JP4914293B2 - 内燃機関の可変動弁制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の可変動弁制御装置に関し、特に2つのコントロールユニットを用い、コントロールユニット間で通信するものに関する。
特許文献1に記載の内燃機関の可変動弁制御装置では、吸気バルブのバルブタイミングを制御する他、バルブ作動角及びリフト量を制御している。
また、吸気バルブのバルブ作動角(リフト量)の目標値を算出して、これに基づいてバルブ作動角(リフト量)を制御する一方、バルブ作動角(リフト量)の実際値を検出して、これに基づいて吸気バルブのバルブタイミングの進角側限界値を設定し、バルブタイミングが進角側限界値を超えないように制御することで、吸気バルブとピストンとの干渉を防止している。
特開2002−285871号公報
ところで、内燃機関の可変動弁制御装置において、第1及び第2コントロールユニットを用い、第1コントロールユニットで、吸気バルブのバルブ作動角の目標値を算出して、第2コントロールユニットへ送信し、第2コントロールユニットで、第1コントロールユニットからの目標値に従って、吸気バルブのバルブ作動角を制御すると共に、バルブ作動角の実際値を検出して、第1コントロールユニットへ送信する場合、次のような問題点がある。
第1及び第2コントロールユニット間の通信手段が、ノイズなどにより、あるいは、通信ドライバ(マイコンの通信機能)やハーネス・コネクタの故障により、通信異常を生じると、バルブ作動角の目標値を算出する第1コントロールユニットでは、実際値を認識できず、バルブ作動角を制御する第2コントロールユニットでは、目標値を認識できない状態となり、制御不能に陥る。
本発明は、このような実状に鑑み、通信異常を生じたとしても、最低限の制御を保障できるようにすることを目的とする。
このため、本発明では、バルブ作動角の目標値を算出する第1のコントロールユニットに、通信異常の検出時に、第2コントロールユニットから受信するバルブ作動角の実際値代えて予め定めた中負荷相当の所定値に固定するフェイルセーフ手段を具備させ、バルブ作動角を制御する第2コントロールユニットに、通信異常の検出時に、第1コントロールユニットから受信するバルブ作動角の目標値に代えて予め定めた前記所定値と同じ値に固定するフェイルセーフ手段を具備させる構成とする。そして前記第1及び第2のコントロールユニットの各フェイルセーフ手段は、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が所定時間以上継続したときは、前記固定する値を変更し、最小作動角相当の値とする。または、前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、前記第1コントロールユニットのフェイルセーフ手段は、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、バルブタイミングを最遅角側へ制御する機能を有する。
本発明によれば、通信異常を生じても、第1コントロールユニットで認識するバルブ作動角の実際値に代わる値と、第2コントロールユニットで認識するバルブ作動角の目標値に代わる値とを、同じ値にして、認識のずれをなくし、また、固定する値を予め定めた中負荷相当の所定値とすることで、最低限の運転(走行)を可能にすることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すエンジン(直噴火花点火式内燃機関)のシステム図である。
エンジン1の吸気通路2には、電制スロットル弁3が設置されている。電制スロットル弁3は、エンジンコントロールユニット(以下ECMという)10により開度制御される。電制スロットル弁3の制御を受けた空気は、吸気バルブ4を介して、エンジン1の燃焼室5に吸入される。
吸気バルブ4には、可変動弁装置として、吸気バルブ4のバルブ作動角(開期間)、詳しくはバルブ作動角及びリフト量を連続的に変化させることができるバルブ作動角及びリフト量可変装置(VEL装置;VELアクチュエータ49)と、吸気バルブ4のバルブタイミング(バルブ作動角の中心位相)を連続的に変化させることができるバルブタイミング可変装置(VTC装置;VTCアクチュエータ51)とが設けられている。詳細については後述する。
エンジン1の燃焼室5には、点火プラグ6と共に、燃料噴射弁7が設置されている。燃料噴射弁7は、ECM10からエンジン回転に同期して吸気行程又は圧縮行程にて出力される噴射パルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、燃焼室5内に所定圧力に調圧された燃料を噴射するようになっている。
燃焼室5内に噴射された燃料は混合気を形成し、ECM10により決定された点火時期にて点火プラグ6により点火されて燃焼する。燃焼後の排気は、排気バルブ8を介して、排気通路9へ排出される。
ECM10には、エンジン運転条件として、アクセルペダルセンサ11により検出されるアクセル開度APO、クランク角センサ12により検出されるエンジン回転数Ne、エアフローメータ13により検出される吸入空気量Qaなどが入力されている。
次に、吸気バルブ4の可変動弁装置について、図2により説明する。
