JPH11149719A - 情報記録装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

情報記録装置及び方法並びに記録媒体

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JPH11149719A
JPH11149719A JP9348208A JP34820897A JPH11149719A JP H11149719 A JPH11149719 A JP H11149719A JP 9348208 A JP9348208 A JP 9348208A JP 34820897 A JP34820897 A JP 34820897A JP H11149719 A JPH11149719 A JP H11149719A
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JP
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data
recording
frame
unit
audio
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JP9348208A
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English (en)
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Keiji Kanota
啓二 叶多
Shunji Okada
俊二 岡田
Shinichi Suenaga
信一 末永
Nobuko Fujii
信子 藤井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア制御による変速再生を可能にす
る。 【解決手段】 情報記録装置は、論理セクタをアクセス
単位としてオーディオ及び/又はビジュアルデジタルデ
ータストリームを記録するHDDを備え、フレーム単位
の整数倍で固定長となるオーディオ及び/又はビジュア
ルデジタルデータストリームを、該固定長のデータを記
録データ単位とし、該記録データ単位を全て記録できる
最小数の上記論理セクタに上記記録データ単位を割り当
てるとともに、あまった部分にはダミーデータを充填す
るようなAVマイコンシステム10を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハードディスク
にオーディオ及び/又はビジュアルデジタルデータスト
リームを記録する情報記録装置及び方法並びに記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスクドライブ(Hard D
isc Drive; HDD)は、パーソナルコンピュータ(PC)の
ペリフェラル(周辺機器)として発展してきた歴史か
ら、いわゆる離散テキストデータを信頼性よく、できる
だけ速くランダムにアクセスする方向での技術向上がな
されてきた。
【0003】また、近年、マルチメディア等の発達に従
い、いわゆるデジタルビデオ(DV方式SD)規格(転
送レート28.6Mbps)やMPEG2(Moving Pic
tures Experts Group Phase 2 )規格(最大転送レート
15Mbps)のようなオーディオビジュアル(Audio
Visual; AV)デジタルデータストリームとAVデジタル
ストリーム以外のランダムアクセスデータを、ディスク
上で自由自在に扱うことができるいわゆるAV HDD
システムを廉価に構成し得るHDD及びホストシステム
が必要となってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、AVデジタルデ
ータストリーム、特に圧縮ストリームをHDDに記録す
る場合は変速再生を考慮に入れた情報記録装置は存在し
なかった。
【0005】そのため、HDDの論理セクタ単位でデー
タのリード/ライトを行うという性質を利用し、HDD
にAVデジタルデータストリームを記録再生する場合
に、ホスト側のアプリケーションソフトウェアのみで、
容易に変速再生ができるようにデータの記録ができるよ
うに望まれていた。
【0006】この発明は、上述の実情に鑑みてなされる
ものであって、AVデジタルデータストリーム等をHD
Dに記録する際に変速再生に対応するような情報記録装
置及び方法並びに記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係る情報記録装置は、論理セクタをア
クセス単位とする記録媒体にデータを記録する情報記録
装置であって、フレーム単位の整数倍で固定長となるデ
ータを、該固定長を記録単位とし、該記録単位をすべて
記録できる最小数の上記論理セクタに上記記録単位を割
り当てる制御手段を有するものである。
【0008】この発明に係る情報記録方法は、論理セク
タをアクセス単位とする記録媒体にデータを記録する情
報記録方法であって、フレーム単位の整数倍で固定長と
なるデータを、該固定長を記録単位とし、該記録単位を
すべて記録できる最小数の上記論理セクタに上記記録単
位を割り当てる制御工程を有するものである。
【0009】この発明に係る記録媒体は、論理セクタが
アクセス単位とされる記録媒体であって、フレーム単位
の整数倍で固定長となるデータを、該固定長を記録単位
とし、該記録データ単位をすべて記録できる最小数の上
記論理セクタに上記記録データを割り当てて記録される
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る情報記録装
置及び方法並びに記録媒体について図面を参照して説明
する。
【0011】上記情報記録装置は、図1に示すように、
撮像した被写体の映像をDV信号として供給するDVビ
デオカメラ1と、このDVビデオカメラ1等から受け取
ったDV信号を処理するAVマイコンシステム10と、
このAVマイコンシステム10のRISC CPU3に
対してモードの設定を命ずるモード設定コマンダ8と、
上記DVビデオカメラ1の映像をモニタするモニタ7と
を有するディスクカメラシステムである。
【0012】上記DVビデオカメラ1は、被写体をレン
ズやCCD等の光学系にて撮像して得た映像信号をエン
コード/デコード部1aにて符号化してDV端子から出
力するカメラである。
【0013】上記AVマイコンシステム10は、情報を
伝達する共通バスであるホストバス4と、上記DVビデ
オカメラ1とホストバス4との間の情報の伝送を媒介す
るインターフェイスバッファ2と、情報が記録されるH
DD6と、上記ホストバス4と上記HDD6との間の情
報の伝送を媒介するいわゆるATA(AT Attachment)
アダプタ5とを有している。
【0014】上記ホストバス4は、このAVマイコンシ
ステム10の各部分の間での情報の伝送をなされるパラ
レルラインの伝送線である。
【0015】上記インターフェイスバッファ2は、上記
DVビデオカメラ1と上記ホストバス4間でオーディオ
及び/又はビジュアルデジタルデータストリーム(以
下、AVデジタルデータストリームという。)の伝送の
媒介をする。例えば、インターフェイスバッファ2は、
AVデジタルデータストリームの転送速度を変換した
り、転送のタイミングを調整したりする。このインター
フェイスバッファ2は、内部に2バンクRAM2aを有
している。この2バンクRAM2aは、交互に切り替え
られて情報の転送を調整する2個のRAMから構成され
ている。
【0016】上記HDD6は、入力されるAVデジタル
データストリームを記録する固定ディスク装置である。
このHDD6における記録のフォーマットについては、
後に詳細に説明する。上記ATA(AT Attachment)ア
ダプタ5は、上記ホストバス4と上記HDD6との間に
介在しAVデジタルデータストリームをホストバス4の
パラレルデータと上記HDD6のデータ形式のデータと
の間の変換をするものである。
【0017】また、上記AVマイコンシステム10は、
情報を集中して処理する中央処理部であるRISC C
PU3と、揮発性のメモリであるRAM17と、不揮発
性のメモリであるROM9とを有している。
【0018】上記RISC CPU3は、上記ホストバ
ス4に接続され、データ転送や上記HDD6に対する制
御等、このAVマイコンシステム10における情報記録
方法の一連の動作を制御する。この一連の動作は、例え
ば上記ROM9に記録され、必要に応じて読み出されて
実行される。ここで、“RISC”とは、演算処理速度
を向上させるためにCPUを制御する基本的な命令を簡
素化しその個数を少なくした縮小命令セットコンピュー
タをいう。
【0019】上記RAM17は、上記ホストバス4に接
続され、データを一時的に記録される揮発性のメモリで
ある。上記ROM9は、上記ホストバス4に接続され、
所定のデータを記録されている不揮発性のメモリであ
る。このROM9には、例えば、情報処理方法の一連の
