制御方法を実施す
るディスクアレイ制御装置を含むディスクアレイ装置の
構成の一例を示した概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である制御方法を実施す
るディスクアレイ制御装置における共有メモリアクセス
制御部の構成の一例を示した概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である制御方法を実施す
るディスクアレイ制御装置におけるスイッチ部の構成の
一例を示した概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である制御方法を実施す
るディスクアレイ制御装置における共有メモリ部の構成
の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施の形態である制御方法を実施す
るディスクアレイ制御装置を含むディスクアレイ装置の
作用の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態である制御方法を実施す
るディスクアレイ制御装置を含むディスクアレイ装置の
作用の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の参考技術であるディスクアレイ制御装
置を含むディスクアレイ装置を示す概念図である。
【符号の説明】
1…ディスクアレイ制御装置、3…ホストCPU、4…
ホストインタフェース部(第1インタフェース部)、5
…ディスクドライブ(第2インタフェース部)、6…デ
ィスクインタフェース部、7…共有メモリ部、8…スイ
ッチ部、9…Mパス(第1パス)、10…Sパス(第2
パス)、11…プロセッサ(CHP)、12…チャネル
I/F回路、13…共有メモリアクセス制御部、14…
プロセッサ(DKP)、15…ディスクI/F回路、1
6…SパスI/F部、17…メモリ制御部、18…メモ
リモジュール、30…セレクタ、31…パケットバッフ
ァ、32…パスI/F、33…データ転送制御部、34
…データ線、35…データ線、36…制御線、37…制
御線、38…MODE線、40…Mパスポート部、41
…Sパスポート部、42…セレクタ部、43…アービタ
部、44…セレクタ、45…パケットバッファ、46…
パスI/F、47…Mパス側制御部、48…データ線、
50…SパスREQ線、50a…SパスREQ、51…
SパスACK線、51a…SパスACK、52…パスI
/F、53…Sパス側制御部、54…データ線、55…
制御線、56…切替え指示、57…アクセス内容通知、
60…SパスI/F部、61…メモリ部、62…Sパス
制御部、63…パケットバッファ、64…データ線、6
5…メモリ制御部、66…メモリモジュール、67…A
DR/CMD解析部、68…パスI/F。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B060 KA03 KA06 5B065 BA01 CA07 CA11 CA30 CE04 CE12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスク装置と、前記ディスク装
    置を制御するディスクアレイ制御装置とを含み、 前記ディスクアレイ制御装置は、上位装置との間で情報
    の授受を行う第1インタフェース部と、前記ディスク装
    置との間で情報の授受を行う第2インタフェース部と、
    前記第1および第2インタフェース部に共有される共有
    メモリ部と、前記共有メモリ部と前記第1および第2イ
    ンタフェース部とを結合し、当該共有メモリ部と当該第
    1および第2インタフェース部との間でパケット単位で
    情報の授受を制御するスイッチ結合手段とを含み、前記
    スイッチ結合手段は、複数の第1パスを介して前記第1
    および第2インタフェース部に接続され、複数の第2パ
    スを介して前記共有メモリ部に接続される構成を備え
    た、ディスクアレイ装置の制御方法であって、 前記スイッチ結合手段は、前記第1および第2インタフ
    ェース部の少なくとも一方から到来する前記パケットを
    前記第1パスの数よりも多く一時的に保持するように動
    作させることを特徴とするディスクアレイ装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクアレイ装置の制
    御方法において、 前記スイッチ結合手段は、前記第1および第2インタフ
    ェース部から受け取って保持した前記パケットの中で、
    前記共有メモリ部で受付可能なものから順に選択し、前
    記第2パスを経由して前記共有メモリ部にアクセスする
    ことを特徴とするディスクアレイ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディスクアレイ
    装置の制御方法において、 前記第1および第2インタフェース部の少なくとも一方
    が接続される前記第1パスと前記第2パスの帯域幅の差
    異を、前記スイッチ結合手段で一時的に前記パケットを
    保持する動作で吸収することで、前記第1および第2イ
    ンタフェース部の少なくとも一方の仕様を変更すること
    なく、前記スイッチ結合手段に接続することを特徴とす
    るディスクアレイ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 複数のディスク装置と、前記ディスク装
    置を制御するディスクアレイ制御装置とを含み、 前記ディスクアレイ制御装置は、上位装置との間で情報
    の授受を行う第1インタフェース部と、前記ディスク装
    置との間で情報の授受を行う第2インタフェース部と、
    前記第1および第2インタフェース部に共有される共有
    メモリ部と、前記共有メモリ部と前記第1および第2イ
    ンタフェース部とを結合し、当該共有メモリ部と当該第
    1および第2インタフェース部との間でパケット単位で
    情報の授受を制御するスイッチ結合手段とを含み、前記
    スイッチ結合手段は、複数の第1パスを介して前記第1
    および第2インタフェース部に接続され、複数の第2パ
    スを介して前記共有メモリ部に接続される構成を備え
    た、ディスクアレイ装置であって、 前記スイッチ結合手段は、前記第1および第2インタフ
    ェース部の少なくとも一方から到来する前記パケットを
    前記第1パスの数よりも多く一時的に保持する、論理的
    あるいは物理的に分割された複数のパケットバッファを
    備えたことを特徴とするディスクアレイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のディスクアレイ装置にお
    いて、 前記スイッチ結合手段は、前記第1および第2インタフ
    ェース部から受け取って保持した前記パケットの中で、
    前記共有メモリ部で受付可能なものから順に選択し、前
    記第2パスを経由して前記共有メモリ部にアクセスする
    制御論理を備えたことを特徴とするディスクアレイ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のディスクアレイ
    装置において、 前記スイッチ結合手段は、前記第1および第2インタフ
    ェース部の少なくとも一方が接続される前記第1パスと
    前記第2パスの帯域幅の差異に応じて、前記スイッチ結
    合手段で一時的に前記パケットを保持させる制御論理を
    備え、帯域幅の異なる複数種の前記第1および第2イン
    タフェース部の少なくとも一方の各々の仕様を変更する
    ことなく、前記第1パスを介して前記スイッチ結合手段
    に接続可能にしたことを特徴とするディスクアレイ装
    置。
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