JP2000339101A - ディスクアレイ制御装置 - Google Patents

ディスクアレイ制御装置

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JP2000339101A
JP2000339101A JP11149327A JP14932799A JP2000339101A JP 2000339101 A JP2000339101 A JP 2000339101A JP 11149327 A JP11149327 A JP 11149327A JP 14932799 A JP14932799 A JP 14932799A JP 2000339101 A JP2000339101 A JP 2000339101A
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JP
Japan
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unit
cache memory
memory unit
disk
interface
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JP11149327A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Fujimoto
和久 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッケージ数およびバックプレーン上の配線数
を増やすことなく、大容量キャッシュメモリを搭載で
き、データ転送スループットの高いディスクアレイ制御
装置を提供する。 【解決手段】セレクタパッケージ上に新たなキャッシュ
メモリ部(CMコントローラ107とメモリモジュール
109)を設けることにより、メモリパッケージを増や
すことなく、キャッシュメモリの容量を増やす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを分割して
複数の磁気ディスク装置に格納するディスクアレイ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置を記憶媒体とするコンピ
ュータの主記憶のI/O性能に比べて、磁気ディスクを
記憶媒体とするディスクサブシステム(以下「サブシス
テム」という。)のI/O性能は3〜4桁程度小さく、
従来からこの差を縮めること、すなわちサブシステムの
I/O性能を向上させる努力がなされている。サブシス
テムのI/O性能を向上させるための1つの方法とし
て、複数の磁気ディスク装置でサブシステムを構成し、
データを複数の磁気ディスク装置に格納する、いわゆる
ディスクアレイと呼ばれるシステムが知られている。
【0003】図2は従来のディスクアレイ制御装置の構
成を、図3はそのディスクアレイ制御装置の実装構成を
示す。ホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装
置2との間のデータ転送を実行する複数のチャネルIF
部11と、磁気ディスク装置20とディスクアレイ制御
装置2間のデータ転送を実行する複数のディスクIF部
12と、磁気ディスク装置20のデータを一時的に格納
するキャッシュメモリ部14と、ディスクアレイ制御装
置2に関する制御情報(例えば、チャネルIF部11お
よびディスクIF部12とキャッシュメモリ部14との
間のデータ転送制御に関する情報)を格納する共有メモ
リ部15とを備え、キャッシュメモリ部14はセレクタ
部13内のパスコントローラ110を介して、また共有
メモリ部15はパスコントローラ110を介さず直接、
全てのチャネルIF部11およびディスクIF部12か
らアクセス可能な構成となっている。
【0004】図3に示すように、チャネルIF部11は
チャネルIFパッケージ(以下パッケージを単にPKと
略記する)81に、ディスクIF部12はディスクIF
PK82に、セレクタ部13はセレクタPK83に、キ
ャッシュメモリ部14および共有メモリ部15はメモリ
PK84に実装し、各パッケージは1枚のバックプレー
ン80上に実装する。したがって、各パッケージ間を接
続するアクセスパス0,1,2(図2の符号135,1
36,137)はバックプレーン80上に配線する。
【0005】このディスクアレイ制御装置2では、チャ
ネルIF部11およびディスクIF部12と共有メモリ
部15との間は1対1に接続され、チャネルIF部11
およびディスクIF部12とキャッシュメモリ部14と
の間はパスコントローラ110を介して接続される。以
下、チャネルIF部11およびディスクIF部12と共
有メモリ部15との間の接続形態をスター接続、チャネ
ルIF部11およびディスクIF部12とキャッシュメ
モリ部14との間の接続形態を階層スター接続と呼ぶ。
【0006】このように共有メモリ部15への接続形態
とキャッシュメモリ部14への接続形態を異ならせるの
は、ホストコンピュータへの応答時間を短くするために
共有メモリ部へのアクセス時間をなるべく短く抑え、ホ
ストコンピュータとの間のデータ転送スループットの向
上に対応するためキャッシュメモリ部へのスループット
をなるべく高くするという2つの要件を満足させるため
である。チャネルIF部11およびディスクIF部12
と共有メモリ部15との間をパスコントローラ110を
介さず直接接続することにより、アクセス時間を短縮で
きる。また、チャネルIF部11およびディスクIF部
12をパスコントローラ110を介してキャッシュメモ
リ部14に接続することにより、パスコントローラ11
0を介さず直接接続する場合に比べてキャッシュメモリ
部14へのアクセスパス数を増やすことが可能になり、
スループットを向上させることができる。
【0007】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50と接続するためのホストIF102、ホストコン
ピュータ50に対する入出力を制御するマイクロプロセ
ッサ101、キャッシュメモリ部14へのアクセスを制
御するCMアクセス制御部104、および共有メモリ部
15へのアクセスを制御するSMアクセス制御部105
を有している。また、ディスクIF部12は、磁気ディ
スク装置20と接続するためのドライブIF103、磁
気ディスク装置20に対する入出力を制御するマイクロ
プロセッサ101、キャッシュメモリ部14へのアクセ
スを制御するCMアクセス制御部104、および共有メ
モリ部15へのアクセスを制御するSMアクセス制御部
105を有している。また、ディスクIF部12は、R
AID機能の実行も行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気ディスクの
