JP2777301B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2777301B2
JP2777301B2 JP4000885A JP88592A JP2777301B2 JP 2777301 B2 JP2777301 B2 JP 2777301B2 JP 4000885 A JP4000885 A JP 4000885A JP 88592 A JP88592 A JP 88592A JP 2777301 B2 JP2777301 B2 JP 2777301B2
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/20Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
    • G06F11/2002Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where interconnections or communication control functionality are redundant
    • G06F11/2007Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where interconnections or communication control functionality are redundant using redundant communication media
    • G06F11/201Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where interconnections or communication control functionality are redundant using redundant communication media between storage system components
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュータの記憶シ
ステムである記録装置に関するものであり、例えば、複
数のディスク装置をアレイ状に配したディスク駆動シス
テムの性能及び信頼性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスク装置をアレイ状に構成し
たディスクシステムについては各種の文献、特許が発表
されている。これらの文献のなかで、カリフォルニア大
学バークレー校から大容量化する記憶データの信頼性を
飛躍的に改善する方式についての発表がある。この論
文、”A Case for Redundant Arrays of Inexpensive D
isks(RAID)”,Proc.ACM SIGMOD Conf.,Chicago,IL,June
1988 ではデータの信頼性を改善する方式について従来
のミラーディスク方式からブロックインタリーブパリテ
ィ方式まで5つのレベルに分類している。それぞれの概
要を以下に示す。
【0003】RAIDレベル1. 通常のミラー(シャドー)方式であり、同一のデータを
2つのグループのディスク装置に記憶する。RAIDレ
ベル1のシステムは高信頼性が要求されるシステムでは
従来から一般的である。ただし、冗長度が大きいために
容量当たりコストが高価となる。
【0004】RAIDレベル2. DRAMで使われているハミングコード形式を適用したもの
で、冗長グループのデータディスクにビットインタリー
ブして記憶する。一方、1ビットエラー修正可能とする
ため、グループ(1グループ10〜25台程度の構成)当り
複数台のチェックディスク(データディスク数10台の
時、チェックディスク数は4台必要)にECCコードを
書く。冗長度がやや大きい。
【0005】RAIDレベル3. パリティディスクを固定で使用し、データをグループ中
のデータディスクにバイトインタリーブして記録する。
エラー位置はドライブごとのECCから判るのでパリテ
ィディスクは1台ですむ。スピンドルを回転同期させ高
速度転送するのに適している。
【0006】RAIDレベル4. パリティディスクを固定で使用し、データをグループ中
のデータディスクにブロックインタリーブして記録す
る。レベル3との違いはインタリーブ単位が異なり、ブ
ロック単位で記録するため小量データのアクセスが多い
場合により向いている。
【0007】RAIDレベル5. レベル3や4と違って固定のパリティディスクを持た
ず、パリティデータは構成するディスクに分散記録(ス
トライピング)する。このため、WRITE 時にパリティデ