手順に係る制御コードが記録される。
【0020】上記モニタ7は、表示画面とスピーカ7a
とを有し、上記DVビデオカメラ1にて取得した映像及
び音声を出力するものである。このモニタ7には、上記
DVビデオカメラ1を介して上記AVマイコンシステム
10に記録される、又は上記AVマイコンシステム10
において再生される映像及び音声が出力される。
【0021】記録時の入力信号の流れを説明すると、ま
ず、DVビデオカメラ1によりビデオ電気信号に変換さ
れた映像信号は、ビデオ圧縮するエンコード/デコード
部1aにより、高能率符号化され、オーディオデータを
マルチプレクスされ、DV方式で定義されるDIFブロ
ックからなるAVデジタルデータストリームが得られ
る。AVデジタルデータストリームは、標準解像度のS
D(Standard Definition )、高圧縮SD、高解像度テ
レビジョン受像器(High Difinition Television; HDT
V)に対応するHD(High Definition )の3つの仕様
によりそれぞれ規格として定義されている。
【0022】ここで、上記SD仕様についてはデータス
トリームの1フレームが119.2kByteの固定長
で圧縮される。また、上記高圧縮SD仕様についての1
フレームは59.6kByteであり、上記HD仕様に
ついての1フレームは238.4kByteである。
【0023】このAVデジタルストリームは、インター
フェイスバッファ2を介して、RISC CPU3が接
続されているホストバス4に供給される。ホストバス4
に供給されるAVデジタルデータストリームは、RIS
C CPU3のソフトウェアによりデータ転送制御さ
れ、ATAアダプタ5を介して、セクタ単位でHDD6
にライト(書き込み;write)がなされる。
【0024】続いて、上記情報処理装置の備えるHDD
6の構成について、図2を参照して説明する。
【0025】回転駆動部121は、スピンドルモータ1
21Aとその回転速度を検出するセンサ121Bより構
成され、磁気ディスク122(記憶手段)を回転させる
ようになされている。ヘッド部123は、磁気ディスク
122に記録信号を書き込むとともに、磁気ディスク1
22に記録されている信号を読み出すようになされてい
る。
【0026】記録再生信号処理回路124は、記録時、
磁気ディスク122に書き込まれる記録信号に対して、
チャンネルコーディング(記録符号化)を行い、記録再
生時、磁気ディスク122より読み出された再生信号に
対して、記録時とは逆の変換を行い、エラー検出及びエ
ラー訂正処理を行うようになされている。ヘッド・アー
ム駆動制御回路125は、磁気ヘッドを磁気ディスク1
22の所定のトラック位置に移動させるように磁気ヘッ
ドを支持するアームを制御する。回転スピンドル駆動制
御回路126は、回転駆動部121を構成するスピンド
ルモータ121Aの駆動制御を行うようになされてい
る。
【0027】ディスクコントローラ127は、記録再生
信号処理回路124、ヘッド・アーム駆動制御回路12
5、および回転スピンドル駆動制御回路126を制御す
るようになされており、ディスクコントローラ127を
構成するディスクインターフェイス部131は、記録再
生信号処理回路124、ヘッド・アーム駆動制御回路1
25、および回転スピンドル駆動制御回路126と、デ
ィスクフォーマット制御部133および内部システムバ
スとの間のインターフェイス処理を行うようになされて
いる。
【0028】ディスク・フォーマット制御部133は、
磁気ディスク122上のデータのアドレスマップを格納
したアドレスマップ部133−1に従って、アドレスマ
ップ制御を行うとともに、磁気ディスク122のフォー
マット処理を行うようになされている。ディスクデータ
タイミング制御部132は、記録再生信号処理回路12
4に対して、回転速度に応じたクロック信号を供給する
ようになされている。データバス・内部システム・タイ
ミング制御部134は、それ以外のディスクコントロー
ラ127の各部にクロック信号を供給するようになされ
ている。
【0029】マルチプレクス/デマルチプレクス回路1
38は、データFIFO136を介して供給されたデー
タと、レジスタ114aからのコマンドをマルチプレク
スし、インターフェイス113を介してATAアダプタ
5に供給したり、ATAアダプタ5を介して供給された
外部からのデータを、データとレジスタ命令とに分離す
るようになされている。
【0030】データFIFO136は、マルチプレクス
/デマルチプレクス回路138より供給されたデータを
順に記憶し、記憶した順番に内部システムバス135に
出力したり、内部システムバス135より供給されたデ
ータを順に記憶し、マルチプレクス/デマルチプレクス
回路138に供給するようになされている。レジスタ1
14aは、マルチプレクス/デマルチプレクス回路13
8より受け取ったコマンドやステータス等を記憶し、内
部システムバス135に出力したり、内部システムバス
135より供給されたコマンドやステータス等を記憶
し、マルチプレクス/デマルチプレクス回路138に供
給するようになされている。
【0031】CPU142は、ROM141に記憶され
ている制御プログラムに従って各部を制御し、各種ディ
スクパラメータ、実行するコマンド、実行状態に応じ
て、データの記録/再生処理、駆動系の制御処理、ホス
トコンピュータとの間の通信処理を行うようになされて
いる。RAM140は、CPU142が処理を行う上で
必要とされるデータを記憶したり、その他の各種データ
を記憶するようになされている。
【0032】マルチプレクス/デマルチプレクス回路1
38は、インターフェイス113を介して外部からのデ
ータとその記録命令が供給されたとき、データと記録命
令とを分離して、データをデータFIFO136に供給
し、コマンドやステータス等をレジスタ114aに供給
するようになされている。また、インターフェイス11
3を介して外部からのデータの再生命令が供給されたと
き、再生命令は、レジスタ114aに供給するようにな
されている。リード・ライトホストインターフェイス1
43は、ホストとの間でのインターフェイス処理を行う
ようになされている。
【0033】続いて、上記情報記録装置の具体例につい
て、図3を参照して説明する。この具体例においては、
上記図1に示した情報記録装置におけるAVマイコンシ
ステム10のブロックがインターフェイスバッファボー
ド19とRISC CPUボード20とに分離してい
る。そして、これらインターフェイスバッファボード1
9とRISC CPUボード20との内部構成がより詳
細に示されている。
【0034】上記インターフェイスボード19は、ネッ
トワークとのインターフェイスを行うネットワークイン
ターフェイス11と、データの転送を調整する2バンク
RAM2aとを有している。これらインターフェイスボ
ード19及びRISC CPUボード20は、ホストバ
ス4にて結ばれている。
【0035】上記ネットワークインターフェイス11
は、上記DVビデオカメラ1等からのネットワークと上
記2バンクRAM2aとに接続され、上記ネットワーク
を介して入力するデータのインターフェイスを行う。上
記2バンクRAM2aは、一端を上記ネットワークイン
ターフェイス11に、他端をホストバス4に接続され、
第1のRAM33及び第2のRAM34の2個のRAM
を第1の切り替えスイッチ31及び第2の切り替えスイ
ッチ32にて切り替えられて書込み及び読み出しを交互
になされることによりデータの転送等を調整する。
【0036】また、上記インターフェイスボード19
は、各RAMを制御するコントロールRAMレジスタ1
4と、I/Oを制御するコントロールI/Oレジスタ1
5とを有している。
【0037】上記コントロールRAMレジスタ14とコ
ントロールI/Oレジスタ15は、上記ホストバス4に
接続され、データを一時的に記憶する揮発性のレジスタ
である。
【0038】上記RISC CPUボード20は、縮小
命令セットを備えるCPUであるRISC CPU3
と、不揮発性のメモリであるROM9と、揮発性のメモ
リであるSRAM17とを有している。これらRISC
CPU3、ROM9及びSRAM17は、それぞれ上
記ホストバス4に接続されている。
【0039】上記ROM9は、例えば1MBのものを用
いることができる。上記SRAM(Static Random Acce
ss Memory )17は、一度書き込んだデータは電源を落
とすまで保持される再書込みが不要なRAMであり、例
えば2MBの容量のものを用いることができる。
【0040】また、上記RISC CPUボード20
は、ATAアダプタ5と、HDD6と、水晶発振器21
とを有している。
【0041】IDEとして知られるATA方式アダプタ
5は、上記ホストバス4とHDD6とを直結するための
インターフェイスである。このATAアダプタ5とHD
D6との間は、EIDE(Enhanced Intelligent Drive
Electronics)として知られる、ANSI(American N
