JP2000177477A - 車両用前照灯光軸調整装置 - Google Patents

車両用前照灯光軸調整装置

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JP2000177477A
JP2000177477A JP35491898A JP35491898A JP2000177477A JP 2000177477 A JP2000177477 A JP 2000177477A JP 35491898 A JP35491898 A JP 35491898A JP 35491898 A JP35491898 A JP 35491898A JP 2000177477 A JP2000177477 A JP 2000177477A
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JP
Japan
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optical axis
circuit
voltage
motor
transistor
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JP35491898A
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English (en)
Inventor
Takayuki Furuya
隆之 古谷
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作スイッチと電動アクチェータ間を接続す
る操作信号回路が断線すると、操作信号電圧の急増によ
って前照灯光軸が上向きになり、対向車にグレアーを与
える可能性があるが、この光軸の上向きを防ぎフエール
セーフを確保できる前照灯光軸調整装置を提供すること
にある。 【解決手段】 操作スイッチ2と電動アクチェータ1間
の断線を信号電圧Viの増加によって検出するトランジ
スタ9を設ける。また該トランジスタ9によってドライ
ブされるFETスイッチ回路11をモータドライブ回路
4の電源回路に挿入する。トランジスタ9は断線すると
オフし、これに応動してFET11がオフしてモータド
ライブ回路4の電源を遮断し不動作とする。これにより
モータ5は停止状態を保ち光軸を断線前に調整設定され
たままに保持しフエールセーフを確保することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用前照灯の光軸
調整装置、特に、光軸調整用の操作信号回路に断線が発
生したときの光軸の上向きを防止する光軸調整装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】前照灯31は図3に示され、車両の左右
に一対設けられる。光軸32は上下方向の向きを乗員の
手動操作によって設定される。その光軸を駆動制御する
モータ及びドライブ回路等からなる電動アクチェータ1
が前照灯31内あるいはその近くに設けられ、運転席に
設けられる操作スイッチとハーネスによって接続され
る。
【0003】図2は、従来の車両用前照灯光軸調整装置
のブロック構成図で、光軸調整の電動アクチェータ1と
操作スイッチ2とをハーネス11で接続して構成され
る。前照灯の光軸をUP/DOUNに調整するアクチェ
ータ1は電圧比較回路3、モータドライブ回路4、及び
前照灯の光軸を駆動するモータ5からなり、アクチェー
タ1にハーネス11で接続された操作スイッチ2は運転
席に設けられ、バッテリからの電源(+B)とアース間
に並列接続された抵抗値の異なる複数の抵抗器7a〜7
eを切替器21で切り替えることにより光軸を複数ポジ
ションP0〜P4に調整する信号電圧を出力する。アクチ
ェータ1に加わる信号電圧Viは、抵抗器8と切替器2
1により選択された抵抗器7a〜7eとの分圧電圧とな
る。信号電圧Viは電圧比較回路3においてポテンショ
メータ6により設定された基準電圧と比較制御され、差
電圧がモータドライブ回路4に入力する。モータドライ
ブ回路4は、入力する差電圧に応じてモータ5を正逆転
駆動し、前照灯光軸の調整制御をする。
【0004】操作スイッチ2の並列抵抗器の抵抗値は7
e<7d<7c<7b<7aに設定してあり、切替器2
1によって抵抗器7aを選択したとき信号電圧Viが最
も高くなる。このとき電圧比較回路3の基準電圧との比
較差電圧は最小で、この差電圧に応じたモータドライブ
回路4によるモータ5駆動で光軸ポジションP0が設定
される。このポジションP0は本装置において光軸が最
も上向きになった場合である。次に抵抗器7bを選択す
ると信号電圧Viが少し下り電圧比較回路3の比較差電
圧が生じ、モータドライブ回路4によりモータ5を光軸
を少し下げる方向に駆動し、前記ポジションP0より光
軸が少し下向きのポジションP1に調整されP1で停止さ
れる。切替器21により抵抗器を次々に切り替えて、最
小抵抗値の抵抗器7eが選択されると信号電圧Viは最
低になり、電圧比較回路3の比較差電圧がモータドライ
ブ回路4に加わり、モータドライブ回路4によりモータ
5を光軸を下げる方向に駆動しポジションP4に調整さ
れP4で停止される。このポジションP4は本装置におい
て光軸が最も下向きになった場合である。切替器21に
より抵抗器7a〜7eの切り替えを逆にすると、モータ
