JP2003082795A - 枠状家具 - Google Patents
枠状家具Info
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Abstract
流れを遮りつつ、人の視線を遮らないようしたり、視線
を遮るためのパネル装置を着脱自在に装着する。 【解決手段】 左右一対の縦フレーム4、4と、その間
の上下部位を連結する横フレーム5、5とにより枠状家
具1を構成し、安定板81やアジャスタボルト78にて
床面に自立させる。左右一対の縦フレーム4、4と上下
の横フレーム5、5とのにより囲まれた領域の枠空間6
をパネル装置にて着脱自在に覆うことができるようにす
る。
Description
にも適用でき、オフィスでの人の流れを遮るための枠状
家具に関するものである。
天井まで届かない衝立式とに大別される。後者の衝立式
の間仕切は、主として、骨組み(枠体)とこれに装着さ
れるパネルとから成っており、骨組みは、左右に立設し
た縦フレーム(支柱)と、左右の縦フレームを繋ぐ横フ
レームとから成っており、通常、縦フレームと横フレー
ムとで囲われた空間に1枚のパネルを装着したものや、
表裏2枚のパネルを装着して両者の間を中空状に形成し
たものとがあった。
装を施しただけのもの、金属板に化粧布を貼ったもの、
金属板の裏面に軽量断熱材を貼ったものなどがあった。
間においては、机を並べただけのオープンフロアー方式
や各ワーカーごとにブースで仕切っただけの伝統的なワ
ークスタイルから、最近では、間仕切や机などの家具の
機能やレイアウトを作業内容等に応じて異ならせるフレ
キシブルなワークスタイルに大きく変化している。
とを区画しつつ、ワーカーへの過干渉や過放任をなくし
て、各ワーカーが快適かつ能率的に執務できる環境を形
成することの必要性の認識が高まっている一方、オフィ
ス空間内での人の視線を阻止したい環境と、逆に人の視
線が遠くまで届き、開放的な環境とを任意に設定したい
との要望が出てきた。
る枠状家具を提供することを目的とするものである。
め、請求項1の発明に係る枠状家具は、左右に適宜隔て
て配置した複数本の縦フレームと、該隣接する縦フレー
ムの間を上下に適宜隔てて配置した複数本の横フレーム
とからなる枠状家具であって、前記縦フレームの下端を
室内の床面に自立させる自立手段を備えるか、縦フレー
ムの側面を連結手段を介して他の家具に連結支持させる
か、もしくは縦フレームの上下端を室の天井側及び床面
側の部材にて立設させて、室の空間における人の流れを
遮るように構成したことを特徴とするものである。
適宜隔てて配置した2本の縦フレームと、該2本の縦フ
レームの間を上下に適宜隔てて配置した複数本の横フレ
ームとからなる枠状家具であって、前記2本の縦フレー
ムの下端を室内の床面に自立させる自立手段を備える
か、少なくとも一方の縦フレームの側面を連結手段を介
して他の家具に連結支持させるか、もしくは各縦フレー
ムの上下端を室の天井側及び床面側の部材にて立設させ
て、室の空間における人の流れを遮るように構成したこ
とを特徴とするものである。
2に記載の枠状家具において、前記左右に隣合った2本
の縦フレームと上下に隣合った2本の横フレームとで囲
われた枠空間の少なくとも一部を、前記縦フレームと横
フレームを含む平面と平行状にて遮るための遮断手段を
備えたものである。
を図面に基づいて説明する。図1(a)は本発明に係る
枠状家具の正面図、図1(b)は側面図、図2は枠状家
具の連結状態の一例を示す斜視図、図3(a)は縦フレ
ームと横フレームとの連結部を示す断面図、図3(b)
は連結ブロックの斜視図、図4は隣接する2つの縦フレ
ーム同士の上部連結構造を示す分解斜視図、図5は縦フ
レームと横フレームとの連結部平面図、図6(a)は縦
フレームの下部のアジャスタ体と下部横フレームとの連
結状態を示す断面図、図6(b)は下部連結ブロックの
斜視図、図7はコーナー支柱と縦フレームとの下部連結
状態を示す断面図である。
1としての最小単位(1ユニット)は、左右に配置した
縦フレーム4と、左右の縦フレーム4間を接続する複数
の横フレーム5とで骨組みが構成されており、上下左右
のフレーム4、5で囲われた枠空間6は基本的にはその