ational Standards Institute)で定められたATA標
準方式にて結ばれている。このEIDEは、IDE互換
であるインターフェイスであり、各データ転送速度のモ
ードを有しており、その最大転送速度は33MByte
/秒であり、例として13.3MByte/秒のデータ
転送速度のモードでのデータ転送速度で十分に行うこと
ができる。
【0042】また、EIDEは、ディスク上の全データ
セクタへのセクタアドレッシングにおいて、従来のシリ
ンダ/ヘッダ/セクタの各番号でセクタにアクセスする
方式の他に、全データセクタを論理ブロックとして扱っ
て論理ブロック番号(LBA)でセクタにアクセスする方
式を有している。
【0043】上記HDD6は、AVデジタルデータスト
リームを記録される固定ディスク装置であり、例えば、
ディスクの径が3.5インチの3.5インチ型のHDD
を利用することができる。
【0044】上記水晶発振器21は、一定の周波数の基
準信号を供給する発振器である。図中では、上記水晶発
振器21は、周波数28MHzの基準信号を発生して上
記RISC CPU3に供給している。
【0045】本発明の実施の形態としては、例としてA
TA方式インターフェイスを有するハードディスクを使
用して、ATAプロトコルに準拠して制御して映像音声
デジタルデータを記録再生している例を説明している。
ここで、ATAプロトコルにおいて必要となる、ATA
デバイス専用のアドレス信号、アクセスウエイト制御信
号、割り込み信号、データバイトバッファ制御信号の生
成を行って、RISCCPUとATA方式インターフェ
イスを有するハードディスクを接続させているATAア
ダプタ5の回路機構を、図4を参照して簡潔に説明して
おく。
【0046】本実施の形態におけるATAアダプタ5で
は、CPUのホストバス4に複数の各デバイスを接続で
きるように外部ベクタ割り込み方式を使用している。
【0047】ATAアダプタ5はその内部に第1のAT
Aインターフェイス101と第2のATAインターフェ
イス111を有している。第1のATAインターフェイ
ス101はその内部に、アドレスデコード回路102と
アクセスウエイト部104、双方向バッファ103を有
している。
【0048】第1のATAインターフェイス101はホ
ストバス4のアドレスバス4aから32ビット相当の振
るアドレス情報を含むアドレスデータが入力され、内蔵
するアドレスデコード回路102にてATAインターフ
ェイスアドレスのセレクト102a、16ビット長のワ
ードデータのATAデータアドレスのセレクト102
b、8ビットのレジスタ設定データのATAレジスタア
ドレスのセレクト102cを行っている。
【0049】そして、これらのアドレスデコード結果か
ら、ハードディスクのATAコネクタインターフェイス
に各種制御信号を生成して与えている。ここでCPUか
らの入力は32ビット相当のアドレス信号、CPUのR
EAD、WRITE制御信号、ベクタフェッチ制御信
号、そしてCPUの有するデータバスのうちからATA
アダプタ5に向けてCPUによりデータバス幅を設定さ
れた16ビットデータバス幅の上位バイト、下位バイト
各データである。
【0050】ここで32ビット相当のアドレス信号と
は、実質的にCPU内部の32ビットアドレス情報をも
つアドレス信号と言うことであり、例えば32ビットア
ドレスバスの上位数ビットについては、CPUのアクセ
ス可能な全アドレスマップのうちから所定のアドレスエ
リア部分領域アクセス範囲を選択する領域選択アドレス
信号として代わりに有しているものをも含む。
【0051】また、第2のATAインターフェイス11
1はその内部に、プライオリティエンコーダ112、外
部ベクタ生成回路113を有している。
【0052】第1のATAインターフェイス101は、
ハードディスクとのATA標準の信号の入出力として、
アドレス信号としてはRISC CPUの32ビット相
当のアドレス信号をフルアドレスデコードしてATAデ
バイスおよびATAデバイスの内部の各レジスタとデー
タレジスタをアドレスセレクトするアドレスデコード回
路102が設けられている。ATAデバイスへの出力ア
ドレス信号としてはCS0−、CS1−、そして32ビ
ット相当のホストバスの下位側アドレスのADR
[3..1]を1ビット分アドレスビットシフトさせたD
A[2..0]の各アドレス信号出力がATAデバイスに
入力されている。
【0053】また、制御信号として、CPU側からのI
OR−、IOW−の読み出し書き込み信号に加えてさら
に、ディスクドライブ側からデータ転送中のホストCP
Uに対するATAデバイスからのアクセスウエイト要求
信号であるIORDY、さらに、ATA標準のプロトコ
ルによるディスクドライブの制御レジスタ設定やデータ
転送処理フローにおける割り込み処理要求制御信号であ
るINTRQ信号といったこれら各制御信号入力に対し
て、高速な処理のRISC CPUをATAプロトコル
のタイミングに適合させるために、アクセスウエイト回
路104が設けられている。
【0054】またこのアクセスウエイト回路104に
は、外部割込み要求に対してCPUが外部ベクタ番号デ
ータを取り込む際に後述する外部ベクタ生成回路113
でのベクタ番号データ発生時間を待つアクセスウエイト
を発生させるために、ベクタ取込み状態制御(ストロー
ブ)信号であるベクタフェッチ制御信号入力も一緒に設
けられている。
【0055】データ入出力信号としては、ATA標準の
ハードディスクドライブ内部に設けられているコントロ
ール・ブロックレジスタ群、コマンド・ブロックレジス
タ群に対してATAプロトコルに準じて設定レジスタ値
の読み書きに使用する下位データバイトDD[7..
0]、および16ビットワードのデータ転送の際にこの
下位データバイトともに用いる上位データバイトDD
[15..8]の入出力が設けられている。
【0056】第2のATAインターフェイス111は、
外部ベクタ割り込み回路であり、その内部には複数のデ
バイスの中から割り込み要求のあったデバイスのCPU
に対する割り込み処理の優先順位を決めるプライオリテ
ィエンコーダ112と、割り込み要求のあったデバイス
の優先順位情報をアドレスデータで与えてベクタ番号デ
ータを生成して、プログラムによってアクセスプログラ
ム処理を行っているCPUに提供する外部ベクタ生成回
路113からなる。
【0057】プライオリティエンコーダ112は各デバ
イス毎の割込み要求信号をそれぞれ入力され、予めデバ
イスからの割込入力毎に割り当てられた優先順位をCP
Uに返している。ATA標準のディスクドライブからの
割込要求信号INTRQをうけて、このディスクドライ
ブの優先順位を例えば4つの割り込みレベル信号である
IRL0−〜IRL3−にエンコードしてホストバス4
のコントロールバス4cに出力することにより、CPU
に取り込まれる。
【0058】またこれとともに、外部ベクタ生成回路1
13は、割込み要求のあったデバイスに割り当てられた
上述の割り込みレベル信号をうけたCPUが発するベク
タフェッチのストロー部(状態制御)信号とREAD信
号、およびこの状態で割込み優先レベルIRL0−〜I
RL3−をうけて、CPUにより内部で下位4ビットの
アドレス信号に変換されCPUから出力されたきた割込
み優先レベル番号をADR[3..0]のアドレスバスの
下位4ビットで入力される。
【0059】ここで、ベクタフェッチのストロー部(状
態制御)信号が発せられている期間はアドレスバスの下
位4ビットはCPUからの割込み優先レベル番号のため
に使われている。そして、この2つの制御信号入力と下
位4ビットアドレス入力をうけて、外部ベクタをバイト
長でCPUのデータバスの下位バイトに出力して、選択
されたデバイスに割り当てられた外部ベクタ番号データ
をCPUに取り込ませている。
【0060】以上により32ビットRISC−CPUと
ATA方式インターフェイスを有するディスクドライブ
を接続している。
【0061】この具体例においては、上記情報記録装置
は、モード設定コマンダ8として表示部一体型のPCを
用いている。このPCの表示部に表示されているよう
に、このモード設定コマンダ8を介し、少なくとも“録
音”、“再生”、“スロー”、“スチル”及び“サー
チ”の操作をすることができる。
【0062】続いて、この情報記録装置におけるデータ
の流れの概略について、図5を参照して説明する。上記
DVビデオカメラ1の備えるエンコード/デコード部1
aと、EIDE規格のHDD6は、ネットワークインタ
ーフェイスを介し、さらに上記2バンクRAM2aを介
して相互に情報を送受している。これらエンコード/デ
コード部1a及びネットワークインターフェイスとHD
D6の間の情報の伝送は、上記HDD6と2バンクRA
M2aの間の伝送路に接続するRISC CPU3によ
って制御されている。
【0063】上記エンコード/デコード部1aから上記
2バンクRAMには、ネットワークインターフェイスを
介して28.6Mbpsの転送レートにてIEEE13
94規格に従うAVデジタルデータストリームにてデー
タが転送される。上記2バンクRAM2aから上記HD
