JP2003082873A - 昇降花壇付き駐車装置 - Google Patents

昇降花壇付き駐車装置

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JP2003082873A
JP2003082873A JP2001278298A JP2001278298A JP2003082873A JP 2003082873 A JP2003082873 A JP 2003082873A JP 2001278298 A JP2001278298 A JP 2001278298A JP 2001278298 A JP2001278298 A JP 2001278298A JP 2003082873 A JP2003082873 A JP 2003082873A
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flower bed
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Masami Okazaki
正美 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭いスペースで複数台の自動車を効率よく駐車
でき、また、複数台の自動車を駐車できるスペースと共
に花壇や菜園等も併せて確保でき、更に隣接する住宅等
の2階等から花壇等に渡って園芸等を楽しむことができ
るようにすることにある。 【解決手段】上段パレット3aと、上段パレットの四隅
に設けた押上支持柱と、押上支持柱の下端に垂設され上
下方向に長穴を設けた吊下柱部材と、長穴に遊嵌する係
止突部を介して吊下柱部材に連結された係合柱部材と、
係合柱部材の下部に設けた下段パレット3bと、押上支
持柱に設けて上段パレット3aを覆う花壇兼用屋根体6
と、花壇兼用屋根体を離脱可能に載置できる駐車装置本
体2と、駐車装置本体を所定高さに支持する主体8と、
花壇兼用屋根体6に備えた連絡渡り部材6bと、上段パ
レットを昇降させる駆動装置4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に住宅に隣接し
て設置する昇降花壇付き駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都会や都市近郊の市街地では、住
宅に隣接した敷地内等に複数台の駐車スペースを確保す
るといったことは一般的に困難になってきている。そこ
で、従来から狭いスペースに複数台の自動車を駐車でき
るように、パレットを昇降させて複数の自動車を駐車さ
せるようにした駐車装置が開発され住宅の敷地内や、有
料駐車場等に設置されている。また、都会で生活をして
いる者にとっては、心の癒も含め趣味と実益を兼ねた家
庭菜園や花壇を所有したいと思っている人も多いのが現
状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、都会や都市近
郊の個人住宅に住む者にとって、現状では駐車スペース
を確保するだけでも大変であるのに、併せて敷地内に花
壇や菜園等を確保することは更に大変なことであった。
【0004】本発明は前記のような点に鑑みて開発され
たものである。その目的とする処は、狭いスペースで複
数台の自動車を効率よく駐車でき、また、複数台の自動
車を駐車できるスペースと共に花壇や菜園等も併せて確
保でき、更に隣接する住宅等の2階等から花壇等に渡っ
て園芸等を楽しむことができる昇降花壇付き駐車装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を有
効に達成するために、次のような構成にしてある。すな
わち、請求項1記載の本発明の昇降花壇付き駐車装置
は、上段パレットと、上段パレットの四隅に設けた押上
支持柱と、押上支持柱の下端に垂設され上下方向に長穴
を設けた吊下部材と、前記長穴に遊嵌する係止突部を介
して吊下部材に連結された係合柱部材と、係合柱部材の
下部に設けた下段パレットと、前記の押上支持柱の上方
に設けて上段パレットを覆う花壇兼用屋根体と、花壇兼
