JP2000195144A - 記録媒体駆動装置および方法、情報記録再生システムおよび方法、並びに提供媒体 - Google Patents

記録媒体駆動装置および方法、情報記録再生システムおよび方法、並びに提供媒体

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JP2000195144A
JP2000195144A JP10369412A JP36941298A JP2000195144A JP 2000195144 A JP2000195144 A JP 2000195144A JP 10369412 A JP10369412 A JP 10369412A JP 36941298 A JP36941298 A JP 36941298A JP 2000195144 A JP2000195144 A JP 2000195144A
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recording
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Hiroaki Yada
博昭 矢田
Hiroshi Sugano
浩 菅野
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Sony Corp
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B2020/10916Seeking data on the record carrier for preparing an access to a specific address

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続するAVデータを、ハードディスクドライ
ブに実時間で記録再生できるようにする。 【解決手段】 ホスト1のCPU24は、ホストインタフ
ェースバス2を介してHDD3にアクセスし、AVデータを
ディスク45に連続的に記録または再生させる。HDD3
ではなく、ホスト1のCPU24によりシーク、記録また
は再生の動作に誤りがある場合の再実行の最大許容時間
または最大許容回数が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体駆動装置
および方法、情報記録再生システムおよび方法、並びに
提供媒体に関し、特に、例えば動画像などの実時間連続
データを記録または再生する記録媒体駆動装置および方
法、情報記録再生システムおよび方法、並びに提供媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な磁気ディスク装置であるHDD(Ha
rd Disk Drive)は、磁気ヘッド技術や信号処理技術等の
進歩により、1990年頃から現在まで、面記録密度が年率
60%で向上し続けている。2000年過ぎには、3.5インチ径
のディスク1枚に、10GB乃至20GBのデータが記録できる
ようになると考えられており、複数枚のディスクを持つ
HDD1台が100GB以上の記録容量を持つようになる。よっ
て、近年実用化された、DV(Digital Video)(転送レー
ト=29Mbps)やMPEG2(Moving Picture Experts Group Ph
ase-2)(転送レート=15Mbps)などの高効率デジタル動
画像圧縮技術を用いることにより、HDDに複数チャンネ
ルの動画像情報を同時に記録または再生すること、すな
わちマルチチャンネル動画像ディスクレコーダの実用化
が可能になる。
【0003】しかし、HDDは、コンピュータの一次記憶
装置として発展してきた歴史から、いわゆる離散テキス
ト型データを、信頼性よく、できるだけ速く、ランダム
にアクセスする方向での技術向上がなされてきた。その
ため、HDDの動作は時間軸上で離散的である。すなわ
ち、ホストからHDDに供給された記録や再生などの命令
は、1つずつ独立した離散的動作として実行され、所定
時間以内に記録動作または再生動作が完了することを保
証(実時間性の保証)するには、予めHDDの設計段階
で、HDDの動作を所定時間以内に記録または再生の動作
が完了するよう制限する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この実時間性の確保を
阻害する要因の一つに、データ記録/再生の再実行(リ
トライ)がある。データ記録/再生の再実行(リトラ
イ)とは、データの記録動作または再生動作中に不具合
が見つかった場合、同じ動作を再度実行することを意味
する。HDDにおけるデータの記録/再生は、通信技術に
おけるパケットに相当する短いデータセクタ単位(例え
ば512Byte単位)で行われる。
【0005】HDDにおいてデータの記録/再生を実行す
るために、目標データセクタが存在するトラックにヘッ
ドを移動中に、目標セクタが存在するトラックを発見で
きなかった場合(シークエラーの場合)、当該データセ
クタに対してヘッド移動が再度実行(シークリトライ)
される。シークエラーは、目標データセクタ群(例え
ば、512Byte単位)の全データが正しく記録/再生され
ず、誤り訂正符号(ECC)でも訂正できない長大なバース
トエラーを引き起こす可能性がある。従って、シークリ
トライは、行う方が望ましいが、1回のシークリトライ
には、数ms乃至数10ms程度の時間が必要となるので、実
時間性確保が阻害される。
【0006】また、1つのデータセクタの記録中に、例
えばHDDに外部から加わった機械的衝撃等によって、デ
ータトラックからヘッドの位置がずれた場合、ヘッドの
元のトラックへの復帰と、ディスク回転により当該セク
タがヘッド直下に再来することを待って、当該データセ
クタに対してデータ記録動作が再度実行(ライトリトラ
イ)される。よって、ライトリトライが生じると、本来
は連続的なデータ記録動作が一旦途切れ、ディスク回転
待ち時間(例えば回転速度が90Hzの場合、11ms)が必要
になるので、実時間性が阻害される。
【0007】更に、1つのデータセクタの再生時にセク
タに付加された誤り訂正符号の訂正能力を越えた量のエ
ラーが発生し、訂正不能と判断された場合には、ディス
クの回転により当該セクタがヘッド直下に再来すること
を待って、当該論理セクタの再生動作が再度実行(リー
ドリトライ)される。この場合も、本来は連続的なデー
タ再生動作が一旦途切れ、ディスク回転待ち時間が必要
になるので、実時間性が阻害される。更に1度リードリ
トライしても、再度訂正不能と判定された場合には、2
回目のリードリトライが実行される。エラーがノイズな
どのランダムな原因によるハードエラーである場合に
は、例えば10回以上リードリトライを行っても正しく読
めず、100ms以上ものリトライ時間が必要となり、実時
間性確保に致命的な傷害となる。
【0008】上記各種再実行の最大実行回数は、HDDの
設計に予め決められる値であって、ディスクレコーダ全
体の状況に応じて適切に制御されるものではなかった。
また、従来から、リトライの実行を全面的に許可する
か、または、禁止する手段(例えば、ANSI(American Na
tional Standards Institute)のATA(AT-Attachment)
インターフェース規格の一部)は提供されているが、リ
トライを全面的に許可すれば、無駄時間が増え、実時間
が確保できなくなる。逆に、全面的に禁止すれば、シー
クエラー救済不能によるバーストエラーを引き起こし、
画質が大幅に劣化するという課題があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、各種再実行を実時間性の確保が可能な範
囲で実行することにより、HDDとして必要な画質および
信頼性を維持しながらも、動画像の連続記録あるいは再
生に必要な実時間性が損なわれないようにするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録媒
体駆動装置は、情報処理装置が出力する、再実行を制御
する制御信号を受信する制御信号受信手段と、情報処理
装置が出力する制御信号に基づいて、再実行を制御する
再実行制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の記録媒体駆動方法は、情
報処理装置が出力する、再実行を制御する制御信号を受
信する制御信号受信ステップと、情報処理装置が出力す
る制御信号に基づいて、再実行を制御する再実行制御ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の提供媒体は、情報処理装
置が出力する、再実行を制御する制御信号を受信する制
御信号受信ステップと、情報処理装置が出力する制御信
