JP2002142180A - 記録再生装置及びタイマー予約記録方法 - Google Patents

記録再生装置及びタイマー予約記録方法

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JP2002142180A
JP2002142180A JP2000337861A JP2000337861A JP2002142180A JP 2002142180 A JP2002142180 A JP 2002142180A JP 2000337861 A JP2000337861 A JP 2000337861A JP 2000337861 A JP2000337861 A JP 2000337861A JP 2002142180 A JP2002142180 A JP 2002142180A
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JP2000337861A
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English (en)
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Shigeki Nagane
成樹 長根
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の放送番組に係る番組情報内容を記録再
生する場合に、その延長部分の番組情報内容を欠くこと
なく記憶装置に記録できるようにすると共に、その記憶
装置を有効に使用できるようにする。 【解決手段】 チューナー装置1と、このチューナー装
置1により受信された番組情報内容D1の記録及び再生
をするために所定の記録容量を有した記憶装置3と、放
送番組の記録開始時刻及び記録終了時刻、あるいは延長
記録時間を設定するように操作される操作手段4と、こ
の操作手段4により設定された記録開始時刻及び記録終
了時刻、あるいは延長記録時間に基づいて少なくとも、
記憶装置3の書込み制御をする制御装置5とを備え、こ
の放送番組の延長を見越して予め延長記録時間が設定さ
れた場合は、放送番組の記録終了時刻から延長終了時刻
に至るまで記憶装置3への番組情報内容の記録を継続す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、HDD(Hard
Disc Drive)を搭載したハードディスクビデオレコー
ダや、ビデオRAMを備えたDVDレコーダなどに適用
して好適な記録再生装置及びタイマー予約記録方法に関
する。
【0002】詳しくは、記録開始時刻及び記録終了時
刻、あるいは延長記録時間に基づいて記憶装置の書込み
制御をする制御装置を備え、この放送番組の延長を見越
して予め延長記録時間が設定された場合は、その放送番
組の記録終了時刻から延長終了時刻に至るまで記憶装置
への番組情報内容の記録を継続するようにして延長部分
の番組情報内容を欠くことなく記憶装置に記録できるよ
うにすると共に、記録開始時刻から記録終了時刻に至る
番組情報内容に対して、当該記録終了時刻から延長終了
時刻に至る番組情報内容のみを分離して消去できるよう
にしたものである。
【0003】
【従来の技術】近頃、固定ディスク駆動装置(以下で単
にHDDという)を搭載したハードディスクビデオレコ
ーダ(以下で単に記録再生装置ともいう)が使用される
に至ってきた。この種の記録再生装置は以下のような特
長を有している。
【0004】 MPEG−2方式などの圧縮符号化情
報を取り扱うので情報の書込み及び読出しが早い。 HDD(Hard Disc Drive)では多ヘッドを採用
するため、情報を書き込みながら情報を読み出すことが
できる。 磁気ディスクが駆動装置内に内蔵されるので、ビデ
オテープレコーダのようなテープの出し入れが不要であ
る。 情報記録番地がファイル管理されるので、情報の頭
出しが早い。 一連の情報はパケット単位のデータ列として扱われ
るので情報と情報のつなぎが容易である。
【0005】また、メディア交換を想定していないHD
Dビデオレコーダでは記録したデータをいくつも長期間
セット内部に保存しておくというよりも、一時的なバッ
ファとして利用価値が高い。ビデオテープの場合には不
要になったデータを消去することなく、ただ単に上書き
すればよかった。この点、HDDの場合にはテープのよ
うにユーザにとって始まりも終わりもないので、不要な
データに上書きするのではなく、データをファイル毎に
削除して空き容量を確保する必要が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、HDDビデ
オレコーダなどの記録再生装置において、ビデオテープ
レコーダのように、例えば任意の放送番組に係る番組情
報内容をタイマー予約して記録再生したいという要求が
ある。
【0007】しかしながら、従来方式のビデオテープレ
コーダのようなタイマー予約録画方法を取り入れて、記
録開始時刻及び記録終了時刻を設定するような方式によ
ると、当該放送番組が延長された場合、その延長部分の
番組情報内容を録画することができない。これは野球や
サッカー中継において、試合時間が延長されたことによ
り放送番組の終了時刻がずれてしまうためである。従っ
て、当初、タイマー記録予約した番組内容の終わりの部
分が欠落してしまうという問題がある。
【0008】因みに、野球やサッカー中継において、予
め延長を予想して記録終了時刻を遅らせて設定する方法
が考えられるが、HDDビデオレコーダでは記録開始時
刻から記録終了時刻に至る予約時間に記録された情報が
1ファイルとして管理されるので、試合時間が延長され
なかった場合に、延長を見込んだ分のメモリ領域が無駄
になってしまう。従って、HDD(以下で記憶装置とも
いう)の残量不足が早くなってしまう。
【0009】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、任意の放送番組に係る番組情
報内容を記録再生する場合に、その延長部分の番組情報
内容を欠くことなく記憶装置に記録できるようにすると
共に、その記憶装置を有効に使用できるようにした記録
再生装置及びタイマー予約記録方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る記録再生装置は、任意の放送番組に係る
番組情報内容を記録再生する装置であって、チューナー
装置と、このチューナー装置により受信された番組情報
内容の記録及び再生をするために所定の記録容量を有し
た記憶装置と、放送番組の記録開始時刻及び記録終了時
刻、あるいは延長記録時間を設定するように操作される
操作手段と、この操作手段により設定された記録開始時
刻及び記録終了時刻、あるいは延長記録時間に基づいて
