JP2003263279A - ディスクアレイ制御装置 - Google Patents

ディスクアレイ制御装置

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JP2003263279A
JP2003263279A JP2003086908A JP2003086908A JP2003263279A JP 2003263279 A JP2003263279 A JP 2003263279A JP 2003086908 A JP2003086908 A JP 2003086908A JP 2003086908 A JP2003086908 A JP 2003086908A JP 2003263279 A JP2003263279 A JP 2003263279A
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Kazuhisa Fujimoto
和久 藤本
Atsushi Tanaka
淳 田中
Akira Fujibayashi
昭 藤林
Hiroki Kanai
宏樹 金井
Nobuyuki Minowa
信幸 箕輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッシュメモリ及び共有メモリに格納され
るデータの特性及びこれらのメモリへのアクセス特性を
考慮した、スループットが高く、かつ、応答時間の短い
ディスクアレイ制御装置を提供することにある。 【解決手段】 上記課題は、複数のチャネルIF部と、
複数のディスクIF部と、キャッシュメモリ部と、共有
メモリ部とを有し、前記複数のチャネルIF部及び前記
複数のディスクIF部と前記キャッシュメモリ部との間
の接続形式が、前記複数のチャネルIF部及び前記複数
のディスクIF部と前記共有メモリ部との間の接続形式
と異なることを特徴とするディスクアレイ制御装置によ
り達成される。 【効果】 キャッシュメモリ及び共有メモリへのアクセ
スパスを増やしスループットを高くする一方、共有メモ
リへのアクセス時間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを複数の磁
気ディスク装置に格納するディスクアレイ装置の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置を記憶媒体とするコンピ
ュータの主記憶のI/O性能に比べて、磁気ディスクを
記憶媒体とするディスクサブシステム(以下「サブシス
テム」という。)のI/O性能は3〜4桁程度小さく、
従来からこの差を縮めること、すなわちサブシステムの
I/O性能を向上させる努力がなされている。サブシス
テムのI/O性能を向上させるための1つの方法とし
て、複数の磁気ディスク装置でサブシステムを構成し、
データを複数の磁気ディスク装置に格納する、いわゆる
ディスクアレイと呼ばれるシステムが知られている。
【0003】図2は、従来のディスクアレイの構成を示
す。ホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装置
2との間のデータ転送を実行する複数のチャネルIF部
11と、磁気ディスク装置20とディスクアレイ制御装
置2間のデータ転送を実行する複数のディスクIF部1
2と、磁気ディスク装置20のデータを一時的に格納す
るキャッシュメモリ部14と、ディスクアレイ制御装置
2に関する制御情報(例えば、チャネルIF部及びディ
スクIF部とキャッシュメモリ部14との間のデータ転
送制御に関する情報)を格納する共有メモリ部15とを
備え、キャッシュメモリ部14および共有メモリ部15
は全てのチャネルIF部11及びディスクIF部12か
らアクセス可能な構成となっている。このディスクアレ
イでは、チャネルIF部11及びディスクIF部12と
共有メモリ部15との間、及び、チャネルIF部11及
びディスクIF部12とキャッシュメモリ部14との間
は1対1に接続される。以下、このような接続形態をス
ター接続と呼ぶ。
【0004】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50と接続するためのインターフェース及びホストコ
ンピュータ50に対する入出力を制御するマイクロプロ
セッサ(図示せず)を有している。また、ディスクIF
部12は、磁気ディスク装置20と接続するためのイン
ターフェース及び磁気ディスク装置20に対する入出力
を制御するマイクロプロセッサ(図示せず)を有してい
る。また、ディスクIF12部は、RAID機能の実行も行
う。
【0005】図3は、他の従来のディスクアレイの構成
を示す。ホストコンピュータ50とディスクアレイ制御
装置3間のデータ転送を実行する複数のチャネルIF部
11と、磁気ディスク装置20とディスクアレイ制御装
置3間のデータ転送を実行する複数のディスクIF部1
2と、磁気ディスク装置20のデータを一時的に格納す
るキャッシュメモリ部14と、ディスクアレイ制御装置
3に関する制御情報(例えば、チャネルIF部及びディ
スクIF部とキャッシュメモリ部14との間のデータ転
送制御に関する情報)を格納する共有メモリ部15を備
え、各チャネルIF部11及びディスクIF部12と共
有メモリ部15間は共有バス130で接続され、各チャ
ネルIF11部及びディスクIF部12とキャッシュメ
モリ部14間は共有バス131で接続される。以下、こ
のような接続形態を共有バス接続形式と呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ディスクアレイのアー
キテクチャーをスケーラブルなものとするには、ディス
ク制御装置に接続するディスク容量(論理ボリューム
数)に応じ、ディスクIF部を増設し、また、必要なホ
ストコンピュータとのチャネル数に応じて、ディスクア
レイ制御装置内のチャネルIF部を増設する必要があ
る。しかし、第3図に示した共有バス接続形式のディス
クアレイ制御装置では、一旦実装した共有バスの転送能
力をチャネルIF部、ディスクIF部の増設に応じて変
更することはできないので、チャネルIF部、ディスク
IF部の増設に柔軟に対応することが困難である。
【0007】また、第3図に示した共有バス接続形式の
ディスクアレイ制御装置では、ホストコンピュータとデ
ィスクアレイ制御装置との間のデータ転送を実行するチ
ャネルIF部に設けられたホストコンピュータに対する
入出力を制御するマイクロプロセッサ、及び磁気ディス
ク装置とディスクアレイ制御装置との間のデータ転送を
実行するディスクIF部に設けられた磁気ディスク装置
に対する入出力を制御するマイクロプロセッサに高性能
なプロセッサを使用した場合に、これらのプロセッサの
性能に比べて、共有バスの転送能力がボトルネックにな
り、プロセッサの高速化に追従することが困難となる。
【0008】さらに、第3図に示した共有バス接続形式
では、共有バスに接続された複数のチャネルIF部(ま
たは複数のディスクIF部)の何れかのチャネルIF部
(またはディスクIF部)に障害が発生した場合に、障
害の発生したチャネルIF部(またはディスクIF部)
を特定することが困難である。
【0009】一方、第2図に示したスター接続形式のデ
ィスクアレイ制御装置では、共有メモリ部またはキャッ
シュメモリ部に接続したアクセスパス数に比例して内部
パス性能が増加させることができるので、チャネルIF
部、ディスクIF部の増設、または使用するプロセッサ
の性能に応じて、内部パス性能を増加させることが可能
である。また、チャネルIF部及びディスクIF部とキ
ャッシュメモリ部との間、チャネルIF部及びディスク
IF部と共有メモリ部との間がスター接続されているた
め、障害の発生したチャネルIF部(またはディスクI
F部)を特定することも容易である。
【0010】スター接続形式のディスクアレイ制御装置
では、搭載されるチャネルIF部またはディスクIF部
の数を増やした場合、チャネルIF部及びディスクIF
部とキャッシュメモリ部との間、及びチャネルIF部及
びディスクIF部と共有メモリとの間のアクセスパス数
も増えることになる。また、ホストコンピュータとディ
スクアレイ制御装置との間の接続にファイバチャネル等
の高速チャネルの採用等により、ディスクアレイ制御装
置に要求されるスループットはさらに増大する方向にあ
り、このスループットの向上の要求を満たすためには、
チャネルIF部及びディスクIF部とキャッシュメモリ
部との間、及びチャネルIF部及びディスクIF部と共
有メモリとの間のアクセスパス数を増やし、内部パス性
能を向上させることが必要となる。
【0011】しかし、キャッシュメモリに格納される1
つのデータのデータ量は、共有メモリに格納される1つ
の制御情報のデータ量よりもかなり大きい。一例を挙げ
れば、メインフレームに接続されるディスク制御装置で
は、キャッシュメモリに格納される1つのデータは数K
バイト程度(例えば2Kバイト)であるのに対し、共有
メモリに格納される1つの制御情報は数バイト程度(例
えば4バイト)である。また、オープン系のホストコン
ピュータに接続されるディスク制御装置では、キャッシ
ュメモリに格納される1つのデータは数十バイト程度
(例えば64バイト)であるのに対し、共有メモリに格
納される1つの制御情報は数バイト程度(例えば4バイ
ト)である。したがって、チャネルIF部及びディスク
IF部とキャッシュメモリ部との間で転送されるデータ
量は、チャネルIF部及びディスクIF部と共有メモリ
部との間で転送されるデータ量に比べ、かなり多いの
で、チャネルIF部及びディスクIF部とキャッシュメ
モリ部との間のアクセスバスのデータ幅は、チャネルI
F部及びディスクIF部と共有メモリ部との間のアクセ
スパスのデータ幅より広くとる必要がある。例えば、前
者のアクセスパスは、16ビット幅のバスで構成され、
後者は、4ビット幅のバスで構成される。そのため、チ
ャネルIF部及びディスクIF部とキャッシュメモリ部
との間のアクセスパスの本数を増やすと、それらのアク
セスパスを接続するキャッシュメモリ部のLSIのピン
数が不足するという問題が生じる。また、ディスクアレ
イ制御装置のホストコンピュータへの応答時間を短くす
るためには、共有メモリ部に格納された制御情報へのア
クセス時間をできるだけ短くすることも必要である。
【0012】そこで、本発明の目的は、キャッシュメモ
リ及び共有メモリに格納されるデータの特性及びこれら
のメモリへのアクセス特性を考慮した、スループットの
高く、ディスクアレイ制御装置、及びそれを用いたサブ
システムを提供することにある。
【0013】より具体的には、本発明の目的は、チャネ
ルIF部及びディスクIF部とキャッシュメモリ部との
間のアクセスパスはスループットが高く、チャネルIF
部及びディスクIF部と共有メモリとの間のアクセスパ
スはスループットが高く、かつアクセス時間が短いディ
スクアレイ制御装置、及びそれを用いたサブシステムを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ホストコン
ピュータとのインターフェースを有する複数のチャネル
インターフェース部と、磁気ディスク装置とのインター
フェースを有する複数のディスクインターフェース部