吸気バルブ4(1気筒につき2つ設けられる)の端部のバルブリフタ40の上方には、図外のクランク軸に連動して軸周りに回転駆動されるカム軸41が気筒列方向に延在している。このカム軸41の外周には、吸気バルブ4に対応して揺動カム42が揺動可能に外装されており、この揺動カム42がバルブリフタ40に当接してこれを押圧することにより、吸気バルブ4が図外のバルブスプリングのバネ力に抗して開閉駆動される。
ここにおいて、カム軸41と揺動カム42との間で、両者41、42を機械的に連携するリンクの姿勢を変化させて、吸気バルブ4のバルブ作動角(開期間)及びリフト量を連続的に可変制御可能なバルブ作動角及びリフト量可変装置(VEL装置)が設けられている。
VEL装置は、カム軸41に偏心して設けられてカム軸41と一体的に回転する駆動カム43と、この駆動カム43の外周に相対回転可能に外嵌するリング状リンク44と、カム軸41と略平行に気筒列方向へ延在する制御軸45と、この制御軸45に偏心して設けられて制御軸45と一体的に回転する制御カム46と、この制御カム46の外周に相対回転可能に外嵌すると共に、一端がリング状リンク44の先端と相対回転可能に連結されたロッカアーム47と、このロッカアーム47の他端と揺動カム42の先端とに回転可能に連結され、両者47、42を機械的に連携するロッド状リンク48と、を有している。
上記のカム軸41及び制御軸45は、軸受ブラケットを介してエンジンのシリンダヘッド側へ回転可能に支持されている。制御軸45の一端にはバルブ作動角及びリフト量変更用のアクチュエータ(VELアクチュエータ)49の出力端が接続されており、このVELアクチュエータ49によって制御軸45が所定の制御角度範囲内で軸周りに回転駆動されると共に、所定の回転位相に保持される。
このような構成により、クランク軸に連動してカム軸41が回転すると、駆動カム43を介してリング状リンク44が実質的に並進作動すると共に、ロッカアーム47が制御カム46周りを揺動し、ロッド状リンク48を介して揺動カム42が揺動して、吸気バルブ4が開閉駆動される。
また、VELアクチュエータ49により制御軸45を回動することにより、ロッカアーム47の揺動中心となる制御カム46の中心位置が変化して、各リンク44、48等の姿勢が変化し、揺動カム42の揺動角度範囲が変化する。これにより、バルブ作動角の中心位相が略一定のままで、バルブ作動角及びリフト量が連続的に変化する。より具体的には、制御軸45を一方向へ回動することにより、バルブ作動角及びリフト量が増加し、他方向へ回動することによりバルブ作動角及びリフト量が減少するようになっている。尚、バルブ作動角が決まれば、バルブリフト量は一義的に定まる。
従って、VELアクチュエータ49の通電量をデューティ制御することで、制御軸45の回転位相を変更して、吸気バルブ4のバルブ作動角及びリフト量を変更することができ(図3のA参照)、これによりバルブ作動角及びリフト量可変装置(VEL装置)が構成される。
一方、カム軸41は、クランク軸の回転がタイミングベルトによりスプロケット50に入力されて駆動されるが、バルブタイミング変更のため、スプロケット50とカム軸41との間に、これらの回転位相を制御可能なロータリー式のアクチュエータ(VTCアクチュエータ)51が装着されている。
従って、VTCアクチュエータ51の通電量をデューティ制御することで、クランク軸とカム軸41との回転位相を変更して、吸気バルブ4のバルブタイミング(バルブ作動角の中心位相)を変更することができ(図3のA参照)、これによりバルブタイミング可変装置(VTC装置)が構成される。
ここにおいて、図4に制御系の構成を示すように、VTC装置のVTCアクチュエータ51は、第1コントロールユニットであるECM10により制御するが、VEL装置のVELアクチュエータ49は、第1コントロールユニットであるECM10とは別の、第2コントロールユニット(以下VEL−C/Uという)20により制御する。
そして、各制御のため、ECM10には、VTCアクチュエータ51の実位置を検出するVTC位置センサ51Sの信号を入力して、VTC実際値(実バルブタイミング)を検出する機能を持たせ、VEL−C/U20には、VELアクチュエータ49の実位置を検出するVEL位置センサ49Sの信号を入力して、VEL実際値(実バルブ作動角)を検出する機能を持たせている。
但し、エンジン運転条件に応じてVEL目標値(目標バルブ作動角)を算出する機能と、エンジン運転条件に応じてVTC目標値(目標バルブタイミング)を算出する機能とは、エンジン運転条件に関する各種センサの信号が入力されるECM10に集中させている。
このため、ECM10とVEL−C/U20とは、通信手段(CAN)30により接続し、ECM10からVEL−C/U20へ、VEL目標値(目標バルブ作動角)を送信するようにしている。CAN(Controller Area Network)は、それぞれのコントロールユニットを2本の通信線でつないでシリアル通信することにより、コントロールユニット間でのデータの送受信を可能とするものである。
また、VEL−C/U20からECM10へは、VEL実際値(実バルブ作動角)を送信するようにしている。これは、ECM10にて吸入空気量の演算などに実バルブ作動角を用いるためであり、また次のような理由でバルブタイミング制御と関連づけるためである