大容量化は目覚しく、このためディスクアレイの記憶容
量も急激に増加している。それに伴って、ディスクアレ
イ制御装置に搭載するキャッシュメモリの容量を増加さ
せる必要がある。また、ホストコンピュータとのインタ
ーフェースとして100MB/sの高スループットを有
するファイバチャネルが採用されてきており、さらに今
後数年でそのスループットは2〜4倍に向上する。この
ような高スループットインターフェースに対応するた
め、ディスクアレイ制御装置のデータ転送スループット
も大幅に増加させる必要がある。
【0009】図2に示すチャネルIF部11およびディ
スクIF部12とキャッシュメモリ部14との間のスル
ープット向上を目指した階層スター接続方式において、
キャッシュメモリの容量を増やし、データ転送スループ
ットを向上させるためには、キャッシュメモリ部14を
実装するメモリPK84(図3)の数を増やす必要があ
る。しかしながら、図2に示したディスクアレイ制御装
置2では、メモリPK84の数を増やすことは筐体サイ
ズを大きくすることになるため難しい。また、仮にメモ
リPK84の数を増やせたとしても、セレクタ部13と
キャッシュメモリ部14の間のアクセスパス数が増え、
各パッケージを実装するバックプレーン80上の各パッ
ケージ間を結ぶ配線数が膨大になるという問題が生じ
る。
【0010】そこで本発明の目的は、階層スター接続方
式を用いた従来のディスクアレイ制御装置において、パ
ッケージ数やバックプレーン上の配線数を増やすことな
く、キャッシュメモリ容量を増やし、データ転送スルー
プットを向上させたディスクアレイ制御装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ホストコン
ピュータとのインターフェースを有する複数のチャネル
インターフェース部と、磁気ディスク装置とのインター
フェースを有する複数のディスクインターフェース部
と、前記磁気ディスク装置に対しリード/ライトされる
データを一時的に格納するキャッシュメモリ部と、ディ
スクアレイ制御装置に関する制御情報を格納する共有メ
モリ部を有し、各チャネルインターフェース部は、前記
ホストコンピュータと前記キャッシュメモリ部との間の
データ転送を実行し、各ディスクインターフェース部
は、前記磁気ディスク装置と前記キャッシュメモリ部と
の間のデータ転送を実行し、前記複数のチャネルインタ
ーフェース部および前記複数のディスクインターフェー
ス部と前記キャッシュメモリ部との間はセレクタ部を介
して接続され、前記複数のチャネルインターフェース部
および前記複数のディスクインターフェース部と前記共
有メモリ部との間は、それぞれセレクタ部を介さずに直
接接続されたディスクアレイ制御装置において、前記キ
ャッシュメモリ部が、前記セレクタ部と同じパッケージ
上に実装されるキャッシュメモリ部と、前記セレクタ部
と異なるパッケージ上に実装されるキャッシュメモリ部
に分かれていることを特徴とするディスクアレイ制御装
置によって達成される。
【0012】また上記目的は、ホストコンピュータとの
インターフェースを有する複数のチャネルインターフェ
ース部と、磁気ディスク装置とのインターフェースを有
する複数のディスクインターフェース部と、前記磁気デ
ィスク装置に対しリード/ライトされるデータを一時的
に格納するキャッシュメモリ部と、ディスクアレイ制御
装置に関する制御情報を格納する共有メモリ部を有し、
各チャネルインターフェース部は、前記ホストコンピュ
ータと前記キャッシュメモリ部との間のデータ転送を実
行し、各ディスクインターフェース部は、前記磁気ディ
スク装置と前記キャッシュメモリ部との間のデータ転送
を実行し、前記複数のチャネルインターフェース部およ
び前記複数のディスクインターフェース部と前記キャッ
シュメモリ部との間はスイッチを用いた相互結合網によ
って接続され、前記複数のチャネルインターフェース部
および前記複数のディスクインターフェース部と前記共
有メモリ部との間は、それぞれ直接接続されたディスク
アレイ制御装置において、前記キャッシュメモリ部が、
前記相互結合網と同じパッケージ上に実装されるキャッ
シュメモリ部と、前記相互結合網と異なるパッケージ上
に実装されるキャッシュメモリ部に分かれていることを
特徴とするディスクアレイ制御装置によって達成され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1、図3に本発明
の一実施例を示す。ディスクアレイ制御装置1は、ホス
トコンピュータ50との2つのインターフェース部(チ
ャネルIF部)11と、磁気ディスク装置20との2つ
のインターフェース部(ディスクIF部)12と、2つ
のセレクタ部13と、セレクタ部13内のキャッシュメ
モリ部14と、セレクタ部13の外の2つのキャッシュ
メモリ部14と、2つの共有メモリ部15と、アクセス
パス0:135と、アクセスパス1:136と、アクセ
スパス2:137と、アクセスパス3:138を有す
る。
【0014】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50との2つのIF(ホストIF)102と、2つの
マイクロプロセッサ101と、キャッシュメモリ部14
への1つのアクセス制御部(CMアクセス制御部)10
4と、共有メモリ部15への1つのアクセス制御部(S
Mアクセス制御部)105を有し、ホストコンピュータ
50とキャッシュメモリ部14間のデータ転送、および
マイクロプロセッサ101と共有メモリ部15間の制御
情報の転送を実行する。マイクロプロセッサ101およ
びホストIF102は内部バス106によって接続さ
れ、CMアクセス制御部104は2つのホストIF10
2に直接接続されている。また、SMアクセス制御部1
05は2つのマイクロプロセッサ101に直接接続され
ている。チャネルIF部11の構成要素は図3のよう
に、チャネルIFPK81上に実装する。
【0015】ディスクIF部12は、磁気ディスク装置
20との2つのIF(ドライブIF)103と、2つの
マイクロプロセッサ101と、キャッシュメモリ部14
への1つのアクセス制御部(CMアクセス制御部)10
4と、共有メモリ部15への1つのアクセス制御部(S
Mアクセス制御部)105を有し、磁気ディスク装置2
0とキャッシュメモリ部14間のデータ転送、およびマ
イクロプロセッサ101と共有メモリ部15間の制御情
報の転送を実行する。
【0016】マイクロプロセッサ101およびドライブ
IF103は内部バス106によって接続され、CMア
クセス制御部104は2つのドライブIF103に直接
接続されている。また、SMアクセス制御部105は2
つのマイクロプロセッサ101に直接接続されている。
ディスクIF部12はRAID機能の実行も行う。ディ
スクIF部12の構成要素は図3のようにディスクIF
