JP2003080462A - 湿式ブラストノズル及び湿式ブラスト方法 - Google Patents

湿式ブラストノズル及び湿式ブラスト方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉塵の発生を抑制し、かつ水溶性のメディア
を用いてもメディアにより閉塞されず長時間安定的に使
用可能な小型の湿式ブラストノズル及び湿式ブラスト方
法の提供。 【解決手段】 スリット103の右端にはチャンバー6
9が形成されており、外部管接続口71を通じて水量調
節弁7に連通されている。スリット103の左端は先端
付近で傾斜され、円錐状に拡開された状態で外部に連通
されている。外筒101の先端部は、内周面側が突設さ
れるよう内周面端部より外周面に向けて所定の傾斜を有
している。スリット拡開部105の設けられた左端には
断面台形状の衝立部107が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿式ブラストノズル
及び湿式ブラスト方法に係わり、特に粉塵の発生を抑制
し、かつ水溶性のメディアを用いてもメディアにより閉
塞されず長時間安定的に使用可能な小型の湿式ブラスト
ノズル及び湿式ブラスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に湿式ブラストノズルの一例を挙げ
る。湿式ブラストノズルは、石材、鋼材及び樹脂等の表
面に付着している錆、油脂、その他の汚れの汚染物質や
塗膜を除去する研掃を実施するものである。図5(A)
において、湿式ブラストノズル10は、ブラストガン2
0の先端部に接続されている。
【0003】湿式ブラストノズル10の外筒1の側部に
は、外部管接続口3が設けられている。そして、この外
部管接続口3には水供給配管5が接続され、流量調節用
の水量調節弁7を介して水源9に結ばれている。図5
(B)に示すように、外筒1には、貫通穴11が設けら
れており、外部管接続口3より導入された水はリング状
のチャンバ構造13を介して貫通穴11より排出される
ようになっている。
【0004】一方、ブラストガン20の把持部21は空
気配管23を介して圧縮空気源25と連絡している。把
持部21の上部には湿式ブラストノズル10と連結する
ため連結部27が配設されている。連結部27の側部に
は、メディア吸入口28が設けられている。
【0005】そして、この連結部27内部には、メディ
ア吸引室29が形成されており、圧縮空気源25より供
給された空気流により生ずる負圧を利用して、メディア
タンク31より吸引ホース33及びメディア吸入口28
を介してメディアを吸引する。このメディアの混合され
た空気流は、貫通穴11を通過する際にチャンバ構造1
3により水を吸引した後、外部に放射される。
【0006】このように、湿式ブラストノズル10で
は、メディアの混合された圧縮空気流に水を貫通穴11
の内部で吸引させて噴射させているため、ブラスト作業
を中断した時にメディア吸引室29や吸引ホース33内
に水が流入しやすい。そして、一旦水が流入すると湿分
を含んだブラストメディアの付着や滞留が発生し、ノズ
ルの閉塞が起こり作業の継続が不可能になる。
【0007】そこで、ノズル内への水の流入を抑制した
湿式ブラストノズル60が開発され既に出願されている
(特願2000−091309)。図6に、この湿式ブ
ラストノズル60の断面図を示す。図6において、内筒
61は、円筒状であり、右端がブラストガン20の先端
に連結されている。
【0008】外筒63は、内筒61と同様に円筒状に形
成され、内筒61の周囲に空隙部65を隔てて配設され
ている。外筒63の右端には、十字状に枠64が配設さ
れ、内筒61と外筒63の中心が一致されるように固定
されている。外筒63の外周面と内周面の間には、径方
向に所定の間隙をもたせたスリット67が周状に貫通形
成されている。
【0009】そして、このスリット67の右端には、チ
ャンバー69が形成されており、このチャンバー69
は、外部管接続口71を通じて水量調節弁7に連通され
ている。一方、スリット67の左端は外部に連通されて
いる。外筒63の左端は、内筒の左端より所定長分長く
形成されている。そして、空隙部65の左端及び右端は
外部に通じている。
【0010】かかる構成において、ブラストガン20の
メディア吸引室29でメディアを吸引した圧縮空気は、
内筒61に導入され、内筒61の左端より噴射される。