ままとする。
板81(図9参照)を介して床面に対して自立させるこ
とができる。また、図2に示すようにコーナー支柱72
を介して複数の枠状家具1を平面視でL字状に接続した
り、コ字状に接続することにより、自立させても良い。
これらの場合、背の高さが高低異なるもの同士や背の高
いもの同士の接続も可能である。さらに、図2に示すよ
うに、脚体2aで支持された机天板2aの後側に図示し
ない連結部材を介して連結させて自立させても良い。他
方、寸法の長い縦フレーム4を、室(オフィス)の床面
に固定した地レールと、天井面に設けた天レールとに突
っ張るように立設させても良い。
ス)内において机天板2a上で作業する作業区域と、そ
の側方や後方で人が通る個所との間に立設させて人の動
線(人の動きや人の流れ)を規制することや、キャビネ
ットなどの家具の裏面、側面等に近接させた立設し、ま
たは、複数のキャビネットの列と平行状に並べて立設
し、前記人の動線を遮るために使用するものである。
4の断面構造及び各枠状家具1を左右に連結したい場合
に隣接する2つの縦フレーム4、4同士の連結構造や縦
フレーム4と横フレーム5との連結構造について説明す
る。各縦フレーム4及び横フレーム5は金属の押し出し
加工品であり、従って、基本的に全長にわたって同一断
面形状であり、部分的に加工を施している。各縦フレー
ム4は、前後両面7aと内面(枠空間6に面した面)7
bとが円弧状曲面7cを介して連続しており、全体とし
て断面略台形状で中空状に形成されている。そして、そ
の外面7dには、アウター係合溝9が形成されている。
アウター係合溝9は、その開口部に2条のリップ9a,
9aを備えて蟻溝に形成されている。
bの幅方向の前後両端には、縦フレーム4の長さ方向に
沿って、幅が小さく且つ高さが低い一対の突条11、1
1が形成されており、この一対の突条11、11を挟ん
で内面7bに各横フレーム5の端部がきっちり嵌まるよ
うになっている。また、内面7bの幅方向の中央部に、
断面略矩形状のインナー係合溝12が形成されている。
寸法L2が縦フレーム4の前後幅寸法L1よりも小さい
ため、机天板2aを縦フレーム4の前面7aにぴったり
重ねた状態でも、横フレーム5と机天板2aの背面との
間にはコード類やケーブル類を挿通できる配線可能空間
(隙間)L3が空くことになる。
溝18が形成されており、この蟻溝18の底面には、棚
板73を支持したり、枠状家具の一側をキャビネットに
連結するため等のブラケット74を係止するための係止
孔19が縦フレーム4の長さ方向に一定間隔(適宜間
隔)H1にて穿設されている(図4参照)。
つ、2本の縦フレーム4の前後逆向きにして重ねると互
いに嵌合して前後ずれ不能に保持されるように、外面7
dには断面凹凸状の縦溝20aと凸条20bとが形成さ
れている。
ップ21が着脱可能に装着される(図3 (a)参照)。
いて、図3、図4に基づいて説明すると、背中合わせに
隣接させた2本の縦フレーム4、4の下端の相互間は下
部連結体23で連結され、上部の相互間は上部連結体2
4で連結されている。まず、下部の連結構造について説
明する。
アウター係合溝9に下方からきっちり嵌入する第1挿入
部23aと、他方の縦フレーム4のアウター係合溝9に
下方からきっちり嵌入する第2挿入部23bとを備えて
いる。なお、下部連結体23は一対の縦フレーム4、4
同士またはコーナー支柱72(図6(a)及び図7参
照)と縦フレーム4との連結にも使用することができ
る。
アウター係合溝9に上方から嵌まる第1クランプ体25
と、他方の縦フレーム4のアウター係合溝9に上方から
嵌まる第2クランプ体26と、これらを締結するボルト
(六角穴付きボルト)29とから成っている。
合溝9から横向きに抜けないようにひれ部25a,26
aが形成されている。また、第2クランプ体26に設け
た一対の凸部26b、26bが一方の縦フレーム4のア
ウター係合溝9にきっちり嵌まるようになっており、か
つ、第2クランプ体26の凸部26b、26bの間に形
成された凹所26cに、第1クランプ体25に設けた突
起25bがきっちり嵌合している。
穴27が空いており、他方、第1クランプ体25の突起