少なくとも、記憶装置の書込み制御をする制御装置とを
備え、この制御装置は放送番組の延長を見越して予め延
長記録時間が設定された場合、放送番組の記録終了時刻
から延長終了時刻に至るまで記憶装置への番組情報内容
の記録を継続することを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る記録再生装置によれば、任意
の放送番組に係る番組情報内容を記録再生する場合に、
放送番組の記録開始時刻及び記録終了時刻、あるいは延
長記録時間を設定するように操作手段が操作される。制
御装置では操作手段により設定された記録開始時刻及び
記録終了時刻、あるいは延長記録時間に基づいて少なく
とも、記憶装置の書込み制御がなされる。ここで放送番
組の延長を見越して予め延長記録時間が設定された場合
は、制御装置では放送番組の記録終了時刻から延長終了
時刻に至るまで記憶装置への番組情報内容の記録が継続
される。
【0012】従って、当該放送番組の延長が的中した場
合に、その延長部分の番組情報内容を欠くことなく記憶
装置に記録することができる。しかも、当該放送番組の
延長が外れた場合は、記録開始時刻から記録終了時刻に
至る番組情報内容に対して、当該記録終了時刻から延長
終了時刻に至る番組情報内容のみを分離して消去できる
ので、ここで分離消去されたメモリ領域を未記録のメモ
リ領域として残容量を増やすことができる。
【0013】本発明に係るタイマー予約記録方法は任意
の放送番組に係る番組情報内容をタイマー予約記録する
方法であって、放送番組の記録開始時刻及び記録終了時
刻、あるいは延長記録時間を設定し、ここで設定された
記録開始時刻及び記録終了時刻、あるいは延長記録時間
に基づいて番組情報内容を所定のメモリ領域に書込むに
当たって、放送番組の延長を見越して予め延長記録時間
が設定された場合は、放送番組の記録開始時刻から記録
終了時刻に至るまでの番組情報内容の記録に継続して該
放送番組の記録終了時刻から延長終了時刻に至るまでの
番組情報内容を記録することを特徴とするものである。
【0014】本発明に係るタイマー予約記録方法によれ
ば、当該放送番組の延長が的中した場合に、その延長部
分の番組情報内容を欠くことなく記憶装置に記録するこ
とができる。しかも、当該放送番組の延長が外れた場合
は、記録開始時刻から記録終了時刻に至る番組情報内容
に対して、当該記録終了時刻から延長終了時刻に至る番
組情報内容のみを分離して消去できるので、ここで分離
消去されたメモリ領域を未記録のメモリ領域として残容
量を増やすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態に係る記録再生装置及びタイマー予約記
録方法について詳しく説明する。
【0016】(1)実施形態 図1は本発明の実施形態としての記録再生装置の構成例
を示すブロック図である。この実施形態では、記録開始
時刻及び記録終了時刻、あるいは延長記録時間に基づい
て記憶装置の書込み制御をする制御装置を備え、この放
送番組の延長を見越して予め延長記録時間が設定された
場合は、その放送番組の記録終了時刻から延長終了時刻
に至るまで記憶装置への番組情報内容の記録を継続する
ようにして延長部分の番組情報内容を欠くことなく記憶
装置に記録できるようにすると共に、記録開始時刻から
記録終了時刻に至る番組情報内容に対して、当該記録終
了時刻から延長終了時刻に至る番組情報内容のみを分離
して消去できるようにしたものである。
【0017】図1に示す記録再生装置10は、デジタル
情報内容を記録及び再生する装置であり、特に任意の放
送番組に係る番組情報内容D1をタイマー予約記録する
装置である。デジタル情報内容はデジタル放送番組や、
データ放送から得られるMPEG−2方式により符号化
圧縮された映像や音声情報である。もちろん、アナログ
放送番組によるアナログ録映像音声信号をデジタル情報
内容に変換して記録及び再生するようにしてもよい。
【0018】この記録再生装置10はチューナー装置1
を備えているが、チューナー装置1は内蔵型に限定され
ることはなく、外付け型であってもよい。このチューナ
ー装置1には制御装置5が接続されており、更に制御装
置5には情報の随時書き込み読出し可能な記憶装置3が
接続されている。記憶装置3には所定の記録容量の磁気
ディスクを有した固定ディスク駆動装置が使用される。
磁気ディスクに記録されたデジタル情報内容はファイル
化される。もちろん、磁気ディスクに限られることはな
く、光磁気ディスクであってもよい。また、記憶装置3
にはランダムアクセス可能な不揮発性の半導体メモリ素
子を使用するようにしてもよい。
【0019】この記憶装置3ではチューナー装置1によ
り受信された番組情報内容D1を所定のメモリ領域に記
録するようになされる。その再生時には所定のメモリ領
域から番組情報内容D1を読み出すようになされる。
【0020】この制御装置5には操作手段4が接続さ
れ、放送番組の記録開始時刻t1及び記録終了時刻t
2、あるいは延長記録時間Txを設定するように操作さ
れる。当該放送番組に係る番組情報内容D1をタイマー
予約記録するためである。延長記録時間Txを設定する
ようにしたのは、野球放送やサッカー放送などで、試合
時間を延長される場合があり、これに対処すべく延長分
の番組情報内容D1を記録できるようにしたものであ
る。制御装置5では操作手段4により設定された操作情
報D3に基づく記録開始時刻t1及び記録終了時刻t
2、あるいは延長記録時間Txに応じて少なくとも、記
憶装置3の書込みを制御するようになされる。
【0021】この制御装置5では放送番組の延長を見越
して予め延長記録時間Txが設定された場合は、放送番
組の記録終了時刻t2から延長記録時間Txに至るまで
記憶装置3への番組情報内容D1の記録を継続するよう
になされる。延長分の番組情報内容D1を記録するため
である。野球放送やサッカー放送などにおいて、試合時
間が延長されない場合は、次の放送時間帯の番組情報内
容D2を記録するようになされる。ユーザが記録を意図
しない内容であれば、この部分の番組情報内容D2は高
優先順位で削除対象となる。
【0022】この例で記憶装置は2つのメモリ領域、つ
まり、第1及び第2のメモリ領域#1,#2に区分して
使用される。メモリ領域#1には記録開始時刻t1から
記録終了時刻t2に至る番組情報内容D1を記録するよ
うになされ、メモリ領域#2には記録終了時刻t2から
延長終了時刻t3に至る番組情報内容D1又はD2を記
録するようになされる。ここで延長終了時刻t3は記録
終了時刻t2+延長時間Txによって算出される。以下
で、メモリ領域#2を自動延長録画領域ともいう。
【0023】この延長を見越して延長記録時間Txを設
定したが、実際にはタイマー予約した放送番組が放送時
間内に終了してしまって延長されない場合があるからで