ィスクへの負荷集中といったことが起きず、IOPSが増加
する(WRITE の比率が多いほどRAIDレベル4より有
利となる)。使用時性能も容量効率もともに良い。
【0008】冗長性を持ったアレイ型ディスク駆動装置
の従来の例としては、特開平2−236714号公報に
開示された米国のアレイ・テクノロジー・コーポレーシ
ョンによる「アレイ型ディスク駆動機構システム及び方
法」がある。アレイ・テクノロジー・コーポレーション
の例では、冗長レベル及びホストコンピュータからみた
構成ディスク装置の論理台数を選択可能としている。
【0009】またパリティデータの分散記録(ストライ
ピング)については、特開昭62−293355号公報
の、米国のインターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーションの「データ保護機構」にその方法が
示されている。
【0010】図9は例えば上記特開平2−236714
号公報に示された従来のアレイ型ディスク駆動装置を示
す構成図であり、図において、1はホストコンピュー
タ、2はホストコンピュータとアレイコントローラ間の
バッファとなるホストインターフェイス(以下、ホスト
I/Fという)、3はアレイコントローラ全体を制御す
るマイクロプロセッサ、4はメモリ、5は冗長データを
生成及びデータの復元をするECCエンジン、6は上記
ホストI/F2、マイクロプロセッサ3、メモリ4及び
ECCエンジン5を共通に接続するデータバス、7はC
Eパネル、8はチャネルコントーラで、CEパネル7
及び複数のチャネルコントーラ8も上記データバス6
に接続されている。9はディスク装置、10はチャネル
で、複数台のディスク装置9が共通のチャネル10を介
して上記チャネルコントーラ8に接続される。11は
スタンバイディスク、12は予備チャネルで、複数台の
スタンバイディスク11が共通の予備チャネル12を介
して上記チャネルコントーラ8に接続される。13は
複数台のディスク装置9及びスタンバイディスク11を
制御するアレイコントローラである。
【0011】次に動作について説明する。図9におい
て、ホストコンピュータ1とのデータの記憶再生は全て
ホストI/F2を介して成され、データの記憶時にはホ
ストコンピュータ1からの命令及びデータは一旦データ
バス6を介してメモリ4に記憶される。データの再生時
にはメモリ4に準備されたデータがホストI/F2を介
してホストコンピュータ1に伝送される。
【0012】以下RAIDレベル5に於ける動作につい
て説明する。データの記憶時にメモリ4に記憶されたデ
ータをマイクロプロセッサ3がデータブロックに分割
し、データ書き込みディスク装置及び冗長データ書き込
みディスク装置を決定する。RAIDレベル5では、冗
長データの更新のために書き込みに該当するデータブロ
ックの旧データが必要なため、書き込みに先立ち、読み
だし動作が実施される。データの転送はメモリ4、チャ
ネル8間をデータバス6を介して行われ、上記データ転
送に同期してECCエンジン5にて冗長データが生成さ
れる。
【0013】例えば、1024バイトのデータ書き込み
では、データブロックが512バイトで設定されていた
とすると、上記1024バイトのデータは2ブロックに
分割(ストライピング)され、図9に示す、書き込みデ
ータディスク装置9a、9b及び冗長データディスク装
置9eが決定される。次にマイクロプロセッサ3の制御
によりECCエンジン5が起動され、データディスク装
置9a、9b及び冗長データディスク装置9eが接続さ
れたチャネルコントローラ8a、8b、8eに対し、冗
長データ計算のための旧データの読みだし指令がなされ
る。上記データディスク装置9a、9b及び冗長データ
ディスク装置9eの旧データの読みだしが完了後、マイ
クロプロセッサ3の指示により、データディスク装置9
a、9bに対する新データの書き込み、及び冗長データ
ディスク装置9eに対するECCエンジン5で生成され
た更新冗長データの書き込みが実施される。以上により
ホストコンピュータ1に対しデータの書き込み完了が報
告される。上記のとおりデータの書き込み時には、冗長
データ生成のために旧データの先読みだしが必要となる
ため、処理時間が長くなるという問題があった。
【0014】次に、データ読みだしについて説明する。
ホストコンピュータ1からデータ読みだしが指令される
と、マイクロプロセッサ3により該当データが記憶され
ているデータブロックおよびデータディスク装置が計算
される。例えばディスク装置9cに該当データが記憶さ
れていると、ディスク装置9cが接続されたチャネルコ
ントローラ8cに読みだし指令が発行される。ディスク
装置9cのデータ読みだしが完了すると、データはメモ
