JPH11250592A - 情報記録及び/又は再生装置及び方法 - Google Patents

情報記録及び/又は再生装置及び方法

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JPH11250592A
JPH11250592A JP10052490A JP5249098A JPH11250592A JP H11250592 A JPH11250592 A JP H11250592A JP 10052490 A JP10052490 A JP 10052490A JP 5249098 A JP5249098 A JP 5249098A JP H11250592 A JPH11250592 A JP H11250592A
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Noriyuki Yamamoto
則行 山本
Keiji Kanota
啓二 叶多
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Sony Corp
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing
    • G11B2020/183Testing wherein at least one additional attempt is made to read or write the data when a first attempt is unsuccessful
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に2次欠陥が生じていても、時間的
に連続した動画像や音響を示すデータの連続性を保持し
ながら記録又は再生を行う。 【解決手段】 管理情報領域と、複数の論理ブロックか
らなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状記
録媒体と、円盤状記録媒体の少なくとも一部のユーザデ
ータ領域に対して情報信号の記録及び/又は再生する記
録及び/又は再生手段9と、円盤状記録媒体のユーザデ
ータ領域に発生する2次欠陥を有する論理ブロックを検
出して2次欠陥情報を生成する欠陥処理手段9とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間的に連続した
ディジタルデータを例えば磁気ディスク、光磁気ディス
ク等の記録媒体に記録を行う情報記録及び/又は再生装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル情報記録装置に記
憶されるデータは、ホストコンピュータのOS(オペレ
ーティング・システム)のファイル管理機能により制御
されていた。すなわち、ディジタル情報記録装置内の記
録媒体の一例として円盤状の記録媒体(以下、ディスク
と称する。)上のデータの記録領域や空き領域などは記
録装置自身は関知せず、ホストコンピュータからコマン
ドとともに指定された領域に記録するようになされてい
た。
【0003】例えばOSの内でも広く知られているMS
−DOSやUNIXにおいては、ディスクの初期化時に
記録領域を例えば512Byteや1024Byteの
ように固定サイズのデータブロックに分割し、このデー
タブロックを単位として記録及び再生を行うようになさ
れている。このようなMS−DOS及びUNIXで採用
されている記録再生法は、固定サイズ分割法と称されて
いる。
【0004】この固定サイズ分割法は、ディスク内の記
録領域の利用効率およびファイルの拡張柔軟性の点で優
れている。このような固定サイズ分割法の場合、ディス
ク初期化時に各セクタの先頭に固有のセクタIDと称さ
れる番号が記録される。このセクタIDは、ディスク上
の物理的な位置を示している。このセクタIDは、例え
ば8ビットのセクタ番号と、16ビットのトラック番号
と、8ビットの面番号と、16ビットの誤り検査符号
(CRC)とからなるものである。
【0005】ホストコンピュータは、このセクタIDを
一連の論理ブロック番号(LogicalBlock Address、以下
LBAと称する。)として管理しており、データの記録
再生時において記録または再生すべきディスク上の位置
をLBAとして取得する。
【0006】なお、近年、セクタIDを設けないデータ
フォーマットを有する情報記録装置がある。この情報記
録装置では、ハード的にセクタ番号を管理して記録又は
再生を行っており、上述のセクタIDの概念を用いてお
り、記録又は再生時における単位を固定サイズとしたブ
ロック管理法を採用している。
【0007】つぎに、従来におけるディジタル情報記録
装置として、例えばOSとしてMS−DOSが採用され
ている例えば磁気ディスクを備えた情報記録再生装置の
構成例について説明する。
【0008】この図17に示した情報記録再生装置10
0において、HDD101には、磁気ディスクであるハ
ードディスクDと、このハードディスクDに対してデー
タを記録再生処理する図示しない磁気ヘッドと、当該磁
気ヘッドをハードディスクD上の所定のトラック位置に
移動させるボイスコイルモータ(以下、VCMと称す
る。)102と、当該VCM102を駆動させる駆動信
号を生成するサーボ回路103と、外部から供給された
データ及び外部に出力するデータを一旦蓄えるバッファ
104と、ハードディスクDへ記録する記録信号の生成
及び当該ハードディスクDから読み出されたデータから
再生データの生成を行うR/Wチャネル回路105と、
これらの各部を制御するマイクロプロセッサユニット
(以下、MPUと称する。)106と、当該MPU10
6からの制御信号に基づいて上記バッファ104への記
録/再生を制御するとともにR/Wチャネル回路105
との間のデータの授受を行うハードディスクコントロー
ラ(以下、HDCと称する。)107とを有してなる。
【0009】ここで、ハードディスクDに記録されるデ
ータは、ユーザデータに誤り訂正符号(以下、ECCと
称する。)のパリティが付加されたものである。このよ
うにECCのパリティが付加されることで、この情報記
録再生装置100では、再生時において、セクタがEC
Cエラーとなったときには、ハードディスクDが1周回
転するのを待って再度再生処理を行う。これをリトライ
処理と呼ぶ。通常のHDDでは、コマンドレベルではわ
からない内部処理として、数回のリトライ処理を行って
いる。これを隠れリトライ処理と呼ぶ。このとき、再生
を行うセクタを再度アクセスするために、ハードディス
クDの回転待ち時間が生じる。
【0010】また、このリトライ処理を行っても再生で
きないときには、欠陥セクタとみなして次回記録を行う
ときには別の交替領域に用意されたセクタと交換する処
理を行う。これを交換セクタ処理と呼ぶ。この交換セク
タ処理によって、磁気ヘッドを交替領域に動かすシーク
時間と、シーク後の回転待ち時間、さらに後続するセク
タを記録再生するための元の領域に戻るためのシーク時
間と回転待ち時間が生じる。これらの時間は、動画音声
データの連続転送を行う上では好ましくない。
【0011】このようなHDD101においては、SC
SIやIDE等のバスを介してホストコンピュータ側と
接続されている。
【0012】ホストコンピュータ上には、OS130以
外のソフトウェアとして論理フォーマットプログラム1
31,デバイスドライバ132,BIOS133がイン
ストールされる。
【0013】BIOS133は、ハードディスクDのI
/Oサービスを行うハードウェア依存部分をまとめたプ
ログラムである。
【0014】デバイスドライバ132は、ハードディス
クをブロックデバイスとしてアクセスできるようにする
プログラムで、ファイルとハードディスクD上の論理ブ
ロックとの対応付けを行う。
【0015】論理フォーマットプログラム131は、ハ
ードディスクDの初期化時、必要な初期化情報(セクタ
IDやファイル管理テーブル)を書き込むためのプログ
ラムである。
【0016】このように、通常、ファイルの管理は、ホ
ストコンピュータで行われ、HDD101側はホストコ
ンピュータから与えられたLBAをハードディスクD上
の物理的位置を表すセクタIDに変換し、ハードディス
クD上の当該位置への記録/再生を行うようになされて
いる。
【0017】また、この情報記録再生装置100では、
HDD101に入力されるLBAから物理アドレスに変
換する処理においてハードディスクD上の欠陥に対する
処理がなされる。このハードディスクDに生じる欠陥と
しては、初期欠陥と、2次欠陥とがある。初期欠陥は、
製造時或いは輸送時に生じた欠陥、ユーザが使用する前
の段階での欠陥である。一方、2次欠陥は、記録又は再
生を複数回行うことにより、経時変化により生じる欠陥
である。
【0018】通常、初期欠陥に対しては、製造時或いは
初期化時に全面ベリファイを行うことで検出し、記録再
生時においてハードディスクD内でスリップ交替処理が
なされる。スリップ交替処理とは、欠陥セクタを飛び越
して、当該欠陥セクタの次に位置するセクタを欠陥セク
タに代えて使用する処理方法である。これは、連続する
LBAに対して物理アドレスに変換するときに欠陥セク
タに対する物理アドレスをスキップする事で実現でき
る。その具体的なインプリメントには、様々な方法があ
る。
【0019】一方、2次欠陥に対しては、代替セクタ処
理が適用される。この代替セクタ処理は、欠陥セクタに
記録すべきデータを、あらかじめ離れた領域に確保され
た代替セクタ領域に記録する処理である。すなわち、こ
の代替セクタ処理では、欠陥セクタを示したLBAを代
替セクタ領域を示す物理アドレスに変換する。
【0020】また、この2次欠陥は、記録したデータを
再生するときに検出され、次回対応するLBAに記録す
るときに代替セクタ処理がなされる。したがって、従来
の情報記録再生装置においては、初期欠陥のように、ス
リップ交替処理を行おうとすると、それ以降の領域にも
所定の連続するLBAに対して記録が行われているの
で、欠陥セクタに記録するときに物理アドレスをスリッ
プさせるわけにはいかない。
【0021】このような情報記録再生装置100におい
て、ユーザから指定された内容を記録又は再生するとき
には、図18に示すように、先ず、例えば外部のキーボ
ード等からなる操作入力部から記録又は再生を行うよう
な命令がOS130になされる。
【0022】次に、OS130では、この命令に応じて
内部に格納されているアプリケーションプログラムによ
り当該命令を解釈し、LBAに変換する。
【0023】次に、OS130では、内部に格納されて
いるファイルシステムにより、図18中の(0,n):
0,1,2,3,・・・,n−1で示すように、例えば
LBA0からnセクタ記録することを解釈する。そし
て、このファイルシステムでは、命令に応じたLBAを
デバイスドライバ132に出力する。そして、OS13
0では、BIOS133を介してLBAをHDD101
に出力させる。
【0024】次に、HDD101のMPU106では、
内部に格納されている欠陥リストと入力されたLBAと
を比較する。そして、LBA1が欠陥LBAと判断した
ときには、入力されたLBA1を代替セクタmに記録す
るようにLBAを変換する。その結果、MPU106
は、ハードディスクDに記録するLBAを0,m,2,
3,4,・・・n−1とする。
【0025】次に、MPU106では、MPUバスを介
してHDC107に変換を施したLBAを出力する。そ
して、HDC107では、R/Wチャネル105を介し
てハードディスクDに対してデータの記録又は再生処理
を行う。このとき、ハードディスクDには、LBAに従
って例えば磁気ヘッドを駆動し、シリンダを経て、各セ
クタにアクセスする。このとき、磁気ヘッドでは、LB
Aに従って、2次欠陥を有する論理ブロックがあるとき
には代替セクタ領域に対して記録又は再生処理を行う。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来における
情報記録再生装置は、原則として離散的なテキストデー
タを記録再生することを前提としており、時間的に連続
した動画像や音響等のデータを記録再生するとき、以下