D6に入力するデータは、34Mbpsの転送レートに
て転送されてライトされる。
【0064】逆に、上記HDD6からリード(読み込
み; read)されたデータは、ライトの場合と同じく34
Mbpsの転送レートにて上記2バンクRAM2aに伝
送される。上記2バンクRAM2aから上記エンコード
/デコード部1aには、ネットワークインターフェイス
を介して、例えば、28.6Mbpsの転送レートのI
EEE1394規格に従うAVデジタルデータストリー
ムとしてデータが伝送される。
【0065】ここで、上記エンコード/デコード部1a
とネットワークインターフェイスと2バンクRAM2a
の間の伝送路におけるデータの転送レートと、上記HD
D6と2バンクRAM2aの間の伝送路における転送レ
ートとは相違している。
【0066】HDD6の入力データは高速だがデータの
連続性があり、ネットワークインターフェイスの入出力
データはそれより高速ではないがより連続性がある。
【0067】上記2バンクRAM2aは、第1のフレー
ムメモリ33及び第2のフレームメモリ34の2個のフ
レームメモリを備え、これら第1のフレームメモリ33
及び第2のフレームメモリ34を切り替えてライト(書
込み)及びリード(読み出し)を交互に行うことによ
り、データの転送速度の相違を調整している。
【0068】すなわち、2バンクRAM2aの各々のフ
レームメモリは、片方のフレームメモリに1フレーム時
間内でデータを書き込み、他方のフレームメモリからは
1フレーム時間内にデータを読み出すことにより、デー
タの転送速度やデータの連続性が相違していても、1フ
レーム時間内の各メモリへの書き込みと読み出しを完了
させればデータの連続性が維持されるので、連続デジタ
ルデータの転送を行うことができる。
【0069】続いて、上記2バンクRAM2aにおける
データの転送を、図6に示すデータ転送タイミング図を
参照して説明する。
【0070】上記HDD6からネットワークインターフ
ェイスとエンコード/デコード部1aに情報が伝送され
るリード時には、上記2バンクRAM2aにおいては、
図中のAに示すようにデータが転送される。
【0071】最初のフレームF0においては、第1のフ
レームメモリ33にはデータA1(第1のフレームメモ
リ33に記録されたデータに指標“A”を付して区別す
る。)がライトされ、第2のフレームメモリ34からは
データB0(第2のフレームメモリ34に記録されたデ
ータを指標“B”を付して区別する。)がリードされ
る。
【0072】ここで、上記RISC CPU3は、常に
ステータスレジスタを監視し、RISC CPU3は、
第1のフレームメモリ33へのデータA1のライトが終
了すると“1”にし、第2のフレームメモリ34からの
データB0のリードが終了すると“0”にする。この第
1のフレームメモリ33へのデータA1のライトに要す
る時間は、第2のフレームメモリ34におけるデータB
0からのリードに要する時間よりも短いので、データA
1のライトが終了したタイミングでステータスレジスタ
を“1”にし、その後、データB0のリードが終了した
タイミングでステータスレジスタは、“0”にする。
【0073】このステータスレジスタが“0”になった
ところで、第1のフレームメモリ33と第2のフレーム
メモリ34とが切り替えられ、今度は、第1のフレーム
メモリ33にリードが行われ、第2のフレームメモリ3
4にライトが行われる。
【0074】よって、最初のフレームF0に続く第1の
フレームF1においては、第1のフレームメモリ33か
ら最初のフレームF0にてライトしたデータA1がリー
ドされ、第2のフレームメモリ34には、データB1が
書き込まれる。
【0075】ここで、第1のフレームメモリ33へのデ
ータB1のライトと第2のフレームメモリ34からのデ
ータA1のリードは、ステータスレジスタが“0”の状
態で、かつ、図中の矢印42にて示されるように、フレ
ームパルスが“ロー”レベルから“ハイ”レベルに立ち
上がるタイミングで開始される。
【0076】このフレームパルスは、立ち上がりの時刻
から所定時間を経過すると立ち下がる。
【0077】さらに、上記第1のフレームF1に続く第
2のフレームF2においては、上記第2のフレームメモ
リ34から上記第1のフレームにてライトしたデータB
1がリードされ、上記第1のフレームメモリ33には、
データA2がライトされる。これら第1のフレームF1
及び第2のフレームF2におけるライト及びリードのタ
イミングは、最初のフレームF0におけるタイミングと
同様である。
【0078】ここでは、ライト時にはRISC CPU
3は、1フレームに相当する119.2kBytesを
RAMにライト終了後、ステータスレジスタを“0”か
ら“1”にする。リード時には、1フレーム分をリード
終了後にステータスレジスタを“1”から“0”にす
る。
【0079】上述のようなフレームデータの流れは、全
体として、A0,B0,A1,B1,A2,B2,A3,B3,A4,B4,・・・のよ
うになる。このようにして第1のフレームメモリ33及
び第2のフレームメモリ34のリード及びライトのタイ
ミングを調整して転送することにより転送速度を変換し
ている。
【0080】上記エンコード/デコード部1aからHD
D6に情報が伝送されるライト時には、上記2バンクR
AM2aにおいては、図中のBに示すようにデータが転
送される。
【0081】最初のフレームF0においては、第1のフ
レームメモリ33にはデータA1がライトされ、第2の
フレームメモリ34からはデータB0がリードされる。
【0082】ここで、上記RISC CPU3は、常に
ステータスレジスタを監視し、RISC CPU3は、
第2のフレームメモリ34からのデータB0のリードが
終了すると“1”にし、第1のフレームメモリ33への
データA1のライトが終了すると“0”にする。この第
2のフレームメモリ34からのデータB0のリードに要
する時間は、第1のフレームメモリ33へのデータA1
のライトに要する時間よりも短いので、データB0のリ
ードが終了したタイミングでステータスレジスタを
“1”にし、その後、データA1のライトが終了したタ
イミングでステータスレジスタは、“0”にする。
【0083】このステータスレジスタが“0”になった
ところで、第1のフレームメモリ33と第2のフレーム
メモリ34とが切り替えられ、今度は、第1のフレーム
メモリ33からリードが行われ、第2のフレームメモリ
34へライトが行われる。
【0084】よって、最初のフレームF0に続く第1の
フレームF1においては、第1のフレームメモリ33か
ら最初のフレームF0にてライトしたデータA1がリー
ドされ、第2のフレームメモリ34には、データB1が
書き込まれる。
【0085】ここで、第1のフレームメモリ33へのデ
ータB1のライトと第2のフレームメモリ34からのデ
ータA1のリードは、ステータスレジスタが“0”の状
態で、かつ、図中の矢印42にて示されるように、フレ
ームパルスが“ロー”レベルから“ハイ”レベルに立ち
上がるタイミングで開始される。
【0086】このフレームパルスは、立ち上がりの時刻
から所定時間を経過すると立ち下がる。
【0087】さらに、上記第1のフレームF1に続く第
2のフレームF2においては、上記第2のフレームメモ
リ34から上記第1のフレームにてライトしたデータB
1がリードされ、上記第1のフレームメモリ33には、
データA2がライトされる。なお、これら第1のフレー
ムF1及び第2のフレームF2におけるライト及びリー
ドのタイミングは、最初のフレームF0におけるタイミ
ングと同様である。
【0088】ここでは、ライト時にはRISC CPU
3が1フレームに相当する119.2kBytesをR
AMにライト終了後、ステータスレジスタを“0”から
“1”にする。リード時には、1フレーム分をリード終
了後にステータスレジスタを“1”から“0”にする。
【0089】次に、AVデジタルデータストリームを記
録する記録媒体のフォーマットについて説明する。
【0090】記録媒体であるHDDの記録フォーマット
は、図7に示すように、512Byteのセクタ24を
単位として構成されている。DV方式が標準解像度のS
D信号に対応するSD仕様の場合には、119.2kB
yteのAVデジタルデータストリームを1フレームと
している。そこで、119.296kByteである連
続する233セクタの最初から上記AVデジタルデータ
ストリームを連続して記録され、最後のセクタのAVデ
ジタルデータストリームが書き込まれなかった余白23
にはスタッフィングがなされる。このスタッフィングさ
れる部分には、任意のデータが書き込まれる。
【0091】DV方式が高圧縮SD信号に対応する高圧
縮SD仕様の場合には、図8に示すように、512By
teのセクタ24が117個連続した59.904kB
ytesの領域の先頭から59.6kBytesの1フ
レームの高圧縮SD仕様のDV信号を連続して書き込
み、最後のセクタのAVデジタルデータストリームが書
き込まれなかった余白23にはスタッフィングをする。