用屋根体を離脱可能に載置できる四角枠状の駐車装置本
体と、駐車装置本体を所定高さに支持する主体と、吊上
用索条を介して上段パレットを昇降させる駆動装置とか
らなる構成である。
【0006】請求項2記載の本発明の昇降花壇付き駐車
装置は、請求項1記載の昇降花壇付き駐車装置におい
て、押上支持柱及び係合柱部材に所定間隔を以って複数
のパレットを設けた構成である。
【0007】請求項3記載の本発明の昇降花壇付き駐車
装置は、請求項1又は2記載の昇降花壇付き駐車装置に
おいて、花壇兼用屋根体に地上から昇降できる梯子を設
けた構成である。
【0008】請求項4記載の本発明の昇降花壇付き駐車
装置は、請求項1、2又は3記載の昇降花壇付き駐車装
置において、花壇兼用屋根体の床板が床板昇降機構によ
って昇降する構成である。
【0009】請求項5記載の本発明の昇降花壇付き駐車
装置は、請求項1記載の昇降花壇付き駐車装置におい
て、降下によって下段パレットが地下の所定位置に位置
した時に、上段パレットが地上面と面一又は略面一とな
るように設けられた構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11に基づいて説明する。図1に示すように1は本
発明に係る一例の昇降花壇付き駐車装置であって、この
駐車装置1は、駐車装置本体2と、上段パレット3a
と、下段パレット3bと、これらパレット3a・3bを
昇降させる駆動装置4と、駐車装置本体2に離脱可能に
載置する花壇兼用屋根体6と、花壇兼用屋根体6の床板
6eに設けた花壇6aと、安全柵6dと、隣接する住宅
B(図8参照)の例えば2階と花壇兼用屋根体6とを繋
ぐ連絡渡り部材6bと、上段パレット3aの四隅近傍に
立設した押上支持柱7(図2参照)と、上段パレット3
aと下段パレット3bとの間に設けられた伸縮手段A
(図3、図4参照)と、花壇兼用屋根体6に地上から昇
降できる梯子6cと、駐車装置本体2に設けて上段パレ
ット3aの降下を防止する安全装置(図示せず)等によ
って構成されている。前記の下段パレット3b及び伸縮
手段Aは、駐車装置本体2の下方に掘った地下室Xに収
納できるようにしてある。
【0011】花壇兼用屋根体6は、床板6eの上面側を
花壇6aとし、適宜量の土を入れても周囲からこぼれ落
ちないように床板6eの周囲を遮蔽板6fで覆ってい
る。更に花壇6aを囲むように床板6eの外周の三方向
に安全柵6dを設けてある。安全柵6dの一部は開放さ
れ鎖6gによって開閉できるようにしてある。この鎖6
gの箇所には、地上から梯子6cを掛けて上がり下りで
きるようにしてある。勿論、鎖6gの部分も安全柵6d
で形成してもよい。また、鎖6gの箇所は、図示の位置
以外の箇所であってもよく、さらには複数箇所であって
もよい。また、安全柵は、駆動装置4を内設した屋根の
外周縁(図示の仮想線で示す箇所)に設けてもよい。
【0012】また、花壇兼用屋根体6には、隣接する住
宅Bの2階等と行き来できるように梯子やチェッカープ
レート等の連絡渡り部材6bが設けてある。この連絡渡
り部材6bは、必要のないときに花壇兼用屋根体6側に
起こしておけるように、花壇兼用屋根体6にヒンジ接続
されている。勿論、連絡渡り部材6bは花壇兼用屋根体
6に着脱できる構成のものであってもよく、また、大き
さ形状、材質等は種々設計変更してもよい。
【0013】尚、花壇兼用屋根体6の床板6eは、エア
ーマットやジャッキ等の床板昇降機構(図示せず)によ
って単独で昇降できるようにしてもよい。
【0014】駐車装置本体2は、4本のC形綱から成る
主柱8を矩形状平面の四隅に配すると共に、長手方向の
延長線状に2本の補助柱8aを配し、横設した各梁9に
よってこれらの柱8、8aを接合し、全体を直方体形状
に構成してある。この駐車装置本体2内は、自動車を1
台駐車できる広さにしてある。駐車させる自動車は、こ
の駐車装置本体2の長手方向開口部Yから進入させて駐
車できるようにしてある。
【0015】駐車装置本体2(図1、図2参照)の上部
外周には、花壇兼用屋根体6を受ける枠体10が設けら
れている。花壇兼用屋根体6の下部には、後述する押上