に示す問題点がある。
【0027】すなわち、上述した情報記録再生装置にお
いては、2次欠陥に対し、HDD内で代替セクタが行わ
れると、欠陥セクタから代替セクタ領域へのシーク、代
替セクタ領域から欠陥セクタの次の正常セクタへのシー
クを要し、多くの機械的な動作が行われる。
【0028】また、この代替セクタ処理では、交替セク
タ領域へのシーク時間、交替セクタまでの回転待ち時間
と、元の欠陥セクタの次の正常セクタへのシーク時間、
回転待ち時間とが必要である。このように、代替セクタ
処理では、行われる度に時間的な連続性が保持されな
い。また、この代替セクタ処理は、欠陥が生ずる度に行
われ、データ転送ができない大きな空走時間を要し、特
に、動画像や、音声等の時間的に連続したデータの記録
再生にとっては大きな問題となっている。
【0029】また、HDD外のホスト側で2次欠陥を管
理するとしても、通常のDOSファイルシステム等に対
応したHDDでは、欠陥アドレス以降にもデータが記録
されているので、上述のスリップ交替処理を行うことが
できない。すなわち、通常のDOSファイルシステム等
では、2次欠陥に対する代替セクタ処理を行わなけれ
ば、2次欠陥に対する処理を行うことができない。
【0030】また、経時変化により2次欠陥が多くなる
と、従来の情報記録再生装置では、上述の代替セクタ処
理を頻繁に行う必要が生じ、動画や音響等の時間的に連
続したデータの記録再生を行うことが不可能となる。従
って、このような情報記録再生装置では、耐用年数がH
DDの信頼性のみで決定されてしまう。
【0031】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み
て提案されたものであり、記録媒体に2次欠陥が生じて
いても、時間的に連続した動画像や音響を示すデータの
連続性を保持しながら記録又は再生を行う情報記録及び
/又は再生装置及び方法を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る情報記録及び/又は再生装置は、管理情報領
域と、複数の論理ブロックからなるユーザデータ領域と
を少なくとも備えた円盤状記録媒体と、円盤状記録媒体
の少なくとも一部のユーザデータ領域に対して情報信号
の記録及び/又は再生する記録及び/又は再生手段と、
円盤状記録媒体のユーザデータ領域に発生する2次欠陥
を有する論理ブロックを検出して2次欠陥情報を生成す
る欠陥処理手段とを備える。
【0033】このような情報記録及び/又は再生装置
は、記録及び/又は再生手段で欠陥処理手段で検出した
2次欠陥情報に基づいて欠陥を有する論理ブロックに代
えて時間的に連続した次論理ブロックに情報信号の記録
及び/又は再生する。
【0034】また、本発明に係る情報記録及び/又は再
生方法は、管理情報領域と、複数の論理ブロックからな
るユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状記録媒
体のユーザデータ領域に発生する2次欠陥を有する論理
ブロックを検出し、欠陥を有する上記論理ブロックに代
えて時間的に連続した次論理ブロックに情報信号の記録
及び/又は再生することを特徴とする。
【0035】このような情報記録方法は、2次欠陥を有
する論理ブロックに代えて、当該論理ブロックと時間的
に連続した次論理ブロックに2次欠陥を有する論理ブロ
ックに記録及び/又は再生処理を行う。
【0036】また、本発明に係る他の情報記録及び/又
は再生装置は、管理情報領域と、複数の論理ブロックか
らなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状記
録媒体のユーザデータ領域に対して情報信号の記録及び
/又は再生処理をユーザデータ領域の2次欠陥の有無に
関わらず行うとともに円盤状記録媒体に生じた2次欠陥
を検出する記録及び/又は再生手段と、記録及び/又は
再生手段で検出されたユーザデータ領域の各論理ブロッ
クに生じた2次欠陥を論理ブロック番号として記憶する
欠陥記憶手段と、記録及び/又は再生手段の記録及び/
又は再生処理後に上記欠陥記憶手段に記憶した2次欠陥
を出力する出力手段とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0037】このような情報記録及び/又は再生装置
は、情報記録及び/又は再生手段で2次欠陥を検出し、
検出した欠陥を有する論理ブロックの論理ブロック番号
を記憶し、記憶した欠陥を有する論理ブロックの論理ブ
ロック番号を出力する。
【0038】また、本発明に係る他の情報記録及び/又
は再生方法は、管理情報領域と、複数の論理ブロックか
らなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状記
録媒体のユーザデータ領域に対して情報信号を2次欠陥
の有無に関わらず記録及び/又は再生処理を行うととも
に、円盤状記録媒体に生じた2次欠陥を検出し、検出し
たユーザデータ領域の各論理ブロックに生じた2次欠陥
を論理ブロック番号として記憶し、記録及び/又は再生
処理後に記憶した2次欠陥を出力することを特徴とす
る。
【0039】このような情報記録及び/又は再生装置
は、2次欠陥の有無に関わらず記録及び/又は再生処理
を行うとともに、円盤状記録媒体に生じた2次欠陥を検
出し、各論理ブロックに生じた2次欠陥を論理ブロック
番号として記憶し、記録及び/又は再生処理後に記憶し
た2次欠陥を出力する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0041】図1は、本実施の形態に係る情報記録再生
装置1の一例を示す構成図である。この図1に示した情
報記録再生装置1は、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)方式のデジタルデータを受信するアンテナ2
と、例えばNTSC(National Television System Com
mittee)方式のアナログ信号を受信するアンテナ3と、
アンテナ2,3で受信したデジタルデータ及びアナログ
データに信号処理を施す信号処理回路4と、情報を伝達
する共通バスであるホストバス5と、信号処理回路4と
ホストバス5との間の情報の伝送を媒介するインターフ
ェイスバッファ6と、情報が記録される記録媒体を備え
たHDD(Hard Disk Drive)7と、ホストバス5とH
DD7との間の情報の伝送を媒介するいわゆるATA
(AT Attachment)アダプタ8とを有している。
【0042】ホストバス5は、この情報記録再生装置1
の各部分の間での情報の伝送がなされるパラレルライン
の伝送線である。
【0043】インターフェイスバッファ6は、信号処理
回路4とホストバス5間でオーディオ及び/又はビジュ
アルデジタルデータストリーム(以下、単にAVデータ
と称する。)の伝送の媒介をする。例えば、インターフ
ェイスバッファ6は、AVデータの転送速度を変換した
り、転送のタイミングを調整したりする。このインター
フェイスバッファ6は、内部に2バンクRAMを有して
いる。この2バンクRAMは、交互に切り替えられて情
報の転送を調整する2個のRAMから構成されている。
【0044】HDD7は、入力されるAVデータを記録
する固定ディスク装置である。ATA(AT Attachmen
t)アダプタ5は、ホストバス5とHDD7との間に介
在しAVデータをホストバス5のパラレルデータとHD
D7のデータ形式のデータとの間の変換をするものであ
る。
【0045】このHDD7は、内部にAVデータを記録
する記録媒体を備えて構成される。この記録媒体には、
後述するファイルシステムに従って、マルチプレクサ1
9で多重化されたAVデータが記録される。このHDD
7は、記録媒体として例えば磁気ディスクを搭載してい
るときには磁気ヘッドを備えて構成されて、当該磁気デ
ィスクに時間的に連続したAVデータを記録することと
なる。
【0046】このように磁気ディスクに連続したAVデ
ータを記録するとき、このHDD7においては、磁気ヘ
ッドを磁気ディスクの外周側から内周側に走査すること
で磁気ディスクに形成されているトラックに追従させ
る。そして、このHDD7では、最外周から最内周まで
データを記録したら、再び最外周に磁気ヘッドを移動さ
せてAVデータの記録を行う。このとき、一般的なHD
Dでは、磁気ヘッドが最内周から最外周まで移動する時
間及び記録が開始される論理ブロックアドレス(以下、
LBA:Logical Block Addressと称する。)までの回
転待ち時間を介して再び最外周からの記録を行ってい
た。しかし、このHDD7では、時間的にAVデータの
連続性を保証するために、上述の記録開始LBAまでの
回転待ち時間を0とするようにしている。
【0047】また、情報記録再生装置1は、情報を集中
して処理する中央処理部であるCPU9と、揮発性のメ
モリであるRAM10と、不揮発性のメモリであるRO
M11とを有している。
【0048】CPU9は、ホストバス5に接続され、デ
ータ転送やHDD7に対する制御等、この情報記録再生
装置1における情報記録方法の一連の動作をソフトウェ
ア制御する。この一連の動作を起動するソフトウェア
は、例えばROM11に記録され、必要に応じて読み出
されて実行される。また、このCPU9は、RISC
(Reduced Instruction Set Computer)方式を採用した
ものであり、演算処理速度を向上させるために基本的な
命令を簡素化しその個数を少なくした縮小命令セットコ
ンピュータとなっている。
【0049】また、このCPU9には、図示しないキー
ボード等からなる操作入力部と接続されており、例えば
ユーザからの操作入力信号が供給される。このCPU9
は、例えばAVデータの記録及び再生を命令する操作入
力信号が供給されて、当該操作入力信号に応じて情報記
録再生装置1の各部を制御動作させる。
【0050】ROM11には、後述する制御用プログラ
ムであるファイルシステムが格納されている。このRO
M11に格納されたファイルシステムは、CPU9によ
り読み込まれることとなる。CPU9は、このファイル
システムを読み込むことでHDD7に対する記録再生が
制御される。
【0051】RAM10は、ホストバス5に接続され、
データを一時的に記録される揮発性のメモリである。R
OM11は、ホストバス5に接続され、所定のデータや
ソフトウェアが記録されている不揮発性のメモリであ
る。
【0052】また、このRAM10には、起動時及び記
録再生時においてHDD7に格納されている後述のルー
トや、TOCを示す管理情報が格納される。この管理情
報は、起動時及び記録再生時においてCPU9により随
時更新される。
【0053】RAM10は、ホストバス5と接続され
て、CPU9により制御される。このRAM10には、
後述する記録媒体のユーザデータ領域に発生した2次欠
陥を示す欠陥リストが格納されている。また、このRA
M10には、起動時、記録再生時において、HDD7内
の管理情報が格納される。そして、このRAM10に格
納された情報は、CPU9により随時更新される。
【0054】信号処理回路4は、アナログ方式のビデオ
信号及びオーディオ信号を受信するアンテナ3を介して
信号を入力するチューナー15と、チューナー15で入
力したビデオ信号をデジタルデータに変換するA/D変
換回路16と、A/D変換回路16からデジタル方式の
ビデオ信号が入力されるNTSCデコーダ17と、NT
SCデコーダ17でベースバンド信号に変換されたビデ
オ信号を入力するMPEG2エンコーダ18と、デジタ
ル方式のMPEG方式のAVデータが入力されるマルチ
プレクサ19とを備える。
【0055】また、この信号処理回路4は、チューナー
15に入力されたオーディオ信号が入力されるA/D変
換回路20と、A/D変換回路20でデジタル方式とさ
れたオーディオ信号が入力されるMPEG1エンコーダ
21とを備える。
【0056】チューナー15は、アンテナ3で受信した
例えばNTSC方式の信号が入力される。このチューナ
ー15は、アンテナ3で受信したビデオ信号及びオーデ
ィオ信号を受信するとともに、検波を施す。そして、こ
のチューナー15は、検波を施したビデオ信号をA/D
