JP2006120260A - 再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】解決しようとする問題点は、再生処理時に必要となる複数のバッファに対して、再生する動画ストリームによって必要とするサイズが異なるが、バッファ毎に最大サイズを確保しなければならなかったことである。さらに、確保していたバッファサイズがどれか1つでも不足していた場合は、正しい再生ができないという問題もあった。
【解決手段】再生中にサイズが不足しているバッファを充足しているバッファの一部から持っていくことでバッファサイズを変更することにより、最初に確保していたバッファサイズが不足していた場合でも正しい再生が可能になる。またこの手法により、合計のバッファサイズは従来よりも小さい確保サイズで正しい再生が実現できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、再生時にデコード処理などで必要となるバッファのトータルサイズを最小にするための再生方法に関するものである。
従来、再生処理で必要な複数のバッファは、それぞれが十分処理が行えるサイズに設定する方法が取られており、必要以上の領域を確保している場合がほとんどであった。また、記録装置および編集システムにおいて、ビデオデータの入力を止めることによってオーディオデータの保存量を増やす方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
以下、従来の動画再生装置について説明する。
図7は、従来の動画再生装置であるディスクレコーダ1の機能ブロック図である。図7に示すように、ディスクレコーダ1は、RAIDユニット20、バッファモジュール21、オーディオ処理ブロック22、ビデオ処理ブロック23およびCPU24を有する。ここで、RAIDユニット20が本発明の記録手段に対応し、オーディオ処理ブロック22が本発明の第1の入出力処理手段に対応し、ビデオ処理ブロック23が本発明の第2の入出力処理手段に対応し、CPU24が本発明の第2の制御手段に対応する。また、後述するように、オーディオ処理ブロック22およびビデオ処理ブロック23の機能の一部が、本発明の第1の制御手段に対応する。
RAIDユニット20は、複数のハードディスクを備えている。RAIDユニット20には、CPU24からの制御信号S24aに基づいて、所定の大きさのブロックデータを単位としてデータが記録される。ここで、ブロックデータの大きさは、例えば、1フレーム分のビデオデータのデータ量(0.6秒分のオーディオデータのデータ量)である。バッファモジュール21は、CPU24からの制御信号S24bに基づいて、RAIDユニット20と、オーディオ処理ブロック22およびビデオ処理ブロック23との間でDMAバス8を介して転送されるデータを一時的に記憶するための半導体記憶装置である。バッファモジュール21には、上記ブロックデータを単位としてデータが記憶され、記憶領域の論理アドレスと、RAIDユニット20内のハードディスクとの間に所定の対応関係が決められている。
オーディオ処理ブロック22は、CPU24からの制御信号S24cに基づいて、編集装置12から入力したオーディオデータに後述する所定のオーディオ処理を行い、当該処理されたオーディオデータをバッファモジュール21に記憶する。また、オーディオ処理ブロック22は、CPU24からの制御信号S24cに基づいて、RAIDユニット20から入力したオーディオデータに後述する所定のオーディオ処理を行い、当該処理されたオーディオデータを編集装置12に出力する。
ビデオ処理ブロック23は、CPU24からの制御信号S24dに基づいて、編集装置12から入力したビデオデータに後述する所定のビデオ処理を行い、当該処理されたビデオデータをバッファモジュール21に記憶する。また、ビデオ処理ブロック23は、CPU24からの制御信号S24dに基づいて、RAIDユニット20から入力したビデオデータに後述する所定のビデオ処理を行い、当該処理されたビデオデータを編集装置12に出力する。
図8は、図7に示すディスクレコーダ1の具体的な構成である。図8に示すように、ディスクレコーダ1は、ハードディスクHD#1〜#32、SCSI(Small Computer System Interface) コントローラ21〜216、バッファブロック31〜38、DMAバス8、DMAコントローラ41〜416,141〜144、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)コントローラ51〜516,151〜154、プロセッサ61〜616,161〜164およびCPU24を有する。ここで、DMAコントローラ41〜416,141〜144が、本発明の第1の制御手段に対応する。