ある。この場合、当該放送番組の記録終了時刻t2から
延長終了時刻t3に至るまでの記録を予約していたメモ
リ領域#2を即刻解放することができ、当該記憶装置3
の未記録容量である残容量として増やすことができる。
【0024】この例で制御装置5には設定手段6が接続
され、メモリ領域#1に記録した番組情報内容D1の消
去又はメモリ領域#2に記録した延長分としての番組情
報内容D1の消去を設定するようになされる。これは記
憶装置3の残容量が無くなったとき、外部から履歴の古
い順等によりデータ消去を設定できるようにするためで
ある。
【0025】この例で、設定手段6から制御装置5には
メモリ領域#1,#2毎に消去を設定する旨の設定情報
D4が出力される。また、設定手段6により消去された
メモリ領域#1に新たな番組情報内容D1を記録した
り、メモリ領域(自動延長録画領域)#2に新たな番組
情報内容D1を記録するようにしている。記憶装置3の
メモリ領域#1,#2を有効に使用するためである。
【0026】続いて、本発明の実施形態に係るタイマー
予約記録方法について説明をする。図2は記録再生装置
10におけるタイマー予約処理例を示すフローチャート
である。この実施形態では任意の放送番組に係る番組情
報内容D1をタイマー予約記録する場合を前提とする。
【0027】これを前提にして図2に示すフローチャー
トのステップA1で放送番組の記録開始時刻t1及び記
録終了時刻t2、あるいは延長記録時間Tx等のタイマ
ー予約条件を設定する。このとき、時刻t1及びt2、
あるいはTxは操作手段4を操作することにより設定さ
れる。ユーザは野球放送やサッカー放送などにおいて試
合時間延長が予想される場合は、その放送番組の延長を
見越して延長記録時間Txを設定するようになされる。
記録開始時刻t1及び記録終了時刻t2、あるいは延長
記録時間Txは所定のレジスタに記録される。
【0028】そして、記録開始時刻t1に至ると、制御
装置5では先に設定された記録開始時刻t1及び記録終
了時刻t2、あるいは延長記録時間Txに基づいて番組
情報内容D1を所定のメモリ領域に書込むようになる
が、これに当たって、ステップA2で予め延長記録時間
Txが設定されているかが制御装置5によりチェックさ
れる。この際のチェックは所定のレジスタに延長記録時
間Txが記述されているかが制御装置5によって判断さ
れる。例えば、所定のレジスタの読出し電位と制御基準
値とを比較して一致したら設定されていると判断する。
【0029】この延長記録時間Txが設定されている場
合には、ステップA3で放送番組の記録開始時刻t1か
ら記録終了時刻t2に至るまでの番組情報内容D1を記
録し、その後、ステップA4でその放送番組の本来の記
録終了時刻t2から延長終了時刻t3(t2+Tx)に
至るまでの番組情報内容D1を継続して記録するように
なされる。なお、ステップA2で延長記録時間Txが設
定されていない場合は、ステップA5に移行して他のタ
イマー予約条件、つまり、記録開始時刻t1及び記録終
了時刻t2に基づいて番組情報内容D1を記録するよう
になされる。
【0030】このように、本発明に係る実施形態として
の記録再生装置10によれば、任意の放送番組に係る番
組情報内容D1をタイマー予約記録する場合に、放送番
組の延長を見越して予め延長記録時間Txが設定された
場合は、制御装置5では放送番組の記録終了時刻t2か
ら延長終了時刻t3に至るまで記憶装置3への番組情報
内容D1の記録を継続して行うようになされる。
【0031】従って、当該放送番組の延長が的中した場
合に、その延長部分の番組情報内容D1を欠くことなく
記憶装置3に記録することができる。しかも、当該放送
番組の延長が外れた場合は、記録開始時刻t1から記録
終了時刻t2に至る番組情報内容D1に対して、当該記
録終了時刻t2から延長終了時刻t3に至る他の番組情
報内容D2のみを分離して消去できるので、ここで分離
消去されたメモリ領域#2を未記録のメモリ領域として
残容量を増やすことができる。
【0032】(2)実施例 図3は本発明に係る実施例としてのHDDビデオレコー
ダ100の接続構成例を示す斜視図である。この実施例
では記録再生装置の一例となるHDDビデオレコーダ1
00を準備し、このHDDビデオレコーダ100をテレ
ビモニタ60に接続し、任意の放送番組に係る映画やド
ラマなどの番組情報内容D1をタイマー予約記録できる
ようにしたものである。
【0033】もちろん、この放送番組の延長を見越して
予め延長記録時間Txが設定された場合は、その放送番
組の記録終了時刻t2から延長終了時刻t3に至るまで
記憶装置への番組情報内容D1の記録を継続するように
なされる(以下で自動延長録画モードという)。これに
より、延長部分の番組情報内容D1を欠くことなく記憶
装置に記録できるようになされる。これと共に、自動延
長録画モードの実行により生じた、当該記録終了時刻t
2から延長終了時刻t3に至る番組情報内容D2のみを
分離して消去できるようにしたものである。
【0034】図3に示すHDDビデオレコーダ100は
例えば、既存の放送基盤を利用してアナログ及びデジタ
ル放送される映画やドラマ等の番組情報内容D1をタイ
マー予約記録したり、シンクロ記録された番組情報内容
D1を再生処理する装置である。
【0035】この例で、放送局2はデジタル放送、地上
波アナログ及びデータ放送の受信可能なチューナー付き
のテレビモニタ60に番組情報内容D1を放送するよう
になされる。このテレビモニタ60には予め準備された
HDDビデオレコーダ100が接続され、タイマー記録
予約時に、このテレビモニタ60に記録予約メニュー画
面や、当該番組情報内容D1の記録開始時刻t1やその
総放映時間を表示するようになされる。
【0036】HDDビデオレコーダ100はテレビモニ
タ60に対してIEEE1394準拠の通信ケーブル6
1,オーディオ・ビデオ(以下でA&Vという)出力ケ
ーブル62及び、A&V入力ケーブル63により接続さ
れる。更にテレビモニタ60はデジタル放送用のアンテ
ナ64及び地上波データ放送のアンテナ65に接続して
使用される。
【0037】この例で番組情報内容D1はテレビモニタ
60を通じてHDDビデオレコーダ100に記録できる
ようになされている。この番組情報内容D1をタイマー
予約記録するときに、テレビモニタ60及びHDDビデ
オレコーダ100がリモートコントローラ(以下でリモ
コンという)80で遠隔操作するようになされる。
【0038】図4に示すHDDビデオレコーダ100は
制御装置5を構成する、入力切換部11、ビデオ入力処
理部12、アナログ・デジタル(以下でA/Dという)
変換部13、ビデオエンコーダ21、オーディオエンコ
ーダ22、分離部23、多重化部24、ビデオデコーダ
25A〜25D、オーディオデコーダ27、ビデオデー
タ処理部30、出力切換部31,32、ビデオ出力処理