また、外部管接続口71より供給された水は、チャンバ
ー69を経てスリット67の左端より紡錘形の水膜が形
成されるように噴射される。
【0011】このとき、それぞれの噴射による勢いによ
り、湿式ブラストノズル60の左方は負圧状態になる。
このため、空隙部65の右方より空気が吸引される。従
って、湿式ブラストノズル60の外部でメディアは水分
を供給し、ウエットブラストの状態になる。
【0012】このことにより、メディアによる閉塞が抑
制され、安定的にかつ連続してのブラスト施工が可能と
なる。また、空隙部65の右方より吸引された空気によ
り、湿式ブラストノズル60の左端付近において、メデ
ィアを吸引した圧縮空気と水との間の分離が確保される
ため、内筒61の内部に左端より水が侵入し、メディア
が閉塞するおそれは少なくなった。従って、メディア吸
入口28に隣接して水を供給出来るので湿式ブラストノ
ズル60の小型化も可能になった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に提案された湿式ブラストノズル60によりノズルの性
能は大幅に改善されたが、ブラスト作業を中断した際
の、湿式ブラストノズル60の置き方によっては水の流
入を防ぐことができない場合があった。このため、いか
なる使用状況においても確実に水の流入を防止するには
さらに改良が必要であった。
【0014】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、粉塵の発生を抑制し、かつ水溶性のメデ
ィアを用いてもメディアにより閉塞されず長時間安定的
に使用可能な小型の湿式ブラストノズル及び湿式ブラス
ト方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、圧縮空気により搬送されたメディアを一方の端
部より導入し、他方の端部より噴射する内筒と、該内筒
の周囲に所定の空隙部を隔てて配設された外筒を備える
湿式ブラストノズルであって、該外筒の外周面と内周面
の間には、周方向に全体または所定間隔ごとに、かつ径
方向に所定の間隙をもって貫通され、メディア導入側の
端部は水が導入される外部管接続口と連通され、メディ
ア噴射側の端部が外部に連通されたスリットが配設さ
れ、該スリットには前記メディア噴射側の端部付近で拡
開されたスリット拡開部を有し、該スリット拡開部と前
記外筒の先端間には、水の流れを外側へ整流する衝立部
が形成されたことを特徴とする。
【0016】このことにより、ブラスト作業中のみなら
ず、ブラスト作業を中断した際に湿式ブラストノズルを
水平に置いた場合でも、ノズル内部への水の流入を防止
でき、湿気をおびたメディアによるノズルの閉塞を防止
可能である。
【0017】また、本発明(請求項2)は、前記スリッ
ト拡開部の内側面は、前記外筒の半径方向線となす角度
が30〜75°であることを特徴とする。
【0018】このことにより、水膜を形成しつつ外方へ
の整流の効果を大きくできる。
【0019】更に、本発明(請求項3)は、前記外筒の
先端部において前記内周面の端部より前記外周面の端部
に向けた傾斜の前記外筒の半径方向線となす角度が0〜
20°であることを特徴とする。
【0020】更に、本発明(請求項4)は、請求項1、
2又は3に記載のブラストノズルを用いた湿式ブラスト
方法であって、前記スリットの前記メディア噴射側の端
部の外部に水膜を形成することにより、炭酸水素ナトリ
ウムからなるメディアと水を前記ブラストノズルの外部
で混合して被処理体に吹き付けることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
説明する。本発明の実施形態である湿式ブラストノズル
100が、ブラストガン20に接続されている状態の全
体図を図1に、背面図を図2に示す。そして、この湿式
ブラストノズル100の縦断面図(図2中のA−A矢視
断面図)を図3に示す。なお、図5、図6と同一要素の
ものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0022】図1〜図3において、内筒61は円筒状で
あり、右端がブラストガン20の先端に連結されてい
る。外筒101は、内筒61と同様に円筒状に形成さ
れ、内筒61の周囲に空隙部65を隔てて配設されてい
る。外筒101の右端には枠102が配設され、内筒6
1と外筒101の中心が一致されるように固定されてい
