JP2003082602A - 低騒音レール - Google Patents

低騒音レール

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JP2003082602A
JP2003082602A JP2001278483A JP2001278483A JP2003082602A JP 2003082602 A JP2003082602 A JP 2003082602A JP 2001278483 A JP2001278483 A JP 2001278483A JP 2001278483 A JP2001278483 A JP 2001278483A JP 2003082602 A JP2003082602 A JP 2003082602A
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JP
Japan
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rail
soundproof member
top surface
soundproof
wheel
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JP2001278483A
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English (en)
Inventor
Teruaki Yamanishi
照明 山西
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レールと車輪の接触によって生じる騒音の低
減を企図した鉄道用レールを提供する。 【解決手段】 レール1の頂面3に、該レール1と車輪
との接触によって生じる騒音を緩和する、ゴム等の弾性
部材からなる防音部材5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道等の線路に採
用される低騒音レールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道用レールの騒音防止対策を図
ったものとして、レールを側壁から底部に亘って防振材
によって覆うようにしたもの(特開昭57−15840
1号公報参照)、レールの側面に吸振材を付着したもの
(特開昭52−109207号公報参照)、騒音吸収材
の内外を弾性体で被覆してなる復成帯により、レールを
側壁から底部に亘って覆うようにしたもの(特開平11
−172603号公報参照)、レールと枕木との間に防
音部材を設けたもの(特開平1−315501号公報参
照)、防音材をレールの側壁に取り付けたもの(特開昭
51−129004号公報参照)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術にあ
っては、いずれのものにあっても、レールと車輪との接
触によって生じる騒音の伝達経路で振動・騒音のエネル
ギーを減衰させるものであり、レールと車輪との接触音
を直接低減させるものではなく、防音効果は小さいもの
である。また、前記各従来の技術は、コスト高である。
本発明は、前記問題点に鑑みて、主として、防音効果の
大きい低騒音レールを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、レール1の頂面3
に、該レール1と車輪との接触によって生じる騒音を緩
和する防音部材5が設られていることを特徴とする。ま
た、防音部材5が、レール1の頂面3側に、該頂面3か
ら突出するように埋め込まれているのがよい。また、レ
ール1の頂面3に、上方開放状の凹部4が設けられ、防
音部材5に挿入用枠6が設けられ、この挿入用枠6を前
記凹部4に嵌め入れることにより、防音部材5が、レー
ル1の頂面3側に埋め込まれているのがよい。
【0005】また、防音部材5は、ゴム等の弾性部材に
よって形成されているのがよい。また、防音部材5の幅
をWとし、レール1の頂面3の幅をLとすると、W≦0.
2Lとされているのがよい。また、防音部材5の埋め込
み深さをdとすると、d≦0.2Lとされているのがよ
い。また、防音部材5の、レール1の頂面3からの突出
高さをpとすると、p≧1.0mmとされているのがよ
い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、1は、電車等の軌
道車輌等を走行させるためのレールであり、このレール
1は、下部のフランジ部2が枕木に固定され、頂面3
(上面)が軌道車輌等の車輪が転動する転動面とされて
いる。このレール1の頂面3の幅方向B(長手方向に直
交する横方向)略中央部には、レール1の長手方向に長
く形成されていて、上方開放状のコ字形の溝で構成され
た凹部4が設けられ、この凹部4には、レール1と車輪
との接触によって生じる騒音を緩和(低減)する防音部
材5が、頂面3から若干突出状として埋め込まれてい
る。
【0007】本実施の形態では、特に、防音部材5は、
挿入用枠6を介して凹部4に埋め込まれている。すなわ
ち、この挿入用枠6は、金属又は硬質樹脂等からなる薄
肉の板材によって凹部4の内面形状に略合致した、断面
コ字形に形成されており、この挿入用枠6に防音部材5
が、接着剤又は焼き付け等の固着手段によって固着さ
れ、この防音部材5を固着した挿入用枠6を、凹部4
に、締まりばめによって、嵌め入れることにより、防音
部材5が、レール1の頂面3側に埋め込まれるようにし
ている。
【0008】また、この挿入用枠6は、凹部4に没入状
として嵌め込まれて、上縁部が、レール1の頂面3と面
一状とされている。なお、防音部材5は、凹部4に、直
接埋め込まれてもよいが、防音部材5を凹部4に直接埋
め込むようにすると、防音部材5とレール1とを接着剤
等によって固着しないと、防音部材5が浮き上がってし
まう惧れがあり、防音部材5を接着剤等によってレール
1に固着すると、防音部材5が老化して交換する際にお
いて、防音部材5をレール1の凹部4から取り外しにく
いという問題があるが、本実施の形態のように、防音部
材5をレール1に取り付けるのに、挿入用枠6に防音部
材5を固着し、この挿入用枠6をレール1の頂面3に形
成した凹部4に嵌め入れるようにすることにより、防音
部材5を交換する際において、防音部材5を挿入用枠6
