JP2003083541A - ガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルおよびガスタービン燃焼器並びにガスタービン - Google Patents
ガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルおよびガスタービン燃焼器並びにガスタービンInfo
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Abstract
転時における逆火を低減すること。 【解決手段】 燃料供給ノズル600は、円筒状のノズ
ル胴部60を備えており、その内部は燃料を供給するた
めに中空となっている。ノズル胴部60の周囲には、断
面形状が翼形をした複数の中空スポーク62が設けられ
ている。この中空スポーク62の側面には、一方の側面
につき2個づつ、計4個の燃料を供給するための燃料供
給孔61がノズル胴部60の表面から離して設けてあ
る。そして、中空スポーク62の内部は中空であり、中
空のノズル胴部60へ送られた燃料が中空スポーク62
の内部を通って燃料供給孔61から噴射される。
Description
ガスタービン燃焼器に関し、さらに詳しくは、ガスター
ビンのガスタービン燃焼器に導かれた空気に燃料を供給
するガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルおよびこれを
備えたガスタービン燃焼器並びに前記ノズルを備えたガ
スタービンに関する。
燃料と燃焼用空気とをそれぞれ異なるノズルから噴出し
て燃焼させる拡散燃焼方式が多く使用されていた。しか
し、近年においては、上記拡散燃焼方式に代わってサー
マルNOxの低減により有利な予混合燃焼方式も使用さ
れるようになってきている。ここで予混合燃焼方式と
は、燃料と燃焼用空気とを予め混合し、同一のノズルか
ら噴出して燃焼させるものをいう。この燃焼方式によれ
ば、燃料が希薄な状態であってもすべての燃焼領域にお
いてその状態で燃焼させることができるため予混合火炎
の温度を下げやすく、拡散燃焼方式と比較してNOxの
低減に有利である。その反面、拡散燃焼方式と比較して
燃焼の安定性が劣り、逆火や予混合気体の自己着火が発
生するという問題もある。
器の一例を示す軸方向断面図である。また、図25は、
これまで使用されてきた予混合方式のガスタービン燃焼
器の主燃料供給ノズルを示す説明図である。ガスタービ
ン燃焼器外筒10内には、一定の間隔をおいてガスター
ビン燃焼器内筒20が設けられており、当該ガスタービ
ン燃焼器内筒20の中央部には拡散火炎を形成して予混
合火炎を安定させるための拡散火炎形成コーン30が設
けられている。そしてパイロット燃料供給ノズル31か
ら供給されるパイロット燃料と、ガスタービン燃焼器外
筒10とガスタービン燃焼器内筒20との間から供給さ
れる燃焼用空気とを反応させて拡散火炎を形成する。
られている予混合火炎形成ノズル40の内部には、主燃
料を噴射し燃焼用空気と混合して予混合気体を形成する
主燃料供給ノズル610が設けられている。この主燃料
供給ノズル610は先端が円錐状をしており、当該主燃
料供給ノズル610の外周面には主燃料を噴射するため
の燃料供給孔61が設けられている。この燃料供給孔6
1から噴射された主燃料は、前記ガスタービン燃焼器外
筒10とガスタービン燃焼器内筒20との間から供給さ
れる燃焼用空気と混合されて予混合気体を形成し、前記
予混合火炎形成ノズル40から予混合火炎形成ノズル延
長管400を介して燃焼室50側へ噴射される。
上記拡散火炎から排出される高温の燃焼ガスによって着
火され予混合火炎を形成する。この予混合火炎は前記拡
散火炎形成コーン30によって形成された拡散火炎によ
って安定する。そして、この予混合火炎から高温・高圧
の燃焼ガスが排出されて、当該燃焼ガスはガスタービン
燃焼器尾筒(図示せず)を通った後、タービン第一段ノ
ズルへと導かれる。
供給ノズル610は、当該主燃料供給ノズル610の外
周表面に主燃料を噴射する燃料供給孔61が設けられて
いるため、主燃料が主燃料供給ノズル610の表面に沿
って噴出する。このため主燃料は下流側で拡散しにくく
なり、均一に燃焼させることができないという問題があ
った。この問題を改善するため、特開平6−2848号
公報には、燃料供給ノズルの径方向に複数の燃料供給孔
を備えた円筒状のスポークを当該ノズルに複数設け、そ
のスポークに設けられた燃料供給孔から燃料を噴射する
燃料供給ノズルが開示されている。図26は、この先行
例に係る燃料供給ノズルの説明図である。
空スポーク68に設けられた複数の燃料供給孔61から
燃料を噴射する。このため、燃料を中空スポーク68の
下流側で拡散させやすく、均一で安定した燃焼状態を保
つことができるという利点がある。しかし、中空スポー
ク68の断面形状は円形をしていたため、当該中空スポ
ーク68の後方では燃焼用空気の流れが乱れてしまい、
これが原因で逆火を招くという問題があった。そこで、
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、燃料
を拡散させて均一に燃焼させつつ、ガスタービンの運転
時における逆火の発生を抑制できるガスタービン燃焼器
の燃料供給ノズルおよびこれを備えたガスタービン燃焼
器並びに前記ノズルを備えたガスタービンに関する。
に、請求項1に係るガスタービン燃焼器の燃料供給ノズ
ルは、中空の燃料供給ノズル胴部の周囲に、断面が翼形
形状をした複数の中空スポークを設け、当該中空スポー
クの側面に燃料を供給する複数の燃料供給孔を前記燃料
供給ノズル胴部の表面から離して設けたことを特徴とす
る。
側面に燃料を供給する複数の燃料供給孔をノズル胴部の
表面から離して設けているため、スポークの下流側で燃
料が拡散しやすくなる。その結果、燃料と燃焼用空気と
の混合気体が均一に燃焼して局所的な高温部の発生が抑
制されるので、従来よりもNOxの発生を低減できる。
また、この発明に係るスポークは断面が翼形形状なの
で、燃焼用空気が滑らかに流れる。このため、スポーク
後方における燃焼用空気の乱れが少なくなるので、燃料
を拡散させつつ逆火が抑制できる。この結果、ノズル延
長管等の焼損を低減できるので、ガスタービン燃焼器の
寿命を長くできる。なお、翼形形状には一般的な翼形の
他、図1(d)に示すように、上記スポークの断面形状
を上流側縁部においては半円形としてその下流側には平
面部を設け、さらに燃料供給孔の後流側は滑らかに翼厚
を薄くしたような断面形状も含まれるものとする(以下
同様)。
の予混合ガスタービン燃焼器に適用すると逆火を抑制す
る効果が大きいが、拡散ガスタービン燃焼器の燃料供給
ノズルとして使用してもよい。この場合も逆火を抑制
し、ガスタービン燃焼器の寿命を延ばすことができる。
器の燃料供給ノズルは、請求項1に記載のガスタービン
燃焼器の燃料供給ノズルにおいて、さらに、燃料と空気
とを混合させた燃焼用気体を噴射して火炎を形成する火
炎形成ノズルの内部に設けられる、前記燃焼用気体を攪
拌するためのスワラーの上流に、前記中空スポークが設
けられることを特徴とする。
は、中空スポークをスワラーの上流に配置してある。こ
のようにすると、中空スポークの下流に配置したスワラ
ーによって火炎形成ノズル内の燃料と空気とが混合した
燃焼用気体に圧力損失が発生する。この圧力損失によっ