る。外筒101の外周面と内周面の間には、径方向に所
定の間隙を持たせたスリット103が周状に貫通形成さ
れている。
【0023】そして、このスリット103の右端にはチ
ャンバー69が形成されており、このチャンバー69
は、外部管接続口71を通じて水量調節弁7に連通され
ている。一方、スリット103の左端は先端付近で傾斜
され、円錐状に拡開された状態で外部に連通されてい
る。
【0024】この外筒101の先端付近の拡大断面図を
図4に示す。スリット拡開部105は、外筒101の外
周面を周状に貫通している。一方、外筒101の先端部
は、内周面側が突設されるよう内周面端部より外周面に
向けて所定の傾斜を有している。従って、スリット拡開
部105の設けられた左端には断面台形状の衝立部10
7が形成されている。
【0025】次に、本発明の実施形態の動作を説明す
る。ブラストガン20のメディア吸引室29でメディア
を吸引した圧縮空気は、内筒61に導入され、内筒61
の左端より噴射される。また、外部管接続口71より供
給された水は、チャンバー69を経てスリット103を
経てスリット拡開部105の左端より紡錘形の水膜が形
成されるように噴射される。
【0026】このとき、それぞれの噴射による勢いによ
り、湿式ブラストノズル100の左方は負圧状態とな
る。このため、空隙部65右方より空気が吸引される。
したがって、湿式ブラストノズル100の外部でメディ
アは水分を供給し、湿式ブラストの状態になる。
【0027】内筒61の内周は、メディアの平均粒子径
の3倍程度が一般的に好ましい。湿式ブラストノズル1
00は洗浄で使用されるものであり、通常0.01〜
0.5mm程度の平均粒子径のブラストメディアを使用
するために、内筒61の内周は1mm以上が好ましい。
空隙部65の径方向の間隙は、内筒61と水を噴射する
スリット拡開部105を隔てるために設置されるので、
0.5mm以上であることが好ましい。
【0028】スリット103、スリット拡開部105の
間隙は水膜を形成するために0.1〜3mmが好まし
い。外筒101の左端は、内筒61の左端より1mm以
上長く形成する構造が、水の内筒61への飛散防止に効
果的である。このため、その距離は1mm以上とするこ
とが好ましい。また、長すぎると、メディアが外筒10
1に接触して減速され、研削能力が低下する恐れがあ
る。また、湿式ブラストノズル100の質量が増加する
ので50mm以下とすることが好ましい。
【0029】また、図4において、スリット拡開部10
5の内側面が外筒101の半径方向線となす角度a、ス
リット拡開部105の外側面が外筒101の半径方向線
となす角度b、外筒101の先端部において内周面端部
より外周面に向けた傾斜の外筒101の半径方向線とな
す角度cを定義する。
【0030】そして、スリット拡開部105の外周面に
露出した開口の軸方向距離d、外筒101の先端部から
スリット拡開部105の外周面に露出した開口までの距
離eを定義する。角度aについては、傾斜30〜75°
の角度をもたせることが好ましいが、45〜70°がよ
り好ましい。傾斜が75°より大きいと、外側への整流
の効果が小さく、30°より小さいと水膜を形成しにく
い。
【0031】一方、角度bについては、傾斜0〜75°
の角度をもたせることが好ましいが、20〜60°がよ
り好ましい。更に、角度cについては、傾斜0〜20°
を有することが好ましいが、5〜15°がより好まし
い。
【0032】また、距離dについては0.1〜5mmが
好ましいが、0.1〜3mmがより好ましい。距離eに
ついては0〜10mmが好ましいが、1〜5mmがより
好ましい。
【0033】外筒101のスリット拡開部105の外側
面に露出した開口のノズル後方側の端部108は、図4
では鋭角の断面を有するが、この部分を面取りすること
により、より均質で安定した水膜の形成が可能となる。
【0034】湿式ブラストノズル100では、水の噴霧
で発生する粉塵を抑制することができる。このため、メ
ディアには水溶性ブラストメディア、水不溶性ブラスト
メディアを用いることができる。水溶性ブラストメディ
アとしては炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど
が例示される。水不溶性ブラストメディアとしては、シ
リカ、アルミナ、ジルコニアなどが例示される。なかで
も炭酸水素ナトリウムが好ましい。
【0035】炭酸水素ナトリウムは、モース硬度が2.
