JPH11286383A - 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 - Google Patents
可変速型乗客コンベヤの手すり装置Info
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- JPH11286383A JPH11286383A JP8440798A JP8440798A JPH11286383A JP H11286383 A JPH11286383 A JP H11286383A JP 8440798 A JP8440798 A JP 8440798A JP 8440798 A JP8440798 A JP 8440798A JP H11286383 A JPH11286383 A JP H11286383A
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- Japan
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- guide rail
- rail
- handrail
- link
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変速型乗客コンベヤの手すりを安定して移
動させる。 【解決手段】 走行レール7と、複数の手すり片6と、
基準ガイドレール8と、基準ガイドレール8との間隔が
変化する側部ガイドレール9と、基準ガイドレール8と
側部ガイドレール9間にV字型に設けられたリンク10
と、リンク10の基準ガイドレール8側端部に連結され
た基準ガイドローラ11と、リンク10の側部ガイドレ
ール9側に設けた側部ガイドローラ12と、搬送および
戻りラインの高速ゾーンに設けられ、手すり片と係合し
て手すり片を移動させる駆動チエーン2と、駆動チェ−
ン2と複数のスプロケット1から構成される主駆動装置
とを具備し、基準ガイドロ−ラ11および側部ガイドロ
−ラ12は左右2個づつのガイドロ−ラにより構成した
可変速型乗客コンベヤの手すり装置。
動させる。 【解決手段】 走行レール7と、複数の手すり片6と、
基準ガイドレール8と、基準ガイドレール8との間隔が
変化する側部ガイドレール9と、基準ガイドレール8と
側部ガイドレール9間にV字型に設けられたリンク10
と、リンク10の基準ガイドレール8側端部に連結され
た基準ガイドローラ11と、リンク10の側部ガイドレ
ール9側に設けた側部ガイドローラ12と、搬送および
戻りラインの高速ゾーンに設けられ、手すり片と係合し
て手すり片を移動させる駆動チエーン2と、駆動チェ−
ン2と複数のスプロケット1から構成される主駆動装置
とを具備し、基準ガイドロ−ラ11および側部ガイドロ
−ラ12は左右2個づつのガイドロ−ラにより構成した
可変速型乗客コンベヤの手すり装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動く歩道またはエ
スカレータ等の乗客コンベヤの手すりに関し、特に、乗
り口から降り口に至る間に、乗客を載置するパレットの
移動速度の変化に対応して手すりの移動速度を変化させ
る可変速型乗客コンベヤの手すり装置に関する。
スカレータ等の乗客コンベヤの手すりに関し、特に、乗
り口から降り口に至る間に、乗客を載置するパレットの
移動速度の変化に対応して手すりの移動速度を変化させ
る可変速型乗客コンベヤの手すり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗客を歩くことなしに搬送する乗客コン
ベヤは、最近、空港、駅または観光地施設等に数多く設
置されている。
ベヤは、最近、空港、駅または観光地施設等に数多く設
置されている。
【0003】前記、従来の乗客コンベヤの速度は、乗り
口から降り口まで一定速度のものが主流である。乗り口
および降り口は、乗客の乗り移り時の安全を図るため、
約40m/分以下の速度とする必要があり、この速度で
乗り口から降り口まで一定速度となっている。