5は逆転し光軸を上向きにすることができる。
【0005】以上にようにして、操作スイッチ2で信号
電圧を切替え出力することによって光軸ポジションP0
〜P4を任意に切り替え前照灯の上向き下向き調整を行
なうことができる。なお、この操作スイッチ2により制
御される電動アクチェータは一対の他方の前照灯の制御
用12にも設けられ、この並列接続された両電動アクチ
ェータ1,12が1つの操作スイッチ2により同期的に
動作し同時に同じ光軸ポジションに調整設定されるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術におい
て、今操作スイッチ2と電動アクチェータ1と間を接続
する操作信号回路が断線したとする。このときの信号電
圧Viは抵抗8を通して電源電圧(+B)が直接加わり
Vi=+Bとなる。これは操作スイッチ2の抵抗値が最
大の抵抗器7aを選択したときの信号電圧よりも更に高
くなり、このVi=+Bによるモータ5駆動で光軸ポジ
ションは、正常時に最も上向きのポジションP0よりも
更に上向に制御されてしまう。このように断線によって
光軸が上向きになると、電動アクチェータによって元に
戻すことができず、対向車へ過剰なグレアを与える可能
性があり、ひいては事故にもつながりかねない問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、このような断線時にも光
軸が上向きになるのを防ぎ、フェールセーフを確保でき
る前照灯光軸調整装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、前照灯光
軸調整装置において、操作スイッチと電動アクチェータ
間の断線を信号電圧の増加または低下によって検出する
トランジスタ回路と、該トランジスタの断線検出に応動
してモータドライブ回路の電源を遮断するFETスイッ
チ回路とを備えたことによって達成される。
【0009】上記手段によると、操作スイッチと電動ア
クチェータ間の接続回路が断線すると、抵抗分割によっ
て発生する操作信号電圧が急増または急減するから、こ
れをトランジスタ回路で検出する。トランジスタの動作
に応動するFETスイッチ回路は断線検出時にモータド
ライブ回路の電源を遮断し、モータ駆動を停止するから
光軸が上向きに動くのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態の構成図で、
図1と同符号は同一部分を示し、電動アクチェータ1
は、前照灯31の光軸32を駆動するモータ5と、電圧
比較回路3、及びモータドライブ回路4から構成され、
前照灯の光軸をUP/DOWN調整する。アクチェータ
1は操作スイッチ2とハーネス11で接続されている。
操作スイッチ2は車両の運転席に設けられ、電源(+
B)とアース間に並列接続された複数の抵抗器7a〜7
eを切替器21で切り替え、光軸を複数ポジションP0
〜P4に調整する操作信号を出力する。アクチェータ1
に加わる信号電圧Viは、抵抗器8と切替器21により
選択された抵抗器7a〜7eとの分圧電圧となり、電圧
比較回路3においてポテンショメータ6の基準電圧と比
較され、その差電圧がモータドライブ回路4に入力し、
差電圧に応じたモータドライブ電圧でモータ駆動する。
【0012】本発明では、前記構成に加え、信号回路の
断線を検出するトランジスタ9がエミッタ−ベース間を
分圧抵抗8に並列に接続して設けられ、このトランジス
タ9をドライバトランジスタとするFETスイッチ10
がモータドライブ回路4の電源回路に挿入され、トラン
ジスタ9に応動してオン/オフしモータドライブ回路4
の電源の遮断制御をする。
【0013】前照灯の光軸調整は次のように行なわれ
る。
【0014】操作スイッチ2の並列抵抗器の抵抗値は7
e<7d<7c<7b<7aに設定してあり、切替器2
1によって抵抗器7aを選択したとき信号電圧Viが最
も高くなる。このとき電圧比較回路3の基準電圧との比
較差電圧は最小で、この差電圧に応じたモータドライブ
回路4によるモータ5駆動で光軸ポジションP0が設定
される。このポジションP0は本実施形態において光軸
が最も上向きになった場合である。次に抵抗器7bを選
択すると信号電圧Viが少し下り電圧比較回路3の比較
差電圧が生じモータドライブ回路4によりモータ5を光
軸を少し下げる方向に駆動し、前記ポジションP0より
光軸が少し下向きのポジションP1に調整されP1で停止
される。切替器21により抵抗器を次々に切り替えて、
最小抵抗値の抵抗器7eが選択されると信号電圧Viは
最低になり、電圧比較回路3の比較差電圧がモータドラ
イブ回路4に加わり、モータドライブ回路4によりモー
タ5を光軸を下げる方向に駆動しポジションP4に調整
されP4で停止する。このポジションP4は本実施形態に
おいて光軸が最も下向きになった場合である。
【0015】次に光軸をポジションP4から上向きに調
整する場合は、切替器21により抵抗器7eから抵抗器
7dに切り替えると、切り替えられた抵抗値に対応する
信号電圧Viが電圧比較回路3に入力して反転差電圧が
発生し、これによるモータドライブ回路4の制御により
モータ5を逆転しポジションP4からポジションP3に光
軸が上向きに調整される。更に、切替器21により抵抗
器7cに切り替えると更にモータ5を逆転して上向きポ
ジションP2に調整する。順次抵抗器を切り替えて信号
電圧Viを上げるとモータ5は更に逆転をし、光軸を順
