JP4383848B2 - 内燃機関の可変動弁制御装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の可変動弁制御装置に関し、詳しくは、バルブリフト量を可変にする可変動弁機構を、センサで検出されるバルブリフト量に基づいてフィードバック制御する装置におけるフェイルセーフ技術に関する。
特許文献1には、機関バルブのバルブリフト量及び作動角を連続的に可変とする可変動弁機構が開示されている。
前記可変動弁機構では、アクチュエータで回転駆動される制御軸の作動角に応じてバルブリフト量及び作動角が連続的に変化する構成であり、前記制御軸の作動角を検出するセンサを備え、目標バルブリフト量に相当する目標作動角に、前記センサで検出される実際の作動角が一致するように、前記アクチュエータがフィードバック制御される。
特開2001−012262号公報
ところで、上記可変動弁機構においては、前記制御軸の作動角を検出するセンサが故障すると、制御軸が要求の作動角とは異なる角度に制御され、エンジンの運転性を悪化させる可能性がある。
特に、上記可変動弁機構によって吸気バルブの閉時期を変化させることで、エンジンの吸入空気量を調整させる構成とした場合、センサの故障によってエンジン発生トルクの制御精度が低下することになってしまう。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、センサの故障を診断することで、可変動弁機構の誤制御の発生を未然に回避できる内燃機関の可変動弁制御装置を提供することを目的とする。
そのため請求項1記載の発明では、機関バルブのバルブリフト量を可変にする可変動弁機構と、該可変動弁機構で可変とされるバルブリフト量を検出する第1センサ及び第2センサとを備えた内燃機関に適用され、前記第1センサ及び第2センサの少なくとも一方で検出されるバルブリフト量に基づいて前記可変動弁機構をフィードバック制御する可変動弁制御装置であって、前記第1センサ及び第2センサそれぞれからの検出信号間における偏差が所定値以上であって、前記偏差が前記所定値以上である状態の継続時間が所定時間よりも短い場合には、予備的フェイルセーフ処理を実行し、前記偏差が所定値以上である状態が前記所定時間以上継続したときに前記第1センサ及び第2センサの少なくとも一方が異常であると判断し、前記異常を判断したときに前記予備的フェイルセーフ処理を中止してセンサ異常時用のフェイルセーフ処理に移行し実行する構成とした。
かかる構成によると、第1センサ及び第2センサそれぞれからの検出信号間における偏差が所定値以上であるときには、第1センサ及び第2センサのうちの少なくとも1つは、実際のバルブリフト量に対応しない検出信号を出力していることになるから、予備的フェイルセーフ処理を実行した状態で前記偏差が大きい状態が継続するか否かを検出する。
そして、偏差が大きい状態が継続した場合には、第1センサ及び第2センサの少なくとも一方が異常であることが確実であると判断し、センサ異常時用のフェイルセーフ処理に切り換える。
従って、センサ異常が最終的に確認されるまでの間においても、フェイルセーフを図ることができ、更に、センサ異常が最終的に確認されてからは、センサ異常時用のフェイルセーフ処理によって、安全側に確実に導くことができる。
請求項2記載の発明では、前記予備的フェイルセーフ処理が、機関バルブのバルブリフト量を中間値に固定し、前記センサ異常時用のフェイルセーフ処理が、機関バルブのバルブリフト量最小値に固定する構成とした。
かかる構成によると、予備的フェイルセーフ処理では、機関バルブのバルブリフト量を中間値に固定して、バルブリフト量が大きく制限されることが回避し、運転性の大きな変化を防止する。一方、センサ異常時用のフェイルセーフ処理では、機関バルブのバルブリフト量を最小値に固定することで、安全側に確実に作動させることができるようにする。
従って、センサ異常が確実でない状態で、機関の運転性が大きく制限されてしまうことを回避できる一方、センサ異常が確実になってからは、安全側に確実に作動させることができる。
請求項3記載の発明では、前記センサ異常時用のフェイルセーフ処理によって機関バルブのバルブリフト量最小値に固定している状態において、前記第1センサ及び第2センサのうちで前記最小値を検出したセンサを正常なセンサとして選択し、前記正常なセンサとして選択されたセンサの検出信号に基づき、可変動弁機構のフィードバック制御を再開させる構成とした。
かかる構成によると、センサ異常時用のフェイルセーフ処理によって機関バルブのバルブリフト量を最小値に固定している状態で、前記最小値を検出するセンサは正常であり、前記最小値を検出しない異常センサの存在によって検出信号間の偏差が大きくなったものと判断し、正常なセンサを用いてフィードバック制御を再開させる。
従って、第1センサ及び第2センサのうちの一方が故障しても、正常なセンサがある場合には、機関バルブのバルブリフト量を要求に従って制御させることができ、無用にフェイルセーフ状態に維持されることが回避される。
