JP2000293944A - データ記録装置及びデータ記録方法、データ再生装置及びデータ再生方法並びに記録媒体 - Google Patents

データ記録装置及びデータ記録方法、データ再生装置及びデータ再生方法並びに記録媒体

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JP2000293944A
JP2000293944A JP11096521A JP9652199A JP2000293944A JP 2000293944 A JP2000293944 A JP 2000293944A JP 11096521 A JP11096521 A JP 11096521A JP 9652199 A JP9652199 A JP 9652199A JP 2000293944 A JP2000293944 A JP 2000293944A
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Nobuhiro Hayashi
信裕 林
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ記録領域に欠陥セクタが発生した場合
の代替領域として設けられている交替記録領域を有効に
利用して、データの誤り訂正能力の強化を図ることによ
り、データの信頼性を向上させる。 【解決手段】 AVデータストリームを構成するデータ
等に対して、磁気ディスク5の記録トラックTに応じた
データ量毎にC2符号を付加する。そして、磁気ディス
ク5のデータ記録領域A1にデータを書き込むと共に、
磁気ディスク5の交替記録領域A2のうち交替セクタと
して使用されていない空き領域にC2符号を書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク等の
記録媒体に対して動画データ等のデータを記録するデー
タ記録装置及びデータ記録方法、記録媒体から動画デー
タ等のデータを再生するデータ再生装置及びデータ再生
方法並びに動画データ等のデータが記録された記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面が高精度に研磨されたアルミ
ニウム等の金属製基板に磁性膜が成膜されてなる磁気デ
ィスクを記録媒体として用い、この磁気ディスクのデー
タ記録領域上に磁気ヘッドを搭載した浮上スライダを浮
上させて、磁気ヘッドにより磁気ディスクのデータ記録
領域にデータを書き込み、又は磁気ディスクのデータ記
録領域に記録されたデータを読み出すようにしたハード
ディスクドライブが普及している。
【0003】このハードディスクドライブは、データの
記録密度が非常に高く、大量のデータを記憶させておく
ことが可能であること、記録したデータに対する高速ア
クセスが可能であること等の理由から、コンピュータに
よって処理されるデータを記憶する記憶装置として広く
用いられるようになっている。
【0004】ハードディスクドライブ内の信号処理回路
の一構成例を図14に示す。
【0005】この図14に示すハードディスクドライブ
100により、ホストコンピュータ等のデータ処理装置
で処理されたディジタルデータ(以下、記録データとい
う。)を磁気ディスクに記録するときは、先ず、ホスト
コンピュータ等のデータ処理装置から、CPU(Centra
l Processing Unit)101に記録コマンドが供給され
ると共に、ハードディスクコントローラ102内のホス
トインターフェース103に記録データが供給される。
ホストインターフェース103に供給された記録データ
は、バスコントローラ104の制御により、バッファメ
モリ105に一時蓄えられる。
【0006】CPU101は、ホストコンピュータ等の
データ処理装置から供給された記録コマンドに基づい
て、記録データを磁気ディスク上のどのセクタに記録す
るかをシーケンサ106に指示する。
【0007】磁気ディスク上における磁気ヘッドの位置
決めは、磁気ヘッドにより検出された位置情報に基づい
て、サーボ制御回路107が現在の磁気ヘッドの位置を
計算し、この磁気ヘッドの現在位置に応じてVCM(Vo
ice Coil Motor)の駆動電流が制御されることにより行
われる。
【0008】シーケンサ106は、磁気ヘッドが目的の
位置にあることを確認すると、記録データをバッファメ
モリ105から読み出し、この記録データをECC(Er
rorCorrecting Code)回路108に供給する。ECC回
路108に供給された記録データは、このECC回路1
08において誤り訂正符号が付加された後に、ディスク
インターフェース109を介してチャンネルIC110
に転送される。チャンネルIC110は、ディスクイン
ターフェース109を介して転送されてきた記録データ
に対してチャンネル符号化等の処理を施し、2値系列の
信号に変換する。そして、この2値系列の信号が、磁気
ヘッドにより磁化反転パターンとして磁気ディスクに書
き込まれる。なお、ディスクインターフェース109の
動作タイミングは、シーケンサ106によって制御され
る。
【0009】記録データを磁気ディスクに記録している
ときに、サーボ制御回路107が磁気ヘッドからの位置
信号の過大等により正常動作を続行することが困難であ
ることを検出したときは、シーケンサ106がリトライ
(再試行)モードに移行し、同じセクタを再度記録する
動作を行う。正常動作の続行が困難である旨の情報は、
サーボ制御回路107から直接シーケンサ106に供給
される場合もあるし、CPU101を介してシーケンサ
106に供給される場合もある。
【0010】一方、このハードディスクドライブ100
により、磁気ディスクに記録されたデータを再生すると
きは、先ず、ホストコンピュータ等のデータ処理装置か
ら、CPU101に再生コマンドが供給され、磁気ヘッ
ドにより磁気ディスクから磁化反転パターンが読み出さ
れる。
【0011】磁気ディスク上における磁気ヘッドの位置
決めは、磁気ヘッドにより検出された位置情報に基づい
て、サーボ制御回路107が現在の磁気ヘッドの位置を
計算し、この磁気ヘッドの現在位置に応じてVCMの駆
動電流が制御されることにより行われる。
【0012】磁気ヘッドにより磁気ディスクから読み出
された磁化反転パターンは、チャンネルIC110によ
って、波形等化、信号検出、チャンネル符号の復号等が
行われ、ディジタルデータ(以下、再生データとい
う。)に復元される。この再生データには、誤りが含ま
れている場合があるが、そのままハードディスクコント
ローラ102内のディスクインターフェース109に転
送される。
【0013】ディスクインターフェース109の動作タ
イミングは、シーケンサ106によって制御される。シ
ーケンサ106は、磁気ヘッドが目的の位置にあること
を確認すると、ディスクインターフェース109を介し
て、チャンネルIC110から再生データを取り込み、
この再生データをECC回路108に供給する。
【0014】ECC回路108は、再生データに付加さ
れた誤り訂正符号をデコードすることにより誤り訂正と
誤り検出とを行う。例えば、再生データに8シンボルの
誤り訂正符号が付加されている場合には、ECC回路1
08は、再生データの誤りを4シンボルまで訂正するこ
とができる。ただし、訂正するシンボル数を大きくする
と、誤り訂正にかかる時間が長くなり、処理速度が遅く
なってしまうので、通常は、ECC回路108の訂正能
力を最大限に利用することはせず、例えば、上述の例に
おいては、2シンボルまでの誤り訂正を行う。そして、
訂正後の再生データに更に誤りが存在することが検出さ
れると、シーケンサ106がリトライモードに移行し、
同じセクタを再度再生する動作を行う。この場合には、
ECC回路108の訂正能力を最大限に利用して、再生
データの誤り訂正を行う。
【0015】ハードディスクドライブ100は、以上の
ように、通常は、高速でデコードを行い、エラーが発生
した場合のみリトライ及び訂正能力の向上を図ることに
より、データの信頼性を確保しながら、全体としての処
理速度を早くするようになされている。
【0016】ECC回路108により誤り訂正及び誤り
検出が行われた再生データは、バスコントローラ104
の制御により、バッファメモリ105に一時蓄えられ
る。そして、バッファメモリ105に蓄えられた再生デ
ータは、ホストインターフェース103を介して、ホス
トコンピュータ等のデータ処理装置に順次転送される。
【0017】ところで、ハードディスクドライブ100
によりデータの記録再生が行われる磁気ディスクには、
例えば、記録膜の異常等に起因して、データが記録され
る領域であるデータ記録領域に欠陥が生じる場合があ
る。
【0018】このように磁気ディスクのデータ記録領域
に欠陥が生じると、欠陥が生じた箇所には正常にデータ
を記録することができない。このため、ハードディスク
ドライブ100は、磁気ディスクのデータ記録領域に欠
陥が生じていることを検出したときは、その欠陥が生じ
た箇所に書き込むべきデータを、その欠陥が生じた箇所
を避けて、別の場所に書き込むといった処理を行うよう
にしている。
【0019】具体的には、ハードディスクドライブ10
0は、例えば、実際に記録データを磁気ディスクに記録
する前に、ある決められたデータを磁気ディスクに書き
込み、このデータを磁気ディスクから読み出して、この
データの記録が正常に行えたか否かを確認することによ
り、磁気ディスクのデータ記録領域に生じた初期的な欠
陥を検出するようにしている。そして、ハードディスク
ドライブ100は、磁気ディスクのデータ記録領域に生
じた初期欠陥を検出したときは、その欠陥が生じた箇所
(以下、欠陥セクタという。)の位置等の情報をシーケ
ンサ106内に設けられた欠陥マップ111に格納し、
実際に記録データを磁気ディスクに記録する際には、こ
の欠陥マップ111に格納された情報を参照して、欠陥
セクタを避けて記録データを記録するようにしている。
【0020】また、ハードディスクドライブ100は、
実際に記録データを磁気ディスクのデータ記録領域に記
録している際に、データ記録領域に二次的な欠陥が生じ
たことを検出したときは、その欠陥セクタの位置等の情
報を欠陥マップ111に格納すると共に、その二次欠陥
が生じた欠陥セクタに書き込むべきデータを、磁気ディ
スクの別の箇所に書き直すといった処理を行う。
【0021】ハードディスクドライブ100による以上
のような処理を可能にするために、磁気ディスクには、
通常、データ記録領域の他に、欠陥セクタの代替領域と
なる交替記録領域が設けられており、データ記録領域に
欠陥セクタが生じたときは、この欠陥セクタに書き込む
べきデータを交替記録領域内の所定の箇所(以下、交替
セクタという。)に記録することができるようになされ
ている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のディ
ジタル技術の発展に伴って、ディジタル化された動画デ
ータをコンピュータ上で処理することが頻繁に行われる
ようになってきている。そして、このようにコンピュー
タ上で処理された動画データを記憶させておく手段とし
て、ハードディスクドライブを用いることが要求されて
いる。
【0023】このような動画データは、一般に、MPE
G(Moving Picture Experts Group)符号化方式により
符号化されたかたちで取り扱われる。この方式は、動画
データを構成する各フレーム内の相関(空間的相関)及
び各フレーム間の相関(時間的相関)等を利用してこの
動画データを圧縮する符号化方式であり、動画データを
このような方式で圧縮した上で処理することにより、処
理の効率化が図られる。
【0024】ところで、このような動画データを記録再
生する場合には、動画を構成するデータストリームを間
断なく記録再生する、いわゆるリアルタイム性が要求さ
れる。このため、ハードディスクドライブを用いて動画
データを再生する場合には、時間的な不確定要素が存在
するリトライ動作は行わずに、誤りが含まれたデータを
そのまま出力する処理が行われる。この場合には、誤り
を含むデータの前後のデータから誤りを含むデータを補
完することによって、動画データとして違和感の少ない
ものとする処理が行われるのが一般的である。
【0025】以上のように、ハードディスクドライブを
用いて動画データのようなリアルタイム性が要求される
データを再生する場合には、リアルタイム性が要求され