変換回路16に出力し、オーディオ信号をA/D変換回
路20に出力する。
【0057】A/D変換回路16は、ビデオ入力端子又
はチューナー15からのビデオ信号にA/D変換処理を
施してビデオデータとする。そして、A/D変換回路1
6は、例えばNTSC方式のビデオデータをNTSCデ
コーダ17に出力する。
【0058】NTSCデコーダ17には、A/D変換回
路16からのNTSC方式のビデオデータが入力され
る。このNTSCデコーダ17は、入力されたビデオデ
ータに伸長処理を施してベースバンド信号を生成する。
そして、このNTSCデコーダ17は、スイッチ22の
端子1を介してMPEG2エンコーダ18にベースバン
ド信号を出力する。
【0059】MPEG2エンコーダ18は、NTSCデ
コーダ17からのベースバンド信号に圧縮処理を施す。
このとき、このMPEG2エンコーダは、入力されたベ
ースバンド信号をMPEG2方式のデジタルデータとな
るように圧縮処理を施す。このMPEG2エンコーダ1
8は、上述したように、入力されたベースバンド信号に
対して記録媒体の論理セクタの整数倍となるようにCP
U9から指定された圧縮レートで符号化処理を施す。す
なわち、MPEG2エンコーダ18は、入力したGOP
(Group Of Picture)及び/又はIフレームのデータ最
大値が記録媒体の論理セクタの整数倍のデータ量となる
ように圧縮符号化を施す。
【0060】また、このMPEG2エンコーダ18は、
スイッチ22の端子2、スイッチ26の端子2を介して
MPEG2デコーダ24からベースバンド信号が入力さ
れる。このMPEG2エンコーダ18は、MPEG2デ
コーダ24からのベースバンド信号に対しても所定の圧
縮レートで符号化を施す。
【0061】一方、チューナー15は、アンテナ3から
入力された信号のうち、オーディオ信号をA/D変換回
路20に出力する。A/D変換回路20は、入力された
オーディオ信号にA/D変換処理を施してオーディオデ
ータとする。そして、このA/D変換回路20は、オー
ディオデータをMPEG1エンコーダ21に出力する。
【0062】MPEG1エンコーダ21は、A/D変換
回路20からのオーディオデータにMPEG1方式で圧
縮処理を施して、マルチプレクサ19に出力する。
【0063】マルチプレクサ19は、MPEG2エンコ
ーダ18からのビデオデータと、MPEG1エンコーダ
21からのオーディオデータとを多重化処理する。この
マルチプレクサ19は、ビデオデータをVとし、オーデ
ィオデータをAとすると、例えばMPEG信号のGOP
の時間単位にVAVAVA・・・と時間軸の圧縮を行い
AVデータを作成する。このマルチプレクサ19は、多
重化処理して得たAVデータをインターフェイスバッフ
ァ6に出力する。
【0064】また、このマルチプレクサ19は、インタ
ーフェイスバッファ6からHDD7内の記録媒体に記録
されたAVデータが入力される。このマルチプレクサ1
9は、インターフェイスバッファ6から入力されたAV
データをビデオデータとオーディオデータとに分割す
る。このマルチプレクサ19は、分割して得たビデオデ
ータをスイッチ34の端子2を介してマルチプレクサ3
2に出力するとともに、スイッチ23の端子1を介して
MPEG2デコーダ24に出力する。また、このマルチ
プレクサ32は、分割して得たオーディオデータをディ
レイ回路33を介してマルチプレクサ32に出力すると
ともに、MPEG1デコーダ25に出力する。
【0065】信号処理回路4は、MPEG方式のデジタ
ルデータを受信するアンテナ2と、STB(セットトッ
プボックス)30と、デジタルI/F回路31と、マル
チプレクサ32と、ディレイ回路33とを備える。
【0066】アンテナ2は、上述と同様に、例えばMP
EG方式のデジタルデータを入力する。このアンテナ2
は、受信したデジタルデータをRF信号としてSTB3
0に出力する。
【0067】STB30は、アンテナ2からのデジタル
データとしてフロントエンドで受信、検波する。そし
て、このSTB30は、例えばスクランブル等がかけら
れたデジタルデータのスクランブルを解除してデジタル
I/F回路31に出力する。
【0068】また、このSTB30は、デジタルI/F
回路31からデジタルデータが入力される。このSTB
30には、MPEGデコーダが内蔵されている。このS
TB30は、このMPEGデコーダを用いてデジタルI
/F回路31からのデジタルデータにデコード処理を施
し、例えば圧縮されたビデオデータ及びオーディオデー
タを伸長して映像信号と音響信号とに変換する。
【0069】デジタルI/F回路31は、物理層/リン
ク層処理回路を有しており、STB30からのデジタル
データに変換処理等の信号処理を施してマルチプレクサ
32に出力する。
【0070】また、このデジタルI/F回路31には、
マルチプレクサ32からビデオデータとオーディオデー
タとが多重化されてなるデジタルデータが入力される。
このデジタルI/F回路31は、このデジタルデータを
STB30に出力する。
【0071】マルチプレクサ32は、デジタルI/F回
路31からのデジタルデータをビデオデータとオーディ
オデータとに分割する分割処理を施す。このマルチプレ
クサ32は、分割処理して得たビデオデータをスイッチ
34の端子1、スイッチ23の端子2を介してMPEG
2デコーダ24に出力する。このマルチプレクサ32
は、オーディオデータをディレイ回路33に出力する。
【0072】また、このマルチプレクサ32は、マルチ
プレクサ19からビデオデータがスイッチ34を介して
入力されるとともに、オーディオデータがディレイ回路
33を介して入力される。そして、このマルチプレクサ
32は、入力されたビデオデータとオーディオデータと
を多重化してデジタルI/F回路31に出力する。
【0073】ディレイ回路33は、マルチプレクサ32
からのオーディオデータにディレイ調整を施す。このデ
ィレイ回路33は、入力されたオーディオデータとビデ
オデータとの時間差を調整するようにディレイ処理を施
して、マルチプレクサ19に出力する。
【0074】また、このディレイ回路33は、マルチプ
レクサ19で分割されたビデオデータとオーディオデー
タのうち、オーディオデータのみが入力される。このデ
ィレイ回路33は、ビデオデータとのディレイ調整を行
って、マルチプレクサ32にオーディオデータを出力す
る。
【0075】この信号処理回路4は、ビデオデータがス
イッチ23の端子2を介して入力されるMPEG2デコ
ーダ24と、マルチプレクサ19で分割して得たオーデ
ィオデータが入力されるMPEG1デコーダ25と、M
PEG2デコーダ24でデコードされたビデオデータが
スイッチ26の端子1を介して入力されるNTSCエン
コーダ27と、NTSCエンコーダ27で符号化された
データが入力されるD/A変換回路28と、MPEG1
デコーダ25でデコードされたオーディオデータが入力
されるD/A変換回路29とを備える。
【0076】MPEG2デコーダ24は、HDD7に記
録されたAVデータをCPU9のデータ転送ソフトウェ
アにより読出して、ATAアダプタ8,ホストバス5,
インターフェイスバッファ6を介してマルチプレクサ1
9で分割して得たビデオデータがスイッチ23の端子1
を介して入力される。このMPEG2デコーダ24は、
圧縮されて入力されたビデオデータに伸長処理を施す。
また、このMPEG2デコーダ24は、スイッチ23の
端子2を介してマルチプレクサ32からビデオデータが
入力される。このMPEG2デコーダ24は、入力され
たビデオデータに伸長処理を施したビデオデータをスイ
ッチ26に出力する。
【0077】ここで、スイッチ23は、マルチプレクサ
32からのビデオデータをMPEG2デコーダ24に入
力するときには端子2と接続され、マルチプレクサ19
からのビデオデータをMPEG2デコーダ24に入力す
るときには端子1と接続されるように制御される。
【0078】また、スイッチ26は、MPEG2デコー
ダ24からのビデオデータをスイッチ22に出力すると
きに端子2と接続され、MPEG2デコーダ24からの
ビデオデータをNTSCエンコーダ27に出力するとき
に端子1と接続されるように制御される。
【0079】NTSCエンコーダ27は、MPEG2デ
コーダ24でデコードされたビデオデータがスイッチ2
6の端子1を介して入力される。このNTSCエンコー
ダ27は、入力されたビデオデータにNTSC方式で圧
縮処理を施してD/A変換回路28に出力する。
【0080】D/A変換回路28は、NTSCエンコー
ダ27からのビデオデータにD/A変換処理を施してビ
デオ信号とする。そして、このD/A変換回路28は、
ビデオ信号をビデオ出力端子に出力する。
【0081】MPEG1デコーダ25には、マルチプレ
クサ19から分割して得たオーディオデータが入力され
る。このMPEG1デコーダ25は、入力したオーディ
オデータに伸長処理を施す。そして、このMPEG1デ
コーダ25は、伸長処理を施したオーディオデータをD
/A変換回路29に出力する。
【0082】D/A変換回路29は、MPEG1デコー
ダ25からのオーディオデータにD/A変換処理を施し
てオーディオ信号とする。そして、このD/A変換回路
29は、オーディオ信号をオーディオ出力端子に出力す
る。
【0083】このような信号処理回路4では、HDD7
内の記録媒体にアンテナ2で受信したMPEG方式のデ
ジタルデータを記録するときには、先ず、デジタルデー
タをSTB30、デジタルI/F回路31を介してマル
チプレクサ32に出力する。
【0084】マルチプレクサ32では、入力されたデジ
タルデータをビデオデータとオーディオデータとに分割
処理する。そして、このマルチプレクサ32では、オー
ディオデータをディレイ回路33に出力する。
【0085】また、このマルチプレクサ32では、ビデ
オデータをスイッチ34、スイッチ23を介してMPE
G2デコーダ24に出力する。このとき、スイッチ34
は端子1と接続され、スイッチ23は端子2に接続され
るように制御されている。
【0086】MPEG2デコーダ24では、圧縮された
ビデオデータに伸長処理を施してスイッチ26、スイッ
チ22を介してMPEG2エンコーダ18に出力する。
このとき、スイッチ26は端子2と接続され、スイッチ
22は端子2と接続するように制御されている。
【0087】MPEG2エンコーダ18では、所定の圧
縮レートで入力されたビデオデータに圧縮処理を施す。
このとき、MPEG2エンコーダ18では、CPU9か
らの指定された圧縮レートに従い、HDD7内の記録媒
体の論理セクタの整数倍となるような圧縮レートで、G
OP及び/又はIピクチャーの圧縮処理を行う。
【0088】ディレイ回路33でディレイ処理が施され
たオーディオデータがタイミング制御されてマルチプレ
クサ19に出力されるとともに、MPEG2エンコーダ
18からのビデオデータがマルチプレクサ19に出力さ
れる。
【0089】マルチプレクサ19では、入力されたオー
ディオデータとビデオデータとに多重化処理を施してA
Vデータを作成し、インターフェイスバッファ6、ホス
トバス5、ATAアダプタ8を介してHDD7内の記録
媒体に記録を行う。したがって、この記録再生装置1で
は、記録媒体の論理セクタ単位でMPEGデータが記録
されることとなる。
【0090】また、この情報記録再生装置1では、HD
D7内の記録媒体にアンテナ3で受信したNTSC方式
のアナログ信号を記録するときには、先ず、NTSC方
式のアナログ信号をチューナー15に出力する。
【0091】チューナー15では、アンテナ3からのア
ナログ信号を検波してビデオ信号をA/D変換回路16
に出力するとともにオーディオ信号をA/D変換回路2
0に出力する。このとき、A/D変換回路16では、ビ
デオ入力端子からビデオ信号を入力してもよく、A/D
変換回路20ではオーディオ入力端子からオーディオ信
号を入力しても良い。
【0092】A/D変換回路16では、入力されたビデ
オ信号にA/D変換処理を施すことによってビデオデー
タとし、NTSCデコーダ17に出力する。
【0093】次に、NTSCデコーダ17では、A/D
変換回路16からのビデオデータに伸長処理を施して、
ビデオデータをベースバンド信号としてMPEG2エン