て燃焼用気体が攪拌されるので、燃焼用気体中の燃料と
空気とはより均一に混合される。これによって、燃焼用
気体はさらに均一に燃焼するので局所的な高温部の発生
はさらに抑制される。その結果、NOxの発生をさらに
低減できる。
器の燃料供給ノズルは、請求項1または2に記載のガス
タービン燃焼器の燃料供給ノズルにおいて、さらに、燃
料と空気とを混合させた燃焼用気体を噴射して火炎を形
成する火炎形成ノズルの入口よりも上流側に、上記中空
スポークの端部における後縁が位置するように上記中空
スポークを配置したことを特徴とする。
は、火炎形成ノズルの入口よりも上流側に、中空スポー
クの端部における後縁が位置するようにしてある。この
ため、火炎形成ノズルの入口から流入する空気は、火炎
形成ノズルの入口と中空スポークの端部における後縁と
の間から火炎形成ノズル内へ流れ込む。これによって、
十分な空気量を火炎形成ノズルに供給することができる
ので、NOxの発生量を低減できる。ここで後縁とは、
図1(c)に示すように、断面が翼形形状をした中空ス
ポークが有する二つの縁のうち、燃焼用空気の流れ方向
における下流側の縁をいう(以下同様)。そして、後縁
の反対側における縁が前縁である(以下同様)。
器の燃料供給ノズルは、燃料と空気とを混合させた燃焼
用気体を噴射して火炎を形成する火炎形成ノズルの内壁
に、断面が翼形形状をした中空スポークを設け、当該中
空スポーク内に供給された燃料を前記火炎形成ノズル内
に供給する燃料供給孔が、前記中空スポークの側面に前
記火炎形成ノズルの径方向に向かって複数設けられたこ
とを特徴とする。
構成されているため、筒状のノズル胴部を備えていな
い。このため、火炎形成ノズル内部において燃焼用空気
が通過する断面積が、筒状のノズル胴部を備えた燃料供
給ノズルを使用する場合よりも大きくなる。したがっ
て、流入する燃焼用空気の量が同じであれば、火炎形成
ノズルの外形寸法を小さくできる。その結果、上記逆火
の抑制およびNOxの低減といった効果に加え、ガスタ
ービン燃焼器全体をコンパクトにできるという効果があ
る。
器の燃料供給ノズルは、請求項1〜4のいずれか1項に
記載のガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルにおいて、
さらに、上記中空スポークを、燃焼用空気の進行方向に
対して傾けたことを特徴とする。
給ノズルの軸方向、すなわち燃焼用空気の進行方向に対
して傾けてある。このため、燃焼用空気に旋回を与える
ことができるので、スポークの後方で燃料と燃焼用空気
とを十分に混合できる。その結果、局所高温部の発生を
抑制できるので、NOxの発生をさらに低減できる。ま
た、上記同様にスポークの断面形状が翼形であるから燃
焼用空気の剥離が少なく、フィン後方に生ずる流れの乱
れを抑制できるので、逆火を低減できる。さらに、スポ
ークで燃焼用空気に旋回を与えるので、その程度によっ
ては、予混合ノズルの燃焼用空気入口近傍に備えられて
いたスワラーを使用しなくともよい。
器の燃料供給ノズルは、請求項1〜5のいずれか1項に
記載のガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルにおいて、
さらに、上記中空スポークの後縁には前進角が設けられ
ていることを特徴とする。
は、中空スポークの後縁に前進角が設けられている。こ
のため、前縁側から流入した燃焼用空気が後縁に沿って
滑らかに流れるので、中空スポーク後流における流れの
乱れが少なくなり、逆火を抑制できる。また、上述した
ように火炎形成ノズルの入口よりも上流側へ中空スポー
クの端部における後縁が位置するように中空スポークを
設けた場合には、逆火を抑制しつつNOxも十分に低減
できる。ここで前進角とは、図1(c)に示すように、
断面が翼形形状をした中空スポークの後縁が、燃焼用空
気の流れ方向上流側に傾いている場合における傾き角を
いう(以下同様)。また、後縁については既述した通り
である。
は、ガスタービン燃焼器内筒と、前記ガスタービン燃焼
器内筒の内部に配置され、パイロット燃料と空気とを混
合して拡散火炎を形成する拡散火炎形成ノズルと、前記
ガスタービン燃焼器内筒とパイロット火炎形成コーンと
の間に環状に設けられ、主燃料と空気とを混合させた予
混合気体によって予混合火炎を形成するための予混合火
炎形成ノズルとを備えており、前記拡散火炎形成ノズル
または前記予混合火炎形成ノズルのうち少なくとも一方
は、請求項1〜6のいずれか1項に記載したガスタービ
ン燃焼器の燃料供給ノズルを有することを特徴とする。
ビン燃焼器の燃料供給ノズルを有している。これによっ
て、NOxの発生を抑制できるので、清浄な排ガスを排
出して環境負荷を低減できる。また、上記ガスタービン
燃焼器の燃料供給ノズルによって逆火を抑えることがで
きるのでガスタービン燃焼器の寿命が延び、また、保守
・点検の手間も軽減できる。さらに、逆火の発生を抑え
ることによって安定した燃焼状態を維持できる。
気を圧縮する圧縮機と、当該圧縮機で圧縮された空気と
燃料とを反応させて燃焼ガスを生成する請求項7に記載
したガスタービン燃焼器と、当該ガスタービン燃焼器で
生成された燃焼ガスが噴射されることによって駆動され
るタービンとを備えたことを特徴とする。
焼器の燃料供給ノズルを有するガスタービン燃焼器を備
えているので、NOxを低減できる。これによって、清
浄な排ガスによって環境負荷を低減できる。また、逆火
の発生も抑制できるので、安定した燃焼状態を維持して
信頼性の高い運転ができる。さらに、ガスタービン燃焼
器の寿命が延びるので、保守・点検の手間を軽減でき
る。
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、下記実施の形
態における構成要素には、当業者が容易に想定できるも
の或いは実質的に同一のものが含まれる。
の形態1に係るガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルを
示す説明図である。図1に示すように、本実施の形態に
係る燃料供給ノズル600は、円筒状のノズル胴部60
を備えている。また、その内部は燃料を供給するために
中空となっている。
形をした複数の中空スポーク62が放射状に設けられて
いる(図1(b))。この中空スポーク62の側面に
は、一方の側面につき2個ずつ、計4個の燃料を供給す
るための燃料供給孔61がノズル胴部60の表面から離
して設けられている。また、中空スポーク62の内部は
中空であり、中空のノズル胴部60へ送られた燃料が中
空スポーク62の内部を通って燃料供給孔61から噴射
される。ここで、前記燃料供給孔61の径が小さくなる
と、その個数は多くなる。また、燃料供給孔61の径を
あまり小さくすると、燃料の供給が不安定になる。この
ため、燃料供給孔61の数は4個に限定されるものでは
ないが、燃料を安定して供給できる径の範囲で個数を定
めるのが望ましい。この個数は前記燃料供給孔61の径
にもよるが、一方の側面につき1個から4個、より好ま
しくは2個または3個である。
θを設けた状態を示している。このようにすると、燃焼
用空気が中空スポーク62の後縁62tに沿って滑らか
に流れるので、燃焼用空気の乱れを抑えることにより逆
火を抑制できる。その結果、予混合火炎形成ノズルの焼
損を抑えて寿命を長くできるため、中空スポーク62に
は図1(c)に示すように前進角θを設けることが好ま