図1は、実施形態における車両用内燃機関のシステム構成図である。
図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103b(吸気絞り弁)を開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カム軸110に軸支されたカム111によって一定のバルブリフト量,バルブ作動角及びバルブタイミングを保って開閉駆動される。
一方、吸気バルブ105側には、開特性としてのバルブリフト量を作動角と共に連続的に可変する可変動弁機構であるVEL(Variable valve Event and Lift)機構112が設けられる。
更に、吸気バルブ105側には、クランク軸に対する吸気側カム軸の回転位相を変化させることで、吸気バルブ105のバルブ作動角の中心位相を連続的に可変するVTC(Variable valve Timing Control)機構113が設けられる。
マイクロコンピュータを内蔵するエンジンコントロールユニット(ECU)114は、アクセル開度に対応する目標吸入空気量が得られるように、前記電子制御スロットル104,VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
前記吸入空気流量の制御では、主に、VEL機構112によるバルブリフト量の制御によって目標吸入空気量に制御し、バルブリフト量のみでは目標吸入空気量に制御できないときに電子制御スロットル104を閉制御する。
前記ECU114には、内燃機関101の吸入空気量を検出するエアフローメータ115、アクセル開度を検出するアクセルペダルセンサ116、クランク軸120からクランク回転信号を取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、内燃機関101の冷却水温度を検出する水温センサ119からの検出信号が入力される。
また、各気筒の吸気バルブ105上流側の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、前記ECU114からの噴射パルス信号によって開弁駆動され、前記噴射パルス信号の噴射パルス幅(開弁時間)に比例する量の燃料を噴射する。
図2〜図4は、前記VEL機構112の構造を詳細に示すものである。
図2〜図4に示すVEL機構112は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカム軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸13(駆動軸)と、該カム軸13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カム軸13の上方位置に同じカム軸受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。
上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
また、前記偏心カム15は、カム軸13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム軸挿通孔15cを介して圧入固定されている。
前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自在に支持されている。
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、バルブリフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
前記制御軸16は、図10に示すような構成によって、ストッパにより制限される所定回転角度範囲内でDCサーボモータ(アクチュエータ)121により回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の角度を前記アクチュエータ121で変化させることで、吸気バルブ105のバルブリフト量及びバルブ作動角が、前記ストッパで制限される最大バルブリフト量と最小バルブリフト量との間の可変範囲内で連続的に変化する(図9参照)。
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。
一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、バルブリフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、バルブリフト量が大きくなる方向となっている。
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の角度を検出するポテンショメータ式の角度センサ127が設けられており、該角度センサ127で検出される実際の角度が目標角度に一致するように、前記ECU114が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。
