JP2003079173A - モータの電力供給線の断線検出方法、それを用いたモータの制御装置、電気式動力舵取装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

モータの電力供給線の断線検出方法、それを用いたモータの制御装置、電気式動力舵取装置およびコンピュータプログラム

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JP2003079173A JP2001262985A JP2001262985A JP2003079173A JP 2003079173 A JP2003079173 A JP 2003079173A JP 2001262985 A JP2001262985 A JP 2001262985A JP 2001262985 A JP2001262985 A JP 2001262985A JP 2003079173 A JP2003079173 A JP 2003079173A
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • B62D5/0487Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures detecting motor faults

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの電力供給線の断線を確実に検出し得
るモータの電力供給線の断線検出方法を提供する。 【解決手段】 断線検出処理によると、ステップS10
1により、(A) モータに供給される交流電流(絶対値)
のiuが0.5アンペア以下またはivが0.5アンペ
ア以下またはiwが0.5アンペア以下であること、
(B) モータの角速度が1rad/S 以上であること、(C) モ
ータに対する電流指令値id* またはiq*の少なくと
も一方が5アンペア以上であること、を判断し、この
(A) 〜(C) の3つの条件のすべてを同時に満たす所定期
間をステップS107により判断することによって、モ
ータの電力供給線のいずれかが断線していること確定
し、断線検出フラグをオンにセットして断線を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2相から3相以上
に変換された交流電流によって駆動されるモータに接続
される、該交流電流の電力供給線の断線を検出するモー
タの電力供給線の断線検出方法、それを用いたモータの
制御装置、電気式動力舵取装置およびコンピュータプロ
グラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、2相から3相以上、例えば3
相に変換された交流電流によって駆動されるモータを制
御するモータ制御装置として、本願出願人による特願平
11−355585号明細書に開示されるものがある。
【0003】このようなモータ制御装置では、ブラシレ
スDCモータのu相およびv相に流れる電流を電流検出
器により検出し、所定のゲインにて増幅した後、A/D
変換回路によってそれぞれデジタルの電流検出値iu、
ivに変換し、この各電流検出値iu、ivをd/q変
換部に取り込んでd/q変換(2相変換)している。そ
して、これにより得られた電流値id、iqを、電流指
令値であるd軸電流指令値、q軸電流指令値にそれぞれ
フィードバックさせることにより、偏差ΔId、ΔIq
を求めて比例積分制御に供するとともに、この偏差ΔI
d、ΔIqによりブラシレスDCモータの各相(u相、
v相、w相)に流れる電流の有無、つまり電力供給線の
断線の有無も監視している。
【0004】なおここで、d/q変換とは、モータの回
転子の磁束と同一方向をd軸とし、このd軸と直交する
方向をq軸とした直交座標を設定し、その直交座標に対
して各相に流れる交流電流のベクトルを写像することに
より、交流を直流として演算する手法のことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のモータ制御装置によると、交流電流の電
力供給線(u相、v相、w相)のいずれかが断線したか
否か、即ち図4(A) に示すように、電流検出値iu,i
v、iwの電流値が零になるか否かは、d−q軸の電流
偏差ΔId、ΔIqによって監視していた。例えば、図
4(B) に示すように、u相の電力供給線が断線すれば、
電流検出値iuが零になることから、これによるd/q
変換により得られる電流偏差ΔId、ΔIqによって、