支持柱7と係合するように中空なる筒柱11が垂設され
ている。
【0016】上段パレット3aには自動車1台を載置で
き、その四隅に押上支持柱7を立設してある。上段パレ
ット3aは、吊上用索条の一例であるチェーンで吊り下
げられている。駆動装置4(図7参照)の作動によって
上昇した時、各押上支持柱7は、夫々対応する筒柱11
に挿進し、花壇兼用屋根体6を持ち上げられるようにし
てある。
【0017】すなわち、押上支持柱7の長さは、筒柱1
1より長くしてあり、上段パレット3aを所定高さに上
昇させたとき、各筒柱11内に挿進した各押上支持柱7
の上端は花壇兼用屋根体6に当接し、更に上段パレット
3aを上昇させることによって花壇兼用屋根体6は、こ
れら押上支持柱7によって上方に持ち上げられるように
成っている(図2参照)。
【0018】上段パレット3aの上昇を所定位置で停止
させた時、花壇兼用屋根体6と上昇した上段パレット3
aとの間隔は、上昇した上段パレット3aと地表面GL
との間隔より狭くなるようにしてある(図8参照)。
【0019】上述の上段パレット3aの下部には、伸縮
手段Aを介して下段パレット3bが設けられている。伸
縮手段A(図3、図4参照)は、上段パレット3aに設
けた吊下部材21と、下段パレット3bに設けた係合柱
部材22とによって構成されている。
【0020】すなわち、上段パレット3aの下部四隅に
は、短寸の吊下部材21が垂設してあり、各吊下部材2
1には長穴23が形成してある。
【0021】また下段パレット3bの四隅にも伸縮手段
Aの一部品である係合柱部材22が立設してある。係合
柱部材22の上部には係止突部24が設けられている。
各係合柱部材22の係止突部24は、前記吊下部材21
の長穴23に夫々係合しており、上段パレット3aが地
表面に位置しているときは、各係止突部24は長穴23
の上部に位置し、上段パレット3aが上昇すると、その
上昇に伴って各係止突部24は長穴23の下部に移動
し、上段パレット3aが更に上昇すると、各係止突部2
4は長穴23の下部に係止して、下段パレット3bを上
段パレット3aと伴に上昇させる。
【0022】また、上段パレット3aが地表面まで降下
するにつれて、先ず下段パレット3bが地下室Xの底面
Xaに当接する。上段パレット3aが地表面に到達した
時、前記各係止突部24は長穴23の上部に位置する
(図3参照)。地下室X内では、上段パレット3aと下
段パレット3bとの間隔が、上昇した下段パレット3b
が地表面に位置したときの上段パレット3aと下段パレ
ット3bとの間隔より狭くなるようにしてある。
【0023】上述のパレット3a、3bを昇降させる駆
動装置4は、一例として第7図〜第8図に示すように、
駆動装置ボックス12内に設けられた後述する各駆動装
置と、プーリー、ワイヤー等から構成されている。具体
的には、駐車装置本体2の上部後方端に駆動装置ボック
ス12が設けられ、このボックス12内に駆動装置4を
構成する電動機14、減速機15、及びその他の伝動部
品が設けられている。ボックス12内に設けられている
電動機14は減速機15と連結され、この減速機15か
ら左右に夫々伝動軸16a、16bが延び、各伝動軸1
6a、16bの端部にはドラム17a、17bが嵌着さ
れている。各伝動軸16a、16b及びドラム17a、
17bは軸受18a、18bによって枢支されている。
【0024】前記各ドラム17a、17bには夫々2本
のワイヤー19a、19bが並列に回巻され、各ワイヤ
ー19a、19bの一端はドラムに固定されている。こ
のワイヤー19a、19bは上段パレット3aを昇降さ
せるためのものである。この2本のワイヤー19a、1
9bの内、1本はドラム側の主柱8bまで延び、もう1
本は自動車進入側の主柱8cまで延びている。
【0025】また、4本の主柱8の上部梁の上には、前
記ワイヤー案内用のガイドプーリー20a、20bが夫
々付設されている。ドラム側主柱8bのガイドプーリー
20aは2本のワイヤー19a、19bを案内できるよ
うにしてあり、自動車進入側の主柱8cのガイドプーリ
ー20bは1本のワイヤー19bを案内するようにして