ないデータを再生する場合に比べて、リトライ動作を行
わない分だけ、再生されたデータに誤りが含まれる確率
が高くなってしまうという問題があった。
【0026】また、再生データに誤りが発生する確率を
低くするためには、データに付加する誤り訂正符号の符
号量を増やして誤り訂正能力の強化を図ることが考えら
れるが、このように符号量の増加した誤り訂正符号をデ
ータに付加して、このデータをデータ記録領域に記録す
ると、誤り訂正符号の符号量が増加した分だけ、磁気デ
ィスクの実質的な記録容量が減少してしまうことにな
る。
【0027】その一方で、磁気ディスクにおいては、デ
ータ記録領域に欠陥セクタが発生した場合の代替領域と
して設けられている交替記録領域は、実際に欠陥セクタ
の代替領域として用いられるまでは空き領域とされ、有
効に利用されていないのが実情である。
【0028】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て創案されたものであって、データ記録領域に欠陥セク
タが発生した場合の代替領域として設けられている交替
記録領域を有効に利用して、データの誤り訂正能力の強
化を図ることにより、データの信頼性を向上させるよう
にしたデータ記録装置、データ記録方法、データ再生装
置及びデータ再生方法、並びに交替記録領域が有効に利
用された記録媒体を提供することこを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ記録
装置は、データ記録領域と、このデータ記録領域の一部
に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領
域として使用される交替記録領域とがそれぞれ設けられ
た記録媒体に対してデータを記録するデータ記録装置で
あって、上記記録媒体に記録するデータに対する誤り訂
正符号を、上記記録媒体の記録トラックに対応したデー
タ量毎に生成する誤り訂正符号生成手段と、上記データ
を上記記録媒体のデータ記録領域に書き込むと共に、上
記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記録領域のうち代
替領域として使用されていない空き領域に書き込むデー
タ書き込み手段とを備えることを特徴としている。
【0030】このデータ記録装置においては、誤り訂正
符号生成手段により、上記記録媒体に記録するデータに
対する誤り訂正符号が、上記記録媒体の記録トラックに
対応したデータ量毎に生成される。そして、この誤り訂
正符号生成手段により生成された誤り訂正符号と上記デ
ータとは、データ書き込み手段により記録媒体に書き込
まれる。このとき、データ書き込み手段は、上記データ
を上記記録媒体のデータ記録領域に書き込み、上記誤り
訂正符号を上記記録媒体の交替記録領域のうち代替領域
として使用されていない空き領域に書き込む。
【0031】このデータ記録装置は、以上のように、記
録媒体の交替記録領域のうち代替領域として使用されて
いない空き領域に誤り訂正符号を書き込むようにしてい
るので、記録媒体の空き領域を有効に利用して、データ
に対する誤り訂正能力を強化し、再生時におけるデータ
の信頼性を向上させることができる。
【0032】また、本発明に係る他のデータ記録装置
は、データ記録領域と、このデータ記録領域の一部に欠
陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領域と
して使用される交替記録領域とがそれぞれ設けられた記
録媒体に対してデータを記録するデータ記録装置であっ
て、上記記録媒体に記録するデータの種別を判別する判
別手段と、上記判別手段により上記記録媒体に記録する
データがリアルタイム性の要求されるデータであると判
別された場合に、上記記録媒体に記録するデータに対す
る誤り訂正符号を、上記記録媒体の記録トラックに対応
したデータ量毎に生成する誤り訂正符号生成手段と、上
記判別手段により上記記録媒体に記録するデータがリア
ルタイム性の要求されるデータであると判別された場合
に、上記データを上記記録媒体のデータ記録領域に書き
込むと共に、上記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記
録領域のうち代替領域として使用されていない空き領域
に書き込むデータ書き込み手段とを備えることを特徴と
している。
【0033】このデータ記録装置においては、記録媒体
に記録するデータの種別が、判別手段により判別され
る。すなわち、このデータ記録装置においては、判別手
段により、記録するデータが、例えば動画データのよう
にリアルタイム性が要求されるデータであるか、或い
は、例えば文書データのようにリアルタイム性よりラン
ダムアクセス性が要求されるデータであるかといったよ
うなデータの種別の判別が行われる。
【0034】また、このデータ記録装置においては、判
別手段により記録するデータがリアルタイム性の要求さ
れるデータであると判別された場合には、誤り訂正符号
生成手段により、上記記録媒体に記録するデータに対す
る誤り訂正符号が、上記記録媒体の記録トラックに対応
したデータ量毎に生成される。そして、この誤り訂正符
号生成手段により生成された誤り訂正符号と上記データ
とが、データ書き込み手段により記録媒体に書き込まれ
る。このとき、データ書き込み手段は、上記データを上
記記録媒体のデータ記録領域に書き込み、上記誤り訂正
符号を上記記録媒体の交替記録領域のうち代替領域とし
て使用されていない空き領域に書き込む。
【0035】このデータ記録装置は、以上のように、記
録媒体にリアルタイム性が要求されるデータを記録する
場合には、記録媒体の交替記録領域のうち代替領域とし
て使用されていない空き領域に誤り訂正符号を書き込む
ようにしているので、記録媒体の空き領域を有効に利用
して、データに対する誤り訂正能力を強化し、再生時に
おけるデータの信頼性を向上させることができる。
【0036】また、本発明に係るデータ記録方法は、デ
ータ記録領域と、このデータ記録領域の一部に欠陥が生
じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領域として使
用される交替記録領域とがそれぞれ設けられた記録媒体
に対してデータを記録するに際し、上記記録媒体に記録
するデータに対する誤り訂正符号を、上記記録媒体の記
録トラックに対応したデータ量毎に生成し、上記データ
を上記記録媒体のデータ記録領域に書き込むと共に、上
記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記録領域のうち代
替領域として使用されていない空き領域に書き込むこと
を特徴としている。
【0037】このデータ記録方法によれば、記録媒体の
交替記録領域のうち代替領域として使用されていない空
き領域が、誤り訂正符号を書き込む領域として有効利用
されるので、データに対する誤り訂正能力を強化し、デ
ータの信頼性の向上を図ることができる。
【0038】また、本発明に係る他のデータ記録方法
は、データ記録領域と、このデータ記録領域の一部に欠
陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領域と
して使用される交替記録領域とがそれぞれ設けられた記
録媒体に対してデータを記録するに際し、上記記録媒体
に対してデータを記録する際にそのデータの種別を判別
し、上記記録媒体に記録するデータがリアルタイム性の
要求されるデータであると判別された場合に、上記記録
媒体に記録するデータに対する誤り訂正符号を、上記記
録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎に生成し、
上記データを上記記録媒体のデータ記録領域に書き込む
と共に、上記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記録領
域のうち代替領域として使用されていない空き領域に書
き込むことを特徴としている。
【0039】このデータ記録方法によれば、記録媒体に
リアルタイム性が要求されるデータを記録する場合に
は、記録媒体の交替記録領域のうち代替領域として使用
されていない空き領域が、誤り訂正符号を書き込む領域
として有効利用されるので、リアルタイム性が要求され
るデータに対する誤り訂正能力を強化し、リアルタイム
性が要求されるデータの再生時における信頼性の向上を
図ることができる。
【0040】また、本発明に係るデータ再生装置は、記
録トラック毎に、データ記録領域と、このデータ記録領
域の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分
の代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ
設けられた記録媒体からデータを再生するデータ再生装
置であって、上記記録媒体のデータ記録領域から上記デ
ータを読み出すと共に、上記記録媒体の交替記録領域の
うち代替領域として使用されていない空き領域から上記
記録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎に生成さ
れた上記データに対する誤り訂正符号を読み出すデータ
読み出し手段と、このデータ読み出し手段により読み出
されれた上記誤り訂正符号に基づいて、上記データ読み
出し手段により読み出されれた上記データに対する誤り
訂正処理を施す誤り訂正処理手段と、上記記録媒体のデ
ータ記録領域に欠陥が生じている場合に、その欠陥に関
する情報を記憶しておく欠陥情報記憶手段とを備え、上
記誤り訂正処理手段が、上記欠陥情報記憶手段に記憶さ
れている情報から上記誤り訂正符号の状態を認識し、こ
の誤り訂正符号の状態に応じて上記データに対する誤り
訂正処理を施すことを特徴としている。
【0041】このデータ再生装置においては、データ読
み出し手段により、上記記録媒体のデータ記録領域に書
き込まれているデータと、上記記録媒体の交替記録領域
のうち代替領域として使用されていない空き領域に書き
込まれている誤り訂正符号とがそれぞれ読み出される。
そして、誤り訂正手段により、上記データ読み出し手段
により読み出された誤り訂正符号に基づく上記データの
誤り訂正処理が施される。
【0042】また、このデータ再生装置においては、上
記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合
に、その欠陥に関する情報は、欠陥情報記憶手段に記憶
されている。誤り訂正処理手段は、この欠陥情報記憶手
段に記憶されている情報から誤り訂正符号の状態を認識
し、この誤り訂正符号の状態に応じて上記データに対す
る誤り訂正処理を施すようになされている。
【0043】誤り訂正符号は、上記記録媒体の交替記録
領域のうち代替領域として使用されていない空き領域に
書き込まれているので、誤り訂正符号の符号量等は、交
替記録領域のうちデータ記録領域の欠陥が生じた部分の
代替領域として使用されている部分の大きさに応じて異
なったものとなっている。したがって、この誤り訂正符
号に基づいてデータの誤り訂正処理を適切に行うには、
その誤り訂正符号の状態に応じて、異なる訂正能力で誤
り訂正処理を施す必要がある。
【0044】本発明に係るデータ再生装置においては、
誤り訂正処理手段が、欠陥情報記憶手段に記憶されてい
る情報から誤り訂正符号の状態を認識し、この誤り訂正
符号の状態に応じてデータに対する誤り訂正処理を施す
ようにしているので、誤り訂正処理を適切に行い、再生
されるデータの信頼性の向上を図ることができる。
【0045】また、本発明に係る他のデータ再生装置
は、データ記録領域と、このデータ記録領域の一部に欠
陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領域と
して使用される交替記録領域とがそれぞれ設けられた記
録媒体からデータを再生するデータ再生装置であって、
上記記録媒体から再生するデータの種別を判別する判別
手段と、上記判別手段により上記記録媒体から再生する
データがリアルタイム性の要求されるデータであると判
別された場合に、上記記録媒体のデータ記録領域から上
記データを読み出すと共に、上記記録媒体の交替記録領
域のうち代替領域として使用されていない空き領域から
上記記録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎に生
