JP2005218281A - 電動アクチュエータの駆動制御装置 - Google Patents

電動アクチュエータの駆動制御装置 Download PDF

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憲一 町田
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Abstract

【課題】 リフト量可変機構等の電動アクチュエータ及びその駆動回路を過電流から保護すると共に、駆動回路基板の熱劣化を抑止する。
【解決手段】 電動アクチュエータ(DCサーボモータ)の駆動電流IVELを検出すると共に、該駆動電流IVELの平均値IVELaveを算出する。そして、駆動電流IVELの瞬時値が限界値Limt-current#以上である場合、及び、平均値IVELaveが限界値Limt-ave-current#以上である状態が所定時間TMLIMI#以上継続したときに、電動アクチュエータの駆動を強制的に停止させる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、例えば内燃機関における機関バルブのリフト量を可変にするリフト量可変機構などに用いられる電動アクチュエータの駆動制御装置に関する。
特許文献1には、流量制御弁を開閉駆動する電動モータの駆動回路への過電流通電を検出し、過電流検出時に前記駆動回路を構成するすべてのトランジスタを遮断する構成の開示がある。
特開平08−082378号公報
ところで、モータロック電流と駆動トランジスタの耐電流が略同じであれば、モータロック電流を検出したときにモータ出力を遮断することで、駆動回路を過電流から保護することが可能である。
しかし、モータロック電流よりも低い電流が長時間流れた場合に、駆動回路が徐々に発熱することで駆動回路基板の半田部分の熱劣化が進み、これにより、駆動回路の寿命が早まり、また、駆動回路の故障の原因になるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、電動アクチュエータ及び駆動回路を過電流から保護できると共に、駆動回路基板の熱劣化を抑止できる電動アクチュエータの駆動制御装置を提供することを目的とする。
そのため請求項1記載の発明では、電動アクチュエータに流れる駆動電流に相関する値の瞬時値及び平均値を検出し、前記瞬時値と平均値との少なくとも一方がそれぞれに対応する閾値以上になったときに、前記電動アクチュエータの駆動を停止する構成とした。
かかる構成によると、電動アクチュエータに流れる駆動電流が閾値を超えて大きくなった過電流通電時に、電動アクチュエータの駆動を停止すると共に、駆動電流の瞬時値が駆動停止を行なうほどに大きくない場合であっても、平均値が閾値を超えるときには、電動アクチュエータの駆動を停止させる。
従って、電動アクチュエータに長時間駆動電流が流れ、駆動回路が発熱する状態を、平均電流が高い状態として検出して、電動アクチュエータの駆動を停止させることができ、駆動回路の発熱による劣化・故障を抑止することができる。
請求項2記載の発明では、前記瞬時値と比較される閾値として相互に異なる複数の閾値を備え、該複数の閾値と前記瞬時値との比較結果に応じて、前記電動アクチュエータの駆動を停止させるまでの遅延時間を設定し、該遅延時間経過後に前記電動アクチュエータの駆動を停止させる構成とした。
かかる構成によると、瞬時値の大きさによって遅延時間が設定され、閾値を超えると判断された後前記遅延時間が経過してから、電動アクチュエータの駆動を停止させる。
従って、駆動電流が比較的低く、電動アクチュエータの駆動をある程度まで継続させることができるときに、電動アクチュエータの駆動が無用に停止されることがなく、然も、過電流から電動アクチュエータ・駆動回路を保護することができる。
請求項3記載の発明では、電動アクチュエータの駆動回路の温度が所定温度以上になったときに、前記電動アクチュエータの駆動を停止させる構成とした。
かかる構成によると、電動アクチュエータの駆動電流が大きくなり、及び/又は、比較的小さい駆動電流であっても長時間に渡って駆動電流が流れることで、駆動回路の温度が上昇すると、電動アクチュエータの駆動を停止させる。
従って、駆動回路の温度が高くなることによる熱劣化・故障の発生を抑止でき、駆動回路の寿命を長くすることができる。
図1は、本発明に係る電動アクチュエータの駆動制御装置を適用する車両用内燃機関のシステム構成図である。
図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カム軸110に軸支されたカム111によって一定のバルブリフト量,バルブ作動角及びバルブタイミングを保って開閉駆動される。
一方、吸気バルブ105側には、吸気バルブ105のバルブリフト量を作動角と共に連続的に可変するVEL(Variable valve Event and Lift)機構112が設けられる。
ここで、エンジンコントロールモジュール(ECM)114と相互通信可能なVELコントローラ113が設けられ、前記VEL機構112は、前記VELコントローラ113によって駆動制御される。
前記ECM114には、内燃機関101の吸入空気量を検出するエアフローメータ115、アクセル開度を検出するアクセルペダルセンサ116、クランク軸120からクランク回転信号を取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、内燃機関101の冷却水温度を検出する水温センサ119からの検出信号が入力される。
また、各気筒の吸気バルブ105上流側の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、前記ECM114からの噴射パルス信号によって開弁駆動され、前記噴射パルス信号の噴射パルス幅(開弁時間)に比例する量の燃料を噴射する。
図2〜図4は、前記VEL機構112の構造を詳細に示すものである。
