JP2003081564A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2003081564A
JP2003081564A JP2001279806A JP2001279806A JP2003081564A JP 2003081564 A JP2003081564 A JP 2003081564A JP 2001279806 A JP2001279806 A JP 2001279806A JP 2001279806 A JP2001279806 A JP 2001279806A JP 2003081564 A JP2003081564 A JP 2003081564A
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frame
balustrade
conveyor belt
balustrades
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Application number
JP2001279806A
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English (en)
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Katsuya Teramoto
勝哉 寺本
Shinichi Saruyama
晋一 猿山
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IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震などによる躯体の相対変位に対応できる
搬送装置を提供する。 【解決手段】 搬送方向上流側から下流側へ向かって縦
列に配置した第1の躯体18及び第2の躯体19と、第
1の躯体18に支持され且つ上流側プーリ20を枢支し
た第1の架構21と、当該架構21に連なるように第2
の躯体19に支持され且つ下流側プーリ22を枢支した
第2の架構23と、両プーリ20,22に周回可能に巻
き掛けられ且つ常時張力が付与される無端状の搬送ベル
ト4とを備え、第1の架構21を第1の躯体18に対し
て搬送方向へ移動可能に取り付け、第2の架構23を第
2の躯体19に固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は従来の搬送装置の一例
を示すものであり、この搬送装置は、乗り口Aから降り
口Bへ向かって延びる架構1と、該架構1の両端部分に
水平に枢支した上流側プーリ2及び下流側プーリ3と、
双方のプーリ2,3に巻き掛けられ且つ連続した歩道面
を形成する無端状の搬送ベルト4と、該搬送ベルト4の
キャリヤ側移動経路の左右に設けた欄干5と、キャリヤ
側移動経路及びリターン側移動経路に位置している搬送
ベルト4を下方から支持するように架構1に枢支したロ
ーラ6,7とを備えている。
【0003】架構1は、乗り口Aと降り口Bとを結ぶ一
体構造の躯体8に形成したピット9内に組み込まれてお
り、架構1長手方向に所定間隔で定めた複数の支持点P
で、固定脚10を介して躯体8に固着されている。
【0004】更に、架構1には、下流側プーリ3を駆動
して搬送ベルト4を周回させる駆動機構、並びに搬送ベ
ルト4に対して張力を付与するテイクアップ機構(いず
れも図示せず)が装備されている。
【0005】搬送ベルト4は、ゴム系材料を主体として
形成され、適度な可撓性を具備している。
【0006】欄干5は、搬送ベルト4のキャリヤ側移動
経路に沿い且つピット9開口の左右内縁部分に当接する
ようにブラケット(図示せず)を介して架構1に取り付
けた外スカート11と、上縁部分が搬送ベルト4に搭乗
する利用者の腰程度の高さに位置するように外スカート
11の略全長にわたって取り付けた強化ガラス板よりな
る腰板12と、下縁部分が搬送ベルト4の上面左右縁部
分へ向かって突出するように腰板12の略全長にわたっ
て取り付けた内スカート13と、搬送ベルト4の上面と
の間に微小な空隙を形成するように内スカート13の略
全長にわたってボルト締結した調整スカート14と、乗
り口A側から降り口B側へ向かって腰板12上縁部分を
縦通するデッキフレーム15と、該デッキフレーム15