成された上記データに対する誤り訂正符号を読み出すデ
ータ読み出し手段と、上記判別手段により上記記録媒体
から再生するデータがリアルタイム性の要求されるデー
タであると判別された場合に、上記データ読み出し手段
により読み出された上記誤り訂正符号に基づいて、上記
データ読み出し手段により読み出された上記データに対
する誤り訂正処理を施す誤り訂正処理手段と、上記記録
媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合に、その
欠陥に関する情報を記憶しておく欠陥情報記憶手段とを
備え、上記誤り訂正処理手段が、上記欠陥情報記憶手段
に記憶されている情報から上記誤り訂正符号の状態を認
識し、この誤り訂正符号の状態に応じて上記データに対
する誤り訂正処理を施すことを特徴としている。
【0046】このデータ再生装置においては、判別手段
により、記録媒体から再生するデータの種別が判別され
る。そして、記録媒体から再生するデータがリアルタイ
ム性の要求されるデータであると判別された場合には、
データ読み出し手段により、上記記録媒体のデータ記録
領域に書き込まれているデータと、上記記録媒体の交替
記録領域のうち代替領域として使用されていない空き領
域に書き込まれている誤り訂正符号とがそれぞれ読み出
される。また、記録媒体から再生するデータがリアルタ
イム性の要求されるデータであると判別された場合に
は、誤り訂正手段により、上記データ読み出し手段によ
り読み出された誤り訂正符号に基づく上記データの誤り
訂正処理が施される。
【0047】また、このデータ再生装置においては、上
記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合
に、その欠陥に関する情報は、欠陥情報記憶手段に記憶
されている。誤り訂正処理手段は、この欠陥情報記憶手
段に記憶されている情報から誤り訂正符号の状態を認識
し、この誤り訂正符号の状態に応じて上記データに対す
る誤り訂正処理を施すようになされている。
【0048】誤り訂正符号は、上記記録媒体の交替記録
領域のうち代替領域として使用されていない空き領域に
書き込まれているので、誤り訂正符号の符号量等は、交
替記録領域のうちデータ記録領域の欠陥が生じた部分の
代替領域として使用されている部分の大きさに応じて異
なったものとなっている。したがって、この誤り訂正符
号に基づいてデータの誤り訂正処理を適切に行うには、
その誤り訂正符号の状態に応じて、異なる訂正能力で誤
り訂正処理を施す必要がある。
【0049】本発明に係る他のデータ再生装置において
は、記録媒体から再生するデータがリアルタイム性の要
求されるデータであると判別された場合には、誤り訂正
処理手段が、欠陥情報記憶手段に記憶されている情報か
ら誤り訂正符号の状態を認識し、この誤り訂正符号の状
態に応じてデータに対する誤り訂正処理を施すようにし
ているので、リアルタイム性が要求されるデータに対す
る誤り訂正処理を適切に行い、再生されるデータの信頼
性の向上を図ることができる。
【0050】また、本発明に係るデータ再生方法は、デ
ータ記録領域と、このデータ記録領域の一部に欠陥が生
じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領域として使
用される交替記録領域とがそれぞれ設けられた記録媒体
からデータを再生するに際し、上記記録媒体のデータ記
録領域から上記データを読み出すと共に、上記記録媒体
の交替記録領域のうち代替領域として使用されていない
空き領域から上記記録媒体の記録トラックに対応したデ
ータ量毎に生成された上記データに対する誤り訂正符号
を読み出し、上記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生
じている場合に、欠陥情報記憶手段に記憶されている欠
陥に関する情報を参照して、上記記録媒体の交替記録領
域のうち代替領域として使用されていない空き領域から
読み出された上記誤り訂正符号の状態を認識し、この誤
り訂正符号の状態に応じて、この誤り訂正符号に基づく
上記記録媒体のデータ記録領域から読み出された上記デ
ータに対する誤り訂正処理を施すことを特徴としてい
る。
【0051】このデータ再生方法によれば、欠陥情報記
憶手段に記憶されている情報から誤り訂正符号の状態が
認識され、この誤り訂正符号の状態に応じてデータに対
する誤り訂正処理が施されるので、誤り訂正処理を適切
に行い、再生されるデータの信頼性の向上を図ることが
できる。
【0052】また、本発明に係る他のデータ再生方法
は、データ記録領域と、このデータ記録領域の一部に欠
陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替領域と
して使用される交替記録領域とが設けられた記録媒体か
らデータを再生するに際し、上記記録媒体から再生する
データの種別を判別し、上記記録媒体から再生するデー
タがリアルタイム性の要求されるデータであると判別さ
れた場合に、上記記録媒体のデータ記録領域から上記デ
ータを読み出すと共に、上記記録媒体の交替記録領域の
うち代替領域として使用されていない空き領域から上記
記録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎に生成さ
れた上記データに対する誤り訂正符号を読み出し、上記
記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合に、
欠陥情報記憶手段に記憶されている欠陥に関する情報を
参照して、上記記録媒体の交替記録領域のうち代替領域
として使用されていない空き領域から読み出された上記
誤り訂正符号の状態を認識し、この誤り訂正符号の状態
に応じて、この誤り訂正符号に基づく上記記録媒体のデ
ータ記録領域から読み出された上記データに対する誤り
訂正処理を施すことを特徴としている。
【0053】このデータ再生方法によれば、記録媒体か
ら再生するデータがリアルタイム性の要求されるデータ
であると判別された場合に、欠陥情報記憶手段に記憶さ
れている情報から誤り訂正符号の状態が認識され、この
誤り訂正符号の状態に応じてデータに対する誤り訂正処
理が施されるので、リアルタイム性の要求されるデータ
に対する誤り訂正処理を適切に行い、再生されるデータ
の信頼性の向上を図ることができる。
【0054】また、本発明に係る記録媒体は、記録トラ
ック毎に、データ記録領域と、このデータ記録領域の一
部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の代替
領域として使用される交替記録領域とが設けられ、上記
データ記録領域にはデータが書き込まれており、上記交
替記録領域のうち代替領域として使用されていない空き
領域には、上記データの当該記録媒体の記録トラックに
対応したデータ量毎に生成された上記データに対する誤
り訂正符号が書き込まれていることを特徴としている。
【0055】この記録媒体は、交替記録領域のうち代替
領域として使用されていない空き領域に誤り訂正符号が
書き込まれているので、空き領域を有効に利用して、記
録容量を減少させることなく、データを信頼性を向上さ
せた状態で記録しておくことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、以下の説明においては、磁
気ディスクが装置本体内に予め備え付けられた固定型の
ハードディスクドライブを用いて本発明を適用したデー
タ記録再生装置を構成した例について説明するが、本発
明はこの例に限定されるものではなく、例えば、磁気デ
ィスクを装置本体に対して挿脱可能に構成されたリムー
バブル型のハードディスクドライブや、記録媒体として
光ディスクを用いた光ディスクドライブ等、他の外部記
憶装置を用いてデータ記録再生装置を構成するようにし
てもよい。
【0057】本発明を適用したデータ記録再生装置の一
構成例を図1に示す。この図1に示すデータ記録再生装
置1は、ホスト側のデータ処理装置2と、外部記憶装置
となるハードディスクドライブ3とがホストインターフ
ェースバス4を介して接続された構成とされており、デ
ータ処理装置2において処理されたディジタル映像デー
タとディジタル音響データとをハードディスクドライブ
3内の磁気ディスク5に記録し、また、ハードディスク
ドライブ3内の磁気ディスク5に記録されたディジタル
映像データとディジタル音響データとを再生することが
できるようになされている。なお、ホストインターフェ
ースとしては、例えば、拡張IDE規格(ATA規格)
が用いられている。
【0058】このデータ記録再生装置1の全体の動作
は、データ処理装置2内のCPU−A6により管理され
ている。このCPU−A6には、CPU−Aバス7を介
して、ROM8と、RAM9とがそれぞれ接続されてい
る。そして、CPU−A6がデータ記録再生装置1全体
の動作を管理するためのファームウエアは、ROM8に
格納されている。また、RAM9は、CPU−A6の作
業領域として用いられている。
【0059】また、このデータ記録再生装置1には、ユ
ーザインターフェース機構として、図示しないスイッチ
やリモートコントローラ、キーボード、液晶表示装置等
が備えられている。これらユーザインターフェース機構
からの入力或いはユーザインターフェース機構への出力
は、CPU−A6により管理されている。
【0060】また、CPU−A6は、CPU−Aバス7
を介して、AVインターフェース10に接続されてい
る。このデータ記録再生装置1において、ハードディス
クドライブ3により磁気ディスク5にデータを書き込む
旨の指示或いはハードディスクドライブ3により磁気デ
ィスク5からデータを読み出す旨の指示は、CPU−A
6が、拡張IDE規格に定義されている記録コマンド或
いは再生コマンドを、AVインターフェース10からハ
ードディスクドライブ3に向けて発行させることにより
行われる。
【0061】また、CPU−A6は、CPU−Aバス7
を介して、メモリ制御回路11に接続されている。この
メモリ制御回路11は、入力された画像信号や音響信号
を圧縮しマルチプレクスしてAVデータストリームとし
て出力するAVエンコーダ12と、ハードディスクドラ
イブ3により磁気ディスク5から読み出されたAVデー
タストリームを画像データと音響データとに分離し、こ
れらを補間及び伸長して通常の画像信号や音響信号とし
て出力するAVデコーダ13とに接続されている。ま
た、メモリ制御回路11には、ハードディスクドライブ
3に供給するデータ或いはハードディスクドライブ3か
ら供給されたデータを一時記憶しておくホストメモリ1
4が接続されている。
【0062】ROM8に格納され、CPU−A6により
実行されるファームウエアの階層構成を図2に示す。こ
のファームウエアの下位の第1層は、図2に示すよう
に、上記ユーザインターフェース機構に対する入出力を
行うためのユーザインターフェース部と、上記AVエン
コーダ12及びAVデコーダ13の動作を制御するため
のエンコーダ・デコーダ管理部と、上記メモリ制御回路
11による上記ホストメモリ14へのデータの書き込み
及び読み出し動作を制御するためのホストメモリ管理部
と、上記ハードディスクドライブ3が備える各デバイス
を動作させるためのハードディスクドライブデバイスド
ライバとにより構築されている。
【0063】また、このファームウエアの上位の第2層
は、下位の第1層を構築する各部を管理し、データ記録
再生装置1全体の動作を司るシステム管理ソフトウエア
により構築されている。このシステム管理ソフトウエア
の機能としては、各チャンネルの記録動作や再生動作の
指示と管理や、ハードディスクドライブ3やホストメモ
リ14等の各ハードウエア資源の稼働状況の把握と管理
等、データ記録再生装置1に必要な機能のうち、下位の
第1層に含まれない全ての機能が含まれる。
【0064】以上のように構成されるデータ記録再生装
置1により、ハードディスクドライブ3の磁気ディスク
5にデータを記録する処理の流れを説明する。このデー
タ記録再生装置1により、ハードディスクドライブ3の
磁気ディスク5にデータを記録する際は、先ず、例えば
NTSC信号等のアナログ画像信号及びアナログ音響信
号が、図示しないA/D変換器によりそれぞれディジタ
ルデータに変換された後に、AVエンコーダ12に入力
される。
【0065】AVエンコーダ12に入力されたディジタ
