JP2003083149A - 可変動弁装置の故障診断装置 - Google Patents

可変動弁装置の故障診断装置

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JP2003083149A
JP2003083149A JP2001275088A JP2001275088A JP2003083149A JP 2003083149 A JP2003083149 A JP 2003083149A JP 2001275088 A JP2001275088 A JP 2001275088A JP 2001275088 A JP2001275088 A JP 2001275088A JP 2003083149 A JP2003083149 A JP 2003083149A
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valve
valve operating
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failure
variable valve
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JP2001275088A
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Isamu Iizuka
勇 飯塚
Kenichi Machida
憲一 町田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】制御軸の作動角を制御することで吸気弁のバル
ブリフト量及びバルブ作動角を連続的に変化させ、以っ
て、エンジンの吸入空気量を制御する可変動弁装置にお
いて、前記作動角を検出する作動角センサの故障を診断
する。 【解決手段】前記作動角センサを2重に設け、これら2
つの作動角センサによる検出結果の偏差を算出する(S
4)。そして、前記偏差が所定以上である状態(S5)
が所定時間以上継続したときには(S6)、2つの作動
角センサのいずれか一方が故障したものと判断し(S
7)、フェイルセーフ制御に移行させる(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気弁の作動特性
を連続的に変える可変動弁機構によってエンジンの吸入
空気量を制御する可変動弁装置において、前記可変動弁
機構による弁作動特性を検出する手段の故障を診断する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、機関弁(吸・排気弁)のバル
ブリフト量及びバルブ作動角を連続的に変化させる構成
の可変動弁機構として、特開2001−012262号
公報に開示されるようなものがあった。前記可変動弁機
構は、カム軸と略平行に配設された制御軸と、該制御軸
の外周に偏心して固定された制御カムと、該制御カムに
揺動自在に軸支されたロッカアームと、前記カム軸の回
転に応じて前記ロッカアームの一端部を揺動駆動するリ
ンクアーム・偏心カムと、前記ロッカアームの他端部に
連係して揺動して機関弁を開動作させる揺動カムと、前
記制御軸を回転駆動するDCサーボモータと、を備え
る。
【0003】そして、前記制御軸の実際の作動角を、要
求のバルブ開特性に対応する目標作動角に一致させるべ
く、前記DCサーボモータをフィードバック制御するよ
う構成される。また、スロットルバルブを備えずに、吸
気バルブの閉時期を制御することで、エンジンの吸入空
気量を制御する構成の可変動弁装置が知られている(特
開2000−161113号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
可変動弁機構には、前記制御軸の作動角を検出するセン
サが備えられるが、このセンサが故障すると制御軸が要
求の作動角とは異なる角度に制御され、エンジンの運転
性を悪化させる可能性がある。特に、上記可変動弁機構
によって吸気弁の閉時期を変化させることで、エンジン
の吸入空気量を調整させる構成とした場合には、センサ
故障によってエンジン発生トルクの制御精度が低下する
ことになるため、前記作動角センサの故障を診断する装
置を備えることで、誤制御の発生を未然に回避できるよ
うにすることが望まれる。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、吸気弁の作動特性を連続的に変える可変動弁機構
によってエンジンの吸入空気量を制御する可変動弁装置
において、前記可変動弁機構による弁作動特性を検出す
る手段の故障を診断する装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、吸気弁の作動特性を連続的に変える可変動弁機
構と、前記可変動弁機構による弁作動特性を検出する弁
作動特性検出手段と、エンジンの要求吸入空気量及び前
記弁作動特性検出手段による検出結果に基づいて前記可
変動弁機構を制御することで、前記吸気弁によりエンジ
ンの吸入空気量を制御する空気量制御手段と、を備えて
なる可変動弁装置において、前記エンジンの要求吸入空
気量に対応する前記弁作動特性を推定する弁作動特性推
定手段と、前記弁作動特性推定手段で推定された弁作動
特性と前記弁作動特性検出手段で検出された実際の弁作
動特性との偏差に基づいて、前記弁作動特性検出手段の
故障を診断する故障診断手段と、を含んで故障診断装置
を構成した。
【0007】かかる構成によると、エンジンの要求吸入
空気量に従って弁作動特性を制御したときには、前記要
求吸入空気量に見合う弁作動特性が検出されるはずであ
るから、要求吸入空気量から作弁作動特性を推定し、該
推定値と実際に検出された弁作動特性との偏差に基づい
て、弁作動特性検出手段における故障の有無を判定す
る。
