JPH11250583A - 記録媒体、この記録媒体に格納されるデータを管理するデータ管理装置及び方法 - Google Patents

記録媒体、この記録媒体に格納されるデータを管理するデータ管理装置及び方法

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JPH11250583A
JPH11250583A JP5248998A JP5248998A JPH11250583A JP H11250583 A JPH11250583 A JP H11250583A JP 5248998 A JP5248998 A JP 5248998A JP 5248998 A JP5248998 A JP 5248998A JP H11250583 A JPH11250583 A JP H11250583A
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JP
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data
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Application number
JP5248998A
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English (en)
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Noriyuki Yamamoto
則行 山本
Keiji Kanota
啓二 叶多
Nobuko Fujii
信子 藤井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像や音響等を示すデータを管理する管理
情報の整合性を保持し、信頼性の高い管理情報を格納し
た記録媒体、この記録媒体に格納されるデータの管理を
行うデータ管理装置及び方法を提供する。 【解決手段】 複数の論理ブロックからなり、動画像デ
ータ及び/又は音響データが格納されるユーザデータ領
域と、上記ユーザデータ領域の管理情報が格納された複
数の管理情報領域とを有し、上記管理情報領域が上記ユ
ーザデータ領域及び管理情報領域の分割位置情報が格納
された分割情報領域と、ユーザデータ領域の内容を示す
コンテンツ情報が格納された内容管理領域と、ユーザデ
ータ領域の上記各論理ブロックの欠陥情報が格納された
欠陥管理領域とからなり、上記分割情報領域、内容管理
領域、欠陥管理領域に、分割位置情報、コンテンツ情
報、欠陥情報が更新された回数を示す番号が格納された
更新回数領域が付加された記録媒体の管理情報領域に格
納する管理情報を生成するとともに、上記管理情報領域
の管理情報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データや音
響データが格納される記録媒体、この記録媒体の動画像
データや音響データを管理するデータ管理装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル情報記録装置に記
憶されるデータは、ホストコンピュータのOS(オペレ
ーティング・システム)のファイル管理機能により制御
されていた。すなわち、ディジタル情報記録装置内の記
録媒体の一例として円盤状の記録媒体(以下、ディスク
と称する。)上のデータの記録領域や空き領域などは記
録装置自身は関知せず、ホストコンピュータからコマン
ドとともに指定された領域に記録するようになされてい
た。
【0003】例えばOSの内でも広く知られているMS
−DOS(米マイクロソフト社の登録商標)やUNIX
においては、ディスクの初期化時に記録領域を例えば5
12Byteや1024Byteのように固定サイズの
データブロックに分割し、このデータブロックを単位と
して記録及び再生を行うようになされている。このよう
なMS−DOS及びUNIXで採用されている記録再生
法は、固定サイズ分割法と称されている。
【0004】この固定サイズ分割法は、ディスク内の記
録領域の利用効率およびファイルの拡張柔軟性の点で優
れている。このような固定サイズ分割法の場合、ディス
ク初期化時に各セクタの先頭に固有のセクタIDと称さ
れる番号が記録される。このセクタIDは、ディスク上
の物理的な位置を示している。このセクタIDは、例え
ば8ビットのセクタ番号と、16ビットのトラック番号
と、8ビットの面番号と、16ビットの誤り検査符号
(CRC)とからなるものである。
【0005】ホストコンピュータは、このセクタIDを
一連の論理ブロック番号(LogicalBlock Address、以下
LBAと称する。)として管理しており、データの記録
再生時において記録または再生すべきディスク上の位置
をLBAとして取得する。
【0006】なお、近年、セクタIDを設けないデータ
フォーマットを有する情報記録装置がある。この情報記
録装置では、ハード的にセクタ番号を管理して記録又は
再生を行っており、上述のセクタIDの概念を用いてお
り、記録又は再生時における単位を固定サイズとしたブ
ロック管理法を採用している。
【0007】つぎに、従来におけるディジタル情報記録
装置として、MS−DOSを採用し磁気ディスクを備え
た情報記録再生装置の構成例について説明する。
【0008】この図16に示した情報記録再生装置10
0において、HDD101には、磁気ディスクであるハ
ードディスクDと、このハードディスクDに対してデー
タを記録再生処理する図示しない磁気ヘッドと、当該磁
気ヘッドをハードディスクD上の所定のトラック位置に
移動させるボイスコイルモータ(以下、VCMと称す
る。)102と、当該VCM102を駆動させる駆動信
号を生成するサーボ回路103と、外部から供給された
データ及び外部に出力するデータを一旦蓄えるバッファ
104と、ハードディスクDへ記録する記録信号の生成
及び当該ハードディスクDから読み出されたデータから
再生データの生成を行うR/Wチャネル回路105と、
これらの各部を制御するマイクロプロセッサユニット
(以下、MPUと称する。)106と、当該MPU10
6からの制御信号に基づいて上記バッファ104への記
録/再生を制御するとともにR/Wチャネル回路105
との間のデータの授受を行うハードディスクコントロー
ラ(以下、HDCと称する。)107とを有してなる。
【0009】ここで、ハードディスクDに記録されるデ
ータは、ユーザデータに誤り訂正符号(以下、ECCと
称する。)のパリティが付加されたものである。このよ
うにECCのパリティが付加されることで、この情報記
録再生装置100では、再生時において、セクタがEC
Cエラーとなったときには、ハードディスクDが1周回
転するのを待って再度再生処理を行う。これをリトライ
処理と呼ぶ。通常のHDDでは、コマンドレベルではわ
からない内部処理として、数回のリトライ処理を行って
いる。これを隠れリトライ処理と呼ぶ。このとき、再生
を行うセクタを再度アクセスするために、ハードディス
クDの回転待ち時間が生じる。
【0010】また、このリトライ処理を行っても再生で
きないときには、欠陥セクタとみなして次回記録を行う
ときには別の交替領域に用意されたセクタと交換する処
理を行う。これを交換セクタ処理と呼ぶ。この交換セク
タ処理によって、磁気ヘッドを交替領域に動かすシーク
時間と、シーク後の回転待ち時間、さらに後続するセク
タを記録再生するための元の領域に戻るためのシーク時
間と回転待ち時間が生じる。これらの時間は、動画音声
データの連続転送を行う上では好ましくない。
【0011】このようなHDD101においては、SC
SIやIDE等のバスを介してホストコンピュータ側と
接続されている。
【0012】ホストコンピュータ120上には、OS1
30以外のソフトウェアとして論理フォーマットプログ
ラム131,デバイスドライバ132,BIOS133
がインストールされる。
【0013】BIOS133は、ハードディスクDのI
/Oサービスを行うハードウェア依存部分をまとめたプ
ログラムである。
【0014】デバイスドライバ132は、ハードディス
クをブロックデバイスとしてアクセスできるようにする
プログラムで、ファイルとハードディスクD上の論理ブ
ロックとの対応付けを行う。
【0015】論理フォーマットプログラム131は、ハ
ードディスクDの初期化時、必要な初期化情報(セクタ
IDやファイル管理テーブル)を書き込むためのプログ
ラムである。
【0016】このように、通常、ファイルの管理は、ホ
ストコンピュータで行われ、HDD101側はホストコ
ンピュータから与えられたLBAをハードディスクD上
の物理的位置を表すセクタIDに変換し、ハードディス
クD上の当該位置への記録/再生を行うようになされて
いる。
【0017】このような情報記録再生装置100におい
て、動画像や音響を示す動画像データを管理する管理情
報は、通常、ハードディスクDの記録開始位置から書き
込まれる。
【0018】この情報記録再生装置100においては、
HDD101の起動時に、先ず、管理情報がホストコン
ピュータ120側に内蔵されたメモリに読み込まれる。
そして、記録又は再生動作時には、随時メモリに書き込
まれている管理情報を読み込むことでファイルやハード
ディスクD内の空き領域を獲得する。
【0019】そして、記録再生時においてハードディス
クD内のファイルに変更があったときには、メモリ内の
管理情報を書き換える。また、この情報記録再生装置1
00では、例えばメモリの管理情報を書き換える度に、
或いはHDD101がアイドル状態となる前等に、ハー
ドディスクDに管理情報を記録することが多い。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の情報記
録再生装置100では、例えば、ハードディスクDに書
き換え処理を繰り返すこと等の経時変化によりハードデ
ィスクDに欠陥が生ずる場合がある。このような場合に
は管理情報が再生不能となり、さらには、動画像や音響
を示すファイルを再生することも不能となる虞がある。
【0021】上述の経時変化による再生不能となる不都