ここで、バッファブロック31〜38のバッファメモリ3a1〜3a8によって、図7に示すバッファモジュール21に対応している。また、DMAコントローラ41〜416、RAIDコントローラ51〜516およびプロセッサ61〜616によって図7に示すオーディオ処理ブロック22が構成される。また、DMAコントローラ141〜144、RAIDコントローラ151〜154およびプロセッサ161〜164によって図7に示すビデオ処理ブロック23が構成される。
SCSIコントローラ21〜216は、それぞれ2台のハードディスクを制御する。例えば、SCSIコントローラ21はHD#ハードディスクHD#1およびHD#2を制御し、SCSIコントローラ22はHD#ハードディスクHD#3およびHD#4を制御する。
また、バッファブロック31〜38は、それぞれ2台のSCSIコントローラによる制御にビデオデータおよび/またはオーディオデータを供給するように構成されている。例えば、バッファブロック31はSCSIコントローラ21および22による制御にビデオデータおよび/またはオーディオデータを供給し、バッファブロック32はSCSIコントローラ23および24による制御にビデオデータ/またはオーディオデータを供給する。また、バッファブロック31〜38のそれぞれは、バッファメモリと、当該バファメモリの記憶を制御するコントローラCNTを有する。
また、バッファブロック31〜38とRAIDコントローラ51〜56との間のデータ転送は、DMA(Direct Memory Access)コントローラ41〜416,141〜144の制御に基づいて、全て同一のDMAバス8を介して行われる。
DMAコントローラ41〜416は、CPU24からの制御信号S24cに基づいて、それぞれパリティデータが付加されたオーディオデータをRAIDコントローラ51〜516から入力し、当該オーディオデータを、DMAバス8を介して、所定のバッファブロック31〜38のバッファメモリの記憶アドレスにブロックデータ単位で書き込む。また、DMAコントローラ41〜416は、CPU24からの制御信号S24cに基づいて、バッファブロック31〜38のバッファメモリからブロックデータ単位で読み出されたオーディオデータを、DMAバス8を介して、所定のRAIDコントローラ51〜516に出力する。
DMAコントローラ141〜144は、CPU24からの制御信号S24dに基づいて、それぞれパリティデータが付加されたビデオデータをRAIDコントローラ51〜516から入力し、当該ビデオデータを、DMAバス8を介して、所定のバッファブロック31〜38のバッファメモリの記憶アドレスにブロックデータ単位で書き込む。また、DMAコントローラ141〜144は、CPU24からの制御信号S24dに基づいて、バッファブロック31〜38のバッファメモリからブロックデータ単位で読み出されたビデオデータを、DMAバス8を介して、所定のRAIDコントローラ151〜154に出力する。
RAIDコントローラ51〜516は、例えば、DMAバス8に接続されており、それぞれプロセッサ61〜616から入力したオーディオデータにパリティデータを付加した後に、それぞれDMAコントローラ41〜416の制御に基づいて、DMAバス8を介して所定のバッファブロック31〜38に出力する。また、RAIDコントローラ51〜516は、DMAバス8を介してバッファブロック31〜38から入力したオーディオデータの誤り訂正を行い、誤り訂正されたオーディオデータをそれぞれプロセッサ61〜616に出力する。
RAIDコントローラ151〜154は、例えば、DMAバス8に接続されており、それぞれプロセッサ161〜164から入力したビデオデータにパリティデータを付加した後に、それぞれDMAコントローラ141〜144の制御に基づいて、DMAバス8を介して所定のバッファブロック31〜38に出力する。また、RAIDコントローラ151〜154は、DMAバス8を介してバッファブロック31〜38から入力したビデオデータの誤り訂正を行い、誤り訂正されたビデオデータをそれぞれプロセッサ161〜164に出力する。
プロセッサ61〜616は、それそれRAIDコントローラ51〜516と編集装置12との間の動作周波数の違いを調整するために、オーディオデータの周波数変換を行う。プロセッサ61〜616は、オーディオデータ用の入力端子AIN1〜AIN16からオーディオデータを入力し、オーディオデータ用の出力端子AOUT1〜AOUT16からオーディオデータを出力する。プロセッサ161〜164は、それそれRAIDコントローラ151〜154と編集装置12との間での動作周波数の違いを調整するために、ビデオデータの周波数変換を行う。プロセッサ161〜164は、ビデオ用の入力端子VIN1〜VIN4からビデオデータを入力し、ビデオデータ用の出力端子VOUT1〜VOUT4からビデオデータを出力する。