部35、デジタルアナログ(以下でD/Aという)変換
部36、データストレージインタフェース40、通信イ
ンタフェース42、動作制御部50を備えている。
【0039】また、HDDビデオレコーダ100には記
憶装置の一例となる、所定の記録容量の磁気ディスクを
有した固定ディスク駆動装置(以下でHDD41とい
う)を備えている。HDD41は記憶容量100〜50
0ギガバイト(GB)程度の磁気ディスクを有してい
る。例えば、500GBのHDD41では最長300時
間、最大1000タイトルの録画ができるようになされ
る。
【0040】記録モードに関しては、約200時間の長
時間(LP)モード、約100時間の標準(SP)モー
ド、約50時間の高画質(HQ)モードの3つが準備さ
れている。デジタル情報内容をファイル化して記録する
ためである。このHDD41ではテレビモニタ60で受
信された番組情報内容D1と延長分としての番組情報内
容D2とを所定のメモリ領域(以下でディスク領域とい
う)に記録するようになされる。その再生時には所定の
ディスク領域から番組情報内容D1や延長分としての番
組情報内容D2などを選択的又は放送時と同じ状態で読
み出すようになされる。
【0041】この動作制御部50には操作手段の一例と
なる操作部51が接続され、放送番組の記録開始時刻t
1及び記録終了時刻t2、あるいは延長記録時間Txを
設定するように操作される。当該放送番組に係る番組情
報内容D1をタイマー予約記録するためである。延長記
録時間Txを設定するようにしたのは、野球放送やサッ
カー放送などで、試合時間を延長される場合があり、こ
れに対処すべく延長分の番組情報内容D1を記録できる
ようにしたものである。
【0042】また、動作制御部50では操作部51によ
り設定された操作情報D3に基づく記録開始時刻t1及
び記録終了時刻t2、あるいは延長記録時間Txに応じ
て少なくとも、HDD41の書込みを制御するようにな
される。動作制御部50では操作情報D3を構成する、
操作信号PSに基づき制御信号SEを生成して、入力切
換部11、ビデオ入力処理部12、A/D変換部13、
ビデオエンコーダ21、オーディオエンコーダ22、分
離部23、多重化部24、ビデオデコーダ25A〜25
D、オーディオデコーダ27、ビデオデータ処理部3
0、出力切換部31,32、ビデオ出力処理部35、D
/A変換部36、データストレージインタフェース4
0、通信インタフェース42に供給することにより、符
号化処理や復号化処理、符号化データの記録や読み出し
等を制御するようになされる。
【0043】この動作制御部50には中央演算装置(C
PU)が使用される。なお、符号化処理や復号化処理、
符号化データの記録や読み出し等を制御では、各部から
供給された種々の情報信号(図示せず)も用いられる。
【0044】図4に示す入力切換部11では動作制御部
50からの制御信号SEに基づき、テレビモニタ60等
から供給されたコンテンツ(番組情報内容D1)のいず
れかを選択するようになされる。入力切換部11にはビ
デオ入力処理部12及びA/D変換部13が接続されて
おり、ここで選択されたコンテンツの映像信号SVinが
ビデオ入力処理部12に供給されると共に、音声信号S
AinがA/D変換部13に供給される。映像信号SVin
及び音声信号SAinは番組情報内容D1及び延長分とし
ての番組情報内容D2を構成する映像や音声素材であ
る。
【0045】ビデオ入力処理部12では、入力切換部1
1で選択された映像信号SVinからディジタルの輝度デ
ータYinと色差データCrin,Cbinとが生成される。
ビデオ入力処理部12にはビデオエンコーダ21及び出
力切換部31が接続され、映像信号SVinから生成され
たディジタルの輝度データYinと色差データCrin,C
binとが供給される。
【0046】ビデオエンコーダ21では、例えばISO
/IEC13818−2として定義されている符号化処
理がなされる。すなわち、当該エンコーダ21ではビデ
オ入力処理部12から供給された時間順画像データ信号
である輝度データYinと色差データCrin,Cbinに対
して、ピクチャ(I,P,B)単位での画面の並べ替え
や動き補償予測等を行うと共に、DCT符号化や可変長
符号化を行い、映像符号化データVBwを生成するよう
になされる。なお、ビデオエンコーダ21では、図示し
ないメモリを用いて上述の符号化処理を行う。
【0047】また、ビデオエンコーダ21では、映像符
号化データを生成する際に、ビットレート(情報転送速
度)を固定あるいは可変することができるようになされ
ている。固定ビットレートでは、例えばI,P,Bピク
チャへの符号量割当てを行い、各ピクチャに割り当てら
れた符号量と実際の発生符号量とを一致させるように、
フィードバック制御で量子化スケールコードを動的に変
化するようになされる。
【0048】一方、可変ビットレートでは、量子化スケ
ールコードを視覚特性に応じて調整して、ビットレート
の平均値が所望の値となるように動作制御部50により
制御される。すなわち、視覚的に劣化の目立ちやすい部
分では量子化スケールコードを細かく量子化するように
調整して符号量を多いものとし、劣化の目立ちにくい部
分では粗く量子化するように調整して符号量を少なくす
る。このようにビットレートを可変して、平均値が所望
のビットレートとなるように制御される。このため、可
変ビットレートでは、ビットレートが低くても良好な画
質を得ることができる。この例では2、4、6Mbit/s
ecの3つのビットレートが準備されている。
【0049】また、A/D変換部13ではアナログの音
声信号SAinがディジタルの音声データDAinに変換さ
れる。A/D変換部13にはオーディオエンコーダ22
及び出力切換部32が接続され、音声信号SAinを変換
した音声データDAinが供給される。
【0050】オーディオエンコーダ22では、例えばI
SO/IEC11172として定義されている符号化処
理が行われる。すなわち、当該エンコーダ22ではA/
D変換部13から供給された音声データDAinをサブバ
ンドに分割して、サブバンド毎に独立して量子化を行
い、ビット圧縮して音声符号化データABwを生成する
ようになされる。
【0051】このビデオエンコーダ21及びオーディオ
エンコーダ22には多重化部23が接続され、輝度デー
タYinと色差データCrin,Cbinから生成された映像
符号化データVBw、及び音声データDAinから生成さ
れた音声符号化データABwが多重化されて単一の符号
化データSSwとされた後にデータストレージインタフ
ェース40に供給される。
【0052】データストレージインタフェース40では
動作制御部50からの制御信号SEに基づいてHDD4
1の書込み読出し制御するようになされる。例えば、多
重化部23から供給された符号化データSSwをHDD