しい。ここで、前進角θとは、中空スポーク62の後縁
62tが、燃焼用空気の流れ方向上流側に傾いている場
合における傾き角θをいう。また、中空スポーク62の
後縁62tは、断面翼型形状の中空スポーク62に二つ
存在する縁62lおよび62tのうち燃焼用空気の流れ
方向下流側の縁をいう。そして、上流側の縁が前縁62
lとなる。
スポーク62の側面に燃料を供給する複数の燃料供給孔
61をノズル胴部60の表面から離して設けているた
め、中空スポーク62の下流側で燃料が拡散しやすくな
る。その結果、燃料と燃焼用空気との混合気体が均一に
燃焼して局所的な高温部の発生が抑制されるので、従来
よりもNOxの発生を低減できる。
向断面形状は円形であったが、当該断面形状では中空ス
ポーク62の後方に渦や燃焼用空気の剥離が発生し、こ
れが原因で逆火を発生させていた。これに対し、本実施
の形態に係る中空スポーク62のように、断面を翼形形
状とすることで、燃焼用空気が滑らかに流れて中空スポ
ーク62の後方における燃焼用空気の乱れが少なくな
る。したがって、燃料を燃焼用空気に拡散させてNOx
の発生を抑制しつつ、逆火も抑制できる。この結果、ノ
ズル延長管等の焼損を低減できるので、ガスタービン燃
焼器の寿命を長くできる。また、保守・点検の手間も軽
減できる。
あるが、これを板状としても中空スポーク62の後方に
おける燃焼用空気の乱れを抑制する作用を得ることがで
きる。中空スポーク62の断面を板状にした場合は、断
面を翼形とした場合と比較して上記燃焼用空気の乱れを
抑制する効果はやや劣るが、製造は容易になる(以下同
様)。
使用して燃焼用空気に旋回を与える場合には、中空スポ
ーク62をノズル胴部60の軸方向に対して傾けて、中
空スポーク62がスワラーで旋回を与えられた燃焼用空
気の進行方向に対して平行になるように取付けてもよ
い。このようにすると、スワラーで向きが変えられた燃
焼用空気が中空スポーク62の表面に沿って滑らかに流
れるので、中空スポーク62の後方における燃焼用空気
の乱れが低減される。その結果、スワラーによって燃焼
用空気と燃料とを十分に混合して局所高温部の発生を抑
制してNOxを低減しつつ、逆火の発生を抑制してノズ
ル延長管等の焼損も低減できる。
空スポークの変形例を示す説明図である。図2(a)に
示すように、燃焼用空気が進行する方向の下流側におけ
る中空スポーク62aの後縁62atに燃料供給孔61
を設けてもよい。この構成は、特に軽油や重油等の液体
燃料を供給する場合に適する。
ポーク62bの断面形状を前縁62blにおいては半円
形としてその下流側には平面部を設け、さらに燃料供給
孔61の後流側では滑らかに中空スポーク62bの翼厚
が薄くなるようにしてもよい。このようにすると、中空
スポーク62bの上流側縁部のみが曲面で構成され、そ
れ以外の部分は平面で構成されるので、製造が容易にな
る。
形成ノズルに適用した例を示す説明図である。同図
(a)に示すように、本実施の形態に係る燃料供給ノズ
ル600を拡散火炎形成ノズル32に適用してもよい。
このようにすると、中空スポーク62の下流側で燃料が
拡散しやすくなるため、燃焼用空気と燃料とが十分に混
合されてより均一に燃焼できる。
33の上流側に中空スポーク62を配置してもよい。こ
のようにすると、中空スポーク62の下流に配置したス
ワラー33によって拡散火炎形成ノズル32内に流れ込
んだ空気には圧力損失が発生する。この圧力損失によっ
て空気が攪拌されるので、拡散火炎形成ノズル32内の
燃料と空気とは十分に混合される。これによって、燃料
と空気とがさらに均一に燃焼するので局所的な高温部の
発生をさらに抑制できる。
の形態2に係るガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルを
示す説明図である。図4(a)および(b)に示すよう
に、本実施の形態に係る燃料供給ノズル601は、中空
スポーク63が燃焼用空気の進行方向(図4中矢印D方
向)に対して傾けてある点に特徴がある。このようにす
ることで、燃焼用空気に旋回を与えることができるの
で、中空スポーク63の後方で燃料と燃焼用空気とを十
分に混合できる。
ので、NOxの発生をさらに低減できる。また、上記同
様に中空スポーク63の断面形状が翼形であるから燃焼
用空気の剥離が少なく、フィン後方で流れが乱れない。
このため、逆火を抑制できる。さらに、中空スポーク6
3で燃焼用空気に旋回を与えるので、その程度によって
は、予混合ノズルの燃焼用空気入口近傍に備えられてい
たスワラーを使用しなくともよい。
料供給ノズルの変形例を示す説明図である。同図に示す
ように、この燃料供給ノズル602は、燃焼用空気の進
行方向(図5中矢印D方向)に対して曲率を持って傾け
た中空スポーク64を備えている点に特徴がある。この
中空スポーク64は断面が翼形をしており、さらに燃焼
用空気の進行方向に対して曲率を持って傾けてあるの
で、燃焼用空気は中空スポーク64の表面に沿って流
れ、剥離がほとんど発生しない。したがって、さらに流
れの乱れを抑制できるので、逆火をより低減できる。
の形態3に係るガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルを
示す説明図である。同図に示すように、本実施の形態に
係る燃料供給ノズル603は、中空スポーク65を火炎
形成ノズル41の内壁に取付けて構成した点に特徴があ
る。ここで火炎形成ノズル41には、燃料と燃焼用空気
とを混合して予混合気体を形成し、この予混合気体によ
って予混合火炎を形成するノズルや、燃焼用空気中に燃
料を噴射して燃料を燃焼させて拡散燃焼火炎を形成する
ノズルが含まれる。また、後述する適用例2における、
パイロット燃料と燃焼用空気との混合気体および予混合
気体を噴射して予混合火炎を形成ノズルも含まれる。
内壁側には断面形状が翼形をした4枚の中空スポーク6
5で構成された燃料供給ノズル603が設けられてい
る。この中空スポーク65の内部は中空であり、火炎形
成ノズル41の外部に設けられた燃料供給部45から送
られる主燃料が供給されるようになっている。また、こ
の中空スポーク65の側面には、一方の側面につき2個
ずつ、計4個の主燃料を噴射するための燃料供給孔61
が設けられている。なお、前記燃料供給孔61の径およ
び個数については実施の形態1で説明したものが適用で
きる。この実施の形態に係る中空スポーク65は、火炎
形成ノズル41の軸方向に垂直な断面が十字形状をして
いる。すなわち、中空スポーク65の枚数は4枚である
が、中空スポーク65の枚数は4枚には限られるもので
はない。
には前進角θが設けられている。このように前進角θを
設けると、空気の剥離を抑えて逆火を抑制できるため好
ましい。ここで後縁65tは、図6(a)に示すよう
に、中空スポーク65が有する二つの縁65lおよび6
5tのうち、燃焼用空気の流れ方向における下流側の縁
である。また前進角θは、図6(a)に示すように、中
空スポーク65の後縁65tが、燃焼用空気の流れ方向
上流側に傾いている場合における傾き角をいう。前進角
θは中空スポーク65の後縁65tにおける空気の剥離
を抑制する観点から、10〜30度が好ましく、さらに
は15〜25度が好ましい。
た燃焼用空気は、燃料供給孔61から火炎形成ノズル4
1内に噴射される燃料と混合される。本実施の形態に係
る燃料供給ノズル603は、実施の形態1で説明した主