CPU24は、ディスクレコーダ1の動作を統括的に制御する。CPU24は、RAIDコントローラ51〜516,151〜154からDMAバス8に出力されたオーディオデータおよびビデオデータを、バッファメモリ3a1〜3a8にブロックデータ単位で記憶する際のアドレスを、管理テーブルを用いて管理する。
また、CPU24は、オーディオモード、ビデオモードおよび通常モードのうち、モード設定信号S100によって設定されたモードに応じた制御を行う。
図9は、CPU24の処理を説明するためのフローチャートである。CPU24は、モード設定信号S100がオーディオモードを示すか否かを判断し、オーディオモードを示すと判断した場合には、プロセッサ161〜164およびDMAコントローラ141〜144の処理を停止することを指示する制御信号S24dをビデオ処理ブロック23に出力する(ステップS2,S3)と共に、管理テーブルでオーディオデータのみを管理する(ステップS4)。
また、CPU24は、モード設定信号S100がオーディオモードを示さないと判断した場合に、モード設定信号S100がビデオモードを示すか否かを判断し(ステップS5)、ビデオモードを示すと判断した場合には、プロセッサ61〜616およびDMAコントローラ41〜416の処理を停止することを指示する制御信号S24cをオーディオ処理ブロック22に出力する(ステップS6,S7)と共に、管理テーブルでビデオデータのみを管理する(ステップS8)。
一方、CPU24は、モード設定信号S100がオーディオモードおよびビデモモードの何れも示さないと判断した場合(通常モードであると判断した場合)に、DMAコントローラ41〜416,141〜144およびプロセッサ61〜616,161〜164を継続して動作させる。また、CPU24は、管理テーブルを用いて、オーディオデータおよびビデオデータの双方を管理する。
また、CPU24は、オーディオ処理ブロック22内に16台以下の任意の数のディスクレコーダ(本発明の記録装置および/または再生装置)を仮想的に構成するように、オーディオ処理ブロック22に制御信号S24cを出力する。このとき、仮想的に構成したディスクレコーダに入出力されるオーディオデータのチャンネル数は、それらの合計が入力および出力のそれぞれについて16チャンネルを越えない範囲で自由に設定できる。このとき、CPU24は、仮想的に構成した各ディスクレコーダに対して、編集装置12からの9ピンやSCSIなどの所定のコマンドに応じて制御する。例えば、CPU24は、図10に示すように、仮想的にディスクレコーダ2001〜2004を構成するように制御信号S24cを出力する。ここで、ディスクレコーダ2001は、図8に示すDMAコントローラ41〜43、RAIDコントローラ51〜53およびプロセッサ61〜63によって構成され、3チャンネルのオーディオデータを入出力できる。
ディスクレコーダ2002は、図8に示すDMAコントローラ44 、RAIDコントローラ54 およびプロセッサ64 によって構成され、1チャンネルのオーディオデータを入出力できる。ディスクレコーダ2003 は、図8に示すDMAコントローラ45 〜48 、RAIDコントローラ55 〜58 およびプロセッサ65 〜68 によって構成され、4チャンネルのオーディオデータを入出力できる。ディスクレコーダ2004 は、図8に示すDMAコントローラ49 、RAIDコントローラ59 およびプロセッサ69 によって構成され、1チャンネルのオーディオデータを入出力できる。
先ず、オーディオモードを示すモード設定信号S100がCPU24に出力され、CPU24からビデオ処理ブロック23に出力された制御信号S24dに基づいて、プロセッサ161 〜164 およびDMAコントローラ141 〜144 の処理が停止される。すなわち、図6に示す編集装置12から図8に示す入力端子VIN1 〜VIN4 に入力されたビデオデータは、DMAバス8には出力されない。すなわち、ビデオデータは、バッファブロック31 〜38 からハードディスクHD#1〜#32には転送されず、ビデオデータはハードディスクHD#1〜#32には書き込まれない。また、CPU24において、管理テーブルを用いて、オーディオデータのみが管理され、ビデオデータは管理されない。このように、ディスクレコーダ1では、オーディオモードに設定することで、RAIDユニット20の記録容量を全てオーディオデータの記録用に使用することができる。そのため、RAIDユニット20に、長時間のオーディオデータを記録することが可能になる。
特開2000−260122号公報
解決しようとする問題点は、再生処理に必要なバッファをそれぞれの処理ごとに十分なサイズ確保しているため全体で必要なバッファサイズが大きいことと、確保した複数のバッファのうちどれか1つでも不足したら正しい再生が行えないことである。
