JP2723022B2 - ディスク装置のインタフェース及びその制御方法 - Google Patents

ディスク装置のインタフェース及びその制御方法

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JP2723022B2
JP2723022B2 JP5331351A JP33135193A JP2723022B2 JP 2723022 B2 JP2723022 B2 JP 2723022B2 JP 5331351 A JP5331351 A JP 5331351A JP 33135193 A JP33135193 A JP 33135193A JP 2723022 B2 JP2723022 B2 JP 2723022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータのディスク
装置にかかわり、特に複数のディスク装置を使用して大
量のデータ管理を行うディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの扱うデータの大
容量化が進み、ファイルサーバーなどの機器が管理する
ディスク装置の大容量化が著しい。従来はこのような環
境においても図1に示すような、ホストコンピュータと
周辺装置とのインタフェースは単一のチャネルのI/O
バス(例えば、ANSI X3/131−1986 ”
Small Computer System Int
erface”)などで接続する場合が一般的であっ
た。すなわち、各ホストコンピュータは最低限のI/O
バスインタフェースを経由してディスク装置などの外部
記憶装置と接続される。その際に、ホストコンピュータ
からの外部記憶装置に対するアクセスは、I/Oバスの
アービトレーション動作を含んだバスの占有を伴うた
め、データの転送を伴わないディスク装置のステータス
の読みだしやディスク装置のパラメータの読み出しに関
してもコマンド解釈などのソフトウェアオーバーヘッド
やバスのアービトレーションに伴うハードウェアオーバ
ーヘッドを伴うことになる。このようなデータの入出力
を伴わないファイルアクセスの場合においてもI/Oバ
スを占有されるため他のデバイスあるいはホストコンピ
ュータはデバイスに対するアクセスも不可能となる。そ
のため、オペレーティングシステムなどのファイル管理
機能により、I/Oバスに対するアクセス回数を減らす
管理を行うなどして、システムの向上を図るのが一般的
であった。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】ファイルサーバー
などの機器が集中的に管理する大容量のディスク装置に
対するアクセスにおいて、特にバスのオーバーヘッドの
割合が増加すると、システム全体の処理性能に支障をき
たす。よって、データ転送実行時におけるオーバーヘッ
ド、特にデータの転送を伴わない処理におけるオーバー
ヘッドの低減を目的とする。同時に、データ転送に伴う
バス占有時に関しても、データバスの利用優先度の処理
及び複数のデータ転送経路の使用により、バスの同時動
作を可能にし、ファイルアクセス時のレイテンシの低減
による応答性の向上を目的とする。
【0004】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の ディスク装置の
インタフェース装置は、ホストコンピュータからのデー
タの読みだし及び書き込み要求に対して、ディスク装置
へのコマンドを生成するコマンドデータエンコード機構
と、前記コマンドを前記ディスク装置に対して転送する
シリアルコマンドバスと、前記コマンドを引き取りディ
スクのI/O制御コマンドを分離して前記ディスク装置
の入出力処理を実行するディスクインタフェース制御部
であって内部に最短転送パスを判断する経路設定機構を
持つディスクインタフェース制御部と、入出力したデー
タを前期コマンドデータエンコード機構との間で前記コ
マンドバスの動作と独立してデータ転送可能なパラレル
データバスと、連続的にデータ転送をおこなうためのバ
スを確保するデータバスルータを持つことを特徴とす
る。
【0006】 また、本発明は、 シリアルコマンドバス
とパラレルデータバスが独立して動作可能であり、パラ
レルデータバスにはデータバスルータをもつディスク装
置インタフェース機構の制御方法であって、ホストコン
ピュータに接続されたコマンドデータエンコード機構