燃料供給ノズル600と異なり、中心部に円筒状のノズ
ル胴部60(図1参照)を備えていない。このため、火
炎形成ノズル41内部において燃焼用空気が通過する断
面積は、実施の形態1で説明した燃料供給ノズル600
を使用する場合よりも大きくなる。したがって、流入す
る燃焼用空気の量が同じであれば、火炎形成ノズル41
の内径を小さくできるので、ガスタービン燃焼器全体を
コンパクトにできる。
使用して燃焼用空気に旋回を与える場合には、中空スポ
ーク65を火炎形成ノズル41の軸方向に対して傾けて
取付けてもよい。このようにすると、スワラーで向きが
変えられた燃焼用空気が中空スポーク65の表面に沿っ
て滑らかに流れるので、中空スポーク65の後方におけ
る燃焼用空気の乱れが低減される。その結果、スワラー
によって燃焼用空気と燃料とを十分に混合して局所高温
部の発生を抑制してNOxを低減しつつ、逆火の発生を
抑制してノズル延長管等の焼損も低減できる。
に、本実施の形態に係る燃料供給ノズル603の中空ス
ポーク65を燃焼用空気の進行方向に対して傾けること
により燃焼用空気に旋回を与えて、主燃料と十分に混合
してもよい。この場合、旋回の程度によっては、燃焼用
空気に旋回を与えるスワラーを使用しなくともよい。
給ノズルをガスタービン燃焼器に適用した例を説明す
る。図7は、本発明に係る燃料供給ノズルをガスタービ
ン燃焼器に適用した第一の例を示す正面図である。図8
は、図7に示したガスタービン燃焼器の軸方向断面図で
ある。図9は、本発明に係る燃料供給ノズルをガスター
ビン燃焼器に適用した第二の例を示す軸方向断面図であ
る。図10は、本発明に係る燃料供給ノズルをガスター
ビン燃焼器に適用した第三の例を示す軸方向断面図であ
る。また、図11は、このガスタービン燃焼器に使用す
る予混合火炎形成ノズル延長管の軸方向断面図である。
なお、以下の適用例においては、実施の形態1で説明し
た燃料供給ノズル600(図1参照)を適用した場合に
ついて説明するが、実施の形態2および3において説明
した燃料供給ノズルも同様に適用できる。
ン燃焼器内筒20の内部には拡散火炎形成コーン30が
設けられている。この拡散火炎形成コーン30の内部に
は、パイロット燃料を噴射するパイロット燃料供給ノズ
ル31が設けられており、パイロット燃料供給ノズル3
1から噴射されたパイロット燃料は、燃焼用空気と反応
して拡散燃焼火炎を形成する。また、前記パイロット燃
料供給ノズル31の周囲には燃焼用空気を攪拌するため
のスワラー33が設けられており、燃焼用空気とパイロ
ット燃料とを十分に混合する。前記拡散火炎形成コーン
30は、燃焼用空気とパイロット燃料とが混合した気体
を燃焼室50側(図8参照)へ噴射して、拡散燃焼火炎
を形成する。
40はガスタービン燃焼器内筒20と拡散燃焼火炎を形
成する拡散火炎形成コーン30の間に配置されている。
ここで、図8からは明らかではないが、8個の前記予混
合火炎形成ノズル40が前記拡散火炎形成コーン30の
周囲に環状に配置されている。なお、予混合火炎形成ノ
ズル40の数は8個に限定されるものではなく、ガスタ
ービン燃焼器の仕様に応じて適宜増減することができ
る。
予混合火炎形成ノズル40の出口には、予混合火炎形成
ノズル延長部として予混合火炎形成ノズル延長管(以下
ノズル延長管と略称)410が設けられている。そし
て、予混合気体は当該ノズル延長管410を介して燃焼
室50側へ噴射される。
0の出口形状は扇形状である。このようにすると、隣り
合うノズル延長管410同士の間隔はほぼ一定になるた
め、隣り合うノズル延長管410からは均等に空気が流
れる。このため、空気の流れが弱い部分に高温の燃焼ガ
スが逆流することを抑制できるので、ノズル延長管41
0同士が隣り合う部分における焼損を低減できる。ま
た、隣り合うノズル延長管410の間、ノズル延長管4
10とガスタービン燃焼器内筒20との間およびノズル
延長管410と拡散火炎形成コーン30との間からもほ
ぼ均等に空気が流れる。このため、不均一な空気の流れ
に起因する逆火を抑制できるので、ノズル延長管410
等の焼損を低減できる。
燃焼器内筒20の径方向に存在する前記ノズル延長管4
10の側部のうち、少なくとも前記ガスタービン燃焼器
内筒20の中心軸に近い側部411を、前記ガスタービ
ン燃焼器内筒20の中心軸に垂直な平面に対して一定の
角度αをもって前記ガスタービン燃焼器内筒20の径方
向外側に傾けてある(図11(a))。さらに、図11
(b)に示すように、前記ノズル延長管410は前記ガ
スタービン燃焼器内筒20の周方向に存在する前記ノズ
ル延長管410の側部412を、前記ガスタービン燃焼
器内筒20の中心軸に垂直な平面に対して一定の角度β
をもってガスタービン燃焼器内筒20の周方向へ傾けて
ある。
スタービン燃焼器内筒20の径方向外側へ向かって傾け
ることによって予混合気体に外向きの流れを与えること
ができる(図11(a)中の矢印A)。さらに周方向へ
傾けることによって、当該予混合気体に前記ガスタービ
ン燃焼器内筒20の周方向に向かう回転を与えることが
できる(図11(b)中の矢印B)。なお、前記角度α
およびβはガスタービン燃焼器の仕様によって適宜最適
な値を選択することができるが、再循環領域を効果的に
形成するという観点からは、αおよびβともに20度か
ら50度の範囲とすることが好ましい。そして、ノズル
延長管410における圧力損失をできるだけ少なくしつ
つ効果的な再循環領域を形成するという観点からは、α
およびβともに30度から40度の範囲とすることが望
ましい。
(図示せず)から送られてきた空気はガスタービン燃焼
器外筒10内に導かれ、当該ガスタービン燃焼器外筒1
0とガスタービン燃焼器内筒20との間を通った後進行
方向を180度変える。その後、前記ガスタービン燃焼
器内筒20の後方から予混合火炎形成ノズル40および
拡散火炎形成ノズル32へ送られて、主燃料およびパイ
ロット燃料と混合される。
空気は、拡散火炎形成ノズル32内に設けられたスワラ
ー33によって攪拌され、パイロット燃料供給ノズル3
1から噴射されたパイロット燃料と十分に混合される。
そして両者の混合気体は拡散火炎を作り、拡散火炎形成
コーン30から燃焼室50側に向かって拡散火炎が噴出
される。この拡散火炎は、予混合火炎形成ノズル40で
作られる予混合気体を速やかに燃焼させ、また、当該予
混合気体の燃焼を安定させて予混合火炎の逆火や予混合
気体の自己着火を抑制する。
縮空気は、予混合火炎形成ノズル40内に設けられたス
ワラー42によって攪拌される。そして燃料供給ノズル
600の中空スポーク62に設けられた燃料供給孔61
から噴射された主燃料と十分に混合されて予混合気体を
形成した後、ノズル延長管410から燃焼室50側へ噴
射される。ここで、燃料供給孔61はノズル胴部60の
表面から離して設けてあるため、主燃料は燃焼用空気で
ある前記圧縮空気へ十分に拡散して混合される。なお、
予混合気体はNOxの発生を抑制する必要があることか
ら、燃料に対して空気が過剰の状態となっている。この
予混合気体は前記拡散火炎から排出される高温の燃焼ガ
スによって速やかに発火し、予混合火炎を形成して、当
該予混合火炎から高温・高圧の燃焼ガスが排出される。
0においては、スワラー42の下流に中空スポーク62
を配置しているが、図9に示す予混合火炎形成ノズル4
0aのように、スワラー42の上流に中空スポーク62
を配置してもよい。このようにすると、中空スポーク6