上記課題を解決するために本発明は、記録媒体に記録された映像データ及び音声データを再生する再生装置であって、前記記録媒体から再生された映像データを一時的に記録する第1のバッファと、前記記録媒体から再生された音声データを一時的に記録する第2のバッファと、前記第1のバッファの動作を制御する第1の処理手段と、前記第2のバッファの動作を制御する第2の処理手段とを備え、前記第1及び第2の処理手段は、映像データ及び音声データのサイズに応じて、前記第1及び第2のバッファの領域を可変制御するものである。
本発明は、再生中に複数のバッファのうち不足したバッファがあると再生装置が判断した場合に、十分足りているバッファを削り、不足しているバッファに追加する方法で実現する。
バッファに必要なメモリを最小限に抑えることができるのと、一部のバッファが十分確保されていない場合でも正しい再生を行うことができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、記録媒体に記録された映像データ及び音声データを再生する再生装置であって、前記記録媒体から再生された映像データを一時的に記録する第1のバッファと、前記記録媒体から再生された音声データを一時的に記録する第2のバッファと、前記第1のバッファの動作を制御する第1の処理手段と、前記第2のバッファの動作を制御する第2の処理手段とを備え、前記第1及び第2の処理手段は、映像データ及び音声データのサイズに応じて、前記第1及び第2のバッファの領域を可変制御するものであり、再生装置の処理量の制約がある上で、より品位良くAV同期を合わせる方法を選択することにある。
本発明の請求項2に記載の発明は、再生処理に必要なリングバッファにおいて、再生中にバッファサイズを増加させることができる再生装置としたものであり、再生中にバッファサイズが足りないことが判明した場合に、増加させることが可能になるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、再生処理に必要なリングバッファにおいて、再生中にバッファサイズを削減させることができる再生装置としたものであり、再生中にバッファサイズが大きすぎる事が判明した場合に、削減させることが可能になるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、再生処理に必要なバッファに対し、再生中に最適なバッファサイズに自動で調整することができる再生装置としたものであり、バッファサイズが十分でなく正しく再生できていなかった場合も、正しい再生が可能になるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、再生処理に必要な複数のバッファに対し、十分なバッファから不足しているバッファに領域を移行することができる再生装置としたものであり、合計のバッファサイズが最小サイズで再生可能になるという作用を有する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における再生装置の構成を示す。
図1において、111は動画などの映像音声信号が記録された記録媒体で、本実施の形態ではディスク状媒体を用いその一例としてDVD(デジタル多用途ディスク)を用いたが、記録媒体の形態や記録方式については限定されない。また、着脱型の記録媒体に限らず、ハードディスクなどのように固定型であっても構わない。少なくとも動画などの映像音声信号が記録されたもので、装置において再生が可能であればよい。
112は記録媒体111から動画などの映像音声信号を再生することができる再生装置で、例えばDVDプレーヤやDVDレコーダーなどに相当するが、これらに限定されるものではない。
113〜118は再生装置112内部の詳細構成を示し、113は記録媒体111から読み出したデータを一時的に保存するトラックバッファ、114はトラックバッファ113から読み出したデータをビデオデータとオーディオデータとに分離するパーサー部、115はパーサー部114で分離したビデオデータをテレビジョン受像機にて表示可能なフォーマットにデコード処理するビデオデコード処理部、116はビデオデコード処理部115の一部で一時的にビデオデータを保持する第1のバッファであるビデオバッファ、117はパーサー部114で分離したオーディオデータをスピーカなどの音声出力装置にて音声出力可能なフォーマットにデコード処理するオーディオデコード処理部で、ビデオデコード処理部115とオーディオデコード処理部117とでバッファ制御手段を構成している。118はオーディオデコード処理部117の一部で一時的にオーディオデータを保持する第2のバッファであるオーディオバッファである。