の上面に沿って取り付けたガイドレール16とで構成さ
れている。
【0007】欄干5には、駆動機構(図示せず)により
ガイドレール16で案内されつつ、デッキフレーム15
上方のキャリヤ側移動経路、及び腰板12下方のリター
ン側移動経路を周回する手摺ベルト17が装着されてい
る。
【0008】また、手摺ベルト17は、ゴム系材料を主
体として形成され、適度な可撓性を具備している。
【0009】図9及び図10に示す搬送装置では、搬送
ベルト4と手摺ベルト17の双方を、それらのキャリヤ
側移動経路に位置している部分が乗り口A側から降り口
B側へ向かって進むように等速で周回させ、利用者を連
続的に運ぶ。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送装
置が長大で且つ架構1を2つの異なる躯体に跨がるよう
に組み込む場合には、地震発生時の躯体の変位を考慮し
ておかないと、架構1が損傷することが懸念される。
【0011】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、地震などによる躯体の相対変位に対応できる搬送装
置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の搬送装置では、搬送方向
上流側から下流側へ向かって縦列に配置した第1の躯体
及び第2の躯体と、第1の躯体に支持され且つ搬送方向
上流寄り部分に上流側プーリを枢支した第1の架構と、
当該第1の架構に連なるように第2の躯体に支持され且
つ搬送方向下流寄り部分に下流側プーリを枢支した第2
の架構と、前記のプーリの双方に周回可能に巻き掛けら
れ且つ常時張力が付与される無端状の搬送ベルトとを備
え、第1の架構を第1の躯体に対して搬送方向へ移動可
能に取り付け、第2の架構を第2の躯体に固定してい
る。
【0013】本発明の請求項2に記載の搬送装置では、
第1の架構の左右両側部分に設けた第1の欄干と、該第
1の欄干に連なるように第2の架構の左右両側部分に設
けた第2の欄干と、当該欄干の双方の上縁部分をキャリ
ヤ側移動経路として周回可能な無端状の手摺ベルトとを
備えている。
【0014】本発明の請求項3に記載の搬送装置では、
第1、第2の欄干の継手部を跨いで配置され且つ手摺ベ
ルトを導く可動ガイドレールを備え、第1の欄干に可動
ガイドレールの一端部を枢支し且つ第2の欄干に可動ガ
イドレールの他端部を枢支している。
【0015】本発明の請求項4に記載の搬送装置では、
第1、第2の欄干の間に形成される空隙を被覆し且つこ
れら欄干のうちのすくなくとも一方に吸着可能な継手部
材を備えている。
【0016】本発明の請求項5に記載の搬送装置では、
第1の架構に乗り口床面へ突出するステップを設けてい
る。
【0017】本発明の請求項6に記載の搬送装置では、
第1の躯体に対して第1の架構を搬送ベルトの幅方向へ
変位させ得る調整機構を設けている。
【0018】本発明の請求項1乃至請求項6に記載の搬
送装置のいずれにおいても、第1の躯体及び第2の躯体
がそれらの長手方向へ相対的に近接離反する際に、常時
張力が付与されている搬送ベルトにより、第1の架構及
び第2の架構の長手方向への相対変位を抑止し、また、
第1の躯体と第1の架構の長手方向への変位、並びに両
躯体の各方向への相対的な変位を許容して、第1の架構
及び第2の架構の損傷を回避する。
【0019】本発明の請求項2に記載の搬送装置におい
ては、第1の躯体及び第2の躯体がそれらの長手方向へ
相対的に近接離反する際に、常時張力が付与されている
搬送ベルトにより、第1の架構に付帯する第1の欄干及
び第2の架構に付帯する第2の欄干の長手方向への相対
変位を抑止する。
【0020】本発明の請求項3に記載の搬送装置におい
ては、第1、第2の欄干の継手部に設けた可動ガイドレ
ールによって、両欄干の搬送ベルト幅方向への相対的な
変位を許容しつつ、第1の欄干から第2の欄干へ手摺ベ
ルトを導く。
【0021】本発明の請求項4に記載の搬送装置におい
ては、第1、第2の欄干に吸着可能な継手部材により、
両欄干の相対的な変位を許容しつつ、第1、第2の欄干
の間の空隙を被覆して、物品や衣服などが欄干に引っ掛
かることを防止する。
【0022】本発明の請求項5に記載の搬送装置におい
ては、第1の架構から乗り口床面へ突出するステップを