吸気バルブのバルブタイミング制御とバルブ作動角制御(バルブリフト量制御)とは独立に行うものであり、それぞれの制御範囲は、各制御特性によってエンジン性能(運転性能及び排気浄化性能など)を最大限高められるように設定されている。しかし、そのため、これらの制御を併用した場合には、例えば図3のBに示すように、バルブタイミングを進角側に、バルブ作動角を広角側(バルブリフト量を高リフト側)に制御すると、ピストン上死点におけるバルブリフト量が極めて大きくなり、吸気バルブとピストンとの間に干渉が生じる恐れがある。
ピストン上死点近傍において、バルブリフト量が過度に大きくならないように吸気バルブのVTC装置の最大進角値やVEL装置の最大作動角(最大リフト量)を制限するため、ストッパ等により機械的に制限するのでは、制御範囲が狭められてしまい、吸気バルブとピストンとの間に干渉が生じないバルブタイミング及びバルブ作動角(バルブリフト量)においても、制御量の上限が制限されるため、吸気バルブのバルブタイミング制御とバルブ作動角制御とを併用することによる出力増大及び排気性能向上の効果が十分に得られない。
そこで、吸気バルブのVTC装置に比べてVEL装置の方が応答性が高いことを前提とすると、VEL実際値(実バルブ作動角)に応じて、VTC目標値(目標バルブタイミング)に対する進角側限界値を設定し、VTC目標値の算出に際し、これが進角側限界値を超えないように、制限している。
このため、VEL実際値を検出する機能を有するVEL−C/U20から、VTC目標値を算出する機能を有するECM10へ、VEL実際値を送信している。
図5はECM10側のメイン制御のフローチャートであり、これについて説明する。
最初のS111、S112は後述するフェイルセーフフラグfECMFS2、fECMFS1の判定を行うステップであり、正常状態では、fECMFS2=0、fECMFS1=0であるので、S11へ進む。
S11では、エンジン回転数Neとエンジン負荷を代表する基本燃料噴射量Tp(=K×Qa/Ne;Kは定数)とに基づいて、マップを参照することにより、VEL目標値(目標バルブ作動角)を算出する。算出したVEL目標値は、通信手段により、VEL−C/Uへ送信する。
S12では、VEL位置センサを介してVEL−C/Uにより検出された値であって、VEL−C/Uから通信手段により受信したVEL実際値(実バルブ作動角)を読込む。
S13では、エンジン回転数Neとエンジン負荷を代表する基本燃料噴射量Tpとに基づいて、マップを参照することにより、VTC目標値(目標バルブタイミング)を算出する。
S14では、VEL実際値(実バルブ作動角)に基づいて、テーブルを参照することにより、VTC目標値(目標バルブタイミング)の限界値(進角側限界値)を算出する。
VTC目標値(目標バルブタイミング)の限界値は、VEL実際値(実バルブ作動角)が小〜中の範囲においては、VTCを最進角値に制御しても、吸気バルブとピストンとが干渉する恐れはないため、VTCのストッパ機構により規制される最進角位置と同じにしている。
一方、吸気バルブのバルブ作動角が大の領域になると、VTCが最進角位置に近づくにつれて、ピストン上死点において吸気バルブとピストンとが干渉する恐れを生じるため、VTC目標値の限界値を徐々に遅角側へ設定するようになっている。
S15では、S13で求めたVTC目標値とS14で求めた限界値とを比較し、VTC目標値>限界値の場合(VTC目標値が限界値より進角側の場合)は、S16へ進んで、VTC目標値=限界値として、VTC目標値を制限した後、S17へ進む。VTC目標値≦限界値の場合(VTC目標値が限界値より遅角側の場合)は、そのままS17へ進む。
S17では、VTC位置センサの検出信号に基づいて、VTC実際値(実バルブタイミング)を検出する。
S18では、VTC目標値(目標バルブタイミング)とVTC実際値(実バルブタイミング)との偏差VTCERRを算出する。
S19では、前記偏差VTCERRに応じて、VTC実際値をVTC目標値に一致させるように、VTCアクチュエータに対する制御出力を算出して出力し、フィードバック制御を行い、バルブタイミングを制御する。
具体的には、先ず、前記偏差VTCERRと、フィードバックゲインGp(比例分)、Gi(積分分)、Gd(微分分)とに基づいて、次式により、比例分制御量VTCp、積分分制御量VTCi、微分分制御量VTCdをそれぞれ求める。
VTCp=Gp・VTCERR
VTCi=VTCiz+Gi・VTCERR
VTCd=Gd・(VTCERR−VTCERRz)
尚、添字のzは、前回値であることを示す。
次に、基本デューティ値BASDTYvtcと制御量VTCp、VTCi、VTCdを加算して、VTCデューティ値VTCDTYを演算し(次式参照)、これを出力信号としてVTCアクチュエータを駆動する。
VTCDTY=BASDTYvtc+VTCp+VTCi+VTCd
ここでは、VTCアクチュエータは、VTCデューティ値VTCDTY=基本デューティ値BASDTYvtc(例えば50%)のときに、そのときの位置で固定され、偏差の分、プラス側又はマイナス側に設定されることで、駆動され、偏差がなくなれば、VTCデューティ値VTCDTY=基本デューティ値BASDTYvtcとなって、その位置で固定されるものとする。VELアクチュエータについても同様である。