号に基づいて、再実行を制御する再実行制御ステップと
を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能な
プログラムを提供することを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の情報処理装置は、記録媒
体駆動装置のシーク、記録または再生の動作に誤りがあ
った場合の再実行による遅延時間を管理する管理手段
と、管理手段が管理する遅延時間に基づいて、記録媒体
駆動装置の再実行を制御する制御信号を発生する発生手
段と、発生手段により発生された制御信号を、記録媒体
駆動装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0014】請求項14に記載の情報処理方法は、記録
媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作に誤りが
あった場合の再実行による遅延時間を管理する管理ステ
ップと、管理ステップで管理する遅延時間に基づいて、
記録媒体駆動装置の再実行を制御する制御信号を発生す
る発生ステップと、発生ステップで発生された制御信号
を、記録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0015】請求項15に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置のシーク、記録または再生の動作に誤りがあっ
た場合の再実行による遅延時間を管理する管理ステップ
と、管理ステップで管理する遅延時間に基づいて、記録
媒体駆動装置の再実行を制御する制御信号を発生する発
生ステップと、発生ステップで発生された制御信号を、
記録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含む処理
を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム
を提供することを特徴とする。
【0016】請求項16に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置は、情報処理装置が出力する、再
実行を制御する制御信号を受信する制御信号受信手段
と、情報処理装置が出力する制御信号に基づいて、再実
行を制御する再実行制御手段とを備え、情報処理装置
は、記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
に誤りがあった場合の再実行による遅延時間を管理する
管理手段と、管理手段が管理する遅延時間に基づいて、
記録媒体駆動装置の再実行を制御する制御信号を発生す
る発生手段と、発生手段により発生された制御信号を、
記録媒体駆動装置に送信する送信手段とを備えることを
特徴とする。
【0017】請求項17に記載の情報記録再生方法は、
記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、情報処理装置
が出力する、再実行を制御する制御信号を受信する制御
信号受信ステップと、情報処理装置が出力する制御信号
に基づいて、再実行を制御する再実行制御ステップとを
含み、情報処理装置の情報記録再生方法は、記録媒体駆
動装置のシーク、記録または再生の動作に誤りがあった
場合の前記再実行による遅延時間を管理する管理ステッ
プと、管理ステップで管理する遅延時間に基づいて、記
録媒体駆動装置の再実行を制御する制御信号を発生する
発生ステップと、発生ステップで発生された制御信号
を、記録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0018】請求項18に記載の提供媒体は、情報処理
装置が出力する、再実行を制御する制御信号を受信する
制御信号受信ステップと、情報処理装置が出力する制御
信号に基づいて、再実行を制御する再実行制御ステップ
とを含む処理を実行させ、情報処理装置に、記録媒体駆
動装置のシーク、記録または再生の動作に誤りがあった
場合の再実行による遅延時間を管理する管理ステップ
と、管理ステップで管理する遅延時間に基づいて、記録
媒体駆動装置の再実行を制御する制御信号を発生する発
生ステップと、発生ステップで発生された制御信号を、
記録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含む処理
を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム
を提供することを特徴とする。
【0019】請求項1に記載の記録媒体駆動装置、請求
項7に記載の記録媒体駆動方法、および請求項8に記載
の提供媒体においては、記録媒体駆動装置のシーク、記
録または再生の動作に誤りがあった場合、情報処理装置
からの制御信号に基づいて、記録媒体駆動装置の再実行
が制御される。
【0020】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
4に記載の情報処理方法、および請求項15に記載の提
供媒体においては、記録媒体駆動装置のシーク、記録ま
たは再生の動作に誤りがあった場合、情報処理装置によ
って、記録媒体駆動装置の再実行による遅延時間が管理
される。
【0021】請求項16に記載の情報記録再生システ
ム、請求項17に記載の情報記録再生方法、および請求
項18に記載の提供媒体においては、記録媒体駆動装置
のシーク、記録または再生の動作に誤りがあった場合、
情報処理装置によって、記録駆動媒体の再実行による遅
延時間が管理され、再実行が制御される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0023】請求項1に記載の記録媒体駆動装置は、情
報処理装置(例えば、図1のホスト1)が出力する、再
実行を制御する制御信号を受信する制御信号受信手段
(例えば、図1のHDC31)と、情報処理装置が出力す
る制御信号に基づいて、再実行を制御する再実行制御手
段(例えば、図1のCPU38)とを備えることを特徴と
する。
【0024】請求項2に記載の記録媒体駆動装置は、再
実行による遅延時間を前記情報処理装置に送信する遅延
時間送信手段(例えば、図19のステップS51)をさ
らに備えることを特徴とする。
【0025】請求項9に記載の情報処理装置は、記録媒
体駆動装置のシーク、記録または再生の動作に誤りがあ
った場合の再実行による遅延時間を管理する管理手段
(例えば、図10のステップS21)と、管理手段が管
理する遅延時間に基づいて、記録媒体駆動装置の再実行
を制御する制御信号を発生する発生手段(例えば、図1
0のステップS22)と、発生手段により発生された制
御信号を、記録媒体駆動装置に送信する送信手段(例え
ば、図1のメモリ制御回路15)とを備えることを特徴
とする。
【0026】請求項16に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置が、情報処理装置が出力する、再
実行を制御する制御信号を受信する制御信号受信手段
(例えば、図1のHDC31)と、情報処理装置が出力す
る制御信号に基づいて、再実行を制御する再実行制御手
段(例えば、図1のCPU38)とを備え、情報処理装置
が、記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
に誤りがあった場合の再実行による遅延時間を管理する
管理手段(例えば、図10のステップS21)と、管理
手段が管理する遅延時間に基づいて、記録媒体駆動装置
の再実行を制御する制御信号を発生する発生手段(例え
ば、図10のステップS22)と、発生手段により発生
された制御信号を、記録媒体駆動装置に送信する送信手
段(例えば、図1のメモリ制御回路15)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0027】以下に、本発明を適用した情報記録再生シ
ステムについて説明する。なお、以下の例では、典型的
な例として、固定型HDDについて説明する。
【0028】図1には、本発明を適用した情報記録再生
システムとしてのデジタル画像ディスクレコーダの構成
例が表されている。ホスト1には、ホストインターフェ
ースバス2を介してHDD3が接続させている。ホスト1
の第1のチャンネル(Ch.1)のAV(Audio Visual)エンコ
ーダ11−1は、入力された画像信号を、例えば、MPEG
方式で圧縮(エンコード)する画像情報圧縮器12、画
像信号に対応する音響信号をMPEG方式で圧縮(エンコー
ド)する音響情報圧縮器13、並びに画像情報圧縮器1
2と音響情報圧縮器13の出力を合成するマルチプレク
サ(MUX)14とを有している。第1のチャンネルのAV
エンコーダ11−1と同様に、第2のチャンネル(Ch.