合を回避するために、2箇所以上の領域に管理情報を記
録しておくことも考えられていた。
【0022】しかし、例えば管理情報をハードディスク
Dに記録している最中に停電等により電源が切られて記
録がなされてない状態等においては、2箇所以上の領域
に管理情報を記録しても、各管理情報間の整合性がとれ
ないこともある。
【0023】このような場合には、どの管理情報が正確
な管理情報か否かを選択することが困難であり、選択し
た管理情報によっては動画像又は音響を示すデータの再
生が不能となる等の問題が生ずる虞があった。
【0024】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、動画像や音響等を示すデ
ータを管理する管理情報の整合性を保持し、信頼性の高
い管理情報を格納した記録媒体、この記録媒体に格納さ
れるデータの管理を行うデータ管理装置及び方法を提供
することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る記録媒体は、複数の論理ブロックからなり、
動画像データ及び/又は音響データが格納されるユーザ
データ領域と、ユーザデータ領域の管理情報が格納され
た複数の管理情報領域とを有し、管理情報領域がユーザ
データ領域及び管理情報領域の分割位置情報が格納され
た分割情報領域と、ユーザデータ領域の内容を示すコン
テンツ情報が格納された内容管理領域と、ユーザデータ
領域の上記各論理ブロックの欠陥情報が格納された欠陥
管理領域とを有し、分割情報領域、内容管理領域、欠陥
管理領域に分割位置情報、コンテンツ情報、欠陥情報が
更新された回数を示す更新情報が格納された更新回数領
域が付加されていることを特徴とするものである。
【0026】このように構成された記録媒体は、複数の
管理情報領域に格納された分割位置情報、コンテンツ情
報、欠陥情報が変更される度に変更した回数を示す変更
情報も更新される。
【0027】また、本発明に係るデータ管理装置及び方
法は、複数の論理ブロックからなり、動画像データ及び
/又は音響データが格納されるユーザデータ領域と、上
記ユーザデータ領域の管理情報が格納された複数の管理
情報領域とを有し、上記管理情報領域が上記ユーザデー
タ領域及び管理情報領域の分割位置情報が格納された分
割情報領域と、ユーザデータ領域の内容を示すコンテン
ツ情報が格納された内容管理領域と、ユーザデータ領域
の上記各論理ブロックの欠陥情報が格納された欠陥管理
領域とを有し、上記分割情報領域、内容管理領域、欠陥
管理領域に、分割位置情報、コンテンツ情報、欠陥情報
が更新された回数を示す番号が格納された更新回数領域
が付加された記録媒体の管理情報領域に格納する管理情
報を生成するとともに、上記管理情報領域の管理情報を
更新することを特徴とする。
【0028】このようなデータ管理装置及び方法は、記
録媒体の管理情報領域に格納する管理情報を生成すると
ともに、管理領域を更新する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】図1は、本実施の形態に係る情報記録再生
装置1の一例を示す構成図である。この図1に示した情
報記録再生装置1は、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)方式のデジタルデータを受信するアンテナ2
と、例えばNTSC(National Television System Com
mittee)方式のアナログ信号を受信するアンテナ3と、
アンテナ2,3で受信したデジタルデータ及びアナログ
データに信号処理を施す信号処理回路4と、情報を伝達
する共通バスであるホストバス5と、信号処理回路4と
ホストバス5との間の情報の伝送を媒介するインターフ
ェイスバッファ6と、情報が記録される記録媒体を備え
たHDD(Hard Disk Drive)7と、ホストバス5とH
DD7との間の情報の伝送を媒介するいわゆるATA
(AT Attachment)アダプタ8とを有している。
【0031】ホストバス5は、この情報記録再生装置1
の各部分の間での情報の伝送がなされるパラレルライン
の伝送線である。
【0032】インターフェイスバッファ6は、信号処理
回路4とホストバス5間でオーディオ及び/又はビジュ
アルデジタルデータストリーム(以下、単にAVデータ
と称する。)の伝送の媒介をする。例えば、インターフ
ェイスバッファ6は、AVデータの転送速度を変換した
り、転送のタイミングを調整したりする。このインター
フェイスバッファ6は、内部に2バンクRAMを有して
いる。この2バンクRAMは、交互に切り替えられて情
報の転送を調整する2個のRAMから構成されている。
【0033】HDD7は、入力されるAVデータを記録
する固定ディスク装置である。ATA(AT Attachmen
t)アダプタ5は、ホストバス5とHDD7との間に介
在しAVデータをホストバス5のパラレルデータとHD
D7のデータ形式のデータとの間の変換をするものであ
る。
【0034】このHDD7は、内部にAVデータを記録
する記録媒体として例えば磁気ディスクを備えて構成さ
れる。この磁気ディスクには、後述するファイルシステ
ムに従って、マルチプレクサ19で多重化されたAVデ
ータが記録される。このHDD7は、記録媒体として例
えば磁気ディスクを搭載しているときには磁気ヘッドを
備えて構成されて、当該磁気ディスクに時間的に連続し
たAVデータを記録することとなる。
【0035】また、情報記録再生装置1は、情報を集中
して処理する中央処理部であるCPU9と、揮発性のメ
モリであるRAM10と、不揮発性のメモリであるRO
M11とを有している。
【0036】CPU9は、ホストバス5に接続され、デ
ータ転送やHDD7に対する制御等、この情報記録再生
装置1における情報記録方法の一連の動作をソフトウェ
ア制御する。この一連の動作を起動するソフトウェア
は、例えばROM11に記録され、必要に応じて読み出
されて実行される。また、このCPU9は、RISC
(Reduced Instruction Set Computer)方式を採用した
ものであり、演算処理速度を向上させるために基本的な
命令を簡素化しその個数を少なくした縮小命令セットコ
ンピュータとなっている。
【0037】また、このCPU9には、図示しないキー
ボード等からなる操作入力部と接続されており、例えば
ユーザからの操作入力信号が供給される。このCPU9
は、例えばAVデータの記録及び再生を命令する操作入
力信号が供給されて、当該操作入力信号に応じて情報記
録再生装置1の各部を制御動作させる。
【0038】ROM11には、後述する制御用プログラ
ムであるファイルシステムが格納されている。このRO
M11に格納されたファイルシステムは、CPU9によ
り読み込まれることとなる。CPU9は、このファイル
システムを読み込むことでHDD7に対する記録再生が
制御される。
【0039】RAM10は、ホストバス5に接続され、
データを一時的に記録される揮発性のメモリである。R
OM11は、ホストバス5に接続され、所定のデータや
ソフトウェアが記録されている不揮発性のメモリであ
る。
【0040】また、このRAM10には、起動時及び記
録再生時においてHDD7に格納されている後述のルー
ト、TOC、欠陥リストを示す管理情報が格納される。
この管理情報は、起動時及び記録再生時においてCPU
9により随時更新される。
【0041】また、信号処理回路4は、アナログ方式の
ビデオ信号及びオーディオ信号を受信するアンテナ3を
介して信号を入力するチューナー15と、チューナー1
5で入力したビデオ信号をデジタルデータに変換するA
/D変換回路16と、A/D変換回路16からデジタル
方式のビデオ信号が入力されるNTSCデコーダ17
と、NTSCデコーダ17でベースバンド信号に変換さ
れたビデオ信号を入力するMPEG2エンコーダ18
と、デジタル方式のMPEG方式のAVデータが入力さ
れるマルチプレクサ19とを備える。
【0042】また、この信号処理回路4は、チューナー
15に入力されたオーディオ信号が入力されるA/D変
換回路20と、A/D変換回路20でデジタル方式とさ
れたオーディオ信号が入力されるMPEG1エンコーダ
21とを備える。
【0043】チューナー15は、アンテナ3で受信した
例えばNTSC方式の信号が入力される。このチューナ
ー15は、アンテナ3で受信したビデオ信号及びオーデ
ィオ信号を受信するとともに、検波を施す。そして、こ
のチューナー15は、検波を施したビデオ信号をA/D
変換回路16に出力し、オーディオ信号をA/D変換回
路20に出力する。
【0044】A/D変換回路16は、ビデオ入力端子又
はチューナー15からのビデオ信号にA/D変換処理を
施してビデオデータとする。そして、A/D変換回路1
6は、例えばNTSC方式のビデオデータをNTSCデ
コーダ17に出力する。
【0045】NTSCデコーダ17には、A/D変換回
路16からのNTSC方式のビデオデータが入力され
る。このNTSCデコーダ17は、入力されたビデオデ
ータに伸長処理を施してベースバンド信号を生成する。
そして、このNTSCデコーダ17は、スイッチ22の
端子1を介してMPEG2エンコーダ18にベースバン
ド信号を出力する。
【0046】MPEG2エンコーダ18は、NTSCデ
コーダ17からのベースバンド信号に圧縮処理を施す。
このとき、このMPEG2エンコーダは、入力されたベ
ースバンド信号をMPEG2方式のデジタルデータとな
るように圧縮処理を施す。このMPEG2エンコーダ1
8は、上述したように、入力されたベースバンド信号に
対して記録媒体の論理セクタの整数倍となるようにCP
U9から指定された圧縮レートで符号化処理を施す。す
なわち、MPEG2エンコーダ18は、入力したGOP
(Group Of Picture)及び/又はIフレームのデータ最
大値が記録媒体の論理セクタの整数倍のデータ量となる
ように圧縮符号化を施す。
【0047】また、このMPEG2エンコーダ18は、
スイッチ22の端子2、スイッチ26の端子2を介して
MPEG2デコーダ24からベースバンド信号が入力さ
