JP2000327250A - 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 - Google Patents
可変速型乗客コンベヤの手すり装置Info
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- JP2000327250A JP2000327250A JP11141094A JP14109499A JP2000327250A JP 2000327250 A JP2000327250 A JP 2000327250A JP 11141094 A JP11141094 A JP 11141094A JP 14109499 A JP14109499 A JP 14109499A JP 2000327250 A JP2000327250 A JP 2000327250A
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Abstract
片を安定して移動させる。 【解決手段】 基準ガイドレ−ル3と、加減速ゾ−ンに
おいてのみ基準ガイドレール3との間隔が変化する側部
ガイドレール4と、両方のガイドレール間に配置される
複数のリンク片5と、隣り合うリンク片5の基準ガイド
レール3側端部を連結する基準連結部材6と、隣り合う
リンク片5の側部ガイドレール4側端部を連結する側部
連結部材7と、基準ガイドレ−ル3に沿って走行する基
準ガイドロ−ラ8と、側部ガイドレ−ル4に沿って走行
する側部ガイドロ−ラ9と、基準連結部材8の上方に固
着された手すり片10と、基準連結部材6下部に設けら
れた係合金具12と、搬送ラインおよび戻りラインの高
速ゾーンに設けられ、係合金具12に係合して手すり片
10を駆動させる駆動チエーン2と、駆動チェ−ン駆動
装置とからなる可変速型乗客コンベヤの手すり装置。
Description
スカレータ等の乗客コンベヤの手すり装置に関し、特
に、乗客を載置するパレット装置と手すり装置がそれぞ
れ別個に独立する場合において、乗り口から降り口に至
る間に、乗客を載置するパレットの移動速度の変化に対
応して手すりの移動速度を変化させる可変速型乗客コン
ベヤの手すり装置に関する。
ベヤは、最近、空港、駅または観光地施設等に数多く設
置されている。
口から降り口まで一定速度のものが主流である。乗り口
および降り口は、乗客の乗り移り時の安全を図るため、
約40m/分以下の速度とする必要があり、この速度で
乗り口から降り口まで一定速度となっている。
設置された乗客コンベヤは、長距離型が出現し、中間部
の搬送速度をスピードアップすることへの要望が強い。
加速し中間ではそれより高速とし、降り口では徐々に減
速して前記乗り口での速度と同じにして乗客の乗り移り
の安全性を確保した可変速型乗客コンベヤが提案されて
いるが、パレットの間隔を変化させて可変速としたもの
が主流である。
は、手すりの移動速度も可変速とする必要がある。手す
りを可変速とする従来の技術としては、特開昭57ー9
8481号公報に開示された技術がある。この手すり装
置は、ル−プ状のガイドレ−ルが、鉛直面内で外側と内
側に設けられ、外側と内側のガイドレ−ル間の間隔は、
高速ゾ−ンでは狭く、乗降口では広くなっている。
向に伸縮自在に連結された手すり片が、外側ガイドロ−
ラを介して配置され、内側のガイドレ−ルには、高速駆
動チェ−ンの爪に係合して移動する内側ガイドロ−ラが
配置されている。
の一つは、垂直面内に配置されたV字状のリンクで連結
されている。
により移動すると、乗降口では、外側と内側のガイドレ
−ル間の間隔が広がるため、隣り合うリンクで作る角度
(開き角度)が鋭角となり、手すり片の間隔が狭まるの
で、手すり片の移動速度は低速状態となる。
側のガイドレ−ル間の間隔が狭まるため、隣り合うリン
クで作る角度が鈍角となり、手すり片の間隔が広がるの
で、手すり片の移動速度は駆動チェ−ンの速度と同じ高
速状態となる。
た特開昭57−98481号公報に開示された技術に
は、次のような問題点がある。
れているので、手すりの反転部において力の伝達が困難
となり、内側ガイドロ−ラと手すり片およびリンクとが
干渉する。
角度は、駆動チェ−ンの爪間隔に基づく開き作用と、外
側と内側のガイドレ−ル間の間隔の変化による開き作用
の二つの作用によって決定されるようになっているた
め、両方の作用が互いに干渉し合い、所要とする手すり
片の移動速度がスム−ズに得られない。