119はテレビジョン受像機などの出力装置であり、ビデオデコード処理部115及びオーディオデコード処理部117から出力されるビデオデータ及びオーディオデータを再生出力するものである。なお、本実施の形態では出力装置119としてテレビジョン受像機を用いたが、少なくとも映像を表示可能な表示デバイスと、音声を出力可能なスピーカーなどの音響デバイスを備えていればよい。
以上のように構成された本実施の形態の再生装置について、以下その動作について説明する。
まず、記録媒体111から動画などの映像音声データを読み出し、デコード処理部に送る前にトラックバッファ113に一旦データを保持する。その後、トラックバッファ113から読み出した映像音声データは、パーサー部114でビデオデータとオーディオデータとに分離され、それぞれビデオデコード部115内のビデオバッファ116と、オーディオデコード部117内のオーディオバッファ118に振り分けられて一時保存される。
ビデオバッファ116に保存されたビデオデータは、ビデオデコード部115でデコード処理された後、出力装置119に出力される。また、オーディオバッファ117に保存されたオーディオデータも、オーディオデコード部117でデコード処理された後、出力装置119に出力される。出力装置119では、デコード処理された映像音声信号として視聴できる。
次に、バッファ制御について説明する。
仮に、ビデオバッファ116において、ビデオバッファ116の容量に対して、その容量以上のビデオデータが入力されると、オーバーフローしてビデオデータが欠落し、デコードに必要なデータが蓄積されないことになる。デコード処理に必要なデータが蓄積されていない場合、正常な動画として出力するためのビデオデータが不足し、動画再生の途中で再生動作が停止したりコマ落ちしたりするなど、正常に動画再生ができない。
オーディオバッファ118に関しても同様で、オーディオバッファ118の容量に対してその容量以上のオーディオデータが入力されると、オーバーフローしてオーディオデータが欠落し、デコードに必要なデータが蓄積されないことになる。デコード処理に必要なデータが蓄積されていない場合、正常な音声として出力するためのオーディオデータが不足し、音声再生の途中で音声が途切れたり音質が低下したりするなど、正常に音声再生ができない。そこで本実施の形態では、以下のようにバッファ制御を行っている。
ビデオバッファ116とオーディオバッファ118とを仮想的につなげたのが図2と図3である。まず、図2の状態で、ビデオバッファ121の容量に対してビデオデータが少なくて空き領域があり、さらにオーディオデータがオーディオバッファ122の容量に対してほぼフル状態と判断された場合、ビデオバッファ121の空き領域の一部にオーディオデータを保存し、すなわちビデオバッファ121の一部をオーディオバッファ122に変更する。その状態を表したのが図3である。図2の状態(初期状態)では、比較的データ量が多いビデオデータに対応するためビデオバッファ121の容量をオーディオバッファ122の容量よりも大きく設定されているが、図3の状態ではビデオバッファ121の一部をオーディオバッファ122に変更し、133に示すようにビデオバッファからオーディオバッファに移行された領域を作る。これにより、オーバーフローしていたオーディオデータをオーディオバッファ132及び133に保存することができ、正常にオーディオデータを再生することができる。
なお、領域133のサイズは固定でもよいし、オーディオデータあるいはビデオデータのサイズに応じて、内部制御で可変としてもよい。また、ビデオバッファ121がオーバーフローした場合は、オーディオバッファ122の一部をビデオバッファに割り当てることも可能である。
次に、再生中にバッファサイズを変更する具体的方法について述べる。ここではリングバッファを想定している。
バッファサイズを増加する方法は、図4のフローチャートで示す。ライトポインタ(WP)が1番下に来たときにサイズを増やす手法である。まず、バッファサイズ増加処理を開始(141)すると、142でバッファ内のライトポインタ(WP)が1番下にあるかどうか確認する。WPが1番下であれば、バッファにおける使用領域がフル状態あるいはフルに近い状態であると判断し、143でバッファサイズを増加させ、144で処理は終了する。WPが1番下でない場合、すなわちバッファ内において空き領域が存在する場合は、WPが1番下に来るまで145のリード処理とライト処理を行う。
バッファサイズを削減する方法は、図5のフローチャートで示す。バッファの下の領域を削除する方法について説明する。削除する領域に対してはライト処理を行わないようにするが、有効データがある場合にはその領域に対してリード処理を行い、かつ領域削除後はリングバッファとしての通常の処理への移行を可能にする手法である。