41に記録するようになされる。
【0053】このデータストレージインタフェース40
は、複数バンクのメモリあるいは複数のメモリを用いて
構成されている。これと共に、HDD41でのデータ転
送速度は、多重化部23からの符号化データSSwの伝
送速度よりも高速とされており、当該インタフェース4
0では多重化部23から供給された記録用の符号化デー
タSSwを1つのバンクに一時保持させると共に、この
保持された記録用の符号化データSSwが、割り当てら
れた処理期間でHDD41に記録される。
【0054】このHDD41はランダムアクセスが可能
な記録装置、例えば磁気ディスクや光ディスクあるいは
半導体メモリ等を用いて構成される。HDD41は2つ
のディスク領域、つまり、第1及び第2のディスク領域
#1,#2に区分して使用される。ディスク領域#1に
は記録開始時刻t1から記録終了時刻t2に至る番組情
報内容D1を記録するようになされ、ディスク領域#2
には記録終了時刻t2から延長終了時刻t3に至る番組
情報内容D1又はD2に係る符号化データSSwを記録
するようになされる。
【0055】これは延長を見越して延長記録時間Txを
設定したが、実際にはタイマー予約した放送番組が放送
時間内に終了してしまって延長されない場合があるから
である。この場合、当該放送番組の記録終了時刻t2か
ら延長終了時刻t3に至るまでの記録を予約していたデ
ィスク領域#2を即刻解放することができ、当該HDD
41の未記録容量である残容量として増やすことができ
る。
【0056】また、HDD41に記録されている符号化
データSSrを読み出す場合に、符号化データSSwをH
DD41に記録する際に用いた処理期間とは異なる処理
期間で、HDD41から所望の符号化データSSrを読
み出して異なるバンクに一時保持させると共に、この保
持されている符号化データSSrを分離部24に順次供
給することで、符号化データの記録再生を同時に行うこ
とができる。
【0057】このデータストレージインタフェース40
には分離部24が接続され、HDD41から読み出され
た符号化データSSrが供給される。分離部24では、
データストレージインタフェース40より供給された符
号化データSSrから、映像符号化データVBrと音声符
号化データABrとが分離される。分離部24には4つ
のビデオデコーダ25A〜25Dが接続されている。
【0058】例えば、標準速度再生モード動作では、映
像符号化データVBrを4つのビデオデコーダ25A〜
25Dのうち1つのビデオデコーダに供給される。ま
た、再生位置検索モードの動作では、映像符号化データ
VBrをピクチャ単位で複数のビデオデコーダ25A〜
25Dに供給される。再生位置検索モードとは再生動作
時に所望の再生位置の検索を行う動作をいう。例えば1
つの画面上に再生位置の異なる4つの縮小再生画像を表
示して所望の場面を検索する場合には、4つの再生位置
の異なる映像符号化データVBr-1〜VBr-2をそれぞれ
ビデオデコーダ25A〜25Dに供給するようになされ
る。
【0059】ビデオデコーダ25Aでは、分離部24か
ら供給された映像符号化データVBr-1の復号化処理を
行い、時間順画像データ信号である輝度データYr-1と
色差データCrr-1,Cbr-1を生成してビデオデータ処
理部30に供給する。同様に、ビデオデコーダ25B〜
25Dでは、分離部24から供給された映像符号化デー
タVBr-2〜VBr-4の復号化処理を行い、この復号化に
より得られた輝度データYr-2〜Yr-4と色差データCr
r-2〜Crr-4,Cbr-2〜Cbr-4がビデオデータ処理部
30に供給される。なお、この再生位置検索モードを適
用しない場合はビデオデコーダ25A〜25Dのうち1
つのみを設備すればよい。
【0060】また、分離部24にはオーディオデコーダ
27が接続され、音声符号化データABrが供給され
る。オーディオデコーダ27では、分離部24から供給
された音声符号化データABrの復号化処理を行い、復
号化後に得られた音声データDArを出力切換部32に
供給するようになされる。
【0061】一方、4つのビデオデコーダ25A〜25
Dにはビデオデータ処理部30が接続され、動作制御部
50からの制御信号SEに基づいてビデオデータ処理が
なされる。例えば、標準速度再生モード時には1つのビ
デオデコーダ25Aから供給された輝度データYr-1と
色差データCrr-1,Cbr-1を間引くことなくそのまま
これらの輝度データYr-1と色差データCrr-1,Cbr-
1がビデオデータ処理部30から出力切換部31へ供給
するようになされる。
【0062】また、再生位置検索モード動作には、ビデ
オデコーダ25Aから供給された輝度データYr-1と色
差データCrr-1,Cbr-1に対して間引き処理を行うこ
とで縮小再生画像のデータを生成すると共に、この生成
した縮小再生画像のデータを、画面上の表示位置に対応
させてメモリに記憶される。
【0063】同様にしてビデオデコーダ25B〜25D
から供給された輝度データYr-2〜Yr-4と色差データC
rr-2〜Crr-4,Cbr-2〜Cbr-4に対して間引き処理
を行うことで縮小再生画像のデータを生成すると共に、
この生成した縮小再生画像のデータも、画面上の表示位
置に対応させてメモリに記憶される。このようにして4
つの縮小再生画像からなる1画面分の輝度データと色差
データをメモリに記憶させると共に、この1画面分の輝
度データと色差データを順次読み出して出力切換部31
に供給するようになされる。
【0064】従って、出力切換部31では動作制御部5
0からの制御信号SEに基づき、入力切換部11で選択
された信号に基づく画像を出力する場合には、ビデオ入
力処理部12の出力が選択されるので、当該ビデオ入力
処理部12から供給される輝度データYinと色差データ
Crin,Cbinを出力用の輝度データYoutと色差デー
タCrout,Cboutとなされる。
【0065】また、HDD41を選択して当該HDD4
1を記録されている符号化データSSrを再生して画像
出力を行う場合、例えば標準速度再生モード、再生位置
検出モードなどの動作時には、ビデオデータ処理部30
の出力が選択されるので、当該ビデオデータ処理部30
から供給された輝度データYrと色差データCrr,Cb
rを出力用の輝度データYoutと色差データCrout,C
boutとなされる。
【0066】この出力切換部31にはビデオ出力処理部
35が接続され、ビデオ入力処理部12又はビデオデー
タ処理部30から供給された出力用画像データ信号であ
る輝度データYout及び色差データCrout,Cboutを
用いて、記録再生装置10に接続されるテレビモニタ6
0に応じた映像信号、例えば輝度データ及び色差データ
を用いてD/A変換処理やエンコード処理を行うと共
に、同期信号を付加してアナログの複合映像信号SVou