PK82上に実装する。
【0017】キャッシュメモリ部14は、キャッシュメ
モリ(CM)コントローラ107とメモリモジュール1
09を有し、磁気ディスク装置20へ記録するデータを
格納する。セレクタ部13の外のキャッシュメモリ部1
4の構成要素はメモリPK84上に実装する。
【0018】共有メモリ部15は、共有メモリ(SM)
コントローラ108とメモリモジュール109を有し、
ディスクアレイ制御装置1の制御情報(例えば、チャネ
ルIF部およびディスクIF部とキャッシュメモリ部1
4との間のデータ転送制御に関する情報)等を格納す
る。共有メモリ部15の構成要素は図3のように、メモ
リPK84上に実装する。
【0019】セレクタ部13は、パスコントローラ11
0とキャッシュメモリ部14(CMコントローラ107
とメモリモジュール109)を有し、CMコントローラ
107へのアクセスの振り分け、および磁気ディスク装
置20へ記録するデータの格納を行う。セレクタ部13
の構成要素はセレクタPK83上に実装する。
【0020】上記各パッケージは、図3に示すように1
つのバックプレーン80上に実装する。
【0021】CMアクセス制御部104には2本のアク
セスパス0:135を接続し、それらを2つの異なるセ
レクタ部13内のパスコントローラ110にそれぞれ接
続する。パスコントローラ110には2本のアクセスパ
ス1:136を接続し、それらを2つの異なるメモリP
K84上のキャッシュメモリ部14内のCMコントロー
ラ107にそれぞれ接続する。また、セレクタPK83
上のキャッシュメモリ部14内のCMコントローラ10
7への2本のアクセスパス3:138を接続する。した
がってメモリPK84上のキャッシュメモリ部14内の
CMコントローラ107には、2つのセレクタ部13か
ら1本ずつ、計2本のアクセスパス1:136が接続さ
れる。こうすることにより、CMアクセス制御部104
からメモリPK84上のキャッシュメモリ部14内のC
Mコントローラ107へは、2つのセレクタ部13のど
ちらを経由してもアクセスが可能となる。これにより、
1つのアクセスパスまたはパスコントローラ110に障
害が発生した場合でも、もう1つのアクセスルートによ
りキャッシュメモリ部14へアクセスすることが可能と
なるため、耐障害性を向上させることができる。
【0022】SMアクセス制御部105には2本のアク
セスパス2:137を接続し、そのアクセスパス2:1
37を2つの異なるSMコントローラにそれぞれ接続す
る。したがってSMコントローラ108には、2つのチ
ャネルIF部11および2つのディスクIF部12から
1本ずつ、計4本のアクセスパス2:137が接続され
る。
【0023】本実施例では、1つのSMアクセス制御部
105と1つのSMコントローラ108の間には1本の
アクセスパス2:137を接続したが、このアクセスパ
ス2:137を2本に増やすことにより、1つのSMア
クセス制御部105から1つのSMコントローラ108
へのアクセスルートが2つとなるため、耐障害性を向上
させることができる。ここで、上記個数は一実施例にす
ぎず、個数を上記に限定するものではない。
【0024】パスコントローラ110には、2つのチャ
ネルIF部11と、2つのディスクIF部12からそれ
ぞれ1本ずつ、計4本のアクセスパス0:135が接続
される。また、パスコントローラ110には、メモリP
K84上のキャッシュメモリ部14へのアクセスパス
1:136が1本ずつと、セレクタPK83上のキャッ
シュメモリ部14への2本のアクセスパス3:138
の、計4本が接続される。
【0025】本発明の大きな特徴は、セレクタPK83
上に新たなキャッシュメモリ部14(CMコントローラ
107とメモリモジュール109)を設ける点にある。
こうすることにより、メモリPK84を増やすことな
く、キャッシュメモリの容量を増やすことができる。ま
た、キャッシュメモリ部14の数が2倍に増え、それに
伴いパスコントローラ110とCMコントローラ107
との間のアクセスパス数も2倍に増える。したがって、
データ転送スループットが約2倍に向上する。パスコン
トローラ110とCMコントローラ107との間のアク
セスパス数が2倍に増えても、増加分のアクセスパスは
セレクタPK83上の配線だけですむため、バックプレ
ーン80上の配線数を増やす必要がない。したがって、
図2に示す従来のディスクアレイ制御装置2において、
セレクタ部13内の構成を変えるだけでキャッシュメモ
リ容量およびデータ転送スループットを増やすことが可
能となる。
【0026】図4は、CMアクセス制御部104内の構
成を示している。CMアクセス制御部104は、セレク
タ302と、アドレス、コマンド、データを一時格納す
るパケットバッファ303と、セレクタ部13に繋がる
アクセスパス0:135とのパスIF301と、データ
のエラーチェック部300と、データ転送制御部310
を有する。
【0027】セレクタ302の2つのポートはデータ線
210でホストIF102あるいはドライブIF103
に接続される。また、セレクタ302の他の2つのポー
トはパスIF301に接続される。パスIF301はア
クセスパス0:135でセレクタ部13内のパスコント
ローラ110に接続される。
【0028】データ転送制御部310は、制御線1:2
11でホストIF102あるいはドライブIF103に
接続され、制御線2:212でパスコントローラ110
内のデータ転送制御部315(図6で後述)に接続され
る。また、データ転送制御部310は、アービタ308
によりホストIF102あるいはドライブIF103か
らのアクセス要求のアービトレーションを行い、セレク
タ302の切り替えを行う。
【0029】図6は、セレクタ部13内のパスコントロ
ーラ110の構成を示している。パスコントローラ11
0は、チャネルIF部11およびディスクIF部12に
繋がるアクセスパス0:135との4つのパスIF30
1と、メモリPK84上のキャッシュメモリ部14に繋
がるアクセスパス1:136との2つのパスIF301
およびセレクタPK83上のキャッシュメモリ部14に
繋がるアクセスパス3:138との2つのパスIF30
1と、両者間を互いに接続するセレクタ306と、パケ
ットバッファ303と、データのエラーチェック部30
0と、CMアクセス制御部104から送出されたアドレ
スおよびコマンドを解析するアドレス・コマンド(ad
r-cmd)解析部305と、データ転送制御部315
を有する。
【0030】データ転送制御部315は、制御線2:2
12でCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310に接続され、制御線3:213でCMコントロー
ラ107内のデータ転送制御部315に接続される。ま
た、データ転送制御部315は、アービタ308によ