次上向きにして最終的に最も上向きポジションP0に調
整することができる。
【0016】このように操作スイッチで抵抗器7a〜7
eを切り替え対応する信号電圧Viを出力することによ
って光軸を駆動するモータ5を正・逆転させ、光軸ポジ
ションP0〜P4を切り替え前照灯の上向き下向き調整を
任意に行なうことができる。
【0017】次に操作スイッチ2と電動アクチェータ1
間の接続が断線した場合の制御について説明する。
【0018】断線を検出するトランジスタ9は、そのエ
ミッタベースが分圧抵抗8に並列に接続されている。し
たがって電源投入時に抵抗8の電圧降下によりトランジ
スタ9はオン導通する。その導通状態は操作スイッチ2
の全ての抵抗器7a〜7eの切り替え選択によってもオ
フすることなく導通状態を保持し、FET10のゲート
にドライブ信号を加えて導通させる。
【0019】今、操作スイッチ2の接続回路に断線が発
生したとすると、信号電圧Viが電源電圧(+B)と同
電位になりトランジスタ9は、これを感知してオフす
る。これによりトランジスタ9のドライブ信号がオフ
し、ゲート電圧が印加されたFETスイッチ10はトラ
ンジスタ9のオフに応動してモータドライブ回路4の電
源回路をオフ遮断する。これによりモータドライブ回路
4は動作不能状態となる。ドライブ電圧が遮断されたモ
ータ5は動作停止し、現在ポジションを維持することに
なる。したがって、何らかの原因により断線が発生して
も光軸が上向きに駆動されることがなく、グレアーを防
止することができる。
【0020】上記実施形態における操作スイッチは、信
号発生用抵抗器に複数を並列接続したものを示したが、
これは直列抵抗を設け、各ポジションのタップ切り替え
する構成でもよい。
【0021】また、上記実施形態において、断線検出を
するトランジスタ9にPNP形トランジスタを用い、断
線による信号電圧の急増を検出したが、トランジスタに
はNPN形を用いることができ、断線時に信号電圧が急
低下する回路構成を用い、この信号電圧の変化により断
線検出することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、断線時に
光軸が上向きに動いてしまうのを簡単に防ぐことがで
き、対向車へのグレアー防止が可能で、フエールセーフ
を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成図。
【図2】従来の装置の構成図。
【図3】光軸調整される車両用前照灯の概略図。
【符号の説明】
1…アクチェータ、2…操作スイッチ、3…電圧比較回
路、4…モータドライブ回路、5…モータ、6…ポテン
ショメータ、7a〜7e…抵抗器、8…抵抗器、9…ト
ランジスタ、10…抵抗、11…FET、12…ハーネ
ス、21…切替器、31…前照灯、32…光軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前照灯の光軸を調整するモータと、信号
    電圧と基準電圧を比較する電圧比較回路と、前記比較出
    力に応じて前記モータを駆動するモータドライブ回路と
    で構成される電動アクチェータと、抵抗器の切替えによ
    り前記モータ動作の複数ポジションを設定し前記信号電
    圧を出力する操作スイッチと、該操作スイッチと前記電
    動アクチェータとを接続するハーネスとから成る車両用
    前照灯光軸調整装置において、前記操作スイッチと前記
    電動アクチェータ間の断線を信号電圧の増加または低下
    によって検出するトランジスタ回路と、該トランジスタ
    の断線検出に応動して前記モータドライブ回路の電源を
    遮断するFETスイッチ回路とを備えたことを特徴とす
    る車両用前照灯光軸調整装置。
JP35491898A 1998-12-14 1998-12-14 車両用前照灯光軸調整装置 Pending JP2000177477A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160119A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯
US7215518B2 (en) * 2001-08-31 2007-05-08 Jtekt Corporation Motor power supply line breaking detection method, motor control apparatus and electric power steering mechanism using the same and computer program thereof

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US7215518B2 (en) * 2001-08-31 2007-05-08 Jtekt Corporation Motor power supply line breaking detection method, motor control apparatus and electric power steering mechanism using the same and computer program thereof
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