ル画像データは、AVエンコーダ12内の画像データ圧
縮器15により、データレートが例えば1/5程度にま
で圧縮される。また、AVエンコーダ12に入力された
ディジタル音響データは、AVエンコーダ12内の音響
データ圧縮器16により圧縮される。データ圧縮の方式
としては、DV符号化方式やMPEG符号化方式等が実
用化されている。これらのデータ圧縮方式によれば、元
のディジタルデータに対して離散コサイン変換やフレー
ム間動き検出、再量子化、2次元ハフマン符号化等が行
われることにより、データレートが圧縮される。
【0066】画像データ圧縮器15により圧縮されたデ
ィジタル画像データと、音響データ圧縮器16により圧
縮されたディジタル音響データは、MUX17において
マルチプレクスされ、AVデータストリームとされる。
なお、ここでは、データ圧縮方式として、MPEG2符
号化方式が用いられ、AVデータストリームのデータレ
ートが8Mbit/secとされた例について説明す
る。
【0067】このAVデータストリームは、メモリ制御
回路11を介して、一旦ホストメモリ14に順次書き込
まれる。そして、CPU−A6が、ファームウエアのホ
ストメモリ管理部に従ってメモリ制御回路11に指示を
出すことにより、ホストメモリ14から、記録するデー
タがクラスタ毎に順次読み出される。
【0068】ホストメモリ14から順次読み出されるク
ラスタは、AVインターフェース10を介してデータ処
理装置2の外部に送出され、ホストインターフェースバ
ス4を介して、ハードディスクドライブ3に供給され
る。そして、ハードディスクドライブ3に供給されたク
ラスタは、ハードディスクドライ3により、磁気ディス
ク5に順次記録される。
【0069】本例のデータ記録再生装置におけるクラス
タとMPEG2符号化方式で定義されるGOP(Group
of Pictures)との関係を図3に示す。本例のデータ記
録再生装置においては、クラスタは、図3に示すよう
に、1GOP分のデータが4分割されてなるデータのひ
とかたまりである。GOPは、15のピクチャ、すなわ
ち、15フレームの画像より構成される。ここで、1フ
レームは1/30秒に相当するので、1つのGOPは
0.5秒に相当することになる。本例のデータ記録再生
装置においては、AVデータストリームのデータレート
が8Mbit/secとされているので、1つのGOP
のデータ量は4Mbitである。したがって、このGO
Pを4分割して得られる1つのクラスタのデータ量は、
1Mbitである。
【0070】一方、ハードディスクドライブ3の最小記
録単位であるセクタのサイズは512Byte(409
6bit)である。したがって、それぞれのクラスタに
は、256のセクタが割り当てられることになる。すな
わち、ハードディスクドライブ3は、データ処理装置2
から記録コマンドが発行されると、この記録コマンドに
基づいて、256のセクタ分のデータを例えば磁気ディ
スク5の複数の記録トラックに亘って連続的に記録す
る。
【0071】ここで、記録されるデータは、ハードディ
スクドライブ3内において誤り訂正符号が付加された後
に磁気ディスク5に記録される。具体的には、例えば、
記録されるデータには、各セクタ分のデータ毎に、これ
ら各セクタ分のデータに対する誤り訂正符号(C1符
号)が付加されると共に、磁気ディスク5の記録トラッ
クに対応したデータ量(例えば32セクタ分のデータ
量)のデータ毎に、この記録トラックに対応したデータ
量のデータに対する誤り訂正符号(C2符号)が付加さ
れることになるが、これについては詳細を後述する。
【0072】次に、データ記録再生装置1により、ハー
ドディスクドライブ3の磁気ディスク5に記録されたデ
ータを再生する処理の流れを説明する。このデータ記録
再生装置1により、ハードディスクドライブ3の磁気デ
ィスク5に記録されたデータを再生する際は、先ず、デ
ータ処理装置2のCPU−A6が、ファームウエアのシ
ステム管理ソフトウエアにより、ユーザインターフェー
ス部からの入力情報に従って、再生するAVデータスト
リーム名を特定し、そのAVデータストリームを構成す
る各クラスタが記録されているハードディスクドライブ
3における論理ブロックアドレスを求める。そして、C
PU−A6は、ファームウエアのハードディスクデバイ
スドライバにより、ホストインターフェースバス4上に
定義された再生コマンドをハードディスクドライブ3に
向けて発行する。ハードディスクドライブ3は、この再
生コマンドに基づいて、磁気ディスク5から当該クラス
タを構成するデータを読み出す。
【0073】また、CPU−A6は、ファームウエアの
ホストメモリ管理部により、メモリ制御回路11を通じ
て、ホストメモリ14に、ハードディスクドライブ3に
より磁気ディスク5から読み出されたデータからクラス
タを再構成するための記憶領域を確保させる。
【0074】ここで、磁気ディスク5から読み出された
データは、ハードディスクドライブ3内において誤り訂
正処理が施された後に、ホストインターフェースバス4
を介して、データ処理装置2に供給される。具体的に
は、例えば、磁気ディスク5から読み出されたデータに
対しては、各セクタ分のデータ毎に付加されたC1符号
に基づく誤り訂正処理が施されると共に、磁気ディスク
5の記録トラックに対応したデータ量のデータ毎に付加
されたC2符号に基づく誤り訂正処理が施されることに
なるが、これについては詳細を後述する。
【0075】ハードディスクドライブ3により磁気ディ
スク5から読み出されたデータは、ホストインターフェ
ースバス4、AVインターフェース10及びメモリ制御
回路11を介して、ホストメモリ14に順次転送され、
このホストメモリ14において、クラスタとして再構成
される。
【0076】一つのクラスタの読み出しが完了すると、
上述した処理と同様に、CPU−A6によりハードディ
スクドライブ3に向けて再生コマンドが発行され、ハー
ドディスクドライブ3により、磁気ディスク5から後続
するクラスタを構成するデータが読み出される。そし
て、磁気ディスク5から読み出されたデータが、ホスト
メモリ14に転送されて、このホストメモリ14におい
て後続クラスタが再構成される。
【0077】ホストメモリ14において再構成されたク
ラスタは、このホストメモリ14から順次送り出され、
AVデータストリームとして、メモリ制御回路11を介
して、AVデコーダ13に入力される。AVデコーダ1
3に入力されたAVデータストリームは、AVデコーダ
13内のMUX18においてデマルチプレクスされ、圧
縮されたディジタル画像データと圧縮されたディジタル
音響データとに分離される。
【0078】MUX18において分離された圧縮された
ディジタル画像データは、データに誤りが生じている場
合には、画像データ補間回路19において、その前後の
データから誤りが補間される。そして、この圧縮された
ディジタル画像データは、画像データ伸長器20により
伸長され、通常のディジタル画像データとしてAVデコ
ーダ13から出力される。
【0079】一方、MUX18において分離された圧縮
されたディジタル音響データは、データに誤りが生じて
いる場合には、音響データ補間回路21において、その
前後のデータから誤りが補間される。そして、この圧縮
されたディジタル音響データは、音響データ伸長器22
により伸長され、通常のディジタル音響データとしてA
Vデコーダ13から出力される。
【0080】これらディジタル画像データ及びディジタ
ル音響データは、図示しないD/A変換器により、例え
ばNTSC信号等のアナログ画像信号及びアナログ音響
信号に変換され、モニタ等の外部装置に供給される。
【0081】本発明に係るデータ記録再生装置1におい
て、データ処理装置2のCPU−A6により、ホストイ
ンターフェースバス4を介してハードディスクドライブ
3に向けて発行される記録コマンドを図4に示す。
【0082】この記録コマンドは、ATA標準の記録コ
マンドと同様に、Sector Countレジスタにおいて書き込
みセクタ数が指定され、Sector Numberレジスタ、Cylin
derLowレジスタ、Cylinder Highレジスタ及びDevice/H
eadレジスタの下位4ビットにおいて書き込み開始論理
ブロックアドレスが指定されるようになっている。ま
た、この記録コマンドにおいては、Commandレジスタに
おいてコマンドの種類が指定されるようになっており、
例えば、このCommandレジスタにコマンド識別コード8
7hが記されていることにより、このコマンドがAVデ
ータストリームのデータを記録する旨のコマンドである
ことが識別される。また、この記録コマンドにおいて
は、Featuresレジスタにおいて記録するクラスタの属性
が指定されるようになっている。
【0083】本発明に係るデータ記録再生装置1におい
て、データ処理装置2のCPU−A6により、ホストイ
ンターフェースバス4を介してハードディスクドライブ
3に向けて発行される再生コマンドを図5に示す。
【0084】この再生コマンドは、ATA標準の再生コ
マンドと同様に、Sector Countレジスタにおいて読み出
しセクタ数が指定され、Sector Numberレジスタ、Cylin
derLowレジスタ、Cylinder Highレジスタ及びDevice/H
eadレジスタの下位4ビットにおいて読み出し開始論理
ブロックアドレスが指定されるようになっている。ま
た、この再生コマンドにおいては、Commandレジスタに
おいてコマンドの種類が指定されるようになっており、
例えば、このCommandレジスタにコマンド識別コード8
6hが記されていることにより、このコマンドがAVデ
ータストリームのデータを再生する旨のコマンドである
ことが識別される。また、この記録コマンドにおいて
は、Featuresレジスタにおいて再生するクラスタの属性
が指定されるようになっている。
【0085】本発明に係るデータ記録再生装置1のハー
ドディスクドライブ3内の詳細なブロック図を図6に示
す。このハードディスクドライブ3により、データ処理
装置2から供給されたデータを磁気ディスク5に書き込
む処理の流れを以下に説明する。
【0086】このハードディスクドライブ3により、デ
ータ処理装置2から供給されたデータを磁気ディスク5
に書き込む際は、先ず、データ処理装置2のCPU−A
6によりホストインターフェースバス4を介して発行さ
れる記録コマンドが、ハードディスクコントローラ30
を介して、CPU−B31に供給される。具体的には、
この記録コマンドは、記録するクラスタ毎に、ホストイ
ンターフェースバス4を介してデータ処理装置2と接続
されているハードディスクコントローラ30内のホスト
インターフェース32に入力され、このホストインター
フェース32に入力された記録コマンドが、ホストイン
ターフェース32とCPU−Bバス33を介して接続さ
れているCPU−B31に転送される。
【0087】また、ハードディスクコントローラ30内
のホストインターフェース32には、データ処理装置2
から、ホストインターフェースバス4を介して、記録す
るデータがクラスタ毎に供給される。
【0088】CPU−B31は、記録コマンドが供給さ
れると、ハードディスクコントローラ30と共同して、
データ処理装置2からホストインターフェース32に供
給されたクラスタの論理ブロックアドレスを、ハードデ
ィスクドライブ3内部の物理アドレス(例えば、ディス
ク面番号やトラック番号、セクタ番号等)に変換する。
【0089】ホストインターフェース32に供給された
クラスタは、数セクタ分、例えば256セクタ分のデー
タ量を持つが、これら数セクタ分のデータは、バスコン
トローラ35の制御により、バッファメモリ36に一時
蓄えられる。
【0090】また、CPU−B31は、データ処理装置
2から供給されたクラスタを磁気ディスク5上のどのセ
クタに記録するかをシーケンサ37に指示する。
【0091】ここで、磁気ディスク5には、例えば、記
録膜の異常等に起因して、データが記録される領域であ
るデータ記録領域に欠陥が生じる場合がある。このよう
に磁気ディスク5のデータ記録領域に欠陥が生じると、
欠陥が生じた箇所には正常にデータを記録することがで
きない。そこで、このハードディスクドライブ3におい
ては、ハードディスクコントローラ30が、磁気ディス
ク5のデータ記録領域の欠陥を予め検出して、その欠陥
が生じた箇所に書き込むべきデータを、その欠陥が生じ