ここで、制御軸16の角度によって吸気バルブ105のバルブリフト量が決まるので、本実施形態において前記角度センサ127は、実質的にバルブリフト量を検出することになる。
尚、本実施形態では、角度センサ127で認識される制御軸16の角度が増大する方向が、バルブリフト量の大きくなる方向としてある。
また、前記制御軸16の外周に突出形成したストッパ部材128が、固定側の受け部材(図示省略)に対してリフトの増大方向及び減少方向の双方で当接することで、制御軸16の回転範囲が規制され、これにより最小リフト量及び最大リフト量が規定されるようになっている。
次に、前記VTC機構113の構成を、図11に基づいて説明する。
本実施形態におけるVTC機構113は、ベーン式の可変バルブタイミング機構であり、クランク軸120によりタイミングチェーンを介して回転駆動されるカムスプロケット51(タイミングスプロケット)と、吸気側カム軸13の端部に固定されてカムスプロケット51内に回転自在に収容された回転部材53と、該回転部材53をカムスプロケット51に対して相対的に回転させる油圧回路54と、カムスプロケット51と回転部材53との相対回転位置を所定位置で選択的にロックするロック機構60とを備えている。
前記カムスプロケット51は、外周にタイミングチェーン(又はタイミングベルト)が噛合する歯部を有する回転部(図示省略)と、該回転部の前方に配置されて前記回転部材53を回転自在に収容するハウジング56と、該ハウジング56の前後開口を閉塞するフロントカバー,リアカバー(図示省略)とから構成される。
前記ハウジング56は、前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面には、横断面台形状を呈し、それぞれハウジング56の軸方向に沿って設けられる4つの隔壁部63が90°間隔で突設されている。
前記回転部材53は、吸気側カム軸14の前端部に固定されており、円環状の基部77の外周面に90°間隔で4つのベーン78a,78b,78c,78dが設けられている。
前記第1〜第4ベーン78a〜78dは、それぞれ断面が略逆台形状を呈し、各隔壁部63間の凹部に配置され、前記凹部を回転方向の前後に隔成し、ベーン78a〜78dの両側と各隔壁部63の両側面との間に、進角側油圧室82と遅角側油圧室83を構成する。
前記ロック機構60は、ロックピン84が、回転部材53の最大遅角側の回動位置(基準作動状態)において係合孔(図示省略)に係入するようになっている。
前記油圧回路54は、進角側油圧室82に対して油圧を給排する第1油圧通路91と、遅角側油圧室83に対して油圧を給排する第2油圧通路92との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路91,92には、供給通路93とドレン通路94a,94bとがそれぞれ通路切り換え用の電磁切換弁95を介して接続されている。
前記供給通路93には、オイルパン96内の油を圧送する機関駆動のオイルポンプ97が設けられている一方、ドレン通路94a,94bの下流端がオイルパン96に連通している。
前記第1油圧通路91は、回転部材53の基部77内に略放射状に形成されて各進角側油圧室82に連通する4本の分岐路91dに接続され、第2油圧通路92は、各遅角側油圧室83に開口する4つの油孔92dに接続される。
前記電磁切換弁95は、内部のスプール弁体が各油圧通路91,92と供給通路93及びドレン通路94a,94bとを相対的に切り換え制御するようになっている。
前記ECU114は、前記電磁切換弁95を駆動する電磁アクチュエータ99に対する通電量を、ディザ信号が重畳されたデューティ制御信号に基づいて制御する。
例えば、電磁アクチュエータ99にデューティ比0%の制御信号(OFF信号)を出力すると、オイルポンプ47から圧送された作動油は、第2油圧通路92を通って遅角側油圧室83に供給されると共に、進角側油圧室82内の作動油が、第1油圧通路91を通って第1ドレン通路94aからオイルパン96内に排出される。
従って、遅角側油圧室83の内圧が高、進角側油圧室82の内圧が低となって、回転部材53は、ベーン78a〜78bを介して最大遅角側に回転し、この結果、吸気バルブ105の開期間(開時期及び閉時期)が遅くなる。
一方、電磁アクチュエータ99にデューティ比100%の制御信号(ON信号)を出力すると、作動油は、第1油圧通路91を通って進角側油圧室82内に供給されると共に、遅角側油圧室83内の作動油が第2油圧通路92及び第2ドレン通路94bを通ってオイルパン96に排出され、遅角側油圧室83が低圧になる。
このため、回転部材53は、ベーン78a〜78dを介して進角側へ最大に回転し、これによって、吸気バルブ105の開期間(開時期及び閉時期)が早くなる。