調整する手段がないため、リンクの据え付け、調整が困
難であるとともに、駆動チェ−ンの爪を内側ガイドロ−
ラの上下部に係合させるのが困難である。
ラ等の軸が、外側および内側ガイドレ−ルに軸支される
構造であるため、軸支構造が不安定である。
点を解消するためになされたものであり、手すり片の移
動が安定して行える可変速型乗客コンベヤの手すり装置
を提供することを目的としている。
コンベヤの手すり装置は、搬送ラインをループ状に形成
した可変速型乗客コンベヤにおける手すり装置であっ
て、前記搬送ラインに略平行して設置した基準ガイドレ
−ルと、該基準ガイドレ−ルと並列して設けられ、加減
速ゾ−ンにおいてのみ基準ガイドレールとの間の間隔が
平面内で変化する側部ガイドレールと、基準ガイドレー
ルと前記側部ガイドレールとの間に配置される複数のリ
ンク片と、隣り合うリンク片の基準ガイドレール側端部
を連結する基準連結部材と、隣り合うリンク片の側部ガ
イドレール側端部を連結する側部連結部材と、前記基準
連結部材に軸支されて、前記基準ガイドレ−ルを両側か
ら挟み込んで走行する1対以上の基準ガイドロ−ラと、
前記側部連結部材に軸支されて、前記側部ガイドレ−ル
を両側から挟み込んで走行する1対以上の側部ガイドロ
−ラと、基準連結部材の上方に固着された手すり片と、
基準連結部材から下方に延設された駆動用係合金具と、
前記搬送ラインの高速ゾーンおよび戻りラインの高速ゾ
ーンに設けられ、前記駆動用係合金具に係合して手すり
片を駆動させる突起部を有する駆動チエーンと、該駆動
チェ−ンを駆動させる駆動装置とから構成されるもので
ある。
−ラおよび側部ガイドロ−ラの位置する水平面上に配置
されているものである。
おいては、手すり片の駆動は、搬送および戻りラインの
中間に設けた駆動チェ−ンの突起部が、リンク片同士を
連結する基準連結部材から下方に延設した駆動用係合金
物の係合部にはまり込むことにより行われる。
の高速ゾ−ンにおいては、乗客の昇降するゾ−ンより
も、基準ガイドレ−ルと側部ガイドレ−ル間の間隔を狭
い状態に維持し、手すり片の間隔を大きくさせて、駆動
チェ−ンで手すり片を移動させることにより、手すり片
を駆動チェ−ンの速度と同じ高速状態にする。
とにより、加減速ゾ−ンでは基準連結部材に軸支された
基準ガイドロ−ラ、基準連結部材に連結されたリンク
片、リンク片に連結された側部連結部材および側部連結
部材に軸支された側部ガイドロ−ラが、基準ガイドレ−
ルおよび側部ガイドレ−ルにガイドされて移動する。
−ルとの間の間隔が変化するのにともない、手すり片の
移動速度が加速されたり、減速されたりする。
連結部材および側部連結部材は、それぞれ基準ガイドレ
−ルおよび側部ガイドレ−ルを両側から抱え込む左右1
対以上の基準ガイドロ−ラおよび側部ガイドロ−ラによ
りガイドされているので、リンク片を安定して移動させ
ることができる。
固定しているので、手すり片を案内するガイド装置(ガ
イドレ−ルおよびガイドロ−ラ)を省略できることにな
り、設備のコンパクト化と設備コストの低減が図れる。
び側部ガイドロ−ラの位置する水平面内に配置するの
で、これらガイドロ−ラとリンク間に回転モ−メントが
発生せず、耐荷重の小さいガイドロ−ラやガイドレ−ル
ですむことになり、この点においても設備のコンパクト
化ができるとともに、設備コストも低く抑えることがで
きる。
参照して以下に説明する。
客コンベヤの手すり装置が設けられる欄干部分の概略拡
大側面図である。搬送ラインAは、手すり片を乗り口か
ら徐々に加速させる加速ゾーンS1、高速ゾーンS2、
降り口に向かって徐々に減速させる減速ゾーンS3とか
ら構成されている。
せる反転部(低速ゾ−ン)S4、加速ゾーンS5、高速
ゾーンS6、徐々に減速させる減速ゾーンS7および乗
り口に向かう反転部(低速ゾ−ン)S8とから構成され
ている。
ット1に無端状に掛け回された駆動チエーン2が設けら
れている。そして、スプロケット1はスプロケット1と
直結された駆動装置(図示せず)で駆動され、それにと
もない駆動チェ−ン2は回転する。この駆動チェ−ン2
には、後述するように、回転方向に沿って一定間隔に突
起部が設けられており、この突起部が手すり片の駆動用
係合金具と係合することにより、手すりは高速度で移動
する。当該スプロケット1の1ケは、図示しない下部の
パレット搬送ラインのスプロケットとモータを同じに
し、パレットの高速度と同期して駆動される。
コンベヤの手すり装置の手すり片とガイドレ−ルとの相
対位置関係を示す説明図であり、(a)は一部平面図、