図2〜図4に示すVEL機構112は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカム軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸13(駆動軸)と、該カム軸13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カム軸13の上方位置に同じカム軸受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。
上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
また、前記偏心カム15は、カム軸13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム軸挿通孔15cを介して圧入固定されている。
前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自在に支持されている。
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、バルブリフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
前記制御軸16は、図10に示すような構成によって、ストッパにより制限される所定回転角度範囲内でDCサーボモータ(電動アクチュエータ)121により回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の角度を前記DCサーボモータ121で変化させることで、吸気バルブ105のバルブリフト量及びバルブ作動角が、前記ストッパで制限される最大バルブリフト量と最小バルブリフト量との間の可変範囲内で連続的に変化する(図9参照)。
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。
一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、バルブリフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、バルブリフト量が大きくなる方向となっている。
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の角度を検出するポテンショメータ式の角度センサ127が設けられており、該角度センサ127で検出される実際の角度が目標角度(目標バルブリフト量相当値)に一致するように、前記VELコントローラ113が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。
また、前記制御軸16の外周に突出形成したストッパ部材128が、固定側の受け部材(図示省略)に対してバルブリフトの増大方向及び減少方向の双方で当接することで、制御軸16の回転範囲が規制され、これにより最小バルブリフト量及び最大バルブリフト量が規定されるようになっている。
図11は、前記VELコントローラ113の構成を詳細に示すものである。
この図11において、VELコントローラ113には、バッテリ電圧が供給され、電源回路301を介してCPU302に電源が供給される。
また、前記電源回路301からの電源電圧が電源バッファ回路303を介して角度センサ127に供給され、角度センサ127の出力は、入力回路304を介して前記CPU302に読み込まれる。
前記角度センサ127は2重に備えられ、これらセンサ127a,127bに対応して入力回路304も2系統(304a,304b)備えられている。
また、前記DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を駆動するためのモータ駆動回路305が設けられており、該モータ駆動回路305には、前記DCサーボモータ121を正転方向及び逆転方向に駆動するために、前記CPU302から正転方向のパルス幅変調信号PWM,ポート出力及び逆転方向のパルス幅変調信号PWM,ポート出力が入力される。
前記モータ駆動回路305には、リレー回路306を介してバッテリ電圧が供給され、前記リレー回路306は、前記CPU302のポート出力で制御されるリレー駆動回路307によってON・OFF駆動される。
更に、前記DCサーボモータ121の電流を検出する電流検出回路308が設けられている。
また、前記ECM114との間において通信を行なうための通信回路309が備えられている。
次に、上記構成のVELコントローラ113によるフェイルセーフ処理を、図12のフローチャートに従って説明する。
図12のフローチャートにおいて、まず、ステップS1では、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)の駆動電流IVELを読み込む。
ステップS2では、前記駆動電流IVELの平均値IVELaveを演算する。
ステップS3では、前記駆動電流IVEL(瞬時値)が限界値Limit-current#(閾値)以上であるか否かを判別する。
ここで、駆動電流IVELが限界値Limit-current#以上であれば、ステップS7へ進んで、過電流異常の判定を行い、リレー回路306をOFFにしてモータ駆動回路305へのバッテリ電圧の供給を遮断するか、及び/又は、パルス幅変調信号PWMを0にすることで、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を強制的に停止させる。
一方、駆動電流IVELが限界値Limit-current#よりも小さい場合には、ステップS4へ進む。
ステップS4では、平均値IVELaveが限界値Limit-ave-current#(閾値)以上であるか否かを判別する。
そして、平均値IVELaveが限界値Limit-ave-current#以上である場合には、ステップS5へ進んで、過電流タイマーをセットして、平均値IVELaveが限界値Limit-ave-current#以上である状態の継続時間を計測させる。