前記VEL機構112の制御においては、前述のように、前記角度センサ127で検出される制御軸16の角度が目標角度に一致するように、前記DCサーボモータ121がフィードバック制御されるが、本実施形態では、前記角度センサ127として、第1角度センサ127a,第2角度センサ127bの2つを備えている。
前記角度センサ127a,127bは、制御軸16の角度を検出する同じ種類の角度センサであって、制御軸16の角度に対して略同一の検出信号を出力するセンサである。
そして、前記2つの角度センサ127a,127bを用いて、図12のフローチャートに示すフェイルセーフ処理を行なう。
図12のフローチャートにおいて、ステップS1では、前記角度センサ127a,127bの検出結果が整合しているか否かを判断するために、各角度センサ127a,127bの検出値REVEL1,REVEL2の偏差の絶対値を演算する。
ステップS2では、|REVEL1−REVEL2|が所定値以上であるか否かを判別する。
|REVEL1−REVEL2|が所定値よりも小さく、2つの角度センサ127a,127bが略同じ検出結果を出力している場合には、角度センサ127a,127bが共に正常であると判断し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、VEL機構112を通常にフィードバック制御する。
前記通常制御においては、例えば第1角度センサ127aの検出信号に基づいて制御軸16の角度を検出し、該検出角度が目標リフト量に相当する目標角度に一致するように、前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。
一方、ステップS2で|REVEL1−REVEL2|が所定値以上であると判断されたときには、角度センサ127a,127bの少なくとも一方が故障している可能性があるので、ステップS4へ進み、予備的フェイルセーフ処理を実行する。
即ち、|REVEL1−REVEL2|が所定値以上になっても、それがノイズなどの影響による一時的なものである可能性があるので、最終的に故障判定されるまでの間は、VEL機構112の作動制限が比較的緩いフェイルセーフである予備的フェイルセーフ処理を実行し、センサ故障が不確実な状態で運転性が大きく損なわれることがないようにする。
前記予備的フェイルセーフにおいては、フィードバックを停止してバルブリフト量を中間値に固定し、要求吸入空気量が得られるように電子制御スロットル104を制御する。
前記バルブリフト量の中間値への固定は、予め記憶される一定の制御信号、又は、予備的フェイルセーフ処理の開始直前での制御信号に基づいて決定される制御信号を、DCサーボモータ121に対して出力することで行なわれる。
次のステップS5では、|REVEL1−REVEL2|が所定値以上である状態が所定時間以上継続しているか否かを判別する。
|REVEL1−REVEL2|が所定値以上である状態の継続時間が、前記所定時間よりも短い場合には、ステップS4における予備的フェイルセーフ状態をそのまま継続させるようにする。
一方、ステップS5で、|REVEL1−REVEL2|が所定値以上である状態が所定時間以上継続していると判別されたときには、|REVEL1−REVEL2|が所定値以上である状態は、ノイズ等による一時的な現象ではなく、角度センサ127a,127bの少なくとも一方が故障していることに因るものであると判断される。
そこで、|REVEL1−REVEL2|が所定値以上である状態が所定時間以上継続していると判別されたときには、ステップS6へ進んで、センサ異常時用のフェイルセーフ処理を実行する。
前記センサ異常時用のフェイルセーフ処理の詳細は、図13のフローチャートに示してある。
図13のフローチャートにおいて、ステップS61では、吸気バルブ105のバルブリフト量を強制的に最小リフト量に固定すべく、前記DCサーボモータ121の制御信号を、所定値(0%デューティ)に固定し、該最小バルブリフトに固定される状態で、電子制御スロットル104により吸入空気量を調整させる。
ステップS62では、上記の吸気バルブ105のバルブリフト量が最小値に固定される状態で角度センサ127が出力すべき値として予め記憶されているKOTEIANG#と、各角度センサ127a,127bの実際の検出値REVEL1,REVEL2との偏差の絶対値HENSA1,HENSA2をそれぞれに演算する。
HENSA1=|REVEL1−KOTEIANG#|
HENSA2=|REVEL2−KOTEIANG#|
ステップS63では、前記HENSA1が所定値SYOTEI#以下であるか否かを判定する。
前記HENSA1が所定値SYOTEI#以下である場合には、第1の角度センサ127aが、吸気バルブ105のバルブリフト量を略正確に検出していることになる。
従って、ステップS2でセンサ間における検出結果の不整合が判定されたのは、第1の角度センサ127aが正常であるのに対し、第2の角度センサ127bが故障していて、第2の角度センサ127bが実際のバルブリフト量とは大きく異なる検出結果を出力したためであると判断される。