り、adr-cmd解析部305で解析した4本のアク
セスパス0:135からのアクセス要求のアービトレー
ションを行い、セレクタ306の切り替えを行う。
【0031】パケットバッファ303は、アクセスパス
0:135側のパスとアクセスパス1:136およびア
クセスパス3:138側のパスでデータ転送速度に差が
ある場合、速度差を吸収するために、転送するデータの
一部または全部をバッファリングする。
【0032】adr-cmd解析部305は、アドレス
およびコマンドを格納するバッファと、アドレス抽出部
と、コマンド抽出部を有する(図示略)。このadr-
cmd解析部305では、CMアクセス制御部104に
接続される4本のアクセスパス0:135それぞれに1
つずつ割り当てられたバッファに、アドレス、コマンド
を格納する。アドレス抽出部およびコマンド抽出部で
は、アクセスするCMコントローラ107とアクセスの
種類を割り出し、データ転送制御部315内のアービタ
308へ送出する。
【0033】図7は、キャッシュメモリ部14内の構成
を示している。CMコントローラ107は、パスコント
ローラ110に繋がるアクセスパス1:136またはア
クセスパス3:138との2つのパスIF301と、セ
レクタ304と、データを一時格納するパケットバッフ
ァ303と、データのエラーチェック部300と、メモ
リモジュール109へのアクセスを制御するメモリ制御
部307と、CMアクセス制御部104から送出された
アドレスおよびコマンドを解析するadr-cmd解析
部305と、データ転送制御部315を有する。
【0034】データ転送制御部315は、制御線3:2
13でパスコントローラ110内のデータ転送制御部3
15に接続され、制御線4:214でメモリ制御部10
7に接続される。また、データ転送制御部315は、ア
ービタ308により、adr-cmd解析部305で解
析した2本のアクセスパスからのアクセス要求のアービ
トレーションを行い、セレクタ304の切り替えを行
う。
【0035】adr-cmd解析部305は、アドレス
およびコマンドを格納するバッファおよびアドレス抽出
部、コマンド抽出部を有する(図示略)。adr-cm
d解析部305では、CMコントローラ107に接続さ
れる2本のアクセスパスそれぞれに1つずつ割り当てら
れたバッファに、アドレス、コマンドを格納する。アド
レス抽出部およびコマンド抽出部では、アクセスするメ
モリのアドレスとアクセスの種類を割り出し、メモリ制
御部307へ送出する。また、2本のアクセスパスから
のアクセス要求をデータ転送制御部315内のアービタ
308へ送出する。
【0036】次に、キャッシュメモリ部14へのアクセ
ス時の手順について述べる。キャッシュメモリ部14へ
アクセスする場合、マイクロプロセッサ101は、ホス
トIF102あるいはドライブIF103へ、キャッシ
ュメモリ部14へのアクセス開始を指示する。
【0037】アクセス開始の指示を受けたホストIF1
02あるいはドライブIF103は、制御線1:211
によりCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線210を通してアドレス、コマンド、デ
ータ(データの書き込み時のみ)を送出する。
【0038】CMアクセス制御部104は、データ線2
10を通して送られてきたアドレス、コマンド、データ
(データの書き込み時のみ)をパケットバッファ303
に格納する。データ転送制御部310はアービトレーシ
ョンを行ってパスIF301の使用権を決定し、セレク
タ302を切り替える。
【0039】図9は、キャッシュメモリ部14へデータ
を書き込む場合の、CMアクセス制御部104からCM
コントローラ107へのアクセスの流れを示している。
CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部310
は、アービトレーションによってアクセスパス0:13
5の使用権が決定されると、制御線2:212によって
パスコントローラ110内のデータ転送制御部315へ
アクセス開始を示す信号(REQ)を出す(ステップ5
01)。続いて、アドレスおよびコマンドを送出する
(ステップ502)。
【0040】パスコントローラ110内のデータ転送制
御部315は、CMアクセス制御部104からREQ信
号を受け取ると、次にアクセスパス0:135を通して
送られてくるアドレスおよびコマンドを受信し、adr
-cmd解析部305で解析したアクセス要求に基づい
てアービトレーションを行う(ステップ503)。アー
ビトレーションの結果、アクセスパス1:136または
アクセスパス3:138への接続権を得たら、データ転
送制御部315はセレクタ306を切り替える(ステッ
プ504)とともに、制御線2:212により、CMア
クセス制御部104内のデータ転送制御部310へ、ア
クセスパス1:136またはアクセスパス3:138へ
の接続権が得られたことを示す信号(ACK)を返す
(ステップ505)。
【0041】次にデータ転送制御部315は、制御線
3:213によってCMコントローラ107内のデータ
転送制御部315へアクセス開始を示す信号(REQ)
を出す(ステップ506)。続いて、アドレスおよびコ
マンドを送出する(ステップ507)。
【0042】CMアクセス制御部104はACK信号を
受けると、パケットバッファ303からデータを読み出
し、セレクタ302、パスIF301を介してアクセス
パス0:135へ送出する。パスコントローラ110
は、アクセスパス0:135を通して送られてきたデー
タを、パスIF301およびセレクタ306を介してア
クセスパス1:136またはアクセスパス3:138へ
送出する(ステップ509)。
【0043】CMコントローラ107内のデータ転送制
御部315は、制御線3:213によってREQ信号を
受け取ると、次にアクセスパス1:136またはアクセ
スパス3:138を通して送られてくるアドレスおよび
コマンドを受信し、adr-cmd解析部305で解析
したアクセス要求に基づいてアービトレーションを行い
(ステップ508)、セレクタ304を切り替える。ア
クセスパス1:136またはアクセスパス3:138を
通して送られてくるデータはパケットバッファ303に
格納する。アービトレーションの結果、メモリモジュー
ル109へのアクセス権を得たら、メモリの制御情報を
メモリ制御部307へ送出し、メモリアクセスのための
前処理を行う(ステップ510)。次に、パケットバッ
ファ303からデータを読み出し、セレクタ304を介
してメモリモジュール109へ書き込む(ステップ51
1)。
【0044】メモリモジュール109へのアクセスが終
了すると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送