口から降り口まで一定速度のものが主流である。乗り口
および降り口は、乗客の乗り移り時の安全を図るため、
約40m/分以下の速度とする必要があり、この速度で
乗り口から降り口まで一定速度となっている。
【0004】しかし、都市交通機関へのアクセスとして
設置された乗客コンベヤは、長距離型が出現し、中間部
の搬送速度をスピードアップすることへの要望が強い。
設置された乗客コンベヤは、長距離型が出現し、中間部
の搬送速度をスピードアップすることへの要望が強い。
【0005】そこで、乗り口では前記速度とし、次第に
加速し中間ではそれより高速とし、降り口では徐々に減
速して前記乗り口での速度と同じにして乗客の乗り移り
の安全性を確保した可変速型乗客コンベヤが提案されて
いるが、パレットの間隔を変化させて可変速としたもの
が主流である。
加速し中間ではそれより高速とし、降り口では徐々に減
速して前記乗り口での速度と同じにして乗客の乗り移り
の安全性を確保した可変速型乗客コンベヤが提案されて
いるが、パレットの間隔を変化させて可変速としたもの
が主流である。
【0006】パレットの走行速度を可変速にする場合に
は、手すりの移動速度も可変速とする必要がある。
は、手すりの移動速度も可変速とする必要がある。
【0007】手すりを可変速とする従来の技術として
は、特開昭57ー98481号公報に開示された技術が
ある。この手すり装置は、ル−プ状のガイドレ−ルが、
鉛直面内で外側と内側に設けられ、外側と内側のガイド
レ−ル間の間隔は、高速ゾ−ンでは狭く、乗降口では広
くなっている。
は、特開昭57ー98481号公報に開示された技術が
ある。この手すり装置は、ル−プ状のガイドレ−ルが、
鉛直面内で外側と内側に設けられ、外側と内側のガイド
レ−ル間の間隔は、高速ゾ−ンでは狭く、乗降口では広
くなっている。
【0008】そして、外側のガイドレ−ルには、搬送方
向に伸縮自在に連結された手すり片が、外側ガイドロ−
ラを介して配置され、内側のガイドレ−ルには、高速駆
動チェ−ンの爪に係合して移動する内側ガイドロ−ラが
配置されている。また、手すり片の前後と内側ガイドロ
−ラの一つは、垂直面内に配置されたV字状のリンクで
連結されている。
向に伸縮自在に連結された手すり片が、外側ガイドロ−
ラを介して配置され、内側のガイドレ−ルには、高速駆
動チェ−ンの爪に係合して移動する内側ガイドロ−ラが
配置されている。また、手すり片の前後と内側ガイドロ
−ラの一つは、垂直面内に配置されたV字状のリンクで
連結されている。
【0009】そして、内側ガイドロ−ラが駆動チェ−ン
により移動すると、乗降口では、外側と内側のガイドレ
−ル間の間隔が広がるため、隣り合うリンクで作る角度
(開き角度)が鋭角となり、手すり片の間隔が狭まるの
で、手すり片の移動速度は低速状態となる。
により移動すると、乗降口では、外側と内側のガイドレ
−ル間の間隔が広がるため、隣り合うリンクで作る角度
(開き角度)が鋭角となり、手すり片の間隔が狭まるの
で、手すり片の移動速度は低速状態となる。
【0010】また、中間部の高速ゾ−ンでは、外側と内
側のガイドレ−ル間の間隔が狭まるため、隣り合うリン
クで作る角度が鈍角となり、手すり片の間隔が広がるの
で、手すり片の移動速度は高速状態となる。
側のガイドレ−ル間の間隔が狭まるため、隣り合うリン
クで作る角度が鈍角となり、手すり片の間隔が広がるの
で、手すり片の移動速度は高速状態となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭57−98481号公報に開示された技術に
は、次のような問題点がある。
た特開昭57−98481号公報に開示された技術に
は、次のような問題点がある。
【0012】(1)リンクはV字状に鉛直面内に配置さ
れているので、手すりの反転部において力の伝達が困難
となり、内側ガイドロ−ラと手すり片およびリンクとが
干渉する。
れているので、手すりの反転部において力の伝達が困難
となり、内側ガイドロ−ラと手すり片およびリンクとが
干渉する。
【0013】(2)高速ゾ−ンにおけるリンク間の開き