u相の電力供給線の断線を検出していた。
【0006】ところが、この電流検出値iuは、通常、
正弦波として正負の両極側に振幅しているため、零クロ
スする回転角θがαの間においては、たとえ断線してい
なくても電流値がほぼ零になる(図4参照)。そのた
め、モータの回転角θがβの間においては上述したよう
に電力供給線の断線を検出することができても、回転角
θがαの間においては断線を検出することはできない。
つまり、検出するタイミングによっては電力供給線の断
線の有無をd−q軸の電流偏差ΔId、ΔIqだけでは
監視することができないという問題が生じていた。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、モータ
の電力供給線の断線を確実に検出し得るモータの電力供
給線の断線検出方法、モータの制御装置、電気式動力舵
取装置およびコンピュータプログラムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1のモータの電力供給
線の断線検出方法では、2相から3相以上に変換された
交流電流によって駆動されるモータに接続される、該交
流電流の電力供給線の断線を検出するモータの電力供給
線の断線検出方法であって、(A) モータに供給される交
流電流の少なくとも1相の電流値が、ほぼ零アンペアで
あること、(B) 前記モータの角速度が所定値以上である
こと、(C) 前記モータに対する電流指令値が所定値以上
であること、の(A) 〜(C) のすべてを同時に満たす所定
期間を検出することにより、前記モータの電力供給線の
断線を検出することを技術的特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、(A) モータに供給さ
れる交流電流の少なくとも1相の電流値が、ほぼ零アン
ペアであること、(B) モータの角速度が所定値以上であ
ること、(C) モータに対する電流指令値が所定値以上で
あること、のすべてを同時に満たす所定期間を検出する
ことにより、モータの電力供給線の断線を検出する。こ
れにより、(A) モータに供給される交流電流の少なくと
も1相の電流値が、ほぼ零アンペアであることに加え
て、(B) モータの角速度が所定値以上であること、およ
び、(C) モータに対する電流指令値が所定値以上である
こと、を検出条件としているので、当該(A) によりその
1相の電力供給線の断線を検出するうえで、当該(B) に
よりモータの回転が停止しているとき、および、当該
(C) によりモータへの電流指令値が所定値よりも小さい
(例えばほぼ零である)とき、のそれぞれの誤検出を防
止することができる。したがって、各相の電流検出値が
零クロスする間であっても、モータの電力供給線の断線
を確実に検出し得る効果がある。
【0010】また、請求項2のモータの電力供給線の断
線検出方法では、請求項1において、前記モータは、ブ
ラシレスDCモータであることを技術的特徴とする。
【0011】請求項2の発明では、請求項1に記載の
(A) 〜(C) のすべてを同時に満たす所定期間を検出する
ことにより、ブラシレスDCモータの電力供給線の断線
を検出する。これにより、(A) ブラシレスDCモータに
供給される交流電流の少なくとも1相の電流値が、ほぼ
零アンペアであることに加えて、(B) ブラシレスDCモ
ータの角速度が所定値以上であること、および、(C) ブ
ラシレスDCモータに対する電流指令値が所定値以上で
あること、を検出条件としているので、当該(A)により
その1相の電力供給線の断線を検出するうえで、当該
(B) によりブラシレスDCモータの回転が停止している
とき、および、当該(C) によりブラシレスDCモータへ
の電流指令値が所定値よりも小さい(例えばほぼ零であ
る)とき、のそれぞれの誤検出を防止することができ
る。したがって、各相の電流検出値が零クロスする間で
あっても、ブラシレスDCモータの電力供給線の断線を
確実に検出し得る効果がある。
【0012】さらに、請求項3のモータの制御装置で
は、2相から3相以上に変換された交流電流によって駆
動されるモータの制御装置であって、請求項1または2
記載のモータの電力供給線の断線検出方法より、制御す
るモータの電力供給線の断線を検出することを技術的特
徴とする。
【0013】請求項3の発明では、請求項1または2記
載のモータの電力供給線の断線検出方法より、制御する
モータの電力供給線の断線を検出する。これにより、
(A) 当該モータに供給される交流電流の少なくとも1相
の電流値が、ほぼ零アンペアであることに加えて、(B)