5程度であり、被処理物の母材が金属などからなっても
傷つけずに表面を研削でき、また、油分へのなじみがあ
るため油分を除去しやすい。
【0036】また、経口急性毒性が塩化ナトリウムに比
べて低く、サンドブラストで発生する呼吸器障害の問題
もないので安全な作業が確保できる。さらに常温で水に
溶解した時の水溶液のpHは8.3なので、水質汚濁防
止法に基づく排水基準を満たしており、環境に対する負
荷が低い。
【0037】
【実施例】(1)実施例1 湿式ブラストノズル100は、内筒61の直径を6m
m、空隙部65の径方向の間隙を7mm、スリット10
3及びスリット拡開部105の間隙をそれぞれ0.5m
mとし、角度a及び角度bは、水流を外側へ整流するよ
う傾斜50°に設定し、一方、角度cは、15°に設定
した。そして、衝立部107は、断面台形状にて形成し
た。
【0038】この湿式ブラストノズル100を、ブラス
トガン20(オオサワ&カンパニー製 W301−ES
−26型)に接続して、外部管接続口71に口径15m
mの水量調節弁7を取り付け流量調節が可能にした。圧
力0.49MPaで空気0.5Nm3/minを通じ、
平均粒子径0.3mmの重曹をブラストメディアとして
800g/minで吸引させ、3.5L/minの水量
で水膜を発生させた。
【0039】湿式ブラストノズル100を水平方向から
30°上向きの角度で1分間噴射、噴射を中断して水平
な場所に5分間、水を流したまま横に静置することを、
1時間繰り返したが、メディアの閉塞は発生せずに継続
してブラスト作業を行うことが可能だった。
【0040】(2)比較例1 図5に示す湿式ブラストノズル10をブラストガン20
(オオサワ&カンパニー製 W301−ES−26型)
に接続した。そして、圧力0.49MPaで空気0.5
Nm3/minを通じ、平均粒子径0.3mmの重曹を
ブラストメディアとして800g/minで吸引させ、
3.5L/minの水量を供給して、湿式ブラストノズ
ル10を水平方向から30°上向きの角度で1分間噴
射、1分間作業中止の繰り返しテストを実施した。
【0041】3回の中断後にメディア吸入口28に接続
した吸引ホース33の内部に水が侵入し、ブラストメデ
ィアの閉塞が発生した。このため、安定的かつ継続的に
ブラスト作業が実施出来なかった。同様の繰り返しテス
トを10回実施したが2〜4回の中断後に噴射が出来な
くなった。ノズルの内部に水を侵入させずに作業を中断
するためにはメディアを噴射させたままの状態で先に水
の供給を停止した後に噴射を停止する必要があり、本来
目的であるウェットブラスト作業が継続的に出来ない。
【0042】(3)比較例2 図6に示す湿式ブラストノズル60をブラストガン20
(オオサワ&カンパニー製 W301−ES−26型)
に接続した。湿式ブラストノズル60は、内筒61の直
径を6mm、空隙部65の径方向の間隙を7mm、スリ
ット67の間隙を0.5mmとした。外部管接続口71
に口径15mmの水量調節弁7を取り付け流量調節が可
能にした。
【0043】そして、圧力0.49MPaで空気0.5
Nm3/minを通じ、平均粒子径0.3mmの重曹を
ブラストメディアとして800g/minで吸引させ、
3.5L/minの水量で水膜を発生させた。比較例1
と同様の条件で湿式ブラストノズル60を水平方向から
30°上向きの角度で1分間噴射、1分間作業中止の繰
り返しを実施したときはメディアの閉塞は発生せずに継
続して作業することが可能であった。
【0044】しかしながら、実施例1と同様の条件で湿
式ブラストノズル60を水平方向から30°上向きの角
度で1分間噴射し、噴射を中断して水平な場所に5分間
水を流したまま横に静置することを繰り返したときはメ
ディアの閉塞が発生し、継続した作業ができなかった。
【0045】以上のように、スリット103を前方に向