制御部315においてアクセス状況を示すステータス
(STATUS)を生成する(ステップ512)。次
に、ステータスをパスコントローラ110を介してCM
アクセス制御部104へ送出する(ステップ513)。
パスコントローラ110内のデータ転送制御部315は
ステータスを受け取ると、CMコントローラ107への
REQ信号をオフする(ステップ514)。
【0045】CMアクセス制御部104内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、パスコントロ
ーラ110へのREQ信号をオフする(ステップ51
5)。パスコントローラ110内のデータ転送制御部3
15はCMアクセス制御部104からのREQ信号のオ
フを確認すると、CMアクセス制御部104へのACK
信号をオフする(ステップ516)。
【0046】CMアクセス制御部104内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線1:2
11により、ホストIF102あるいはドライブIF1
03に、キャッシュメモリ部14へのアクセスの終了を
報告する。
【0047】キャッシュメモリ部14からデータを読み
出す場合の、CMアクセス制御部104からCMコント
ローラ107へのアクセスの流れは、ステップ501か
ら508までとステップ512以降は、データの書き込
みの場合と同じである。
【0048】CMアクセス制御部104はステップ50
5でACK信号を受けると、データの受信待ち状態に入
る。ステップ508でメモリアクセス権を得ると、CM
コントローラ107はメモリモジュール109からデー
タを読み出し、セレクタ304、パスIF301を介し
てアクセスパス1:136またはアクセスパス3:13
8にデータを送出する。パスコントローラ110は、ア
クセスパス1:136またはアクセスパス3:138を
通してデータを受信すると、パスIF301およびセレ
クタ306を介してアクセスパス0:135にデータを
送出する。CMアクセス制御部104は、アクセスパス
0:135を通してデータを受信すると、セレクタ30
2、データ線210を介してホストIF102あるいは
ドライブIF103へデータを送出する。
【0049】図5は、SMアクセス制御部105内の構
成を示している。SMアクセス制御部104は、セレク
タ302と、アドレス、コマンド、データを一時格納す
るパケットバッファ303と、SMコントローラ108
に繋がるアクセスパス2:137とのパスIF301
と、データのエラーチェック部300と、データ転送制
御部310を有する。
【0050】セレクタ302の2つのポートはデータ線
220で2つのマイクロプロセッサ101にそれぞれ接
続される。また、セレクタ302の他の2つのポートは
2つのパスIF301にそれぞれ接続される。パスIF
301はアクセスパス2:137でSMコントローラ1
08に接続される。データ転送制御部310は、制御線
5:221でマイクロプロセッサ101に接続され、制
御線6:222でSMコントローラ108内のデータ転
送制御部315に接続される。また、データ転送制御部
310は、アービタ308によりマイクロプロセッサ1
01からのアクセス要求のアービトレーションを行い、
セレクタ302の切り替えを行う。
【0051】図8は、共有メモリ部15内の構成を示し
ている。共有メモリ部15は、SMコントローラ108
とメモリモジュール109を有する。SMコントローラ
108は、SMアクセス制御部105に繋がるアクセス
パス2:137との4つのパスIF301と、セレクタ
309と、データを一時格納するパケットバッファ30
3と、データのエラーチェック部300と、メモリモジ
ュール109へのアクセスを制御するメモリ制御部30
7と、SMアクセス制御部105から送出されたアドレ
スおよびコマンドを解析するadr-cmd解析部30
5と、データ転送制御部315を有する。
【0052】データ転送制御部315は、制御線6:2
22でSMアクセス制御部105内のデータ転送制御部
310に接続され、制御線4:214でメモリ制御部3
07に接続される。また、データ転送制御部315は、
アービタ308により、adr-cmd解析部305で
解析した4本のアクセスパス2:137からのアクセス
要求のアービトレーションを行い、セレクタ309の切
り替えを行う。
【0053】adr-cmd解析部305は、アドレス
およびコマンドを格納するバッファと、アドレス抽出部
と、コマンド抽出部を有する(図示略)。adr-cm
d解析部305では、SMコントローラ108に接続さ
れる4本のアクセスパス2:137それぞれに1つずつ
割り当てられたバッファに、アドレス、コマンドを格納
する。アドレス抽出部およびコマンド抽出部では、アク
セスするメモリのアドレスとアクセスの種類を割り出
し、メモリ制御部307へ送出する。また、4本のアク
セスパス2:137からのアクセス要求をデータ転送制
御部315内のアービタ308へ送出する。
【0054】次に、共有メモリ部15へのアクセス時の
手順について述べる。共有メモリ部15へアクセスする
場合、マイクロプロセッサ101は、制御線5:221
によりSMアクセス制御部105内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線220を通してアドレス、コマンド、デ
ータ(データの書き込み時のみ)を送出する。
【0055】SMアクセス制御部105は、データ線2
20を通して送られてきたアドレス、コマンド、データ
(データの書き込み時のみ)をパケットバッファ303
に格納する。データ転送制御部310はアービトレーシ
ョンを行ってパスIF301の使用権を決定し、セレク
タ302を切り替える。
【0056】図10は、共有メモリ部15へデータを書
き込む場合の、SMアクセス制御部105からSMコン
トローラ108へのアクセスの流れを示している。SM
アクセス制御部105内のデータ転送制御部310は、
アービトレーションによってアクセスパス2:137の
使用権が決定されると、制御線6:222によってSM
コントローラ108へアクセス開始を示す信号(RE
Q)を出す(ステップ601)。続いて、アドレス、コ
マンド、およびデータを連続して送出する(ステップ6
02)。
【0057】SMコントローラ108内のデータ転送制
御部315は、制御線6:222によってREQ信号を
受け取ると、次にアクセスパス2:137を通して送ら
れてくるアドレス、コマンド、およびデータを受信す
る。アドレスとコマンドは、adr-cmd解析部30
5で解析し、アクセス要求に基づいてアービトレーショ
ンを行い(ステップ603)、セレクタ309を切り替
える。データはパケットバッファ303に格納する。ア
ービトレーションの結果、メモリモジュール109への