【0008】請求項2記載の発明では、前記故障診断手
段が、前記弁作動特性推定手段で推定された弁作動特性
と前記弁作動特性検出手段で検出された実際の弁作動特
性との偏差が所定値以上である状態が所定時間以上継続
したときに、前記弁作動特性検出手段の故障を判定する
構成とした。かかる構成によると、要求吸入空気量から
推定した弁作動特性と検出値との偏差が、所定値以上で
ある状態が所定時間以上継続すると、ノイズなどの影響
で一時的に偏差が大きくなったものではないと判断し
て、弁作動特性検出手段の故障判定を行なう。
【0009】一方、請求項3記載の発明では、前記弁作
動特性検出手段を2重に備える一方、前記2つの弁作動
特性検出手段それぞれで検出された弁作動特性の偏差に
基づいて、前記2つの弁作動特性検出手段の故障を診断
する故障診断手段を含んで故障診断装置を構成した。か
かる構成によると、弁作動特性検出手段が2重に設けら
れ、それぞれが弁作動特性を検出するが、検出対象が同
じであるから、共に正常であればその検出結果は常に略
同一になるはずであり、両者の検出結果の偏差に基づい
ていずれか一方の故障が推定される。
【0010】請求項4記載の発明では、前記故障診断手
段が、前記2つの弁作動特性検出手段それぞれで検出さ
れた弁作動特性の偏差が所定値以上である状態が所定時
間以上継続したときに、前記2つの弁作動特性検出手段
の故障を判定する構成とした。かかる構成によると、一
方の検出手段による検出値と他方の検出手段による検出
値との偏差が、所定値以上である状態が所定時間以上継
続すると、ノイズなどの影響で一時的に偏差が大きくな
ったものではないと判断して、2つの検出手段のうちの
いずれか一方の故障が判定される。
【0011】請求項5記載の発明では、前記可変動弁機
構が、クランク軸に同期して回転する駆動軸と、前記駆
動軸に固定された駆動カムと、揺動することで前記吸気
弁を開閉作動する揺動カムと、一端で前記駆動カム側と
連係し他端で前記揺動カム側と連係する伝達機構と、前
記伝達機構の姿勢を変化させる制御カムを有する制御軸
と、前記制御軸を回動するアクチュエータとからなり、
前記アクチュエータにより前記制御軸を回動制御するこ
とにより吸気弁のリフト特性を変化させる構成とした。
【0012】かかる構成によると、アクチュエータによ
り制御軸を回動制御することで、吸気弁のリフト特性が
変化するから、前記制御軸の作動角が弁作動特性を示す
ことになる。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、エンジン
の要求吸入空気量に見合った弁作動特性を実際に検出し
ているか否かに基づいて弁作動特性検出手段の故障を診
断するので、コストアップを招くことなく故障診断を行
なえ、弁作動特性検出手段の故障によって吸入空気量の
制御精度が低下することを回避できるという効果があ
る。
【0014】請求項3記載の発明によると、弁作動特性
検出手段を2重に備え、相互の検出結果を比較するの
で、弁作動特性の制御条件などに影響されることなく随
時診断を行なわせることができるという効果がある。請
求項2,4記載の発明によると、弁作動特性検出手段の
検出信号にノイズが重畳することで、故障が誤診断され
ることを回避できるという効果がある。
【0015】請求項5記載の発明によると、制御軸の作
動角によって吸気弁のリフト特性(弁作動特性)が変化
する可変動弁機構において、吸気弁のリフト特性(弁作
動特性)の誤検出により吸入空気量の制御精度が低下す
ることを回避できるという効果がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1〜図3は、実施の形態における
車両用エンジンの可変動弁機構VELを示すものであ
り、1気筒あたり2つ備えられる吸気弁のバルブリフト
量及びバルブ作動角を連続的に変化させる装置である。
【0017】図1〜図3に示す可変動弁機構VELは、
一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド11のカム
軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸13
(駆動軸)と、該カム軸13に軸支された回転カムであ
る2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カム
軸13の上方位置に同じカム軸受14に回転自在に支持
された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介
して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,1
8と、各吸気弁12,12の上端部にバルブリフター1
9,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺
動カム20,20とを備えている。
【0018】前記偏心カム15,15とロッカアーム1
8,18とは、リンクアーム25,25によって連係さ
れ、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20と
は、リンク部材26,26によって連係されており、前
記ロッカアーム18,18、リンクアーム25,25、
リンク部材26,26が伝達機構を構成する。前記偏心
カム15は、図4に示すように、略リング状を呈し、小
径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一
体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方
向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、
カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yから所定