2)のAVエンコーダ11−2が設けられており、図示は
省略するが、このAVエンコーダ11−2も、第2のチャ
ンネルの画像信号を圧縮する画像情報圧縮器、第2のチ
ャンネルの音響信号を圧縮する音響情報圧縮器、および
それらの圧縮信号をマルチプレクスするマルチプレクサ
を内蔵している。
【0029】AVエンコーダ11−1または、AVエンコー
ダ11−2より出力された信号は、メモリ制御回路15
に入力される。メモリ制御回路15にはまた、既に、図
示せぬ装置で圧縮されている第3のチャンネル(Ch.3)
の圧縮映像音響データも入力される。
【0030】メモリ制御回路15には、ホストメモリ2
2が接続されており、このホストメモリ22には、HDD
3としての磁気ディスク45(以下、単に、ディスク4
5と称する)に記録または再生される単位としての1ク
ラスタ分のデータが、少なくとも記憶される。メモリ制
御回路15は、AVエンコーダ11−1,11−2より入
力される圧縮映像音響データ、または、既に圧縮された
状態で入力される圧縮映像音響データをホストメモリ2
2に供給し、記憶させた後、AV−インタフェース(I/
F)27からホストインタフェースバス2を介してHDD3
に供給する。また、メモリ制御回路15は、HDD3から
ホストインタフェースバス2、およびAVインタフェース
27を介して入力された再生データを、ホストメモリ2
2に一旦記憶させた後、適宜それを読み出し、AVデコー
ダ16−1,16−2に出力するか、または、そのまま
図示せぬ装置に出力する。
【0031】第1のチャンネルのAVデコーダ16−1
は、メモリ制御回路15より入力された圧縮映像音響デ
ータから、映像データと音響データを分離し、それぞ
れ、補間回路18と補間回路20に出力するデマルチプ
レクサ(DEMUX)17を有している。補間回路18は、
デマルチプレクサ17より入力された圧縮映像データの
誤りを補間し、画像情報伸長器19に出力している。画
像情報伸長器19は、画像情報圧縮器12に対応する伸
長処理を行い、伸長した画像信号を、図示せぬ装置に出
力する。補間回路20は、デマルチプレクサ17より入
力された音響データの誤りを補間し、音響情報伸長器2
1に出力している。音響情報伸長器21は、音響情報圧
縮器13に対応する方式で入力された音響情報を伸長
し、図示せぬ装置に出力する。
【0032】図示は省略するが、AVデコーダ16−2
も、AVデコーダ16−1と同様に、デマルチプレクサ、
補間回路、画像情報伸長器、および音響情報伸長器を内
蔵している。
【0033】この例では、1台のHDD40をホストイン
タフェースバス2を介して、ホスト1と接続し、同時に
3チャンネルの圧縮動画・音響データが記録または再生
できる構成となっている。ホストインタフェースバス2
としては、例えばANSI(American National Standards
Institute)における拡張IDE(Integrated Device Elec
tronics)規格(ATA(AT Attachment)規格)が用いら
れる。ディスクレコーダ全体の動作は、CPU24により
管理されており、そのファームウエアはROM26に記憶
されており、RAM25はCPU24の作業領域として用いら
れる。ユーザからディスクレコーダへ動作指示を与え、
またディスクレコーダからユーザに動作状況を知らせる
ためのユーザインタフェース機構として、特に図示しな
いスイッチ、リモートコントローラ、キーボード、液晶
表示装置等が装備され、それらとの入出力はCPU24が
管理する。
【0034】HDD3に対する記録または再生の指示は、C
PU24がCPUバス23を介してAV-I/F27から拡張IDE規
格に定義されているWrite命令またはRead命令を発行さ
せることにより行われる。また、ホスト1とHDD3の間
のデータの転送は、CPU24がメモリ制御回路15とAV-
I/F27に指示することにより実行される。
【0035】HDD3は、ハードディスクコントローラ(H
DC)31を有しており、HDC31は、ホストインタフェ
ースバス2を介して入力されたデータを、一旦バッファ
メモリ32に記憶させた後、適宜これを読み出して、記
録チャンネル信号処理回路33に供給するとともに、再
生チャンネル信号処理回路37より供給された再生デー
タを、バッファメモリ32に一旦記憶させた後、適宜こ
れを読み出して、ホストインタフェースバス2を介して
出力する。
【0036】記録チャンネル信号処理回路33は、入力
されたデータを所定の変調方式で変調した後、増幅器3
4を介して磁気ヘッド(以下、単に、ヘッドと称する)
35に供給し、ディスク45に記録させる。
【0037】また、ヘッド35は、ディスク45に記録
されているデータを再生し、増幅器36を介して再生チ
ャンネル信号処理回路37に出力する。再生チャンネル
信号処理回路37は、入力されたデータを記録チャンネ
ル信号処理回路33における場合と対応する方式で復調
し、HDC31に出力する。
【0038】CPU38は、CPUバス39を介して、HDC3
1や再生チャンネル信号処理回路37、記録チャンネル
信号処理回路33などを制御するようになされている。
サーボDSP(デジタルシグナルプロセッサ)40は、再
生チャンネル信号処理回路37より入力された再生デー
タに基づいてサーボ信号を生成し、増幅器41を介し
て、ボイスコイルモータ(VCM)42に出力する。VCM4
2は、入力された信号に対応してヘッド35をディスク
45の半径方向に移送(シーク)し、ヘッド35をディ
スク45の所定のトラック上に位置させる。
【0039】スピンドルモータ(SPM)制御器43は、
スピンドルモータ(SPM)44が出力するFG信号とPG信
号に基づいて制御信号を生成して、スピンドルモータ4
4を所定の速度で回転させる。
【0040】図2に、ROM26に格納され、CPU24が実
行するファームウエアの階層構成を示す。下位の第1層
には、前記ユーザインタフェース機構との入出力を行う
ユーザI/F部、MPEG2エンコーダ・デコーダ管理部、メモ
リ制御回路15に指示して、ホストメモリ22へのAVデ
ータストリームやクラスタの書き込みや読み出しを行う
ホストメモリ管理部、およびHDDデバイスドライバが設
けられている。上位の第2層には、これら第1層を管理
し、ディスクレコーダ全体の動作を司るシステム管理ソ
フトウエアが設けられている。システム管理ソフトウエ
アの機能には、各チャンネルの記録や再生動作の指示と
管理、HDD3やホストメモリ22などの各ハードウエア
資源の稼働状況の把握と管理など、デジタル動画ディス
クレコーダに必要な機能のうち、第1層に含まれていな
い全てのものが含まれる。
【0041】まず、デジタル動画ディスクレコーダ全体
における記録時の信号の流れを説明する。第1のチャン
ネル(Ch.1)においては、外部から入力されたアナログ
画像信号(例えばNTSC信号)が、画像情報圧縮器12に
おいてデジタル化された後、データレートが1/5程度
まで圧縮される。画像情報圧縮の方式としては、DVやMP
EG2などが実用化されており、元のデジタル映像情報に
対して、離散コサイン変換やフレーム間動き検出、再量
子化、2次元ハフマン符号化などを行うことにより、情
報量が圧縮される。外部から同時に入力されたアナログ
音響信号も、音響情報圧縮器13によりデジタル化さ
れ、データレートが圧縮される。圧縮された映像情報と
音響情報は、MUX14でマルチプレクスされ、AVデータ