2の下流に配置したスワラー42によって予混合火炎形
成ノズル40a内の主燃料と空気とが混合した燃焼用気
体に圧力損失が発生する。この圧力損失によって燃焼用
気体が攪拌されるので、燃焼用気体中の燃料と空気とは
より均一に混合される。これによって、燃焼用気体はさ
らに均一に燃焼するので局所的な高温部の発生はさらに
抑制され、NOxの発生をさらに低減できるため好まし
い。
のように、予混合火炎形成ノズル40bの入口40iよ
りも上流側に、中空スポーク62の端部62xにおける
後縁62tが位置するようにしてもよい。このようにす
ると、予混合火炎形成ノズル40bの入口40iから流
入する空気は、予混合火炎形成ノズル40bの入口40
iと中空スポーク62の端部62xにおける後縁62t
との間から、予混合火炎形成ノズル40b内へ流れ込
む。これによって、十分な空気量を予混合火炎形成ノズ
ル40bに供給することができるので、NOxの発生量
を低減できる。ここで後縁62tとは、図10に示すよ
うに、中空スポーク62が有する二つの縁62lおよび
62tのうち、燃焼用空気の流れ方向における下流側の
縁をいう。そして、後縁の反対側における縁が前縁62
lである。
ポーク62の後縁62tには前進角θを設けてもよい。
前進角θを設けると、空気が後縁62tに沿って滑らか
に流れるため、逆火の発生を抑えることができる。これ
によって、予混合火炎形成ノズル40bの焼損を抑える
ことができるので、予混合火炎形成ノズル40bの寿命
を長くでき、また、保守・点検の手間も軽減でき好まし
い。なお、中空スポーク62の後縁62tにおける空気
の剥離を抑制する観点から、前進角θは10〜30度が
好ましく、さらには15〜25度が好ましい。
少なくともガスタービン燃焼器内筒20の中心軸に近い
側部をガスタービン燃焼器内筒20の軸方向に対して一
定の角度αを持って前記ガスタービン燃焼器内筒20の
内壁側へ傾けてある。また、前記ノズル延長管410の
出口は、ガスタービン燃焼器内筒20の軸方向に対して
一定の角度βを持って傾いている。このため、燃焼室5
0内における燃焼ガスは前記ガスタービン燃焼器内筒2
0の軸の周囲をらせん状に進む流れ、いわゆる外向き旋
回流となる。
却について説明する。図12は、冷却手段を取付けたガ
スタービン燃焼器内筒を示す軸方向断面図である。本発
明のガスタービン燃焼器における燃焼ガスの流れは外向
き旋回流となるため、燃焼室50側におけるガスタービ
ン燃焼器内筒20aに燃焼ガスが衝突する(図12
(a)中の矢印C)。このため、燃焼室50側における
ガスタービン燃焼器内筒20aの燃焼ガスが衝突する部
分が高温となり、この部分の寿命を短くしてしまうこと
もある。
るガスタービン燃焼器内筒20aの周囲に冷却手段を配
置して、燃焼ガスの熱を除去することが望ましい。図1
2に示した例は、冷却手段として燃焼室50側における
ガスタービン燃焼器内筒20aをプレートフィン21で
構成したものである。ここで、プレートフィン21の構
造を図12(b)に示す。まず、ガスタービン燃焼器外
筒10とガスタービン燃焼器内筒20との間を通ってき
た圧縮機からの空気が、プレートフィン21のガスター
ビン燃焼器外筒10側に設けられた冷却空気孔21a
(図12(b)参照)からプレートフィン21内部に流
入する。この空気はプレートフィン21内部を流れる際
に、対流冷却により燃焼室50側の内筒を冷却する。ま
た、プレートフィン21内部を流れ終わった空気は、燃
焼室50側へ流れ出る(図中の矢印J方向)。この空気
は燃焼室50側におけるガスタービン燃焼器内筒20a
の表面を流れることで、その表面近傍に温度境界層を形
成して、燃焼室50側における内筒をフィルム冷却す
る。
ンには限られず、MTフィンと呼ばれるフィンを使用し
たり、あるいは燃焼室50側におけるガスタービン燃焼
器内筒20aの周囲に孔を設けて、この孔から冷却空気
を噴射して燃焼室50側におけるガスタービン燃焼器内
筒20aをフィルム冷却したりしてもよい。このような
冷却手段によれば、高温の燃焼ガスが燃焼室50側にお
ける内筒の表面に当たってもその部分が冷却されるた
め、燃焼室50側におけるガスタービン燃焼器内筒20
aの局所的な温度上昇を抑制できる。したがって、より
積極的に外向きの流れを作ることができるので予混合気
体の混合をさらに促進できる。
スは、ガスタービン燃焼器の中心に向かって旋回するい
わゆる内向き旋回流であったため、燃焼室50の中心付
近に予混合気体が集中する。その結果、この部分におい
て燃焼が早まり、また局所高温部が発生しやすくなるた
め、NOxの発生を十分に抑制をすることができなかっ
た。また、再循環領域が十分に形成されないため、予混
合火炎が不安定となって燃焼振動等を発生していた。
0を適用したガスタービン燃焼器は、予混合火炎形成ノ
ズル40内に設けられた燃料供給ノズル600によっ
て、予混合気体を十分に混合しているので、局所高温部
の発生を抑制できる。さらに、このガスタービン燃焼器
では、ノズル延長管410に一定の角度を設けることに
よって、予混合気体にガスタービン燃焼器内筒20の径
方向外側に向かい、且つ周方向に旋回する流れ、すなわ
ち外向き旋回流を与えている。このため、予混合気体
は、拡散火炎を取り巻くように流れる過程でさらに混合
されながら、燃焼室50の全領域にわたって均一に燃焼
する。これらの相互作用によって、局所高温部の発生が
十分に抑制されるため、NOxの発生を十分に抑制する
ことができる。
中空スポーク62の断面形状が翼形であるため、中空ス
ポーク62の表面を燃焼用空気が滑らかに流れる。この
ため、中空スポーク62の後方における燃焼用空気の乱
れが抑制される結果、燃焼用空気の乱れに起因する逆火
が抑制できる。さらに、外向き旋回流によってガスター
ビン燃焼器の中心部分に形成される再循環領域が拡大す
る。これらの相互作用によって、予混合火炎の燃焼が安
定し燃焼振動も抑制できるので、ガスタービンを安定し
て運転できる。また、予混合気体は燃焼室50の全領域
にわたって燃焼するため、予混合気体の燃え残りがほと
んどなくなって燃料を効率的に利用できる。なお、本実
施の形態においては、外向き旋回流を作るためにノズル
延長管410の出口をガスタービン燃焼器内筒20の径
方向外側および周方向に傾けるだけなので、ノズル延長
管410の出口内に特別な加工をする必要がなく、製造
が容易となる。
について説明する。図13は、第一の適用例に係るガス
タービン燃焼器の第一の変形例を示す正面図である。上
記適用例1に係るガスタービン燃焼器においては、ノズ
ル延長管410(図7参照)の出口形状は扇形状であっ
たが、本変形例のようにノズル延長管420の出口形状
を楕円形としてもよい。このようにしても、ノズル延長
管420から噴射される予混合気体は外向き旋回流を形
成する。したがって、燃料供給ノズル600によって十
分に燃料が拡散した予混合気体が燃焼室(図示せず)の
全体にわたって燃焼するので局所高温部が減少し、NO
xの発生を抑制することができる。なお、本変形例にお
いてノズル延長管420の出口形状を円形としてもよ
い。
ン燃焼器の第二の変形例を示す正面図である。この変形
例のように、外向きのノズル延長管430と外向き旋回
流を形成するノズル延長管420とを交互に配置しても
よい。このようにすると、ノズル延長管430による予
混合気体の外向きの直進流と、ノズル延長管420によ
