JP5134021B2 - 内燃機関の可変動弁駆動制御装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁駆動制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、バルブリフト量を電動アクチェータによって連続的に変更するバルブリフト可変機構を制御するための内燃機関の可変動弁駆動制御装置に関する。
特許文献1には、電動アクチュエータにより機関バルブのリフト量を可変とするバルブリフト可変機構を備えた内燃機関において、実際のバルブリフト量の変化量が所定値以下であり、かつ、実際のバルブリフト量と目標値との偏差の絶対値が所定値よりも大きいときに、前記バルブリフト可変機構の作動異常を判定する構成の開示がある。
特開2001−254637号公報
ところで、従来の構成においては、バルブリフト可変機構の操作量を演算するマイコン(演算処理装置)が正常であれば、バルブリフト量の情報から自己診断を行なって適当なフェイルセーフ処理を実行させることができるが、マイコン(演算処理装置)が故障すると、診断処理及びフェイルセーフ処理を実行できなくなって、バルブリフト量が異常制御されてしまう可能性があるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、バルブリフト可変機構の電動アクチュエータの操作量を演算する演算処理装置が故障しても、係る故障を検出して確実に電動アクチュエータを停止させることができる内燃機関の可変動弁駆動制御装置を提供することを目的とする。
そのため本願発明は、吸気バルブのバルブリフト量を電動アクチェータによって連続的に変更するバルブリフト可変機構を制御するための内燃機関の可変動弁駆動制御装置であって、前記バルブリフト可変機構によって変更された実際のバルブリフト量を検出するバルブリフト量検出手段と、燃料噴射量を演算すると共に、前記バルブリフト可変機構の目標バルブリフト量を機関運転状態に基づいて演算するエンジンコントロールモジュールと、前記バルブリフト量検出手段の検出信号及び前記エンジンコントロールモジュールが演算した目標バルブリフト量を入力し、実際のバルブリフト量が目標バルブリフト量となるように操作量を演算し、当該操作量で前記電動アクチェータを駆動して前記バルブリフト可変機構を制御するバルブリフトコントローラと、を含み、前記エンジンコントロールモジュールは、前記実際のバルブリフト量の検出信号を前記バルブリフトコントローラから入力し、入力した実際のバルブリフト量と前記目標バルブリフト量との偏差に基づいて実際のバルブリフト量が目標バルブリフト量に収束しない状態であると判断した場合は、前記バルブリフトコントローラの故障を判定して前記電動アクチェータの作動を停止させるようにした。
かかる構成によると、バルブリフトコントローラによるフィードバック制御機能の異常を、エンジンコントロールモジュールが診断し、エンジンコントロールモジュールは、異常を診断すると、バルブリフト可変機構の電動アクチュエータの作動を停止する。
実施形態における内燃機関のシステム構成図。 VEL(Variable valve Event and Lift)機構を示す断面図(図3のA−A断面図)。 上記VEL機構の側面図。 上記VEL機構の平面図。 上記VEL機構に使用される偏心カムを示す斜視図。 上記VEL機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記VEL機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記VEL機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。 上記VEL機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。 上記VEL機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。 VELコントローラ及びECMの第1実施形態を示す回路ブロック図。 ECMによるVELコントローラの故障診断を示すフローチャート。 VELコントローラ及びECMの第2実施形態を示す回路ブロック図。 VELコントローラ及びECMの第3実施形態を示す回路ブロック図。 第3実施形態のロジックICにおける演算処理を示すフローチャート。 VELコントローラ及びECMの第4実施形態を示す回路ブロック図。
図1は、本発明に係る内燃機関の可変動弁駆動制御装置を適用する車両用内燃機関のシステム構成図である。
図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カム軸110に軸支されたカム111によって一定のバルブリフト量,バルブ作動角及びバルブタイミングを保って開閉駆動される。一方、吸気バルブ105側には、吸気バルブ105のバルブリフト量(最大バルブリフト量)を作動角と共に連続的に可変するVEL(Variable valve Event and Lift)機構112が設けられる。
ここで、エンジンコントロールモジュール(ECM)114と相互通信可能なVELコントローラ113(バルブリフトコントローラ)が設けられ、前記ECM114は目標バルブリフト量を演算して前記VELコントローラ113に送信し、目標バルブリフト量を受信した前記VELコントローラ113は、前記目標バルブリフト量になるように前記VEL機構112をフィードバック制御する。