リ4に転送され、ホストコンピュータ1に対しデータの
読みだし完了が報告される。
【0015】次に、特願平2−78904号に示された
アレイ型記録装置の一実施例を図について説明する。図
10において、1はホストコンピュータ、2はホストコ
ンピュータとアレイコントローラ13間の制御を行うホ
ストI/F(インターフェイス部の一例)、3はアレイ
コントローラ13全体を制御するマイクロプロセッサ、
4はマイクロプロセッサ3で使用するプログラム、デー
タ等を置いておくメモリ、6はデータバス、5はデータ
バスを通るデータに対してエラー検出及び訂正の符号化
復号化を行うECCエンジン、8はアレイコントロー
ラとディスク装置間の制御を行うチャネルコントロー
ラ、10はチャネル、9はデータ等が格納されるディス
ク装置、11は予備のディスク装置であるスタンバイデ
ィスク、14はホストコンピュータから送られたコマン
ド及び処理状態を示すステータスを保持するRAMで構
成されたコマンド/ステータスメモリ、15はホストコ
ンピュータ1からの書込みデータ及びディスク装置9か
らの読み出しデータを保持するキャッシュであり、コマ
ンド/ステータスメモリ14及びキャッシュ15はバッ
テリー等の2次電源で構成されたメモリバックアップ機
構16によりバックアップされている。18はディスク
装置9及びスタンバイディスクに電源を供給し制御を行
う電源制御装置、20は保守診断プロセッサで、保守診
断手段として、アレイコントローラ13、ディスク装置
9及びスタンバイディスク11を監視し、異常があれば
エラー記憶手段19に情報を記憶するともに操作・表示
パネル21に表示する。22は遠隔通信手段で、装置の
異常情報等を図示しない保守センターへ通信する。23
は、マイクロプロセッサ3およびメモリ4を有し、メモ
リ4に格納されたプログラム、データ等をマイクロプロ
セッサ3で動作させ、あるいは、使用することにより、
アレイコントローラ13および装置全体を制御する制御
部である。
【0016】次に動作について説明する。ホストコンピ
ュータ1からの書込み要求をアレイ型ディスク装置機構
が受信すると、マイクロプロセッサ3はあらかじめ決め
られたデータ配置形式に従って、格納すべき書き込みデ
ータ用ディスク装置データブロック及び冗長データ用デ
ィスク装置データブロックの更新前データを読み出す。
【0017】例えば、データディスク装置9a及び冗長
ディスク装置9eが指定されたとするとマイクロプロセ
ッサ3の制御によりECCエンジン5が起動され、デー
タディスク装置9a及び冗長データディスク装置9eが
接続されたチャネルコントローラ8a、8eに対し、冗
長データ計算のための旧データの読みだし指令がなされ
る。上記データディスク装置9a及び冗長データディス
ク装置9eの旧データの読みだしが完了後、マイクロプ
ロセッサ3の指示により、データディスク装置9aに対
する新データの書き込み、及び冗長データディスク装置
9eに対するECCエンジン5で生成された新冗長デー
タ、例えば、RAIDレベル3ではデータディスク装置
9aの旧データD0 、新データDn 、冗長データディス
ク装置9cの旧冗長データP0 に対してexclusi
ve OR(EOR)をとったPn =D0 +Dn +P0
(この+はEORを示す)の書き込みが行われるが、こ
の時新冗長データの書込み完了を待たずに新データの書
込み完了時点でマイクロプロセッサ3はホストコンピュ
ータに対して書き込みの完了を報告する。その後マイク
ロプロセッサ3は冗長データの書き込みが終了していな
ければバックグランド処理として実行を継続する。この
ように、冗長ディスク装置への新冗長データの書込み完
了を待たずにホストコンピュータ1に書込みの完了を報
告することによって、見かけ上高速の書込みとなる。
【0018】図10において、チャネル10aとチャネ
ルコントローラ8aは第一のデータ転送手段を構成し、
チャネル10bとチャネルコントローラ8bは第二のデ
ータ転送手段を構成しており、ディスク装置9aは2つ
のチャネル10a、10bを介して接続されている。も
し一方のチャネル10aからのアクセスがエラーとなっ
た場合にはもう一方のチャネル10bに切り換え再度ア
クセスすることができる。このためチャネルに関したエ
ラーを回避できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレイ型ディス
ク駆動装置は以上のとおり構成されているので、通常動
作に於いてもデータ書き込み時には冗長データ生成のた
めにデータの先読みだしが必要となり処理時間が遅くな
る等の問題があった。特に、従来のアレイ型ディスク駆
動装置では接続チャネルが少ないので、磁気ディスク装