当該モータの角速度が所定値以上であること、および、
(C) 当該モータに対する電流指令値が所定値以上である
こと、を検出条件としているので、当該(A) によりその
1相の電力供給線の断線を検出するうえで、当該(B) に
より当該モータの回転が停止しているとき、および、当
該(C) により当該モータへの電流指令値が所定値よりも
小さい(例えばほぼ零である)とき、のそれぞれの誤検
出を防止することができる。したがって、各相の電流検
出値が零クロスする間であっても、当該モータの制御に
おいて、当該モータの電力供給線の断線を確実に検出し
得る効果がある。
【0014】また、請求項4の電気式動力舵取装置で
は、操舵状態を検出し、操舵状態に応じてモータを駆動
して操舵をアシストする電気式動力舵取装置であって、
請求項1または2記載のモータの電力供給線の断線検出
方法より、前記モータの電力供給線の断線を検出するこ
とを技術的特徴とする。
【0015】請求項4の発明では、請求項1または2記
載のモータの電力供給線の断線検出方法より、操舵をア
シストするモータの電力供給線の断線を検出する。これ
により、(A) 当該モータに供給される交流電流の少なく
とも1相の電流値が、ほぼ零アンペアであることに加え
て、(B) 当該モータの角速度が所定値以上であること、
および、(C) 当該モータに対する電流指令値が所定値以
上であること、を検出条件としているので、当該(A) に
よりその1相の電力供給線の断線を検出するうえで、当
該(B) により当該モータの回転が停止しているとき、お
よび、当該(C)により当該モータへの電流指令値が所定
値よりも小さい(例えばほぼ零である)とき、のそれぞ
れの誤検出を防止することができる。したがって、各相
の電流検出値が零クロスする間であっても、当該モータ
の制御において、当該モータの電力供給線の断線を確実
に検出し得る効果がある。
【0016】また、請求項5のコンピュータプログラム
では、請求項1または2記載のモータの電力供給線の断
線検出方法をコンピュータにより機能させるためのプロ
グラムを含むことを技術的特徴とする。
【0017】請求項5の発明では、請求項1または2記
載のモータの電力供給線の断線検出方法をコンピュータ
により機能させるためのプログラムを含むことから、こ
のプログラムによって、請求項1または2記載のモータ
の電力供給線の断線検出方法をコンピュータで機能させ
ることができる。したがって、各相の電流検出値が零ク
ロスする間であっても、コンピュータによる当該機能に
より、モータの電力供給線の断線を確実に検出し得る効
果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照して説明する。まず、本発明のモータの電力供
給線の断線検出方法を適用するモータの制御装置(以
下、「モータ制御装置」という)の構成を図2に基づい
て説明する。図2には、モータ制御装置20を構成する
主な機能ブロックが示されている。
【0019】モータ制御装置20は、主に、d軸指令2
1、q軸指令22、演算部23、24、PI制御部2
5、26、2相/3相変換部27、パルス幅変調部2
8、電流検出器30、31、演算部33、3相/2相変
換部35およびエンコーダEから構成されている。な
お、パルス幅変調部28およびエンコーダEを除いた各
機能部分は、コンピュータによるソフトウェアにより演
算処理されるものである。
【0020】このモータ制御装置20では、モータMの
u相およびv相に流れる電流は、それぞれ電流検出器3
0、31によって検出された後、デジタルの電流検出値
iu、ivに変換されて3相/2相変換部35に入力さ
れる。またw相の電流値iwは、演算部33により電流
検出値iu、ivをそれぞれ減算することにより算出で
きることから、当該演算により求められた結果がw相の
電流値iwとして3相/2相変換部35に入力される。
【0021】3相/2相変換部35は、モータMの回転
子の回転角を検出するエンコーダEにより検出された検
出信号に基づいて、d/q変換(2相変換)により、入
力された電流値iu、iv、iwを電流値id、iqに
変換し出力するものである。変換された電流値id、i
qは、フィードバック値として演算部23、24にそれ
ぞれ入力される。
【0022】演算部23、24には、モータMのトルク
指令としてのq軸指令22等が入力される。即ち、モー
タMの回転子に発生させるトルクをq軸指令22により
演算してq軸電流指令値iq* として演算部24に入力
し、またモータMの回転子の励磁電流をd軸指令21に