設けて、第1の躯体と第1の架構の相対的な変位を拘束
せずに、利用者が容易に搬送ベルトへ搭乗できるように
する。
【0023】本発明の請求項6に記載の搬送装置では、
地震が収束した後に、第1の躯体と第2の躯体のベルト
幅方向への微小な変位が解消しない場合に、調整機構に
より第1の架構を第1の躯体に対して変位させ、第1の
架構と第2の架構の相対位置を初期状態に戻す。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0025】図1乃至図7は本発明の搬送装置の実施の
形態の第1の例であり、図中、図9及び図10と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0026】この搬送装置は、乗り口Aから降り口Bへ
向かって縦列に配置した第1の躯体18及び第2の躯体
19と、第1の躯体18に支持され且つ乗り口A側寄り
部分に上流側プーリ20を枢支した第1の架構21と、
当該第1の架構21に連なるように第2の躯体19に支
持され且つ降り口B側寄り部分に下流側プーリ22を枢
支した第2の架構23と、双方のプーリ20,22に巻
き掛けた無端状の搬送ベルト4と、第1の架構21の左
右に設けた第1の欄干24と、第2の架構23の左右に
設けた第2の欄干25と、各架構21,23に枢支され
且つ搬送ベルト4を下側から支持するローラ6,7、並
びに搬送ベルト4の左右縁面を案内するローラ49とを
備えている。
【0027】第1の躯体18と第2の躯体19の間に
は、地震発生時に当該躯体18,19の相対変位を許容
するための間隙Gが形成されている。
【0028】第1の架構21は、乗り口A寄りの第1の
躯体18に形成したピット26内に組み込まれており、
第1の架構21長手方向に所定間隔で定めた複数の支持
点Qで、搬送方向へ変位し得るように移動脚28を介し
て第1の躯体18に支持されている。
【0029】この移動脚28は、ピット26内底面に固
着した受圧板29と、該受圧板29の上面に当接するよ
うに第1の架構21に取り付けた摺動板30とで構成さ
れ、受圧板29の形状を、搬送方向への摺動板30の移
動を許容し且つ搬送ベルト4幅方向への摺動板30の変
位を拘束するように設定している。
【0030】第1の架構21の乗り口A側寄りのビーム
50とピット26の内面の間には、第1の架構21の変
位を許容するための空隙が形成されている。
【0031】また、ビーム50の上面には、ステップ5
1が乗り口A側へ突出し且つ床面に摺動し得るように設
けられている。
【0032】第2の架構23は、降り口B寄りの第2の
躯体19に形成したピット27内に組み込まれており、
第2の架構23長手方向に所定間隔で定めた複数の支持
点Rで、固定脚10を介して第2の躯体19に固着され
ている。
【0033】また、第1の架構21の降り口B側寄り端
部と、第2の架構23の乗り口A側寄り端部のそれぞれ
に、フランジ31,32を相互に当接し且つ摺動し得る
ように設けている。
【0034】更に、第2の架構23には、下流側プーリ
22を駆動して搬送ベルト4を周回させる駆動機構、並
びに搬送ベルト4に対して張力を付与するテイクアップ
機構(いずれも図示せず)が装備され、搬送ベルト4へ
の張力の付与により、第1の架構21が、第2の架構2
3側へ常時付勢されるようになっている。
【0035】第1の欄干24は、搬送ベルト4のキャリ
ヤ側移動経路に沿い且つピット26開口の左右内縁部分
に当接するようにブラケット(図示せず)を介して架構
21に取り付けた外スカート33と、上縁部分が搬送ベ
ルト4に搭乗する利用者の腰程度の高さに位置するよう
に外スカート33の略全長にわたって取り付けた強化ガ
ラス板よりなる腰板34と、下縁部分が搬送ベルト4の
上面左右縁部分へ向かって突出するように腰板34の略
全長にわたって取り付けた内スカート35と、搬送ベル
ト4の上面との間に微小な空隙を形成するように降り口
B側寄り部分を除いて内スカート35にボルト締結した
調整スカート36と、腰板34上縁部分を縦通するデッ
キフレーム37と、降り口B側寄り部分を除いてデッキ
フレーム37の上面に沿って取り付けたガイドレール3
8とで構成され、外スカート33は、ピット26の左右
内縁部に対して摺動できるようになっている。
【0036】第2の欄干25は、搬送ベルト4のキャリ
ヤ側移動経路に沿い且つピット27開口の左右内縁部分