ストリームとされる。いまの場合、映像情報圧縮方式と
してMPEG2方式を用い、AVデータストリームのデータレ
ートは8Mbit/sであるとする。
【0042】このAVデータストリームは、メモリ制御回
路15を介して、一旦ホストメモリ22に順次記憶され
る。CPU24はファームウエアのホストメモリ管理部に
従って、メモリ制御回路15に指示を出し、ホストメモ
リ22からHDD3に記録すべきひとまとまりのデータで
あるクラスタを読み出し、AV-I/F27を介してホストイ
ンタフェースバス2を経て、HDD3に送り、記録させ
る。
【0043】図3に、クラスタと、MPEG2のデータスト
リームに定義されるGOP(Group of picture)の関係を
示す。図3の例では、クラスタは、GOPを4分割して得
たデータのまとまりとされている。GOPは15フレームの
画像よりなり、1フレームは1/30秒に相当するので、1
つのGOPは0.5秒に相当し、ビットレートが、8Mbit/sと
すると、そのデータ量は4Mbitとなる。よって、それを
4分割して得た1つのクラスタのデータ量は1Mbitであ
り、HDD3のセクタサイズが512Byte(4096bit)なの
で、約256セクタ分のデータ量に相当する。すなわち、H
DD3は、ホスト1から記録命令を受ける度に、約256セ
クタにAVデータストリームを連続的に記録する。
【0044】記録時のHDD3の動作は以下に述べる通り
である。簡単のため、図4に示すように、Ch.1の1本の
データストリームのみを記録する場合を例にあげる。
【0045】CPU24は、記録すべき1つのクラスタ
が、HDD3の所定の論理ブロックアドレスから所定の長
さのデータブロックとして連続して記録されるように、
HDD3にコマンドを送る。HDD3の内部のHDC31は、こ
のコマンドを受け、CPU38と共同して、論理ブロック
アドレスを、HDD3の内部の物理アドレス(ディスク面
番号、トラック番号、セクタ番号等)に変換する。続い
て、ホストメモリ22から送出された1クラスタ分のデ
ータ(例えば256セクタ分のデータ)が、ホストインタ
フェースバス2を介してHDC31に受け取られ、バッフ
ァメモリ32に一旦蓄積される。
【0046】HDC31は、このデータをHDD3のトラック
上に設定された論理データセクタの長さ(512Byte)に
分割し、さらにその前後に、読み出し時にビット同期を
取るためのプリアンブルパターンや誤り訂正符号を付加
してセクタデータを形成した後、ディスク回転に同期し
ながら、記録チャンネル信号処理回路33に出力する。
記録チャンネル信号処理回路33は、そのセクタデータ
にチャンネル符号化を施し、ヘッド35とディスク45
からなる磁気記録チャンネルの特性に適合した2値系列
に変換する。この2値系列は、増幅器34により、矩形
状の記録電流波形に対応付けられ、ヘッド35によっ
て、磁気ディスク45上の磁化反転パターンとして記録
される。
【0047】ここで、予め記録対象となる目標トラック
にヘッド35を位置決めしておく必要があるので、HDC
31とCPU38から目標トラック番号を受け取ったサー
ボDSP40は、ディスク面上のトラック番号を再生チャ
ンネル信号処理回路37から受け取りながら、ヘッド3
5をその物理アドレスに移動させ、位置決めを行う。以
上の例では、図4に示すように、1つのクラスタの記録
に使用可能な時間は125msであるが、HDD3のシークと回
転待ち動作(S1)と記録動作(W1)に要する時間は、HD
Dの速度性能にもよるが、30ms程度であり、残りの時間
が余り時間(E)となる。
【0048】次に、再生時の信号の流れを説明する。
【0049】まず、システム管理ソフトウエアは、ファ
ームウエアのユーザI/F部からの入力情報に従って、再
生すべきAVデータストリーム名を特定し、そのストリー
ムを構成する各クラスタが記録されているHDDの論理ブ
ロックアドレスを求め、HDDデバイスドライバに、ホス
トインタフェースバス2(例えばIDE-I/F)上に定義さ
れた読み出し命令を発行させ、当該クラスタを読み出さ
せる。同時に、ホストメモリ管理部は、メモリ制御回路
15を通じて、ホストメモリ22に、クラスタを再構成
するための記憶領域を確保させる。
【0050】上記のIDE-I/F上に発行された読み出し命
令は、HDD3のHDC31を介してCPU38に与えられる。C
PU38は、当該クラスタの論理ブロックアドレスを、デ
ィスク45の物理アドレス(ディスク面番号、トラック
番号、セクタ番号等)に変換し、サーボDSP40に命じ
てヘッド35をその物理アドレスに移動させ、データの
読み出しを開始させる。すなわち、ディスク45上に記
録された磁化反転パターンは、ヘッド35により読み出
され、増幅器36で増幅された後、再生チャンネル信号
処理回路37によりビット同期が取られ、2値データ系
列として検出され、記録時に施されたチャンネル符号化
の逆変換としての復号化が行われ、セクタデータとして
再生される。
【0051】このセクタデータはHDC31に送られ、誤
り訂正復号化を経て、512バイト単位の論理データとし
て、バッファメモリ32に順次蓄積された後、ホストイ
ンタフェースバス2とメモリ制御回路15を介して、ホ
ストメモリ22に順次転送され、1つのクラスタが形成
される。1つのクラスタの読み出しが完了すると、同様
に、後続するクラスタの読み出しが命令され、HDD3よ
りセクタデータ群が読み出され、ホストメモリ22上に
後続クラスタが形成される。形成されたクラスタは、順
次読み出され、AVデータストリームとして、例えばCh.1
用のAVデコーダ16−1に与えられる。
【0052】このAVデータストリームは、デマルチプレ
クサ17により映像データと音響データに分離される。
映像データは、データにエラーが存在した場合に、前後
のデータから補間する補間回路18を経て画像情報伸長
器19により、通常のデジタル画像情報に伸長される。
この画像情報は、D/A変換器などによりNTSCアナログ映
像信号に変換され、外部のモニタなどに与えられる。
【0053】以上、Ch.1のみについて、圧縮画像データ
を記録する場合と、再生する場合の信号の流れを説明し
たが、第2のチャンネル(Ch.2)や第3のチャンネル
(Ch.3)のデータを含め、複数のデータストリームを記
録または再生する場合は、以下のようになる。
【0054】図5に、Ch.1のデータストリームを記録す
ると同時に、Ch.2のデータストリームの再生を行う場合
のタイミングチャートの例を示す。HDD3には、一度に
1つのクラスタしか記録または再生できない。よって、
これら2チャンネル分のクラスタを処理する場合、記録
または再生が交互に行われる。例えば、まずCh.1のクラ
スタ(k,1)を記録すべき領域にアクセスするため、シー
クと回転待ち(S1)を行い、クラスタ(k,1)を記録(W1)す
る。次に、空き時間(E)をはさんで、Ch.2のクラスタを
再生するためシークと回転待ち(S2)を行う。このシーク
動作は、これら異なるチャンネルのクラスタが、ディス
ク面上で全く異なる半径のトラックに存在する場合が普
通であるために必要となる。次にクラスタ(k,1)を再生
(R2)する。その後、これら一連の動作が繰り返される。
図5の例では、1台のHDD3に2チャンネルを同時に記
録/再生させても、余裕時間(E)が残る。
【0055】図6は、3チャンネル(Ch.1,Ch.2,Ch.