tを生成して出力するようになされる。
【0067】また、出力切換部32では、動作制御部5
0からの制御信号SEに基づき、入力切換部11で選択
された信号に基づく音声を出力する場合は、A/D変換
部13の出力を選択して、当該A/D変換部13から供
給された音声データDAinを出力用の音声データDAou
tとなされる。更にHDD41を選択して当該HDD4
1に記録されている符号化データSSrを再生する場
合、例えば、標準速度再生モード動作時には、オーディ
オデコーダ27を選択して当該オーディオデコーダ27
から供給された音声データDArを出力用の音声データ
DAoutとなされる。
【0068】この出力切換部32にはD/A変換部36
が接続され、A/D変換部13又はオーディオデコーダ
27から供給された音声データDAoutをアナログ音声
信号SAoutに変換して出力するようになされる。
【0069】なお、動作制御部50では放送番組の延長
を見越して予め延長記録時間Txが設定された場合は、
放送番組の記録終了時刻t2から延長終了時刻t3に至
るまでHDD41への番組情報内容D1の記録を継続す
るようになされる。延長分の番組情報内容D1を記録す
るためである。野球放送やサッカー放送などにおいて、
試合時間が延長されない場合は、次の放送時間帯の番組
情報内容D2を記録するようになされる。ユーザが記録
を意図しない内容であれば、この部分の番組情報内容D
2は高優先順位で削除対象となる。
【0070】この動作制御部50に接続された操作部5
1は設定手段を兼用するようになされ、ディスク領域#
1に記録した番組情報内容に係る映像符号化データVB
rと音声符号化データABrの消去又はディスク領域#2
に記録した延長分としての番組情報内容に係る映像符号
化データVBrと音声符号化データABrの消去を設定す
るようになされる。これはHDD41の未記録容量であ
るディスク残容量が無くなったとき、外部から履歴の古
い順等によりデータ消去を設定できるようにするためで
ある。
【0071】この例で、操作部51から動作制御部50
にはディスク領域#1,#2毎に消去を設定する旨の操
作信号PSが出力される。また、操作部51により消去
されたディスク領域#1に新たな番組情報内容に係る映
像符号化データVBrと音声符号化データABrを記録
したり、ディスク領域#2に新たな番組情報内容に係る
映像符号化データVBrと音声符号化データABrを記
録するようにしている。HDD41のディスク領域#
1,#2を有効に使用するためである。
【0072】また、動作制御部50には表示部52が接
続されており、動作制御部50から表示部52に対して
表示駆動信号HSを供給することで、HDDビデオレコ
ーダ100の動作状態や種々の情報を表示するようにな
される。更に、データストレージインタフェース40に
は、IEEE1394等の通信インタフェース42が接
続されており、HDD41から読み出した符号化データ
SSrを、この通信インタフェース42を介して他の機
器に出力する。また、他の機器から供給された符号化デ
ータSSwをHDD41に記録することも行われる。
【0073】図5はHDDビデオレコーダ100におけ
るタイマー予約例を示すイメージ図である。図5に示す
タイマー予約例によれば、放送番組の記録開始時刻t1
及び記録終了時刻t2、あるいは延長記録時間Txを設
定するようになされる。図5において、例えば、記録開
始時刻t1をPM7:00とし、記録終了時刻t2をP
M9:00とし、延長記録時間Txを30分とするよう
な自動延長録画モードを設定すると、まず、予約分のT
0=2時間の番組情報内容D1がディスク領域#1に記
録される。次いで、自動延長録画モードによる延長記録
時間Tx=30分の番組情報内容D1がディスク領域#
2に記録される。
【0074】そして、延長終了時刻t3=t2+Txに
タイマー予約を終了し、全部で2時間30分の番組情報
内容D1をHDD41に録画するようになされる。この
ような延長記録時間Txを設定するようにしたのは、野
球放送やサッカー放送などで、試合時間を延長される場
合があり、これに対処すべく延長分の番組情報内容D1
を記録できるようにしたものである。
【0075】この野球放送などで試合時間が延長されな
い場合は、次の放送時間帯の番組情報内容D2を記録す
るようになされる。この場合、ディスク領域#2に記録
された延長記録時間Tx=30分に係る番組情報内容D
2は、新たな番組情報内容D1’のタイマー予約の際に
ディスク残容量に加えられる。
【0076】この例では番組情報内容D1’のタイマー
予約に関して、記録開始時刻t1’、記録終了時刻t
2’及び延長記録時間Txを設定され、更に追記時間T
1を指定した場合である。この場合、追記時間T1に係
る番組情報内容D1’を記録した後に、自動延長録画モ
ードによる延長記録時間Txの番組情報内容D1’をデ
ィスク領域#2に記録するようになされる。
【0077】図6はHDDビデオレコーダ100におけ
るHDD41への情報記録例を示すイメージ図である。
図6に示すHDD41への情報記録例によれば、HDD
41は2つのディスク領域#1,#2に区分して使用さ
れる。例えば、HDD41を構成するディスク41Aの
回転軸部41Bに近い側にディスク領域#1が割り当て
られ、記録開始時刻t1から記録終了時刻t2に至る番
組情報内容D1等の通常の情報に係る符号化データSS
wが記録される。
【0078】このディスク41Aの外周部側にはディス
ク領域(自動延長録画領域)#2が割り当てられ、記録
終了時刻t2から延長終了時刻t3に至る番組情報内容
D1又はD2に係る符号化データSSwを記録するよう
になされる。このHDD41を2つのディスク領域#
1,#2に区分して使用するようにしたのは、延長を見
越して延長記録時間Txを設定したが、実際にはタイマ
ー予約した放送番組が放送時間内に終了してしまって延
長されない場合があるからである。
【0079】この場合、当該放送番組の記録終了時刻t
2から延長終了時刻t3に至るまでの記録を予約してい
たディスク領域#2を特別な消去操作を経ることなく、
即刻解放することができ、当該HDD41の未記録容量
である残容量として容易に増やすことができる。
【0080】図6において、波線内はディスク41Aの
記録フォーマット例を示している。△印はディスク領域
#1,#2におけるファイルを区分するインデックスで
あり、1つのファイルはホームアドレス部及び0〜Nの
データ記録部から構成されている。1つのデータ記録部
はカウント部、キー部及びデータ部から構成されてい
る。
【0081】続いて、HDDビデオレコーダ100にお
ける処理例を説明する。図7はHDDビデオレコーダ1
00におけるタイマー予約処理例を示すフローチャート
である。この実施例では、チューナー付きのテレビモニ