図6はVEL−C/U20側のメイン制御のフローチャートであり、これについて説明する。
最初のS211、S212は後述するフェイルセーフフラグfVELFS2、fVELFS1の判定を行うステップであり、正常状態では、fVELFS2=0、fVELFS1=0であるので、S21へ進む。
S21では、ECMにより算出された値であって、ECMから通信手段により受信したVEL目標値(目標バルブ作動角)を読込む。
S22では、VEL位置センサの検出信号に基づいて、VEL実際値(実バルブ作動角)を検出する。検出したVEL実際値は、通信手段により、ECMへ送信する。
S23では、VEL目標値(目標バルブ作動角)とVEL実際値(実バルブ作動角)との偏差VELERRを算出する。
S24では、前記偏差VELERRに応じて、VEL実際値をVEL目標値に一致させるように、VELアクチュエータに対する制御出力を算出して出力し、フィードバック制御を行い、バルブ作動角を制御する。フィードバック制御の詳細は、ECMでのVTCアクチュエータに対するフィードバック制御と同様である。
ところで、上記のシステムにおいて、ECM10とVEL−C/U20との間の通信手段30が、ノイズなどにより、あるいは、通信ドライバ(マイコンの通信機能)やハーネス・コネクタの故障により、通信異常を生じると、通信手段30で送るVEL目標値やVEL実際値が異常となるため、ECM10でのVEL実際値に基づくVTC限界値設定を含むVTC制御(バルブタイミング制御)や、VEL−C/U20でのVEL目標値に基づくVEL制御(バルブ作動角制御)に支障をきたす。
従って、通信手段30の通信異常を検出し、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理を行う。
通信異常の検出の概要について説明する。
各コントロールユニット(ECM10、VEL−C/U20)にそれぞれ具備させる通信異常検出手段は、他方のコントロールユニットから通信手段を介して所定の周期でカウントアップしつつ送信するメッセージカウンタの値を監視することにより、通信異常を検出する。
具体的には、図9に示すように、ECM10では、所定の周期でカウントアップしつつメッセージカウンタECMVELCKをVEL−C/U20へ送信し、VEL−C/U20では、そのメッセージカウンタECMVELCKの値を監視し、所定の周期でカウントアップしていないときに異常とみなす。
また、VEL−C/U20では、所定の周期でカウントアップしつつメッセージカウンタVELECMCKをECM10へ送信し、ECM10では、そのメッセージカウンタVELECMCKの値を監視し、所定の周期でカウントアップしていないときに異常とみなす。
図7はECM10での通信異常検出のフローチャート(単位時間ごとに実行)であり、これについて説明する。
S101では、VEL−C/UからのメッセージカウンタVELECMCKについて、前回値VELECMCKzとの差(カウンタ偏差)を求めて、1以外か否かを判定する。NOの場合(=1の場合)は、正常であるので、S102へ進み、インクリメントカウンタVELECMNG=0とする。
これに対し、YESの場合(≠1の場合)は、正しくカウントアップしておらず、異常であるので、S103へ進み、インクリメントカウンタVELECMNGを1アップする(VELECMNG=VELECMNGz+1)。
次のS104では、インクリメントカウンタVELECMNGが予め定めた第1の閾値CNG1以上(VELECMNG≧CNG1)であるか否かを判定する。NOの場合(VELECMNG<CNG1の場合)は、正常とみなして、S105へ進み、第1フェイルセーフフラグfECMFS1=0とする。更に、S108へ進んで、第2フェイルセーフフラグfECMFS2=0とする。
これに対し、S104での判定でYESの場合(VELECMNG≧CNG1の場合)は、通信異常と確定し、S106へ進んで、第1フェイルセーフフラグfECMFS1=1とする。この後、S107へ進む。
S107では、インクリメントカウンタVELECMNGが予め定めた第2の閾値CNG2以上(VELECMNG≧CNG2;当然にCNG2>CNG1)であるか否かを判定する。NOの場合(VELECMNG<CNG2の場合)は、S108へ進み、第2フェイルセーフフラグfECMFS2=0とする。
これに対し、S107での判定でYESの場合(VELECMNG≧CNG2の場合)は、ノイズなどの短期間の異常ではなく、故障と確定し、S109へ進んで、第2フェイルセーフフラグfECMFS2=1とする。
図8はVEL−C/U20での通信異常検出のフローチャート(単位時間ごとに実行)であり、これについて説明する。
S201では、ECMからのメッセージカウンタECMVELCKについて、前回値ECMVELCKzとの差(カウンタ偏差)を求めて、1以外か否かを判定する。NOの場合(=1の場合)は、正常であるので、S202へ進み、インクリメントカウンタECMVELNG=0とする。
これに対し、YESの場合(≠1の場合)は、正しくカウントアップしておらず、異常であるので、S203へ進み、インクリメントカウンタECMVELNGを1アップする(ECMVELNG=ECMVELNGz+1)。