る予混合気体の外向き旋回流とが衝突する。そして、燃
料供給ノズル600によって十分に燃料が拡散した予混
合気体がさらに混合されるため、局所高温部の発生が少
なくなってNOxの発生もさらに抑制される。なお、ノ
ズル延長管430および420の出口形状は図13や図
14に示した楕円状に限られず、円形あるいは図8に示
したような扇形としてもよい。
供給ノズルをガスタービン燃焼器に適用した第二の例を
示す正面図である。図16は、図15に示したガスター
ビン燃焼器の軸方向断面図である。また、図17は、第
二の適用例に係るガスタービン燃焼器に使用する混合気
体形成用円筒を示す軸方向断面図である。このガスター
ビン燃焼器は、混合気体形成用筒70の内部に主燃料を
供給するための燃料供給孔61を備えた中空スポーク6
2とパイロットノズル36とを備え、当該混合気体形成
用筒70をガスタービン燃焼器内筒20の内部へ環状に
配置した点に特徴がある。
70は、図17に示すように、主燃料を噴射する燃料供
給孔61を備えた中空スポーク62と、内部にパイロッ
ト燃料供給ノズル35を備えたパイロットノズル36と
を備えている。また、前記混合気体形成用筒70の燃焼
用空気取り入れ口側にはスワラー72が備えられてお
り、燃焼用空気に旋回を与えて主燃料およびパイロット
燃料と十分に混合させる。
ズル延長管440が設けられており、燃焼用空気と主燃
料およびパイロット燃料とが混合した気体を燃焼室50
側に噴射する。前記ノズル延長管440の出口形状は円
形をしており、ガスタービン燃焼器内筒20の径方向外
側へ傾けてある。また、前記ノズル延長管440は、前
記ガスタービン燃焼器内筒20の周方向に対しても傾け
てある。なお、ノズル延長管440の出口形状は円形の
みならず、実施の形態1で示したような扇形や楕円形と
してもよい。以下同様である。
は、出口にノズル延長管440を備えた混合気体形成用
筒70を、ガスタービン燃焼器内筒20(図15および
図16参照)の内部に5個環状に配置してある。なお、
混合気体形成用筒70の個数は5個に限定されるもので
はなく、ガスタービン燃焼器の仕様等によって適宜増減
することができる。
(図示せず)から送られてきた燃焼用空気はガスタービ
ン燃焼器外筒10内に導かれ、ガスタービン燃焼器外筒
10とガスタービン燃焼器内筒20との間を通った後1
80度進行方向を変える。そして、前記燃焼用空気は混
合気体形成用筒70の後方からパイロットノズル36内
と混合気体形成用筒70内とへ導かれる。
トノズル36内に導かれた燃焼用空気は、パイロット燃
料供給ノズル35から噴射されたパイロット燃料と十分
に混合される。また、混合気体形成用筒70内に導かれ
た燃焼用空気は、まず前記混合気体形成用筒70内に設
けられたスワラー72によって攪拌される。そして中空
スポーク62に設けられた燃料供給孔61から噴射され
た主燃料と十分に混合されて予混合気体を形成する。こ
こで、燃料供給孔61はパイロットノズル36の表面か
ら離して設けてあるため、主燃料は燃焼用空気へ十分に
拡散して混合される。なお、この予混合気体はNOxの
発生を抑制するため、燃料に対して空気が過剰の状態で
ある。
および予混合気体は、ノズル延長管440を介して燃焼
室50側へ噴射される。燃焼室50側に噴射されたパイ
ロット燃料と燃焼用空気との混合気体は拡散火炎を形成
し、当該拡散火炎から発生する高温の燃焼ガスによって
前記予混合気体を速やかに燃焼させる。また、予混合気
体の燃焼を安定させて予混合火炎の逆火や予混合気体の
自己着火を抑制する。燃焼した予混合気体は予混合火炎
を形成して、当該予混合火炎から高温・高圧の燃焼ガス
が排出される。
気体および予混合気体は、ノズル延長管440によっ
て、ガスタービン燃焼器内筒20の径方向外側へ向かい
且つ周方向へ旋回する外向き旋回流となり、燃焼室50
内を流れる。この外向き旋回流によって、予混合気体等
が十分に混合されながらガスタービン燃焼器の全域にわ
たって燃焼が進行する。また、予混合気体は中空スポー
ク62によって主燃料が拡散されているため、前記混合
作用との相互作用によってさらに局所高温部が少なくな
りNOxの発生が抑制される。
0の内壁近傍における圧力は高く、中心近傍の圧力は低
くなる結果、内壁近傍と中心近傍との間に循環流が発生
し、再循環領域を形成する。また、中空スポーク62の
断面形状は翼形であるので燃焼用空気が滑らかに流れる
結果、逆火の発生が抑制される。これらの作用によっ
て、火炎が安定し燃焼振動も低減するので、安定したガ
スタービンの運転ができる。
供給ノズルをガスタービン燃焼器に適用した第三の例を
示す正面図である。この適用例に係るガスタービン燃焼
器は、ガスタービン燃焼器内筒20の軸方向に垂直な平
面上に存在する、異なる大きさのピッチ円D1およびD2
(D1>D2)上に複数の予混合ノズルを配置した点に特
徴がある。
タービン燃焼器では、ガスタービン燃焼器内筒20の内
部に拡散燃焼火炎を形成するコーン30が備えられてお
り、このコーン30の周囲には複数の予混合火炎形成ノ
ズル(図示せず)が大きさの異なる少なくとも2個のピ
ッチ円上に配置されている。そして、前記ピッチ円D 1
およびD2上にはそれぞれ4個の予混合火炎形成ノズル
が配置されている。なお、予混合火炎形成ノズルの数は
4個に限定されるものではない。
料を噴射する燃料供給ノズル600(図1参照)を備え
ている。この燃料供給ノズル600は、中空スポーク6
2に設けられた燃料供給孔61から主燃料を噴射して、
燃焼用空気に主燃料を十分に拡散させる(図1参照)。
また、前記予混合火炎形成ノズルの出口側にはノズル延
長管450が設けられており、燃焼用空気と主燃料とが
混合した予混合気体を燃焼室側(図示せず)に噴射す
る。前記ノズル延長管450の出口形状は円形をしてお
り、ガスタービン燃焼器内筒20の径方向外側へ傾けて
ある。同時に前記ノズル延長管450は、前記ガスター
ビン燃焼器内筒20の周方向へも傾けてある。
予混合気体はノズル延長管450を介して燃焼室側へ噴
射される。そして、燃焼室側へ噴射された予混合気体
は、ノズル延長管450によって外向き旋回流となっ
て、燃焼室内をらせん状に流れる。この適用例に係るガ
スタービン燃焼器においては、二つのピッチ円D1およ
びD2上にそれぞれ予混合火炎形成ノズルを配置してい
るため、ピッチ円D1およびD2上に設けられているそれ
ぞれの予混合火炎形成ノズル群に対応した外向き旋回流
が発生する。この二つの外向き旋回流によって、燃焼室
の内壁近傍と中心近傍との間、および外側の予混合火炎
形成ノズル群による外向き旋回流と内側の予混合火炎形
成ノズル群による外向き旋回流との間に循環流が発生す
る。そして、この外向き旋回流と循環流とによって、燃
料供給ノズル600によって主燃料を十分に拡散された
予混合気体はさらに混合される。その結果、局所高温部
が少なくなりさらにNOxの発生を抑制できる。
いる中空スポーク62の断面形状は翼形であるので、中
空スポーク62の後方においては滑らかに燃焼用空気が
流れる。この作用、および上記二つの再循環領域によっ
て予混合火炎がより安定し、燃焼振動等も軽減できる。
さらに、本実施の形態に係るガスタービン燃焼器では、
二つのピッチ円D1およびD2上にそれぞれ予混合火炎形
成ノズルを配置しているため、負荷に応じて使用する予
混合火炎形成ノズル群を適宜選択することができる。し
たがって、部分負荷から全負荷にわたって最適な燃空比