た箇所を避けて、別の場所に書き込むといった処理を行
うようにしている。
【0092】具体的には、ハードディスクコントローラ
30は、例えば、実際に記録データを磁気ディスク5に
記録する前に、ある決められたデータを磁気ディスク5
に書き込み、このデータを磁気ディスク5から読み出し
て、このデータの記録が正常に行えたか否かを確認する
ことにより、磁気ディスク5のデータ記録領域に生じた
初期的な欠陥を検出するようにしている。そして、ハー
ドディスクコントローラ30は、磁気ディスク5のデー
タ記録領域に生じた初期欠陥を検出したときは、その欠
陥セクタの位置等の情報をシーケンサ37内に設けられ
た欠陥マップ50に格納し、実際に記録データを磁気デ
ィスク5に記録する際には、この欠陥マップ50に格納
された情報を参照して、欠陥セクタを避けて記録データ
を記録するようにしている。
【0093】また、ハードディスクコントローラ30
は、実際に記録データを磁気ディスク5のデータ記録領
域に記録している際に、データ記録領域に二次的な欠陥
が生じたことを検出したときは、その欠陥セクタの位置
等の情報を欠陥マップ50に格納すると共に、その二次
欠陥が生じた欠陥セクタに書き込むべきデータを、磁気
ディスク5の別の箇所に書き直すといった処理を行う。
【0094】ハードディスクコントローラ30による以
上のような処理を可能にするために、磁気ディスク5に
は、データ記録領域の他に、欠陥セクタの代替領域とな
る交替記録領域が設けられており、データ記録領域に欠
陥セクタが生じたときは、この欠陥セクタに書き込むべ
きデータを交替記録領域内の交替セクタに記録すること
ができるようになされている。
【0095】なお、本例のデータ記録再生装置1で用い
られる磁気ディスク5は、上記交替記録領域A2が、各
記録トラックT毎ににそれぞれ設けられている。すなわ
ち、この磁気ディスク5において、各記録トラックT
は、図7(a)に示すように、同心円状或いはスパイラ
ル状に形成されており、磁気ディスク5の所定の領域に
その内周側から外周側に亘って交替記録領域A2が設け
られることにより、図7(b)に示すように、各記録ト
ラックTが、データ記録領域A1と交替記録領域A2と
を有する構成とされている。
【0096】磁気ディスク5上における磁気ヘッド38
の位置決めは、CPU−B31及びホストインターフェ
ース32から目標トラック番号を受け取ったサーボ制御
回路39が、磁気ヘッド38により検出された磁気ディ
スク5上のトラック番号に基づいて、現在の磁気ヘッド
38の位置を計算し、この磁気ヘッド38の現在位置に
応じて、磁気ヘッド38を移動操作するVCM(Voice
Coil Motor)40の駆動電流が制御されることにより行
われる。
【0097】シーケンサ37は、磁気ヘッド38が目的
の位置にあることを確認すると、バッファメモリ36に
一時蓄えられたクラスタを、ハードディスクドライブ3
内で設定された論理データセクタの長さ(512Byt
e)に分割して、バッファメモリ36から順次読み出
す。
【0098】バッファメモリ36から読み出されたデー
タは、C2符号処理回路51に供給され、このC2符号
処理回路51において、磁気ディスク5の記録トラック
Tに対応したデータ量毎に、このデータに対する誤り訂
正符号であるC2符号が付加される。
【0099】具体的には、例えば、磁気ディスク5の1
つのトラックが36セクタより構成され、そのうちの3
2セクタがデータ記録領域A1とされ、4セクタが交替
記録領域A2とされるときは、C2符号処理回路51
は、32セクタ分のデータ毎に4セクタ分のC2符号を
生成し、この4セクタ分のC2符号を32セクタ分のデ
ータに付加する。ここで、C2符号処理回路51は、シ
ーケンサ37の欠陥マップ50に記憶された情報から、
当該C2符号処理回路51に供給されたデータが記録さ
れるべき磁気ディスク5のデータ記録領域A1に欠陥が
生じ、交替記録領域A2のうちのいくつかのセクタが交
替セクタとして使用されていることを認識したときは、
交替記録領域A2のうち交替セクタとして使用されてい
ない空き領域(空きセクタ)分のC2符号を生成し、こ
れをデータに付加するようにする。
【0100】C2符号処理回路51においてC2符号が
付加されたデータは、C1符号処理回路52に供給さ
れ、このC1符号処理回路52において、1セクタ分の
データ量毎にこの1セクタ分のデータに対する誤り訂正
符号であるC1符号が付加される。具体的には、セクタ
長が512Byteの場合には、図8に示すように、各
セクタ分のデータ毎に21ByteのC1符号が付加さ
れる。このとき、C2符号処理回路51において生成さ
れたC2符号に対しても、同様に1セクタ分の符号量毎
にC1符号が付加される。
【0101】なお、以下の説明において、C1符号及び
C2符号が付加されたデータのまとまりをECCブロッ
クと呼び、このECCブロックのうちC1符号が付加さ
れた実データのまとまりをデータブロックと呼び、C1
符号が付加されたC2符号のまとまりをC2ブロックと
呼ぶこととする。本例においては、ECCブロックは、
32セクタ分のデータブロックと4セクタ分のC2ブロ
ックとから構成される。そして、磁気ディスク5に対し
ては、1つの記録トラックTに1つのECCブロックが
書き込まれることになる。
【0102】なお、ここでは、以上のように、ECCブ
ロックが、32セクタ分のデータブロックと4セクタ分
のC2ブロックとから構成され、1つのECCブロック
が磁気ディスク5の1つの記録トラックTに書き込まれ
る例について説明するが、本発明はこの例に限定される
ものではなく、ECCブロックのデータ長やデータブロ
ックとC2ブロックの構成及びその割合等は適宜変更す
ることが可能である。但し、磁気ディスク5の記録領域
を効率的に使用して、磁気ディスク5に対してできるだ
け多くのデータを記録するには、ECCブロックのデー
タ長が磁気ディスク5の1つの記録トラックTのデータ
長と等しくなるように、或いは、それに近くなるよう
に、ECCブロックを構成することが望ましい。
【0103】本発明に係るデータ記録再生装置1におい
ては、以上のように、C2符号処理回路51においてC
2符号を生成し、C1符号処理回路52においてデータ
及びC2符号にC1符号を付加することにより、磁気記
録媒体5に記録するデータに対して、ECCブロック毎
に、積符号形式の誤り訂正符号を付加するようになされ
ている。
【0104】このデータ記録再生装置1においては、磁
気ディスク5に記録するデータは、ECCブロック毎
に、図9に模式的に示した形態とされる。すなわち、デ
ータブロック及びC2ブロックを、図9に示すように、
1セクタ分のデータ量(C1符号が付加されたデータ
量)毎に仮想的に縦方向に積層したとき、各セクタ内の
データに対する誤り訂正符号としてC1符号が存在し、
複数のセクタに跨る縦方向のデータに対する誤り訂正符
号としてC2符号が存在するように、ECCブロックが
構成される。
【0105】データ記録装置1は、以上のように、磁気
ディスク5に記録するデータに対して、ECCブロック
毎に、積符号形式の誤り訂正符号を付加することによ
り、再生時における誤り訂正能力を強化して、データの
信頼性を向上させることができるようになされている。
【0106】C2符号処理回路51及びC1符号処理回
路52において、C2符号とC1符号とによる積符号形
式の誤り訂正符号が付加されたデータは、CPU−B3
1の制御のもとに、シーケンサ19によって所定のデー
タ配列に並べ替えられて、スピンドルモータ42により
回転操作される磁気ディスク5の回転と同期を取りなが
ら、ディスクインターフェース43を介してチャンネル
IC44内の記録チャンネル回路45に転送される。具
体的には、シーケンサ19は、ディスクインターフェー
ス43の動作タイミングを制御することによって、実質
的にデータの並べ替えを行う。なお、スピンドルモータ
42による磁気ディスク5の回転速度は、スピンドルモ
ータ制御回路46により制御される。
【0107】ここで、シーケンサ19は、CPU−B3
1の制御のもとに、磁気ディスク5の記録トラックTの
うちデータ記録領域A1に実データが書き込まれ、交替
記録領域A2の中で交替セクタとして用いられる領域以
外の空き領域にC2符号が書き込まれるように、ECC
ブロックを構成するデータを並べ替える。
【0108】また、シーケンサ19は、実データがデー
タ記録領域A1に正常に記録されない等の情報からデー
タ記録領域A1の二次的な欠陥が生じていることを検出
したときは、そのデータ記録領域A1の欠陥セクタに書
き込むべきデータを交替記録領域A2内のセクタに書き
込むと共に、交替記録領域A2の欠陥セクタに対する交
替セクタとして用いられる領域にC2符号を書き込まな
いように、データの配置を行う。そして、シーケンサ1
9は、データ記録領域A1の欠陥セクタの位置や、この
欠陥セクタに書き込むべきデータが書き込まれる交替記
録領域A2の交替セクタの位置等の情報を欠陥マップ5
0に記憶させる。
【0109】C2符号処理回路51及びC1符号処理回
路52においてC2符号とC1符号とによる積符号形式
の誤り訂正符号が付加されたデータが、ディスクインタ
ーフェース43を介してチャンネルIC44内の記録チ
ャンネル回路45に転送されると、記録チャンネル回路
45は、このディスクインターフェース43を介して転
送されてきたデータに対して、各セクタ分のデータ毎に
チャンネル符号化等の処理を施し、これら各セクタ分の
データを、磁気ヘッド38と磁気ディスク5よりなる記
録チャンネルの特性に適合した2値系列の信号に変換す
る。そして、この2値系列の信号が、記録アンプ47に
より、矩形状の記録電流波形に対応づけられ、磁気ヘッ
ド38により、磁化反転パターンとして磁気ディスク5
に書き込まれる。
【0110】ところで、このデータ記録再生装置1にお
いて、磁気ディスク5のデータ記録領域A1に欠陥が生
じていることによりこの欠陥が生じている領域(欠陥セ
クタ)に書き込むべきデータを交替記録領域A2内の交
替セクタに書き込む必要があるときは、この交替セクタ
にはC2符号が書き込まれずに、交替記録領域A2内の
空き領域にのみ書き込まれるので、1つのECCブロッ
クにおけるC2符号の符号量は、このECCブロックを
構成するデータが書き込まれる記録トラックT内の欠陥
セクタの数(すなわち、交替セクタの数)に基づいて決
定される。
【0111】すなわち、1つの記録トラックT内の総セ
クタ数をaとし、データ記録領域内のセクタ数をbと
し、交替記録領域A2内のセクタの数をcとし、欠陥セ
クタのセクタ数(交替セクタのセクタ数)をdとしたと
きに、C2符号が書き込まれる交替記録領域A2内の空
き領域のセクタ数eは、下記式(1)を満たすように設
定される。
【0112】e=c−d=a−b−d ・・・(1) 以上の各セクタ間の関係を図10に示す。データ記録再
生装置1は、以上の関係を満たすようにC2符号処理回
路51においてC2符号を生成し、このC2符号を交替
記録領域A2の空き領域に書き込むことにより、磁気デ
ィスク5の記録トラックT内における全てのセクタを効
率的に利用して、磁気ディスク5の実質的な記録容量を
低減させることなく、再生時におけるデータの信頼性の
向上を図ることができる。
【0113】なお、以上説明した例においては、欠陥セ
クタの数dが交替記録領域A2内のセクタの数をcと等
しくなると、C2符号は全く書き込まれないことにな
る。このように、欠陥セクタの数dが交替記録領域A2
内のセクタの数をcと等しくなった場合であってもC2
符号を書き込んで、積符号形式による誤り訂正を行いた
いときは、データ記録領域A1に所定の符号量のC2符
号を書き込むようにすればよい。この場合、データ記録
領域A1内のC2符号が書き込まれるセクタ数をfとす
ると、C2符号が書き込まれる総セクタ数gは、下記式
(2)により求められる。
【0114】 g=c−d+f=a−b−d+f ・・・(2) 以上の各セクタ間の関係を図11に示す。データ記録再
生装置1は、以上の関係を満たすようにC2符号処理回
路51においてC2符号を生成し、このC2符号を交替
記録領域A2の空き領域及びデータ記録領域A1の所定
の領域に書き込むことにより、磁気ディスク5の記録ト
ラックT内における全てのセクタを効率的に利用するこ
とができると共に、欠陥セクタの数dが交替記録領域A
2内のセクタの数をcと等しくなった場合であっても、