量だけ偏心している。
【0019】また、前記偏心カム15は、カム軸13に
対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム
軸挿通孔15cを介して圧入固定されていると共に、カ
ム本体15aの外周面15dが同一のカムプロフィール
に形成されている。前記ロッカアーム18は、図3に示
すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部1
8aが制御カム17に回転自存に支持されている。
【0020】また、基部18aの外端部に突設された一
端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結する
ピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されてい
る一方、基部18aの内端部に突設された他端部18c
には、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結
するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されてい
る。
【0021】前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御
軸16外周に固定されていると共に、図1に示すように
軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心し
ている。前記揺動カム20は、図1及び図5,図6に示
すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22に
カム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔2
2aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の
他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫
通形成されている。
【0022】また、揺動カム20の下面には、基端部2
2側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁
側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、
該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺
動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に
当接するようになっている。即ち、図7に示すバルブリ
フト特性からみると、図1に示すように基円面24aの
所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面
24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲
θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのラ
ンプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になる
ように設定されている。
【0023】また、前記リンクアーム25は、円環状の
基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設さ
れた突出端25bとを備え、基部25aの中央位置に
は、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転
自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突
出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピ
ン孔25dが貫通形成されている。
【0024】尚、前記リンクアーム25と偏心カム15
とによって揺動カムが構成される。更に、前記リンク部
材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端
部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部1
8cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23
aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通
するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
【0025】尚、各ピン21,28,29の一端部に
は、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動
を規制するスナップリング30,31,32が設けられ
ている。前記制御軸16は、一端部に設けられたDCサ
ーボモータ等のアクチュエータ101によって所定回転
角度範囲内で回転駆動されるようになっており、前記制
御軸16の作動角を前記アクチュエータ101で変化さ
せることで、吸気弁12のバルブリフト量及びバルブ作
動角が連続的に変化する構成であり、バルブリフト量の
減少に応じてバルブ作動角がより小さく変化する(図8
参照)。
【0026】バルブリフト量及びバルブ作動角を小さく
する場合には、図5(A),(B)に示すように、制御
軸16の軸心P2が制御カム17の軸心P1がよりも下
方に位置するように、制御軸16を回転させ、逆に、バ
ルブリフト量及びバルブ作動角を大きくする場合には、
図6(A),(B)に示すように、制御軸16の軸心P