アクセス権を得たら、メモリの制御情報をメモリ制御部
307へ送出し、メモリアクセスのための前処理を行う
(ステップ604)。次に、パケットバッファ303か
らデータを読み出し、セレクタ309を介してメモリモ
ジュール109へ書き込む(ステップ605)。
【0058】メモリモジュール109へのアクセスが終
了すると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送
制御部315においてアクセス状況を示すステータス
(STATUS)を生成する(ステップ606)。次
に、ステータスをSMアクセス制御部105へ送出する
(ステップ607)。SMアクセス制御部105内のデ
ータ転送制御部310はステータスを受け取ると、SM
コントローラ108へのREQ信号をオフする(ステッ
プ608)。
【0059】SMアクセス制御部105内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線5:2
21により、マイクロプロセッサ101へ共有メモリ部
15へのアクセスの終了を報告する。
【0060】共有メモリ部15からデータを読み出す場
合のSMアクセス制御部105からSMコントローラ1
08へのアクセスの流れは、ステップ601から604
までとステップ606以降は、データの書き込みの場合
と同じである。
【0061】ステップ604でメモリアクセスの前処理
を行った後、SMコントローラ108はメモリモジュー
ル109からデータを読み出し、セレクタ309、パス
IF301を介してアクセスパス2:137にデータを
送出する。
【0062】SMアクセス制御部105は、アクセスパ
ス2:137を通してデータを受信すると、セレクタ3
02、データ線220を介してマイクロプロセッサ10
1へデータを送出する。
【0063】本実施例によれば、図2に示す従来のディ
スクアレイ制御装置2において、セレクタ部13の構成
を変える(セレクタPK83内にキャッシュメモリ部1
4を設ける)だけでキャッシュメモリ容量およびデータ
転送スループットを増やすことが可能となる。
【0064】(実施例2)図12に本発明の他の実施例
を示す。本実施例ではチャネルIF部11、ディスクI
F部12、セレクタ部13、およびセレクタ部13の外
のキャッシュメモリ部の数を図1のディスクアレイ制御
装置の倍に増やている。チャネルIF部11、ディスク
IF部12、セレクタ部13、キャッシュメモリ部1
4、および共有メモリ部15内の構成は図示していない
が、図1に示すディスクアレイ制御装置と同様である。
【0065】チャネルIF部11は例えば図3のチャネ
ルIFPK81上に、ディスクIF部12はディスクI
FPK82上に、セレクタ部13はセレクタPK83上
に、セレクタ部13の外のキャッシュメモリ部14およ
び共有メモリ部15はメモリPK84上に実装し、各パ
ッケージ(PK)をバックプレーン80に実装する。各
PK間を接続するアクセスパスはバックプレーン80上
に配線する。
【0066】データを転送するアクセスパス0:13
5、アクセスパス1:136のビット幅は制御情報を転
送するアクセスパス2:137のビット幅に比べて2〜
4倍広い。したがって、ディスクアレイ制御装置1に搭
載するチャネルIF部11およびディスクIF部12の
数を増やす場合、セレクタ部13内のパスコントローラ
110のLSIのピン数ネックを避けるためセレクタ部
13の数も増やす必要がある。
【0067】そうした場合、すべてのチャネルIF部1
1およびディスクIF部12をすべてのセレクタ部13
に接続することができない。したがって本実施例では、
図12の上方の2つのチャネルIF部11と2つのディ
スクIF部12はその下の2つのセレクタ部13に接続
する。また、図12の下方の2つのチャネルIF部11
と2つのディスクIF部12はその上の2つのセレクタ
部13に接続する。
【0068】上記のような接続になるため、セレクタ部
13内のキャッシュメモリ部14にアクセスできるチャ
ネルIF部11およびディスクIF部12は限定され
る。本実施例では、図の上方の各IF部はその下のセレ
クタ部13内のキャッシュメモリ部14にアクセス可能
で、図の下方の各IF部はその上のセレクタ部13内の
キャッシュメモリ部14にアクセス可能である。
【0069】ディスクアレイ制御装置1では、耐障害性
の向上の観点から、あるチャネルIF部11またはディ
スクIF部12からあるキャッシュメモリ部14にアク
セスできなくなった場合、他のチャネルIF部11また
はディスクIF部12からそのキャッシュメモリ部14
にアクセスできる構成としなければならない。セレクタ
部13の外のキャッシュメモリ部14はすべてのIF部
からアクセス可能であるので問題ない。
【0070】しかしながら、セレクタ部13内のキャッ
シュメモリ部14へはアクセスできるIF部が限られる
ので、以下のような対策を施す。すなわち図12に示す
ように、ディスクアレイ制御装置1内を電源境界800
で2つに分ける。電源境界800を挟んだ2つの領域に
はそれぞれ異なる電源から電力を供給する。セレクタ部
13内のキャッシュメモリ部14を電源境界800を挟
んだ2つの領域内のものどうしで二重化する。ここで図
の上方の2つのセレクタ部13内のキャッシュメモリ部
14どうしと図の下方の2つのセレクタ部13内のキャ
ッシュメモリ部14どうしはそれぞれ別個に二重化す
る。さらに、チャネルIF部11またはディスクIF部
12からセレクタ部13への2本のアクセスパス0:1
35を電源境界800を挟んだ2つのセレクタ部13に
それぞれ1本ずつ接続する。
【0071】上記のようにすることで、アクセスパス
0:135の障害で1つのチャネルIF部11またはデ
ィスクIF部12から1つのセレクタ部13内のキャッ
シュメモリ部14にアクセスできなくなった場合に、同
じセレクタ部13に繋がる別のチャネルIF部11また
はディスクIF部12から該キャッシュメモリ部14に
アクセス可能となる。また、電源境界800を挟んだ2
つの領域の一方の供給電源が障害等で遮断された場合、
供給電源の異なる領域のセレクタ部13内のキャッシュ
メモリ部14で装置の運転を継続することが可能とな
る。
【0072】セレクタ部13の外のキャッシュメモリ部
14および共有メモリ部15も電源境界800を挟んだ
2つの領域内のものどうしで二重化する。このようにす
ることで、電源遮断時に上記と同じ効果が得られる。
【0073】(実施例3)図11に本発明の他の実施例
を示す。本実施例では、チャネルIF部11およびディ
スクIF部12とキャッシュメモリ部14間をスイッチ
(SW)16を用いた相互結合網140で接続する。こ
の場合にも、図1に示したパスコントローラ110を介
して接続した構成と同様に、セレクタPK83上に相互
結合網140とキャッシュメモリ部14(CMコントロ