ごと凹部4から引き出すことにより、防音部材5を比較
的容易に交換できる。
【0009】前記防音部材5は、柔らかく、粘性大であ
り、耐久性に富む、ゴム等の弾性部材から構成されてい
て、レール1の頂面3上を車輪が転動する際に、該車輪
が防音部材5に接触して、レール1と車輪との接触によ
って生じる騒音を緩和(低減)する。また、車輪がレー
ル1の頂面3上を転動する際にあっては、防音部材5が
車輪に押圧されて弾性変形し、軌道車輌等の荷重はレー
ル1によって支えられる。また、防音部材5の幅Wを幅
広にして、防音部材5に軌道車輌等の全荷重が作用する
と困るので、本実施の形態では、防音部材5の幅Wは、
レール1の頂面3の幅Lに対して、W≦0.2Lとされて
いる。
【0010】また、防音部材5の埋め込み深さdをあま
り深くすると、レール1の強度低下が問題となるので、
防音部材5の埋め込み深さdは、d≦0.2Lとされてい
る。また、防音部材5の、レール頂面3からの突出高さ
pは、少なくとも1.0mmあれば十分に防音効果がある
ので、本実施の形態では、防音部材5の、レール頂面3
からの突出高さpは、p≧1.0mmとされている。この
防音部材5の埋め込み深さdと、防音部材5の、レール
頂面3からの突出高さpとの和が、防音部材5の上下方
向の厚さDとされている。
【0011】なお、防音部材5(及び挿入用枠6並びに
凹部4)は、レール1の長手方向一端から他端に亘って
連続状に設けられていてもよいし、断続的に設けられて
いても良い。また、防音部材5は、レール1の頂面3の
幅方向B中央部から、幅方向B一側に変位した位置に設
けられていてもよく、また、本実施の形態では、防音部
材5をレール1に1列設けたものを例示したが、防音部
材5をレールの幅方向Bに複数列設けてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、レールの頂面に、該レ
ールと車輪との接触によって生じる騒音を緩和する防音
部材が設けられており、従来では、レールと車輪との接
触によって生じる騒音の伝達経路で振動・騒音のエネル
ギーを減衰させるのに対して、本発明では、騒音の発生
源において、レールと車輪との接触によって生じる騒音
を直接的に弱めるので、防音効果が大きい。また、防音
部材が、レールの頂面側に、該頂面から突出するように
埋め込まれることにより、レールと車輪との接触によっ
て生じる騒音を良好に低減する。
【0013】また、レールの頂面に、上方開放状の凹部
を設け、防音部材に挿入用枠を設け、この挿入用枠を前
記凹部に嵌め入れることにより、防音部材が、レールの
頂面側に埋め込まれるように構成することにより、防音
部材の交換を容易に行える。また、防音部材を、ゴム等
の弾性部材によって形成することにより、レールと車輪
との接触によって生じる騒音を良好に低減する。また、
防音部材の幅Wを、あまり幅広にすると、防音部材に、
レールを走行する軌道車輌等の全荷重が作用するので、
防音部材の幅Wを、レールの頂面の幅Lに対して、W≦
0.2Lとするのがよい。
【0014】また、防音部材の埋め込み深さdをあまり
深くすると、レールの強度低下が問題となるので、防音
部材の埋め込み深さdは、d≦0.2Lとされているのが
よい。また、防音部材の、レールの頂面からの突出高さ
をpとすると、p≧1.0mmとされることにより、防音
効果を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、長手方向に直交する面で切断したレ
ールの断面図、(b)は、(a)のA部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 レール 3 頂面 4 凹部 5 防音部材 6 挿入用枠 B 幅方向 W 防音部材の幅 L レールの幅 d 防音部材の埋め込み深さ p 防音部材の、レール頂面からの突出高さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール(1)の頂面(3)に、該レール
    (1)と車輪との接触によって生じる騒音を緩和する防
    音部材(5)が設られていることを特徴とする低騒音レ
    ール。
  2. 【請求項2】 防音部材(5)が、レール(1)の頂面
    (3)側に、該頂面(3)から突出するように埋め込ま
    れていることを特徴とする請求項1に記載の低騒音レー
    ル。
  3. 【請求項3】 レール(1)の頂面(3)に、上方開放
    状の凹部(4)が設けられ、防音部材(5)に挿入用枠
    (6)が設けられ、この挿入用枠(6)を前記凹部
    (4)に嵌め入れることにより、防音部材(5)が、レ
    ール(1)の頂面(3)側に埋め込まれていることを特
    徴とする請求項2に記載の低騒音レール。
  4. 【請求項4】 防音部材(5)は、ゴム等の弾性部材に
    よって形成されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の低騒音レール。
  5. 【請求項5】 防音部材(5)の幅をWとし、レール
    (1)の頂面(3)の幅をLとすると、W≦0.2Lとさ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の低騒音レール。
  6. 【請求項6】 防音部材(5)の埋め込み深さをdとす
    ると、d≦0.2Lとされていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の低騒音レール。
  7. 【請求項7】 防音部材(5)の、レール(1)の頂面
    (3)からの突出高さをpとすると、p≧1.0mmとさ
    れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の低騒音レール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011150006A3 (en) * 2010-05-25 2012-03-29 3M Innovative Properties Company Low noise rail and method of manufacturing

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