2が制御カム17の軸心P1がよりも上方に位置するよ
うに、制御軸16を回転させる。
【0027】前記アクチュエータ101は、図9に示す
ように、コントロールユニット102からの駆動信号に
基づき制御される。尚、図9に示す構成が、空気量制御
手段に相当する。前記コントロールユニット102に
は、アクセル開度センサ103及びエンジン回転速度セ
ンサ104からの検出信号が入力される。
【0028】そして、コントロールユニット102にお
いて、要求吸入空気量演算部105が、アクセル開度と
エンジン回転速度とに基づいて要求吸入空気量を演算
し、目標作動角演算部106が、前記要求吸入空気量に
対応する制御軸16の目標作動角を演算し、駆動回路1
07が、前記目標作動角とポテンショメータ式の作動角
センサ108(弁作動特性検出手段)で検出された実際
の作動角(弁作動特性)との偏差に応じて前記アクチュ
エータ101に駆動信号を出力する。
【0029】本実施形態は、前記可変動弁機構VELに
よる吸気弁の開特性の制御によって、エンジンの吸入空
気量を制御する構成であり、要求吸入空気量が得られる
開特性(バルブリフト量及びバルブ作動角)に対応する
制御軸16の作動角が目標値して設定される。ここで、
前記作動角センサ108として同じセンサを2つ設けて
あり、これら2つの作動角センサ108a,108bの
一方の出力に基づき前記アクチュエータ101が制御さ
れる。
【0030】尚、制御に用いる作動角センサ108を、
予め定めた一方に固定する構成であっても良いが、例え
ば、両者の検出結果の比較から制御に採用するセンサを
その都度選択する構成であっても良い。また、前記2つ
の作動角センサ108a,108bの出力からセンサの
故障診断を行なう故障診断部109(故障診断手段)が
設けられており、該故障診断部109では、図10のフ
ローチャートに示すようにして、作動角センサ108の
故障診断を行なう。
【0031】図10のフローチャートにおいて、ステッ
プS1では、エンジン回転速度及び作動角センサ108
a,108bの出力を読み込む。ステップS2では、作
動角センサ108の故障判定時に1がセットされるよう
になっているフラグFNGを判別する。前記フラグFN
Gに1がセットされている場合には、既にセンサ故障が
判定されていることになるので、故障診断を行なうこと
なく、ステップS8のフェイルセーフ制御に移行させ
る。
【0032】一方、前記フラグFNGに0がセットされ
ている場合には、故障診断を行なわせるべく、ステップ
S3へ進む。ステップS3では、エンジン回転速度と、
クランキング回転速度程度の値である所定回転速度とを
比較することで、エンジンの運転状態であるか否かを判
別する。
【0033】エンジン回転速度が所定回転速度以上であ
れば、ステップS4へ進み、2つの作動角センサ108
a,108bの検出結果の偏差(絶対値)を算出する。
次のステップS5では、前記偏差が所定値以上であるか
否かを判別する。前記偏差が所定値以上であるときに
は、ステップS6へ進み、前記偏差が所定値以上である
状態の継続時間が所定値以上であるか否かを判別する。
【0034】ステップS6で、前記偏差が所定値以上で
ある状態が所定時間以上継続していると判断されたとき
には、ステップS7へ進んで、前記フラグFNGに1を
セットする。ステップS3で、エンジン回転速度が所定
回転速度未満である(エンジンの停止状態である)と判
別されたとき、及び、ステップS5で前記偏差が所定値
未満であると判別されたときには、ステップS9へ進ん
で、前記偏差が所定値以上である状態の継続時間を計測
するためのタイマをリセットする。
【0035】ステップS8においては、作動角センサ1
08の故障を知らせる警告灯を点灯させたり、アクチュ
エータ101を強制的にフェイルセーフ位置に駆動する
などのフェイルセーフ制御を実行する。上記故障診断に
よると、2重に設けた作動角センサ108の出力を比較
するので、バルブ開特性の制御状態等に影響されること
なく、随時センサ故障を診断することができる。
【0036】図11は、第2実施形態における可変動弁
機構VELの制御系(空気量制御手段)を示すものであ
り、この図11に示す構成では、作動角センサ108が
1つだけ設けられる。そして、係る構成における故障診
断部109(故障診断手段)は、図12のフローチャー
トに示すようにして作動角センサ108の故障診断を行
なう。
【0037】ステップS11では、作動角センサ108
の出力,要求吸入空気量などを読み込む。ステップS1
2では、フラグFNGの判別を行い、既に1がセットさ
れている場合には、ステップS20のフェイルセーフ制
御を実行させる。フラグFNGが0であれば、ステップ
S13へ進み、エンジンのアイドル運転状態であるか否
かを判別する。
【0038】アイドル時であるときには、ステップS1
4へ進み、アクチュエータ101の故障判定がなされて
いるか否かを判別し、アクチュエータ101の故障判定
がなされていない場合にはステップS15へ進む。ステ
ップS15では、アイドル時の要求吸入空気量に対応す
べき制御軸16の作動角を推定する(弁作動特性推定手
段)。
【0039】尚、アイドル運転時の要求吸入空気量は、
目標アイドル回転速度に実際のエンジン回転速度が一致
するようにフィードバック制御される。ステップS16
では、実際に作動角センサ108で検出されている作動
角と前記ステップS15における推定値との偏差(絶対
値)を算出する。ステップS17では、前記偏差が所定
値以上であるか否かを判別する。
【0040】前記偏差が所定値以上であるときには、ス
テップS18へ進み、前記偏差が所定値以上である状態
の継続時間が所定値以上であるか否かを判別する。ステ
ップS18で、前記偏差が所定値以上である状態が所定
時間以上継続していると判断されたときには、ステップ
S19へ進んで、前記フラグFNGに1をセットする。
【0041】ステップS13で、エンジンが非アイドル