と、前記磁気ディスク装置に対しリード/ライトされる
データを一時的に格納するキャッシュメモリ部と、チャ
ネルインターフェース部及びディスクインターフェース
部と前記キャッシュメモリ部との間のデータ転送に関す
る制御情報を格納する共有メモリ部とを有し、各チャネ
ルインターフェース部は、前記ホストコンピュータとの
インターフェースと前記キャッシュメモリ部との間のデ
ータ転送を実行し、各ディスクインターフェース部は、
前記磁気ディスク装置とのインターフェースと前記キャ
ッシュメモリ部との間のデータ転送を実行するディスク
アレイ制御装置において、前記複数のチャネルインター
フェース部及び前記複数のディスクインターフェース部
と前記キャッシュメモリ部との間の接続形式が、前記複
数のチャネルインターフェース部及び前記複数のディス
クインターフェース部と前記共有メモリ部との間の接続
形式と異なることを特徴とするディスクアレイ制御装置
により達成される。
【0015】好ましくは、前記複数のチャネルインター
フェース部及び前記複数のディスクインターフェース部
と前記キャッシュメモリ部との間はセレクタ部を介して
接続し、前記複数のチャネルインターフェース部及び前
記複数のディスクインターフェース部と前記共有メモリ
部との間は、それぞれセレクタ部を介せず直接接続す
る。
【0016】また、好ましくは、前記複数のチャネルイ
ンターフェース部及び前記複数のディスクインターフェ
ース部と前記キャッシュメモリ部との間はセレクタ部を
介して接続し、前記複数のチャネルインターフェース
部、前記複数のディスクインターフェース部、及び前記
共有メモリ部は共有バスに接続する。
【0017】また、好ましくは、前記複数のチャネルイ
ンターフェース部及び前記複数のディスクインターフェ
ース部と前記キャッシュメモリ部との間はスイッチを用
いた相互結合網によって接続し、前記複数のチャネルイ
ンターフェース部及び前記複数のディスクインターフェ
ース部と前記共有メモリ部との間はそれぞれ直接接続す
る。
【0018】その他、本願が開示する課題、及びその解
決方法は、発明の実施形態の欄及び図面により明らかに
される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0020】[実施例1]図1に、本発明の一実施例を
示す。
【0021】ディスクアレイ制御装置1は、ホストコン
ピュータ50との2つのインターフェース部(チャネル
IF部)11と、磁気ディスク装置20との2つのイン
ターフェース部(ディスクIF部)12と、2つのセレ
クタ部13と、2つのキャッシュメモリ部14と、2つ
の共有メモリ部15と、アクセスパス0:135と、ア
クセスパス1:136と、アクセスパス2:137とを
有する。
【0022】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50との2つのIF(ホストIF)102と、ホスト
コンピュータ50に対する入出力を制御する2つのマイ
クロプロセッサ101と、キャッシュメモリ部14への
アクセスを制御するアクセス制御部(CMアクセス制御
部)104と、共有メモリ部15へのアクセスを制御す
るアクセス制御部(SMアクセス制御部)105とを有
し、ホストコンピュータ50とキャッシュメモリ部14
間のデータ転送、及びマイクロプロセッサ101と共有
メモリ部15間の制御情報の転送を実行する。マイクロ
プロセッサ101及びホストIF102は内部バス10
6によって接続され、CMアクセス制御部104は2つ
のホストIF102に直接接続されている。また、SM
アクセス制御部105は2つのマイクロプロセッサ10
1に直接接続されている。
【0023】ディスクIF部12は、磁気ディスク装置
20との2つのIF(ドライブIF)103と、磁気デ
ィスク装置20に対する入出力を制御する2つのマイク
ロプロセッサ101と、キャッシュメモリ部14への1
つのアクセス制御部(CMアクセス制御部)104と、
共有メモリ部15への1つのアクセス制御部(SMアク
セス制御部)105を有し、磁気ディスク装置20とキ
ャッシュメモリ部14間のデータ転送、及びマイクロプ
ロセッサ101と共有メモリ部15間の制御情報の転送
を実行する。マイクロプロセッサ101及びドライブI
F103は内部バス106によって接続され、CMアク
セス制御部104は2つのドライブIF103に直接接
続されている。また、SMアクセス制御部105は2つ
のマイクロプロセッサ101に直接接続されている。デ
ィスクIF部はRAID機能の実行も行う。
【0024】キャッシュメモリ部14は、キャッシュメ
モリ(CM)コントローラ107とメモリモジュール1
09を有し、磁気ディスク装置20へ記録するデータを
一時的に格納する。
【0025】共有メモリ部15は、共有メモリ(SM)
コントローラ108とメモリモジュール109とを有
し、ディスクアレイ制御装置1の制御情報(例えば、チ
ャネルIF部及びディスクIF部とキャッシュメモリ部
14との間のデータ転送制御に関する情報)等を格納す
る。
【0026】CMアクセス制御部104には2本のアク
セスパス0:135を接続し、それらを2つの異なるセ
レクタ部13にそれぞれ接続する。セレクタ部13には
2本のアクセスパス1:136を接続し、それらを2つ
の異なるCMコントローラ107にそれぞれ接続する。
したがってCMコントローラ107には、2つのセレク
タ部から1本ずつ、計2本のアクセスパス1:136が
接続される。こうすることにより、1つのCMアクセス
制御部104から1つのCMコントローラ107へのア
クセスルートが2つとなる。これにより、1つのアクセ
スパスまたはセレクタ部13に障害が発生した場合で
も、もう1つのアクセスルートによりキャッシュメモリ
部14へアクセスすることが可能となるため、耐障害性
を向上させることができる。
【0027】SMアクセス制御部105には2本のアク
セスパス2:137を接続し、そのアクセスパス2:1
37を2つの異なるSMコントローラにそれぞれ接続す
る。したがって、SMコントローラ108には、2つの
チャネルIF部11及び2つのディスクIF部12から
1本ずつ、計4本のアクセスパス2:137が接続され
る。本実施例では、1つのSMアクセス制御部105と
1つのSMコントローラ108の間には1本のアクセス
パス2:137を接続したが、このアクセスパス2:1
37を2本に増やすことにより、1つのSMアクセス制
御部105から1つのSMコントローラ108へのアク
セスルートが2つとなるため、耐障害性を向上させるこ
とができる。
【0028】セレクタ部13には、2つのチャネルIF
部11と、2つのディスクIF部12からそれぞれ1本
ずつ、計4本のアクセスパス0:135が接続される。
また、セレクタ部13には、2つのキャッシュメモリ部
14へのアクセスパス1:136が1本ずつ、計2本接
続される。
【0029】アクセスパス0:135とアクセスパス
1:136の間に上記のようなパス数の関係があるた
め、セレクタ部13ではチャネルIF部11及びディス
クIF部12からの4本のアクセスパス0:135から
の要求の内、キャッシュメモリ部14へのアクセスパス
1:136の数に相当する2個だけを選択して実行する
機能を持つ。
【0030】本実施例の大きな特徴は、チャネルIF部
11及びディスクIF部12とキャッシュメモリ部14
との間の接続形式と、チャネルIF部11及びディスク
IF部12と共有メモリ部15との間の接続形式とが異
なる点にある。このような構成にした理由を図1及び図
2を用いて説明する。図2に示したスター接続形式のデ
ィスクアレイ制御装置2では、ディスクアレイ制御装置
2に搭載されるチャネルIF部11またはディスクIF
部12の数を増やした場合、チャネルIF部11及びデ
ィスクIF部12とキャッシュメモリ部14との間、及
びチャネルIF部11及びディスクIF部12と共有メ
モリ部15との間のアクセスパス数も増えることにな
る。また、スター接続形式のディスクアレイ制御装置2
において、スループットを向上させるためには、チャネ
ルIF部11及びディスクIF部12とキャッシュメモ
リ部14との間、及びチャネルIF部11及びディスク
IF部12と共有メモリ部15との間のアクセスパス数
を増やし、内部パス性能を向上させることが有効であ
る。
【0031】しかし、キャッシュメモリ部14に格納さ
れる1つのデータのデータ量は、共有メモリ部15に格
納される1つの制御情報のデータ量よりもかなり大き
い。一例を挙げれば、メインフレームに接続されるディ
スク制御装置では、キャッシュメモリ部14に格納され
る1つのデータは数Kバイト程度(例えば2Kバイト)
であるのに対し、共有メモリ部15に格納される1つの
制御情報は数バイト程度(例えば4バイト)である。ま
た、オープン系のホストコンピュータに接続されるディ
スク制御装置では、キャッシュメモリ部14に格納され
る1つのデータは数十バイト程度(例えば64バイト)
であるのに対し、共有メモリ部15に格納される1つの
制御情報は数バイト程度(例えば4バイト)である。し
たがって、チャネルIF部11及びディスクIF部12
とキャッシュメモリ部14との間で転送されるデータ量
は、チャネルIF部11及びディスクIF部12と共有
メモリ部15との間で転送されるデータ量に比べかなり
多いので、チャネルIF部11及びディスクIF部12
とキャッシュメモリ部14との間のアクセスバスのデー
タ幅は、チャネルIF部11及びディスクIF部12と
共有メモリ部15との間のアクセスパスのデータ幅より
広くとる必要がある。例えば、前者のアクセスパスは1
6ビット幅のバスで構成され、後者は、8ビット幅のバ
スで構成される。そのため、チャネルIF部11及びデ
ィスクIF部12とキャッシュメモリ部14との間のア
クセスパス本数を増やすと、キャッシュメモリ部14内
のキャッシュメモリコントローラ(図2ではキャッシュ
メモリコントローラを図示していない)のLSIのピン
数不足、またはキャッシュメモリ部14を実装するパッ
ケージにおいてコネクタのピン数不足という問題が生じ
る。そこで、本実施例では、図1に示すように、チャネ
ルIF部11及びディスクIF部12とキャッシュメモ
リ部14との間をセレクタ部13を介して接続すること
により、キャッシュメモリ部14に直接接続されるアク
セスパス数を削減している。
【0032】一方、上述したように、共有メモリ部13
へ格納する1つの制御情報のデータ長はキャッシュメモ
リ部14に格納する1つのデータのデータ長に比べかな
り小さいので、チャネルIF部11及びディスクIF部
12と共有メモリ部15との間のアクセスパスのデータ
幅は、チャネルIF部11及びディスクIF部12とキ
ャッシュメモリ部14との間のアクセスパスのデータ幅
の半分以下とすることが可能である。したがって、共有
メモリ部15へのアクセスパス数を増やしても共有メモ
リ部内の共有メモリメモリコントローラ(図2では共有
メモリコントローラを図示していない)のLSIのピン
数不足等の問題が生じることは少ない。
【0033】また、ディスクアレイ制御装置1のホスト
コンピュータ50への応答時間を短くするためには、共
有メモリ部15に格納される制御情報へのアクセス時間
をできるだけ短くする必要もある。しかし、図1に示し
たCMアクセス制御部104とCMコントローラ107