は、前記シリアルコマンドバスにより、データを保持し
ている前記ディスク装置が接続されたディスクインタフ
ェース制御部に入出力要求を送出し、前記コマンドデー
タエンコード機構は、入出力要求を発行した前記ディス
クインタフェース制御部が接続されたデータバスを検索
し、もし見つからなかった場合は、データバスを介して
直接接続されたデータバスルータに対して、同様に前記
ディスクインタフェース制御部が接続されたデータバス
を検索することを要求し、これを繰り返すことにより前
記ディスクインタフェース制御部と、前記コマンドデー
タエンコード機構との間でデータ転送可能な経路を確保
することを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】従来ディスク装置に対するアクセスの内、ステ
ータスのチェックやディスクパラメータの読みだし等の
実際のデータ領域の転送を伴わないアクセスは、通常の
データ転送を伴いファイルアクセス要求と同様のバスア
ービトレーションなどの処理を必要とする。そのため
に、通常は同じデータ転送チャネルを使用していた為、
結果としてバスのデータ転送効率の向上は困難であっ
た。それに対し、本発明を適用することにより、通常デ
ータ転送を伴わない処理あるいは短い長さのデータの送
受信処理にはシリアルバスを使用し、長いデータ転送を
伴う処理に関してはデータ転送専用のパラレルインタフ
ェースを確保することにより、データ転送動作とそれ以
外の動作との処理のオーバーラップが可能となり、バス
の使用効率の向上とバスの転送速度の向上が図られる。
【0009】また、データ転送専用インタフェースを複
数確保した場合には、特定のディスク装置が長時間バス
を占有している場合においても、他のバスを使用しての
データ転送が可能であるため、ディジタル動画のような
シーケンシャルアクセスを必要とするファイルアクセス
動作時においても、他のファイルアクセスに対する障害
を生じないため、応答性のよいディスク装置を構成する
ことが可能となる。同様に、高速のディスク装置と低速
のディスク装置が混在するような環境においても、シス
テム性能を制約しない形態を構成可能となる。
【0010】また、従来のディスク装置用のインタフェ
ースではチャネル一つに対してディスク装置を複数接続
した場合、特定のディスクがアクセスしてしまうと、他
ディスク装置が他のデバイスとデータのやり取りを出
来無くなる。本発明のディスク装置では、ルータを介し
てディスクを特定し、バスを獲得する方法である。よっ
て特定のチャネルが障害によりデータ転送が不可能とな
った場合においても、代用の経路及びディスク装置を見
出すことが可能となるため、耐故障特性の向上も可能で
ある。
【0011】
【実施例】(参考例) 参考例を説明する。図2がブロック構成図であり、図3
は図のディスクインタフェース制御部の詳細図である。
ここではディスク装置としてハードディスク装置を2台
示したが3台以上で使用する場合においても同様に適用
が可能である。
【0012】ホストコンピュータHCはディスク装置D
Kに対する入出力要求を実行する場合、入出力コマンド
をコマンドデータエンコード機構1に対して発行する。
コマンドデータエンコード機構はホストコンピュータH
Cから受け取った入出力コマンドをシリアルコマンドバ
スSCBを介してディスクインタフェース制御部2に対
して送出する。入出力コマンドを受け取ったディスクイ
ンタフェース制御部2は内部のコマンド解釈部において
そのコマンドがデータ転送を伴うかそうでないかをコマ
ンドコードを元にして判断し、データ転送を伴わない場
合はデータ転送経路セレクタ22を介してディスク装置
DKに必要情報を要求する。得られたデータは再びコマ
ンド解釈部21を経てシリアルコマンドバスSCBを介
してコマンドデータエンコード機構1に転送する。
【0013】次に、データの転送を伴うと判断された場
合の処理を説明する。まずディスク装置DKより読みだ
すデータが存在すると判断された場合、データ転送経路
セレクタ22を介してディスク装置DKに読みだし要求
を発行する。同時にコマンド制御部21は転送経路設定
機構24に対して、パラレルデータバスPDBの確保の
要求と転送するデータの長さの設定を行う。ディスク装
置DKよりデータが読みだされてきた時点でコマンド解
釈部21はヘッダ付加機構23に対してデータの先頭に
ディスクインタフェース制御部2及びディスク装置DK
の識別コードをデータの先頭部に付加することを要求し