より演算してd軸電流指令値id* として演算部23に
入力する。なお、回転子がマグネットであるブラシレス
DCモータの場合には、励磁電流を流す必要がないた
め、通常、d軸電流指令値id* はほぼ零アンペア(i
* ≒0)に設定される。
【0023】このように演算部23には、d軸電流指令
値id* と3相/2相変換部35により変換された電流
値idとが入力されるので、演算された両者の偏差がΔ
idとして演算部23から出力されてPI制御部25に
入力される。同様に、演算部24にも、q軸電流指令値
iq* と3相/2相変換部35により変換された電流値
iqとが入力されるので、演算された両者の偏差がΔi
qとして演算部23から出力されてPI制御部26に入
力される。
【0024】PI制御部25、26では、入力された偏
差Δid、Δiqをそれぞれ比例積分するとともに、所
定の電圧方程式を用いてd軸電圧指令値vd* 、q軸電
圧指令値vq* をそれぞれ演算して2相/3相変換部2
7にそれぞれ出力する。
【0025】2相/3相変換部27では、それぞれ入力
されたd軸電圧指令値vd* およびq軸電圧指令値vq
* をd/q逆変換(3相変換)し、電圧指令値vu*
vv * 、vw* を演算する。そして、パルス幅変調部
(PWM)28は、電圧指令値vu* 、vv* 、vw*
を入力して、それぞれ対応するパルス幅のパルス信号を
図略の駆動回路へ出力する。駆動回路では、u相、v
相、w相の電力供給線29a、29b、29cを介して
モータMに駆動電圧を印加する。
【0026】以上説明したようにモータ制御装置20を
構成することによって、電流指令値およびフィードバッ
ク値の偏差が零になるように制御することができるの
で、これにより、モータMのトルク制御等を行うことが
可能となる。
【0027】次に、上述した構成からなるモータ制御装
置20に、本発明に係るモータの電力供給線の断線検出
方法を適用した断線検出処理を図1に基づいて説明す
る。図1に示す断線検出処理は、サブルーチンの形態を
とるため、例えば所定時間毎に発生する一連のタイマ割
り込み処理に組み込まれるものである。そのため、この
断線検出処理を実行する前に必要な所定の初期化処理、
例えば後述するカウンタCNTや断線検出フラグ等の初
期化処理は、当該断線検出処理を呼ぶメインルーチンに
よって必要に応じ行われる。
【0028】まず、断線検出処理では、ステップS10
1により3つの条件が判断される。具体的には本実施形
態の場合、例えば、第1にモータMに供給される交流電
流(絶対値)のiuがほぼ零アンペアである0.5アン
ペア以下またはivがほぼ零アンペアである0.5アン
ペア以下またはiwがほぼ零アンペアである0.5アン
ペア以下であること、第2にモータMの角速度が1rad/
S 以上であること、第3にモータMに対する電流指令値
が5アンペア以上であること、である。
【0029】第1の条件である「モータMに供給される
交流電流(絶対値)のiuが0.5アンペア以下または
ivが0.5アンペア以下またはiwが0.5アンペア
以下であること」は、図2に示すu相の電力供給線29
aに流れる電流値iu、v相の電力供給線29bに流れ
る電流値iv、w相の電力供給線29cに流れる電流値
iwを、それぞれ電流検出器30、31の出力および演
算部33による演算結果に基づいて判断する。つまり3
相/2相変換部35に入力される電流検出値iu、i
v、iwが、所定値あるいは所定値以下であるか否かを
判断することにより行う。
【0030】この第1の条件により、電力供給線29
a、29b、29cに断線があるか否かを判断すること
ができ、また当該条件を満たす電流値がどの相に対応す
るかを判断することにより、断線の疑いのある電力供給
線を特定することができる。
【0031】第2の条件である「モータMの角速度が1
rad/S 以上であること」は、モータMの回転角を検出す
るエンコーダEの出力を時間微分演算することにより角
速度を算出し、その演算結果に基づいて判断する。つま
り、2相/3相変換部27や3相/2相変換部35に入
力されるエンコーダEの検出信号が1rad/S 以上である
か否かを判断することにより行う。
【0032】この第2の条件により、モータMの角速度
が1rad/S 以上でないとき、つまりモータMの回転が停
止している状態、あるいは停止状態に近い超低回転状態
においては、電力供給線29a、29b、29cのいず
れも断線していなくても、先に図4で説明したように、
電流値iu、iv、iwが零に近い値になる。そのた
め、このような第2の条件を加えることにより、たとえ