角度は、駆動チェ−ンの爪間隔に基づく開き作用と、外
側と内側のガイドレ−ル間の間隔の変化による開き作用
の二つの作用によって決定されるようになっているた
め、両方の作用が互いに干渉し合い、所要とする手すり
片の移動速度がスム−ズに得られない。
角度は、駆動チェ−ンの爪間隔に基づく開き作用と、外
側と内側のガイドレ−ル間の間隔の変化による開き作用
の二つの作用によって決定されるようになっているた
め、両方の作用が互いに干渉し合い、所要とする手すり
片の移動速度がスム−ズに得られない。
【0014】(3)リンクの周長(搬送方向の長さ)を
調整する手段がないため、リンクの据え付け、調整が困
難であるとともに、駆動チェ−ンの爪を内側ガイドロ−
ラの上下部に係合させるのが困難である。
調整する手段がないため、リンクの据え付け、調整が困
難であるとともに、駆動チェ−ンの爪を内側ガイドロ−
ラの上下部に係合させるのが困難である。
【0015】(4)リンク連結部および内側ガイドロ−
ラ等の軸が、外側および内側ガイドレ−ルに軸支される
構造であるため、軸支構造が不安定である。
ラ等の軸が、外側および内側ガイドレ−ルに軸支される
構造であるため、軸支構造が不安定である。
【0016】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、手すり片の移
動が安定して行える可変速型乗客コンベヤの手すり装置
を提供することを目的としている。
点を解消するためになされたものであり、手すり片の移
動が安定して行える可変速型乗客コンベヤの手すり装置
を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変速型
コンベヤの手すり装置は、乗客の搬送ラインおよび戻り
ラインをループ状に形成した走行レールと、前記走行レ
ールに沿って移動する複数の手すり片と、前記走行レー
ルと同様にループ状に形成された基準ガイドレールと、
該基準ガイドレ−ルと並列して設けられ、加減速ゾ−ン
においてのみ基準ガイドレールとの間の間隔が平面内で
変化する側部ガイドレールと、基準ガイドレールと前記
側部ガイドレールとの間にV字型に連続して設けられた
リンクと、該リンクの基準ガイドレール側端部に前記複
数の手すり片と係合金具を介して連結された基準ガイド
ローラと、リンクの側部ガイドレール側に設けられた側
部ガイドローラと、前記搬送ラインの高速ゾーンおよび
戻りラインの高速ゾーンに設けられ、前記手すり片の係
合金具に係合して手すり片を移動させるための突起部を
有する駆動チエーンと、該駆動チェ−ンを駆動する複数
のスプロケットから構成される主駆動装置とを具備し、
前記基準ガイドロ−ラは前記基準ガイドレ−ルを両側か
ら抱え込む左右2個づつのガイドロ−ラにより、前記側
部ガイドロ−ラは前記側部ガイドレ−ルを両側から抱え
込む左右2個づつのガイドロ−ラにより構成したもので
ある。
コンベヤの手すり装置は、乗客の搬送ラインおよび戻り
ラインをループ状に形成した走行レールと、前記走行レ
ールに沿って移動する複数の手すり片と、前記走行レー
ルと同様にループ状に形成された基準ガイドレールと、
該基準ガイドレ−ルと並列して設けられ、加減速ゾ−ン
においてのみ基準ガイドレールとの間の間隔が平面内で
変化する側部ガイドレールと、基準ガイドレールと前記
側部ガイドレールとの間にV字型に連続して設けられた
リンクと、該リンクの基準ガイドレール側端部に前記複
数の手すり片と係合金具を介して連結された基準ガイド
ローラと、リンクの側部ガイドレール側に設けられた側
部ガイドローラと、前記搬送ラインの高速ゾーンおよび
戻りラインの高速ゾーンに設けられ、前記手すり片の係
合金具に係合して手すり片を移動させるための突起部を
有する駆動チエーンと、該駆動チェ−ンを駆動する複数
のスプロケットから構成される主駆動装置とを具備し、
前記基準ガイドロ−ラは前記基準ガイドレ−ルを両側か
ら抱え込む左右2個づつのガイドロ−ラにより、前記側
部ガイドロ−ラは前記側部ガイドレ−ルを両側から抱え
込む左右2個づつのガイドロ−ラにより構成したもので
ある。