ーラ107とメモリモジュール109)を有するスイッ
チ部17を実装し、CMコントローラ107を相互結合
網140に接続することで、新たなメモリPK84を増
やすことなく、またバックプレーン80上の配線数を増
やすことなく、キャッシュメモリ容量およびデータ転送
スループットを増やすことが可能となる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、新たなキャッシュメモ
リ用パッケージを増やすことなく、またバックプレーン
上の配線数を増やすことなく、従来のディスクアレイ制
御装置のキャッシュメモリ容量およびデータ転送スルー
プットを増やすことが可能となる。これによって、大容
量キャッシュメモリを搭載し、データ転送スループット
の高いディスクアレイ制御装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスクアレイ制御装置の
構成を示すブロック図。
【図2】従来例のディスクアレイ制御装置の構成を示す
ブロック図。
【図3】従来例のディスクアレイ制御装置の実装構成を
示すブロック図。
【図4】本発明の一実施例のCMアクセス制御部の構成
を示すブロック図。
【図5】本発明の一実施例のSMアクセス制御部の構成
を示すブロック図。
【図6】本発明の一実施例のパスコントローラの構成を
示すブロック図。
【図7】本発明の一実施例のキャッシュメモリ部の構成
を示すブロック図。
【図8】本発明の一実施例の共有メモリ部の構成を示す
ブロック図。
【図9】キャッシュメモリ部へのデータの書き込み時の
手順を示すシーケンス図。
【図10】共有メモリ部へのデータの書き込み時の手順
を示すシーケンス図。
【図11】本発明のディスクアレイ制御装置の他の構成
例を示すブロック図。
【図12】本発明のディスクアレイ制御装置の他の構成
例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ディスクアレイ制御装置、11…チャネルIF部、
12…ディスクIF部、13…セレクタ部、14…キャ
ッシュメモリ部、15…共有メモリ部、20…磁気ディ
スク装置、50…ホストコンピュータ、101…マイク
ロプロセッサ、102…ホストIF、103…ドライブ
IF、104…CMアクセス制御部、105…SMアク
セス制御部、106…内部バス、107…CMコントロ
ーラ、108…SMコントローラ、109…メモリモジ
ュール、110…パスコントローラ、135…アクセス
パス0、136…アクセスパス1、137…アクセスパ
ス2、138…アクセスパス3。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、ディスクアレイ制御装置に関する制御
    情報を格納する共有メモリ部を有し、各チャネルインタ
    ーフェース部は、前記ホストコンピュータと前記キャッ
    シュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各ディスク
    インターフェース部は、前記磁気ディスク装置と前記キ
    ャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、前記複
    数のチャネルインターフェース部および前記複数のディ
    スクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部との
    間はセレクタ部を介して接続され、前記複数のチャネル
    インターフェース部および前記複数のディスクインター
    フェース部と前記共有メモリ部との間は、それぞれセレ
    クタ部を介さずに直接接続されたディスクアレイ制御装
    置において、前記キャッシュメモリ部が、前記セレクタ
    部と同じパッケージ上に実装されるキャッシュメモリ部
    と、前記セレクタ部と異なるパッケージ上に実装される
    キャッシュメモリ部に分かれていることを特徴とするデ
    ィスクアレイ制御装置。
  2. 【請求項2】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、ディスクアレイ制御装置に関する制御
    情報を格納する共有メモリ部を有し、各チャネルインタ
    ーフェース部は、前記ホストコンピュータと前記キャッ
    シュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各ディスク
    インターフェース部は、前記磁気ディスク装置と前記キ
    ャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、前記複
    数のチャネルインターフェース部および前記複数のディ
    スクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部との
    間は複数のセレクタ部を介して接続され、前記複数のチ
    ャネルインターフェース部および前記複数のディスクイ
    ンターフェース部と前記共有メモリ部との間は、それぞ
    れセレクタ部を介さずに直接接続されたディスクアレイ
    制御装置において、前記キャッシュメモリ部が、前記複
    数のセレクタ部すべてに接続されるキャッシュメモリ部
    と、前記複数のセレクタ部の一部にのみ接続されるキャ
    ッシュメモリ部に分かれていることを特徴とするディス
    クアレイ制御装置。
  3. 【請求項3】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、ディスクアレイ制御装置に関する制御
    情報を格納する共有メモリ部を有し、各チャネルインタ
    ーフェース部は、前記ホストコンピュータと前記キャッ
    シュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各ディスク
    インターフェース部は、前記磁気ディスク装置と前記キ
    ャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、前記複
    数のチャネルインターフェース部および前記複数のディ
    スクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部との
    間は複数のセレクタ部を介して接続され、前記複数のチ
    ャネルインターフェース部および前記複数のディスクイ
    ンターフェース部と前記共有メモリ部との間は、それぞ
    れセレクタ部を介さずに直接接続されたディスクアレイ
    制御装置において、前記キャッシュメモリ部が、前記複
    数のチャネルインターフェース部およびディスクインタ