前記ECM114には、内燃機関101の吸入空気量を検出するエアフローメータ115、アクセル開度を検出するアクセルペダルセンサ116、クランク軸120からクランク回転信号を取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、内燃機関101の冷却水温度を検出する水温センサ119からの検出信号が入力される。
また、各気筒の吸気バルブ105上流側の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられる。
前記ECM114は、各種検出信号に基づいて燃料噴射パルス幅(燃料噴射量)を演算し、前記パルス幅の噴射パルス信号を前記燃料噴射弁131に出力して、前記パルス幅に比例する量の燃料を噴射させる。
また、前記ECM114は、前記燃料噴射パルス幅及び機関回転速度に基づいて点火時期(点火進角値)を演算し、点火プラグ(図示省略)による点火時期を制御する。
図2〜図4は、前記VEL機構112の構造を詳細に示すものである。
図2〜図4に示すVEL機構112は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカム軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸13(駆動軸)と、該カム軸13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カム軸13の上方位置に同じカム軸受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
また、前記偏心カム15は、カム軸13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム軸挿通孔15cを介して圧入固定されている。前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自在に支持されている。
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、バルブリフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
前記制御軸16は、図10に示すような構成によって、ストッパにより制限される所定回転角度範囲内でDCサーボモータ(電動アクチュエータ)121により回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の角度を前記DCサーボモータ121で変化させることで、吸気バルブ105のバルブリフト量及びバルブ作動角が、前記ストッパで制限される最大バルブリフト量と最小バルブリフト量との間の可変範囲内で連続的に変化する(図9参照)。
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。
一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、バルブリフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、バルブリフト量が大きくなる方向となっている。
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の角度を検出するポテンショメータ式の角度センサ127(バルブリフト量検出手段)が設けられており、該角度センサ127で検出される実際の角度が、前記ECM114で算出される目標角度(目標バルブリフト量相当値)に一致するように、前記VELコントローラ113が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。
また、前記制御軸16の外周に突出形成したストッパ部材128が、固定側の受け部材(図示省略)に対してバルブリフトの増大方向及び減少方向の双方で当接することで、制御軸16の回転範囲が規制され、これにより最小バルブリフト量及び最大バルブリフト量が規定されるようになっている。
図11は、第1実施形態における前記VELコントローラ113及びECM114の構成を示すものである。
この図11において、VELコントローラ113にはバッテリ電圧が供給され、電源回路301を介してCPU302(第1演算処理装置)に電源が供給される。また、前記電源回路301からの電源電圧が電源バッファ回路303を介して角度センサ127に供給され、角度センサ127の出力は、入力回路304を介して前記CPU302に読み込まれる。
前記角度センサ127は2重に備えられ、これらセンサ127a,127bに対応して入力回路304も2系統(304a,304b)備えられている。
また、前記DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を駆動するためのモータ駆動回路305が設けられており、該モータ駆動回路305には、前記DCサーボモータ121を正転方向及び逆転方向に駆動するために、前記CPU302から正転方向のパルス幅変調信号PWM,ポート出力及び逆転方向のパルス幅変調信号PWM,ポート出力(操作量)が入力される。
前記モータ駆動回路305には、リレー回路306を介してバッテリ電圧が供給され、前記リレー回路306は、リレー駆動回路307によってON・OFF駆動される。更に、前記DCサーボモータ121の電流を検出する電流検出回路308が設けられている。