(b)は(a)のA−A矢視図である。図2において、
符号3は基準ガイドレ−ル、4は側部ガ−ドレ−ル、5
はリンク片、6は基準連結部材、7は側部連結部材、8
は基準ガイドロ−ラ、9は側部ガイドロ−ラ、10は手
すり片、11は手すり片10と基準連結部材6を接続す
る垂直軸、12は前記駆動チェ−ン2の突起部に係合す
る駆動用係合金物、17は内部の構造物を遮蔽する欄干
である。
ール3および側部ガイドレ−ル4が並列して、搬送ライ
ンAおよび戻りラインBの全域にわたりループ状に設け
られている。
レール4との間の間隔は、加速ゾーンS1、S5におい
ては、手すり片10の搬送方向に向かって徐々に狭くな
り、減速ゾーンS3、S7においては、手すり片10の
搬送方向に向かって徐々に広くなるようになっている。
S8では、上記間隔は一定であり、高速ゾーンS2,S
6には側部ガイドレール4は設けられていない。
ドレ−ル4間には、複数のリンク片5がジグザグに配置
されている。
レ−ル3側端部は、基準連結部材6の下面に設けた垂直
軸13の球面座13aを介して、回動可能に接続されて
いる。
−ル4側端部は、側部連結部材7の下面に設けた垂直軸
14の球面座14aを介して、回動可能に接続されてい
る。
イドレ−ル4との間には、複数のリンク片5により無端
のV字状リンクが形成される。そして、基準ガイドレ−
ル3と側部ガイドレ−ル4との間の間隔が変化すること
により、リンクは延び縮みするようになっている。
を両側から挟み込む1対以上の基準ガイドロ−ラ8(図
2では2対)が、基準連結部材6の下面に設けた垂直軸
15の回りに回転するように軸支され、基準ガイドロ−
ラ8は基準ガイドレ−ル3に沿って移動する。
−ル4を両側から挟み込む1対以上の側部ガイドロ−ラ
9(図2では2対)が、側部連結部材7の下面に設けた
垂直軸16の回りに回転するように軸支され、側部ガイ
ドロ−ラ9は側部ガイドレ−ル4に沿って移動する。
および側部ガイドロ−ラ9とは、図2(b)に示すよう
に、同一平面上に位置するように配置されているので、
これらガイドロ−ラ8および9とリンク片5間に回転モ
−メントが発生せず、耐荷重の小さいガイドロ−ラやガ
イドレ−ルですむことになり、設備のコンパクト化がで
きるとともに、設備コストも低く抑えることができる。
イドレ−ル3の真上に位置するように設けられた垂直軸
11に、手すり片10が固着されている。
る駆動チェ−ン2のの突起部2aのローラ2bが係合す
る駆動用係合金物12が設けられている。
S1、S5を手すり片10が移動すると、隣り合うリン
ク片5により形成される角度は徐々に鈍角となり、前後
の手すり片10の間隔は大きくなり、低速状態から高速
状態に加速することができる。
0が移動すると、隣り合うリンク片5により形成される
角度は徐々に鋭角となり、前後の手すり片10の間隔は
狭くなり、高速状態から低速状態に減速することができ
る。また、リンク片5と基準ガイドローラ8を支持する
基準連結部材6とを、垂直軸13の球面座13aを介し
て連結し、リンク片5と側部ガイドローラ9を支持する
側部連結部材7とを、垂直軸14の球面座14aを介し
て連結することにより、反転部S4およびS8でのリン
ク片5と基準ガイドレール3との干渉が緩和されるとい
う利点がある。
準ガイドレール3の両側面の凸曲面にはまり込む凹曲面
(円弧状曲面あるいはV字状曲面)をしており、4個の
基準ガイドローラ8により、基準ガイドレール3を抱え
込むようにしているので、基準ガイドローラ8と基準ガ
イドレール3との間にがたつきはない。
も、側部ガイドレール4の両側面の凸曲面にはまり込む
凹曲面(円弧状曲面あるいはV字状曲面)をしており、
4個の側部ガイドローラ9により、側部ガイドレール4
を抱え込むようにしているので、側部ガイドローラ9と
側部ガイドレール4との間にがたつきはない。
ール3側および側部ガイドレール4側ともに、それぞれ
のガイドレールに隙間のないようにガイドされているの
で、基準ガイドレール3と側部ガイドレール4との間の
間隔が狭くなった場合でも、また、基準ガイドレール3
と側部ガイドレール4との間の間隔が広くなった場合で
も、リンク片5は安定して移動することができる。
は基準ガイドロ−ラ8にガイドされながら、基準ガイド
レ−ル3の真上を移動するので、基準ガイドレ−ル3と
は別に、手すり片10走行用のレ−ルやガイドロ−ラを
設ける必要はない。
ける高速駆動のための駆動チエーン2と手すり片10と
の係合状態を示した側面図である。
に延設された駆動用係合金物12の凹部12aに、スプ