ステップS6では、前記過電流タイマーによる計測時間が、所定時間TMLIMI#以上になっているか否かを判別する。
過電流タイマーによる計測時間が所定時間TMLIMI#以上になっている場合、即ち、平均値IVELaveが限界値Limit-ave-current#以上である状態が所定時間以上継続する場合には、ステップS7へ進んで、過電流異常の判定を行なってDCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を強制的に停止させる。
上記フェイルセーフ処理により、駆動電流が極端に大きくなった場合と共に、駆動電流が比較的低くても平均的にある程度以上の電流が流れるときに、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を強制的に停止させることができる。
従って、モータ駆動回路305が徐々に発熱して熱劣化が生じることを抑止でき、モータ駆動回路305の寿命を長くすることができる。
図13のフローチャートは、VELコントローラ113によるフェイルセーフ処理の第2実施形態を示すものであり、該第2実施形態では、図11に示すように、モータ駆動回路305の温度を検出する温度センサ311が用いられる。
図13のフローチャートにおいて、まず、ステップS21では、前記温度センサ311で検出されたモータ駆動回路305の温度TEMPVELを読み込む。
ステップS22では、前記モータ駆動回路305の温度TEMPVELが、限界温度Limit-temp#以上であるか否かを判別する。
そして、前記モータ駆動回路305の温度TEMPVELが、限界温度Limit-temp#以上であるときには、ステップS23へ進む。
ステップS23では、過電流異常の判定を行い、リレー回路306をOFFにしてモータ駆動回路305へのバッテリ電圧の供給を遮断するか、及び/又は、パルス幅変調信号PWMを0にすることで、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を強制的に停止させる。
上記のように、モータ駆動回路305の温度TEMPVELが限界温度Limit-temp#以上になったときに、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を強制的に停止させるようにすれば、モータ駆動回路305の温度が高くなって熱劣化を生じることが回避される。
図14のフローチャートは、VELコントローラ113によるフェイルセーフ処理の第3実施形態を示すものである。
図14のフローチャートにおいて、まず、ステップS31では、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)の駆動電流IVELを読み込む。
次のステップS32では、前記駆動電流IVELが第1限界値Limit-currentA#(第1閾値)以上であるか否かを判別する。
ここで、前記駆動電流IVELが第1限界値Limit-currentA#以上である場合には、ステップS33へ進み、駆動電流IVELが第1限界値Limit-currentA#以上である状態の継続時間を計測させるべく過電流タイマーTime-over-currentをセットする。
そして、ステップS34では、過電流タイマーTime-over-currentの値が第1所定時間TMLIMA#以上になったか否かを判別し、前記第1所定時間TMLIMA#(第1遅延時間)以上になった時点で、ステップS38へ進む。
ステップS38では、過電流異常の判定を行い、リレー回路306をOFFにしてモータ駆動回路305へのバッテリ電圧の供給を遮断するか、及び/又は、パルス幅変調信号PWMを0にすることで、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)を強制的に停止させる。
一方、ステップS32で、前記駆動電流IVELが第1限界値Limit-currentA#よりも小さいと判断されると、ステップS35へ進む。
ステップS35では、前記駆動電流IVELが第2限界値Limit-currentB#(第2閾値)以上であるか否かを判別する。
尚、第1限界値Limit-currentA#>第2限界値Limit-currentB#である(図15参照)。
前記駆動電流IVELが第1限界値Limit-currentA#よりも小さく、かつ、第2限界値Limit-currentB#以上であるときには、係る状態の継続時間を計測させるべく、ステップS36へ進んで過電流タイマーTime-over-currentをセットする。
ステップS37では、過電流タイマーTime-over-currentの値が第2所定時間TMLIMB#以上になったか否かを判別し、前記第2所定時間TMLIMB#(第2遅延時間)以上になった時点で、ステップS38へ進む。
尚、第1所定時間TMLIMA#<第2所定時間TMLIMB#である(図15参照)。
上記実施形態によると、駆動電流IVELが第1限界値Limit-currentA#よりも小さく、かつ、第2限界値Limit-currentB#以上であるときには、第1限界値Limit-currentA#以上であるときよりも長い時間DCサーボモータ121の駆動が許容される。
即ち、駆動電流IVELが過電流範囲であっても比較的低いときには、駆動電流が高いときに比べてより長い時間放置しても、DCサーボモータ121,モータ駆動回路305の故障に至ることがないので、DCサーボモータ121の駆動を停止させるまでの時間(遅延時間)を長くして、その間、DCサーボモータ121を通常に駆動させることができるようにする。
これにより、DCサーボモータ121,モータ駆動回路305が故障することがない状態で、無用にDCサーボモータ121が停止されてしまうことを回避できる。
尚、限界値Limit-current#として相互に異なる3つ以上の値を設定すると共に、これらに対応して長さの異なる3種類以上の遅延時間を設定させても良いことは明らかである。