けて拡開させ、水流を整流する衝立部107を設けたこ
とにより、発塵防止目的で使用する水の、ノズル内部へ
の流入をより抑制でき、連続した作業の実施に貢献でき
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
ディア噴射側の端部付近に水の流れを外側へ整流する衝
立部を形成したので、湿式ブラストノズルにおけるノズ
ル内への、発塵防止の目的で使用する水の流入を防止
し、ブラストメディアの付着や滞留によるノズルの閉塞
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 湿式ブラストノズルが、ブラストガンに接続
されている状態の全体図
【図2】 本発明の実施形態である湿式ブラストノズル
の背面図
【図3】 湿式ブラストノズルの縦断面図(図2中のA
−A矢視断面図)
【図4】 外筒の先端付近の拡大断面図
【図5】 従来の湿式ブラストノズルの一例
【図6】 従来の湿式ブラストノズルの別例
【符号の説明】
7 水量調節弁 20 ブラストガン 21 把持部 23 空気配管 25 圧縮空気源 27 連結部 28 メディア吸入口 29 メディア吸引室 31 メディアタンク 33 吸引ホース 61 内筒 65 空隙部 69 チャンバー 71 外部管接続口 100 湿式ブラストノズル 101 外筒 103 スリット 105 スリット拡開部 107 衝立部 108 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 茂 福岡県北九州市戸畑区牧山5丁目1番1号 旭硝子株式会社内 (72)発明者 清末 恭正 福岡県北九州市小倉南区上吉田5丁目8− 8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気により搬送されたメディアを一
    方の端部より導入し、他方の端部より噴射する内筒と、
    該内筒の周囲に所定の空隙部を隔てて配設された外筒を
    備える湿式ブラストノズルであって、該外筒の外周面と
    内周面の間には、周方向に全体または所定間隔ごとに、
    かつ径方向に所定の間隙をもって貫通され、メディア導
    入側の端部は水が導入される外部管接続口と連通され、
    メディア噴射側の端部が外部に連通されたスリットが配
    設され、該スリットには前記メディア噴射側の端部付近
    で拡開されたスリット拡開部を有し、該スリット拡開部
    と前記外筒の先端間には、水の流れを外側へ整流する衝
    立部が形成されたことを特徴とする湿式ブラストノズ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記スリット拡開部の内側面は、前記外
    筒の半径方向線となす角度が30〜75°であることを
    特徴とする請求項1記載の湿式ブラストノズル。
  3. 【請求項3】 前記外筒の先端部において前記内周面の
    端部より前記外周面の端部に向けた傾斜の前記外筒の半
    径方向線となす角度が0〜20°であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の湿式ブラストノズル。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のブラストノ
    ズルを用いた湿式ブラスト方法であって、前記スリット
    の前記メディア噴射側の端部の外部に水膜を形成するこ
    とにより、炭酸水素ナトリウムからなるメディアと水を
    前記ブラストノズルの外部で混合して被処理体に吹き付
    けることを特徴とする湿式ブラスト方法。
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