に当接するようにブラケット(図示せず)を介して架構
23に取り付けた外スカート39と、上縁部分が搬送ベ
ルト4に搭乗する利用者の腰程度の高さに位置するよう
に外スカート39の略全長にわたって取り付けた強化ガ
ラス板よりなる腰板40と、下縁部分が搬送ベルト4の
上面左右縁部分へ向かって突出するように腰板40の略
全長にわたって取り付けた内スカート41と、搬送ベル
ト4の上面との間に微小な空隙を形成するように乗り口
A側寄り部分を除いて内スカート41にボルト締結した
調整スカート42と、腰板40上縁部分を縦通するデッ
キフレーム43と、乗り口A側寄り部分を除いてデッキ
フレーム43の上面に沿って取り付けたガイドレール4
4とで構成されている。
【0037】上記のガイドレール38,44の間には、
デッキフレーム37,43の継手部を跨ぐように、可動
ガイドレール45が配置されている。
【0038】この可動ガイドレール45の一端部は、垂
直に延びるピン46を介して第1の欄干24のデッキフ
レーム37に枢支され、当該可動ガイドレール45の他
端部は、垂直に延びるピン47を介して第2の欄干25
のデッキフレーム43に枢支されている。
【0039】また、ピン46,47のうちの一方が挿通
される可動ガイドレール45のピン孔は、欄干24,2
5の長手方向、及び左右方向への相対的な変位を許容で
きるように、長円状、または、円弧状に設定されてい
る。
【0040】更に、調整スカート36の降り口B側寄り
部分及び調整スカート42の乗り口A側寄り部分には、
これら調整スカート36,42の間に形成される空隙を
被覆するように、継手部材48が永久磁石によって吸着
している。
【0041】これら欄干24,25には、駆動機構(図
示せず)によりガイドレール38,44、可動ガイドレ
ール45で案内されつつ、デッキフレーム37,43上
方のキャリヤ側移動経路、及び腰板34,40下方のリ
ターン側移動経路を周回する手摺ベルト17が装着され
ている。
【0042】図1乃至図7に示す搬送装置では、搬送ベ
ルト4と手摺ベルト17の双方を、それらのキャリヤ側
移動経路に位置している部分が乗り口A側から降り口B
側へ向かって進むように等速で周回させ、利用者を連続
的に運ぶ。
【0043】このとき、調整スカート36,42の間に
形成される空隙を被覆するように、継手部材48を当該
調整スカート36,42に永久磁石で吸着させているの
で、物品や利用者の衣服が、空隙に入り込むことがな
く、調整スカート36,42の端縁部分に引っ掛からな
い。
【0044】また、ビーム50とピット26の内面の間
には、第1の架構21の変位を許容するための空隙を形
成しているが、ビーム50の上面に設けたステップ51
が、床面を摺動し得るように乗り口A側へ突出している
ので、利用者は搬送ベルトに容易に搭乗することができ
る。
【0045】地震が発生すると、テークアップ機構によ
って常時張力が付与されている搬送ベルト4が、両架構
21,23の長手方向への相対的な離反を抑止する。
【0046】更に、フランジ31,32が、架構21,
23端部のせり上がりや喰い込みを抑止しながら相互に
摺動し、同時に、欄干24,25に対して可動ガイドレ
ール45が左右へ移動して、第1の躯体18に支持され
ている第1の架構21、第1の欄干24、及び第2の躯
体19に支持されている第2の架構23、第2の欄干2
5の左右への相対的な変位を許容する。
【0047】このとき、左右への相対的な変位量が大き
いと、調整スカート36,42から継手部材48が離脱
する。
【0048】また、移動脚28の受圧板29と摺動板3
0が、第1の躯体18と第1の架構21の長手方向への
変位を許容し且つこれらの搬送ベルト4幅方向への相対
的な変位を抑止する。
【0049】すなわち、図1乃至図7に示す搬送装置で
は、第1の架構21及び第2の架構23が、その長手方
向へ近接離反せずに左右への相対的な変位が許容される
状態になるので、地震に起因した架構21,23の損傷
を回避することができる。
【0050】これに加えて、第1の架構21を第1の躯
体18で支持し、第2の架構23を第2の躯体19で支
持するので、躯体18,19の一方だけに過大な荷重が
作用することがなく、搬送装置の長大化を図ることが可
能になる。
【0051】図8は本発明の搬送装置の実施の形態の第