ロケット1により駆動される駆動チエーン2の突起部2
aのローラ2bが係合することにより搬送される。
手すり片を安定して移動させることができると共に、反
転部でのリンク片と基準ガイドレールとの干渉が緩和さ
れるので、ガイドローラに掛かる負荷が低減し、搬送抵
抗が小さくなる。さらに、手すり片のガイド装置を簡略
化でき、小型化およびコストダウンを図ることができ
る。
手すり装置が設けられる欄干部分の概略拡大側面図であ
る。
手すり装置の手すり片とガイドレ−ルとの相対位置関係
を示す説明図であり、(a)は一部平面図、(b)は
(a)のA−A矢視図である。
手すり装置の高速ゾ−ンにおける駆動チェ−ンと手すり
片との係合状態を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 搬送ラインをループ状に形成した可変速
型乗客コンベヤにおける手すり装置であって、前記搬送
ラインに略平列して設置した基準ガイドレ−ルと、該基
準ガイドレ−ルと並列して設けられ、加減速ゾ−ンにお
いてのみ基準ガイドレールとの間の間隔が平面内で変化
する側部ガイドレールと、基準ガイドレールと前記側部
ガイドレールとの間に配置される複数のリンク片と、隣
り合うリンク片の基準ガイドレール側端部を連結する基
準連結部材と、隣り合うリンク片の側部ガイドレール側
端部を連結する側部連結部材と、前記基準連結部材に軸
支されて、前記基準ガイドレ−ルを両側から挟み込んで
走行する1対以上の基準ガイドロ−ラと、前記側部連結
部材に軸支されて、前記側部ガイドレ−ルを両側から挟
み込んで走行する1対以上の側部ガイドロ−ラと、基準
連結部材の上方に固着された手すり片と、基準連結部材
から下方に延設された駆動用係合金具と、前記搬送ライ
ンの高速ゾーンおよび戻りラインの高速ゾーンに設けら
れ、前記駆動用係合金具に係合して手すり片を駆動させ
る突起部を有する駆動チエーンと、該駆動チェ−ンを駆
動させる駆動装置とから構成されることを特徴とする可
変速型乗客コンベヤの手すり装置。 - 【請求項2】 前記リンク片は、前記基準ガイドロ−ラ
および側部ガイドロ−ラの位置する水平面上に配置され
ていることを特徴とする請求項1に記載の可変速型乗客
コンベヤの手すり装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141094A JP2000327250A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141094A JP2000327250A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000327250A true JP2000327250A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15284066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11141094A Pending JP2000327250A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000327250A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7495898B2 (ja) | 2021-03-26 | 2024-06-05 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア及び乗客コンベアのレール調整機構 |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141094A patent/JP2000327250A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7495898B2 (ja) | 2021-03-26 | 2024-06-05 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア及び乗客コンベアのレール調整機構 |
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A521 | Written amendment |
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