    ーフェース部のすべてからアクセス可能なキャッシュメ
    モリ部と、前記複数のチャネルインターフェース部およ
    びディスクインターフェース部の一部からのみアクセス
    可能なキャッシュメモリ部に分かれていることを特徴と
    するディスクアレイ制御装置。
  4. 【請求項4】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、ディスクアレイ制御装置に関する制御
    情報を格納する共有メモリ部を有し、各チャネルインタ
    ーフェース部は、前記ホストコンピュータと前記キャッ
    シュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各ディスク
    インターフェース部は、前記磁気ディスク装置と前記キ
    ャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、前記複
    数のチャネルインターフェース部および前記複数のディ
    スクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部との
    間はスイッチを用いた相互結合網によって接続され、前
    記複数のチャネルインターフェース部および前記複数の
    ディスクインターフェース部と前記共有メモリ部との間
    は、それぞれ直接接続されたディスクアレイ制御装置に
    おいて、前記キャッシュメモリ部が、前記相互結合網と
    同じパッケージ上に実装されるキャッシュメモリ部と、
    前記相互結合網と異なるパッケージ上に実装されるキャ
    ッシュメモリ部に分かれていることを特徴とするディス
    クアレイ制御装置。
  5. 【請求項5】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、ディスクアレイ制御装置に関する制御
    情報を格納する共有メモリ部を有し、各チャネルインタ
    ーフェース部は、前記ホストコンピュータと前記キャッ
    シュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各ディスク
    インターフェース部は、前記磁気ディスク装置と前記キ
    ャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、前記複
    数のチャネルインターフェース部および前記複数のディ
    スクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部との
    間はスイッチを用いた相互結合網によって接続され、前
    記複数のチャネルインターフェース部および前記複数の
    ディスクインターフェース部と前記共有メモリ部との間
    は、それぞれ直接接続されたディスクアレイ制御装置に
    おいて、前記キャッシュメモリ部が、前記複数のスイッ
    チすべてに接続されるキャッシュメモリ部と、前記複数
    のスイッチの一部にのみ接続されるキャッシュメモリ部
    に分かれていることを特徴とするディスクアレイ制御装
    置。
  6. 【請求項6】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、ディスクアレイ制御装置に関する制御
    情報を格納する共有メモリ部を有し、各チャネルインタ
    ーフェース部は、前記ホストコンピュータと前記キャッ
    シュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各ディスク
    インターフェース部は、前記磁気ディスク装置と前記キ
    ャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、前記複
    数のチャネルインターフェース部および前記複数のディ
    スクインターフェース部と前記キャッシュメモリ部との
    間はスイッチを用いた相互結合網によって接続され、前
    記複数のチャネルインターフェース部および前記複数の
    ディスクインターフェース部と前記共有メモリ部との間
    は、それぞれ直接接続されたディスクアレイ制御装置に
    おいて、前記キャッシュメモリ部が、前記複数のチャネ
    ルインターフェース部およびディスクインターフェース
    部のすべてからアクセス可能なキャッシュメモリ部と、
    前記複数のチャネルインターフェース部およびディスク
    インターフェース部の一部からのみアクセス可能なキャ
    ッシュメモリ部に分かれていることを特徴とするディス
    クアレイ制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1から3のいずれかに記載のディス
    クアレイ制御装置であって、前記チャネルインターフェ
    ース部および前記ディスクインターフェース部は、それ
    ぞれマイクロプロセッサと、前記キャッシュメモリ部へ
    のアクセスを制御するキャッシュメモリアクセス制御部
    と、前記共有メモリ部へのアクセスを制御する共有メモ
    リアクセス制御部を有し、前記キャッシュメモリアクセ
    ス制御部と前記キャッシュメモリ部間はセレクタ部を介
    して接続されており、前記共有メモリ部へのアクセス制
    御部と前記共有メモリ部間は直接接続されていることを
    特徴とするディスクアレイ制御装置。
  8. 【請求項8】請求項4から6のいずれかに記載のディス
    クアレイ制御装置であって、前記チャネルインターフェ
    ース部および前記ディスクインターフェース部は、それ
    ぞれマイクロプロセッサと、前記キャッシュメモリ部へ
    のアクセスを制御するキャッシュメモリアクセス制御部
    と、前記共有メモリ部へのアクセスを制御する共有メモ
    リアクセス制御部を有し、前記キャッシュメモリアクセ
    ス制御部と前記キャッシュメモリ部間は複数のスイッチ
    を用いた相互結合網により接続されており、前記共有メ
    モリ部へのアクセス制御部と前記共有メモリ部間は直接
    接続されていることを特徴とするディスクアレイ制御装
    置。
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JP2004318484A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Hitachi Ltd 記憶デバイス制御装置、及び記憶デバイス制御装置の制御方法
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