間のように、SMアクセス制御部105とSMコントロ
ーラ108との間をセレクタ部を介して接続すると、セ
レクタ部での処理のオーバーヘッドにより、共有メモリ
部15に格納される制御情報へのアクセス時間を短くす
ることができない。
【0034】そこで、本実施例では、チャネルIF部1
1及びディスクIF部12と共有メモリ部15との間を
セレクタ部を介さず直接接続することにより、チャネル
IF部11及びディスクIF部12と共有メモリ部15
間に複数のアクセスパスを設け、スループットを向上さ
せる一方、セレクタ部での処理オーバーヘッドをなく
し、チャネルIF部11、及びディスクIF部12から
共有メモリ部15へのアクセス時間を短縮にしている。
【0035】なお、本実施例では、耐障害性の向上とい
う観点から、セレクタ部13、キャッシュメモリ部1
4、及び共有メモリ部15をそれぞれ二重化している
が、これらを二重化しなくても、上述の効果を得られる
ことは言うまでもない。
【0036】図4は、CMアクセス制御部104内の構
成を示している。CMアクセス制御部104は、セレク
タ302と、アドレス、コマンド、データを一時格納す
るパケットバッファ303と、セレクタ部13に繋がる
アクセスパス0:135とのパスIF301と、データ
のエラーチェック部300と、データ転送制御部310
を有する。セレクタ302の2つのポートはデータ線2
10でホストIF102あるいはドライブIF103に
接続される。また、セレクタ302の他の2つのポート
はパスIF301に接続される。パスIF301はアク
セスパス0:135でセレクタ部13に接続される。デ
ータ転送制御部310は、制御線1:211でホストI
F102あるいはドライブIF103に接続され、制御
線2:212でセレクタ部13内のデータ転送制御部3
15に接続される。また、データ転送制御部310は、
アービタ308によりホストIF102あるいはドライ
ブIF103からのアクセス要求のアービトレーション
を行い、セレクタ302の切り替えを行う。
【0037】図6は、セレクタ部13内の構成を示して
いる。セレクタ部13は、チャネルIF部11及びディ
スクIF部12に繋がるアクセスパス0:135との4
つのパスIF301と、CMコントローラ107に繋が
るアクセスパス1:136との2つのパスIF301
と、両者間を互いに接続するセレクタ306と、パケッ
トバッファ303と、データのエラーチェック部300
と、CMアクセス制御部104から送出されたアドレス
及びコマンドを解析するアドレス・コマンド(adr、
cmd)解析部305と、データ転送制御部315を有
する。データ転送制御部315は、制御線2:212で
CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部310
に接続され、制御線3:213でCMコントローラ10
7内のデータ転送制御部315に接続される。また、デ
ータ転送制御部315は、アービタ308により、ad
r、cmd解析部305で解析した4本のアクセスパス
0:135からのアクセス要求のアービトレーションを
行い、セレクタ306の切り替えを行う。パケットバッ
ファ303は、アクセスパス0:135側のパスとアク
セスパス1:136側のパスでデータ転送速度に差があ
る場合、速度差を吸収するために、転送するデータの一
部または全部をバッファリングする。
【0038】adr、cmd解析部305は、アドレス
及びコマンドを格納するバッファと、adr抽出部と、
cmd抽出部を有する(図示していない)。adr、c
md解析部305では、CMアクセス制御部104に接
続される4本のアクセスパス0:135それぞれに1つ
ずつ割り当てられたバッファに、アドレス、コマンドを
格納する。adr抽出部及びcmd抽出部では、アクセ
スするCMコントローラ107とアクセスの種類を割り
出し、データ転送制御部315内のアービタ308へ送
出する。
【0039】図7は、キャッシュメモリ部14内の構成
を示している。キャッシュメモリ部14は、CMコント
ローラ107とメモリモジュール109を有する。CM
コントローラ107は、セレクタ部13に繋がるアクセ
スパス1:136との2つのパスIF301と、セレク
タ304と、データを一時格納するパケットバッファ3
03と、データのエラーチェック部300と、メモリモ
ジュール109へのアクセスを制御するメモリ制御部3
07と、CMアクセス制御部104から送出されたアド
レス及びコマンドを解析するadr、cmd解析部30
5と、データ転送制御部315を有する。データ転送制
御部315は、制御線3:213でセレクタ部13内の
データ転送制御部315に接続される。また、データ転
送制御部315は、アービタ308により、adr、c
md解析部305で解析した2本のアクセスパス1:1
36からのアクセス要求のアービトレーションを行い、
セレクタ304の切り替えを行う。
【0040】adr、cmd解析部305は、バッファ
と、adr抽出部と、cmd抽出部を有する(図示して
いない)。adr、cmd解析部305では、CMコン
トローラ107に接続される2本のアクセスパス1:1
36それぞれに1つずつ割り当てられたバッファに、ア
ドレス、コマンドを格納する。adr抽出部及びcmd
抽出部では、アクセスするメモリのアドレスとアクセス
の種類を割り出し、メモリ制御部307へ送出する。ま
た、2本のアクセスパス1:136からのアクセス要求
をデータ転送制御部315内のアービタ308へ送出す
る。
【0041】次に、キャッシュメモリ部14へのアクセ
ス時の手順について述べる。キャッシュメモリ部14へ
アクセスする場合、マイクロプロセッサ101は、ホス
トIF102あるいはドライブIF103へ、キャッシ
ュメモリ部14へのアクセス開始を指示する。
【0042】アクセス開始の指示を受けたホストIF1
02あるいはドライブIF103は、制御線1:211
によりCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線210を通してアドレス、コマンド、デ
ータ(データの書き込み時のみ)を送出する。
【0043】CMアクセス制御部104は、データ線2
10を通して送られてきたアドレス、コマンド、データ
(データの書き込み時のみ)をパケットバッファ303
に格納する。データ転送制御部310はアービトレーシ
ョンを行ってパスIF301の使用権を決定し、セレク
タ302を切り替える。
【0044】図9は、キャッシュメモリ部14へデータ
を書き込む場合の、CMアクセス制御部104からCM
コントローラ107へのアクセスの流れを示している。
CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部310
は、アービトレーションによってアクセスパス0:13
5の使用権が決定されると、制御線2:212によって
セレクタ部13内のデータ転送制御部315へアクセス
開始を示す信号(REQ)を出す(ステップ501)。
続いて、アドレス及びコマンドを送出する(ステップ5
02)。
【0045】セレクタ部13内のデータ転送制御部31
5は、CMアクセス制御部104からREQ信号を受け
取ると、次にアクセスパス0:135を通して送られて
くるアドレス及びコマンドを受信し、adr、cmd解
析部305で解析したアクセス要求に基づいてアービト
レーションを行う(ステップ503)。アービトレーシ
ョンの結果、アクセスパス1:136への接続権を得た
ら、データ転送制御部315はセレクタ306を切り替
える(ステップ504)とともに、制御線2:212に
より、CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310へ、アクセスパス1:136への接続権が得られ
たことを示す信号(ACK)を返す(ステップ50
5)。次にデータ転送制御部315は、制御線3:21
3によってCMコントローラ107内のデータ転送制御
部315へアクセス開始を示す信号(REQ)を出す
(ステップ506)。続いて、アドレス及びコマンドを
送出する(ステップ507)。
【0046】CMアクセス制御部104はACK信号を
受けると、パケットバッファ303からデータを読み出
し、セレクタ302、パスIF301を介してアクセス
パス0:135へ送出する。セレクタ部13は、アクセ
スパス0:135を通して送られてきたデータを、パス
IF301及びセレクタ306を介してアクセスパス
1:136へ送出する(ステップ509)。
【0047】CMコントローラ107内のデータ転送制
御部315は、制御線3:213によってREQ信号を
受け取ると、次にアクセスパス1:136を通して送ら
れてくるアドレス及びコマンドを受信し、adr、cm
d解析部305で解析したアクセス要求に基づいてアー
ビトレーションを行い(ステップ508)、セレクタ3
04を切り替える。アクセスパス1:136を通して送
られてくるデータはパケットバッファ303に格納す
る。アービトレーションの結果、メモリモジュール10
9へのアクセス権を得たら、メモリの制御情報をメモリ
制御部307へ送出し、メモリアクセスのための前処理
を行う(ステップ510)。次に、パケットバッファ3
03からデータを読み出し、セレクタ304を介してメ
モリモジュール109へ書き込む(ステップ511)。
【0048】メモリモジュール109へのアクセスが終
了すると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送
制御部315においてアクセス状況を示すステータス
(STATUS)を生成する(ステップ512)。次
に、ステータスをセレクタ部13を介してCMアクセス
制御部104へ送出する(ステップ513)。セレクタ
部13内のデータ転送制御部315はステータスを受け
取ると、CMコントローラ107へのREQ信号をオフ
する(ステップ514)。CMアクセス制御部104内
のデータ転送制御部310はステータスを受け取ると、
セレクタ部13へのREQ信号をオフする(ステップ5
15)。セレクタ部13内のデータ転送制御部315は
CMアクセス制御部104からのREQ信号のオフを確
認すると、CMアクセス制御部104へのACK信号を
オフする(ステップ516)。
【0049】CMアクセス制御部104内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線1:2
11により、ホストIF102あるいはドライブIF1
03へキャッシュメモリ部14へのアクセスの終了を報
告する。
【0050】キャッシュメモリ部14からデータを読み
出す場合の、CMアクセス制御部104からCMコント
ローラ107へのアクセスの流れは、ステップ501か
ら508までとステップ512以降は、データの書き込
みの場合と同じである。
【0051】ここでCMアクセス制御部104は、ステ
ップ505でACK信号を受けると、データの受信待ち
状態に入る。
【0052】ステップ508でメモリアクセス権を得る
と、CMコントローラ107はメモリモジュール109
からデータを読み出し、セレクタ304、パスIF30
1を介してアクセスパス1:136にデータを送出す
る。
【0053】セレクタ部13は、アクセスパス1:13