正常であっても電流値iu、iv、iwが零に近い値に
なる場合の誤検出を防止することができる。
【0033】第3の条件である「モータMに対する電流
指令値が5アンペア以上であること」は、d軸指令21
によるd軸電流指令値id* およびq軸指令22による
q軸電流指令値iq* に基づいて判断する。つまり、モ
ータMのd軸電流指令値id * またはq軸指令値iq*
の少なくとも一方が5アンペア以上に設定されているか
否かを判断することにより行う。
【0034】この第3の条件により、モータMに対する
電流指令値が5アンペア以上でないとき、つまりモータ
Mに対しトルクの発生を指令していない状態、あるいは
低トルクの発生を指令している状態においても、電力供
給線29a、29b、29cのいずれも断線していない
にもかかわらず、先に図4で説明したように、電流値i
u、iv、iwが零に近い値になる。そのため、このよ
うな第3の条件をさらに加えることにより、たとえ正常
であっても電流値iu、iv、iwが零に近い値になる
場合の誤検出を防止することができる。
【0035】ステップS101により、これらの3つの
条件をすべて同時に満たすと判断した場合には(ステッ
プS101でYes)、ステップS103に処理を移行
し、カウンタCNTに1を加算する。つまり、ステップ
S101による3つの条件のすべてを同時に満たした回
数を数えるカウンタCNTをインクリメントする。
【0036】一方、ステップS101により、これらの
3つの条件のすべてを同時に満たすと判断できない場合
には(ステップS101でNo)、ステップS105に
処理を移行し、カウンタCNTを零クリアし、本断線検
出処理を終了する。即ち、それまでにステップS101
の条件をすべて同時に満たした場合があっても、一度で
もステップS101の条件を満たさない場合があればカ
ウンタCNTの値を消去する処理を行う。これにより、
さらなる誤検出を防止することができる。
【0037】ステップS107では、カウンタCNTの
値が5を越えているか否かの判断を行う。即ち、ステッ
プS101による3つの条件のすべて同時に満たす所定
期間を検出することにより、モータMの電力供給線29
a、29b、29cの断線を検出する。具体的には、今
回のカウンタCNTの加算により、ステップS101の
条件を満たした回数が5回を越えた場合には(ステップ
S107でYes)、電力供給線29a、29b、29
cのいずれかが断線していることを確定し、続くステッ
プS109により断線検出フラグをオン(例えば値1)
にセットする。そして、本断線検出処理を終了する。
【0038】なお、本実施形態による本断線検出処理
は、前述したように、所定時間毎に起動されるタイマ割
り込み処理であることから、連続して5回以上ステップ
S101の条件を満たすことを判断するこのステップS
107と、一度でもステップS101の条件を満たさな
い場合があればカウンタCNTの値を消去するステップ
S105とにより、「3つの条件のすべて同時に満たす
所定期間」を検出することができる。
【0039】一方、ステップS101の条件を満たした
回数が5回を越えていない場合には(ステップS107
でNo)、まだ電力供給線29a、29b、29cのい
ずれかが断線していることが確定しないので、そのまま
本断線検出処理を終了する。
【0040】以上説明したように、図1に示す断線検出
処理によると、ステップS101により、(A) モータM
に供給される交流電流(絶対値)のiuが0.5アンペ
ア以下またはivが0.5アンペア以下またはiwが
0.5アンペア以下であること、(B) モータMの角速度
が1rad/S 以上であること、(C) モータMに対する電流
指令値id* またはiq* の少なくとも一方が5アンペ
ア以上であること、を判断し、この(A) 〜(C) の3つの
条件のすべてを同時に満たす所定期間をステップS10
7により判断することによって、モータMの電力供給線
29a、29b、29cのいずれかが断線していること
確定し、断線検出フラグをオンにセットして断線を検出
する。
【0041】これにより、(A) から(C) の3つの条件の
すべてを同時に所定期間満たすことを検出条件として断
線検出フラグをオンにセットしているので、当該(A) に
よりその1相の電力供給線の断線を検出するうえで、当
該(B) によりモータMの回転が停止等しているとき、お
よび、当該(C) によりモータMへの電流指令値id*
iq* が所定値以下であるとき、のそれぞれの誤検出を
防止することができる。したがって、本断線検出処理を