ある。
【0026】また、前記ワイヤー19a、19bを主柱
8b、8c内に垂下できるように、各ガイドプーリー2
0a、20b近傍の主柱8b、8cの上部には、ワイヤ
ー挿通用の穴21(21a、21b、21c)が穿設し
てある。すなわち、ドラム側の主柱8bには両ワイヤー
19a、19bを挿通させる穴21a、21bが並列に
穿設され、一方の穴21bはワイヤー19bを他の主柱
8c側に導くために主柱8bを貫通してある。またこの
穴21bと対向する主柱8cの位置にも、ワイヤー19
bを主柱8c内に垂下できるように穴21cが穿設して
ある。
【0027】そして、前記ドラム17a、17bに回巻
された2本のワイヤー19a、19bの内、1本のワイ
ヤー19aは、上部梁に沿って主柱8a側に導かれ、且
つガイドプーリー20aに係合させて主柱8bの穴20
aから主柱8b内に垂下され、端部を上段パレット3
(3a)に締結してある。
【0028】他のワイヤー19bは、前記ワイヤー19
a同様、上部梁に沿らせ、ガイドプーリー20aに係合
すると共に主柱8bの穴21bを貫通させ、更にガイド
プーリー20bと係合して穴21cから主柱8c内に垂
下してある。端部は前記ワイヤー19a同様、上段パレ
ット3(3a)に締結してある。
【0029】上述のようにして駆動装置4は構成され、
電動機14の正逆回転によって上段パレット3aを昇降
させることができるようにしてある。下段パレット3b
は、上段パレット3aの昇降に伴って昇降するようにし
てある。
【0030】上述したような構成からなる昇降花壇付き
駐車装置1にあっては、この駐車装置1に複数の自動車
を駐車させる場合は、先ず上段パレット3aを地表面と
同一レベルに位置させ、駐車させる1台目の自動車を駐
車装置本体2内に進入させて、上段パレット3a上に駐
車させる。このとき上段パレット3aは降下した状態で
あるので、花壇兼用屋根体6は屋根枠10(図1、図5
参照)に載置した状態となっている。
【0031】次に2台目の自動車を駐車させるには、上
段パレット3aを前記駆動装置4によって上昇させ(図
2、図6参照)、所定位置で上段パレット3aの上昇を
停止させる。上段パレット3aが上昇を始めると、上段
パレット3aと伴に上段パレット3aに立設した押上支
持柱7も、花壇兼用屋根体6に垂下した筒柱11に挿進
しながら上昇していく。上段パレット3aが所定位置に
達すると、前記したように押上支持柱7が花壇兼用屋根
体6に当接する。更に上段パレット3aを上昇させるこ
とによって、花壇兼用屋根体6は押上支持柱7によって
屋根枠10より上方に持ち上げられる。
【0032】また、この上段パレット3aの上昇に伴っ
て、下段パレット3bも、前記詳述した伸縮手段Aを介
して上昇する。上段パレット3aが所定位置で上昇を停
止した時、下段パレット3bは地表面に位置する。この
ようにした後に2台目の自動車は、駐車装置本体内に進
入させて下段パレット3b上に駐車させる。
【0033】このようにして上段パレット3a及び下段
パレット3bに夫々自動車を駐車させた後、駆動装置4
によって上段パレット3a及び下段パレット3bを降下
させる。このとき、上段パレット3aが地表面GLに到
達するよりも下段パレット3bが地下室Xの底面Xaに
当接する方が早く、下段パレット3bが地下室Xの底面
Xaに当接した後も、上段パレット3aは地表面GLに
到達するまで降下する。地表面GLに位置した上段パレ
ット3aと地下室X内の下段パレット3bとの間隔は、
伸縮手段Aの作用により狭くなっている。
【0034】また、上段パレット3aの降下によって、
押上支持柱7で上方に持ち上げられていた花壇兼用屋根
体6は、再び屋根枠10に載置した状態となる。
【0035】上述のようにして駐車させた2台の自動車
を駐車装置本体2から出す場合は、先ず上段パレット3
aに駐車させた自動車を運転して駐車装置本体2から外
に出し、次に駆動装置4を作動させて上段パレット3a
と伴に下段パレット3bを地表面まで上昇させ、下段パ
レット3b上の2台目の自動車を運転して駐車装置本体
2から外に出す。
【0036】次に図9〜図11は、押上支持柱7及び係