このように高圧縮SD仕様のAVデジタルデータストリ
ームの記録は、AVデジタルデータストリームが書き込
まれた部分22とスタッフィングされた部分23とから
なる117セクタを単位として記録されている。
【0092】DV方式がHD信号に対応するHD仕様の
場合には、図9に示すように、512Byteのセクタ
24が466個連続した238.592kBytesの
領域の先頭から238.4kBytesの1フレームの
HD仕様のDV信号を連続して書き込み、最後のセクタ
のAVデジタルデータストリームが書き込まれなかった
余白23にはスタッフィングをする。このようにHD仕
様のAVデジタルデータストリームの記録は、AVデジ
タルデータストリームが書き込まれた部分22とスタッ
フィングされた部分23とからなる466セクタを単位
として記録されている。
【0093】次に、上記情報記録方法に係る一連の工程
についてフローチャートを参照して説明する。
【0094】上述のような記録フォーマットに従いSD
仕様のDV方式のAVデジタルデータストリームが記録
されたHDDから再生がなされる際には、図10に示す
ような手順に従って行われる。
【0095】ステップS11においては、第0フレーム
のAVデジタルデータストリームがリードされる。SD
仕様のDV方式の場合には、1フレームのAVデジタル
データストリームは233セクタを単位として記録され
ているので、このAVデジタルデータストリームの記録
の始点を第Sセクタとすると、この第Sセクタから1フ
レームのAVデジタルデータストリームに対応する23
3セクタの領域がリードされる。そして、ステップS1
2に進む。
【0096】ステップS12においては、第1フレーム
のAVデジタルデータストリームがリードされる。ここ
では、第0フレームのAVデジタルデータストリームの
記録の終点の次のセクタである第S+233セクタから
1フレームのAVデジタルデータストリームに対応する
233セクタの領域がリードされる。
【0097】以下、同様の手順により、第2フレームか
ら第n−2フレームまでのDV信号がリードされる。そ
して、第n−1フレームに対応するステップS13に進
む。
【0098】ステップS13においては、第n−1フレ
ームのAVデジタルデータストリームがリードされる。
ここでは、第n−2フレームのAVデジタルデータスト
リームの記録の終点の次のセクタである第S+233*
(n−1)セクタから1フレームのAVデジタルデータ
ストリームに対応する233セクタの領域がリードされ
る。そして、ステップS14に進む。
【0099】ステップS14においては、第nフレーム
のAVデジタルデータストリームが読み出される。ここ
では、第n−1フレームのAVデジタルデータストリー
ムの記録の終点の次のセクタである第S+233*nセ
クタから1フレームのAVデジタルデータストリームに
対応する233セクタの領域がリードされる。このよう
にして第0フレームから第nフレームまでのAVデジタ
ルデータストリームのリードを終えたので、AVデジタ
ルデータストリームの再生に係るこの一連の工程を終了
する。
【0100】続いて、上記SD仕様のDV方式のフォー
マットに従いHDDにAVデジタルデータストリームの
記録を行う際の一連の手順を、図11に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0101】最初のステップS21においては、第0フ
レームのAVデジタルデータストリームがライトされ
る。ここでは、この一連のAVデジタルデータストリー
ムの記録を開始する始点である第Sセクタの先頭からS
D仕様のAVデジタルデータストリームの1フレームに
対応する233セクタの領域がライトされる。そして、
ステップS22に進む。
【0102】ステップS22においては、第1フレーム
のAVデジタルデータストリームがライトされる。ここ
では、第0フレームの記録の終点のセクタの次のセクタ
である第S+233セクタからSD信号の1フレームに
対応する233セクタに第1フレームのAVデジタルデ
ータストリームが記録される。
【0103】以下、同様にして、第2フレームから第n
−2フレームまでのAVデジタルデータストリームが記
録される。そして、ステップS23フレームに進む。
【0104】ステップS23においては、第n−1フレ
ームのAVデジタルデータストリームがライトされる。
ここでは、第n−1フレームの対応する233セクタに
第n−1フレームのAVデジタルデータストリームが記
録される。そして、ステップS24に進む。
【0105】ステップS24においては、第nフレーム
のAVデジタルデータストリームがライトされる。ここ
では、第nフレームの対応する233セクタに第nフレ
ームのAVデジタルデータストリームが記録される。そ
して、第nフレームのAVデジタルデータストリームの
ライトをもってAVデジタルデータストリームの記録に
係るこの一連の手順を終了する。
【0106】上述の説明においてはDV方式としてはS
D仕様について例示したが、高圧縮SD仕様のAVデジ
タルデータストリームに関する場合にはリード/ライト
の単位を117セクタに、HD仕様のAVデジタルデー
タストリームに関する場合にはHDDにおけるリード/
ライトの単位を466セクタに変更することにより対応
することができる。
【0107】続いて、上記情報記録方法の一連の工程に
ついて、上記図1を参照して上述した情報記録装置の各
部の動作と関連させて説明する。
【0108】再生時は、上記図10に示した工程のよう
にソフトウェア制御され、セクタ単位でHDD6よりA
Vデジタルデータストリームデータがリードされ、AT
Aアダプタ5及びホストバス4を介してインターフェイ
スバッファ2の2バンクRAM2aに交互にライトさ
れ、フレームパルス基準でリードされることにより、リ
アルタイム性が確保されたAVデジタルデータストリー
ムが得られ、DVビデオカメラの高能率エンコード/デ
コード部1aに供給され、再生動画像がモニタ7で得ら
れる。オーディオに関しても上記エンコード/デコード
部1aを介して供給され、再生オーディオがスピーカ
(SP)7aより得られる。
【0109】このように、HDD6においては、HOS
T側で論理ブロックアドレス(Logical Block Address;
LBA)をソフトウェアで設定すれば、セクタ単位で任意
のリード/ライトを行えるため、上述のような記録フォ
ーマットによりAVデジタルデータストリームを記録す
ることにより、セクタを指定してリードしインターフェ
イスバッファ2の2バンクRAM2aにライトしリード
することにより、スタッフィングデータの不要なデータ
を除くことができる、読み出しセクタをソフトウェアで
各種制御しリードされたデータをホストバス4を介して
インターフェイスバッファ2の2バンクRAM2aにラ
イトすることにより、変速再生をもRISC CPU3
のソフトウェア制御だけで実現できる。
【0110】上記モード設定コマンダ8は、録画/再生
/変速再生モード等に対応した制御コードのIDをRS
−232Cを介してRISC CPU3に送っている。
RISC CPU3では、これらのコマンダIDを基
に、それぞれに対応するアプリケーションソフトウェア
を起動され、ドライバソフトウェアによりHDD6のリ
ードライトを制御する。
【0111】なお、本発明で使用しているデジタルイン
ターフェイスであるIEEE1394のアシンクロナス
モードを使い、モードコマンド信号を外部よりRISC
CPU3に供給することもできる。もちろん、RIS
C CPU3は、従来の縮小命令セットではない命令セ
ットを有するCISCでも可能である。
【0112】なお、本実施の形態に係る図1に示したA
Vマイコンシステム10においては、インターフェイス
バッファ2の2バンクRAM2a、HDD6のレジス
タ、RAM17、ROM9のすべてがRISC CPU
3のメインメモリにマッピングされているユニフォーマ
ットとなっている。こうすることにより、供給されるデ
ータ(AVデジタルデータストリームデータ、ITデー
タとも)をHDD6に、RISC CPU3のデータ転
送制御ソフトウェアのみにより、自由自在にリード/ラ
イトすることが可能となっている。
【0113】なお、上述の実施の形態ではDV規格に基
づいて1フレーム単位で固定長化されて記録される例を
示したが、例えばMPEG規格にて圧縮される画像、音
声信号についても、圧縮率をコントロールすることによ
り図12に示すように容量が512kB/1024sc
tのGOP(Group Of Picture)単位でMPEG信号を
固定長化して記録することが可能である。
【0114】即ち、上述の実施の形態では、DVビデオ
カメラを用いて、DV信号をハードディスクの論理セク
タと整数倍の関係として記録再生することによりアクセ
スの良い変速再生を実現できるシステムについて述べて
きたが、DVビデオカメラに変えてMPEG信号を受信
して出力する装置を用いて、上述したAVマイコンシス
テム10と同様なシステムを構成する場合、出力するM