そこで、ステップS63で、前記HENSA1が所定値SYOTEI#以下であると判断されたときには、ステップS64へ進み、第1の角度センサ127aが正常で、第2の角度センサ127bが故障していると判定する。
そして、次のステップS65では、第1の角度センサ127aの検出結果に基づき、制御軸16の角度を目標に一致させるフィードバック制御を開始させる。
これにより、ステップS4,ステップS61で停止させたフィードバック制御が再開されることになる。
ここで、第2の角度センサ127bについては既に故障判定がなされているので、ステップS8でフィードバック制御を再開させた後は、両角度センサ127a,127bの出力を比較しての故障判定が行なえなくなり、故障判定処理が、断線・ショートなどの検出に限定されることになる。
そこで、前記ステップS8でフィードバック制御を再開させるときには、両角度センサ127a,127bが正常であるときよりも、バルブリフト量の制御範囲を低バルブリフト量側に偏ったより狭い範囲に制限することが好ましい。
これにより、正常と判断されたセンサまでもが故障したとしても、過大なバルブリフト量に誤って制御されてしまうことが回避される。
また、2つの角度センサ127a,127bのうちの一方が故障していることを、運転者にランプ等で通知し、運転性の変化,運転上の注意、更には、早期のメンテナンスを促すことが好ましい。
尚、後述するステップS68でも、バルブリフト量の制御範囲の制限、及び、運転者への通知を行なうことが好ましい。
一方、ステップS63で、前記HENSA1が所定値SYOTEI#を超えていると判断されたときには、第1の角度センサ127aが、所定のバルブリフト量に固定されている吸気バルブ105のバルブリフト量とは大きく異なる検出信号を出力していることになり、第1の角度センサ127aの故障が推定される。
この場合には、ステップS66へ進み、前記HENSA2が前記所定値SYOTEI#以下であるか否かを判定することで、第2の角度センサ127bが故障しているか否かを判断する。
前記HENSA2が所定値SYOTEI#以下であると判断されたときには、第2の角度センサ127bが正常であるのに対し、第1の角度センサ127aが故障していて、第1の角度センサ127aが実際のバルブリフト量とは大きく異なる検出結果を出力したために、ステップS2でセンサ間における検出結果の不整合が判定されたものと判断できる。
そこで、ステップS66で、前記HENSA2が前記所定値SYOTEI#以下であると判定されたときには、ステップS67へ進み、第2の角度センサ127bが正常で、第1の角度センサ127aが故障していると判定する。
そして、次のステップS68では、第2の角度センサ127bの検出結果に基づき、制御軸16の角度を目標に一致させるフィードバック制御を開始させることで、ステップS4,ステップS61で停止させたフィードバック制御を再開させる。
一方、ステップS66で前記HENSA2が前記所定値SYOTEI#を超えていると判断されたときには、両角度センサ127a,127bが共に、実際のバルブリフト量とは大きく異なる検出信号を出力しており、両角度127a,127bが共に故障しているものと判断できる。
従って、ステップS66で前記HENSA2が前記所定値SYOTEI#を超えていると判断されたときには、ステップS69へ進み、両角度センサ127a,127bが共に故障していると判定し、ステップS4で行なったバルブリフト量の最小値への固定及びスロットルバルブによる空気量制御をそのまま継続させる。
ステップS12へ進んだときには、両角度センサ127a,127bが共に故障していることを、運転者に通知すると良い。
上記のように、本実施形態では、両角度センサ127a,127bの検出結果が不整合である状態が所定時間以上継続し、少なくとも一方が故障していると判断された後で、一方が正常であれば、その正常な角度センサを特定し、更に、特定した正常な角度センサを用いて制御軸16の角度(バルブリフト量)のフィードバック制御を再開させる。
従って、一方の角度センサが故障していても、他方の角度センサで制御軸16の角度(バルブリフト量)のフィードバック制御を行なわせて、運転性を維持することができる。
尚、吸気バルブ105のバルブリフト量を検出するセンサを前記角度センサ127に限定するものではなく、例えば、バルブステムの変位からバルブリフト量を検出するセンサを2つ備える構成においても、上記同様な制御を適用することが可能である。
更に、本実施形態では、センサ異常時用のフェイルセーフ処理において、正常なセンサを選択してフィードバック制御を再開させる処理を行わせる構成としたが、センサ間の検出信号の偏差が大きい状態が所定時間以上継続したときには、正常センサの検出処理を行なわずに、バルブリフト量を最小値に固定したままとしても良い。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項2又は3に記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、