れる。このMPEG2エンコーダ18は、MPEG2デ
コーダ24からのベースバンド信号に対しても所定の圧
縮レートで符号化を施す。
【0048】一方、チューナー15は、アンテナ3から
入力された信号のうち、オーディオ信号をA/D変換回
路20に出力する。A/D変換回路20は、入力された
オーディオ信号にA/D変換処理を施してオーディオデ
ータとする。そして、このA/D変換回路20は、オー
ディオデータをMPEG1エンコーダ21に出力する。
【0049】MPEG1エンコーダ21は、A/D変換
回路20からのオーディオデータにMPEG1方式で圧
縮処理を施して、マルチプレクサ19に出力する。
【0050】マルチプレクサ19は、MPEG2エンコ
ーダ18からのビデオデータと、MPEG1エンコーダ
21からのオーディオデータとを多重化処理する。この
マルチプレクサ19は、ビデオデータをVとし、オーデ
ィオデータをAとすると、例えばMPEG信号のGOP
の時間単位にVAVAVA・・・と時間軸の圧縮を行い
AVデータを作成する。このマルチプレクサ19は、多
重化処理して得たAVデータをインターフェイスバッフ
ァ6に出力する。
【0051】また、このマルチプレクサ19は、インタ
ーフェイスバッファ6からHDD7内の記録媒体に記録
されたAVデータが入力される。このマルチプレクサ1
9は、インターフェイスバッファ6から入力されたAV
データをビデオデータとオーディオデータとに分割す
る。このマルチプレクサ19は、分割して得たビデオデ
ータをスイッチ34の端子2を介してマルチプレクサ3
2に出力するとともに、スイッチ23の端子1を介して
MPEG2デコーダ24に出力する。また、このマルチ
プレクサ32は、分割して得たオーディオデータをディ
レイ回路33を介してマルチプレクサ32に出力すると
ともに、MPEG1デコーダ25に出力する。
【0052】また、この信号処理回路4は、MPEG方
式のデジタルデータを受信するアンテナ2と、STB
(セットトップボックス)30と、デジタルI/F回路
31と、マルチプレクサ32と、ディレイ回路33とを
備える。
【0053】アンテナ2は、上述と同様に、例えばMP
EG方式のデジタルデータを入力する。このアンテナ2
は、受信したデジタルデータをRF信号としてSTB3
0に出力する。
【0054】STB30は、アンテナ2からのデジタル
データとしてフロントエンドで受信、検波する。そし
て、このSTB30は、例えばスクランブル等がかけら
れたデジタルデータのスクランブルを解除してデジタル
I/F回路31に出力する。
【0055】また、このSTB30は、デジタルI/F
回路31からデジタルデータが入力される。このSTB
30には、MPEGデコーダが内蔵されている。このS
TB30は、このMPEGデコーダを用いてデジタルI
/F回路31からのデジタルデータにデコード処理を施
し、例えば圧縮されたビデオデータ及びオーディオデー
タを伸長して映像信号と音響信号とに変換する。
【0056】デジタルI/F回路31は、物理層/リン
ク層処理回路を有しており、STB30からのデジタル
データに変換処理等の信号処理を施してマルチプレクサ
32に出力する。
【0057】また、このデジタルI/F回路31には、
マルチプレクサ32からビデオデータとオーディオデー
タとが多重化されてなるデジタルデータが入力される。
このデジタルI/F回路31は、このデジタルデータを
STB30に出力する。
【0058】マルチプレクサ32は、デジタルI/F回
路31からのデジタルデータをビデオデータとオーディ
オデータとに分割する分割処理を施す。このマルチプレ
クサ32は、分割処理して得たビデオデータをスイッチ
34の端子1、スイッチ23の端子2を介してMPEG
2デコーダ24に出力する。このマルチプレクサ32
は、オーディオデータをディレイ回路33に出力する。
【0059】また、このマルチプレクサ32は、マルチ
プレクサ19からビデオデータがスイッチ34を介して
入力されるとともに、オーディオデータがディレイ回路
33を介して入力される。そして、このマルチプレクサ
32は、入力されたビデオデータとオーディオデータと
を多重化してデジタルI/F回路31に出力する。
【0060】ディレイ回路33は、マルチプレクサ32
からのオーディオデータにディレイ調整を施す。このデ
ィレイ回路33は、入力されたオーディオデータとビデ
オデータとの時間差を調整するようにディレイ処理を施
して、マルチプレクサ19に出力する。
【0061】また、このディレイ回路33は、マルチプ
レクサ19で分割されたビデオデータとオーディオデー
タのうち、オーディオデータのみが入力される。このデ
ィレイ回路33は、ビデオデータとのディレイ調整を行
って、マルチプレクサ32にオーディオデータを出力す
る。
【0062】また、この信号処理回路4は、ビデオデー
タがスイッチ23の端子2を介して入力されるMPEG
2デコーダ24と、マルチプレクサ19で分割して得た
オーディオデータが入力されるMPEG1デコーダ25
と、MPEG2デコーダ24でデコードされたビデオデ
ータがスイッチ26の端子1を介して入力されるNTS
Cエンコーダ27と、NTSCエンコーダ27で符号化
されたデータが入力されるD/A変換回路28と、MP
EG1デコーダ25でデコードされたオーディオデータ
が入力されるD/A変換回路29とを備える。
【0063】MPEG2デコーダ24は、HDD7に記
録されたAVデータをCPU9のデータ転送ソフトウェ
アにより読出して、ATAアダプタ8,ホストバス5,
インターフェイスバッファ6を介してマルチプレクサ1
9で分割して得たビデオデータがスイッチ23の端子1
を介して入力される。このMPEG2デコーダ24は、
圧縮されて入力されたビデオデータに伸長処理を施す。
また、このMPEG2デコーダ24は、スイッチ23の
端子2を介してマルチプレクサ32からビデオデータが
入力される。このMPEG2デコーダ24は、入力され
たビデオデータに伸長処理を施したビデオデータをスイ
ッチ26に出力する。
【0064】ここで、スイッチ23は、マルチプレクサ
32からのビデオデータをMPEG2デコーダ24に入
力するときには端子2と接続され、マルチプレクサ19
からのビデオデータをMPEG2デコーダ24に入力す
るときには端子1と接続されるように制御される。
【0065】また、スイッチ26は、MPEG2デコー
ダ24からのビデオデータをスイッチ22に出力すると
きに端子2と接続され、MPEG2デコーダ24からの
ビデオデータをNTSCエンコーダ27に出力するとき
に端子1と接続されるように制御される。
【0066】NTSCエンコーダ27は、MPEG2デ
コーダ24でデコードされたビデオデータがスイッチ2
6の端子1を介して入力される。このNTSCエンコー
ダ27は、入力されたビデオデータにNTSC方式で圧
縮処理を施してD/A変換回路28に出力する。
【0067】D/A変換回路28は、NTSCエンコー
ダ27からのビデオデータにD/A変換処理を施してビ
デオ信号とする。そして、このD/A変換回路28は、
ビデオ信号をビデオ出力端子に出力する。
【0068】MPEG1デコーダ25には、マルチプレ
クサ19から分割して得たオーディオデータが入力され
る。このMPEG1デコーダ25は、入力したオーディ
オデータに伸長処理を施す。そして、このMPEG1デ
コーダ25は、伸長処理を施したオーディオデータをD
/A変換回路29に出力する。
【0069】D/A変換回路29は、MPEG1デコー
ダ25からのオーディオデータにD/A変換処理を施し
てオーディオ信号とする。そして、このD/A変換回路
29は、オーディオ信号をオーディオ出力端子に出力す
る。
【0070】このような信号処理回路4では、HDD7
内の記録媒体にアンテナ2で受信したMPEG方式のデ
ジタルデータを記録するときには、先ず、デジタルデー
タをSTB30、デジタルI/F回路31を介してマル
チプレクサ32に出力する。
【0071】マルチプレクサ32では、入力されたデジ
タルデータをビデオデータとオーディオデータとに分割
処理する。そして、このマルチプレクサ32では、オー
ディオデータをディレイ回路33に出力する。
【0072】また、このマルチプレクサ32では、ビデ
オデータをスイッチ34、スイッチ23を介してMPE
G2デコーダ24に出力する。このとき、スイッチ34
は端子1と接続され、スイッチ23は端子2に接続され
るように制御されている。
【0073】MPEG2デコーダ24では、圧縮された
ビデオデータに伸長処理を施してスイッチ26、スイッ
チ22を介してMPEG2エンコーダ18に出力する。
このとき、スイッチ26は端子2と接続され、スイッチ
22は端子2と接続するように制御されている。
【0074】MPEG2エンコーダ18では、所定の圧
縮レートで入力されたビデオデータに圧縮処理を施す。
このとき、MPEG2エンコーダ18では、CPU9か
らの指定された圧縮レートに従い、HDD7内の記録媒
体の論理セクタの整数倍となるような圧縮レートで、G
OP及び/又はIピクチャーの圧縮処理を行う。
【0075】ディレイ回路33でディレイ処理が施され
たオーディオデータがタイミング制御されてマルチプレ
クサ19に出力されるとともに、MPEG2エンコーダ
18からのビデオデータがマルチプレクサ19に出力さ
れる。
【0076】マルチプレクサ19では、入力されたオー
ディオデータとビデオデータとに多重化処理を施してA
Vデータを作成し、インターフェイスバッファ6、ホス
トバス5、ATAアダプタ8を介してHDD7内の記録
媒体に記録を行う。したがって、この記録再生装置1で
は、記録媒体の論理セクタ単位でMPEGデータが記録
されることとなる。
【0077】また、この情報記録再生装置1では、HD
D7内の記録媒体にアンテナ3で受信したNTSC方式
のアナログ信号を記録するときには、先ず、NTSC方
式のアナログ信号をチューナー15に出力する。
【0078】チューナー15では、アンテナ3からのア
ナログ信号を検波してビデオ信号をA/D変換回路16
に出力するとともにオーディオ信号をA/D変換回路2
0に出力する。このとき、A/D変換回路16では、ビ