PEG信号のGOP及び/又はIフレームのデータ最大
数を固定になるように制御し、これをハードディスクの
論理セクタの整数倍に当てはめることによって、MPE
G信号を入力する装置においても同様にアクセス速度の
よい変速再生を実現できることになる。
【0115】このようにMPEG信号を記録再生する情
報記録装置は、図13に示すように、アナログ方式のビ
デオ信号及びオーディオ信号を受信するアンテナ150
を介して信号を入力するチューナー151と、チューナ
ー151で入力したビデオ信号をデジタルデータに変換
するA/D変換回路152と、A/D変換回路152か
らデジタル方式のビデオ信号が入力されるNTSCデコ
ーダ153と、NTSCデコーダ153でベースバンド
信号に変換されたビデオ信号を入力するMPEG2エン
コーダ154と、デジタル方式のMPEGデータが入力
されるマルチプレクサ155とを備える。
【0116】また、この情報記録装置は、チューナー1
51に入力されたオーディオ信号が入力されるA/D変
換回路156と、A/D変換回路156でデジタル方式
とされたオーディオ信号が入力されるMPEG1エンコ
ーダ157とを備える。
【0117】チューナー151は、アンテナ150で受
信した例えばNTSC(National Television System C
ommittee)方式の信号が入力される。このチューナー1
51は、アンテナ150で受信したビデオ信号及びオー
ディオ信号を受信するとともに、検波を施す。そして、
このチューナー151は、検波を施したビデオ信号をA
/D変換回路152に出力し、オーディオ信号をA/D
変換回路156に出力する。
【0118】A/D変換回路152は、ビデオ入力端子
又はチューナー151からのビデオ信号にA/D変換処
理を施してビデオデータとする。そして、A/D変換回
路152は、例えばNTSC方式のビデオデータをNT
SCデコーダ153に出力する。
【0119】NTSCデコーダ153には、A/D変換
回路152からのNTSC方式のビデオデータが入力さ
れる。このNTSCデコーダ153は、入力されたビデ
オデータに伸長処理を施してベースバンド信号を生成す
る。そして、このNTSCデコーダ153は、スイッチ
158の端子1を介してMPEG2エンコーダ154に
ベースバンド信号を出力する。
【0120】MPEG2エンコーダ154は、NTSC
デコーダ153からのベースバンド信号に圧縮処理を施
す。このとき、このMPEG2エンコーダは、入力され
たベースバンド信号をMPEG2方式のデジタルデータ
となるように圧縮処理を施す。このMPEG2エンコー
ダ154は、上述したように、入力されたベースバンド
信号に対してハードディスクの論理セクタの整数倍とな
るように所定の圧縮率で符号化処理を施す。すなわち、
MPEG2エンコーダ154は、入力したGOP及び/
又はIフレームのデータ最大値がハードディスクの論理
セクタの整数倍のデータ量となるように圧縮符号化を施
す。
【0121】また、このMPEG2エンコーダ154
は、スイッチ158の端子2、スイッチ162の端子2
を介してMPEG2デコーダ160からベースバンド信
号が入力される。このMPEG2エンコーダ154は、
MPEG2デコーダ160からのベースバンド信号に対
しても所定の圧縮率で符号化を施す。
【0122】一方、チューナー151は、アンテナ15
0から入力された信号のうち、オーディオ信号をA/D
変換回路156に出力する。A/D変換回路156は、
入力されたオーディオ信号にA/D変換処理を施してオ
ーディオデータとする。そして、このA/D変換回路1
56は、オーディオデータをMPEG1エンコーダ15
7に出力する。
【0123】MPEG1エンコーダ157は、A/D変
換回路156からのオーディオデータにMPEG1方式
で圧縮処理を施して、マルチプレクサ155に出力す
る。
【0124】マルチプレクサ155は、MPEG2エン
コーダ154からのビデオデータと、MPEG1エンコ
ーダ157からのオーディオデータとを多重化処理す
る。このマルチプレクサ155は、ビデオデータをVと
し、オーディオデータをAとすると、例えばMPEG信
号のGOPの時間単位にVAVAVA・・・と時間軸の
圧縮を行いデジタルデータストリームを作成する。この
マルチプレクサ155は、多重化処理して得たデジタル
データストリームをインターフェイスバッファ2に出力
する。
【0125】また、このマルチプレクサ155は、イン
ターフェイスバッファ2からHDD6内のハードディス
クに記録されたデジタルデータストリームが入力され
る。このマルチプレクサ155は、インターフェイスバ
ッファ2から入力されたデジタルデータストリームをビ
デオデータとオーディオデータとに分割する。このマル
チプレクサ155は、分割して得たビデオデータをスイ
ッチ171の端子2を介してマルチプレクサ169に出
力するとともに、スイッチ159の端子1を介してMP
EG2デコーダ160に出力する。また、このマルチプ
レクサ169は、分割して得たオーディオデータをディ
レイ回路170を介してマルチプレクサ169に出力す
るとともに、MPEG1デコーダ161に出力する。
【0126】また、この情報記録装置は、MPEG方式
のデジタルデータを受信するアンテナ166と、STB
(セットトップボックス)167と、デジタルI/F回
路168と、マルチプレクサ169と、ディレイ回路1
70とを備える。
【0127】アンテナ166は、上述と同様に、例えば
MPEG方式のデジタルデータを入力する。このアンテ
ナ166は、受信したデジタルデータをRF信号として
STB167に出力する。
【0128】STB167は、アンテナ166からのデ
ジタルデータとしてフロントエンドで受信、検波する。
そして、このSTB167は、例えばスクランブル等が
かけられたデジタルデータのスクランブルを解除してデ
ジタルI/F回路168に出力する。
【0129】また、このSTB167は、デジタルI/
F回路からデジタルデータが入力される。このSTB1
67には、MPEGデコーダが内蔵されている。このS
TB167は、このMPEGデコーダを用いてデジタル
I/F回路168からのデジタルデータにデコード処理
を施し、例えば圧縮されたビデオデータ及びオーディオ
データを伸長して映像信号と音響信号とに変換する。
【0130】デジタルI/F回路168は、物理層/リ
ンク層処理回路を有しており、STB167からのデジ
タルデータに変換処理等の信号処理を施してマルチプレ
クサ169に出力する。
【0131】また、このデジタルI/F回路168に
は、マルチプレクサ169からビデオデータとオーディ
オデータとが多重化されてなるデジタルデータが入力さ
れる。このデジタルI/F回路168は、このデジタル
データをSTB167に出力する。
【0132】マルチプレクサ169は、デジタルI/F
回路168からのデジタルデータをビデオデータとオー
ディオデータとに分割する分割処理を施す。このマルチ
プレクサ169は、分割処理して得たビデオデータをス
イッチ171の端子1、スイッチ159の端子2を介し
てMPEG2デコーダ160に出力する。また、このマ
ルチプレクサ169は、オーディオデータをディレイ回
路170に出力する。
【0133】また、このマルチプレクサ169は、マル
チプレクサ155からビデオデータがスイッチ171を
介して入力されるとともに、オーディオデータがディレ
イ回路170を介して入力される。そして、このマルチ
プレクサ169は、入力されたビデオデータとオーディ
オデータとを多重化してデジタルI/F回路168に出
力する。
【0134】ディレイ回路170は、マルチプレクサ1
69からのオーディオデータにディレイ調整を施す。こ
のディレイ回路170は、入力されたオーディオデータ
とビデオデータとの時間差を調整するようにディレイ処
理を施して、マルチプレクサ155に出力する。
【0135】また、このディレイ回路170は、マルチ
プレクサ155で分割されたビデオデータとオーディオ
データのうち、オーディオデータのみが入力される。こ
のディレイ回路170は、ビデオデータとのディレイ調
整を行って、マルチプレクサ169にオーディオデータ
を出力する。
【0136】また、この情報記録装置は、ビデオデータ
がスイッチ159の端子2を介して入力されるMPEG
2デコーダ160と、マルチプレクサ155で分割して
得たオーディオデータが入力されるMPEG1デコーダ
161と、MPEG2デコーダ160でデコードされた
ビデオデータがスイッチ162の端子1を介して入力さ
れるNTSCエンコーダ163と、NTSCエンコーダ
163で符号化されたデータが入力されるD/A変換回
路164と、MPEG1デコーダ161でデコードされ
たオーディオデータが入力されるD/A変換回路165
とを備える。
【0137】MPEG2デコーダ160は、HDD6に
記録されたデジタルデータストリームをRISC CP
U3のデータ転送ソフトウェアにより読出して、ATA
アダプタ5,ホストバス4,インターフェイスバッファ
2を介してマルチプレクサ155で分割して得たビデオ