コーダ18に出力する。このとき、スイッチ22は、端
子1に接続するように制御される。
【0094】MPEG2エンコーダ18では、スイッチ
22を介してベースバンド信号が入力される。このMP
EG2エンコーダ18では、入力したベースバンド信号
をCPU9から指定された圧縮レートでMPEGデータ
とするようにエンコードしてMPEG2方式のビデオデ
ータとする。そして、このMPEG2エンコーダ18で
は、HDD7内の記録媒体の論理セクタの整数倍でGO
P及び/又はIフレームが圧縮されるようにエンコード
を行う。そして、このMPEG2エンコーダ18では、
ビデオデータをマルチプレクサ19に出力する。
【0095】一方、チューナー15からオーディオ信号
が入力されたA/D変換回路20では、オーディオ信号
にA/D変換処理を施すことでオーディオデータとして
MPEG1エンコーダ21に出力する。
【0096】そして、MPEG1エンコーダ21では、
A/D変換回路20からのオーディオデータにMPEG
1方式でエンコードを施してマルチプレクサ19に出力
する。
【0097】そして、マルチプレクサ19では、MPE
G2エンコーダ18から入力されたビデオデータとMP
EG1エンコーダ21から入力されたオーディオデータ
とを多重化処理してAVデータを生成する。
【0098】マルチプレクサ19では、生成したAVデ
ータをインターフェイスバッファ6、ホストバス5、A
TAアダプタ8を介してHDD7内の記録媒体に記録す
る。したがって、この記録再生装置1では、記録媒体の
論理セクタ単位でMPEG方式のAVデータが記録され
ることとなる。
【0099】記録再生装置1は、HDD7内の記録媒体
に記録されたAVデータを再生するときには、先ず、C
PU9により起動されるデータ転送ソフトウェアにより
記録媒体の論理セクタ単位でHDD7に格納されたAV
データを読み出す。このとき、CPU9では、ソフトウ
ェア制御により、例えば種々の変速再生モードでHDD
7に格納されているAVデータを読出してもよい。
【0100】この記録再生装置1では、HDD7から読
み出したAVデータを、ATAアダプタ8,ホストバス
5,インターフェイスバッファ6を介してマルチプレク
サ19に入力する。そして、このマルチプレクサ19で
は、入力されたAVデータに分割処理を施してビデオデ
ータとオーディオデータとする。
【0101】そして、この信号処理回路4では、記録媒
体に記録されたAVデータをデジタルデータとして再生
するときには、ビデオデータをマルチプレクサ19から
スイッチ34を介してマルチプレクサ32に出力すると
ともに、オーディオデータをディレイ回路33でディレ
イが調整されてマルチプレクサ32に出力する。
【0102】このマルチプレクサ32では、入力された
オーディオデータとビデオデータとを多重化してデジタ
ルI/F回路31に出力する。そして、このオーディオ
データとビデオデータとは、STB30に入力され、こ
のSTB30内のMPEGデコーダで音声信号、映像信
号とされ、例えばCPU9のソフトウェア制御により変
速再生、シームレス再生、ノンリニアエディト再生がな
される。
【0103】一方、この信号処理回路4で記録媒体に記
録されたAVデータをアナログ信号として再生するとき
には、マルチプレクサ19からビデオデータをスイッチ
23の端子1を介してMPEG2デコーダ24に出力す
る。
【0104】MPEG2デコーダ24では、マルチプレ
クサ19からのビデオデータにデコード処理を施してス
イッチ26の端子1を介してNTSCエンコーダ27に
出力する。
【0105】NTSCエンコーダ27では、MPEG2
デコーダ24からのデジタルデータをNTSC方式のビ
デオデータに変換する。そして、このNTSCエンコー
ダ27は、NTSC方式のビデオデータをD/A変換回
路28に出力する。
【0106】D/A変換回路28では、NTSCエンコ
ーダ27からのビデオデータにD/A変換処理を施して
NTSC方式のビデオ信号としてビデオ出力端子に出力
する。
【0107】また、マルチプレクサ19は、オーディオ
データをMPEG1デコーダ25に出力する。このMP
EG1デコーダ25では、マルチプレクサ19からのオ
ーディオデータにデコード処理を施してD/A変換回路
29に出力する。
【0108】D/A変換回路29では、MPEG1デコ
ーダ25からのオーディオ信号にD/A変換処理を施し
てオーディオ出力端子に出力する。
【0109】したがって、この情報記録再生装置1は、
上述のように、MPEG方式で圧縮されたデジタルデー
タを記録するときにはMPEG2デコーダ24でデコー
ドして、MPEG2エンコーダ18で所定の圧縮レート
でハードディスクの論理セクタの整数倍となるようにエ
ンコードして記録し、NTSC方式の信号が入力された
ときにはMPEG2エンコーダ18でエンコードして記
録するので、記録されたデジタルデータの再生を行うと
きに例えばデータ転送ソフトウェアを用いてハードディ
スクのアドレス情報を指定するだけで記録されたデジタ
ルデータの再生を行うことができ、容易にハードディス
クにアクセスすることができる。したがって、このよう
な情報記録再生装置1では、例えば読出し速度を可変と
して再生を行うことが容易となり、様々な再生方式を採
用することができる。
【0110】なお、上述した情報記録再生装置1におい
ては、MPEG2エンコーダ18で圧縮処理を行うとき
にハードディスクの論理セクタの整数倍となるように圧
縮を行う一例について説明したが、MPEG2エンコー
ダ18は複数の固定レートで圧縮処理を行ってもよい。
【0111】すなわち、このMPEG2エンコーダ18
は、圧縮してハードディスクに記録したAVデータを編
集用として使用するときには8Mbps,SP(Standa
rd Play)として使用するときには4Mbps,LP(L
ong Play)として使用するときには2Mbpsとなるよ
うに圧縮処理を行っても良い。このとき、情報記録再生
装置1でハードディスクに記録されたAVデータの再生
を行うときには、例えばCPU9内によってデータ転送
ソフトウェアの制御を行うことにより、読み込む容量を
変化させて再生を行うことにより、上述と同様に再生を
行うことができる。
【0112】なお、上述の情報記録再生装置1では、C
PU9とHDD7とをATA方式のI/Fを使用した一
例について説明したが、例えばSCSI等のI/Fであ
っても良いことは勿論である。
【0113】つぎに、ROM11に格納されているファ
イルシステムについて説明する。図2にこのファイルシ
ステム40の構成例を示す。このファイルシステム40
は、先頭の論理ブロックアドレス(以下、LBA(Logic
al Block Address)と称する。)0から最後尾のLBA
Nまでで約14GBの容量が情報領域(Infoimationare
a)となって構成されている。
【0114】このファイルシステム40は、情報領域が
リードイン領域と、第1のシステム領域と、ユーザデー
タ領域と、第2のシステム領域と、バックアップ領域と
から構成されてなる。
【0115】リードイン領域は、先頭のLBA0からの
2セクタからなっている。このリードイン領域は、ルー
トエリアからなっている。このルートエリアは、図3に
示すように、TOC(Table of contents)エリアの開
始LBAと、欠陥リストエリアの開始LBAと、ユーザ
データ領域の開始LBAと、バックアップ領域の開始L
BAを示す情報等が格納されている。また、このルート
エリアには、ユーザデータ領域のAVデータエリアの開
始LBA(以下、記録開始LBAと称する。)、メモデ
ータエリアの開始LBA、オーディオデータエリアの開
始LBAを示す情報も格納されている。このように構成
されることで、このルートエリアには、ファイルシステ
ム40の全体の構成を示す分割位置情報が格納されてい
る。
【0116】このルートエリアは、ルート1とルート2
とからなり、障害対策として、それぞれに同じ内容が記
述される。
【0117】このルートエリアの最後尾には、APcoun
tが格納されている。このAPcountは、ルートエリアが
書き換えられる毎にインクリメントされるデータであ
る。このAPcountは、リードイン領域と、システム領
域とを区分する位置に配されている。
【0118】第1のシステムエリアは、図2に示すよう
に、1534セクタからなるTOCエリアと、2560
セクタからなる欠陥リストエリアとからなる。TOCエ
リアには、ユーザデータ領域に記録されるAVデータの
管理情報が格納されている。また、欠陥リストエリアに
は、ユーザデータ領域に生ずる2次欠陥を管理するテー
ブルが格納されている。
【0119】TOCエリアは、例えばMD(Mini
Disk)とほぼ同様の構成とすることができ、動画像
データに用いられるPTOC0〜2と、オーディオデー
タに用いられるPTOC0〜2と、動画像用STOC
と、オーディオ用STOCと、MTOCと、TOCの予
約領域であるTOCreservedとから構成されている。
【0120】このTOCエリアは、図4に示すように、
先頭のLBAにAPcountが格納され、このAPcountの
後方にユーザデータ領域に格納される各情報に関する分
割位置情報及び記録モード情報が格納されている。この
記録モード情報は、例えば圧縮方式、当該圧縮方式にお
ける圧縮レート等を示す情報である。
【0121】このTOCエリアには、ユーザデータ領域
に格納される各情報毎に4byteの開始LBAを示す
と終了LBAを示す分割位置情報と、1byteからな
る記録モード情報とが格納されている。
【0122】また、このTOCエリアには、例えばシー
ムレス再生用のTOCとして、STOCを備えている。
このSTOCには、シームレス再生を行うときに再生さ
れるAVデータエリアのLBAが格納されている。この
STOCには、例えばシームレス再生を行うときの内容
を示し4Byteからなる再生開始LBAと、再生終了
LBAとが格納されている。そして、CPU9では、シ
ームレス再生を行うときには、このSTOCに格納され
たLBAに従ってAVデータを再生することで、シーム
レス再生を実行する。
【0123】欠陥リストエリアは、図5に示すように、
先頭のLBAにAPcountが格納され、このAPcountの
後方に2次欠陥を管理するテーブルが格納されている。
【0124】また、欠陥リストエリアには、AVデータ
エリアに生ずる2次欠陥リストが格納されている。この
2次欠陥リストは、上述の1周前のAVデータエリアを
記録するときに用いられた第1の欠陥リストと、1周前
のAVデータエリアを再生したときに得られた第2の欠
陥リストと、第1の欠陥リスト及び第2の欠陥リストを
用いて記録されたAVデータを再生したときに得られた
第3の欠陥リストとからなる。これら欠陥リストには、
2次欠陥が生じて記録及び再生不能なLBAが格納され
ている。
【0125】この欠陥リストは、例えば情報記録再生装
置1の起動時にCPU9により読み込まれ、RAM10
に格納される。そして、この欠陥リストは、記録再生時
において2次欠陥が検出される度に欠陥を有するLBA
が追加される。また、欠陥リストの記録単位は、AVデ
ータエリアの容量から決定される。例えば、AVデータ
エリアの容量が8Gバイトであるときには、3バイトと
することができる。また、この欠陥リストは、記録媒体
に2次欠陥がない場合や或いは欠陥の追加がない場合
は、例えばh’FFFFFFとする。
【0126】ユーザデータ領域は、図2に示すように、
27249542セクタからなり、AVデータエリア
と、メモデータエリアと、オーディオデータエリアとか
ら構成されている。このユーザデータ領域のそれぞれの
エリアのサイズは、それぞれ上述のルートエリアに格納
された分割位置情報に対応している。
【0127】また、このユーザデータ領域は、例えば円
盤状記録媒体において、外周側からAVデータエリア及
びメモデータエリア、オーディオデータエリアの順に配
される。そして、これらAVデータエリア、メモデータ
エリア、オーディオデータエリアは、それぞれの先頭の
LBAを示すアドレスがルートエリアに記録される。
【0128】AVデータエリアには、圧縮されたAVデ
ータが記録される。このAVデータエリアに記録される