そのデータは転送経路設定機構24を介してパラレルデ
ータバスPDB上に流される。ディスク装置DKのデー
タの読み出しが終了するまで転送経路設定機構はパラレ
ルデータバスPDBを占有し使用するが、この間シリア
ルコマンドバスSCBはパラレルデータバスの転送状態
にかかわらずコマンドの転送が可能となる。コマンド解
釈部はデータの転送の終了を待ちディスク装置DKの転
送状態を確認した上でコマンドバスSCBを介してホス
トコンピュータHCにステータスを転送し一連の動作を
終了する。
【0014】次にディスク装置DKにデータを書き込む
場合、データ転送経路セレクタ22を介してディスク装
置DKに書き込み要求を発行する。同時にコマンド制御
部21は転送経路設定機構24に対して、パラレルデー
タバスPDBの確保の要求と転送するデータの長さの設
定を行う。一方、コマンドデータエンコード機構1はデ
ータの先頭にディスクインタフェース制御部2及びディ
スク装置DKの識別コードをデータの先頭部に付加した
上でデータを送出する。コマンドデータエンコード機構
1が送出したデータはパラレルデータバスPDBを介し
て転送経路設定機構24に送られる。データが送られて
くるとヘッダ付加機構23はデータの先頭に付加された
ディスクインタフェース制御部2及びディスク装置DK
の識別コードを判定し、コードが異なる場合はその結果
をコマンド解釈部に知らせる。コードに問題が無ければ
データ転送経路セレクタ22を介してディスク装置DK
に対してデータの書き込みが実行される。このデータ書
き込み動作の間はパラレルデータバスPDBはコマンド
データエンコード機構1により占有され使用されるが、
この間シリアルコマンドバスSCBはパラレルデータバ
スの転送状態にかかわらずコマンドの転送が可能とな
る。コマンド解釈部はデータの転送の終了を待ちディス
ク装置DKの転送状態を確認した上でコマンドバスSC
Bを介してホストコンピュータHCにステータスを転送
し一連の動作を終了する。
【0015】請求項1にかかわる一実施例を説明する。
図4がブロック構成図であり、図3はディスクインタフ
ェースの詳細図、図5は図4のデータバスルータ3の詳
細図である。ここではディスク装置としてハードディス
ク装置を3台、ホストコンピュータを2台示したが何れ
もこれ以上の台数で使用する場合も同様に適用が可能で
ある。
【0016】ホストコンピュータHCはディスク装置D
Kに対する入出力要求を実行する場合、入出力コマンド
をコマンドデータエンコード機構1に対して発行する。
コマンドデータエンコード機構はホストコンピュータH
Cから受け取った入出力コマンドをシリアルコマンドバ
スSCBを介してディスクインタフェース制御部2に対
して送出する。入出力コマンドを受け取ったディスクイ
ンタフェース制御部2は内部のコマンド解釈部において
そのコマンドがデータ転送を伴うかそうでないかをコマ
ンドコードを元にして判断し、データ転送を伴わない場
合はデータ転送経路セレクタ22を介してディスク装置
DKに必要情報を要求する。得られたデータは再びコマ
ンド解釈部21を経てシリアルコマンドバスSCBを介
してコマンドデータエンコード機構1に転送する。
【0017】次に、データの転送を伴うと判断された場
合の処理を説明する。まずディスク装置DKより読みだ
すデータが存在すると判断された場合、データ転送経路
セレクタ22を介してディスク装置DKに読みだし要求
を発行する。同時にコマンド制御部21は転送経路設定
機構24に対して、パラレルデータバスPDBの確保要
求と転送するデータの長さの設定を行う。転送経路設定
機構24はデータバスルータ3に対してコマンドデータ
エンコード機構1の識別番号であるイニシエータ識別コ
ードと、ディスクインタフェース制御部の識別コードで
あるターゲットコードを渡すとともにデータバスの継続
的な確保を要求する。次に、パラレルデータバスPDB
の確保方法に関して説明する。データバスルータ3は外
部インタフェースアクセス機構33を介して受け取った
バス要求をデータ有無判定機構31で受け取り、受け取
った外部インタフェースアクセス機構ではないもう一つ
の外部インタフェースアクセス機構33を介してパラレ
ルデータバスPDBの継続的な確保の要求を発行する。
以上の手順により複数のデータバスルータ3を経て最終
的に確保されたパラレルデータバスPDBをデュアルポ
ートバッファメモリを介して接続され、最低限のタイム