運転状態であると判別されたとき、及び、ステップS1
7で前記偏差が所定値未満であると判別されたときに
は、ステップS21へ進んで、前記偏差が所定値以上で
ある状態の継続時間を計測するためのタイマをリセット
する。上記構成では、作動角センサ108を2重に備え
なくても、作動角センサ108の故障診断を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における可変動弁機構を示す
断面図(図2のA−A断面図)。
【図2】上記可変動弁機構の側面図。
【図3】上記可変動弁機構の平面図。
【図4】上記可変動弁機構に使用される偏心カムを示す
斜視図。
【図5】上記可変動弁機構の低リフト時の作用を示す断
面図(図2のB−B断面図)。
【図6】上記可変動弁機構の高リフト時の作用を示す断
面図(図2のB−B断面図)。
【図7】上記可変動弁機構における揺動カムの基端面と
カム面に対応したバルブリフト特性図。
【図8】上記可変動弁機構のバルブタイミングとバルブ
リフトの特性図。
【図9】上記可変動弁機構の制御系の第1実施形態を示
すブロック図。
【図10】上記第1実施形態における作動角センサの故
障診断を示すフローチャート。
【図11】上記可変動弁機構の制御系の第2実施形態を
示すブロック図。
【図12】上記第2実施形態における作動角センサの故
障診断を示すフローチャート。
【符号の説明】 12…吸気弁 13…カム軸 15…偏心カム 16…制御軸 17…制御カム 18…ロッカアーム 20…揺動カム 25…リンクアーム 101…アクチュエータ 102…コントロールユニット 103…アクセル開度センサ 104…エンジン回転速度センサ 105…要求吸入空気量演算部 106…目標作動角演算部 107…駆動回路 108…作動角センサ 109…故障診断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/22 301 F02D 41/22 301K Fターム(参考) 3G018 AB07 AB18 BA01 BA10 CA07 EA00 EA02 EA11 EA23 EA35 FA01 FA06 GA38 3G084 BA23 DA27 EA11 EB22 FA00 FA07 FA10 FA33 3G092 AA11 BA01 DA01 DA03 FB02 FB06 HA01Z HA13Y HE01Z HF08Z 3G301 HA19 JB01 JB09 LA07 PA01Z PE01Z PE10B PF03Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気弁の作動特性を連続的に変える可変動
    弁機構と、 前記可変動弁機構による弁作動特性を検出する弁作動特
    性検出手段と、 エンジンの要求吸入空気量及び前記弁作動特性検出手段
    による検出結果に基づいて前記可変動弁機構を制御する
    ことで、前記吸気弁によりエンジンの吸入空気量を制御
    する空気量制御手段と、 を備えてなる可変動弁装置において、 前記エンジンの要求吸入空気量に対応する前記弁作動特
    性を推定する弁作動特性推定手段と、 前記弁作動特性推定手段で推定された弁作動特性と前記
    弁作動特性検出手段で検出された実際の弁作動特性との
    偏差に基づいて、前記弁作動特性検出手段の故障を診断
    する故障診断手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする可変動弁装置の故
    障診断装置。
  2. 【請求項2】前記故障診断手段が、前記弁作動特性推定
    手段で推定された弁作動特性と前記弁作動特性検出手段
    で検出された実際の弁作動特性との偏差が所定値以上で
    ある状態が所定時間以上継続したときに、前記弁作動特
    性検出手段の故障を判定することを特徴とする請求項1
    記載の可変動弁装置の故障診断装置。
  3. 【請求項3】吸気弁の作動特性を連続的に変える可変動
    弁機構と、 前記可変動弁機構による弁作動特性を検出する弁作動特
    性検出手段と、 エンジンの要求吸入空気量及び前記弁作動特性検出手段
    による検出結果に基づいて前記可変動弁機構を制御する
    ことで、前記吸気弁によりエンジンの吸入空気量を制御
    する空気量制御手段と、 を備えてなる可変動弁装置において、 前記弁作動特性検出手段を2重に備える一方、 前記2つの弁作動特性検出手段それぞれで検出された弁
    作動特性の偏差に基づいて、前記2つの弁作動特性検出
    手段の故障を診断する故障診断手段を含んで構成された
    ことを特徴とする可変動弁装置の故障診断装置。
  4. 【請求項4】前記故障診断手段が、前記2つの弁作動特
    性検出手段それぞれで検出された弁作動特性の偏差が所
    定値以上である状態が所定時間以上継続したときに、前
    記2つの弁作動特性検出手段の故障を判定することを特
    徴とする請求項3記載の可変動弁装置の故障診断装置。
  5. 【請求項5】前記可変動弁機構が、 クランク軸に同期して回転する駆動軸と、 前記駆動軸に固定された駆動カムと、 揺動することで前記吸気弁を開閉作動する揺動カムと、 一端で前記駆動カム側と連係し他端で前記揺動カム側と
    連係する伝達機構と、 前記伝達機構の姿勢を変化させる制御カムを有する制御
    軸と、 前記制御軸を回動するアクチュエータとからなり、 前記アクチュエータにより前記制御軸を回動制御するこ
    とにより吸気弁のリフト特性を変化させることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1つに記載の可変動弁装置
    の故障診断装置。
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