データにC2符号を付加してC1符号との積符号形式に
よる強力な誤り訂正を行うことができる。
【0115】次に、図6に示したハードディスクドライ
ブ3により、磁気ディスク5からデータを読み出してデ
ータ処理装置2に供給する処理の流れを以下に説明す
る。このハードディスクドライブ3により、磁気ディス
ク5からデータを読み出してデータ処理装置2に供給す
る際は、先ず、データ処理装置2のCPU−A6により
ホストインターフェースバス4を介して発行される再生
コマンドが、ハードディスクコントローラ30を介し
て、CPU−B31に供給される。具体的には、この再
生コマンドは、再生するクラスタ毎に、ホストインター
フェースバス4を介してデータ処理装置2と接続されて
いるハードディスクコントローラ30内のホストインタ
ーフェース32に入力され、このホストインターフェー
ス32に入力された再生コマンドが、ホストインターフ
ェース32とCPU−Bバス33を介して接続されてい
るCPU−B31に転送される。
【0116】CPU−B31は、再生コマンドが供給さ
れると、ハードディスクコントローラ30と共同して、
磁気ディスク5から読み出すクラスタの論理ブロックア
ドレスを、ハードディスクドライブ3内部の物理アドレ
ス(例えば、ディスク面番号やトラック番号、セクタ番
号等)に変換する。そして、CPU−B31は、サーボ
制御回路39を動作させて、磁気ヘッド38を目的の物
理アドレスに移動させる。磁気ヘッド38は、磁気ディ
スク5上の目的の物理アドレスに対応した位置から、こ
こに記録された磁化反転パターンを読み出す。
【0117】磁気ヘッド38により磁気ディスク5から
読み出された磁化反転パターンは、再生アンプ48によ
り増幅された後、チャンネルIC44内の再生チャンネ
ル回路49に供給される。
【0118】チャンネルIC44内の再生チャンネル回
路49に供給された信号は、この再生チャンネル回路4
9により、ビット同期がとられた後に2値データ系列と
して検出され、記録時に施されたチャンネル符号化の逆
変換となる復号化処理が行われ、データセクタとして再
生される。このとき、磁気ディスク5の記録トラックT
のうちデータ記録領域A1から読み出された信号は、C
1符号が付加された画像データや音響データ等の実デー
タとして再生され、交替記録領域A2内の交替セクタと
して用いられていない空き領域から読み出された信号
は、C1符号が付加されたC2符号として再生される。
これら磁気ディスク5から読み出されたデータには、誤
りが含まれている場合があるが、そのままハードディス
クコントローラ30内のディスクインターフェース43
に転送される。
【0119】ディスクインターフェース43の動作タイ
ミングは、シーケンサ37によって制御される。シーケ
ンサ37は、磁気ヘッド38が目的の位置にあることを
確認すると、ディスクインターフェース43を介して、
チャンネルIC44の再生チャンネル回路49から再生
データを取り込み、この再生データを、先ず、C1符号
処理回路52に供給する。
【0120】なお、このとき、シーケンサ37は、記録
されたデータが正常に再生されないことを検出したとき
は、そのデータが記録されていたセクタの位置等の情報
を欠陥マップ50に記憶させる。
【0121】C1符号処理回路52に供給された再生デ
ータは、このC1符号処理回路52において、C1符号
に基づく誤り訂正処理が施される。そして、C1符号処
理回路52においてC1符号に基づく誤り訂正処理が施
された再生データは、ECCブロックを構成するデータ
毎にC2符号処理回路51に供給される。
【0122】C1符号に基づく誤り訂正処理が施された
再生データがC2符号処理回路51に供給されると、C
PU−B31により、シーケンサ37内の欠陥マップ5
0が参照され、再生データが記録されていた記録トラッ
クT内における欠陥セクタや交替セクタの位置、すなわ
ち、C2符号処理回路51に供給された実データやC2
符号が記録されていたセクタの位置や、C2符号の符号
量等のC2符号処理回路51における誤り訂正処理に必
要な情報が認識される。そして、CPU−B31の制御
のもと、C2符号処理回路51において、C2符号に基
づく誤り訂正処理が施される。ここで、磁気ディスク5
の記録トラックTから正常に読み出されないデータがあ
るときは、その旨の情報がシーケンサ37内の欠陥マッ
プ50に記憶されているので、C2符号処理回路51
は、その欠陥を認識した上でC2符号に基づく誤り訂正
処理を正しく行うことができる。
【0123】C2符号処理回路51においてC2符号に
基づく誤り訂正処理が行われたデータは、バスコントロ
ーラ35の制御により、1セクタ分のデータ毎に、例え
ば512Byteの論理データとして、バッファメモリ
36に一時蓄えられる。そして、バッファメモリ36に
蓄えられたデータが、ホストインターフェース32、ホ
ストインターフェースバス4を介して、データ処理装置
2に順次転送される。
【0124】また、C1符号処理回路52及びC2符号
処理回路51において、データの誤りが訂正されなかっ
た場合には、その旨をデータ処理装置2に伝えるための
誤り検出信号が、C2符号処理回路51からホストイン
ターフェース32に供給され、このホストインターフェ
ース32から、ホストインターフェースバス4を介し
て、データ処理装置2に供給される。
【0125】なお、以上は、リアルタイム性が要求され
るAVデータストリームを構成するデータをハードディ
スクドライブ3内の磁気ディスク5に記録し、また、磁
気ディスク5に記録されたAVデータストリームを構成
するデータを再生するように構成されたデータ記録再生
装置1を例に説明したが、本発明を適用したデータ記録
再生装置は、以上の例に限定されるものではなく、AV
データストリームの他に、例えば文書ファイル等の他の
ディジタルデータに対しても記録再生可能に構成されて
いてもよい。文書ファイル等のディジタルデータは、リ
アルタイム性が要求されない代わりに優れたランダムア
クセス性、すなわち必要なデータに直接アクセスできる
ことが要求されるので、このように、データ記録再生装
置を、AVデータストリームのようなリアルタイム性が
要求されるデータの他に、文書ファイル等のような優れ
たランダムアクセス性が要求されるデータに対しても記
録再生可能に構成した場合には、リアルタイム性が要求
されるデータを扱うときと、優れたランダムアクセス性
が要求されるデータを扱うときとで、その処理の内容を
異ならせることが望ましい。
【0126】以下、AVデータストリームのようなリア
ルタイム性が要求されるデータの他に、文書ファイル等
のようなランダムアクセス性が要求されるデータに対し
ても記録再生可能に構成されたデータ記録再生装置60
の記録処理の流れ及び再生処理の流れを図12を参照し
て説明する。なお、このデータ記録再生装置60は、基
本構成を上述したデータ記録再生装置1と同様とするの
で、ここでは、上記データ記録再生装置1と同様の処理
については詳細な説明を省略し、このデータ記録再生装
置60に特徴的な部分のみについて、上記データ記録再
生装置1と同一の符号を用いて説明する。
【0127】このデータ記録再生装置60により、デー
タを磁気ディスク5に記録する際は、データ処理装置2
からホストインターフェースバス4を介して発行される
記録コマンドがハードディスクドライブ3のCPU−B
31に供給される。これにより、記録するデータがAV
データストリームのようなリアルタイム性の要求される
データであるか、或いは文書ファイル等のような優れた
ランダムアクセス性が要求されるデータであるかといっ
たデータの種別がCPU−B31により判別される。す
なわち、CPU−B31は、図4に示した記録コマンド
のCommandレジスタを参照して、コマンドの種類を識別
することにより、記録するデータの種別を判別する。
【0128】そして、CPU−B31は、記録するデー
タがAVデータストリームのようにリアルタイム性の要
求されるデータであると判別したときは、ハードディス
クコントローラ30内のバスコントローラ35とC2符
号処理回路51との間に設けられたスイッチ61をON
にする。これにより、バッファメモリ36から読み出さ
れたデータは、上述したデータ記録再生装置1と同様
に、C2符号処理回路51に供給されることになる。
【0129】C2符号処理回路51に供給されたデータ
は、このC2符号処理回路51において、磁気ディスク
5の記録トラックTに対応したデータ量毎に、このデー
タに対する誤り訂正符号であるC2符号が付加される。
そして、C2符号処理回路51においてC2符号が付加
されたデータは、C1符号処理回路52に供給され、こ
のC1符号処理回路52において、1セクタ分のデータ
量毎にこの1セクタ分のデータに対する誤り訂正符号で
あるC1符号が付加される。これにより、データに積符
号形式の誤り訂正符号が付加されたECCブロックが構
成される。
【0130】このECCブロックを構成するデータは、
CPU−B31の制御のもとに、磁気ディスク5の記録
トラックTのうちデータ記録領域A1に実データが書き
込まれ、交替記録領域A2の中で交替セクタとして用い
られる領域以外の空き領域にC2符号が書き込まれるよ
うに並べ替えられる。そして、このECCブロックを構
成するデータは、ディスクインターフェース43を介し
てチャンネルIC44に供給され、磁気ヘッド38によ
って磁気ディスク5に書き込まれる。
【0131】このデータ記録再生装置60においては、
以上のように、磁気ディスク5に記録するデータがAV
データストリームのようにリアルタイム性の要求される
データであると判別された場合には、C2符号処理回路
51においてC2符号を生成し、C1符号処理回路52
においてデータ及びC2符号にC1符号を付加すること
により、リアルタイム性の要求されるデータに対して、
ECCブロック毎に、積符号形式の誤り訂正符号を付加
して、磁気ディスク5に記録するようになされている。
したがって、このデータ記録再生装置60によれば、リ
アルタイム性の要求されるデータに対して、再生時にお
ける誤り訂正能力を強化して、データの信頼性を向上さ
せることができる。
【0132】また、このデータ記録再生装置60におい
ては、磁気ディスク5に記録するデータがリアルタイム
性の要求されるデータであると判別された場合に生成さ
れるC2符号を、磁気ディスク5の交替記録領域A2の
うち交替セクタとして使用されていない空き領域に記録
するようにしているので、磁気ディスク5の記録容量を
低減させることなく誤り訂正能力の強化を図ることがで
きる。
【0133】一方、記録するデータが文書ファイル等の
ように優れたランダムアクセス性が要求されるデータで
あると判別された場合には、CPU−B31は、ハード
ディスクコントローラ30内のバスコントローラ35と
C2符号処理回路51との間に設けられたスイッチ61
をOFFにする。これにより、バッファメモリ36から
読み出されたデータは、C2符号処理回路51を経由せ
ずに、直接C1符号処理回路52に供給される。
【0134】C1符号処理回路52に直接供給されたデ
ータは、このC1符号処理回路52において、図13に
示すように、512Byteのデータ量の1セクタ分の
データ毎に3個のインターリーブに分けられ、それぞれ
のインターリーブにつき7Byte、合計21Byte
のC1符号が付加される。なお、1セクタ分のデータの
データ量やC1符号の符号量等は、以上の例に限定され
るものではなく、必要に応じて適宜変更するようにして
もよい。
【0135】C1符号処理回路52においてC1符号が
付加されたデータは、ディスクインターフェース43を
介してチャンネルIC44に供給され、磁気ヘッド38
によって磁気ディスク5のデータ記録領域A1に書き込
まれる。
【0136】このデータ記録再生装置1において、文書
ファイル等のような優れたランダムアクセス性能が要求
されるデータを記録する場合には、上述したようにデー
タにC2符号が付加されない分だけ、再生時の誤り訂正
能力が劣ることになるが、例えば文書ファイル等は、A
Vデータストリームのようにリアルタイム性が要求され
るデータではないので、例えば書き込みエラーを検出し
たときに、リトライ動作を繰り返し行って、磁気ディス
ク5に正常に書き込めなかったデータを再度書き込むこ
とにより、誤りの発生を効果的に抑制することができ
る。
【0137】次に、このデータ記録再生装置60によ
り、磁気ディスク5に記録されたデータを再生する際