データとしては、MPEG2圧縮方式で圧縮処理された
動画像データや、Wavelet圧縮方式で圧縮処理さ
れたデータが記録される。また、このAVデータエリア
には、MPEG2圧縮方式における圧縮レートが例えば
8Mbps,6Mbps,4Mbps,2Mbpsとな
るような各記録モードで記録される。一方、Wavel
et圧縮方式においては、圧縮レートが例えば8Mbp
s,6Mbpsとなるような各記録モードで記録され
る。
【0129】AVデータエリアは、主として動画像デー
タ及び当該動画像データに付随するオーディオデータ等
が当該エリアの記録開始LBAから時間的に連続して記
録される。このAVデータエリアは、記録開始LBAか
ら順次データが記録されて全エリアにAVデータが記録
されたときには再び記録開始LBAからAVデータがオ
ーバライト記録される、いわゆるリングストレージ構造
となされている。また、このAVデータエリアに記録さ
れたAVデータを再生するときには、時間的に連続して
再生がなされる。
【0130】このAVデータエリアは、図6に示すよう
なAVクラスタを記録単位として動画像データ、オーデ
ィオデータが記録される。このAVクラスタは、シーケ
ンス層の開始同期コードを示すSH(Sequence Header
Code),GOP(Group of Picture),SE(Sequence
End Code)とからなるビデオクラスタと、オーディオ
クラスタとからなる。
【0131】このAVデータエリアのビデオクラスタ及
びオーディオクラスタは、いずれもセクタ単位となるよ
うに、圧縮レートがCPU9により選択されて圧縮処理
がなされ、HDD7内の記録媒体に記録される。このA
Vデータエリアは、圧縮レートが選択されることで、2
のn乗セクタとなされる。
【0132】GOPは、フレーム内予測を用いて符号化
したIピクチャ、フレーム間順方向予測を用いて符号化
したPピクチャ、双方向予測を用いて符号化したBピク
チャからなる。また、本実施の形態においては、GOP
のパラメータをM=3,N=15としている。すなわ
ち、本実施の形態においては、1つのGOPが15ピク
チャから構成され、Iピクチャ又はPピクチャの周期が
3であることを示す。ここで、Iピクチャは最大のサイ
ズが固定容量となされており、GOPのサイズも固定容
量となされている。
【0133】オーディオクラスタは、GOPに対応する
オーディオデータが格納される。このオーディオデータ
は、MPEG Audio方式又はATRAC(Adaptive Transform Ac
oustic Coding)方式で圧縮されて記録される。オーデ
ィオクラスタは、それぞれ1GOPに対応して固定サイ
ズとされる。本実施の形態においては、このオーディオ
クラスタは、MPEG Audio方式で圧縮されたときには24
セクタからなる12.288kB又はATRAC方式で圧縮さ
れたときには36セクタからなる18.432kBとなるよう
に圧縮処理がなされる。そして、ビデオクラスタは、A
Vクラスタ全体での容量を固定とするために、オーディ
オクラスタの容量が変化することに対応して圧縮レート
を変化させて圧縮処理を行う。
【0134】このAVデータエリアは、記録モードに応
じた圧縮レートによりサイズが変化されてHDD7に記
録される。このAVデータエリアは、例えばMPEG2
方式の圧縮レートを8.184/8.086Mbps(Edit Mod
e)としたときには、図7(a)に示すように、全体と
して524.288kB(1024sectors),Iピクチャが124.92
8kB,GOPが512kB/524.288kBとされる。ま
た、AVデータエリアは、例えばMPEG2方式の圧縮
レートを6.089/5.991Mbps(HP Mode)としたとき
には、図7(b)に示すように、全体として393.216k
B(768sectors),Iピクチャが104.448kB,GOP
が380.928kB/374.784kBとされる。
【0135】また、AVデータエリアは、例えばMPE
G2方式の圧縮レートを3.994/3.895Mbps(SP Mod
e)としたときには、図7(c)に示すように、全体と
して262.144kB(512sectors),Iピクチャが83.968
kB,GOPが249.856kB/243.712kBとされる。
【0136】また、AVデータエリアは、例えばMPE
G2方式の圧縮レートを1.899/1.800Mbps(LP Mod
e(HHR))としたときには、図7(d)に示すように、
全体として131.072kB(256sectors),Iピクチャが4
3.008kB,GOPが118.784kB/112.640kBとされ
る。
【0137】また、上述の記録モードでは、MPEG2
方式により圧縮されるAVデータの一例について説明し
たが、AVデータをWavelet方式で圧縮してもよ
い。すなわち、Wavelet方式で圧縮されたAVデ
ータは、図8(a)に示すように、複数のフレームから
なる固定サイズのビデオクラスタと、固定サイズのオー
ディオクラスタからなる。なお、この図8(a)に示し
たAVクラスタでは、動画像データをWavelet方
式で圧縮し、動画像データに対応するオーディオデータ
をMPEG Audio方式又はATRAC方式で圧縮したときの
一例である。オーディオクラスタは、MPEG Audio方式で
圧縮されたときには2セクタからなる1024Byte
とされ、ATRAC方式で圧縮されたときには3セクタ
からなる1536Byteとされる。また、ビデオクラ
スタは、オーディオクラスタの圧縮方式により、AVク
ラスタ全体の容量を固定とするために、圧縮レートが変
化されて圧縮処理が行われる。
【0138】また、図8(b)は、ビデオクラスタを
7.611Mbps又は7.488Mbpsで圧縮した
ときのAVクラスタを示す。このような記録モード(SP
Mode)で圧縮処理を施したAVデータは全体として6
4セクタからなる32.768kBからなり、AVクラ
スタが31.744kB又は31.232kBからな
る。
【0139】また、図8(c)は、ビデオクラスタを
3.683Mbps又は3.560Mbpsで圧縮した
ときのAVクラスタを示す。このような記録モード(LP
Mode)で圧縮処理を施したAVデータは全体として3
2セクタからなる16.384kBからなり、AVクラ
スタが15.360kB又は14.848kBからな
る。
【0140】メモデータエリアは、上述のAVデータエ
リアに記録されたAVデータのうち、例えばユーザから
の操作入力信号により選択された特定のAVデータのみ
が記録される。なお、このメモデータエリアの記録フォ
ーマット等は、AVデータエリアと同様であり、時間的
に連続して記録される、リングストレージ構造となされ
ている。また、メモデータエリアは、AVデータエリア
よりも容量が小さくなされている。
【0141】オーディオデータエリアは、例えばオーデ
ィオデータ、静止画像データが格納される。このオーデ
ィオデータは、上述のAVデータエリア、メモデータエ
リアとは異なり、時間的に連続して記録されず、ランダ
ムアクセスにより記録及び/又は再生される。
【0142】このオーディオデータエリアに格納される
オーディオデータの圧縮方式として、ATRAC方式を用い
た一例を図9に示す。このオーディオデータエリアに記
録されるオーディオデータは、サウンドグループと称さ
れる単位で圧縮/伸長処理がなされ、484バイトのデ
ータとされて記録される。また、HDD7には1セクタ
を512バイトとし、1単位として記録されるため、本
実施の形態においては424バイトと512バイトの最
小公倍数を記録単位として記録される。そして、本実施
の形態においては、424バイトと512バイトの最小
公倍数が27136であり、オーディオエリアは、53
セクタ、64サウンドグループからなる27.136kBで構
成される。
【0143】また、オーディオデータに格納される静止
画像データは、JPEG(Joint Photographic coding
Experts Group)方式で圧縮処理されており、図10に
示すように、212セクタからなり、4オーディオクラ
スタが静止画像クラスタとして格納される。この静止画
像クラスタは、記録単位が27.136kBとなっている。
【0144】第2のシステム領域は、予約領域として構
成され、20480セクタからなるCGデータエリア
と、システムリザーブエリアとからなる。
【0145】バックアップ領域は、図2に示すように、
上述のリードイン領域と第1のシステム領域とを同様の
内容となっている。このバックアップ領域は、リードイ
ン領域及び第1のシステム領域の内容をそのまま記録す
ることで、例えば障害対策等に利用される。
【0146】また、このバックアップ領域は、リードイ
ン領域及びシステム領域とは異なり、ルートエリアが最
後尾のLBAとなるように格納されている。すなわち、
このバックアップ領域では、例えばLBA0からLBA
Nまでの容量を固定とすることにより、例えばリードイ
ン領域が障害により再生できなくても、バックアップ領
域にアクセスすることができ、記録媒体内の分割位置情
報を再生することができる。
【0147】つぎに、このような情報記録再生装置1に
おいて、例えばユーザから記録命令がCPU9に入力さ
れて、HDD9内の記録媒体の所定のセクタにアクセス
するときのアドレス変換方法を図11を参照して説明す
る。
【0148】本実施の形態に係る情報記録再生装置1に
おいては、先ず、例えば外部のキーボード等からなる操
作入力部からCPU9にAVデータをHDD9内の記録
媒体に記録するような記録命令を示す操作入力信号が入
力される。
【0149】CPU9では、この記録命令に応じて内部
に格納されているアプリケーションプログラムにより当
該記録命令を解釈し、連続ブロックアドレス(以下、C
BA:Continuous Block Addressと称する。)に変換す
る。このCBAは、LBAに変換される前のアドレスで
あり、連続したアドレス示す。
【0150】CPU9では、内部に格納されているファ
イルシステム(OS)により、図11中の(0,n):
0,1,2,3,・・・,n−1で示すように、例えば
LBA0からnセクタ記録することを解釈する。そし
て、このファイルシステムでは、連続した値を有するC
BAをLBAに変換する。このとき、CPU9では、R
AM10に格納されている各欠陥リストを参照し、欠陥
セクタを飛び越して、当該欠陥セクタの次に位置するセ
クタを欠陥セクタに代えて使用するスリップ交替処理を
行うことで、記録可能なLBAに変換する。すなわち、
このCPU9では、欠陥リストとして格納されている2
次欠陥が生じているLBAを参照することで、2次欠陥
が生じているLBAを除いたLBAにのみ記録を行うよ
うにCBAからLBAの変換を行う。すなわち、CPU
9により変換されたLBAは、とびとびの値を有するこ
ととなる。例えば、このCPU9は、欠陥リストに1,
・・・という欠陥を生じているLBAが格納されている
ときには、LBA0から1セクタまででは、図11中の
(0,1):0で示すように、LBA0から0セクタの
みに記録を行うようなLBAに変換し、LBA2からn
−2セクタまでは、図11中の(2,n−2):2,
3,4,・・・,nで示すように、LBA2から順次記
録を行うようなLBAに変換することとなる。なお、R
AM10に格納されている欠陥リストは、情報記録再生
装置1の起動時において、HDD9内の記録媒体に格納
されている2次欠陥リストからLBA1に2次欠陥が生
じている旨の情報に応じて作成される。
【0151】CPU9は、欠陥リストを参照して変換し
たLBAをホストバス6を介してATAアダプタ8に出
力する。そして、ATAアダプタ8では、CPU9から
のLBAを解釈して、0,2,3,4,・・・nとなる
ように記録を行うように解釈し、物理ブロックアドレス
(以下、PBA:Physical Block Addressと称する。)
に変換し、HDD9に出力する。
【0152】HDD9では、ATAアダプタ8からの信
号に応じて例えば磁気ヘッドを駆動し、シリンダを経
て、各セクタにアクセスする。
【0153】したがって、この情報記録再生装置1にお