前記リレー駆動回路307は、AND回路(論理積演算回路)321の出力がハイレベル(1)であるときに、リレー回路306をONして、モータ駆動回路305に電源を供給し、AND回路321の出力がローレベル(0)であるときに、リレー回路306をOFFして、モータ駆動回路305への電源供給を遮断する。
前記AND回路321の入力端子には、前記VELコントローラ113のCPU302のポート出力(出力手段)が入力される一方、前記ECM114のCPU114a(第2演算処理装置)のポート出力が、インターフェイス回路(I/F回路)114bを介して入力され、各ポート出力の論理積演算がなされるようになっている。
前記VELコントローラ113のCPU302は、前記AND回路321の入力端子にハイレベル信号(1)を出力するよう設定される一方、前記ECM114のCPU114aは、前記VELコントローラ113(CPU302)のフィードバック制御機能を診断し、その結果、正常と判定したときにハイレベル信号(1)を前記AND回路321の入力端子に出力し、故障と判定したときにローレベル信号(0)を出力する。
従って、VELコントローラ113のCPU302が正常に機能して、CPU302の出力ポートからAND回路321の入力端子にハイレベル信号(1)が出力され、かつ、前記ECM114のCPU114aが前記VELコントローラ113のフィードバック制御機能が正常であると判定して、AND回路321の入力端子にハイレベル信号(1)を出力したときにのみ、AND回路321の出力端子がハイレベル(1)になってリレー回路306がONし、リレー回路306を介して前記モータ駆動回路305にバッテリ電圧が供給される。
一方、VELコントローラ113のCPU302に異常が生じ、AND回路321の入力端子への出力ポートがローレベル(0)になった場合、及び/又は、前記ECM114のCPU114aが前記VELコントローラ113のフィードバック制御機能(CPU302)の異常を判定し、AND回路321の入力端子にローレベル信号(0)を出力したときには、AND回路321の出力端子がローレベル(0)になることでリレー回路306がOFFし、前記モータ駆動回路305へのバッテリ電圧供給がリレー回路306によって遮断される。
ここで、前記VELコントローラ113には、前記ECM114との間において通信を行なうための通信回路309が備えられ、前記ECM114には、前記VELコントローラ113との間において通信を行なうための通信回路114cが備えられており、前記VELコントローラ113と前記ECM114とは相互通信可能に構成される。
そして、前記ECM114においてアクセル開度,エンジン回転速度等に基づいて算出された制御軸16の目標角度が、前記VELコントローラ113に送信され、前記角度センサ127で検出された実際の角度が前記VELコントローラ113から前記ECM114に送信されるようになっており、前記ECM114では、前記目標角度と実角度との偏差に基づいて目標角度に対する収束状態を判定し、以って、VELコントローラ113の故障診断を行なう。
図12のフローチャートは、前記ECM114によるVELコントローラ113の故障診断を示すものであり、ステップS1では、目標VEL角度TGVELを読み込む。
ステップS2では、前記VELコントローラ113から送信された実角度REVELを読み込む。
ステップS3では、目標VEL角度TGVELと実角度REVELとの偏差をエラー量ERRとして演算する。
ERR=TGVEL−REVEL
ステップS4では、前記エラー量ERRを積算して積算エラー量を演算する。
積算ERR量=ΣERR
ステップS5では、前記積算ERR量が所定範囲内であるか否かを判別する。そして、前記積算ERR量が所定範囲外であって、所期の応答で実角度REVELが目標VEL角度TGVELに収束しない状態であると判断されるときには、ステップS6へ進む。
ステップS6では、フィードバック制御系(VELコントローラ113)の故障を判定し、次のステップS7では、AND回路321の入力端子にローレベル信号(0)を出力すべく、ポート出力をオフする。
前記ECM114からAND回路321の入力端子に対してローレベル信号(0)を出力すると、たとえ、VELコントローラ113のCPU302からAND回路321の入力端子に対してハイレベル信号(1)が出力されていても、AND回路321の出力がローレベル信号(0)に切り換わることで、リレー回路306がOFFし、前記モータ駆動回路305へのバッテリ電圧供給がリレー回路306(遮断手段)によって遮断され、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)の作動が停止される(作動停止手段)
一方、前記ECM114が、VELコントローラ113が正常であると判定していても、VELコントローラ113のCPU302に異常が生じ、AND回路321の入力端子への出力ポートがローレベル(0)になれば、AND回路321の出力がローレベル(0)に切り換わることで、リレー回路306がOFFし、前記モータ駆動回路305へのバッテリ電圧供給がリレー回路306によって遮断され、モータ駆動回路305(DCサーボモータ121)の作動が停止される。
従って、VELコントローラ113のCPU302の故障を2重に診断し、少なくとも一方で故障診断されたときに、モータ駆動回路305(DCサーボモータ121)の作動を停止させることができ、故障発生時のフェイルセーフを確実に図ることができる。