6を通してデータを受信すると、パスIF301及びセ
レクタ306を介してアクセスパス0:135にデータ
を送出する。
【0054】CMアクセス制御部104は、アクセスパ
ス0:135を通してデータを受信すると、セレクタ3
02、データ線210を介してホストIF102あるい
はドライブIF103へデータを送出する。
【0055】図5は、SMアクセス制御部105内の構
成を示している。SMアクセス制御部104は、セレク
タ302と、アドレス、コマンド、データを一時格納す
るパケットバッファ303と、SMコントローラ108
に繋がるアクセスパス2:137とのパスIF301
と、データのエラーチェック部300と、データ転送制
御部310を有する。セレクタ302の2つのポートは
データ線220でマイクロプロセッサ101に接続され
る。また、セレクタ302の他の2つのポートはパスI
F301に接続される。パスIF301はアクセスパス
2:137でSMコントローラ108に接続される。デ
ータ転送制御部310は、制御線5:221でマイクロ
プロセッサ101に接続され、制御線6:222でSM
コントローラ108内のデータ転送制御部315に接続
される。また、データ転送制御部310は、アービタ3
08によりマイクロプロセッサ101からのアクセス要
求のアービトレーションを行い、セレクタ302の切り
替えを行う。
【0056】図8は、共有メモリ部15内の構成を示し
ている。共有メモリ部15は、SMコントローラ108
とメモリモジュール109を有する。SMコントローラ
108は、SMアクセス制御部105に繋がるアクセス
パス2:137との4つのパスIF301と、セレクタ
309と、データを一時格納するパケットバッファ30
3と、データのエラーチェック部300と、メモリモジ
ュール109へのアクセスを制御するメモリ制御部30
7と、SMアクセス制御部105から送出されたアドレ
ス及びコマンドを解析するadr、cmd解析部305
と、データ転送制御部315を有する。データ転送制御
部315は、制御線6:222でSMアクセス制御部1
05内のデータ転送制御部310に接続される。また、
データ転送制御部315は、アービタ308により、a
dr、cmd解析部305で解析した4本のアクセスパ
ス2:137からのアクセス要求のアービトレーション
を行い、セレクタ309の切り替えを行う。
【0057】adr、cmd解析部305は、バッファ
と、adr抽出部と、cmd抽出部を有する(図示して
いない)。adr、cmd解析部305では、SMコン
トローラ108に接続される4本のアクセスパス2:1
37それぞれに1つずつ割り当てられたバッファに、ア
ドレス、コマンドを格納する。adr抽出部及びcmd
抽出部では、アクセスするメモリのアドレスとアクセス
の種類を割り出し、メモリ制御部307へ送出する。ま
た、4本のアクセスパス2:137からのアクセス要求
をデータ転送制御部315内のアービタ308へ送出す
る。
【0058】次に、共有メモリ部15へのアクセス時の
手順について述べる。共有メモリ部15へアクセスする
場合、マイクロプロセッサ101は、制御線5:221
によりSMアクセス制御部105内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線220を通してアドレス、コマンド、デ
ータ(データの書き込み時のみ)を送出する。
【0059】SMアクセス制御部105は、データ線2
20を通して送られてきたアドレス、コマンド、データ
(データの書き込み時のみ)をパケットバッファ303
に格納する。データ転送制御部310はアービトレーシ
ョンを行ってパスIF301の使用権を決定し、セレク
タ302を切り替える。
【0060】図10は、共有メモリ部15へデータを書
き込む場合の、SMアクセス制御部105からSMコン
トローラ108へのアクセスの流れを示している。SM
アクセス制御部105内のデータ転送制御部310は、
アービトレーションによってアクセスパス2:137の
使用権が決定されると、制御線6:222によってSM
コントローラ108へアクセス開始を示す信号(RE
Q)を出す(ステップ601)。続いて、アドレス、コ
マンド、及びデータを連続して送出する(ステップ60
2)。
【0061】SMコントローラ108内のデータ転送制
御部315は、制御線6:222によってREQ信号を
受け取ると、次にアクセスパス2:137を通して送ら
れてくるアドレス、コマンド、及びデータを受信する。
アドレスとコマンドは、adr、cmd解析部305で
解析し、アクセス要求に基づいてアービトレーションを
行い(ステップ603)、セレクタ309を切り替え
る。データはパケットバッファ303に格納する。アー
ビトレーションの結果、メモリモジュール109へのア
クセス権を得たら、メモリの制御情報をメモリ制御部3
07へ送出し、メモリアクセスのための前処理を行う
(ステップ604)。次に、パケットバッファ303か
らデータを読み出し、セレクタ309を介してメモリモ
ジュール109へ書き込む(ステップ605)。
【0062】メモリモジュール109へのアクセスが終
了すると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送
制御部315においてアクセス状況を示すステータス
(STATUS)を生成する(ステップ606)。次
に、ステータスをSMアクセス制御部105へ送出する
(ステップ607)。SMアクセス制御部105内のデ
ータ転送制御部310はステータスを受け取ると、SM
コントローラ108へのREQ信号をオフする(ステッ
プ608)。
【0063】SMアクセス制御部105内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線5:2
21により、マイクロプロセッサ101へ共有メモリ部
15へのアクセスの終了を報告する。
【0064】共有メモリ部15からデータを読み出す場
合のSMアクセス制御部105からSMコントローラ1
08へのアクセスの流れは、ステップ601から604
までとステップ606以降は、データの書き込みの場合
と同じである。
【0065】ステップ604でメモリアクセスの前処理
を行った後、SMコントローラ108はメモリモジュー
ル109からデータを読み出し、セレクタ309、パス
IF301を介してアクセスパス2:137にデータを
送出する。
【0066】SMアクセス制御部105は、アクセスパ
ス2:137を通してデータを受信すると、セレクタ3
02、データ線220を介してマイクロプロセッサ10
1へデータを送出する。
【0067】本実施例のディスクアレイ制御装置1で
は、ホストコンピュータ50とのチャネルを2つ有する
チャネルIF部12を複数搭載しており、それらのチャ
ネルをそれぞれ異なるホストコンピュータに接続するこ
とが可能である。そうした場合、ホストコンピュータに
接続した各チャネルからの要求全てを並列に処理する必
要がある。
【0068】ところでディスクアレイ制御装置1では、
ホストコンピュータ50へデータを読み出す場合、磁気
ディスク装置20に格納されたデータをディスクIF部
12を介してキャッシュメモリ部14へ書き込み、その
データをキャッシュメモリ部14から読み出して、チャ
ネルIF部11を介してホストコンピュータ50へ送
る。またホストコンピュータ50からディスクアレイ制
御装置1へデータを書き込む場合は、ホストコンピュー
タ50からチャネルIF部12へ送られてきたデータを
キャッシュメモリ部14へ書き込み、そのデータをキャ
ッシュメモリ部14から読み出して、ディスクIF部1
2を介して磁気ディスク装置20に書き込む。さらにデ
ータのパリティを生成して磁気ディスク装置20に書き
込むため、ディスクIF部12とキャッシュメモリ部1
4間でさらに2〜3回のアクセスが行われる。
【0069】したがって、ホストコンピュータに接続し
た各チャネルからの要求全てを並列に処理するために
は、チャネルIF部11及びディスクIF部12とキャ
ッシュメモリ部14間のスループットをホストコンピュ
ータ50とチャネルIF部11間の最大のスループット
の2倍以上にしなければならない。
【0070】本実施例では、CMアクセス制御部104
とCMコントローラ107間のアクセスパスの帯域幅、
及びCMコントローラ107とメモリモジュール109
間の全帯域幅を、チャネルIF部11とホストコンピュ
ータ50間の最大の帯域幅の2倍以上に設定する。これ
により、全チャネルIF部11を並列に動作させること
が可能となる。
【0071】本実施例によれば、チャネルIF部11及
びディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間のス
ループットを高くすること、チャネルIF部11及びデ
ィスクIF部12と共有メモリ部15間のスループット
を高く、且つアクセス時間を短くすることの両方が可能
となる。これによって、スループットが高く、且つ応答
時間の短いディスクアレイ制御装置を提供できる。
【0072】ここで、図15に示すように、チャネルI
F部11及びディスクIF部12とキャッシュメモリ部
14間をスイッチ(SW)16を用いた相互結合網14
0で接続する。この場合にも、図1に示したセレクタ部
13を介して接続した構成と同様に、キャッシュメモリ
部14へ複数のアクセスパスを設けることができるた
め、スループットを高めることが可能となる。
【0073】また図16に示すように、 1つのCMア
クセス制御部104へ接続されるアクセスパス0:13
5の本数を図1の構成の倍の4本に増やしたディスクア
レイ制御装置1においても、本実施例を実施する上で問
題はない。ホストIF及びドライブIFとして、今後は
ファイバーチャネル等のスループットが100MB/s
以上の高速IFが使用されることが多くなると考えられ
る。チャネルIF部11及びディスクIF部12でのス
ループットのバランスを考えると、1つのCMアクセス
制御部104に繋がる全アクセスパス0:135のスル
ープットは、チャネルIF部11内の全ホストIF10
2、またはディスクIF部12内の全ドライブIF10
3のスループットと同等以上にする必要がある。上記の
ようにファイバチャネル等の高速IFを使用する場合
は、図16に示すように、1つのCMアクセス制御部1
04に繋がるアクセスパス0:135の本数を増やすこ
とで、アクセスパス0:135のスループットをホスト
IF102あるいはドライブIF103のスループット
以上にすることができる。
【0074】なお、図15及び図16のディスクアレイ
制御装置では、耐障害性の向上という観点から、セレク
タ部13、キャッシュメモリ部14、及び共有メモリ部
15をそれぞれ二重化しているが、これらを二重化しな
くても、上述の効果を得られることは言うまでもない。
【0075】[実施例2]図1において、2つのキャッ
シュメモリ部14間で、メモリ領域の全部または、一部
を二重化し、キャッシュメモリ部14へのデータの書き
込み時に二重化した2つの領域に同じデータを書き込む
ことにより、データの信頼性を上げることが可能とな
る。
【0076】二重化した2つのキャッシュメモリ部14
へデータを書き込む場合の手順は以下のようになる。
【0077】アクセス開始の指示を受けたホストIF1