いては、連続した値を有するCBAと欠陥リストとを比
較して2次欠陥を有するLBAを飛ばして連続的なLB
Aに変換するので、時間的に連続して記録媒体の各セク
タにアクセスすることができる。したがって、この情報
記録再生装置1によれば、例えば時期ディスクに2次欠
陥が生じていても、磁気ヘッドをシークさせる時間が長
くさせずに各セクタにアクセスすることができる。
【0154】つぎに、このような情報記録再生装置1で
上述の第1欠陥リスト(A)、第2の欠陥リスト(B)
及び第3の欠陥リスト(C)を参照してスリップ交替処
理を行うときの一例について図12及び図13を参照し
ながら説明する。
【0155】図12では、記録開始位置(WP:write
point)がLBA0からのときにおいて、第1の欠陥リ
スト(A)に「1」が記述されているときの一例につい
て説明する。このような場合において、記録媒体にLB
A0から再生を行うとき、先ず、CPU9では、上述の
ようにユーザからの再生命令に応じて0,1,2,3,4,5,・・
・,m-3,m-2,m-1のような連続的なCBAを生成する。
【0156】この情報記録再生装置1では、WP=0の
場合には、第1の欠陥リストのみを参照し、第2及び第
3の欠陥リストを無視して再生を行う。このとき、CP
U9では、スリップ交替処理を適用することで、連続し
たCBAをLBAに変換するとき、0,2,3,4,5,・・・,m
-4,m-3,m-2のようにLBAに変換する。すなわち、CP
U9では、記録媒体のLBAの0,2,3,4,5,・・・,m-4,m
-3,m-2にCBAの0,1,2,3,4,・・・,m-4,m-3,m-2を適用
し、結果的には、LBA1を除いて再生するように変換
する。このとき、CPU9では、欠陥リストを参照する
ことで、欠陥に該当するセクタ分だけ全体の容量(総C
BA値)を減少させる。
【0157】CPU9では、スリップ交替処理を行うこ
とで生成したLBAをATAアダプタ8を介してHDD
9に出力し、HDD9を再生動作させる。次に、HDD
9では、CPU9からのLBAに従って再生動作を行
う。
【0158】ここで、CPU9からLBA1としてアク
セスしたセクタが再生不能であったとすると、ATAア
ダプタ8は、磁気ヘッドで再生不能であったことを示す
信号が入力される。そして、ATAアダプタ8では、エ
ラーステータスを生成出力する。そして、CPU9は、
ATAアダプタ8からのエラーステータスにより、LB
A1が示すセクタが2次欠陥により再生不能であること
を解釈し、第2の欠陥リストにLBA2を新たに登録す
る。
【0159】また、WP=0からの記録動作は、第1及
び第2の欠陥リストを用いて行う。このとき、LBA1
及びLBA2が示すセクタに記録を行うときには、第1
及び第2の欠陥リストを参照して行う。すなわち、先
ず、CPU9では、ユーザからの記録命令に応じてCB
A0,1,2,3,4,5,・・・,m-3,m-2,m-1にAVデータを記録
することを解釈したら、第1及び第2の欠陥リストを参
照して、LBAを生成する。すなわち、第1及び第2の
欠陥リストから、LBA1,2が示すセクタが記録不能
であることから、スリップ交替処理を行って、AVデー
タの記録を行う。この結果、CBA1をLBA3にスリ
ップし、CBA2をLBA4にスリップして記録を行
う。
【0160】つぎに、WP=4から情報記録再生装置1
でAVデータを再生する一例について説明する。上述の
WP=0からの記録動作において、CBA1まで記録し
た後に、WP=4から記録を行うときの一例について説
明する。このとき、第1の欠陥リストは、図13に示す
ように、LBA1のみが欠陥LBAである。ここで、図
13(a)に示すように、WP=4から再生を行うとき
には、第1の欠陥リストのみを参照し、第2及び第3の
欠陥リストを参照しない。一方、LBA0〜3までを再
生するときには、上述のように記録がされているので、
第1及び第2の欠陥リストを参照し、第3の欠陥リスト
を参照しないで再生を行う。
【0161】ここで、WP=4以降の再生を行ったとき
に、LBA4が示すセクタが再生不能であったときに
は、HDD9からATAアダプタ8を介してエラーステ
ータスをCPU9に生成出力する。そして、CPU9で
は、ATAアダプタ8からのエラーステータスに応じて
RAM10の第2の欠陥リストにLBA「2」が欠陥L
BAであることを示す信号を追加する。この結果、第2
の欠陥リストには、「2,4」が登録されることとな
る。
【0162】また、LBA0〜3が示すセクタを再生し
てLBA0が示すセクタが再生不能であったときには、
HDD9からATAアダプタ8を介してエラーステータ
スをCPU9に生成出力する。そして、CPU9では、
8からのエラーステータスに応じてRAM10の第3の
欠陥リストに「0」を新たに登録する。
【0163】一方、WP=4から再生を行った後にWP
=4からAVデータの記録を行うときには、第2の欠陥
リストを参照する。ここで、上述の再生動作により、L
BA4が示すセクタに2次欠陥が生じているので、本来
LBA4が示すセクタに記録するAVデータをLBA5
が示すセクタにスリップさせるようなスリップ交替処理
を行う。すなわち、CPU9には、CBA4,5,・・・と
記録を行うような命令が入力されると、第1及び第2の
欠陥リストを参照して、LBA4が示すセクタに欠陥が
生じていると解釈したら、CBA4をLBA5に記録す
るようにスリップ交替処理を行い、以降のCBAに対し
てもスリップ交替処理を行う。この結果、記録動作は、
LBA5から行うこととなり、WP=4からCBAm-4
まで行うこととなる。また、CPU9では、記録動作に
よりLBA4が示すセクタに欠陥を生じていることを解
釈したら、AVデータエリアの容量を減らして、AVデ
ータエリアの容量をm-3セクタとする。
【0164】そして、AVデータエリアにおいて、WP
=4から再びLBA0に戻ってAVデータの記録を行う
とき、図13(b)に示すように、CPU9では、第1
及び第2の欠陥リストを第1の欠陥リストに記録し、第
3の欠陥リストを第2の欠陥リストに記録することで、
RAM10の2次欠陥リストを更新する。そして、CP
U9では、更新された第1及び第2の欠陥リストを用い
てAVデータの記録を行う。すなわち、第1及び第2の
欠陥リストによれば、LBA0,1,2が示すセクタに
欠陥が生じていることから、CPU9は、CBA0をL
BA3に、CBA1をLBA5に記録する。
【0165】このように記録再生を行う情報記録再生装
置1では、AVデータエリアが時間的に連続して記録さ
れているので、オーバライト記録を行うときにスリップ
交替処理をAVデータエリアにおいて行うことができ
る。従って、この情報記録再生装置1によれば、あるL
BAが示すセクタに2次欠陥が発生しても、時間的に連
続した次LBAが示すセクタにスリップしてAVデータ
を記録するので、AVデータの連続性を保持することが
できる。また、この情報記録再生装置1によれば、例え
ばパーソナルコンピュータ用のファイルシステムのよう
に、2次欠陥が生じていたときに代替セクタ領域にアク
セスする必要がないので、例えば磁気ヘッド等のシーク
時間及び記録媒体の回転待ち時間を大幅に削減すること
ができ、AVデータの連続性を保持することができ、時
間的に切れ目のない動画像や音響を記録再生することが
できる。
【0166】また、この情報記録再生装置1では、上述
のスリップ交替処理を行うことにより、AVデータエリ
アの容量が減少することとなるが、AVデータエリアが
いわゆるリングストレージ構造とされているので、ユー
ザがスリップ交替処理による容量の減少分を意識するよ
うなことがない。
【0167】つぎに、このようなスリップ交替処理を行
う情報記録再生装置1で記録媒体のAVデータエリアに
AVデータを記録するときの一例について図14に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0168】このフローチャートによれば、先ず、ステ
ップST11において、CPU9に例えばユーザから操
作入力信号が供給される。そして、CPU9は、この操
作入力信号に応じて記録するAVデータの種類、記録モ
ードを解釈してステップST12に進む。このAVデー
タの種類としては、例えば画像の内容等がある。この記
録モードとしては、例えば、圧縮方式及び当該圧縮方式
での圧縮レート等の情報がある。
【0169】ステップST12において、CPU9で
は、AVデータ領域の分割位置情報が格納されたルート
エリアから上述のステップST11で獲得したAVデー
タの種類に応じてTOCエリアを再生し、操作入力信号
に応じて記録する内容に応じて管理情報を選択してステ
ップST13に進む。
【0170】ステップST13において、CPU9で
は、上述のステップST12で選択して得たTOCエリ
アの管理情報から記録開始LBA(WP)を獲得して、
ステップST14に進む。
【0171】ステップST14において、CPU9で
は、ユーザからの操作入力信号に応じて上述の図12及
び図13で示したスリップ交替処理を行うことで、2次
欠陥に対する欠陥処理を行ってステップST16に進
む。この欠陥処理では、操作入力信号に基づいて記録を
行うLBAを生成する。この欠陥処理で生成されたLB
Aは、連続したCBAに対して2次欠陥が生じたLBA
を除いたとびとびのLBAとなっている。なお、欠陥処
理についてのCPU9の詳細な動作については後述す
る。
【0172】ステップST15において、CPU9で
は、上述の欠陥処理で生成したLBAをATAアダプタ
8にATA記録コマンドとして出力して、ステップST
16に進む。
【0173】ステップST16において、CPU9で
は、RAM10に格納されたTOC、記録開始LBA、
LBAの連鎖、記録モード等を更新する。具体的には、
このCPU9は、ユーザからの操作入力信号に応じてH
DD9の記録媒体に記録するAVデータを認識して、A
Vデータの内容、記録開始LBA、圧縮レートを示す情
報を生成してRAM10に出力する。
【0174】ステップST17において、CPU9で
は、MPEGエンコーダ2から供給されるAVデータの
すべてをHDD9の記録媒体に記録したか否かを判断
し、記録していないと判断したときには再びステップS
T14〜ステップST16までの動作を行うことで残り
のAVデータの記録を行い、すべてのAVデータの記録
を行ったと判断したときにはステップST18に進む。
【0175】ステップST18において、CPU9で
は、ステップST17において記録が終了した位置を次
の記録開始位置(WP)として記録して、ステップST
19に進む。
【0176】ステップST19において、CPU9で
は、ステップST16においてTOCエリアの内容を更
新したので、RAM10に格納されたTOCエリアに格
納されているAPcountをインクリメントしてステップ
ST20に進む。
【0177】ステップST20において、CPU9で
は、RAM10内に格納されているTOCエリアの情報
をHDD9のシステム領域におけるTOCエリアに記録
してステップST21に進む。
【0178】ステップST21において、CPU9で
は、上述のステップST20において記録されたシステ
ム領域におけるTOCエリアの情報をバックアップ領域
におけるTOCエリアにそのまま記録して記録動作を終
了し、待機動作となる。
【0179】このように情報記録再生装置1では、AV
データエリアにAVデータの記録を行うときには、第1
及び第2の欠陥リストを参照して記録するLBAをCP
U9で求めてからスリップ交替処理を行って記録を行う
ので、AVデータエリアに2次欠陥が生じていても、例
えば磁気ヘッドのシーク時間、回転待ち時間を少なくし
て記録動作を行うことができる。
【0180】つぎに、ステップST14に示す欠陥処理
について説明する。この欠陥処理において、CPU9で
は、図15に示す欠陥処理を行う。この図15に示す欠
陥処理によれば、先ず、ステップST31において、C
PU9では、ユーザからの操作入力信号に基づいてAV
データの記録を行うか、再生を行うかを判断する。その
結果、再生を行うと判断したときにはステップST32
に進み、記録を行うと判断したときにはステップST3
3に進む。