データがスイッチ159の端子1を介して入力される。
このMPEG2デコーダ160は、圧縮されて入力され
たビデオデータに伸長処理を施す。また、このMPEG
2デコーダ160は、スイッチ159の端子2を介して
マルチプレクサ169からビデオデータが入力される。
このMPEG2デコーダ160は、入力されたビデオデ
ータに伸長処理を施したビデオデータをスイッチ162
に出力する。
【0138】ここで、スイッチ159は、マルチプレク
サ169からのビデオデータをMPEG2デコーダ16
0に入力するときには端子2と接続され、マルチプレク
サ155からのビデオデータをMPEG2デコーダ16
0に入力するときには端子1と接続されるように制御さ
れる。
【0139】また、スイッチ162は、MPEG2デコ
ーダ160からのビデオデータをスイッチ158に出力
するときには端子2と接続され、MPEG2デコーダ1
60からのビデオデータをNTSCエンコーダ163に
出力するときには端子1と接続されるように制御され
る。
【0140】NTSCエンコーダ163は、MPEG2
デコーダ160でデコードされたビデオデータがスイッ
チ162の端子1を介して入力される。このNTSCエ
ンコーダ163は、入力されたビデオデータにNTSC
方式で圧縮処理を施してD/A変換回路164に出力す
る。
【0141】D/A変換回路164は、NTSCエンコ
ーダ163からのビデオデータにD/A変換処理を施し
てビデオ信号とする。そして、このD/A変換回路16
4は、ビデオ信号をビデオ出力端子に出力する。
【0142】MPEG1デコーダ161には、マルチプ
レクサ155から分割して得たオーディオデータが入力
される。このMPEG1デコーダ161は、入力したオ
ーディオデータに伸長処理を施す。そして、このMPE
G1デコーダ161は、伸長処理を施したオーディオデ
ータをD/A変換回路165に出力する。
【0143】D/A変換回路165は、MPEG1デコ
ーダ161からのオーディオデータにD/A変換処理を
施してオーディオ信号とする。そして、このD/A変換
回路165は、オーディオ信号をオーディオ出力端子に
出力する。
【0144】このような情報記録装置では、HDD6内
のハードディスクにアンテナ166で受信したMPEG
方式のデジタルデータを記録するときには、先ず、デジ
タルデータをSTB167、デジタルI/F回路168
を介してマルチプレクサ169に出力する。
【0145】次に、マルチプレクサ169では、入力さ
れたデジタルデータをビデオデータとオーディオデータ
とに分割処理する。そして、このマルチプレクサ169
では、オーディオデータをディレイ回路170に出力す
る。
【0146】また、このマルチプレクサ169では、ビ
デオデータをスイッチ171、スイッチ159を介して
MPEG2デコーダ160に出力する。このとき、スイ
ッチ171は端子1と接続され、スイッチ159は端子
2に接続されるように制御されている。
【0147】次に、MPEG2デコーダ160では、圧
縮されたビデオデータに伸長処理を施してスイッチ16
2、スイッチ158を介してMPEG2エンコーダ15
4に出力する。このとき、スイッチ162は端子2と接
続され、スイッチ158は端子2と接続するように制御
されている。
【0148】次に、MPEG2エンコーダ154では、
所定の圧縮率で入力されたビデオデータに圧縮処理を施
す。このとき、MPEG2エンコーダ154では、HD
D6内のハードディスクの論理セクタの整数倍となるよ
うな圧縮率で、GOP及び/又はIピクチャーの圧縮処
理を行う。
【0149】次に、ディレイ回路170でディレイ処理
が施されたオーディオデータがタイミングが制御されて
マルチプレクサ155に出力されるとともに、MPEG
2エンコーダ154からのビデオデータがマルチプレク
サ155に出力される。
【0150】次に、マルチプレクサ155では、入力さ
れたオーディオデータとビデオデータとに多重化処理を
施してデジタルデータストリームを作成し、インターフ
ェイスバッファ2、ホストバス4、ATAアダプタ5を
介してHDD6内のハードディスクに記録を行う。した
がって、この情報記録装置では、ハードディスクの論理
セクタ単位でMPEGデータが記録されることとなる。
【0151】また、この情報記録装置では、HDD6内
のハードディスクにアンテナ150で受信したNTSC
方式のアナログ信号を記録するときには、先ず、NTS
C方式のアナログ信号をチューナー151に出力する。
【0152】次に、チューナー151では、アンテナ1
50からのアナログ信号を検波してビデオ信号をA/D
変換回路152に出力するとともにオーディオ信号をA
/D変換回路156に出力する。このとき、A/D変換
回路152では、ビデオ入力端子からビデオ信号を入力
してもよく、A/D変換回路156ではオーディオ入力
端子からオーディオ信号を入力しても良い。
【0153】次に、A/D変換回路152では、入力さ
れたビデオ信号にA/D変換処理を施すことによってビ
デオデータとし、NTSCデコーダ153に出力する。
【0154】次に、NTSCデコーダ153では、A/
D変換回路152からのビデオデータに伸長処理を施し
て、ビデオデータをベースバンド信号としてMPEG2
エンコーダ154に出力する。このとき、スイッチ15
8は、端子1に接続するように制御される。
【0155】次に、MPEG2エンコーダ154では、
スイッチ158を介してベースバンド信号が入力され
る。このMPEG2エンコーダ154では、入力したベ
ースバンド信号を所定の圧縮率でMPEGデータとする
ようにエンコードしてMPEG2方式のビデオデータと
する。そして、このMPEG2エンコーダ154では、
HDD6内のハードディスクの論理セクタの整数倍でG
OP及び/又はIフレームが圧縮されるようにエンコー
ドを行う。そして、このMPEG2エンコーダ154で
は、ビデオデータをマルチプレクサ155に出力する。
【0156】一方、チューナー151からオーディオ信
号が入力されたA/D変換回路156では、オーディオ
信号にA/D変換処理を施すことでオーディオデータと
してMPEG1エンコーダ157に出力する。
【0157】そして、MPEG1エンコーダ157で
は、A/D変換回路156からのオーディオデータにM
PEG1方式でエンコードを施してマルチプレクサ15
5に出力する。
【0158】そして、マルチプレクサ155では、MP
EG2エンコーダ154から入力されたビデオデータと
MPEG1エンコーダ157から入力されたオーディオ
データとを多重化処理してデジタルデータストリームを
生成する。
【0159】次に、マルチプレクサ155では、生成し
たデジタルデータストリームをインターフェイスバッフ
ァ2、ホストバス4、ATAアダプタ5を介してHDD
6内のハードディスクに記録する。したがって、この情
報記録装置では、ハードディスクの論理セクタ単位でM
PEG方式のデジタルデータストリームが記録されるこ
ととなる。
【0160】情報記録装置は、HDD6内のハードディ
スクに記録されたデジタルデータストリームを再生する
ときには、先ず、RISC CPU3により起動される
データ転送ソフトウェアによりハードディスクの論理セ
クタ単位でHDD6に格納されたデジタルデータストリ
ームを読み出す。このとき、RISC CPU3では、
ソフトウェア制御により、例えば種々の変速再生モード
でHDD6に格納されているデジタルデータストリーム
を読出してもよい。
【0161】次に、この情報記録装置では、HDD6か
ら読み出したデジタルデータストリームを、ATAアダ
プタ5,ホストバス4,インターフェイスバッファ2を
介してマルチプレクサ155に入力する。そして、この
マルチプレクサ155では、入力されたデジタルデータ
ストリームに分割処理を施してビデオデータとオーディ
オデータとする。
【0162】そして、この情報記録装置では、ハードデ
ィスクに記録されたデジタルデータストリームをデジタ
ルデータとして再生するときには、ビデオデータをマル
チプレクサ155からスイッチ171を介してマルチプ
レクサ169に出力するとともに、オーディオデータを
ディレイ回路170でディレイが調整されてマルチプレ
クサ169に出力する。
【0163】次に、このマルチプレクサ169では、入
力されたオーディオデータとビデオデータとを多重化し
てデジタルI/F回路168に出力する。そして、この
オーディオデータとビデオデータとは、STB167に
入力され、このSTB167内のMPEGデコーダで音
声信号、映像信号とされ、例えばRISC CPU3の
ソフトウェア制御により変速再生、シームレス再生、ノ
ンリニアエディト再生がなされる。
【0164】一方、この情報記録装置でハードディスク
に記録されたデジタルデータストリームをアナログ信号
として再生するときには、マルチプレクサ155からビ
デオデータをスイッチ159の端子1を介してMPEG
2デコーダ160に出力する。
【0165】次に、MPEG2デコーダ160では、マ