3)を同時に記録する場合のタイミングチャートの例を
示す。ホスト1側からは、Ch.1用AVエンコーダ11−1
が生成するデータストリームと、Ch.2用エンコーダ11
−2が生成するデータストリームと、Ch.3の入力のデー
タストリームの3本が、メモリ制御回路15を経てホス
トメモリ22に一旦記憶される。それら3本のデータス
トリームは、それぞれクラスタに分割され、交互に、ホ
ストインタフェースバス2上のWrite命令によって、HDD
3に記録される。HDD3は、上記図5の2チャンネル同
時動作の場合と同様に、一度には1チャンネルのクラス
タのみを記録し、交互に3チャンネルの記録を進めて行
く。
【0056】この場合は、図6に示すように、HDD3
は、シークと記録の動作で忙しく、空き時間(E)は非常
に短くなる。このようにディスクレコーダが、HDD3の
速度性能が許す最大のチャンネル数において、同時に記
録または再生する場合には、長時間の空き時間を確保す
ることは難しい。
【0057】以上のディスクレコーダの動作説明から判
るように、HDD3の動作状況は、その時点でディスクレ
コーダが扱っているチャンネル数に依存して変化する。
すなわち、最大3チャンネル同時記録/再生が可能なレ
コーダの例では、3チャンネル同時動作をしている時に
は、HDD3はわずかな空き時間しか持たないものの、1
チャンネル動作の場合には、かなりの空き時間が存在す
る。また、実際の使用状況では、ディスクレコーダが最
大可能チャンネル数で、常時動作し続けることは無く、
必ず動作チャンネル数が少なくなる、または全く記録/
再生しない休止状態になる場合が存在する。ディスクレ
コーダのシステム管理ソフトウエアは、動作チャンネル
数など、ディスクレコーダの動作状況を把握しているの
で、HDD3の空き時間の状況も把握できる。
【0058】そこで、本発明では、ディスクレコーダに
おいて、HDD3に空き時間または休止時間が存在し、か
つホスト1側のシステム管理ソフトウエアが空き時間の
状況を把握していることに着目し、それら空き時間また
は休止時間において、HDD3が従来の技術の項で述べた
シークリトライ、ライトリトライ、およびリードリトラ
イを、可能な限り実行できるように、ホスト1が制御す
る。
【0059】このため、ホストインタフェースバス2上
において、シークリトライ、ライトリトライ、およびリ
ードリトライ動作に対し、ホスト1が実行を指示するコ
マンドが設けられている。これらのコマンドにより、シ
ークリトライ、ライトリトライ、およびリードリトライ
動作の実行に関して、ホスト1とHDD3が通信すること
が可能になり、HDD3の信頼性の維持管理のために必要
なシークリトライ、ライトリトライ、およびリードリト
ライ動作が、ディスクレコーダの動作状況が許す限り、
ホスト1の管理下で実行できるようになる。
【0060】以下に、上述したシークリトライ、ライト
リトライ、およびリードリトライ動作について、ホスト
1が実行を管理する場合の処理例を述べる。
【0061】まず、再生されたデータに誤りが存在した
ときの再読み出しの許容回数を、ホスト1から指示する
場合の第1の動作例について述べる。
【0062】図7は、このために、新たに設定されるAV
モード設定コマンド120の構成を表しており、このコ
マンド120は、AVストリームデータの書き込み、読み
出しにおける動作モードを設定するコマンドである。AV
モード設定動作を指定するコマンド識別コード(例えば
85h)がCommandレジスタ106に指定されている。
コマンド120のデータ(パラメータ)としてホスト1
のCPU24からHDD3に送られるデータ(パラメータ)1
21は、図8に示すように構成され、ここには、AVスト
リームデータの読み出し、書き込み、およびシーク時に
おける動作モードを規定するいろいろなパラメータが含
まれている。このデータ121の中に、再生時および記
録時において、1つのコマンドに対して許容されるリト
ライ回数が指定される。例えば図8の例においては、デ
ータ121のバイト0にリードリトライ許容回数が、デ
ータ121のバイト1にライトリトライ許容回数が、デ
ータ121のバイト2にシークリトライ許容回数が、そ
れぞれ指定されている。なお、図8においては、その他
のパラメータは図示が省略されている。
【0063】HDD3内のHDC31ならびにCPU38は、当
該コマンド120とパラメータ121を受信したとき、
リトライ回数の設定動作を、図9に示すフローチャート
に従って次のように行う。動作パラメータ121にはリ
トライ回数以外にもAVモード動作時のパラメータが含ま
れているが、図9においても、これらの処理は示されて
いない。
【0064】CPU38は、内部のRAM領域の中に記憶して
いる、シーク、リード、およびライトに関するリトライ
最大回数の変数の値を、コマンド120のパラメータ1
21によって指示される値に変更する(ステップS1
1)。これ以降CPU38は、当該変数の値をシーク、リ
ード、およびライト時のリトライ許容回数の値として、
ライト、またはリードコマンドを実行する。
【0065】以上のような処理を行うことで、ホスト1
から1コマンドあたりのリトライ許容回数を指定するこ
とにより、コマンド当たりの実行時間の増加をホスト1
が制御することができる。
【0066】ホスト1のCPU24は、以上のように定義
されたAVモード設定コマンド120を用いて、HDD3と
の間でAVストリームデータの転送を行う場合、図10に
示すフローチャートに従って次のように処理を進める。
【0067】ホスト1のCPU24は、現在のチャンネル
数、空き時間、クラスタサイズ等を考慮して、所定時間
内に所定のチャンネル数のデータを記録再生するための
リトライ回数を決定する(ステップS21)。例えば、
図4の例においては、1チャンネルのみの記録であるか
ら、0.125秒の間に256セクタのデータを書けば
よく、空き時間Eが多いので、リトライ回数を空き時間E
を超えない範囲で増加させることができる。また、図6
の例は3チャンネルの同時記録の場合であり、明らかに
図4の場合よりも空き時間Eが少ない。このような場合
には、CPU24は、リトライ回数を少なくするという判
断を行うことになる。
【0068】次に、ホスト1のCPU24は、コマンド1
20を発行して、HDD3に対し、最大リトライ回数を設
定する(ステップS22)。CPU24は、記録再生チャ
ンネル数、空き時間、クラスタサイズなどの実行環境の
変更が生ずるたびにステップS21,S22の処理を繰
り返し、最適なリトライ回数の設定を行う(ステップS
23)。
【0069】再生されたデータに誤りが存在したときの
再読み出しの許容回数を、ホスト1から指示する場合
の、第2の動作例について以下に述べる。
【0070】図11は、このために新たに定義されるAV
ストリームリードコマンド122の構成を表している。
リードコマンドを実行してAVストリームデータ転送を行
うとき、例えばFeatureレジスタ100を用いてそのコ
マンドだけに有効なリトライ回数の許容値が指定され
る。コマンド122においては、ATA標準のリードコマ
ンドと同様に、そのSector Countレジスタ101に、読
み出しセクタ数が、Sector Numberレジスタ102、Cyl
inder Lowレジスタ103、Cylinder Highレジスタ10
4、並びにDevice/Headレジスタ105の下位4ビット
に、読み出し開始論理ブロックアドレスが指定される。
コマンド122では、AVストリームデータリード処理を
示すコマンド識別コード(例えば86h)がCommandレ
ジスタ106に指定される。
【0071】HDD3内のHDC31ならびにCPU38は、当
該コマンド122を受信したとき、AVストリームデータ
の読み出しを、図12に示すフローチャートに従って次
のように行う。
【0072】CPU38は、内部のRAM領域の中で記憶して
いる、リードのリトライ最大回数の変数の値を、一時的
に別の領域に待避する(ステップS31)。そして、コ
マンド122で指定されたディスク45上の領域を、次
のステップS33でアクセスする間、リードのリトライ
最大回数を記憶している変数の値を、コマンド122の
Featuresレジスタ100で指定されたリトライ許容回数
の値に変更し(ステップS32)、読み出し処理を実行
する(ステップS33)。読み出し処理が終了したら、
ステップS31で一時的に待避したリトライ最大回数の
値を元に戻す(ステップS34)。
【0073】以上のような処理を行うことで、ホスト1
からコマンド毎にリトライ許容回数を指定することによ