置台数が多くなると同一チャネルに接続されたディスク
との競合が発生し応答時間が長くなる問題があった。ま
た、構成ディスク装置を接続するチャネル等の障害に対
しては十分な考慮がされていない等の問題があった。す
なわち、チャネル故障に対し該チャネルに接続された磁
気ディスクへのアクセスは不可能となるが、残されたチ
ャネルに負荷が集中し、さらに応答時間が長くなる等の
問題があった。
【0020】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、データアクセスの処理時間を改
善した記録装置を得ることを目的としている。また、記
録装置を接続するチャネル等の障害に対しても信頼性の
ある記録装置を得ることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録装置
は、複数のディスクと上記複数のディスクをあらかじめ
所定の経路で固定接続するチャネルと上記チャネルを制
御して上記チャネルに接続された上記複数のディスクの
いずれかにアクセスする制御手段とを有する記録装置に
おいて、 上記チャネルは、上記複数のディスクのうち少
なくとも1つ以上のディスクをそれぞれ接続するととも
に他のチャネルと交差して少なくとも1個所以上の交点
を形成するように交差配置された複数のチャネルであっ
て、上記ディスクは、上記複数の交差配置されたチャネ
ルにより形成される交点に対応して配置され上記交点を
形成する複数のチャネルのそれぞれに直接接続され、上
記制御手段は、上記ディスクが直接接続された上記複数
のチャネルのいずれかを選択して上記ディスクにアクセ
スすることを特徴とする。
【0022】上記複数のディスクは、2次元に配列して
配置され、上記複数のチャネルは、上記複数のディスク
を各次元方向ごとに接続し他のチャネルと直交する交点
を形成することを特徴とする。
【0023】上記制御手段は、上記複数のディスクを制
御する複数のディスク制御手段を備え、上記複数のディ
スクはそれぞれ上記複数のチャネルを介して上記複数の
ディスク制御手段に接続されることを特徴とする。
【0024】
【作用】この発明による記録装置において複数の交差配
置されたチャネルによりそれぞれ別の経路で記録部(デ
ィスク装置)をチャネルに接続し、いずれかによるチャ
ネルを介しての記録部(ディスク装置)へのアクセスが
できるので、分散アクセスが可能となり応答時間の改善
ができるとともに、一方のチャネルからのアクセスがエ
ラーとなった場合に、エラーとなったチャネルとは別な
経路で形成された他のチャネルを介して該ディスク装置
へアクセスを行なうので、故障が少なくなる。すなわ
ち、ひとつの記録部(ディスク装置)を、別経路で形成
された複数のチャネルを介して接続したので、あるチャ
ネルからの記録部へのアクセスがエラーとなった場合
に、他のチャネルから該記録部のアクセスが可能とな
り、従来よりも信頼性を向上させることができるととも
に、アクセス速度の劣化をなくすことができる。また
チャネルに接続する記録部(ディスク装置)の数を変
えて接続することにより、要求された応答速度に応じ
て、使用するチャネルを使いわけすることができる。
た、複数のチャネルは、他のチャネルと直交する交点を
形成し、その交点にディスクを配置するので、1つのデ
ィスクに複数のチャネルを提供し、かつ、1本のチャネ
ルにより少ないディスクを接続させることができる。
た、複数のディスク制御手段を備えることにより、ディ
スク制御手段の障害にも対応可能となる。
【0025】
【実施例】実施例1. 第1及び第2の発明の一実施例について、図1をもとに
説明する。図1は、この発明の一実施例である磁気ディ
スク装置の二次元構成の例である。図において、1はホ
ストコンピュータ、13は制御コントローラ(第1の発
明の制御手段の一例)、X1からX4はチャネルコント
ローラ、Y1からY4は同じくチャネルコントローラ、
D11からD44までは4×4の二次元アレイ状に配列
された磁気ディスク装置、CHY1〜CHY4はチャネ
ルコントローラY1からY4までに形成されたチャネル
である。CHX1からCHX4はチャネルコントローラ
X1からX4に形成されたチャネルである。
【0026】次に、図2は、チャネルCHX1とCHY
1と磁気ディスク装置D11の間にある接続部(第1の
発明の制御手段の他の例であり、その機能は実施例2に
おいても詳説する)の構成を示す図である。図において
25はコネクタ、26はチャネルCHX1とCHY1と
ディスクの間にあってデータの転送制御をする接続制御
部、28は接続制御部26の中にあるディスクアドレス
をセットするレジスタ、27はそれぞれの接続制御部を
切替えるスイッチである。各ディスク装置D11からD