ルチプレクサ155からのビデオデータにデコード処理
を施してスイッチ162の端子1を介してNTSCエン
コーダ163に出力する。
【0166】次に、NTSCエンコーダ163では、M
PEG2デコーダ160からのデジタルデータをNTS
C方式のビデオデータに変換する。そして、このNTS
Cエンコーダ163は、NTSC方式のビデオデータを
D/A変換回路164に出力する。
【0167】次に、D/A変換回路164では、NTS
Cエンコーダ163からのビデオデータにD/A変換処
理を施してNTSC方式のビデオ信号としてビデオ出力
端子に出力する。
【0168】また、マルチプレクサ155は、オーディ
オデータをMPEG1デコーダ161に出力する。この
MPEG1デコーダ161では、マルチプレクサ155
からのオーディオデータにデコード処理を施してD/A
変換回路165に出力する。
【0169】次に、D/A変換回路165では、MPE
G1デコーダ161からのオーディオ信号にD/A変換
処理を施してオーディオ端子に出力する。
【0170】したがって、この情報記録装置は、上述の
ように、MPEG方式で圧縮されたデジタルデータを記
録するときにはMPEG2デコーダ160でデコードし
て、MPEG2エンコーダ154で所定の圧縮率でハー
ドディスクの論理セクタの整数倍となるようにエンコー
ドして記録し、NTSC方式の信号が入力されたときに
はMPEG2エンコーダ154でエンコードして記録す
るので、記録されたデジタルデータの再生を行うときに
例えばデータ転送ソフトウェアを用いてハードディスク
のアドレス情報を指定するだけで記録されたデジタルデ
ータの再生を行うことができ、容易にハードディスクに
アクセスすることができる。したがって、このような情
報記録装置では、例えば読出し速度を可変として再生を
行うことが容易となり、様々な再生方式を採用すること
ができる。
【0171】なお、上述した情報記録装置においては、
MPEG2エンコーダ154で圧縮処理を行うときにハ
ードディスクの論理セクタの整数倍となるように圧縮を
行う一例について説明したが、MPEG2エンコーダ1
54は複数の固定レートで圧縮処理を行ってもよい。す
なわち、このMPEG2エンコーダ154は、圧縮して
ハードディスクに記録したデジタルデータストリームを
編集用として使用するときには8Mbps,SP(Stan
dard Play)として使用するときには4Mbps,LP
(Long Play)として使用するときには2Mbpsとな
るように圧縮処理を行っても良い。このとき、情報記録
装置でハードディスクに記録されたデジタルデータスト
リームの再生を行うときには、例えばRISC CPU
3内にデータ転送ソフトウェアの制御により、読み込む
容量を変化させて再生を行うことにより、上述と同様に
再生を行うことができる。
【0172】
【発明の効果】本発明により、ホスト側から論理セクタ
単位のリードコマンドを送るだけで所用のAVデジタル
データストリームを得ることができるようになるため、
AVデジタルデータストリーム再生におけるキュー/レ
ビュー、スロー、スチル、ファーストサーチ、ファース
トアクセス、ノンリニアエディティング等の変速再生
を、ホスト側のアプリケーションソフトウェアの構築の
みにより容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報記録装置の構成の一例を
示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した情報記録装置のHDDの構成
の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した情報記録装置の実際の具体例
の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した情報記録装置のATAアダプ
タの構成の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した情報記録装置におけるデータ
の流れの一例を説明する図である。
【図6】本発明を適用した情報記録装置の2バンクRA
Mにおけるデータ転送のタイミングを示す図である。
【図7】SD仕様のデータストリームを記録する上記H
DDのフォーマットを示す図である。
【図8】高圧縮SD仕様のデータストリームを記録する
上記HDDのフォーマットを示す図である。
【図9】HD仕様のデータストリームを記録する上記H
DDのフォーマットを示す図である。
【図10】本発明を適用した情報記録方法において再生
を行う際の一連の工程を示すフローチャートである。
【図11】本発明を適用した情報記録方法において録画
を行う際の一連の工程を示すフローチャートである。
【図12】GOP単位のMPEG信号を示す図である。
【図13】本発明を適用した情報記録装置の他の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DVビデオカメラ、2 インターフェイスバッフ
ァ、3 CPU、6 HDD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 信子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理セクタをアクセス単位とする記録媒
    体にデータを記録する情報記録装置であって、 フレーム単位の整数倍で固定長となるデータを、該固定
    長を記録単位とし、該記録単位をすべて記録できる最小
    数の上記論理セクタに上記記録単位を割り当てる制御手
    段を有することを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 上記データは、音声及び/又は画像デー
    タであることを特徴とする請求項1記載の情報記録装
    置。
  3. 【請求項3】 記録データ単位に対する論理セクタの先
    頭からデータを書き込むことを特徴とする請求項1記載
    の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 上記データは音声及び/又は画像データ
    であって、論理セクタの容量を512Byteとすると
    き、上記記録単位に対して割り当てられる上記論理セク
    タ数は、データの1フレームが119.2kByteで
    ある第1の規格に対しては233論理セクタであること
    を特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 上記データはデジタル音声及び/又は画
    像データであり、論理セクタの容量を512Byteと
    するとき、上記記録データ単位に対して割り当てられる
    上記論理セクタ数は、データストリームの1フレームが
    59.6kByteの第2の規格に対しては117論理
    セクタ、データストリームの1フレームが238.4k
    Byteの第3の規格に対しては466論理セクタであ
    ることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 記録データ単位以上の容量のバッファメ
    モリをホストバスとのインターフェイス回路に有し、ス
    タッフィング部分のデータを除いて時間管理された音声
    及び/又は画像データを得ることを特徴とする請求項1
    記載の情報記録装置。
  7. 【請求項7】 上記データはMPEG規格に準拠してお
    り、GOP単位で固定長化して論理セクタに割り当てら
    れることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 論理セクタをアクセス単位とする記録媒
    体にデータを記録する情報記録方法であって、 フレーム単位の整数倍で固定長となるデータを、該固定
    長を記録単位とし、該記録単位をすべて記録できる最小
    数の上記論理セクタに上記記録単位を割り当てる制御工
    程を有することを特徴とする情報記録方法。
  9. 【請求項9】 上記データは、音声及び/又は画像デー
    タであることを特徴とする請求項8記載の情報記録方
    法。
  10. 【請求項10】 論理セクタがアクセス単位とされる記
    録媒体であって、 フレーム単位の整数倍で固定長となるデータを、該固定
    長を記録単位とし、該記録データ単位をすべて記録でき
    る最小数の上記論理セクタに上記記録データを割り当て
    て記録されることを特徴とする記録媒体。
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JP2009289398A (ja) * 1997-11-29 2009-12-10 Koninkl Philips Electronics Nv オーディオの記録方法及び装置、記録担体、及び再生装置
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