合柱部材2に所定間隔を以って複数のパレット3a、3
b、3cを設けた構成を例示した図である。この例にお
いて押上支持柱7は、前記の例の押上支持柱7より長く
形成したものであり、所定間隔を以って上段パレット3
aと、下段パレット3bとが設けてある。更に係合柱部
材2の下端部には、最下段パレット3cが設けてある。
また、下段パレット3bの下部四隅には、前記の例と同
様に短寸の吊下部材21が垂設してあり、各吊下部材2
1には長穴23が形成してある。この各吊下部材21の
長穴23には、係合柱部材22の上部に設けた係止突部
24が上下動可能なように遊嵌してある。係合柱部材2
2は、この係止突部24を介して吊下部材21に吊り下
げてある。
【0037】そして駆動装置によって押上支持柱7を上
昇させることにより、図10に示すように下段パレット
3bを地表面近傍に位置させて停止させ、或いは最下段
パレット3cを地表面近傍に位置させて停止せ、各パレ
ット3b、3cに対して自動車の出し入れを行う。ま
た、駆動装置によって押上支持柱7を降下させることに
より、図9に示すように上段パレット3aを地表面近傍
に位置させて停止させ、他の各パレット3b、3cを地
下室Xに収納する。このとき伸縮手段Aによって下段パ
レット3bと最下段パレット3cとの間隔は、少し狭く
なる。この場合は、上段パレット3aに対して自動車の
出し入れを行うことができる。
【0038】この場合の駆動装置として、例えば前記の
ドラム17a、17b(図7参照)に換えてベベルギヤ
(図示せず)を設け、前記のワイヤー19a、19bに
換えて、このベベルギヤに回転軸(図示せず)の一端を
連結すると共に、この回転軸を駐車装置本体2の両側に
沿って夫々回転自在に支持する。各回転軸には、各押上
支持柱7と交差する位置にピニオンギヤ(図示せず)を
設ける。各ピニオンギヤは、各押上支持柱7に沿って設
けたラックギヤ25とかみ合うようにする。電動機14
の駆動により各ピニオンギヤは同時に回転し、かみ合う
ラックギヤ25を介して各押上支持柱7を昇降させ、各
パレット3a、3b、3cを昇降させると共に花壇兼用
屋根体6も昇降するようにする。
【0039】尚、本発明は前記の例に限定されるもので
はなく、パレットの大きさは複数台の自動車を駐車でき
る大きさにしてもよい。また、パレットは上段・下段の
2段からなるパレットに限定されることなく、地下に数
段、地上に数段のパレットを配した構成にするも、或い
は地下に1段、地上に数段、または地下に数段、地上に
1段のパレットを設けるように設計するも自由である。
要は地下室に収納されるパレットが伸縮手段によって地
下室内ではパレット間の間隔を狭め、また花壇兼用屋根
体が、押上支持柱によって上方に持ち上げられるように
した構成を有すれば、種々設計変更するも自由である。
更に上段パレット等の降下を防止する安全装置を駐車装
置本体に設けることによって、緊急時の上段パレット等
の降下を防止でき、花壇で安心して作業を行うことがで
きる。また、本発明の駆動装置は、パレットを昇降させ
ることができれば、如何なる設計変更も自由である。更
に前記した電動機14等は、地上に設けるように設計変
更してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上、前記の説明でも明らかなように本
発明の昇降花壇付き駐車装置では、限られた敷地に複数
台の自動車を駐車でき、且つ、花壇兼用屋根体上部に花
壇を設けてあるので、花壇兼用屋根体の上部を隣接する
住宅等の2階等と同じ高さにすることによって、2階等
から花壇を目線高さで見ることができ、今までにない住
宅環境を得ることができる。
【0041】また、花壇兼用屋根体に地上から昇降でき
る梯子を設けたことにより、花壇兼用屋根体が隣接する
住宅等の2階等より下に位置してる場合でも、前記連絡
渡り部材によって2階等から渡れることは勿論のこと、
地上からでも花壇に行って園芸作業を行うことができ非
常に便利である。
【0042】また、花壇兼用屋根体の床板が床板昇降機
構によって昇降するようにしてあるので、花壇兼用屋根