次のS204では、インクリメントカウンタECMVELNGが予め定めた第1の閾値CNG1以上(ECMVELNG≧CNG1)であるか否かを判定する。NOの場合(ECMVELNG<CNG1の場合)は、正常とみなして、S205へ進み、第1フェイルセーフフラグfVELFS1=0とする。更に、S208へ進んで、第2フェイルセーフフラグfVELFS2=0とする。
これに対し、S204での判定でYESの場合(ECMVELNG≧CNG1の場合)は、通信異常と確定し、S206へ進んで、第1フェイルセーフフラグfVELFS1=1とする。この後、S207へ進む。
S207では、インクリメントカウンタECMVELNGが予め定めた第2の閾値CNG2以上(ECMVELNG≧CNG2;当然にCNG2>CNG1)であるか否かを判定する。NOの場合(ECMVELNG<CNG2の場合)は、S208へ進み、第2フェイルセーフフラグfVELFS2=0とする。
これに対し、S207での判定でYESの場合(ECMVELNG≧CNG2の場合)は、ノイズなどの短期間の異常ではなく、故障と確定し、S209へ進んで、第2フェイルセーフフラグfVELFS2=1とする。
これら図7、図8のフローチャートは、通信異常状態が第1の所定時間(CNG1)以上継続したときに、フェイルセーフ処理を開始するように、第1フェイルセーフフラグfECMFS1、fVELFS1をセットし、通信異常状態が前記第1の所定時間(CNG1)より長い第2の所定時間(CNG2)以上継続したときに、更なるフェイルセーフ処理に移行するように、第2フェイルセーフフラグfECMFS2、fVELFS2をセットするのである。
ここで、第1の所定時間(CNG1)は、通信異常を確定するためのものであることから、例えば150ms程度に設定するのに対し、第2の所定時間(CNG2)は、ノイズなどの短時間の異常ではなく、通信ドライバ、ハーネス・コネクタの故障とみなすためのものであることから、例えば2秒程度に設定する。
次に、通信異常検出時(フェイルセーフフラグのセット時)のフェイルセーフ処理について、図5、図6のフローチャートに戻って、説明する。
図5のECM10でのメイン制御において、最初のS111では、第2フェイルセーフフラグfECMFS2=1か否かを判定し、NOであれば、S112へ進み、YESであれば、S115へ進む。また、S112では、第1フェイルセーフフラグfECMFS1=1か否かを判定し、YESであれば、S113へ進む。
従って、通信異常が発生し、通信異常状態が第1の所定時間(CNG1)以上継続して、第1フェイルセーフフラグfECMFS1=1となると、S113へ進む(S11、S12、S13の処理に代えて、S113、S114、S116の処理を実行する)。
S113では、S11の代わりに、VEL目標値(目標バルブ作動角)を予め定めた中負荷相当の所定値M(例えば200°CA)に固定する。算出したVEL目標値は、一応、通信手段により、VEL−C/Uへ送信する。
次のS114では、S12の代わりに、VEL実際値(実バルブ作動角)を前記所定値Mに固定する。
次のS116では、S13の代わりに、VTC目標値(目標バルブタイミング)を最遅角側の値に固定する。VEL固定制御中の燃焼安定性を確保するためである。バルブタイミングが最遅角側であると、バルブオーバーラップが減少し、残留ガスが減ることで、燃焼安定性が向上するからである。これらの後は、S14へ進み、S14〜S19の処理を実行する。
また、通信異常状態が第2の所定時間(CNG2)以上継続して、第2フェイルセーフフラグfECMFS2=1となると、S115へ進む(S11、S12、S13の処理に代えて、S115、S116の処理を実行する)。
S115では、S11、S12の代わりに、VEL目標値(目標バルブ作動角)とVEL実際値(実バルブ作動角)とを共に最小作動角相当の所定値S(例えば100°CA)に固定する。詳しくは、VEL−C/U側でVEL電源リレーをシャットオフすることで、VELアクチュエータへのVELデューティを強制的に0%にして、最小作動角に制御するので、そのときの値である所定値Sに固定する。但し、VEL電源リレーをOFFする機能がECM側にある場合は、ECM側でシャットオフを実行する。
次のS116では、S13の代わりに、VTC目標値(目標バルブタイミング)を最遅角側の値に固定する。これらの後は、S14へ進み、S14〜S19の処理を実行する。
図6のVEL−C/U20でのメイン制御において、最初のS211では、第2フェイルセーフフラグfVELFS2=1か否かを判定し、NOであれば、S212へ進み、YESであれば、S214へ進む。また、S212では、第1フェイルセーフフラグfVELFS1=1か否かを判定し、YESであれば、S213へ進む。
従って、通信異常が発生し、通信異常状態が第1の所定時間(CNG1)以上継続して、第1フェイルセーフフラグfVELFS1=1となると、S213へ進む(S21の処理に代えて、S213の処理を実行する)。
S213では、S21の代わりに(ECMからVEL目標値を読込む代わりに)、VEL目標値(目標バルブ作動角)を予めECM側でのVEL目標値及びVEL実際値の固定値と同じ値に定めておいた所定値Mに固定する。