2の例であり、図中、図1乃至図7と同一の符号を付し
た部分は同一物を表わしている。
【0052】この搬送装置では、第1の架構21を移動
脚52により第1の躯体18に支持し、第1の架構21
の左右に第1の欄干53を設けている。
【0053】移動脚52は、ピット26内底面に固着し
た案内部材54と、該案内部材54の上面に当接する受
圧板55と、該受圧板55の左右側縁部分に当接するよ
うに案内部材54に螺合した一対のボルト56と、受圧
板55の上面に当接するように第1の架構21に取り付
けた摺動板57とで構成され、受圧板55の形状を、搬
送方向への摺動板57の移動を許容し且つ搬送ベルト4
幅方向への摺動板57の変位を拘束するように設定して
いる。
【0054】第1の欄干53は、搬送ベルト4のキャリ
ヤ側移動経路に沿い且つ下縁部分が躯体18の上面部分
に対峙するようにブラケット(図示せず)を介して架構
21に取り付けた外スカート58を有し、該外スカート
58に腰板34を取り付けている。
【0055】図8に示す搬送装置では、地震が収束した
後に、第1の躯体18と第2の躯体19の搬送ベルト4
幅方向への微小な変位が解消しない場合(図5参照)に
は、移動脚52の案内部材54に付帯している左右のボ
ルト56の突出量を調整し、第1の架構21を第1の躯
体18に対して搬送ベルト4幅方向へ変位させ、これに
より、両架構21,23の相対位置を初期状態に戻す。
【0056】このとき、外スカート58下縁部分が躯体
18上面に対峙しているので、外スカート58と躯体1
8の干渉を回避することができる。
【0057】よって、両躯体18,19に搬送ベルト4
幅方向への微小な変位があっても、搬送ベルト4の周回
に支障が生じないようにすることができる。
【0058】なお、本発明の搬送装置は上述した実施の
形態のみに限定されるものではなく、調整スカートに継
手部材を装着する手段として磁石以外のものを適用する
こと、図8に示す外スカートの構造を図1乃至図7に示
す搬送装置に応用して受圧板と摺動板のクリアランスに
起因した第1の架講のベルト幅方向への極微小な変位を
許容できるようにすること、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明に搬送装置によ
れば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0060】(1)本発明の請求項1乃至請求項6に記
載の搬送装置のいずれにおいても、第1の躯体及び第2
の躯体がそれらの長手方向へ相対的に近接離反する際
に、常時張力が付与されている搬送ベルトにより、第1
の架構及び第2の架構の長手方向への相対変位を抑止
し、また、第1の躯体と第1の架構の長手方向への変
位、並びに両躯体の各方向への相対的な変位を許容して
いるので、地震に起因した両架構の損傷を回避すること
ができる。
【0061】(2)本発明の請求項2に記載の搬送装置
においては、第1の躯体及び第2の躯体がそれらの長手
方向へ相対的に近接離反する際に、常時張力が付与され
ている搬送ベルトにより、第1の欄干及び第2の欄干の
長手方向への相対変位を抑止し、また、第1、第2の欄
干の左右への相対的な変位を許容しているので、地震に
起因した両欄干の損傷を回避することができる。
【0062】(3)本発明の請求項3に記載の搬送装置
においては、第1、第2の欄干の継手部に設けた可動ガ
イドレールによって、両欄干の搬送ベルト幅方向への相
対的な変位を許容し、また、通常は、第1の欄干から第
2の欄干へ手摺ベルトを安定した状態で導くことができ
る。
【0063】(4)本発明の請求項4に記載の搬送装置
においては、第1、第2の欄干に吸着可能な継手部材に
よって、両欄干の相対的な変位を許容しつつ、第1、第
2の欄干の間の空隙を被覆するので、物品や衣服などが
欄干に引っ掛かることを防止できる。
【0064】(5)本発明の請求項5に記載の搬送装置
においては、第1の架構から乗り口床面へ突出するステ
ップを設けているので、第1の躯体と第1の架構の相対
的な変位を拘束せずに、利用者が容易に搬送ベルトへ搭
乗できる。
【0065】(6)本発明の請求項6に記載の搬送装置
においては、調整機構により第1の架構が第1の躯体に
対して搬送ベルト幅方向へ変位し得るので、地震が収束
した後に、第1の躯体と第2の躯体のベルト幅方向への