ラグでホストコンピュータHCのコマンドデータエンコ
ード機構1とディスクインタフェース制御部2を接続す
ることが可能である。また、これらの処理において、各
データバスルータはコマンドデータエンコード機構1と
ディスクインタフェース機構2の識別コードをモニタす
ることが可能であるため、図4のように複数のホストコ
ンピュータHCあるいは複数のディスクインタフェース
制御部2が混在している場合においてもバスの確保が可
能である。
【0018】一方パラレルデータバスPDBの確保が実
行されている間に、コマンド解釈部21はディスク装置
DKよりデータが読みだされてきた時点でヘッダ付加機
構23に対してデータの先頭にディスクインタフェース
制御部2及びディスク装置DKの識別コードをデータの
先頭部に付加することを要求しそのデータは転送経路設
定機構24よりパラレルデータバスPDB及びデータバ
スルータ3を介してコマンドデータエンコード機構1に
送られる。ディスク装置DKのデータの読み出しが終了
するまで転送経路設定機構はパラレルデータバスPDB
を占有し使用するが、この間シリアルコマンドバスSC
Bはパラレルデータバスの転送状態にかかわらずコマン
ドの転送が可能となる。コマンド解釈部はデータの転送
の終了を待ちディスク装置DKの転送状態を確認した上
でコマンドバスSCBを介してホストコンピュータHC
にステータスを転送し一連の動作を終了する。
【0019】次にディスク装置DKにデータを書き込む
場合、データ転送経路セレクタ22を介してディスク装
置DKに書き込み要求を発行する。同時にコマンド制御
部21は転送経路設定機構24に対して、パラレルデー
タバスPDBの確保の要求と転送するデータの長さの設
定を行う。転送経路設定機構24はデータバスルータ3
に対してコマンドデータエンコード機構1の識別番号で
あるイニシエータ識別コードと、ディスクインタフェー
ス制御部の識別コードであるターゲットコードを渡すと
ともにデータバスの継続的な確保を要求する。
【0020】次に、パラレルデータバスPDBの確保方
法に関して説明する。データバスルータ3は外部インタ
フェースアクセス機構33を介して受け取ったバス要求
データ有無判定機構31で受け取り、受け取った外部
インタフェースアクセス機構ではないもう一つの外部イ
ンタフェースアクセス機構33を介してパラレルデータ
バスPDBの継続的な確保の要求を発行する。以上の手
順により複数のデータバスルータ3を経て最終的に確保
されたパラレルデータバスPDBをデュアルポートバッ
ファメモリを介して接続され、最低限のタイムラグでホ
ストコンピュータHCのコマンドデータエンコード機構
1とディスクインタフェース制御部2を接続することが
可能である。また、これらの処理において、各データバ
スルータはコマンドデータエンコード機構1とディスク
インタフェース機構2の識別コードをモニタすることが
可能であるため、図4のように複数のホストコンピュー
タHCあるいは複数のディスクインタフェース制御部2
が混在している場合においてもバスの確保が可能であ
る。
【0021】一方、コマンドデータエンコード機構1は
データの先頭にディスクインタフェース制御部2及びデ
ィスク装置DKの識別コードをデータの先頭部に付加し
た上でデータを送出する。コマンドデータエンコード機
構1が送出したデータはパラレルデータバスPDB及び
データバスルータ3を介して転送経路設定機構24に送
られる。データが送られてくるとヘッダ付加機構23は
データの先頭に付加されたディスクインタフェース制御
部2及びディスク装置DKの識別コードを判定し、コー
ドが異なる場合はその結果をコマンド解釈部に知らせ
る。コードに問題が無ければデータ転送経路セレクタ2
2を介してディスク装置DKに対してデータの書き込み
が実行される。このデータ書き込み動作の間はパラレル
データバスPDBはコマンドデータエンコード機構1に
より占有され使用されるが、この間シリアルコマンドバ
スSCBはパラレルデータバスの転送状態にかかわらず
コマンドの転送が可能となる。コマンド解釈部はデータ
の転送の終了を待ちディスク装置DKの転送状態を確認
した上でコマンドバスSCBを介してホストコンピュー
タHCにステータスを転送し一連の動作を終了する。
【0022】次に請求項3にかかわる1実施例を説明す
る。図6が本発明に使用するデータのフォーマットであ
り、これらはコマンドバス上で相互のメッセージのやり
取りを行う際に使用するフォーマットである。図7は本