この後は、S22へ進み、S22〜S24の処理を実行することで、VEL目標値(=所定値M)を得るように、バルブ作動角を制御する。
また、通信異常状態が第2の所定時間(CNG2)以上継続して、第2フェイルセーフフラグfVELFS2=1となると、S214へ進む(S21〜S24の処理に代えて、S214の処理を実行する)。
S214では、VEL電源リレーをシャットオフする。これにより、VELアクチュエータへのVELデューティを強制的に0%にして、バルブ作動角を最小作動角に制御する。従って、VEL目標値(目標バルブ作動角)及びVEL実際値(実バルブ作動角)は最小作動角相当の所定値Sに固定する。但し、VEL電源リレーをOFFする機能がECM側にある場合は、ECM側でシャットオフを実行する。
次に図10のタイムチャートについて説明する。
通信異常が発生すると、メッセージカウンタVELECMCK、ECMVELCKの値がカウントアップしなくなり(カウンタ偏差=0となり)、これによって通信異常の発生が検出される。
ここで、通信異常の発生の直前にアクセルが踏込まれて、ECM側でVEL目標値が大となり、これに従ってVEL−C/U側でそのVEL目標値に従って制御が行われたものの、制御遅れから、通信異常発生時にはVEL実際値は小の状態であったする。
すると、ECM側では、VEL実際値を認識できない状態(異常発生時の小状態のVEL実際値を保持した状態)となってしまう。
VEL−C/U側も、同様で、ECMからのVEL目標値を認識できない状態(異常発生時のVEL目標値を保持した状態)となってしまう。
そこで、異常発生の検出から第1の所定時間(CNG1)経過により、異常を確定し、ECM側では、VEL目標値及びVEL実際値を予め定めた中負荷相当の所定値Mに固定する。また、VEL−C/U側でも、VEL目標値を予め定めた前記所定値Mと同じ値に固定する。
これにより、通信異常を生じても、ECM側で認識するバルブ作動角の実際値と、VEL−C/U側で認識するバルブ作動角の目標値とを、同じ値にして、認識のずれをなくし、また、固定する値を予め定めた中負荷相当の所定値とすることで、最低限の運転(走行)を可能にすることができる。
また、このときは、ECM側で、バルブタイミングを最遅角側に固定する。これにより、バルブオーバーラップが減少し、残留ガスが減ることで、VEL固定制御中の燃焼安定性が向上し、エンストを防止することができる。
通信異常検出状態で第2の所定時間(CNG2)経過するまでは、この状態を継続し、第2の所定時間(CNG2)経過するまでに、通信異常が解消されたときは、通常の制御に戻る。これは、ノイズなどを理由とする短期間のデータ異常は、データ復帰により解消するので、通信ドライバやハーネス・コネクタの故障と区別する必要があるからである。
通信異常検出状態で第2の所定時間(CNG2)経過した場合は、VEL電源リレーをシャットオフすることにより、バルブ作動角を最小作動角に制御する。このとき、ECM側ではVEL目標値及びVEL実際値を最小作動角相当の所定値Sとし、VEL−C/U側ではVEL目標値(及びVEL実施値)を同じ所定値Mとする。これにより、通信ドライバやハーネス・コネクタの故障に、的確に対応することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1及び第2コントロールユニット(ECM10、VEL−C/U20)と、これらの間の通信手段(30)とを備え、前記第1コントロールユニット(ECM10)は、吸気バルブのバルブ作動角の目標値を算出して、前記第2コントロールユニット(VEL−C/U20)へ送信し、前記第2コントロールユニット(VEL−C/U20)は、前記第1コントロールユニット(ECM10)からの目標値に従って、吸気バルブのバルブ作動角を制御すると共に、バルブ作動角の実際値を検出して、前記第1コントロールユニット(ECM10)へ送信する、内燃機関の可変動弁制御装置において、前記第1コントロールユニット(ECM10)に、前記通信手段(30)の通信異常を検出する通信異常検出手段と、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、前記第2コントロールユニット(VEL−C/U20)から受信するバルブ作動角の実際値を予め定めた中負荷相当の所定値(M)に固定するフェイルセーフ手段と、を具備させ、前記第2コントロールユニット(VEL−C/U20)に、前記通信手段(30)の通信異常を検出する通信異常検出手段と、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、前記第1コントロールユニット(ECM10)から受信するバルブ作動角の目標値を予め定めた前記所定値と同じ値(M)に固定するフェイルセーフ手段と、を具備させたことにより、通信異常を生じても、前記第1コントロールユニット(ECM10)で認識するバルブ作動角の実際値と、前記第2コントロールユニット(VEL−C/U20)で認識するバルブ作動角の目標値とを、同じ値にして、認識のずれをなくし、また、固定する値を予め定めた中負荷相当の所定値とすることで、最低限の運転(走行)を可能にすることができる。