【0018】この乗客コンベヤの手すり装置において
は、手すり片の駆動は、搬送および戻りラインの中間に
設けた駆動チェ−ンにより行われる。
は、手すり片の駆動は、搬送および戻りラインの中間に
設けた駆動チェ−ンにより行われる。
【0019】手すり片が駆動されることにより、加減速
ソ−ンでは基準ガイドロ−ラおよびそれを軸支したリン
ク、さらにはリンクに軸支された側部ガイドロ−ラが、
基準ガイドレ−ルおよび側部ガイドレ−ルにガイドされ
て移動し、基準ガイドレ−ルと側部ガイドレ−ルとの間
の間隔が変化するにつれて、手すり片の移動速度が加速
されたり、減速されたりする。
ソ−ンでは基準ガイドロ−ラおよびそれを軸支したリン
ク、さらにはリンクに軸支された側部ガイドロ−ラが、
基準ガイドレ−ルおよび側部ガイドレ−ルにガイドされ
て移動し、基準ガイドレ−ルと側部ガイドレ−ルとの間
の間隔が変化するにつれて、手すり片の移動速度が加速
されたり、減速されたりする。
【0020】また、搬送ラインの高速ゾ−ンおよび戻り
ラインの高速ゾ−ンにおいては、駆動チェ−ンで手すり
片を移動させることにより、手すり片の間隔を変化さ
せ、高速状態にする。
ラインの高速ゾ−ンにおいては、駆動チェ−ンで手すり
片を移動させることにより、手すり片の間隔を変化さ
せ、高速状態にする。
【0021】また、手すり片の移動中においては、リン
クの連結部は、ガイドレ−ルを両側から抱え込む左右2
個づつのガイドロ−ラによりガイドされているので、リ
ンクを安定して移動させることができる。
クの連結部は、ガイドレ−ルを両側から抱え込む左右2
個づつのガイドロ−ラによりガイドされているので、リ
ンクを安定して移動させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して以下に説明する。
参照して以下に説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態の可変速型乗
客コンベヤの手すり装置が設けられる欄干部分の概略拡
大側面図である。搬送ラインAは、手すり片を乗り口か
ら徐々に加速させる加速ゾーンS1、高速ゾーンS2、
降り口に向かって徐々に減速させる減速ゾーンS3とか
ら構成されている。
客コンベヤの手すり装置が設けられる欄干部分の概略拡
大側面図である。搬送ラインAは、手すり片を乗り口か
ら徐々に加速させる加速ゾーンS1、高速ゾーンS2、
降り口に向かって徐々に減速させる減速ゾーンS3とか
ら構成されている。
【0024】また、戻りラインBは、手すり片を反転さ
せる反転部S4、加速ゾーンS5、高速ゾーンS6、徐
々に減速させる減速ゾーンS7および乗り口に向かう反
転部S8とから構成されている。
せる反転部S4、加速ゾーンS5、高速ゾーンS6、徐
々に減速させる減速ゾーンS7および乗り口に向かう反
転部S8とから構成されている。
【0025】前記高速ゾーンS2には、複数のスプロケ
ット1に無端状に掛け回された駆動チエーン2が設けら
れている。そして、スプロケット1はスプロケット1と
直結された駆動装置(図示せず)で駆動され、それにと
もない駆動チェ−ン2は回転する。この駆動チェ−ン2
には、後述するように、回転方向に沿って一定間隔に突
起部が設けられており、この突起部が手すり片の係合金
具と係合することにより、手すりは高速度で移動する。
当該スプロケット1の1ケは、図示しない下部のパレッ
ト搬送ラインのスプロケットとモータを同じにし、パレ
ットの高速度と同期して駆動される。
ット1に無端状に掛け回された駆動チエーン2が設けら
れている。そして、スプロケット1はスプロケット1と
直結された駆動装置(図示せず)で駆動され、それにと
もない駆動チェ−ン2は回転する。この駆動チェ−ン2
には、後述するように、回転方向に沿って一定間隔に突
起部が設けられており、この突起部が手すり片の係合金
具と係合することにより、手すりは高速度で移動する。
当該スプロケット1の1ケは、図示しない下部のパレッ
ト搬送ラインのスプロケットとモータを同じにし、パレ
ットの高速度と同期して駆動される。