【0181】ステップST32において、CPU9で
は、上述のステップST13で獲得したWPよりも大き
いLBAから再生を行うか否かを判断する。その結果、
上述のWPよりも大きいLBAから再生を行うときには
ステップST34に進み、WPよりも小さいLBAから
再生を行うときにはステップST35に進む。
【0182】ステップST34においては、CPU9で
再生するLBAと第1の欠陥リストとを比較してステッ
プST36に進む。一方、ステップST35において
は、CPU9で再生するLBAと第1及び第2の欠陥リ
ストとを比較してステップST38に進む。
【0183】ステップST31で記録を行うと判断され
たとき、ステップST33においては、CPU9で記録
するLBAと第1及び第2の欠陥リストとを比較してス
テップST36に進む。
【0184】ステップST36において、CPU9で
は、上述のステップST33,34,35で比較した結
果、再生又は記録を行うLBAに欠陥LBAが含まれて
いるか否かを判断して、ステップST37に進む。
【0185】ステップST37において、CPU9で
は、欠陥LBAを飛ばすようにスリップ交替処理を行い
記録又は再生を行うLBAに変換する。この結果、記録
又は再生を行うLBAは、欠陥を有しているLBAを除
いたLBAとなされている。
【0186】そして、CPU9では、ステップST37
で2次欠陥が生じているLBAを除くLBAについて記
録又は再生を行うことを示す制御信号を生成して上述の
ステップST45に進む。
【0187】つぎに、情報記録再生装置1で記録媒体の
AVデータエリアに記録されたAVデータを再生すると
きの一例について図16に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0188】先ず、ステップST41において、CPU
9に例えばユーザから操作入力信号が供給される。そし
て、CPU9は、この操作入力信号に応じて再生するA
Vデータの種類を解釈してステップST42に進む。こ
のAVデータの種類としては、例えば画像の内容等があ
る。
【0189】ステップST42において、CPU9で
は、AVデータ領域の分割位置情報が格納されたルート
エリアから上述のステップST41で獲得したAVデー
タの種類に応じてTOCエリアを再生し、操作入力信号
に応じて再生する内容の管理情報を選択してステップS
T43に進む。
【0190】ステップST43において、CPU9で
は、ステップST42で再生した再生する内容のTOC
エリアの管理情報から再生する情報の記録開始LBA及
びこの記録開始LBAとの連鎖を獲得して、ステップS
T44に進む。
【0191】ステップST44において、CPU9で
は、ステップST42で再生したTOCエリアの管理情
報から、記録モードを獲得してステップST45に進
む。この記録モードとしては、例えば、圧縮方式及び当
該圧縮方式での圧縮レート等の情報がある。
【0192】ステップST45において、CPU9で
は、ユーザからの操作入力信号に応じて上述の図12及
び図13で示したスリップ交替処理を行うことで、2次
欠陥に対する欠陥処理を行ってステップST46に進
む。この欠陥処理では、操作入力信号に基づいて再生を
行うLBAを生成する。この欠陥処理で生成されたLB
Aは、連続したCBAに対して2次欠陥が生じたLBA
を除いたとびとびのLBAとなっている。なお、欠陥処
理についてのCPU9の詳細な動作については後述す
る。
【0193】ステップST46において、CPU9で
は、上記ステップST45で生成した再生するLBAを
示すATA再生コマンドをATAアダプタ8に出力し
て、ステップST47に進む。
【0194】そして、HDD9内では、上述の欠陥処理
が施されて生成されたLBAに従って、記録媒体の再生
がなされる。
【0195】ステップST47において、CPU9で
は、HDD9において、生成したLBAが示すセクタの
再生が終了したか否かの判断を行う。このとき、CPU
9では、ATAアダプタ8から再生を終了したことを示
す信号が入力されたか否かでHDD9内において再生が
終了したか否かを判断し、再生が終了したと判断したと
きにはステップST48に進み、再生が終了していない
ときにはステップST45に進んで再びステップST4
5及びステップST47の動作を行うことで、ユーザが
指定したすべてのLBAが示すセクタについて再生を行
う。
【0196】ステップST48において、CPU9で
は、ステップST47での再生終了が、例えば記録媒体
の2次欠陥により再生不能等のエラーによるものである
か否かを判断する。そして、このCPU9では、エラー
により再生が終了したと判断したときにはステップST
50に進み、再生終了がエラーによるものではなく、す
べてのLBAの再生を終了したときには、ステップST
49に進み待機状態とする。
【0197】ステップST50において、CPU9で
は、上述のステップST48で再生不能の欠陥LBA
が、上述のステップST18で記録した記録開始位置よ
りも大きい否かを判断する。そして、CPU9では、欠
陥LBAが記録開始位置よりも大きいときにはステップ
ST51に進み、欠陥LBAが記録開始位置より小さい
ときにはステップST52に進む。
【0198】ステップST51において、CPU9で
は、上述のステップST50において欠陥LBAが記録
開始位置よりも大きいので、RAM10に格納されてい
る第2の欠陥リストにステップST48で再生ができな
い欠陥LBAを追加登録して、ステップST53に進
む。
【0199】一方、ステップST52において、CPU
9では、上述のステップST50において欠陥LBAが
記録開始位置よりも小さいので、RAM10に格納され
ている第3の欠陥リストにステップST48で再生がで
きない欠陥LBAを追加登録して、ステップST53に
進む。
【0200】ステップST53では、ステップST48
で検出され、ステップST51,52でRAM10に追
加登録された欠陥LBAが示すセクタの次のLBAが示
すセクタを再生するようにステップST45に戻って、
再びステップST45からステップST52までの処理
を繰り返して、結果的にCPU9に入力されたユーザか
らの操作入力信号に応じた内容を再生する。
【0201】このような情報記録再生装置1によれば、
再生処理を行うときに、再生を行うLBAがWPより大
きいときには第1の欠陥リストを用い、再生を行うLB
AがWPよりも小さいときには第1及び第2の欠陥リス
トを用いて再生を行うので、より信頼性の高い再生処理
を行うことができる。
【0202】なお、上述した実施の形態では、記録又は
再生処理中に、CPU9側でATAアダプタ8からのエ
ラーステータスにより2次欠陥に対してスリップ欠陥処
理を行う一例について説明したが、記録又は再生処理後
に2次欠陥に対する処理を行っても良い。すなわち、情
報記録再生装置1で例えば再生処理を行っているときに
は、欠陥を有しているセクタにより生ずるエラーステー
タスを無視して、再生処理を終了する。そして、HDD
7側では、再生処理が終了した後に、特定のコマンドで
再生処理したセクタの内、欠陥LBAを示す信号をCP
U9側に出力し、CPU9で欠陥LBAをRAM10に
追加登録する。このように、再生処理が終了した後に欠
陥LBAをRAM10の欠陥リストに登録する処理を行
うことで、再生処理及び欠陥LBAに対する処理を効率
的に行うことができる。
【0203】また、上述した実施の形態では、AVデー
タエリアにおける2次欠陥に対するスリップ交替処理を
CPU9で行う一例について説明したが、このスリップ
交替処理をHDD7側で行っても良い。スリップ交替処
理をHDD7側で行うときには、CPU9からのAVデ
ータエリアの先頭のLBAと最後尾のLBAとを示す情
報に応じて当該範囲においてHDD7内のCPUで上述
した欠陥LBAに対してスリップ交替処理を行う。
【0204】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る情報記録及び/又は再生装置及び方法は、欠陥処理手
段で検出した2次欠陥情報に基づいて欠陥を有する論理
ブロックに代えて当該論理ブロックと時間的に連続した
次論理ブロックに情報信号の記録及び/又は再生処理を
行うので、記録及び/又は再生処理を行う論理ブロック
に2次欠陥が生じていても、時間的に連続して記録され
た動画像や音響を示すデータの連続性を保持しながら、
記録及び/又は再生処理を行うことができる。
【0205】また、本発明に係る他の情報記録及び/又
は再生装置及び方法は、円盤状記録媒体のユーザデータ
領域に対して情報信号を2次欠陥の有無に関わらず記録
及び/又は再生処理を行うとともに、円盤状記録媒体に
生じた2次欠陥を検出し、検出したユーザデータ領域の
各論理ブロックに生じた2次欠陥を論理ブロック番号と
して記憶し、記録及び/又は再生処理後に記憶した2次
欠陥を出力するので、円盤状記録媒体に2次欠陥が生じ
ていても、時間的に連続した動画像や音響を示すデータ
の連続性を保持しながら記録及び/又は再生処理を行う
ことができる。また、この他の情報記録及び/又は再生
装置及び方法によれば、記録及び/又は再生処理を行う
ときに、以前に記録及び/又は再生処理を行ったときの
2次欠陥を有する論理ブロックの論理ブロック番号を参
照して記録及び/又は再生処理を行うことで、時間的に
連続性のある記録及び/又は再生処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報記録再生装置の一例を示
す構成図である。
【図2】ROMに格納されるファイルシステムを示す構
成図である。
【図3】ファイルシステムのルートエリアの内容を説明
するための構成図である。
【図4】ファイルシステムのTOCエリアの内容を説明
するための構成図である。
【図5】ファイルシステムの欠陥リストエリアの内容を
説明するための構成図である。
【図6】ユーザデータ領域に格納されるAVクラスタの
一例を示す構成図である。
【図7】各記録モードにおけるAVクラスタの容量を説
明するための構成図であり、(a)がEdit Modeのとき
のAVクラスタであり、(b)がHP ModeのときのAV
クラスタであり、(c)がSP ModeのAVクラスタであ
り、(d)がLP ModeのAVクラスタである。
【図8】動画像データをWavelet方式で圧縮し、
オーディオデータをMPEG Audio又はATRAC方式で圧
縮したときのAVクラスタを説明するための図であり、
(a)が動画像データをWavelet方式で圧縮し、
動画像データに対応するオーディオデータをMPEG Audio
方式又はATRAC方式で圧縮したときの一例であり、
(b)がSP ModeのtきのAVクラスタであり、(c)
がLP ModeのAVクラスタである。
【図9】AVクラスタに格納されるオーディオデータを
説明するための構成図である。
【図10】オーディオデータに格納される静止画像クラ
スタを説明するための構成図である。
【図11】本実施の形態に係る情報記録再生装置におい
て、操作入力信号に応じて記録又は再生するLBAを生
成するときのアドレス変換方法の一例を説明するための
図である。
【図12】記録開始位置(WP:write point)がLB
A0からのときであって、第1の欠陥リスト(A)に
「1」が記述されているときにLBA0から再生を行う
ときのの一例について説明するための図である。
【図13】(a)は、WP=4から再生を行うときに第
1の欠陥リストのみを参照し、LBA0〜3までを再生
するときに第1及び第2の欠陥リストを参照するときの
一例を説明するための図であり、(b)は、WP=4か
ら再びLBA0に戻ってAVデータの記録を行うときの
一例について説明するための図である。
【図14】本実施の形態に係る情報記録再生装置でAV
データエリアにAVデータを記録するときの一例につい
て説明するフローチャートである。
【図15】AVデータエリアに2次欠陥があるときの欠
陥処理について説明するためのフローチャートである。
【図16】本実施の形態に係る情報記録再生装置でAV
データエリアに記録されたAVデータを再生するときの
一例について説明するフローチャートである。
【図17】従来の情報記録再生装置の構成例を示す図で