タ60で受信されたアナログの番組情報内容D1をHD
Dビデオレコーダ100にタイマー予約録画する場合を
想定する。
【0082】これを前提にして、図7に示すフローチャ
ートのステップB1でユーザは放送番組の記録開始時刻
t1、記録終了時刻t2及び延長記録時間Tx等のタイ
マー予約条件を設定する。例えば、ユーザは操作部51
を操作して時刻t1=PM7:00及びt2=PM9:
00を設定する。ここでユーザは野球放送やサッカー放
送などにおいて試合時間延長が予想される場合に、その
放送番組の延長を見越して延長記録時間Tx=30分を
設定するようになされる。記録開始時刻t1及び記録終
了時刻t2、あるいは延長記録時間Txは所定のレジス
タに記録される。
【0083】そして、記録開始時刻t1に至るとテレビ
モニタ60及びHDDビデオレコーダ100の電源がオ
ンされると共に、ステップB2で動作制御部50では放
送が受信され、先に設定された記録開始時刻t1及び記
録終了時刻t2、あるいは延長記録時間Txに基づいて
番組情報内容D1を所定のディスク領域#1に記録する
ようになる。
【0084】これに当たって、ステップB3で予め延長
記録時間Txが設定されているかが動作制御部50によ
りチェックされる。この際のチェックは所定のレジスタ
に延長記録時間Txが記述されているかが動作制御部5
0によって判断される。例えば、所定のレジスタの読出
し電位と制御基準値とを比較して一致したら設定されて
いると判断する。
【0085】この延長記録時間Txが設定されている場
合には、ステップB4で放送番組の記録開始時刻t1か
ら記録終了時刻t2に至るまでの番組情報内容D1を記
録する。ここで番組情報内容D1に係る映像信号SVin
がビデオ入力処理部12に供給されると共に、音声信号
SAinがA/D変換部13に供給される。
【0086】ビデオ入力処理部12では、これらの映像
信号SVinからディジタルの輝度データYinと色差デー
タCrin,Cbinとが生成される。ここで生成されたデ
ィジタルの輝度データYinと色差データCrin,Cbin
とがビデオエンコーダ21に出力される。ビデオエンコ
ーダ21では輝度データYinと色差データCrin,Cb
inに対して、ピクチャ(I,P,B)単位での画面の並
べ替えや動き補償予測等を行うと共に、DCT符号化や
可変長符号化を行い、映像符号化データVBwを生成す
るようになされる。
【0087】また、A/D変換部13ではアナログの音
声信号SAinがディジタルの音声データDAinに変換さ
れた後に、この音声データDAinがオーディオエンコー
ダ22及び出力切換部32に供給される。オーディオエ
ンコーダ22では、音声データDAinをサブバンドに分
割して、サブバンド毎に独立して量子化を行い、ビット
圧縮して音声符号化データABwを生成するようになさ
れる。
【0088】この映像符号化データVBwと音声符号化
データABwは多重化部23により多重化され、単一の
符号化データSSwとされた後にデータストレージイン
タフェース40に供給される。データストレージインタ
フェース40では動作制御部50からの制御信号SEに
基づいてHDD41の書込み読出し制御するようになさ
れる。これにより、多重化部23から供給される、放送
番組の本来の記録開始時刻t1=PM7:00から記録
終了時刻t2=PM9:00に至るまでの番組情報内容
D1に係る符号化データSSwをHDD41に記録する
ことができる。
【0089】その後、ステップB5でその放送番組の本
来の記録終了時刻t2=PM9:00から延長終了時刻
t3(t2+Tx)=PM9:30に至るまでの番組情
報内容D1を継続してディスク領域#2に記録される。
そして、ステップB7に移行する。なお、ステップB3
で延長記録時間Tx=30分が設定されていない場合
は、ステップB6に移行して放送番組の記録開始時刻t
1から記録終了時刻t2に至るまでの番組情報内容D1
に係る符号化データSSwをHDD41に記録する。そ
の後、ステップB7に移行する。ステップB7ではタイ
マー予約が全部終了したかがチェックされる。この際の
チェックはユーザの判断により行われる。
【0090】このように、本発明に係る実施例としての
HDDビデオレコーダ100によれば、任意の放送番組
に係る番組情報内容D1をタイマー予約記録する場合
に、放送番組の延長を見越して予め延長記録時間Txが
設定された場合は、動作制御部50では放送番組の記録
終了時刻t2から延長終了時刻t3に至るまでHDD4
1への番組情報内容D1の記録を継続して行うようにな
される。
【0091】従って、当該放送番組の延長が的中した場
合に、その延長部分の番組情報内容D1を欠くことなく
HDD41に記録することができる。しかも、当該放送
番組の延長が外れた場合は、記録開始時刻t1から記録
終了時刻t2に至る番組情報内容D1に対して、当該記
録終了時刻t2=PM9:00から延長終了時刻t3=
PM9:30に至る他の番組情報内容D2のみを分離し
て消去できるので、ここで分離消去されたディスク領域
#2を未記録のディスク領域として残容量を増やすこと
ができる。
【0092】なお、上述の実施例でHDD41に記録さ
れた番組情報内容D1に係る符号化データSSrは再生
時に、復号化されて出力用画像データ信号として出力さ
れるが、HDD41の容量や画像データ信号の処理速度
等が上述の画像表示動作や再生動作に対応可能であれ
ば、符号化されていない時間順画像データ信号を用いる
ことができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る記録再
生装置によれば、任意の放送番組に係る番組情報内容を
記録再生する場合に、記録開始時刻及び記録終了時刻、
あるいは延長記録時間に基づいて記憶装置の書込み制御
をする制御装置を備え、この放送番組の延長を見越して
予め延長記録時間が設定された場合は、この放送番組の
記録終了時刻から延長終了時刻に至るまで記憶装置への
番組情報内容の記録を継続するようにしたものである。
【0094】この構成によって、当該放送番組の延長が
的中した場合に、その延長部分の番組情報内容を欠くこ
となく記憶装置に記録することができる。しかも、当該
放送番組の延長が外れた場合は、記録開始時刻から記録
終了時刻に至る番組情報内容に対して、当該記録終了時
刻から延長終了時刻に至る番組情報内容のみを分離して
消去できるので、ここで分離消去されたメモリ領域を未
記録のメモリ領域として残容量を増やすことができる。
【0095】本発明に係るタイマー予約記録方法によれ
ば、任意の放送番組に係る番組情報内容をタイマー予約
記録する際に、放送番組の記録開始時刻及び記録終了時
刻、あるいは延長記録時間を設定し、ここで設定された
記録開始時刻及び記録終了時刻、あるいは延長記録時間
に基づいて番組情報内容を所定のメモリ領域に書込むに