【0026】図2は、この手すり装置にかかる前記減速
ゾーンS3、S7に設けられる手すり片を減速させるた
めのガイドレールを示した概略平面図である。
ゾーンS3、S7に設けられる手すり片を減速させるた
めのガイドレールを示した概略平面図である。
【0027】図2において、6は手すり片、7は手すり
片6を案内させる走行レールであり、該走行レール7
は、図1に示した搬送ラインAおよび戻りラインBの全
域にわたりループ状に設けられている。
片6を案内させる走行レールであり、該走行レール7
は、図1に示した搬送ラインAおよび戻りラインBの全
域にわたりループ状に設けられている。
【0028】8は前記走行レール7に併設された基準ガ
イドレールであり、該基準ガイドレール8も走行レール
7と同様に搬送ラインAおよび戻りラインBの全域にわ
たりループ状に設けられている。
イドレールであり、該基準ガイドレール8も走行レール
7と同様に搬送ラインAおよび戻りラインBの全域にわ
たりループ状に設けられている。
【0029】9は側部ガイドレールであり、加・減速ゾ
ーンS1,S3,S5,S7では前記基準ガイドレール
8と平面内で間隔が変化し、反転部S4,S8では間隔
が一定である。なお、前記側部ガイドレール9は、高速
ゾーンS2,S6には設けられていない。
ーンS1,S3,S5,S7では前記基準ガイドレール
8と平面内で間隔が変化し、反転部S4,S8では間隔
が一定である。なお、前記側部ガイドレール9は、高速
ゾーンS2,S6には設けられていない。
【0030】10はV字形状に配置されたリンクであ
り、前記基準ガイドレール8と側部ガイドレール9との
間に、V字型に連続して搬送ラインおよび戻りラインの
全域にループ状に設けられている。
り、前記基準ガイドレール8と側部ガイドレール9との
間に、V字型に連続して搬送ラインおよび戻りラインの
全域にループ状に設けられている。
【0031】前記リンク10の前記基準ガイドレール8
側には手すり片6と係合した基準ガイドローラ11が設
けられ、また、側部ガイドレール9側には側部ガイドロ
ーラ12が設けられ、各々基準ガイドレール8および側
部ガイドレール9に沿って案内される。
側には手すり片6と係合した基準ガイドローラ11が設
けられ、また、側部ガイドレール9側には側部ガイドロ
ーラ12が設けられ、各々基準ガイドレール8および側
部ガイドレール9に沿って案内される。
【0032】なお、手すり片6、6の間にもリンク1
0′および基準ガイドローラ11′を併設して連続リン
ク系を形成すると、基準ガイドレール8と側部ガイドレ
ール9との間隔が狭く形成でき、手すり部の横幅を少な
く設計できる利点がある。
0′および基準ガイドローラ11′を併設して連続リン
ク系を形成すると、基準ガイドレール8と側部ガイドレ
ール9との間隔が狭く形成でき、手すり部の横幅を少な
く設計できる利点がある。
【0033】図2に示すように、加速ゾーンS1、S5
における基準ガイドレール8と側部ガイドレール9との
間隔は、搬送方向に向かって狭まくなるように設けられ
ている。したがって、その場所を手すり片6が移動する
と、リンク10が形成する角度は徐々に鈍角となるの
で、手すり片6、6の間隔は大きくなり、高速状態を形
成することができる。
における基準ガイドレール8と側部ガイドレール9との
間隔は、搬送方向に向かって狭まくなるように設けられ
ている。したがって、その場所を手すり片6が移動する
と、リンク10が形成する角度は徐々に鈍角となるの
で、手すり片6、6の間隔は大きくなり、高速状態を形
成することができる。
【0034】また、減速ゾーンS3、S7においては、
側部ガイドレール9は、搬送方向(矢印)に向かって徐
々に基準ガイドレール8との間隔が広くなるように配置
されている。したがって、その場所を手すり片6が移動
すると、リンク10が形成する角度は徐々に鋭角となる
ので、手すり片6、6の間隔は狭くなり、低速状態を形
成することができる。
側部ガイドレール9は、搬送方向(矢印)に向かって徐
々に基準ガイドレール8との間隔が広くなるように配置
されている。したがって、その場所を手すり片6が移動