44は、図に示したような接続部24を有しており、複
数のチャネルを(図においては2つのチャネルを)接続
することが可能になっている。そして、各接続制御部2
6は、ディスクアドレスをレジスタ28にセットするこ
とが可能であり、各チャネルごとに異なるディスクアド
レスをセットすることにより、それぞれのチャネルに接
続された他の磁気ディスク装置から自己の磁気ディスク
装置を識別することが可能になる。スイッチ27は複数
のチャネルからのアクセス要求を切替えるものであり、
一時期にいずれかの接続制御部26を介して一つのチャ
ネルと接続するものであり、同一時期に複数のチャネル
からのアクセス要求があった場合にはその要求を調停す
る役目を果たしている。
【0027】次に、図1に戻り、この実施例の動作につ
いて説明する。各磁気ディスク装置D11からD44は
それぞれ図2に示したような接続部24を有しており、
各磁気ディスク装置はそれぞれ2つのチャネルを有して
いる。たとえば、D11の磁気ディスク装置はCHY1
を介して、チャネルコントローラY1に接続されるとと
もに、CHX1のチャネルを介してチャネルコントロー
ラX1に接続されている。そして、これらチャネルコン
トローラX1からX4及びY1からY4はひとつの制御
コントローラ13によって制御されており、この制御コ
ントローラの上位にはホストコンピュータ1が接続され
ている。
【0028】ホストコンピュータ1から、たとえば、磁
気ディスク装置D11に対してのアクセス要求があった
場合に、制御コントローラ13は、チャネルコントロー
ラX1かチャネルコントローラY1のいずれかのチャネ
ルコントローラに対して磁気ディスク装置D11に対す
るアクセスを命令する。もし、チャネルコントローラX
1がすでに他のアクセス要求のために、たとえば、磁気
ディスク装置D12をすでに使用しており、チャネルC
HX1がすでに使用中の場合には、制御コントローラ1
3はチャネルコントローラY1を用い、すなわち、チャ
ネルCHY1を用いて磁気ディスク装置D11にアクセ
スする。
【0029】次に、図3を用いて、チャネルにエラーが
起こった場合の動作について説明する。図3(a)は、
チャネルCHX1とチャネルCHX2のふたつのチャネ
ルに障害が発生し、使用できなくなった場合の例を示し
ている。チャネルCHX1により、磁気ディスク装置D
13はアクセス不能になり、また、チャネルCHX2の
障害により、磁気ディスク装置D21、D22、D23
はアクセス不能となるが、チャネルCHY1からCHY
3はいずれも正常であり、これらのチャネルを用いるこ
とにより、チャネルCHX1とCHX2によりアクセス
不能になった磁気ディスク装置D13、D21、D2
2、D23はいずれもアクセスが可能である。
【0030】次に、図3(b)の場合は、チャネルCH
X1とCHY3のふたつのチャネルに障害が発生した場
合の一例である。チャネルCHX1の障害により、磁気
ディスク装置D13がアクセス不能となり、チャネルC
HY3により磁気ディスク装置D13とD23とD33
がアクセス不能になり、その結果、磁気ディスク装置D
13はいずれのチャネルからもアクセス不能となる。し
かし、磁気ディスク装置D23とD33はチャネルCH
X2およびCHX3により、アクセスが可能になる。
【0031】以上のように、ひとつの磁気ディスク装置
が複数のチャネルによって接続されることにより、しか
も、その経路を異なるチャネルによって接続することに
より、一方のチャネルに障害が発生して、そのチャネル
から磁気ディスク装置がアクセス不能になっても、他方
の別な経路で形成されたチャネルをもってアクセスする
ことにより、そのディスク装置がアクセス可能となる。
従って、チャネルが故障しても、従来よりも信頼性を向
上させることができる。しかも、従来のアクセス不能と
なって他の冗長データから再生するアクセスの場合より
も、アクセス速度の劣化をなくすことができる。
【0032】実施例2. 上記実施例1においては、ホストコンピュータ1及び制
御コントローラ13が一つである場合を示したが、この
実施例2においては、ホストコンピュータと制御コント
ローラが複数ある場合について説明する。図4におい
て、1a、1bはそれぞれホストコンピュータ、13
a、13bはそれぞれ制御コントローラである。その他
の符号は図1において説明したものと同様であり、ここ
ではその説明を省略する。
【0033】実施例1の場合には、制御コントローラが
全てのチャネルコントローラを制御していたのでいずれ
のチャネルがすでに使用中であるかどうかはその1台の
制御コントローラが把握することができ、アクセスの競
合が起こらないようにすることが可能であった。しか
し、図4に示すような複数の制御コントローラからのア