25bにはねじ穴28が空いている。
bの上面を正面視で斜め下向きの傾斜面25cとなし、
この傾斜面25cにねじ穴28を開口させる一方、第2
クランプ体26における凹所26c内に、正面で前記第
1クランプ体25の傾斜面に重なる平板状の傾斜板部2
6dを設け、この傾斜板部26dにボルト挿入穴27を
設ける。
溝9の底部は、前記第2クランプ体26が嵌まってボル
ト(ネジ)29の頭に干渉しないように若干の寸法だけ
上向きに切り開き形成された切り開き部30が設けられ
ている。
うにボルト29で仮止めしておく。そして、ユニット同
士を連結するには、隣合った縦フレーム4を背中合わせ
て先に下部を下部連結体23及び底板で連結して後、両
縦フレーム4のアウター係合溝9にそれぞぞれクランプ
体25,26を挿入し、次いで、正面視で傾斜状の姿勢
にした六角レンチをボルト(またはネジ)29の頭に嵌
め入れて、ボルト(またはネジ)29をねじ込む。これ
により、両縦フレーム4、4はその上部において強固に
締結される。
図12(a)を参照して、横フレーム5の構造を説明す
る。横フレーム5の上下両面には、幅方向の中心に、断
面コ字状のセンター係合溝31が設けられており、ま
た、横フレーム5の四隅には円弧状に面取りされた面取
り部32を有する。更に、横フレーム5の前後両面に
は、上下中心線を挟んだ対称形状の蟻溝状のフロント係
合溝33が形成されている。
って延びる断面円弧状のねじ込み用溝34が形成されて
いる。上端の横フレーム5については、このねじ込み用
溝34にねじ込んだねじ14により、縦フレーム4と横
フレーム5とが締結されている(図3(a)参照)。縦
フレーム4の上下中途高さ位置に連結する横フレーム5
については、連結ブロック13(図3(b)参照)を介
してねじ14で締結されている(図3(a)参照)。な
お、縦フレーム4のアウター係合溝9の底面には、ねじ
14とドライバーとを挿入するための穴15が空いてい
る。
うに、縦フレーム4におけるインナー係合溝12に上下
方向摺動自在に嵌合する矩形状の本体部13aと該本体
部13aから横向きに突出した上下一対の横係合突起1
3b,13bとが合成樹脂材にて一体的に形成されてお
り、本体部13aには前記ねじ14のための取付け孔1
3cが横向きに穿設されて構成されている。予め横フレ
ーム5の両端から内部空間に前記横係合突起13b,1
3bを押し込んでおき、インナー係合溝12に本体部1
3aを嵌め込み、ねじ14止めすれば良い(図5参
照)。
連結構造は、図6(a)、図6(b)、図7に示し、下
部連結ブロック75は、縦フレーム4におけるインナー
係合溝12に上下方向摺動自在に嵌合する矩形状の本体
部75aと、該本体部75aから横向きに突出した上下
一対の横係合突起75b,75bと、本体部75aから
下向きに延びる係合爪部76とが合成樹脂材にて一体的
に形成されている。本体部75aには前記ねじ14のた
めの取付け孔75cが横向きに穿設されている。従っ
て、この下部連結ブロック75も前記上下中途部の連結
ブロック13と同様に予め横フレーム5の両端から内部
空間に前記横係合突起75b,75bを押し込んでお
き、インナー係合溝12に本体部75aを嵌め込み、ね
じ14止めすれば良い。なお、このとき、係合爪部76
を下方に延びるように配置しておく。他方、図8に示す
アジャスタ体77は、縦フレーム4の横断面形状に略等
しい形状のブラケット77aと、略半円筒断面状の支柱
部77bと、ブラケット77aに螺合させたアジャスタ
ボルト78とから構成されている。そして、前記支柱部
77bを、縦フレーム4の下端側の前記インナー係合溝
12を適宜高さだけ除去した個所に上向きに延びるよう
にして配置し、ブラケット77aの下面側からのネジ7
9を縦フレーム4のインナー係合溝12の左右両側のネ
ジ取付け溝7e、7e(図7参照)に締着する。前記支
柱部77bの背面に凹み形成して係止溝80に対して前
記下部連結ブロック75の係合爪部76を係止するもの
である。なお、ユニット1〜3を床面に対して安定して
立設するための安定板81(図9参照)から上向きに立
設する一対の連結棒82、82は、前記ブラケット77
aに穿設された連結孔83に挿通し、連結棒82、82