デオ入力端子からビデオ信号を入力してもよく、A/D
変換回路20ではオーディオ入力端子からオーディオ信
号を入力しても良い。
【0079】A/D変換回路16では、入力されたビデ
オ信号にA/D変換処理を施すことによってビデオデー
タとし、NTSCデコーダ17に出力する。
【0080】NTSCデコーダ17では、A/D変換回
路16からのビデオデータに伸長処理を施して、ビデオ
データをベースバンド信号としてMPEG2エンコーダ
18に出力する。このとき、スイッチ22は、端子1に
接続するように制御される。
【0081】MPEG2エンコーダ18では、スイッチ
22を介してベースバンド信号が入力される。このMP
EG2エンコーダ18では、入力したベースバンド信号
をCPU9から指定された圧縮レートでMPEGデータ
とするようにエンコードしてMPEG2方式のビデオデ
ータとする。そして、このMPEG2エンコーダ18で
は、HDD7内の記録媒体の論理セクタの整数倍でGO
P及び/又はIフレームが圧縮されるようにエンコード
を行う。そして、このMPEG2エンコーダ18では、
ビデオデータをマルチプレクサ19に出力する。
【0082】一方、チューナー15からオーディオ信号
が入力されたA/D変換回路20では、オーディオ信号
にA/D変換処理を施すことでオーディオデータとして
MPEG1エンコーダ21に出力する。
【0083】そして、MPEG1エンコーダ21では、
A/D変換回路20からのオーディオデータにMPEG
1方式でエンコードを施してマルチプレクサ19に出力
する。
【0084】そして、マルチプレクサ19では、MPE
G2エンコーダ18から入力されたビデオデータとMP
EG1エンコーダ21から入力されたオーディオデータ
とを多重化処理してAVデータを生成する。
【0085】マルチプレクサ19では、生成したAVデ
ータをインターフェイスバッファ6、ホストバス5、A
TAアダプタ8を介してHDD7内の記録媒体に記録す
る。したがって、この記録再生装置1では、記録媒体の
論理セクタ単位でMPEG方式のAVデータが記録され
ることとなる。
【0086】記録再生装置1は、HDD7内の記録媒体
に記録されたAVデータを再生するときには、先ず、C
PU9により起動されるデータ転送ソフトウェアにより
記録媒体の論理セクタ単位でHDD7に格納されたAV
データを読み出す。このとき、CPU9では、ソフトウ
ェア制御により、例えば種々の変速再生モードでHDD
7に格納されているAVデータを読出してもよい。
【0087】この記録再生装置1では、HDD7から読
み出したAVデータを、ATAアダプタ8,ホストバス
5,インターフェイスバッファ6を介してマルチプレク
サ19に入力する。そして、このマルチプレクサ19で
は、入力されたAVデータに分割処理を施してビデオデ
ータとオーディオデータとする。
【0088】そして、この信号処理回路4では、記録媒
体に記録されたAVデータをデジタルデータとして再生
するときには、ビデオデータをマルチプレクサ19から
スイッチ34を介してマルチプレクサ32に出力すると
ともに、オーディオデータをディレイ回路33でディレ
イが調整されてマルチプレクサ32に出力する。
【0089】このマルチプレクサ32では、入力された
オーディオデータとビデオデータとを多重化してデジタ
ルI/F回路31に出力する。そして、このオーディオ
データとビデオデータとは、STB30に入力され、こ
のSTB30内のMPEGデコーダで音声信号、映像信
号とされ、例えばCPU9のソフトウェア制御により変
速再生、シームレス再生、ノンリニアエディト再生がな
される。
【0090】一方、この信号処理回路4で記録媒体に記
録されたAVデータをアナログ信号として再生するとき
には、マルチプレクサ19からビデオデータをスイッチ
23の端子1を介してMPEG2デコーダ24に出力す
る。
【0091】MPEG2デコーダ24では、マルチプレ
クサ19からのビデオデータにデコード処理を施してス
イッチ26の端子1を介してNTSCエンコーダ27に
出力する。
【0092】NTSCエンコーダ27では、MPEG2
デコーダ24からのデジタルデータをNTSC方式のビ
デオデータに変換する。そして、このNTSCエンコー
ダ27は、NTSC方式のビデオデータをD/A変換回
路28に出力する。
【0093】D/A変換回路28では、NTSCエンコ
ーダ27からのビデオデータにD/A変換処理を施して
NTSC方式のビデオ信号としてビデオ出力端子に出力
する。
【0094】また、マルチプレクサ19は、オーディオ
データをMPEG1デコーダ25に出力する。このMP
EG1デコーダ25では、マルチプレクサ19からのオ
ーディオデータにデコード処理を施してD/A変換回路
29に出力する。
【0095】D/A変換回路29では、MPEG1デコ
ーダ25からのオーディオ信号にD/A変換処理を施し
てオーディオ出力端子に出力する。
【0096】したがって、この情報記録再生装置1は、
上述のように、MPEG方式で圧縮されたデジタルデー
タを記録するときにはMPEG2デコーダ24でデコー
ドして、MPEG2エンコーダ18で所定の圧縮レート
でハードディスクの論理セクタの整数倍となるようにエ
ンコードして記録し、NTSC方式の信号が入力された
ときにはMPEG2エンコーダ18でエンコードして記
録するので、記録されたデジタルデータの再生を行うと
きに例えばデータ転送ソフトウェアを用いてハードディ
スクのアドレス情報を指定するだけで記録されたデジタ
ルデータの再生を行うことができ、容易にハードディス
クにアクセスすることができる。したがって、このよう
な情報記録再生装置1では、例えば読出し速度を可変と
して再生を行うことが容易となり、様々な再生方式を採
用することができる。
【0097】なお、上述した情報記録再生装置1におい
ては、MPEG2エンコーダ18で圧縮処理を行うとき
にハードディスクの論理セクタの整数倍となるように圧
縮を行う一例について説明したが、MPEG2エンコー
ダ18は複数の固定レートで圧縮処理を行ってもよい。
すなわち、このMPEG2エンコーダ18は、圧縮して
ハードディスクに記録したAVデータを編集用として使
用するときには8Mbps,SP(Standard Play)と
して使用するときには4Mbps,LP(LongPlay)と
して使用するときには2Mbpsとなるように圧縮処理
を行っても良い。このとき、情報記録再生装置1でハー
ドディスクに記録されたAVデータの再生を行うときに
は、例えばCPU9内によってデータ転送ソフトウェア
の制御を行うことにより、読み込む容量を変化させて再
生を行うことにより、上述と同様に再生を行うことがで
きる。
【0098】なお、上述の実施の形態では、MPEG方
式でAVデータを圧縮符号化して記録する方式を採用し
た情報記録再生装置1について説明したが、MPEG方
式で圧縮伸長を施すことに限られず、DV方式で圧縮伸
長を施しても良いことは勿論である。このとき、上述の
情報記録再生装置1は、MPEGエンコーダ及びMPE
Gデコーダに代えてDV方式でAVデータの圧縮伸長を
行うエンコーダ及びデコーダを備える。このDV方式
は、標準解像度のSD(Standard Definition )、高圧
縮SD、高解像度テレビジョン受像器(High Difinitio
n Television; HDTV)に対応するHD(High Definitio
n )の3つの仕様によりそれぞれ規格として定義されて
いる。
【0099】つぎに、ROM11に格納されているファ
イルシステムについて説明する。図2にこのファイルシ
ステム40の構成例を示す。このファイルシステム40
は、先頭のLBA0から最後尾のLBANまでで約14
GBの容量が情報領域(Infoimation area)となって構
成されている。
【0100】このファイルシステム40は、情報領域
が、リードイン領域と、第1のシステム領域と、ユーザ
データ領域と、第2のシステム領域と、バックアップ領
域とから構成されてなる。
【0101】リードイン領域は、先頭のLBA0からの
2セクタからなっている。このリードイン領域は、ルー
トエリアからなり、図3に示すように、TOC(Table
of contents)エリアの開始LBAと、欠陥リストエリ
アの開始LBAと、ユーザデータ領域の開始LBAと、
バックアップ領域の開始LBAを示す情報等が格納され
ている。また、このルートエリアには、ユーザデータ領
域のAVデータエリアの開始LBA、メモデータエリア
の開始LBA、オーディオデータエリアの開始LBAを
示す情報も格納されている。このように構成されること
で、このルートエリアには、ファイルシステム40の全
体の構成を示す分割位置情報が格納されている。
【0102】このルートエリアは、ルート1とルート2
とからなり、障害対策として、それぞれに同じ内容が記
述される。
【0103】このルートエリアの最後尾には、APcoun
tが格納されている。このAPcountは、ルートエリアが
書き換えられる毎にインクリメントされるデータであ
る。このAPcountは、リードイン領域と、システム領
域とを区分する位置に配されている。
【0104】第1のシステムエリアは、図2に示すよう
に、1534セクタからなるTOCエリアと、2560
セクタからなる欠陥リストエリアとからなる。TOCエ
リアには、ユーザデータ領域に記録されるAVデータの
管理情報が格納されている。また、欠陥リストエリアに
は、ユーザデータ領域に生ずる2次欠陥を管理するテー
ブルが格納されている。
【0105】TOCエリアは、例えばMD(Mini
Disk)とほぼ同様の構成とすることができ、動画像
データに用いられるPTOC0〜2と、オーディオデー
タに用いられるPTOC0〜2と、動画像用STOC
と、オーディオ用STOCと、MTOCと、TOCの予
約領域であるTOCreservedとから構成されている。
【0106】このTOCエリアは、図4に示すように、
先頭のLBAにAPcountが格納され、このAPcountの
後方にユーザデータ領域に格納される各情報に関する分
割位置情報及び記録モード情報が格納されている。この
記録モード情報は、例えば圧縮方式、当該圧縮方式にお