り、ホスト1のCPU24がコマンド実行時間をより細か
く制御することが可能となる。図7のコマンド120を
使用せずに、効率的に一時的なリトライ回数変更が可能
となる。
【0074】ホスト1のCPU24は、以上のように定義
されたAVストリームリードコマンド122を用いて、HD
D3との間でAVストリームデータの転送を行う場合は、
図13に示すフローチャートに従って次のように処理を
進める。
【0075】ホスト1のCPU24は、第1の動作例と同
様に、現在のチャンネル数、空き時間、クラスタサイズ
等を考慮して、所定時間内(例えば図6の例では0.1
25秒)に所定のチャンネル数のデータを記録再生する
ためのリトライ回数を決定し、コマンド120を発行す
る(ステップS41)。コマンド121において、すべ
てのコマンドでリトライが発生する最悪の場合を想定し
て、リトライ回数を指定してコマンド120を発行した
場合、実際にはリトライが発生しなかったとすると、所
定時間の終わりに近づくに従って空き時間が増加する。
そこで、空き時間が変化したか否かが判定され(ステッ
プS42)、変化した場合、当該所定時間の終わりに発
行されるAVストリームデータリードコマンド122で
は、一時的にリトライ回数を増やしてリードエラーの発
生確率を低下させることができる(ステップS43)。
空き時間に変化がない場合(ステップS42)、リトラ
イ回数を変えずにコマンド122が発行される(ステッ
プS44)。
【0076】図14は、新たに定義されるAVストリーム
ライトコマンド123の構成を表している。ライトコマ
ンドを実行してAVストリームデータ転送を行うときに、
例えばFeatureレジスタ100を用いてそのコマンドだ
けに有効なリトライ回数の許容値が指定される。コマン
ド123においても、ATA標準のライトコマンドと同様
に、そのSector Countレジスタ101に、記録セクタ数
が、Sector Numberレジスタ102、Cylinder Lowレジ
スタ103、Cylinder Highレジスタ104、並びにDev
ice/Headレジスタ105の下位4ビットに、記録開始論
理ブロックアドレスが指定される。コマンド123で
は、AVストリームデータライト処理を示すコマンド識別
コード(例えば87h)がCommandレジスタ106に指
定される。
【0077】HDD3内のHDC31ならびにCPU38は、当
該コマンド123を受信したとき、AVストリームデータ
の記録を、コマンド122における場合と同様に処理す
る。
【0078】更に、図15の例は、新たにシークリトラ
イ許容回数も指定されるAVストリームリードコマンド1
24の構成を表している。リードコマンドを実行してAV
ストリームデータ転送を行うときに、例えばコマンド1
22では、Featureレジスタ100を用いてそのコマン
ドだけに有効なリードリトライ回数の許容値のみが指定
されていたが、コマンド124においては、Featureレ
ジスタ100の上位4ビットにリードリトライ許容回数
が指定され、下位4ビットにシークリトライ回数の許容
値が割り当てられている。また、コマンド124では、
AVストリームデータリード処理を示すコマンド識別コー
ド(例えば88h)がCommandレジスタ106に指定さ
れる。
【0079】リードエラーは、前後のデータから補間す
ることにより、救済をはかることがある程度可能であ
る。しかし、これに対して、シークエラーは、目標セク
タデータ群の全データが、正しく読み出されないために
長大なバーストエラーを引き起こす可能性がある。従っ
て、リードリトライ回数の許容値よりもシークリトライ
回数の許容値をより大きく確保することによって、ディ
スクレコーダのリードコマンドの信頼性は向上する。よ
って、CPU24は、常にシークリトライ回数の許容値を
リードリトライ回数の許容値よりも大きくするように制
御する。
【0080】HDD3内のHDC31ならびにCPU38は、当
該コマンド124を受信したとき、AVストリームデータ
の記録を、コマンド122における場合と同様に処理す
る。
【0081】図16の例は、新たにシークリトライ許容
回数も指定されるAVストリームライトコマンド125の
構成を表している。ここでは、コマンド124と同様
に、Featureレジスタ100の上位4ビットにリードリ
トライ許容回数が指定され、下位4ビットにシークリト
ライ回数の許容値が割り当てられている。また、コマン
ド125では、AVストリームデータリード処理を示すコ
マンド識別コード(例えば89h)がCommandレジスタ
106に指定される。このようにシークリトライ回数の
許容値を指定することで、コマンド124同様に、ディ
スクレコーダのライトコマンドの信頼性は向上する。
【0082】HDD3内のHDC31ならびにCPU38は、当
該コマンド125を受信したとき、AVストリームデータ
の記録を、コマンド122における場合と同様に処理す
る。
【0083】次に、再生されたデータに誤りが存在した
ときの再読み出しの許容回数を、ホスト1から指示する
場合の、第3の動作例について述べる。
【0084】第3の例においても、第1および第2の動
作例と同様に、AVモード設定コマンド120およびデー
タ121を用いてリトライ回数が指定され、コマンド1
22を用いてコマンド毎に一時的にリトライ回数が変更
される。第3の動作例では、これらに加えて、図17に
示す、リトライステータスセンスコマンド126が新た
に定義される。コマンド126では、リトライステータ
スセンスコマンド処理を示すコマンド識別コード(例え
ば90h)がCommandレジスタ106に指定される。コ
マンド126は、直前のリード、ライトコマンドにおい
て、データやシークのリトライが原因で発生した遅延時
間がどのくらい発生したかを、図18に示すステータス
情報127として報告する。ステータス情報127の中
には、リトライによる遅延時間情報として、例えばシー
クリトライによる遅延、データリトライによる遅延量
が、秒単位、または、ディスク45の1周回時間単位で
記述される。
【0085】HDD3内のHDC31ならびにCPU38は、当
該コマンド126を受信したとき、直前に実行したリー
ド、或いはライトコマンドでリトライが原因で生じた遅
延情報の報告を、図19に示すフローチャートに従って
次のように進める。
【0086】CPU38は、リード、ライトコマンド処理
においてコマンドの実行中(例えば、図13の例ではス
テップS43またはS44)に発生した遅延時間を計測
し、内蔵するメモリに記憶する。CPU38は、コマンド
126を受信すると、当該遅延時間をステータス情報1
27としてホスト1のCPU24へ通知する(ステップS
51)。以上のような処理を行うことで、ホスト1から
コマンド126を発行することによって、ホスト1のCP
U24は、実際に発生したリトライによる遅延時間情報
を把握することができ、以降のコマンドにおけるリトラ
イ許容回数をきめ細かく制御することが可能となる。
【0087】ホスト1のCPU24が、以上のように定義
されたAV用リード、ライトコマンド126を用いて、HD
D3との間でAVストリームデータの転送を行う場合は、
図20に示すフローチャートに従って次のように処理を
進める。
【0088】ホスト1のCPU24は、第1と第2の動作
例と同様に、現在のチャンネル数、空き時間、クラスタ
サイズ等を考慮して、所定時間内(例えば図4の例では
0.125秒)に所定のチャンネル数のデータを記録再
生するためのリトライ回数を決定し、コマンド120を
発行して、最大リトライ回数を設定する(ステップS6
1)。次にCPU24は、コマンド122を発行して、デ
ータの読み出しを行い(ステップS62)、引き続い
て、コマンド126を発行して、当該コマンド122の
実行中に生じた遅延情報を入手する(ステップS6
3)。HDD3からコマンド126に対応するステータス
情報127を入手したとき、遅延情報に基き、空き時間
が再計算される(ステップS64)。ここで再計算され
た空き時間は、次のコマンド122を発行する際にリト
ライ回数の決定時に参照される。
【0089】尚、以上の3つの実施の形態においては、
リトライの制限方法として、各リトライの最大許容回数
を設定するとして説明したが、第2の制限方法として、
各リトライの最大許容時間を設定するとしても良い。
【0090】以上においては、記録媒体として磁気ディ
スク(ハードディスク)を例として説明したが、本発明
は磁気ディスク以外の、光ディスク、光磁気ディスクな
どの記録媒体に対しても適用することが可能である。
【0091】また、ディスクが交換可能なリムーバブル