ある。
【図18】従来の情報記録再生装置で操作入力信号に応
じて記録又は再生するLBAを生成するときのアドレス
変換方法の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 情報記録再生装置、7 HDD、9 CPU、10
RAM、11 ROM

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理情報領域と、複数の論理ブロックか
    らなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状記
    録媒体と、 上記円盤状記録媒体の少なくとも一部のユーザデータ領
    域に対して情報信号の記録及び/又は再生処理を行う記
    録及び/又は再生手段と、 上記円盤状記録媒体のユーザデータ領域に発生する2次
    欠陥を有する論理ブロックを検出して2次欠陥情報を生
    成する欠陥処理手段とを備え、 上記記録及び/又は再生手段は、上記欠陥処理手段で検
    出した2次欠陥情報に基づいて欠陥を有する論理ブロッ
    クに代えて当該論理ブロックと時間的に連続した次論理
    ブロックに情報信号の記録及び/又は再生処理を行うこ
    とを特徴とする情報記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記記録及び/又は再生手段を制御する
    制御手段を備え、 上記制御手段は、上記欠陥処理手段で検出した2次欠陥
    情報に応じて上記円盤状記録媒体に記録する記録容量を
    減少させて上記記録及び/又は再生手段で情報信号の記
    録処理を行わせることを特徴とする請求項1記載の情報
    記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 上記欠陥検出手段で検出された2次欠陥
    情報を2次欠陥リストとして記憶する欠陥記憶手段を備
    え、 上記欠陥処理手段は、2次欠陥情報を用いて2次欠陥を
    有する論理ブロックに対応する論理ブロック番号を2次
    欠陥リストとして欠陥記憶手段に記憶することを特徴と
    する請求項1記載の情報記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記欠陥処理手段は、2種類以上の2次
    欠陥リストを生成し、 当該2種類以上の2次欠陥リストを上記欠陥記憶手段に
    記憶することを特徴とする請求項3記載の情報記録及び
    /又は再生装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記記録及び/又は再
    生手段で記録した記録開始位置を保持し、当該記録開始
    位置と再生開始位置との位置関係に応じて異なる2次欠
    陥リストを用いて上記記録及び/又は再生手段に再生処
    理を行わせることを特徴とする請求項4記載の情報記録
    及び/又は再生装置。
  6. 【請求項6】 上記記録及び/又は再生手段は、情報信
    号が記録開始論理ブロックから記録終了論理ブロックに
    連続して記録処理され、再び記録開始論理ブロックから
    情報信号がオーバライト記録処理されるリング状記録方
    式に従って上記円盤状記録媒体に情報信号を記録するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報記録及び/又は再生
    装置。
  7. 【請求項7】 上記欠陥処理手段は、オーバライト記録
    される前の記録時に検出した2次欠陥を有する論理ブロ
    ックを示す第1の欠陥リストと、オーバライト記録され
    る前に記録された領域を再生したときに検出した2次欠
    陥を有する論理ブロックを示す第2の欠陥リストと、上
    記第1の欠陥リストと第2の欠陥リストとを用いて記録
    された領域を再生することで検出した2次欠陥を有する
    論理ブロックを示す第3の欠陥リストを2次欠陥情報と
    して検出することを特徴とする請求項4記載の情報記録
    及び/又は再生装置。
  8. 【請求項8】 上記欠陥処理手段は、ユーザデータ領域
    の最も大きい論理ブロック番号で示される論理ブロック
    に情報信号を上記記録及び/又は再生手段が記録処理す
    ることに応じて第1の欠陥リスト及び第2の欠陥リスト
    を第1の欠陥リストとするとともに、第3の欠陥リスト
    を第2の欠陥リストとすることを特徴とする請求項7記
    載の情報記録及び/又は再生装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、第1の欠陥リスト及び
    第2の欠陥リストを用いて記録及び記録したときの記録
    位置より時間的に先の論理ブロックの再生処理を上記記
    録及び/又は再生手段で行わせるとともに、 第1の欠陥リストを用いて上記記録位置より時間的に後
    の論理ブロックに上記記録及び/又は再生手段で記録及
    び/又は再生処理を行うことを特徴とする請求項8記載
    の情報記録及び/又は再生装置。
  10. 【請求項10】 管理情報領域と、複数の論理ブロック
    からなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状
    記録媒体のユーザデータ領域に発生する2次欠陥を有す
    る論理ブロックを検出し、 2次欠陥を有する上記論理ブロックに代えて時間的に連
    続した次論理ブロックに情報信号の記録及び/又は再生
    処理を行うことを特徴とする情報記録及び/又は再生方
    法。
  11. 【請求項11】 ユーザデータ領域に発生した欠陥を有
    する論理ブロックの量応じて上記円盤状記録媒体に記録
    する記録容量を減少させて情報信号の記録処理を行うこ
    とを特徴とする請求項10記載の情報記録及び/又は再
    生方法。
  12. 【請求項12】 検出した欠陥を有する論理ブロックの
    論理ブロック番号を2次欠陥リストとして記憶し、 上記2次欠陥リストを用いて記録及び/又は再生処理を
    行うことを特徴とする請求項10記載の情報記録及び/
    又は再生方法。
  13. 【請求項13】 2種類以上の上記2次欠陥リストを生
    成し、 当該2種類以上の2次欠陥リストを用いて記録及び/又
    は再生処理を行うことを特徴とする請求項12記載の情
    報記録及び/又は再生方法。
  14. 【請求項14】 次に情報信号を記録する記録開始位置
    を保持し、 当該記録開始位置と再生開始位置との位置関係に応じて
    異なる2次欠陥リストを用いて再生を行うことを特徴と
    する請求項13記載の情報記録及び/又は再生方法。
  15. 【請求項15】 記録開始論理ブロックから記録終了論
    理ブロックに連続して記録し、再び記録開始論理ブロッ
    クから情報信号をオーバライト記録するリング状記録方
    式に従って上記円盤状記録媒体に情報信号を記録するこ
    とを特徴とする請求項10記載の情報記録及び/又は再
    生方法。
  16. 【請求項16】 上記オーバライト記録される前の記録
    時に検出した2次欠陥を有する論理ブロックを示す第1
    の欠陥リストと、オーバライト記録される前に記録され
    た領域を再生したときに検出した2次欠陥を有する論理
    ブロックを示す第2の欠陥リストと、上記第1の欠陥リ
    ストと第2の欠陥リストとを用いて記録された領域を再
    生することで検出した2次欠陥を有する論理ブロックを
    示す第3の欠陥リストを2次欠陥情報として検出し、 上記第1の欠陥リスト、第2の欠陥リスト、第3の欠陥
    リストを用いて記録及び/又は再生処理を行うことを特
    徴とする請求項13記載の情報記録及び/又は再生方
    法。
  17. 【請求項17】 上記ユーザデータ領域の最も大きい論
    理ブロック番号に情報信号を記録することに応じて第1
    の欠陥リスト及び第2の欠陥リストを第1の欠陥リスト
    とするとともに、第3の欠陥リストを第2の欠陥リスト
    とすることを特徴とする請求項16記載の情報記録及び
    /又は再生方法。
  18. 【請求項18】 第1の欠陥リスト及び第2の欠陥リス
    トを用いて記録したときの記録位置より時間的に先の論
    理ブロックの再生を行うとともに、 上記第1の欠陥リストを用いて上記記録位置より時間的
    に後の論理ブロックに記録及び/又は再生処理を行うこ
    とを特徴とする請求項17記載の情報記録及び/又は再
    生方法。
  19. 【請求項19】 管理情報領域と、複数の論理ブロック
    からなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状
    記録媒体のユーザデータ領域に対して情報信号の記録及
    び/又は再生処理をユーザデータ領域の2次欠陥の有無
    に関わらず行うとともに円盤状記録媒体に生じた2次欠
    陥を検出する記録及び/又は再生手段と、 上記記録及び/又は再生手段で検出されたユーザデータ
    領域の各論理ブロックに生じた2次欠陥を論理ブロック
    番号として記憶する欠陥記憶手段と、 上記記録及び/又は再生手段の記録及び/又は再生処理
    後に上記欠陥記憶手段に記憶した論理ブロック番号を出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする情報記録及
    び/又は再生装置。
  20. 【請求項20】 上記記録及び/又は再生装置を制御す
    る制御手段を備え、 上記記録及び/又は再生手段は、上記制御手段から記録
    開始論理ブロックと記録終了論理ブロックとが供給さ
    れ、情報信号を記録開始論理ブロックから記録終了論理
    ブロックに連続して記録処理し、再び記録開始論理ブロ
    ックから情報信号がオーバライト記録されるリング状記
    録方式に従って円盤状記録媒体に情報信号を記録処理す
    ることを特徴とする請求項19記載の情報記録及び/又
    は再生装置。
  21. 【請求項21】 上記記録及び/又は再生手段は、上記
    制御手段からの記録開始論理ブロックと記録終了論理ブ
    ロックとの間で検出した2次欠陥を有する論理ブロック
    代えて時間的に連続した次論理ブロックに情報信号の記
    録及び/又は再生することを特徴とする請求項20記載
    の情報記録及び/又は再生装置。
  22. 【請求項22】 管理情報領域と、複数の論理ブロック
    からなるユーザデータ領域とを少なくとも備えた円盤状
    記録媒体のユーザデータ領域に対して情報信号を2次欠
    陥の有無に関わらず記録及び/又は再生処理を行うとと
    もに、円盤状記録媒体に生じた2次欠陥を検出し、 検出したユーザデータ領域の各論理ブロックに生じた2
    次欠陥を論理ブロック番号として記憶し、 記録及び/又は再生処理後に記憶した論理ブロック番号
    を出力することを特徴とする情報記録及び/又は再生方
    法。
  23. 【請求項23】 記録開始論理ブロックと記録終了論理
    ブロックとが供給され、情報信号を記録開始論理ブロッ
    クから記録終了論理ブロックに連続して記録処理を行
    い、再び記録開始論理ブロックから情報信号がオーバラ
    イト記録されるリング状記録方式に従って円盤状記録媒
    体に情報信号を記録処理を行うことを特徴とする請求項
    22記載の情報記録及び/又は再生方法。
  24. 【請求項24】 記録開始論理ブロックと記録終了論理
    ブロックとの間で検出した2次欠陥を有する論理ブロッ
    ク代えて時間的に連続した次論理ブロックに情報信号の
    記録及び/又は再生処理を行うことを特徴とする請求項
    22記載の情報記録及び/又は再生方法。
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