微小な変位が解消しない場合でも、第1の架構と第2の
架構の相対位置を初期状態に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の実施の形態の第1の例の主
要構造を示す部分切断側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図1のV−V矢視図である。
【図6】図1のVI−VI矢視図である。
【図7】図4の関連する搬送装置の全体構成を示す概念
図である。
【図8】本発明の搬送装置の実施の形態の第2の例の主
要構造を示す横断面図である。
【図9】従来の搬送装置の一例の全体構成を示す概念図
である。
【図10】図9に関連する搬送装置の主要構造を示す横
断面図である。
【符号の説明】 4 搬送ベルト 17 手摺ベルト 18 第1の躯体 19 第2の躯体 20 上流側プーリ 21 第1の架構 22 下流側プーリ 23 第2の架構 24 第1の欄干 25 第2の欄干 52 移動脚(調整機構) 53 第1の欄干
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿山 晋一 静岡県沼津市原2440番地 石川島運搬機械 株式会社沼津工場内 Fターム(参考) 3F025 CA01 CB01 CB03 CB10 3F321 AA04 BA06 CB02 CD08 CD20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向上流側から下流側へ向かって縦
    列に配置した第1の躯体及び第2の躯体と、第1の躯体
    に支持され且つ搬送方向上流寄り部分に上流側プーリを
    枢支した第1の架構と、当該第1の架構に連なるように
    第2の躯体に支持され且つ搬送方向下流寄り部分に下流
    側プーリを枢支した第2の架構と、前記のプーリの双方
    に周回可能に巻き掛けられ且つ常時張力が付与される無
    端状の搬送ベルトとを備え、第1の架構を第1の躯体に
    対して搬送方向へ移動可能に取り付け、第2の架構を第
    2の躯体に固定したことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 第1の架構の左右両側部分に設けた第1
    の欄干と、該第1の欄干に連なるように第2の架構の左
    右両側部分に設けた第2の欄干と、当該欄干の双方の上
    縁部分をキャリヤ側移動経路として周回可能な無端状の
    手摺ベルトとを備えた請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 第1、第2の欄干の継手部を跨いで配置
    され且つ手摺ベルトを導く可動ガイドレールを備え、第
    1の欄干に可動ガイドレールの一端部を枢支し且つ第2
    の欄干に可動ガイドレールの他端部を枢支した請求項2
    に記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 第1、第2の欄干の間に形成される空隙
    を被覆し且つこれら欄干のうちのすくなくとも一方に吸
    着可能な継手部材を備えた請求項2あるいは請求項3に
    記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 第1の架構に乗り口床面へ突出するステ
    ップを設けた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 第1の躯体に対して第1の架構を搬送ベ
    ルトの幅方向へ変位させ得る調整機構を設けた請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH107362A (ja) * 1996-06-21 1998-01-13 N K K Plant Kensetsu Kk ベルト式動く歩道
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JP2000247565A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Hitachi Ltd 乗客コンベア

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