すると、リンク10が形成する角度は徐々に鋭角となる
ので、手すり片6、6の間隔は狭くなり、低速状態を形
成することができる。
【0035】図3は、図1に示した高速ゾーンS2にお
ける高速駆動のための駆動チエーン2と手すり片6との
係合状態を示した側面図である。
ける高速駆動のための駆動チエーン2と手すり片6との
係合状態を示した側面図である。
【0036】図3において、2は駆動チエーンであり、
2aは駆動チエーン2に所定間隔で設けられた突起部で
ある。13は手すり片6に他端が係合する係合金具で、
この係合金具13の一端の凹部13aに前記チエーン2
の突起部2aのローラ2bが係合して、スプロケット1
の駆動により搬送される。
2aは駆動チエーン2に所定間隔で設けられた突起部で
ある。13は手すり片6に他端が係合する係合金具で、
この係合金具13の一端の凹部13aに前記チエーン2
の突起部2aのローラ2bが係合して、スプロケット1
の駆動により搬送される。
【0037】前記係合金具13の中間部は、基準ガイド
ローラ11の連結体11aに一体的に取付けられてお
り、また、他端はローラ13bを設けて手すり片6の金
具6aに係合している。
ローラ11の連結体11aに一体的に取付けられてお
り、また、他端はローラ13bを設けて手すり片6の金
具6aに係合している。
【0038】8は基準ガイドレールであり、前記基準ガ
イドローラ11を案内する。7は手すり片6の走行レー
ルであり、手すり片6に取付けられた走行ローラ6b、
6cが走行することにより手すり片6を走行させる。そ
して、図1の高速ゾーンS6も同様な係合構造となって
いる。
イドローラ11を案内する。7は手すり片6の走行レー
ルであり、手すり片6に取付けられた走行ローラ6b、
6cが走行することにより手すり片6を走行させる。そ
して、図1の高速ゾーンS6も同様な係合構造となって
いる。
【0039】図4は図3のA−A断面の一部拡大図であ
る。図4において、6は手すり片、8は基準ガイドレ−
ル、9は側部ガイドレ−ルであり、両方のガイドレ−ル
は、ともに側部は凸曲面を有する形状となっている。
る。図4において、6は手すり片、8は基準ガイドレ−
ル、9は側部ガイドレ−ルであり、両方のガイドレ−ル
は、ともに側部は凸曲面を有する形状となっている。
【0040】13は係合金具で、手すり片6に係合した
基準ガイドロ−ラ11、11の板状のリンク連結体11
aと連結され、さらに駆動チェ−ン2の突起部2aと係
合する。
基準ガイドロ−ラ11、11の板状のリンク連結体11
aと連結され、さらに駆動チェ−ン2の突起部2aと係
合する。
【0041】10はリンクであり、このリンク10の一
端部には、基準ガイドロ−ラ11が、板状のリンク連結
体11aに設けられた垂直軸14に、球面軸受10aを
介して軸支されている。
端部には、基準ガイドロ−ラ11が、板状のリンク連結
体11aに設けられた垂直軸14に、球面軸受10aを
介して軸支されている。
【0042】前記リンク10の他端部には、側部ガイド
ロ−ラ12が、板状のリンク連結体12aに設けられた
垂直軸15に、球面軸受10bを介して軸支されてい
る。
ロ−ラ12が、板状のリンク連結体12aに設けられた
垂直軸15に、球面軸受10bを介して軸支されてい
る。
【0043】リンク10と基準ガイドロ−ラ11および
側部ガイドロ−ラ12を、球面軸受10aおよび10b
で軸支することにより、反転部S4およびS8でのリン
ク10と基準ガイドレ−ル8および側部ガイドレ−ル9
との干渉が緩和されるという利点がある。
側部ガイドロ−ラ12を、球面軸受10aおよび10b
で軸支することにより、反転部S4およびS8でのリン
ク10と基準ガイドレ−ル8および側部ガイドレ−ル9
との干渉が緩和されるという利点がある。
【0044】基準ガイドレ−ル8側の板状のリンク連結
体11aの下方には、基準ガイドレ−ル8を挟んで基準
ガイドロ−ラ11が設けられている。この基準ガイドロ
−ラ11は、図5の部分破断平面図に示すように、左右
2個づつ合計4個がリンク連結体11a設けられている