また、本実施形態によれば、前記第1及び第2のコントロールユニット(ECM10、VEL−C/U20)の各フェイルセーフ手段は、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が所定時間(CNG2)以上継続したときは、前記固定する値を変更し、最小作動角相当の値(S)とすることにより、ノイズなどの短期間の通信異常ではない場合に、的確に対応することができる。
また、本実施形態によれば、前記第1及び第2のコントロールユニット(ECM10、VEL−C/U20)の各フェイルセーフ手段は、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が第1の所定時間(CNG1)以上継続したときに、前記フェイルセーフ処理を開始し、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が前記第1の所定時間(CNG1)より長い第2の所定時間(CNG2)以上継続したときに、前記固定する値を変更し、最小作動角相当の値とすることにより、通信異常の確定作業を行うことで信頼性を向上させることができ、また、ノイズなどの短期間のデータ異常と、通信ドライバやハーネス・コネクタの故障とを区別して、的確に対応することができる。
また、本実施形態によれば、前記第1コントロールユニット(ECM10)は、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、前記第1コントロールユニット(ECM10)のフェイルセーフ手段は、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、バルブタイミングを最遅角側へ制御する機能を有することにより、バルブ作動角固定中は、バルブオーバーラップを減少させて、残留ガスを減らすことで、燃焼安定性を向上させ、エンストを防止することができる。
また、本実施形態によれば、前記第1コントロールユニット(ECM10)は、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、バルブタイミングの目標値の算出に際し、前記第2コントロールユニット(VEL−C/U20)からのバルブ作動角の実際値に応じて、バルブタイミングの目標値を制限する機能を有することにより、バルブタイミング制御とバルブ作動角(及びリフト量)制御とを関連させて、ピストンとの干渉を確実に防止することができる。また、ストッパ等による機械的な制限が不要となり、可変動弁装置の制御範囲を拡大できるため、燃費向上等を図ることができる。また、干渉対策のためのピストンのバルブリセス深さアップによる出力、燃費、排気性能低下を防止することができる。
また、本実施形態によれば、各コントロールユニット(ECM10、VEL−C/U20)に具備させる前記通信異常検出手段は、他方のコントロールユニットから前記通信手段を介して所定の周期でカウントアップしつつ送信するメッセージカウンタ(ECMVELCK、VELECMCK)の値を監視することにより、通信異常を検出する構成とすることにより、簡単かつ確実なものとすることができる。
本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図 可変動弁装置の構成図 可変動弁装置によるバルブリフト特性図 制御系の構成図 ECM側のメイン制御のフローチャート VEL−C/U側のメイン制御のフローチャート ECM側の通信異常検出のフローチャート VEL−C/U側の通信異常検出のフローチャート 通信異常の検出に用いるメッセージカウンタの説明図 通信異常検出時のECM側及びVEL−C/U側のタイムチャート
符号の説明
1 エンジン
4 吸気バルブ
8 排気バルブ
10 ECM(第1コントロールユニット)
20 VEL−C/U(第2コントロールユニット)
30 通信手段
49 VELアクチュエータ
49S VEL位置センサ
51 VTCアクチュエータ
51S VTC位置センサ

Claims (8)

  1. 第1及び第2コントロールユニットと、これらの間の通信手段とを備え、
    前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブ作動角の目標値を算出して、前記第2コントロールユニットへ送信し、
    前記第2コントロールユニットは、前記第1コントロールユニットからの目標値に従って、吸気バルブのバルブ作動角を制御すると共に、バルブ作動角の実際値を検出して、前記第1コントロールユニットへ送信する、内燃機関の可変動弁制御装置において、
    前記第1コントロールユニットに、前記通信手段の通信異常を検出する通信異常検出手段と、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、前記第2コントロールユニットから受信するバルブ作動角の実際値に代えて予め定めた中負荷相当の所定値に固定するフェイルセーフ手段と、を具備させ、
    前記第2コントロールユニットに、前記通信手段の通信異常を検出する通信異常検出手段と、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、前記第1コントロールユニットから受信するバルブ作動角の目標値に代えて予め定めた前記所定値と同じ値に固定するフェイルセーフ手段と、を具備させ、