まず、バッファサイズ削減処理を開始(151)すると、152でライトポインタ(WP)が削除対象領域かどうか確認し、WPが削除領域外の場合は153でリードポインタ(RP)とライトポインタ(WP)を比較する。ライトポインタ(WP)の方が大きかった場合は「削除対象領域に有効なデータがない」と判断されるため、154で対象領域を削除して終了する。153でリードポインタ(RP)の方が大きかった場合は、「削除対象領域に有効データが存在する」と判断され、削除前にその領域を全てリードする処理が行われる。
まず、156でライトポインタ(WP)が削除領域境界と判断された場合は、ライト処理をそこで止め、157でリードポインタ(RP)が削除領域外になるまで161でリード処理を行う。157においてリードポインタ(RP)が削除領域外になったら、158で対象領域を削除して終了する。
152でライトポインタ(WP)が削除対象領域内と判断された場合、ライト処理をそこで中断し、162と164でリードポインタ(RP)が削除対象領域外になるまでリード処理を行う。リードポインタ(RP)が削除対象領域外になったら、163でバッファ終端を現在のライトポインタ(WP)の位置に移動させ、156の処理に移る。それ以降は前述した通りの処理を行い、終了する。
また、バッファの上の領域を削除する手法に関しても、下の領域を削除するのと同様の手法で実現可能である。
これらを組み合わせることにより、ビデオバッファの一部をオーディオバッファに移すなどの再生中の可変バッファが可能になる。
以上のように本発明によれば、バッファサイズに使用するメモリが最小限に抑えられるのと、不足しているバッファを別の充足しているバッファから補うことができ、正しい再生を行うことが可能になるという有益な効果が得られる。
バッファに使用するメモリを従来よりも小さいサイズで実現することが可能になるため、再生装置のメモリのコストを抑えたい場合に非常に有用である。
本発明の一実施の形態による動画再生装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態によるメモリ構成を示す模式図 本発明の一実施の形態による変更後のメモリ構成を示す模式図 本発明の一実施の形態によるバッファサイズ増加処理のフローチャート 本発明の一実施の形態によるバッファサイズ削減処理のフローチャート 従来の再生装置の構成を示すブロック図 従来の再生装置の構成を示すブロック図 従来の再生装置の構成を示すブロック図 従来の再生装置の構成を示すフローチャート 従来の再生装置の構成を示すブロック図
符号の説明
111 記録媒体
112 動画再生装置
113 トラックバッファ
114 パーサー
115 ビデオデコード処理部
116 ビデオバッファ
117 オーディオデコード処理部
118 オーディオバッファ
119 テレビなどのモニター
121 ビデオバッファ
122 オーディオバッファ
131 ビデオバッファ
132 オーディオバッファ
133 オーディオバッファからビデオバッファに移動された領域

Claims (5)

  1. 記録媒体に記録された映像データ及び音声データを再生する再生装置であって、前記記録媒体から再生された映像データを一時的に記録する第1のバッファと、前記記録媒体から再生された音声データを一時的に記録する第2のバッファと、前記第1及び第2のバッファの動作を制御するバッファ制御手段とを備え、
    前記バッファ制御手段は、本装置の再生中に、映像データ及び音声データのサイズに応じて前記第1及び第2のバッファの領域を可変制御することを特徴とする再生装置。
  2. バッファ制御手段は、本装置の再生中に第1及び第2のバッファのサイズを増加させることができる請求項1記載の再生装置。
  3. バッファ制御手段は、本装置の再生中に第1及び第2のバッファのサイズを削減させることができる請求項1記載の再生装置。
  4. バッファ制御手段は、本装置の再生中に第1及び第2のバッファのサイズを、再生に最適なバッファサイズに自動で調整することができる請求項1記載の再生装置。
  5. バッファ制御手段は、本装置の再生中に第1及び第2のバッファのうち、十分なバッファから不足しているバッファに領域を移行することができる請求項1記載の再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8850084B2 (en) 2011-03-24 2014-09-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Data processing systems for audio signals and methods of operating same

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