は、データ処理装置2からホストインターフェースバス
4を介して発行される再生コマンドがハードディスクド
ライブ3のCPU−B31に供給される。これにより、
再生するデータがAVデータストリームのようなリアル
タイム性の要求されるデータであるか、或いは文書ファ
イル等のような優れたランダムアクセス性が要求される
データであるかといったデータの種別がCPU−B31
により判別される。すなわち、CPU−B31は、図5
に示した再生コマンドのCommandレジスタを参照して、
コマンドの種類を識別することにより、再生するデータ
の種別を判別する。
【0138】そして、CPU−B31は、再生するデー
タがAVデータストリームのようにリアルタイム性の要
求されるデータであると判別したときは、ハードディス
クコントローラ30内のバスコントローラ35とC2符
号処理回路51との間に設けられたスイッチ61をON
にする。これにより、磁気ディスク5から読み出され、
C1符号処理回路52においてC1符号に基づく誤り訂
正処理が施されたデータがC2符号処理回路51に供給
され、このC2符号処理回路51においてC2符号に基
づく誤り訂正処理が施された後にバッファメモリ36に
蓄積されることになる。
【0139】ここで、C2符号処理回路51においてC
2符号に基づく誤り訂正処理を行う際は、先ず、CPU
−B31により、シーケンサ37内の欠陥マップ50が
参照され、誤り訂正処理を施すデータが記録されていた
記録トラックT内における欠陥セクタや交替セクタの位
置、すなわち、C2符号処理回路51に供給された実デ
ータやC2符号が記録されていたセクタの位置や、C2
符号の符号量等のC2符号処理回路51における誤り訂
正処理に必要な情報が認識される。そして、CPU−B
31の制御のもとに、データに付加されたC2符号の状
態に応じて、C2符号に基づく誤り訂正処理が施され
る。
【0140】C2符号処理回路51においてC2符号に
基づく誤り訂正処理が施されたデータは、バッファメモ
リ36に一時蓄積された後に、バッファメモリ36から
順次読み出され、ホストインターフェースバス4を介し
てデータ処理装置2に供給される。
【0141】このデータ記録再生装置60においては、
以上のように、磁気ディスク5から再生するデータがA
Vデータストリームのようにリアルタイム性の要求され
るデータであると判別された場合には、C1符号及びC
2符号に基づいて、積符号形式で誤り訂正処理が施され
るので、リアルタイム性の要求されるデータに対して、
強力な誤り訂正処理を施して、データの信頼性を向上さ
せることができる。
【0142】一方、再生するデータが文書ファイル等の
ように優れたランダムアクセス性が要求されるデータで
あると認識された場合には、CPU−B31は、ハード
ディスクコントローラ30内のバスコントローラ35と
C2符号処理回路51との間に設けられたスイッチ61
をOFFにする。これにより、C1符号処理回路52に
おいてC1符号に基づく誤り訂正処理が施されたデータ
は、C2符号処理回路51を経由せずに、直接バッファ
メモリ36に供給され、バッファメモリ36に一時蓄積
されることになる。すなわち、このデータに対しては、
C1符号に基づく誤り訂正処理のみが施されることにな
る。
【0143】バッファメモリ36に一時蓄積されたデー
タは、バッファメモリ36から順次読み出され、ホスト
インターフェースバス4を介してデータ処理装置2に供
給される。
【0144】このデータ記録再生装置1において、文書
ファイル等のような優れたランダムアクセス性能が要求
されるデータを再生する場合には、上述したようにC2
符号に基づく誤り訂正処理が施されない分だけ、誤り訂
正能力が劣ることになるが、例えば文書ファイル等は、
AVデータストリームのようにリアルタイム性が要求さ
れるデータではないので、例えば読み出しエラーが検出
されたときに、リトライ動作を繰り返し行って、磁気デ
ィスク5から正常に読み出せなかったデータを再度読み
出すことにより、誤りの発生を効果的に抑制することが
できる。
【0145】
【発明の効果】本発明に係るデータ記録装置は、記録媒
体の交替記録領域のうち代替領域として使用されていな
い空き領域に誤り訂正符号を書き込むようにしているの
で、記録媒体の空き領域を有効に利用して、データに対
する誤り訂正能力を強化し、再生時におけるデータの信
頼性を向上させることができる。
【0146】また、本発明に係る他のデータ記録装置
は、記録媒体にリアルタイム性が要求されるデータを記
録する場合には、記録媒体の交替記録領域のうち代替領
域として使用されていない空き領域に誤り訂正符号を書
き込むようにしているので、記録媒体の空き領域を有効
に利用して、リアルタイム性が要求されるデータに対す
る誤り訂正能力を強化し、リアルタイム性が要求される
データの再生時における信頼性を向上させることができ
る。
【0147】また、本発明に係るデータ記録方法によれ
ば、記録媒体の交替記録領域のうち代替領域として使用
されていない空き領域が、誤り訂正符号を書き込む領域
として有効利用されるので、データに対する誤り訂正能
力を強化し、データの信頼性の向上を図ることができ
る。
【0148】また、本発明に係る他のデータ記録方法に
よれば、記録媒体にリアルタイム性が要求されるデータ
を記録する場合には、記録媒体の交替記録領域のうち代
替領域として使用されていない空き領域が、誤り訂正符
号を書き込む領域として有効利用されるので、リアルタ
イム性が要求されるデータに対する誤り訂正能力を強化
し、リアルタイム性が要求されるデータの再生時におけ
る信頼性の向上を図ることができる。
【0149】また、本発明に係るデータ再生装置におい
ては、誤り訂正処理手段が、欠陥情報記憶手段に記憶さ
れている情報から誤り訂正符号の状態を認識し、この誤
り訂正符号の状態に応じてデータに対する誤り訂正処理
を施すようにしているので、誤り訂正処理を適切に行
い、再生されるデータの信頼性の向上を図ることができ
る。
【0150】また、本発明に係る他のデータ再生装置に
おいては、記録媒体から再生するデータがリアルタイム
性の要求されるデータであると判別された場合には、誤
り訂正処理手段が、欠陥情報記憶手段に記憶されている
情報から誤り訂正符号の状態を認識し、この誤り訂正符
号の状態に応じてデータに対する誤り訂正処理を施すよ
うにしているので、リアルタイム性が要求されるデータ
に対する誤り訂正処理を適切に行い、再生されるデータ
の信頼性の向上を図ることができる。
【0151】また、本発明に係るデータ再生方法によれ
ば、欠陥情報記憶手段に記憶されている情報から誤り訂
正符号の状態が認識され、この誤り訂正符号の状態に応
じてデータに対する誤り訂正処理が施されるので、誤り
訂正処理を適切に行い、再生されるデータの信頼性の向
上を図ることができる。
【0152】また、本発明に係る他のデータ再生方法に
よれば、記録媒体から再生するデータがリアルタイム性
の要求されるデータであると判別された場合に、欠陥情
報記憶手段に記憶されている情報から誤り訂正符号の状
態が認識され、この誤り訂正符号の状態に応じてデータ
に対する誤り訂正処理が施されるので、リアルタイム性
の要求されるデータに対する誤り訂正処理を適切に行
い、再生されるデータの信頼性の向上を図ることができ
る。
【0153】また、本発明に係る記録媒体は、交替記録
領域のうち代替領域として使用されていない空き領域に
誤り訂正符号が書き込まれているので、空き領域を有効
に利用して、記録容量を減少させることなく、データを
信頼性を向上させた状態で記録しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ記録再生装置の一構成
例を示す図であり、データ処理装置の内部を詳細に示す
ブロック図である。
【図2】上記データ処理装置のファームウエア構成を示
す図である。
【図3】上記データ記録再生装置において記録及び再生
の単位とされるクラスタとGOPとの関係を示す図であ
る。
【図4】上記データ記録再生装置において用いられる記
録コマンドの一例を示す図である。
【図5】上記データ記録再生装置において用いられる再
生コマンドの一例を示す図である。
【図6】上記データ記録再生装置のハードディスクドラ
イブの内部を詳細に示すブロック図である。
【図7】上記データ記録再生装置において用いられる磁
気ディスクの記録トラックの様子を示す図であり、
(a)は磁気ディスクに形成された記録トラックの一つ
を模式的に示しており、(b)はこの記録トラックを仮
想的に直線状にした状態を模式的に示している。
【図8】上記データ記録再生装置が備えるハードディス
クドライブで処理されるデータのC1符号及びC2符号
を含めたデータフォーマットを示す図である。
【図9】C1符号及びC2符号とデータとの関係を示す
図である。
【図10】記録トラックとこの記録トラックに書き込ま
れるECCブロックとの関係を示す図である。
【図11】記録トラックとこの記録トラックに書き込ま
れるECCブロックとの関係を示す図である。
【図12】本発明を適用した他のデータ記録再生装置を
示す図であり、ハードディスクドライブの内部を詳細に
示すブロック図である。
【図13】上記データ記録再生装置が備えるハードディ
スクドライブで処理されるデータのC1符号を含めたデ
ータフォーマットを示す図である。
【図14】従来のハードディスクドライブの一構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データ記録再生装置、2 データ処理装置、3 ハ
ードディスクドライブ、5 磁気ディスク、6 CPU
−A、30 ハードディスクコントローラ、31 CP
U−B、37 シーケンサ、38 磁気ヘッド、50
欠陥マップ、51 C2符号処理回路、52 C1符号
処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 530 G11B 20/18 530 570 570G 572 572F 574 574B 574Z H04N 5/92 H04N 5/92 H

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録領域と、このデータ記録領域
    の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の
    代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ設
    けられた記録媒体に対してデータを記録するデータ記録
    装置において、 上記記録媒体に記録するデータに対する誤り訂正符号
    を、上記記録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎
    に生成する誤り訂正符号生成手段と、 上記データを上記記録媒体のデータ記録領域に書き込む
    と共に、上記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記録領
    域のうち代替領域として使用されていない空き領域に書
    き込むデータ書き込み手段とを備えることを特徴とする
    データ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記データ書き込み手段は、上記データ
    を上記記録媒体のデータ記録領域に書き込む際に、上記
    データ記録領域の一部に欠陥が生じていることを認識し
    た場合には、上記データ記録領域の欠陥が生じている部
    分に書き込むべきデータを上記交替記録領域に書き込む
    と共に、上記交替記録領域の上記データが書き込まれる
    部分には上記誤り訂正符号を書き込まないように書き込
    み処理を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ記
    録装置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体には、上記データ記録領域
    と上記交替記録領域とが記録トラック毎にそれぞれ設け
    られており、 上記データ書き込み手段は、上記記録媒体の記録トラッ
    クに対応したデータ量のデータと上記誤り訂正符号と