また、駆動電流IVELが最も大きな限界値Limit-current#以上であるときに、遅延時間を0として、直ちにDCサーボモータ121の駆動を停止させても良い。
更に、上記実施形態では、電動アクチュエータを用いる運動機構を、機関バルブのバルブリフト量を可変にするVEL機構112としたが、VEL機構112に限定されるものでないことは明らかである。
また、DCサーボモータ121(電動アクチュエータ)に流れる駆動電流に相関する値として、電力を検出させるようにしても良い。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の電動アクチュエータの駆動制御装置において、
前記電動アクチュエータの駆動回路への電源供給を遮断することで、前記電動アクチュエータの駆動を停止することを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
かかる構成によると、駆動回路に異常があっても、駆動電流を0にして電動アクチュエータを確実に停止させることができる。
(ロ)請求項2記載の電動アクチュエータの駆動制御装置において、
前記電動アクチュエータに流れる駆動電流に相関する値の瞬時値が、より高い閾値以上であるときほど、前記遅延時間を短く設定することを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
かかる構成によると、電動アクチュエータの駆動電流が比較的低く、その状態を比較的長く継続させても、故障に至ることがないときに、無用に電動アクチュエータが停止されてしまうことを回避できる。
(ハ)請求項(ロ)記載の電動アクチュエータの駆動制御装置において、
前記電動アクチュエータに流れる駆動電流に相関する値の瞬時値が、最も高い閾値以上であるときに、前記遅延時間として0を設定し、直ちに前記電動アクチュエータの駆動を停止することを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
かかる構成によると、耐電流を超える電流が通電される状態を可及的に解消できると共に、電流が比較的低く故障に至ることがないときに、無用に電動アクチュエータが停止されてしまうことを回避できる。
(ニ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の電動アクチュエータの駆動制御装置において、
前記電動アクチュエータが、内燃機関の機関バルブのバルブリフト量を可変にするリフト量可変機構の電動アクチュエータであることを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
かかる構成によると、機関バルブのバルブリフト量を可変にするための電動アクチュエータ及び駆動回路を過電流から保護できると共に、駆動回路基板の熱劣化を抑止でき、リフト量可変機構の信頼性を向上させることができる。
実施形態における内燃機関のシステム構成図。 VEL(Variable valve Event and Lift)機構を示す断面図(図3のA−A断面図)。 上記VEL機構の側面図。 上記VEL機構の平面図。 上記VEL機構に使用される偏心カムを示す斜視図。 上記VEL機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記VEL機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記VEL機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。 上記VEL機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。 上記VEL機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。 VELコントローラの構成を示す回路ブロック図。 フェイルセーフ処理の第1実施形態を示すフローチャート。 フェイルセーフ処理の第2実施形態を示すフローチャート。 フェイルセーフ処理の第3実施形態を示すフローチャート。 前記第3実施形態における処理特性を示すタイムチャート。
符号の説明
16…制御軸、101…内燃機関、104…電子制御スロットル、105…吸気バルブ、107…排気バルブ、112…VEL機構(運動機構)、113…VELコントローラ、114…エンジンコントロールモジュール(ECM)、121…DCサーボモータ(電動アクチュエータ)、127…角度センサ、302…CPU、305…モータ駆動回路、306…リレー回路、307…リレー駆動回路、308…電流検出回路、311…温度センサ

Claims (3)

  1. 電動アクチュエータの駆動制御装置であって、
    前記電動アクチュエータに流れる駆動電流に相関する値の瞬時値及び平均値を検出し、前記瞬時値と平均値との少なくとも一方がそれぞれに対応する閾値以上になったときに、前記電動アクチュエータの駆動を停止することを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
  2. 前記瞬時値と比較される閾値として相互に異なる複数の閾値を備え、該複数の閾値と前記瞬時値との比較結果に応じて、前記電動アクチュエータの駆動を停止させるまでの遅延時間を設定し、該遅延時間経過後に前記電動アクチュエータの駆動を停止させることを特徴とする請求項1記載の電動アクチュエータの駆動制御装置。
  3. 電動アクチュエータと、該電動アクチュエータの駆動回路とを含んで構成される電動アクチュエータの駆動制御装置であって、
    前記駆動回路の温度が所定温度以上になったときに、前記電動アクチュエータの駆動を停止させることを特徴とする電動アクチュエータの駆動制御装置。
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