前記予備的フェイルセーフ処理において、予め記憶された制御信号又は前記予備的フェイルセーフ処理に移行する直前の制御信号に基づいて設定される制御信号を、前記可変動弁機構に出力することで、前記バルブリフト量を中間値に固定することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
かかる構成によると、機関バルブのバルブリフト量を中間値に固定するときに、運転性が大きく損なわれることがなく、特に、予備的フェイルセーフ処理に移行する直前の制御信号から固定値を決定する構成とすれば、予備的フェイルセーフ処理への移行による運転性の急変を抑止することが可能である。
(ロ)請求項3記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、
前記正常なセンサとして選択されたセンサの検出信号に基づく前記可変動弁機構のフィードバック制御において、機関バルブのバルブリフト量の制御範囲を制限することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
かかる構成によると、第1センサ及び第2センサのうちの一方に故障が発生し、残る正常なセンサを用いてフィードバック制御を行わせるときに、バルブリフト量の可変範囲を制限することで、正常として選択したセンサにも劣化・故障が生じたときのフェイルセーフを事前に図ることができる。
実施形態における内燃機関のシステム構成図。 VEL(Variable valve Event and Lift)機構を示す断面図(図3のA−A断面図)。 上記VEL機構の側面図。 上記VEL機構の平面図。 上記VEL機構に使用される偏心カムを示す斜視図。 上記VEL機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記VEL機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。 上記VEL機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。 上記VEL機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。 上記VEL機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。 VTC(Variable valve Timing Control)機構を示す縦断面図。 上記VEL機構のフェイルセーフ制御処理のメインルーチンを示すフローチャート。 上記VEL機構のフェイルセーフ制御処理におけるセンサ異常時用のフェイルセーフ処理の詳細を示すフローチャート。
符号の説明
16…制御軸、101…エンジン、104…電子制御スロットル、105…吸気バルブ、107…排気バルブ、112…VEL機構(可変動弁機構)、113…VTC機構(可変バルブタイミング機構)、114…エンジンコントロールユニット(ECU)、121…DCサーボモータ、127a,127b…角度センサ

Claims (3)

  1. 機関バルブのバルブリフト量を可変にする可変動弁機構と、該可変動弁機構で可変とされるバルブリフト量を検出する第1センサ及び第2センサと、を備えた内燃機関に適用され、前記第1センサ及び第2センサの少なくとも一方で検出されるバルブリフト量に基づいて前記可変動弁機構をフィードバック制御する可変動弁制御装置であって、
    前記第1センサ及び第2センサそれぞれからの検出信号間における偏差が所定値以上であって、前記偏差が前記所定値以上である状態の継続時間が所定時間よりも短い場合には、予備的フェイルセーフ処理を実行し、前記偏差が所定値以上である状態が前記所定時間以上継続したときに前記第1センサ及び第2センサの少なくとも一方が異常であると判断し、前記異常を判断したときに前記予備的フェイルセーフ処理を中止してセンサ異常時用のフェイルセーフ処理に移行し実行することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
  2. 前記予備的フェイルセーフ処理が、前記機関バルブのバルブリフト量を中間値に固定し、前記センサ異常時用のフェイルセーフ処理が、前記機関バルブのバルブリフト量を最小値に固定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  3. 前記センサ異常時用のフェイルセーフ処理によって前記機関バルブのバルブリフト量を最小値に固定している状態において、前記第1センサ及び第2センサのうちで前記最小値を検出したセンサを正常なセンサとして選択し、
    前記正常なセンサとして選択されたセンサの検出信号に基づき、前記可変動弁機構のフィードバック制御を再開させることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
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