は縦フレーム4の内径部(縦フレーム4における前面7
aの蟻溝18と、アウター係合溝9の側端と、円弧曲面
7cと、外面7dとの各内面にて囲まれた空間内)に挿
入することにより、きっちりと嵌まるようになっている
(図4及び図7の二点鎖線参照)。
位置の横フレーム5、5とで囲まれた任意の個所の枠空
間6の少なくとも一部を、縦フレーム4と横フレーム5
とを含む平面と平行状にて遮るための遮断手段について
説明する。遮断手段の一例としてのパネル装置10は、
前記上下の横フレーム5、5に対して着脱自在に装着す
ることができるものである。
装置10の態様を説明する。パネル装置10は、任意の
枠空間6に張設できるクロス張り金属板製のパネル板3
6とその左右両側に被嵌する左右一対の縦枠体37、3
7とからなる。パネル板36として化粧鋼板製、パンチ
ングメタル、白色ボード(水性インクフェルトペンで書
けるもの)製等の薄板のものを使用することができる。
と略同一面をなすように配置されるものである。パネル
板36は、板厚が略0.3mm程度であってその上下両
端縁を裏面側に屈曲(折り返し)させたリブ部38、3
8が備えられており、パネル板36の左右両側端には、
合成樹脂製の縦枠体37、37を被嵌させる。その場
合、各縦枠体37は、縦フレーム4の内面7bに沿って
延びる端板37aと、該端板37aからパネル板36の
平板部36aの裏面に沿って延びて当該平板部36aの
裏面を支持する支持板部37bと、該支持板部37bと
平行な裏板部37cとからなり、支持板部37bと裏板
部37cとは、適宜間隔にて、補強リブ39に連結され
ている(図10、図11(a)及び図12(b)参
照)。従って、縦枠体37の少なくとも上下中途部では
端板37aと支持板部37bと裏板部37cとにより筒
状になっている。前記端板37aの前端には、支持板部
37bとの間に、パネル板36の平板部36aの厚さに
相当する凹溝40を備えた縁条部37dがパネル板36
の上下寸法に相当する長さにわたって一体的に形成され
ている(図11(a)参照)。
aの表面には、前記縁条部37dに接近する方向に直線
状の突条部41が支持板部37aの長手方向(パネル板
36の縦辺に沿う方向)に適宜間隔で形成されており、
支持板部37aの長手方向両端部位は、段付き状に凹ん
だ平坦部45に形成されている。前記支持板部37bの
上端から裏板部37cの方向(縦枠体37の厚さ方向)
に突出する弾性的なバネ板43の先端に係合爪44を設
ける一方、支持板部37bの下端から下向きに突出する
板状の突起部42を設ける(図10及び図12(b)参
照)。この係合爪44と突起部42は、横フレーム5の
センター係合溝31に対して弾性的に着脱自在に係止で
きる係合手段となる。その場合、前記係合手段は、縦枠
体37の厚さ方向に突出させないように前記嵌合部と一
体的に形成したものである。
の平板部36aの直線状の左右両側端縁部を縦枠体37
にて被嵌するように差し込むと、平板部36aの裏面は
支持板部37bの表面側の差し込み方向に長い突条部4
1にて支持される一方、平板部36aの直線状の側端縁
は、前記凹溝40に嵌まる。従って、平板部36aの直
線状の側端縁の前面が縁条部37dにて隠された状態に
て、前記側端縁が直線状に保持されながら凹溝40に支
持できる。
8の一部(一端部)内面が裏板部37cにおける平坦部
45と支持板部37bの表面との間に被嵌する。そし
て、前記平坦部45に突設した略矩形状の係合突起46
が、前記上下リブ部38、38の一端部に穿設した係止
孔47に係止できる嵌合部となり、左右両側の縦枠体3
7、37はパネル板36と離れないように連結される図
10及び図11(a)〜(c)参照)。
左右両側の縦枠体37、37の下端の突起42を枠空間
6のうち下側の横フレーム5における上向き開放状のセ
ンター係合溝31に嵌め入れた後、前記上端側の係合爪
44を横フレーム5のセンター係合溝31に押し込む
と、前記バネ板43の付勢力に抗して、係合爪44がセ
ンター係合溝31に弾性的に係止できるのである。従っ
て、パネル装置10の着脱作業に際して横フレーム5、
5を外す等、枠状家具1を分解する必要がなく、組み立
て作業が至極容易にできる。