ける圧縮レート等を示す情報である。
【0107】このTOCエリアには、ユーザデータ領域
に格納される各情報毎に4byteの開始LBAを示す
と終了LBAを示す分割位置情報と、1byteからな
る記録モード情報とが格納されている。
【0108】また、このTOCエリアには、例えばシー
ムレス再生用のTOCとして、STOCを備えている。
このSTOCには、シームレス再生を行うときに再生さ
れるAVデータエリアのLBAが格納されている。この
STOCには、例えばシームレス再生を行うときの内容
を示す4Byteからなる再生開始LBAと、再生終了
LBAとが格納されている。そして、CPU9では、シ
ームレス再生を行うときには、このSTOCに格納され
たLBAに従ってAVデータを再生することで、シーム
レス再生を実行する。
【0109】欠陥リストエリアは、図5に示すように、
先頭のLBAにAPcountが格納され、このAPcountの
後方に2次欠陥を管理するテーブルが格納されている。
【0110】ユーザデータ領域は、図2に示すように、
27249542セクタからなり、AVデータエリア
と、メモデータエリアと、オーディオデータエリアとか
ら構成されている。このユーザデータ領域のそれぞれの
エリアのサイズは、それぞれ上述のルートエリアに格納
された分割位置情報に対応している。
【0111】また、このユーザデータ領域は、例えば円
盤状記録媒体において、外周側からAVデータエリア及
びメモデータエリア、オーディオデータエリアの順に配
される。そして、これらAVデータエリア、メモデータ
エリア、オーディオデータエリアは、それぞれの先頭の
LBAを示すアドレスがルートエリアに記録される。
【0112】AVデータエリアには、圧縮されたAVデ
ータが記録される。このAVデータエリアに記録される
データとしては、MPEG2圧縮方式で圧縮処理された
動画像データや、Wavelet圧縮方式で圧縮処理さ
れたデータが記録される。また、このAVデータエリア
には、MPEG2圧縮方式における圧縮レートが例えば
8Mbps,6Mbps,4Mbps,2Mbpsとな
るような各記録モードで記録される。一方、Wavel
et圧縮方式においては、圧縮レートが例えば8Mbp
s,6Mbpsとなるような各記録モードで記録され
る。
【0113】AVデータエリアは、主として動画像デー
タ及び当該動画像データに付随するオーディオデータ等
が当該エリアの記録開始LBAから時間的に連続して記
録される。このAVデータエリアは、記録開始LBAか
ら順次データが記録されて全エリアにAVデータが記録
されたときには再び記録開始LBAからAVデータがオ
ーバライト記録される、いわゆるリングストレージ構造
となされている。また、このAVデータエリアに記録さ
れたAVデータを再生するときには、時間的に連続して
再生がなされる。
【0114】このAVデータエリアは、図6に示すよう
なAVクラスタを記録単位として動画像データ、オーデ
ィオデータが記録される。このAVクラスタは、シーケ
ンス層の開始同期コードを示すSH(Sequence Header
Code),GOP(Group of Picture),SE(Sequence
End Code)とからなるビデオクラスタと、オーディオ
クラスタとからなる。
【0115】このAVデータエリアのビデオクラスタ及
びオーディオクラスタは、いずれもセクタ単位となるよ
うに、圧縮レートがCPU9により選択されて圧縮処理
がなされ、HDD7内の記録媒体に記録される。このA
Vデータエリアは、圧縮レートが選択されることで、2
のn乗セクタとなされる。
【0116】GOPは、フレーム内予測を用いて符号化
したIピクチャ、フレーム間順方向予測を用いて符号化
したPピクチャ、双方向予測を用いて符号化したBピク
チャからなる。また、本実施の形態においては、GOP
のパラメータをM=3,N=15としている。すなわ
ち、本実施の形態においては、1つのGOPが15ピク
チャから構成され、Iピクチャ又はPピクチャの周期が
3であることを示す。ここで、Iピクチャは最大のサイ
ズが固定容量となされており、GOPのサイズも固定容
量となされている。
【0117】オーディオクラスタは、GOPに対応する
オーディオデータが格納される。このオーディオデータ
は、MPEG Audio方式又はオーディオ用適応変化符号化方
式であるATRAC(Adaptive Transform Acoustic Codin
g)方式で圧縮されて記録される。オーディオクラスタ
は、それぞれ1GOPに対応して固定サイズとされる。
本実施の形態においては、このオーディオクラスタは、
MPEG Audio方式で圧縮されたときには24セクタからな
る12.288kB又はATRAC方式で圧縮されたときには
36セクタからなる18.432kBとなるように圧縮処理が
なされる。そして、ビデオクラスタは、AVクラスタ全
体での容量を固定とするために、オーディオクラスタの
容量が変化することに対応して圧縮レートを変化させて
圧縮処理を行う。
【0118】このAVデータエリアは、記録モードに応
じた圧縮レートによりサイズが変化されてHDD7に記
録される。このAVデータエリアは、例えばMPEG2
方式の圧縮レートを8.184/8.086Mbps(Edit Mod
e)としたときには、図7(a)に示すように、全体と
して524.288kB(1024sectors),Iピクチャが124.92
8kB,GOPが512kB/524.288kBとされる。ま
た、AVデータエリアは、例えばMPEG2方式の圧縮
レートを6.089/5.991Mbps(HP Mode)としたとき
には、図7(b)に示すように、全体として393.216k
B(768sectors),Iピクチャが104.448kB,GOP
が380.928kB/374.784kBとされる。
【0119】また、AVデータエリアは、例えばMPE
G2方式の圧縮レートを3.994/3.895Mbps(SP Mod
e)としたときには、図7(c)に示すように、全体と
して262.144kB(512sectors),Iピクチャが83.968
kB,GOPが249.856kB/243.712kBとされる。
【0120】また、AVデータエリアは、例えばMPE
G2方式の圧縮レートを1.899/1.800Mbps(LP Mod
e(HHR))としたときには、図7(d)に示すように、
全体として131.072kB(256sectors),Iピクチャが4
3.008kB,GOPが118.784kB/112.640kBとされ
る。
【0121】また、上述の記録モードでは、MPEG2
方式により圧縮されるAVデータの一例について説明し
たが、AVデータをWavelet方式で圧縮してもよ
い。すなわち、Wavelet方式で圧縮されたAVデ
ータは、図8(a)に示すように、複数のフレームから
なる固定サイズのビデオクラスタと、固定サイズのオー
ディオクラスタからなる。なお、この図8(a)に示し
たAVクラスタでは、動画像データをWavelet方
式で圧縮し、動画像データに対応するオーディオデータ
をMPEG Audio方式又はATRAC方式で圧縮したときの
一例である。オーディオクラスタは、MPEG Audio方式で
圧縮されたときには2セクタからなる1024Byte
とされ、ATRAC方式で圧縮されたときには3セクタ
からなる1536Byteとされる。また、ビデオクラ
スタは、オーディオクラスタの圧縮方式により、AVク
ラスタ全体の容量を固定とするために、圧縮レートが変
化されて圧縮処理が行われる。
【0122】また、図8(b)は、ビデオクラスタを
7.611Mbps又は7.488Mbpsで圧縮した
ときのAVクラスタを示す。このような記録モード(SP
Mode)で圧縮処理を施したAVデータは全体として6
4セクタからなる32.768kBからなり、AVクラ
スタが31.744kB又は31.232kBからな
る。
【0123】また、図8(c)は、ビデオクラスタを
3.683Mbps又は3.560Mbpsで圧縮した
ときのAVクラスタを示す。このような記録モード(LP
Mode)で圧縮処理を施したAVデータは全体として3
2セクタからなる16.384kBからなり、AVクラ
スタが15.360kB又は14.848kBからな
る。
【0124】メモデータエリアは、上述のAVデータエ
リアに記録されたAVデータのうち、例えばユーザから
の操作入力信号により選択された特定のAVデータのみ
が記録される。なお、このメモデータエリアの記録フォ
ーマット等は、AVデータエリアと同様であり、時間的
に連続して記録される、リングストレージ構造となされ
ている。また、メモデータエリアは、AVデータエリア
よりも容量が小さくなされている。
【0125】オーディオデータエリアは、例えばオーデ
ィオデータ、静止画像データが格納される。このオーデ
ィオデータは、上述のAVデータエリア、メモデータエ
リアとは異なり、時間的に連続して記録されず、ランダ
ムアクセスにより記録及び/又は再生される。
【0126】このオーディオデータエリアに格納される
オーディオデータの圧縮方式として、ATRAC方式を用い
た一例を図9に示す。このオーディオデータエリアに記
録されるオーディオデータは、サウンドグループと称さ
れる単位で圧縮/伸長処理がなされ、484バイトのデ
ータとされて記録される。また、HDD7には1セクタ
を512バイトとし、1単位として記録されるため、本
実施の形態においては424バイトと512バイトの最
小公倍数を記録単位として記録される。そして、本実施
の形態においては、424バイトと512バイトの最小
公倍数が27136であり、オーディオエリアは、53
セクタ、64サウンドグループからなる27.136kBで構
成される。
【0127】また、オーディオデータに格納される静止
画像データは、JPEG(Joint Photographic coding
Experts Group)方式で圧縮処理されており、図10に
示すように、212セクタからなり、4オーディオクラ
スタが静止画像クラスタとして格納される。この静止画
像クラスタは、記録単位が27.136kBとなっている。