呼ぶメインルーチンでは、当該断線検出フラグの状態を
判断することにより、各相の電流検出値が零クロスする
間であっても、モータMの電力供給線29a、29b、
29cの断線を確実に検出することができる。
【0042】なお、上述した断線検出処理では、ステッ
プS105とステップS107とにより「3つの条件の
すべて同時に満たす所定期間」を検出したが、本発明で
はこれに限られることはなく、例えば、単にステップS
101の条件を満たす回数だけをカウントし、その値が
所定回数以上に到達した場合に断線検出フラグをオンに
セットするようなアルゴリズムを採っても良い。これに
より、ステップS101の条件を満たした回数のみに着
目した断線検出を行うことができる。
【0043】続いて、図2に示した構成からなるモータ
制御装置20を電気式動力舵取装置に適用し、さらに本
発明に係るモータの電力供給線の断線検出方法を適用し
た例を図3に基づいて説明する。なおここでは、本発明
の電気式動力舵取装置として、自動車等の車両に備えら
れた電気式動力舵取装置50を例に挙げて説明する。
【0044】図3に示すように、電気式動力舵取装置5
0は、主に、トルクセンサ52、車速センサ54、回転
数センサ56、電流センサ58等の各種センサ、ECU
60、モータ駆動回路66およびブラシレスDCモータ
BLから構成されている。ここで、図2に示すモータ制
御装置20を構成するd軸指令21、q軸指令22、演
算部23、24、PI制御部25、26、2相/3相変
換部27、演算部33、3相/2相変換部35は、EC
U60のCPU62により演算処理されるソフトウェア
によって実現されるものである。一方、パルス幅変調部
28は、ECU60あるいはモータ駆動回路66を構成
するハードウェアによって実現されるもので、また図2
に示す電流検出器30、31、モータM、エンコーダE
は、それぞれ図3に示す電流センサ58、ブラシレスD
CモータBL、回転数センサ56に相当するものであ
る。
【0045】トルクセンサ52は、車両の操舵ステアリ
ングに連結された入力軸と操舵機構に連結された出力軸
とを相対回転可能に連結するトーションバー等のねじれ
量から操舵トルクを検出するものである。この検出され
た操舵トルクは、車速センサ54によって検出された車
速とともに、ECU60に入力される。また、操舵ステ
アリングの操舵力をアシストするブラシレスDCモータ
BLの回転数は回転数センサ56により検出され、さら
に当該ブラシレスDCモータBLのu相、v相に流れる
電流値iu、ivは電流センサ58により検出されて、
それぞれECU60に入力される。
【0046】ECU60を構成するCPU62は、イン
ターフェース64を介して入力された操舵トルク、車速
およびモータ回転数に基づいて、モータ駆動回路66へ
送出すべき電流指令値id* 、iq* を決定する。即
ち、これらの情報が、図2に示すd軸指令21およびq
軸指令22に入力されることにより、d軸電流指令値i
* およびq軸電流指令値iq* に変換され、電流指令
値id* 、iq* が決定される。そして、さらにCPU
62では、前述したように、演算部23、24に入力さ
れるフィードバック値id、iqとの偏差分Δid、Δ
iqをPI制御部25、26により比例積分制御してd
軸電圧指令値vd* 、q軸電圧指令値vd * を出力し、
これを2相/3相変換部27によりd/q逆変換して、
電圧指令値vu* 、vv* 、vw* を演算し、モータ駆
動回路66のパルス幅変調部28に電圧指令値vu*
vv* 、vw* を出力する。
【0047】これにより、モータ駆動回路66では、C
PU62から送出された電圧指令値vu* 、vv* 、v
* に対応する駆動電圧を電力供給線29a、29b、
29cを介してブラシレスDCモータBLへ出力すると
ともに、電力供給線29a、29b、29cを流れるu
相、v相の電流を電流センサ58によりそれぞれ検出
し、電流検出値iu、ivとしてECU60に入力す
る。したがって、ブラシレスDCモータBLでは、操舵
力を補助するためのアシストトルクを発生し、あるいは
ステアリングホイールを復元するためのトルクを発生す
ることができる。
【0048】また、電気式動力舵取装置50では、EC
U60のCPU62により、所定時間毎に発生する一連
のタイマ割り込み処理の中で、前述した図1に示す断線
検出処理を実行するので、操舵をアシストするブラシレ
スDCモータBLの電力供給線29a、29b、29c
の断線を検出する。これにより、(A) ブラシレスDCモ
ータBLに供給される交流電流(絶対値)のiuが0.