における裏板部37cには、その長手方向(パネル板3
6の平板部36aの直線状の左右両側端縁部に沿う方
向)に適宜隔てて位置ずれ防止用の凸部49と凹部50
との組が設けられている。この凸部40及び凹部50は
同じ平面形状であって後述するように凸部49と凹部5
0とを重ねると互いに嵌まり合い、且つ横ずれしないよ
うに形成されている。
図15に示すのはパネル装置10の第2実施形態であっ
て、透明または半透明などのガラス板や合成樹脂板等か
らなるパネル板51と、該パネル板51の上下辺に被嵌
する横枠52、53と、パネル板51の左右両側辺に被
嵌する一対の縦枠54a,54bとからなる。左右縦枠
54a,54bは左右対称形状である。前記縦枠及び横
枠は合成樹脂材にて形成されており、夫々に形成された
凹溝55、56に対してパネル板51の上下左右縁を嵌
合した後、横枠52、53における筒状部57の左右両
側端に対して縦枠54a,54bからビス58にて締結
して連結する。上横枠52に裏面側に横向きに突出する
弾性係合爪59は横枠52の全長にわたって延びてお
り、下横枠53の下端にも下向き突条60が横枠53の
全長にわたって延びている。
における枠空間6に対して前記パネル装置10を表面側
もしくは裏面側から嵌め込むと、前記下向き突条60が
下位置の横フレーム5におけるセンター係合溝30に係
止する一方、弾性係合爪59が上位置の横フレーム5に
おけるセンター係合溝30に弾性的に係止するのであ
る。従って、パネル装置10の着脱作業に際して横フレ
ーム5、5を外す等、枠状家具1を分解する必要がな
く、組み立て作業が至極容易にできる。
み方向の外側に突出していないから、多数組の積み重ね
時に互いに干渉して破損したり永久変形するなどの不都
合がない。
覆う遮断手段の第3実施形態であって、樹脂フィルム製
や織布製等からなる可撓性を有するスクリーン体61の
上下端縁を横長の筒状連結片62、62に固着する。そ
して、この各筒状連結片62に回動可能に被嵌させた上
下の吊支体63、63の各鉤部63a,63aを上下横
フレーム5におけるフロント係合溝33、33に係止す
るのである。吊支体63は筒状連結片62と同じ長さで
あっても良いし、それより短いものを、筒状連結片62
に沿って複数個所に被嵌させて良い。
第4実施形態では、上下の横フレーム5、5と一対の縦
フレーム4、4とで囲まれた枠空間6内に配置する装飾
体64の一例であり、この装飾枠体64は、縦フレーム
4と横フレーム5とのコーナー部には、図18に示すよ
うに連結金具65をビス66にて縦フレーム4等に固定
し、金属棒等の直線体67の一端を連結金具65に対し
て回動可能に連結する。各直線体67の中途部には緊張
緩和調節可能なターンバックル68が介挿されている。
各直線体67の他端は環状体69に回動可能に連結す
る。しかして、この装飾体64は前記枠空間6の平面の
一部のみを遮断したことになり、人の動線を効果的に遮
断できるものでありながら、人の視線はほとんど遮断し
ないという特性を有することになる。なお、このような
装飾体64と前記スクリーン体61とを前記枠空間に平
行状に配置(装着)しても良い。
ム5の縦フレーム4に対する取付け高さ位置は、図17
(b)に示すように、任意に変更可能であることはいう
までもない。
左右一対の縦フレーム4、4に対する上部の横フレーム
5より上方の空間をアッパーパネル70にて遮断するも
のであって、縦フレーム4、4と横フレーム5とを含む
平面と平行状に遮断するために、ガラス板または樹脂板
等の透明または半透明のアッパーパネル70を、ゴム製
の目地材71を介して縦フレーム4、4のインナー係合
溝12及び横フレーム5の上側のセンター係合溝31に
嵌め込み係合するものである。
発明は更に様々に具体化できる。例えば縦フレームや横
フレームの断面形状は図示のものに限定はされず、様々
の形状に変更できる。
に係る枠状家具は、左右に適宜隔てて配置した複数本の
縦フレームと、該隣接する縦フレームの間を上下に適宜
隔てて配置した複数本の横フレームとからなる枠状家具
であって、前記縦フレームの下端を室内の床面に自立さ
せる自立手段を備えるか、縦フレームの側面を連結手段