で希薄燃焼運転ができるので、すべての負荷領域でNO
xの発生を抑制することができる。
供給ノズルをガスタービン燃焼器に適用した第四の例を
示す正面図である。図20は、第四の適用例に係るガス
タービン燃焼器に使用するノズル延長管の軸方向断面図
である。本ガスタービン燃焼器は、ノズル延長管460
の内部に設けたフィンにより予混合気体の方向を調整す
る点に特徴がある。
長管460の出口はガスタービン燃焼器内筒20の内壁
に向かって傾けられており、この傾きによって予混合気
体に外向きの流れを与える。また、当該ノズル延長管4
60の出口近傍には、予混合気体にガスタービン燃焼器
内筒20の周方向に向かう旋回を与えるためのフィン4
65が備えられている。フィン465の枚数は適宜増減
できる。なお、フィン465はガスタービン燃焼器内筒
20の内壁に取付けてもよい。この場合にはフィン46
5がより燃焼室(図示せず)の近くに設置されて、より
高温にさらされるので、フィルム冷却や対流冷却等の冷
却手段によってフィン465を冷却することが好まし
い。
ル延長管460の出口にフィン465が設けられてお
り、また前記ノズル延長管460の出口はガスタービン
燃焼器内筒20の径方向外側に傾いている。そして、予
混合火炎形成ノズルに備えられている燃料供給ノズル6
00(図1参照)によって、主燃料は燃焼用空気に拡散
される。前記ノズル延長管460から噴射された十分に
主燃料が混合した予混合気体は、前記ガスタービン燃焼
器内筒20の軸の周囲をらせん状に進む流れ、いわゆる
外向き旋回流となる。この外向き旋回流によって予混合
気体はさらに十分に混合されるので局所高温部はより少
なくなり、NOxの発生をさらに抑制できる。
た中空スポーク62の断面形状は翼形なので、予混合気
体はノズル延長管460から滑らかに噴射される。ま
た、上記外向き旋回流によって燃焼室50の内壁近傍の
圧力は高く、中心近傍の圧力は低くなる結果、内壁近傍
と中心近傍との間に大きな循環流が発生し再循環領域が
拡大する。これらの作用によって予混合気体が安定して
燃焼するので、燃焼振動等が抑制されて、より安定して
ガスタービンの運転ができる。なお、フィン465をガ
スタービン燃焼器内筒20の内壁側に取付けた場合も、
同様の効果を得ることができる。
ン燃焼器の変形例を示す正面図である。図22は、この
変形例に使用する予混合火炎形成ノズル延長管の軸方向
断面図である。上記ガスタービン燃焼器はフィン465
によって予混合気体に旋回を与えたが、本変形例に係る
ガスタービン燃焼器はフィン475によって予混合気体
に外向きの流れを、ノズル延長管の傾きによって旋回を
与えるものである。
ズル延長管470の出口にフィン475が設けられてお
り、前記ノズル延長管470の出口は予混合気体にガス
タービン燃焼器内筒20の周方向に向かう旋回を与える
ように傾いている。また、フィン475はガスタービン
燃焼器内筒20の径方向外側へ傾けてあり、予混合気体
に当該方向へ向かう流れを与える。なお、このフィン4
75の枚数は適宜増減できる。
混合気体は、ノズル延長管470の傾きおよびフィンの
傾きによって、前記ガスタービン燃焼器内筒20の軸の
周囲をらせん状に進む流れ、すなわち外向き旋回流とな
る。この外向き旋回流および燃料供給ノズル600(図
1参照)によって、予混合気体は十分に混合されるの
で、局所高温部が少なくなりNOxの発生が抑制され
る。また、この外向き旋回流によって燃焼室50の内壁
近傍における圧力は高く、中心近傍の圧力は低くなる結
果、燃焼室50の内壁と中心との間に循環流が発生し再
循環領域を形成する。この再循環領域および燃料供給ノ
ズル600(図1参照)が燃焼用空気を滑らかに流しつ
つ主燃料を拡散させる作用によって、予混合火炎が安定
して形成される。その結果、燃焼振動等が低減され、さ
らに安定した運転ができる。
焼器の燃料供給ノズルを備えたガスタービンを示す説明
図である。このガスタービン100に備えられたガスタ
ービン燃焼器106には、上記ガスタービン燃焼器の燃
料供給ノズルを備えたガスタービン燃焼器が適用されて
いる。空気取り入れ口102から取り込まれた空気は、
圧縮機104によって圧縮される。そして、高温・高圧
の圧縮空気となってガスタービン燃焼器106へ送り込
まれる。ガスタービン燃焼器106では、この圧縮空気
に天然ガス等のガス燃料、あるいは軽油や軽重油等の液
体燃料を供給して燃料を燃焼させ、作動流体である高温
・高圧の燃焼ガスを生成させる。そして、この高温・高
圧の燃焼ガスはタービン108に噴射される。タービン
108を駆動した後の燃焼ガスは、ガスタービン100
の外部へ排出される。
ガスタービン燃焼器106には、この発明に係る燃料供
給ノズル600等が備えられているので、燃料供給ノズ
ル600等に設けられた中空スポーク62等(図1等参
照)の下流側で燃料が拡散しやすくなる。その結果、燃
料と燃焼用空気との混合気体が均一に燃焼して局所的な
高温部の発生が抑制されるので、このガスタービン10
0においては、従来のガスタービンよりもNOxの発生
を低減できる。また、中空スポークの断面形状を翼形と
すれば、燃焼用空気をさらに滑らかに流すことができ
る。このため、中空スポーク後方における燃焼用空気の
乱れが少なくなるので、燃料を十分に拡散させつつ逆火
が抑制できる。その結果、ノズル延長管等の焼損を低減
できるので、このガスタービン100ではガスタービン
燃焼器106の寿命を長くでき、保守・点検の手間を軽
減できる。また、安定して燃料を燃焼させることができ
るので、信頼性の高い運転ができる。
けたスポークを使用すれば、燃焼用空気に旋回を与える
ことができるので、スポークの後方で燃料と燃焼用空気
とを十分に混合できる。その結果、局所高温部の発生を
抑制できるので、このガスタービン100においては、
従来のガスタービンと比較してNOxの発生をさらに低
減できる。また逆火の発生も従来のガスタービンよりも
抑制できるので、安定した燃焼状態を維持して信頼性の
高い運転ができる。さらに、ガスタービン燃焼器106
の寿命も長くできるので、保守・点検の手間も軽減でき
る。
ズル40bを使用すれば、中空スポーク62による予混
合火炎形成ノズル40bへ流入する空気の干渉を抑える
ことができる。これにより、十分な空気量を予混合火炎
形成ノズル40bに供給することができるので、NOx
の発生量を低減できる。さらに、同図に開示したよう
に、中空スポーク62の後縁62tに前進角θを設ける
と、空気が後縁62tに沿って滑らかに流れるため、逆
火の発生を抑えることができる。これによって、予混合
火炎形成ノズル40bの焼損を抑えることができるの
で、予混合火炎形成ノズル40bの寿命を長くでき、ま
た、保守・点検の手間も軽減できる。
は、ガスタービン燃焼器106に備えられた拡散火炎形
成ノズル(図示せず)にこの発明に係る燃料供給ノズル
600等(図1等参照)を適用してもよい。このように
すると、スポークの下流側で燃料が拡散しやすくなるた
め、燃焼用空気と燃料とが十分に混合されてより均一に
燃焼できる。その結果、局所高温部の発生を低減できる
ので、NOxの発生量を従来のガスタービンよりも低減
できる。
スタービン燃焼器の燃料供給ノズル(請求項1)では、
断面が翼形形状である中空スポークの側面に燃料を供給
する複数の燃料供給孔をノズル胴部の表面から離して設
けたので、当該スポークの下流側においては燃料が拡散