02あるいはドライブIF103は、制御線1:211
によりCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線210を通して2つのアドレス、コマン
ドと、1つのデータを送出する。
【0078】CMアクセス制御部104は、データ線2
10を通して送られてきた2つのアドレス、コマンド
と、1つのデータをパケットバッファ303に格納す
る。データ転送制御部310はアービトレーションを行
ってパスIF301の使用権を決定し、セレクタ302
を切り替える。
【0079】図11は、二重化した2つのキャッシュメ
モリ部14へデータを書き込む場合の、CMアクセス制
御部104から2つのCMコントローラa、b:107
へのアクセスの流れを示している。CMアクセス制御部
104内のデータ転送制御部310は、アービトレーシ
ョンによってアクセスパス0:135の使用権が決定さ
れると、制御線2:212によってセレクタ部13内の
データ転送制御部315へアクセス開始を示す信号(R
EQ)を出す(ステップ701)。続いて、アドレス及
びコマンドを2つ連続して送出する(ステップ70
2)。
【0080】セレクタ部13内のデータ転送制御部31
5は、CMアクセス制御部104からREQ信号を受け
取ると、次にアクセスパス0:135を通して送られて
くるアドレス及びコマンドを受信し、adr、cmd解
析部305で解析したアクセス要求に基づいてアービト
レーションを行う(ステップ703)。アービトレーシ
ョンの結果、CMコントローラa、b:107への2本
のアクセスパス1:136への接続権の両方を得たら、
データ転送制御部315はセレクタ306を切り替える
(ステップ704)とともに、制御線2:212によ
り、CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部3
10へ、CMコントローラa、b:107への接続権が
得られたことを示す信号(ACK)を返す(ステップ7
05)。次にデータ転送制御部315は、制御線3:2
13によって2つのCMコントローラ107内のデータ
転送制御部315へアクセス開始を示す信号(REQ)
を出す(ステップ706a、706b)。続いて、CM
コントローラa、b:107へアドレス及びコマンドを
1つずつ送出する(ステップ707a、707b)。
【0081】CMアクセス制御部104はACK信号を
受けると、パケットバッファ303からデータを読み出
し、セレクタ302、パスIF301を介してアクセス
パス0:135へ送出する(ステップ709)。セレク
タ部13は、アクセスパス0:135を通して送られて
きた1つのデータを、パスIF301及びセレクタ30
6を介して2つのアクセスパス1:136の両方へ送出
する(ステップ709a、709b)。
【0082】CMコントローラa、b:107内のデー
タ転送制御部315は、制御線3:213によってRE
Q信号を受け取ると、次にアクセスパス1:136を通
して送られてくるアドレス及びコマンドを受信し、ad
r、cmd解析部305で解析したアクセス要求に基づ
いてアービトレーションを行い(ステップ708a、7
08b)、セレクタ304を切り替える。アクセスパス
1:136を通して送られてくるデータはパケットバッ
ファ303に格納する。アービトレーションの結果、メ
モリモジュール109へのアクセス権を得たら、メモリ
の制御情報をメモリ制御部307へ送出し、メモリアク
セスのための前処理を行う(ステップ710a、710
b)。次に、パケットバッファ303からデータを読み
出し、セレクタ304を介してメモリモジュール109
へ書き込む(ステップ711a、711b)。
【0083】メモリモジュール109へのアクセスが終
了すると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送
制御部315においてアクセス状況を示すステータス
(STATUS)を生成する(ステップ712a、71
2b)。次に、ステータスをセレクタ部13を介してC
Mアクセス制御部104へ送出する(ステップ713
a、713b)。セレクタ部13内のデータ転送制御部
315はステータスを受け取ると、CMコントローラ
a、b:107へのREQ信号をそれぞれオフする(ス
テップ714a、714b)。また、セレクタ部13は
CMコントローラa、b:107の両方からステータス
を受け取ったら、それらを続けてCMアクセス制御部へ
送出する(ステップ713)。CMアクセス制御部10
4内のデータ転送制御部310は2つのステータスを受
け取ると、セレクタ部13へのREQ信号をオフする
(ステップ715)。セレクタ部13内のデータ転送制
御部315はCMアクセス制御部104からのREQ信
号のオフを確認すると、CMアクセス制御部104への
ACK信号をオフする(ステップ716)。
【0084】CMアクセス制御部104内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線1:2
11により、ホストIF102あるいはドライブIF1
03へキャッシュメモリ部14へのアクセスの終了を報
告する。
【0085】上記のように二重化したキャッシュメモリ
部14にデータを二重に書き込む場合、二重に書き込む
データの一方のデータの書き込み処理を行っている間
に、もう一方のデータが他のアクセスパスからの書き込
み要求によって書き換えられるのを防ぐ必要がある。本
実施例では、共有メモリ部15にキャッシュメモリ部1
4のディレクトリを格納し、キャッシュメモリ部14に
アクセスする前に必ず、共有メモリ部15に格納したデ
ィレクトリにアクセス中を示すビットを立てる。これに
より、キャッシュメモリ部14内の同じアドレスには同
時に1つのアクセス要求しか発行されないため、二重に
書き込むデータの一方のデータの書き込み処理を行って
いる間に、もう一方のデータが他のアクセスパスからの
書き込み要求によって書き換えられるのを防ぐことがで
きる。
【0086】[実施例3]ディスクアレイ制御装置1で
は、キャッシュメモリ部14を複数設けた場合、あるキ
ャッシュメモリ部14から別のキャッシュメモリ部14
へデータをコピーする機能が要求される。この機能は、
以下に述べる手順で実現できる。
【0087】アクセス開始の指示を受けたホストIF1
02あるいはドライブIF103は、制御線1:211
によりCMアクセス制御部104内のデータ転送制御部
310へアクセス開始を示す信号を送出する。それとと
もに、データ線210を通して2つのアドレス、コマン
ドを送出する。2つのうちの1つのアドレス及びコマン
ドは、コピー元のアドレスとリードコマンドで、もう1
つのアドレス及びコマンドはコピー先のアドレスとライ
トコマンドである。ここでは、CMコントローラa:1
07をコピー元、CMコントローラbをコピー先として
説明する。
【0088】CMアクセス制御部104は、データ線2
10を通して送られてきた2つのアドレス、コマンドを
パケットバッファ303に格納する。データ転送制御部
310はアービトレーションを行ってパスIF301の
使用権を決定し、セレクタ302を切り替える。
【0089】図12は、2つのキャッシュメモリ部間で
データをコピーする場合の、CMアクセス制御部104
からCMコントローラa、b:107へのアクセスの流
れを示している。CMアクセス制御部104内のデータ
転送制御部310は、アービトレーションによってアク
セスパス0:135の使用権が決定されると、制御線
2:212によってセレクタ部13内のデータ転送制御
部315へアクセス開始を示す信号(REQ)を出す
(ステップ801)。続いて、アドレス及びコマンドを
2つ連続して送出する(ステップ802)。
【0090】セレクタ部13内のデータ転送制御部31
5は、CMアクセス制御部104からREQ信号を受け
取ると、次にアクセスパス0:135を通して送られて
くるアドレス及びコマンドを受信し、adr、cmd解
析部305で解析したアクセス要求に基づいてアービト
レーションを行う(ステップ803)。アービトレーシ
ョンの結果、CMコントローラa、b:107への2つ
のアクセスパス1:136への接続権の両方を得たら、
データ転送制御部315はセレクタ306を切り替える
(ステップ804)とともに、制御線2:212によ
り、CMアクセス制御部104内のデータ転送制御部3
10へ、CMコントローラa、b:107両方への接続
権が得られたことを示す信号(ACK)を返す(ステッ
プ805)。次にデータ転送制御部315は、制御線
3:213によってCMコントローラa、b:107内
のデータ転送制御部315へアクセス開始を示す信号
(REQ)を出す(ステップ806a、806b)。続
いて、CMコントローラa、b:107へそれぞれのア
ドレス及びコマンドを送出する(ステップ807a、8
07b)。
【0091】CMアクセス制御部104はACK信号を
受けると、アクセスの終了を知らせるステータスの受信
待ち状態に入る。
【0092】コピー元のCMコントローラa:107内
のデータ転送制御部315は、制御線3:213によっ
てREQ信号を受け取ると、次にアクセスパス1:13
6を通して送られてくるアドレス及びコマンドを受信
し、adr、cmd解析部305で解析したアクセス要
求に基づいてアービトレーションを行い(ステップ80
8)、セレクタ304を切り替える。アービトレーショ
ンの結果、メモリモジュール109へのアクセス権を得
たら、メモリの制御情報をメモリ制御部307へ送出
し、メモリアクセスのための前処理を行う(ステップ8
09)。次に、メモリモジュール109からデータを読
み出し(ステップ810)、セレクタ304を介してア
クセスパス1:136へ送出する(ステップ811
a)。
【0093】セレクタ部13は、アクセスパス1:13
6を通してCMコントローラa:107から送られてき
たデータをCMコントローラbに繋がるアクセスパス
1:136へ送出する。(ステップ811b)。
【0094】CMコントローラb:107内のデータ転
送制御部315は、制御線3:213によってREQ信
号を受け取ると、次にアクセスパス1:136を通して
送られてくるアドレス及びコマンドを受信し、adr、
cmd解析部305で解析する。その後、データを受信
し始めるのを待って、メモリアクセスのアービトレーシ
ョンに参加する(ステップ812)。アクセスパス1:
136を通して送られてくるデータはパケットバッファ
303に格納する。アービトレーションの結果、メモリ
モジュール109へのアクセス権を得たら、メモリの制
御情報をメモリ制御部307へ送出し、メモリアクセス
のための前処理を行う(ステップ813)。次に、パケ
ットバッファ303からデータを読み出し、セレクタ3
04を介してメモリモジュール109へ書き込む(ステ
ップ814)。
【0095】CMコントローラa、b:107は、それ
ぞれCMメモリモジュール109へのアクセスが終了す
ると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送制御
部315においてアクセス状況を示すステータス(ST
ATUS)を生成する(ステップ815、818)。次
に、ステータスをセレクタ部13へ送出する(ステップ