    前記第1及び第2のコントロールユニットの各フェイルセーフ手段は、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が所定時間以上継続したときは、前記固定する値を変更し、最小作動角相当の値とすることを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
  2. 前記第1及び第2のコントロールユニットの各フェイルセーフ手段は、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が第1の所定時間以上継続したときに、前記フェイルセーフ処理を開始し、前記通信異常検出手段による通信異常検出状態が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間以上継続したときに、前記固定する値を変更し、最小作動角相当の値とすることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  3. 前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、
    前記第1コントロールユニットのフェイルセーフ手段は、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、バルブタイミングを最遅角側へ制御する機能を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  4. 前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、バルブタイミングの目標値の算出に際し、前記第2コントロールユニットからのバルブ作動角の実際値に応じて、バルブタイミングの目標値を制限する機能を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  5. 各コントロールユニットに具備させる前記通信異常検出手段は、他方のコントロールユニットから前記通信手段を介して所定の周期でカウントアップしつつ送信するメッセージカウンタの値を監視することにより、通信異常を検出することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  6. 第1及び第2コントロールユニットと、これらの間の通信手段とを備え、
    前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブ作動角の目標値を算出して、前記第2コントロールユニットへ送信し、
    前記第2コントロールユニットは、前記第1コントロールユニットからの目標値に従って、吸気バルブのバルブ作動角を制御すると共に、バルブ作動角の実際値を検出して、前記第1コントロールユニットへ送信する、内燃機関の可変動弁制御装置において、
    前記第1コントロールユニットに、前記通信手段の通信異常を検出する通信異常検出手段と、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、前記第2コントロールユニットから受信するバルブ作動角の実際値に代えて予め定めた中負荷相当の所定値に固定するフェイルセーフ手段と、を具備させ、
    前記第2コントロールユニットに、前記通信手段の通信異常を検出する通信異常検出手段と、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、前記第1コントロールユニットから受信するバルブ作動角の目標値に代えて予め定めた前記所定値と同じ値に固定するフェイルセーフ手段と、を具備させ、
    前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、
    前記第1コントロールユニットのフェイルセーフ手段は、通信異常の検出時に、フェイルセーフ処理として、バルブタイミングを最遅角側へ制御する機能を有することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
  7. 前記第1コントロールユニットは、吸気バルブのバルブタイミングの目標値を算出して、バルブタイミングを制御するものであり、バルブタイミングの目標値の算出に際し、前記第2コントロールユニットからのバルブ作動角の実際値に応じて、バルブタイミングの目標値を制限する機能を有することを特徴とする請求項6記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
  8. 各コントロールユニットに具備させる前記通信異常検出手段は、他方のコントロールユニットから前記通信手段を介して所定の周期でカウントアップしつつ送信するメッセージカウンタの値を監視することにより、通信異常を検出することを特徴とする請求項6または請求項7記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
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