HDD、またはその他の磁気ディスク装置においても本発
明は、適用することができることは言うまでもない。
【0092】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置で構成される全体的な装置を示すものとす
る。
【0093】また、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0094】
【発明の効果】請求項1に記載の記録媒体駆動装置、請
求項7に記載の記録媒体駆動方法、および請求項8に記
載の提供媒体によれば、記録媒体駆動装置のシーク、記
録または再生の動作に誤りがあった場合、情報処理装置
からの制御信号に基づいて、記録媒体駆動装置の再実行
が制御されるので、実時間性と信頼性が保証された記録
媒体駆動装置を実現することができる。
【0095】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
4に記載の情報処理方法、および請求項15に記載の提
供媒体によれば、記録媒体駆動装置のシーク、記録また
は再生の動作に誤りがあった場合、情報処理装置によっ
て、記録媒体駆動装置の再実行による遅延時間が管理さ
れるので、実時間性と信頼性を確保できる。
【0096】請求項16に記載の情報記録再生システ
ム、請求項17に記載の情報記録再生方法、および請求
項18に記載の提供媒体によれば、記録媒体駆動装置の
シーク、記録または再生の動作に誤りがあった場合、情
報処理装置によって、記録駆動媒体の再実行による遅延
時間が管理され、再実行が制御されるので、実時間性と
信頼性を確保したシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル画像ディスクレコー
ダの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のホスト1側のCPU24のソフトウェアの
構成例を示すブロック図である。
【図3】記録/再生のデータ単位であるクラスタと、MP
EG2におけるGOPの関係を示す図である。
【図4】1本のAVデータストリームを記録する場合のHD
Dの動作を示すタイミングチャートである。
【図5】複数のAVデータストリームを同時に記録/再生
する場合のHDDの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】3本のAVデータストリームを同時に記録/再生
する場合のHDDの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図7】AVモード設定コマンドのフォーマットを示す図
である。
【図8】AVモード設定パラメータのフォーマットを示す
図である。
【図9】図1のHDD3のAVモード設定コマンド処理を説
明するフローチャートである。
【図10】図1のホスト1のAVモード設定コマンド処理
を説明するフローチャートである。
【図11】AVストリームリードコマンドのフォーマット
を示す図である。
【図12】図1のHDD3のAVストリームリードコマンド
処理を説明するフローチャートである。
【図13】図1のホスト1のリトライ回数指定処理を説
明するフローチャートである。
【図14】AVストリームライトコマンドのフォーマット
を示す図である。
【図15】AVストリームリードコマンド(シークリトラ
イ許容回数指定)のフォーマットを示す図である。
【図16】AVストリームライトコマンド(シークリトラ
イ許容回数指定)のフォーマットを示す図である。
【図17】リトライステータスセンスコマンドのフォー
マットを示す図である。
【図18】リトライステータス情報のフォーマットを示
す図である。
【図19】図1のHDD3のリトライステータスセンスコ
マンド処理を説明するフローチャートである。
【図20】図1のホスト1のリトライ回数指定処理を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホスト, 3 ハードディスクドライブ, 11−
1,11−2 AVエンコーダ, 16−1,16−2
AVデコーダ, 24 CPU, 31 ハードディスクコ
ントローラ, 32 バッファメモリ, 33 記録チ
ャンネル信号処理回路, 35 ヘッド, 37 再生
チャンネル信号処理回路, 38 CPU, 40 サー
ボDSP, 45 ディスク

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に接続され、前記情報処理
    装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録し、前記記録媒体から再生
    した前記情報を前記情報処理装置に出力し、かつ、シー
    ク、記録または再生の動作に誤りがあった場合、その動
    作を再実行する記録媒体駆動装置において、 前記情報処理装置が出力する、前記再実行を制御する制
    御信号を受信する制御信号受信手段と、 前記情報処理装置が出力する前記制御信号に基づいて、
    前記再実行を制御する再実行制御手段とを備えることを
    特徴とする記録媒体駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記再実行による遅延時間を前記情報処
    理装置に送信する遅延時間送信手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記再実行制御手段は、前記再実行の最
    大許容回数または最大許容時間を制御することを特徴と
    する請求項1に記載の記録媒体駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記再実行の最大許容回数は、記録また
    は再生の動作に誤りがある場合より、シークの動作によ
    る誤りがある場合の方が大きいことを特徴とする請求項
    3に記載の記録媒体駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記再実行の最大許容時間は、記録また
    は再生の動作に誤りがある場合より、シークの動作によ
    る誤りがある場合の方が長いことを特徴とする請求項3
    に記載の記録媒体駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記再実行の最大許容回数または最大許
    容時間は、前記シーク、記録または再生の動作中に動的
    に変化することを特徴とする請求項3に記載の記録媒体
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 情報処理装置に接続され、前記情報処理
    装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録し、前記記録媒体から再生
    した前記情報を前記情報処理装置に出力し、かつ、シー
    ク、記録または再生の動作に誤りがあった場合、その動
    作を再実行する記録媒体駆動装置の記録媒体駆動方法に
    おいて、 前記情報処理装置が出力する、前記再実行を制御する制
    御信号を受信する制御信号受信ステップと、 前記情報処理装置が出力する前記制御信号に基づいて、
    前記再実行を制御する再実行制御ステップとを含むこと
    を特徴とする記録媒体駆動方法。
  8. 【請求項8】 情報処理装置に接続され、前記情報処理
    装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録し、前記記録媒体から再生
    した前記情報を前記情報処理装置に出力し、かつ、シー
    ク、記録または再生の動作に誤りがあった場合、その動
    作を再実行する記録媒体駆動装置に、 前記情報処理装置が出力する、前記再実行を制御する制
    御信号を受信する制御信号受信ステップと、 前記情報処理装置が出力する前記制御信号に基づいて、
    前記再実行を制御する再実行制御ステップとを含む処理
    を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム
    を提供することを特徴とする提供媒体。
  9. 【請求項9】 シーク、記録または再生の動作に誤りが
    あった場合、その動作を再実行する記録媒体駆動装置が
    接続され、連続する画像情報または音響情報を、前記記
    録媒体駆動装置に内蔵される記録媒体に記録または再生