【0128】第2のシステム領域は、予約領域として構
成され、20480セクタからなるCGデータエリア
と、システムリザーブエリアとからなる。
【0129】バックアップ領域は、図2に示すように、
上述のリードイン領域と第1のシステム領域とを同様の
内容となっている。このバックアップ領域は、リードイ
ン領域及び第1のシステム領域の内容をそのままコピー
することで、例えば障害対策等に利用される。
【0130】また、このバックアップ領域は、リードイ
ン領域及びシステム領域とは異なり、ルートエリアが最
後尾のLBAとなるように格納されている。すなわち、
このバックアップ領域では、例えばLBA0からLBA
Nまでの容量を固定とすることにより、例えばリードイ
ン領域が障害により再生できなくても、バックアップ領
域にアクセスして記録媒体内の分割位置情報を再生する
ことができる。
【0131】なお、このファイルシステム40では、リ
ードイン領域と第1のシステム領域に格納された情報を
バックアップ領域にそのままコピーすることにより2箇
所に記録したが、2箇所以上にも記録しても良い。この
ように2箇所以上にリードイン領域及び第1のシステム
領域に記録した情報をファイルシステムとして格納する
ことにより、よりシステムの信頼性を向上させることが
できる。すなわち、例えばリムーバブルメディアにおい
ては、ルートエリアの情報によって全領域の開始LBA
を知ることができるため、先ず、ルートエリアが再生可
能であることを要する。したがって、このファイルシス
テム40が格納された記録媒体では、全領域の先頭のL
BA及び最後尾のLBAに分割位置情報が記録されてい
るので、仮に先頭のセクタが欠陥となっても、最後尾の
セクタに相当するバックアップ領域のルートエリアを再
生することにより分割位置情報を再生することができ
る。
【0132】また、このファイルシステム40のルート
エリア、TOCエリア及び欠陥リストエリアにおいて
は、HDD7に記録された状態において、いずれかのエ
リアに欠陥が発見されたときには、他のエリアから欠陥
を有するセクタに再び上書きを試みる。このとき、欠陥
が生じているセクタには、CPU9によりスリップ欠陥
処理が実行されることにより、別の物理アドレスに割り
当てられる。そのため、同じLBAに再度アクセスする
ときには、正常に読み出せることとなる。
【0133】CPU9は、このようなファイルシステム
に準じてHDD7内の記録媒体にAVデータ等を格納す
る。また、このCPU9は、例えばユーザからの操作入
力信号に応じて上述のAVデータエリアを分割すること
でAVデータエリアとメモデータエリアとの容量の比率
を変化させる。このとき、ATAアダプタ8を介して操
作入力信号に応じてAVデータエリアメモデータエリア
を分割する。このとき、CPU9は、AVデータエリア
及びメモデータエリアを分割するとともに、これに対応
したTOCエリアの内容も変更する。
【0134】なお、CPU9により分割されたAVデー
タエリア及びメモデータエリアの記録フォーマットは、
上述と同様にリングストレージ構造となっており、先頭
のLBAから順次データが記録されて全エリアにAVデ
ータが記録されたときには再び先頭のLBAからAVデ
ータがオーバライト記録される。また、このAVデータ
エリアに記録されたAVデータを再生するときには、時
間的に連続して再生がなされる。
【0135】また、上述の情報記録再生装置1の説明に
おいては、HDD7内の記録媒体を磁気ディスクとして
説明したが、磁気ディスクのみならず、光磁気ディスク
や相変化型光ディスク等のデータが記録再生可能なディ
スクであればよい。
【0136】つぎに、このように構成された情報記録再
生装置1の動作の一例について説明する。
【0137】この情報記録再生装置1は、先ず、電源が
供給されると、図11に示すような初期動作を開始す
る。すなわち、この情報記録再生装置1において、CP
U9は、ステップST11においてHDD7のリードイ
ン領域におけるルートエリアに格納された分割位置情報
とともにAPcountを読み込むように制御する。
【0138】また、CPU9は、先頭のLBA0,1か
らルートエリアの内容を読み込むとともに、最後尾のL
BAを再生することでバックアップ領域におけるルート
エリアの内容を読み込むように制御を行いステップST
12の更新処理に進み、この更新処理を経てステップS
T13に進む。なお、この更新処理は、後述する。
【0139】ステップST13において、CPU9で
は、上述の更新処理で選択したルートエリアに格納され
た分割位置情報に基づいてTOCエリア、欠陥リストエ
リア及びバックアップ領域のアドレスを求めて、ステッ
プST14に進む。
【0140】次に、ステップST14においては、上述
のステップST13で求めたシステム領域のTOCエリ
ア及びバックアップ領域のTOCエリアに基づいてTO
Cエリアの再生を行ってステップST15において更新
処理を行うことでTOCエリアの更新処理を行ってステ
ップST16に進む。なお、この更新処理は、後述す
る。
【0141】ステップST16では、上述のステップS
T12における更新処理で更新されたルートエリアの分
割位置情報に基づいてシステム領域及びバックアップ領
域の欠陥リストエリアの再生を行ってステップST17
に進む。
【0142】ステップST17では、後述の図12を参
照して説明する更新処理を行うことで欠陥リストエリア
の更新処理を行って起動動作を終了し、待機状態とす
る。
【0143】つぎに、ステップST12の更新処理につ
いて図12を参照して説明する。この図12は、ルート
エリアの更新処理を示すフローチャートであり、先ず、
ステップST21において、リードイン領域における2
つのルートエリアのAPcountと、バックアップ領域に
おける2つのルートエリアのAPcountとを比較して、
ステップST22に進む。ステップST22では、リー
ドイン領域におけるルートエリアのAPcountと、バッ
クアップ領域におけるルートエリアのAPcountとの計
4つのルートエリアのAPcountのうち、差が3以上の
ものを無視して、ステップST23に進む。すなわち、
このステップST22では、4つのAPcountを比較
し、いずれかのAPcountが他のAPcountよりも3以上
の差があるときには、当該APcountを排除する。
【0144】ステップST23では、リードイン領域に
おけるAPcountがバックアップ領域におけるAPcount
よりも大きいか否かを判断して、大きいと判断したとき
にはステップST24に進み、小さいと判断したときに
はステップST25に進む。すなわち、このステップS
T23では、複数のルートエリアのAPcountのうち、
最も大きいAPcountを有するルートエリアを選択す
る。
【0145】ステップST23では、リードイン領域に
おけるAPcountがバックアップ領域におけるAPcount
よりも大きいか否かを判断して、大きいと判断したとき
にはステップST24に進み、小さいと判断したときに
はステップST25に進む。
【0146】ステップST24では、上述のステップS
T23で選択された大きい方のAPcountをRAM10
内の他の領域に記録してステップST25に進む。
【0147】ステップST25では、RAM10に更新
したデータを1つ残して他をクリアして、ルートエリア
における更新処理を終了し、上述のステップST13に
進む。
【0148】なお、この図12に示した更新処理におい
ては、ステップST22で、あるルートエリアに付加さ
れたAPcountが3以上の差を有するときに排除する一
例について説明したが、3以上に限られず、他の値を閾
値としても良い。
【0149】また、この更新処理においては、APcoun
tが最も大きいルートエリアの情報を選択する一例につ
いて説明したが、例えばAPcountが「0」のルートエ
リアを選択しても良い。
【0150】つぎに、ステップST15及びステップS
T17の更新処理について図13を参照して説明する。
この図13は、TOCエリア及び欠陥リストエリアにつ
いての更新処理を示すフローチャートであり、上述の図
12に示す更新処理とほぼ同様の処理を行う。すなわ
ち、ステップST31では、ステップST14で再生さ
れた第1のシステム領域におけるTOCエリア又は欠陥
リストエリアのAPcountとバックアップ領域における
TOCエリア又は欠陥リストエリアのAPcountとを比
較して、ステップST32に進む。
【0151】ステップST32においては、上述のステ
ップST23と同様の処理を行う。すなわち、第1のシ
ステムエリアに格納されたAPcountとバックアップ領
域に格納されたAPcountとを比較して、第1のシステ
ムエリアに格納されたAPcountがバックアップ領域に
格納されたAPcountよりも大きいときにはステップS
T33に進み、小さいときにはステップST34に進
む。例えば、第1のシステムエリアのTOCエリアのA
Pcountが10でバックアップ領域におけるTOCエリ
アのAPcountが11であるときには、バックアップ領
域のTOCエリアに記録された情報を最新の情報とみな
す。
【0152】ステップST33においては、上述のステ
ップST32でAPcountが大きいと判断されたTOC
エリアの情報または欠陥リストエリアの情報をRAM1
0に格納しておく。一方、ステップST34では、上述
のステップST32でAPcountが小さいと判断された
TOCエリアの情報または欠陥リストエリアの情報をR
AM10から消去する。この結果、RAM10には、T
OCエリア又は欠陥リストエリアの情報が1つだけ格納
されることとなる。
【0153】このように起動時にリードイン領域、シス
テム領域及びバックアップ領域に格納されるデータの更
新を行うことでこれらの領域における信頼性を保持す
る。
【0154】つぎに、情報記録再生装置1でHDD7内
の記録媒体に記録されたAVデータを再生するときに
は、図14に示すように、先ず、ステップST41にお
いてCPU9に例えばユーザから操作入力信号が供給さ
れる。そして、CPU9は、この操作入力信号に応じて
再生するAVデータ種類を解釈してステップST42に