クセスがある場合には、ひとつの磁気ディスク装置に対
して複数のアクセス要求が同時に発生することがある。
その場合には、図2に示したような接続部24にあるス
イッチ27が有効に働くことなる。このスイッチ27に
より先に選択された要求が先にアクセス権を獲得してデ
ータ転送等のアクセスを実行できるが、このスイッチ2
7により、選択されなかった要求は接続制御部26がビ
ジー信号をその選択されなかったチャネルにかえすこと
により、ウエイトさせられることになる。このように、
実施例2は、分散システム等において、アレイ形式を持
った磁気ディスク装置が、複数の独立したコンピュータ
から別個独立にアクセスされる場合にも有効である。
【0034】実施例3. 図5は、この発明の他の実施例を説明する図であり、チ
ャネルコントローラX1からX4はそれぞれひとつの磁
気ディスク装置を接続しており、チャネルコントローラ
Y1が4つの磁気ディスク装置を接続している場合を示
している。このように、それぞれのチャネルが複数の磁
気ディスク装置を接続している場合に限らず、それぞれ
のチャネルがひとつの磁気ディスク装置を接続してお
り、他のチャネルが複数の磁気ディスク装置を接続する
ような場合でもかまわない。この実施例も、上記実施例
1と同様な効果を得ることができる。
【0035】実施例4. 上記実施例1、2、3においては、磁気ディスク装置が
ふたつのチャネルによって接続されている場合を説明し
たが、この実施例4においては、磁気ディスク装置が3
つのチャネルによってそれぞれ接続されている場合を示
す。図6において、X1、Y1、Z1はそれぞれチャネ
ルコントローラであり、磁気ディスク装置はこれら3つ
のチャネルコントローラからチャネル接続されている。
このようにひとつの磁気ディスク装置が3つのチャネル
によって接続されることにより、ふたつのチャネルに障
害が発生して使用不能になったとしても、残りひとつの
チャネルにより、その磁気ディスク装置をアクセスする
ことが可能になり、よりアクセスの信頼性を向上させる
ことができるとともに、アクセス速度の劣化をなくすこ
とができる。
【0036】実施例5. 図7は、この発明の他の実施例を説明するための図であ
り、図7(a)は、チャネルCHX1からCHX3がそ
れぞれ4台の磁気ディスク装置を接続しており、チャネ
ルCHY1からCHY2までが、それぞれ6台の磁気デ
ィスク装置を接続している場合を示している。また、図
7(b)は、チャネルCHX1からCHX3がそれぞれ
4台の磁気ディスク装置を接続しており、チャネルCH
Y1からCHY3もそれぞれ4台の磁気ディスク装置を
接続しているが、今までと異なり、チャネルが直交する
場合ではなく、斜めに磁気ディスクを接続する場合を説
明している。
【0037】図7(a)のように、接続する磁気ディス
クの数をチャネルによって変えることにより、チャネル
CHX1を用いる方がチャネルCHY1を用いるよりも
高速にアクセスが可能になるというメリットがある。し
たがって、アクセスの要求優先度に応じて、高速アクセ
スが必要な場合には、チャネルCHX1を用い、優先度
の低いアクセス要求に対しては、CHY1を用いるとい
う選択が可能になる。
【0038】図7(b)の場合には、それぞれ全てのチ
ャネルが4台の磁気ディスク装置を接続する場合である
が、たとえば、チャネルCHX1の4台の磁気ディスク
装置の内2台の磁気ディスク装置D11、D14がチャ
ネルCHY2により接続されており、他の2台の磁気デ
ィスク装置D13、D12はそれぞれCHY1およびC
HY3により接続されるという形態をとっている。した
がって、従来のように、直交してチャネルを形成するこ
とにより共通の磁気ディスク装置が1台しかない場合と
異なり、チャネルCHX1とチャネルCHY2が磁気デ
ィスク装置D11とD14を2台ずつ共通に接続すると
いう構成例を示している。
【0039】実施例6. 図8は、この発明の他の実施例を説明するための図であ
り、実施例1から5においては、二次元配列の磁気ディ
スクアレイ装置を説明してきたが、この実施例6におい
ては、三次元配列の磁気ディスク装置を用いた場合につ
いて説明する。
【0040】この例では、8個の磁気ディスク装置が立
方体の各頂点に配置されており、図において縦方向にチ
ャネルCHX1からCHX4が形成され、図において横
方向にチャネルCHY1からCHY4のチャネルが形成
されており、図において奥行き方向にチャネルCHZ1
からCHZ4までのチャネルが形成されている。
【0041】このように、三次元に配置された磁気ディ
スク装置の場合においても、各チャネルをそれぞれ異な
る経路で形成することが可能である。また、この例の場