当たり、放送番組の延長を見越して予め延長記録時間が
設定された場合は、放送番組の記録開始時刻から記録終
了時刻に至るまでの番組情報内容の記録に継続してその
放送番組の記録終了時刻から延長終了時刻に至るまでの
番組情報内容を記録するようになされる。
【0096】この構成によって、当該放送番組の延長が
的中した場合に、その延長部分の番組情報内容を欠くこ
となく記憶装置に記録することができる。しかも、当該
放送番組の延長が外れた場合は、記録開始時刻から記録
終了時刻に至る番組情報内容に対して、当該記録終了時
刻から延長終了時刻に至る番組情報内容のみを分離して
消去できるので、ここで分離消去されたメモリ領域を未
記録のメモリ領域として残容量を増やすことができる。
この発明は、HDDを搭載したハードディスクビデオレ
コーダや、ビデオRAMを備えたDVDレコーダなどに
適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての記録再生装置10の
構成例を示すブロック図である。
【図2】記録再生装置10におけるタイマー予約処理例
を示すフローチャートである。
【図3】実施例としてのHDDビデオレコーダ100の
接続構成例を示す斜視図である。
【図4】HDDビデオレコーダ100の内部構成例を示
すブロック図である。
【図5】HDDビデオレコーダ100におけるタイマー
予約例を示すディスク領域のイメージ図である。
【図6】HDD41への情報記録例を示すイメージ図で
ある。
【図7】HDDビデオレコーダ100におけるタイマー
予約処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 チューナー装置 3 記憶装置 4 操作手段 5 制御装置 6 設定手段 10 記録再生装置 12 ビデオ入力処理部 13 A/D変換部 21 ビデオエンコーダ 22 オーディオエンコーダ 23 多重化部 24 分離部 25A〜25D ビデオデコーダ 27 オーディオデコーダ 30 ビデオデータ処理部 35 ビデオ出力処理部 36 D/A変換部 40 データストレージインタフェース 41 HDD(記憶装置) 42 通信インタフェース 50 動作制御部(制御装置) 51 操作部(操作手段) 60 テレビモニタ 80 リモコン 100 HDDビデオレコーダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の放送番組に係る番組情報内容を記
    録再生する装置であって、 チューナー装置と、 前記チューナー装置により受信された番組情報内容の記
    録及び再生をするために所定の記録容量を有した記憶装
    置と、 前記放送番組の記録開始時刻及び記録終了時刻、あるい
    は延長記録時間を設定するように操作される操作手段
    と、 前記操作手段により設定された記録開始時刻及び記録終
    了時刻、あるいは延長記録時間に基づいて少なくとも、
    前記記憶装置の書込み制御をする制御装置とを備え、 前記制御装置は、 前記放送番組の延長を見越して予め延長記録時間が設定
    された場合、 前記放送番組の記録終了時刻から延長終了時刻に至るま
    で前記記憶装置への番組情報内容の記録を継続すること
    を特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置は、 前記記録開始時刻から記録終了時刻に至る番組情報内容
    を記録する第1のメモリ領域と、 前記記録終了時刻から延長終了時刻に至る番組情報内容
    を記録する第2のメモリ領域とに区分して使用されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1又は/及び第2のメモリ領域に
    記録した番組情報内容の消去を設定する設定手段を備え
    ることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段により消去された第1又は
    /及び第2のメモリ領域に新たな番組情報内容を記録す
    るようにしたことを特徴とする請求項3に記載の記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 任意の放送番組に係る番組情報内容をタ
    イマー予約記録する方法であって、 前記放送番組の記録開始時刻及び記録終了時刻、あるい
    は延長記録時間を設定し、 設定された前記記録開始時刻及び記録終了時刻、あるい
    は延長記録時間に基づいて前記番組情報内容を所定のメ
    モリ領域に書込むに当たって、 前記放送番組の延長を見越して予め延長記録時間が設定
    された場合は、 前記放送番組の記録開始時刻から記録終了時刻に至るま
    での番組情報内容の記録に継続して該放送番組の記録終
    了時刻から延長終了時刻に至るまでの番組情報内容を記
    録することを特徴とするタイマー予約記録方法。
  6. 【請求項6】 前記メモリ領域は、 前記記録開始時刻から記録終了時刻に至る番組情報内容
    を記録する第1のメモリ領域と、 前記記録終了時刻から延長終了時刻に至る番組情報内容
    を記録する第2のメモリ領域とに区分して使用すること
    を特徴とする請求項5に記載のタイマー予約記録方法。
  7. 【請求項7】 前記第1又は/及び第2のメモリ領域に
    記録された番組情報内容の消去を設定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6に記載のタイマー予約記録方
    法。
  8. 【請求項8】 消去された前記第1又は/及び第2のメ
    モリ領域に新たな番組情報内容を記録するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6に記載のタイマー予約記録方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073966A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba 録画再生装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ再生方法

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WO2005073966A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba 録画再生装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ再生方法

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