進む。このAVデータの種類としては、例えばユーザデ
ータ領域に格納されている画像の内容等を示す。
【0155】ステップST42では、起動動作で獲得し
たルートエリアに格納されている情報から上述のステッ
プST41で獲得したAVデータの種類に応じてTOC
エリアを再生し、操作入力信号に応じて再生する内容の
管理情報を選択してステップST43に進む。
【0156】ステップST43では、CPU9で上述の
ステップST42で選択して得たTOCエリアの管理情
報から再生する内容を示すAVデータの開始LBA及び
この開始LBAから連鎖して再生されるLBAを獲得し
て、ステップST44に進む。
【0157】ステップST44では、上述のステップS
T42で選択して得たTOCエリアの管理情報から記録
モードを獲得してステップST45に進む。この記録モ
ードとしては、例えば、圧縮方式及び当該圧縮方式での
圧縮レート等の情報がある。
【0158】ステップST45において、上述のステッ
プST44で獲得した記録モードに応じてCPU9で
は、記録モードに応じた長さ、間隔でATA再生コマン
ドをATAアダプタ8に供給して、再生を開始しステッ
プST46に進む。このとき、ATAアダプタ8は、C
PU9からの再生コマンドに応じてHDD7に格納され
ているAVデータを再生し、再生したAVデータをホス
トバス5,インターフェイスバッファ6を介してマルチ
プレクサ19に入力する。そして、このマルチプレクサ
19では、入力されたAVデータに分割処理を施してビ
デオデータとオーディオデータとして再生を行う。この
とき、HDD7では、記録媒体の内周側に配されたオー
ディオデータ領域からオーディオデータ及び静止画像デ
ータを再生し、記録媒体の外周側に配されたAVデータ
領域からAVデータを再生する。
【0159】ステップST46において、CPU9で
は、操作入力信号に応じた情報のすべてを再生したか否
かを判断し、操作入力信号に応じたAVデータを再生し
ていないと判断したときにはステップST45に再び進
み、操作入力信号に応じたAVデータを再生したと判断
したときには再生処理を終了して待機状態となる。
【0160】つぎに、情報記録再生装置1でHDD7内
の記録媒体にAVデータを記録するときの一例について
説明する。記録媒体にAVデータを記録するときには、
図15に示すように、先ず、ステップST51において
CPU9に例えばユーザから操作入力信号が供給され
る。そして、CPU9は、この操作入力信号に応じて記
録するAVデータの種類、記録モードを解釈してステッ
プST52に進む。このAVデータの種類としては、例
えば画像の内容等がある。この記録モードとしては、例
えば、圧縮方式及び当該圧縮方式での圧縮レート等の情
報がある。
【0161】ステップST52において、CPU9で
は、起動動作で獲得したルートエリアに格納されている
情報から上述のステップST51で獲得したAVデータ
の種類に応じてTOCエリアを再生し、操作入力信号に
応じて記録する内容に応じて管理情報を選択してステッ
プST53に進む。
【0162】ステップST53において、CPU9で
は、上述のステップST52で選択して得たTOCエリ
アの管理情報から記録開始LBAを獲得して、ステップ
ST54に進む。
【0163】ステップST54において、CPU9で
は、上述のステップST51で得た記録モードに応じた
ATA記録コマンドを生成出力して、ステップST55
に進む。
【0164】このとき、ATAアダプタ8は、CPU9
からATA記録コマンドが供給されるとともに、マルチ
プレクサ19から記録されるAVデータが供給されるこ
ととなる。そして、ATAアダプタ8は、HDD7にA
TA記録コマンドに応じた信号及びAVデータを出力す
る。
【0165】また、CPU19は、ステップST51で
得た記録モードに応じてMPEG2エンコーダ18によ
り情報信号を圧縮するときの圧縮レートを制御する制御
信号を生成し、ホストバス5,インターフェイスバッフ
ァ6,マルチプレクサ19を介してMPEG2エンコー
ダ19に供給してもよい。このとき、HDD7内の記録
媒体には、CPU9からの命令に従って、外周側に配さ
れたAVデータ領域及び当該AVデータ領域の内周側に
配されたオーディオデータ領域に記録を行うことで、圧
縮レートの高いAVデータを外周側に記録し、AVデー
タよりも圧縮レートの低いオーディオデータを内周側に
記録することができる。
【0166】ステップST55において、CPU9は、
上述のステップST54でHDD7の記録媒体のユーザ
データ領域に新たに記録した内容に応じてRAM10に
格納されているファイルシステム40の更新を行う。す
なわち、このステップST55においては、ユーザデー
タ領域に記録したAVデータが示す内容、この内容を記
録したときの記録モード、記録開始LBA及び記録終了
LBA等が記述されるTOCエリアの更新がなされてス
テップST56に進む。
【0167】ステップST56において、CPU9で
は、マルチプレクサ19から供給されるAVデータのす
べてをHDD7の記録媒体に記録したか否かを判断し、
記録していないと判断したときには再びステップST5
4に戻って残りのAVデータの記録を行い、すべてのA
Vデータの記録を行ったと判断したときにはステップS
T57に進む。
【0168】ステップST57において、CPU9で
は、ステップST55においてTOCエリアの内容を更
新したので、RAM10に格納されたTOCエリアに格
納されているAPcountをインクリメントしてステップ
ST58に進む。
【0169】ステップST58において、CPU9で
は、RAM10内に格納されているTOCエリアの情報
をHDD7のシステム領域におけるTOCエリアに記録
してステップST59に進む。
【0170】ステップST59において、CPU9で
は、上述のステップST58において記録されたシステ
ム領域におけるTOCエリアの情報をバックアップ領域
のけるTOCエリアにそのまま記録して記録動作を終了
し、待機動作となる。
【0171】従って、このような記録処理によれば、ユ
ーザデータ領域にAVデータを記録するとともに、この
AVデータを記録することにより変化するTOCエリア
の情報をRAM10に記録するとともに、システム領域
及びバックアップ領域におけるTOCエリアに記録す
る。なお、この図15に示した記録処理においては、記
録が終了した後に、TOCエリアに付加されたAPcoun
tをインクリメントし、HDD7のTOCエリアに記録
された情報を記録する一例について説明したが、これに
限られるものではない。例えばこの情報記録再生装置1
においては、通常動作時にはリードイン領域及び第1の
システム領域におけるTOCエリアのみを更新し、電源
が切られたときにHDD7のバックアップ領域に記録す
る。このようにリードイン領域、第1のシステム領域及
びバックアップ領域を更新することにより、例えば突然
電源が供給されずに異常終了したときには1箇所のみが
大きな値となっているので、次回の起動時においては、
当該領域を読み出した他の領域を更新する。このとき、
上述の図12で示した閾値の設定を行う必要がない。
【0172】なお、上述の実施の形態においてはリード
イン領域と第1のシステム領域にルートエリア、TOC
エリア、欠陥リストエリアを設けた一例について説明し
たが、この一例に限られず、AVデータエリアを管理す
る他のエリアを設けても良い。
【0173】また、本実施の形態において、ルートエリ
ア、TOCエリア、欠陥リストエリアは、LBAの先頭
及び最後尾に格納する一例について説明したが、2箇所
以上の位置にこれらのエリアを設けるときにはこれらエ
リア間が等しい間隔で配されてあればよい。
【0174】また、本実施の形態においては、各エリア
に付加されたAPcountをインクリメントして各エリア
が更新された回数を示した一例について説明したが、こ
の一例に限られず、複数のルートエリア、TOCエリ
ア、欠陥リストエリアの整合がとれれば他の方法であっ
ても良い。すなわち、APcountをインクリメントする
ことにより更新の回数の整合をとるのではなく、例えば
ランダムに同じ数字を選んで更新された回数の整合を図
っても良い。
【0175】また、本実施の形態においては、ルートエ
リア、TOCエリア及び欠陥リストエリアの更新をCP
U9で行う一例について説明したが、この一例に限られ
ず、HDD7内で行っても良い。このとき、HDD7に
ルートエリア、TOCエリア及び欠陥リストエリアの更
新を行う機能を備えたCPU等を設ける。
【0176】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る記録媒体は、それぞれの分割情報領域、内容管理領
域、欠陥管理領域に分割位置情報、コンテンツ情報、欠
陥情報が更新された回数を示す更新情報が格納された更
新回数領域が付加されているので、複数の管理情報領域
に格納された分割位置情報、コンテンツ情報、欠陥情報
が変更される度に変更した回数を示す変更情報も更新さ
れ、上記各領域に格納される情報を更新した回数をCP
U等で検出して各情報の整合性を保持することができ、
各領域に格納された情報の信頼性を向上させることがで
きる。
【0177】また、本発明に係るデータ管理装置及び方
法は、分割情報領域、内容管理領域、欠陥管理領域に、
分割位置情報、コンテンツ情報、欠陥情報が更新された
回数を示す番号が格納された更新回数領域が付加された
記録媒体の管理情報領域に格納する管理情報を生成する
とともに、上記管理情報領域の管理情報を更新するの
で、上記各領域に格納される情報を更新した回数をCP
U等で検出して各情報の整合性を保持することができ、
各領域に格納された情報の信頼性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報記録再生装置の一例を示
す構成図である。
【図2】ROMに格納されるファイルシステムを示す構
成図である。
【図3】ファイルシステムのルートエリアの内容を説明
するための構成図である。
【図4】ファイルシステムのTOCエリアの内容を説明
するための構成図である。