垂直軸16にそれぞれ軸支されている。そして、これら
4個の基準ガイドロ−ラ11の外周面は、基準ガイドレ
−ル8の両側面の凸曲面に嵌り込む凹曲面(円弧状ある
いはV字状曲面)をしており、4個の基準ガイドロ−ラ
11により、基準ガイドレ−ル8を抱え込むようにして
いるので、基準ガイドロ−ラ11と基準ガイドレ−ル8
との間にガタツキはない。
体11aの下方には、基準ガイドレ−ル8を挟んで基準
ガイドロ−ラ11が設けられている。この基準ガイドロ
−ラ11は、図5の部分破断平面図に示すように、左右
2個づつ合計4個がリンク連結体11a設けられている
垂直軸16にそれぞれ軸支されている。そして、これら
4個の基準ガイドロ−ラ11の外周面は、基準ガイドレ
−ル8の両側面の凸曲面に嵌り込む凹曲面(円弧状ある
いはV字状曲面)をしており、4個の基準ガイドロ−ラ
11により、基準ガイドレ−ル8を抱え込むようにして
いるので、基準ガイドロ−ラ11と基準ガイドレ−ル8
との間にガタツキはない。
【0045】また、側部ガイドレ−ル9側の板状のリン
ク連結体12aの下方には、側部ガイドレ−ル9を挟ん
で側部ガイドロ−ラ12が設けられている。この側部ガ
イドロ−ラ12は、図5の部分破断平面図に示すよう
に、左右2個づつ合計4個がリンク連結体12a設けら
れている垂直軸17にそれぞれ軸支されている。そし
て、これら4個の基準ガイドロ−ラ12の外周面は、側
部ガイドレ−ル9の両側面の凸曲面に嵌り込む凹曲面
(円弧状あるいはV字状曲面)をしており、4個の側部
ガイドロ−ラ12により、側部ガイドレ−ル9を抱え込
むようにしているので、側部ガイドロ−ラ12と側部ガ
イドレ−ル9との間にガタツキはない
ク連結体12aの下方には、側部ガイドレ−ル9を挟ん
で側部ガイドロ−ラ12が設けられている。この側部ガ
イドロ−ラ12は、図5の部分破断平面図に示すよう
に、左右2個づつ合計4個がリンク連結体12a設けら
れている垂直軸17にそれぞれ軸支されている。そし
て、これら4個の基準ガイドロ−ラ12の外周面は、側
部ガイドレ−ル9の両側面の凸曲面に嵌り込む凹曲面
(円弧状あるいはV字状曲面)をしており、4個の側部
ガイドロ−ラ12により、側部ガイドレ−ル9を抱え込
むようにしているので、側部ガイドロ−ラ12と側部ガ
イドレ−ル9との間にガタツキはない
【0046】上述のように、リンク10の基準ガイドレ
−ル8側および側部ガイドレ−ル9側とも、それぞれの
ガイドレ−ルに隙間のないようにガイドされているの
で、図6(a)に示すように、基準ガイドレ−ル8と側
部ガイドレ−ル9との間の間隔が狭くなった場合でも、
また図6(b)に示すように、基準ガイドレ−ル8と側
部ガイドレ−ル9との間の間隔が広くなった場合でも、
リンク10は安定して移動することができる。
−ル8側および側部ガイドレ−ル9側とも、それぞれの
ガイドレ−ルに隙間のないようにガイドされているの
で、図6(a)に示すように、基準ガイドレ−ル8と側
部ガイドレ−ル9との間の間隔が狭くなった場合でも、
また図6(b)に示すように、基準ガイドレ−ル8と側
部ガイドレ−ル9との間の間隔が広くなった場合でも、
リンク10は安定して移動することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明により、可変速型乗客コンベヤの
手すり片を安定して移動させることができるとともに、
ガイドロ−ラにかかる負荷が小さく、搬送抵抗が小さく
なる。
手すり片を安定して移動させることができるとともに、
ガイドロ−ラにかかる負荷が小さく、搬送抵抗が小さく
なる。
【図1】本発明の実施の形態の可変速型乗客コンベヤの
手すり装置が設けられる欄干部分の概略拡大側面図であ
る。
手すり装置が設けられる欄干部分の概略拡大側面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の可変速型乗客コンベヤの
手すり装置の減速ゾーンに設けられるガイドレールを示
した概略平面図である。
手すり装置の減速ゾーンに設けられるガイドレールを示