発明にかかわるデータ処理フローである。図4が使用す
るハードウェアのブロック構成図である。ここではディ
スク装置としてハードディスク装置を3台、ホストコン
ピュータを2台示したが各々これ以上の台数で使用する
場合においても同様に適用が可能である。
【0023】図7はホストコンピュータHCとディスク
制御インタフェース部2と、データバスルータ3との間
でのやり取りする処理プロトコルを表わす。またコマン
ドデータエンコード機構1と、ディスクインタフェース
制御部2と、データバスルータ3との間のコマンドのや
り取りは、シリアルコマンドバスSCB上で行う。コマ
ンドフォーマットとしては、図6のコマンドフォーマッ
トのようにディスクのI/O制御コマンドとデータ転送
経路制御コマンドからなるが、データの転送を伴わない
場合はデータ転送経路制御コマンドは使用しない。
た、データ転送を伴う場合は、データバスルータの転送
経路の確保処理をデータ転送経路制御コマンドを元にし
て実行し、転送を行う。
【0024】ここでは、データ転送を伴う場合のコマン
ド実行シーケンスについて説明する。ホストコンピュー
タHCからのデータ入出力要求コマンドは、コマンド・
データエンコード機構1内でディスクI/O制御コマン
ドとデータ転送経路制御コマンドを図6のコマンドフォ
ーマットのようにパケット化しシリアルコマンドバスS
CB上に流す。ここで、コマンドの転送はシリアルイン
タフェースのプロトコルには特に依存しない。コマンド
パケットは、シリアルコマンドバスSCBを介して、入
出力対象であるディスクインタフェース制御部2の識別
コードを持つデバイスにたいして、コマンドパケットを
発行し、データ転送要求の受付確認コードが返送される
のを待つ。コマンドパケットを受けたディスクインタフ
ェース制御部2は、コマンド要求に基づき、ディスク装
置の読みだし/書き込みの準備を行い、転送経路の確保
が出来た時点で、ホストコマンドデータエンコード機構
に対して、要求受付確認コードを発行する。転送経路の
確保シーケンスに関しては後述する。要求受付確認コー
ドを受けたコマンドデータエンコード機構1は転送を行
う経路を確認し、データ転送要求をディスクインタフェ
ースに対して発行する。ディスクインタフェースは、デ
ータパケットに対して転送コードを付加しデータバス上
のコマンドデータエンコード機構1あるいは転送経路の
確保に従い、データバスルータ3に対してデータ転送を
実行する。コマンドデータエンコード機構1はデータバ
ス上を送られてくる転送コードを確認し、その転送コー
ドがコマンドパケット発行時に取得した転送コードと同
じものであるかをモニターし、もし同じ場合はそのデー
タパケットをコマンドデータエンコード機構1内に取り
込む。データの転送終了後、ディスクインタフェース側
から送られるステータスを確認し転送フェーズを終了す
る。
【0025】次にデータ転送の実行の際にディスクイン
タフェースが行う転送経路確保処理手順について説明す
る。ディスクインタフェース制御部2の制御処理シーケ
ンスにおいて転送経路を確保する場合は、直接イニシエ
ータデバイスであるコマンドデータエンコード機構1を
検索し見つからない場合は、データバスルータ3に対し
て、別のデータ転送経路の検索を要求できる。よって、
複数のデータバスルータ3経由でデータ転送経路の確保
が実行される。各データバスルータ3は転送経路の確保
を要求されると、イニシエータデバイスを検索する。も
し見つからなかった場合は、更にデータバスルータ3を
検索し、その間のデータ転送パスを予約した後に、更に
他のルータに対して転送経路の確保を要求する。イニシ
エータデバイスが見つかった場合は、データバスルータ
3は自身のコードをルーティングリストに付加し、ルー
ティングリスト内に不要な転送経路があった場合はその
箇所を除いた上で、転送経路確保を要求してきたデータ
バスルータ3あるいは、ディスクインタフェース制御部
2にルーティングリストを返す。このシーケンスによ
り、最終的にターゲットデバイスに戻されるルーティン
グリストに基づいてディスクインタフェース制御部2は
転送経路をイニシエータであるコマンドデータエンコー
ド機構1に対して送出する。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の効果】本発明は、コンピュータのディスク装置
にデータの転送経路を動的に確保する手段を提供するも
のであり、データバスが特定のデバイスに占有されてい