尚、故障診断の方法は、上記図12のフローチャートに示した目標VEL角度TGVELと実角度REVELとに基づく方法に限定されるものでないことは明らかである。
図13は、第2実施形態における前記VELコントローラ113及びECM114の構成を示すものである。
図13に示す第2実施形態では、前記AND回路321の2つの入力端子に、VELコントローラ113のCPU302の2つの出力ポートにおける出力をそれぞれ入力させ、CPU302の出力ポートの信号のみで、リレー回路306のON・OFFを制御する構成としてある。
ここで、CPU302の2つの出力ポートの一方は、そのままAND回路321の入力端子に接続されるが、他方には、否定ゲート322が接続され、出力ポートの反転信号がAND回路321の入力端子に入力されるようになっている。
そして、否定ゲート322が介装される側の出力ポートからはローレベル信号(0)を出力させ、否定ゲート322が介装されない側の出力ポートからはハイレベル信号(1)を出力させることで、AND回路321の入力端子が共にハイレベルになって論理積の結果がハイレベル(1)となり、リレー回路306がONされるようにしてある。
ここで、CPU302の故障によって両出力ポートの出力が共にローレベル(0)に張り付くと、否定ゲート322が介装されない側の出力ポートからAND回路321に対してローレベル信号(0)が出力されることになって、AND回路321における論理積の結果がローレベル(0)となり、リレー回路306がOFFされる。
逆に、CPU302の故障によって両出力ポートの出力が共にハイレベル(1)に張り付くと、否定ゲート322を介してAND回路321に入力される信号がローレベル(0)になって、AND回路321における論理積の結果がローレベル(0)となり、リレー回路306がOFFされる。
即ち、CPU302の故障によって2つの出力ポートから同じレベルの信号が出力されるようになると、リレー回路306がOFFされるので、VELコントローラ113の故障時にモータ駆動回路305(DCサーボモータ121)の作動を停止させ、故障発生時のフェイルセーフを確実に図ることができる。
図14は、第3実施形態における前記VELコントローラ113及びECM114の構成を示すものである。
図14に示す第3実施形態では、リレー駆動回路307のON・OFFが、ロジックIC323によって制御される一方、前記ロジックIC323に対して、VELコントローラ113のCPU302の出力ポートから予め設定された一定周波数の信号が入力される構成としてある。
ここで、前記ロジックIC323の処理機能を、図15のフローチャートに従って説明する。
図15のフローチャートにおいて、ステップS21では、CPU302の出力ポートから出力された信号の周波数を計測する。
ステップS22では、前記計測した周波数が所定範囲内であるか否かを判別する。
前記VELコントローラ113のCPU302が正常に動作していれば、前記ロジックIC323に対して信号を出力する出力ポートからは一定周波数の信号が出力され、周波数の計測結果は、所定範囲内になる。
一方、前記VELコントローラ113のCPU302に異常が生じ、所期の周波数の信号を出力させることができなくなると、周波数の計測結果は、所定範囲から外れることになる。
そこで、ステップS22で、周波数の計測結果が所定範囲内であると判断されると、ステップS23へ進み、ロジックIC323の出力をハイレベル(1)にセットすることでリレー回路306をONし、前記モータ駆動回路305にバッテリ電圧が供給されるようにする。
一方、ステップS22で、周波数の計測結果が所定範囲外であると判断されると、ステップS24へ進み、ロジックIC323の出力をローレベル(0)にリセットすることでリレー回路306をOFFし、前記モータ駆動回路305へのバッテリ電圧の供給を遮断し、これにより、モータ駆動回路305(DCサーボモータ121)の作動を停止させて、故障発生時のフェイルセーフを図る。
図16は、第4実施形態における前記VELコントローラ113及びECM114の構成を示すものである。
図16に示す第4実施形態では、リレー駆動回路307を制御するAND回路321を備える一方、前記AND回路321の入力端子に、VELコントローラ113の診断結果に応じてECM114から出力される信号を入力させると共に、VELコントローラ113のCPU302の2つの出力ポートから相互に反転の関係にある信号を出力させる一方、ローレベルが出力される側の出力ポートに否定ゲート322を接続させ、一方のポート出力と他方のポート出力の反転信号とを前記AND回路321の入力端子に入力させるようにしてある。
即ち、第4実施形態では、AND回路321の出力が、VELコントローラ113の診断結果に応じてECM114から出力される信号と、VELコントローラ113のCPU302の2つの出力ポートそれぞれ出力される2つの信号とによって制御される。
ここで、ECM114は、前記第1実施形態と同様に、目標角度と実際値との偏差に基づいてVELコントローラ113の故障診断を行い、VELコントローラ113が正常であるとの診断結果であればハイレベル信号(1)をAND回路321に出力し、故障を判定するとローレベル信号(0)を出力する。
また、VELコントローラ113のCPU302は、AND回路321の入力端子に直接接続される出力ポートをハイレベル(1)に設定し、否定ゲート322を介してAND回路321の入力端子に接続される出力ポートをローレベル(0)に設定する。