体全体を昇降させなくとも、床板の上に設けた場合の花
壇のみを昇降させることができ、動力を低減させてラン
ニングコストを低くすることができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一例の斜視図である。
【図2】パレットを上昇させた状態を示す斜視図であ
る。
【図3】一例の伸縮手段の説明図である。
【図4】図3に示す上段及び下段パレットを上昇させた
状態での伸縮手段の説明図である。
【図5】パレットが降下した状態での2台の自動車を収
納した状態を示す説明図である。
【図6】パレットが上昇した状態での2台の自動車を収
納した状態を示す説明図である。
【図7】駆動装置を示す概略平面図である。
【図8】概略側面図である。
【図9】下段パレット3bと最下段パレット3cを地下
室に収納した本発明に係る他の例を示す説明図である。
【図10】上段パレット3aと下段パレット3bを地上
に出した状態を示す説明図である。
【図11】上段パレット3aと下段パレット3b及び最
下段パレット3cを地上に出した状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 昇降花壇付き駐車装置 2 駐車装置本体 3a 上段パレット 3b 下段パレット 4 駆動装置 6 花壇兼用屋根体 6a 花壇 6c 梯子 6e 床板 7 押上支持柱 8 主体 19a、19b 吊上用索条(ワイヤー) 21 吊下部材 22 係合柱部材 23 長穴 24 係止突部 A 伸縮手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上段パレットと、上段パレットの四隅に設
    けた押上支持柱と、押上支持柱の下端に垂設され上下方
    向に長穴を設けた吊下部材と、前記長穴に遊嵌する係止
    突部を介して吊下部材に連結された係合柱部材と、係合
    柱部材の下部に設けた下段パレットと、前記の押上支持
    柱の上方に設けて上段パレットを覆う花壇兼用屋根体
    と、花壇兼用屋根体を離脱可能に載置できる四角枠状の
    駐車装置本体と、駐車装置本体を所定高さに支持する主
    体と、吊上用索条を介して上段パレットを昇降させる駆
    動装置とからなる昇降花壇付き駐車装置。
  2. 【請求項2】押上支持柱及び係合柱部材に所定間隔を以
    って複数のパレットを設けた請求項1記載の昇降花壇付
    き駐車装置。
  3. 【請求項3】花壇兼用屋根体に地上から昇降できる梯子
    を設けた請求項1又は2記載の昇降花壇付き駐車装置。
  4. 【請求項4】花壇兼用屋根体の床板が床板昇降機構によ
    って昇降する請求項1、2又は3記載の昇降花壇付き駐
    車装置。
  5. 【請求項5】降下によって下段パレットが地下の所定位
    置に位置した時に、上段パレットが地上面と面一又は略
    面一となるように設けられた請求項1記載の昇降花壇付
    き駐車装置。
JP2001278298A 2001-09-13 2001-09-13 昇降花壇付き駐車装置 Pending JP2003082873A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103452361A (zh) * 2013-01-09 2013-12-18 梁嘉麟 高架在十字路口上空且由司机驾车到达停车位的立体车库
CN103912152A (zh) * 2013-01-09 2014-07-09 梁嘉麟 十字路口上空设置的由人驾车直达停车位的立体车库
JP2017133338A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社ノーム ルーフデッキガーデニングプレート及びルーフデッキプレート及び動くガーデンシステム。
CN108979235A (zh) * 2018-08-03 2018-12-11 晁保锁 基于网络共享的环保式道旁停车位

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