    させる情報処理装置において、 前記記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
    に誤りがあった場合の前記再実行による遅延時間を管理
    する管理手段と、 前記管理手段が管理する前記遅延時間に基づいて、前記
    記録媒体駆動装置の前記再実行を制御する制御信号を発
    生する発生手段と、 前記発生手段により発生された前記制御信号を、前記記
    録媒体駆動装置に送信する送信手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記管理手段は、前記記録媒体駆動装
    置が出力する前記再実行による遅延時間に関する情報を
    受信することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記発生手段は、前記再実行の最大許
    容回数または最大許容時間を制御する制御信号を発生す
    ることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記発生手段は、前記再実行の最大許
    容時間または最大許容回数を、前記記録媒体駆動装置
    が、同時に記録または再生を実行する情報のチャンネル
    数に対応して制御する制御信号を発生することを特徴と
    する請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記発生手段は、前記再実行の最大許
    容時間または最大許容回数を制御する制御信号を、シー
    ク、記録または再生の動作を指令する制御信号と共に発
    生することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 シーク、記録または再生の動作に誤り
    があった場合、その動作を再実行する記録媒体駆動装置
    が接続され、連続する画像情報または音響情報を、前記
    記録媒体駆動装置に内蔵される記録媒体に記録または再
    生させる情報処理装置の情報処理方法において、 前記記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
    に誤りがあった場合の前記再実行による遅延時間を管理
    する管理ステップと、 前記管理ステップで管理する前記遅延時間に基づいて、
    前記記録媒体駆動装置の前記再実行を制御する制御信号
    を発生する発生ステップと、 前記発生ステップで発生された前記制御信号を、前記記
    録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含むことを
    特徴とする情報処理方法。
  15. 【請求項15】 シーク、記録または再生の動作に誤り
    があった場合、その動作を再実行する記録媒体駆動装置
    が接続され、連続する画像情報または音響情報を、前記
    記録媒体駆動装置に内蔵される記録媒体に記録または再
    生させる情報処理装置に、 前記記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
    に誤りがあった場合の前記再実行による遅延時間を管理
    する管理ステップと、 前記管理ステップで管理する前記遅延時間に基づいて、
    前記記録媒体駆動装置の前記再実行を制御する制御信号
    を発生する発生ステップと、 前記発生ステップで発生された前記制御信号を、前記記
    録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含む処理を
    実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを
    提供することを特徴とする提供媒体。
  16. 【請求項16】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、シーク、記録または再生の動作に誤りがあっ
    た場合、その動作を再実行する、前記情報処理装置から
    供給された連続する画像情報または音響情報を、内蔵す
    る記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体から再生し
    た前記情報を前記情報処理装置に出力する記録媒体駆動
    装置とからなる情報記録再生システムにおいて、 前記記録媒体駆動装置は、 前記情報処理装置が出力する、前記再実行を制御する制
    御信号を受信する制御信号受信手段と、 前記情報処理装置が出力する前記制御信号に基づいて、
    前記再実行を制御する再実行制御手段とを備え、 前記情報処理装置は、 前記記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
    に誤りがあった場合の前記再実行による遅延時間を管理
    する管理手段と、 前記管理手段が管理する前記遅延時間に基づいて、前記
    記録媒体駆動装置の前記再実行を制御する前記制御信号
    を発生する発生手段と、 前記発生手段により発生された前記制御信号を、前記記
    録媒体駆動装置に送信する送信手段とを備えることを特
    徴とする情報記録再生システム。
  17. 【請求項17】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、シーク、記録または再生の動作に誤りがあっ
    た場合、その動作を再実行する、前記情報処理装置から
    供給された連続する画像情報または音響情報を、内蔵す
    る記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体から再生し
    た前記情報を前記情報処理装置に出力する記録媒体駆動
    装置とからなる情報記録再生システムの情報記録再生方
    法において、 前記記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、 前記情報処理装置が出力する、前記再実行を制御する制
    御信号を受信する制御信号受信ステップと、 前記情報処理装置が出力する前記制御信号に基づいて、
    前記再実行を制御する再実行制御ステップとを含み、 前記情報処理装置の情報記録再生方法は、 前記記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
    に誤りがあった場合の前記再実行による遅延時間を管理
    する管理ステップと、 前記管理ステップで管理する前記遅延時間に基づいて、
    前記記録媒体駆動装置の前記再実行を制御する制御信号
    を発生する発生ステップと、 前記発生ステップで発生された前記制御信号を、前記記
    録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含むことを
    特徴とする情報記録再生方法。
  18. 【請求項18】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、シーク、記録または再生の動作に誤りがあっ
    た場合、その動作を再実行する、前記情報処理装置から
    供給された連続する画像情報または音響情報を、内蔵す
    る記録媒体に記録すると共に、前記記録媒体から再生し
    た前記情報を前記情報処理装置に出力する記録媒体駆動
    装置とからなる情報記録再生システムの、 前記記録媒体駆動装置に、 前記情報処理装置が出力する、前記再実行を制御する制
    御信号を受信する制御信号受信ステップと、 前記情報処理装置が出力する前記制御信号に基づいて、
    前記再実行を制御する再実行制御ステップとを含む処理
    を実行させ、 前記情報処理装置に、 前記記録媒体駆動装置のシーク、記録または再生の動作
    に誤りがあった場合の前記再実行による遅延時間を管理
    する管理ステップと、 前記管理ステップで管理する前記遅延時間に基づいて、
    前記記録媒体駆動装置の前記再実行を制御する制御信号
    を発生する発生ステップと、 前記発生ステップで発生された前記制御信号を、前記記
    録媒体駆動装置に送信する送信ステップとを含む処理を
    実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを
    提供することを特徴とする提供媒体。
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