る場合においても、他の転送可能な経路を確保しデータ
転送を実現することが可能となるため、シーケンシャル
データのファイル入出力をサービスするファイル装置に
おいてもレスポンスの低下しないインタフェースを実現
する。また、ホストコンピュータからは、転送バス経路
管理を行う必要が無いため、ハードウェアの構成に依存
しない制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の説明にかかわるディスク装置のデー
タ転送方法の例を説明するための構成図である。
【図2】 参考例を示す、自動ルーティングディスク装
置の一実施例を説明するためのブロック図である。
【図3】 図4のディスクインタフェース制御部の詳細
図である。
【図4】 請求項1にかかわる、自動ルーティングディ
スク装置の一実施例を説明するためのブロック図であ
る。
【図5】図4のデータバスルータの詳細図である。
【図6】 請求項3にかかわる、データ転送シーケンス
を実行する際に使用するコマンドパケットのフォーマッ
トを示す。
【図7】 請求項3にかかわる、データ転送の処理シー
ケンスを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コマンドデータエンコード機構 2 ディスクインタフェース制御部 21 コマンド解釈部 22 データ転送経路セレクタ 23 ヘッダ付加機構 24 転送経路設定機構 3 データバスルータ 31 データ有無判定機構 32 デュアルポートバッファメモリ 33 外部バスインタフェースアクセス機構 34 外部インタフェース制御信号 35 データ転送バス 4 ディスクインタフェース制御部 41 データ有無判定機構 42 デュアルポートバッファメモリ 43 ホストインタフェース制御機構 44 外部インタフェースアクセス機構 45 外部インタフェースアクセス機構 46 ディスクインタフェース 47 外部インタフェースデータ転送バス 48 内部インタフェースデータ転送バス 5 外部データバス 6 外部コマンドバス DK ディスク装置 PDB パラレルデータバス SCB シリアルコマンドバス HC ホストコンピュータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのディスク装置において、
    ホストコンピュータからのデータの読みだし及び書き込
    み要求に対して、ディスク装置へのコマンドを生成する
    コマンドデータエンコード機構と、前記コマンドを前記
    ディスク装置に対して転送するシリアルコマンドバス
    と、前記コマンドを引き取りディスクのI/O制御コマ
    ンドを分離して前記ディスク装置の入出力処理を実行す
    るディスクインタフェース制御部であって内部に最短転
    送パスを判断する経路設定機構を持つディスクインタフ
    ェース制御部と、入出力したデータを前記コマンドデー
    タエンコード機構との間で前記コマンドバスの動作と独
    立してデータ転送可能なパラレルデータバスと、連続的
    にデータ転送をおこなうためのバスを確保するデータバ
    スルータとからなることを特徴とするディスク装置のイ
    ンタフェース装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスク装置のインタ
    フェース装置の制御方法であって、ホストコンピュータ
    に接続されたコマンドデータエンコード機構は、前記シ
    リアルコマンドバスにより、データを保持している前記
    ディスク装置が接続されたディスクインタフェース制御
    部に入出力要求を送出し、前記コマンドデータエンコー
    ド機構は、入出力要求を発行した前記ディスクインタフ
    ェース制御部が接続されたデータバスを検索し、もし見
    つからなかった場合は、データバスを介して直接接続さ
    れたデータバスルータに対して、同様に前記ディスクイ
    ンタフェース制御部が接続されたデータバスを検索する
    ことを要求し、これを繰り返すことにより前記ディスク
    インタフェース制御部と、前記コマンドデータエンコー
    ド機構との間でデータ転送可能な経路を確保することを
    特徴とするディスク装置のインタフェース制御方法。
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