合も、ひとつの磁気ディスク装置が3つのチャネルによ
り接続されており、従来の一つのチャネルあるいは、ふ
たつのチャネルで接続されるよりもアクセスの信頼性及
びアクセス速度を向上させることができる。
【0042】実施例7. 上記実施例1から6においては、磁気ディスク装置が二
次元あるいは三次元に配置された場合を説明したが、二
次元、三次元に限るものではなく、四次元、五次元に配
置されているような場合でもかまわない。
【0043】また、上記実施例1から6においては全て
の磁気ディスク装置が複数のチャネルによって接続され
ている場合を示したが、複数ある磁気ディスク装置のう
ち全てが複数のチャネルによって接続されている必要は
ない。
【0044】実施例8. 上記実施例1から7においては、磁気ディスク装置の場
合を例にして説明したが、この発明は磁気ディスク装置
に限られるものではなく、光ディスク装置、コンパクト
ディスク装置等のその他のデータを記憶する記録部が複
数ある装置についても適用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デー
タアクセスの処理時間を改善し、記録装置を接続するチ
ャネル等の障害に対しても信頼性のある記録装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のアレイ型ディスク装置の構
成図。
【図2】本発明の実施例1における接続部の構成図。
【図3】本発明の実施例1における障害時の動作説明
図。
【図4】本発明の実施例2のアレイ型ディスク装置の構
成図。
【図5】本発明の実施例3のアレイ型ディスク装置の構
成図。
【図6】本発明の実施例4のアレイ型ディスク装置の構
成図。
【図7】本発明の実施例5のアレイ型ディスク装置の構
成図。
【図8】本発明の実施例6のアレイ型ディスク装置の構
成図。
【図9】従来のアレイ型ディスク装置の構成図。
【図10】従来のアレイ型ディスク装置の構成図。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 ホストI/F(インターフェイス部) 3 マイクロプロセッサ 4 メモリ 5 ECCエンジン(冗長性提供手段) 6 データバス 8 チャネルコントローラ 9 ディスク装置(記録部) 10 チャネル 11 スタンバイディスク(代替部) 13 制御コントローラ(制御手段の一例) 14 コマンド/ステータス・メモリ 15 キャッシュ 16 メモリバックアップ機能 18 電源制御装置 19 エラー記憶手段 20 保守診断プロセッサ(保守診断手段) 21 操作・表示パネル 22 遠隔通信手段 23 制御部 24 接続部(制御手段の他の例) 25 コネクタ 26 接続制御部 27 スイッチ 28 ディスクアドレスレジスタ Y1〜Y4 チャネルコントローラ X1〜X4 チャネルコントローラ Z1〜Z4 チャネルコントローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクと上記複数のディスクを
    あらかじめ所定の経路で固定接続するチャネルと上記チ
    ャネルを制御して上記チャネルに接続された上記複数の
    ディスクのいずれかにアクセスする制御手段とを有する
    記録装置において、 上記チャネルは、上記複数のディスクのうち少なくとも
    1つ以上のディスクをそれぞれ接続するとともに他のチ
    ャネルと交差して少なくとも1個所以上の交点を形成す
    るように交差配置された複数のチャネルであって、上記
    ディスクは、上記複数の交差配置されたチャネルにより
    形成される交点に対応して配置され上記交点を形成する
    複数のチャネルのそれぞれに直接接続され、上記制御手
    段は、上記ディスクが直接接続された上記複数のチャネ
    ルのいずれかを選択して上記ディスクにアクセスするこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 上記複数のディスクは、2次元に配列し
    て配置され、上記複数のチャネルは、上記複数のディス
    クを各次元方向ごとに接続し他のチャネルと直交する交
    点を形成することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記複数のディスクを
    制御する複数のディスク制御手段を備え、上記複数のデ
    ィスクはそれぞれ上記複数のチャネルを介して上記複数
    のディスク制御手段に接続されることを特徴とする請求
    項1から2のいずれかに記載の記録装置。
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