を介して他の家具に連結支持させるか、もしくは縦フレ
ームの上下端を室の天井側及び床面側の部材にて立設さ
せて、室の空間における人の流れを遮るように構成した
ことを特徴とするものである。
左右に適宜隔てて配置した2本の縦フレームと、該2本
の縦フレームの間を上下に適宜隔てて配置した複数本の
横フレームとからなる枠状家具であって、前記2本の縦
フレームの下端を室内の床面に自立させる自立手段を備
えるか、少なくとも一方の縦フレームの側面を連結手段
を介して他の家具に連結支持させるか、もしくは各縦フ
レームの上下端を室の天井側及び床面側の部材にて立設
させて、室の空間における人の流れを遮るように構成し
たことを特徴とするものである。
明でも、枠状家具を縦フレームと横フレームのみで構成
したことにより、極めて簡単な構成要素のみで、オフィ
スの室内での、作業領域と人の通路とを区画するという
ように人の流れ(人の動線)を規制しつつ、ワーカーへ
の過干渉や過放任をなくして、各ワーカーが快適かつ能
率的に執務できる環境を形成することができる。そし
て、枠空間が大きく開口しているから、オフィス空間内
での人の視線を阻止せず人の視線が遠くまで届き、開放
的な環境が設定できるという効果を奏する。
左右幅及び高さに設定したユニットとして準備し、任意
の手段で自立させ、連結させることができて、便利であ
るという効果を奏する。
2に記載の枠状家具において、前記左右に隣合った2本
の縦フレームと上下に隣合った2本の横フレームとで囲
われた枠空間の少なくとも一部を、前記縦フレームと横
フレームを含む平面と平行状にて遮るための遮断手段を
備えたものであるから、遮断手段で枠空間の一部または
全部を塞ぐことにより、オフィスの室内での、作業領域
と人の通路とを区画して人の流れ(人の動線)を規制し
つつ、他の領域からの人の視線も遮ってワーカーへの過
干渉を無くすることが簡単にできるという効果を奏す
る。
ある。
との連結部の断面図、(b)は連結ブロックの斜視図で
ある。
る。
大断面図である。
断面図、(b)は下部連結ブロックの斜視図である。
る。
枠体とパネル板との分離断面図、(b)は図10のXIb
−XIb 線矢視図、(c)は縦枠体の裏面要部拡大図であ
る。
付けを示す断面図、(b)は縦枠体の一部切欠き側面図
である。
す拡大断面図、(b)は図13のXIIIb −XIIIb 線矢視
図、(c)は上横枠と縦枠との連結部を示す一部切欠き
要部拡大図である。
要部断面図である。
の装着状態を示す要部断面図である。
面図、(b)は枠状家具の変形例を示す正面図である。
拡大断面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 左右に適宜隔てて配置した複数本の縦フ
レームと、該隣接する縦フレームの間を上下に適宜隔て
て配置した複数本の横フレームとからなる枠状家具であ
って、前記縦フレームの下端を室内の床面に自立させる
自立手段を備えるか、縦フレームの側面を連結手段を介
して他の家具に連結支持させるか、もしくは縦フレーム
の上下端を室の天井側及び床面側の部材にて立設させ
て、室の空間における人の流れを遮るように構成したこ
とを特徴とする枠状家具。 - 【請求項2】 左右に適宜隔てて配置した2本の縦フレ
ームと、該2本の縦フレームの間を上下に適宜隔てて配
置した複数本の横フレームとからなる枠状家具であっ
て、前記2本の縦フレームの下端を室内の床面に自立さ
せる自立手段を備えるか、少なくとも一方の縦フレーム
の側面を連結手段を介して他の家具に連結支持させる
か、もしくは各縦フレームの上下端を室の天井側及び床
面側の部材にて立設させて、室の空間における人の流れ
を遮るように構成したことを特徴とする枠状家具。 - 【請求項3】 前記左右に隣合った2本の縦フレームと
上下に隣合った2本の横フレームとで囲われた枠空間の
少なくとも一部を、前記縦フレームと横フレームを含む
平面と平行状にて遮るための遮断手段を備えたことを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の枠状家具。
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