816、819)。
【0096】セレクタ部13内のデータ転送制御部31
5はステータスを受け取ると、CMコントローラa、
b:107へのREQ信号をそれぞれオフする(ステッ
プ817、821)。また、セレクタ部13は2つのC
Mコントローラa、b:107の両方からステータスを
受け取ったら、それらを続けてCMアクセス制御部へ送
出する(ステップ820)。CMアクセス制御部104
内のデータ転送制御部310は2つのステータスを受け
取ると、セレクタ部13へのREQ信号をオフする(ス
テップ822)。セレクタ部13内のデータ転送制御部
315はCMアクセス制御部104からのREQ信号の
オフを確認すると、CMアクセス制御部104へのAC
K信号をオフする(ステップ823)。
【0097】CMアクセス制御部104内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線1:2
11により、ホストIF102あるいはドライブIF1
03へキャッシュメモリ部14へのアクセスの終了を報
告する。
【0098】ディスクアレイ制御装置1ではまた、1つ
のキャッシュメモリ部14内のあるアドレスから別のア
ドレスへデータをコピーする機能も要求される。
【0099】この機能は、図9で示したデータの書き込
み時の手順において、ステップ511のメモリモジュー
ル109へのライトアクセスの代わりに、メモリモジュ
ール109からデータを読み出してCMコントローラ1
07内のパケットバッファ303に格納し、続けてその
データをメモリモジュール109へ書き込むという処理
を行うことによってで実現できる。
【0100】[実施例4]図1において、2つの共有メ
モリ部15間で、メモリ領域の全部または、一部を二重
化し、共有メモリ部15へのデータの書き込み時に二重
化した2つの領域に同じデータを書き込むことにより、
データの信頼性を上げることが可能となる。
【0101】二重化した2つの共有メモリ部15へデー
タを書き込む場合の手順は、以下のようになる。
【0102】マイクロプロセッサ101は、制御線5:
221によりSMアクセス制御部105内のデータ転送
制御部310へアクセス開始を示す信号を送出する。そ
れとともに、データ線220を通して2つのアドレス、
コマンドと、1つのデータを送出する。
【0103】SMアクセス制御部105は、データ線2
20を通して送られてきた2つのアドレス、コマンド
と、1つのデータをパケットバッファ303に格納す
る。データ転送制御部310はアービトレーションを行
ってパスIF301の使用権を決定し、セレクタ302
を切り替える。
【0104】図13は、二重化した2つの共有メモリ部
15へデータを書き込む場合の、SMアクセス制御部1
05から2つのSMコントローラ108へのアクセスの
流れを示している。2つの共有メモリ部を二重化する場
合、一方をマスタ、もう一方をスレーブに設定する。S
Mアクセス制御部105内のデータ転送制御部310
は、アービトレーションによって、まずマスタ側のSM
コントローラ108へのアクセスパス2:137の使用
権を決定し、制御線6:222によってマスタ側のSM
コントローラ108内のデータ転送制御部315へアク
セス開始を示す信号(REQ)を出す(ステップ90
1)。続いて、アドレス、コマンド、及びデータを連続
して送出する(ステップ902)。
【0105】マスタ側のSMコントローラ108内のデ
ータ転送制御部315は、制御線6:222によってR
EQ信号を受け取ると、次にアクセスパス2:137を
通して送られてくるアドレス、コマンド、及びデータを
受信し、adr、cmd解析部305で解析したアクセ
ス要求に基づいてアービトレーションを行い(ステップ
903)、セレクタ309を切り替える。データはパケ
ットバッファ303に格納する。アービトレーションの
結果、メモリモジュール109へのアクセス権を得た
ら、メモリの制御情報をメモリ制御部307へ送出し、
メモリアクセスのための前処理を行う(ステップ90
4)。次に、パケットバッファ303からデータを読み
出し、セレクタ309を介してメモリモジュール109
へ書き込む(ステップ905)。
【0106】メモリモジュール109へのアクセスが終
了すると、メモリアクセスの後処理を行い、データ転送
制御部315においてアクセス状況を示すステータス
(STATUS)を生成する(ステップ906)。次
に、ステータスをSMアクセス制御部105へ送出する
(ステップ907)。
【0107】SMアクセス制御部105はステータスを
受け取ったら、マスタ側のSMコントローラ108への
アクセスパス2:137の使用権を開放せずに、アービ
トレーションによって、スレーブ側のSMコントローラ
108へのアクセスパス2:137の使用権を決定す
る。その後のスレーブ側のSMコントローラ108への
アクセス手順(ステップ908〜914)は、マスタ側
のSMコントローラ108へのアクセス手順(ステップ
901〜907)と同様である。
【0108】SMアクセス制御部105内のデータ転送
制御部310はスレーブ側のSMコントローラ108か
らステータスを受け取ると、マスタ側とスレーブ側両方
のSMコントローラ108へのREQ信号をオフする
(ステップ715a、715b)。
【0109】二重化した共有メモリ部15にデータを二
重に書き込む場合、上記のように共有メモリ部15をマ
スタとスレーブに分け、マスタ側、スレーブ側の順でデ
ータを書き込み、スレーブ側へのデータの書き込みが終
わるまで両方のアクセスパス2:137を開放しない。
これによりデータを書き込む順番が保証され、二重に書
き込むデータの一方のデータの書き込み処理を行ってい
る間に、もう一方のデータが他のアクセスパスからの書
き込み要求によって書き換えられるのを防ぐことができ
る。
【0110】SMアクセス制御部105内のデータ転送
制御部310はステータスを受け取ると、制御線5:2
21により、マイクロプロセッサ101へ共有メモリ部
15へのアクセスの終了を報告する。
【0111】[実施例5]図14に、実施例1のディス
クアレイ制御装置1のチャネルIF部11、ディスクI
F部12、セレクタ部13、キャッシュメモリ部14、
共有メモリ部15を実装するときの構成を示す。
【0112】チャネルIF部11、ディスクIF部1
2、セレクタ部13、キャッシュメモリ部14、共有メ
モリ部15は、それぞれ独立したパッケージ(PK)、
すなわち、チャネルIFPK1、ディスクIFPK2、
セレクタPK3、メモリPK4にそれぞれ実装する。異
なるキャッシュメモリ部14は、異なるパッケージ上に
実装する。また、異なる共有メモリ部15も、異なるパ
ッケージ上に実装する。1つのキャッシュメモリ部14
と1つの共有メモリ部15は同一のパッケージ上に実装
しても問題ない。図14では、1つのキャッシュメモリ
部14と1つの共有メモリ部15を同一のメモリPK4
上に実装した例を示している。
【0113】チャネルIFPK1、ディスクIFPK
2、セレクタPK3、メモリPK4は、プラッタ5上に
実装し、それを筐体に搭載する。
【0114】ここで、各PKをプラッタ5に実装すると
きには、セレクタPK3を中心付近より外側、好ましく
はプラッタの両端に配置することが重要となる。このよ
うな配置により、各PK間を結ぶ線をプラッタ5上に配
線する際、プラッタ5全体にわたって配線の密度を均一
にでき、プラッタ上の配線を容易になる。
【0115】本実施例では、セレクタ部13をセレクタ
PK3に実装して、プラッタ5の両端に配置するとし
た。しかし、セレクタ部13をパッケージに実装せず、
プラッタの両端に直接実装しても問題ない。
【0116】[実施例6]図1に示す実施例1のディス
クアレイ制御装置1において、SMアクセス制御部10
5とSMコントローラ108間をアクセスパス2:13
7で接続する代わりに、図7に示すように、2本の共有
バス130を介して接続する。SMアクセス制御部10
5からは、2本の共有バス130それぞれに1本ずつ接
続パスを設ける。また、SMコントローラ108から
も、2本の共有バス130それぞれに1本ずつ接続パス
を設ける。SMアクセス制御部105及びSMコントロ
ーラ108は、それぞれ2つのアービタを有している。
2つのアービタはそれぞれ2本の共有バスのアービトレ
ーション用のアービタである。SMアクセス制御部10
5からSMコントローラ108へのアクセスの際は、複
数のアービタの内の1つがマスタとなり、共有バス13
0の使用権のアービトレーションを行う。そして、使用
権を得たSMアクセス制御部105がSMコントローラ
108にアクセスを行う。また、アービタをSMアクセ
ス制御部105及びSMコントローラ108内に設ける
代わりに、独立した回路として共有バス130に直接接
続しても問題ない。
【0117】共有バス接続では、バスのデータ幅を広げ
ることによりデータ転送速度を上げることが可能であ
り、共有メモリ部15へのアクセス時間を短縮可能であ
る。
【0118】上述したように、図1におけるアクセスパ
ス2:137のデータ幅は、アクセスパス0:135の
データ幅よりも2倍以上小さくすることができるので、
図1のようにチャネルIF部11及びディスクIF部1
2と共有メモリ部15との間をスター接続(1対1接
続)しても、共有メモリ部を実装するLSIのピンネック
の問題が生じるケースは少ない。とはいえ、アクセスパ
ス2:137の本数が増え過ぎてアクセスパス2:13
7を実装できないという問題が生じる可能性もある。そ
うした場合、本実施例の共有バス接続が有効となる。
【0119】なお、本実施例では、耐障害性の向上とい
う観点から、セレクタ部13、キャッシュメモリ部1
4、及び共有メモリ部15をそれぞれ二重化している
が、これらを二重化しなくても、上述の効果を得られる
ことは言うまでもない。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、チャネルIF部、ディ
スクIF部−キャッシュメモリ間のアクセスパスについ
てはスループットを高くできる。また、チャネルIF
部、ディスクIF部−共有メモリ間のアクセスパスにつ
いてはスループットを高くでき、かつアクセス時間を短
くできる。これによって、スループットが高く、かつ応
答時間の短いディスクアレイ制御装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクアレイ制御装置の構成を
示す図。
【図2】従来のディスクアレイ制御装置の構成を示す
図。
【図3】従来のディスクアレイ制御装置の他の構成を示
す図。
【図4】本発明によるディスクアレイ制御装置内のCM
アクセス制御部の構成を示す図。
【図5】本発明によるディスクアレイ制御装置内のSM
アクセス制御部の構成を示す図。
【図6】本発明によるディスクアレイ制御装置内のセレ
クタ部の構成を示す図。
【図7】本発明によるディスクアレイ制御装置内のキャ
ッシュメモリ部の構成を示す図。
【図8】本発明によるディスクアレイ制御装置内の共有
メモリ部の構成を示す図。
【図9】キャッシュメモリ部へのデータの書き込み時の
手順を示す図。
【図10】共有メモリ部へのデータの書き込み時の手順
を示す図。
【図11】二重化した2つのキャッシュメモリ部へデー
タを二重に書き込む時の手順を示す図。