した概略平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の可変速型乗客コンベヤの
手すり装置の高速ゾーンにおける駆動チエーンと手すり
片との係合状態を示した側面図である。
手すり装置の高速ゾーンにおける駆動チエーンと手すり
片との係合状態を示した側面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の乗客コンベヤの手すり装
置の部分破断平面図である。
置の部分破断平面図である。
【図6】本発明の実施の形態の乗客コンベヤの手すり装
置におけるリンクの移動状況を示す説明図であり、
(a)はガイドレ−ル間隔が狭い場合、(b)はガイド
レ−ル間隔が広い場合である。
置におけるリンクの移動状況を示す説明図であり、
(a)はガイドレ−ル間隔が狭い場合、(b)はガイド
レ−ル間隔が広い場合である。
【符号の説明】 1 スプロケット 2 駆動チエーン 6 手すり片 7 走行レール 8 基準ガイドレール 9 側部ガイドレール 10 リンク 10a 球面軸受 10b 球面軸受 11 基準ガイドローラ 11a リンク連結体 12 側部ガイドローラ 12a リンク連結体 13 係合金具 14 基準ガイドレ−ル側のリンクの垂直軸 15 側部ガイドレ−ル側のリンクの垂直軸 16 基準ガイドロ−ラの垂直軸 17 側部ガイドロ−ラの垂直軸
Claims (1)
- 【請求項1】 乗客の搬送ラインおよび戻りラインをル
ープ状に形成した走行レールと、前記走行レールに沿っ
て移動する複数の手すり片と、前記走行レールと同様に
ループ状に形成された基準ガイドレールと、該基準ガイ
ドレ−ルと並列して設けられ、加減速ゾ−ンにおいての
み基準ガイドレールとの間の間隔が平面内で変化する側
部ガイドレールと、基準ガイドレールと前記側部ガイド
レールとの間にV字型に連続して設けられたリンクと、
該リンクの基準ガイドレール側端部に前記複数の手すり
片と係合金具を介して連結された基準ガイドローラと、
リンクの側部ガイドレール側に設けられた側部ガイドロ
ーラと、前記搬送ラインの高速ゾーンおよび戻りライン
の高速ゾーンに設けられ、前記手すり片の係合金具に係
合して手すり片を移動させるための突起部を有する駆動
チエーンと、該駆動チェ−ンを駆動する複数のスプロケ
ットから構成される主駆動装置とを具備し、前記基準ガ
イドロ−ラは前記基準ガイドレ−ルを両側から抱え込む
左右2個づつのガイドロ−ラにより、前記側部ガイドロ
−ラは前記側部ガイドレ−ルを両側から抱え込む左右2
個づつのガイドロ−ラにより構成したことを特徴とする
可変速型乗客コンベヤの手すり装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8440798A JPH11286383A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8440798A JPH11286383A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11286383A true JPH11286383A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13829747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8440798A Pending JPH11286383A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 可変速型乗客コンベヤの手すり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11286383A (ja) |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP8440798A patent/JPH11286383A/ja active Pending
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