【図5】ファイルシステムの欠陥リストエリアの内容を
説明するための構成図である。
【図6】ユーザデータ領域に格納されるAVクラスタの
一例を示す構成図である。
【図7】各記録モードにおけるAVクラスタの容量を説
明するための構成図であり、(a)がEdit Modeのとき
のAVクラスタであり、(b)がHP ModeのときのAV
クラスタであり、(c)がSP ModeのAVクラスタであ
り、(d)がLP ModeのAVクラスタである。
【図8】動画像データをWavelet方式で圧縮し、
オーディオデータをMPEG Audio又はATRAC方式で圧
縮したときのAVクラスタを説明するための図であり、
(a)が動画像データをWavelet方式で圧縮し、
動画像データに対応するオーディオデータをMPEG Audio
方式又はATRAC方式で圧縮したときの一例であり、
(b)がSP ModeのtきのAVクラスタであり、(c)
がLP ModeのAVクラスタである。
【図9】AVクラスタに格納されるオーディオデータを
説明するための構成図である。
【図10】オーディオデータに格納される静止画像クラ
スタを説明するための構成図である。
【図11】本実施の形態に係る情報記録再生装置が起動
されたときに行う処理について説明するためのフローチ
ャートである。
【図12】本実施の形態に係る情報記録再生装置が起動
されたときに行う処理において、ルートエリアを更新す
る更新処理ついて説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】本実施の形態に係る情報記録再生装置が起動
されたときに行う処理において、TOCエリア及び欠陥
リストエリアを更新する更新処理ついて説明するための
フローチャートである。
【図14】本実施の形態に係る情報記録再生装置により
AVデータを再生するときの処理について説明するため
のフローチャートである。
【図15】本実施の形態に係る情報記録再生装置により
AVデータを記録するときの処理について説明するため
のフローチャートである。
【図16】従来の情報記録再生装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 情報記録再生装置、7 HDD、9 CPU、10
RAM、11 ROM、40 ファイルシステム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の論理ブロックからなり、動画像デ
    ータ及び/又は音響データが格納されるユーザデータ領
    域と、 上記ユーザデータ領域の管理情報が格納された複数の管
    理情報領域とを有し、 上記管理情報領域は、上記ユーザデータ領域及び管理情
    報領域の分割位置情報が格納された分割情報領域と、ユ
    ーザデータ領域の内容を示すコンテンツ情報が格納され
    た内容管理領域と、ユーザデータ領域の上記各論理ブロ
    ックの欠陥情報が格納された欠陥管理領域とを有し、 上記分割情報領域、内容管理領域、欠陥管理領域には、
    分割位置情報、コンテンツ情報、欠陥情報が更新された
    回数を示す更新情報が格納された更新回数領域が付加さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記分割情報領域は、少なくとも先頭の
    論理ブロックアドレスと、最終論理ブロックアドレスと
    に分割位置情報を格納して記録されることを特徴とする
    請求項1記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 複数の論理ブロックからなり、動画像デ
    ータ及び/又は音響データが格納されるユーザデータ領
    域と、上記ユーザデータ領域の管理情報が格納された複
    数の管理情報領域とを有し、上記管理情報領域が上記ユ
    ーザデータ領域及び管理情報領域の分割位置情報が格納
    された分割情報領域と、ユーザデータ領域の内容を示す
    コンテンツ情報が格納された内容管理領域と、ユーザデ
    ータ領域の上記各論理ブロックの欠陥情報が格納された
    欠陥管理領域とを有し、上記分割情報領域、内容管理領
    域、欠陥管理領域に、分割位置情報、コンテンツ情報、
    欠陥情報が更新された回数を示す番号が格納された更新
    回数領域が付加された記録媒体と、 上記各管理情報領域に格納する管理情報を生成するとと
    もに、上記管理情報領域の管理情報を更新する制御手段
    とを備えることを特徴とするデータ管理装置。
  4. 【請求項4】 上記分割情報領域は、少なくとも先頭の
    論理ブロックアドレスと、最終論理ブロックアドレスと
    に分割位置情報を格納して記録されることを特徴とする
    請求項3記載のデータ管理装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記分割情報領域、内
    容管理領域、欠陥管理領域の内容を更新する度に、上記
    番号をインクリメントすることを特徴とする請求項3記
    載のデータ管理装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記管理情報領域を再
    生するとともに、上記各番号を相互に比較し、最も大き
    い値又は0となった番号が格納された更新回数領域が付
    加された分割情報領域、内容管理領域又は欠陥管理領域
    を選択して、他の分割情報領域、内容管理領域又は欠陥
    管理領域に記録することを特徴とする請求項4記載のデ
    ータ管理装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、上記管理情報領域を再
    生するとともに、上記各番号を比較し、第1の番号が他
    の番号よりも所定の差があるときに、上記第1の番号が
    格納された更新回数領域が付加された分割情報領域、内
    容管理領域、欠陥管理領域に、上記他の番号が格納され
    た更新回数領域が付加された分割情報領域、内容管理領
    域、欠陥管理領域のいずれかに格納されている分割位置
    情報、コンテンツ情報、欠陥情報を記録することを特徴
    とする請求項4記載のデータ管理装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記分割情報領域、内
    容管理領域又は欠陥管理領域のいずれかを再生不能と判
    定したときには他の位置に格納された分割情報領域、内
    容管理領域又は欠陥管理領域を再生し、当該再生不能と
    判定された分割情報領域、内容管理領域又は欠陥管理領
    域に記録することを特徴とする請求項4記載のデータ管
    理装置。
  9. 【請求項9】 複数の論理ブロックからなり、動画像デ
    ータ及び/又は音響データが格納されるユーザデータ領
    域と、上記ユーザデータ領域の管理情報が格納された複
    数の管理情報領域とを有し、上記管理情報領域が上記ユ
    ーザデータ領域及び管理情報領域の分割位置情報が格納
    された分割情報領域と、ユーザデータ領域の内容を示す
    コンテンツ情報が格納された内容管理領域と、ユーザデ
    ータ領域の上記各論理ブロックの欠陥情報が格納された
    欠陥管理領域とを有し、上記分割情報領域、内容管理領
    域、欠陥管理領域に、分割位置情報、コンテンツ情報、
    欠陥情報が更新された回数を示す番号が格納された更新
    回数領域が付加された記録媒体の各管理情報領域に格納
    する管理情報を生成するとともに、上記管理情報領域の
    管理情報を更新することを特徴とするデータ管理方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも先頭の論理ブロックアドレ
    スと、最終論理ブロックアドレスとに上記分割情報領域
    を記録することを特徴とする請求項9記載のデータ管理
    方法。
  11. 【請求項11】 上記分割情報領域、内容管理領域又は
    欠陥管理領域の内容を更新し、 上記更新回数領域に格納された番号をインクリメントす
    ることを特徴とする請求項9記載のデータ管理方法。
  12. 【請求項12】 上記管理情報領域を再生し、 上記更新回数領域に格納された各番号を相互に比較し、 最も大きい値又は0の番号が格納された更新回数領域が
    付加された分割情報領域、内容管理領域又は欠陥管理領
    域を選択し、 選択された分割情報領域、内容管理領域又は欠陥管理領
    域を、他の分割情報領域、内容管理領域、欠陥管理領域
    に記録することを特徴とする請求項10記載のデータ管
    理方法。
  13. 【請求項13】 第1の番号が他の番号よりも所定の差
    があるときに、上記第1の番号が格納された更新回数領
    域が付加された分割情報領域、内容管理領域、欠陥管理
    領域に、上記他の番号が格納された更新回数領域のいず
    れかが付加された分割情報領域、内容管理領域又は欠陥
    管理領域を記録することを特徴とする請求項12記載の
    データ管理方法。
  14. 【請求項14】 上記分割情報領域、内容管理領域、欠
    陥管理領域のいずれかを再生不能と判定したときには他
    の位置に格納された分割情報領域、内容管理領域又は欠
    陥管理領域を再生し、当該再生不能と判定された分割情
    報領域、内容管理領域又は欠陥管理領域を記録すること
    を特徴とする請求項12記載のデータ管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7106953B2 (en) 2000-06-26 2006-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Audio and video recording and reproduction apparatus
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