【図12】1つのキャッシュメモリ部から別のキャッシ
ュメモリ部へデータをコピーする時の手順を示す図。
【図13】二重化した2つの共有メモリ部へデータを二
重に書き込む時の手順を示す図。
【図14】本発明によるディスクアレイ制御装置内の実
装の構成を示す図。
【図15】本発明によるディスクアレイ制御装置内の他
の構成を示す図。
【図16】本発明によるディスクアレイ制御装置内の他
の構成を示す図。
【図17】本発明によるディスクアレイ制御装置の構成
を示す図。
【符号の説明】
1…ディスクアレイ制御装置、11…チャネルIF部、
12…ディスクIF部、13…セレクタ部、14…キャ
ッシュメモリ部、15…共有メモリ部、20…磁気ディ
スク装置、50…ホストコンピュータ、101…マイク
ロプロセッサ、102…ホストIF、103…ドライブ
IF、104…CMアクセス制御部、105…SMアク
セス制御部、106…内部バス、107…CMコントロ
ーラ、108…SMコントローラ、109…メモリモジ
ュール、135…アクセスパス0、136…アクセスパ
ス1、137…アクセスパス2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤林 昭 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 金井 宏樹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 箕輪 信幸 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5B005 JJ01 JJ12 MM12 NN12 WW12 5B065 BA01 CA11 CA30 CE14 CH01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記磁気ディスク装置に対し
    リード/ライトされるデータを一時的に格納するキャッ
    シュメモリ部と、前記チャネルインターフェース部及び
    前記ディスクインターフェース部と前記キャッシュメモ
    リ部との間のデータ転送に関する制御情報を格納する共
    有メモリ部とを有し、各チャネルインターフェース部
    は、前記ホストコンピュータとのインターフェースと前
    記キャッシュメモリ部との間のデータ転送を実行し、各
    ディスクインターフェース部は、前記磁気ディスク装置
    とのインターフェースと前記キャッシュメモリ部との間
    のデータ転送を実行するディスクアレイ制御装置におい
    て、前記複数のチャネルインターフェース部及び前記複
    数のディスクインターフェース部と前記キャッシュメモ
    リ部との間の接続形式が、前記複数のチャネルインター
    フェース部及び前記複数のディスクインターフェース部
    と前記共有メモリ部との間の接続形式と異なることを特
    徴とするディスクアレイ制御装置。
  2. 【請求項2】前記複数のチャネルインターフェース部及
    び前記複数のディスクインターフェース部と前記キャッ
    シュメモリ部との間はセレクタ部を介して接続され、前
    記複数のチャネルインターフェース部及び前記複数のデ
    ィスクインターフェース部と前記共有メモリ部との間
    は、それぞれセレクタ部を介さずに接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載のディスクアレイ制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記複数のチャネルインターフェース部及
    び前記複数のディスクインターフェース部と前記キャッ
    シュメモリ部との間はセレクタ部を介して接続され、前
    記複数のチャネルインターフェース部及び前記複数のデ
    ィスクインターフェース部と前記共有メモリ部との間は
    それぞれは1対1接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載のディスクアレイ制御装置。
  4. 【請求項4】前記複数のチャネルインターフェース部及
    び前記複数のディスクインターフェース部と前記キャッ
    シュメモリ部との間はセレクタ部を介して接続され、前
    記複数のチャネルインターフェース部、前記複数のディ
    スクインターフェース部、及び前記共有メモリ部は共有
    バスに接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    のディスクアレイ制御装置。
  5. 【請求項5】前記複数のチャネルインターフェース部及
    び前記複数のディスクインターフェース部と前記キャッ
    シュメモリ部との間はスイッチを用いた相互結合網によ
    って接続され、前記複数のチャネルインターフェース部
    及び前記複数のディスクインターフェース部と前記共有
    メモリ部との間はそれぞれ直接接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載のディスクアレイ制御装置。
  6. 【請求項6】前記複数のチャネルインターフェース部及
    び前記複数のディスクインターフェース部と前記キャッ
    シュメモリ部との間はスイッチを用いた相互結合網によ
    って接続され、前記複数のチャネルインターフェース部
    及び前記複数のディスクインターフェース部と前記共有
    メモリ部との間はそれぞれ1対1接続されていることを
    特徴とする請求項1に記載のディスクアレイ制御装置。
  7. 【請求項7】ホストコンピュータとのインターフェース
    を有する複数のチャネルインターフェース部と、磁気デ
    ィスク装置とのインターフェースを有する複数のディス
    クインターフェース部と、前記複数のチャネルインター
    フェース部と前記複数のディスクインターフェース部と
    に接続され、前記磁気ディスク装置に対しリード/ライ
    トされるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ部
    と、前記複数のチャネルインターフェース部と前記複数
    のディスクインターフェース部とに接続され、前記チャ
    ネルインターフェース部及び前記ディスクインターフェ
    ース部と前記キャッシュメモリ部との間のデータ転送に
    関する制御情報を格納する前記共有メモリ部とを有する
    制御装置において、前記複数のチャネルインターフェー
    ス部と前記複数のディスクインターフェース部から前記
    キャッシュメモリ部に接続されるアクセスパスの本数
    は、前記複数のチャネルインターフェース部と前記複数
    のディスクインターフェース部から前記共有メモリ部に
    接続されるアクセスパスの本数より少ないことを特徴と
    するディスクアレイ制御装置。
  8. 【請求項8】セレクタ部をさらに有し、前記各チャネル
    インターフェース部及び前記各ディスクインターフェー
    ス部と前記セレクタ部とは、それぞれアクセスパスによ
    り1対1に接続され、前記セレクタ部と前記キャッシュ
    メモリ部とは、アクセスパスにより接続され、前記セレ
    クタ部を介して前記キャッシュメモリ部と接続された前
    記チャネルインターフェース部及び前記ディスクインタ
    ーフェース部と前記セレクタ部とを接続する前記アクセ
    スパスの本数は、前記セレクタ部と前記メモリ部を接続
    する前記アクセスパスの本数より多く、前記各チャネル
    インターフェース部及び前記各ディスクインターフェー
    ス部と前記共有メモリ部との間はそれぞれアクセスパス
    により1対1に接続されていることを特徴とする請求項
    7に記載のディスクアレイ制御装置。
  9. 【請求項9】ホストコンピュータとの複数のインターフ
    ェース部と、磁気ディスク装置との複数のインターフェ
    ース部と、前記磁気ディスク装置のデータを一時的に格
    納する物理的に独立したキャッシュメモリ部と、制御情
    報を格納する物理的に独立した共有メモリ部とを有し、
    前記ホストコンピュータとの各インターフェース部及び
    前記磁気ディスク装置との各インターフェース部は、そ
    れぞれマイクロプロセッサと、前記キャッシュメモリ部
    へのアクセスを制御するキャッシュメモリアクセス制御
    部と、前記共有メモリ部へのアクセスを制御する共有メ
    モリアクセス制御部とを有するディスクアレイ制御装置
    において、前記各キャッシュメモリアクセス制御部と前
    記キャッシュメモリ部との間は、セレクタ部を介してア
    クセスパスにより接続されており、前記各共有メモリア
    クセス制御部と前記共有メモリ部との間は、それぞれア
    クセスパスにより1対1接続されていることを特徴とす
    るディスクアレイ制御装置。
  10. 【請求項10】ホストコンピュータとの複数のインター
    フェース部と、磁気ディスク装置との複数のインターフ
    ェース部と、前記磁気ディスク装置のデータを一時的に
    格納する物理的に独立したキャッシュメモリ部と、制御
    情報を格納する物理的に独立した共有メモリ部とを有
    し、前記ホストコンピュータとの各インターフェース部
    及び前記磁気ディスク装置との各インターフェース部
    は、それぞれマイクロプロセッサと、前記キャッシュメ
    モリ部へのアクセスを制御するキャッシュメモリアクセ
    ス制御部と、前記共有メモリ部へのアクセスを制御する
    共有メモリアクセス制御部とを有するディスクアレイ制
    御装置において、前記各キャッシュメモリアクセス制御
    部と前記キャッシュメモリ部との間は、スイッチを用い
    た相互結合網によって接続されており、前記各共有メモ
    リアクセス制御部と前記共有メモリ部との間は、それぞ
    れアクセスパスにより1対1接続されていることを特徴
    とするディスクアレイ制御装置。
  11. 【請求項11】前記各キャッシュメモリアクセス制御部
    と前記キャッシュメモリ部との間の前記アクセスパスの
    帯域幅を、前記ホストコンピュータと前記ホストコンピ
    ュータとのインターフェース部との間の最大の全帯域幅
    の2倍以上としたことを特徴とする請求項9または請求
    項10の何れかに記載のディスクアレイ制御装置。
  12. 【請求項12】前記共有メモリ部及び前記キャッシュメ
    モリ部を複数有し、該複数の共有メモリ部及び前記複数
    のキャッシュメモリ部はそれぞれ二重化されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項11の何れかに記載の
    ディスクアレイ制御装置。
  13. 【請求項13】ホストコンピュータとの複数のチャネル
    インターフェースと、ディスク装置との複数のディスク
    インターフェースと、前記チャネルインターフェースと
    前記ディスクインターフェースを1対1接続可能な第一