従って、ECM114が、VELコントローラ113が正常であるとの診断結果を下し、更に、VELコントローラ113のCPU302が正常動作すれば、AND回路321の3つの入力端子は全てハイレベル(1)になって、AND回路321の出力がハイレベル(1)になり、リレー回路306がONされる。
一方、ECM114が、VELコントローラ113の故障を判定するか、及び/又は、VELコントローラ113のCPU302の出力ポートが故障によって全てハイレベル(1)又はローレベル(0)に張り付くと、AND回路321の3つの入力端子のうちの少なくとも1つがローレベル(0)になることで、AND回路321の出力がローレベル(0)になって、リレー回路306がOFFされる。
これにより、VELコントローラ113の故障時に、モータ駆動回路305(DCサーボモータ121)の作動を確実に停止させて、故障発生時のフェイルセーフを図ることができる。
尚、本実施形態では、VEL機構112のDCサーボモータ121を、制御対象としての電動アクチュエータとしたが、電動アクチュエータをVEL機構112のDCサーボモータ121に限定するものではなく、更に、電動アクチュエータが電磁ソレノイドなどであっても良い。
また、第2演算処理装置としては、ECM114の他、自動変速機の制御ユニットなどを用いることができ、更に、故障診断専用のマイコンやICであっても良い。
また、論理演算を論理積演算に限定するものではなく、例えば論理和演算の結果によってリレー駆動回路307を制御させることも可能である。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1記載の電動アクチュエータの駆動制御装置において、
前記論理演算が論理積演算であって、前記論理積演算回路に入力される信号のうちの一部が否定ゲートによって反転して入力されることを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
かかる構成によると、論理積演算回路に入力される信号のうちの一部が反転して入力されるから、演算処理装置が故障してその出力ポートが全てハイ又はローレベルに張り付くと、論理積演算回路に入力される信号が揃わなくなり、論理積演算回路の出力が演算処理装置の故障に伴って切り換わるように設定できる。
(ロ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の電動アクチュエータの駆動制御装置において、
前記駆動回路への電源供給をスイッチングすることで、前記駆動回路の作動をスイッチングすることを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
かかる構成によると、駆動回路への電源供給を遮断することで、前記駆動回路の作動を確実に停止させることができる。
16…制御軸、101…内燃機関、104…電子制御スロットル、105…吸気バルブ、107…排気バルブ、112…VEL機構、113…VELコントローラ、114…エンジンコントロールモジュール(ECM)、114a…CPU、114c…通信回路、114c…リレー駆動回路、121…DCサーボモータ(電動アクチュエータ)、127…角度センサ、302…CPU、305…モータ駆動回路、306…リレー回路、308…電流検出回路、309…通信回路、321…AND回路、322…否定ゲート、323…ロジックIC

Claims (3)

  1. 吸気バルブのバルブリフト量を電動アクチェータによって連続的に変更するバルブリフト可変機構を制御するための内燃機関の可変動弁駆動制御装置であって、
    前記バルブリフト可変機構によって変更された実際のバルブリフト量検出するバルブリフト量検出手段と、
    燃料噴射量を演算すると共に、前記バルブリフト可変機構の目標バルブリフト量を機関運転状態に基づいて演算するエンジンコントロールモジュールと、
    前記バルブリフト量検出手段の検出信号及び前記エンジンコントロールモジュールが演算した目標バルブリフト量を入力し、実際のバルブリフト量が目標バルブリフト量となるように操作量を演算し、当該操作量で前記電動アクチェータを駆動して前記バルブリフト可変機構を制御するバルブリフトコントローラと
    を含み
    前記エンジンコントロールモジュールは、前記実際のバルブリフト量の検出信号を前記バルブリフトコントローラから入力し、入力した実際のバルブリフト量と前記目標バルブリフト量との偏差に基づいて実際のバルブリフト量が目標バルブリフト量に収束しない状態であると判断した場合は、前記バルブリフトコントローラの故障を判定して前記電動アクチェータの作動を停止させることを特徴とする内燃機関の可変動弁駆動制御装置。
  2. 前記エンジンコントロールモジュールは、前記電動アクチュエータの駆動回路への電源供給を遮断することで、前記電動アクチェータの作動を停止させることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁駆動制御装置。
  3. 前記バルブリフトコントローラは、前記操作量を演算して出力する演算処理装置を含み、
    前記演算処理装置が出力する自身の機能異常の発生を示す信号によっても、前記電動アクチェータの作動が停止されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁駆動制御装置。
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