しやすくなる。その結果、燃料と燃焼用空気との混合気
体が均一に燃焼して局所的な高温部の発生が抑制される
ので、従来よりもNOxの発生を低減できる。また、こ
の発明に係るスポークの断面は翼形をしているので、燃
焼用空気が滑らかに流れる。このためスポーク後方にお
いては燃焼用空気の乱れが低減するため、NOxの発生
を低減させつつ、逆火も抑制できる。
の燃料供給ノズル(請求項2)では、中空スポークをス
ワラーの上流に配置した。このため、中空スポークの下
流に配置したスワラーによって燃焼用気体に圧力損失が
発生するので、燃焼用気体が攪拌される。これによっ
て、燃焼用気体中の燃料と空気とはより均一に混合され
るので、燃焼用気体はさらに均一に燃焼する。その結
果、局所的な高温部の発生がさらに抑制されて、NOx
をさらに低減できる。
の燃料供給ノズル(請求項3)では、火炎形成ノズルの
入口よりも上流側に、中空スポークの端部における後縁
が位置するようにした。このため、中空スポークの影響
を小さく抑えて、火炎形成ノズル内へ十分な量の燃焼用
空気を供給することができるので、NOxの発生量を低
減できる。
の燃料供給ノズル(請求項4)では、中空スポークのみ
で構成した燃料供給ノズルを火炎形成ノズルの内壁に設
けた。このため筒状のノズル胴部が不要となり、火炎形
成ノズル内部において燃焼用空気が通過する断面積は、
筒状のノズル胴部を備えた燃料供給ノズルを使用する場
合よりも大きくできる。したがって、流入する燃焼用空
気の量が同じであれば、火炎形成ノズルの外形寸法を小
さくできる。その結果、NOxの発生を低減しつつ逆火
を抑制し、またガスタービン燃焼器全体をコンパクトに
できる。
の燃料供給ノズル(請求項5)では、スポークを燃焼用
空気の進行方向に対して傾けるようにした。このため、
燃焼用空気に旋回を与えることができるので、上記燃料
の拡散作用との相互作用によって燃料と燃焼用空気とを
十分に混合できる。また、スポークの断面形状が翼形で
あるため燃焼用空気の剥離が少なく、スポーク後方にお
ける流れの乱れを抑制できる。その結果、局所高温部の
発生を抑制してNOxの発生をさらに低減しつつ、逆火
も抑制できる。
の燃料供給ノズル(請求項6)では、中空スポークの後
縁に前進角を設けた。このため、前縁側から流入した燃
焼用空気が後縁に沿って滑らかに流れるので、中空スポ
ーク後流における流れの乱れが少なくなり、逆火を抑制
できる。
(請求項7)では、上記ガスタービン燃焼器の燃料供給
ノズルを備えるようにした。これによって、NOxの発
生を抑制できるので、清浄な排ガスを排出して環境負荷
を低減できる。また、上記ガスタービン燃焼器の燃料供
給ノズルによって逆火を抑えることができるのでガスタ
ービン燃焼器の寿命が延び、また、保守・点検の手間も
軽減できる。
項8)では、上記ガスタービン燃焼器の燃料供給ノズル
を有するガスタービン燃焼器を備えたので、NOxを低
減できる。これによって、清浄な排ガスによって環境負
荷を低減できる。また、逆火の発生も抑制できるので、
安定した燃焼状態を維持して信頼性の高い運転ができ
る。
焼器の燃料供給ノズルを示す説明図である。
変形例を示す説明図である。
た例を示す説明図である。
焼器の燃料供給ノズルを示す説明図である。
の変形例を示す説明図である。
焼器の燃料供給ノズルを示す説明図である。
焼器に適用した第一の例を示す正面図である。
図である。
焼器に適用した第二の例を示す軸方向断面図である。
燃焼器に適用した第三の例を示す軸方向断面図である。
炎形成ノズル延長管の軸方向断面図である。
を示す軸方向断面図である。
一の変形例を示す正面図である。
二の変形例を示す正面図である。
燃焼器に適用した第二の例を示す正面図である。
断面図である。
用する混合気体形成用円筒を示す軸方向断面図である。
燃焼器に適用した第三の例を示す正面図である。
燃焼器に適用した第四の例を示す正面図である。
用するノズル延長管の軸方向断面図である。
形例を示す正面図である。
延長管の軸方向断面図である。
給ノズルを備えたガスタービンを示す説明図である。
す軸方向断面図である。
ービン燃焼器の主燃料供給ノズルを示す説明図である。
ある。
スポーク 62l 前縁 62t 後縁 62x 端部 70 混合気体形成用筒 410、420、430、440、450、460、4
70 ノズル延長管 411 側部 412 側部 600、601、602、603、620 燃料供給ノ
ズル 610 主燃料供給ノズル
Claims (8)
- 【請求項1】 中空の燃料供給ノズル胴部の周囲に、断
面が翼形形状をした複数の中空スポークを備え、当該中
空スポークの側面に燃料を供給する複数の燃料供給孔を
前記燃料供給ノズル胴部の表面から離して設けたことを
特徴とするガスタービン燃焼器の燃料供給ノズル。 - 【請求項2】 さらに、燃料と空気とを混合させた燃焼
用気体を噴射して火炎を形成する火炎形成ノズルの内部
に設けられる、前記燃焼用気体を攪拌するためのスワラ
ーの上流に、上記中空スポークが設けられることを特徴
とする請求項1に記載のガスタービン燃焼器の燃料供給
ノズル。 - 【請求項3】 さらに、燃料と空気とを混合させた燃焼
用気体を噴射して火炎を形成する火炎形成ノズルの入口
よりも上流側に、上記中空スポークの端部における後縁
が位置するように上記中空スポークを配置したことを特
徴とする請求項1または2に記載のガスタービン燃焼器
の燃料供給ノズル。 - 【請求項4】 燃料と空気とを混合させた燃焼用気体を
噴射して火炎を形成する火炎形成ノズルの内壁に、断面
が翼形形状をした中空スポークを設け、当該中空スポー
ク内に供給された燃料を前記火炎形成ノズル内に供給す
る燃料供給孔が、前記中空スポークの側面に前記火炎形
成ノズルの径方向に向かって複数設けられたことを特徴
とするガスタービン燃焼器の燃料供給ノズル。 - 【請求項5】 さらに、上記中空スポークを、燃焼用空
気の進行方向に対して傾けたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項に記載のガスタービン燃焼器の燃料
供給ノズル。 - 【請求項6】 さらに、上記中空スポークの後縁には前
進角が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項に記載のガスタービン燃焼器の燃料供給ノ
ズル。 - 【請求項7】 ガスタービン燃焼器内筒と、 前記ガスタービン燃焼器内筒の内部に配置され、パイロ
ット燃料と空気とを混合して拡散火炎を形成する拡散火
炎形成ノズルと、 前記ガスタービン燃焼器内筒とパイロット火炎形成コー
ンとの間に環状に設けられ、主燃料と空気とを混合させ
た予混合気体によって予混合火炎を形成するための予混
合火炎形成ノズルとを備えており、 前記拡散火炎形成ノズルまたは前記予混合火炎形成ノズ
ルのうち少なくとも一方は、請求項1〜6のいずれか1
項に記載したガスタービン燃焼器の燃料供給ノズルを有
することを特徴とするガスタービン燃焼器。 - 【請求項8】 空気を圧縮する圧縮機と、 当該圧縮機で圧縮された空気と燃料とを反応させて燃焼
ガスを生成する請求項7に記載したガスタービン燃焼器
と、 当該ガスタービン燃焼器で生成された燃焼ガスが噴射さ
れることによって駆動されるタービンとを備えたことを
特徴とするガスタービン。
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