    のアクセスパスと、前記チャネルインターフェースと前
    記ディスクインターフェースを接続する第二のアクセス
    パスを備え、前記ディスク装置に書き込まれるデータ、
    又は前記ディスク装置から読み出されるデータは前記第
    一のアクセスパスを介して伝送され、また、データ伝送
    に関する制御情報は前記第二のアクセスパスを介して伝
    送され、さらに、前記第一のアクセスパスの帯域幅は、
    前記第二のアクセスパスの帯域幅よりも広いことを特徴
    とするディスクアレイ制御装置。
  14. 【請求項14】ホストコンピュータとの複数のチャネル
    インターフェースと、ディスク装置との複数のディスク
    インターフェースと、前記チャネルインターフェースと
    前記ディスクインターフェースを1対1接続可能なデー
    タ用ネットワークと、前記チャネルインターフェースと
    前記ディスクインターフェースを接続する制御情報用ネ
    ットワークを備え、前記ディスク装置に書き込まれるデ
    ータ、又は前記ディスク装置から読み出しされるデータ
    は前記データ用ネットワークを介して伝送され、データ
    伝送に関する制御情報は前記制御情報用ネットワークを
    介して、前記データ用ネットワークとは独立に、伝送さ
    れることを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  15. 【請求項15】ホストコンピュータとの複数のチャネル
    インターフェースと、ディスク装置との複数のディスク
    インターフェースを備え、前記チャンネルインターフェ
    ースは第一及び第二のアクセス制御部を備え、前記ディ
    スクインターフェースは第三及び第四のアクセス制御部
    を備え、前記第一のアクセス制御部と前記第三のアクセ
    ス制御部は1対1接続可能であり、前記ディスク装置に
    書き込まれるデータ、又は前記ディスク装置から読み出
    されるデータは、前記第一のアクセス制御部及び前記第
    三のアクセス制御部を介して伝送され、データ伝送に関
    する制御情報は、前記第二のアクセス制御部及び前記第
    四のアクセス制御部を介して伝送されることを特徴とす
    るディスクアレイ制御装置。
  16. 【請求項16】ホストコンピュータとの複数のチャネル
    インターフェースと、ディスク装置との複数のディスク
    インターフェースと、前記複数のチャネルインターフェ
    ースと前記複数のディスクインターフェースを接続する
    スイッチを備え、データ伝送に関する制御情報は、前記
    スイッチを介して伝送されることを特徴とするディスク
    アレイ制御装置。
  17. 【請求項17】ホストコンピュータとの複数のチャネル
    インターフェースと、ディスク装置との複数のディスク
    インターフェースと、前記複数のチャネルインターフェ
    ースと前記複数のディスクインターフェースを接続する
    第一のスイッチと、前記複数のチャネルインターフェー
    スと前記複数のディスクインターフェースを接続する第
    二のスイッチを備え、前記ディスク装置に書き込まれる
    データ、又は前記ディスク装置から読み出されるデータ
    は、前記第一のスイッチを介して伝送され、データ伝送
    に関する制御情報は、前記第二のスイッチを介して伝送
    されることを特徴とするディスクアレイ制御装置。
  18. 【請求項18】ホストコンピュータとの複数のチャネル
    インターフェースと、ディスク装置との複数のディスク
    インターフェースと、前記チャネルインターフェースと
    第一のアクセスパスを介して接続され、前記ディスクイ
    ンターフェースと第二のアクセスパスを介して接続され
    たスイッチを備え、前記チャネルインターフェースは、
    データ伝送に関する制御情報を前記第一のパスを介して
    前記複数のディスクインターフェースと通信し、前記デ
    ィスクインターフェースは、データ伝送に関する制御情
    報を前記第二のパスを介して前記複数のチャネルインタ
    ーフェースと通信することを特徴とするディスクアレイ
    制御装置。
  19. 【請求項19】ディスク装置に接続されたディスクアレ
    イ制御装置であって、外部装置との第一のインターフェ
    ースと、外部装置との第二のインターフェースと、前記
    第一のインターフェースと前記第二のインターフェース
    を1対1接続可能な第一のアクセスパスと、前記第一の
    インターフェースと前記第二のインターフェースを接続
    する第二のアクセスパスを備え、前記ディスク装置に書
    き込まれるデータ、又は前記ディスク装置から読み出さ
    れるデータは、前記第一のアクセスパスを介して伝送さ
    れ、データ伝送に関する制御情報は、前記第二のアクセ
    スパスを介して伝送され、前記第一のアクセスパスの帯
    域幅は前記第二のアクセスパスの帯域幅よりも広いこと
    を特徴とするディスクアレイ制御装置。
  20. 【請求項20】ディスク装置に接続されたディスクアレ
    イ制御装置であって、外部装置との第一のインターフェ
    ースと、外部装置との第二のインターフェースと、前記
    第一のインターフェースと前記第二のインターフェース
    を1対1接続可能なデータ用ネットワークと、前記第一
    のインターフェースと前記第二のインターフェースを接
    続する制御情報用ネットワークを備え、前記ディスク装
    置に書き込まれるデータ、又は前記ディスク装置から読
    み出されるデータは、前記データ用ネットワークを介し
    て伝送され、データ伝送に関する制御情報は前記制御情
    報用ネットワークを介して、前記データ用ネットワーク
    とは独立に、伝送されることを特徴とするディスクアレ
    イ制御装置。
  21. 【請求項21】ディスク装置に接続されたディスクアレ
    イ制御装置であって、外部装置との第一のインターフェ
    ースと、外部装置との第二のインターフェースと、前記
    第一のインターフェースと前記第二のインターフェース
    を接続する第一のスイッチと、前記第一のインターフェ
    ースと前記第二のインターフェースを接続する第二のス
    イッチと、前記ディスク装置に書き込まれるデータ、又
    は前記ディスク装置から読み出されるデータは前記第一
    のスイッチを介して伝送され、データ伝送に関する制御
    情報は前記第二のスイッチを介して伝送されることを特
    徴とするディスクアレイ制御装置。
  22. 【請求項22】ディスク装置に接続されたディスクアレ
    イ制御装置であって、外部装置との複数の第一のインタ
    ーフェースと、外部装置との複数の第二のインターフェ
    ースと、前記複数の第一のインターフェースと第一のア
    クセスパスを介して接続され、前記複数の第二のインタ
    ーフェースと第二のアクセスパスを介して接続されたス
    イッチを備え、前記第一のインターフェースは、データ
    伝送に関する制御情報を前記第一のアクセスパスを介し
    て、前記複数の第二のインターフェースと通信し、前記
    第二のインターフェースは、データ伝送に関する制御情
    報を前記第二のアクセスパスを介して、前記複数の第一
    のインターフェースと通信することを特徴とするディス
    クアレイ制御装置。
  23. 【請求項23】ホストコンピュータとのインターフェー
    スを有する複数のチャネルインターフェース部と、ディ
    スク装置とのインターフェースを有する複数のディスク
    インターフェース部と、前記チャネルインターフェース
    部と前記ディスクインターフェース部を1対1接続可能
    な第一のアクセスパスと、前記チャネルインターフェー
    ス部と前記ディスクインターフェース部を接続する第二
    のアクセスパスを備え、前記ディスク装置に書き込まれ
    るデータ、又は前記ディスク装置から読み出されるデー
    タは、前記第一のアクセスパスを介して伝送され、デー
    タ伝送に関する制御情報は、前記第二のアクセスパスを
    介して伝送され、前記第一のアクセスパスの帯域幅は前
    記第二のアクセスパスの帯域幅よりも広いことを特徴と
    するディスクアレイ制御装置。
  24. 【請求項24】ホストコンピュータとのインターフェー
    スを有する複数のチャネルインターフェース部と、ディ
    スク装置とのインターフェースを有する複数のディスク
    インターフェース部と、前記チャネルインターフェース
    部と前記ディスクインターフェース部を1対1接続可能
    なデータ用ネットワークと、前記チャネルインターフェ
    ース部と前記ディスクインターフェース部を接続する制
    御情報用ネットワークを備え、前記ディスク装置に書き
    込まれるデータ、又は前記ディスク装置から読み出され
    るデータは、前記データ用ネットワークを介して伝送さ
    れ、データ伝送に関する制御情報は前記制御情報用ネッ
    トワークを介して、前記データ用ネットワークとは独立
    に、伝送されることを特徴とするディスクアレイ制御装
    置。
  25. 【請求項25】ホストコンピュータとのインターフェー
    スを有する複数のチャネルインターフェース部と、ディ
    スク装置とのインターフェースを有する複数のディスク
    インターフェース部と、前記チャネルインターフェース
    部と前記ディスクインターフェース部を接続する第一の
    スイッチと、前記チャネルインターフェース部と前記デ
    ィスクインターフェース部を接続する第二のスイッチ
    と、前記ディスク装置に書き込まれるデータ、又は前記
    ディスク装置から読み出されるデータは前記第一のスイ
    ッチを介して伝送され、データ伝送に関する制御情報は
    前記第二のスイッチを介して伝送されることを特徴とす
    るディスクアレイ制御装置。
  26. 【請求項26】ホストコンピュータとのインターフェー
    スを有する複数のチャネルインターフェース部と、ディ
    スク装置とのインターフェースを有する複数のディスク
    インターフェース部と、前記複数のチャネルインターフ
    ェース部と第一のアクセスパスを介して接続され、前記
    複数のディスクインターフェース部と第二のアクセスパ
    スを介して接続されたスイッチを備え、前記チャネルイ
    ンターフェース部は、データ伝送に関する制御情報を前
    記第一のアクセスパスを介して、前記複数のディスクイ
    ンターフェース部と通信し、前記ディスクインターフェ
    ース部は、データ伝送に関する制御情報を前記第二のア
    クセスパスを介して、前記複数のチャネルインターフェ
    ース部と通信することを特徴とするディスクアレイ制御
    装置。
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