    を、上記記録媒体の記録トラック毎にそれぞれ書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記記録媒体のデータ記録領域の一部に
    欠陥が生じた場合に、その欠陥に関する情報を記憶して
    おく欠陥情報記憶手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 データ記録領域と、このデータ記録領域
    の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の
    代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ設
    けられた記録媒体に対してデータを記録するデータ記録
    装置において、 上記記録媒体に記録するデータの種別を判別する判別手
    段と、 上記判別手段により上記記録媒体に記録するデータがリ
    アルタイム性の要求されるデータであると判別された場
    合に、上記記録媒体に記録するデータに対する誤り訂正
    符号を、上記記録媒体の記録トラックに対応したデータ
    量毎に生成する誤り訂正符号生成手段と、 上記判別手段により上記記録媒体に記録するデータがリ
    アルタイム性の要求されるデータであると判別された場
    合に、上記データを上記記録媒体のデータ記録領域に書
    き込むと共に、上記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替
    記録領域のうち代替領域として使用されていない空き領
    域に書き込むデータ書き込み手段とを備えることを特徴
    とするデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 データ記録領域と、このデータ記録領域
    の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分の
    代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ設
    けられた記録媒体に対してデータを記録するに際し、 上記記録媒体に記録するデータに対する誤り訂正符号
    を、上記記録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎
    に生成し、 上記データを上記記録媒体のデータ記録領域に書き込む
    と共に、上記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記録領
    域のうち代替領域として使用されていない空き領域に書
    き込むことを特徴とするデータ記録方法。
  7. 【請求項7】 上記データを上記記録媒体のデータ記録
    領域に書き込む際に、上記記録媒体のデータ記録領域の
    一部に欠陥が生じていることを認識した場合には、上記
    データ記録領域の欠陥が生じている部分に書き込むべき
    データを上記交替記録領域に書き込むと共に、上記交替
    記録領域の上記データが書き込まれる部分には上記誤り
    訂正符号を書き込まないように書き込み処理を行うこと
    を特徴とする請求項6記載のデータ記録方法。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体には、上記データ記録領域
    と上記交替記録領域とが記録トラック毎にそれぞれ設け
    られており、 上記記録媒体の記録トラックに対応したデータ量のデー
    タと上記誤り訂正符号とを、上記記録媒体の記録トラッ
    ク毎にそれぞれ書き込むことを特徴とする請求項6記載
    のデータ記録方法。
  9. 【請求項9】 上記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が
    生じた場合に、その欠陥に関する情報を記憶しておくこ
    とを特徴とする請求項6記載のデータ記録方法。
  10. 【請求項10】 データ記録領域と、このデータ記録領
    域の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分
    の代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ
    設けられた記録媒体に対してデータを記録するに際し、 上記記録媒体に対して記録するデータの種別を判別し、 上記記録媒体に記録するデータがリアルタイム性の要求
    されるデータであると判別された場合に、上記記録媒体
    に記録するデータに対する誤り訂正符号を、上記記録媒
    体の記録トラックに対応したデータ量毎に生成し、上記
    データを上記記録媒体のデータ記録領域に書き込むと共
    に、上記誤り訂正符号を上記記録媒体の交替記録領域の
    うち代替領域として使用されていない空き領域に書き込
    むことを特徴とするデータ記録方法。
  11. 【請求項11】 データ記録領域と、このデータ記録領
    域の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分
    の代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ
    設けられた記録媒体からデータを再生するデータ再生装
    置において、 上記記録媒体のデータ記録領域から上記データを読み出
    すと共に、上記記録媒体の交替記録領域のうち代替領域
    として使用されていない空き領域から上記記録媒体の記
    録トラックに対応したデータ量毎に生成された上記デー
    タに対する誤り訂正符号を読み出すデータ読み出し手段
    と、 上記データ読み出し手段により読み出された上記誤り訂
    正符号に基づいて、上記データ読み出し手段により読み
    出された上記データに対する誤り訂正処理を施す誤り訂
    正処理手段と、 上記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合
    に、その欠陥に関する情報を記憶しておく欠陥情報記憶
    手段とを備え、 上記誤り訂正処理手段は、上記欠陥情報記憶手段に記憶
    されている情報から上記誤り訂正符号の状態を認識し、
    この誤り訂正符号の状態に応じて上記データに対する誤
    り訂正処理を施すことを特徴とするデータ再生装置。
  12. 【請求項12】 上記記録媒体には、上記データ記録領
    域と上記交替記録領域とが記録トラック毎にそれぞれ設
    けられており、 上記データ読み出し手段は、上記記録媒体の記録トラッ
    ク毎に、上記記録媒体の記録トラックに対応したデータ
    量のデータと上記誤り訂正符号とをそれぞれ読み出すこ
    とを特徴とする請求項11記載のデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 データ記録領域と、このデータ記録領
    域の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分
    の代替領域として使用される交替記録領域とがそれぞれ
    設けられた記録媒体からデータを再生するデータ再生装
    置において、 上記記録媒体から再生するデータの種別を判別する判別
    手段と、 上記判別手段により上記記録媒体から再生するデータが
    リアルタイム性の要求されるデータであると判別された
    場合に、上記記録媒体のデータ記録領域から上記データ
    を読み出すと共に、上記記録媒体の交替記録領域のうち
    代替領域として使用されていない空き領域から上記記録
    媒体の記録トラックに対応したデータ量毎に生成された
    上記データに対する誤り訂正符号を読み出すデータ読み
    出し手段と、 上記判別手段により上記記録媒体から再生するデータが
    リアルタイム性の要求されるデータであると判別された
    場合に、上記データ読み出し手段により読み出された上
    記誤り訂正符号に基づいて、上記データ読み出し手段に
    より読み出された上記データに対する誤り訂正処理を施
    す誤り訂正処理手段と、 上記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合
    に、その欠陥に関する情報を記憶しておく欠陥情報記憶
    手段とを備え、 上記誤り訂正処理手段は、上記欠陥情報記憶手段に記憶
    されている情報から上記誤り訂正符号の状態を認識し、
    この誤り訂正符号の状態に応じて上記データに対する誤
    り訂正処理を施すことを特徴とするデータ再生装置。
  14. 【請求項14】 データ記録領域と、このデータ記録領
    域の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分
    の代替領域として使用される交替記録領域とが設けられ
    た記録媒体からデータを再生するに際し、 上記記録媒体のデータ記録領域から上記データを読み出
    すと共に、上記記録媒体の交替記録領域のうち代替領域
    として使用されていない空き領域から上記記録媒体の記
    録トラックに対応したデータ量毎に生成された上記デー
    タに対する誤り訂正符号を読み出し、 上記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合
    に、欠陥情報記憶手段に記憶されている欠陥に関する情
    報を参照して、上記記録媒体の交替記録領域のうち代替
    領域として使用されていない空き領域から読み出された
    上記誤り訂正符号の状態を認識し、この誤り訂正符号の
    状態に応じて、この誤り訂正符号に基づく上記記録媒体
    のデータ記録領域から読み出された上記データに対する
    誤り訂正処理を施すことを特徴とするデータ再生方法。
  15. 【請求項15】 上記記録媒体には、上記データ記録領
    域と上記交替記録領域とが記録トラック毎にそれぞれ設
    けられており、 上記記録媒体の記録トラック毎に、上記記録媒体の記録
    トラックに対応したデータ量のデータと上記誤り訂正符
    号とをそれぞれ読み出すことを特徴とする請求項14記
    載のデータ再生方法。
  16. 【請求項16】 データ記録領域と、このデータ記録領
    域の一部に欠陥が生じた場合に、その欠陥が生じた部分
    の代替領域として使用される交替記録領域とが設けられ
    た記録媒体からデータを再生するに際し、 上記記録媒体から再生するデータの種別を判別し、 上記記録媒体から再生するデータがリアルタイム性の要
    求されるデータであると判別された場合に、上記記録媒
    体のデータ記録領域から上記データを読み出すと共に、
    上記記録媒体の交替記録領域のうち代替領域として使用
    されていない空き領域から上記記録媒体の記録トラック
    に対応したデータ量毎に生成された上記データに対する
    誤り訂正符号を読み出し、 上記記録媒体のデータ記録領域に欠陥が生じている場合
    に、欠陥情報記憶手段に記憶されている欠陥に関する情
    報を参照して、上記記録媒体の交替記録領域のうち代替
    領域として使用されていない空き領域から読み出された
    上記誤り訂正符号の状態を認識し、この誤り訂正符号の
    状態に応じて、この誤り訂正符号に基づく上記記録媒体
    のデータ記録領域から読み出された上記データに対する
    誤り訂正処理を施すことを特徴とするデータ再生方法。
  17. 【請求項17】 記録トラック毎に、データ記録領域
    と、このデータ記録領域の一部に欠陥が生じた場合に、
    その欠陥が生じた部分の代替領域として使用される交替
    記録領域とが設けられ、上記データ記録領域にはデータ
    が書き込まれており、上記交替記録領域のうち代替領域
    として使用されていない空き領域には、上記データの当
    該記録媒体の記録トラックに対応したデータ量毎に生成
    された上記データに対する誤り訂正符号が書き込まれて
    いることを特徴とする記録媒体。
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