5アンペア以下またはivが0.5アンペア以下または
iwが0.5アンペア以下であること、(B) ブラシレス
DCモータBLの角速度、即ちステアリングホイールの
操舵速度が1rad/S 以上であること、(C) ブラシレスD
CモータBLに対する電流指令値id*またはiq*
少なくとも一方が5アンペア以上であること、を判断
し、この(A) 〜(C) の3つの条件のすべてを同時に満た
す所定期間を図1に示すステップS107により判断す
ることによって、ブラシレスDCモータBLの電力供給
線29a、29b、29cのいずれかが断線しているこ
と確定し、断線検出フラグをオンにセットして断線を検
出する。
【0049】これにより、(A) から(C) の3つの条件の
すべてを同時に所定期間満たすことを検出条件として断
線検出フラグをオンにセットしているので、当該(A) に
よりその1相の電力供給線の断線を検出するうえで、当
該(B) によりブラシレスDCモータBLの回転が停止等
しているとき、および、当該(C) によりブラシレスDC
モータBLへの電流指令値id* 、iq* が所定値より
も小さいとき、のそれぞれの誤検出を防止することがで
きる。したがって、本断線検出処理を呼ぶCPU62に
よるメインルーチンでは、当該断線検出フラグの状態を
判断することにより、各相の電流検出値が零クロスする
間であっても、ブラシレスDCモータBLの電力供給線
29a、29b、29cの断線を確実に検出することが
できる。
【0050】なお、上述したように、断線検出処理は、
ECU60のCPU62に実行させることにより、図2
に示す構成からなるモータ制御装置20の電力供給線2
9a、29b、29cが断線したか否かを判断すること
ができる。そのため、このような断線検出処理(モータ
の電力供給線の断線方法)を含んだコンピュータプログ
ラムは、「モータに供給される交流電流を検出する電流
検出手段」と、「モータの角速度を検出する角速度検出
手段」と、「モータに対する電流指令値を検出する電流
指令値検出手段」と、を備えた動作環境において、当該
モータに供給される交流電流の電力供給線の断線を検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るモータの電力供給線
の断線検出方法による断線検出処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図2】本発明の一実施形態に係るモータの制御装置の
主な機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気式動力舵取装置
の主なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】3相モータに供給される交流電流の検出波形を
示す説明図で、図4(A) は正常時のもの、図4(B) はu
相の電力供給線が断線したときのものである。
【符号の説明】
20 モータ制御装置 29a u相の電力供給線(電力供給線) 29b v相の電力供給線(電力供給線) 29c w相の電力供給線(電力供給線) 30、31 電流検出器 50 電気式動力舵取装置 52 トルクセンサ 56 回転数センサ 58 電流センサ 62 CPU 66 モータ駆動回路 M モータ BL ブラシレスDCモータ E エンコーダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 21/00 B62D 117:00 // B62D 101:00 119:00 117:00 137:00 119:00 H02P 5/408 C 137:00 6/02 351P (72)発明者 鈴木 孝佳 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC30 CC34 DA09 DA15 DA23 DA63 DA64 DC01 DC02 DC09 DC29 DC33 DC34 DD10 DD17 EB11 EC23 GG01 3D033 CA03 CA13 CA16 CA21 CA31 5H550 AA16 BB08 BB09 HB08 JJ03 LL22 LL34 5H560 AA10 BB04 DA16 DC12 EB01 TT07 XA13 5H576 AA15 BB06 EE01 HB01 LL22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2相から3相以上に変換された交流電流
    によって駆動されるモータに接続される、該交流電流の
    電力供給線の断線を検出するモータの電力供給線の断線
    検出方法であって、 (A) モータに供給される交流電流の少なくとも1相の電
    流値が、ほぼ零アンペアであること、 (B) 前記モータの角速度が所定値以上であること、 (C) 前記モータに対する電流指令値が所定値以上である
    こと、 の(A) 〜(C) のすべてを同時に満たす所定期間を検出す
    ることにより、前記モータの電力供給線の断線を検出す
    ることを特徴とするモータの電力供給線の断線検出方
    法。
  2. 【請求項2】 前記モータは、ブラシレスDCモータで
    あることを特徴とする請求項1記載のモータの電力供給
    線の断線検出方法。
  3. 【請求項3】 2相から3相以上に変換された交流電流
    によって駆動されるモータの制御装置であって、請求項
    1または2記載のモータの電力供給線の断線検出方法よ
    り、制御するモータの電力供給線の断線を検出すること
    を特徴とするモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 操舵状態を検出し、操舵状態に応じてモ
    ータを駆動して操舵をアシストする電気式動力舵取装置
    であって、 請求項1または2記載のモータの電力供給線の断線検出
    方法より、前記モータの電力供給線の断線を検出するこ
    とを特徴とする電気式動力舵取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のモータの電力供
    給線の断線検出方法をコンピュータにより機能させるた
    めのプログラムを含むことを特徴とするコンピュータプ
    ログラム。
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